11月1日、森アーツギャラリーにて『ティム・バートンの世界 THE WORLD OF TIM BURTON』がスタートする。同展では、『シザーハンズ』『チャーリーとチョコレート工場』『アリス・イン・ワンダーランド』『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』をはじめとする数々の名作を生み出してきた映画界の奇才、ティム・バートンが手掛けた映像や美術作品を紹介。油絵、スケッチ、デザインから未公開映像作品、オブジェに至るまで、日本初公開となる約500点の作品が展示される。期間は2015年1月4日まで。作品は、大きく10のセクションに分けて展示。グループ1のテーマは「アラウンド・ザ・ワールド」。海外に長期滞在することも多いティムが、旅先で浮かんだイメージを、手元にあるスケッチブックやレストランの紙ナプキンなどに落とし込んだものを寄り集めて紹介する。中には、今や世界的に有名な映画作品のキャラクターを初めて思い付いたときにスケッチしたものもあり、“作品の出発点”を確認することも可能。キュレーターによると、「どれがどの作品のキャラクターかは敢えて記していないので、自分で発見するのも楽しみ」だとか。グループ2は「カーニヴァレスク」。このセクションでは、滑稽さとグロテスクさを両立しているティムの表現手法に迫る。グループ3「フィギュア:男? 女? 生物?」では、ティムの深層心理や思考が反映された個人的な作品を紹介、グループ4「フィルムキャラクター」では、映画のキャラクターがティムの頭に浮かんだ瞬間から映画館のスクリーンに登場する過程までを紹介する。グループ5は、少年時代のティムに大きな影響を与え、現在でも作品の主要なモチーフとなっている祝祭日にまつわるスケッチを集めた「ホリデー」、グループ6は、ティムの創作に影響を与えた先人を窺い知ることができる「影響を受けた人」、グループ7は、ティムの絵画や映画の中でも最もよく目にすることがある「誤解されがちなアウトサイダー」がテーマだ。こちらのセクションに並ぶ作品群に描かれたキャラクターたちは、いずれも「本人はよかれと思って動いても結果は散々」だとキュレーターが話す通り、どこか浮かばれない表情で、思わず心動かされてしまうこと必至だ。さらに、グループ8は「ポラロイド」、グループ9は映画関係者だけに配られたキャスト&クルーブック「書斎」、グループ10は「実現しなかったプロジェクト」を紹介する。グループ10のセクションでは、世に出ることのなかったキャラクターやストーリーもすべて、ティムの頭の中では完璧なまでの形を成し得ていたことがよく分かり、流石、後世に名を残す人は無名時代から人とはどこか違うのだと唸らされる。オープニングに先駆け、10月31日に開催されたセレモニーには、ティム・バートン本人ならびに同展オフィシャルサポーターを務めるお笑い芸人・ピースの2人が登場。綾部さんは『チャーリーとチョコレート工場』のウィリー・ウォンカ風衣装、又吉さんは『シザーハンズ』のエドワードを模したスタイルだ。続いて登場したティムは、ピースの2人に握手を求められるも、切れ味の鋭そうな又吉の手元に目をやり困惑の表情を浮かべた。ワールドワイドに活躍するティムを前に興奮気味の二人は、次回作の出演を目論んで必至のアピール合戦を開始。「交通費だけでいいから出たい」「日本で撮影を行う際は呼んでほしい」との懇願に「ぜひお願いしたいね」とリップサービスするティムに対し、今度はピースからお礼のサプライズプレゼントが披露された。プレゼントの内容はというと、ティムが大好きだという日本の怪獣映画のキャラクターたちが参加しての、鏡開きならぬ「カボチャびらき」。ハロウィンにちなんで用意された巨大なかぼちゃ型オブジェの先端を押すと、中からマシュマロやリボンが舞いあがり、会場の空を埋め尽くした。これには、ともにステージに立っていたウルトラ怪獣のダダ、ガンキュー、ピグモンも驚きの表情を見せたが、楽しげに笑うティムは、報道陣から「これまでに一番楽しかったハロウィンは?」と聞かれると「僕の人生は毎日がハロウィンのようだよ」とおどけてみせた。
2014年11月01日宮沢りえが第27回東京国際映画祭において『紙の月』での演技で「最優秀女優賞」を受賞。本作は「観客賞」にも輝いた。なお最高賞「東京グランプリ」は米仏合作の『神様なんてくそくらえ』が獲得。こちらも「監督賞」との2冠となった。宮沢さんは艶やかな着物姿で来場。すでに『紙の月』が映画祭に訪れた観客の投票による「観客賞」を受賞したことは授賞式前に発表されていたが、「女優賞」と併せて堂々の2冠獲得となった。審査員の韓国人監督イ・ジェハンは宮沢さんの受賞を「満場一致の決定」と説明。「意味深さと奥深さ、繊細さと脆さを表現し、目で全てを語り、真の自由を求めていた。そして何より、美しい」と称賛を送った。宮沢さんは、信じられないといった表情。なかなか言葉が出てこないようで「なんか震えています…」と苦笑い。「おみくじで大吉を当てて『やったー!』と思う気持ちの中で、『自分を引き締めなくては』と思う気持ちと似ています」と心境を語った。久々の映画主演となったが「7年ぶりということで、不安や緊張もありましたが、吉田大八監督の粘り強く厳しい、でも愛がたくさんこもった演出で、手ごわい役を乗り越えることが出来ました。もし(トロフィーが)半分に出来るなら半分は『最優秀演出賞』で監督にあげたい」と感謝の思いを口にし、席に戻ると吉田監督とガッチリと抱き合った。吉田監督は「観客賞」受賞に「映画を観た後で、コンペの素晴らしい作品の中でこの映画を『好き』と仰って下さった方が一番多いという重みを感じてます。これからの励みにしていきたい」と喜びを語った。「最優秀男優賞」はポーランド映画『マイティ・エンジェル』でアルコール依存症の主人公を熱演したロベルト・ヴィエンツキェヴィチが受賞。本人不在のため、監督が代わりにトロフィーを受け取った。そして、ジョシュア&ベニー・サフディの兄弟監督による作品で、ヘロイン中毒の若者たちを生々しく描いた『神様なんてくそくらえ』が最高賞の「東京グランプリ」と「監督賞」をW受賞。ジョシュアは「2つも受賞して本当に嬉しいです。この映画祭のコンペティションに入選したと聞いたとき『これ以上のことはない』と思いつつ、“極端”を描いたこの作品が日本の方に受け入れてもらえうるのでは?と感じもしました。東京に感謝したいと思います」と挨拶。ベニーは「いろんな犠牲を払いながら作り上げた作品だったけど、思いを込めて作り上げました」と感慨深げに語る。主演のアリエル・ホームズは「何て言っていいか…ありがとうございます」、共演のケイレブ・ランドリー・ジョーンズは「Thank you very very very very very very much!」と短い言葉に感激と喜びの思いをうかがわせた。この他、日本映画を対象にした日本スプラッシュ部門では安藤サクラ、新井浩文が出演する『百円の恋』が「作品賞」を受賞。同部門の「スペシャル・メンション(特別賞)」には沖田修一監督が無名の俳優ばかりを起用して作り上げた『滝を見に行く』が受賞した。<第27回東京国際映画祭/受賞結果一覧>■東京グランプリ:『神様なんてくそくらえ』■最優秀監督賞:ジョシュア・サフディ&ベニー・サフディ(『神様なんてくそくらえ』)■最優秀女優賞:宮沢りえ(紙の月』)■最優秀男優賞:ロベルト・ヴィエンツキェヴィチ(『マイティ・エンジェル』)■最優秀芸術貢献賞:『草原の実験』■WOWOW賞:『草原の実験』■アジアの未来 作品賞:『ゼロ地帯の子どもたち』■国際交流基金 特別賞:『遺されたフィルム』■日本映画スプラッシュ 作品賞:『百円の恋』■日本映画スプラッシュ スペシャル・メンション:『滝を見に行く』■SAMURAI賞:北野武/ティム・バートン■観客賞:『紙の月』(text:cinemacafe.net)
2014年10月31日来日中のティム・バートンが10月31日(金)、第27回東京国際映画祭が開催中のTOHOシネマズ六本木ヒルズで最新作『ビッグ・アイズ』のプレゼンテーションを実施。約2分30秒の先行フッテージを披露し、「もうすぐ完成するよ」とファンに報告した。ハロウィンのこの日、バートン監督は六本木を拠点に超多忙なスケジュール!まず六本木・森アーツセンターギャラリーで開幕する「ティム・バートンの世界展」のオープニングセレモニー及びプレス向け内覧会に出席し、大好きだというウルトラ怪獣ともご対面。その後、映画祭のクロージングセレモニーに出席し、北野武監督とともに本年度から新設された「SAMURAI(サムライ)賞」を受け取った。そのため、『ビッグ・アイズ』のプレゼンテーションに若干遅刻してしまったが、「こんなに嬉しいことが重なるなんて、最高だよ。日本のみんなもハッピー・ハロウィン!」と満面の笑みで浮かべた。映画のタイトルになっている“ビッグ・アイズ”とは、1960年代に世界中で大ブームを巻き起こした悲しげな大きな瞳の子どもたちの絵画シリーズ。世間はその作者を男性画家のウォルター・キーンだと信じたが、実際の生みの親は妻・マーガレットだった。富と名声を捨ててでも、アート界を揺るがす真実を公表しようとするマーガレットの運命は?バートン監督本人も熱心な“ビッグ・アイズ”収集家だと言い、「幼い頃は、一般家庭のリビングや歯医者さんの待合室によく飾ってあったよ。子どもながらに、絵に見つめられる感覚で、不思議というか、不気味というか…」(バートン監督)。夫婦をめぐる秘密について、大人になってから知ったそうで「とても興味深い実話だよね。僕が実在の人物を、映画にするのは『エド・ウッド』以来。久しぶりにリアリスティックな作品になったよ」と話していた。マーガレットを演じるのは、『アメリカン・ハッスル』でアカデミー賞「主演女優賞」にノミネートされたエイミー・アダムス。そして、事件の鍵を握る夫・ウォルターを『ジャンゴ 繋がれざる者』でアカデミー賞「助演男優賞」に輝いたクリストフ・ヴァルツが演じている。「ご承知の通り、2人とも素晴らしい演技派俳優で、奇妙な夫婦関係を演じてくれたよ。やっぱり映画づくりの喜びは、素晴らしい才能とコラボレーションできることだよね」とバートン監督。駆けつけたファンは、最新作への期待に胸をふくらませていた。『ビッグ・アイズ』は2015年1月、TOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月31日第27回東京国際映画祭で「SAMURAI(サムライ)賞」を受賞したティム・バートンを特集した企画展『ティム・バートンの世界』のオープニング式典が10月31日に東京・六本木ヒルズアリーナで行われ、来日中のバートン監督が駆けつけ「僕自身、とてもドキドキするよ」と胸を高鳴らせた。その他の写真2009年に『ティム・バートン展』としてニューヨーク近代美術館(MoMA)で開催され、来場者数80万人以上、同館史上3番目の動員を記録した。現在は『ティム・バートンの世界展』に改称し、今年3月のプラハを皮切りに世界をめぐり、日本初上陸。最新作『ビッグ・アイズ』の公開も控える鬼才・バートン監督の創作活動の秘密に迫るデッサンやスケッチ、未公開映像作品やオブジェ等約500点を展示し、ジャンルを超えた幻想的な世界観を生み出すイマジネーションの源泉を体験できる。六本木の森アーツセンターギャラリーを会場に、「カーニヴァレスク」「フィルムキャラクター」「影響を受けた人」「誤解されがちなアウトサイダー」「ポラロイド」「書斎」「実現しなかったプロジェクト」など10に及ぶテーマセクションで構成されており、バートン監督は「人に見せるつもりで描いたものじゃないけれど、創作のプロセスやプライベートな一面が美術館の壁に飾られるのは、僕にとっても特別だ」と話していた。オープニング式典には、オフィシャルサポーターを務めるお笑いコンビ・ピースの綾部祐二と又吉直樹が出席。また、来日中のバートン監督を歓迎しようと、彼が大好きだというウルトラ怪獣のダダ、ガンキュー、ピグモンも駆けつけ、「わお、僕にとって彼らは家族のようなものだよ」(バートン監督)と大喜びしていた。『ティム・バートンの世界』東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで、11月1日~2015年1月4日まで開催。This exhibition is organized by Jenny He, Independent Curator, in collaboration with Tim Burton Productions『ビッグ・アイズ』2015年1月TOHOシネマズ 有楽座ほか全国ロードショー
2014年10月31日「ティム・バートンの世界展」のオープニング式典が10月31日(金)、東京・六本木ヒルズアリーナで行われ、来日中のバートン監督が出席。駆けつけたウルトラ怪獣「ダダ」「ガンキュー」「ピグモン」と対面し、「昔から大好き。僕にとって家族だよ」と大喜びだった。『シザーハンズ』『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』などを手掛けたバートン監督によるスケッチやデッサン、油絵から未公開映像作品に至るまで約500点の日本未公開作品を公開し、常に唯一無二の世界をクリエイトし続ける鬼才のイマジネーションの源泉に迫る。「みなさんが普段、美術館で鑑賞するような“芸術作品”ではないけれど、創作のプロセスを見てもらえるのは、僕にとっても特別な体験。ドキドキしているよ」とバートン監督。親日家としても知られ、「日本に来た回数?100回くらいかな」と笑いを誘い、「日本映画に強く影響されているから、いつか日本を題材にした映画も撮ってみたいね。そのときは、東京で撮影するのもいいかもね」と来日早々、インスピレーションを刺激された様子だった。ちなみに、バートン監督の胸元には「ダダ」のフィギュアが!「僕にとってはラッキーチャームなんだ。だから、今日は実際に君たちウルトラ怪獣に会えて光栄だよ」と喜びを新たにしていた。式典にはオフィシャルサポーターを務めるお笑いコンビ「ピース」の綾部祐二と又吉直樹が、ウィリー・ウォンカとシザーハンズの扮装で登場。また、東京モード学園の学生による、バートン作品をモチーフにしたファッションショーも開催された。2009年に「ティム・バートン展」としてニューヨーク近代美術館(MoMA)で開催。来場者数は80万人以上、同館史上3番目の動員を記録した。今回は「ティム・バートンの世界展」に改称し、14年3月のプラハを皮切りに世界をめぐり、日本に初上陸した。六本木の森アーツセンターギャラリーでの展示は、「アラウンド・ザ・ワールド」「カーニヴァレスク」「フィギュア:男?女?生物?」「フィルムキャラクター」「ホリデー」「影響を受けた人」「誤解されがちなアウトサイダー」「ポラロイド」「書斎」「実現しなかったプロジェクト」という10に及ぶテーマセクションで構成。芸術の秋、ぜひ“鬼才”の頭の中に足を踏み入れ、創造×想像のミラクルを体感してみては?(text:cinemacafe.net)
2014年10月31日『マーズ・アタック!』『フランケンウィニー』のティム・バートン監督の最新作『ビッグ・アイズ』の予告編映像が公開になった。タイトルの通り“大きな瞳”の少女の絵で知られる実在の画家マーガレット・キーンの実話を描いた作品だ。予告編映像本作の主人公マーガレット・キーンは、大きな瞳が特徴的な“ビッグ・アイズ”シリーズで圧倒的な人気を博し、ポップ・アート史にその名を残している。しかし、60年代のアメリカではこの絵はマーガレットではなく、夫のウォルターの描いた絵として発表された。映画は、夫婦が“ビッグ・アイズ”シリーズを生み出し、世に送り出すまでと、夫婦の葛藤、そして得られたはずの富と名誉を捨て、真実を公表しようと闘うマーガレットの姿を描く。出演はエイミー・アダムスと、クリストフ・ヴァルツ。予告編はストーリーの概要をテンポよく紹介しながら、映像の随所に“瞳”のイメージが散りばめられていることがわかる。絵画だけでなく、瞳のモチーフはいたるところに登場。ウォルターは「目の心の窓だ」と得意げに語るが、この言葉が彼の“心の奥底”から出たものではないことは明らかだ。ウォルターは自分の絵だと主張することで“富と名声”を手にするが、マーガレットは自分の絵が“自身の一部”だから真実を明らかにしたいと願う。本作は、“ビッグアイズ”の本当の作者をめぐる物語だけでなく、画家と作品の“きってもきれない関係”を描いた感動作になりそうだ。『ビッグ・アイズ』2015年1月TOHOシネマズ 有楽座ほか全国ロードショー
2014年10月31日『アリス・イン・ワンダーランド』『チャーリーとチョコレート工場』のカラフルで幻想的な、独特な世界観でファンを虜にするティム・バートン監督の最新作『ビッグ・アイズ』。その初の映像となるインターナショナル・トレーナーがついに解禁。また、本日10月31日(金)は第27回東京国際映画祭にて、ティム・バートン自身が本作のスペシャル・プレゼンテーションをファンに向けて行うという。内気で口下手なマーガレット・キーン(エイミー・アダムス)が描く、どこか悲しそうな大きな瞳の子どもたちの絵は、1960年代に世界中で大ブームを巻き起こした。ただし、それは、夫であるウォルター(クリストフ・ヴァルツ)の絵としてだ。「これから、僕たちはひとつ」というこの愛の言葉から事件は始まった。富と名声を手にし、夢のような生活を捨ててまでマーガレットは真実を公表しようと決意する。なぜマーガレットは夫の言いなりになったのか、なぜ彼女は全てを捨てる覚悟を決めたのか。アート界を揺るがした実話を基にした、ウソのような本当のお話が幕を開ける…。自身も“ビッグ・アイズ”シリーズのコレクターであるバートン監督がメガホンを取り、60年代ポップ・アート界を震撼させた秘密をスクリーンに描き出す本作。アート界に衝撃を巻き起こした夫婦を演じるのは、『アメリカン・ハッスル』でアカデミー賞「主演女優賞」ノミネートのエイミー・アダムス、『ジャンゴ繋がれざる者』でアカデミー賞「助演男優賞」受賞のクリストフ・ヴァルツという、世界が認める実力を持つ2人。届いた予告編は、エイミー演じるマーガレットの「“ビッグ・アイズ”を描いたのは、私なの」という衝撃の告白から始まる。その後、まるで自分が描いたかのように公言する夫に募る疑念、真実の公表を決意する彼女のひとり戦う姿が映し出され、バートン監督が操るカラフルな色彩と美しい街並み、女性たちの60年代ファッション、そして、まるで全てを見通しているような瞳の“ビッグ・アイズ”の絵が至るところに登場する。東京国際映画祭で行われるスペシャル・プレゼンテーションでは、特別映像の上映とともにバートン監督が登壇。直々に、この驚きと興奮の実話について語ってくれるという。『ビッグ・アイズ』は2015年1月よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月31日森アーツセンターギャラリーは11月1日、「ティム・バートンの世界 THE WORLD OF TIM BURTON」を開催する。実施期間は2015年1月4日まで。同展は、『シザーハンズ』『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』『チャーリーとチョコレート工場』『アリス・イン・ワンダーランド』などの名作を手掛けたティム・バートンが制作した作品を展示する展覧会。2009年11月に開催したニューヨーク近代美術館(MoMA)の「Tim Burton 展」では、総来場者数が80万人を突破した。2014年3月に「ティム・バートンの世界」と名称を変え、新たな作品などを加え再構築して、チェコのプラハからスタート。今回、日本で初の開催を迎える。公開する作品は、日本初公開となる油絵・スケッチ・未公開映像作品・オブジェなど約500点。開館時間は、11:00~22:00(土日祝は23:00まで)。なお、11月5日の20:00~22:00、11月25日の21:00~22:00は貸切となる。チケット料金は、当日券一般が1,800円、高校・大学生が1,300円、子ども(4歳~中学生)が800円。当日券より200円割安な前売チケットは、ローソンチケットほか、各プレイガイドで10月31日まで販売している。※価格は税込
2014年10月30日歌舞伎俳優の尾上松也が10月23日(木)、東京・タワーレコード渋谷店で開催された「DCコミックス バットマン75周年記念 渋・原ジャックイベント」のオープニングに出席。「バットマン」シリーズの大ファンを公言する尾上さんは、爽やかな白のジャケットにバットマンのロゴTシャツを合わせたスタイルで登場すると、“バットマン愛”を熱く語り尽くした。バットマンの生誕75周年を記念し、バットマングッズを集めた期間限定ショップ、 ゲームやフォトロケが楽しめるコーナー、バットマンカフェなど、バットマンファン垂涎のイベントの数々が東京の渋谷・原宿エリアで開催中。尾上さんは、「ティム・バートン監督でマイケル・キートン主演の『バットマン』(’89)を観たときに、ものすごい世界観に圧倒された」と子どもの頃からのバットマンファン。自宅には多数のフィギュアも所有しているそうで、「バットマンの魅力は完璧じゃないところ。スーパーマンみたいな超人的な力を持ってるわけじゃなく、人間そのものなので欠点もあるけれど、正義感を貫く男のかっこよさがある」とリスペクトを表した。また、ステージに集結したバットマンのコスプレイヤー“75”名たちに、「このコスチュームはどこに売ってるんですか?」と聞くなど興味津々。「獅童さんもスパイダーマンのコスチュームを持っているので、僕もバットマンの衣装をオーダーメイドで作ってみたい!」とハロウィンへの期待を膨らませていた。そんな先輩の中村獅童さんは、交際中の元読者モデルとの再婚を先日発表したが、尾上さんも「おめでたい。獅童さんが幸せになってくれるなら、慕っている後輩としてはすごくうれしい」と祝福。そこで、交際が報じられている女優の前田敦子さんとの結婚予定について突っ込まれると、「考えられないですね」と思わず苦笑い。すると隣りにいたバットマンが尾上さんを守るように芸能レポーターの前に立ちはだかり、報道陣の笑いを誘っていた。「DCコミックス バットマン75周年記念 渋・原ジャックイベント」は、渋谷・原宿エリアにて10月23日(木)~11月3日(月・祝)までの12日間開催される。(text:cinemacafe.net)
2014年10月23日『マーズ・アタック!』『フランケンウィニー』のティム・バートン監督の最新作『ビッグ・アイズ』のポスター画像が公開になった。本作は、ポスターの中央に大きくデザインされた大きな瞳の少女の絵で知られる実在の画家マーガレット・キーンの驚くべき実話を描いた作品だ。その他の写真本作の主人公マーガレット・キーンは、大きな瞳が特徴的な“ビッグ・アイズ”シリーズで圧倒的な人気を博し、ポップ・アート史にその名を残している。しかし、60年代のアメリカではこの絵はマーガレットではなく、夫のウォルターの描いた絵として発表された。映画は、夫婦が“ビッグ・アイズ”シリーズを生み出し、世に送り出すまでと、夫婦の葛藤、そして得られたはずの富と名誉を捨て、真実を公表しようと闘うマーガレットの姿を描く。出演はエイミー・アダムスと、クリストフ・ヴァルツ。このほど公開されたポスターはバートン監督と、マーガレットがOKを出したもので、愛らしい少女の絵と、絵筆をもったキーン夫妻が描かれたインパクトのあるデザインになっている。『ビッグ・アイズ』2015年1月TOHOシネマズ 有楽座ほか全国ロードショー
2014年10月20日独特な世界観で映画ファンを魅了し続けるティム・バートン監督の待望の最新作『ビッグ・アイズ』が、来年1月に公開する。先日の最新ビジュアルに続き、このほど、ティム・バートンから即OKが出たという、大きな瞳の少女が印象的な日本版ポスターが解禁となった。1960年代に世界中で大ブームを巻き起こした悲しげな大きな瞳の子どもたちの絵“ビッグ・アイズ”シリーズ。作者は、内気で口下手なマーガレット・キーン(エイミー・アダムス)だが、表向きは夫・ウォルター(クリストフ・ヴァルツ)が描いたことになっていた。“ビッグ・アイズ”シリーズで富と名声を手にしたキーン夫婦。しかしあるとき、マーガレットが真実を公表して闘うことを決心する。なぜ彼女は、夫の言いなりになったのか。なぜ彼女は、すべてを捨てると決めたのか。アート界を揺るがす大スキャンダルの裏側が、いま明かされる――。今回公開された日本版ポスタービジュアルは、なんとバートン監督と本作のモデルとなったマーガレット・キーンから、すぐにOKが出たというお墨付きのデザイン。ひと筋の涙を流す大きな瞳の少女の絵に、“(C)KEANE”のサインが見えるほか、筆を持ったキーン夫妻の姿も。しかし「大きな瞳だけが知っている。」の言葉通り、実はこの絵とサインには、驚くべき秘密が隠されているのだ。60年代以降のモダン・アート界に絶大なる影響を及ぼしたマーガレット・キーンを演じるのは、『アメリカン・ハッスル』でアカデミー賞「主演女優賞」にノミネートされたエイミー・アダムス。事件の鍵を握る夫・ウォルターは、『ジャンゴ 繋がれざる者』でアカデミー賞「助演男優賞」に輝いたクリストフ・ヴァルツが扮した。ある夫婦が引き起こしたウソのような本当の話。“ビッグ・アイズ”シリーズをこよなく愛し、コレクターでもあるバートン監督をも魅了した興奮と驚きの実話を、お楽しみに。『ビッグ・アイズ』は2015年1月TOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月20日映画『チャーリーとチョコレート工場』『アリス・イン・ワンダーランド』などの話題作を次々と生み出してきた名匠、ティム・バートンの最新作『ビッグ・アイズ』の最新劇中写真が解禁となった。うつっているのは、実在の画科マーガレット・キーンを演じるエイミー・アダムスと、その夫ウォルターに扮したクリストフ・ヴァルツ。エイミーは、『アメリカン・ハッスル』でアカデミー賞主演女優賞にノミネート、クリストフは、『ジャンゴ 繋がれざる者』でアカデミー賞助演男優賞受賞の経歴を持つ。そんな実力派の2人を中心に描かれるのは、60年代のアメリカ ポップアート界に衝撃を与えた「ビッグ・アイズ」シリーズを巡る事件。「ビッグ・アイズ」シリーズは、デフォルメされた大きな目が特徴の女性や子どもを描いた人気の作品で、ティム・バートン自身もコレクターの1人だという。そんな人気作を巡ってなぜ事件が起きることとなったのかというと、内気で口下手なマーガレットが描いた作品をウォルターの作品として売り出した結果、2人は富と名声を手にするも、やがてマーガレットが真実を公表して闘うことに決めたから。今回、解禁となった2枚の写真のうち1枚には、すべてを手に入れて幸せの絶頂にいるかのような幸福オーラが滲み出ているが、もう1枚には、この先の波乱を予感させるような緊迫の雰囲気が漂う。果たして、なぜ彼女は当初夫の言いなりになったのか?そしてなぜ闘うことを決めるのか?アート界を揺るがした大スキャンダルの行方を、劇場でぜひ確かめてほしい。
2014年10月17日『アリス・イン・ワンダーランド』『チャーリーとチョコレート工場』など話題作を次々と生み出してきた世界的ヒットメーカー、ティム・バートン監督がエイミー・アダムスとクリストフ・ヴァルツを迎えて描く最新作『ビッグ・アイズ』。このほど、WEB初解禁となる最新場面写真がひと足先にシネマカフェに到着!バートン監督をも魅了した、ある夫婦のウソのようなホントの話が少しずつ明らかになってきた。内気で口下手な画家、マーガレット・キーン(エイミー・アダムス)。彼女の描く悲しげな大きな瞳の子どもたちの絵“ビッグ・アイズ”は、1960年代に世界中で大ブームを巻き起こした。ただし、それは夫のウォルター(クリストフ・ヴァルツ)名義の絵だった…。富と名声。両方を手にした夫婦。しかし、マーガレットは真実を公表し、闘うことを決意する。なぜ彼女は、夫の言いなりになったのか?なぜ彼女は、全てを捨てると決めたのか?アート界を揺るがした大スキャンダルの行方は…?本作は、実在の画家マーガレット&ウォルター・キーン夫妻の実話を基に、60年代のアメリカ、ポップアート界に衝撃を与えた“ビッグ・アイズ”シリーズを巡る、ある秘密を映画化。自らも“ビッグ・アイズ”シリーズを愛し、コレクターでもあるバートン監督が、興奮と驚きが詰まったウソのようなホントの話をスクリーンに蘇らせている。今回、解禁となった2枚の場面写真に写し出されているのは、エイミーとクリストフが演じるマーガレット&ウォルター・キーン夫妻の対照的な姿。ひとつは、窓から光が差すロマンチックな雰囲気の中、未完成の“ビッグ・アイズ”に囲まれながら見つめ合い、愛し合っている夫婦の様子が伝わるシーン。しかし、もう一方では2人の様子が一変。何か必死に説得をするようなウォルターに困惑の表情を浮かべるマーガレット。彼女の手には、“ビッグ・アイズ”の少女が描かれた絵が…。「これから、僕たちはひとつ」、そんな夫・ウォルターの愛の言葉から始まった夫妻の真実の物語は、まもなく幕を開ける。『ビッグ・アイズ』は、2015年1月TOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月16日第27回東京国際映画祭のラインナップ発表会見が9月30日(火)、東京・港区の虎ノ門ヒルズで行われ、今年のフェスティバル・ミューズに中谷美紀が就任。また、コンペティション部門の審査委員に映画監督としても活動する芸人・品川ヒロシが選ばれたと発表された。『ゼロの焦点』など過去に出演した数作品が特別招待された中谷さんは、「19歳のときに初めて主演した『BeRLiN』を、(当時、同映画祭のメイン会場だった)渋谷Bunkamuraのオーチャードホールで上映していただき、とても嬉しかった思い出がある。いつかはコンペティション作品をもって、レッドカーペットを歩くのが夢ですね」と東京国際映画祭という舞台に、強い思い入れ。自身も熱心な映画ファンとして知られるだけに、「映画祭を通して、映画人とお客様、さらに国境を超えた映画人同士の交流が深まることを心から祈っている」と映画祭を彩るフェスティバル・ミューズとしての抱負を熱く語っていた。会見ではコンペティション部門に出品される15タイトルも発表され、 邦画で唯一のコンペ部門出品を果たした『紙の月』を手がけた吉田大八監督が出席。前作『桐島、部活やめるってよ』で映画賞を席巻しており、「勝負ごとは嫌いじゃない。存分に楽しめそう」と“日本代表”として武者震いが止まらない様子だ。女優の宮沢りえが、平凡な主婦から横領犯へと転落するヒロインを熱演し、約7年ぶりの映画主演を果たした『紙の月』。吉田監督は「女優として内面にもっているものを、この映画のためにすべて出し切ってくれた」と宮沢さんに感謝の意を表し、「女性とお金という切り口から、社会に切り込んでいけたらと思った。予想不可能な原作を読み、これは他人には映画化されたくないと思った」と自信を示した。今年のコンペティション部門は92の国と地域から、計1373作品がエントリー!その中から厳正な予備審査を経た15本が上映され、最高賞・東京グランプリ(東京サクラグランプリから名称変更)を争う。最新作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』が世界的大ヒットを記録中のジェームズ・ガン監督が、史上3番目の若さでコンペティション国際審査委員長に就任したほか、審査委員はイ・ジェハン(映画監督)、ロバート・ルケティック(映画監督)、エリック・クー(映画監督)、デビー・マクウィリアムズ(キャスティング・ディレクター)、品川ヒロシ(映画監督/芸人)とバラエティ豊かな面々が勢ぞろい。また、比類なき感性を武器に“サムライ”のごとく、革新的な映画を世界に発信し続ける映画人の功績をたたえる「SAMURAI(サムライ)」賞が新設され、第1回受賞者として、北野武(映画監督)、ティム・バートン(映画監督)に同賞が贈られることが決定した。第27回東京国際映画祭は10月23日(木)~31日(金)、六本木ヒルズ、TOHOシネマズ日本橋ほかで開催。【コンペティション】・『1001グラム』(監督ベント・ハーメル)ノルウェー=ドイツ=フランス合作・『来るべき日々』(監督ロマン・グーピル)フランス・『マルセイユ・コネクション』(監督セドリック・ジメネス)フランス=ベルギー合作・『神様なんかくそくらえ』(監督ジョシュア・サフディ、ベニー・サフディ)アメリカ=フランス合作・『アイス・フォレスト』(監督クラウディオ・ノーチェ)イタリア・『メルボルン』(監督ニマ・ジャウィディ)イラン・『ザ・レッスン 授業の代償』(監督クリスティナ・グロゼヴァ、ペタル・ヴァルチャノフ)ブルガリア=ギリシャ合作・『マイティ・エンジェル』(監督ヴォイテク・スマルゾフスキ)ポーランド・『ロス・ホンゴス』(監督オスカル・ルイス・ナビア)コロンビア=フランス=ドイツ=アルゼンチン・『ナバット』(監督エルチン・ムサオグル)アゼルバイジャン・『紙の月』(監督吉田大八)日本・『壊れた心』(監督ケビン・デ・ラ・クルス)フィリピン=ドイツ・『破裂するドリアンの河の記憶』(監督エドモンド・ヨウ)マレーシア・『草原の実験』(監督アレクサンドル・コット)ロシア・『遥かなる家』(監督リー・ルイジン)中国【特別招待作品】・『ベイマックス』(監督ドン・ホール、クリス・ウィリアムズ)アメリカ*オープニング・『寄生獣』(監督山崎貴)日本*クロージング・『THE NEXT GENERATIONパトレイバー エピソード 10:暴走!赤いレイバー』(監督田口清隆)日本・『天才スピヴェット』(監督ジャン=ピエール・ジュネ)フランス・カナダ合作・『サンバ』(監督エリック・トレダノ)フランス・『デビルズ・ノット』(監督アトム・エゴヤン)アメリカ・『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』(監督犬童一心)日本・『くるみ割り人形』(監督増田セバスチャン)日本・『シェフ三ツ星フードトラック始めました』(監督ジョン・ファブロー)アメリカ・『GARM WARS The Last Druid』(監督押井守)日本・カナダ合作・『ザ・レイド GOKUDO』(監督ギャレス・エバンス)インドネシア・『救いたい』(監督神山征二郎)日本・『花宵道中』(監督豊島圭介)日本・『チェイス!』(監督ビジャイ・クリシュナ・アーチャールヤ)インド・『アップルシード アルファ』(監督荒牧伸志)日本・アメリカ合作・『劇場版「進撃の巨人」前編紅蓮の弓矢』(監督荒木哲郎)日本・『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』(監督パトリック・ヒューズ)アメリカ・『もしも建物が話せたら』(監督ビム・ベンダース、ミハエル・グラウガー、マイケル・マドセン、ロバート・レッドフォード、マルグレート・オリン)ドイツ・デンマーク・ノルウェー・オーストリア・フランス・アメリカ・日本合作・『ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス 50年の挑戦』(監督マーティン・スコセッシ、デビッド・テデスキ)アメリカ・イギリス・日本合作・『「ティム・バートンの世界」×第 27 回東京国際映画祭 提携企画「ビッグ・アイズ」スペシャル・プレゼンテーション』(監督ティム・バートン)アメリカ・『「百日紅(仮題)」スペシャル・プレゼンテーション』(監督原恵一)日本(text:cinemacafe.net)
2014年09月30日ティム・バートン監督で撮影準備が進められている『Miss. Peregrine’s Home for Peculiar Children』の主演候補に、『ヒューゴの不思議な発明』『エンダーのゲーム』のエイサ・バターフィールドが挙がっている。まだ最終決定ではないが、バートンの第一希望ということもあり、彼に決定するのはほぼ間違いないようだ。タイトルに登場するミス・ペレグリン役には、エヴァ・グリーンが決まっている。原作は、ランソム・リッグスによるベストセラー小説。主人公の少年ジェイコブは、特別なパワーをもつ孤児。大きな危険が訪れた時、彼は、同じような状況の仲間たちを守ろうとする。ミス・ペレグリンは、孤児たちの保護者的存在だ。バートンの次回公開作は、今年末に北米公開される『Big Eyes』。エイミー・アダムズ、クリストフ・ヴァルツらが出演する。文:猿渡由紀
2014年09月26日ゲッティ イメージズは、英国を代表する動物写真家のTim Flach(ティム・フラック)氏を迎えたトークショー「Tim Flachがやってくる!」を代官山蔦谷書店で開催した。ロンドンを拠点に活動する氏は、ゲッティ イメージズの契約フォトグラファーとしても活動し、インターナショナル・フォトグラフィー・アワード(IPA)やカンヌ広告祭で金賞などを受賞。英国王室写真家協会からは名誉博士号を授与されるなど、イギリスでも権威あるフォトグラファーのひとりと評されている。また、ゲッティ イメージズでは、現在665点の作品取り扱いがあり、一般から企業まで幅広いユーザーに活用されている。今回の来日は、第2回「KYOTO GRAPHIE 国際写真フェスティバル 2014」 におけるハッセル・ブラッド・ジャパンの招聘によるものであり、このトークショーが東京では唯一のイベントとなった。○ユーモラスさを介して問題定義を行う動物写真冒頭で「この場に立てて光栄です。作品を例に、私なりの写真に対する考えをお伝えします」と挨拶したティム氏。彼はこれまでにも遺伝学や外来種など生態系に関わる課題や人間中心主義の中で生じる問題について動物をモチーフに提示し、議論を巻き起こしてきた。そのテーマ性は、最新写真集「More Than Human」でも一貫している。一見美しい肖像画のような写真ばかりだが、例を挙げると、イスラエルで突然変異として発見された羽のない鶏とブロイラー種の掛け合わせから産まれた鶏を撮影している。独特なまなざしとバレリーナのような体形を人物写真風に際立たせて収めた映像を前に、「スーパーでパッキングされた鶏肉ではこの状況は見えません。動物を理解した気になっていても、まだまだ現実とは大きな乖離があるのです」と指摘する。さらにペットとして好まれる色や柄に調整されたベンガルトラの写真なども含め、利益優先の人間と動物によるいびつな関係と問題を提示している。また一方では、人の常識や認識と捉え方のずれの面白さを伝える作品も多い。一見すると象の目元に見える写真もあるが、実は豚の耳の裏をクローズアップしたもので、「本来目ではない所にも目があると思い込めてしまう」と、認識による錯覚の容易さを伝えた。さらに、「No.45(パンダの背中)」では、多くの人が実際には見たことがないはずのパンダの背中ですら、想像で補完し理解できてしまうことの不思議さを伝えた。そしてコウモリを撮影した作品について、「こうもりと私たち、どちらが逆さま?」と問いかける。もちろん逆さなのはコウモリだが、それを上下反転させ、直立しているかのように撮影したその姿を違和感なく捉えられてしまう理由を、「目は上、足は下」という造形に対する一般的な認識と、バットマンなどの作品によって擬人化されやすい対象であるがゆえの現象だと解説した。○意識の拡張と作り込みで実現する独特な作風このほか、同氏は撮影時のモットーや撮影環境へのこだわりも披露。「撮影する時は、自らの経験をいかに作品の中で拡張できるかを意識しています。ある一瞬を切り取ったり、本来とは大きく異なるサイズで表現することで、見る人にまったく新しい印象を与えたいと考えています」と説明した。赤と緑の色あいが美しい「アカメアマガエル」の作品だが、撮影時はかなり苦労したそうだ。「レンズに飛びつくのを捕まえては葉に戻し…と繰り返すうちに色が濁ってしまい、箱に入れて休ませていたら動かなくなってしまって。「モデルを殺してしまった!」と慌てましたが、幸いすぐに元気になってこんなにすてきな作品を撮ることができました」とユーモアを交えて紹介。「気むずかしいモデル」とのほほ笑ましいエピソードに会場では笑いが起こっていた。もう一点、撮影環境のこだわりを「スタジオや動物園、屋外など撮影場所がどんな場所でも、スタジオで撮ったかのように見せるのがモットー」と語ったティム氏。確かに、作品を一目見るだけでも独特な光加減や構成のつくり込みによる面白さが伝わってくる。「Equus」では、厩舎の窓を砂漠の絵画に見えるような構図で撮影を行ったほか、馬と山脈というダブルイメージの表現にも着手。建築家ミース・ファン・デル・ローエの言葉「Less is more.」を引用し、写真の空間と要素の引き算の実験についても言及した。最後は「私の作品は単なる擬人化ではありません。人間中心主義における動物の現状を、人間の立場から捉えて表現しています。動物がどんな形にあるべきか、人間が動物をどんな存在として認識していくべきかを問題定義したいと思っています」と作品すべてに通じる主張をあらためて伝え、約40分の講演を締めくくった。開催時は、京都では最新写真集「More Than Human」を中心とした展覧会の真っ最中だったティム氏。それだけに、同写真集への収録作品の解説はもとより、過去作品の紹介、世界観や発想法の解説、撮影秘話と非常に充実したトークショーとなった。
2014年04月28日パリ発紅茶専門店の「ベッジュマン&バートン(BETJEMAN & BARTON)」が、ホリデーシーズンに向けた新アイテムを発売した。クリスマス限定ティーの「クリスマス(Christmas)マドモワゼル」(70g/1,995円)は、ノエルにふさわしいシナモンとフルーツのフレーバー。今月発売予定の冬限定ティー「バラードイルランデーズ(Balade Irlandaise)冬の訪れ」(70g/1,890円)は、アイルランドを感じさせるウイスキーが香る。「ザ・ガレット(The Galettes)」(各7枚、3種1セット2,205円)は、バターとブルターニュゲランドの塩を使用した「プレーンガレット(Plain Galettes)」、レモンのピールとペーストにジンジャーパウダーを加えた「レモンジンジャー(Lemon Ginger)」、ナツメグ、クローブ、シナモンのスパイス3種をプラスして香ばしく仕上げた「オールスパイス(All Spice)」の3種をラインアップ。ベッジュマン&バートンは、アイルランドの首都ダブリンとイギリスで紅茶を学んだアーサー・ベッジュマン(Arthur Betjeman)が、1919年に紅茶専門店としてパリにて創業。現在はフランスで最も権威あるグルメ誌の一つ「ル・ギッド・デ・グルマン(LE GUIDE DES GOURMANS)」で紅茶部門の「金賞」を受賞し、パリの五つ星ホテルや一流レストランでも採用されている。日本では丸の内店(東京都千代田区丸ノ内1-4-1永楽ビル1階)及びオンラインショップで購入が可能。
2013年12月11日今日12月1日は映画の日。1896年の、日本初の映画の一般公開に由来する記念日で、全国の映画館では毎年、割引サービスや特別なイベントが行われます。気になっていた映画がある人は、この機会に大切な人を誘って映画館に足を運んでみてはいかがでしょうか。今年の冬も話題の映画が続々と公開されていますが、中でも注目したいのは、クリスマス直前の東京駅を舞台とした『すべては君に逢えたから』。偶然の出会いや遠距離恋愛、片思いなど、さまざまな愛の形が詰まった、切なくもロマンティックな作品は、どんな世代の人が観ても等身大で楽しめるラブストーリーに仕上がっているそうです。こういう映画を観たら、一気にクリスマス気分が盛り上がりそうですね。映画館に行くのもいいけれど、寒い日はおうちでまったりDVDを見るのが好き、という人も多いかもしれませんね。そこで今回は、20~30代の女性のみなさんに、冬、そしてクリスマスシーズンにおすすめの映画について教えていただきました。恋愛にまつわるエピソードと併せてご紹介します。【20~30代の女性の冬&クリスマスにおすすめの映画】■『ラブ・アクチュアリー』(2003年/監督:リチャード・カーティス出演:ヒュー・グラント)元カレと別れてから3年以上、「男なんて面倒なだけ」というモードに入ってた私に、去年、友達が「絶対恋をしたくなるから」とすすめてくれた映画です。半信半疑で観たけど、不器用な登場人物たちのラブストーリーを追ってるうちに本当に恋がしたくなり、フリーの子を誘って街コンに行くようになりました。今のところ彼氏はいないけど、気になる人がいるので、もしクリスマスまでに付き合えたら、2人で観たいです。(27歳ネイリスト)■『ホリデイ』(2006年/監督:ナンシー・マイヤーズ主演:キャメロン・ディアス)笑えるし、ちょっとホロリと来る素敵な映画です。2年前の冬に彼氏と見たら、ラブコメは苦手って言ってたわりに好評でした。当時、お互いに若くて、結婚なんてまだまだ先のことって感じだったけど、見終わった後、彼がぼそっと「なんか結婚したくなった」と言ってくれてうれしかったです。未だにちゃんとしたプロポーズはしてもらっていないので、もう一回見せようかな。(25歳販売)■『シザーハンズ』(1990年/監督:ティム・バートン主演:ジョニー・デップ)高校生の頃、片思いしてた男の子が好きと言ってるのを聞いて観てみました。手がハサミなので、気持ちが通じ合っても好きな人を抱きしめることもできない主人公とヒロインに感情移入して、大号泣。好きなだけではどうにもならないこともある、だけど誰かを好きになるのは素敵なことなんだ、と感じたのを覚えています。ちなみにその彼には、結局、気持ちを伝えることもできませんでした。(31歳コピーライター)■『Love Letter』(1995年/監督:岩井俊二出演:中山美穂)元カレとの思い出が蘇る作品です。観た時はもう大人でしたが、彼は中学の同級生だったこともあり、主人公といろいろリンクする部分があって不思議な感じがしました。観た後、手紙を書きたくなって、彼に手書きの手紙を渡したり、雪の中で「お元気ですか?私は元気です」と中山美穂さんの真似をしたりもしました。(35歳デザイナー)■『南極料理人』(2009年/監督:沖田修一出演:堺雅人)彼氏と観て映画が終わった瞬間、「ラーメン食べたい」という話になり、即行で食べに行きました。豚汁とかローストビーフとか、主演の堺雅人さんが作った料理はどれも本当においしそうで、私もあんなふうに料理上手になりたいなと思った覚えがあります。ほっこり心が温まり、身近な人が愛おしくなる映画です。(30歳広告)■『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(1993年/監督:ヘンリー・セリック声の出演:クリス・サランドン)DVDを観た後、私がすごい気に入ってたので、彼氏が、秋から冬にかけて、ディズニーランドのホーンテッドマンションが『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』バージョンになるのを調べ、連れて行ってくれました。『ナイトメアー~』バージョンのことは、行くまでサプライズにしてくれてたので、着いてからかなり盛り上がりました。混んで大変だったけど、今でも良い思い出です。(32歳医療事務)どのエピソードも素敵ですね。観るだけで恋がしたくなったり、優しい気持ちになったり…。外は寒くても、心がじんわり温まるようなこんな映画を観て、楽しい冬の一時を過ごしてはいかがでしょうか。(文=Kawauso)
2013年12月01日“ネガティブすぎる”モデルとして知られる栗原類が、枢やなの同名のベストセラー・コミックを原作にした実写映画『黒執事』に出演することが発表された。栗原さんが演じるのは、原作をベースにしたオリジナル・キャラクターである謎の葬儀屋・ジェイ。事件の発端となった大使館員の遺体を運ぶジェイは、闇社会に生きる年齢不詳の浮世離れした人物だ。先日「お芝居をメインにやって行くと決意しました」と俳優業への意気込みを発表したばかりの栗原さん。本作のオファーを受けたときの気分は嬉しさと不安が入り交じっていたと言い、「水嶋ヒロさんの3年ぶりの俳優復帰作に出演できて嬉しいですが、僕は芝居経験がほとんどないので、お力になれるかどうか不安でした」と相変わらずのネガティブ発言で当時をふり返る。「役づくりはいろいろと考えてきましたが、現場に入ると、子どもの夢みたいな、まるでティム・バートンの映画のような世界観だったので、感じたことを自由に演じさせていただきました」と語る栗原さん。そんな彼について大谷健太郎監督も「とにかく怪しく謎めいたジェイのキャラクターが、栗原さんに思い切りハマりました」と太鼓判を押している。演技プランを栗原の方から提案することもあったそうで「ジェイの大好物であるクッキーの食べ方や、お金に執着する演技など、彼のアイデアが満載で、本当に面白いシーンができました」とそのこだわり方にも大絶賛。そして、ジェイのキャラクターを決定付けているのはその奇抜なファッション。共同監督を務めるさとうけいいちが「今回のコスチュームは、さとうもノリノリでデザインさせていただきました」というだけあって、エナメルのロングコートにレオパードのジレ、機械的装飾のハットというコーディネートは、個性的の一言。「登場時もかなりイケてる霊柩車に乗っております。こんな怪しいキャラクターを熟す栗原類さん!美しくも奇怪!という言葉が当てはまります。とにかく怪しすぎますから!」というさとう監督のコメントからも、早くもその登場に期待が大きく膨らむ。栗原さん自身もかなりお気に入りの様子で、「今回の衣装、好きです。特に帽子がトップハットなのに、いろいろ付いていて、珍しくて素敵です。衣装、全てまるごと頂きたいですが、お値段がいくらになるか分からないので…」と本音を漏らしていた。完全オリジナルストーリーで展開される本作。原作は19世紀のイギリスを舞台としているが、実写版では2020年の、西洋文化と東洋文化が入り乱れたアジアの都市を舞台に描かれる。公開は2014年新春。セバスチャン・ミカエリスを演じる水嶋ヒロをはじめ、剛力彩芽、優香、山本美月、大野拓朗、海東健、ホラン千秋、丸山智己、城田優、安田顕、橋本さとし、志垣太郎、伊武雅刀、岸谷五朗らそうそうたる豪華キャストの競演にも期待がかかる。『黒執事』は2014年新春、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:黒執事 2014年、全国にて公開© 2014 枢やな/スクウェアエニックス© 2014 映画「黒執事」製作委員会
2013年07月09日ディズニー映画史上でも類稀な、奇妙でキュートなキャラクターと、ダークでポップな世界感を実現させた、映画『フランケンウィニー』。『アリス・イン・ワンダーランド』や『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』など、独特の世界観と創造力あふれるビジュアルで極上の作品を送り続ける、ティム・バートン監督のインタビューをお届けする。■『フランケンウィニー』はどのようなお話ですか? 僕にとっては、少年と愛犬の素朴でクラシックなストーリーなんだ。感動的で希望に満ちた素朴なストーリーに、フランケンシュタインの要素をちょっぴり加えてある。大事な思い出、大事な時間、大事な人たちのことさ。子供のこと、学校のこと、僕の育ったバーバンクのことなんだ。■本作はあなたの自伝的プロジェクトだとされていますが、映画の中の子供たちはあなたのクラスメートがモデルなんですか? 映画の中の子供たちはいろんな実在の人たちに基づいていると同時に、ボリス・カーロフやピーター・ローレのようなホラー映画の俳優や、僕が子供の頃に見た英語吹き替えの日本映画もモデルになってるんだ。映画や俳優、僕が覚えている子供の頃の実在の人たちが下敷きになっているわけさ。■先生たちも、あなたが学校で出会った先生がモデルなんですか? 『フランケンウィニー』には、僕の学校にいたちょっと怖くて難解なんだけど、同時に興味をそそられる先生たちが反映されている。誰しも人生で何人かそういう先生に出会うものなんだ。「うわぁ、何あの先生? 一体何者なんだい? 」という感じで、強烈なインパクトを与える先生がね。■本作のストーリーはディズニーには暗くて怖すぎるかもしれないと心配しませんでしたか? そんなことないよ。僕としては、伝統的なディズニー映画そのものだと自信を持ってた。ディズニーの『バンビ』や『ライオン・キング』も、見方によってはそれほど違わない感情を扱っているからね。ディズニー映画にはある種の危険や暗さの要素が入っていて、そういうものをすべてのディズニー映画から取り払ってしまうと、全然違ったものになってしまう。『フランケンウィニー』はハッピーエンドだし、そういう意味ではディズニーの範疇を逸脱しているとはまったく思っていないよ。■白黒映画製作にあたり、ディズニーを説得するのは難しかったですか? それが意外と全然難しくなかったんだ。以前は白黒映画製作の承諾を得るのは大変だったんだけれど、『フランケンウィニー』では、ディズニーもすぐに僕が目指すものを理解してくれたんだと思う。ストップモーションのテクニックは白黒のほうがはるかに効果的だし、ストーリーにもぴったりなんだ。このほうがより感情を表現できるしね。今回は大した問題にならなかったんで僕もうれしいよ。■『フランケンウィニー』は、あなたにとって2005年の『コープス・ブライド』」以来のストップモーション映画ですが、テクノロジーはどの程度変わりましたか? 全然変わってないんだ。今も同じだよ。今でも、アニメーターが人形を毎秒24コマ動かすというテクニックなんだ。でも、だからこそ僕は大好きだし、みんなも気に入ってくれてるんだ。ストップモーションで人形をコマ撮りしていくという素朴さ、そうやってストーリーができ上がっていく、というところにワクワクする。すごくマジカルなんだ。・『フランケンウィニー』 公式サイト 4月17日(水)ブルーレイ/DVD同時レンタル/オンデマンドリリースブルーレイ(2枚組/デジタルコピー付き)<3,990円/税込>3Dスーパー・セット(3枚組/デジタルコピー付き)<6,090円/税込>DVD+ブルーレイ<3,990円/税込>(c) 2013Disney
2013年04月16日終わってからもう何年も経つけれど。新しい彼と幸せな日々を過ごしているけれど。或いは大切な人と結婚したけれど…。それでも、どうしても忘れられない恋の記憶。みなさんには、そんな心に秘めた恋はありますか?叶わない恋だったり、お互いに好きだったのに事情があって別れなければならなかったり…。クリスマスイブの今日、幼い頃にプレゼントされ、大切にしていたのにいつの間にか失くしてしまった玩具のオルゴールのような、20~30代女子たちの、懐かしくてちょっぴり切ない恋の物語に浸ってみてはいかがでしょう。・「中学生の頃、将来このまま付き合ってたら結婚しようね、と約束した彼のことをたまに思い出します。私が引っ越して離れ離れになった後、文通を続けてたのですが、高校生になるとどちらからともなくやめてしまい、それっきりになりました。元気にしてるかな?」(21歳・学生)・「好きすぎて彼に依存して、ワガママを言いまくった末、フラれました。今思えば本当に子どもだった。8年経った今、隣りには優しい彼氏がいるけど、心の中ではあのときの彼も同じぐらい大切な人です。」(32歳・会社員)・「5年間付き合ったアメリカ人の彼は、いつも私のことを最優先に考え、愛情を言葉や行動ではっきり示してくれる人でした。その彼が故郷に帰るとき、一緒に来てほしいと言われたのに、決断できなくて別れました。あれから2年。他の人と何度かデートしましたが、彼のようには好きになれずにいます。彼自身を忘れられないのか、彼との恋が心地良すぎたのかはわかりません。今は時が解決してくれるのを待つばかりです。」(26歳・会社員)戻らない時間、セピア色の思い出。みなさんの恋エピソードに想いを馳せると、なんだかキュンとしてしまいますよね。ちょっぴり切ない気分になったところで…せっかくなので、もっともっと胸がしめつけられるような?クリスマスにぴったりの恋愛映画をご紹介します。■クリスマスといえばこれ!『ラブ・アクチュアリー』クリスマスのロンドンを舞台に、19人の男女が織りなす恋愛模様を同時進行で描く物語。初恋や片思い、恋人との愛…不器用な登場人物たちによる9つのラブストーリーは、なかなか想いを伝えることができない女子の背中をそっと押してくれそうです。■切なさ120%のファンタジー『シザーハンズ』愛する人を抱きしめたいのに抱きしめられない、両手がハサミの人造人間エドワード。恋に疲れた人にも、これから恋がしたい人にもおすすめ。名コンビ、ティム・バートンとジョニー・デップが贈る、切なくも美しいラブ・ファンタジーです。■もう一度恋をする勇気をくれる『マイ・ブルーベリー・ナイツ』失恋した女の子がその傷を癒し、新しい恋に向かっていくまでの姿を描いた物語。誰かの優しさや痛みに触れながら、壊れた心を立て直していく姿には、共感できる人も多いことでしょう。恋をすることに臆病になっている人におすすめします。■胸キュン要素が詰まった愛しい1本『ルビー・スパークス』スランプ中の作家と、彼が作った物語の中の女の子が現実の世界で恋をした!コミュ障男子の主人公と天真爛漫なヒロインのキュートな振る舞いに笑みがこぼれる、ロマンチックなラブ・コメディー。東京・渋谷シネクイントほかで全国順次公開。世界が魔法のベールに包まれたようなクリスマスイブ。全ての女子のもとに、映画みたいに素敵な恋を届けてくれる天使が舞い降りますように…。(文=Kawauso)「生涯忘れられない恋におちる時期」(占いサイト:愛される女へ)
2012年12月24日『チャーリーとチョコレート工場』や『アリス・イン・ワンダーランド』で、男女問わず世界中から熱狂的な指示を集めているティム・バートン監督の最新作となる『フランケンウィニー』。このたびバートン監督が本作についての熱い思いを語ったインタビュー映像がシネマカフェに到着!天才科学少年・ヴィクターが不慮の事故で命を落としてしまった、彼の愛犬・スパーキーを“禁断の実験”で甦らせてしまったことから、彼らが住む小さな町に巻き起こる大騒動を全編白黒アニメーションで描く。バートン監督自身が少年時代に愛犬を失った経験から生まれた本作。実はバートン監督はディズニーでアニメーターとしてキャリアをスタートさせた時代、1984年に同タイトル『フランケンウィニー』で実写短編を製作しており、本作はそれを白黒の3Dストップモーション・アニメーションでセルフリメイクした作品なのだ。今回、到着したインタビュー映像でも当時の実写版について「当時アニメしか手がけたことがなかったから、実写版ということでただらなぬ思いがあった」と、いまや実写版映画の超大作を大ヒットさせている自身の原点を懐かしくふり返る。実写の短編映画を撮っていた当時から、この『フランケンウィニー』をいつかストップモーション・アニメーションで撮りたいという思いはあったようで、今回起用したボイス・キャストについても「僕にとって私的な作品ということもあり、過去に仕事をしたことのある俳優たちに集結してもらった」と語るバートン監督。本作では『シザーハンズ』でヒロインを演じたウィノナ・ライダーと22年ぶりのタッグを組んでいる。ティム・バートンの長年のキャリアと思いが詰まった、まさに集大成と言える作品『フランケンウィニー』。すでに本作を鑑賞した人も、そうでない人も、バートン監督の28年越しの熱い思いを感じ取れるはず。『フランケンウィニー』は全国にて公開中。※こちらのインタビュー映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:フランケンウィニー 2012年12月15日より全国にて公開© 2012 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2012年12月20日「ぴあ」調査による12月14日、15日公開の映画・満足度ランキングは、人気コミックの劇場版最新作『ONE PIECE FILM Z』がトップに輝いた。2位に大泉洋と麻生久美子が共演した『グッモーエビアン!』が、3位に、ティム・バートン監督が手がけた長編ストップアニメーション『フランケンウィニー』が入った。その他の写真1位の『ONE PIECE FILM Z』は、原作者の尾田栄一郎が総合プロデューサーを務め、劇場版では初となる“新世界”での麦わらの一味の冒険を描いた作品。出口調査では「ルフィ、海軍、Z、それぞれが自らの信念を貫こうとする姿に胸を打たれた」「手に汗握る展開で、キャラクターの生き様に感動。“男が磨ける映画”だと思った」「とにかく迫力が今までと違う。ワクワクして、カッコよくて渋い男たちに感動した!」など、ファンからも好評を集めた。本作は、シリーズ前作『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』を大きく上回る初日興収をあげ、本年度最速で動員100万人を突破するなど次々と記録を塗り替えているが、作品の“満足度”でも前作を上回った。2位の『グッモーエビアン!』は、吉川トリコ原作の同名コミックを映画化した作品。観客からは「音楽に力を入れていて、演奏するシーンはパンチがあったし、大泉洋の歌う場面は凄い」「家族にもいろいろな形があるのだな、ということが伝わってきた。ラストは予想外の感動があった」など、世代をこえて好評だった。(本ランキングは、2012年12月14日(金)、15日(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2012年12月17日ティム・バートン監督の3Dアニメーション『フランケンウィニー』が15日(土)から日本公開される。1984年に製作された短編映画をなぜバートン監督は改めて“語りなおす”ことにしたのだろうか? 来日したタイミングで話を聞いた。その他の写真本作は、科学の大好きなヴィクター少年が、事故に遭った相棒の犬スパーキーを、授業で習った“電気の実験”を応用して甦らせることから始まる大騒動を描いた作品で、基になったのは監督がシェリー・デュヴァルらを起用して1984年に製作した短編映画だ。「短編を作った頃はアニメーターをしていたから、実写で短編をつくる機会を与えられてよろこんだけど、今回は前よりも“純粋”な気持ちで作品に向き合うことを心がけたよ」。そこでバートン監督は本作を実写ではなく、人形をひとコマずつ動かして撮影するストップモーション・アニメで描くことを選んだ。CG全盛の現在では少しずつ職人たちも減りつつある手法だが、バートン監督は以前から「この題材は実写よりもストップモーション・アニメに適していると考えていた」という。「私としてはすべての芸術形態が残ってくれればいいと思っているんだ。CGアニメも素晴らしいけど、手描きアニメもストップモーション・アニメも残ってほしい。数年前にディズニーは手描きアニメをやめると宣言したけど、その後に宣言を撤回してできた映画(『プリンセスと魔法のキス』)は本当に美しい映画だったしね」。さらに監督はこれをすべて“モノクロ”で描くことを選択した。それも単にカラー映像から“色を抜いた”モノクロではなく、モノクロ映画のライティングや画面の質感を追求した“真のモノクロ映像”だ。「撮影前に撮影監督としっかり話し合ったから、モノクロ映画のもつ影の使い方や“深み”が出せたと思う。この映画でモノクロを採用したのは、白黒で描くことで美しさやリアリティが増すと思ったからだよ」。ちなみに本作は短編から出発しているが、決して“リメイク”ではない。30年弱の時を経て監督も成長し、私生活では子を持つ親にもなった。そのことが本作に大きな影響を与えているようだ。「この映画は短編とは異なるものだと思ってもらっていい。確かに私は子どもの頃、周囲から少し変な目で観られて孤独を感じたし、その頃の感情を映画に盛り込んではいる。でも、この映画を作ったのはより“ピュア”に物語を語りたいと思ったからだ。それに、僕の親はヴィクターの両親のように僕を育てなかった。でも僕は親として自分の子どもを支援したいと思っている。だからこの映画は子どもたちにとっては特別なメッセージになっていると思うよ」。バートン監督がリメイクでも、リ・イマジネーションでもなく、キャリアの中で最も愛着のある物語を“語り直し”た『フランケンウィニー』。そこには、バートン監督の魅力の“根源”と“現在”がつまっているのではないだろうか。『フランケンウィニー』12月15日(土)全国公開
2012年12月14日『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』や『アリス・イン・ワンダーランド』を始め、ファンタジックな独自の世界観で多くの映画ファンを魅了し続けるティム・バートン監督の最新作『フランケンウィニー』。そんな本作にインスパイア・ソング「WONDER Volt」を捧げたのが人気アーティスト、木村カエラだ。「元々ティム・バートン監督の映画を観ていて感じていた、クラッシクなイメージを音に反映させた」というカエラさんに、バートン監督作品と楽曲創作の繋がり、楽曲に込めた思いについてたっぷりと語ってもらった。ディズニー作品史上初となる全編“白黒3D”で描かれる本作。孤独な少年・ヴィクターと“禁断の実験”によって甦った愛犬・スパーキーとのピュアな友情が、思わぬことから街中に大事件を巻き起こしていく姿が、不気味ながらも可愛く温かみのある映像で描かれる本作。先日お披露目された「WONDER Volt」のミュージック・ビデオでは、カエラさんがヴィクターを彷彿とさせる科学者に扮しているが、そもそもこの楽曲はカエラさんが「映画の中ですごく好きなシーン」から発想を得たのだとか。「少年・ヴィクターが“スパーキーを雷の力で甦らせれるんじゃないか?”って気づいた瞬間に、彼がブワーッとすごいスピードで準備をして、屋根裏で実験を行うときですね。あの場面がすごく好きなんです。あのときにいろんな音が鳴ってるんですよ。フラスコのボコボコっていう実験っぽい音とか、自転車の音とか、雷の音とか…。そういうモノの音でリズムとか曲を作れないかなと思って相談しながら作ってもらったんです」。音楽もデジタル化が進む昨今、プログラミングなどで音を入れることも簡単にできるが、「WONDER Volt」で奏でられるそんな細かな音にもカエラさんなりのこだわりがあったよう。「実際にやったものもあれば、元々システムの中に入っていた音とかもあります。それはその楽曲に合った音をいくつかある中からチョイスしながらリズムを作っていったんです。元々入っている犬の音だとあまりリアルに聴こえなかったりするので、そういうバランスに気をつけながら音作りをしていきました」。聞けば聞くほど発見のある楽曲…まるで次から次へと自らの引出しを開け、常にリスナーに刺激を与え続けるカエラさん自身のようでもある。そんな彼女が、バートン監督の大ファンということもあって、今回のコラボレーションにはかなり強い想い入れがあったよう。その想いのあまり、念願のバートン監督との対面も「会話はいろいろしたんだけど、緊張してあんまり覚えてないっていう…(笑)」と、はにかみながらそう語るカエラさんだが、実際に監督に会って確信をもったことがあるとも明かす。「今回監督にお会いして、“絆”っていう言葉が大切な部分なんだなって改めて感じたんです。孤独の中に希望があるっていうのが、映画を観て感じ取った部分であって、やっぱり不安になったり、悲しい気持ちを抱えることって、幸せになりたかったりとか喜びたかったりとか、誰かを求めてたりするからこそ生まれるものなんだなって。だからこの曲を聞いて、悲しい気持ちになったときに諦めたりしないで、幸せになりたいって思いがあるからこそ出てくる気持ちなんだっていうことに気づいてもらえたら嬉しいなって思っています。なんだか少年・ヴィクターが歌っているような感覚で言葉を作っていったっていうのはありましたね」。自身をヴィクターに投影しながら歌詞を考えていったというカエラさん。幼い頃にかわいがっていたペットの死を経験したことから、本作で親友のスパーキーを失ったヴィクターにすぐに共感できたとも。「小学生のときにハムスターを飼ったことがあるんですけど、最初メスとオスで2匹飼ったら、最終的に30匹くらいになっちゃって小さな檻が山積みになったんです(笑)。次々に生まれてくる命が、本当に愛おしくて可愛いくって、毎日家で一緒に遊んだりしていました。一番最初に飼った子たちが2年くらい生きて亡くなっちゃったときに、『このたくさんの子たちが亡くなるの…?』って子供ながらに思って。死んじゃったときの感覚って、忘れられないですよね。やっぱり離れたくないし、土の中に埋めたくないっていう状態になりました。ヴィクターみたいに甦らせるというよりは、“起きるんじゃないかな?”と信じてずっと手で温め直したりしてたけど、やっぱり無理なんですよね…。だから、『埋めなさい』って言われて渋々埋めてあげました」。主人公にそっと寄り添いながら、音や歌詞を作り上げていったカエラさん。「私は奇妙なものや、色の毒々しさみたいなもの、ポップ過ぎないダークなものがもともと好きで。ティム・バートン監督の作品をずっと観て育ってきてるから、きっとそれが強く根づいてきていまがあると思うんです」と自身の創作活動について語るが、バートン監督の特徴でもある“色使い”を一切排除した今回の白黒3Dの世界はどうだったのだろうか。「白黒で、色がないっていう感覚が観た後に全くなかったんですよ。それをね、観に行ってくれた人は感じ取ってくれるんじゃないかなって思うんですけど、すごく映画自体に色が見えて、白黒だからこそ想像力が沸くんです。その中で表情が目立ってきたり、体の動きや目の動きが目立ってきたりして。だから白黒ってある意味、挑戦的であるけれど、すごく広がりがあるんだなって思いました」。12月19日(水)には「WONDER Volt」、「マミレル」、「Sun shower」を収録したニューアルバム「Sync」をリリースし、来年1月27日(日)から全国17都市19公演のホールツアーを行うカエラさん。今後、“表現者”木村カエラはどんな“色”を私たちに見せてくれるのだろうか。映画『フランケンウィニー』は12月15日(土)より3D/2D全国公開。■関連作品:フランケンウィニー 2012年12月15日より全国にて公開© 2012 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2012年12月14日全世界で10億ドルの大ヒットとなった『アリス・イン・ワンダーランド』の続編が作られることになった。1作目の脚本家リンダ・ウールヴァートン氏がすでに脚本を書き始めている。DVD情報2010年に公開された『アリス・イン・ワンダーランド』は、ティム・バートン監督による3Dファンタジー映画。批評家の評価はいまひとつだったが、北米だけで3億3400万ドル、全世界で10億ドルの大ヒットとなった。アリス役に抜擢されたミア・ワシコウスカは、この映画で大ブレイクを果たしている。ほかにジョニー・デップ、アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム=カーターなどが出演。続編もバートンが監督するかどうかは今のところ明らかではない。だが、『ダーク・シャドウ』『フランケンウィニー』がアメリカで不振に終わったバートン監督は、今年、苦戦を強いられている状態。『アリス・イン・ワンダーランド』続編で確実なヒットをねらうこともありえる。ストーリーは不明だが、1作目がとくに原作に忠実ではなかったことから、『鏡の国のアリス』にそのまま基づく物語にはならないのではないかと見られている。
2012年12月11日ウォルト・ディズニーが、2010年に公開されたティム・バートン監督作『アリス・イン・ワンダーランド』の続編を製作する可能性が出てきた。第1作目でも脚本を手がけたリンダ・ウールヴァートンがすでに続編の脚本を執筆しているほか、プロデューサー陣も続投する模様だ。リンダはこれまでにも、『美女と野獣』、『ライオン・キング』、『奇跡の旅』など多くのディズニー映画の脚本を手がけてきた俊英だ。ミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップ、アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム=カーターらが出演した第1作目は、世界中で10億ドル(約820億円)の興行収入を叩きだしたうえ、アカデミー美術賞やアカデミー衣裳デザイン賞にも輝いている。今回、ディズニーは同続編の製作に乗り気だと見られているものの、同社のチーフ・テクニカル・オフィサーを務めるアンディ・ヘンドリクソンは昨年8月に、『アリス・イン・ワンダーランド』には感銘を受けなかったと否定的なコメントしている。「『アリス・イン・ワンダーランド』のストーリーはそんなに良くなかったよ。でも視覚効果が功を奏して観客を惹き付けたんじゃないかな。それにジョニー・デップが傷付くようなこともないしね」。ルイス・キャロル原作「不思議の国のアリス」と続編の「鏡の国のアリス」を基にして製作された映画版『アリス・イン・ワンダーランド』は現在、ディズニー舞台製作部門によってミュージカル化の企画も進行中だ。■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.
2012年12月11日15日(土)に公開されるティム・バートン監督の3Dアニメーション『フランケンウィニー』の本編映像が公開された。バートン監督らしい個性的な映像とキャラクターに注目が集まっている本作だが、その根幹にあるのは少年と愛犬の心温まるドラマ。そのことがしっかりと伝わってくる映像だ。『フランケンウィニー』本編映像本作は、バートン監督が1984年に制作した短編作品『フランケン・ウィニー』を基にした白黒3Dアニメーション。科学の大好きなヴィクター少年が、事故に遭った相棒の犬スパーキーを、授業で習った“電気の実験”を応用して甦らせることから始まる大騒動を描く。このほど公開されたのは、“電気の実験”によってスパーキーが死の世界から甦る重要なシーンの一部。スパーキーは、事故にあった結果、身体はつぎはぎだらけで見た目は少しヘンテコだが、彼は自分が一度死んだことに気づいていないようで、その表情や行動はどこまでも愛らしい。また、映像を観るとヴィクターはスパーキーを“ペット”ではなく“相棒”として扱っており、ふたりの友情が垣間見える。本作は、バートン監督が幼少期に暮らしていた愛犬との思い出が作品作りに大きな影響を与えているそうで、ストップモーション・アニメを駆使した個性的な映像と、誰も共感できるドラマが融合した作品に仕上がっている。『フランケンウィニー』12月15日(土)全国公開
2012年12月11日『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』や『アリス・イン・ワンダーランド』を始め、ユニークでファンタジックな世界観とイマジネーション豊かなビジュアルで、世界中の映画ファンを魅了し続けるティム・バートン監督最新作『フランケンウィニー』。本作のプロモーションで来日していたバートン監督が、めざましテレビで放送中のめざましアニメ「紙兎ロペ」で声優に挑戦し、その貴重な回が番組内で放送されることが決定した。ロペとアキラ先輩との軽妙なやり取りで話題を集めた「紙兎ロペ」は、全国のTOHOシネマズの幕間で上映されるや高い人気を博し、映画化、さらにはDVD化されるに至った超人気アニメーション作品だ。今回、バートン監督の大ファンでもある「紙兎ロペ」製作陣が“ティム犬”のイラストと共に声優挑戦を熱烈オファーしたところ、イラストを見たバートン監督は「似てる…」の一言でこのオファーを快諾し、この豪華な共演が成立したとのこと。『フランケンウィニー』のキャンペーンのため今月来日を果たしたバートン監督は、「紙兎ロペ」のディレクター・内山勇士のディレクションの元、アフレコに挑戦。英語だけでなく日本語のセリフも無事に収録することができたという。ロペとアキラ先輩のとの独特の空気感の中、声優ティム・バートンはどのように演じるのか?放送は、年明け早々にフジテレビ系列「めざましテレビ」にてオンエア予定だ。『フランケンウィニー』は12月15日(土)より全国にて公開。■関連作品:フランケンウィニー 2012年12月15日より全国にて公開© 2012 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2012年12月11日歌手の木村カエラが5日、東京・新宿の東京モード学園で行われた映画『フランケンウィニー』のファッションコンテストイベントで審査員を務めた。モノクロの同作のインスパイアソング「WONDER Volt」を歌う木村は「白黒なのに見終えたら気持ちがとってもカラフルになるとってもかわいい映画だと思います」とアピール。イベントに出席したティム・バートン監督は、カエラの楽曲について「この曲が大好きで気に入りました。この作品の精神を捉えている素晴らしい歌だと思う」と絶賛した。木村カエラ、T・バートン監督作品に楽曲提供同校に通う学生34人が6チームに分かれ、同作の世界観をもとにした子どもモデルと犬のファッションをデザインしたコンテストを開催。バートン監督は「日本の皆さんのデザインのセンス、創造性が美しく、インスピレーションを受けるものばかりなので日本に来るのが大好き」と学生たちのセンスに賛辞を送った。同作は、科学大好き少年のヴィクターが、事故で命を落とした愛犬・スパーキーを禁断の実験で“フラン犬”として生き返らせ、街に大混乱を巻き起こしてしまうファンタジー作。ぬくもり溢れるストップモーション・アニメーションを用い、白黒の3Dで描く。イベントにはほかにプロデューサーのアリソン・アバッテ氏も出席。映画『フランケンウィニー』は15日(土)に3D・2D同時公開。
2012年12月05日