映画ファンの投票で2010年の“ベスト”を選出!ムービープラス、ユナイテッド・シネマおよびシネマカフェの3社共同による投票企画「ベスト・オブ・ベストアワード2010」の結果が発表され、洋画の大作を抑えて人気シリーズの第3弾『THE LAST MESSAGE海猿』がベストムービーに選ばれ、主演の伊藤英明もベストアクターの栄誉に輝いた。今年で第4回目を迎える「ベスト・オブ・ベストアワード2010」。興行収入ランキングや批評家の声だけでは測れない、映画ファンの声が反映されるアワードとして年々、注目を増しているが、今年も興味深い結果が。興行収入では『アバター』、『アリス・イン・ワンダーランド』、『トイ・ストーリー3』という3Dの洋画大作が100億円を突破したが、今回の投票ではこれらの作品を抑え、圧倒的な票数を集めて1位に輝いたのが『THE LAST MESSAGE海猿』。本作も3Dで製作され、興行収入80億円超えのヒットとなったが“ファンの満足度”という点で邦画の意地を見せつけた。2位にはレオナルド・ディカプリオ主演で、その謎めいた世界観が話題を呼んだ『インセプション』、3位には『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』が続いた。邦画は5位、6位、7位に『SP 野望篇』、『告白』、『大奥』がランクイン。12位の『悪人』も含め、話題の漫画、小説を映画化した作品が支持を得ていることが分かる。先述の『アバター』は8位、『アリス・イン・ワンダーランド』は9位で、公開時の話題性を考えると意外な結果に。ベストムービーでは惜しくも2位の『インセプション』だが、クリストファー・ノーラン監督が見事、ベストディレクターに輝いた。『海猿』シリーズを全編にわたって手がけてきた羽住英一郎監督が2位に、そして『アリス・イン・ワンダーランド』のティム・バートンが3位に入った。ベストアクター部門は『海猿』効果もあってか、ジョニー・デップ&レオ様というハリウッドスターを抑え、伊藤英明が受賞した。ここでも目立つのは日本人俳優陣。『SP』の岡田准一、『大奥』の二宮和也のジャニーズコンビが4位、5位にランクインし、妻夫木聡(『悪人』)、堺雅人(『武士の家計簿』)ら実力派の俳優陣も7位、8位に入っている。ベストアクトレス部門では『悪人』でモントリオール映画祭の最優秀女優賞に輝いた深津絵里が最も多くの支持を集めた。2位は『告白』の松たか子。この2人、今後の国内映画賞レースでも主演女優賞をめぐって激しい“戦い”を繰り広げることになりそうだ。『告白』に関しては、今年の日本代表作品としてアカデミー賞外国語映画賞での受賞にも期待が寄せられる。ランキングの詳細は「ベスト・オブ・ベスト アワード 2010」特集にて発表中。あなたのお気に入りは何位?「ベスト・オブ・ベスト アワード 2010」特集■関連作品:武士の家計簿 2010年12月4日より全国にて公開© 2010「武士の家計簿」製作委員会悪人 2010年9月11日より全国東宝系にて公開© 2010「悪人」製作委員会 大奥 (2010) 2010年10月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 男女逆転「大奥」製作委員会 告白 2010年6月5日より全国東宝系にて公開© 映画「告白」フィルムパートナーズSP 野望篇 2010年10月30日より全国東宝系にて公開© 2010「SP」プロジェクトチームハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 2010年11月19日より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights © J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.インセプション 2010年7月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reservedトイ・ストーリー3 2010年7月10日より全国にて公開© DISNEY/PIXARアリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.アバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reservedTHE LAST MESSAGE海猿 2010年9月18日より全国東宝系にて公開© 2010 フジテレビジョン ROBOT ポニーキャニオン 東宝 小学館■関連記事:英国アカデミー賞ノミネーション発表、『英国王のスピーチ』が最多14部門で候補に杏、ゴールデン・グローブ賞に感激!父・渡辺謙に続いて海外進出!?日本アカデミー賞優秀作品を一挙上映!好きな作品を観られる鑑賞券を5組10名様プレゼントディズニー×ゼメキスの魅惑のアトラクション『少年マイロの火星冒険記』予告編解禁マリオン・コティヤール、第一子の妊娠を発表
2011年01月21日2部構成の第7作でいよいよ終幕を迎える『ハリー・ポッター』シリーズ。数々の忘れられないシーンがあり、個性的なキャラクターたちが登場してきたが、この最終章の前編『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』の公開を前に、本シリーズに出演してきたキャスト陣のインタビューを連載でお届け!第1回はハリーの仲間であり、この最終章でも重要な役割を果たすことになるネビル役のマシュー・ルイス。第1作からずっと出演してきたマシューが最終章にこめた思いは――?「ネビルは完璧じゃないからこそ魅力的なんだ」シリーズ開始当初、ちょっとドジで頼りない印象だったネビル。そんな彼の両親はかつて、闇の帝王・ヴォルデモート卿の部下の手にかかり、長期入院を余儀なくされている。それゆえ、闇の魔法使いたちを憎む気持ちや正義感は人一倍強く、シリーズを重ねる中で確かな成長を遂げ、精悍な若者に変貌していく。マシュー自身はネビルという男の子の魅力、そしてこのキャラクターを演じる面白さについてこう語る。「ネビルは完璧じゃないからこそ魅力的なんだ。飛びきり男前なわけでもないし、ポッチャリした体型で、髪型も決まっていないし、女の子にもモテない。表面上の彼はそんな少年さ。だけど彼は、とことん自分自身を信じている。正しいことをしようとしているのであれば、結果がどうでもそれには意味があると信じることができるんだ。ハリウッドの映画スターみたいなルックスがなくてもヒーローになれる。ネビルはそれを証明しているんだ。役者としては、頼りないネビルがヒーローへと変貌していく様子を表現できることに最大の魅力を感じていたよ」。実は過去のシリーズでネビルを演じた際には、ファットスーツを着込み、入れ歯を入れて演技したことも。「本作ではファットスーツは着ていないんだ。そうせずに済んだのはよかったよ」とふり返るマシュー。第5作以降は闇の魔法使いたちとの戦いにも参加し、アクションシーンもあったが、前作の撮影ではヘレナ・ボナム=カーターとのやり取りで鼓膜を破るアクシデントもあったという。「ネビルが人質にとられて、ベラトリックス(ヘレナ)にいたぶられるシーンで、彼女は、ベラトリックスは拷問を楽しむだろうと解釈して、杖を僕の耳に突っ込んできたんだ。確かに映像的には効果抜群だったと思う。邪悪で、恐ろしい拷問シーンに仕上がっていたわけだから。周りでは爆発もあったりして、どこでどうなったのかは覚えていないんだけど、片方の耳が聴こえなくなったんだ。(ヘレナは)僕のところにやって来て何度も謝ってくれたよ。僕は全く気にしていなかったし、彼女のせいだとも思っていなかったんだけど。そうしたら、プレミア上映のときに旦那さんのティム・バートンを紹介してくれたから『これで勘弁してあげるよ』ってことになったんだ(笑)」。「ホグワーツが崩壊していくのを見て、お別れが近づいていることを実感した」最終章ということでどのような意識で撮影に臨んだのだろうか?「2009年の2月に撮影が始まって、終わる数か月前になって初めて、みんなが(最後だということを)語り始めたんだ。それまではみんな知っていたけど、誰も口にしなかった。僕は『あぁ、もうじきホントに終わるんだな』という気分だったよ。最後の方で戦いのシーンの撮影が進んだ頃、ホグワーツが破壊され、崩壊していく様子を見てお別れが近づいたと実感するようになったね」。では、全ての撮影が終わった瞬間は?「中庭での撮影だったんだけど、中庭が壊されて、石とか死体とかが散らばっていて、僕たちはただ、そこに立っていた。デイヴィッド・イエーツ監督が『終了。これで全部だ」と。そして、それぞれがゆっくりと歩き出した。僕のほかに、エマ(・ワトソン)と監督とトム(・フェルトン)がいたと思う。何となく途中でふり返ってセットを見たんだ。人でいっぱいだったときはあんなに素晴らしかったのに、空っぽになって壊されたいまは、すごく陰鬱に見えたね。だから僕は『終わったんだ、もう帰ろう』と思って歩き始めた。すごくおかしな気分だった。正直、あまり多くのことを憶えていないんだ。物事には全て終わりがくるものなんだよ」。シリーズを通じて最も好きなキャラクターは?そして、10年以上にわたって『ハリー・ポッター』の世界に身を置いてきた感想を尋ねると、こんな答えが。「確かに滅多にできる経験じゃないよね。10年前にはこうしてインタビューに応じている自分の姿なんて想像すらできなかった。僕は、中学と高校時代の全てをこのシリーズと一緒に過ごしてきた。そして卒業後も。友達はもうすぐ大学を卒業するけど、僕はまだこのシリーズに関わっていて、今日もこうして仕事をしている。いまだに信じられないよ、不思議な気分だ。言葉じゃ上手く説明できないよ。これまで『ハリー・ポッター』みたいなシリーズはなかったと思うし、今後もしばらくはないんじゃないかと思う。もちろん、そんな貴重な体験をすることができた自分は本当に恵まれていたと思うし、一連の作品に関わることができて光栄だったと思っている。原作の大ファンでもあるから、小説の世界を映画の中で再現する立場になれて嬉しかった。僕にとっての『ハリー・ポッター』シリーズは、限りなく非現実的な現実だよ。クールで、最高の経験をさせてもらった。逆に、このシリーズに関わっていなければ、自分の過去10年間がどんなものになっていたかは想像がつかないよ」。最後に一問。シリーズを通して一番好きなキャラクターは?「ルーピン教授かな。彼は純粋にいい先生だし、いい役だよ。静かでミステリアス。人狼だからね。彼はそのことを語りたくはないんだけど、彼には何かあると分かる。このクールなキャラクターが好きだったね。あと、シリウス(・ブラック/ゲイリー・オールドマン)もクールだよね。ロックンロールな服を着てるし。でも、やっぱりルーピンが1番かな」。1作目の頃と比べ、見違えるようなたくましさを身に着けたネビルにご注目!公開まであと23日特集「10年間ありがとう!ハリー・ポッター」■関連作品:ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 2011年7月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 2010年11月19日より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights © J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.■関連記事:最終章突入『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』ジャパン・プレミアに15組30名様ご招待ポスターに血痕?危機&鬼気迫る『ハリー』意味深なキャラクター画像が解禁!ハリーの親友・ロン役のルパート・グリント来日決定!ジニー&ルーナと初日舞台挨拶もダニエル・ラドクリフ、英国王子2人をもしのぐ巨万の富を手にしていたハリー、ハーマイオニー、ロン疾走!緊迫感あふれるポスター画像が解禁
2010年10月27日映画『アリス・イン・ワンダーランド』のDVD、ブルーレイ発売を記念して、劇中、ジョニー・デップ演じるマッドハッターが踊る、摩訶不思議なダンスシーンを収めた本編映像が到着した。鬼才ティム・バートンが「不思議の国のアリス」、「鏡の国のアリス」を基に紡ぎ出した、19歳になったアリスの新たな冒険の物語で、ジョニーをはじめへレナ・ボナム・カーター、アン・ハサウェイらが出演し、魅惑の映像で日本でも大ヒットを記録した本作。今回、解禁となったのは、ジョニー扮するマッドハッターが愛してやまない“ファッターワッケン”と呼ばれる不思議なダンス。腰、頭、足がグルグルと360度回転する不思議な振り付けで楽しそうに踊るマッドハッターに、アン・ハサウェイ扮する白の女王や双子のトウィ―ドルダムとトウィードルディーもノリノリ。DVDとブルーレイにはこちらのダンスシーンの映像に加え、へレナ・ボナム・カーターが赤の女王に“変身”するメイクアップの過程を捉えた映像や撮影現場の様子、貴重なジョニーのインタビューなども収録されているので要チェック!『アリス・イン・ワンダーランド』DVD&ブルーレイは8月4日(水)より発売。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY『アリス・イン・ワンダーランド』(ファンタジー・アートケース 特典付き) [ブルーレイ+DVDセット]価格:4,935円(税込)『アリス・イン・ワンダーランド』[ブルーレイ+DVDセット]価格:4,935円(税込)『アリス・イン・ワンダーランド』 [DVD]価格:3,360円(税込)『アリス・イン・ワンダーランド』[DVD+microSDセット]価格:4,935円(税込)『アリス・イン・ワンダーランド』[microSD]価格:2,940円(税込)発売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン発売日:8月4日(水)※レンタル同日開始■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:早くも登場!『アリス・イン・ワンダーランド』ブルーレイを2名様プレゼントジョニー&「SATC」4人組…写真でふり返る来日ハリウッドスター2010年上半期W杯が気になる!ジョニー・デップがロケ・セットのあちこちにTVを設置“白の女王”深田恭子、結婚願望(?)を明かすも交際については無言19歳のアリスより悩ましい…?あなたの“人生の決断”は?仕事に進路、1位は…
2010年07月28日カンヌ映画祭のコンペティション部門でバイオレンス映画『アウトレイジ』が上映される“快挙”を成した北野武監督が、このほどシネマカフェほかの合同インタビューに応じ、本作に込めた思いから人間行動論までを語った。今回の暴力映画は「たまに食べたくなったカツ丼」新作は、ここ最近の3作『TAKESHIS’』、『監督・ばんざい!』、『アキレスと亀』と打って変わり、バイオレンスへの原点回帰とも言われる9年ぶりの力作。常に意表をついて周囲を驚かせる北野監督らしく、秀でたエンターテイメント作品として仕上がった。「前3作から“ゴダール病”とでも呼べるような自省的な内容の作品にはまっちゃって、先進的なアートとかワケ分かんないこと考えてやったら完全に失敗して、ダメだこりゃ、と。次、何やろう?と思ったら、暴力映画を全然撮っていないなって思って。食べ物と同じで、たまにはカツ丼食いたいな、と。ただ『ソナチネ』とかと比較されて、『何も進歩していない』とか言われるのは嫌だから、もうエンターテイメントだ!観客全員が喜べるようなものを撮ろうってなった。次に思いついた暴力シーンを書き出して、そっからストーリーを逆算したの。コイツはこう来てこう死ぬ、とか、こんな死に方はしないだろって。で、またひっくり返していって、こうなると思ったら大間違いだとか、ここで(観る側を)騙すとか、いろいろ考えて。そしたら完全にエンターテイメントだなって言える作品ができた」。5月のカンヌ国際映画祭ではコンペ上映され、激しい賛否両論で話題を振りまいた。ホラー、ファンタジーを好むティム・バートン監督が審査委員長を務めた賞レースでは賞を逃したものの、芸術性を好む同映画祭のメーン部門でヤクザもののバイオレンス・エンターテイメントが上映されただけで“珍事”だった。「海外のアート的なフェスティバルとかとは関係ねぇなと思ったら、急にカンヌとか呼ばれてしまって、これは結構大騒ぎになるぞ、って思ってたら、案の定、賛否両論になっちゃって。だから『ざまあみやがれ、こんな映画をコンペに選んだのはそっちなんだから、俺は知らないよ』って言ったんだけど。悪口言う人と褒める人と正反対で、まあまあっていう人がいなくて、いいか悪いかはっきりしていたね。でもまあ狙い通りだった。ショックな映画だろうな、とは思っていたから」。“全員悪人”をテーマに暴力団組織内部の抗争を描く同作では、自身、新たな試みとして主演と言えるキャラクターを7〜8人描く群像劇に挑戦。さらに北野組常連の俳優陣をキャスティングせず椎名桔平、三浦友和、國村隼、小日向文世、北村総一朗ら初タッグの俳優を揃えたのも新趣向。中でもインテリヤクザに扮した加瀬亮の怪演が、前評判を呼んでいる。「英語を使うシーンが途中からいっぱいあるインテリヤクザ役があって、英語も話せる役者を探していたら加瀬くんが来た。けど、普段の雰囲気からはどう見てもヤクザに見えないじゃない。どうしよう、と思ってメイクさんと相談して、オールバックにして、眉毛を剃ってみたり、結構苦労した。最終的に四角くて細いサングラスをかけさせたり。それでも『コノ野郎、バカ野郎』って怒鳴り合っている場面で、加瀬くんも入ってきて同じ台詞言っても全然怖くない。だから、この人は無口にしよう、でも、ひとつキレたら殴り出すという風に、徹底的に暴力に寄せた。キレたら怖い奴に設定に変えて台本を書き直して、かなり悪い奴に仕上がった。やっぱりパッと印象に残るようになったと思うし、うまいこといったかなって思うよね」。とはいえ、抗争の中心人物として動くのは、ビートたけし演じる、大友組の組長・大友。『戦場のメリークリスマス』を機に、俳優としても国内外で高い評価を得ているが、自身では顔をクシャクシャにして照れ笑いしながら厳しく自己評価する。「俺は基本的には演技、上手くないからねぇ。へたくそだから、しゃべんない方がいいもん。しゃべるとね、怪しいんだ俺は。『バカ野郎』なんて言ったら、単なる松村(邦洋)のモノマネになっちゃう。『ダンカン、バカ野郎』(松村さんによる、たけしさんのモノマネ)と変わってないって。『てめえ、何言ってんだ、バカ野郎』(本作の台詞)と同じだったっていう。だからできるだけ、怒鳴らないようにしようと思ったけど、みんなが怒鳴っているから、しょうがなくて怒鳴っていると、ふと我に返って、コレ、松村がモノマネするときと俺と、変わってないじゃないか、って(笑)」。大きな見どころのひとつが、バイオレンス描写の過激さ故に北野映画特有のバイオレンスと笑いが繋がって楽しめる感覚だ。「今回、あんまりにも描写が痛くてなぜか笑ってしまう。っていうか、これだけ追い込まれると人間笑うんだなって。編集していても順撮りじゃないから始めは気がつかなくて、ある程度繋がってくるとバカ笑いしちゃうシーンが出てきた。アレ?これ、お笑い映画撮っちゃった、参ったなーと思ったら、編集マンの人が『これだけ痛ければ笑いますよ、喜劇じゃないけど笑わずにはいられない状態になりますもの、これ』って。大丈夫かなって思っていたら、その感覚は世界共通で、カンヌでも観客がバカ笑いしてた。バカ笑いしている割にはみんな暴力映画って言っているわけ」。登場人物たちは、裏切り、騙し合いを続ける。北野監督の考える、人間の悪は?「悪っていうのは人間社会が進化する過程において、人間本来の欲望を規制するために、社会が悪と決め付けたこととも考えられる。例えば、人間が成長してある程度、性的能力とか体に備わって意識するようになったときには、ほかの奴を殴ってでも女を取るのが、生物として本能的だと思うよ。でもそれ、社会として成り立つために、悪=犯罪という括りを付けないと、人間社会自体が成り立たないというだけ。オットセイが周りの奴をかみ殺して十何匹もメスのオットセイをはべらせてハーレム作っているのを『恥ずかしくないのか、お前は。もっと女を分け与えろ、それじゃオットセイの社会は成り立たない』って言ったって、しょうがないじゃない。それは考えてないだけだもん。人間だったら少し頭が発達してきたから、弱者を救うことによって、全体的に盛り上げようとすることで、性とか食べ物の欲望とかそういうものを、独りよがりに行使することを悪としただけ。それがなきゃ、美味いものを食っている奴を後ろからぶん殴って、気絶している間に食って帰っちゃえばいいんだから。それは誰でもしたいと思うよ」。人間は欲望に抑制の効かない未完成な存在そういった悪とキッチリ一線ひけない人間の未熟さも明確に指摘する。「人間ってのは未完成な動物で、こういう暴力映画っていうと暴力は社会に対して悪影響があるんじゃないでしょうか?って言う。だけど拍手して観ている奴がいる。悪いことなら止めるんだけど止めないんだよ。食べ物でも何で腹いっぱい食っているんだ?肝臓壊したり糖尿になったり、体に悪いのになぜ食うかと言うと、頭と体のバランスが人間って全然取れていない。教えてくれないんだよ、体から信号出ていないんだもん。『それ以上食うと体に悪いです』なんて絶対言わないでしょ?だから食っちゃうの。それだけ人間ってね、欲望に対しては規制が効いていない、だからすごい未完成な動物なんだよ」。劇中、数人、生き残るワルがいる。現実社会で生き残るために必要なことは?「多分、グループがあってそこで生き残ろうとする。だから葛藤があるんじゃない?このグループじゃないところにポンと出ちゃえばいい。そうすればこのグループからしたらその人、関係ないだから、客観的に見たらその人、生き残っているってことじゃん、もしかしたらね。漫才ブームのときに一番最初に漫才辞めたの俺なんだもん、もう終わりだと思って。B&Bとかみんなそこにいたけど、俺、ポンと外に出ちゃった。で、結果的にブームはなくなって、たけしと紳助が漫才ブームを生き抜いたって言われるんだけど。俺、TVの次に、今度ラジオに行っちゃった。TV界からラジオに行っただけなんだけど、たけしはお笑いから生き抜いたってことになる。で、次に映画に行っちゃった。TVのタレントから俺だけ映画に行ったら、また生き抜いた、みたいなことを言われる。要するにグループの中に属さないってことじゃないかな。そうすりゃ生き抜いたことになる。怪しいんだけど、俺」。騙す、騙される、どっちが好き?の問いに、「あーあ」と嘆くような口調と優しい笑顔で答えた。「俺ら、騙す商売だからなぁ。騙す商売だけど、騙されることによってプラスマイナスゼロにしているところ、あるよね。よく騙されるの、騙してもらったお金、騙されてぼられているだけだよ」。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:アウトレイジ 2010年6月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2010『アウトレイジ』製作委員会■関連記事:モナもシビれた!北野監督作『アウトレイジ』女性座談会ランキング企画!シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5社長になってほしい俳優といえば?【カンヌレポート 最終回】バルデム受賞にペネロペ涙!最高賞はタイ作品山本モナと“男たち”を語ろう!『アウトレイジ』女性限定試写会&座談会に10組20名様ご招待【カンヌレポート 04】たけし、批評家の採点は辛口も観客からは5分の拍手の嵐
2010年06月10日23日夜、第63回カンヌ国際映画祭の授賞式が行われ、タイのアピチャッポン・ウィーラセタクン監督の『Uncle Boonmee Who Can Recall His Past Lives(前世を思い出せるブンミおじさん)』が最高賞パルムドールに輝いた。映画は、病気で死期を悟ったブンミおじさんの元を、死んだ妻や、猿人間になった息子が訪れたり、ナマズがしゃべったりと独特の表現で輪廻転生を描いた、スピリチュアルな作品。監督は「受賞は、タイの精霊と幽霊、そして30年前に小さな映画館に連れていってくれた両親のおかげ」と語った。審査委員長ティム・バートンは「いままでに観たことがない映画で、驚いた」と語り、審査員の一人、ベニチオ・デル・トロは「カンヌでは毎日、映画を何本も観て、パーティをはしごしていたので、この映画を観たときは、ちょっと申し訳ない気分になったよ」と感想を述べた。日本の北野武監督の『アウトレイジ』は受賞を逃し、また、下馬評で一番人気だった英国のマイク・リーの『Another Year』も無冠に終わった。サプライズは、男優賞がスペインのハビエル・バルデムと、イタリアのエリオ・ジェルマーノの同時受賞となったこと。バルデムは授賞式で「最愛のパートナー、ペネロペ・クルスに捧げます」と会場にいた恋人ペネロペ・クルスに投げキッス。ペネロペは涙を流し、隣にいたバルデムの母親と手を取り合う姿が印象的だった。また、セクシーで生命感あふれる『On Tour』で、監督賞を受賞した『007/慰めの報酬』などの人気俳優マチュー・アマルリックは、共演のバーレスク・ダンサーたちを壇上にあげて、感謝の意を示していた。また、監督賞に輝いたことについて「僕が助監督など裏方で勉強していたことを知っている審査員もいたのでしょう。感謝します」と語った。以下、主な受賞結果。パルムドール『Uncle Boonmee Who Can Recall His Past Lives』(アピチャッポン・ウィーラセタクン監督)グランプリ『Of Gods and Men』(グザヴィエ・ボーヴォワ監督)監督賞マチュー・アマルリック(『On Tour』)男優賞ハビエル・バルデム(『Biutiful』)エリオ・ジェルマーノ(『Our Life』)女優賞ジュリエット・ビノシュ(『Certified Copy』)脚本賞イ・チャンドン(『Poetry』)審査員賞マハマット・サレー・ハルーン(『A Screaming Man』)カメラドール(新人賞)『ANO BISIESTO』(原題/マイケル・ロウ監督)(photo/text:Ayako Ishizu)第63回カンヌ国際映画祭 現地レポート■関連作品:第63回カンヌ国際映画祭 [映画祭] 2010年5月12日開幕© Brigitte Lacombe – ad design graphiqueアウトレイジ 2010年6月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2010『アウトレイジ』製作委員会■関連記事:映画祭開催中のカンヌで、豪華セレブが集うエイズ研究チャリティ・ガラ開催【カンヌレポート 番外編】ファッションで見るカンヌ!ベストドレッサーは誰?【カンヌレポート 06】ディエゴ・ルナ初監督作にカンヌっ子拍手!雨の日に観たい映画ランキング大発表!1位はあのミュージカルの傑作【カンヌレポート 05】パルムドールのゆくえ…現地評価&T・バートンの選択は?
2010年05月24日かのティム・バートンをして「これまでの人生で見た映像の中で、最高の11分間だった」と言わしめた短編アニメーション『9』。2005年のアカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされた、若き天才、シェーン・アッカーの手による本作の世界観やキャラクター造型の魅力に惚れ込んだティムは、すぐさま長編映画化を決意。ティム自らプロデューサーを務め、アッカーによって5年の歳月をかけて長編化された。こうして長編として生まれ変わった『9(ナイン)〜9番目の奇妙な人形〜』がまもなく日本で公開を迎えるが、その生みの親シェーン・アッカーからシネマカフェに向けて動画メッセージが到着した。人類滅亡後の未来。遺された9体の奇妙な人形たちが、自分たちは何者なのかを探す戦い、旅が描かれた本作。アッカー監督はまず、覚えたての日本語を操り挨拶。さらに作品の見どころについて語ってくれた。バートンをも驚嘆させたというのも納得!独特の世界観とストーリーにひき込まれていくこと間違いなし。イライジャ・ウッド、ジェニファー・コネリー、クリストファー・プラマーといった豪華な顔ぶれが声優を務めている点も注目の『9(ナイン)〜9番目の奇妙な人形〜』は5月8日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:9(ナイン)〜9番目の奇妙な人形〜 2010年5月8日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 Focus Features LLC. All Rights Reserved■関連記事:T・バートンも惚れ込んだ『9 〜9番目の奇妙な人形〜』試写会に10組20名様ご招待
2010年05月07日「“当たり役”そういう捉えられ方があっても自分の中身が急成長するわけじゃない。じっくりゆっくりやるしかないです」──2007年のNHKドラマ「ハゲタカ」の主演に抜擢され、以後、映画版『ハゲタカ』(’09)、『笑う警官』(’09)、『ゴールデンスランバー』(’10)といった骨太な社会派作品が立て続き、かと思えば『スイートリトルライズ』(’10)のような恋愛ものもこなし、現在はNHK大河ドラマ「龍馬伝」のキーパーソン・武市半平太を演じている。ここ数年で俳優・大森南朋の名前が大きく羽ばたいたのは明らかだが、「じっくりゆっくり」という言葉が物語るように、彼がこれまでに出演してきた映画は70本以上、ドラマも合わせると100本以上、その積み重ねの結果がいまの大森南朋を創り上げている。そこで、大森南朋の名前を羽ばたかせるきっかけとなった主演作『ハゲタカ』について、改めてふり返ってもらった。鷲津の人間らしさが好き「ドラマ『ハゲタカ』のオファーが来たときにまず思ったのは、本当に自分が主役でいいのかということ。いろいろな役を演じてきたけれど、自分が主役で数字が取れると思っていなかったし、何よりも鷲津政彦のようなタイプを演じるイメージがその頃の僕には全くなく、どちらかというとぼんやりした青年、そんな役が多かった(笑)。だから、こんなふうに話題になるとは夢にも思っていなかったんです」と語る表情は、なんとも色っぽく、やわらかく、穏やかで、確かに『ハゲタカ』の鷲津のイメージとはほど遠い。けれど、いまでは鷲津のイメージが大森南朋のイメージ・キャラクターとなり、その定着したイメージを壊していくのが「楽しいです」と、いたずらっぽく笑う。そして、企業買収の天才・鷲津を演じるにあたっては、金融業界について学ぶことはもちろん、ファンドマネージャーとして働いている人の話を聞いたりしたそうだが、途中気づいたのは知識を詰め込むよりも鷲津という男のドラマに重きを置くことだった。「僕がどんなに金融の勉強をしたところで『ハゲタカ』のドラマ自体は変わらない気がして、人間ドラマを掘り下げる方がいいのかもしれないと思ったんです。けれど、毎回渡されるドラマの台本は(金融の専門用語を含めて)台詞が多くて(笑)。でも、その台詞をかみ砕いていく作業が鷲津というキャラクターの構築に繋がったと思います」。そこから大森さんが受け取った鷲津の男としての魅力は「自分の信念を持って生きているところ」だと分析を続ける。「鷲津は辛い思いをして負けかけたけれど、自分を奮い立たせてニューヨークへ行き、確信を得て日本に戻ってくる。けれど、それでもまた迷ってしまうんです。そういう人間の儚い感じというか、鷲津の人間らしさが好きなんです。まあ、ときどき強引なところもあるけれど(笑)。ドラマ、映画ともに鷲津を演じるうえで常に心に留めていたことは、やっぱり彼が背負っているものの大きさでした。悲しみを背負いながらどこまで自分が信じる正義を貫けるかということに尽きると思う。その鷲津像を大友監督と共有できたからこそ、あのドラマが出来上がったんだと思います」。次はラブコメに挑戦してみたい!?ドラマ「ハゲタカ」でタッグを組んだ大友啓史監督とは、その後の映画版『ハゲタカ』、大河ドラマ「龍馬伝」と続いていくわけだが、「言葉がなくても分かり合える監督と出会えたことが嬉しい」と、信頼できる監督との出会いがもたらした喜びは相当大きかったようだ。さらに、鷲津像をつかむヒントも現場で監督がさりげなく与えてくれたとエピソードを明かす。「大友監督は、たまにカットをかけないことがあるんです。芝居はひと通り終わっているはずなのに、ずーっとカメラを回しっぱなしにしていることがあって。何か意図があると思うからこちらも止めずに演じてはいるけれど、そのシーンは決して使われることはないんです(苦笑)。でも、その時間、その空間から感じ取るものは確実にあって、その感じたものが自然と役に反映されていたんじゃないかなと」。この大森さんの言葉から連想したのは、ジョニー・デップとティム・バートン監督の関係。彼らが互いを尊敬し合い、何度となくタッグを組み、ヒット作を連発するように、大森南朋と大友啓史監督も『ハゲタカ』、「龍馬伝」に続く作品を今後も生み出すような気が…。だからこそ聞いておきたい。「ハゲタカ」の鷲津政彦のイメージが強く定着したいま、次はどんな役柄で殻を破りたいのか。「ラブコメ…かな(笑)。実は最近、ちょうどその話をしていたんです。アメリカのB級映画のレベルなんだけど、ちゃんと筋立った脚本で、最後に感動させてくれるラブコメが日本にもあっていいよねと。ハリウッド映画なのにそれほどお金をかけていない映画というのか。そんな映画を作れたら日本映画界はもっと面白くなると思う。だから次はラブコメに挑戦してみたいです(笑)」。大森さんのラブコメ進出も気になるが、「えっ、あの大森南朋がラブコメ!?」というギャップを存分に味わうためにも『ハゲタカ』の鷲津役は必見!(photo:Toru Hiraiwa/text:Rie Shintani)日本映画専門チャンネル(スカパー!・ケーブルTV・ひかりTV他で放送中)で5月9日(日)ほかドラマ版と映画版の『ハゲタカ』を完全放送日本映画専門チャンネル公式サイト:■関連作品:ハゲタカ 2009年6月6日より全国東宝系にて公開© 2009 映画「ハゲタカ」製作委員会■関連記事:大森南朋『スイートリトルライズ』インタビュー揺れる男心「恋は一過性のもの」国内賞レースも本格化『ヴィヨンの妻』『沈まぬ太陽』など日本アカデミー賞最多受賞五月病?ならばコレを観よ! vol.1デキル男たちの“攻め”『ハゲタカ』“ハゲタカ”大森南朋、セリフの多さに悲鳴柴田恭兵は「あぶない刑事」気分で演技?数々の賞に輝く傑作ドラマ待望の映画化!『ハゲタカ』試写会に25組50名様をご招待
2010年05月07日女優の深田恭子が4月28日(水)、東京・新宿バルト9で行われた映画『アリス・イン・ワンダーランド』の「白の女王は誰だ!?キャンペーン」に出席。同作の日本語吹き替え版の、白の女王役の声優として、“白の女王”に扮して登場した。同作の公式サイトほかで今月3日(土)〜25日(日)、白の女王の声を演じているのは誰なのかを当てるキャンペーンを展開。応募総数は11,259通だった。自身のアイディアを取り入れたという、劇中のアン・ハサウェイ演じる白の女王をイメージした衣裳の深田さんは「白のウィッグのバランスが難しくて、一歩間違えると妖怪みたいになってしまうので、ここに辿り着くまでが大変でした」と取材陣の笑いを誘った。声優経験はこれまで何回かあるものの、ディズニー作品は初で「ディズニーは大好きで、ティム・バートン監督のファンなので本当に嬉しかった」と大喜びしてみせたが「普段の演じる仕事と声だけで表現する仕事は全く違う。イチから勉強し直さなきゃ、と衝撃を受けました。面白かった、まではいけなかったけど貴重な体験でした」と厳しい自己評価も。同作は、作家ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」をモチーフにバートン監督が考案したオリジナルストーリーで、19歳に成長したアリスが、退屈な男の求婚から逃げたことから再び“穴”に落ちて始まる新たな冒険を描く。深田さんは、もし自身が同作のアリスなら「穴に落ちず、結婚しちゃったかも。こんなものなのかなーって。冒険心があまりないので」と苦笑い。求婚される相手は?の問いに「いたらいいですね」と話したが、昨年秋に一部週刊誌で“半同棲交際”と報じられた俳優の清水良太郎について聞かれると、笑顔ながら無言で頷くだけだった。『アリス・イン・ワンダーランド』は全国にて公開中。(text:Yoko Saito)■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:19歳のアリスより悩ましい…?あなたの“人生の決断”は?仕事に進路、1位は…驚異のスタート!『アリス』オープニング興収『アバター』超えで150億見えた?ジョニーにヘレナにアン・ハサウェイ…『アリス』キャストインタビュー付き映像が到着ティム・バートン監督インタビュー数あるヘンテコキャラの中で最も共感したのは?チェシャ猫が動く!しゃべる!『アリス・イン・ワンダーランド』本編映像到着
2010年04月28日先日より日本でも公開が始まり、大ヒットを記録している『アリス・イン・ワンダーランド』。本作で物語のひとつの鍵となっているのが19歳になったヒロイン、アリスの“決断”。突然、結婚を迫られて戸惑い、アリスは「はい」とも「いいえ」とも答えぬままにその場を逃げ出し、うさぎ穴に落ちてワンダーランドに迷い込む。そこでも、赤の女王を打倒する“戦士”として立ち上がるか否かの“決断”を迫られる…。これにちなんでシネマカフェでは「あなたの人生の決断は?」という投稿企画を実施した。さて、多くの人々が“人生の決断”を下した瞬間は――?圧倒的多数を集めたのはやはり、「恋愛」、「結婚」そして「別れ」にまつわる決断。「この人と一生、一緒に生きていくと決めたこと」(20代・男性)、「仕事を辞めて結婚すると決意した瞬間」(30代・女性)など結婚を人生の決断に挙げる声が多数を占めた。中には「こんなだめんずな旦那と一生添い遂げると決めたこと」(20代・女性)という容易ならざる決断も!一方で、別れもまた大きな決断。結婚ほど多くはないものの、離婚を挙げる声も見られた。それ以外でも「現在の恋人との復縁」(20代・女性)、「10年以上も付き合った恋人と別れたこと」(30代・女性)など、結婚に至る以前の恋愛にまつわる決断の投稿も多く集まった。「一人で生きていくことを決めたとき」(30代・女性)という強い決意も!続いて多くの声が集まったのは、「仕事」にまつわる決断。「就職活動をして、いまの会社に入社することを決めたとき」(20代・女性)など最初の就職を挙げる声もあれば、その後、転職を決意したときを最大の決断とする人も。ほかには「個人事業主として起業したこと」(30代・男性)、「転勤を受け入れたとき」(40代・男性)、「演劇で生きていくことを決めたこと」など多種にわたる決断が――。また、仕事以前に「進路」を選ぶ際に大きな決断を迫られた人々も多いようで「海外の大学への進学」(20代・女性)、「看護学校への入学」(10代・女性)など、将来を見据えて道を選んだという人々の投稿が多く寄せられた。女性にとって一大決心と言える「出産」を始め、「父を亡くし、母を守っていこうと決めたとき」(20代・女性)など「家族」にまつわる決断を人生の決断とする声も多数。それ以外で、女性からの声で多かったのは「ダイエット」に関する決意。中には人生最大の決意を何度も繰り返し…という人も?また、「マンション購入」など住居に関する決断も、男女問わず多くの投稿が集まった。ユニークなところでは「ひとりで初めて飲み屋に入るのは大きな決断だった」(30代・男性)、「ギャンブルをやめると決めたこと」(20代・男性)など苦しんだ末の(?)決断も!誰が何と言おうと決めるのは自分自身、決断の重さは人それぞれ…さて、あなたの人生の決断は?劇中のアリスの19歳の決断にもぜひ注目!『アリス・イン・ワンダーランド』は全国にて公開中。「大人のアリス」特集■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:驚異のスタート!『アリス』オープニング興収『アバター』超えで150億見えた?ジョニーにヘレナにアン・ハサウェイ…『アリス』キャストインタビュー付き映像が到着ティム・バートン監督インタビュー数あるヘンテコキャラの中で最も共感したのは?チェシャ猫が動く!しゃべる!『アリス・イン・ワンダーランド』本編映像到着強さと美しさ備えた「ミス・アリス」が決定!審査員でカーリング娘も来場
2010年04月27日鬼才ティム・バートンと、ハリウッドNo.1を争う人気俳優ジョニー・デップのおなじみタッグでルイス・キャロルの傑作小説の“その後”を描いた『アリス・イン・ワンダーランド』。先週4月17日(土)に公開初日を迎え、週末の2日間の興行収入は、『アバター』のオープニング2日間の興収5億9,000万円の約2.2倍にあたる13億16,539,200円(動員数:828,149人)という驚異のスタートを切った!オープニング2日間の興収では、ジョニー・デップの代表作シリーズ『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』の9億9,200万円(※最終興収109億円)、『ダ・ヴィンチ・コード』の12億8,000万円(※最終興収90億5,000万円)をも上回っている。ティム・バートン監督にとっても、自作の中で過去最高興収を記録した『PLANET OF THE APES/猿の惑星』や、こちらもジョニー・デップとタッグを組んだ『チャーリーとチョコレート工場』を抜いて歴代No.1の記録となる。公開初日の土曜日は、カップルや親子連れ、中高年層まで幅広い層が劇場を訪れ、朝早くから出演者のコスチュームを身にまとった熱狂的なファンの姿も見られ、都内の主要劇場では終日満席の状態が続く好調ぶりを見せていた。また、昨年12月23日(水・祝)から1月11日(月・祝)に都内にて開催され、来場者数4万5,000人を記録し大盛況を博した“映画『アリス・イン・ワンダーランド』の世界展”がファンの要望に応えて再登場!作品の世界観をセットで再現、実際の撮影でジョニーらが使用した衣裳や小道具を見ることができるのはもちろん、今回からストーリーボードやパネル、特別映像などを加え、装いを新たに“アリス・イン・ワンダーランド展”として先日より都内で開催されている。さらに、今回の展示会場では、映画に登場するキャラクターたちの関連グッズも発売されており、チェシャ猫グッズなど数量限定発売の商品は、既に品薄の状態とか。『アバター』のサム・ワーシントンが主演を務める『タイタンの戦い』、本年度アカデミー賞で2部門を受賞した『プレシャス』、人気バラエティ番組から生まれた『矢島美容室 THE MOVIE 〜夢をつかまネバダ〜』など多くの話題作が公開を控えるゴールデンウィークを前に、まずは好調なスタートを切った『アリス・イン・ワンダーランド』。現段階で、最終興収は150億円を超えるという予測も。『アリス・イン・ワンダーランド』の“その後”に期待!『アリス・イン・ワンダーランド』は丸の内ルーブルほか全国にて公開中。アリス・イン・ワンダーランド展第1会場:パルコファクトリー(渋谷パルコ パート1・6F)開催期間:5月5日(水・祝)まで開催時間:10:00〜21:00※最終日は18:00閉場第2会場:ロゴスギャラリー(渋谷パルコ パート1・B1F)開催期間:4月21日(水)まで開催時間:10:00〜21:00※最終日は18:00閉場パルコアートサイト:■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:ジョニーにヘレナにアン・ハサウェイ…『アリス』キャストインタビュー付き映像が到着ティム・バートン監督インタビュー数あるヘンテコキャラの中で最も共感したのは?チェシャ猫が動く!しゃべる!『アリス・イン・ワンダーランド』本編映像到着強さと美しさ備えた「ミス・アリス」が決定!審査員でカーリング娘も来場『アリス・イン・ワンダーランド』を大特集!投稿企画で『アリス』グッズを6名様にプレゼント
2010年04月19日“世界のキタノ”が再びカンヌの地へ!北野武監督の最新作『アウトレイジ』が、第63回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品されることが発表された。北野監督自ら、ビートたけしとして出演するほか、椎名桔平、三浦友和、加瀬亮、國村隼、杉本哲太、塚本高史、石橋蓮司、小日向文世ら豪華俳優陣が集結。ヤクザの世界に生きる男たちが、生き残りを賭け、裏切りや駆け引きなど激しい権力闘争を繰り広げられ、登場人物は全員“悪人”というバイオレンス・アクション。北野組初参加の俳優陣ばかりを揃えているが、中でも“いい人”の役柄のイメージが強い、加瀬さんや小日向さんがどのようにタンカを切り、拳をふるい、悪に手を染めていくのか注目したいところ。『BROTHER』、『座頭市』以来7年ぶりとなる本格的なバイオレンス作品となるが、北野監督は「久しぶりのアクション映画だから期待感もあると思うし、自分としてもお客さんの反応が楽しみだね」と自信のほどをうかがわせるコメント。ちなみに、北野作品がカンヌのコンペティション部門に出品されるのは、第52回の『菊次郎の夏』以来2度目。パルムドール獲得となれば、邦画では1997年『うなぎ』以来5作目の快挙となるが果たして?映画祭は5月12日(現地時間)から23日までの日程で開催され、審査委員長を、まもなく日本で公開される『アリス・イン・ワンダーランド』の鬼才、ティム・バートンが務める。北野監督は上映に合わせ、現地入りする予定になっており、現地フランスでも根強い人気を持つ“世界のキタノ”から目が離せない!『アウトレイジ』は6月12日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:アウトレイジ 2010年6月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開■関連記事:たけし帰国会見仏芸術文化勲章最高章は「黒澤さんが貰ったやつ、すげえ」“いい人”加瀬亮がヤクザ役でマジギレ!?たけし最新作、題名の意味は“極悪非道”
2010年04月16日もうまもなく日本でも公開を迎える、この春最大の話題作『アリス・イン・ワンダーランド』のキャスト陣によるインタビュー付きの特別映像がシネマカフェに到着した。アリスを導く“帽子屋”マッドハッターに扮したジョニー・デップに、ワンダーランドを支配する恐るべき赤の女王を演じるヘレナ・ボナム=カーター、その美しき妹で慈悲の心を持つ白の女王役のアン・ハサウェイ、そして19歳になった永遠のヒロイン、アリスを演じた新星ミア・ワシコウスカが、作品やアリスについてひと言ずつコメントを残している。このコメントも気になるところだが、それぞれが語るのにあわせて、凄まじいメイクを施した劇中のキャラクターの映像も映し出されるので、4人の素顔と劇中のギャップも要チェック!『アリス・イン・ワンダーランド』は4月17日(土)より全国にて公開。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY「大人のアリス」特集■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:ティム・バートン監督インタビュー数あるヘンテコキャラの中で最も共感したのは?チェシャ猫が動く!しゃべる!『アリス・イン・ワンダーランド』本編映像到着強さと美しさ備えた「ミス・アリス」が決定!審査員でカーリング娘も来場『アリス・イン・ワンダーランド』を大特集!投稿企画で『アリス』グッズを6名様にプレゼント撮影快調…?ジョニー・デップ…のスタントマンがパジャマでバルコニーからダイブ!
2010年04月13日19歳のアリスが白うさぎを追いかけ、穴に落ちた先に広がっていたのは、ニヤニヤと笑うチェシャ猫が姿を現しては消え、青い芋虫が哲学的な問いを投げかけてくる“不思議の国”だった――。ジョニー・デップ&ティム・バートンによる7度目のコラボレーションで話題の『アリス・イン・ワンダーランド』は、名作小説「不思議の国のアリス」に着想を得たファンタジー。幼い頃、アンダーランドと呼ばれる不思議の国を旅したアリスが再び同地に舞い戻り、住民たちの運命を賭けた戦いに巻き込まれていく…。この中でジョニーが演じているのは、ヒロインのアリスを導き、時には身を挺して守る謎の帽子屋・マッドハッター。来日したティム・バートン監督に直撃したところ、彼は企画の初期段階からマッドハッターをジョニーに演じてほしいと考えていたそうだ。「マッドハッター役には最初からジョニーを想定していた。原作小説のマッドハッターは単なる奇妙なキャラクターとして描かれているけれど、今回の映画ではマッドハッターというキャラクターに奥行きを与えたかったんだ。可笑しさ、面白さ、怒り、哀しみといった人間らしい要素をもたらすのに、ジョニーほどぴったりの俳優はいない。ジョニーとは話し合いをし、一緒にキャラクターを作り上げていくことが多いのだけど、今回も外見を決め、メイクを決め、衣裳を決め…と段階を踏んで話し合っていった。時間のかかる作業だけど、僕たちはいつもそのプロセスを楽しんでいるよ」。ティム・バートンとジョニー・デップの盟友関係は誰もが知るところ。とは言え、「友達だから起用しているわけじゃないよ」と笑う。「配役の際に一番重要なのは、ジョニーに合う役かどうかを考えること。アーティストとしての感覚を保つためには、お互いにそういった意識を持っていなくてはならない。彼に合う役でなければオファーしないし、彼も引き受けないだろうからね」。また、キャストには、バートン監督の私生活のパートナーでもあるヘレナ・ボナム=カーターも。いまやバートン作品の常連女優となったヘレナだが、本作ではアンダーランドを支配する残忍な独裁者、赤の女王を演じている。この強烈なキャラクターも、ジョニーの場合と同様、話し合いのプロセスを経て作り上げたのだろうか?「もちろん、僕自身が最初から思い描いていたアイディアもあるけど、優れた役者は自分から何かを役にもたらすことができる。だからこそ、優れた役者たちと映画を作るのは楽しいんだ。赤の女王にヘレナ自身も反映されているかって?それはなかなか答えづらいけど(笑)、僕は映画に登場する悪役たちになぜか心惹かれるんだ。悪役というものには、好きになってしまう要素がたくさんあるからね。アンダーランドの悪者たちも同じで、悪い中にもどこか親しみを持てる部分がある。その一方、アン・ハサウェイ演じる白の女王のように、良い人間にもどこか得体の知れない奇妙さがあるんだ」。確かに、アンダーランドの住民たちは、得体の知れないキャラクターばかり。キッチュなシルクハット&ジャケットに、目の覚めるような赤毛が奇怪なマッドハッターはもちろん、シュールな会話を繰り広げる太っちょの双子も、赤の女王の打倒を誓う小さなヤマネも、どこかヘンテコだ。そんな中、監督自身が最も共感を覚えるキャラクターはどれなのだろう?もちろん、監督として、全てのキャラクターを愛してはいるだろうが…。「その通り。監督は全てのキャラクターを愛し、彼らに共感しないとね(笑)。例えば、アリスは日常生活の中で、自分は社会に適応できない人間なのではないかと悩んでいる。その気持ちは僕自身にも理解できるものだ。一方、マッドハッターに関して言えば、クレイジーで型破りな彼のパーソナリティには大いに共感できる。また、チェシャ猫を描く際には、“猫ってヘンな生き物だな”と常々思っていた僕自身の感覚を取り入れている(笑)。その中で、あえて共感という言葉に限定して選ぶなら、マッドハッターのクレイジーぶりと赤の女王が抱える怒りに共感を覚える部分が大きいかな」。作品を語る際、バートン監督が愛情たっぷりに用いる単語「クレイジー」。想像力が豊かで、それゆえ社会への適応に不安を隠せないアリスは、亡き父親から「素晴らしい人間は皆、正気じゃないさ」と諭された記憶を胸に生きている。その台詞は、バートン監督からの愛の言葉でもあるかのようだ。「僕にとって、その台詞はすごく重要な意味を持っている。僕自身、子供の頃から“ちょっとおかしい”と周りや教師に言われ続けてきたからね(笑)。でも、僕は自分のことをおかしいと思ったことは全くないし、僕が尊敬する偉人たちも世間に“おかしい”と言われてきた。台詞自体は脚本家のリンダ・ウールヴァートンが書いたものだけど、映画のテーマにとても合っていると思った。ファンタジーの世界で活躍することによって、現実世界で直面している問題に対処しようとするアリスに素晴らしさを感じたんだ」。また、現実の問題にぶつかり、ファンタジー世界を旅するアリスが19歳なのも物語の鍵だと言う。「19歳は幼過ぎず、大人過ぎず、おかしな年頃だと思う。僕自身も、19歳は難しい年頃だった。自分を見出せないという意味でね。だから、アリスが自分を見出すため、アンダーランドに戻るにはいい時期だと思ったんだ」。『アリス・イン・ワンダーランド』は、全ての19歳と、19歳を経験した全ての大人たちに贈られるティム・バートン流のラブレターなのだ。(text:Hikaru Watanabe)「大人のアリス」特集■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:チェシャ猫が動く!しゃべる!『アリス・イン・ワンダーランド』本編映像到着強さと美しさ備えた「ミス・アリス」が決定!審査員でカーリング娘も来場『アリス・イン・ワンダーランド』を大特集!投稿企画で『アリス』グッズを6名様にプレゼント撮影快調…?ジョニー・デップ…のスタントマンがパジャマでバルコニーからダイブ!『アリス』を抑え全米1位!“子供に見せたい”『ヒックとドラゴン』の最新映像到着
2010年04月09日映画『アリス・イン・ワンダーランド』(ティム・バートン監督)の公開を記念した「戦う女!ミス・アリスコンテスト」最終選考会が4月7日(水)、東京・ラフォーレミュージアム原宿で行われ、応募総数9,562人から立教女学院短期大学2年生の栗生二稲(くりゅう・にーな)さんがグランプリのミス・アリスに選ばれた。栗生さんは東京都出身。同作の主演、ジョニー・デップと製作元のディズニーの大ファンだったことから応募。この日はファイナリスト8人の最終審査が行われた。栗生さんは「バレエを17年間やっているので、それを活かして自分の強さを精いっぱい出そうとして臨みました。今日は落ちてもいいから楽しもうと思って来ました」とおっとりした雰囲気の癒し系の魅力の持ち主。「これからが私のワンダーランドの始まり。アリスのように自分のワンダーランドを通って成長したい」と笑顔を弾けさせた。賞品でフロリダ旅行が贈られたほか、映画公開期間中、“ミス・アリス”として同作のPRのために活動する。第1弾としてCS放送の音楽専門チャンネル「MUSIC ON! TV」出演で“デビュー”。お笑いコンビ、オリエンタルラジオの番組にゲスト出演。この日収録を行った。放送は4月24日(土)17:00から(予定)。選考会の審査員はバンクーバー五輪のカーリング女子日本代表の目黒萌絵、本橋麻里両選手、2010ミス・ユニバースジャパンの板井麻衣子さんら6人が務めた。2選手は五輪後、初の公の場で、映画のイベントにも初参加。本橋選手は栗生さんについて「選考会の場で生き生きとして楽しそうにしていて、質問にパパッと答える頭の回転の良さも素敵でした」と絶賛。目黒さんは同映画を「本当の強さって何だろう?自分にとって譲れないものは何だろう?と考えさせられました」と話していた。『アリス・イン・ワンダーランド』は4月17日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:『アリス・イン・ワンダーランド』を大特集!投稿企画で『アリス』グッズを6名様にプレゼント撮影快調…?ジョニー・デップ…のスタントマンがパジャマでバルコニーからダイブ!『アリス』を抑え全米1位!“子供に見せたい”『ヒックとドラゴン』の最新映像到着【ハリウッドより愛をこめて】『アリス』、幅広い客層ゲットで“女王”の座に君臨!来日中のジョニーの留守宅に、ブランジェリーナ家が訪問
2010年04月07日20代女性の映画選びは、キャスティングが決め手年度替わりの4月は、新しいことを始めるのにうってつけのシーズン。とはいっても、なかなか重い腰が上がらないと嘆いている人も多いのではないでしょうか。そんなときは、映画を観て自分を鼓舞するのも一つの手ですよね。そのように素敵な効能も期待できる中、20代女性の多くが4月に観たいと思っている映画は……。>>男性編も見るQ.4月公開の映画で、あなたが観たい作品を選んでください。(複数回答)1位『アリス・イン・ワンダーランド』43.6%2位『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』28.6%3位『ダーリンは外国人』17.6%4位『ソラニン』12.0%5位『名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ)』11.7%■内容&タイトルに惹かれた!派・『17歳の肖像』:「ストーリーが良い。リアルな内容になっていそう!」(28歳/IT/クリエイティブ)・『ジョニー・マッド・ドッグ』:「今の日本人は平和ボケしているから、内戦ばかりのアフリカの国々を見て勉強したほうが良いと思う」(26歳/旅行/販売)・『ソラニン』:「切ないストーリーだけど、観終わった後に考えさせられるものがありそう」(27歳/医療/その他[専門職])・『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』:「自分もピアノを弾き、音楽が大好きなので、モチベーションが上がる。映画館の音響の中で観てみたい!」(25歳/IT/営業)・『映画クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』:「『クレヨンしんちゃん』って子ども向けかと思いきや、考えさせられたり感動させられたりすることがある」(25歳/金属/秘書・アシスタント)・『月に囚(とら)われた男』:「月の様子がどんなものか想像がつかないので、とても興味深い」(24歳/官公庁/その他[データ入力補助])・『名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ)』:「毎回笑えるので飽きない。さらに意外性のあるラストなど、面白い要素がたくさんある」(26歳/金融/金融系専門職)・『矢島美容室 THE MOVIE 夢をつかまネバダ』:「なんかぶっ飛んでそう(笑)」(26歳/マスコミ/クリエイティブ)■原作が好き!派・『ダーリンは外国人』:「原作のマンガが好き。ダーリン役の外国人男性なんかそっくり!」(23歳/商社/営業)・『劇場版 銀魂 新訳紅桜篇』:「テレビ版も観ている。あのゆるーい感じが心地良い」(24歳/医療/その他[医療事務])・『TRIGUN THE MOVIE』:「マンガもテレビアニメも大好きで、繰り返し何度も見ていた!映画も絶対観に行く!!」(27歳/医療/サービス)■スタッフ&キャストが好き!派・『アリス・イン・ワンダーランド』:「ジョニー・デップが出ている映画は欠かさずチェックしている」(22歳/小売/販売)・『アリス・イン・ワンダーランド』:「ティム・バートン監督の作品はブラックなところがあるが、毎回どんな感じに仕上がっているか気になってしまう」(26歳/商社/システム)・『ソラニン』:「宮崎あおいが歌ったりギターを弾いたりするところが観たい」(23歳/商社/財務)・『半分の月がのぼる空』:「大泉洋が珍しくシリアスな役をやるそうなので、すごく興味がある!」(23歳/マスコミ/クリエイティブ)総評2位以下を大きく引き離して『アリス・イン・ワンダーランド』が1位を獲得。口コミを見ると、ジョニー・デップの出演が得票を後押しした模様でした。また、男性編トップ5圏外の『ソラニン』が4位に浮上したのも女性編の特徴でしょうか。こちらの口コミで多く目にしたのが、主演の宮崎あおいの名前。もしかしたら、女性の方がキャストで作品を選ぶ傾向が強いのかもしれませんね。(文・大城健太郎)調査時期:2010年2月23日~3月8日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性598名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク謎解き映画『シャッター アイランド』を10倍楽しむ! 作品に没入したいなら「超」日本語吹替版に注目!【女性編】恋人と観たい恋愛映画ランキング【女性編】好きなシリーズもの映画ランキング完全版(画像などあり)を見る
2010年03月29日20代男性にはキッズアニメ映画も十分ストライクゾーン!うららかな春の陽気に誘われて外出したくなる4月。楽しいお花見の後には、映画館にでも寄ってテンションを持続させるのも悪くないですよね。そんな胸躍る季節に20代ビジネスマンの皆さんはどんな作品を見たいのでしょう?季節柄か、ハッピーな気持ちになれるような作品が上位に名を連ねました!>>女性編も見るQ.4月公開の映画で、あなたが観たい作品を選んでください。(複数回答)1位『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』19.1%2位『アリス・イン・ワンダーランド』13.9%3位『名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ)』13.5%4位『映画クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』12.1%5位『ダーリンは外国人』8.8%■内容&タイトルに惹かれた!派・『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』:「この手のファンタジーアドベンチャー映画は、映画館で観た方が面白いと思う」(24歳/警備/サービス)・『アリス・イン・ワンダーランド』:「3D映像が見たい」(25歳/卸/総務)・『オーケストラ!』:「音楽系の映画が好きなので」(25歳/食品/研究開発)・『ソラニン』:「予告編を観て面白そうだと思ったから。また、好きなASIAN KUNG-FU GENERATIONが主題歌を歌うから」(27歳/証券/金融系専門職)・『ドン・ジョヴァンニ 天才劇作家とモーツァルトの出会い』:「オペラが好きだから」(29歳/機械/企画開発)・『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』:「『前編』を観たときのインパクトがとても強く、今後の展開が気になった」(25歳/IT/SE)・『映画クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』:「『クレヨンしんちゃん』の映画版は感動させてくれる要素が多い。毎回楽しみにしている」(26歳/繊維/研究開発)・『海の金魚』:「青春ものを観ると、素直に『もっと頑張ろう!』という気持ちになれる」(28歳/商社/企画開発)・『名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ)』:「『名探偵コナン』映画版の内容は、毎回アニメと侮れないものばかりだから」(28歳/運輸/その他[電車車掌])■原作が好き!派・『TRIGUN THE MOVIE』:「原作をとても気に入っている。ハードかつハートフルで、芯が通った世界観を表現し続けていることに感銘を覚えずにはいられない」(27歳/IT/システム)・『ダーリンは外国人』:「原作を読んでいるので、それがどう映像化されているのか楽しみ」(29歳/教育関連/研究開発)■スタッフ&キャストが好き!派・『アリス・イン・ワンダーランド』:「ティム・バートンとジョニー・デップのコンビにはハズレがない」(24歳/自動車関連/財務)・『沈黙の鉄拳』:「スティーヴン・セガールのファンだから。タイトルも良い」(26歳/IT/販売)・『矢島美容室 THE MOVIE 夢をつかまネバダ』:「矢島美容室の歌が好きだから、映画にも興味がある」(28歳/運輸/営業)・『てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~』:「芸人・岡村隆史の違う一面を見ることができそう」(27歳/小売/販売)総評1位と2位には洋邦の大作2本がランクイン。テレビCMなどで目にする機会も多い両作だけに、期待するなというのが無理な話ですよね。注目したいのは、3位と4位のアニメ2作品でしょうか。キッズ向けのイメージとは裏腹に、「大人の鑑賞にも耐えうる」とストーリーに定評のある両作ですが、幼少のころより馴染みのある20代の皆さんはそのことをちゃんと分かっているのでしょうね。(文・大城健太郎)調査時期:2010年2月23日~3月8日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性215名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク謎解き映画『シャッター アイランド』を10倍楽しむ! 作品に没入したいなら「超」日本語吹替版に注目!【男性編】恋人と観たい恋愛映画ランキング【男性編】好きなシリーズもの映画ランキング完全版(画像などあり)を見る
2010年03月29日春が来ました!春は元気&幸せな気分を運んできてくれますよね!さて、いま映画市場を席巻している映画と言えば、ティム・バートン監督の最新作『アリス・イン・ワンダーランド』(史上最高のヒットを記録している『アバター』のライバルと言われてます)です!つい先日、バートン監督と一緒にジョニー・デップがプロモーションのため来日したと聞いていますよ。ご存知の方も多いと思いますが、本作は1951年に劇場公開されたディズニー・アニメーション『ふしぎの国のアリス』の続きの物語を描いていて、とても美しい傑作です。本作で、ジョニー・デップはマッド・ハッター役を演じているほか、ティム・バートンの長きにわたるエキセントリックなパートナー、ヘレナ・ボナム・カーターが赤の女王に、アン・ハサウェイが白の女王に、そしてミア・ワシコウスカが19歳のアリスに扮しています。当初、オリジナル映画のファンからは、ティム・バートンが映画化することに対して不安の声も多く聞こえましたが、私はこの映画を観て、良い意味で驚きを感じました。その出来栄えはもちろん、オリジナルにかなり忠実に作られているのではと思います。私は本作を3Dで観たのですが、若いカップルから年齢層の高いカップル、さらに子供連れの家族など、実に幅広い客層が劇場を埋め尽くしていました。ちなみに、センチュリー・シティ・AMCシアターに観に行ったら、ロビーでとっても可愛い2歳の女の子がご両親と一緒に映画を観終わったところに遭遇しました。まるで『アリス』の子供版キャラクターのような、とてもキレイな女の子だったので、思わずお母さんとお父さんに話しかけたら、映画を観ると言ったらその子自らアリスのドレスを着たいと言ったそうなのです。たまらなく可愛いかったです!とにかく、『アリス・イン・ワンダーランド』はBox Officeでも3週連続で“女王様”の座を維持しており、興収5億6,580万ドルを突破しました。これは好調ですね!この春、映画を観に行く方はぜひ本作を、3Dで観ることをオススメします!(text:Lisle Wilkerson)■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:来日中のジョニーの留守宅に、ブランジェリーナ家が訪問『アリス』で来日のデップ日帰りから1泊に予定変更ジョニー・デップ歴代個性派名優に熱いリスペクト 『アリス』日帰り来日会見ジョニーよりひと足早く来日のティム・バートン監督がサプライズで舞台挨拶!ついにジョニー&アンジーがツーショットで登場!ヴェネチアでの新作撮影は順調
2010年03月24日ジョニー・デップが22日から23日にかけて『アリス・イン・ワンダーランド』のプロモーションで来日中の間は、新作『Tourist』(原題)のイタリア・ヴェネチアでの撮影も小休止。21日には、共演のアンジェリーナ・ジョリーがパートナーのブラッド・ピットと子供たちを連れて、ヴェネチアでジョニーが借りている家を訪問した。ジョニーは日本に向けて旅立った後と思われるが、おそらく彼の家にはフランスからパートナーのヴァネッサ・パラディや娘のリリー・ローズ、息子のジャックが訪ねてきていたのではないだろうか?ブランジェリーナは末っ子の双子をのぞく4人(マドックス、パックス、ザハラ、シャイロ)を連れて行ったという。開けっ広げなブランジェリーナ家に対して、デップ&パラディ家は子供たちの写真はなるべく撮らせないようにしている。ブランジェリーナも彼らの意向は尊重するだろうから、両家の子供たちが仲良く遊ぶ姿をカメラに収めることは難しそう。だが、早くも主の留守宅にも遊びに行けるほど距離を縮めたらしい両家の家族ぐるみのつきあいは、世間の注目の的になること間違いなし。クランクアップまでパパラッチの攻勢はますます激化しそうだ。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO写真は3月12日に撮影されたヴェネチアでのブランジェリーナ。■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.ソルト 2010年7月31日より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開■関連記事:『アリス』で来日のデップ日帰りから1泊に予定変更ジョニー・デップ歴代個性派名優に熱いリスペクト 『アリス』日帰り来日会見ジョニーよりひと足早く来日のティム・バートン監督がサプライズで舞台挨拶!ついにジョニー&アンジーがツーショットで登場!ヴェネチアでの新作撮影は順調ジョニー・デップ来日決定も、与えられた時間は最大15時間で超ハードスケジュール
2010年03月23日最新主演映画『アリス・イン・ワンダーランド』のプロモーションで3月22日(月・祝)、来日したジョニー・デップが記者会見に続き、同日夕方、恵比寿ガーデンプレイスで行われたファンイベントにティム・バートン監督と出席。ファン約3,800人を熱狂させた。同所内に約5,000万円、約1か月かけて建設された劇中の“赤の城”セットを、約40分かけて歩いてファンサービスに勤しみ、テレビ局各局のインタビューに回答。ハードスケジュールを押して来日した心境について「いつもサポートしてくれるファンにお礼を言いたくて来たんだ」と誠実な言葉。個性的で知られるファッションについてポイントを聞かれると「娘(10歳の長女リリーちゃん)がよくビーズでブレスレットを作ってくれるんだ」と微笑みながらスーツの袖をたくし上げ、右手首に付けた愛娘からのプレゼントをお披露目し、「おみやげ?もちろん買っていくよ」とパパの顔をのぞかせた。ファンサービスを終えバルコニー風ステージに上がると、大声援を送るファンを見渡しつつ「いつもサポートしてくれてありがとう」と手を振った。バートン監督は「日本に来るのは毎回素晴らしい体験です」と呼びかけた。同作はイギリスの作家ルイス・キャロルの名作「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」をモチーフに、19歳になったアリスが新たな冒険を通じ自分探しの旅をする姿を描いたバートン監督発案のオリジナルストーリー。同イベントにはほかに、亀田三兄弟の二男と三男ことプロボクサーの亀田大毅&和毅、19歳のアリスに因み、今年19歳になる女優の福田沙紀、谷村美月らがゲストで来場。福田さんは「デップさんは1人の人間なのに、作品ごとに全然違う顔を見せてくれる。役者としてとても尊敬できます」とウットリ。直接会話できたら?と聞かれ「パニックですよ。私、結構ビビりなので…」と恥じらっていた。一方、日本滞在最大15時間の予定だったジョニーは予定を変更し1泊することになった。プライベートジェット機で同日、午前9時10分頃、成田空港に到着したが、配給元のデイズニーによると、「1フライトを終えたパイロットは次のフライトまで一定時間を空けないといけない規定があるため、デップ側から到着してすぐに1泊したい旨の申し入れがあった」と説明。「新作の撮影スケジュールとの調整がついたようです」と付け足した。ジョニーは現在、アンジェリーナ・ジョリーとの初共演作『The Tourist』(原題)をイタリアで撮影中で、その合間を縫って来日した。23日中に離日し、同作の撮影に戻る予定。『アリス・イン・ワンダーランド』は4月17日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:ジョニー・デップ歴代個性派名優に熱いリスペクト 『アリス』日帰り来日会見ジョニーよりひと足早く来日のティム・バートン監督がサプライズで舞台挨拶!ついにジョニー&アンジーがツーショットで登場!ヴェネチアでの新作撮影は順調ジョニー・デップ来日決定も、与えられた時間は最大15時間で超ハードスケジュールジョニー・デップ、計画していた友人のバンド・ツアーへの飛び入り参加を断念
2010年03月22日ジョニー・デップが3月22日(月・祝)、最新主演映画『アリス・イン・ワンダーランド』のPRのため約3か月半ぶり7度目の来日を果たし、東京・新宿パークタワーでティム・バートン監督と共に記者会見に出席した。現在、アンジェリーナ・ジョリーと初共演する新作『The Tourist』(原題)の撮影中で多忙のジョニーは、パリから自家用ジェットで同日の午前9時10分、成田空港に到着し、会見場に登場。成田では徹夜組を含むファン約1,000人に出迎えられ、「温かい歓迎を受け、感動しました。日本のみなさんにはいつも大きなサポートをいただいています。日本に来ることはとても素敵な経験で、僕にとっては特別な国です」と感謝の弁。先に挨拶したバートン監督は、18日(木)から日本滞在中のためもあってか「コンニチワ、ティム・バートンです」と日本語を披露。ジョニーはビックリした表情でバートン監督を見つめながら拍手した。本作はイギリスの作家ルイス・キャロルの名作「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」の後日談で、19歳になったアリスの新たな冒険を描いた、バートン監督によるオリジナルストーリー。ジョニーは、アリスの冒険を助ける帽子屋、マッド・ハッター役。バートン監督との初コラボ作『シザーハンズ』を彷彿させる強烈メークで登場する。作品ごとに大変身する役作りの秘訣を聞かれ「変装やメークをすることでより自分が出せて、役に入り込むことができる。子供の頃、観ていた映画の中の尊敬する俳優はみんなキャラクターアクターだった。ロン・チェイニー、ポール・ムニ、マーロン・ブランド。崇拝しているよ」と歴代の個性派名優たちへのリスペクトを吐露。「僕は、観客を飽きさせないように毎回違うものを提供し、楽しませないといけない、という責任を感じている。いまのところ同じ役をやったことはないと思う。それは僕が人を観察するのが好きで、周囲にいる興味深い人の行動パターンを見て引き出しにしまっておくことが役立っていると思う」と真摯に話した。一方、本作を観たという、私生活のパートナーであり、フランス人歌手で女優のヴァネッサ・パラディとの間の10歳の長女リリーちゃん、7歳の長男ジャックくんの反応について「作品自体は大好きで気に入ってくれたけど、僕の役・マッドハッターに関してはクレイジーという印象を持ったよう」と苦笑い。バートン監督も、私生活のパートナーで女優のヘレナ・ボナム=カーターとの間の2人の子供の反応を「2歳の娘の反応が心配だったけど、イカれている作品として気に入ったみたい。彼女自身も、モンスターや怪獣が大好きでイカれているから」と自身の趣味をしっかり受け継がせた様子でニヤリ。取材陣を笑わせていた。バートン監督の来日は約2年ぶり。会見には記者&ライター280人、テレビなどカメラ70台、スチールカメラマン80人が集まった。ジョニーの強行スケジュールの絡みか、会見は約30分押しでスタート。会見予定時間60分のところ、約40分で終了した。本作は、全米では今月5日から公開中。20日現在で興行収入2億6,580万ドルに達しているという。『アリス・イン・ワンダーランド』は4月17日(土)より全国にて公開。(text:Yoko Saito)■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:『アリス』で来日のデップ日帰りから1泊に予定変更ジョニーよりひと足早く来日のティム・バートン監督がサプライズで舞台挨拶!ついにジョニー&アンジーがツーショットで登場!ヴェネチアでの新作撮影は順調ジョニー・デップ来日決定も、与えられた時間は最大15時間で超ハードスケジュールジョニー・デップ、計画していた友人のバンド・ツアーへの飛び入り参加を断念
2010年03月22日3月18日(木)に映画『アリス・イン・ワンダーランド』の完成披露試写会がユナイテッドシネマ豊洲にて開催された。当初の予定では、この日は上映のみということだったが、22日(月・祝)に開催されるジャパン・プレミアを前に、主演のジョニー・デップよりもひと足早く来日したティム・バートン監督がサプライズで来場し挨拶に立った。当初の予定になかった上映前の舞台挨拶、しかも製作当初から大きな話題を呼んできた本作とあって、バートン監督が登場すると会場にはどよめきが。ごく短い時間での舞台挨拶となったが、バートン監督は、これから映画を観る観客に向けて「ディズニーから、3Dで『アリス・イン・ワンダーランド』が撮れると聞いて、素晴らしいと思った。(原案となっている)『不思議の国のアリス』は、マッド・ハッター、白うさぎ、チェシャ猫など、キャラクターたちがたくさん出てくる素晴らしい作品です。女の子のバーチャルなファンタジー、というだけでなく、生きるための考え方が反映されている作品になっているんです」と解説。アリスの成長物語という要素も入っているのでは?という言葉に「そのような要素も含まれている。ルイス・キャロルの原作は、様々なキャラクターが出来てクレイジーだが、ストーリーは単純。でも女の子が自分を見出していく話。映画は、アリスの内側の強さを表す作品となったと思う」と語った。親日家として知られるバートン監督。ジャパン・プレミア以外にも会見や個別取材など様々な取材が入っているようだが、プライベートで日本を楽しむ時間はあるのか?あるとしたら一体どこへ行くのか?22日(月・祝)にはジョニーも来日し、ハリウッドきっての最強コンビが揃ってお目見えとなる。『アリス・イン・ワンダーランド』は4月17日(土)より全国にて公開。■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:ついにジョニー&アンジーがツーショットで登場!ヴェネチアでの新作撮影は順調ジョニー・デップ来日決定も、与えられた時間は最大15時間で超ハードスケジュールジョニー・デップ、計画していた友人のバンド・ツアーへの飛び入り参加を断念ティム・バートン×ジョニー・デップ最新作『アリス・イン・ワンダーランド』ファンイベントに25組50名様をご招待ゲスト舞台挨拶付き『アリス・イン・ワンダーランド』ジャパン・プレミアに1組2名様をご招待
2010年03月20日イタリアのヴェネチアで順調に撮影が進んでいる、ジョニー・デップ&アンジェリーナ・ジョリー主演の『The Tourist』(原題)。これまで、それぞれ単独の撮影現場の様子ばかりが伝えられてきたが、16日、ついにツーショットでの撮影風景が目撃された。撮影が行われたのはサン・マルコ広場すぐ脇にある超高級ホテルのダニエリの前。そこから水上タクシーに乗り込み、運河をクルーズしながらの撮影で、船上に並んで立つジョニーとアンジーの姿が見て取れる。『The Tourist』は、ジョニー扮するアメリカ人旅行者がアンジー扮するインターポールの捜査官におとり捜査のために利用され、危険と直面するスリラー。『善き人のためのソナタ』のフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督がメガホンを取る。アンジーは撮影の合間にはセットに連れてきている4人の子供(マドックス、パックス、ザハラ、シャイロ)の相手をして、気分転換をはかっているという。一方、超過密スケジュールの来日を控えたジョニーは家族サービスよりもいまは仕事に集中、という状態のようだ。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:ソルト 2010年7月31日より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:ジョニー・デップ来日決定も、与えられた時間は最大15時間で超ハードスケジュールジョニー・デップ、計画していた友人のバンド・ツアーへの飛び入り参加を断念ティム・バートン×ジョニー・デップ最新作『アリス・イン・ワンダーランド』ファンイベントに25組50名様をご招待ゲスト舞台挨拶付き『アリス・イン・ワンダーランド』ジャパン・プレミアに1組2名様をご招待完売必至!『アリス』全7種類のキャラクターストラップ付き鑑賞券いよいよ発売
2010年03月18日映画『アリス・イン・ワンダーランド』に出演するジョニー・デップが、本作のプロモーションのため、3月22日(月・祝)に緊急来日することが発表されたが、ジョニーの日本滞在時間は最大15時間!ハードスケジュールの中で、記者会見やファンイベント、本作のジャパン・プレミアなどに出席することになる。全米で歴代6位となる、オープニング3日間で1億1,630万ドルという、『アバター』の7,702万ドルを凌ぐ好成績を記録している『アリス・イン・ワンダーランド』。日本でも4月の公開に向け、大きな盛り上がりを見せているが、やはりファンの注目の的となっているのは、マッドハッター(帽子屋)に扮するジョニー!現在、イタリアのヴェネチアで、アンジェリーナ・ジョリーとの共演作となる『The Tourist』(原題)の撮影に臨んでいるが、日本からの熱烈なラブコールに応える形で、昨年12月の『パブリック・エネミーズ』のプロモーションに続いて来日することが正式に決定した。多忙を極めるジョニーとあって、滞在時間はあくまで“最大で”15時間。その間に都内某所で、本作でアリスが立ち向かう“赤の女王の城”をイメージした空間で開催されるファン・イベント、報道陣向けの記者会見、さらにジャパン・プレミアイベントの舞台挨拶に参加とまさに強行日程!常にファンを大切にするジョニーだが、少々心配になるくらいハードなスケジュールを分刻みで動くことになりそう。常に独特のファッションが話題を呼ぶジョニーだが、イタリアから駆けつける今回は、どんな装いでファンの前に現れるのか?ジョニーがこれだけ力を入れるだけあって、国内5大都市での劇場鑑賞券がすでに12,000枚を超える累計販売数を記録するなど、日本でも大ヒット間違いなしと目される『アリス・イン・ワンダーランド』。公開は4月17日(土)より全国にて。■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:ジョニー・デップ、計画していた友人のバンド・ツアーへの飛び入り参加を断念ティム・バートン×ジョニー・デップ最新作『アリス・イン・ワンダーランド』ファンイベントに25組50名様をご招待ゲスト舞台挨拶付き『アリス・イン・ワンダーランド』ジャパン・プレミアに1組2名様をご招待完売必至!『アリス』全7種類のキャラクターストラップ付き鑑賞券いよいよ発売『アリス』ワールド・プレミアになぜか亀田兄弟登場!デップは来日に意欲
2010年03月16日ついに全米公開になった『アリス・イン・ワンダーランド』が興収1位に躍り出たジョニー・デップ。イタリアのヴェネチアでアンジェリーナ・ジョリーと共演の『The Tourist』(原題)撮影の合間を縫って計画していた、友人が率いるバンドの英国ツアーへの飛び入り参加を警備上の問題から断念した。ジョニーが飛び入り参加を計画していたのは英国のインディーズ・バンド、BABY BIRDの今週から始まる英国ツアー。フロントマンのスティーヴン・ジョーンズとジョニーは親友で、昨年レコーディングされた彼らの楽曲「Unloveable」にジョニーがギターで参加し、PVの監督も務めている。スティーヴンは、昨年発売されたBABY BIRDの最新アルバムはジョニーからの資金援助を受けて完成したことを明かし、ジョニーについて「BABY BIRDにとってのライフセーバー。限りなく優しい人」と語り、感謝の意を表している。だが、会場が大混乱で危険な状態になるのを避けるため、ジョニーの飛び入り計画は白紙に戻された。「ジョニー・デップはただツアー会場に来て、一緒に演奏したいだけなんだ。でも、論理的に考えてもそれはあり得ないことだった」とスティーヴンは無念の気持ちを語った。なお、ジョニーが監督を務めた「Unloveable」のPVはBABY BIRDのMy Spaceのサイト()で視聴できる。(text:Yuki Tominaga)ヴェネチアで『The Tourist』撮影中のジョニー。© AFLO■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:ジョニー・デップ来日決定も、与えられた時間は最大15時間で超ハードスケジュールティム・バートン×ジョニー・デップ最新作『アリス・イン・ワンダーランド』ファンイベントに25組50名様をご招待ゲスト舞台挨拶付き『アリス・イン・ワンダーランド』ジャパン・プレミアに1組2名様をご招待完売必至!『アリス』全7種類のキャラクターストラップ付き鑑賞券いよいよ発売『アリス』ワールド・プレミアになぜか亀田兄弟登場!デップは来日に意欲
2010年03月16日新作映画『噂のモーガン夫妻』を携えて来日した“ラブコメの帝王”、ヒュー・グラント。たっての希望でプロモーション来日を果たしたというだけに、彼ならではの楽しみ方で日本を堪能しているようで…?恋人とは家より旅先の方が上手くいく『噂のモーガン夫妻』では、夫の浮気が原因で離婚危機を迎えた夫婦が、不運にも殺人事件を目撃!ふたりは事件の犯人に命を狙われる状況に陥ってしまい、地元ニューヨークを離れ、ワイオミング州の田舎町に揃って身を隠す。撮影はニューメキシコ州のロイで行われたというが、ヒューとアメリカ南西部はミスマッチのような…。「でも、心の底から撮影を楽しんだよ。本当に、子供の頃から西部に憧れがあったんだ。西部劇の映画もたくさん観ていたしね。カウボーイの服をいろいろ持っていたくらいで、ニューメキシコは期待していた通りの場所だった。例えば、どんな映画を観たか?うーん、それは忘れちゃったな…ごめんね」。田舎での生活にカルチャーショックを隠せないモーガン夫妻とは違い、ヒュー自身は「知らない土地に行くのが大好き」だと言う。「映画を撮るときは様々な場所を訪れるものだけど、ロンドンやニューヨークのような慣れ親しんだ場所ではなく、知らない土地での撮影ほど興奮させられるものはないよ。その土地ならではの食事を楽しむのも好きだね」。ヒューがこんなにも冒険心あふれる人物だったとは…、何だか意外。ならば、今後アメリカへの移住の予定は?と尋ねると、「それは“ノー”だね」ときっぱり言い切った。「僕はやっぱりヨーロッパ気質の人間なんだ。そういう意味では、ヨーロッパとアメリカは文化的に全然違う。ニューヨークや今回の撮影で訪れたニューメキシコなど、アメリカにも好きな場所はたくさんあるけど、住むとなると、何だか落ち着かないものがあるんだ」。離婚危機にあったモーガン夫妻は田舎での生活を通し、徐々に関係を改善させていく。もしヒューがパートナーとの関係を改善させるなら、どこへ行く?「難しいな…。どこへ行くかは思いつかないけど、家にいないで、どこか離れた場所に行った方がいいだろうね。そもそもカップルとはそういうものだと思う。僕の経験では、普段家にいるときよりも、休暇でどこかを訪れたときの方が恋人と上手くいくことが多かった。だから、何百回も休暇旅行へ出掛けるようにしていたよ(笑)」。ヒューのために書かれた役、ポール・モーガンちなみに、自分自身を見つめ直す場合は「日本が大好きだから、日本かな…」と嬉しいお言葉。「あとはフランスだね。日本と同じくらい、フランスも大好きなんだ」。「日本が大好き」とは言うものの、本日のヒューは少々ぐったり気味の様子。人気者の彼だけに、分刻みのプロモーション・スケジュールに参っているのか…、それとも?「本当に申し訳ない…。日本での滞在は十分楽しんでいるよ。楽しみ過ぎて、こうなっちゃったんだ…。どんなことをして楽しんでいるか?それは内緒。絶対にね」。スタッフの情報によると、昨晩は「ディナーで天婦羅屋さんに行きましたが、その後は分かりません」とのこと。その後いったい何が…?さておき、常に役柄をナチュラルに演じ、『噂のモーガン夫妻』でも彼自身を彷彿とさせるキャラクターに扮しているヒュー。とは言え、“彼自身”は他者が彼に対して抱くイメージに過ぎず、本当の意味での彼自身は実のところ分からない。そこで、本当のあなたはどんな人?とストレートに聞いてみると、「何て難しい質問なんだ…」と絶句した。「リチャード・カーティス(『フォー・ウェディング』、『ノッティングヒルの恋人』、『ブリジット・ジョーンズの日記』、『ラブ・アクチュアリー』の脚本家)もそうだし、マーク・ローレンス(『噂のモーガン夫妻』の監督&脚本担当。『ラブソングができるまで』、『トゥー・ウィークス・ノーティス』も監督)も同じなんだけど、彼らは僕に好感度の高い役を与えてくれる。本当の僕はそうじゃないと知っているのにね。今回の作品で言えば、マークは僕のことをよく知っているし、ポール・モーガンという役を僕のために書いたと言っていた。だから、僕自身の要素がポールにかなり入っているのは確かだね。でも、マークの方が僕よりもずっと善良なんだ。だから、いい人である彼の要素もキャラクターの中に入っていると思うよ」。ティム・バートン&ジョニー・デップのように、7度のコラボレーションを果たす仲になりそうかと尋ねると、「かもね。僕はマークのことを本当に愛しているから」と苦笑しながら一言。もちろん、他にも組んでみたい監督は大勢いるそうだ。前日の記者会見ではクリストファー・ゲストとマイク・リーの名前が挙がっていた。「アメリカの新鋭監督で…、“ブロマンス映画”の…誰だっけ?今日は本当に固有名詞が出てこないな…。ああ、そうだ。ジャド・アパトーだ。彼の映画はすごくいいね。一緒に仕事をしてみたいと思う」。“ブロマンス(Bromance)映画”とはブラザー(Brother)+ロマンス(Romance)の意で、男同士の親愛の情や絆を描いた映画のこと。ぜひとも実現させ、男心の体現者となっていただきたいところだ。一方、『噂のモーガン夫妻』の共演者サラ・ジェシカ・パーカーの代表作である「SEX AND THE CITY」も「もちろん観ているよ。大好きな番組だ」と言い、女心の探究にも余念がない様子。もうすぐ50歳にして、“ラブコメの帝王”に君臨するヒュー様の魅力の秘密はこんなところにもあった!?(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:噂のモーガン夫妻 2010年3月12日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開■関連記事:“ラブコメの帝王”ヒュー・グラント、日本の女性ファンの恋愛観に冷や汗?ヒュー・グラント、ご機嫌記者会見!“浮気は文化”に英国流の反論【シネマモード】現役ハーバード教授に聞く、ハリウッドのアンチエイジング事情セレブカップルをあの2人が名演!『噂のモーガン夫妻』鑑賞券を5組10名様プレゼントサラ・ジェシカ・パーカー&ヒュー・グラントが最新作プレミア出席ヒューの元カノも
2010年03月10日映画『アリス・イン・ワンダーランド』の“第3弾”限定プレミアム特典付き前売鑑賞券が3月6日(土)より全国の劇場にて発売開始となる。今回の特典は、個性的なキャラクターたちをかたどった“不思議の国のストラップ”。数量限定の全7種類のストラップをめぐって週末、全国劇場で行列が――?ジョニー・デップがサプライズで登場し、本編の3D上映も行われたL.A.でのファンイベントに続き、つい先日はロンドンでワールド・プレミアが開催されるなど、公開に向け盛り上がりを増している本作。日本では公開の半年以上前の昨年9月に、本作のジャパン・プレミアに参加するための応募券付き特製ポストカードを特典とする“第1弾”限定プレミアム特典付き前売鑑賞券が発売され、大きな話題を呼んだ。12月には、本作のカレンダーを特典とした“第2弾”も発売をスタート、第1弾、第2弾合わせて、全国5大都市の20の劇場で累計12,537枚を売り上げた。ちなみにこの数字は、興行成績100億円を記録した『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』と比較して、225%に当たる売り上げとなっており、本作への並々ならぬ期待の高さがうかがえる。そしてこのたびの“第3弾”では、キャラクターをかたどったグッズが登場!何と完成に10か月も要したというこちらのストラップは、ティム・バートン監督と出演陣の承認をとった上で製作され、バートン監督にいたっては「完成したらぜひ送ってほしい」と熱望していたとか。全7種類の内訳は、新星ミア・ワシコウスカ扮するアリスに、ジョニーのビジュアルに注目が集まる帽子屋(マッドハッター)、アリスを地上からワンダーランドに導く白うさぎ、そしてヘレナ・ボナム・カーターの“怪演”が話題の赤の女王に、その妹でアン・ハサウェイ演じる白の女王、まるまると太ったシュールな双子のトウィードルダム&トウィードルディー、そして自由に消えたり現れたりできる不思議なチェシャ猫という面々となっている。数量限定とあって即日完売の可能性も!超レアグッズとなること必至のこちらのストラップは、前売鑑賞券1枚につき1個付いてくる。全7種類制覇する者は現れるのか?全国の劇場にて3月6日(土)より発売開始。『アリス・イン・ワンダーランド』は4月17日(土)より全国にて公開。限定プレミアム特典付き前売鑑賞券価格:1,300円(一般)/800円(小人)※一部劇場では取り扱いはございません。また料金が異なる劇場があります。※特典がなくなり次第終了となります。■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:『アリス』ワールド・プレミアになぜか亀田兄弟登場!デップは来日に意欲不思議の国がお好き?デップ&バートンも惚れ込んだミア・ワシコウスカ インタビュージョニー・デップ、犯罪検証番組で服役中の殺人犯3人の冤罪を訴えるジョニー・デップ『アリス』L.A.イベントにサプライズで登場3,000人超熱狂!ジョニー・デップがキース・リチャーズのドキュメンタリー映画『HAPPY』を監督
2010年03月03日「ファンタジー映画における当代一のゴールデン・コンビ」――そう称しても異論はないだろう。ティム・バートンとジョニー・デップのことである。不思議な世界を作らせたら右に出る者のいない彼らが、タイトルからしてすでに“ワンダーランド”という言葉を含んだ作品を作ったのだから面白くないはずがない!バートン監督にとって長年温め続けてきた企画であり、ルイス・キャロルの「不思議な国のアリス」をベースに、“その後”の物語として作り上げた『アリス・イン・ワンダーランド』。本作で、美しさと強さを兼ね備えた、これまでにない全く新しいアリス像を体現したのは銀幕デビューからまだ5年に満たないオーストラリア出身の女優ミア・ワシコウスカである。20歳の新米女優と見くびるなかれ!ジョニーに負けぬ存在感を放つこの“超新星”に話を聞いた。自身が演じた19歳のアリスについて、ミアは「自分の内面にある強さを引き出して、自分なりの生き方を模索している最中なんです。戦士として実際に戦うという部分はもちろん、精神的な意味でも戦っていると思います」と分析する。ミア自身、突如としてバートン×デップが待つ“ウサギの穴”に放り込まれたアリスそのもののようにも見えるが…。このワンダーランドに“新参者”として踏み込んでいくという体験はどのようなものだったのだろうか?「2人ともとても素晴らしい人たちなんです。私が“新参者”と感じないように、緊張しなくていいようにと気を遣い、歓迎してくれました。私にとっては何より、彼ら2人が一緒に仕事をしているところに居合わせることができたというだけで幸せなことでした」。ずばり、ミアが感じたバートン×デップのコンビが最強たる所以は?「ご存知のように彼らは長い付き合いがあり、互いへの深い理解があります。そして、傍から見ていて本当に“ツーカー”なんです。同じような映画やキャラクターが好きで、2人だけが分かる独特の言語があるかのようで…パーフェクトな関係なんです」。では続いて、ミア本人の話を。決して出演作は多くないものの、本作を含めその演技力、観る者を惹きつけてやまないその存在感に世界中が注目し、現在、彼女を取り巻く環境は急激な変化を遂げている。自らが置かれたこの状況をミア自身はどのように捉えているのだろうか?「確かに、ロスにいるときはプレッシャーや周囲の期待の高さを感じることはあります。でも幸いなことに、いったんオーストラリアの家族の元に戻れば、普通の生活を送ることができるので、そこで自分を取り戻すことができます。やはり、ハリウッドで仕事をするということにはとてつもないものを感じます。とはいえ、1日、1日そこに対応していけばいいかなとも思っています。突き詰めて言うと、自分が楽しいと感じる限り続けてみようという気持ちです。もし、これ以上エンジョイできなくなったら、また違う何かを探したいというのが本当のところの気持ちですね」。ちなみに彼女の両親はビジュアル・アーティストで写真家でもある。この両親によってもたらされた、彼女にとって生涯初めての「アリス」体験はチェコ・アニメーションの巨匠ヤン・シュヴァンクマイエルによる「不思議の国のアリス」だったとか…。「はい、そうなんです。すごいストップモーションの奇抜な作品でした(笑)。それを兄弟全員が見せられて…びっくりして目が離せない、というのが最初の感想でしたね。両親は、普段なかなか目にしない外国映画などを、私が小さい頃から見せてくれる人たちでした」。とはいえ、今回のバートン版・ワンダーランドも奇抜さでは負けていない。実際に不思議の国に身を投じてみて一番ワクワクしたのはどんな部分?「何と言ってもクレイジーなキャラクターたちですね。なぜって、実は、現実の世界にもああいう人たちって多いと思うんです(笑)。こういったキャラクターは、表面と本質が違う気がして、接していてどこか疑心暗鬼になってしまうんだけど、それでも憎めない!疑ってかかっていながらも、それでいて一緒にいて安心できる…私にとっては居心地がいいんです。特に好きなのはトゥイードルダムとトゥイードルディーの双子。チェシャ猫の不可思議な部分、それからもちろんマッドハッター(=ジョニー)も大好きです」。劇中の長い髪も印象的だが「2か月前に切ったの(笑)」というショートカットがとってもキュートなミア。本作出演後も日本から加瀬亮も参加しているガス・ヴァン・サントの新作への出演を始め、引っ張りだこ!次は一体どのような表情を見せてくれるのか?楽しみに待ちたい。(table coordinate/stylist:Maya Imano)■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:ジョニー・デップ、犯罪検証番組で服役中の殺人犯3人の冤罪を訴えるジョニー・デップ『アリス』L.A.イベントにサプライズで登場3,000人超熱狂!ジョニー・デップがキース・リチャーズのドキュメンタリー映画『HAPPY』を監督2010年、最も活躍すると思う俳優は?1位は不動のジョニー・デップ!今年は洋画復権?『アバター』に続け!大物監督話題作が続々公開2010年前半戦
2010年02月24日ティム・バートン×ジョニーデップの話題作『アリス・イン・ワンダーランド』のファンイベントがロサンゼルスにて2月19日(現地時間)に開催され、事前の告知にはなかったジョニーのサプライズでの登場に、3,000人を超えるファンから熱狂的な声援が送られた。会場に設置されたスクリーンにキャスト陣のインタビュー映像が次々と流され、最後にジョニー・デップとティム・バートン監督が映し出されると大歓声が沸き起こった。このインタビューでジョニーは「僕は、アリスをイラストレーションや音楽を通じて知ったところがあるから、アリスが多くのアーティストたちの想像をかきたてるキャラクターだということを素晴らしく思うよ。(自身が演じた)マッドハッターは、もちろんキャロルの話に登場する素晴らしいキャラクターが元になっているのだけど、今回目指したのは、ものすごく大きな、極端な感情を持ったキャラクター。怒りも、悲しみも、自由も、とても激しく表現する。人間版の“ムードリング”とでも言うべき存在なんだ」と語った。その後、ティム・バートン監督がステージに登場。「今日は、みんな来てくれてありがとう。映画を楽しみにしてください」とコメントし、ヒロインのミア・ワシコウスカ、ヘレナ・ボナム・カーター、アン・ハサウェイらキャスト陣をステージ上に呼び込んだが、最後にジョニーが登場。事前にジョニー来場を知らされていなかった観客は大興奮、会場は熱気に包まれた。さらにサプライズがもう一つ。観客にはこの日の上映は15分の未公開フッテージ映像と告知されていたが、実際に行われたのは完成版の3D上映だった。鑑賞後の観客からは、「観たことのない“アリス”と“マッドハッター”だった」、「素晴らしい!」など絶賛の声が相次ぎ、3月5日に迫った全米公開に向けさらに期待を高めるイベントとなった。『アリス・イン・ワンダーランド』は4月17日(土)より全国にて公開。■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:ジョニー・デップがキース・リチャーズのドキュメンタリー映画『HAPPY』を監督2010年、最も活躍すると思う俳優は?1位は不動のジョニー・デップ!今年は洋画復権?『アバター』に続け!大物監督話題作が続々公開2010年前半戦初日は約2,200人集客、100分待ちの大盛況J・デップ着用の衣裳も!『アリス』世界展巨大J・デップが「おかえり」『アリス・イン・ワンダーランド』予告編&ポスター解禁
2010年02月21日監督と俳優の関係…例えばファンタジー映画における最強のコンビがティム・バートンとジョニー・デップだとしたら、“愛”の映画における現代の映画界最強のコンビ、それはペドロ・アルモドバル×ペネロペ・クルスをおいてほかにはないのではないか?『ライブ・フレッシュ』以来、ペネロペを世界へと羽ばたかせるきっかけとなった『オール・アバウト・マイ・マザー』、そして全世界の絶賛を浴びた『ボルベール<帰郷>』と数々の名作を生み出してきた、まさに黄金のコンビ。この2人が新たに送り出す『抱擁のかけら』でも当然のごとく、愛に生き、愛にとらわれる男と女が余すところなく描かれている。ペネロペにとってアルモドバルとは?その逆は?ペネロペが、そしてアルモドバルがこれまでについて、新作について、互いについて思いを明かしてくれた。『ライブ・フレッシュ』から『抱擁のかけら』までおよそ12年。アルモドバルとの関係の変化をペネロペはこう語る。「お互いのことをもっとよく知り合うようになったわ。互いに考えていることが分かるの。仕事の関係もそれに似ているわ。でも、撮影が始まると、彼は私の監督で、私は彼の女優。友情はあるけれど、私たちはそれを乱用したりはしない。仕事関係を守るために、少し変化するの。それほど一緒に過ごすこともないし、自分たちの生活を語り合うこともないわ。でも映画が終わると、すぐに私たちの関係も変わるの。普通の友達に戻るのよ」。『ボルベール〈帰郷〉』ではスペイン女優として初めてアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。その後、ウディ・アレンの手による『それでも恋するバルセロナ』で彼女は見事、アカデミー賞助演女優賞を受賞する。共に“鬼才”“異才”などと形容される2人だが、ペネロペから見た2人は?「ウディとペドロは2人とも、とても才能があって、特別で、ユニークな人たちだと思うわ。ペドロは作品全てを自分で書くの。ウディも同じよね」。アルモドバル監督に自身のこれまでの作品17本の中での最もお気に入りのキャラクターを尋ねると、こんな答えが返ってきた。「『オール・アバウト・マイ・マザー』のキャラクター全員が大好きだ。でも、ひとりを選ぶなら、『ボルベール<帰郷>』でペネロペが演じたライムンダだろうね」。監督がいかにペネロペを愛しく思っているかがうかがえるが、一方で、彼女が活躍の場としているハリウッドの、女優に対する考え方には厳しい口調でこう語る。「ハリウッドには女優に対する明確な見方がある。つまりリスクを負わないシステムなんだ。30代後半から40代前半の女優は旬が過ぎたと見なされる…メリル・ストリープ以外はね。ハリウッドは女優のキャリアを活かさないことで、大きな価値を無駄にしているんだ」。ペネロペは現在35歳。まさに監督はペネロペの美しさ、魅力を最大限に引き出すことで、そうしたハリウッドの潮流に抗しているようにも見える。では、続いて本作『抱擁のかけら』について。ペネロペはどのように作品に入り込み、レナという役をどのように作り上げていったのか?「ペドロは、役柄についてはいつも何か月も前から話してくれるの。1年前のこともあるわ。この映画のことを話してくれたとき、彼がとても撮りたがっていて、私に演じさせたいと思っていることが分かったわ。私は何もかも忘れて飛び込むだけ。だから自由でいられるの。(実際の役作りは)ペドロのオフィスで3か月半リハーサルしたわ。彼とはいつもそんな風に作業するし、そういう時間が私は好きなの。何かを見つけるための時間。間違ってたって構わないし、いろんなやり方でひとつのシーンにトライできるわ」。そんな彼女でも、アルモドバルを前に演技するときに感じるのは“恐怖”であるという。「撮影現場ではいつも恐怖を感じる。最初の週は自分が降ろされてしまうのではないかと感じるわ。いつだってそう感じるけど、誰よりもそう思わせるのがペドロなの。彼のことをとても大切に思っていて、失望させたくないから…。友情があり、何度もチャンスを与え続けてくれる人だからこそ、失望させたくないのよ」。そんな風に思わせるのも、ひょっとしたらアルモドバルの戦略の一つ?そう勘ぐってしまうくらい、女性の心を深く理解し、ガッチリと掴んで離さない。彼がそのようにできるのは、彼が同性愛者であるからだと考える人もいるようだが…。そんな問いを監督自身にぶつけてみると…。「(そういう人がいることは)知ってるよ!でも、女性を理解するには彼女たちに注意を払えばいいだけだ。そんなに難しいことじゃない!」とバッサリ。そう言えば、アルモドバル監督はペネロペを「子供を持ちたいと思える唯一の女性」と言っているとか…?すばり、それについてペネロペの感想は?「多分、彼のジョークね。それ、報道の場で言ったの?それなら…でも多分ジョークよ(笑)。分からないけど、(彼に)聞いてみるわ!でもジョークよ、彼ってそういう人だもの!」スペインが誇る巨匠と彼が公私にわたって(?)認めたミューズ。あと10年、20年と成熟と共にまだまだ傑作を届けてくれそうだ。■関連作品:抱擁のかけら 2010年2月6日より新宿ピカデリー、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© Juan GattiEl Deseoそれでも恋するバルセロナ 2009年6月27日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 Gravier Productions, Inc. and MediaProduccion, S.L.ボルベール<帰郷> 2007年6月30日よりTOHOシネマズ六本木ほか全国にて公開■関連記事:ペネロペ魅せる“究極の愛”『抱擁のかけら』プレス&ポストカードを5名様プレゼント徐々にオスカー候補が見えてきた?英国アカデミー賞候補が発表に【シネマモード】ゴールデン・グローブに見る、2010年注目の俳優&女優は?ペネロペ・クルスが抱いて抱かれて身悶える!『抱擁のかけら』の抱擁21連発映像到着ペネロペ・クルス×アルモドバル最新作『抱擁のかけら』試写会に10組20名様ご招待
2010年02月08日「むかーしむかし」とでも言い出しそうな口調のナレーションが印象深く、ほのぼのした雰囲気やちょっぴりヘンテコなキャラクターたちも魅力的な「プッシング・デイジー」。ラブ・ファンタジーとしての側面に注目した前々回、サスペンス・ミステリーとしての側面に注目した前回に続き、今回は「プッシング・デイジー」の中に広がる独特の映像世界をフィーチャーしていきます。本編をご覧になった方には納得いただけることと思いますが、「プッシング・デイジー」の世界はとにかく色!色!色!赤、青、黄色、緑などなど、ありとあらゆるカラーがふんだんに使われ、ビビッドでポップなカラーミックスの映像ワールドが出来上がっています。では、どんなところに色たちが使われているかと言いますと、まず女子の衣裳は当たり前。チャック、オリーヴら、ネッドを取り巻く女性たちが着こなすファッションは、柄ものから鮮やかな単色のものまで、思わず「欲しい!」と声を上げてしまうほどのキュートさ。チャックが事件捜査を手伝うときの女探偵ファッションなど、遊び心とクラシック映画から抜け出てきたようなキメキメ感が素敵な装いも多く、おとぎ話風の世界観にマッチしています。また、色たちが目を引くのはファッションだけでなく、セットデザインも同様。ネッドのパイ屋さんから彼らの自宅、はたまた事件が巻き起こる現場まで、殺風景なんて言葉の合うセットはひとつもなし!綺麗な壁紙が張られた壁やソファ、ベッドなどにはお花模様が舞い、アパートのキッチンやお店のテーブルにはギンガムチェックのクロスが。それぞれの建物の外観に至っては、『シザーハンズ』か“こえだちゃん”か?という可愛らしさです。『シザーハンズ』を例に挙げましたが、同じティム・バートン監督の作品で、やはり色づかいが美しかった『ビッグ・フィッシュ』のプロデューサー、ブルース・コーエンとダン・シンクスは「プッシング・デイジー」の製作総指揮の一員。彼らはピンクに身を包んだレニー・ゼルウィガーが印象深い『恋は邪魔者』やバラの花の赤が美しかった『アメリカン・ビューティー』の製作も手掛けています。そんな彼らと共に製作総指揮を務め、シリーズの方向性を決める重要な第1〜2話のエピソード監督を担当した映画監督バリー・ソネンフェルドはエミー賞で監督賞を受賞。『アダムス・ファミリー』や『メン・イン・ブラック』のシリーズを手がける彼の作品にもまた、ポップな味わいがあります。ところで、エミー賞と言えば、本作でヘアスタイリング賞にノミネートされたのは日本の徳永優子さん。ハリウッドで活躍する徳永さんにお話を伺いました。「各キャラクターのヘアスタイルを手掛ける際の全体的なコンセプトは、時代物ヘアからモダンまで幅広く取り入れながらもどこか昔風。衣装が変わるごとに、念入りな打ち合わせをしてヘアスタイルを決めます」。「どこか昔風」というコンセプトは、やはり「むかーしむかし」が似合いそうな「プッシング・デイジー」の映像世界ならでは?ぜひヘアスタイルにも注目してみてください。ちなみに、徳永さんは3月から日本放送が始まる「キャッスル〜ミステリー作家は事件がお好き」のヘアスタイルも担当されています。(text:Hikaru Watanabe)「プッシング・デイジー〜恋するパイメーカー〜<ファースト・シーズン>コレクターズ・ボックス」(5枚組・全9話)価格:9,800円(税込)発売中「プッシング・デイジー〜恋するパイメーカー〜<セカンド・シーズン>コレクターズ・ボックス」(6枚組・全13話)価格:9,800円(税込)発売日:2月24日(水)発売・販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ公式サイト: 2010 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.KC Stylist公式サイトwww.kcstylist.jp/■関連作品:プッシング・デイジー〜恋するパイメーカー〜 [海外TVドラマ]■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマvol.136シャーロック・ホームズよりも名探偵?シネマカフェ的海外ドラマvol.135『トワイライト』より禁断?なラブ事情シネマカフェ的海外ドラマvol.134「プッシング・デイジー」の魅力を大分析!
2010年01月28日