新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、公開延期となっていたジム・ジャームッシュ監督最新作『デッド・ドント・ダイ』が、6月5日(金)より劇場公開されることが決定。この度、本作に出演するビル・マーレイとティルダ・スウィントンが、豪華キャストの中でもジャームッシュ監督ゆかりのミュージシャンたちとの共演について語った。本作には、音楽をこよなく愛するジャームッシュ監督らしく、多くのミュージシャンも多数出演している。まずは、衝撃的な「コーヒー・ゾンビ」姿を見せてくれる「ゴッドファーザー・オブ・パンク」ことイギー・ポップ。ジャームッシュ監督が手掛けた、伝説のバンド「ザ・ストゥージズ」のドキュメンタリー映画『ギミー・デンジャー』(16)の主人公でもある。また、「酔いどれ詩人」の異名で知られ、グラミー賞2度受賞、ロックの殿堂入りもしているシンガーソングライターのトム・ウェイツ。ジャームッシュ監督とは親交が深く、『ダウン・バイ・ロー』(86)の主演をはじめ常連俳優としても知られる。グラミー賞ヒップホップグループ「ウータン・クラン」のリーダーであるRZAは、『ゴースト・ドッグ』(99)で映画音楽を手掛け俳優デビューも果たしており、本作へは『コーヒー&シガレッツ』(03)に続く出演。さらに、そういったベテランの常連組に加わり、本作ではフレッシュな新顔として輝けるポップ・スターのセレーナ・ゴメスも登場。ジャームッシュ監督の娘がもともとファンだったそうで、監督自身も彼女のヒット曲「Bad Liar」について「間違いなく見事な、草分け的なポップミュージック」と絶賛している。そのほかにも、監督からのラブコールでテーマソング「The Dead Don’t Die」を描き下ろしたグラミー賞受賞のカントリー歌手、スタージル・シンプソンまでも。ギターを引きずる「ギター・ゾンビ」に扮している。そして、本作のサウンドトラックを手掛けたのは、ほかならぬジャームッシュ監督が率いるバンド「SQURL」(スクワール)。これほどまでにミュージシャンたちと深く結びついている映画監督という点ではジャームッシュの右に出る者はいないかもしれない。今回、そんなジャームッシュ組の撮影現場の様子を、ビル・マーレイとティルダ・スウィントンが明かす特別動画が到着。これまで4作品でタッグを組んできたティルダは、「監督もミュージシャンだからその感覚で撮影をすることがよくあります。実際、撮影のセットではジャム・セッションのようになることが多い」と、ジャームッシュ監督ならではの現場の様子を語る。また、ビルも「撮影は楽しかった」「トム・ウェイツとは一緒に食事をしたよ、僕の発言に彼が笑うとすごくいい気分になった」と、彼らとの共演を楽しんだ様子。さらに、渋いハスキーボイスが特徴的で、歌詞にブラックユーモアを込める人物であるトム・ウェイツが、実は鈴の音のような笑い声の持ち主で、しかも笑い上戸だという、意外な一面も明かしている。『デッド・ドント・ダイ』は6月5日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:デッド・ドント・ダイ 2020年6月5日より全国にて公開Abbot Genser / Focus Features © 2019 Image Eleven Productions, Inc.
2020年06月05日4月3日(金)に公開予定だったジム・ジャームッシュ監督、ビル・マーレイ、アダム・ドライバー、ティルダ・スウィントンら豪華俳優陣による『デッド・ドント・ダイ』が、全国公開を延期することが発表された。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、また、来場の観客の安全と健康を第一に考えての公開延期となり、延期後の公開日は決まり次第、公式ホームページ等にて発表される。前売り券(ムビチケオンライン券/ムビチケカード)は延期後の上映にも使用できる。なお、現在TOHOシネマズ 日比谷にて行われている先行上映については、劇場営業日は継続上映する予定という。『デッド・ドント・ダイ』は2020年、近日公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:デッド・ドント・ダイ 2020年、全国にて公開Abbot Genser / Focus Features © 2019 Image Eleven Productions, Inc.
2020年03月30日鬼才ジム・ジャームッシュ監督が初めて手掛けるゾンビ・コメディ映画『デッド・ドント・ダイ』から、アダム・ドライバー、ビル・マーレイ、クロエ・セヴィニー、ティルダ・スウィントンという強烈な個性たちのキャラポス&キャラ動画が解禁された。平和な町センターヴィルに突如現れたゾンビたち…。彼らに立ち向かうのは、町でたった3人しかいない警官と謎に包まれた葬儀屋の女主人。解禁となるポスター画像には、それぞれ手に武器を携えた、人類の運命を託された(?)ヒーローの姿が!ゾンビ映画の凶器の定番!? マチェーテを手にして異常事態にも妙に落ち着き払った対応を見せるのは、アダム演じるロニー・ピーターソン巡査。また、警官チームのリーダーとして神妙な面持ちで猟銃を構える、ビル演じるクリフ・ロバーソン署長。そして、ゾンビ出現にパニックとなりながら猟銃を抱える、クロエ演じるミンディ・モリソン巡査。さらに、謎の葬儀屋ゼルダを演じたティルダ・スウィントンは黒いマントを羽織り日本刀を腰に携え、強烈なオーラを放っている。各キャラクターの後ろには、オドロオドロしい色で光り輝く満月を背に、イギー・ポップやサラ・ドライバー演じる“コーヒー・ゾンビ”が迫っている点にも注目。併せて解禁されたキャラ動画では、「ロニーやクリフに会いに行こう!」と銘打って、それぞれのユニークな個性が炸裂する本編シーンが紹介されている。ゾンビが這い出てきたであろう墓穴にうっかり転げ落ちるクリフ署長、ゾンビに囲まれたパトカー内で上司のクリフに「そっちこそ黙れ!」と言い返す、大人気ないロニー巡査、メガネに飛んだ血しぶきに恐れおののき絶叫を繰り返すミンディ巡査に、ゾンビに向かって、まさかのファッションチェックを始めるゼルダは日本刀で仕上げ…。豪華4人、強烈な個性の大渋滞といえるスペシャルシーンの連続となっている。『デッド・ドント・ダイ』は4月3日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:デッド・ドント・ダイ 2020年4月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開Abbot Genser / Focus Features © 2019 Image Eleven Productions, Inc.
2020年03月19日『パターソン』以来、3年ぶりの最新作となる鬼才ジム・ジャームッシュの『デッド・ドント・ダイ』から、ジャームッシュ作品の常連ティルダ・スウィントンのキャラ紹介特別動画&場面写真が到着した。これまで、天使や魔女、吸血鬼に加え、ルカ・グァダニーノ監督映画『サスペリア』では、全身に特殊メイクを施して完全に別人と言える82歳の男性を演じたことでも話題となった女優ティルダ・スウィントン。演じるキャラの振れ幅がとにかく広く、ミステリアスな美貌と実力で世界中を虜にしてきた彼女は、本作でこれまた一風変わった葬儀屋の主人ゼルダ・ウィンストン役を演じている。ティルダがジャームッシュ・ファミリーに加わるのは今回が4本目。ジャームッシュ監督は、執筆の初期段階から彼女と連絡を取り、見た目を自在に変えられ、世界的に活躍するこの女優に、どういうキャラクターを演じたいかと尋ねたという。その問いに「タイトルで言っているように、“死者は死なない”ために虫の居所が悪い葬儀屋を演じたいと伝えた」そうで、本作での役どころは、実は本人自らが提案したというユニークなエピソードを明かした。今回到着した映像では、流れるような美しいホワイトブロンドのロングヘアをなびかせ、手には日本刀、空手道着に身を包み、ゾンビたちを次々と切り倒してゾンビ無双をかますゼルダの姿が切り取られている。「ゾンビから身を守る術は心得ております」と無感情な表情で淀みなくまくし立て、その言葉通りに、ゾンビたちを次々に切り伏せる姿を見せつけられたロバートソン(ビル・マーレイ)。「パソコンの扱いは?」の質問を口にすると、すぐさまにゼルダは、異常なスピードでキーボートを叩き、“マトリックス”のごとき、神業ともいえるパソコンスキルまで披露する。自身が演じた“ゼルダ”というキャラクターに対し、ティルダは「誰もゼルダのことをよく知らないのです。彼女がどこから来たのかも。ゼルダには謎があります。こういう変わった人たちの中でも、ひと味違う変人ですね」と明かしており、まさに謎に包まれた女性だ。そんな謎多き人物ですら、完璧に演じきってしまうティルダの見事な演技は本作でも見どころのひとつ!さらに、スコットランド王家の血を引くといわれる彼女の、彫刻のような美しさが際立つ場面写真も到着。どこか神々しさすら感じさせる謎の葬儀屋主人・ゼルダの活躍に、乞うご期待!『デッド・ドント・ダイ』は4月3日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:デッド・ドント・ダイ 2020年4月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開Abbot Genser / Focus Features © 2019 Image Eleven Productions, Inc.
2020年03月16日ビル・マーレイ、アダム・ドライバー、ティルダ・スウィントン、セレーナ・ゴメスらが出演するゾンビ・コメディ映画『デッド・ドント・ダイ』。この度、アダムが演じるマッチョなおトボケ警官の特別動画が2種類到着した。今回ビルとW出演を務めたアダムは、「スター・ウォーズ」シリーズのカイロ・レン役でお馴染み、また『ブラック・クランズマン』『マリッジ・ストーリー』など次々と話題作へ出演し、いま最も旬な俳優。そんな彼が本作で演じているのは、ビルやクロエ・セヴィニーらと共に町に3人しかいない警官のひとり、ピーターソン。マッチョながらも飄々としたゆるいキャラのピーターソンは、「まずい結末になる」が口癖で、ゾンビ事件にメガネの奥の瞳は無表情のまま粛々と対処するようなキャラクターだ。今回到着した映像は、カンヌ映画祭のオープニングで上映された際も、このシーンでは会場で笑いが起こったというピーターソンの登場シーン。平和な町で猟奇殺人事件が発生。その現場に、なんと超コンパクトな愛車“スマート”で登場!コミカルでシュールな場面となっている。このメルセデス・ベンツが発売しているスマートという車種は、全長約2.5m×全幅1.5mという、とにかく小さいマイクロコンパクトカーのアイコン的存在だ。そして、ビル、セレーナらとの豪華共演シーンに加え、ティルダとクロエの2人がピーターソン巡査についてトークを繰り広げるコミカルなキャラクター映像も公開。『パターソン』に続き再びジム・ジャームッシュ監督とタッグを組んだアダム。実は前作を撮影中、2人は詩人肌で物思いに沈む『パターソン』の主役とは真逆の暴力的で反社会的なキャラクターが登場する『パターソン』というアクション映画をいつか作ろうと冗談を言っていたそう。そして、無表情の巡査にドライバーをイメージしながら脚本を書いているとき、ジャームッシュ監督はすぐそのキャラクターにピーターソンという名前をつけたという。『デッド・ドント・ダイ』は4月3日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:デッド・ドント・ダイ 2020年4月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開Abbot Genser / Focus Features © 2019 Image Eleven Productions, Inc.
2020年03月09日スター俳優たちの場面写真とポスタービジュアルがお披露目され、注目を集めたウェス・アンダーソン監督の最新作『The French Dispatch』(原題)から、世界中のファン待望の予告編映像が解禁された。ベニチオ・デル・トロやティモシー・シャラメ、ジェフリー・ライトという新参組に、エイドリアン・ブロディ、ティルダ・スウィントン、レア・セドゥ、フランシス・マクドーマンド、シアーシャ・ローナン、ビル・マーレイ、オーウェン・ウィルソン、ウィレム・デフォーら、お馴染みの常連組も合わせ、豪華キャストが集結している本作。20世紀のフランスのある架空の街、「ニューヨーカー」誌をモデルにした「The French Dispatch」の記事を3つの物語にした形で、アンダーソン監督によれば「ジャーナリストへのラブレター」を描くという。予告編には、アンダーソン監督ならではのポップな色使いの雑誌社の様子が映し出されるカラーパートと、何やら不穏な雰囲気のモノクロパートに分かれ、その中には1968年5月に学生運動から広がったフランスの「五月革命」を思わせるシーン、早速話題を呼んでいる頭にタオルを巻いたティモシーのバスタイムなどのシーンが登場している。『The French Dispatch』は7月24日より全米公開予定。(text:Reiko Uehara)■関連作品:The French Dispatch(原題) 2020年より公開予定
2020年02月12日ウェス・アンダーソン監督最新作『The French Dispatch』の全米公開日が決定した。配給のサーチライト・ピクチャーズの発表によると、今年の7月24日だという。同日公開の映画は、ほかにドウェイン・ジョンソンとエミリー・ブラントが主演するディズニーの『Jungle Cruise』(原題)がある。今作の正式タイトルが『The French Dispatch of the Liberty, Kansas Evening Sun』(原題)であることも明らかになった。20世紀のフランスの架空都市にある、アメリカの新聞社の支局で働くジャーナリストたちの物語が描かれる。今月中旬、IMDbが上映時間を「4時間1分」で、1部が「1時間57分」で2部が「2時間4分」という情報を掲載し、話題となったがこれは誤りで、現在は「108分」に訂正されている。豪華キャストが出演することでも注目されている今作。ベニチオ・デル・トロ、エイドリアン・ブロディ、ティルダ・スウィントン、レア・セドゥ、フランシス・マクドーマンド、ティモシー・シャラメ、ビル・マーレイ、オーウェン・ウィルソン、ウィレム・デフォーらと錚々たるメンバーが集結している。キャストのほとんどは、アンダーソン監督の過去の作品にも登場した常連メンバーだが、ベニチオとティモシーが参加するのは初。(Hiromi Kaku)
2020年01月30日第72回カンヌ国際映画祭で見事監督賞を獲得したジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌの監督最新作が『その手に触れるまで』(原題:LE JEUNE AHMED)の邦題で5月22日(金)より公開されることが分かった。物語は、ベルギーに暮らすゲーム好きの普通の少年アメッドが、徐々に尊敬するイマーム(イスラム指導者)に感化され、過激な思想にのめり込み、その思想にとって脅威と思われる考えの先生を殺さねばならない、と思い込んでいく…というストーリー。8作品連続でカンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出されているダルデンヌ兄弟の監督作品。また、本作の監督賞受賞をもって、パルムドール大賞(『ロゼッタ』『ある子供』)、男優賞(『息子のまなざし』)、女優賞(『ロゼッタ』)、脚本賞(『ロルナの祈り』)、グランプリ(『少年と自転車』)と、審査員賞を除く全ての主要賞受賞という史上初の偉業を成し遂げた。カンヌ国際映画祭での上映後には、『ナルニア国物語』シリーズや『フィクサー』に出演するティルダ・スウィントンが客席で拍手を贈る姿もあり、「NYタイムス」など各媒体、ウォルター・サレス監督やアモス・ギタイ監督も本作に称賛を送っている。『その手に触れるまで』は5月22日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2020年01月22日鬼才ジム・ジャームッシュ監督の最新作『The Dead Don’t Die』が邦題『デッド・ドント・ダイ』として、4月3日(金)より公開決定。本日1月22日(水)のジャームッシュ監督67歳の誕生日を記念して、アダム・ドライバーにビル・マーレイ、ティルダ・スウィントン、セレーナ・ゴメスら豪華キャストがゾンビたちの大量発生に立ち向かう日本語字幕付き海外版予告が解禁となった。本作は、アダム・ドライバー演じるバス運転手の何気ない日常を切り取り、日本でも大ヒットした『パターソン』(2016年)以前からジャームッシュ監督が構想を温めていたという、3年ぶりの最新作。世界中からリスペクトされる鬼才がついにソンビ映画を手掛けたことでも話題となり、昨年の第72回カンヌ国際映画祭のオープニング作品として初披露されるや、「大爆笑!」(The Hollywood News)、「この世のものとは思えない、凄いキャスト」(Awards Daily)、「ビル・マーレイとアダム・ドライバー、最高の二人」(Nightmare On Film Street)、「ゾンビジャンルへの楽しい試み」(The Hollywood Reporter)などメディアから熱いレビューが続々と寄せられていた。今回解禁された海外版予告編は、アメリカの田舎町センターヴィルに、何やら恐ろしくゾッとする影が忍び寄るシーンから幕を開けるーー。3人だけの警察署で勤務するロバートソン署長(ビル・マーレイ)とピーターソン巡査(アダム・ドライバー)、モリソン巡査(クロエ・セヴィニー)は、ダイナーでの変死事件を皮切りに、思わぬ事態に巻き込まれていく。次々と墓場から蘇えり、町に溢れる死者たち。どうやら生前の活動に引き寄せられているようだ。ピーターソン巡査はライトセイバーよろしくナタを振りかぶり、ナイス・スウィングでゾンビの首を切り落としていく。葬儀屋のゼルダ(ティルダ・スウィントン)も道着をまとい、日本刀を携えて救世主のごとく現れ、ゾンビたちを斬りまくる!しかし、時間を追うごとに増殖していくゾンビたち。彼らを待ち受けるのは、希望か、それとも絶望か…!?まさに、オールスター・キャストの豪華ジャームッシュ・ファミリーが大集結した本映像。死後もなお生前大好きだったモノを求め彷徨う“コーヒー・ゾンビ”(イギー・ポップ)や、“シャルドネ・ゾンビ”など、奇想天外なゾンビたちに、ちょっぴり頼りない警官たちと住民たちが立ち向かう。ほかにはどんなゾンビが登場するのか、続報にも注目だ。『デッド・ドント・ダイ』は4月3日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:デッド・ドント・ダイ 2020年春よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開Abbot Genser / Focus Features © 2019 Image Eleven Productions, Inc.
2020年01月22日ジョニー・デップの次回主演作『Minamata』が、ベルリン映画祭で世界プレミアされることになった。実話映画で、デップが演じるのは、水俣病の実態を記録しようとしたアメリカ人写真家W・ユージン・スミス。真田広之、浅野忠信、加瀬亮、國村隼、ビル・ナイらも出演する。監督はアンドリュー・レヴィタス。ほかには、デイミアン・チャゼルの新作ミュージカル『The Eddy』、ケイト・ブランシェット主演の『Stateless』、ティルダ・スウィントン主演の『The Last and First Men』などが発表されている。全ラインナップは今月後半に発表予定。ベルリン映画祭は2月20日から3月1日まで。文=猿渡由紀
2020年01月15日第72回カンヌ国際映画祭で最高賞・パルムドールに輝いた映画『パラサイト 半地下の家族』が来年1月10日(金)の全国公開に先がけ、TOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズ梅田で本日から先行公開される。世界各地の映画賞で次々に栄冠に輝き、映画人、評論家、すでに公開された地域の観客の絶賛が相次ぐ話題の作品だが、映画を観た人の多くが「ネタバレしたくないので、とにかく観て!」と本作を薦める。この映画は一体、どんなドラマが描かれるのだろうか? (本記事も観客に劇場に足を運んでほしい気持ちから掲載されているため、映画の詳細な内容には触れていません)『パラサイト』は完成前から世界中の映画ファンがその動向を注視してきた。監督と脚本を手がけたポン・ジュノは、『殺人の追憶』『グエムル 漢江の怪物』など発表する作品すべてが興行的に成功するだけでなく、国際的に高い評価を集める人気監督だ。『スノーピアサー』ではクリス・エヴァンス、ティルダ・スウィントン、エド・ハリスらをキャストに迎えて製作。続くNetflixオリジナル映画『オクジャ/okja』はネット配信作品として初めてカンヌ映画祭のコンペ部門に選出された。つまり彼のファンは世界中におり、評論家や映画人が新作の感性を待ちわびている。そしてついに完成した『パラサイト…』は先に紹介した通り、カンヌ映画祭で最高賞を受賞。トロント映画祭では観客賞を、LA批評家協会賞では作品賞と監督賞、助演男優賞を受賞。韓国では1000万人を、フランスでは150万人を動員するなど興行的にも大成功をおさめている。本作の主人公は“半地下住宅”で暮らす全員が失業中の一家。大学受験に失敗し続けている長男は、友人から家庭教師の仕事を紹介され、身分を偽って大邸宅を訪れる。金もなく、携帯の電波も入らず、薄暗い自宅とは正反対の豪華な家で家庭教師をはじめることになった長男は、思いつきで“美術家庭教師を紹介する”と言い、妹を大邸宅につれていく。ふたりは兄妹であることを隠し、偽りの設定で教師を始めるが、やがて事態は半地下で暮らす一家の、大邸宅で暮らす裕福な一家の、そして観客の想像もしない方向へと転がっていく。ポン・ジュノ監督は本作について「最後のどんでん返しだけがすべての映画ではありません」と言いつつも「観客にはハラハラしながら物語の展開を体験してほしい」とコメント。すでに開催されている試写会では大爆笑が何度もあがったかと思ったら、水をうったように客席が静まり返り、張り詰めた空気が試写室を満たす時間もあった。何が起こるのかは言えない。言わない方がいい。しかし、一度映画が始まってしまえば観客は笑い、驚き、翻弄され、最後は深く考えさせられることになるだろう。なお、先行公開は特別興行のため1900円均一で、ムビチケ使用は不可。『パラサイト 半地下の家族』TOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズ梅田で先行公開中2020年1月10日(金)より全国ロードショー
2019年12月27日『犬ヶ島』『グランド・ブダペスト・ホテル』のウェス・アンダーソン監督の最新作『The French Dispatch』(原題)がFOXサーチライトにて全世界配給することが決定、2020年に公開予定。ベニチオ・デル・トロ、ティモシー・シャラメら、新たな顔ぶれがアンダーソン作品に加わる。ウェス・アンダーソンがFOXサーチライトとタッグを組むのは、『ダージリン急行』(’07)、『ファンタスティック Mr.FOX』(’10)、『グランド・ブダペスト・ホテル』(’14)、『犬ヶ島』(’18)に続き、5度目。昨年公開した『犬ヶ島』では、日本を舞台に失踪した愛犬を探す少年と犬たちの壮大な旅と冒険を、日本への絶大な愛とリスペスト、そして誰もが知る独自の世界観を交えながら、得意のストップモーション・アニメーションで見事に映像化し、大絶賛を受けたことも記憶に新しい。吹き替え声優には錚々たるハリウッドスターに加え、「RADWIMPS」野田洋次郎、村上虹郎、渡辺謙、夏木マリといった日本を代表する多彩なキャストを起用し「AKIRA」で知られる大友克洋や、「UNDERCOVER」のデザイナー高橋盾といった日本を代表する豪華クリエイター陣を巻き込んだプロモーションなどでも大きな話題となった。最新作の『The French Dispatch』は、20世紀フランスの架空の街にある米国新聞社の支局で活躍するジャーナリストたちに贈る”ラブレター”。架空の新聞社「The French Dispatch」誌上で出版されるストーリー群に命を吹き込んでいく。出演は、ベニチオ・デル・トロ、ティモシー・シャラメ、ジェフリー・ライトといった注目の名優の初参加に加え、レア・セドゥ、マチュー・アマルリックらフランス勢、さらにフランシス・マクドーマンド、エイドリアン・ブロディ、ティルダ・スウィントンらオスカー受賞の常連組、オーウェン・ウィルソン、ビル・マーレイといったウェス作品”超”常連も集結。これだけの超豪華キャストの共演は、まさにアンダーソン監督ならでは。FOXサーチライト・ピクチャーズ共同会長のスティーヴ・ギルラとナンシー・アトリーは「私たちは比類なき、完全にオリジナルな、ウェス・アンダーソンの世界に舞い戻れることに興奮しています。これまでのウェスと我々のコラボレーションは常に特別な体験でした。私たちは『The French Dispatch』でウェスとインディアン・ペイントブラシ(製作会社)と再び仕事できることに感激しています」とコメント。本作のプロデューサーのスティーブン・レイルズは「ウェスと全製作チームは我々のパートナーであるFOXサーチライトと再び手を組むことを嬉しく思っています。観客に『The French Dispatch』をお届けするのが楽しみです」と語っている。『The French Dispatch』(原題)は2020年、公開予定。(text:cinemacafe.net)
2019年09月20日映画配給や映画館の運営を軸とするアップリンクが、これまでに製作・配給した映画のオリジナルグッズを展開する「UPLINK Archives」をスタートさせることが分かった。「UPLINK Archives」第1弾は、画家フランシス・ベイコンの生涯を、恋人ジョージ・ダイアーとの関係を通して描くダニエル・クレイグ出演『愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像』(ジョン・メイブリー監督)と、ティルダ・スウィントン主演『ザ・ガーデン』(デレク・ジャーマン監督)をフィーチャーしたスペシャルアイテムを販売。なお、『ザ・ガーデン』は、セレクトブティック「Sister」とのコラボレーションアイテムとして展開する。さらに、グザヴィエ・ドラン監督の『わたしはロランス』『トム・アット・ザ・ファーム』、アレハンドロ・ホドロフスキー監督の『エンドレス・ポエトリー』、ルシール・アザリロヴィック監督の『エヴォリューション』をイメージしたグッズも展開する。ほかにも、パルコ地下にあるアップリンク吉祥寺限定で「UPLINK Archives」番外編も展開。『真珠のボタン』とSisterのコラボTシャツと古着を合わせて特別な1枚に仕立てたアップサイクルコレクション「Sister Remake for UPLINK吉祥寺」も販売するという。「UPLINK Archives」は8月10日(土)より、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺、Sister(店舗&オンライン)にて販売開始。(cinemacafe.net)
2019年08月12日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿・外苑前のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介。■『HANDBAGS』Juergen Tellerこれまでにいくつものファッションブランドのキャンペーンフォトや、エディトリアルフォトを手掛けてきた人気ファッション写真家ユルゲン・テラーが、ハンドバッグへのオブセッション溢れる写真を集めたボリュームある写真集。ケイト・モス(Kate Moss)、ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)、ソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)、ティルダ・スウィントン(Tilda Swinton)、ジョン・マルコビッチ(John Malkovich)、ヴィクトリア・ベッカム(Victoria Beckham)、マイケル・クラーク(Michael Clarke)ら多くのセレブがラグジュリアスで個性的なバッグとともに登場。単なるファッションアイテムを超えてステータスとアイデンティティの象徴として存在感を増すバッグを、様々な風景、ロケーション、文脈のなかで見せる見ごたえある1冊。本書は、イタリア・ナポリのピニャテッリ美術館(Museo Villa Pignatelli)にて2019年4月13日から5月19日に開催された展覧会「JUERGEN TELLER ’HANDBAGS’, MUSEO VILLA PIGNATELLI, NAPLES」に合わせて出版された。【書籍情報】『HANDBAGS』写真:Juergen Teller出版社:Steidl言語:英語ハードカバー・クロス装/608ページ/300×240mm発刊:2019年価格:1万5,680円(為替により変動)■Shelfオフィシャルサイトで『HANDBAGS』を購入する
2019年07月13日偉大なるデザイナー、カール・ラガーフェルドの追悼イベント「KARL FOR EVER」が、2020年春夏メンズファッションウィーク期間中の6月20日にパリで開催された。© CHANELシャネル(CHANEL)、フェンディ(FENDI)、カール ラガーフェルド(KARL LAGERFELD)の3ブランドが共同で主催した盛大なイベントの会場となったのは、これまでシャネルが度々ショーを開催してきたグランパレ。カールが愛したブラック、ホワイトカラーに包まれた空間には、56枚もの巨大なカールのポートレートが飾られ、彼の功績を収めたフィルムが流された。© CHANELイベントの演出を手掛けたのは、奇才演出家として知られるロバート・カーセン(Robert Carsen)。会場には、シャネルのアンバサダーを務めるティルダ・スウィントン(Tilda Swinton)やファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)、女優のファニー・アルダン(Fanny Ardant)、ヘレン・ミレン(Helen Mirren)、モデルのカーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)、ストリートダンサーのリル・バック(Lil Buck)、ヴァイオリニストのチャーリー・シエム(Charlie Siem)、ピアニストのラン・ラン(Lang Lang)...カールと親交が深かった俳優やモデル、ミュージシャン、ダンサーといったアーティストたちが各国から訪れ、カール・ラガーフェルドへのオマージュとして、彼が愛した音楽や文学を表現した。 © CHANEL© CHANEL© CHANEL© CHANEL
2019年06月24日木曜日(現地時間)、パリのグラン・パレで2月に亡くなったカール・ラガーフェルド(享年85)のお別れ会「Karl For Ever」が行われた。「People」誌などによると、「シャネル(CHANEL)」、「フェンディ(FENDI)」、「カール・ラガーフェルド(KARLLAGERFELD)」が企画を行い、出席者は1000人を超えたという。モデル界からはジジ・ハディッドやクラウディア・シファーら、映画界からはティルダ・スウィントンやヘレン・ミレンら、ファッション界からはステラ・マッカートニー、ラルフ・ローレン、アナ・ウィンターら、音楽界からはファレル・ウィリアムスやピアニストのラン・ランなど、実に豪華な顔ぶれ。会場の装飾はオペラやミュージカルの演出家ロバート・カーセンが担当した。3月、ラガーフェルドにとって最後となったシャネルのショーに出演したカーラ・デルヴィーニュは、お別れ会にて彼の好きだったフランス人作家コレットの詩を朗読。コレットの詩には猫が登場し、それに合わせてカーラの後方のスクリーンにラガーフェルドの愛猫シュペットが映し出される演出も。90分間のイベントを通して、アニー・リーボヴィッツが撮影したラガーフェルドのポートレートも映し出された。カールは生前、亡くなった後は葬儀をせずに火葬し、亡き母、1989年に亡くなった元パートナーのジャック・ドゥ・バシェールの遺灰とともに散骨してほしいと希望。その通りに葬儀は行われず、火葬の際に家族やごく親しい友人が立ち会った。(Hiromi Kaku)
2019年06月21日第72回カンヌ国際映画祭にてポン・ジュノ監督最新作『PARASITE』(英題)が最高賞パルムドールを受賞。審査員満場一致の決定で、韓国映画としては初受賞という歴史的快挙を達成し、日本での公開も決定した。物語は、全員失業中の一家の長男が、家族の期待を一身に背負い、IT企業を経営する裕福な一家のもとへ家庭教師の面接を受けるところから始まる。この相反する2つの家族の出会いは、誰も観たことのない想像を超える悲喜劇へと加速していく――。『殺人の追憶』『母なる証明』などの傑作を手掛けてきた、世界が称賛する若き巨匠ポン・ジュノ監督の最新作となる本作。主演を務めるのは、『スノーピアサー』『グエムル -漢江の怪物-』『殺人の追憶』に続く4度目のタッグとなる名優ソン・ガンホ。共演には『最後まで行く』『ソニはご機嫌ななめ』のイ・ソンギュン、『後宮の秘密』のチョ・ヨジョン、Netfilx映画『オクジャ/okja』『新感染 ファイナル・エクスプレス』のチェ・ウシクら各世代の実力派の面々が脇を固める。これまで鋭い視点で社会を切り取り、ときに独自のユーモアを交えながら、人間の内面を炙り出してきたポン・ジュノ監督は、『母なる証明』以降、『スノーピアサー』『オクジャ/okja』と国際的作品を手掛けてきたが、ジャンルにとわられない唯一無二の作風にさらに磨きをかけ、満を持して10年ぶりとなる韓国映画を完成させた。5月21日(現地時間)に行われた公式上映は、上映中に何度も拍手や歓声が起こるなど異例ともいえる熱狂的な盛り上がりに。また、会場には『オクジャ/okja』などに出演するティルダ・スウィントンが、娘で女優のオーナー・スウィントン・バーンを連れて来場。上映後には、約10分間にも及ぶスタンディングオーベーションと鳴りやまない拍手が巻き起こり、ポン・ジュノ監督はじめキャスト陣も喜びを噛み締めていた。その後、「Screen International」誌が掲載する各メディアの批評家による採点「星取表」では、4点満点中3.5点という高得点を叩きだし、Q・タランティーノ、P・アルモドバル、J・ジャームッシュら名匠たちの並みいる話題作を抑え最後まで首位をキープ。各メディアも、「今年の映画祭で最高の1本。劇場で素晴らしい映画を観た時に感じる気分」(英・BBC)、「一度見たら忘れられない社会風刺。今年のカンヌのベスト映画。監督の才能は恐ろしいほどに素晴らしい」(米・ASSOCIATED PRESS)、「ポン・ジュノ監督の最高傑作だ。怒りに満ち、最高に面白く、痛々しく、苦く甘い資本主義における共存について描いている。彼がこれまで描いてきたすべての要素が集約されている」(米・INDIEWIRE)と絶賛を贈っていた。審査員長A・G・イニャリトゥ監督ら満場一致!「ローカルな映画でありながら、非常に国際的」本映画祭コンペ部門の審査員長を務めたアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥは記者会見で、「私たちは予想のつかない展開を体験しました」と満場一致で最高賞に決定したポン・ジュノ監督の手腕を高く評価。「ユーモラスで優しく、何かを決めつけることなく現実の問題に直結していました。ローカルな映画でありながら、非常に国際的であり、“映画とは何か”という本質の理解によって、素晴らしく効果的に生み出されていました。私たちは観た瞬間からこの映画に魅了され、観た後も自分たちの中でどんどんと育っていきました」と、満場一致の理由を明かした。喜びのポン・ジュノ監督「この作品はとても特別な冒険でした」また、ポン・ジュノ監督も「まさかパルムドールをもらえるなんて思ってもみませんでした。本当に光栄です」とコメント。「私はフランス映画から多くの影響を受けて来ました。特に2人の監督、アンリー=ジョルジュ・クルゾーとクロード・シャブロルに感謝したいと思います」と言葉を続け、「この作品はとても特別な冒険でした。全てのアーティストに感謝したいと思います。そして何よりもこの作品は素晴らしい俳優がいなかったら取れなかったと思います。彼らに感謝します。私は映画が本当に好きで、12歳の頃から映画狂の青年でした。そしてまさか監督になるなんて…!本当に何にせよ、今夜この手で、私にとって大きな賞を頂けるなんて思っていませんでした。本当にありがとうございました!」と喜びいっぱいに語った。ポン・ジュノ監督は『グエムル -漢江の怪物-』(’06)が監督週間、『TOKYO!〈シェイキング東京〉』(’08)と続く『母なる証明』(’09)がある視点部門に正式出品、2017年にはNetfilx映画『オクジャ/okja』がコンペティション部門に出品され高い評価と共に物議を醸したが、今回、ついに同映画祭初受賞を果たした。『PARASITE』(英題)は日本公開も決定している。(text:cinemacafe.net)
2019年05月26日ベネディクト・カンバーバッチが魔術の力を身につけた天才外科医を演じ主演する映画『ドクター・ストレンジ』が、5月17日(金)今夜の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」で地上波初放送される。本作は上から目線の天才外科医が不慮の事故にあったことから神秘に満ちた魔術の力を身につけ、ミステリアスなヒーロー“ドクター・ストレンジ”となっていくというもの。ドクター・ストレンジは傲慢な性格の天才外科医だったが、悲劇的な交通事故で両手の機能を失ってしまう。様々な治療を受けるが回復することはなく希望を失いかけていたところ、“カマー・タージ”という治療施設の話を聞きネパールのカトマンズへ向かう。そこで待ち受けていたのは時空を操る力を持つエンシェント・ワンと弟子のモルド。エンシェント・ワンの手で“多次元宇宙”を体感したドクター・ストレンジは、彼女の元で修業を受けることになる。最初の修業は空間に異世界への“扉”を開ける“スリング・リング”を使いこなせるようになることだった。魔術を体得した彼は魔術師として成長していくのだが、エンシェント・ワンの蔵書“カリオストロの書”の破られたページを復元、“魔の魔術”の存在を知ってしまう。エンシェント・ワンたちは“魔の魔術”を駆使して世界を破滅に導こうとしているカエシリウスの一団と長年に渡って闘い続けていた…という物語。主人公・ドクター・ストレンジ役には『スター・トレック イントゥ・ダークネス』でシリーズ屈指の敵“カーン”を演じ、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』では実在の天才科学者・アラン・チューリングを演じアカデミー賞主演男優賞にノミネート。「SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁」では超人気キャラクター・シャーロック・ホームズに新しい息吹を吹き込んだベネディクト・カンバーバッチ。さらにエンシェント・ワンには『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』などのティルダ・スウィントン、モルドには『それでも夜は明ける』などのキウェテル・イジョフォー、カエシリウスには『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』などのマッツ・ミケルセンといったキャスト。なおドクター・ストレンジらマーベルのヒーローが集うMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)集大成となる『アベンジャーズ/エンドゲーム』も現在絶賛公開中だ。金曜ロードSHOW!『ドクター・ストレンジ』は5月17日(金)今夜21時~日本テレビ系で地上波初放送。(笠緒)■関連作品:ドクター・ストレンジ 2017年1月27日より全国にて公開© 2016MARVEL
2019年05月17日鬼才ジム・ジャームッシュ監督3年ぶりの最新作で、第72回カンヌ国際映画祭のオープニング作品&コンペティション部門作品として上映される『The Dead Don’t Die』(原題)が2020年の春、全国公開されることが決定した。2016年、アダム・ドライバーを主演に日本から永瀬正敏も参加、バス運転手の何気ない日常を切り取った『パターソン』、伝説のバンド「ザ・ストゥージズ」に迫る音楽ドキュメンタリー『ギミー・デンジャー』の2作を同時に発表したジャームッシュ監督。長年インディペンデント映画界に君臨してきた彼がソンビ映画を手掛けたことで、早くも世界中で話題沸騰中。キャストには、『パターソン』に続きアダム・ドライバー、本作でジャームッシュ監督と3度目のタッグとなるビル・マーレイほか、ティルダ・スウィントン、クロエ・セヴィニー、スティーヴ・ブシェミ、トム・ウェイツ、セレーナ・ゴメス、ダニー・グローバー、イギー・ポップ、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズなど、常連組から注目の若手まで、豪華な顔ぶれが集結している。日本でもスマッシュヒットした『パターソン』に続き主演に抜擢されたアダムとお馴染みのビルのオフビートなバディ感にも大きな注目が集まる本作。これまで、1984年の『ストレンジャー・ザン・パラダイス』がカメラドール(新人監督賞)、2003年『コーヒー&シガレッツ』が短編部門のパルムドールを受賞、2005年『ブロークン・フラワーズ』がグランプリを受賞し、そのほか『ミステリー・トレイン』(’89)『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』(’13)、『パターソン』などがコンペティション部門に、オムニバス『10ミニッツ・オールダー人生のメビウス』(’02)がある視点部門に出品されるなど、カンヌ常連でもあるジャームッシュ監督が、ゾンビ映画を引っさげ、ついにパルムドール受賞を果たすのか?5月14日(火)から開催される映画祭に合わせ、フランスでの公開もスタートする本作の受賞の行方と続報に注目していて。ストーリーアメリカの田舎町センターヴィル。3人だけの警察署で働くロバートソン保安官(ビル・マーレイ)とピーターソン保安官代理(アダム・ドライバー)は、いつもの他愛のない住人のトラブルの対応に追われていたが、突如、街にゾンビが出現、思わぬ事態に巻き込まれていく…。『The Dead Don’t Die』(原題)は2020年春、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年05月15日映画監督・ジム・ジャームッシュによる3年ぶりの最新作映画『The Dead Don’t Die(原題)』が、2020年春にTOHO シネマズ日比谷ほかにて全国公開される。Credit : Abbot Genser / Focus Features © 2019 Image Eleven Productions, Inc.2016年に、バス運転手の何気ない日常を切り取った『パターソン』と、伝説のバンド「ザ・ストゥージズ」に迫る音楽ドキュメンタリー『ギミー・デンジャー』を同時発表し話題となったジム・ジャームッシュ。最新作「The Dead Don’t Die(原題)」は、長年インディペンデント映画界に君臨するジム・ジャームッシュよる初のゾンビ映画として話題を呼んでいる。出演は、『パターソン』の主人公としても記憶に新しいアダム・ドライバー、本作でジム・ジャームッシュと3度目のタッグとなるお馴染みのビル・マーレイをはじめ、ティルダ・ スウィントン、クロエ・セヴィニー、スティーヴ・ブシェミ、トム・ウェイツ、 セレーナ・ゴメス、ダニー・グローバー、イギー・ポップ、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズら、常連組から注目の若手まで豪華な顔ぶれが集結。アメリカの田舎町センターヴィルで、3人だけの警察署で働くロバートソン保安官(ビル・マーレイ)とピーターソン保安官代理(アダム・ドライバー)は、いつもの他愛のない住人のトラブルの対応に追われていたが、突如、街にゾンビが出現しだし、思わぬ事態に巻き込まれていくといった内容。本作は、5月14日より開催されている第72回カンヌ国際映画祭のオープニン作品&コンペティション部門作品として上映され、ジム・ジャームッシュが初のパルムドール受賞を果たすのかにも注目が集まってる。【作品情報】『The Dead Don’t Die(原題)』監督:ジム・ジャームッシュ出演:ビル・マーレイ、アダム・ドライバー、ティルダ・スウィントン、クロエ・セヴィニー、スティーヴ・ブシェミ、ダニー・グローバー、 ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、イギー・ポップ、セレーナ・ゴメス、トム・ウェイツ提供:バップ、ロングライド配給:ロングライド2020年春 TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
2019年05月15日人によって、色気を感じる対象や傾向もさまざま。ここでは、色気の新機軸を打ち出すハリウッドのミューズを紹介します。大学で演劇や映画の歴史を学び、イタリアとイギリスへ留学。その経験を活かし、海外映画やニュースに強いライターとして活躍中の志村昌美さん。「色気のある映画女優を見ることで、精神的な興奮を感じるんです。ハリウッド女優レベルにはとうてい到達できませんが、自分の中に眠っている色気が目覚めるような気がしますし、その佇まいや振る舞いから学ぶことも多いですね。女優は、スキャンダラスなことも含めたすべての経験を演技に昇華させるからこそ、観客の心を揺さぶることができるんだと思いますし、人生すべてが色気の源になり得るのだと思います」時代とともに色気の基準は変わってきているとも。「“永遠のセックスシンボル”マリリン・モンローのようなボン・キュッ・ボンの曲線美、金髪の巻き髪といった、わかりやすい色気をもったフェロモン全開系も安定した人気をキープ中。一方で、既存の色気の枠にはまらない女優たちが続々と現れ、色気や美の概念が多様化しています」例えば、女性の地位向上が進もうとしている“今”を最も反映しているのが、『ワンダーウーマン』でブレイクしたガル・ガドット。「元ミス・イスラエルだけあって、見た目は王道のセクシー系ですが、これまで色気とは結び付きにくかった、戦う強い女性を演じ大成功を収めました」さらにはジェンダーの枠を超えて演じ分けるティルダ・スウィントン、自身のセクシュアリティを定義することなく、自由奔放に生きる姿がカッコいいクリステン・スチュワート、あどけない顔立ちと裏腹に大胆な色気を放つキャリー・マリガンを紹介します。ガル・ガドット昨年、英国男性誌で「世界で最もセクシーな女性」1位に。来年『ワンダーウーマン』続編が公開予定。「イスラエル国防軍で戦闘トレーナーをしていたリアル・ワンダーウーマン。強さを色気のいち要素として示しました。妊娠中にこなしたアクションも素晴らしい」写真・Shutterstock/ アフロクリステン・スチュワート『トワイライト』シリーズのベラ役でアイドル的な人気を獲得。「同シリーズで共演したロバート・パティンソンと交際中、監督と不倫騒動を起こしたり、次々に美女と付き合い始めたり。アイドル的な枠を飛び出してから、キャリアも開け、色気もぐっと増しました」写真・Shutterstock/ アフロキャリー・マリガン『17歳の肖像』でオードリー・ヘップバーンの再来と話題に。「純真路線でいくかと思いきや、『SHAME‐シェイム‐』では大胆な役に挑戦。幼い顔立ちの分、グラマラスな肉体とのギャップに驚きが。ブレイクは少し前ですが、今も品のある色気を持つ大好きな女優」写真・Shutterstock/ アフロティルダ・スウィントン『フィクサー』でアカデミー助演女優賞受賞。『オルランド』や『サスペリア』で男性役に。「髪型はボーイッシュ、メイクもヌーディで中性的。イメージを固定させず、役ごとに全然違う雰囲気を出せる、多面的な色気の持ち主です。ミステリアスで気高い殿上人!」写真・Visual Press Agency/アフロ志村昌美さん映画宣伝マンを経て映画ライターに。『ハリウッド男子』『ハリウッド女子』(ぴあMOOK)、『週刊SPA!』などで執筆。ananwebで連載中。※『anan』2019年4月3日号より。取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2019年03月30日ダコタ・ジョンソンやティルダ・スウィントン、クロエ・グレース・モレッツと実力派女優が豪華共演することでも話題の『サスペリア』。今回は、ダコタ演じる主人公が舞踏団で初めて友達になる少女を演じた新鋭女優ミア・ゴスに注目した。『フィフティ・シェイズ』シリーズ3部作で一躍トップ・スターとなった主演のダコタ・ジョンソン、ルカ・グァダニーノ作品の常連であるオスカー女優ティルダ・スウィントン、『キック・アス』で大ブレイク後も数多くの話題作に出演する実力派クロエ・グレース・モレッツなど、豪華女優陣が共演することでも大注目の本作。そんな才能溢れる女優陣の中で、ひと際眩しい光を放つのが若手女優ミア・ゴスだ。「ミュウミュウ(MiuMiu)」や「プラダ(PRADA)」のフレグランスの広告塔を務めるなどモデルとして活躍する一方で、2013年に奇才ラース・フォン・トリアー監督の『ニンフォマニアック Vol.2』に出演。過激なセックス描写が物議を醸した作品だが、シャルロット・ゲンズブールらに囲まれながら堂々の映画デビューを飾った。その後、『The Survivalist』(未/15)での演技が高く評価され、2015年度英国インディペンデント映画賞にて新人賞にノミネートされるなど、着実に女優としてのキャリアを重ねている。そんな彼女が『サスペリア』では“マルコス・ダンス・カンパニー”のダンサーのひとりであり、舞踏団にやってきたダコタ演じるスージーが最初に友人となるサラを演じる。「私はずっと彼の大ファンだったの。だから、ただ話をするのも、それだけで私にとってすごいことだったわ」と語るほどルカ・グァダニーノ監督の大ファンだったというミアは、自身の演じたサラが、舞踏団のカリスマ振付師であるマダム・ブラン(ティルダ)を盲信する熱烈な支援者から、不可解な出来事の原因を突き止めようとする、些細な疑惑をも見逃さない追跡者へと変化することに好奇心をそそられたというミア。「彼女は特権階級の出身で、それまで大した苦労もしないできたの。彼女をトラブルに巻き込んだのは、彼女自身の好奇心や執着のせいだっただろう、って監督なら言うかもしれないわね。好奇心で身を滅ぼしたのね」とサラのキャラクターについて意味深に告白。グァダニーノ監督も、オーディションでサラ役を勝ち取ったミアについて「正直言って、この映画の彼女は最高だったよ」とはばかることなく褒めており、まさしく実力派女優の仲間入りを果たしたといえよう。さらに彼女は『サスペリア』の撮影で「実際に、自信をつけることができた。こんなチャンスはめったにないから、お互い協力しあったの。出来上がりは信じられないほど素晴らしいものだから、期待していた以上の成果だったわね」と語り、本作がさらなるステップアップにつながったようだ。モデルに女優に大活躍のミア・ゴスから今後も目が離せない。『サスぺリア』は1月25日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:サスペリア(2018) 2019年1月25日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2018 AMAZON CONTENT SERVICES LLC All Rights Reserved
2019年01月14日70年代ドイツを舞台に、名門バレエ・カンパニー<マルコス>に巣食う禁断の秘密を、1977年公開のオリジナル版とは異なる視点で大胆にアレンジした『サスペリア』。この度、本作に出演するティルダ・スウィントンが、なんと“1人3役”を演じていることが明らかになった。『ナルニア国物語』シリーズや、『ドクター・ストレンジ』『グランド・ブダペスト・ホテル』などに出演、『フィクサー』ではアカデミー賞を受賞したティルダ。まず、ティルダが演じる1役目はマダム・ブラン。ダンサーたちから絶大な信頼を寄せられる舞踊団「マルコス・ダンス・カンパニー」を牽引するカリスマ振付師・指導者である一方、舞踊団の長老たちと共に禁断の秘密を抱えている…。2役目は、なんと性別を越えた役柄に挑戦。それは、ルッツ・エバースドルフ名義で本編クレジットされている、“82歳の男性”心理療法士クレンペラ―博士。失踪した舞踊団の主要ダンサーのひとり、パトリシア(クロエ・グレース・モレッツ)の行方を捜すうちに、舞踊団の闇に近づいていく役どころだ。特殊メイクで見事に変身したその姿に注目だ。そして3役目は…“謎の〇〇〇”に。その変貌ぶり、予想だにしない衝撃の怪演はぜひ、劇場で。4度目のタッグとなるルカ・グァダニーノ監督は「ティルダはいとも容易く、いつだって最高の演技をする。彼女には、言葉で言い表せられないほどいつも感動してきた」とティルダを絶賛。全く違うタイプの役を演じたティルダの登場シーンに期待していて。『サスぺリア』は1月25日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:サスペリア(2018) 2019年1月25日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2018 AMAZON CONTENT SERVICES LLC All Rights Reserved
2019年01月09日『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督がダコタ・ジョンソンやティルダ・スウィントンらを迎え、伝説の傑作ホラーを再構築した『サスペリア』。この度、狂喜乱舞との言葉がふさわしい本予告と日本オリジナルポスターが公開された。■伝説の傑作ホラーが鮮烈に生まれ変わる名門バレエダンス・カンパニーに巣食う禁断の秘密を、グァダニーノ監督がオリジナル版とは異なる視点で大胆にアレンジした本作。今回到着した本予告では、これまであまり明かされていなかったストーリーが浮き彫りに。トム・ヨーク(レディオヘッド)が手がける美しくも不穏な旋律のなか、心理療法士クレンペラー博士(ルッツ・エバースドルフ)が、ベルリンを拠点とする世界的に有名な舞踊団“マルコス・ダンス・カンパニー”の隠された場所に巣くってる“何か”を探すシーンから始まる。舞台は1977年。主人公は、夢と希望を胸にアメリカからやってきたスージー・バニヨン(ダコタ・ジョンソン)。カリスマ振付師マダム・ブラン(ティルダ・スウィントン)の目に留まり、直々のレッスンを続けるなか、周りでは不可解な出来事が頻発、ダンサーが次々と失踪を遂げる。失踪した主要ダンサーのひとりパトリシア(クロエ・グレース・モレッツ)の行方を聞くも、マダムは「彼女は去ったの。自らの意志で」の一点張り。不信に思ったダンサーのサラ(ミア・ゴス)は、舞踊団を捜索するなかで、隠された恐ろしい秘密に触れてしまう。映像の後半では、ダンサーたちが一心不乱に踊る様にあわせ、苦痛の叫びが響き渡る。すべてを操っているのは、一体“誰”なのか?最後に一瞬だけ映し出される悍ましい姿の正体とは?予想不可能な物語、センセーショナルでショッキングな展開を予見させ、グァダニーノ監督が生まれ変わらせた新生『サスペリア』に期待が高まる映像となっている。■ルカ・グァダニーノ監督、日本版ポスターに太鼓判「世界で一番好きかも」合わせて、日本オリジナルポスタービジュアルも完成。力強い表情をしたスージーの背後に、官能的でセンセーショナルなバレエダンサーたちとマダム・ブランが配置され、斬新なビジュアルに仕上がった。本ビジュアルを見たグァダニーノ監督は「素晴しいポスター。この日本のポスターが僕は世界のいろんなバージョンの中で一番好きかもしれない(笑)」と、そのビジュアルに絶賛し、太鼓判を押している。『サスペリア』は2019年1月25日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:サスペリア(2018) 2019年1月、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©Courtesy of Amazon Studios
2018年12月15日昨日、「東京コミコン2018」初参加のための緊急来日が決定すると、一時はトレンド入りする事態となったエズラ・ミラー。『ジャスティス・リーグ』などDCコミックス実写映画の“フラッシュ”としてもお馴染みだが、散切り頭でクリーデンス・ベアボーンを怪演した『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』を経て、最新作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』でも同役を続投している。そのPRで参加した米サンディエゴの「コミコン」では、「スーパーマリオ」シリーズに登場するキノピコのコスプレで世界中を驚かせただけに、「どんな格好で日本に来てくれるのか楽しみ」とザワつくファンたちが続出。スーパーヒーローであり、「ハリポタ」魔法ワールドを愛するオタクでもあり、自身のセクシャリティを「クィア(queer)」と断言するエズラ。そんなエズラこそ、誰よりも“ファンタスティック”な存在といえそうだ。ミステリアスで妖艶な魅力を放つ若きカメレオン俳優1992年生まれ、現在26歳のエズラは、モダンダンサーの母と出版社役員の父のもとに育ち、幼少期にメトロポリタン・オペラで声楽のトレーニングを受け、吃音症を克服。子役として舞台に立ったこともある。16歳の時、映画デビューにして初主演となったインディーズ作品『Afterschool』(原題)では、ネット動画にハマりすぎてしまう高校生を演じた。その後、「カリフォルニケーション ある小説家のモテすぎる日常」(08)、「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」(09)、「ロイヤル・ペインズ救命医ハンク」(09~11)と人気海外ドラマのゲスト出演で鮮烈な印象を放ち、注目を集めるように。カンヌ映画祭で絶賛を受けた『少年は残酷な弓を射る』(11)では、悪魔のような狂気で母親(ティルダ・スウィントン)の精神を崩壊させるミステリアスな美少年ケヴィン役を狂演、日本でも多くの女性ファンを熱狂させた。続いて、ドラッグまみれの暴走男子を演じた『アナザー・ハッピー・ディ ふぞろいな家族たち』、さらにエマ・ワトソン、ローガン・ラーマンと共演し、ゲイの青年を演じた『ウォールフラワー』でその変幻自在な魅力を開花させていく。ミア・ワシコウスカの不倫相手を艶やかに演じた『ボヴァリー夫人』、人気コメディ女優エイミー・シューマーのインターンを演じた『エイミー!エイミー!エイミー!こじらせシングルライフの抜け出し方』などが相次いで日本に上陸。そして、強大な魔力を内に閉じ込めてしまったクリーデンスを演じた『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(16)と、いたずらっ子のような新人ヒーローのフラッシュを演じた『ジャスティス・リーグ』(17)という対照的な2本の大作映画で人気を不動のものにする。「もともとDCワールドが大好きだし、それに『ハリー・ポッター』も大好きだった」と2016年の「ファンタビ」インタビューで語ったエズラは、特に「ハリポタ」の世界は「僕の人生を形成したというくらいの影響を受けていた」と公言する。クリーデンスという、愛を求め、自分は何者なのかを求める謎多きキャラクターにより深みと奥行を与えているのは、エズラ自身がこの魔法ワールドの熱烈な“信奉者”であることも大きい。コミコン&プレミア…性別にとらわれない唯一無二の存在感を発揮また、184cmというスタイルのよさから「プラダ(PRADA)」2013年秋冬メンズのキャンペーンモデルに選ばれたこともあるエズラ。だが、このところ注目を集めているのは、エズラの自己表現そのものであるファッションスタイルだ。日本のマンガやアニメ、ゲームなどもこよなく愛するエズラは、世界最大級のポップカルチャーの祭典である「コミコン」でのコスプレが大きな話題となった。コミコン初体験の2016年『ジャスティス・リーグ』のイベントには、『ロード・オブ・ザ・リング』のガンダルフの扮装に“フラッシュ”の赤いキャップで登場。翌年も同じく『ジャスティス・リーグ』で、自身も大好きだという「鋼の錬金術師」の主人公エドのコスプレで参加し、ファンを喜ばせた。コミコンハガレンの次はキノピコ!今年7月、最新作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』を引っさげた際には、ピンクのキノピコのコスプレにセクシーなレースのガーターベルトを合わせて登場し、会場を沸かせた。現地メディアの取材には「キノピコは『任天堂』のファンタスティック・ビーストだから」と語っていたエズラ。さらに、キノコ族のジェンダーは曖昧であると、かつてゲーム開発者が語っていたこととも関係があるらしく、奇抜に見えてもちゃんとエズラなりの意味があってのコスプレだった。キュートなキノピコの姿のまま、お披露目された予告映像について「萌えるシーンしかない、すごすぎ!ホグワーツ、ダンブルドア、ニフラーたくさん、(ニコラス)フラメルだよ!?」と生粋のファンと同じ反応で興奮気味に話す姿は、愛さずにはいられない。また、サンディエゴ・コミコンでは、エズラがドラムとボーカルを務めているインディーズ・バンド「Sons of an Illustrious Father」のメンバーもお揃いで、キノピオとキノじいになっていた。パリプレミアレッドカーペットがまるでファッションショーにそして、日本時間11月9日に行われたパリプレミア。フランス発祥のプレミアムダウン・ブランドの老舗「モンクレール(Moncler)」が「ヴァレンティノ(VALENTINO)」のデザイナー、ピエールパオロ・ピッチョーリとコラボした「モンクレール ピエールパオロ・ピッチョーリ(Moncler Pierpaolo Piccioli)」の2018年秋冬コレクションで登場し、またも世界をアッといわせることに。全身黒一色、それに合わせたリップ、コンパクトなフードにボリューミーなAラインのシルエットは異彩を放ち、「ガガ様みたい」「レカペがファッションショーになった」などの声が上がった。今回の最新作では、エズラ演じるクリーデンスを追ってニュート(エディ・レッドメイン)やグリンデルバルド(ジョニー・デップ)がパリに集結、“黒い魔法使い”グリンデルバルドがパリを闇に包んでしまうためか否か、同コレクションには豊富なカラーバリエーションもある中、あえての黒1択。また、寒い中でドレスを着なければならない女性セレブを慮っての衣装との意見もファンから上がっている。ロンドンプレミアヘドウィグで聖地降臨一転、「ハリポタ」「ファンタビ」のお膝元・ロンドンでのプレミアでは、真っ白なふわふわのスタイルで登場。ツンツンヘアにシルバーのラメを利かせたメイクで、フクロウの指人形も。ハリーのペットであるフクロウ、ヘドウィグに敬意を表した様子で、もはや神々しいというのか、神がかった再現性。手のひらには一面、“許されざる呪文”の1つ「アバダ・ケダブラ」の文字がぎっしりだ。これは「ジバンシィ(GIVENCHY)」の2018-19秋冬オートクチュールコレクション。そのふわふわを、エディやジョニーもひそかになでなでしていたらしい?性別、国境…あらゆるボーダーを超える存在クリーデンスからフラッシュまで演じ分けられる演技力、ミステリアスなルックス。その反面、おしゃべり大好き、周囲に気配りできる愛されキャラである素のギャップ。エズラの魅力は尽きないが、こうしたエズラのファッションは、「奇抜」「衝撃」という言葉だけでは片づけることはできない。先日アメリカで発表された「プレイボーイ」のグラビアでも、エズラはバニーの姿となり、とんでもないほどの色気を見せつけている。女性だけが体を売り物にされていいはずない、そんなメッセージも受け取れる。性別にとらわれず、ゲイでもない「クィア」を自認する彼は、「ハリウッド・リポーター」のインタビューでは複数と恋愛関係になる「ポリアモリー」についても語り、自身の「#MeToo」ストーリーとして未成年のときのセクハラ被害を告白している。自らのアイデンティティについてオープンにし、それを体現してみせる姿はセクシャリティに悩んでいたり、生きづらさを抱えていたりする人々の背中を押す。ジェンダーをはじめ、国籍も文化も、あらゆるボーダーを軽々と、“そんなものはありません”と言わんばかりに飛び越えていくエズラ。「ファンタビ」で、自分の役以外で演じてみたい役はクイニーだという。それが、エズラだ。男性も女性も隔てなく、“人”として、ただ“人”を愛する。以前、映画は「僕が知る限りで人間が実際にできる最高の魔法」と語っていたが、そんなあなたこそ、この世界を縦横無尽に飛び回る唯一無二の魔法使いではないかと思えてくる。(text:Reiko Uehara)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.
2018年11月20日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)のデザイナー、ヴィヴィアン・ウエストウッドのパワーの秘密に迫る刺激と情熱に満ちたドキュメンタリー映画『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』が12月28日より、角川シネマ有楽町、新宿バルト9ほか全国の劇場にて順次公開されることが決定。『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』© Dogwoof英国カルチャーのトップの座に君臨しながら77歳にして生涯現役を誓うヴィヴィアン・ウエストウッドは、数々の伝説を纏っている。米国アカデミー賞の授賞式では、メリル・ストリープやヘレン・ミレン、ティルダ・スウィントン、ヘレナ・ボナム・カーターなど演技だけでなく生き方までがパワフルな女優たちが、彼女のドレスでレッド・カーペットを飾ってきた。映画『セックス・アンド・ザ・シティ』でサラ・ジェシカ・パーカー扮する主人公のキャリーが着たウエディングドレスは、誰もが初めて目にするルックで一大センセーションを巻き起こす。その膝丈バージョンを作って公式サイトでネット販売したところ、一瞬で完売という記録も打ち立てた。1993年には、ドラマティックなまでにヒールの高いシューズ「スーパー・エレベイテッド・ギリー」を履いていたスーパーモデルのナオミ・キャンベルがキャットウォークで転倒。ファッションニュースのトップを飾るほど話題になり、同じ靴がロンドンの博物館に納められた。そして遂には、エリザベス女王から「デイム」の称号を授けられる。しかし、何よりもレジェンドなのは、大企業の傘下に入ることなく、77歳にして世界数十ヶ国、100店舗以上を展開する独立ブランドのトップかつ現役デザイナーという彼女の存在そのものだ。『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』© Dogwoofカメラの前に座るヴィヴィアンは、「過去の話は退屈だわ」と惚れ惚れするようなカッコよさで言い放った上で、自らの生涯について語り始める。どんな10代を送ったか、最初の結婚と出産、「世界について知りたくて」決断した離婚。セックス・ピストルズの仕掛け人として知られるマルコム・マクラーレンとの出会いと、音楽史を変えたパンクムーブメントを生み出すまでの裏話が若きヴィヴィアンの秘蔵映像と共に明かされる。そして二人目の息子の出産やマルコムとの別れ、デザイナーとしての躍進を果たした後に経営に失敗し、無一文から再出発したという衝撃的な事実も飛び出す。世界的成功までの知られざる険しい道のりが、どんな時も人生を謳歌するヒントの詰まった数々の名言と貴重なアーカイブ映像を織り交ぜながら披露される。また、25歳年下の公私にわたるパートナー、アンドレアス・クロンターラーとの関係も、息子やアンドレアス本人が赤裸々に語っている。『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』© Dogwoofさらに、音楽とファッション業界で映像監督として活躍するローナ・タッカーが3年間の密着取材で捉えたのは、ショーの直前まで続く厳しいダメ出しや、ニューヨークとパリへの新規出店を指揮する真のプロフェッショナルの姿。また、環境保護の活動家として様々な運動の先頭に立って指揮する近年の勇姿もスクリーンに躍る。一方で、特別に公開された自宅のリビングや寝室などプライベートスペースのインテリア、アクセサリーや小物、花の活け方などからは繊細な感性が匂い立つ。そこには、家庭と仕事を両立させながら、母、妻、実業家、アーティストとして、波乱に満ちた人生を逞しく生き抜いてきた一人の女性の素顔があった。そんな彼女を称えるカリーヌ・ロワトフェルド、アンドレ・レオン・タリーらファッションエディター、クリスティーナ・ヘンドリックス、パメラ・アンダーソンら女優、ケイト・モスにナオミ・キャンベルら時代を創ったスーパーモデルなど、豪華セレブも登場する。『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』© Dogwoof英国カルチャーの女王が教えてくれる、自身を強く美しく引き立てると同時に心地よく包んでもくれる「人生の仕立て方」に触れてみては。
2018年11月14日『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督が伝説の傑作ホラーを再構築した『サスペリア』。この度、新たな予告編と場面写真が公開となった。1977年に公開され、伝説のホラー映画としても名高い『サスペリア』がリメイク作品として戻ってくる。監督のルカ・グァダニーノはオリジナル版の大ファンだと公言。新『サスペリア』では、オリジナルの設定やキャラクターはそのままに、新たな視点で大胆なアレンジが加えられ、“本年度最大の問題作“として話題を呼んでいる。音楽をプロデュースしたのは、絶大な人気を誇る英国バンド「レディオヘッド」のトム・ヨーク。劇判は初である。また、主演にダコタ・ジョンソン、ティルダ・スウィントン、クロエ・グレース・モレッツの共演など、出演者の豪華さにも注目が集まる。今回公開されたティザー予告では、主人公スージー・バニヨン(ダコタ・ジョンソン)が名門バレエ・カンパニー「マルコス」を訪れるシーンから始まる。一心不乱に踊るスージー、どこか不気味なカンパニーの重鎮たち、センセーショナルなパフォーマンスを繰り広げるダンサーたち。トム・ヨークの奏でる不穏な音楽で、より観るものの恐怖心が煽られる構造となっている。さらに場面写真も一挙に公開。中でも、じっと前を見据えるスージーの姿は、何かに立ち向かって行くような印象を与える。ポスターや予告編ではオリジナル版と同じキャッチコピー「決してひとりでは見ないでください」が使われてはいるものの、本作ではまったく新しいホラー体験ができるに違いない。『サスペリア』は2019年1月よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:サスペリア(2019) 2019年1月、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©Courtesy of Amazon Studios
2018年11月12日シャネル(CHANEL)が、タイ・バンコクで10月31日、2018-19年クルーズコレクションのレプリカショーを開催した。© CHANEL 5月にパリのグラン パレにて発表された本コレクション。今回は、タイのチャオプラヤー川沿いの「Sermsuk Warehouse」に舞台を移し、このショーのために特別にセットされた「N°5埠頭」で披露された。© CHANEL ゲストには、アンバサダーのリリー=ローズ・デップ(Lily-Rose Depp)、ティルダ・スウィントン(Tilda Swinton)、キャロリーヌ・ドゥ・メグレ(Caroline de Maigret)、パク・スジュ(Soo Joo Park)、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)、ギャスパー・ウリエル(Gaspard Ulliel)を始め、タイからは、映画監督のアピチャッポン・ウィーラセタクン(Apichatpong Weerasethakul)、モデルのオークべッブ=チュティモン チュンチャルーンスクイン(Aokbab-Chutimon Chuengcharoensukying)、女優のミウ=ニッター・ジラヤンユン(Mew-Nittha Jirayungyurn)などが招かれた。© CHANEL © CHANEL © CHANEL © CHANEL © CHANEL © CHANEL 今回、バンコクでのショーを記念して、期間限定インスタグラムアカウント「@CHANEL.SabaiStyle」も開設。バックステージや、ゲストのアザーショットなど様々なコンテンツがアップされている。
2018年11月05日映画『サスペリア』が、2019年1月25日(金)に全国の劇場で公開される。『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督最新作『君の名前で僕を呼んで』で一夏の瑞々しい恋を描き、世界の映画ファンを魅了したルカ・グァダニーノ監督による最新作は、なんと伝説のホラー映画のリメイク。70年代ドイツを舞台に、名門バレエ・カンパニー「マルコス」に巣食う禁断の秘密を描いたダリオ・アルジェント監督による映画『サスペリア』を原作に、同作の大ファンだという監督が、オリジナルとは異なる視点で大胆にアレンジ。オリジナル版の監督であるダリオ・アルジェントは、本作に太鼓判を押しているほか、ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門で上映されると、上映後は観客総立ちの約8分間のスタンディングオベーションが発生。一方で、41年前のオリジナル版『サスペリア』公開時と同じ「決してひとりでは見ないでください。」というメインコピーが裏切らない衝撃的な内容から、各国で賛否両論の声が巻き起こっているという。主演ダコタ・ジョンソン、ティルダ・スウィントン、クロエ・モレッツら出演主演を務めるのは、ダコタ・ジョンソン。そのほか、ティルダ・スウィントン、クロエ・グレース・モレッツ、ミア・ゴス、ルッツ・エバースドルフ、ジェシカ・ハーパーら豪華キャストが脇を固めている。なお、ティルダ・スウィントンは、カリスマ振付師マダム・ブランと82歳の男性・心理療法士クレンペラ―博士を含む3役を演じている。トム・ヨークが初の劇伴を担当オリジナル版では、ダリオ・アルジェントと多くのコラボレーションを果たしているイタリアのプログレッシブロックバンド、ゴブリンが手がけていた音楽を全プロデュースしたのが、劇判初となるレディオヘッドのトム・ヨーク。時に呪文の様に重なり合う音楽や、恐怖や哀愁を伝えるメロディーで、作品の中に漂う不穏な空気により一層の深みを与えている。ヒグチユウコ手掛ける日本版ポスター登場画家・ヒグチユウコ手掛ける日本限定イラストポスターが登場。これまでグッチやラデュレといった有名ブランドともコラボレートした経験を持つヒグチだが、今回は『サスペリア』の為に2種類のオリジナルイラストを描き下ろした。モチーフに選ばれたのは、劇中の主人公・スージー・バニヨンと、カリスマ振付師マダム・ブラン。いずれも血を彷彿させる赤を使用したダークな仕上がりで、その世界観にグァダニーノ監督も称賛の声を送っているという。CA4LAとのコラボレーションハット『サスペリア』の公開を記念して、CA4LA(カシラ)とのコラボレーションハットが登場。1月25日(金)より、アウトレットを除く全国のCA4LAとオンラインストアにて発売される。帽子は黒いバケットハットとなっており、オリジナル版『サスペリア』から続く映画のキャッチコピー"Do Not watch Alone(決してひとりでは見ないでください。)"が書かれたピンバッジと、作品内に登場するキーワード"A mother is a woman who can take the place of all others but whose place no one else can take.(母はあらゆる者の代わりになれる存在であるが、何者も母の代わりにはなれない)"のプリントが目を惹くデザインとなっている。作品情報映画『サスペリア』公開時期:2019年1月25日(金)監督:ルカ・グァダニーノ『君の名前で僕を呼んで』音楽:トム・ヨーク(レディオヘッド)出演:ダコタ・ジョンソン、ティルダ・スウィントン、ミア・ゴス、ルッツ・エバースドルフ、ジェシカ・ハーパー、クロエ・グレース・モレッツ■CA4LAとのコラボレーションハット(SUSPIRIA × CA4LA DO NOT WATCH ALONE HAT)発売日:2019年1月25日(金)販売店舗:アウトレットを除く全国のCA4LAとオンラインストア価格:6,400円+税サイズ:1サイズカラー:ブラック問い合わせ先:CA4LA ショールームTEL 03-5775-3433
2018年11月01日『君の名前で僕を呼んで』で世界の映画ファンを魅了したルカ・グァダニーノ監督の最新作『サスぺリア』が、来年日本公開されることが決定。ティザーポスタービジュアルも到着した。■あの『サスペリア』を再構築!オスカー女優ティルダ・スウィントン、レイフ・ファインズ、ダコタ・ジョンソン、マティアス・スーナールツが危うい四角関係を織りなす『胸騒ぎのシチリア』で高い評価を得、アーミー・ハマーとティモシー・シャラメが主演し、17歳と24歳の青年の初めての、そして生涯忘れられない恋の痛みと喜びを描いた『君の名前で僕を呼んで』も大きな話題となったグァダニーノ監督。今回監督が挑戦したのは、あの伝説の傑作『サスペリア』(’77)の再構築。今作においてもタイトルはそのままに決定した。70年代ドイツを舞台に、名門バレエ・カンパニー<マルコス>に巣食う禁断の秘密を、オリジナルとは異なる視点で大胆にアレンジした本作は、本年度のヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門で上映されるや、上映後は観客総立ちの約8分間という圧巻のスタンディングオベーションとなるも、予想を超えるほどの衝撃的すぎる内容ゆえ、歓声と怒号の入り混じる賛否両論が巻き起こり、レビューサイトでも様々な議論が飛び交うなど、大きな話題に。また、オリジナル版の監督であるダリオ・アルジェントも本作を絶賛し、試写でいち早く観たクエンティン・タランティーノ監督は、その完成度の凄さに涙しながらグァダニーノ監督にハグしたほど。そして、全米では先週10/26より2館で限定公開され、館アベレージ8.9万ドル(1館平均)の特大ヒットを記録!今年2018年公開の全映画の中でも群を抜いてのNO.1スタートとなった。来週末には250館の拡大公開となり、更なる注目が集まっている。■「決してひとりでは見ないでください。」到着したティザーポスタービジュアルは、真っ赤に染まった空間の中に、タイトルの頭文字“S”が毒々しく浮かび上がり、すでに恐ろしい雰囲気が漂った一枚に。またメインコピーの「決してひとりでは見ないでください。」は、41年前のオリジナル版公開時と全く同じものを採用。今回は文字が逆になるなどいびつな表現がされており、何かを表すものなのか、とても気になる。■ダコタ・ジョンソン&クロエ・グレース・モレッツが出演!キャストには、『フィフティ・シェイズ』シリーズのダコタ・ジョンソン、『ナルニア国物語』シリーズのティルダ・スウィントン、オリジナル版の主演を務めたジェシカ・ハーパー、『キック・アス』シリーズや『フィフス・ウェイブ』のクロエ・グレース・モレッツ、ミア・ゴス、ルッツ・エバースドルフが参加。劇判初となるレディオヘッドのトム・ヨークが音楽を全プロデュースしている。なお、本作公開前の12月にはグァダニーノ監督の来日も決定。プロモーションでの来日は今回が初となる。『サスぺリア』は2019年1月よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年10月29日