赤ちゃんの洋服はサイズもデザインもさまざまで、どれを選んだらよいのか迷ってしまいがちです。国内・国外ブランド間でのサイズ表記の違いも、選びにくさの原因の1つでしょう。そこで、赤ちゃんの洋服の選び方や洋服の種類などに注目して紹介します。■赤ちゃん服のサイズはどう見ればよい?赤ちゃん服にはさまざまなサイズがあります。赤ちゃんの成長は目覚ましいため、どのサイズを選べばよいのかわからないという人も多いでしょう。サイズ感を知っておくと、赤ちゃんにピッタリな洋服を選べるようになりますよ。▼赤ちゃんの服の選び方1、身長・体重で選ぶ赤ちゃんの身長や体重を考慮して洋服を選ぶのがポイントです。国内ブランドの赤ちゃん服は、年齢ではなく身長でサイズ表記がされています。「50・60・70・80」といった場合が多く、中には5cm刻みで表記しているブランドもあります。また、サイズごとに対応する月齢や体重が書かれている場合もあるでしょう。しかし、赤ちゃんの成長には個人差があります。月齢が5ヶ月だからといって、60cmの赤ちゃん服を選ぶ必要はありません。赤ちゃんの成長に合わせた適切な洋服を選ぶようにしましょう。▼赤ちゃんの服の選び方2、アメリカなど海外ブランドの場合アメリカなど海外ブランドの場合は、サイズ表記が異なります。身長ではなく月齢で「3・6・12・18m」と表記されている場合がほとんどでしょう。海外ブランドの3mに当たるのが日本サイズの「60」で、9mに当たるのが日本の「70」です。アメリカやヨーロッパの赤ちゃん服は、動きやすさを考えて赤ちゃんの体にぴったりフィットするデザインが多いのが特徴といえます。一見すると細身で着せにくそうですが、伸縮性が高い素材を使用しているので問題ないでしょう。国内ブランドと比べてパンツの丈が長い場合がありますが、裾を折り返して着せればOKです。国内ブランドと同じように、赤ちゃんの身長や体重からピッタリのサイズを選びましょう。■月齢から見るサイズの目安は?メーカーは、月齢に対応する平均身長や平均サイズを決めて洋服を作っています。その目安のサイズをチェックして、赤ちゃん服を選ぶときの参考にしましょう。▼新生児期の服の選び方新生児期の赤ちゃん服の標準サイズは「50」です。生まれてすぐ~生後1ヶ月までの赤ちゃんは、身長40~50cm・体重2~4kg程度であることが多いでしょう。そのなかでも、2kg前半で生まれた赤ちゃんに合うサイズといえます。生後1ヶ月になるまでに体重は1kg増え、身長は5cmほど伸びます。発育のよい子は、それ以上に身長・体重が増えることもあるでしょう。赤ちゃんの成長差にもよりますが、サイズ50の赤ちゃん服は2ヶ月ほどでサイズアウトしてしまうことが多いようです。▼1ヶ月から6ヶ月までは50・60サイズ生後1~6カ月の赤ちゃん服の標準サイズは「50・60」です。生後1ヶ月であれば、小さめに生まれた赤ちゃんはサイズ50を着られることがあります。しかし、生後3ヶ月までは身長・体重が大幅に増える時期です。生後2ヶ月までに体重はプラス2kg・身長はプラス8cm増え、生後3ヶカ月になると体重プラス3kg・身長プラス10cm増加することになります。生後3~6ヶ月にはサイズ60の赤ちゃん服が合うようになるでしょう。大きめに生まれた赤ちゃんは、生後6ヶ月ごろにはサイズ70がピッタリな場合もありますよ。▼7ヶ月から1歳前後は70・80サイズ生後7ヶ月~1歳前後の赤ちゃん服の標準サイズは「70・80」です。この頃にはズリバイやハイハイをするようになるため洋服の種類も変わります。ねんね期に着ていたようなドレスタイプではなく、足の付いたカバーオールや上下セパレートの服を着せるのが一般的です。サイズ70の赤ちゃん服は種類も少なく、ほかのサイズと比べても着られる期間が短い特徴があります。そのため、少し大きいサイズ80の洋服を選ぶというママも多いようです。大きめの赤ちゃんの場合は、サイズ70を飛ばして上下別のサイズ80から着始めるケースもありますよ。■サイズアップをするタイミングちょうどよいサイズを購入しても、すぐにサイズアウトしてしまうのがこの時期の特徴です。洋服をサイズアップするタイミングを確認しておきましょう。▼ボタンなどがきつく感じたタイミング赤ちゃんの洋服を変えるタイミングは、ボタンなどがきつく感じたときです。ロンパースやカバーオールの股下にはボタンが付いています。着替えやおむつ替えのときにボタンが留めづらい・余裕がないという状況になれば、サイズアップのタイミングと考えましょう。無理やりボタンを留めている状態では赤ちゃんも動きづらくなり、動いたはずみでボタンが外れてしまうこともあります。また、ボタンを留めるのに手間取り、着替えもスムーズにできなくなるでしょう。▼洋服はバンザイをして確認セパレートの洋服の場合は、トップスを着た子どもにバンザイをさせてチェックします。両手を上げたときにお腹が見えてしまうようなら、サイズアップするのがおすすめです。丈や袖が短くなっており、赤ちゃんも動きづらく窮屈に感じているかもしれません。頭や腕も通しにくく、着替えもしづらいでしょう。また、トップスと同じタイミングで購入したズボンがある場合は、同じようにサイズアウトしている可能性があります。太もも部分がパツパツになっていないか確認するのがおすすめです。▼大きすぎるサイズへの変更は避けよう赤ちゃんの洋服はどんどんサイズアップするため、大きめの物を買っておきたいと思うかもしれません。しかし、大きすぎるサイズへの変更は避けましょう。ダボダボの裾につまずいて転んでしまう可能性があります。また、服が引っかかり思わぬケガを招くことも考えられますね。短期間で洋服を買い替えることになるのでもったいない気もしますが、赤ちゃんのためにもジャストサイズを着せてあげるようにしましょう。3カ月ごとを目安にサイズアップしていくと余裕のある買い替えが可能ですよ。■赤ちゃん服の種類を知ろう赤ちゃん服といってもその種類はさまざまです。聞きなれない名前も多く、初めて赤ちゃん服を買うママが戸惑うことも少なくありません。種類を知って、赤ちゃんの洋服選びを楽しみましょう。▼新生児にピッタリ 「ベビードレス」ベビードレスはベビーオールとも呼ばれるアイテムで、新生児のうちに着る洋服のことを指します。ワンピースのような形状で、おむつ替えをしやすいのが特徴です。赤ちゃんの足首ぐらい、あるいは足全体をすっぽりと覆う長さが一般的といえます。赤ちゃんが足をバタつかせない時期に着せるので、使用期間も1~2カ月ほどと短いでしょう。きれいな装飾が施された『セレモニードレス』もベビードレスに含まれ、お宮参りの定番アイテムとなっています。新生児期は外出することはあまりないため、準備する枚数も少なくて済むのではないでしょうか。商品名:新生児ベビー用セレモニードレス価格:¥3,985(税込) ベビードレス 詳細はこちら(Amazon) ▼お腹を守れる 「ロンパース」ロンパースは、トップスとボトムスが一体となったタイプの洋服のことです。カバーオールと呼ばれることもあります。上下がつながっているため、はだけたりお腹が出たりといった心配がありません。足先まで包むタイプなら、靴下のように脱げてしまうこともなく便利ですよ。股下部分がスナップやボタンになっていることが多く、おむつ替えも簡単にできるでしょう。海外ブランドのロンパースは、着脱しやすくするために肩にボタンが付いているタイプもあります。首が据わるまでは前開きタイプもおすすめですよ。商品名:Feidoog ベビー カバーオール ロンパース価格:¥1,590 (税込) ロンパース 詳細はこちら(Amazon) ▼長く使える 「ツーウェイオール」ツーウェイオールは、その名の通り2通りの着せ方ができる洋服です。股下にスナップやボタンがあり、留め方を変えることでベビードレスにもロンパースにもなります。生後すぐ~2ヶ月ぐらいはベビードレスで、動きが活発になる生後3カ月ぐらいからはロンパースとして使いましょう。赤ちゃんの成長に合わせて切り替えられるため、長く使えるのがうれしいですね。長ければ1歳ごろまで着られるので、少し多めに用意してもよいでしょう。商品名:chuckle 北欧風 アニマル 新生児ツーウェイオール価格:¥1,944 ツーウェイオール 詳細はこちら(Amazon) ■ピッタリサイズの服で赤ちゃんもご機嫌に赤ちゃん服はどれもかわいらしく、選ぶのに悩んでしまうほどです。しかし、赤ちゃんは目覚ましく成長するため買い替えも頻繁になります。すぐに着られなくなるからと大きいサイズを選ぶのは避けましょう。大きすぎるサイズは思わぬケガの原因にもなりますよ。赤ちゃんが快適に過ごせることを優先して、ピッタリサイズの洋服を選ぶことが大切です。洋服の種類やサイズアップのタイミングを知って、赤ちゃんの洋服選びを楽しみましょう。
2019年09月24日