チョン・ドヨンやチョン・ウソン、ペ・ソンウ、さらに『ミナリ』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたユン・ヨジョンら、韓国映画界を代表する豪華キャストと『悪人伝』『犯罪都市』の製作陣がタッグを組んだ『藁にもすがる獣たち』が、7月2日(金)にBlu-ray+DVDセットでリリースされることになった。韓国本国では興行収入ランキング初登場第1位を記録した本作は、曽根圭介による同名の犯罪小説が原作。ロッカーに忘れられたバッグをきっかけに、欲望をむき出しにした人々が激しくぶつかり合う様を描き、大金を巡って二転三転する予測不能の展開が観客を魅了した。自らの過去を清算しようとする女に『シークレット・サンシャイン』で第60回カンヌ映画祭主演女優賞に輝く名女優チョン・ドヨン、恋人が残した借金に苦しむ男に興行収入30億円を記録した『私の頭の中の消しゴム』のチョン・ウソン、大金の入ったバッグを拾った男を『スウィンダラーズ』のペ・ソンウが演じるほか、『ミナリ』で韓国人女優として初めてアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたユン・ヨジョンら豪華キャストが集結している。(text:cinemacafe.net)■関連作品:藁にもすがる獣たち 2021年2月19日よりシネマート新宿ほか全国にて公開© 2020 MegaboxJoongAng PLUS M & B.A. ENTERTAINMENT CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED. ©曽根圭介/講談社
2021年04月17日2018年に公開され4週連続邦画興行収入1位、7週連続トップ10入りの大ヒットとなった映画『スマホを落としただけなのに』の韓国リメイクが正式決定。チョン・ウヒ、イム・シワン、そしてキム・ヒウォンがトリプル主演する。「スマホを落としただけなのに」は、多くのベストセラーを生み出している「このミステリーがすごい!」大賞シリーズから刊行された、志駕晃による同名小説(宝島社刊)が原作。2018年に主演・北川景子、監督・中田秀夫で映画化され、主人公がスマホを落としたことをきっかけに日常が脅かされ、やがて連続殺人事件に巻き込まれていくという現代ならではのSNSミステリーとして、フィッシング詐欺やネットストーキング、“なりすまし”などのスマホ社会ならではの恐怖と、予測不能な展開が大きな反響を呼び大ヒットを記録。2020年には主演に千葉雄大を迎え、続編『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』が公開。シリーズを通じて興行収入は30億円を超えた。韓国版注目のキャスティングは、『哭声/コクソン』で事件を目撃する少女を演じて鮮烈な印象を残し、主演映画『めまい 窓越しの想い』が5月に日本公開される実力派チョン・ウヒ。ドラマ「ミセン-未生-」や映画『弁護人』『名もなき野良犬の輪舞』などで知られ、昨年12月からスタートしたドラマ「それでも僕らは走り続ける」が日本でもNetflixで配信されたイム・シワン。さらに『アジョシ』『名もなき野良犬の輪舞』などで知られる韓国映画界が誇るベテラン俳優、キム・ヒウォンが加わり、“トリプル主演”が実現。今年3月にクランクインしており、監督は新鋭キム・テギュンが務める。スマホを落とす平凡な会社員ナミをチョン・ウヒが演じ、イム・シワンがスマホの専門家ジュンヨンを、キム・ヒウォンが事件を追跡する刑事を演じる。ミステリー映画の枠組みの中で、独自の発想と斬新な演出で“韓国ノワール”ともいえるジャンルを生み出し、世界中に衝撃を与えてきた韓国映画界。日本発の“スマ落と”シリーズが、韓国でどのように生まれ変わるのか、今後の続報にも注目だ。韓国版『スマホを落としただけなのに』はミジフィルムが制作、CJエンタテインメントが配給を担当する。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スマホを落としただけなのに 2018年11月2日より全国にて公開Ⓒ2018映画「スマホを落としただけなのに」製作委員会スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼 2020年2月21日より全国東宝系にて公開©2020映画「スマホを落としただけなのに2」製作委員会
2021年03月25日半径10m以内にいる、自分に恋する人を知らせるアプリを巡るラブストーリーを描いたNetflixオリジナルシリーズ「恋するアプリ Love Alarm」。3月12日(金)より配信がスタートした新シーズンは、“ラブアラーム2.0”にバージョンアップ。早くもNetflix「今日の総合TOP10」にランクインしている。「恋するアプリ」といえば、原作のキャラクターと見事にシンクロした、韓国の次世代俳優たちが織りなす三角関係が見どころ。その注目のキャスト陣にクローズアップした。「恋するアプリ」は日本でも読める人気ウェブ漫画が原作舞台は、自分に恋する人が半径10m以内にいると知らせてくれるアプリ、“ラブアラーム”が登場した世界。リリース開始から、わずか1週間で930万ダウンロードを記録する大ヒットとなった“ラブアラーム”は、世の中の恋愛事情までも変えてしまう。同級生たちが好きな人の気持ちや自分の人気度を試そうと盛り上がる中、ある事情から一線を引いている主人公の女子高生キム・ジョジョ。やがて、有名モデルでもある転校生ソノと出会い、"ラブアラーム"を起動させると2人は両思いに。しかし、ソノと兄弟同然に育った幼なじみ・ヘヨンもジョジョを一途に思い続けていて…。原作は、千桂永(チョン・ゲヨン)によるウェブトゥーンで、日本ではピッコマにて配信中。韓ドラファンにすっかりお馴染みとなった「愛の不時着」「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」のスタジオドラゴンが製作し、脚本は「コーヒーよ、お願い」のイ・アヨン、ソ・ボラが務めている。今後にも期待!いま大注目の若手キャストたちが集結ジョジョ役/キム・ソヒョン両親の借金を返すため、伯母の家に居候しながらコンビニや焼肉屋のアルバイトをかけもちしているキム・ジョジョ。自分が“普通”に恋愛してもいいのか、平凡なフリをしながら暮らしてもいいのかと思い悩む彼女には、幼少期、済州島に辛い記憶があった。シーズン2は、“ラブアラーム”のリリースから4年後、ジョジョが大学に復学するところから幕を開ける。4年前、“ラブアラーム”開発者から、好きな人のアラームが鳴ることを防ぐ“盾”という機能をもらったジョジョは初恋のソノに対して起動。以来、ソノとは疎遠になり、どんなときでもそばにいて支えてくれた心優しいヘヨンの気持ちに応えて彼と交際を始める。誰にも知られたくない、隠しておきたい思いも、アプリを通じて(意中の人どころか)周囲の人に分かってしまうのが“ラブアラーム”。結婚式の余興で使われるなど、広く浸透する一方で、誰からもアラームを鳴らされなかった人たちが集団自殺を図ったことが社会問題となり、シーズン2では殺人事件までも…。ジョジョのもう一つの姿、インスタグラムの匿名イラストレーター“鳴り響く世界”との関連性も指摘されてしまう――。名子役から“時代劇の女神”へ韓国の3大子役のひとりといわれたキム・ソヒョンは、2012年のドラマ「太陽を抱く月」で注目を集め、「会いたい」「恋するジェネレーション」「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」「仮面の王 イ・ソン」ほか数多くの作品に出演。「ノクドゥ伝~花に降る月明り~」では本作とは180度異なる明るいヒロインで、最旬ブレイクスターと呼ばれるチャン・ドンユンと共演し、抜群のケミストリーで2019KBS演技大賞ベストカップル賞に選ばれた。最新主演ドラマ「月が浮かぶ川」(原題)では大人びた表情で再び時代劇に挑んでいる。へヨン役/チョン・ガラム母親がソノの家で住み込みのハウスキーパーをしており、ソノとは実の兄弟のように育ったイ・ヘヨン。焼肉屋でアルバイトをしているときから、ひたむきなジョジョに惹かれていたが、アメリカから戻ってきたソノとジョジョが結ばれ、複雑な思いを抱えることに。だが、傷心のジョジョに思い切って告白、自転車を使って半径10m圏内を出入りしながらラブアラームを鳴らし、彼女を笑顔にさせた。今シーズンでのヘヨンは、ソノとジョジョが再び急接近したことで不安な気持ちに。また、彼自身も家族の問題に対峙する――。映画『感染家族』『詩人の恋』で話題に2016年のスクリーンデビュー作『4等』(日本未公開)で大鐘賞の新人賞を受賞。『感染家族』の人間に近づき過ぎたゾンビ役で日本でも注目されたチョン・ガラムは、『詩人の恋』では“詩人”ヤン・イクチュンの相手役となり、済州島のドーナツ屋で働く青年セユンを好演。また、日本の犯罪小説を原作にした『藁にもすがる獣たち』では本作の好青年から一転、チョン・ドヨンやチョン・ウソンが追う大金に絡む、ナイーブな不良青年役を演じたことも記憶に新しい。現在は兵役中、除隊後の新作に期待が高まる。ソノ役/ソン・ガン政治家の父、元女優の母、自身は人気モデルという華やかな世界にいながら、家庭に自分の居場所がなく、幼なじみのへヨンだけが心許せる存在だったファン・ソノ。へヨンが関心を寄せるジョジョと知り合い、彼もまたジョジョに惹かれていくことに。だが、“盾”を使って思いを隠したジョジョの本心を知るよしもなく、2人は別々の道へ。同時にヘヨンとも疎遠になってしまう。仕事にも、ユクチョとの交際にも身が入らない中、4年前、ジョジョが“盾”を使ったことを知り、彼女はまだ自分に未練があるのではないかと思い始め――。出演作が次々話題に!Netflixの申し子!?「カノジョは嘘を愛しすぎてる」韓国版ドラマでデビューを果たすと、その甘いマスクと高身長で「マンガから出てきたような男」とも呼ばれ、注目を集めたソン・ガン。また、韓国メディアによれば、本作「恋するアプリ」以降、SNSのフォロワー数が25倍に増加したとか。モンスター・サバイバルドラマ「Sweet Home -俺と世界の絶望-」で主人公の引きこもりゲーマー、ヒョンスを演じたばかりの彼は、本作に続き、3月22日(月)よりtvNにて放送スタート、同日よりNetflixで独占配信される「ナビレラ -それでも蝶は舞う-」にも主演、Netflix作品でますます人気が出そうだ。クルミ役/コ・ミンシジョジョの従姉妹、クルミは目立つことが大好きで、ジョジョを冷たくあしらう。高校時代はK-POPアイドルに憧れ、修学旅行の余興でカバーを披露したことも。実は“ラブアラーム”誕生のきっかけとなった存在。4年後、自身でネットショッピングサイトを運営しているが、まるで人気がないのが悩みの種。“ラブアラーム”で大量のハート(好き)保有者だけが入会できるバッジクラブに入り、インフルエンサーとして認められることだけを目標にしている。演じるコ・ミンシは、ドラマ「猟奇的な彼女」や「空から降る一億の星」に出演、「梨泰院クラス」キム・ダミの衝撃的な映画デビュー作『The Witch/魔女』の親友役でも知名度を上げる。ソン・ガンと共演した「Sweet Home -俺と世界の絶望-」ではメインキャラクターの1人、毒舌“バレリーナ”ウンユ役でサバイバルして人気急上昇中。チュ・ジフン&チョン・ジヒョン共演の新ドラマ「智異山」などが待機。ユクチョ役/キム・シウンバッジクラブの会員でソノと“交際中”の人気モデル、ユクチョ。すべてを手にしているように見えるが、自身のアラームを鳴らしてくれないソノに内心傷ついている。ある日、ソノがジョジョに会いに行ったことを知り、ついに心を決める。キム・シウンは「恋するレモネード」や「バッドパパ」に参加、「恋するアプリ」以降は「誰も知らない」(原題)や「オ!サムグァンビラ」(原題)と引く手あまた、「悪霊狩猟団:カウンターズ」『野球少女』ヨム・ヘランと共演する映画『光と鉄』(原題)の日本公開も待たれる。ブライアン・チョン役/キ・ドフン自分を好きになってくれる人候補が分かる“ラブアラーム2.0”を発表し、メディアを賑わせる「Love Alarm C&C」の代表。実際の開発者チャン・ドック(イ・ジェウン)とはどんな関係なのか?ジョジョは“盾”について聞くために彼を訪ねるが…。演じるのは、長身を活かしモデルとして活躍していたキ・ドフン。キム・ソンホ主演「君のハートを捕まえろ!~Catch the Ghost~」ではメインキャストの1人に。「アスダル年代記」、「一度行ってきました」(原題)など出演作が続く新世代だ。(text:Reiko Uehara)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年03月16日『哭声/コクソン』『明日へ』「恋愛体質~30歳になれば大丈夫~」などのチョン・ウヒ主演で贈る韓国映画『めまい 窓越しの想い』が、5月7日(金)に公開決定。併せて日本版アートワークと予告映像が解禁となった。高層ビルにあるオフィスで働くソヨン。契約社員としての生活、誰にも打ち明けられない上司ジンスとの社内恋愛、毎晩かかってくる母親からの電話。ソヨンを取り巻く環境は、どれも不安定なものばかり。これ以上絶えることができないと、彼女の中で緊張の糸がぷつんと切れてしまったそんなとき、オフィスの窓の外からロープにぶら下がったままソヨンを見つめる清掃員のグァヌと出会う。31歳まで恋愛経験のない小説家の前に理想の相手が現われることから起こる騒動を描いた、ハ・ジョンウとコン・ヒョジン共演のラブコメ映画『ラブ・フィクション』をはじめ、多くの映画ファンが期待を寄せるチョン・ゲス監督が、現代社会の生きづらさと希望を独自の視点で描いた本作。『サニー 永遠の仲間たち』から『哭声/コクソン』『悪の偶像』などまで、強烈な存在感を示し、映画とドラマの両方で活躍を遂げるチョン・ウヒが本作では主演を務め、仕事・恋・家族関係のストレスから耳鳴りとめまいに苦しむOL・ソヨン役を繊細な感情表現で熱演。共演に、第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された2018年のロシア・フランス合作による、ロシアの伝説的ロックバンドを描いた映画『LETO -レト-』で主役に抜擢されたドイツ出身の国際派俳優ユ・テオ。ソヨンと秘密の社内恋愛を繰り広げる上司役を演じ、第41回青龍映画賞で新人男優賞を獲得した。そして、窓越しにソヨンと心の交流を深めていく清掃員の青年に、「サイコだけど大丈夫」にも出演した、繊細な眼差しが魅力的な新星俳優チョン・ジェグァンが扮している。息苦しい日々を高層オフィスビルの中で耐える女性と、窓の外をロープで縦横無尽に移動する清掃員。予期せぬ出会いを果たした2人が紡ぐ、癒やしと優しさに包まれたロマンスに注目。『めまい 窓越しの想い』は5月7日(金)よりシネマート新宿ほか順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:めまい窓越しの想い 2021年5月7日よりシネマート新宿ほか全国にて公開© 2019 FILM DOROTHY All Rights Reserved.
2021年03月16日毎年秋にシネマート新宿、シネマート心斎橋で実施される劇場発信型映画祭「のむコレ」に先駆け、3月19日(金)から「のむコレ番外編韓国映画チェゲボン トゥクチブ」が開催決定。「チェゲボン トゥクチブ」とは韓国語で「再上映特集」のことで、1997年から2012年までに公開された韓国映画の中から選りすぐりの作品を上映する。★豪華俳優共演のクライムアクション1997年公開の『ナンバースリー』は、『シュリ』のハン・ソッキュ、『パラサイト 半地下の家族』のソン・ガンホ、『オールド・ボーイ』のチェ・ミンシクが競演したヤクザの派閥抗争と検事の戦いを描いたアクションムービー。チェ・ミンシクと『神と共に』シリーズのハ・ジョンウ、『毒戦 BELIEVER』のチョ・ジヌン、『悪人伝』のマ・ドンソクら豪華俳優陣が競演した『悪いやつら』は、裏社会での生き残りをかけた男たちの攻防を描いた『工作 黒金星と呼ばれた男』のユン・ジョンビン監督作。大人気シリーズとなり続編も作られたチョ・スンウ、キム・ヘス共演の『タチャ イカサマ師』もラインナップされている。★実話/実在の人物を基にしたハードボイルド作品『ディヴァイン・フューリー/使者』のアン・ソンギ、『殺人の追憶』のキム・サンギョン、『王の男』イ・ジュンギ共演『光州5・18』は、タイトル通り『タクシー運転手~約束は海を越えて~』や『1987、ある闘いの真実』でも描かれた1980年5月に起こった、学生や市民らによる民衆蜂起「光州事件」を題材とした作品。金日成(キム・イルソン)暗殺を命じられた特殊部隊の過酷な訓練と彼らの行く末を描いた名優ソル・ギョング主演『シルミド』もまた、1971年に起こった「実尾島(シルミド)事件」を基にして描かれた映画。いずれも韓国では大ヒットを記録した。『力道山』は1950年代、日本プロレス界で一大ブームを巻き起こした力道山をソル・ギョングが体重を増やして熱演。中谷美紀、萩原正人らが共演として名を連ねる。★ソン・イェジン、ペ・ドゥナら出演!時代を超える名作ドラマ「愛の不時着」で社会現象を巻き起こしたソン・イェジン主演、キム・ジュヒョク共演の『妻が結婚した』ほか、『はちどり』キム・ボラ監督など女性監督の活躍目覚ましい現在、その先駆けともいえるチョン・ジェウン監督×ぺ・ドゥナ主演の『子猫をお願い』も登場。ペ・スジが“国民の初恋”と呼ばれて本国でも大ヒットを記録、恋愛映画の名作として語り継がれる『建築学概論』、主演チョ・スンウに大鐘賞主演男優賞をもたらし、二宮和也主演でドラマリメイクされた『マラソン』も上映。そのほか、パク・ヨンハ主演のスリラー『作戦 The Scam』、ヨム・ジョンア主演のラブストーリー『私の生涯で最悪の男』、チョン・ウソン主演の武侠アクション『レストレス~中天~』、ハン・ソッキュ主演のコメディ『ミスター主婦クイズ王』がラインナップ。日本で上映された名作韓国映画と、韓国映画の現在へと続く歩みを一挙に振り返ることができる。「のむコレ」上映作品の選定に携わるシネマート新宿/心斎橋 番組編成担当、野村武寛氏によれば、「2年前の「のむコレ」で『王の男』を上映した時、当時この映画をご覧になった方はもちろんですが、再上映ということを知らないで映画をご覧にお越し頂けました、その反応がとても刺激的で、驚きました。それ以来こういった映画を上映ができないかと試行錯誤しておりました」と言う。「今回ツインさんのご協力のもと、自社作品をあわせ、この企画が実現できました。タイトルもパンチがあるものがいいと考えて韓国語を混ぜてみました。名付けて『チェゲボン(再上映)トゥクチブ(特集)』(笑)。懐かしい映画をそろえています。当時映画をご覧になった方も、初めての方も韓国映画のすばらしさを体感してほしいです」と語っている。「のむコレ番外編韓国映画チェゲボン トゥクチブ」は3月19日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋にて開催。(text:cinemacafe.net)■関連作品:光州5・18 2008年5月10日より新宿ガーデンシネマほか全国にて公開© 2007 CJ Entertainment & KiHweck ShiDae.All Rights Reserved.タチャイカサマ師 2008年8月9日より新宿バルト9ほか全国にて順次公開© CJエンターテインメント建築学概論 2013年5月18日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2012 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved悪いやつら 2013年8月31日よりシネマート新宿ほか全国にて公開© 2012 SHOWBOX/MEDIAPLEX AND PALETTE PICTURES ALL RIGHTS RESERVED.
2021年02月25日『悪人伝』『犯罪都市』の製作陣が豪華キャストを迎えた『藁にもすがる獣たち』。この度、チョン・ドヨンとチョン・ウソン、韓国トップスターの2人によって繰り広げられる一瞬たりとも目が離せない本編シーンが解禁となった。大金に取り憑かれ、欲望をむき出しにした人々が激しくぶつかり合う様を描いた本作から、今回到着したのは、恋人が残した借金に苦しむテヨン(チョン・ウソン)とその失踪した恋人・ヨンヒ(チョン・ドヨン)のシーン。ある日、何の前触れもなくフラッと現れるも、素っ気なく立ち去ろうとするヨンヒに、テヨンが「待て!」からのバックハグを披露する。その日、ヨンヒはセクシーなワンピース姿で何事もなかったかのように夕食を作って彼の帰宅を待っていた。彼女のせいでテンパった状況になり、憤るテヨンに、変わらずラブラブモードでデレ全開のヨンヒ。騙されまいとするテヨンだが、「私にはあなたしかいないの」と言われると、気づいたときにはバックハグで引き留める、という本シーン。この勝負どちらが勝つのか、どちらが“獣”なのか。前後の展開が気になるシーンとなっている。『藁にもすがる獣たち』は2月19日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:藁にもすがる獣たち 2021年2月19日よりシネマート新宿ほか全国にて公開© 2020 MegaboxJoongAng PLUS M & B.A. ENTERTAINMENT CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED. ©曽根圭介/講談社
2021年02月18日“カンヌの女王”チョン・ドヨンや、『アシュラ』のチョン・ウソン、『スウィンダラーズ』のペ・ソンウ、A24×プランBの最新作『ミナリ』ユン・ヨジョンら韓国を代表するキャストが集結した『藁にもすがる獣たち』が、2月19日(金)より全国公開。この度、チョン・ウソンの独占インタビューがシネマカフェに到着した。曽根圭介による犯罪小説「藁にもすがる獣たち」(講談社文庫)を韓国で映画化、大金を巡って二転三転する予測不能の展開が観客を魅了したクライム・サスペンスとなる本作。チョン・ウソンが演じた“獣たち”の1人であるテヨンは、出入国審査官で、恋人が残した莫大な借金のため金融業者のドゥマン(チョン・マンシク)に脅され安眠できない日々を過ごしている。ウソン曰く、彼が演じてきた役の中で「最も優柔不断で受け身の男です。そして弱いのに強がる人物」と明かす。そんな役を彼が引き受けた理由は、チョン・ドヨンとの初共演だ。チョン・ウソンとチョン・ドヨンは同世代の俳優仲間だが、お互い距離感を保ちつつ見守った同僚的な存在だという。意外にも本作が初共演という2人だが、「今回お互いが撮影にどんな姿勢で臨んでいるのか知るいい機会だった。短期間で関係を築けて、とても楽しく共演できた」と語る。円熟味を増した2人が果たしてどんな絡みを見せるのか、注目だ。『藁にもすがる獣たち』は2月19日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:藁にもすがる獣たち 2021年2月19日よりシネマート新宿ほか全国にて公開© 2020 MegaboxJoongAng PLUS M & B.A. ENTERTAINMENT CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED. ©曽根圭介/講談社
2021年02月16日韓国最強のスタッフ&キャスト陣で日本の犯罪小説を映画化した『藁にもすがる獣たち』。2月19日(金)からの日本での公開を目前に控え、日本でも大人気のチョン・ウソンの魅力に過去作から迫った。スカウトをきっかけにモデルデビューし、芸歴はすでに27年。長身で、甘い雰囲気をまとう韓国を代表する人気俳優だった彼も、いまでは47歳を迎え、近年では幅広い役を演じ分ける誰もが認める実力派へと成長した。今回、その魅力を改めて知ってもらうべく選りすぐりの過去作をピックアップ。●デビュー作『KUMIHO/千年愛』(1994年)千年生き、美女に変化して男を惑わして精気を吸い尽くす九尾狐(クミホ)。中国・韓国・日本でも伝わるクミホの伝説をモチーフにした美しくも悲しいラブファンタジー。あらゆる男性を惹きつける美貌のハラ(コ・ソヨン)。だが、その正体は999年間人間界を彷徨うクミホだった。人間の姿でいられるのはあと1年。人間に生まれ変わるためには心から愛せる男性と出会い、100日目に彼の精気を吸い取らねばならない。タイムリミットが迫る中、ハラは青年ヒョギ(チョン・ウソン)と出会うが…。本作にはオーディションで出演の座をつかんだチョン・ウソン。共演のコ・ソヨンも本作がデビュー作となる。●映画ファンの目に留まる『上海グランド』(1996年)1930年代の上海の外国人居留地を舞台に、暗黒街で命を張って生きる2人の男の友情と対立を描く。チョウ・ユンファ主演の香港のテレビドラマ「上海灘」のリメイクで、レスリー・チャン、アンディ・ラウという世界的なアジアスター俳優が共演。チョン・ウソンはレスリー・チャン演じる主人公の仲間の1人として、出番は少ないが強烈な印象を残す役どころで出演。本作で「あの美形男優は誰?」と日本での公開時に映画ファンを騒然とさせた。●出世作『私の頭の中の消しゴム』(2004年)日本で上映された韓国映画のうち、『パラサイト 半地下の家族』に次ぐ歴代2位の記録を持つ大ヒット作。建設会社の社長令嬢のスジン(ソン・イェジン)と、建築家志望の建築作業員チョルス(チョン・ウソン)。2人は運命的な出会いを果たし、結ばれることになるが、幸せな新婚生活を送っていた矢先、スジンが若年生アルツハイマー症だと診断され…。「愛の不時着」のソン・イェジンと共演し、涙を誘う演技を披露したいまも色あせることのない不朽の名作。本作の来日時には空港にファンが殺到し、日本での人気を不動のものとした。●世界へ『グッド・バッド・ウィアード』(2008年)お宝を巡って、欲にまみれた無法者たちが灼熱の砂漠を駆け抜ける!狙った獲物は逃さない賞金ハンター・ドウォン(チョン・ウソン)、一番であることに駆けるギャングのボス・チャンイ(イ・ビョンホン)、そして雑草のように生き抜くコソ泥・テグ(ソン・ガンホ)。韓国を代表するスター俳優の夢の共演も話題になり、カンヌ国際映画祭でコンペ外部門にて特別上映された。本作ではスタントなしで、乗馬しながら爆破されるセットを潜り抜けるシーンなど、本格的アクションに挑戦した。●初めての悪役『監視者たち』(2013年)ハ・ユンジュ(ハン・ヒョジュ)はずば抜けた記憶力と鋭い洞察力、そして驚異的な集中力を備えた刑事。韓国警察の監視班に配属され、班長のファン・サンジュン(ソル・ギョング)やムードメーカーの通称“リス”(ジュノ)など特殊能力を持つ面々とともに総力を上げてジェームズ(チョン・ウソン)率いる武装犯罪集団に迫っていく。初めての悪役に挑んだ本作では、自らの肉体やアクションをあえて封印、作品の緊張感と軸を大事にするべく監督に進言し本格派俳優としての存在感を見せつけた。最大限映画のトーンに埋もれるよう衣装サイズを大きめに体のラインを隠し、ゆっくり歩き、髪の分け目を9対1にし、体重を増量して地に足のついた悪役を演じ切った。●悪役でもトップへ『アシュラ』(2016年)私利私欲のためあらゆる犯罪に手を染める架空の街の市長パク・ソンべ(ファン・ジョンミン)に加担させられていた汚職刑事ハン・ドギョン(チョン・ウソン)。彼の弱点を握った検事キム・チャイン(クァク・ドウォン)と検察捜査官ト・チャンハク(チョン・マンシク)は彼を脅迫し、両者の板挟みになった刑事の取った行動とは…。ファン・ジョンミン演じる市長にいいようにこき使われる刑事役で、芸歴22年目を迎えてなお、初めてみるチョン・ウソンを世に知らしめた。撮影中、カットがかかったあとは素の自分に戻るのが普通だが、本作における彼はずっと維持し続け、普段は言わないような口の悪さとひねくれた口調が身についてしまったとか。本作でもアクションシーン、カーチェイスなどスタントを使わず自らこなし、強いこだわりを見せた。チュ・ジフンが演じた弟分ムン・ソンモとの関係性の変化にも注目。●新境地開拓『藁にもすがる獣たち』(2月19日公開)日本でも大ヒットをした韓国ドラマ「梨泰院クラス」(Netflix)の最終回で、スングォン(リュ・ギョンス)とヒョニ(イ・ジュヨン)が一緒に観にいく映画が本作『藁にもすがる獣たち』。韓国でも話題となって大ヒットし、初登場1位を記録した。原作は曽根圭介による同名犯罪小説「藁にもすがる獣たち」(講談社文庫)。金に取り憑かれ、欲望をむき出しにした人々が激しくぶつかり合う様を描いた本作を、マ・ドンソク主演で日本でも好評を博した『犯罪都市』『悪人伝』の製作陣が、韓国映画界を代表するチョン・ドヨン、ユン・ヨジョンほか豪華キャストにより映画化。チョン・ウソンは恋人が残した借金に苦しむ男をときにコミカルに、ときに卑劣に魅力たっぷりに演じている。二枚目役ではなく、悪賢くもどこか小物感のある役どころは新境地となっており、追い詰められたキャラクターたちとともに徐々に獣と化していく様は必見。今回そんなチョン・ウソンの場面写真も独占入手、これまでの作品ともまたイメージの違うコミカルな表情の1枚となっている。上記のほかにも『藁にもすがる獣たち』でも共演しているペ・ソンウと悪徳検事を喜々として演じた『ザ・キング』、『パラサイト』のソン・ガンホらを抑えて青龍映画賞主演男優賞を受賞した『無垢なる証人』など、幅広い役柄に挑み続けるチョン・ウソンはこれからも見逃せない。『藁にもすがる獣たち』は2月19日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:藁にもすがる獣たち 2021年2月19日よりシネマート新宿ほか全国にて公開© 2020 MegaboxJoongAng PLUS M & B.A. ENTERTAINMENT CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED. ©曽根圭介/講談社
2021年01月31日チョン・ドヨン、チョン・ウソン、ペ・ソンウら韓国最強のキャスト&スタッフ陣で、曽根圭介による同名犯罪小説を映画化した『藁にもすがる獣たち』。この度、チョン・ウソンが借金の取り立て屋に詰め寄られる、閲覧注意の本編映像が解禁された。マ・ドンソク主演『犯罪都市』『悪人伝』の製作陣が本作が長編デビューとなる新鋭キム・ヨンフン監督を迎え、韓国映画界を代表する豪華キャストにより映画化した本作。大金を巡って二転三転する予測不能の展開が観客を魅了し、本国では興行収入ランキング初登場第1位を記録した。今回解禁されたのは、“藁にもすがりたいほど大ピンチの獣たち”の1人であるチョン・ウソン演じるテヨンが、借金取りから問い詰められる鳥肌ものの本編シーン。妙に距離が近い取立て屋(チョン・マンシク)は、最初こそ優しそうな言葉遣いながらも、テヨンが言い訳とともに期日までに払えないことを話すと、絶妙な間を取りキャラ変。しまいには、支払日の延長を提示した上で「今度返さなかったらそいつが取り立てに行く」と隣のヤバい奴を紹介する…。実は借金の保証人になったがために絶体絶命のテヨン。果たして、テヨンは大金を手にしてこの地獄から這い上がることができるのか、期待高まる。『藁にもすがる獣たち』は2月19日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:藁にもすがる獣たち 2021年2月19日よりシネマート新宿ほか全国にて公開© 2020 MegaboxJoongAng PLUS M & B.A. ENTERTAINMENT CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED. ©曽根圭介/講談社
2021年01月26日韓国映画界を牽引する実力派俳優チョン・ユミとコン・ユが共演し、韓国のベストセラー小説を映画化した『82年生まれ、キム・ジヨン』のBlu-ray&DVDが4月2日(金)よりリリースされることが決定した。2011年、ベストセラー小説を原作とした映画『トガニ 幼き瞳の告発』、2016年に1156万人の観客を動員したパニック映画の大作『新感染 ファイナル・エクスプレス』とヒット作での共演が続くチョン・ユミとコン・ユの3度目の共演にして初の夫婦役となった本作は、韓国で初登場1位を獲得する大ヒットに。監督は短編映画で注目され、本作が長編デビュー作となるキム・ドヨン。自身も2人の子を持つ母である彼女の演出は、現代の女性の生きづらさを描いた原作を、同年代の男性含む人々の心を震わせる物語へと見事に昇華させた。世界が広いと信じていた子ども時代、女性としての生きづらさを初めて知る少女時代、必死に勉強して入った大学から就職への壁。結婚・出産で会社を辞め、社会から切り離されていくような気持ちを抱える日々、そして再就職への困難な道。女性なら誰もが感じたことがあるであろう場面を積み重ねながら、ジヨンの人生が描かれ、その人生を通して“違和感”と“痛み”の正体と、未来への課題が問いかけられる。『82年生まれ、キム・ジヨン』Blu-ray&DVDは4月2日(金)より発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:82年生まれ、キム・ジヨン 2020年10月9日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2019 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.
2021年01月18日「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」で大ブレイクしたチョン・ヘインの主演ドラマ「半分の半分 ~声で繋がる愛~」が、2021年2月16日(火)からCS放送局「衛星劇場」で放送されることになった。チョン・ヘインが演じるのは、ひとりの女性に片思いし続ける人工知能プログラマー、ムン・ハウォン。脚本家のイ・スクヨンとは映画『ユ・ヨルの音楽アルバム』以来のタッグとなる。ハウォンを気にかけるクラシック専門のレコーディング・エンジニア、ハン・ソウには「ロボットじゃない~君に夢中!~」「輝く星のターミナル」のチェ・スビン。この2人が織りなす、切なく美しい心温まるラブストーリーは、今年の春に韓国「tvN」で放送された。なお、衛星劇場では放送に先駆け、チョン・ヘインをはじめとしたキャストのインタビューやメイキング映像を収めた「<半分の半分 使用説明書>」と題したスペシャル番組も日本初放送する。「半分の半分 ~声で繋がる愛~」は2021年2月16日より毎週(火)23時~衛星劇場にて2話連続放送(全12話)。(text:cinemacafe.net)
2020年12月25日《text:西森路代》韓国映画が面白いのは、緻密な脚本だったり、複雑な人間性が描かれていることなど、たくさんの理由が挙げらるが、俳優の多様さもその中のひとつだろう。今年は『パラサイト 半地下の家族』が米アカデミーの作品賞など4部門で受賞し、ドラマ「愛の不時着」も流行語大賞のトップ10に選ばれるなど、韓国のエンターテインメントの話題に事欠かなかった。そんな韓国に注目集まる中、テレビドラマと映画の世界を縦横無尽に駆け巡るまったくタイプの異なる俳優を紹介したい。大人の存在感増すチュ・ジフン2003年に「冬のソナタ」が放送開始したことで始まった日本の韓流ブーム。その直後のラブコメブームをけん引したのはコン・ユやヒョンビン、チュ・ジフンなど、今も活躍を続けている若き俳優たちだった。チュ・ジフンは演技の経験がほとんどない状態で2006年に「宮~Love in Palace」というドラマにいきなり主演。しかし、終盤にかけてどんどん成長を見せ、大人気となった。日本でも5,000人規模のファン・ミーティングを開催したり、毎月のように韓流雑誌の表紙を飾るほどであった。その後、兵役につき、除隊後もドラマや映画で活躍していたが、ここ5年くらいのチュ・ジフンは、デビュー当時に多くのファンを沸かせたときよりも、もっと多様で充実した仕事をしているのではないかと思える。特に2016年の映画『アシュラ』では、チョン・ウソン、ファン・ジョンミン、クァク・ドウォンという一癖も二癖もある先輩俳優にくらいついた。今や映画の世界では、こうした先輩にも負けない存在感を放つ存在に成長し、『暗数殺人』などを観ても、キム・ユンソク相手に、一癖も二癖もある役を演じられる俳優へと変化している。またドラマの世界でも「キングダム」「ハイエナ」などに出演。特に「ハイエナ」では、自信過剰な若き弁護士を演じていて、ハイエナのような先輩弁護士のグムジャと出会い、その鼻をあかされながらも、成長していく。グムジャとの間柄も、仕事の関係性だけが描かれるのではなく、緊張感のある大人の恋愛が進んでいくのも見逃せない。同年代、いや韓国の俳優の中でも、セクシーで洗練された大人の存在感を、ときにちょっぴりユーモラスな部分もはさみつつ、自然と醸し出せる唯一無二の存在となったのではないだろうか。抑えた演技で魅せるチョ・スンウ2000年に映画『春香伝』でデビューしたチョ・スンウは、韓流ブームの頃は、その活動の場がミュージカルや舞台、そして映画に重きをおいていて、ドラマには出演していなかった。特に2005年の『マラソン』はマラソン大会に挑む自閉症の青年を演じ、高く評価されたし、ミュージカル「ジキル&ハイド」でも、最高のキャストと呼ばれるなど、誰かと比べられることなく、確固たる技術を持ち、実直に演技の仕事を重ねている人というイメージであった。個人的に気になるようになったのが2015年の映画『インサイダーズ/内部者たち』だった。この作品で、チョ・スンウは検事ではあるが、コネもなく、学閥にも入れず、それでも出世の糸口を見つけようともがく中で、イ・ビョンホン演じるヤクザのサングと出会い、ある事件を告発することになるという役を演じた。生きるために必死なことだけが共通点だが正反対のふたりの姿にくぎ付けになった。『インサイダーズ』を観ていても、チョ・スンウは比較的表情の変化を大げさに出さない俳優だと思っていたが、2017年に主演した「秘密の森」では、子どもの頃に受けた手術で感情を失った検事を演じていて、ますます表情の変化を出さない演技をしている。しかし、次第に相棒のハン・ヨジン刑事と行動を共にする中で、もしかしたら自分にも感情が沸いている瞬間があるのではないかと思えるようになる。そういうときに、垣間見せる安堵や喜びの表情は、筋肉を少し動かしただけであるのにも関わらず、こちらにはなぜかその心の動きがストレートに響く。大げさに表す感情よりも、何倍も伝わるものがあるのだ。目覚ましい進化を遂げるチョ・ジヌンチョ・ジヌンがデビューしたのは2004年の『マルチュク青春通り』と言われているが、長い間、出演本数は多いものの、目立つ役を演じていたわけではなかった。2010年前後からは「ソル薬局の息子たち」など、ホームドラマなどの出演も多くなる。今よりもふっくらしていて、気のいい親戚のお兄さんという雰囲気の役の印象が強かった。そんなチョ・ジヌンだが、2012年の映画『悪いやつら』に出演した頃から、少しずつノワール作品への出演も増えていく。特に2014年にイ・ソンギュンと共に主演した『最後まで行く』では、殺しても簡単には死なないくらいの、不気味な強さで圧倒的な存在感を示す。2016年のパク・チャヌクの『お嬢さん』にも抜擢されるなど、この頃からぐっと活躍の幅が広がり、主演作も多くなってくる。また2016年のドラマ「シグナル」でも注目され、数々のドラマ賞でも評価された。現在のチョ・ジヌンはシリアスでカッコよさを体現するような役も多い。かつて、ホームドラマで気のいい親戚のお兄さんという脇役を演じていたことが信じられないほどの目覚ましい変化である。特に2018年の主演作『毒戦 BELIEVER』では、麻薬取締官として、麻薬犯になりすまして、敵をあざむくシーンもある。ギリギリの危険な任務に就く取締官の過酷さも感じられたが、同時にそんな危険の中にいることの高揚感が漏れ出るような演技に魅せられた。近年も『完璧な他人』『王と道化師たち』『権力に告ぐ』などが次々と出演作が日本でも公開されている。韓国には数多の俳優が存在しているが、ドラマで人気を博したからと言って、主演映画が何本も続けて作られるような活躍を続けるのは難しい。そんな厳しい世界において、確固たる地位を確立したチョ・ジヌンは、個人的に今、もっとも新作が観たい俳優である。(text:西森路代)
2020年12月11日2014年のセウォル号沈没事故を初めて正面から取り上げたソル・ギョング×チョン・ドヨン共演の『君の誕生日』。今回、本作で描かれる“誕生日”を情感たっぷりにキャストやスタッフがふり返る特別映像が到着した。今回到着した特別映像には、事故で失った息子の誕生日を皆で祝う姿と、キャストやスタッフが本作をふり返る様子が収められている。ボランティア活動を通じて遺族に寄り添ってきたイ・ジョンオン監督自身が目にした多くの遺族や子どもたちの様子が本作に反映されていると語るとおり、息子を失った事実と向き合えずに苦しむ両親を演じたソル・ギョングとチョン・ドヨン。「遺族の想いが伝わってほしい」「少しでも寄り添えたら」と語るトップ俳優2人の渾身の演技は観るものの心を激しく揺さぶること必至。亡くなった息子の近づいてくる誕生日を軸に、共に記憶し、悲しみを分かち合うことがどれだけ生きていく上での励みになるか、忘れられない傷を持つ全ての人々に寄り添う物語。誕生日に参加する友人や身近な人たち、皆で誕生日を祝うことで、悲しみを受け止めながらも前を向いて生きてゆく遺族の想いやメッセージが伝わるものとなっている。『君の誕生日』は11月27日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:君の誕生日 2020年11月27日より シネマート新宿ほか全国にて公開© 2019 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & NOWFILM & REDPETER FILM & PINEHOUSEFILM. All Rights Reserved.
2020年11月10日チョン・ドヨンやチョン・ウソン、『詩人の恋』チョン・ガラム、国民的女優ユン・ヨジョンらが豪華競演し、日本の犯罪小説を映画化した『藁にもすがる獣たち』(英題:BEASTS CLAWING AT STRAWS)が2021年2月19日(金)より公開されることが決定した。原作は曽根圭介による同名小説(講談社文庫)。大金に取り憑かれ、欲望をむき出しにした人々が激しくぶつかり合う様を描いた本作を、マ・ドンソク主演で日本でも好評を博した『犯罪都市』『悪人伝』の製作陣が韓国映画界を代表する豪華キャストにより映画化。二転三転する予測不能の展開が観客を魅了し、本国では興行収入ランキング初登場第1位を記録した。自らの過去を清算しようとする女に『シークレット・サンシャイン』で第60回カンヌ映画祭主演女優賞に輝き、『君の誕生日』が11月27日より公開されるチョン・ドヨン。恋人が残した借金に苦しむ男に『アシュラ』『ザ・キング』『私の頭の中の消しゴム』のチョン・ウソン。大金の入ったバッグを拾った男を『スウィンダラーズ』『ザ・キング』のペ・ソンウが演じるほか、『息もできない』『アシュラ』のチョン・マンシク、『MASTER/マスター』のチン・ギョン、『コンフィデンシャル/共助』のシン・ヒョンビン、『詩人の恋』のチョン・ガラム。さらに『ハウスメイド』で国内の賞を総なめにし、気鋭の映画スタジオ「A24」が手掛ける最新作『MINARI』(原題)でハリウッドデビューを果たした国民的女優ユン・ヨジョンらが集結している。ストーリー失踪した恋人が残した多額の借金を抱えて金融業者からの取り立てに追われるテヨン、暗い過去を精算して新たな人生を歩もうとするヨンヒ、事業に失敗してアルバイトで必死に生計を立てているジュンマン、借金のために家庭が崩壊したミラン。ある日、ジュンマンが勤め先のロッカーの中に忘れ物のバッグを発見する。その中には10億ウォンもの大金が入っていた。地獄から抜け出すために藁にもすがりたい、欲望に駆られた獣たちの運命は――。果たして最後に笑うのは誰だ!?『藁にもすがる獣たち』は2021年2月19日(金)シネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年11月06日韓国で初登場No.1大ヒットを記録した映画『82年生まれ、キム・ジヨン』から、チョン・ユミ、コン・ユ、キム・ドヨン監督が本作に込めた想いを明かす特別映像が解禁。また、新たにメイキング画像4点も到着した。原作小説は韓国で130万部を超える大ベストセラー。日本でも翻訳本が2018年12月に刊行されるとたちまち共感の声が広がり、発売2日目にして重版が決定、大型書店で品切れが続出するほど異例の大ヒットを記録。監督は、短編映画で注目され、本作が長編デビュー作となるキム・ドヨン。自身も2人の子を持つ母である彼女は、現代女性の生きづらさを描いた原作を心を震わせる物語に昇華させた。今回解禁となるのは、現場での撮影風景を映し出しながら、キム・ジヨンを演じるチョン・ユミと、夫デヒョンを演じたコン・ユ、そして本作の監督を手掛けたキム・ドヨンらが映画に込めた想いを明かす内容となっている。本作で3度目の共演、初の夫婦役を演じたチョン・ユミとコン・ユの2人が、真剣に作品と向き合い、演技に挑む姿が随所に散りばめられているほか、“愛娘”と過ごす幸せそうな家族の時間も切り取られている。本作への出演にあたり、「心引かれました。この作品をやるべきだと」と決意を明かすチョン・ユミと共に、コン・ユもまた「今の時代を生きる大勢の“ジヨン”の物語です。平凡な人たちの話ですが、作品には重みを感じました。どうしてもやりたいと思いました」と覚悟を持ってこの作品に挑んだことを明かす。大ベストセラーの映画化という大きなプレッシャーを乗り越え、韓国で大ヒットを収めたキム・ドヨン監督は、「自分や周りに目を向けるきっかけになる話で私たちの話です」という。劇中には監督自身の実体験を盛り込みながら、リアルで共感せずにはいられない心に刺さるシーンをいくつも作り上げている。「映画館を出る時には前向きな気持ちになってくれているといいですね」と明かす言葉からは、あえて小説とは異なる描き方を選んだことで本作に“希望”を託したことがうかがえる。『82年生まれ、キム・ジヨン』は10月9日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:82年生まれ、キム・ジヨン 2020年10月9日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2019 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.
2020年10月08日チョン・ユミとコン・ユの3度目の共演により、韓国で社会現象を巻き起こしたベストセラーを映画化した『82年生まれ、キム・ジヨン』。この度、主人公キム・ジヨンを演じたチョン・ユミが迫真の演技で“別人”となる本編映像が解禁された。チョン・ユミ演じるキム・ジヨンは、「82年生まれの韓国の女性で最も多い名前」を持つ女性。就職後、結婚、出産を経て、いまは家事と育児に追われる日々を送っている。だが、夫・デヒョン(コン・ユ)だけが気づいている、ある異変が起きていた。それは、何の前触れもなく突然、“別人”になってしまうこと…。今回解禁されたのは、ジヨンがまさにそうなった瞬間を切り取ったシーンだ。正月、例年通り夫の実家に夫と娘と帰省したジヨン。義理の母への気遣いや台所仕事で心も身体も休む暇がない。義理の姉家族までが揃い、賑やかに盛り上がる一同とは離れ、一人台所に立って家事をこなすジヨンの後ろ姿からもその疲労が感じ取れる。それまで文句一つ言わず、言われた仕事を黙々とこなしていたジヨンだったが、突然「奥さん、うちのジヨンを実家に帰してください。お正月に娘さんに会えてうれしいですよね?私も娘に会いたい。義姉の料理まで用意させて、ジヨンが気の毒です」。そう口にしたジヨンの言葉遣いや振る舞いは、まるでジヨンの母親ミスクそのものだった…。突如として実の母である“別人”となってしまったジヨン。纏う空気感すら変わってしまったかのような印象を与えるこの場面は、ジヨンを演じるチョン・ユミの迫真の演技が光るシーンとなっている。まるで一人二役以上とも言える驚愕の演技力を見せつけたチョン・ユミは、韓国版アカデミー賞と称される第56回大鐘賞映画祭で『パラサイト 半地下の家族』のチョ・ヨジョンを抑え、主演女優賞を受賞。「なぜ彼女の心は壊れてしまったのか」、その悲しみと痛みが多くの共感を与える本作では、主人公キム・ジヨンを見事に体現したチョン・ユミの演技に注目だ。『82年生まれ、キム・ジヨン』は10月9日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:82年生まれ、キム・ジヨン 2020年10月9日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2019 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.
2020年09月23日クォン・サンウが全てを失った孤高の天才棋士を演じ、彼の復讐を描くバイオレンス・ノワール『鬼手』が現在公開中。この度本作のインタビューを含む特別映像とメイキングスチールが公開された。映像では、自身の演じるキャラクターグィスについてクォン・サンウが「前作『神の一手』で隣の独房にいるテソク(チョン・ウソン)に碁を教えました」と説明する場面から始まり、師匠ホ・イルドが教える心の中で座標を暗記する“目隠し碁”、賭け碁に狂う釜山の雑草の特技である“早打ち”、霊を操る長城の占い師が仕掛ける透明な碁石で打つ“一色碁”など、キャストの説明とともに各キャラに合わせたその奇想天外な囲碁対決が続く。また見どころのひとつであるアクションシーンについては、グィスへの復讐に執着するウェトリ役のウ・ドファンは「子供の頃、サンウさんの作品を見ていた。アクションへの情熱がすごい」と言い、現場でそのアクションをモニタリングし思わず感嘆の声をあげる映像も登場。アクション監督も「素質がある」と絶賛し、その凄さを説明。クォン・サンウは「3カ月ほど体重を管理し、まるでグィスのように修練しました」と役作りを明かしている。そして最後には、「見て後悔はしません」「人生の活力をもらえます」「生死をかけて作りました」とそれぞれが自信をみせるコメントを寄せている。またメイキングスチールでは、闘いの舞台となる線路上や工場の高所など奇抜なロケーションでの様子や、モニターを見つめるクォン・サンウらキャストの表情など、リラックスした笑顔も写し出されている。『鬼手』はシネマート新宿ほか全国にて順次公開中。(cinemacafe.net)
2020年08月15日チョン・イル主演、知英共演の「夜食男女」が、9月より「KNTV」にて日本初放送。このほかにも食欲の秋にぴったりな美味しいドラマの数々を日本初放送する。ドラマ「夜食男女」は、訪れた人を癒やすお任せ料理だけを出す深夜食堂“BISTRO”のシェフをチョン・イルが演じるラブコメディ。元々料理好きなチョン・イルが劇中の調理シーンを100%自身でこなしたという意欲作。日本でも女優として活躍する知英が、そんなチョン・イルを料理番組「夜食男女」に出演させる熱血新人プロデューサー役に。「夫婦の世界」(原題)のDV夫役で注目を集めた新鋭イ・ハクジュが、番組の衣装を担当するスタイリストに扮し、不思議な三角関係が展開。毎回登場する美味しそうな料理の数々にも注目。9月からの放送スタートに先駆け、8月には出演者たちのインタビューや制作発表の模様を収めた「『夜食男女』放送直前SP」も独占放送する。また、パク・へジン主演のオフィスコメディ「コンデインターン」(原題)の日本初放送もスタート。コンデ(=口うるさい)シニアインターンと若手部長、立場が逆転した2人が食品会社を舞台に痛快バトルを繰り広げる物語。さらに、ソン・スンホン主演のロマンティックラブストーリー「夕食、一緒に食べませんか?」(原題)の第1話先行放送も。ソン・スンホンが患者と一緒に食事をすることで心を癒やすフードセラピストである精神科医役で、スイートな魅力を発揮する。共演に「愛の不時着」でリ・ジョンヒョクの婚約者ソ・ダンを好演したソ・ジヘらが名を連ねる。「夜食男女」は9月11日より毎週(金)20時~ほかKNTVにて日本初放送(2話連続放送・全12話)。「コンデインターン」(原題)は9月28日より毎週(月)20時~ほかKNTVにて放送(2話連続放送・全12話)。「夕食、一緒に食べませんか?」(原題)は9月28日(月)23時45分~第1話KNTVにて先行放送、10月本放送スタート(全16話)。(text:cinemacafe.net)
2020年07月16日韓国で130万部突破、日本でも話題となった小説を、チョン・ユミとコン・ユが3度目の共演にして初の夫婦役を演じ映画化した『82年生まれ、キム・ジヨン』。この度、本作の予告編とポスタービジュアルが到着した。日本では翻訳本が2018年に刊行され、発売2日目にして重版が決定した同名小説は、韓国の82年生まれの女性で最も多い名前である“ジヨン”という名を持つ平凡な女性の少女時代から結婚、出産に至るまでの人生を通し、女性の生きづらさが描かれている。今回到着した映像では、新婚のジヨン(チョン・ユミ)とデヒョン(コン・ユ)のある朝の出来事からスタート。幸せに溢れた普通日常のように見えるが、この瞬間から少しずつ、女性であれば誰もが一度は感じたことのある“違和感”が映し出されていく。子ども時代からジヨンの生きてきた時間が流れる本映像。この“違和感”は、常につきまとってきたことが確認できる。そんなある日、ジヨンの異変に夫が気づき、これまでジヨンが1人で抱えてきた痛みが、一気に溢れ出ていくかのように映像が流れる。そしてポスタービジュアルは、ジヨンを支えるかのように優しい眼差しを向ける夫・デヒョンと、「大丈夫、あなたは一人じゃない」と誰かに投げかけているように見えるジヨンの姿をとらえている。『82年生まれ、キム・ジヨン』は10月9日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:82年生まれ、キム・ジヨン 2020年10月9日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2019 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.
2020年06月18日クォン・サンウが激しいアクションに挑みながら天才棋士を演じ、“動と静”の魅力で韓国でも話題となったヴァイオレンス・ノワール『神の一手:ギス編(原題)』が邦題『鬼手(キシュ)』として公開決定。日本版ポスタービジュアルが解禁となった。チョン・ウソンが主演を務めた『神の一手』(2014)は、囲碁という頭脳的競技の“静”と格闘アクションの“動”を融合させた斬新なアイディアで、前代未聞の驚きに満ちスマッシュヒットを放ったチャレンジングな1作。そして今回、その『神の一手』のスタッフが再結集し、目覚ましくアップグレートを遂げた新作『鬼手』が完成。韓国エンタメの十八番である“復讐”と、怒濤の囲碁アクションを合体させ、仁義なき戦いを描いた。孤高の天才棋士vs裏社会の暗黒棋士たち…クォン・サンウが魅せる頭脳と肉体のバトル逃れられない宿命を背負った孤高の囲碁棋士グィスを演じるのは、近年、様々なジャンルの映画に主演し、ますますその演技力とカリスマ性に磨きをかけているクォン・サンウ。本作では3か月以上のトレーニングで、6キロ以上の筋肉を増量し、体脂肪率9%という驚異的な肉体を獲得し、プロ棋士の指導のもとで囲碁を体得。クォン・サンウ自身が「主人公グィスのように、私自身も修練を与えられた気分だった」とふり返る真摯な役作りで、研ぎ澄まされた精神力と必殺の格闘術を兼ね備えた主人公を熱演。霊能力を操る占い師との猟奇的対局、猛スピードで列車が迫ってくる線路上での死闘など、道場破りのごとく強敵たちとの熾烈な囲碁バトルを繰り広げていく。脇を固めるキャストには、『アジョシ』『名もなき野良犬の輪舞』のキム・ヒウォン、『ゴールデンスランバー』のキム・ソンギュン、『犯罪都市』のホ・ソンテ。さらにNetflixで配信中の人気ドラマ「ザ・キング:永遠の君主」に出演する人気急上昇中の次世代スター、ウ・ドファンがもうひとりの復讐者に扮して怪演を披露している。今回解禁された日本版ポスターには「その男、阿修羅となるー」というコピーが配され、クォン・サンウ演じるグィスと対峙する不敵な面々が勢揃い。邦題の『鬼手(キシュ)』とは、囲碁用語で“相手の意表を突いて、肺腑をえぐる鋭い手”を意味する。ここぞという勝負どころで鬼手を放つ、グィスの復讐の果てをスクリーンで目撃してほしい。『鬼手』は8月7日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2020年05月27日名優ソル・ギョングと“カンヌの女王”と称されるチョン・ドヨンが18年ぶりに再共演し、セウォル号沈没事故遺族の喪失と愛を描く『君の誕生日』が、6月5日(金)に公開決定。併せて日本版アートワークおよび予告映像が到着した。2000年のイ・チャンドン監督『ペパーミント・キャンディー』で新人俳優賞を総なめにし、2002年の『オアシス』、2003年の『シルミド SILMIDO』などで活躍。近年もアルツハイマーの連続殺人鬼を演じた『殺人者の記憶法』や民主運動家を演じた『1987、ある闘いの真実』が記憶に新しく、今年はハン・ソッキュとW主演する『悪の偶像』も公開されるソル・ギョング。そして、2007年の『シークレット・サンシャイン』でカンヌ国際映画祭主演女優賞を獲得し、2010年の『ハウスメイド』がカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出され、“カンヌの女王”とも称されるチョン・ドヨン。韓国映画界を代表するトップ俳優2人が2001年の『私にも妻がいたらいいのに』以来、18年ぶりの共演を果たし、わが子を亡くした喪失感と、切ない愛を抱きながら生きる遺族の姿を熱演する。監督は、『オアシス』『シークレット・サンシャイン』『バーニング劇場版』などで世界を魅了する巨匠イ・チャンドン監督のもとで経験を積んだ新鋭イ・ジョンオンが務め、本作で長編デビュー。監督自身がボランティア活動を通じ、長い期間遺族と接する中で生まれた本作は、韓国全土が悲しみに包まれた2014年4月16日、修学旅行中の高校生ら300人以上が犠牲となったセウォル号沈没事故を正面から取り上げる。本年度アカデミー賞には、『パラサイト 半地下の家族』のほかに同事故を取り上げた短編ドキュメンタリー『In the Absence』(英題)もノミネートされており、いま改めて注目される題材となっている。今回解禁された予告映像では、亡くなった息子スホの近づいてくる誕生日を軸に、共に記憶し、悲しみを分かち合うことがどれだけ生きていく上での励みになるか。忘れられない傷を持つ全ての人々に寄り添う、温かな感動を予感させている。『君の誕生日』は6月5日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年01月24日ジャッキー・チェン主演『ナイト・オブ・シャドー 魔法拳』より、本作に妖怪役で出演しているエレイン・チョンのまるで絵画のような写真が到着した。エキサイティングなアクションや歌声を惜しみなく披露する文豪妖怪ハンターのジャッキーが、妖怪たちとの熱闘を繰り広げる本作。女妖怪のひとり、シャオチンを演じるエレイン・チョンは、『芳華‐Youth-』などに出演、2018年にはコスメブランド「ジョルジオ アルマーニ ビューティ(GIORGIO ARMANI BEAUTY)」のモデルに抜擢、プロモーション動画に登場。ヴェネチア国際映画祭では、アルマーニ本人と共にレッドカーペットを歩いたことも話題に。そんな中国期待の新ミューズ、エレイン・チョンの写真が到着。彼女の黒髪によく合うその朱色のドレスは、着物をモチーフにつくられた完全ハンドメイドの一点もので、生地を織るだけで、3年もの年月が費やされているという。そして一番の特徴は、金糸と銀糸を宝石のように施したところ。肩を包み込むように二重になった襟元のデザインが、首の動きに特徴を持たせたかったシャオチンの動きを表現するのにとても効果的なのだそう。また、そのあまりにもゴージャスな出来に、完成品の価値は、なんと70万ドルともいわれているそうだ。『ナイト・オブ・シャドー 魔法拳』は1月17日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ナイト・オブ・シャドー 魔法拳 2020年1月17日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2019 iQiyi Pictures (Beijing) Co. Ltd. Beijing Sparkle Roll Media Corporation Golden Shore Films & Television Studio Co., Ltd. All Rights Reserved.
2020年01月17日『アシュラ』『私の頭の中の消しゴム』などのチョン・ウソンと『神と共に』シリーズのキム・ヒャンギの共演で贈る『無垢なる証人』が、1月24日(金)より公開。この度、チョン・ウソンが韓国のアカデミー賞と称される「第40回青龍映画賞」にて、『パラサイト 半地下の家族』ソン・ガンホら強力なライバルを抑えて主演男優賞を受賞したことを記念し、場面写真が解禁となった。本作は、「第5回ロッテシナリオ公募展」で大賞を獲得したシナリオをもとに、『戦場のメロディ』『ワンドゥギ』など、生きづらさを抱えた者たちを温かい視線で描く演出力に定評のあるイ・ハン監督がメガホンを取り映画化。殺人容疑者の弁護士と唯一の目撃者である自閉症の少女、決して出会うことのなかった2人の特別な心の交流を、ドラマチックな事件と新鮮なキャラクター描写で描く感動作。『神と共に』で冥界の使者ドクチュン役を愛らしく演じた子役出身の女優キム・ヒャンギが、特有のピュアな魅力と繊細な演技で物語にリアリティを加え、幅広い演技力を披露。その一方、『アシュラ』の悪に染まった汚職刑事役が記憶に新しいチョン・ウソンが殺人容疑者の弁護士役を務め、正義と野心に揺れる人間味あるキャラクターを熱演。11月に行われた「第40回青龍映画賞」で主演男優賞候補となっていたチョン・ウソンは、『パラサイト 半地下の家族』のソン・ガンホ、『エクストリーム・ジョブ』のリュ・スンリョン、『EXIT』のチョ・ジョンソク、そして2020年公開予定『誕生日』(原題)のソル・ギョングという名実ともに超強力な候補者が競い合う中、見事に受賞。今回到着した場面写真には、キム・ヒャンギ演じる目撃者の少女ジウとチョン・ウソン演じる弁護士スノとのハートウォーミングな交流の様子や、裁判に臨むスノの真剣な様子を切り取ったものとなっている。『無垢なる証人』は1月24日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年01月11日マトリ(麻薬取締局)の刑事と姿なき麻薬王との壮絶な闘いを描く『毒戦 BELIEVER』。この度、いまや韓国映画界に欠かせない俳優となり、是枝裕和監督も注目しているというリュ・ジュンヨルが演じるラクの“過去”が明かされる本編映像がシネマカフェに到着した。正体不明の麻薬王“イ先生”を捕まえるために手を組んだ、ウォノ刑事(チョ・ジヌン)と麻薬組織から捨てられた青年・ラク(リュ・ジュンヨル)。しかし、この度解禁となった本編シーンでは、ラクの素性に疑問を持ったウォノ刑事が彼を問い詰めたことで、彼の知られざる過去の一端が明らかになった。ウォノ刑事に呼び出されたラクに突きつけられたのは、子どもと家族の古い写真。死んだラクの母親の家にあった写真だというが、そこに映っていた子どもはラクではなかった。「誰だ?」と詰め寄るウォノに対し「僕じゃない」「でも僕です」と答え、ウォノにタバコを要求するラク。薄暗いビニールハウスの中、2人が吐き出すタバコの煙、そして淡々と語られるラクの過去…。劇中、立場は全く違えど“運命共同体”のような関係になっていくウォノに対してラクが思いをぶつける、印象的なシーンだ。今回ラク役を演じたリュ・ジュンヨルに対し、イ・ヘヨン監督は「無表情な表情の奥に複雑で謎めいた雰囲気を感じさせることを望んでいました。虚無感と冷ややかな雰囲気を秘めている、リュ・ジュンヨルという俳優の眼差しは、ラクという人物にどうしても必要でした」と語り、そのキャスティングを熱望していたそう。また、リュ・ジュンヨル自身は「シナリオを初めてもらった時、台詞が少ないという点もあって難しいキャラクターだと思ったので、撮影が始まる前に準備に時間をかけました」とその苦労をのちにふり返っている。「撮影の初めの頃は、イ・ヘヨン監督から多くの助言を頂いたのですが、そのうち、たいした演技指導もなく撮るたびに毎回オーケーをもらえるようになりました。言ってもダメだと思われたのかなって考えていたんですけど(笑)、後で監督から、考えすぎて凝った演技より、率直な感情が出ていて良かった、と言っていただいた。本当に学ぶことがたくさんあった現場です」と打ち明けている。『タクシー運転手 約束は海を越えて』ではソン・ガンホと共演、『ザ・キング』ではチョン・ウソン、チョ・インソンと共演するなど、話題作に続々と出演。是枝監督も一目置くリュ・ジュンヨルの新たなる代表作に注目だ。『毒戦 BELIEVER』は10月4日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年09月25日レバノンの首都ベイルートにある難民キャンプで暮らす女性たちが始めた、人気のケータリングサービスがある。その名もアラビア語でキッチンテーブルを意味する「Soufra」(ソフラ)で、キャッチコピーは「A Moving Feast」(移動するごちそう)。パレスチナ、シリア、イラク出身の彼女たちが心を込めて作る料理やお菓子は、どれも好評だ。今回のGOOD CINEMA PICKSでは、女性が就ける仕事が何もなかった同難民キャンプで、クラウドファンディングを用い、人と人とをつなぐ「食」を通じて自らの生活を向上させたソフラで働く女性たちを描いたドキュメンタリー映画『ソフラ〜夢をキッチンカーにのせて〜』を紹介したい。クラウドファンディングに挑戦自らの力で事業を始めるしか方法はなかったと説明するのが、これについては正しいだろう。マリアムは、自らがおかれた状況を改善しようと、まわりの女性たちの得意な料理を使ったケータリングサービスを思いつく。その事業には、厨房だけでなく配達するトラックが必要で、それらを購入する費用をまかなうために、現代的な資金調達の方法であるクラウドファンディングを使った。ドルマ(ブドウの葉で米、挽肉、香味野菜などを包んだ料理で、料理中央アジアから北アフリカまで広く食べられている)同ドキュメンタリーでは、ソフラで料理人を務める女性たちの調理の場面や、それぞれの郷土料理の歴史・ほかの料理との類似性ついて話す様子が映されるが、何よりも彼女たちの表情が生き生きしており、よく耳にする「食が人をつなぐ」という表現も決して大げさではないと思わされる。実際にレバノンの食卓へ味わい深い食事を提供することで、難民に対する見方に変化をもたらすこともあるかもしれない。宗教やアレルギー、思想などへの配慮は言わずもがな必要だが、衣食住の一つである「食」の力は、さまざまな違いを超えて人々をつなげるものではないだろうか。日本では現在のところ、9月7日から始まるUNHCR難民映画祭でしか同作は上映されないため、ぜひこの機会に観てほしい。東京上映のチケットの申し込みは9月4日までだ。予告編※動画が見られない方はこちら『ソフラ 〜夢をキッチンカーにのせて〜』Website|Facebook|Twitter|Instagram9月7日(金)16:00開始イタリア文化会館(東京)<満席>9月8日(土)16:00開始イタリア文化会館(東京)9月29日(土)15:30開始グローバルフェスタ2018(東京)9月29日(土)13:00開始札幌プラザ2・5(札幌)※札幌上映は『君たちを忘れない ~チョン・ウソンのイラクレポート~』を併映10月7日(日)18:00開始名古屋国際センター 別棟ホール(名古屋)UNHCR難民映画祭の映画詳細ページはこちらチケットの申し込みはこちら(※東京は9/4(火)まで)地域 :中東(レバノン)監督 :トーマス・モーガン製作国:アメリカ、レバノン製作年:2017年上映時間:73分カテゴリー:ドキュメンタリー言語:(音声)アラビア語(字幕)日本語、英語エル・グウナ映画祭(2017) Mentor Arabia 賞、 Cinema for Humanity Audience 賞日本初上映
2018年09月03日「プロデュース101」(通称プデュ)シーズン2出身のチョン・セウン、MXM、THE BOYZ、RAINZというまるで“プデュ同窓会”のような最強&最高の新人祭り「11thKMF2018」。同公演が9月14日(金)に東京、16日(日)に札幌で開催される。自作曲を掲げギターを奏でるソロシンガーのチョン・セウンは待望の東京初上陸&2度目の札幌登場。新曲『20 SOMETHING』を日本初披露する。イム・ヨンミン&キム・ドンヒョンのアイドルデュオMXMは8月14日(火)に新曲をリリース。本公演で新曲を日本初披露し、息ピッタリの最高のパフォーマンスで魅了する。「2018年のブランド大賞」で『新人アイドル賞』受賞の超イケメン揃い12人グループTHE BOYZ。本公演で新曲の初披露に期待が高まる。7人のメンバー全員が『プデュ2』出身のRAINZは、8月1日(水)に日本デビュー。待望の日本デビュー曲をひっさげて札幌登場。ドラマOSTでも活躍中の歌唱力に期待大。チケットの一般発売に先がけて、先行プレリザーブを実施中。受付は8月6日(月)午前11時まで。■11th KMF2018(11th Korean Music Festival)9月14日(金)Zepp DiverCity TOKYO(東京都)9月16日(日)Zepp Sapporo(北海道)出演:チョン・セウン / MXM / THE BOYZ(東京会場) /RAINZ(札幌会場)【1】開場13:00/開演14:00【2】開場18:00/開演19:00※東京・札幌共通
2018年07月27日8年ぶりのスクリーン復帰となるチョ・インソンと『アシュラ』の熱演も記憶に新しいチョン・ウソンの共演で、韓国主要映画賞を席巻した『ザ・キング』。このたび、キャスト陣や『観相師-かんそうし-』ハン・ジェリム監督などのインタビューを含むメイキング映像を、いち早くシネマカフェが入手した。本作は1980年から2010年にわたる激動の韓国現代史を背景に、国家という巨大ピラミッドに蔓延する理不尽なパワハラや、大統領選挙の裏で活発化するスリリングな駆け引きを実話さながらに描きあげたスタイリッシュなクライム・エンターテインメント。『観相師』で韓国900万人動員を果たしたハン・ジェリム監督が、歴代の大統領選の裏に蠢く金と権力のために動いた検事たちの物語は、情報操作やイメージ戦略、時にはヤクザさえも利用し、まさに悪のバイブルかのごとく政治の非道さを描き出した。チョン・ウソン、本作の魅力はシナリオと監督本作で8年ぶりのスクリーン復帰となるチョ・インソンは、平凡な公務員検事を目指しながら、1%の成功者に上りつめるため地滑りのように堕ちていく若き検事の、苦悩と葛藤を見事に演じきった。今回解禁となった映像の中で、「痛快で愉快それでいて陳腐にならないように」と語り、撮影現場でも時に弾け、時に苦悩する姿をみせる。さらに絶対的成功者の検事部長役を演じたチョン・ウソンは、「シナリオの魅力そして監督」と本作の魅力を断言。韓国映画にかかせない名バイプレーヤーで、本作で権力に絶対服従する先輩検事を演じたぺ・ソンウも「過去最高に面白い台本」と絶賛する。「鑑賞後に社会の問題点や現実を見つめる映画にしたかった」と監督これを受けて、自ら脚本も執筆したハン・ジェリム監督は「シナリオを書きながら政治部、検察、記者、警察関連の本を洗いました。映画的な仕掛けを通して、観客が鑑賞後に社会の問題点や現実を見つめる、そんな映画にしたかった」と、その思いを熱く語る。また、70年代に使われていた古いレンズとそれに似たアネモルフィックレンズも使い、時代感を出すなど、撮影、ロケーション、美術などの徹底ぶりには「時空旅行をする気分」(チョ・インソン)、「現実を風刺するために極大化された要素」(チョン・ウソン)と俳優陣たちも納得の様子だ。「純粋に王になりたい男の話でもある」とハン・ジェリム監督が語る本作は、赤裸々に権力の不条理を訴え、大衆から絶大な支持と共感を得て、“韓国のゴールデン・グローブ賞”と呼ばれる「第53回百想芸術大賞」では新人男優賞(リュ・ジュンヨル)など2部門を受賞するなど韓国映画賞レースを席巻。まさに“やられたら、やり返す!”の男たちの闘いの行方を、劇場で確かめてみてほしい。『ザ・キング』は3月10日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2018年03月09日ドラマ「ヒーラー~最高の恋人~」や「怪しいパートナー」など数々の話題作に主演し、日本でも大人気のチ・チャンウクが映画初主演を果たした『操作された都市』。この度、インタビューや撮影風景満載のメイキング映像が公開された。本作はチ・チャンウクが、わずか3分16秒のうちに“殺人犯”に仕立てられた主人公クォンを演じる新感覚ブレイキングアクション作品。到着したのは、キャスト陣のインタビューと、撮影風景が交互に映し出される映像。本作が映画初主演となったチ・チャンウクは、どう表現しようか悩んだそうだが、「この脚本で監督とタッグを組んだら面白い作品になると思った」と当時をふり返る。また「既存の韓国映画とは違う」と語ったのはシム・ウンギョン。「娯楽映画としては珍しいテーマが多い」と話し、今作では『怪しい彼女』の明るい役柄とは一変した“対人恐怖症のハッカーという役を演じている彼女は、「現実に存在しそうで存在しない面白いキャラをつくりたかった」役作りを明かしている。本映像でも分かるように、アクションが見どころの一つとなっている本作。残酷なアクションは控え、気軽にみられるようにしたと言う『MASTER/マスター』や『アシュラ』のアクションを手掛けるチェ・ボンロク武術監督は、「チョン・ウソンに負けないくらいチ・チャンウクもアクションがうまい。習得が早いんです」と語り、一方でパク・クァンヒョン監督は、「チャンウクには驚きました。天性の俳優です!」と大絶賛。特にカーチェイスシーンは、緊張感だけでなく爽快感もあると話す監督。「それらがうまく映画全体のトーンと相まって名シーンに仕上がった」と自信を見せている。そんな大がかりなセットやスピード感あふれるカースタント、そしてアクションの数々を覗くことができる本映像、まさにファン必見だ。『操作された都市』は1月20日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2018年01月17日“やられたら、やり返す!それが政治理念だ!”をモットーに1%の成功者になるため翻弄される若き検事の成り上がりの人生を描き、韓国で観客動員530万人を超える大ヒットを記録した『ザ・キング』。ドラマ「大丈夫、愛だ」のチョ・インソンが8年ぶりにスクリーンに復帰し、『アシュラ』のチョン・ウソンと共演した本作から、日本オリジナルの本予告編映像がどこよりも早くシネマカフェに到着した。本作は、1980年から2010年にわたる激動の韓国現代史を背景に、国家という巨大ピラミッドに蔓延する理不尽なパワハラや、大統領選挙の裏で活発化するスリリングな駆け引きを実話さながらに描きあげた、スタイリッシュなクライム・エンターテインメント。到着した映像では、チョ・インソン演じる平凡な新人検事パク・テスが、チョン・ウソン演じる絶対的成功者で検事界の王(キング)ハン・ガンシクと出会い、出世と権力のためならば悪事も厭わない非道な世界で、自らの成り上がりを目指す姿が描かれていく。さらに「スキャンダルはスキャンダルでもみ消せ」という権力争いの中、2人はやがて権力争いで対峙することになる場面もあり、初共演となるチョ・インソン、チョン・ウソンのガチンコ演技も見どころ。そして、最後にはチョン・ウソンが真顔でバブリーダンスも披露している。『ザ・キング』は3月10日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2018年01月06日ドラマ「大丈夫、愛だ」などで知られるチョ・インソンが8年ぶりにスクリーン復帰し、『アシュラ』の熱演も記憶に新しいチョン・ウソンと共演した大ヒット作『ザ・キング』が、2018年3月10日(土)より日本公開決定。彼らが演じる悪に染まった検事たちが、歴代の大統領選の裏で際どい駆け引きを繰り広げる特報映像が一足早くシネマカフェに到着した。本作は、1980年から2010年まで激動の韓国現代史を背景に、国家という巨大ピラミッドに蔓延するパワハラや、大統領選挙の裏で活発化する際どい駆け引きを描きあげたスタイリッシュなクライム・エンターテインメント。■あらすじ&キャストは?歴代の大統領選の裏にうごめく金と権力のために動く検事たちの物語は、情報操作やイメージ戦略、時にはヤクザさえも利用し、まさに悪のバイブルかのごとき、実話さながらの政治の非道さを描き出す。金と権力の虜になり、成り上がるために悪に染まる主人公の若き検事パク・テスを演じるのは、8年ぶりのスクリーン復帰となるチョ・インソン。さらに、非道な絶対的成功者の検事部長ガンシクをチョン・ウソンが迫力たっぷりに演じる。そのほか『インサイダーズ/内部者たち』など社会派映画には欠かせないペ・ソンウ、『新感染 ファイナル・エクスプレス』の演技派キム・ウィソン、ドラマ「恋のスケッチ ~応答せよ1988~」や映画『タクシー運転手約束は海を越えて』で大きな注目を集めるリュ・ジュンヨルらが脇を固めている。メガホンをとったのは、ソン・ガンホ主演『観相師~かんそうし~』で韓国900万人動員を果たしたハン・ジェリム。本作では権力の不条理を赤裸々に訴え、大衆から絶大な支持と共感を得て観客動員530万人の大ヒットに。また、「第53回百想芸術大賞」では新人男優賞(リュ・ジュンヨル)など2部門を受賞、「第54回大鐘賞」では助演男優賞(ペ・ソンウ)、シナリオ賞など4部門を受賞し、今年の韓国映画賞レースを席巻中だ。■特報映像到着今回到着した特報映像では、「政治家というものは、やられたらやり返す」「国中の弱みを握るんだ」とスキャンダルさえも操作し、成り上がるためには悪事も厭わない男たちの姿が!1%の成功者になるために、若き検事パク・テスはプライドを捨て権力に寄り添うことができるのか。そして、最後には誰が「王」になるのか!?ひと癖もふた癖もある男たちが繰り広げる闘いの行方に目が離せない。映像の最後、真顔で音楽に身を任せるチョン・ウソンたちの“バブリーな”ダンスも見逃さないで。『ザ・キング』が2018年3月10日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月18日