『パシフィック・リム』『キング・アーサー』の人気スター、チャーリー・ハナムと大ヒット中の『ボヘミアン・ラプソディ』で本年度アカデミー賞主演男優賞を受賞したラミ・マレックの最旬スターがタッグを組んだ『パピヨン』の公開日が、6月21日(金)に決定。併せて、日本版ビジュアルがお披露目された。本作は、作家アンリ・シャリエールの壮絶な実体験を基にした終身刑囚“パピヨン”の13年に及ぶ命をかけた脱獄劇。この世界的なベストセラー自伝小説は1973年、『猿の惑星』などの名匠フランクリン・J・シャフナー監督と、ハリウッドの異端児と呼ばれた脚本家ダルトン・トランボのタッグにより映画化され、パピヨン役スティーヴ・マックイーンの鬼気迫る熱演と、ダスティン・ホフマン演じる偽札作りの天才ドガとの熱い友情は多くの人々の共感と感動を呼び大ヒットを記録した。■「ブラザー、やり抜こう!」名コンビ誕生はチャーリー・ハナムの口説きから今回、公開になったメインビジュアルは、そんなパピヨンとドガが並んだ1973年版のポスターにオマージュを捧げつつ、よりスタイリッシュにアップデート。パピヨンを演じたチャーリー・ハナムは『パシフィック・リム』続編のオファーを断り、本作を優先させたという。「僕は(本作の)マイケル・ノアー監督の大ファンで、ずっと一緒に仕事をする機会を熱望していた。それに、『パピヨン』は僕の青春時代にとって、非常に重要な作品だったんだ」と語る。製作陣にとってもチャーリーは、より原作のキャラクターに近い若い“パピヨン”像だったという。また、ドガ役には当初からラミ・マレックが候補のトップに挙がっていたが、彼の多忙なスケジュールのため、一時は出演が危ぶまれたという。チャーリーは「僕にとってラミ以外の選択肢はなかった。彼がドガを演じるというアイデアに固執するようになり、いよいよラミの出演が不可能な状況になりそうになった時、彼に電話をかけ、『ブラザー、やり抜こう!この映画を俺たちで実現させるんだ!』と言ったんだ。その時、僕らはお互いをよく知らなかったし、彼にとってはある種のプレッシャーだったと思う。でも、ありがたいことにラミは僕を受け入れてくれたんだ」と明かしている。■ラミ・マレック、「この物語のリメイクは非常に刺激的になる」ラミにとっても73年のオリジナル映画は思い出深い作品だった。「『パピヨン』は僕に強い影響を与えた作品だったので、この物語のリメイクは非常に刺激的になると感じたんだ。新たな解釈をするには、十分な時が経っている。僕はホフマンの解釈するルイ・ドガが好きだ。そして僕は、このキャラクターをもう少し尖らせ、脆さを抑えた。ドガを演じることは本当に楽しいことだった」とふり返っている。そんなふたりに、ノアー監督は「彼らはお互いの素晴らしさを引き出しあった。それが今回の映画化において、私が最も誇りに思うことの一つです」と息の合った“脱獄コンビ”ぶりを語っている。なお、本作の公開に先駆け、日本では長らく絶版だった原作本が河出書房新社より4月に文庫本で復刊予定。絶望の淵に追いやられても、決して自由と希望を諦めない男たちの姿に、今度は胸を熱くすることになりそうだ。『パピヨン』は6月21日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パピヨン(2018) 2019年6月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開予定© 2017 Papillon Movie Finance LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2019年02月28日2019年1月1日に生誕100周年を迎えた小説家J.D.サリンジャーの半生を描いた映画『ライ麦畑の反逆児ひとりぼっちのサリンジャー』が1月18日(金)より公開。今回は、『タイタニック』でオスカーを獲得した伝説的な衣装デザイナーのデボラ・リン・スコットによるクラシカルでキュートな40年代ファッションに迫った。世界累計6,500万部突破の青春のバイブル「ライ麦畑でつかまえて」を生みだした作家サリンジャーのこれまで語られてこなかった謎に満ちた半生、そして小説の誕生秘話を描き出す本作。登場する全ての時代の衣装を手がけたデボラはこの道30年以上のベテランで、主な担当作品は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『マイノリティ・リポート』『アバター』『アメイジング・スパイダーマン2』など、ジャンルは多岐にわたり、時代や階級、種族を超えて様々な衣装を手がけてきた。特に『タイタニック』では、水の中での耐性を確認するために20種類を超えるドレスを試作するなどの試行錯誤を繰り返し、アカデミー賞衣装デザイン賞を獲得している。■アカデミー賞受賞デザイナーが40年代をファッション完全再現本作では、ニューヨークにあった著名なナイトクラブ「ストーク・クラブ」で遊ぶサリンジャー(ニコラス・ホルト)が着こなす40年代のアンサンブルスーツや、彼を軍隊に送る恋人ウーナが最後のデートで着るピンクサーモンのシフォンドレス、サリンジャーの出版エージェントであったドロシーが身に着ける襟の詰まった柄入りのジャケット、後に二番目の妻となるクレアの可愛らしさ満点のワンピースなど、それぞれの家庭環境や立場を表すクラシックな衣装が目白押し。プロデュ―サーのジェイソン・シューマンは「デボラのすごいところは、主役クラスだけではなく、全ての衣装に気を使っていること」と語る。「彼女は背景やエキストラまで事細かに気を配っている。カメラが寄ろうが離れてようが関係ない。フレームの中に映る全ての要素が本物に見えているかどうかに神経をとがらせるんだ」。■『ボヘミアン・ラプソディ』で話題の注目女優たちが可憐に着こなすさらに、これらの衣装を身にまとうのは注目作が立て続く女優たち。まずは、サリンジャーとの交際の後、チャーリー・チャップリンと結婚するウーナを演じるのはゾーイ・ドゥイッチ。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のリー・トンプソンを母親に持つ、いま注目の女優で、リチャード・リンクレイター監督『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』ヒロイン役や『ダーティ・グランパ』『ヴァンパイア・アカデミー』などで知られる。二番目の妻となるクレアを演じるのは、ルーシー・ボイントン。『シング・ストリート 未来へのうた』でミステリアスなヒロインのラフィーナ役を演じて注目を集め、現在大ヒット中の『ボヘミアン・ラプソディ』ではフレディ・マーキュリーの元婚約者で、生涯を通じた友人となったメアリー・オースティン役を好演している。最後にサリンジャーを仕事の面で支えたエージェントのドロシーを、『キャロル』『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』『オーシャンズ8』やNetflix『バード・ボックス』のサラ・ポールソンが演じている。最旬の美女3人を彩り、作品の世界観を盛り上げる数々の衣装は、スクリーンで確認してみて。『ライ麦畑の反逆児ひとりぼっちのサリンジャー』は1月18日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ライ麦畑の反逆児ひとりぼっちのサリンジャー 2019年1月18日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2016 REBEL MOVIE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2019年01月04日スヌーピーがテーマの「ピーナッツ カフェ 中目黒」と「ピーナッツ ダイナー 横浜」から、“チャーリー・ブラウン”をモチーフにした期間限定メニューが登場。期間は、2018年11月21日(水)から2019年1月15日(火)まで。コミックの主人公、チャーリー・ブラウンをイメージしたメニューが登場!コミック「PEANUTS」の主人公チャーリー・ブラウンは、どんなに負けてもへこたれずに立ち向かう弱小野球チームの監督兼ピッチャー。また愛犬であるスヌーピーを誰よりも可愛がる、心優しい少年としても知られている。限定メニューには、そんなチャーリー・ブラウンが着ている“ジグザグ模様のTシャツ”をイメージした赤いドリンクやフードを用意。各店から、それぞれ異なるメニューが展開される。ピーナッツ カフェ 中目黒「ピーナッツ カフェ 中目黒」では、冷たい苺ジェラートやベリーに、温かいフォンダンショコラを組み合わせた「フォンダンショコラのベリーサンデー」と、チャーリー・ブラウンと赤毛の女の子の甘酸っぱい恋をイメージした「赤毛の女の子のラズベリーミルクセーキ」が登場。どちらもフルーツソースやチョコペンで、ジグザグ模様をポイントにあしらっている。ピーナッツ ダイナー 横浜「ピーナッツ ダイナー 横浜」からは、チャーリー・ブラウンが時々来ている“赤のジグザグ模様のTシャツ”を表現したチョコファウンテンがお目見え。真っ赤なチョコは、甘酸っぱいラズベリー風味となっている。またサラミとミニトマト、チーズソース×サルサソースをサンドした「メキシカンスライダー」、温かいチェリーソースやブラウニー、フライドアイスクリームなどをのせた「ホットチェリーサンデー」など、赤を基調とした冬らしいメニューがラインナップする。チャーリー・ブラウンとスヌーピーのグッズ販売もチャーリー・ブラウンとスヌーピーをモチーフにした可愛らしいグッズアイテムは、両店から登場。オリジナルステッカーをはじめ、エコトート、アンブレラボトルなどが展開される。【詳細】“チャーリー・ブラウン”の限定メニュー期間:2018年11月21日(水)~2019年1月15日(火)■ピーナッツ カフェ 中目黒・フォンダンショコラのベリーサンデー 980円+税・赤毛の女の子のラズベリーミルクセーキ 850円+税■ピーナッツ ダイナー 横浜・チャーリー・ブラウンのラズベリーチョコファウンテン・メキシカンスライダー・ホットチェリーサンデー 850円+税<オリジナルグッズ>販売店:ピーナッツ カフェ 中目黒、ピーナッツ ダイナー 横浜、ピーナッツ カフェ オンラインショップグッズ例:・限定”CHARLIE BROWN DAYS”オリジナルステッカー 850円+税・エコトート 1600円+税・PEANUTS Cafe×thermo mug アンブレラボトル 3,500円+税<店舗情報>・ピーナッツ カフェ 中目黒住所:東京都目黒区青葉台2-16-7営業時間:10:00~22:00TEL:03-6455-1541・ピーナッツ ダイナー 横浜住所:神奈川県横浜市中区新港1-3-1 マリン アンド ウォーク ヨコハマ 2F営業時間:11:00〜23:00(LO 22:00)
2018年11月23日三浦大知、BIGBANGら、数多くのアーティストの振付・共演実績を重ね、そのスタイリッシュなパフォーマンスで人気を集めるs**t kingz。10周年を迎えた彼らが、ダンスでストーリーを表現する「無言芝居」の新作『The Library』ツアーを開催中。図書館に集う男たちの友情をコミカルに描く本作は過去最大規模となる全国7都市公演。【チケット情報はこちら】劇中の楽曲は全て本作のために制作したオリジナル曲。初の試みであったが「既存の曲じゃないの?」と驚かれる程、全て完成度の高い楽曲に仕上がった。そんな楽曲が収録されたCD始めグッズも大人気で、売り場は長蛇の列が続く(7~8割の方が購入するという公演終了後限定グッズもあるとか!)。音楽プロデューサー・starRo(スターロ)と映像ディレクター・針生悠伺による公演PVや、アートディレクター・吉田ユニが担当したメインビジュアル。メンバーが「奇跡の連続」と喜ぶ最強のクリエイターが集結し、公演全体を盛り上げているのも話題だ。10年間で転機となったのは2013年の初単独公演。衣装や小道具、チケット発売の準備も自身で行なった。「あの頃があるからこそ、作品を作る事と練習だけに集中できる今の環境がありがたいと思えるし、スタッフへの感謝の気持ちが大きい」と振り返る。年々環境は変わってきたが、逆に変わらなかったことは「友情!仲の良さは本当に変わらないですね。いつも3人でリーダーのshojiくんをいじってます(笑)」と笑い合う。横浜では初のセンターステージでの上演を成功させ、現在は劇場型演出に変えて巡演中。4人並んでのダンスシーンが増えることもあり「もっと練習して揃えなきゃ!」と意気込むが、全方向から観られるセンターステージでの成功は彼らに確かな自信をもたらしたようだ。最後は「感想で『あ、セリフなかったんだ』と言ってもらえた事がすごく嬉しかったんですが、チャーリー・チャップリンのような、セリフがなくても話が伝わる。なおかつお客様が皆さん笑顔になれる。そんな舞台を目指してます!」(shoji)、「今回、脚本も音楽も完全に自分たちで創ったもの。舞台を観たことない方でも楽しめる内容にしている自信があるので、ぜひ楽しんでください!」(kazuki)、「劇場版ならではの舞台セットが本当に素晴らしくて。ダンスもですが、舞台全体、その世界観を楽しんで頂ければ嬉しいですね」(Oguri)、「今までで一番テンポが良い作品だと思います。お客さんの盛り上がりに影響されるシーンもあったりして、なんだか舞台というかライブみたいなノリもいいので楽しんでください!」(NOPPO)と、それぞれが笑顔で締めくくった。公演は11月3日(土・祝)・4日(日)福岡・ももちパレスにて。その後、大阪、東京公演を巡演。チケットは発売中。
2018年10月29日チャーリー・シーンが元妻のデニス・リチャーズとブルック・ミューラーへの養育費の減額を求め、裁判所に書類を提出したという。「E!News」が伝えた。チャーリーはデニスとの間に娘が2人、ブルックとの間に双子の息子がいる。裁判所に提出された書類によれば、チャーリーは2016年6月からデニスに約220万円(2万ドル)、同年8月からブルックに約620万円(5万5,000ドル)の養育費を支払っているようだ。しかし、ここ最近チャーリーの収入は激減。「私は安定した職業を見つけることができず、エンターテイメント業界のさまざまな方面でブラックリストに載せられています。その結果、収入が大幅に減っています」と経済状況を告白。月々の平均収入は約27万円(2,426ドル)であることも明かした。そのうえで、要求を受けている養育費の満額を捻出することは困難ではあるが、「きちんと支払いたいという意思はある」と主張している。しかし、養育費のみならず、ビバリーヒルズの自宅のプールやガーデンを維持するためのサービス料も支払うことができていない状況だ。なお、現在のチャーリーの総資産は、株や不動産などすべてあわせて約6億円(580万ドル)であることが書類に記載されている。(Hiromi Kaku)
2018年08月03日映画『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』が、2019年1月18日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー。サリンジャーの謎めいた半生が明らかに『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』は、2019年1月に生誕100周年を迎える小説家J.D.サリンジャーの謎に満ちた半生と、代表作「ライ麦畑でつかまえて」の誕生秘話を描いたもの。1951年にアメリカで初版が発売された「ライ麦畑でつかまえて」は、"青春のバイブル"として国や時代を超えて多くの人々に影響を与え、世界累計発行部数6,500万部を突破した20世紀を代表する名作だ。日本では、村上春樹による新訳も話題を呼び、今でも多くのファンに愛されている。映画では、20世紀半ばの煌びやかなニューヨークを舞台に、若き頃のサリンジャーが自身の作風を見つけようと試行錯誤する姿や、マンハッタン社交界のセレブとの恋、恩師との運命的な出会い、第二次世界大戦でのトラウマに苦しむ姿、そして名声と富を手に入れながら絶頂期に文壇から姿を消した理由...など、これまで謎に包まれていた天才作家の全てが明かされる。サリンジャー役にニコラス・ホルトサリンジャー役は、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』、映画『X-MEN』シリーズなどへ出演するほか、トム フォード(TOM FORD)のキャンペーンモデルも務めるなど、マルチな才能を発揮するニコラス・ホルト。サリンジャーの才能を開花させたコロンビア大学の教授で、文芸誌ストーリーの編集者ウィット・バーネット役は『ベイビー・ドライバー』などに出演したケヴィン・スペイシーが演じる。メガホンを取るのは、ハンガー・ゲームシリーズ完結編2部作『ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス』『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』の脚本家で、俳優でもあるダニー・ストロング。原作の映画化権を自ら取得し、長編初監督に挑む。ストーリー1939年ニューヨーク。大学中退を繰り返していた20歳のサリンジャーは、作家を志しコロンビア大学の創作学科に編入する。愛読書「グレート・ギャッツビー」さながらマンハッタンの社交界に顔を出し、セレブのウーナ・オニールと電撃的な恋に落ちる一方で、大学教授ウィット・バーネットのアドバイスのもと書き始めた短編を出版社へ売り込むが、ことごとく断られつづける。ようやく、自分の分身ともいえるホールデン・コールフィールドを主人公にした短編「マディソン・アヴェニューのはずれでの小さな反抗」がニューヨーカー誌に掲載決定という吉報が舞い込むがその矢先、太平洋戦争の勃発により、掲載はキャンセルとなってしまう。招集を受け失意のまま戦地に赴いたサリンジャーに追い打ちをかけるように、アメリカに残して来た恋人ウーナがチャーリー・チャップリンと結婚するというニュースが届き、やがてノルマンディ上陸作戦に参加し、最前線の地獄を経験するサリンジャー。終戦後も戦争のトラウマから長らく執筆にとりかかることができなかったが、もがき苦しみながら完成させた初長編「ライ麦畑でつかまえて」は文壇の常識を破って発売直後から大反響を呼んでベストセラーとなり、サリンジャーは一夜にして時の人となる。突然スターダムに押し上げられ名声も富も手に入れたサリンジャーだったが、次第に世間の狂騒に背を向けるようになる…。【詳細】映画『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』公開日:2019年1月18日(金)TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー出演:ニコラス・ホルト、ケヴィン・スペイシー、ゾーイ・ドゥイッチ、ホープ・デイヴィス、サラ・ポールソン監督/脚本:ダニー・ストロング製作:ブルース・コーエン、モリー・スミス原作:「サリンジャー 生涯 91 年の真実」原題:REBEL IN THE RYE
2018年07月22日ニューヨーク出身のチャーリー・シーンやウーピー・ゴールドバーグをはじめ、ニューヨークを愛するスタッフ&キャストが集結し、2001年9月11日、ワールドトレードセンタービルで起きた同時多発テロ事件をビル内部の視点から描いた『ナインイレヴン 運命を分けた日』。劇中でその日、離婚調停で破綻寸前だった夫婦役を熱演したチャーリーとジーナ・ガーション(『フェイス/オフ』など)のコメントを交えた特別映像が、シネマカフェに到着した。2001年9月11日、ニューヨーク。ワールドトレードセンタービルのエレベーターに偶然居合わせた、実業家のジェフリー(チャーリー・シーン)と離婚調停中の妻イヴ(ジーナ・ガーション)、バイクメッセンジャーのマイケル、恋人に別れを告げに来たティナ、ビルの保全技術者のエディの5人。突如、ビルに飛行機が激突し、彼らは北棟の38階辺りに閉じ込められてしまう。外部との唯一のつながりは、オペレーターのメッツィー(ウーピー・ゴールドバーグ)との通信だけ。恐怖と闘いながら外への逃げ道を探す5人が極限状態で下した決断とは…。日米ほぼ同時公開(日本9月9日、全米9月8日)となる本作で、主演を務めるチャーリーは久々のスクリーンカムバック。だが、出演が決まるまでの道のりは一筋縄ではいかなかったとマルティン・ギギ監督はふり返っている。「脚本を書き始めたときから、ニューヨーク出身であるチャーリーに主役を演じてほしいと考えていました。しかし、最初の脚本を送った段階では断られてしまった。チャーリーにとっては、久々のスクリーン復帰作であることに加え、実際に9・11で友人を亡くしており、この題材についてはことさら慎重でした」と明かす。「しかし、『あなたがいないとこの映画は作れない。あの日が皆に忘れ去られないために、絶対に伝えないといけないストーリーなんだ』という思いを伝えると出演を決めてくれました」と、監督が直談判したことを激白する。そのチャーリーは、「9・11を内側から描くストーリーはあまりないと思う」と語る。「いったい何が外で起きているのか、状況が分からないまま耐え抜こうとする人々を演じるのはとても難しかった。ほとんどがクローズアップでその瞬間に意識を集中させること、信頼をすることを学んだよ。ジーナはエネルギーに溢れていて素晴らしかった。僕たち夫婦の関係は、重大な決断と同じように、些細で取るに足りないと思われる決断がどれだけ運命を左右するかを表しているんだ」とコメント。また、ニューヨーク在住であり、同じく強い思い入れのあったジーナは、「これは私たちの話でもあるの、自宅もあの現場に近いわ。以前なら(9・11を描くのは)早すぎたかもしれない。16年経ったいまだから、私たちに何が起きて何を経験したのかを理解し、残っているものは何なのかを考えられると思った。この事件を生き延びた人々に敬意を払い、その経験をないがしろにしてはならないわ」と語る。そして、離婚寸前の夫婦をチャーリーと共に演じたことについて、「(イヴは)冷静に見えるけれど実は悲しんでる。愛した男と離婚するからよ。彼女は夫から離れようとしていたけど、思いもよらない悲劇に直面し、2人はお互いに強い絆で結ばれている、まだ愛があることに気づいたの」。結婚生活の終焉を迎え、離婚を成立させるための話し合いにきた夫婦が、その日、ワールドトレードセンターのエレベーターに乗ったことで、2人の人生は誰にも予測できなかった形で再び結びつくこととなる。自分にとって、愛する人にとって、かけがえなく大切なものは何なのか、本作は改めて見つめ直すきっかけをくれるはずだ。『ナインイレヴン 運命を分けた日』は新宿武蔵野館、丸の内TOEIほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年09月11日2015年に「HIVに感染している」と衝撃告白したチャーリー・シーンに新しい恋人ができたようだ。その新恋人とは26歳の金髪美女モデル・ジュリア・スタンブラーで、過去にチャーリーが元妻ブルック・ミューラーとの間にもうけた双子のマックスくんとボブくんの世話をしていた。チャーリーとジュリアを引き合わせたのは、なんとブルック。2人の恋を応援しているという。チャーリーとジュリアの関係者は、「2人はウイルス感染を避ける確実な方法があると信じているようです。抗ウイルス剤や避妊具でね。チャーリーが(新薬によって)『血液中からウイルスが検知されない状態』と言っていることも、ジュリアを安心させているみたいです」と「TMZ.com」に語っている。チャーリーがHIV感染者であることから、ジュリアは多くの友だちから別れるように説得されてとても傷付いたとのこと。そういった人たちにジュリアは「無知であり、おびえた世界に生きており、HIV感染者に対するひどいメッセージを送っている」と批判している。また、チャーリーは薬物乱用問題も抱えていたが、その点に関してもジュリアは「いまはクリーンだと信じている」と自信を見せている。というのも、チャーリーが参加しているHIV新薬の治験には、薬物検査も含まれているからだ。(Hiromi Kaku)
2017年06月12日多彩な才能とカリスマ性で、母国イギリスのみならず、ハリウッドにおいても観客と批評家の注目を集めるチャーリー・ハナムが、ガイ・リッチー監督と組んだ『キング・アーサー』。このほど、全女子必見ともいえるチャーリーの肉体美が披露された場面写真とともに、そのトレーニング方法が明らかとなった。アーサー王の伝説といえば、映画・小説・マンガ・アニメ・ゲームなど、その影響下にある作品は数知れず。本作では、“聖剣エクスカリバー”を手にしたスラム育ちのアーサーの“下剋上”を、圧倒的なスケールと斬新な新感覚のソードアクションで描き出す。そのアーサーを演じているのが、高視聴率ドラマシリーズ「サン・オブ・アナーキー」の全7シーズンで主人公を務め一躍人気を獲得すると、鬼才ギレルモ・デル・トロ監督と『パシフィック・リム』(’13)、『クリムゾン・ピーク』(’15)でタッグを組み、難役を怪演したチャーリー・ハナム。本作では、スラムのガキから王へと成り上がるアーサー役を演じ切り、リッチー監督は「チャーリーのすべてが素晴らしい。一生懸命仕事をし、彼にとても難しいことを頼んだとしても、ただの一度も不平をもらしたことはありません。最初から彼が好きでしたが、毎日どんどん好きになって、最後には彼を敬愛するようになりました」と大絶賛を贈っている。劇中でも、圧倒的な存在感とオーラを放つチャーリー。2005年に「エンポリオ・アルマーニ(Emporio Armani)」の広告モデルを務め、多くのファッション雑誌の表紙を飾るなどマルチに活躍。誌面では鍛え抜かれた肉体美を披露し話題を集めていたが、本作ではさらに鍛え抜かれた上腕二頭筋とシックスパックが登場!場面写真では、イケメンマッチョ2人が火花を散らし、360度どこから見ても美しい筋肉を披露している。チャーリーは「撮影していた6か月の間、僕の体の大きさはこれまでのどの映画の撮影時よりも大きくなりました。ゆうに9kg以上増やしたんです。ジムへ行き、筋トレを行い、たんぱく質を中心に、とにかくたくさん食べました。筋肉がしっかりつき膨らむまで、そのプロセスを繰り返しましたが、楽しかったですよ。ボクシングなどもトレーニングに取り入れ、剣さばきやスタントは当然のことながら、体を張って覚えました」と、ストイックなトレーニング方法を明かし、スラム街の青年から頂点を目指したキング・アーサーと重なる姿勢を感じさせた。チャーリーは、トレーニングは生活の一部であると語っているが、意外なトレーニングの効果に注目しているという。「僕にとって、トレーニングでいちばん関心の低いのが肉体的な効果なんです。本当に面白いのは、トレーニングのメンタル部分。心理的、感情的な側面です。トレーニングをやめたとき、日常生活の中で気持ちの持ちようがはっきり違うのが分かりますよ」と、苦難の中にも楽しみを見出すことのできる男の器の大きさを感じさせる発言。アーサー王との共通点を、精神面からも感じさせている。『キング・アーサー』は6月17日(土)より丸の内ピカデリー・新宿ピカデリーほか全国にて公開(text:cinemacafe.net)■関連作品:キング・アーサー 聖剣無双 2017年6月17日より全国にて公開(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED.
2017年05月28日フィルム・ソサエティ・オブ・リンカーン・センターが、優れた才能をもつ業界人に贈るチャップリン賞の来年の受賞者に、ロバート・デ・ニーロが決まった。デ・ニーロは44人目の受賞者となる。その他の情報昨年の受賞者はモーガン・フリーマン。それ以前には、アルフレッド・ヒッチコック、ビリー・ワイルダー、エリザベス・テイラー、メリル・ストリープなどが受賞している。授賞式は5月8日。来月のAFIフェストで世界プレミアされることになったデ・ニーロの次回作『The Comedian』は、オスカー狙い作と位置づけされており、期待が寄せられている。彼は最近、エクゼクティブ・プロデューサーと主演を兼任するHBOのテレビ向け映画『The Wizard of Lies』を撮り終えたところ。デ・ニーロは、金融詐欺で多くの人たちに被害を与えたバーナード・マドフを演じる。監督はバリー・レビンソン。放映予定は来年5月。文:猿渡由紀
2016年10月17日女優・満島ひかりが黒柳徹子を演じる、現在NHKにて放送中の「トットてれび」。この度、5月21日(土)放送の第4回にて、三浦大知がチャップリン役で登場することが明らかになった。NHKを辞めフリーになった徹子は、ますます多忙な日々。ラジオドラマの現場で出会い親しくなった脚本家・向田邦子(ミムラ)に、一度ゆっくり休みたいと心境を打ち明ける。休養宣言をした徹子に、NHKの朝ドラ「繭子ひとり」の仕事がくる。徹子の役は青森から上京して家族のため必死に働くおばさん・田口ケイ。徹子は役作りに打ち込む。田口ケイは大人気となったが、徹子は伊集院の説得を振り切ってニューヨークへ旅立つ――。テレビとともに歩んできた黒柳さんのエッセイ「トットひとり」「トットチャンネル」をドラマ化する本作。 主演の黒柳さん扮する満島さんをはじめ、渥美清役の中村獅童、坂本九役の錦戸亮、向田邦子役のミムラらが登場し、笑いあり、涙ありのドラマ・バラエティーが描かれる。本作で三浦さんが演じるのは、徹子がニューヨークへ旅立ち出会うチャップリンの役。今回が役者デビュー初ドラマだという三浦さんは、満島さんから直接電話を受け快諾。「いつかひかりと一緒に何か物作りができたらいいなと、ずっと思っていたのでありがたいです」と共演を喜んだ。また、「もともと台本にせりふなかったのですが、急に『オニオンヘアー』というせりふを言うことになったのですが、全く正解が分からなく、その流れのまま言いました。そのあたりも視聴者の皆さんにダンスとともに注目して見てもらえたらうれしいです」とアピール。さらには「次は、ひかりが主役のドラマに主題歌などでコラボできたらと思います」と今後の目標も語った。一方、作品での共演は16年ぶりだと話す満島さんは、「収録をしていておどろいたのは、違った道を歩んでいたはずなのに波長がとても合うこと。大知が同じステージにいてくれる安心感の中で、ただただ楽しむことができました」と共演をふり返り、「好きなことを、心がぐるぐるしながらも思いっきり楽しむ勇気や、ワクワクしたりキラキラしたもの、次の一歩につながる、ささやかだけど大事なバトンをちゃんとチャップリンから受け取ることができたと思います」と得るものが多かったと話した。徹子がニューヨークへ旅立ち、改めて「私らしい」を見つめ直したとき、エンターテイメントのバトンを渡してくれる象徴として登場するチャップリン。彼と徹子が「New York,New York」を歌い踊るシーンは大きな見どころのひとつ。2人で打合せを重ねながら完成させた、息のあった華麗なショーは必見だ。「トットてれび」は毎週土曜日20時15分~NHK総合にて放送。(cinemacafe.net)
2016年05月20日ウォルト・ディズニー製作の世界初のカラー長編アニメーション映画第1作目『白雪姫』。このほど、ウォルト生誕115周年、没後50周年にあたる今年、待望の本作MovieNEXが5月18日(水)に発売されることに合わせ、ウォルト本人が本作の誕生秘話を語った貴重なボーナス映像の一部が解禁となった!美しく心優しい白雪姫。その美しさを妬む継母の女王から命を脅かされ、森の奥深くに逃れた白雪姫は、7人のこびとたちと出会い、一緒に暮らし始める。ある日、老婆に姿を変えた女王が訪ねて来て、毒リンゴを口にしてしまった白雪姫。横たわる白雪姫の傍らで悲しむこびとたちの元に王子様が現れて…。ディズニープリンセス作品としても、時代を超えて愛される人気作『白雪姫』。今回解禁となった映像は、1956年のウォルト自身の発言をまとめたもので、60年の時を経て、初めて公開される貴重な音声を収めている。ウォルトによれば、1935年にヨーロッパ旅行に行き、映画のリサーチをしていた際に、初めて観た劇場用実写映画「白雪姫と7人のこびと」を思い出したという。「完璧な物語だ」と思ったウォルトは、早速、その長編アニメーション化に乗り出し、少数精鋭スタッフと共にストーリーを練っていったことを明かしている。そして構想から2年強、1937年12月21日、ロサンゼルスのカーセイ・サークル劇場でオープニングを飾った『白雪姫』は、ハリウッドの人々を唖然とさせた。そのオープニングに現れたのはチャーリー・チャップリン、ジュディ・ガーランド、マレーネ・ディートリッヒなど、そうそうたる顔ぶれ。翌年の一般公開でも、観客の絶大な支持を受け、1年で800万ドルの興行収入を記録、空前の大ヒットとなった。世界恐慌のあおりで世の中が不況にあえいでいた当時、観客は愛らしい白雪姫に魅了され、愉快なこびとたちに笑いころげた。白雪姫が王子のキスで目覚めるハッピーエンドに心躍らせ、「ハイ・ホー」のメロディを口ずさみながら劇場を後にし、新聞には「ディズニーの道楽が歴史を変えた」という見出しが躍った。その社会的大ヒットを受け、1938年のアカデミー賞でシャーリー・テンプルからウォルトに手渡された特別賞のオスカー像の横には、“7人のこびと”を表す7つのオスカー像が並んだ。また、『白雪姫』への称賛は、現在のディズニー本社ビルの屋根を支えている7人のこびとの石像にも象徴されている。あれから79年、ディズニーの夢と魔法はいまもなお健在で、『白雪姫』はグリム童話から生まれたアニメーションの傑作として、色あせることなく人々を魅了し続けている。普遍的なテーマ、あふれるユーモア、楽しい音楽、際立った芸術性といった、ディズニー作品に不可欠の要素が満載な本作は、まさにディズニー・アニメーションの原点。その後のスティーブン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカス、ティム・バートン、そして手塚治虫といった巨匠たちにも多大な影響を与えてきた。そして現在、ディズニー・アニメーション最新作として、動物たちの共存社会を描くファンタジー・アドベンチャー『ズートピア』が、全米ではディズニー・アニメーション史上No.1 のオープニング興収を記録し、日本でも口コミからGWを牽引、世界9億ドル突破の大ヒットとなっている。作品自体への評価も高く、世界各国で絶賛の声があとを絶たない。そんなディズニー・アニメーションの始まりにして、原点となる『白雪姫』を、MovieNEXでは改めて楽しむことができそうだ。『白雪姫』MovieNEXは5月18日(水)より発売(※デジタル配信中)。(text:cinemacafe.net)
2016年05月12日イギリスの俳優、チャーリー・コックスが3月31日(木)、都内のホテルにて来日会見を開催し、女優の武田梨奈がゲストとして登壇した。チャーリーさんは、オンラインストリーミングサービス・Netflixにて3月18日より世界同時配信中のアクションヒーロードラマ「Marvelデアデビル」シーズン2にて、正義のために闘うヒーロー“デアデビル”(マット・マードッグ)を演じている。初来日となったチャーリーさんは、到着時刻の関係でまだホテルから外に出ていないそうだが、笑顔で会見場に姿を現した。シーズン2は「内容がより複雑な問い掛けになっています」と明かし、「例えば、何がヒーローをヒーローたらしめているのか、英雄的な行為というものをどう定義すべきなのか、現代の世界において果たしてそれはどんな意味を持つのか、そういった問い掛けをしています」と魅力を紹介した。シーズン2ではアクションが見どころとなっており、素手で棒やナイフなどを操るフィリピン武術や中国武術などの要素を取り入れたバトルシーンが話題を呼んでいる。チャーリーさんは、作品にはCGが使われておらず、自身を含む役者やスタントマンたちが戦闘アクションに取り組んでいることが「みなさんをより引き込み、わくわくしたり、緊張したりさせる結果になっているのではないかなと思います」と笑顔を見せた。イベントでは、そんなチャーリーさんへ、アクションにも定評のある武田さんが花束をプレゼントした。武田さんは、「すごく柔らかい感じの雰囲気の方で、映画とはまた違った魅力が見えました」とうっとり。「あと、すごくいい匂いでした!隣にいて!」と嬉しそうに付け足した。報道陣から「紳士的なハンサムな方でしたが、彼は好みの男性ですか?」とストレートに尋ねられると、驚きの表情を浮かべたものの、照れ笑いを浮かべながら「そうですね、…はい」とはにかみながら肯定した。また、武田さんは、自身のハリウッド進出について、「先月2月の終わりに、アカデミー賞のレッドカーペットでリポーターをさせていただいて、そのときにレッドカーペットを歩かせていただいたのですけれど、そこで、いつかは女優として(米アカデミー賞授賞式に)呼ばれるという夢を誓ってきましたので、海外の作品にもどんどん出ていきたいなと思います」とエピソードを明かしながら、意気込みを語った。(中丸道彦)
2016年03月31日故マイケル・ジャクソンによる絵画コレクションが販売されるようだ。ジョセフ・ブラトニー氏が個人的に集めたという100点以上におよぶマイケルの絵画には、ビートルズやダイアナ妃、エイブラハム・リンカーン、チャーリー・チャップリン、バート・シンプソン、ピーター・パン、ミッキー・マウス、スヌーピー、ガーフィールドなどをモデルにした多岐に及ぶ作品が含まれているそうで、マクブラトニー氏はこの絵画による収益を恵まれない子供たちに寄付する意向だそうだ。マクブラトニー氏はニューヨーク・ポスト紙のページ・シックス欄で「これは大きな責任を伴うものです。私はこのコレクションを個人的に集めました」「子供たちを助ける非営利組織を立ち上げたいと思っています」「回復する機会や治療のチャンスを得られない子供や大人たちのためにこの素晴らしい癒やしの作品の数々を利用しない手はないと思います」と語っている。マクブラトニー氏はイーベイでマイケルの記念品の一部を購入したことがきっかけでこれらの絵画を集めるに至ったそうで、あるディーラーによってソニーで働いていた当時に数々のスケッチ画を手に入れたというメキシコ人女性を紹介されたことで、マイケルの絵画を手に入れたそうだ。すべての絵画にはマイケルによる署名が入っており、それが本物であるという鑑定も受けたという。マクブラトニー氏の代理人は「マイケル・ジャクソンがポップの王様であるというほかに才能あるアーテイストであったことは多くの人に知られていません。彼のアート界での指南役はジャクソン・ストロング・アライアンスを監修したブレット・リビングストン・ストロングだったのです」と説明している。またマクブラトニー氏は、この絵画の数々のエキシビションも開きたいと考えているようだ。(C)BANG Media International
2016年01月19日先日、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染を公表したチャーリー・シーンが回想録の執筆を出版業界にもちかけているが、原稿料の希望額が1,000万ドル(約12億円)だといわれている。某大手出版社のベテラン社員が匿名を条件に「New York Post」紙に語ったもので、法外な金額設定に業界は呆れ返っているという。10代でデビューし、すぐに人気者になったチャーリーの「人生の大半は誰もが知っていること。情報過多で、いまさら明らかになることなんてあるのか?」というのが大方の見解だ。チャーリーは以前、詩作に挑戦したと話していたことがあり、それを念頭に「彼の自伝を叙事詩として出版したい」と興味を示す出版関係者もいるそうだ。4年前にHIV陽性の診断を受けて以来、周囲に口止め料として億単位の金を支払っていたチャーリーだが、今回の告白を受けて、彼を相手取って裁判を起こそうとしている元恋人が何人もいる。物入りな状況が続き、大金を稼いでおきたいのだろう。彼との関係について暴露本執筆を持ちかけられた元恋人や友人、知人も大勢いる。彼らに全てを語り尽くされる前に出版契約を交わすべく、チャーリーは画策中だという。(text:Yuki Tominaga)
2015年12月04日チャーリー・シーンがHIV感染を告白したのを受けて、元恋人でポルノ女優のブリー・オルソンは彼からその事実を知らされていなかったと激怒している。ブリーはラジオ番組に出演し、人気DJのハワード・スターンに「彼は何も言わなかったわ。『僕はクリーンだ』と私に言ったのよ」「彼を信じていたのに」と語った。17日(現地時間)にTV番組で告白をしたチャーリーは、感染を知った後に性的関係を持った相手にその事実を知らせたかという問いに「はい。知らせました」と答えている。元妻でチャーリーとの間に子どもをもうけたデニース・リチャーズとブルック・ミューラーは知らされていたのに、ブリーはチャーリーが感染を診断された2011年から1年間、何もしらないまま交際していたことになる。「私の人生で最も愚かな行為は彼とつき合ったこと。毎日がロシアン・ルーレットだったのよ」とブリーは泣きながら語った。HIV検査を受けたところ、結果は陰性だったという。彼女はすでにポルノ女優を引退し、故郷に戻って自身の反省をふり返る自伝を執筆中だそうだ。(text:Yuki Tominaga)
2015年11月20日チャーリー・シーンが17日(現地時間)、アメリカのTV番組でHIVに感染していることを告白した。チャーリーはNBCの番組「Today」に出演し、4年前にHIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染と診断されたことを告白した。「HIV陽性であることを認めるために出演しました」と宣言した彼は、診断を受けて以来、数知れないほど脅迫を受けてきたと話した。正確な人数は明かさなかったが、口封じのために彼らに総額1,000万ドル(約12億円)近い金銭を支払っていたという。その中の1人はチャーリー宅のバスルームでHIV感染者用の薬を見つけ、脅迫してきたそうだ。今回、テレビの生放送でチャーリーがHIV感染を告白することは事前に報じられ、「People.com」によると、ハリウッドのパブリシストで危機管理を専門とするハワード・ブラグマン氏が半年前にチャーリーの関係者から相談を受けていたという。ブラグマン氏は、チャーリーが「治療を受けていることを周囲の人々の多くが知っている」とも語った。チャーリーは彼を担当している医師を伴って番組に出演、医師は「チャーリーはAIDS(後天性免疫不全症候群)を発症していません」と話し、HIV感染とAIDSの違いを説明。HIV感染後に治療を受けずに免疫力が低下した結果、様々な病気にかかり、それが「エイズ指標疾患」にあてはまるのがAIDS発症ということになるが、「チャーリーはそのどれにも罹っていません。彼は健康です」と話した。(text:Yuki Tominaga)
2015年11月18日©Accorhotels東南アジアの中でも、ここ数年でますます魅力を増している注目株がベトナム。ハノイは、ベトナムの首都にして文化・政治の中心地。11世紀から長らく繁栄を極めた街は、ベトナム戦争の戦火をまぬがれたことから、旧市街として今もその歴史的情緒のある街並みを留めている。さらにハノイのシンボルともいえるホアンキエム湖周辺の牧歌的な風景も印象的だ。首都だけあって、憧れの5つ星ホテルから、評判の小さなブティックホテルまでホテルの選択肢は多彩。今回の「MY HOTEL CHOICE」では、観光の中心地でもあるホアンキエム湖にフォーカスして、ハノイでの滞在を最大限に楽しめるおすすめホテルをピックアップ!Sofitel Legend Metropole Hanoi hotelソフィテル レジェンド メトロポール ハノイ©Accorhotelsフランス統治時代の情緒や文化をバックグラウンドに持つベトナムの首都ハノイ。だからこそ、コロニアル建築のホテルはまさにこの街を代表するスタイルでもある。旧市街の中心地の街角にパリを思わせる洒落たオープンカフェがある。ここが100年の歴史を持つ老舗ホテルにして輝かしい受賞歴を誇る、かの有名な5つ星ホテル「ソフィテル レジェンド メトロポール ハノイ」だ。©Accorhotels364室の客室とスイートのほか、フランス料理店、ベトナム料理店、イタリア料理店、バー3軒、ファンクションルーム7室、温水プール、それに高級スパ「ルスパデュメトロポール」を備え、そのどれもが格式高く、まるで絵に描いたようなラグジュアリーさ。現代的な快適さは言うまでもなく、プライベートな滞在からビジネス、社交イベントなど幅広いニーズにこたえる懐の深さは老舗ホテルならでは。客室は歴史的な趣のあるヒストリカルウイングと、ネオクラシックな気品が漂うオペラウイングの2棟があり、それぞれに異なる独特な味わいがあっていずれも捨てがたい。でも、どちらかを選ぶとすれば、1920年代のフランス特有の豊かで洗練された内装が秀逸なヒストリカルウイングだろうか。アンティークなインテリアやフローリングは、長い時をかけて磨きこまれなければ持ちえない美しいツヤを放っている。©Accorhotelsサマセット・モーム、チャーリー・チャップリン、グレアム・グリーンといったあまたの世界的著名人が滞在したヒストリカルウイングの「レジェンダリースイート」に至っては、ホテルが“ただ滞在するためのもの”ではなく、ここでなければ過ごせない時間とストーリーがあることを感じさせてくれる。もしこのホテルに滞在する幸運にめぐりあえたなら、世界中のセレブに愛され続けてきた百年ホテルが刻むストーリーのいち登場人物になったような優越感に浸れるはず。------------------------*宿泊料金:一泊24,713円~*部屋数:364室(スイートルーム22室)住所:15 Ngo Quyen StreetHoan Kiem District,10000 – HANOI,VIET NAMTEL:(+84)4/38266919www.accorhotels.com/ja/japan/Apricot Hotelアプリコットホテル©Apricot Hotelフランス語でホテル(hôtel)は男性名詞になるが、ハノイの新しいブティックホテル「アプリコットホテル」に性別をあてるとすれば女性になるかもしれない。たとえば、ゲストルームの卓上にさりげなく置かれたアンティークなフォトフレームや、鏡台の傍にしつらえられた季節の花たち。ベッドや寝具、カーテンや絨毯のテクスチャーにいたるまで、ラグジュアリーなムードの中にも女性的な繊細でしなやかな気配が漂う。©Apricot Hotelそれはこのホテルが、ベトナムの芸術、文化、伝統を大切にするというスピリットを持っていて、館内にはいくつものオリジナルのアートワークが展示されていたりすることと関係があるかもしれない。白い床と壁面に囲まれた広いロビーの天井には、豪華な2つのシャンデリアがきらめいている。ロビーのティーラウンジでは、ファーストクラスのアフタヌーンティーのセレクションが用意されていて、贅沢な気持ちでくつろぐことができる。©Apricot Hotel庭園を眺めながら食事ができる「L’artiste」や色彩豊かでアーティスティックな一皿を供する「Palette」の2軒の多国籍料理レストランがあって、洗練された食事が滞在の楽しみのひとつになる。屋上のバー「ONE 36」は、ハノイのパノラマビューを独り占めできるエクシクルーシヴな空間。©Apricot Hotelホテル特製のオシャレなカクテルに酔いながら、煌々と輝くハノイの夜景を眺めれば、火照った体と頭は自然とクールダウンされて、一日の終わりに向けて余計な思考をシャットダウンしてくれる。------------------------*宿泊料金:一泊 USD95.00~*部屋数:123室住所:136 Hang Trong, Hoan Kiem Dist , Hanoi, VietnamTEL:+84 4 3828 9595Email:info@apricothotels.com Hanoi Operaヒルトン ハノイ オペラ©Hilton Hanoi Opera高級ブランドショップが軒を連ねる高級なホアンキエム地区の中心で、ひときわ目を引くコロニアル建築が、フランス領時代にパリのオペラ座を模して作られた「オペラハウス(ハノイ大劇場)」だ。夜になると美しくライトアップされる壮麗なその建物に並び立つのが、「ヒルトン ハノイ オペラ」。こちらも街のランドマーク的な存在としてベトナムの人々に親しまれている。©Hilton Hanoi Operaホテルは、ハノイ・ノイバイ国際空港からタクシーで40分ほど。美しいホアンキエム湖、旧市街からも徒歩圏内で、市内の活気あるビジネス街や主要な観光スポットへも数分で出かけられるというハノイ観光には絶好のロケーションも魅力だ。©Hilton Hanoi Operaシックで洗練されたベトナムの伝統的なインテリアを配したゲストルームはもちろん、ホテル内にあるベトナム料理と多国籍料理を楽しめる5つのレストランやカフェ、バー、それに屋外プールからも、隣接するオペラハウスを望むことができるのがこのホテルの特権だ。ベトナムの伝統とフレンチシックな文化、芸術の息吹を感じながら、優雅な気分で滞在を楽しんでみたい。ちなみに1911年に完成した劇場は、今でも定期的に、ベトナムの伝統芸能や国内外のクラシックコンサート、演劇のコンサートが上演されている。ハノイの伝統芸能である「水上人形劇」も楽しめるので、ぜひチェックを。------------------------*宿泊料金:一泊USD66.00~*部屋数:268室住所:1 Le hanh Tong St, Hoan Kiem Dist, Hanoi, VietnamTEL:+84-4-39330500övenpick Hotel Hanoiモーヴェンピック ホテル ハノイ©Mövenpick Hotel Hanoi何度もリピートしてしまうホテルの特徴は、なによりもまず“快適さ”が挙げられると思う。初めての渡航になるならばなおのこと、モダンでコンテンポラリーなホテルを真っ先に選んでしまうことになる。格式高いホテルや、ユニークな空間のデザイナーズホテルなども、もちろんそれぞれにいいとは思うけれど。©Mövenpick Hotel Hanoiヨーロピアンスタイルで洒落た造りのエクステリアが印象的な「モーヴェンピック ホテル ハノイ」は、154室のモダンでスタイリッシュな客室はクリーンで落ち着いた雰囲気の一軒。ホエンキム湖から徒歩13分、ハノイのビジネス街の中心部に位置し、大教会や旧市街にも歩いて行けるほどの距離。立地が良くて、部屋は広くてキレイ、快適な設備。3拍子揃った使い勝手の良さで、ホテルはいつも家族や恋人、女性同士の旅行はもちろん、ビジネス利用者など、たくさんの人が訪れている。©Mövenpick Hotel Hanoi朝食はパーフェクトなコンチネンタルブレックファーストが用意されているのだが、せっかくハノイに来たなら、周囲の屋台街へ繰り出すか、人気のローカルベトナムグルメを探しに出かけてみるのも捨てがたい。また近くにはホアンキエム湖(還剣湖)の北岸の玉山祠や、ベトナムの伝統芸能であるタンロン水上人形劇場など、ハノイ観光のハイライトになるスポットもたくさんある。気の向くままにハノイの街をそぞろ歩きしてみてはいかが?------------------------*宿泊料金:一泊USD 82.50~*部屋数:154室住所:83A Ly Thuong Kiet Street | Hoan Kiem District, Hanoi , VietnamTEL:+84 4 38 22 28 00Email: hotel.hanoi@moevenpick.com : Miwa Ogata)TRIPPING!編集部がリアルに泊まりたいホテルをピックアップ!【MY HOTEL CHOICE】>>その他の記事はこちら
2015年08月31日現在公開中の映画『チャップリンからの贈りもの』の公開記念イベントが21日、東京・恵比寿のYEBISU GARDEN CINEMAで行われ、俳優の石丸幹二が出席した。スイス・レマン湖畔にあるお墓に埋葬されたチャップリンの遺体が盗まれた実際の事件をベースに、遺族の全面協力の元で製作された本作。ドジで間抜けな2人組にスポットを当てながら、チャップリンが実際に住んだ美しい邸宅や墓地をロケ地として登場するほか、チャップリンの息子や孫娘が当時の家族で特別出演している。この日は本作の舞台あいさつが行われ、現在公演中の舞台『ライムライト』でチャップリン役を務めている石丸幹二と日本チャップリン協会会長の大野裕之氏が登壇。1978年に起きたチャップリンの遺体誘拐事件を知らなかったという石丸は「火葬じゃなくてそのまま埋める文化ですから、まさか遺体を持っていくことがあるんだと驚きましたね」と驚がくした様子。本作については「可愛いお嬢さんが出てくるんですけど、その娘のためにお墓を掘る父の姿がとても印象的でした。この映画を見ていると弱者の味方になりますね。どんな貧困でも頑張るんだと応援している自分がいました。チャップリン、すみません(笑)」と感想を述べた。この日は舞台あいさつ中に世界初公開となる『街の灯』のメイキング映像を特別上映。観客と一緒に観た石丸は「チャップリンはチャーミングな人だったんですね。それに我々映画を撮る時は"スタート"の直後無音になるのが当たり前。でも完全に好きなことをしていて準備している訳でもありませんでした。新鮮だしとても貴重な絵でしたよ」とコメント。また、同じ俳優としてチャップリンの魅力を「やはりチャップリンさんはどの映画を見ても愛くるしいいい人なんだと思います。俳優の1人として学びたいし、いつまでも見続けたい作品。僕にとってはテキストでありバイブルですね」と熱く語っていた。
2015年07月22日喜劇王・チャップリンの遺体が誘拐された驚愕の実話に基づく映画『チャップリンからの贈りもの』。このほど、本作から、舞台となった観光地スイス・レマン湖の美しい景色が堪能できる“湖デート”の本編映像が、シネマカフェに到着した。1978年、チャップリンの遺体が盗まれる全世界が驚愕したニュースの正体は、マヌケな二人組のドジな犯行劇だった――。お調子者のエディの親友オスマンは、娘がまだ小さく、妻が入院中。医療費が払えなくなるほど貧しい生活を送っていた。そんな時、テレビから“喜劇王チャップリン死亡”という衝撃のニュースが。エディは埋葬されたチャップリンの柩を盗み、身代金で生活を立て直そうと、弱気のオスマンを巻き込み決死の犯行へ。ところが詰めの甘い計画は、次々にボロを出し、ツキのなさにも見舞われて崩壊寸前に…。チャップリン遺族の全面協力を得て映画化された本作は、チャップリンが晩年を過ごした美しい邸宅や墓地をロケ地に、チャップリンの息子や孫娘も特別出演。『黄金狂時代』『街の灯』『ライムライト』など、往年の名画名曲名シーンを散りばめ、巨匠ミシェル・ルグランの美しい音楽に乗せて描かれていく。このほど解禁された本編映像は、主人公エディとオスマンの1人娘サミラの、近くにチャップリンが眠る墓地があるレマン湖での遊覧船デートのシーン。レマン湖といえば、フランスとスイスにまたがる大きな湖で、チャップリンが亡くなるまで住んでいたスイスのヴヴェイを始め、美しい景色や湖の大きさなどでも有名な観光地。オードリー・ヘップバーンやフレディ・マーキュリーら、多くの著名人やセレブが愛した土地としても知られ、フィル・コリンズ、デビッド・ボウイ、セリーヌ・ディオンなども移住している。映画本編では、本映像にも登場した地元住人の交通手段として使われている遊覧船のほか、湖を見つめることのできる位置に建てられたチャップリンの像を始め、チャップリンが眠り、実際に映画の撮影でも使用された共同墓地や、亡くなるまで過ごした邸宅などを見つけることができる。チャップリン作品へのオマージュもたっぷり詰まった本作から、喜劇王に思いを馳せてみては。『チャップリンからの贈りもの』はYEBISU GARDEN CINEMAシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年07月20日死後35年以上経った今なお、世界の喜劇王として語り継がれているチャールズ・チャップリン。なんと、実際に起きた“チャップリン遺体誘拐事件”が遺族の全面協力でまさかの映画化!世界が驚愕した実話をもとに描かれた話題作『チャップリンからの贈りもの』の全貌とは?スイスのレマン湖畔にある小さな町で、刑務所を出所したばかりのエディは、親友のオスマンの元を訪ねる。真面目に働いていたオスマンだったが、小さな娘を抱えながら、病に倒れた妻の医療費さえ払えず苦しい生活を強いられていた。そんなとき、同じ町に住んでいたチャップリン死去のニュースが2人の元に飛び込み、お調子者のエディはとんでもない計画を思いつく。それは、チャップリンの遺体を誘拐し、身代金で新たな生活を手にしようというものだった。悩みぬいた末、追い込まれたオスマンはその計画に賛同し、2人は決死の犯行に挑むことに。しかし、詰めの甘さと運の無さにより、どんどんと追い詰められていくエディとオスマン。人生のどん底に突き落とされた2人が迎えるまさかの結末とは……?現在も不朽の名作として愛され続けているチャップリン作品の数々へオマージュを捧げている本作。事前にそれらの作品を予習していけば、随所にちりばめられている演出をより楽しめること間違いなし。そして、実際にチャップリンが住んでいた邸宅や埋葬されている墓地で撮影されただけでなく、チャップリンの息子と孫娘が家族役で特別出演しているのも大注目です。「笑いのない一日は、無駄な一日である」という名言を遺したチャップリン。笑いと感動で世界中を魅了したチャップリンは、亡くなった今でも私たちに多くのことを教えてくれます。そんな“弱者の味方”チャップリンが、悩めるエディとオスマンを再び笑顔にした最高の贈りものとは?ちょっとドジで憎めない2人の姿に、天国のチャップリンも私たちと一緒に笑って鑑賞しているかも!?イベントデータ:『チャップリンからの贈りもの』公開表記:7月18日(土)、YEBISU GARDEN CINEMA 他全国順次公開配給: ギャガ©Marie-Julie Maille / Why Not Productions
2015年07月17日チャールズ・チャップリン晩年の傑作映画『ライムライト』が、世界で初めて舞台化される。往年の名喜劇役者・カルヴェロが若きバレリーナ・テリーと出会い、生きる意味や本物の愛を知ってゆく感動の物語。7月5日(日)の初日に向け稽古に励む、テリー役の元宝塚歌劇団宙組トップ娘役・野々すみ花に話を聞いた。音楽劇「ライムライト」チケット情報チャップリンの原作小説『フットライト』もベースに、日本チャップリン協会会長の大野裕之が上演台本を執筆。有名な名曲『エターナリー』などの他に、荻野清子の楽曲も盛り込み、新たなオリジナル音楽劇に仕上がっているという。「舞台の上では“音楽隊”が生演奏をする予定。演出家・荻田浩一先生の甘美で繊細な世界観が、作品ととてもマッチしているんですよ。映画の良さを感じながら、舞台ならではの立体的に迫ってくる感動を味わって頂けると思います」。「こんなに普遍的で美しい物語があるなんて!」と映画を観て驚いたという野々。チャップリンの哲学的な台詞にも勇気を与えてもらった。「好きな台詞は…たくさんありすぎて選べないです(笑)。英語と日本語で微妙にニュアンスが違うので、稽古場では大野さんや荻田先生、キャストのみんなでひとつの台詞について話し合ったりもします」。出演者は8人、少人数で丁寧にチャップリンの世界を紡いでゆく。そんな中でカルヴェロを演じる石丸幹二が、「大スターさんなのにどんどん愛くるしく、役とリンクして見えてきます」と微笑む。野々演じるテリーは失意の中、ガス自殺を図るが、偶然通りかかったカルヴェロに助けられる。彼もまた世間から忘れられた喜劇役者として苦しんでいた。「年の離れたふたりだけど、孤独な者同士が出会い共感し、勇気をもって人生の一歩を進めたことが“愛”という形につながったんだと思います。テリーは夢があるからこそ勢い余った行動もする、生命力ある女性として作っていきたいです。チャップリンの自伝に書かれている慈愛に満ちた母親にも通じるところがあります」。また映画でも印象的な音楽を使ったバレエシーンも大きな見せ場に。「かなり本格的に踊るんです。高いリフトのシーンも!トゥシューズを履いて踊るのは10年ぶりなのでとても不安です。この半年、時間の許す限りレッスンに通いました。バレエは大好きですが…新たな挑戦です」。宝塚時代から演技派として知られ、退団後は舞台はもちろんドラマや『世界ふしぎ発見!』(TBS)のミステリーハンターなど、幅広く活躍してきた。「いまだに日常でも役との切り替えができなくて、自分にあきれます(笑)。そんな中でミステリーハンターのお仕事は自らの言葉で表現するという新しい経験で、とても鍛えられました」。何でも柔軟に対応し、長く今の仕事を続けたいという野々が、伸び伸びと舞台の上でテリーを演じる日は近い。公演は7月5日(日)から15日(水)まで東京・シアタークリエ、7月18日(土)から20日(月・祝)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、その後、福岡、佐世保、鹿児島、名古屋、富山、長野でも上演。チケットは発売中。取材・文:小野寺亜紀
2015年07月03日チャップリンの遺体が誘拐された驚愕の実話に基づいた映画『チャップリンからの贈りもの』。このほど、各界の大御所から本作への絶賛コメントがシネマカフェに到着した。スイス・レマン湖畔。お調子者のエディの親友オスマンは、娘がまだ小さく妻が入院中。医療費が払えなくなるほど貧しい生活を送っていた。そんな時テレビから“喜劇王チャップリン死亡”という衝撃のニュースが。エディは埋葬されたチャップリンの柩を盗み身代金で生活を立て直そうと、弱気のオスマンを巻き込み決死の犯行へ。ところが詰めの甘い計画は次々にボロを出し、ツキのなさにも見舞われて崩壊寸前。あきらめかけた時、追詰められたオスマンが最後の賭けに出た。人生どん底の二人に救いの手は差し伸べられるのか─―。2010年カンヌ国際映画祭グランプリを受賞した『神々の男たち』グザヴィエ・ボーヴォアが監督を務め、チャップリン遺族の全面協力のもと喜劇王チャップリンの遺体誘拐事件を映画化する『チャップリンからの贈りもの』。本作は、チャップリンが晩年を過ごした美しい邸宅や墓地をロケ地に撮影され、『黄金狂時代』『街の灯』『ライムライト』など往年の名画名曲名シーンを散りばめられた、フレンチテイストが香る現代のチャップリン映画のような作品に仕上がっている。そしてこのほど、本作を鑑賞した著名人の方々からコメントが到着!これまで、映画のコメント寄稿はあえてされてこなかった方々から、「この映画は別格」と言わんばかりの感動コメントが寄せられている。中でも、日本チャップリン協会の名誉会長をつとめ、チャップリンに実際会ったという貴重な経験を持つ黒柳徹子からは直筆のコメントが寄せられ、「まるでチャップリンが作ったかのような映画!なつかしい音楽で涙が出た。死んでも泣かせ、笑わせるのだ」と本作への賛辞を贈っている。ほかにも、本作のテーマでもある「エターナリー」を日本語訳で華麗に披露している森山良子をはじめ、チャップリン映画のポスターを始め、数々の装丁、イラストを世に送り出している日本を代表するイラストレーター和田誠や、今夏舞台「ライムライト」で主演を演じる石丸幹二からの絶賛コメントが届いている。<森山良子>時を経て尚、チャップリンの精神が蘇りメッセージがジーンと伝わってきます。一つ一つのシーンを描写するようなミシェル・ルグランの音楽がこの映画をさらに盛り立ててくれます。<和田誠>『チャップリンの黄金狂時代』を観た小学生のころから、チャップリンという喜劇人はぼくにとって特殊な存在でした。『モダン・タイムス』も『街の灯』も『独裁者』も『殺人狂時代』も、チャップリンは別格。ところが今度の『チャップリンからの贈り物』のチャップリンは別格どころではなく、遺体として描かれているのだ。これこそ初体験作品。<石丸幹二>チャップリンへの愛がいっぱい。『ライムライト』の断片探しも楽しめる。そして、思う。チャップリンは死してなお、私たちに人類愛を伝えてくれている。ところで主役の墓泥たち、チャップリンをそんなに粗末に扱うなよ。とことんツイていない人間たちの大騒動を、巨匠ミシェル・ルグランの美しい音楽とともにコミカルに描く本作。チャップリン愛に溢れた本作から、喜劇王チャップリンの世界に触れてみてはいかが。『チャップリンからの贈りもの』は7月18日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月03日世紀の喜劇王・チャップリンの晩年の傑作映画『ライムライト』が世界で初めて舞台化される。チャップリンが扮した老芸人カルヴェロを演じるのは石丸幹二。演出は宝塚歌劇団出身、繊細な中にもペーソスやアイロニーを描き出す独特な美的センスを持つ荻田浩一だ。6月中旬、この稽古場を取材した。チケット情報はこちら物語は、かつて大きな名声を得ていたものの、現在は落ちぶれ仕事もろくに来ない老芸人カルヴェロが、足が動かなくなったことを悲観し自殺を図った若きバレリーナ・テリーを助けたところから始まる。カルヴェロはテリーをふたたび舞台に立たせようと支え、テリーもまたカルヴェロに心を開いていくが…。ふたりの心の交流が、第一次世界大戦勃発前夜のロンドンの暗い世相や、舞台人が舞台へ賭ける思いとともに描かれていく。出演者は石丸と、テリーを演じる野々すみ花を含め、たった8人。しかし良知真次、吉野圭吾、植本潤、保坂知寿ら演技巧者ぞろいの精鋭が次々と多数の登場人物を演じていき、鮮やかに1910年代のロンドンの町が生まれていく。くるくると表情を変える彼らの姿は、紙芝居や人形劇が持つようなノスタルジックな効果をも生んでいるようで、面白い。また石丸は劇中劇のシーンでは、コミカルな芸で稽古場を沸かす。眼をギョロリと剥き、口も大きく開ける、戯画的な表情がいかにもで楽しい。チャップリンを彷彿とさせるような部分もありそうで、チャップリンファン、映画ファンも必見のシーンになりそうだ。一方で成功の裏の転落、というシビアさも描かれ、石丸の陽気な笑顔とシリアスな表情の落差にはっとさせられる。荻田の演出はことさら“チャップリン”から想起させられるイメージに寄せすぎず、物語の本質を追求し、新たな『ライムライト』の世界を一から構築しているようだ。そしてカルヴェロとテリーが心を通わせていく過程がとても良い。カルヴェロはテリーを助けたもののどう接していいのか戸惑い、テリーもまた素直に心を開かず、殻に閉じこもる。石丸カルヴェロの屈折、野々テリーの硬質さが、すんなりはいかない不器用な人間たちの姿をうまく描き出す。そんなふたりだからこそ、ちょっとした会話で見せる笑顔が光り、この後ふたりの関係がどうなっていくのか…という期待感を抱かせた。公演は7月5日(日)から15日(水)まで、東京・シアタークリエにて。その後大阪、福岡、長崎、鹿児島、愛知、富山、長野公演もあり。チケットは発売中。
2015年07月01日プロフィギュアスケーターの織田信成が、この秋、日本に初上陸するミュージカル『TOP HAT』の大阪公演オフィシャルサポーターに決定。6月10日に就任会見が行われた。ミュージカル「TOP HAT」<来日公演>チケット情報黒燕尾服にトップハット(シルクハット)、手にはステッキという“アステア・スタイル”で現れた織田。初めて着たという燕尾服を「すごく格好良くて素敵な衣裳ですね」と気に入った様子で、ステッキの持ち方を変えるなどしてポーズも鮮やかに決めた。「フィギュアスケートの演技にも生かせるので、ダンスやミュージカルを観るのは昔から好きです。アメリカのニュージャージー州に合宿で滞在していた時は、よくブロードウェイにも行きました。このような素晴らしい作品のオフィシャルサポーターを務めることができて、とても嬉しく思います。ぜひ作品の魅力を皆さんにお伝えできるよう頑張りたいです!」と意気込んだ。ミュージカル『TOP HAT』はフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの共演で大ヒットしたハリウッド映画が原作。80年の歳月を経て初舞台化され、英国内のツアーを経て、2012年ロンドン・ウエストエンドで開幕するや大評判となり、ローレンス・オリヴィエ賞で最優秀新作ミュージカル賞など3冠を達成。今春上演された宝塚宙組公演『TOP HAT』も大いに盛り上がった注目作だ。映画を観た織田は、「衣裳や小道具の使い方、振付などすべてがオシャレ!特にデュエットダンスがすごくロマンティックですよね。僕は滑る時はいつもひとりなんですけど(笑)、こういう雰囲気の演目をぜひアイスショーでやってみたいなと思いました」。燕尾服姿のダンサーがズラッと並んで踊る圧巻の群舞には、「格好良くて一緒に踊り出したくなりました。映画はモノクロですが、舞台はカラフルでナマの迫力がすごいと思います。今から来日公演を観るのが楽しみです」。2013年に現役を退いた後も、華麗なフィギュアスケートの世界を見事なショー演技や的確な解説で支える織田。軽やかなステップ、美しく柔らかなジャンプの着氷、コミカルな持ち味など、どこか映画のフレッド・アステアに通じるところもある。「僕自身コミカルな演技が好きで、以前にはチャーリー・チャップリンをモチーフにしたプログラムも滑りました。ポップでコミカルな要素が満載のミュージカルなので、サポーターに選んで頂けたのかなと思います(笑)。映画ではアステアさんの笑顔と、常に楽しく踊ってらっしゃるのが印象的。それにあのタップダンス、足技には驚きました。“泣けるほど”感動しました!」と、記者陣を笑わせる。個性的なキャラクターたちが脇を固めるロマンティック・コメディだけに、織田お馴染みの“号泣”とはいかなかったようだが、劇場では現代に鮮やかに甦るダンスや生演奏の音楽に酔いしれ、きっと感動の涙を流すのでは。公演は9月30日(水)から10月12日(月・祝)まで東京・東急シアターオーブ、10月16日(金)から25日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演。チケット発売中。取材・文:小野寺亜紀
2015年06月18日今年1月、待望の日本デビューを果たしたWARUGAKI系アイドルBlock B、通称“ブロビ”。ウワサ通りの、自由奔放でやんちゃな7人!でも優しくて気遣い屋のナイスガイたちでした! *** ユグォン:僕たちが追求しているのは、聴く人も歌う人もストレスをふっ飛ばして、元気になれる音楽! ジコ:傷ついた心を癒したり魂を慰めたりする、天使のような存在でいたいなという気持ちで、Block Bの音楽を作っています。 テイル:僕たちのスタンスが一番分かるのが、『NalinA(ナンリナ)』という曲。Block B=自由奔放な悪ガキというイメージが定着しました。 ビボム:『Very Good』も、僕たちらしい曲じゃないかな。韓国で初めて1位をとった曲だしね。 パクキョン:楽曲はおもにジコが作っているけど、僕やピオも作詞をするんです。僕は周囲の人の経験をラップにすることが多いですね。 ピオ:僕は神のお告げをそのまま歌詞にしています(笑)。 パクキョン:何がお告げだよ。今回ピオが書いた『チャーリー・チャップリン』だって、ジコが随分修正していただろ~。 ピオ:それは言わない約束!(笑) ジコ:真面目な話をすると、今後の課題はボーカル陣の歌唱力を高めること。今はテイルに頼りっきりの部分があるので、サブボーカルたちがもっと成長してくれたら、音楽的にも広がりが出るんじゃないかと。 ジェヒョ:がんばりま~す♪ ◇ブロックビー‘11年、韓国デビュー。本格派のヒップホップで人気を博す7人組。チーム名はBlockbuster(=大旋風を巻き起こす)に由来。今年1月、『VERY GOOD』で日本進出。5月14日から東京・名古屋・大阪・福岡の4都市ツアーがスタート。5月27日、日本2ndシングル『HER』が発売! 写真・関 竜太 ※『anan』2015年5月20日号より
2015年05月17日山高帽、ステッキ、ちょびヒゲ、ぶかぶかのズボン…。映画黎明期に数々の名作を生み出し、世界中を笑いと涙で包んだ“喜劇王”チャールズ・チャップリンは、1977年のクリスマスの朝、スイスの自宅で永眠。それからまだ涙も乾かないほんの数か月後、なんと“チャップリンの遺体誘拐事件”が発生!?このウソみたいな本当の話が、チャップリン遺族の全面協力を得て映画化された『チャップリンからの贈りもの』が、7月18日(土)より公開されることが決定、このたび予告編が解禁となった。オスマンは、まだ小さな娘とトレーラーハウス生活。愛する妻は過酷な労働がたたって入院中だ。そんなとき、命の恩人、でもお調子者で問題児のエディが刑務所から出所。妻と娘の反対をよそに、お人よしのオスマンは、エディ用のトレーラーハウスを用意し、一緒に暮らし始めた。しかし、生活に窮するばかりの彼ら。そんなとき、“喜劇王チャップリン死亡”という衝撃のニュースが、テレビから流れてきた。チャップリンの棺を盗んで身代金をもらうことを思いついたエディは、気の弱いオスマンを巻き込んで、いざ決死の犯行へ。しかし浅はかな計画は、次々とボロが出て…。追い詰められた2人は、最後の賭けに出た。そして、まさかの結末が…。1978年の“チャップリンの遺体誘拐事件”には全世界が驚いたが、マヌケな犯人2人組の浅はかな犯行もまた驚愕のものだった。まさにコメディ映画にぴったりな題材だが、なんと本作の映画化にあたっては、チャップリンの遺族が全面協力!チャップリンが晩年を過ごした邸宅や、実際に彼が眠る墓地での撮影が実現し、実の息子や孫娘も特別出演を果たした。予告編からも見てとれるように、ダメダメでツイてない男たちのコミカルな大騒動の中に、『街の灯』や『ライムライト』など、往年の名シーンや名曲が散りばめられており、まるでチャップリンも出演者のひとりのように感じさせている。また、音楽は、巨匠ミシェル・ルグランが担当。壮麗な音楽とゆるゆるな2人のドジっぷりが、ミスマッチなはずなのに、なぜか心地よく、美しい戦慄がストーリーをリードする。なお、5月26日(火)、27日(水)には、チャップリンの実の息子ユージーン・チャップリン氏の来日も決定!本編中でもチャップリンの親日ぶりが分かるエピソードが描かれているが、ユージーン氏の口からもチャップリンの日本への愛が聞けるかもしれない。もし、チャップリンが天国からこのドジな2人を見ていたら、きっと彼らを主人公にコメディ映画を作りたくなったかもしれない…、そんな気持ちを起こさせてくれる本作。どこか憎めない2人のオヤジのビター&スウィートな珍騒動をお楽しみに。『チャップリンからの贈りもの』は7月18日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月11日チャップリン晩年の傑作映画『ライムライト』、その世界初の舞台化が日本で実現することとなった。映画と、チャップリンの未発表小説『フットライト』を下敷きに、オリジナル音楽劇として再構成される。映画の中で名優が演じた主人公カルヴェロに扮するのは、近年舞台のみならず映像でも目覚ましい活躍を見せる実力派、石丸幹二だ。以前からチャップリンに深い関心を持っていたという石丸は、今回の縁について「運命の結びつきかもしれない」と熱を込めて語った。音楽劇『ライムライト』チケット情報「もう20年も前に『チャップリン自伝』という本を読んでいたんですね。あれほどの名作を作った人ってどんな人なんだろう…と、彼自身の人となりに興味があったんです。その後、チャップリンの半生を綴った創作音楽劇(2013年『スマイル・オブ・チャップリン』)に出演する機会を得て、その舞台で『ライムライト』のテーマ曲『エターナリー』を歌いました。そういったさまざまな出来事が今、運命のパレットの中でひとつの色に集約されたような気がしています」かつては名声を博したが、いまや往年の輝きを失った老喜劇役者カルヴェロ。彼は若きバレリーナ(野々すみ花)から献身的な愛を受けるも、彼女の幸せを願って身を引き、新進作曲家(良知真次)と結びつけようと画策する。美しくもせつないラブストーリーを、映画では当時60代前半のチャップリンが至高の演技で見事に表現している。「ものすごいチャレンジです。この役を演じるには私はまだ若いかな…と最初は思いました。でも単なる映画の再現とは違うオリジナルの舞台ですから、役を自分に引き寄せることもありだと思う。あまりにも多くの方に知られた作品なので、はたして石丸幹二はこの役を表現するのに適しているか?とはかられるでしょうね。でもそこで認めていただけたら、この先何年でもやれる役だと思うし、ぜひそうしていきたいと思っています」カルヴェロの生き方から強く心に響いたテーマは「人にものを残し、伝えること」だという。「カルヴェロが自ら身を引き、若い者同士が結ばれるように仕向けたのは、愛情という面だけでなく、才能と才能を出会わせたとも言える。そういう生き方を自分もできたら素敵だなと思いました。私自身も50歳を前にして、後進の人たちの才能を表に推し出すことを考えるべき歳になったんだな……なんて思ったりしましたね」世界中のチャップリン・マニアが日本の舞台に押し寄せるのでは?と問うと、「そうなったら楽しい!ありがたいことですよね。プレッシャーも楽しく受けとめます。コピーではない、自分たちの『ライムライト』を作っていけば、ちゃんと胸を張れるものができるはずだから」と頼もしい言葉が返ってきた。この予想、あながち冗談では終わらないはず。世界が愛した名作の進化に期待したい。公演は7月5日(日)から東京・シアタークリエにて。チケットの一般発売は4月25日(土)午前10時より。チケットぴあではインターネット先行抽選を実施中、4月13日(月)午前11時まで受付。取材・文:上野紀子
2015年04月10日俳優の平田広明が、ジョニー・デップが主演を務めるアドベンチャー大作『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』の日本語版で主人公チャーリーの声を演じている。約20年に渡ってデップの声を演じ続けてきた平田が語る本作の注目ポイントとは?その他の写真本作は、美術商のチャーリーが、英国諜報機関MI5の依頼を受け、盗まれたゴヤの幻の名画を捜索するも、その絵画に世界を揺るがす財宝の秘密が隠されていたことから、富豪、マフィア、国際テロリストなどが絡む争奪戦に巻き込まれていく様を描く。平田はアニメーションはもちろん、外国の映画の吹き替えも多く務め、マット・デイモンやジュード・ロウの声も演じているが、『エド・ウッド』以来、約20年間、デップの声を演じてきた。しかし、平田は「ハリウッド作品を吹き替えるのは難しいですけど、ジョニー・デップを演じるのは特に難しい」と言う。「収録の時に思ったのは、シーンが変わるたびにそのシーンの持っているテンポが変わるんです。テンポが変われば雰囲気も変わりますし、声を入れながら『こんなにも難しかったんだ』と改めて思いました。最初に声を演じた『エド・ウッド』で少し風変わりなお芝居をしていたんですけど、基本的には『ドンファン』のように影のあるセクシーな役が多かったんです。ただ『パイレーツ・オブ・カリビアン』あたりから、この人はどれだけ引き出しを持っているんだろう?と毎回驚かされます」。平田が語る通り、デップは大スターになったあとも様々な役どころに挑んでいる。「最近は特に変わった役が多いですが、新たなキャラクターに次々と挑めるのは素敵なことですよね。モルデカイは彼の努力とは関係ないところでいろんなトラブルが解決していくというジョニー・デップが演じてきたこれまでのパターンと共通する部分があり面白くてハラハラドキドキできます。更に『まだ開けていない引き出しがあったの!?』と思わせる新しい側面もあります。あくまでも僕の憶測ですが、モルデカイの役はチャップリンを意識した部分があるんじゃないのかな。ジョニー・デップは演技をしっかりと作り込む人ですから、映画を観ながら彼の色々な魅力を見つけ出せると思います」。「長く続けられる役に出会えることは、俳優として糧になりますし、価値のあること」という平田にとって、デップは特別な存在なようだ。「演じている時は大変ですが、日本語版としてちゃんと成立するものができた時にはすごく達成感があります。ジョニー・デップの吹き替えを20年もやらせて頂いているので、これからも見届けていきたいです」。『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』公開中
2015年02月12日ベネディクト・カンバーバッチが降板した『The Lost City of Z(原題)』の主役に、『パシフィック・リム』のチャーリー・ハナムが決まった。20年代に消息を絶ったイギリス人探検家パーシー・フォーセットについてのノンフィクション本の映画化で、ブラッド・ピットがプロデューサーを務める。ほかにロバート・パティンソン、シエナ・ミラーの出演が決まっている。カンバーバッチは、マーベルの『Doctor Strange(原題)』とスケジュールが重なったため、降板をやむなくされた。監督は『エヴァの告白』のジェームズ・グレイ。ハナムの次回作は、ギレルモ・デル・トロ監督のホラー映画『Crimson Peak』。話題作『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の主演に決まっていたが、撮影開始直前に降板し、代わりにジェイミー・ドーナンが決まっている。文:猿渡由紀
2015年02月04日