イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE INC.)が展開するブランド「ハート(HaaT)」が、日本で作るテキスタイルに焦点を当てた企画展「Heart in HaaT」テキスタイル展を5月21日から27日まで、昨年の東京展からの巡回として、福岡・福岡市のレソラ天神5Fレソラホールで開催する。「ハート」は、テキスタイルデザイナーの皆川魔鬼子とハート企画チームが2000年に立ち上げたブランド。ブランド設立時より日本で作るテキスタイルにこだわりをもち、日本の産地と協力しながら、新しく開発した技術を現代の服に生かしてきた。本展は、昨年の8月に東京で開催された展覧会が福岡に巡回するもの。00AWから最新の14AWまで、15年にわたるブランドアーカイブの中から厳選した服や小物を通して、シーズン毎に開発してきた新しいテキスタイルの魅力を紹介。ルーペのように糸や技法の細部を拡大したように見ることができ、しずくや水滴をイメージした展示など、今まで見たことのないアプローチから、テキスタイルの制作技法を紹介する。23日14時からはトークイベントを開催予定。また8月には大阪への巡回を計画している。【イベント情報】「Heart in HaaT」テキスタイル展会期:5月21日~ 27日会場:レソラ天神5Fレソラホール住所:福岡県福岡市中央区天神2-5-55時間:11:00~18:00
2015年05月14日テキスタイルデザイナーでアーティストの氷室友里の個展「TREASURE HUNT」が、5月8日~12日まで原宿のギャラリー「ロケット(ROCKET)」で開催される。氷室友里は遊び心の詰まった作品を展開するテキスタイルデザイナー。芝生を表現したテキスタイルでは、緑の芝部分を刈るように表面をハサミで切ると、中から動物が現れる。冬の情景が描かれた作品では、角度を変えて見ることで、雪が積もる前と後の絵柄に変化するなど、ユニークな仕掛けを施したテキスタイルを制作している。ウィメンズ向けのハンカチブランド「スイミー(swimmie)」とのコラボレーションでは、柄が透けて見え隠れするプリントハンカチシリーズも発売した。同展では“TREASURE HUNT”をテーマに、氷室友里ならではの不思議なテキスタイルを用いたアイテムを展示。ラグマットやハンカチなどの新作は受注販売が行われ、アーカイブアイテムはその場ですぐに購入して持ち帰ることも出来る。また、今回のために制作した巨大なラグも展示。その他、パネルサイズと柄位置が選べるファブリックパネルのセミオーダーも実施予定だ。また、ギャラリー1階はクリエーションチーム、mimosaが空間演出を担当。氷室友里とmimosaによるコラボレーションで、ドライフラワーにもなるブーケ(2,500円)を発売する。なお、ブーケは先着40名までウェブサイトにて予約を受け付ける。更に、9、10日にはmimosaが母の日のギフトにぴったりなラッピングを用意して、“出張お花屋さん”を実施。初日に開催するオープニングパーティーでは、山フーズによる展示内容に合わせたスナックやドリンクが展開される。【イベント情報】「TREASURE HUNT」■会場:ロケット■住所:東京都渋谷区神宮前6-9-6■会期:5月8日~12日まで■時間:12:00から20:00まで
2015年05月04日フィンランドの老舗・マリメッコのテキスタイルデザイナーとしても知られる鈴木マサルの展覧会「鈴木マサルのテキスタイル 傘とラグとタオルと」が、5月12日(火)~24日(日)の期間、港区西麻布の「ギャラリー べイン /ギャラリー MITATE」にて開催される。2012年から3年間にわたり開催された「鈴木マサル傘展」は、鮮やな色彩と大胆なカラーブロックが印象的なオリジナルテキスタイルの傘を発表して話題を集めてきた。今年はさらに、傘で“持ち歩く”だけでなく、空間、生活シーンにまで独自のテキスタイルの世界を広げて、雨の日の憂鬱な気分を変えてくれるような楽しい傘のほか、一枚のアートを飾るようなラグや、毎日使うことが楽しくなるようなタオルまで展開する。展覧会の会場では、作品展示のほか、新作を中心とした傘、ラグ、タオルの販売も行われる。また5月16日(土)には、spoken words project の飛田正浩氏を迎え、ジャンルを超えたテキスタイルを語るトークショーも行われる。定員30名、要予約、参加費は無料。(text:Miwa Ogata)
2015年04月19日ロエベ(LOEWE)がテキスタイルデザイナー、ジョン・アレンとのコラボレーションコレクションを15SSコレクションの一部として4月15日から限定店舗で発売する。同コレクションでは、ジョン・アレンの作品「落葉」「コーニッシュハーバー」「カンブリアのピンクハウス」にフォーカスし、トートバッグ、ダッフルバッグ、スカーフ、ラージビーチタオルのプリントに採用した。サンドやザクロ、ブルー、ピンクと鮮やかな色彩が織り成す牧歌的な作品が、カーフレザーやエキゾチックレザーのウオレットやパース、またエスパドリーユ、ポーチに落とし込まれている。またこれを記念し、ロンドンのウッドフォードにあるアレンの自宅を撮影した写真とロングインタビューを収めた書籍を出版し、限定1,200部をロエベブティックで販売する。因みにロエベクリエーティブディレクターのジョナサン・アンダーソンは自身のシグニチャーブランドでもジョンとコラボしている。カルチャーを意識した現代のメゾンとしてロエベを主張しつつ、モダンで真摯なクラフツマンシップを通して、様々な専門的技術を、過去、現在、未来へと受け継いだ新たなコレクションが完成した。
2015年04月14日3月18日から20日まで開催された世界最大規模の国際アパレルファブリック&アクセサリーの専門見本市「インターテキスタイル上海アパレルファブリックスースプリングエディション2015」では、ここ数年の注目であった「エコ」「ハイファッション」「デザイン」というトレンドが更に顕著に表れた。デザインスタジオが集結する「Verve for Design」ゾーンには、前回の4割増となる13社がオーストラリア、中国、フランス、イタリア、イギリスなどから出展し、スペースは2倍状に拡大。書籍コーナーはデザイン資料を求めて連日にぎわいを見せ、中国市場のデザインへの注目の高まりを伺わせた。イギリスから出展したサークルラインは、「目新しいデザインを求めて、他にないものを高くても買うバイヤーが増えた。手書きのデザインやギミックが効いたデザインなどが人気。」と同社社長。今春より日本でのビジネスも拡大していくという。欧州からパビリオンとして参加している「サロンヨーロッパ」と「ミラノウニカ」では、メンズのハイファッション向けのプレミアム素材を中心に取りそろえる。1993年から毎シーズン参加ているイギリスのHield社によると、「カジュアルなスタイルへの注目など中国市場の変化を感じる。ヨーロッパのトレンドにも沿いつつ、中国独自のアイデンティティと若いクリエーティブな感覚がミックスされてきている。私達にとってアジアでは日本が今一番大きな市場だが、近年中に中国も日本と同様の成熟を見せると予想している」という。また、エコ素材に着目した「All About Sustanable」ゾーンも拡大。環境コンサルティング会社や調査会社、エコ素材への取り組みに積極的なスポーツブランドなどが出展した。メッセフランクフルトの担当者・ベルント・ミュラー(Bernd Muller)氏は、「エコは中国市場におけるホットトピックの一つで、法律の整備も進んでいる。中国は生産国としても消費国としても巨大で、アパレル関連の廃棄量は毎年2,000万トンにもなる。SNSなどを通して消費者の環境問題への注目も広がり、NGOの活動も活発になっているので、今後もこの分野は注目されていくだろう」と語る。今回、バイヤーだけでなく他の出展社へのアピールを狙い、ボードを使った展示を拡充。会場内にセミナースペースも設けられた。スイスから参加したブルーサイン・テクノロジーズ(Blue Sign Technologies)もブースやセミナーで同社のビジョンやサービスを紹介。世界各国の企業の環境への取り組みを伝えながら、環境への配慮もビジネスの一部として考えていく大切さを強調した。「アウトドアやスポーツなど他業界に比べ、テキスタイル業界の環境への注目はまだまだ遅れているがムーブメントは感じる。たくさんの水や化学を必要とするテキスタイル業界こそ、マインドを変えていかなければならない」とセミナーで訴えた。ミュラー氏は、今後もサスティナビリティ分野への需要が高まるとし、次回はカンファレンスの実施なども予定しているという。
2015年04月07日世界最大規模の国際アパレルファブリック&アクセサリーの専門見本市「インターテキスタイル上海アパレルファブリックス―スプリングエディション2015」が3月18日から20日までの3日間開催され、過去最高の盛況を記録した。今回は、初めて会場を国家会展中心(上海)(National Exhibition and Convention Center)へ移し、三つのアパレル・テキスタイル関連見本市「ヤーン・エキスポ」「PH バリュー」「中国国際服装服飾博覧会(CHIC)」が同時開催。合計6万2,000人以上が88の国と地域より来場する盛況ぶりとなった。出展社数は24の国と地域から2,637に及び、昨年の約2倍となる10万平方メートルの会場に集結した。日本からは、19社が集うジャパンパビリオンとして春展に初参加。韓国・台湾からの出展も増え、それぞれ101社、49社が参加しスペースも拡大した。今回の盛況を受け、イタリアのテキスタイル見本市「ミラノウニカ」もインターテキスタイルとの2017年春までパートナーシップ契約の延長を決定している。同見本市を主催するメッセフランクフルト香港のシニア・ゼネラル・マネージャーのウェンディ・ウェン(Wendy Wen)氏は、「インターテキスタイルは、アジアにおいて、ハイエンドなアパレル素材と副資材を得られるベストなプラットフォームとなりつつある。プレミアム・ウール・ゾーンやデザインゾーンなどのカテゴリーを設けることで、よりプレミアムなサプライヤーを惹きつける努力した結果だと思う」と語る。ジャパンパビリオンを主催する一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構(JFW)の川島朗JFWテキスタイル事業事務局長は、「予想以上の集客があった。CHICを始め他の見本市との相乗効果も要因だと思う。中国市場には停滞が見られるが、生き残りをかけ他社との差別化を図るために高額だが付加価値のある日本の素材が注目されたり、(日本のメーカーが対応可能な)小口での発注が増えたり、日本のメーカーにとって有利な状況にもなってきている。ビジネスのトレンドが変化しているので、それに対応する柔軟性、クオリティーや納期の確実性、安全性なども日本のメーカーの武器となりうる」と話す。実際に、宇仁繊維では、本見本市のために色展開を増やし、染色やプリントなどを短期で出荷・納品する体制を整えた。サンウェル(上海)では、来場者数が昨秋の倍を記録、連日200から250のバイヤーが中国だけでなくヨーロッパやアメリカからも訪れたという。また、今後の中国におけるメンズ市場の拡大を見据えて、メンズ向け商品の提案に力を入れる企業も複数見られた。次回の秋展は10月13日から15日まで同会場で開催される。
2015年04月07日1968年創業、デンマークを代表するテキスタイルメーカー「クヴァドラ(KVADRAT)」から、プレミアムラインとして2014年3月にデビューしたテキスタイルコレクション「クヴァドラ/ラフ・シモンズ(KVADRAT / RAF SIMONS)」の新作が世界に先駆けて東京で発表された。イスやソファなどの張地となるハイエンドなテキスタイルコレクションと、クッションとスローのアクセサリーコレクションで構成される同コレクション。会場では、新作テキスタイルを纏った名作家具とラフ・シモンズの15-16AWコレクションも併せて展示された。新作は、ブークレ織からインスパイアされ、ストライプの上に点が散りばめられた「ノイズ(Noise)」、淡いカラーのストライプの下からダークカラーが陰影のようにのぞく「マサイ(Masai)」、多色がミックスされた背景の上にストライプが走る「シロッコ(Sirocco)」の3種。綾織の特長を生かしながら、異なるムードを持つ色達のコントラストを楽しむデザインだ。「綾織りのパターンは、多彩な色とすっきりとした線を融合するのに完璧な構造。そして、新鮮な印象をもたらす。さまざまな素材の糸と複数の撚糸を組み合わせることで、深みが生まれるだけでなく、はっと驚くような色とパターンを表現することが出来た」とラフは語る。第1弾のコレクションと合わせて14シリーズのテキスタイル、33種類のクッション、3種類のスローで構成される同コレクションは、カッシーナ・イクスシー各店と東京・六本木のリビング・モティーフで購入出来る。両者のコラボレーションは、ジル・サンダーの11-12AWコレクションで、当時クリエーティブディレクターを務めていたラフがクヴァドラのテキスタイルを採用したことがきっかけで実現。クヴァドラのCEOのアンダース・ブリエル(Anders Byriel)の提案により、ラフは自身初となるインテリア界でのコラボプロジェクトを始動することになった。「ラフはインテリアや素材、技術への造詣が深く、何より、最先端の嗅覚を持ったクリエーター。『クヴァドラ/ラフ・シモンズ』は、我社に新しいカテゴリーのビジネスをもたらしてくれた。織り方から色、素材に至るまですべてラフのアイデアで、今季は更にエッジィなデザインが誕生した。ファッション性だけでなく、10年、20年と使う家具のためのテキスタイルであることも考え抜かれている」とブリエル。更に「顧客はヨーロッパや、コンテンポラリーデザインへの需要が高まる北米が中心だが、今後は青山のショールームを中心に日本市場でのビジネス拡大を計画している。日本には我々のデザイン性を理解してくれる顧客が多く、大きな可能性を感じている」と同氏。今後の日本での戦略を聞くと、「クリエーティブな人々との文化的な交流を通じて、ローカルなコミュニティーを築きながらブランディングしていくのが、クヴァドラというクリエーティブ企業ならではの戦略だ。今後日本のアーティストや建築家とのコラボも計画しており、ミラノサローネなどで世界に向けて発信して行く。オンラインも含めた顧客とのコミュニケーションも強化して行く」と話してくれた。クヴァドラの今後の日本での挑戦に注目だ。
2015年04月06日テキスタイルの廃棄量削減に取り組むウォーンアゲイン(Worn Again)社が、「ケリング(Kering)」「H&M」とパートナーシップを締結した。イギリスを拠点とする同社は、廃棄されたテキスタイルを消費者向け製品にリサイクルする企業として05年に創業。これまでに、「ヴァージンアトランティック」や「ユーロスター」「マークス&スペンサー」などのブランドとともに、テキスタイルの廃棄量削減に取り組んできた。同社ではこの度、廃棄された衣料からポリエステルやコットンだけを分別し、それを化学的に抽出するという新たなテクノロジーを開発。これにより、回収した混合繊維の分別や、染料や科学物質の除去といった問題を解決している。今後はケリング、ケリング傘下の「プーマ(PUMA)」、H&Mが抽出された繊維を元に、新たな生地や衣料を生み出していく予定だ。ケリングのチーフサステナビリティオフィサーであるマリ=クレール・ダヴォは、「今回のコラボレーションは、テキスタイルの廃棄量を減らすと同時に、ケリングのスポーツ&ライフスタイルブランドで使用するサステイナブルな原材料を、新しいかたちで調達するための抜本的な解決案を提示するもので、革新の好例であると言えるでしょう」と語っている。
2015年04月01日世界最大規模の国際アパレルファブリック&アクセサリーの専門見本市「インターテキスタイル上海アパレルファブリックス―スプリングエディション2014」が今年も3月18日から20日までの3日間に渡り開催される。会場は今回から国家会展中心(上海)(National Exhibition and Convention Center)へ移り、2014年春の2倍にあたる総面積10万平方メートルに拡大。24の国と地域から2,500を超える出展者を予定している。ヨーロッパからは、イタリアのミラノ・ウニカ・パビリオン、ポルトガル・パビリオン、ドイツとフランスの各ゾーン、「プレミアム・ウ-ル」ゾーンなどが集う「サロンヨーロッパ」が出展。アジアからは日本、韓国、パキスタン、台湾のパビリオンならびにインドのコットンテキスタイル輸出促進協議会パビリオンが出展し、中国国内からは約2,000 組が参加する。その他、各国のデザイン・スタジオがユニークなデザインを持ち寄る「ヴァーブ・フォー・デザイン」ゾーンや、環境への意識が高い企業や持続可能な製品、テクノロジー、サービスを紹介する「オール・アバウト・サステナビリィ」ゾーンなどが注目を集める。関連プログラムも多数用意されており、トレンド・フォーラムや中国国内外の講演者によるセミナーでは、デザインとトレンド、テクノロジー、マーケット情報、事業戦略などがテーマとして用意されている。また、三つのテキスタイル関連見本市「ヤーン・エキスポ春期」「PH バリュー」「中国国際服装服飾博覧会」も同時開催となる。
2015年03月09日「インターテキスタイル上海アパレル・ファブリックス-2014年秋」では、日本もパビリオン「Japan Pavilion 2014」を中心に各社が出展。日本からテキスタイルトレンドを発信した。会場では連日、日本ならではの高付加価値商品を求めて、多くのバイヤーが足を運んだ。12回目の参加となる東洋紡は、アクリル素材をメインに、中国のインナー用途に素材提供。スポーツやホームウエアへの需要増を受けてインドネシアやベトナム、台湾など海外生産オペレーションを強化している。世界初の吸湿発熱性繊維や、徐々に注目を集め始めているという除菌繊維などを紹介。「日本ゾーンには、高くても他にはない高品質やユニークな素材を求めてくる。世界で戦うには、日本らしさ、東洋紡らしさを出していきたい。中国の若者ファッションへの意識が変化しており、インナーなど見えないおしゃれにもこれから気を使うようになると予想している」と担当者。東レは、主力であるエクセーヌやニットなど最新の素材をそろえた。パリコレクションに参加している著名ブランドが使用する素材にも注目が集まった。担当者は「前は値段を聞いただけで帰ってしまうバイヤーが多かったが、今は商談になる。高い機能性や感性が受け入れられるようになった。まだまだこの分野には伸びる余地がある」という。モリリンの担当者も、「日本の素材は高いが他にはないものがあるので人気が高い。海外オペレーションビジネスも好調で、3年目を迎えるベトナムでは2年目に黒字を達成。今年バンコクに拠点を開設し、素材開発から行う。インドネシアでも今年再開した」と話す。齋栄織物は今秋、中国のテキスタイル市場で最も権威ある賞の一つである、China International Fabrics Design Competitionで「Prize for Best Colour Application」と「Putstanding Prize」をダブル受賞。繊細な薄いシルクテキスタイルはブースでも手に取る人が多く、「高価な素材も受け入れられる土壌が整ってきた」と同社。「中国市場全体は伸び悩んでいるが、本物志向になってきたのを感じる。消費者も目が肥えてきたのではないか」と語るのは旭化成の担当者。ベンベルグは欧米中心に人気が持続しており、中国でも様々なブランドが採用している。蝶理も、「去年よりも引き合い多く、商談スペースが足りないほど。春展にも出展して、商品の見せ方などいろいろ工夫していきたい」と中国市場へ期待を寄せる。瀧定名古屋は、「メンズライクなものや、スポーティーなテイストがトレンドで、ダブルジャカードや段ボールニットなどが好調。数年前は中国と日本でトレンドに差があったが、今はほぼ同じ」という。今回が初出展となったのはセイレン。会社として、グローバル化の取り組みの一つとして参加を決め、中国の見本市に出展するのも初だという。予想以上の反響で、客足が途絶えず、好調な滑り出しとなった。今秋上海事務所も営業を開始した。三菱ファッションも初出展。独自開発の素材を紹介。機能素材と天然素材の二つをテーマに、高い付加価値商品を紹介している。欧米からのバイヤーも約3割を占めた。服飾資材を扱う嶋田商事は、スポーツの要素をタウンユースへ採り入れ、圧着ファスナーや反射材を取り入れたデザインを提案。ブースでは、展示品の側に記載されているバーコードをスマートフォンで読み取ると各商品の詳細説明を見られるという仕組みを導入。今後オンラインでのサンプル発注システムなども検討しているという。
2014年12月19日「インターテキスタイル上海アパレル・ファブリックス-2014年秋」で注目のキーワードとなったのは、「エコ」「デニム」「デザイン」。中でも、「サスティナビリティのすべて(All About Sustainability zone)」と題されたゾーンでは、アパレル界にもグローバル規模でサスティナビリティの波が到来しているのを予感させた。同ゾーンには、リサイクル再生素材や天然素材を用いた素材を展開するメーカーが出展した他、サスティナビリティに関するコンサルティング会社など35社が出展。サスティナビリティーに関する知識や業界動向などの情報を提供する「教育」ゾーンと、既製品を展示する「ecoBoutique」ゾーンも設けられた。「メッセ・フランクフルトでは、“サスティナビリティ”に約6年前から注目している。昨年同展で行ったプレゼンテーションも好評だったので、今年は更にサスティナブルなビジネスモデルを追求すべく、規模を148%に拡大した。素材そのものだけでなく、その生産工程から最終製品に関する展示も行うことで、アパレル業界のすべての生産者に向けて提案しているのが特徴。技術向上に伴う品質の向上やコストの低下により、これからますます発展していく分野だと確信している」と同見本市を主催するメッセフランクフルトベルント・ミュラー氏。来年3月の春展でも同企画を実施予定という。日本からは、蝶理が出展。染色工程におけるサスティナビリティへの取り組みや、セルロースを原料とするトリアセテートを混合した機能素材などを紹介。ecoBoutiqueでは、米国のユニファイ(Unifi)が、100%リサイクルポリエステル素材を使用したスポーツウエアを展示した他、サスティナブルファッションの普及を目指して2011年よりNGO団体「Redress」が開催しちている「EchoChic Design Awards」の受賞作品も並んだ。スイスに本社を置くブルーサイン・テクノロジーズ(Blue Sign Technologies)は、商品の生産工程におけるサスティナビリティ施策の提案を行うコンサルティング会社。ブルーサイン認証という独自の基準もさまざまな企業で取り入れられている。同社のアジア担当者によると、アウトドア・スポーツメーカーは既に積極的な取り組みが見られるが、アパレル業界でも興味を持つ企業が増えているという。会期中行われた、中国と東南アジアのアパレル市場に関する国際会議でも、各団体の代表より、中国のアパレル市場の成長鈍化が懸念される中、その突破口としてエコやオーガニックなどが注目されているという指摘が上がった。また今回、中国で近年テキスタイルデザインへの需要が急増しているのを受け、デザインスタジオが集まる「ヴァーヴ・フォー・デザイン(Verve for Design)」ゾーンの規模も昨年より56%拡大した。イタリア、スペイン、イギリス、オーストラリアなどから21のデザインスタジオが参加した。「中国のブランドがハイエンドでグローバルなブランドへと成長するためには強い個性を持ったクオリティーの高いデザインが必要。プリントと刺繍を組み合わせたアーティスティックなデザインや、欧米のトレンドに沿うようなデザインが人気」と話すのは、イギリスのデザインスタジオ「サークルライン(Circleline)」。他社に比べ高めの価格設定ながら初日からブースは盛況となった。なお、今後は日本市場への進出も目論んでいるという。デニムについても、近年の需要の高まり設け、「ビヨンド・デニム(Beyond Denim)」スペースも25%拡大。フランスの「ネリーロディ・エージェンシー」がデザインした新ホールでは、最新のデニムデザインのトレンドや加工技術が紹介された。
2014年12月18日世界最大規模の国際アパレルファブリックス&アクセサリーの専門見本市「インターテキスタイル上海アパレル・ファブリックス-2014年秋」が中国・上海10月20日から23日までの4日間に渡り開催された。第20回目を迎える今回は、出展者数・来場者数ともに過去最高を記録。新国際博覧中心の約17万平方メートル超の会場に、30の国と地域から3,844社が出展し、93の国と地域から7万1,138人が訪れる盛況ぶりとなった。初日に開催された記者会見では、メッセフランクフルト アジア・ホールディングのステファン・ブールマ社長が、「20年前に12ヶ国から130の出展社が集まり、始まった同見本市が世界最大規模へと成長した」と感慨深げに語った。また、賃金の低下や原材料の高騰などにより、中国のアパレル市場の成長鈍化が心配されているが、消費者の関心が価格ではなくクオリティーへとシフトしつつあることや、技術革新などにより、今後もビジネスチャンスが期待出来ると強調。同じく初日に行われたミラノウニカの記者会見でシルヴィオ・アルビーニ会長は、直近6ヶ月間でイタリアから中国への服地の輸出が約13%減少したことに触れつつも、「中国が巨大で重要な市場であることには変わりはなく、ミラノウニカゾーンを訪れるバイヤーも毎回増えている。イタリアの素材にはクオリティー、革新、そしてカスターマーサービスという比類ない強みがあり、欧州を代表する生産地として、十分な競争力を持っている」と今後のビジネス拡大に意欲を見せた。なお、ミラノウニカのパビリオンには128社が出展。ウール、カシミア、シルクなど、イタリアメーカーならではの高級素材が並んだ。2015年3月開催の春展より、虹橋空港近くに建設中の中国博覧会展総合体に場所を移し、2014年春展の約2倍となる10万平方メートルの会場でインターテキスタイル・ホーム・テキスタイルやヤーン・エキスポと同時開催する。
2014年12月17日メサゴ・メッセフランクフルトは、2015年1月14日から17日まで世界最大のホームテキスタイル及びコントラクトテキスタイルの国際見本市「ハイムテキスタイル」を開催。5月4日から7日にかけては、テキスタイル及びフレキシブルマテリアルの加工に関する国際見本市「テックスプロセス」を開催する。会場は、両見本市ともドイツ・フランクフルト国際見本市会場。ハイムテキスタイルは、昨年2,714社が出展し、見本市における出展者数の新記録を更新した国際見本市。今年は、ホームテキスタイル分野に「東レ」、 「ボラス・コットン(Boras Cotton)」、「エプソン・ヨーロッパ(Epson Europe)」などが、ハウステキスタイル分野に「アンダーセン・テキスタイル」、「bb & dd」、「EGヘイルド」などが新たに出展することが決定した。これまでに参加経験のある「ディアス・サンプロテクション」や「C-ENG」なども復帰し、更なる勢いを見せる。展開される製品は、ウインドウデコレーションや室内装飾、フローカバリングを始め、壁紙、ブラインド、バス、ベッド、テーブルなどに向けたテキスタイル。幅広い分野の製品展開に加えて、トレンドプレゼンテーションや関連企画、国際的なアワードなども合わせて実施される。中でも、今回の目玉となるのが、「テーマパーク」をテーマに2015-16年のトレンドを発信するエリア(ホール4.0)。成長分野であるデジタルプリントなどの製品を始め、同見本市でも特に革新的な製品や最新トレンドを意識した製品がそろう。更にデジタルテキスタイルについてのカンファレンスやプレゼンテーション「マテリアル・ギャラリー」を始めとした様々な企画も開催。カン ファレンス・スペースでは、有名な専門家による講演や、デザインスタジオ監修のプレゼンテーションも行われる。また、Galleria1の「グリーン・ビレッジ」は、サステナビリティについての情報を集めるためのスペースとなる。1月14日には「レクスチャー・スクエア」でオンラインビジネスのマーケティングについてのセミナーを、1月16日には環境問題に対する講演や同方針を持つ企業と交流出来るグリーン・ツ アーを展開。更に、テキスタイル、サステナビリティ、デザインをテーマとしたコンペティション「ヤング・クリエーションズ・アワード:アップサイクリング 2015」も開かれる。他にも、恒例企画「New & Next」では、次世代のクリエイティブなデザインアイデアを発表。初の試みとしてスタートアップ企業と若手デザイナーによる展示が披露される。一方、3回目の開催となる今回のテックスプロセスでは、“ファッション業界の強力なソフトウェアソリューション”に注目。ITセクションのエリアでは、3D視覚化、 RFID、スマートファクトリー、AR、デジタルフィッティングといったITの先端技術を応用したソリューションが、ファッション・アパレル業界に向けて紹介される。デザインや製品開発におけるオートメーションテクノロジーや、編み機、品質管理や研究開発に関わる製品を始め幅広い製品が出展予定。前回の開催では、330社が出展し、98の国々から2万人が来場した。尚、今回もテクニカルテキスタイルと不織布の国際見本市「テクテキスタイル」も同時開催となる。
2014年12月01日フィンランド発、世界中で大人気のライフスタイルブランド「マリメッコ」。なかでも、大きなお花が愛らしいウニッコ柄は「マリメッコ」を代表する人気デザイン。そんな “ウニッコ” は、実はアラフォー女子の大先輩!今年、誕生50周年を迎えました。大人女子こそ “ウニッコ” をケシの花をモチーフにした “ウニッコ” はとてもキュートですが、キュートだからといって、決して子供や若者だけものではありません。大人の女性だからこそ、ファッションやインテリアにセンス良く取り入れることができるのです。 “ウニッコ” といえば、赤、青、黄色と鮮やかなものから、深い緑色やモノトーンといったシックなものまで、カラーバリエーションも豊富。今年は “ウニッコ” の50周年アニバーサリーファブリックも登場しました。アイデア次第で自由自在に使えるので、こんなふうにテーブルクロスとして使用すれば、手軽にセンス溢れるダイニングに早変わりします。 バツグンの存在感!マリメッコの大人可愛いワンピース >>続きを読む 存在感バツグン!大人可愛いワンピースもちろん「マリメッコ」には、 “ウニッコ” 以外にもステキなデザインがいっぱいあります。バッグやポーチなどの小物から取り入れるのももちろん良いのですが、大人女子におすすめなのは、ファッションとインテリアまわりに大胆に取り入れるstyle。ファッションでは、この秋冬のコレクションにも大人可愛く着こなせるデザインの洋服が揃っています。特にワンピースは一枚でばっちりの存在感! お皿やマグカップなどの、ホームコレクションも充実 >>続きを読む テーブルウエアやホームコレクションも充実ホームコレクションも充実している「マリメッコ」。おもてなしにもぴったりな、お皿やマグカップなどの食器類、トレイやランチョンマットもデザインの種類が豊富です。 エプロンとミトンなど、別々のアイテムの柄をお揃いにしたり、色違いで揃えたりしても、統一感があってステキですよね。 クッションカバーやベッドカバーのファブリックもおすすめ >>続きを読む ファブリックでインテリアを大胆に変えてみようリビングで使うアイテムにも注目です。まずはクッションカバーをアクセントに。そして、部屋の雰囲気を印象づけるカーテンには、お気に入りのデザインのファブリックを思いきって使用してみるのもおすすめです。 ベッドルームはやはり癒しの空間。ゆったりとくつろげる、落ちついた色合いのベッドカバー&ピローケースをセレクトしてみてはいかがでしょうか。 今後の展開もまだまだ楽しみな “ウニッコ” をはじめ、デザイン性に優れた様々な柄、アイテムで私たちのライフスタイルを彩る「マリメッコ」。オシャレ&大胆に取り入れて、大人女子力をワンランクアップさせてみませんか?
2014年11月05日ローランド ディー.ジー.(ローランドDG)は10月6日、衣服やインテリア用品などのテキスタイル(布地)への印刷に特化したプリンタの新ブランド「Texart」の立ち上げと、その第一弾製品「RT-640」を発表した。「Texart」ブランドの第一弾製品となる「RT-640」は、テキスタイルに求められる鮮やかな発色にこだわった昇華転写方式のプリンタ。同社が培ってきたノウハウを活かしながら、製品本体、インク、インクシステム、出力用ソフトウェアをテキスタイル向けに一から設計したという。専用インク「Texart ink」は、CMYKLcLmにオレンジとバイオレットを加えることで、最大8色のインク構成で色域の拡大を実現。また、出力用ソフトウェアには、スイスのErgoSoftが専用に開発した「ErgoSoft Roland Edition」が用意された。印刷幅は最大1615mm、印刷ドット解像度は最大1440dpiとなっている。発売は欧州、北米で2014年中、その他地域では2015年を予定しており、発売後1年間で700台の販売を目指すとのこと。同社は、2013年5月に発表した中期経営計画の中で、成長戦略の1つとして「デジタル印刷技術を最大限に活用した新たなソリューションの提供」を掲げており、デジタル印刷のソリューションを活かせる分野として、テキスタイル向けの印刷市場に着目し、同分野での事業拡大を目的に、2013年10月にテキスタイル事業部を新設した。
2014年10月06日イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE INC.)が展開する「ハート(HaaT)」が、日本で作るテキスタイルに焦点を当てた企画展「Heart in HaaT」テキスタイル展を9月8日まで、東京・港区のLA COLLEZIONE3階で開催している。ハートはテキスタイルデザイナー皆川魔鬼子と企画チームによる「テキスタイルから発想する」ブランド。2000年のブランドスタートから日本で作るテキスタイルにこだわり、日本の産地とともに開発した新しい技法を現代の服に生かしてきた。今回は00-01AWのファーストコレクションの有松絞りのジレや14-15AWで発表した京都西陣の階段絣(かすり)柄をジャカード織りで表現したテキスタイルなど、15年間のアーカイブの中から、厳選した服や小物67点を展示。絞り、丸編、加工、先染め、一本の糸を結んで多色 にすることで多品種小ロット織物生産システムを可能にする機械アレンジワインダーなど、技法別に分けることで、よりわかりやすく表現している。会場で渡される清水早苗編集によるテキストで、見ただけではわからないアイテムの詳細な説明や作られた産地、テキスタイルの混率なども知ることが出来る。また、空間デザイナーh220430の板坂諭によるルーペのように糸や技法の細部を拡大したように見ることが出来る、しずくや水滴をイメージした展示など、多くの人が楽しめるようになっている。トータルディレクターの皆川さんは企画展の開催について「10周年の時にできなかったので以前からこのような企画展をしたいと考えていた。次のステップに向けて新しい方向性を打ち出すためにも、これまで明かしていなかった技法や工夫を公開し、気持を新たにしたい、というのが一番大きな理由。日本ではこういうものが作られている、こんなことも出来る、ということをたくさんの人に知ってもらいたいという思いもある」と語った。また、日本での物づくりについて「リーマンショック以降、低価格商品の求められた頃が一番大変だったが、そういう時代に日本で何が出来るのかを考えて作ってきました。ブランドスタートから仕事をしてきた多くの企業は今も健在ですが、糸染めなどの各工程や最終の整理や加工をする企業が少なくなり、以前なら2ヶ月から3ヶ月で出来ていたものがさらに1ヶ月掛かるような状況になっています。日本にも、テキスタイルのきっかけになる糸をストックする企業が増えれば織りやすくなるし、若手のデザイナーも見本を作りやすくなる。そうした問題をデザイナーも考えなければいけないし、一般の人達にも知ってもらえれば」と話した。6日には18時半からトークイベントを開催し、22時まで開場する。
2014年09月03日シンプルモダンな家具にテキスタイルで遊ぶ。そんな北欧インテリアの魅力にはまったオーナー夫婦がオンラインでスタートさせたファブリックと雑貨の店「ルネ・デュー」。すでに関西圏および東京・渋谷にオフストアがあるが、6店目となる神戸店が神戸国際会館SOL地下2階(神戸市中央区御幸通8-1-6)にオープンした。神戸SOL店の売り場面積は約40坪。北欧を中心に、ヨーロッパの生地ブランドと契約を結び、取り扱う生地の種類は約500種と国内有数の品揃え。スウェーデンのデザインスタジオ「ビヨルクフォース」はじめ、一般的な北欧ファブリックのイメージを超えるデザインバリエーションに驚かされる。現地のメーカーから直輸入し、『ルネ・デュー』でしか買えないブランドも多い。インテリア・アイテムとして人気のファブリック・パネルに加え、カーテンはもちろん、オリジナルスツールやランプシェード、クッションカバーやバッグといった商品は、自分で好きな生地を選んで作るセミオーダーが可能。生地は10cm単位で販売、またハーフ幅での購入もできる。ファブリックの価格帯は¥4,000~¥5,000/m程度が中心だ。ファブリックや自社で企画デザインした小物の他、デンマークの「ルーシーコース」(lucie kaas)社の復刻アイテムやノルウェーの陶器メーカー「フィッギオ」(FIGGJO)のテーブルウエアなど、レトロで温かみのある北欧アイテムのラインナップも楽しい。
2013年10月03日フランス・パリのテキスタイルが特徴的な雑貨ブランド「Lalé(ラレ)」を、ヘッジホッグワークスが日本総輸入販売元として国内の本格展開を開始。直営店では、最新コレクションを発売中。「Lalé」は、デザイナー自身のライフスタイルから生まれた、旅と子どもをテーマにした女性のためのブランド。デザイナーが子どもの頃に使っていた思い出の品々がインスピレーションの源。目を引くデザインやフォルムのアイテムは、新鮮さの中にもどこか懐かしいノスタルジックな雰囲気が感じられる。同ブランドの製品には、上質でハイセンスなテキスタイルを使った布製雑貨やインテリアグッズやバッグ類が揃い、品質にこだわった、細部まで工夫を凝らしたクラフトマンシップが活かされている。最新コレクションを含むLaléの全ラインナップは、ヘッジホッグワークスの直営店「ハニーソルト」で見ることができる。収納ケース(メーカー希望小売価格:8,400円)トラベルポーチ(メーカー希望小売価格:3,780円)シルクスカーフ(メーカー希望小売価格:5,775円)クッションカバー(メーカー希望小売価格:3,360円)【店舗概要】店舗名:ハニーソルト住所:恵比寿三越 1F東京都渋谷区恵比寿4-20-7(恵比寿ガーデンプレイス)元の記事を読む
2013年06月22日日本のテキスタイルの素晴らしさを表現するテキスタイルデザイナー・梶原加奈子がディレクションし、オリジナルテキスタイルをベースに生活雑貨までを展開するライフスタイルブランド、「グリデカナ」から、2013年SSコレクションより新たに「傘」が登場。初夏から夏にかけて雨傘、日傘ともに活躍するシーンも増えてくる。グリデカナならではの色彩豊かなテキスタイルの傘なら、雨の日も晴れ渡るようなハッピーな気分にしてくれること間違いなし。雨傘は、両面プリントになっており、手描きの水彩タッチで水の中に映る柔らかな光をイメージし、裏側は光の煌めきを表した水彩タッチのドットで構成したガラと、風の流れを感じるようなリズミカルな幾何学柄と裏面が水彩のストライプ柄の2種類だ。日傘は、木漏れ日を感じるようなイメージの柄を全面刺繍したものと、海に浮かぶヨットが傘の淵を漂うデザインの2種類。日本の職人の持つ技をオリジナルのテキスタイルで時代の流行に乗せたグリデカナの傘。ぱっと開いてみれば、そのデザインや風合いで表現される独自の世界観が広がる。手にしっくりと馴染む使い勝手の良さも心地よい。普段何気なく使っている傘にも、愛着が湧くようなアイテムを使うことで、雨の降る日の風景が、いつもと違って見えてくるかもしれない。gredecana(グリデカナ)TEL:0120-029-251(text:Miwa Ogata)
2013年05月14日東京・原宿のギャラリー「ロケット(ROCKET)」にてテキスタイルデザイナー・ユキ フジサワ(YUKI FUJISAWA)による個展「シースルー」が3月1日より開催されている。本展では、ミューズ5人の私生活からインスピレーションを受け、新作のテキスタイル「シースルー」を制作。それを用いてストーリーを感じさせる衣服や小物などのアイテムをデザインした。会場のロケットを一つの“ホーム”に見立て、キッチンやベッドルームなどをイメージした空間に、それぞれのミューズをテーマにしたテキスタイルから作ったアイテムを展示する。これらのアイテムは一部受注販売も可能だ。その他、会期中は過去の作品「午前○時のスカート」「オーロラのシュシュ」なども販売。更に彼女の代表作であるオーロラのテキスタイルを作るワークショップを3日、6日、9日に開催する。参加費は3500円。会期は12日までユキ フジサワは「みえないもの」をコンセプトに手作業でテキスタイルを制作。オリジナルテキスタイルによる一点物衣服や小物が主軸のブランド「ハートの、(haato no ten)」も手掛けている。【イベント情報】ユキ フジサワ シースルー場所:ロケット住所:東京都渋谷区神宮前6-9-6会期:2013年3月1日から3月12日時間:12:00から20:00入場無料
2013年03月01日アパレルウェブは、2012年10月3日(水)~4日(木)の期間に、生地・副資材の商取引サイト「テキスタイルネット」に出店している企業12社による合同展示会「テキスタイルネット展」を開催する。10月3日(水)、4日(木)の2日間にわたり開催される「テキスタイルネット展」では、テキスタイルネット出店企業12社による素材展示が行われ、合織、天然素材、ジャージー素材など、様々な素材を一堂に展示し、2013春夏の生地や副資材を提案する。アパレルデザイナーや生産担当者に向けた2013春夏の生地・副資材を展示するほかにも、商品企画などに役立つ無料セミナーが同時に開催される。色、素材、スタイル、柄などに関するトレンド情報をはじめ、海外のコレクション分析、最新IT技術とテキスタイル業界の融合などといった内容で4つのテーマに分けて2日間にわたり開催する。オリジナルの柄のテキスタイルを作成できるサービスで、インクジェットプリンターのプリント実演なども実施。そのほかにも、デザイナー団体とのコラボレーションによる、テキスタイルネット出店企業のテキスタイルを使用した製品の展示を行う。展示会初日の10月3日(水)には、誰でも入場可能なレセプションパーティも18時より開催する。テキスタイルネットは、現在の出店企業28社、バイヤー7,000件、取り扱い商品数は8,000点を上回る生地・副資材の商取引サイトとしてアパレルウェブが運営している。「テキスタイルネット」展示会概要日程:2012年10月3日(水)~4日(木)10:00~17:30場所:the sad cafe studio東京都渋谷区神宮前1-9-12ロイスダールビルB1F~2F元の記事を読む
2012年10月02日