英国の生活文化に大きな変化をもたらしたデザイナー、サー・テレンス・オルビー・コンラン(1931-2020)。日本では、初出店から30周年を迎える西新宿の「ザ・コンランショップ」でもお馴染みの、著名なデザイナーにして起業家でもあるコンランの人物像に迫る展覧会が、10月12日(土)から2025年1月5日(日)まで、東京駅の東京ステーションギャラリーで開催される。学生時代にドイツのバウハウスや自国のアーツ・アンド・クラフツ運動に影響を受けたコンランは、戦後まもなく、テキスタイルや食器、家具のデザインを手がけ始める。デザイナーとして活動するなかで起業に目覚めると、若者文化が炸裂した1960年代にはライフスタイルを提案する画期的なショップ「ハビタ」を、また1970年代にはセレクトショップ「ザ・コンランショップ」を立ち上げ、起業家としての手腕を発揮。さらに新たな英国料理のスタイルを提案するレストラン事業、出版業、建築とデザインを融合させた都市の再開発プロジェクトにまで活動範囲を広げ、1989年には、デザインの奨励と社会貢献を目的として、世界初のデザイン・ミュージアムも設立している。コンランが手がけたレストラン「ブルーバード」(1997年開店) Photo: Alex Pareas, Courtesy of Conran and Partners「無駄なく、シンプルで、機能的」なデザインが生活の質を向上させるという信念のもと、個人の生活空間から都市や社会までも広く視野に入れ、デザインによる変革に突き進むと同時に、世界のデザインブームの火付け役ともなったコンラン。同展は、彼がパターン・デザインを手がけた食器やテキスタイルなどの初期のプロダクト、家具デザインのためのマケット、ショップやレストランのアイテム、発想の源でもあった愛用品、著書、写真、映像など、300点以上の作品や資料に加え、彼から影響を受けた人々のインタビューを交えながら、様々なコンラン像を浮かびあがらせていく。コンランのパターン・デザインによるディナープレート《チェッカーズ》、1957 年「デザインが暮らしを豊かにすること、いつでもこれが私にとって一番大事なことだった」と語っていたコンランの魅力がたっぷりつまった展覧会で、暮らしを豊かにするデザインの数々を堪能するととともに、デザインが果たす役割や意義にも思いを馳せたい。Courtesy of the Conran family, Conran Foundation and Conran IP LTD.<開催概要>『テレンス・コンランモダン・ブリテンをデザインする』会期:2024年10月12日(土)〜2025年1月5日(日)会場:東京ステーションギャラリー時間:10:00~18:00、金曜は20:00まで(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜(10月14日、11月4日、12月23日は開館)、10月15日(火)、11月5日(火)、12月29日(日)~2025年1月1日(水)料金:一般1,500円/大高1,300円公式サイト:
2024年10月07日観客参加型の新エンターテインメント、Mr.マリック超魔術団によるマジックショーライヴ「BS朝日presents スーパー4KマジックショーMr.マリック超魔術団 2024」の東京公演が3月20日(水・祝)に開催。子どもから大人まで大いに盛り上がった“観客参加型”の東京夜公演をレポートする。就学児の入場可、子供席も用意されているとあって、友人同士やカップルのみならず、子連れや家族連れも多かった東京公演。ロビーでは、マジックグッズの実演販売も行われており、開演前から気分が盛り上がる。開幕前には、YOURIによるスマホを使った公演の楽しみ方のレクチャーも。そもそもマジックは観客の協力あってこそ成り立つものも多いが、今回はそれだけでなく会場の観客全員が参加できるように、スマホを使った投票を行うコーナーも設けられているのだ。観客の多くが使い方をマスターしたところで、いよいよ公演がスタート。暗転から照明がつくと、Mr.マリックが登場。初っ端から超魔術を連発し、LUNAがそれをラップで紹介していくという大盛り上がりのオープニングで幕を開けた。今回のショーは、Mr.マリックによる「超魔術の極意」がメインとなっており、「テレパシー」「復活」「念動」「透視」「予言」というバラエティに富んだ5つの超魔術が披露される。観客も息を呑んで見守る超魔術は、ひとときも目を離せないという緊張感が包み、会場の空気を引き締めた。まだ見ていない人のためにも詳細は避けるが、少しだけ超魔術の様子をご紹介。「テレパシー」は、Mr.マリックが投げた花を受け取った観客が前に出て超魔術に参加。観客が心の中で考えたことをMr.マリックが当てる。「復活」は、壊れたものを元の形に戻すという超魔術。観客から受け取った1万円札を使い、Mr.マリックがそれを「復活」してみせる。その後も、目の前で見ているはずなのに現実とは思えない現象が続き、驚きのあまりおもわず笑みがこぼれてしまう。超魔術が決まるたび、観客からの歓声が会場に広がっていた。「超魔術団」と冠したこのショーはそれだけでは終わらない。「超魔術の極意」の合間には、LUNAとサマンサ・アナンサ、枝豆順子による「D3」の華やかなパフォーマンスも。簡単な振り付けを観客にレクチャーした3人は、客席に降りて会場を盛り上げながら、歌って踊って楽しませた。“スーパー4Kマジック”恒例企画の「見破りバトル」には、東京夜公演では、ハリウッドザコシショウが登場した。この企画は、Mr.マリックが目の前で仕掛ける超魔術のトリックをその場で見抜けるかどうかを競うバトルだ。この日は、東大に推薦入学した天才・岡本優真、枝豆順子とハリウッドザコシショウがバトルに挑む。それぞれがトリックを予想した後、観客は誰の答えに賛同するかをスマホから投票するなど、一緒になって企画を楽しめる仕掛けが随所に施されており、ショーに参加している気分をより味わえた。この日の結果は1勝1敗。岡本が正解を導き出すと会場には大きな歓声も上がった。次世代マジシャンのYOURIとTAKUYAによる新作マジックは驚愕の連続だ。まだ見ていない人のためにも詳細は避けるが、YOURIは観客のスマホを使ったマジックを披露し、会場からは大きなどよめきが起こった。そして、TAKUYAはこの日が初披露だというわたあめを使ったマジックで会場を沸かせた。今回のショーは、Mr.マリックと娘のLUNAがライブで初共演することも大いに話題となっている。そうしたことから、ショーの中では二人がこれまでの親子関係を語るインタビューを交えたスペシャルな映像も公開された。それぞれの悩みや葛藤が赤裸々に語られ、家族の軌跡に心を動かされる場面もあった。さらに、急遽、Mr.マリックとは家族ぐるみの付き合いのマギー司郎も参加。子どもの頃からよく知っているというLUNAと一緒に得意のマジックを披露して、会場の空気を温めた。そして、最後はMr.マリックの代名詞でもある“スプーン曲げ”に観客全員で挑戦だ。Mr.マリックから直々にコツを伝授してもらい、出演者、そして観客が一斉にスプーンを曲げる。Mr.マリックの教えてくれたコツを頭の中で繰り返しながら曲げると、自分でも不思議なくらいよく曲がる。ショーの翌日は、学校や自宅、仕事場でスプーンを曲げて見せる人が大量に出るのではないか。自分にも超魔術が宿ったようで、テンションが上がる瞬間だった。エンターテインメント満載のMr.マリック超魔術団のマジックショー。2時間弱の公演時間中、子どもから大人まで誰もが楽しめ、笑顔になれる空間を作り上げていた。仕組みが難しいマジックや超魔術はないので、小さな子どもでも「すごい!」と驚きの声をあげて目を輝かせて見ていたのが印象的だった。この後は、滋賀公演と大阪公演が控えている。ぜひとも、超魔術を、そしてエンターテインメントを浴びに遊びに来てもらいたい。<公演概要>BS朝日presents スーパー4KマジックショーMr.マリック超魔術団 2024《出演者》Mr.マリックD3(LUNA、サマンサ・アナンサ、枝豆順子)/ 次世代マジシャンYOURI &TAKUYA / マギー司郎見破りバトルゲスト:DJ KOO / 東大生(早川健太・航太)ハリウッドザコシショウ / 東大生(岡本優真)尾木直樹(尾木ママ) / 東大生(河野ゆかり)織田信成 / 東大生(河野ゆかり)《日時》【滋賀公演】2024年3月30日(土)[開演]15:30 ひこね市文化プラザ【大阪公演】2024年4月20日(土)[開演]15:30 箕面市立文化芸能劇場≪チケット料金(滋賀・大阪)≫(税込)全席指定 8,000 円(お土産付き)別途ドリンク代必要子供席(小学生まで)5,000 円(お土産付き)1申し込みにつきお子様2名まで※未就学児入場可(膝上鑑賞可。ただし、お席が必要な場合はチケットが必要)シニア席(70歳以上)5,000円(お土産付き)1申し込みにつきシニアの方2名まで※身分証のご提示をお願いする場合がございます。※既に全席指定のチケットを購入されている方で、70歳以上の方がいらっしゃいましたら公演日当日会場内に設置する「シニア席 差額返金受付」にて身分証明書をご提示の上、差額返金させて頂きます。(公演終了後にお問合せ頂いた際には対応できませんのでご注意ください)≪お問い合わせ≫キョードー東京 0570-550-799オペレータ受付時間(平日 11:00~18:00/土日祝 10:00~18:00)東京昼公演見破りバトルゲスト: DJ KOO / 東大生(早川健太・航太) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月21日観客参加型の新エンターテインメント、Mr.マリック超魔術団によるマジックショーライヴ「BS朝日presents スーパー4KマジックショーMr.マリック超魔術団 2024」がパワーアップして帰ってきた。今回は東京、滋賀、大阪の3会場で開催。“観客参加型”ということで、Mr.マリックの代名詞、“スプーン曲げ”に観客全員で挑戦。Mr.マリックが娘・LUNA(D3)とライブで初共演することも大きな話題になっている。東大生をはじめとする頭脳集団を悶絶させた「見破りバトル」も実施。この企画にスペシャルゲストの参加が決定した。東京公演(昼)はTRFのリーダー・DJ KOO、東京公演(夜)はお笑い芸人・ハリウッドザコシショウ、滋賀公演は教育評論家・尾木ママこと尾木直樹、大阪公演はプロフィギュアスケーター・織田信成という豪華メンバー。果たして、それぞれの得意技を活かしてMr.マリックの超魔術を見破ることができるのだろうか。「見破りバトル」は“スーパー4Kマジック”での恒例企画で、マジック界のレジェンド・Mr.マリックが目の前で仕掛ける超魔術のトリックをその場で見抜けるかどうかを競うバトル。これに挑むのは、自分の名前が小惑星に命名され東大に推薦入学した天才・岡本優真、文武両道の才色兼備・東大理科3類の医学部に在籍する河野ゆかり、謎解きクリエーターとして活躍する天才ツインズの早川健太・航太といった4人の“東大生軍団”。そこに4人のスペシャルゲストが加わり、バトルが展開される。この企画では、来場者も一緒にトリックの謎を考えてもらい、東大生軍団やスペシャルゲストの回答にスマートフォンを使って投票するという形で「見破りバトル」への参加が可能となっている。見どころ満載!マジック界のレジェンド、Mr.マリックによる最高難易度のマジックショーを目の前で体感していただきたい。ハンドパワーが、きてます!「見破りバトル」に参加するスペシャルゲストからのコメントが届いた。【DJ KOO】Mr.マリックさんとは超魔術×DJでコラボさせてもらったことがあり、その中でマリックさんとマジックでも共演させて頂いたことがあるんです!!!ただマリックさんがリハーサルと本番で全く違う事をやるんでワケわからずに終わった記憶しかありません。でも一緒のステージで目の前でマリックさんの超魔術を見ているので僕には通用しないでしょう。こう見えても元々トリックやネタを見抜くのは得意なので!!見破る自信あるあるDO DANCE!!【ハリウッドザコシショウ】やっと話せる機会ができて、ええやんええやん!Mr.マリックさんもシュシュっといってるやん!【尾木直樹(尾木ママ)】Mr.マリックさんの超魔術は、いつ見てもワクワクドキドキ、新鮮な驚きに満ち溢れています。見破りチャレンジには持ち前の好奇心と探究心をフル活動して、尾木ママ全力で挑みますよー! 皆さん、会場で一緒に楽しみましょう!【織田信成】勝負事には絶対勝ちたい!世界で戦ってきた「勝負感」でMr.マリックさんの超魔術を見破りたいと思います。みなさんで楽しみましょう!■公演概要≪公演名≫BS朝日presents スーパー4KマジックショーMr.マリック超魔術団 2024≪出演者≫Mr.マリックD3(LUNA、サマンサ・アナンサ、枝豆順子)/ 次世代マジシャンYOURI &TAKUYA見破りバトルゲスト:<東京公演(昼)>DJ KOO / 東大生(早川健太・航太)<東京公演(夜)>ハリウッドザコシショウ / 東大生(岡本優真)<滋賀公演>尾木直樹(尾木ママ) / 東大生(河野ゆかり)<大阪公演>織田信成 / 東大生(河野ゆかり)【東京公演】≪日時≫2024年3月20日(水・祝)昼公演 [開場]14:00[開演]14:30夜公演 [開場]17:30[開演]18:00≪会場≫日本橋三井ホール≪チケット料金(東京)≫(税込)全席指定8,500円(お土産付き)別途ドリンク代必要子供席(小学生まで)5,000円(お土産付き)1申し込みにつきお子様2名まで別途ドリンク代必要*未就学児入場可(膝上鑑賞可。ただし、お席が必要な場合はチケットが必要)【滋賀公演】2024年3月30日(土)[開演]15:30ひこね市文化プラザ【大阪公演】2024年4月20日(土)[開演]15:30箕面市立文化芸能劇場≪チケット料金(滋賀・大阪)≫(税込)全席指定8,000円(お土産付き)別途ドリンク代必要子供席(小学生まで)5,000円(お土産付き)1申し込みにつきお子様2名まで*未就学児入場可(膝上鑑賞可。ただし、お席が必要な場合はチケットが必要)≪お問い合わせ≫キョードー東京 0570-550-799オペレータ受付時間(平日 11:00~18:00/土日祝 10:00~18:00) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年01月31日来週10月7日(土)に初回放送を控えたTVアニメ『帰還者の魔法は特別です』より番宣CM(Mr.マリックVer.)が公開されました。「帰還者の魔法は特別です」について「帰還者の魔法は特別です」は電子マンガ・ノベルサービス「ピッコマ」で連載中のSMARTOON ®︎作品で、その他にも作品の原作に当たるノベル版とコミック版も出版されている大人気作品となります。※「SMARTOON」は株式会社カカオピッコマの登録商標です番宣CM公開!CMの最後には応援アンバサダー Mr.マリックの姿も!アニプレックス公式YouTubeチャンネルにてTVアニメ「帰還者の魔法は特別です」番宣CMが公開されました。寺島拓篤(デジール・アルマン役)のナレーションの後、CMの最後にはAniplex Online Fest 2023にて応援アンバサダーに就任されたMr.マリックが登場。各局の放送情報とともに「キテます!」の一言で締めくくられています。TVアニメ「帰還者の魔法は特別です」はTOKYO MXほか2023年10月7日(土)24:00より放送開始。また、dアニメストア 、U-NEXT、アニメ放題では2023年10月7日(土)24:30より先行配信開始。TVアニメ『帰還者の魔法は特別です』番宣CMTVアニメ「帰還者の魔法は特別です」番宣CM|2023年10月7日(土)24時より各局にて放送開始!TVアニメ『帰還者の魔法は特別です』作品情報イントロダクション絶えず世界を侵食する異次元空間「影の世界」。その中でも最悪の災害と呼ばれる「影の迷宮」に人類は直面した。「デジール・アルマン」は仲間と共に「影の迷宮」最後のボス、破滅竜ボロミア・ナポールと対峙するも、世界は滅亡を迎えてしまう。全てが終わったと思った瞬間、デジールの目の前に広がる光景は…13年前の世界だった。自身の出身校でもある、帝国最高の魔法学園「へブリオン学園」の入学式まで戻ってきたデジール。きたる滅亡の未来を変えるべく、仲間たちを再び集めて世界を救うために立ち上がる!放送情報・TOKYO MX/BS11/群馬テレビ/とちぎテレビ10月7日毎週土曜24時00分~・中京テレビ10月7日毎週土曜25時55分~・MBS10月7日毎週土曜27時08分~配信情報・dアニメストア / U-NEXT / アニメ放題※最速先行配信10月7日より毎週土曜24時30分~・FOD / ABEMAプレミアム / バンダイチャンネルHulu / Lemino / Prime Video / ニコニコチャンネルNetflix / DMM TV / TELASA(見放題プラン) / J:COMオンデマンド メガパック / auスマートパスプレミアムmilplus 見放題パックプライム10月10日より毎週火曜12時00分以降順次配信開始※配信日時は編成等の都合で変更となる場合もございます。予めご了承くださいスタッフ原作:Usonan、Wookjakga(D&C WEBTOON Biz. 発行)監督:川口太詩シリーズ構成・脚本:鴻野貴光キャラクターデザイン:加藤裕美美術監督: 岩瀬栄治美術補佐:蒲昌浩美術デザイン:金平和茂、平澤晃弘、奥村泰浩、藤瀬智康プロップデザイン:橋口翔太郎色彩設計:松山愛子撮影監督:今泉秀樹編集:兼重涼子音楽:東大路憲太音響監督:濱野高年音響効果:小山恭正音響制作:マジックカプセルアニメーション制作:アルボアニメーション主題歌オープニングテーマFLOW「GET BACK」エンディングテーマももすももす「6を撫でる」キャストデジール・アルマン:寺島拓篤ロマンティカ・エル:鈴代紗弓プラム・シュナイザー:藤原夏海アゼスト・キングスクラウン:瀬戸麻沙美WEB「帰還者の魔法は特別です」公式サイト: 「帰還者の魔法は特別です」公式Twitter: 権利表記©A Returner’s Magic Should Be Special Animation Partners 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年09月28日史実を基に、ホロコーストを生き延びたユダヤ人たちによる驚くべき復讐計画を描いた衝撃のサスペンス『復讐者たち』(原題:PLAN A)が、7月23日(金)より全国公開決定、ポスタービジュアルが解禁された。1945年、敗戦直後のドイツ。ホロコーストを生き延びたユダヤ人マックス(アウグスト・ディール)は収容所で離ればなれになった妻子がナチスに殺された事実を知り、絶望のどん底に突き落とされた。復讐心を煮えたぎらせ、ナチス残党を密かに処刑しているユダヤ旅団と行動を共にすることになったマックスは、より過激な報復活動をしていたユダヤ人組織“ナカム”に参加したことで、“プランA”と呼ばれる計画が進行中であることを知る。それは、ドイツ人600万人を標的にした驚くべき復讐計画だった…。監督のドロン・パズ、ヨアヴ・パズが、“プランA”と呼ばれた復讐計画の生存者への取材を基に脚本を執筆。その真相と組織間の諜報戦、そして衝撃のクライマックスを実にリアルに描き出した。クエンティン・タランティーノ監督作『イングロリアス・バスターズ』でのナチス高官役をはじめ、テレンス・マリック監督作『名もなき生涯』ではヒトラーへの忠誠を拒んだ農夫を演じたことが記憶に新しいアウグスト・ディールが、埋めようのない喪失感と憎しみを内に秘めたマックスを渾身の演技で体現。ヒトラーやナチス・ドイツを扱った映画はこれまでにも数え切れないほど作られてきたが、本作は初めてユダヤ人たちによる大規模な復讐計画にフォーカス。世界が驚愕した知られざる史実を基に、魂揺さぶるサスペンスドラマとして描き出した。この度解禁されたポスタービジュアルも、「絶対に許さない」というキャッチコピーとともに、鋭い眼差しで復讐に燃えるマックスの表情が印象的なものとなっている。『復讐者たち』は7月23日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:復讐者たち 2021年7月23日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、シネクイントほか全国にて公開© 2020 Getaway Pictures GmbH & Jooyaa Film GmbH, UCM United Channels Movies, Phiphen Pictures, cine plus, Bayerischer Rundfunk, Sky, ARTE
2021年05月11日ルーニー・マーラ、ライアン・ゴズリング、マイケル・ファスベンダー、ナタリー・ポートマンらが豪華共演するテレンス・マリック監督の最新作『ソング・トゥ・ソング』。この度、本編映像と新場面写真が解禁となった。今回解禁された本編映像は、今年74歳の誕生日を迎え、本作では本人役で出演する“パンクの女王”パティ・スミスが、恋に悩むルーニー・マーラ演じるフェイに自分の結婚体験をもとにアドバイスを送り励ますシーン。「1980年に結婚して夫を亡くしたのが1994年だけど、ずっと指輪をしてる。まだ夫だからね。離婚してない」と左手の薬指にはめた結婚指輪を見せる。実際にパティ・スミスは夫のフレッド・ソニック・スミス(元MC5)を1994年に亡くしており、自分自身のことを話していることが分かる。フェイが「いい感じの人がいて、私を救えるのは彼だと…」と悩みを打ち明けると、パティは「以前は過ちを犯したけど…うまくやれる」とフェイの顔に手を添え、静かに微笑み合う2人。「いい?」とフェイを励ますように確認しキスするパティに思わず「大好き」とつぶやくフェイ。パティとルーニーの、2人の役を越えた親密さが伝わってくるシーンとなっている。インタビューでパティとの共演について聞かれたルーニーは、「彼女との出会いは、決して忘れることのできない、信じられないほど特別な体験だった。人生や愛について彼女の言いたいことを全部聞くことができてラッキーだった」と語っている。『ソング・トゥ・ソング』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ソング・トゥ・ソング 2020年12月25日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2017 Buckeye Pictures, LLC
2020年12月30日ルーニー・マーラ、ライアン・ゴズリング、マイケル・ファスベンダー、ケイト・ブランシェットら豪華俳優陣を迎えたテレンス・マリック監督の最新作『ソング・トゥ・ソング』。この度、ナタリー・ポートマンが自身が演じたロンダ役や監督、臨場感溢れる音楽祭のシーンなどについて語る映像が到着した。アメリカで指折りの音楽の街オースティンで、それぞれに幸せを探して交差する4人の男女の人生を描いた本作。夢を諦めたウェイトレスのロンダを演じたナタリーは、恋人関係になる成功した音楽プロデューサーのクック(マイケル・ファスベンダー)とロンダの関係について「彼と約束を交わしてもうまくいかないことは誰の目にも明らかだと思う。でもロンダにとっては悪いことばかりとも言い切れないと思う。魅力的な男性が現れ、新しい世界を見せてくれるんだもの。魅了されると思う」と自らの考えを明かす。また、実際にオースティンの音楽祭で撮影された本作のライブシーンについては「本物の音楽祭で撮影できて最高だった。あの場所には、本物の音楽祭と人々のエネルギーがあったもの。音楽祭のリアルな様子や人々の興奮が画面から伝わってくると思う。きっと観ている人も会場にいるような気分になれる」と静かに興奮した様子で語った。本作については「初めての体験をもたらしてくれる作品」と語り、「イメージと音楽と恋愛とが見事に融合した作品。とても美しい」と絶賛を贈っている。『ソング・トゥ・ソング』は12月25日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ソング・トゥ・ソング 2020年12月25日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2017 Buckeye Pictures, LLC
2020年12月21日テレンス・マリック監督の最新作『ソング・トゥ・ソング』から、ライアン・ゴズリングがルーニー・マーラにさりげなくも猛アプローチをする初デートシーンの本編映像が解禁された。アメリカで指折りの音楽の街、オースティンで、それぞれに幸せを探す4人の男女の人生が交差する本作。人生は選択の連続。愛、友情、家族、成功……何かを手に入れるために、誰かを(時には自分を)裏切らなければならないとしたらどうする?巨匠と名優たちが「人生にとって本当に必要なものは何か」という大切なテーマを、マリック監督の独創的なスタイルと圧倒的な映像で描き出していく。今回解禁された本編映像は、ライアン演じるBVとルーニー演じるフェイの初デートの場面。閑散としたビルの上階スペースを2人で歩き回りながら、フェイに惹かれているBVは「たぶん彼氏がいる」「彼の名前は?」と少しおどけながらフェイの恋人について聞き出そうとする。口をつむぐフェイにBVは「ウソをついて。好きなように話せばいい、俺といる時はね」と優しく告げ、自然に親密な視線を交わす2人。そんな2人の距離がぐっと縮まった瞬間が切り取られているが、この後、BVとフェイにはまさかの運命も待ち受けている。『ソング・トゥ・ソング』は12月25日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ソング・トゥ・ソング 2020年12月25日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2017 Buckeye Pictures, LLC
2020年12月07日ルーニー・マーラ、ライアン・ゴズリング、マイケル・ファスベンダー、ナタリー・ポートマンらが豪華共演するテレンス・マリック監督の最新作『ソング・トゥ・ソング』。この度、衣装デザイナーのインタビュー映像とファッション写真が解禁となった。アカデミー賞衣装デザイン賞にノミネート経験も持つ衣装デザイナーのジャクリーン・ウェストは、これまでテレンス・マリック監督と長年仕事を共にし、本作で5作品目となる。また、『クイルズ』『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』『レヴェナント:蘇えりし者』で、アカデミー衣装デザイン賞に3度ノミネートされた。今回解禁されたインタビュー映像の中で、ウェストはマリック監督の作品について、台本がなく完成形の予想が付かないことから「撮影で筆書きし後で色を塗るような感じ」と表現。「自分が今何を作ってるのか正確にはわからない。だけど私はマリックとキャラについてよく話し合い、それから衣装を選び始める。役を想像しながらね」と語っている。監督の好みを知り尽くしたウェストは「マリックはほとんどの場合、人間の顔の明るさを引き立たせるために、衣装に薄暗い色合いを好む」と分析。それぞれのキャラクターの衣装選びについて、ルーニー・マーラ扮するフェイの衣装は「オードリー・ヘプバーンの控えめな衣装を反映して、古典的な優雅さと飾り気のない感覚を維持するのに努めた」と明かした。一方、ナタリー・ポートマン扮するロンダの衣装と比較し、「ナタリー扮するロンダとは対照的。彼女はワイルドなテキサス美女。ナタリーは衣装でより生々しく性的な魅力が増してるけど、ルーニーの魅力はバレリーナのイメージに近い」と女性キャストの衣装選びのポイントを語った。また、男性キャストの衣装について、「マイケル・ファスベンダー扮するクックは、キャラクターの印象にふさわしく艶やかなジョルジオ・アルマーニの服をたくさん着ている」とコメント。一方、「ライアン・ゴズリング扮するBVの服は、友人でシンガーソングライターのジョン・フォガティを参考にした。ブーツや格子柄のシャツ、ヨレヨレのジャケットを着ているのを、ジョンはオマージュと受け止めてくれると嬉しい」と明かしている。また、本作では本物のミュージシャンが多数出演しているが、ミュージシャンたちの衣装もウェストが担当している。ただし、ミュージシャン達が持っている独自のスタイルを変えることをためらったよう。特にパティ・スミスについては「パティは現場入りした時、年代物のコム・デ・ギャルソンを着ていて、それが彼女にピッタリ合っていたの。あえて手を加えなくてもいいものもある」と話し、私服を活かしたという。一方で、BVの恋人役を演じたシンガーソングライターのリッキ・リーとは密接に話し合い、役に合う衣装を一緒に考えたという。「彼女は洋服が大好きで、衣装選びにとても興奮してた。私は彼女にショッピングに行ってもらい、スカイプで服を私に見せてくれて、彼女の衣装を選ぶのはとても楽しかった」と衣装選びのエピソードを披露した。『ソング・トゥ・ソング』は12月25日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ソング・トゥ・ソング 2020年12月25日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2017 Buckeye Pictures, LLC
2020年12月04日『女王陛下のお気に入り』『沈黙 ーサイレンスー』などアカデミー賞の候補作を続々と送り出す気鋭の映画スタジオ「ウェイポイント・エンターテインメント」が放つテレンス・マリック監督作『ソング・トゥ・ソング』。この度、マイケル・ファスベンダー、ライアン・ゴズリングが監督の魅力について語った。本作で初めてテレンス・マリック監督作品に出演したゴズリングとファスベンダーが、その独特な撮影方法で知られる監督について語り、互いに監督の“魔術師ぶり”に絶賛を贈る。ファスベンダーは「今まで経験したことのない感じでした。とても激しく、何かに挑戦する感じで、やりがいのある、面白く、恐ろしい経験でもありました。彼は常に執筆していて、特に決まった台本があるわけではないので、台詞を短時間に覚えるのは大変でした」と打ち明ける。「監督は書いたセリフを読ませてくれますが、ほとんど即興でやらなくてはいけません。作品は、監督が実権を握っている即興で成り立っています。監督は唯一無二の存在で、この国の偉大な詩人のひとり。自分にとってはマリック作品に出演するのは夢であり、学校に戻っていろいろと学び直しているような感じでした」と、そのオリジナルな撮影方法に苦心しながらも初心を思い出すような感覚に刺激を受けたよう。一方、ゴズリングも「まったくそのとおりです。皆、マリック作品に出演したい、一緒に仕事がしてみたいと思っていて。テレンス・マリックは、作品を数秒観ただけで彼の作品だと分かる数少ない監督です」と言う。「これは非常に稀有なことで、その監督作に出演するのも同じように貴重で刺激的です。ふつうの映画作りとまったく異なるやり方、アプローチで映画を作るし、常に何かを探しているというか求めていて、毎日自分がそれのお手伝いができるのが嬉しい。全く新しい未知の経験でした」と撮影をふり返る。「例えば、突然パティ・スミスが現われて数日一緒に過ごしたり、撮影したり。ユニークな経験の連続で、今まで培ってきたものや知ったり学んだりしてきたことをすべて置き去りにして、ただただ飛び込んでいく。本当に素晴らしい経験でした」と、作品に参加できた喜びを明かしている。『ソング・トゥ・ソング』は12月25日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ソング・トゥ・ソング 2020年12月25日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2017 Buckeye Pictures, LLC
2020年11月30日ルーニー・マーラ、ライアン・ゴズリング、マイケル・ファスベンダー、ナタリー・ポートマン、ケイト・ブランシェットらがテレンス・マリック監督のもとに集結した『ソング・トゥ・ソング』。豪華俳優陣が顔を揃える本作から、『キャロル』『ラ・ラ・ランド』を彷彿とさせる新場面写真が到着した。2016年に劇場公開され、映画ファンや批評家たちを熱狂させ熱い支持を得たトッド・ヘインズ監督の『キャロル』。作品と共に絶賛されたルーニー・マーラ×ケイト・ブランシェットのタッグを、本作『ソング・トゥ・ソング』では再びスクリーンで目にすることができる。1950年代のニューヨークを舞台に強く惹かれ合う2人の女性の恋を描いた『キャロル』では、互いを愛する役を演じた2人だが、本作ではライアン・ゴズリング演じる売れないソングライターに恋する女性として登場している。また、2017年に劇場公開され日本でも大ヒットしたミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』で売れないジャズピアニストを演じたライアンが、『ラ・ラ・ランド』以来再びミュージシャン役として出演。同作では恋人と結ばれずほろ苦い結末を迎えたが、本作では想いを寄せるルーニー演じるフェイと結ばれ、幸せを掴むことができるのか?近年の名作とはまた違った役回りを演じるキャスト陣にも注目だ。『ソング・トゥ・ソング』は12月25日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ソング・トゥ・ソング 2020年12月25日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2017 Buckeye Pictures, LLC
2020年11月24日ルーニー・マーラ、ライアン・ゴズリング、マイケル・ファスベンダー、ナタリー・ポートマン、ケイト・ブランシェットら豪華俳優陣が共演するテレンス・マリック監督の最新作『ソング・トゥ・ソング』の予告編が解禁された。『mid90s ミッドナインティーズ』など数々のヒット作、アカデミー賞候補作を送り出すなどして、世界中の映画好きから注目の的となっている気鋭の映画スタジオ、ウェイポイント・エンターテインメントが、音楽の街を舞台に「人生にとって本当に必要なものは何か」というテーマをもとに、男女4人の新たなラブストーリーを生み出した。この度解禁された予告編では、何者かになりたいフリーターのフェイ役のルーニー、売れないソングライターのBV役のライアン、そして、成功した音楽プロデューサーのクック役のマイケル、夢を諦めたウェイトレスのロンダ役のナタリーら2組のカップルの恋がはじまる瞬間が、デル・シャノンのヒット曲であり、ビルボード1位を獲得したこともある「悲しき街角」とともに切り取られている。そんな恋人たちの幸せな場面から一転、クックのフェイに対する一言で複雑な恋愛模様が展開していく。恋愛に限らず、青春を引きずった大人たちが、愛と友情と夢の間で揺れ動きながら、人生の輝きを見出していく様子が、エモーショナルな音楽と共に美しい映像で表現されている。また、イギー・ポップ、パティ・スミス、リッキ・リーら有名ミュージシャンも登場し、音楽ファンも必見の予告編となっている。『ソング・トゥ・ソング』は12月25日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(伊藤ももこ(cinemacafe名義))■関連作品:ソング・トゥ・ソング 2020年12月25日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2017 Buckeye Pictures, LLC
2020年11月18日ルーニー・マーラ、ライアン・ゴズリング、マイケル・ファスベンダー、ナタリー・ポートマンらが豪華共演するテレンス・マリック監督の最新作『ソング・トゥ・ソング』。この度、パティ・スミスら有名ミュージシャンが本人役で多数出演することが明らかとなった。タイトルの通り“音楽”がテーマの本作。これまでのマリック監督作品でよく使われていたクラシック音楽から一転、本作ではポピュラー音楽がキャラクターを結びつける重要な役割を果たしている。映画の製作が始まるとマリック監督は少数のクルーと映画の舞台となる音楽の街・オースティンの3大フェスティバルに赴き、毎年夏に開催されているオースティン・シティ・リミッツ・フェスティバル、音楽祭、映画祭、インタラクティブフェスティバルなどを組み合わせた、大規模なサウス・バイ・サウスウェスト、インディ指向のファンファンファン・フェストで撮影を始めた。そして、本作に一緒に参加してくれるミュージシャンも幅広く集めたという。パンクのゴッドマザーとして知られるパティ・スミスは、ルーニー・マーラ演じる主人公のフェイに多大な影響を与える存在として重要な役割を果たしている。マーラは「彼女との出会いは、私が決して忘れることのできない、信じられないほど特別な体験だった。人生や愛について彼女の言いたいことを全部聞くことができてラッキーだった」とコメント。音楽監修のローレン・ミクスは「パティは深い愛やつながりを持つ戦士のようなアーティストと結婚する方法についてアドバイスするから、フェイにとって、よき師であり指導者となる。パティは本当に自然体で自分の人生について話していて、そういう意味では、この映画で素晴らしい存在になった」と語る。また、スウェーデンのインディ・シンガーソングライターのリッキ・リーは本作で演技に初挑戦し、ライアン・ゴズリング演じるBVの恋人の1人でミュージシャン仲間の役を演じている。ほかにも、「ブラックリップス」、「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」、イギー・ポップ、ジョン・ライドンらあらゆる世代の有名ミュージシャンが多数本人役で出演することになり、本作の見どころの1つとなった。また、フェイの参加するバンドのリードボーカル役を『トップガン』『バットマン フォーエヴァー』などのヴァル・キルマーが演じている。なお、11月13日(金)よりムビチケオンライン券の発売がスタート。購入者特典として海外ポスタービジュアル計8点の壁紙画像をプレゼントする。『ソング・トゥ・ソング』は12月25日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ソング・トゥ・ソング 2020年12月25日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2017 Buckeye Pictures, LLC
2020年11月13日ルーニー・マーラ、ライアン・ゴズリング、マイケル・ファスベンダー、ナタリー・ポートマン、ケイト・ブランシェットらが豪華共演するテレンス・マリック監督の最新作『ソング・トゥ・ソング』から、初映像となる特報と場面写真が一挙に解禁された。数々の映画賞を受賞し、世界を魅了し続けるマリック監督とアカデミー賞3年連続受賞の撮影監督エマニュエル・ルベツキとのコラボレーションで、魔術的ともいえる映像美で描く愛と裏切りのラブストーリー。特報映像では、何者かになりたいフリーターのフェイ役のルーニー、売れないソングライターのBV役のライアン、成功した大物プロデューサーのクック役のマイケル、夢を諦めたウェイトレスのロンダ役のナタリーの4人の人生がそれぞれ交錯する様子が描かれている。「幸せはどこに?」と自分に問いかけ、絶望と孤独にもがきながらも人生で一番欲しかったものを見出していく様子が美しい映像によって紡がれていく。同時に解禁された場面写真では、電飾に絡まりながらフェイとBVが見つめ合う姿や、クックとロンダがダイナーでダンスする姿などカップルショット。そのほか、フェイがギターを演奏する姿や音楽フェスでの一場面なども切り取られている。『ソング・トゥ・ソング』は12月25日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ソング・トゥ・ソング 2020年12月25日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2017 Buckeye Pictures, LLC
2020年10月28日テレンス・マリック監督がルーニー・マーラ、ライアン・ゴズリング、マイケル・ファスベンダー、ナタリー・ポートマンら豪華俳優陣を迎えた『SONG TO SONG』が、邦題を『ソング・トゥ・ソング』として公開することが決定。併せて、ポスタービジュアルが解禁となった。音楽の街、オースティン。何者かになりたいフリーターのフェイは、成功した大物プロデューサーのクックと密かに付き合っていた。そんなフェイに売れないソングライターBVが想いを寄せる。一方、恋愛をゲームのように楽しむクックは夢を諦めたウェイトレスのロンダを誘惑。愛と裏切りが交差するなか、思いもよらない運命が4人を待ち受けていた…。『地獄の逃避行』『天国の日々』といった名作を生み出してきた巨匠、テレンス・マリックとアカデミー賞を3度受賞した名カメラマン、エマニュエル・ルベツキが挑んだのは、夢と愛を秤にかけ、幸せを模索する4人の男女の物語。恋愛、成功、夢、友情…一番欲しかったものは何か?そして自分はいったい何者なのか?リアル過ぎる彼らの人生の行き着く先にあるものとは!?美しい映像と音楽で彩られた、珠玉の感動作が誕生した。フリーターのフェイを演じるのは、『ソーシャル・ネットワーク』や『ドラゴン・タトゥーの女』などに出演し、『キャロル』では第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で女優賞を獲得したルーニー・マーラ。売れないソングライターBV役を、『きみに読む物語』や『ブルーバレンタイン』などに出演し、『ラ・ラ・ランド』では第74回ゴールデングローブ賞ミュージカル・コメディ部門で主演男優賞に輝いたライアン・ゴズリングが演じる。大物プロデューサーのクック役には、『X-MEN』シリーズや『それでも夜は明ける』に出演し、『SHAME -シェイム-』では第68回ヴェネチア国際映画祭で男優賞を受賞、第69回ゴールデングローブ賞ドラマ部門で主演男優賞にノミネートされたマイケル・ファスベンダー。ウェイトレスのロンダ役を、『水曜日のエミリア』や『抱きたいカンケイ』で主演を務め、『ブラック・スワン』では第83回アカデミー主演女優賞をはじめとする様々な賞を受賞したナタリー・ポートマンが演じ、主役クラスの豪華な面々が奇跡の共演を果たした。さらにリッキ・リー、イギー・ポップ、パティ・スミス、「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」など様々なミュージシャンが出演して映画に彩りを与えている。この度解禁されたポスタービジュアルは、レコードのジャケットのような背景に、主要キャスト4人の顔が写った1枚となっている。「夢が終わる。人生が始まる―」というキャッチコピーから、4人それぞれの人生が交錯し、変化していくさまが想像できる。『ソング・トゥ・ソング』は12月25日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ソング・トゥ・ソング 2020年12月25日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2017 Buckeye Pictures, LLC
2020年10月05日『スリー・ビルボード』で2度目のアカデミー賞主演女優賞を手にしたフランシス・マクドーマンド主演、マーベル・スタジオ最新作『エターナルズ』(原題)に抜擢されたクロエ・ジャオ監督の『ノマドランド』が、第45回トロント国際映画祭の最高賞である観客賞に選ばれた。映画賞レースを席巻する数多くの名作を世に送り出してきたサーチライト・ピクチャーズが、オバマ前・米大統領が絶賛した『ザ・ライダー』やアベンジャーズに続く最強ヒーローチームを描いた『エターナルズ』(原題)を手掛ける最注目のアジア系女性監督クロエ・ジャオと組んだ本作。トロント国際映画祭では過去10年間で観客賞受賞作品の3本、『グリーンブック』『それでも夜は明ける』『英国王のスピーチ』はアカデミー賞の作品賞を受賞していることから、同・観客賞は最もアカデミー賞に近い賞との呼び声高いことでも知られる。昨年はタイカ・ワイティティ監督の『ジョジョ・ラビット』が受賞した。ヴェネチア国際映画祭でもすでに最高賞である金獅子賞を受賞している本作。9月11日(現地時間)に、第77回ヴェネチア国際映画祭、第45回トロント国際映画祭、LAにて開催されるテルライド映画祭主催のドライブ・イン・シアターなどで同時ワールドプレミアが行われ、上映が終了するや否や、世界のジャーナリストから本作の絶賛評が続出。ガーディアン紙は星5つの最高評価を付け、「実在する“ノマド”たちに自然と溶け込んでいくマクドーマンドの演技は、キャリア史上最高のパフォーマンスとも言える素晴らしさだ。また並外れた知性とスタイルで引き出されたプロットにも圧倒された。ジャオが手掛ける作品には偉大さが詰まっている」と絶賛。バラエティ紙は「テレンス・マリックに影響を受けた撮影手法だが、編集は確実にジャオ自身のリズムだ。長くて豪華な夕日を眺めているような気分だった。『イントゥ・ザ・ワイルド』の哲学が染み渡り、それらをより深化させた作品に仕上がっている」と評価。ハリウッドレポーターは「ジャオの初となる著名俳優とのコラボレーションは、マクドーマンドが完全に、スクリーンを共有する現実の“ノマド”たちと一体になる、素晴らしい演技を引き出した。またジャオは全作でコンビを組む撮影監督のジョシュア・ジェームズ・リチャーズとともに、雄大な風景と豪華な水彩画の夕焼けをスクリーンに映し、また孤独な道、険しい山と岩だらけの砂漠といった生活の本質的な部分では、自然の強さと独立性を見事に引き出した」と評している。米批評家による辛口レビューサイト「Rotten Tomatoes」では59ものレビューが全て絶賛、100%Freshの高評価を獲得している(9月18日時点)。『ノマドランド』は2021年1月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ノマドランド 2021年1月より全国にて公開©2020 20th Century Studios. All rights reserved.
2020年09月21日6月17日(水)のテレビ東京「午後のロードショー」枠では、『007 慰めの報酬』『ある天文学者の恋文』のオルガ・キュリレンコが主演を務めるアクションムービー『その女諜報員 アレックス』を放送する。8秒で銃を分解できるまで銃器に関する訓練を積んで出演した『007 慰めの報酬』や、ベン・アフレックと共演したテレンス・マリック監督作『トゥ・ザ・ワンダー』、トム・クルーズが地球にたったひとり残された男を演じた『オブリビオン』に、ジュゼッペ・トルナトーレ監督による『ある天文学者の恋文』といった作品で知られるオルガ・キュリレンコ演じる主人公、アレックスが国家の陰謀に巻き込まれ、襲撃者たちと壮絶な戦いを繰り広げる本作。『ミリオンダラー・ベイビー』『インビクタス/負けざる者たち』『エンド・オブ・ステイツ』などの作品で重厚な存在感をみせる名優、モーガン・フリーマンらが共演する。アレックスはかつて恋人だったケビン・フラー(コリン・モス)に誘われ、銀行強盗のチームに参加。ダイヤを首尾よく盗んだものの、メンバーの不始末で顔をさらしてしまう。彼女は手際よくそのメンバーと証拠品を始末しフラーと行動をともにする。その後、この件を依頼した人物とホテルで会うことになっていたフラーが何者かに襲撃され、アレックスは間一髪姿を隠すも、襲撃者はフラーを拷問にかけダイヤと一緒に盗んだUSBメモリのありかを聞きだそうとする。襲撃者はワシントン(ジェームズ・ピュアフォイ)と名乗る男をリーダーに、クリントン、ジェファーソンなど歴代大統領の名をコードネームにしていた。フラーは拷問の末に殺されるが、最期までアレックスのことは口にしなかった。襲撃者たちの隙をついて逃げ出したアレックスだったが、その姿を敵に見られてしまう。襲撃者たちが次に狙うのは、フラーの妻と息子だと知ったアレックスは、危険を知らせるためフラーの妻のもとに向かうというストーリー。午後のロードショー『その女諜報員 アレックス』は6月17日(水)13時35分~テレビ東京で放送。(笠緒)
2020年06月17日2009年の衝撃のデビューから、新作を発表するたびに世界の映画祭を席巻し、『Mommy/マミー』でカンヌ国際映画祭審査委員賞を受賞、前作『たかが世界の終わり』では同グランプリの栄誉に輝いたグザヴィエ・ドラン。これまで、1作ごとに表現を研ぎ澄まさせ、“母と息子”や“同性愛”という主題を繰り返し問い続けた彼は、30歳という若さながら留まることなく進化し続ける若き天才。最新作となる『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』の公開を控えるドランに加え、新時代の映画を担う者として話題作を作り続け、世界が熱狂する同世代監督の作品が今年相次いで公開される。「恐怖映画の新たな神」―TimeOut誌『ミッド・サマー』アリ・アスター(33歳)1986年、アメリカ・ニューヨーク生まれ。アメリカン・フィルム・インスティチュート(AFI)でMFA(美術修士号)を取得。自身初の長編映画となった『ヘレディタリー/継承』(’18)はサンダンス映画祭で上映され批評家が絶賛、世界中で「21世紀最高のホラー映画」とまで評された。同作はサターン賞を受賞したほか、ゴッサム賞、ブロードキャスト映画批評家協会賞、インディペンデント・スピリット・アワード、オンライン映画批評家協会賞など多数の映画賞にノミネートされ、主演のトニ・コレットは数々の主演女優賞を受賞した。現在公開中の『ミッドサマー』では、さらにその真価を発揮する。スリラー映画の定番を覆す、暗闇とは真逆の明るい祝祭が舞台。天才的な発想と演出、全シーンが伏線となる緻密な脚本、観る者を魅惑する極彩色の映像美が一体となり、永遠に忘れられない結末に到達する。そこに待つのは究極の恐怖と、未体験の解放感。体験した者は二度と元には戻れない“フェスティバル・スリラー”。すでに公開された国々では高評価レビューが続出しており、日本でも2019年秋に先行上映されると「美しいのに恐ろしい」「すべてにおいて『ヘレディタリー』を超えている」「恋人がいる人は観ない方がいい」などの感想がSNS上を飛び交う熱狂状態に!アリ・アスター監督は来日時に、「これはホラーではなく失恋映画」と断言しており、シネマカフェのインタビューでは「ダークコメディという表現がしっくりくる」という言い方もしている。「一生に一度の傑作!」―Variety誌『WAVES/ウェイブス』トレイ・エドワード・シュルツ(31歳)1988年、アメリカ・テキサス州生まれ。子どもの頃から映画製作を始め、ビジネス・スクールに在籍後に映画界に飛びこむ。名匠テレンス・マリックの元で腕を磨き、2014年には自身が監督を務め、実話を基にした作品『Krisha』(原題)がサウス・バイ・サウスウエスト映画祭で審査特別賞を受賞。翌年に『WAVES/ウェイブス』を長編として完成させ、インディペンデント・スピリット賞のジョン・カサヴェテス賞、ゴッサム賞のビンガム・レイ新人監督賞、LA批評家協会賞のニュー・ジェネレーション賞、ニューヨーク批評家評価協会賞の最優秀初監督映画賞などを多くの賞を受賞した。4月10日(金)公開の本作は、昨年9月のトロント国際映画祭でも『パラサイト 半地下の家族』『ジョジョ・ラビット』など注目作が上映される中、同映画祭始まって以来、最長のスタンディングオベーションを浴びて話題をさらい、「一生に一度の傑作」「今年、最もまばゆい体験」とメディアから熱狂的な支持を受けた。シュルツ監督が事前に本編に使用する楽曲のプレイリストを作成し、そこから脚本を着想し製作された本作は、監督自身が「ある意味でミュージカルのような作品」と語るように、全ての曲が登場人物の個性や感情に寄り添うように使用され、時には音楽がセリフの代わりに登場人物の心の声を伝える。従来のミュージカルとは一味違う、<プレイリスト・ムービー>を作りあげた。「信じられない程の才能の持ち主。ただものではない」―EMPIRE誌『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』グザヴィエ・ドラン(30歳)1989年、カナダ・ケベック州出身。監督、脚本家、編集者、幼少期より映画やテレビ番組に出演する子役出身の俳優でもある。自身が19歳の時に監督、主演、脚本、プロデュースをした半自叙伝なデビュー作『マイ・マザー』(’09)が第62回カンヌ国際映画祭「監督週間」部門に選ばれ鮮烈な監督デビューを飾る。第3作目『わたしはロランス』(’12)がトロント国際映画祭で最優秀カナダ映画賞、カンヌ国際映画祭「ある視点」部門女優賞とクィア・パルム賞を受賞。25歳の時に『Mommy/マミー』(’14)で、カンヌの審査員賞ほか、カナダ・スクリーン・アワードで最優秀作品賞を含む9部門を受賞。『たかが世界の終わり』(’16)はカンヌ・グランプリを27歳という若さで最年少受賞し、セザール賞最優秀監督賞と最優秀編集賞など多くの映画賞に輝いた。3月13日(金)公開の『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』ではN.Y.とロンドンを舞台に新境地を切り開く。母と息子というこれまで描いてきたテーマの「集大成」と語り、5年に及ぶ構想期間を経て初の英語作品を誕生させた。完成までに『トム・アット・ザ・ファーム』『Mommy/マミー』『たかが世界の終わり』を世に送り出し、満を持して挑んだ本作は、カナダで子役として活躍していた8歳のグザヴィエ少年が“憧れだったスター”レオナルド・ディカプリオに宛てた手紙から生まれた物語。ハリウッドの豪華キャストの最高峰の演技、歌詞と物語がシンクロする絶妙な音楽、登場人物のほとばしる感情に揺れる映像で、セレブの光と影、映画界の表と裏にも迫る。自身の実体験からドランがたどり着いた答えに胸が熱くなる、人生の真実に迫る1本。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミッドサマー 2020年2月21日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.ジョン・F・ドノヴァンの死と生 2020年3月13日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2018THE DEATH AND LIFE OF JOHN F. DONOVAN INC., UK DONOVAN LTD.WAVES/ウェイブス 2020年4月よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国にて公開©2019 A24 Distribution, LLC. All rights reserved.
2020年02月23日『ムーンライト』『レディ・バード』『ミッドサマー』など、ハリウッドに新風を吹き込む映画制作会社「A24」が新たに贈る『WAVES/ウェイブス』。この度、本作に登場するキャラクタービジュアルがお披露目。さらに、「A24」の秘蔵っ子といわれる31歳の若き才能トレイ・エドワード・シュルツ監督の初来日が決定した。兄と妹、2組のカップルに波のように訪れる苦難と愛を描く本作。今回解禁されたビジュアルで注目してほしいのは、そこに載せられた歌詞の一節。本作において、もう1つの主役とも呼べるのが、いまの音楽シーンをリードする豪華アーティストたちが手掛ける31の名曲で、シュルツ監督が事前に本編に使用する楽曲のプレイリストを作成し、そこから脚本を着想し製作された。例えば、兄タイラーにはカニエ・ウェスト「I Am a God」から、妹エミリーにはフランク・オーシャン「Seigfried」からの歌詞がそれぞれ引用。監督自身が“ある意味でミュージカルのような作品”と語るように、全ての曲が登場人物の個性や感情に寄り添うように使用され、ときには音楽がセリフの代わりに登場人物の心の声を伝えている、まさにミュージカルを超えた“プレイリスト・ムービー”となっている。そして今回、シュルツ監督の初来日が3月17・18日に決定!テレンス・マリックの愛弟子にして「A24」の秘蔵っ子である監督は、現在31歳。子どものころから映画製作を始め、ビジネス・スクールに在籍後に映画界に飛びこみ、撮影アシスタントとしてマリック監督の『ツリー・オブ・ライフ』(’11)、『ボヤージュ・オブ・タイム』(’16)などに撮影アシスタントとして参加。さらに、感謝祭での家族の再会をきっかけにいとこのアルコール依存症がぶり返す、という実話を基にした物語『Krisha』(’14)がサウス・バイ・サウスウエスト映画祭で審査特別賞を受賞。翌年に本作を長編として完成させ、カンヌ映画祭批評家週間を含む多くの映画祭での上映を経て、2016年に「A24」より公開された。2作目は同じく「A24」製作の『イット・カムズ・アット・ナイト』(’17)。家の外にいる邪悪でミステリアスなものから何があっても妻と息子を守ろうとする父親(ジョエル・エドガートン)の物語を、ホラー映画の要素を織り交ぜて描き出した。新たな才能が日本で何を語るのか、注目だ。『WAVES/ウェイブス』は4月10日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:WAVES/ウェイブス 2020年4月よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国にて公開©2019 A24 Distribution, LLC. All rights reserved.
2020年02月20日おとな向け映画ガイド今週のオススメはこの3作品。ぴあ編集部 坂口英明20/2/17(月)イラストレーション:高松啓二今週末に公開される映画は23本(ライブビューイング、映画祭を除く)。全国約100スクリーン以上で拡大上映されるのが『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』『チャーリーズ・エンジェル』『スキャンダル』『ミッドサマー』の4本。ミニシアターや一部シネコンなどで上映される作品が19本です。この中から、おとな向きの、ぜひご覧いただきたい3本をご紹介します。『名もなき生涯』同調圧力があったり、正しいことをいうことすら考えてしまう昨今、この作品が公開される意味は大きいと思います。第二次大戦時、ナチスに併合されたオーストリアで、ヒトラーに忠誠を誓わないという意思を貫き、最後は処刑された実在の農夫を描いた映画です。監督は、数少ない作品のほとんどが秀作というテレンス・マリックです。主人公のフランツ・イェーガーシュテッターは、ドイツ国境に近いオーストリアにある小さな村の農夫です。敬虔なキリスト教徒で、妻と3人の娘とつつましくも平和な暮らしを営んでいたのですが、戦争はこの山あいの寒村まで押し寄せてきます。召集されたフランツは、罪なき人は殺せない、と兵役を拒否するのです。彼は逮捕され、ベルリンに送られ、裁判にかけられます。頼りの教会も「祖国への義務を優先すべき」と彼の主張にあえて耳を貸さず、孤独な戦いを強いられます。夫をはげます妻もまた、村八分状態で苦難の日々が続きます。同じ時代が背景の『サウンド・オブ・ミュージック』に似た山と谷、豊かな自然が舞台です。監督の初期作品『天国の日々』を彷彿とさせるおだやかな日々の描写で始まります。農場や平原、山腹、現存する教会や聖堂などでロケし、自然光で撮影された映像、鳥のさえずり、牛や羊の鳴き声、教会の鐘など、撮影時の環境音と静謐な音楽は、まさにテレンス・マリックの世界です。そんな平穏な村の空気は、やがて険悪でギスギスしたものに変わっていきます。「今、世界はこの映画で描かれた時代に逆戻りしている。この歴史から何も学んでいないとしたらあまりにクレージーだ」というのが、監督の主張です。フランツの存在は、1970年代に当地を訪れたアメリカ人研究者が見出すまで、まさに「名もなき者の生涯」だったそうです。『Red』Red、赤は危険信号の赤でしょうか。赤い糸、レッドカード、真っ赤なルージュ、朝焼け、燃えたぎる血の色……。または、一線を越えていく決断の象徴?吹雪の夜、街道沿いのボックスで思いつめたように塔子(夏帆)が電話をしているシーンで始まります。かたわらに鞍田(妻夫木聡)。通り過ぎていったトラックの荷台から、赤い布切れが、風に舞い、白い雪道に落ちます。そしてふたりは、無言のまま凍てついた道に車を走らせます。それはまるで「道行き」のようです。このただならぬ緊迫感。映画は、この夜間走行と回想が交互に描かれていきます。育ちのいい商社マンの夫、可愛い娘がいて、夫の両親と同居する住まいは郊外の大きな戸建て。何不自由のない専業主婦・塔子が、10年ぶりにかつて愛した鞍田と再会し、彼の勤める設計事務所で働き始めます。生き生きと仕事に精をだすうちに、実は気詰まりな姑との関係、気は良いけれど自分本位な夫(間宮祥太朗)との生活に疑問が生まれ、距離を感じ始めます。シングルマザーに育てられた自分は、幸せな家庭という幻想を求めていただけなのか?本当の自分はどこに?相手の鞍田もまた、ある秘密をかかえています。そして、ふたりは再び恋の深みにおちてゆきます。島本理生の原作を三島有紀子監督が映画化。ハードなラブストーリーであり、女性の自立の映画でもあります。散りばめられたキーワードや、印象的な映像、気になるセリフ、音楽と音、個性的な役者たち……、観終わっていろいろなことが、記憶に残りました。前作『幼な子われらに生まれ』では不思議な集合住宅が、話題になりました。今回は鞍田の住む、建築家らしい住居が彼の孤独を表現しているかのように使われています。塔子の母役・余貴美子や、職場の同僚役・柄本佑のセリフも彼女の生き方を変える役割を果たします。劇中に流れるジェフ・バックリィの『ハレルヤ』、心に響きます。作者はレナード・コーエン。「愛はマーチのような威勢のいいものじゃない……」、そんなフレーズもある名曲です。『スキャンダル』全米を代表するニュースチャンネル、FOXニュースで起きた、たった3年前の「スキャンダル」を、会社のロゴや関係者の実名までもそのまま使い、内幕を映画にしてしまう。こんなことができちゃうんですね。しかも、社会派というより、ハリウッドの三大女優が熱演する、つまりハラハラどきどきのサスペンスなのです。局内部の描写や、人間模様が見ものです。ドナルド・トランプが共和党の大統領候補として選挙運動中だった2016年。FOXニュースの人気キャスター、メーガン・ケリー(シャーリーズ・セロン)が彼の女性蔑視発言を攻撃します。トランプ支持の局上層部はその報道ぶりに好意的ではありません。そんな折、かつてメーガンと局のトップキャスターを争ったグレッチェン・カールソン(ニコール・キッドマン)が、局のCEOロジャー・エイルズ(ジョン・リスゴー)をセクハラで訴えます。ケリーもかつてロジャーから同じような行為をされたことがあるのですが、MeTooと名乗ることはしません。もうひとり。メーガンの座を狙うケイラ(マーゴット・ロビー)がロジャーに接近、同じく性的な行為を迫られています。ケイラは何人かの体験を組合わせて作られた架空の人物ですが、メーガンとグレッチェンは実在しています。特にメーガンは、ご本人とかなり似ています。この作品で、今年度アカデミー賞メイクアップ賞を受賞したカズ・ヒロ(辻一弘)の特殊メイクの産物です。また、シャーリーズ・セロンとマーゴット・ロビーは賞は逸しましたが、それぞれ、アカデミー賞主演女優、助演賞候補でした。普通こういうテーマは圧力でつぶされることが多く、この作品も撮影入り2週間前に制作会社が突然降りるという危機がありました。それにも関わらず、その3日以内に新たな制作・配給会社をみつけ、撮影にこぎつけられたのは、プロデューサーでもあるセロンの情熱と力だったそうです。なんともかっこいい映画人。『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』『グリンゴ/最強の悪運男』に続き、出演作の日本公開は今年すでに3本目。いま絶好調の女優です。
2020年02月17日『シン・レッド・ライン』『ツリー・オブ・ライフ』などの巨匠テレンス・マリック監督最新作となるサーチライト・ピクチャーズ作品『名もなき生涯』。この度、ヒトラーへの忠誠を拒絶し、自らの信念を貫いた主人公フランツの妻役を務めたオーストリア出身の女優ヴァレリー・パフナーのロングインタビュー映像が、シネマカフェに到着した。ヴァレリー・パフナーといえば、『エゴン・シーレ死と乙女』(’17)ではプレイボーイで非情、野心的な画家エゴン・シーレの美のミューズを演じたことで知られ、名作「死と乙女」のモデルとなった女性を体当たりで熱演し、オーストリア映画賞で最優秀女優賞を受賞した。そんなヴァレリーは本作『名もなき生涯』で、第二次世界大戦時のオーストリアに実在した、ヒトラーへの忠誠を拒絶し自らの信念に殉じた農夫フランツ(アウグスト・ディール)の妻、ファニことフランチスカ・シュワニンガーを演じた。山と谷に囲まれた美しい村で農夫として働くフランツのもとにも、やがて召集令状が届くが、彼はヒトラーへの忠誠を誓う署名を頑なに拒み、直ちに収監されてしまうのだ。ヴァレリーは役に惹かれた経緯について、「脚本よりも前に“手紙”が送られてきて、読んでみたら最初の3分の1で涙が出てきました。それから最後まで泣きどおしでした」と語る。“手紙”とは、フランツが収監されている時にファニと交わした実際の書簡のことで、英訳版として出版されているもの。「彼らは最後まで本当に通じ合っていたし、互いに力を与え合っていたんです。ただの農民なのに、あんなにも強い。知識人でもなんでもなくても、心に強い気持ちを持っている。とても感動的な話だと思いました」と明かす。実際のフランチスカが94歳くらいの時のインタビューを見たことがあるそうで、「近所の人が2人のことを語るシーンもあって『本当に愛し合っていた』と言っていました。『愛し合っているのが見て分かる』と。当時の農民にとって、恋愛結婚は珍しいはずです。でも2人はしたんです」。そんな彼女の役作りについて、独特な手法で撮影をすることで知られる監督テレンス・マリックに対し、「テレンスは常に本物の瞬間を追い求めています。だからこそ、出演する女優としては何かをしようとしては絶対にいけない。その瞬間を生きなきゃいけない。それがとても難しい時もあります。ただそこにいて吐き出すしかないのです」とふり返る。時に1テイク28分もの長回しで、即興や想像力が尽きるまで演じることを求められたというが、その撮影法を通じて「キャラクターには幾つもの層があって、1つに絞れるものじゃないことを学びました」とも語った。神の存在すら身近に感じさせる、あまりにも美しい光と風景のなか、愛に満ちた胸を震わす書簡を紐解きながら、人間の真実と尊厳に迫る本作。ひたむきな瞳でナチスに立ち向かった男の妻を、「監督を信頼しているから、安心して手を離せます」と監督に全面的な信頼を寄せながら、スクリーンの中で生きたヴァレリーの姿に注目してみてほしい。『名もなき生涯』は2月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:名もなき生涯 2020年2月21日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox
2020年02月08日第72回カンヌ国際映画祭において「人間の内面を豊かに描いた作品」に贈られるエキュメニカル審査員賞を受賞した巨匠テレンス・マリック監督最新作『A Hidden Life』が、邦題『名もなき生涯』として2020年2月21日(金)に公開決定、予告編が解禁となった。カンヌ国際映画祭パルム・ドールや監督賞、ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞するなど、唯一無二の映像体験によって観る者を別次元へと誘う映画監督テレンス・マリックが、46年のキャリアの中で初めて実在の人物を描いた本作。76歳を迎えた巨匠が作家生命をかけ、第2次世界大戦下、ヒトラーへの忠誠を拒絶し自らの信念に殉じた一人の農夫フランツの生涯を、力強く崇高に描き切る。この度解禁となった予告編に映し出されるのは、神の存在を身近に感じさせるような、山と谷に囲まれた村の美しい光と風景。そして、決してナチスドイツには屈せず、あまりに不条理な現実を前にしても、妻や娘への愛と自身の信念を貫き通そうとしたフランツの姿。いま伝えなければと巨匠を駆り立てた、人間の真実と尊厳に迫る彼の姿が魂を揺さぶる映像となっている。『名もなき生涯』は2020年2月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年11月01日映画『名もなき生涯』が、2020年2月21日(金)に公開。監督は、『ツリー・オブ・ライフ』『シン・レッド・ ライン』を手掛けたテレンス・マリック。第二次世界大戦下、愛と信念に生きた1人の男の物語物語の舞台は、第二次世界大戦下、ドイツの侵攻とともにナチスの支配下に入ったオーストリア。度重なるナチスドイツの従軍指令とその軍門に降った教会の指示に従わず、ひたすらに自分の信念と妻や娘への愛に生きた一人の誠実な農夫 フランツ・ヤゲルシタッターの生涯が描かれる。主演に、ドイツの俳優アウグスト・ディール主演を務めるのは、『イングロリアス・バスターズ』『マリアンヌ』に出演したドイツの名優アウグスト・ディール。また、『ベルリン・天使の詩』『ヒトラー ~最期の 12 日間~』で知られ、今年2月に逝去したブルーノ・ガンツも出演。遺作となった本作の重厚な物語をしっかりと支える重要な役割を担っている。カンヌ&トロント国際映画祭出品なお『名もなき生涯』は、第72回カンヌ国際映画祭において、「人間の内面を豊かに描いた作品」に贈られるエキュメニカル審査員賞を受賞している。【詳細】映画『名もなき生涯』公開日:2020年2月21日(金)キャスト:アウグスト・ディール、ヴァレリー・パフナー、ブルーノ・ガンツ ほか原題:A Hidden Life配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
2019年09月09日ナチスの脅威に屈さず己の信念を貫き通し、揺るぎない家族への愛を胸に生きた男の実話を描いた巨匠テレンス・マリック監督最新作『A Hidden Life』(原題)が日本公開されることが決定した。本作の舞台は第二次世界大戦下、ドイツの侵攻とともにナチスの支配下に入ったオーストリア。度重なるナチスドイツの従軍指令とその軍門に降った教会の指示に従わず、ひたすらに自分の信念と妻や娘への愛に生き36歳で殉教した1人の誠実な農夫、フランツ・ヤゲルシタッターの“知られざる生涯”を描く。監督・脚本は、名誉ある賞に輝いた『天国の日々』『シン・レッド・ライン』『ツリー・オブ・ライフ』などを代表作に持ち、他の追随を許さぬ独自の美学に貫かれた傑作を生み出し続ける伝説的映画監督テレンス・マリック。圧倒的な映像美と涙を誘うストーリーテリングで、彼の輝かしいキャリアの中でもさらなる頂点を極めたとの呼び声も高い。主演は、『イングロリアス・バスターズ』『マリアンヌ』などの出演で国際的にも知られ、第92回アカデミー賞主演男優賞部門でも有力候補として俄然注目される、ドイツを代表する名優アウグスト・ディール。また、『ベルリン・天使の詩』『ヒトラー~最期の12日間~』などで知られ、惜しくも2月に亡くなり本作が遺作となった名優ブルーノ・ガンツが、この重厚な物語をしっかりと支えている。今年開催の第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品、公式上映後には、万感のスタンディングオベーション&拍手喝采が巻き起こった本作。映画評論家からも「パルムドール受賞の『ツリー・オブ・ライフ』以来の最高傑作」「まさに天才の仕事」「途方もなく美しく、胸が張り裂ける作品」といった最高評価が相次いだという。また第44回トロント国際映画祭への出品も決定している。早くも本年度の賞レースにおける重要作品として世界中から注目を集めている本作に期待したい。『A Hidden Life』(原題)は2020年2月、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2019年09月06日古川雄輝が主演を務め、『猟奇的な彼女』のクァク・ジェヨン監督が北海道と東京を舞台に、神秘的で幻想的な「愛」の物語を描いた『風の色』。この度、Mr.マリック監修のマジック版ポスタービジュアルと、映画の魅力を凝縮させた2パターンの予告映像が到着した。本作は、同じ容姿の2組の男女が織りなす物語となっており、主演の古川さんとヒロイン役の藤井武美は、それぞれ一人二役に挑戦。今回は、2人が本作の魅力を余すところなく凝縮して伝える「ビジュアル編」、同じ顔を持つ2組の男女を古川さんと藤井さんが一人二役を演じ、マジック映像と共に伝える「ストーリー編」の2本の映像が公開された。また、俳優人生の中で一番過酷な撮影だったと古川さん本人が語った脱出マジックのシーンは、極寒の知床に日韓合作映画ならではのワールドワイドな予算で大掛かりなセット組み上げ撮影されており、本映像からもその迫力が伝わってくる。『風の色』は2018年1月26日(金)よりTOHOシネマズ 日本橋ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年12月21日レニー・クラヴィッツの愛娘にして、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』や『ダイバージェント』シリーズなどで活躍するゾーイ・クラヴィッツ主演のクライム・ラブストーリー『ロキシー』(原題:Vincent N Roxxy)。本作から、先日のフジロックでのパフォーマンスが話題になりTwitterトレンド入りも果たした「The xx(ザ・エックス・エックス)」の「Angels」が彩る予告編映像と、ポスタービジュアル&場面写真が一挙に解禁となった。人通りの少ない路地裏で、ギャング風の男たちから逃げようとする女性を偶然に見かけ、助けたヴィンセント。会話もなく、どこまでも続く穀倉地帯を走り続ける2人。彼女の名はロキシー。ギャングから金を盗んだとして兄が殺され、金の行方を知っていると疑われたロキシーはギャングから追われていたのだった。行くあてもなく、ヴィンセントの故郷の町に身を潜める2人は、次第に心惹かれてゆくように。しかし、平穏な日々は続かず、居場所をかぎつけたギャングの手が、すぐそこまで迫っていた…。昨年4月にトライベッカ映画祭でプレミア上映されるやいなや、批評家と観客を衝撃の渦に巻き込んだクライム・ラブストーリーが、ついに日本上陸。『地獄の逃避行』(’73/テレンス・マリック監督)や『タクシードライバー』(’76/マーティン・スコセッシ監督)に多大な影響を受け、アメリカン・ニューシネマの新たな系譜を感じさせる1本となっている。組織から追われ、逃げ場を失った主人公のロキシーを演じるのは、歌手、モデル、そして女優とマルチに活躍し、「Variety」誌の「注目の俳優10人」に選出された次世代スターのゾーイ。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』では、イモータン・ジョーに囚われた妻たちの中で最も覚悟を決めた強い女性トーストの印象が記憶に新しく、エミー賞ノミネートの海外ドラマ「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」では若き母親役に挑戦。本作でも、心に傷を負い、復讐に燃えるロキシーを強く美しく演じている。共演には、本格ホラーの傑作『ジェーン・ドウの解剖』やショーン・ペン監督作『イントゥ・ザ・ワイルド』などで知られる実力派エミール・ハーシュ、カリスマ的人気を誇るミュージシャン、カニエ・ウェストの愛弟子キッド・カディらが名を連ねている。この公開された日本版ポスターでは、ロキシーとヴィンセント、2人の目線が合うことはなく、ロキシーの手に握られた銃と背景に飛び散る赤が不穏な雰囲気を醸し出している。また、予告編では、ロキシーとヴィンセントの出会いから、2人が思いを重ね合う幸せな日々が長くは続かない、緊迫感と疾走感あふれる仕上がりに。そのロキシーとヴィンセントが次第に心惹かれてゆくロマンティックな世界観を彩るのは、女性ヴォーカルが印象的な英バンド「The xx」の代表曲「Angels」。「The xx」は最新アルバム「I See You」が全米チャート2位を飾り、先日行われた世界最大規模のロック・フェスティバル「グラストンベリー・フェスティバル」のメインステージを務め、「フジロック2017」では日本も沸かせたばかり。監督を務めたゲイリー・マイケル・シュルツは日本での公開にあたり、「この映画は“愛”という普遍的なものを描いている作品なので、きっと日本の人々にも受け入れてもらえると思う。そして少しでもキャラクターたちの感情に共感してもらえると監督として嬉しい」とコメント。本作の日本公開に喜びの声を寄せている。『ロキシー』は10月21日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月08日アンドリュー・ガーフィールドが主演を務め、本年度アカデミー賞作品賞、監督賞を含む6部門にノミネート、見事2部門を受賞した『ハクソー・リッジ』。このほど、主人公の実在の人物デズモンド・ドスを演じたアンドリュー、彼の上官を演じたサム・ワーシントン、恋人のドロシーを演じたテリーサ・パーマーの3人が、メル・ギブソン監督について語った動画インタビューが解禁された。ヴァージニア州の田舎町で育ったデズモンド・ドスは、第2次世界大戦が激化する中、陸軍への志願を決める。先の大戦で心に深い傷を負った父からは反対され、恋人のドロシーは別れを悲しむが、デズモンドの決意は固かった。だが、訓練初日から彼のある“主張”が部隊を揺るがす。衛生兵として人を救いたいと願うデズモンドは、「生涯、武器には触らない」と固く心に誓っていたのだ。上官と仲間の兵士たちから責められても、その意志は変わらない。軍法会議にもかけられるが、思いがけない助けを得て主張を認められたデズモンドは、ついに激戦地の“ハクソー・リッジ”へと赴く――。本作のメガホンをとり、自身も10年ぶりにアカデミー賞監督賞にノミネートされたメル・ギブソン。12歳で家族と共にオーストラリアへ移住。1979年、ジョージ・ミラー監督に見出され『マッドマックス』に出演し、世界中から一躍注目を浴びた。その後、『リーサル・ウェポン』など数々の大ヒット作に出演、監督第2作目『ブレイブハート』でアカデミー賞作品賞、監督賞をはじめとする5部門に輝いた。2004年には製作、監督、脚本を手掛けた『パッション』がR指定映画としては最高の興行収入を記録、アカデミー賞で3部門にノミネートされる。06年、同・音響録音賞ほか3部門ノミネートの『アポカリプト』で全米初登場第1位を記録した。それから10年あまり、幾多もの苦難を乗り越えて完成した本作で、世界各国の映画賞に輝き、鮮やかな復活を遂げた。ギブソン監督は、武器を持たずに戦場へと向かい、75人もの負傷兵を救ったドスの人生に魅了されたが、ドス本人は映画化を断り続けていたという。「映画化の許可を求めても、ドスは何年もの間繰り返し断ってきた。彼は、真の英雄は大地に眠る人たちだと主張していた。しかし、映画の世界は架空の英雄であふれている。そろそろ真の英雄を称賛してもいいのではないだろうかと僕は考え、作りあげた」とギブソン監督は語る。映像では、そのギブソン監督が「ドスを演じられる唯一の俳優」と太鼓判を押すアンドリューが、「(ギブソン監督は)“映画作りは楽しくない”と言いつつ、絶対に楽しんでいると思う」と話し始める。「彼自身がすばらしい俳優でもあるから、彼に見守られていると強い安心感がある」と、俳優出身の監督だからこその信頼感を強調、「監督に全てを委ねられる感覚がとても重要だ。でも俳優が全身全霊をかけて演技するには、監督に愛情と配慮が必要なんだ。そうでないと自分をさらけ出せない。それができる監督は物語も大切にする。メルのすばらしさは言葉では語り尽くせない」と、本作の撮影において全幅の信頼をギブソン監督においていたことを明かす。また、ギブソン監督が「キャリア史上最高の演技」と絶賛するオーストラリア出身のサムは、ドスと対峙するグローヴァー大尉を演じている。「メルの出演作や監督作を観て育った。だから最初は尻込みしたよ」とサム。「彼は映画製作において驚くべき感性を持っていて、映画監督としてとても柔軟な人だと分かった。気軽に演じさせてくれるのに どの監督よりも指示が的確だ」と鮮やかな演出手腕に言及。そして「20年前に聞きたかったよ」と微笑んでみせた。「何をどうしたいのか、弱さや繊細さも理解している。そして適確な導き方を心得ているの」と語るのは、ヒロインを演じたテリーサ。彼女もまたオーストラリア出身で、テレンス・マリックの『聖杯たちの騎士』やルーク・ブレイシー主演の『X-ミッション』など、幅広いジャンルの作品でキャリアを伸ばしてきた注目の女優だ。3人のキャストが語る通り、俳優として圧倒的な存在感を放ってきたメルは、監督として演技者の心をつかむ鮮やかな演出手腕を見せている。10年振りの最新作は、戦争の常識を塗り変えた男デズモンド・ドスの真実に臨場感たっぷりに迫っており、観る者を圧倒させるはずだ。『ハクソー・リッジ』は6月24日(土)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハクソー・リッジ 2017年6月24日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開(C) Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016
2017年06月14日メル・ギブソン監督のもと、アンドリュー・ガーフィールドが“武器を持たない”兵士を演じている『ハクソー・リッジ』。本作で、アンドリュー演じる主人公がひと目惚れする女性ドロシーを演じたニューヒロイン、テリーサ・パーマーの場面写真がシネマカフェに到着した。『ブレイブハート』でアカデミー賞作品賞、監督賞など5部門に輝いたギブソン監督が放つ本作は、まるで戦場にいるかのような臨場感。主演を務めるのは、若き実力派として知られ、本作で自身初のアカデミー賞主演男優賞ノミネートを果たしたアンドリュー。2人の強力タッグで贈る本作では、主人公デズモンド・ドスをめぐり、3つの異なる場所が舞台となっている。1つは、彼の信仰や信念の礎となる故郷で、最愛の人と出会うヴァージニア州のリンチバーグ。2つ目は、軍に志願したドスが訓練を受け、軍事裁判にかけられるジャクソン基地の兵舎。最後は、史上最も熾烈とされる接近戦が行われた戦場“ハクソー・リッジ”だ。故郷リンチバーグで、ドスが運命的な出会いをした最愛の人が看護師のドロシー。演じているのは、ギブソンの本拠地オーストラリア出身の若手女優テリーサ・パーマー。初演技にして初主演作『明日、君がいない』(’06)で注目されると、ニコラス・ホルト演じるゾンビにひと目惚れされるヒロインを演じた『ウォーム・ボディーズ』(’13)、巨匠テレンス・マリックの『騎士たちの聖杯』(’15)、エクストリームアクション大作『X-ミッション』(’15) 、恋愛小説の名手ニコラス・スパークス原作の『君がくれた物語』(’16)など、幅広いジャンルの作品に出演、『トリプル9 裏切りのコード』(’16)ではケイシー・アフレックの妻役も務め、着実にキャリアを伸ばしてきた。2017年も、主演作が3作も待機するハリウッドが注目する最も旬な女優の1人だ。今回公開された場面写真は4点。事故に遭った人を連れて病院を訪れたドスが、白衣のドロシーに初めて出会う。彼女の美しさにすっかり魅せられたドスは、その日から彼女に会うためだけに献血に通うことに。続いて、映画館でのデートでは、彼はスクリーンではなく、彼女ばかりを見つめて微笑んでいる。そして運命のプロポーズ。兵役に志願することを心に秘めたドスは、ついにドロシーに結婚を申し込む。その場所は、なんと思い出の献血室。互いに見つめ合う2人は、ロマンティックなカップルそのもの!ドスにとってまさに白衣の天使となったドロシーの姿は、その後に控える、熾烈を極める戦闘の予感すら感じさせない。だが、自らの信念を貫いて武器に触れないドスと、彼の一途な思いを受けとめようとするドロシーには、さらなる試練が待ち受けているのだ…。圧倒的な臨場感で描かれる戦闘シーンで注目を集める本作には、ロマンティックな見どころも満載。テレンス・マリックやメル・ギブソンをはじめ、巨匠や気鋭監督が認めたテリーサがスクリーンで披露する美しい姿は、久々に恋する青年を演じたアンドリューをいっそう輝かせている。『ハクソー・リッジ』は6月24日(土)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハクソー・リッジ 2017年6月24日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開(C) Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016
2017年05月12日先日開催された第74回ゴールデン・グローブ賞にて、作品賞(コメディ/ミュージカル部門)、監督賞をはじめ歴史的快挙となる最多の7部門を受賞したミュージカル・ラブストーリー『ラ・ラ・ランド』。このほど、本作で主演を務めたライアン・ゴズリングと監督のデイミアン・チャゼルの来日が決定!ライアンは『きみに読む物語』以来、実に13年ぶり、チャゼル監督は念願の初来日を果たすことになった。夢追い人が集まる街、ロサンゼルス。映画スタジオのカフェで働くミア(エマ・ストーン)は女優を目指していたが、何度オーディションを受けても落ちてばかり。ある日、ミアは場末のバーでピアノを弾くセバスチャン(ライアン・ゴズリング)と出会う。彼はいつか自分の店を持ち、本格的なジャズを思う存分演奏したいと願っていた。やがて2人は恋におち、互いの夢を応援し合うが、セバスチャンが生活のために加入したバンドが成功したことから、2人はすれ違い始める――。ゴールデン・グローブ賞ではコメディ/ミュージカル部門の作品賞、主演男優賞、主演女優賞ほか、監督賞、脚本賞、作曲賞、主題歌賞とノミネートされていた7部門を全制覇する快挙となった本作。また、ストーリーも楽曲も完全オリジナルで本作を作り上げた現在31歳のチャゼル監督は、1972年に『ゴッドファーザー』で受賞したフランシス・フォード・コッポラ監督(当時32歳)の記録を塗り替える歴代最年少での監督賞受賞となった。1985年、アメリカ・ロードアイランド州生まれのチャゼル監督。2014年、『セッション』がサンダンス映画祭でグランプリと観客賞のW受賞を果たして、たちまち注目を浴び、アカデミー賞では作品賞や自身の脚色賞を含む5部門にノミネート。J・K・シモンズの助演男優賞を含む3部門で受賞し、日本を含む世界各国で大ヒットを記録した。初めて監督を手掛けた作品は、ハーバード大学在学中に制作したミュージカル映画『Guy and Madeline on a Park Bench』(’09)で、同作もメディアから高い評価を受け、「LAウィークリー」には「2010年のベストデビュー作」、「タイムアウトニューヨーク」からは「いとも簡単に、ここ数十年の中で最高の作品としてのし上がった」と絶賛。イライジャ・ウッド主演の『グランドピアノ~狙われた黒鍵~』の脚本や『10クローバーフィールド・レーン』の共同脚本でも知られる。今回はファン待望の初来日となる。また、1980年、カナダ・オンタリオ州生まれのライアンは、子役から活躍していたが、『きみに読む物語』(’04)が世界的大ヒットとなり一躍人気を獲得。その後、『Half Nelson』(’06)でアカデミー賞に初ノミネートされ、続く『ラースと、その彼女』(’07)、『ブルーバレンタイン』(’10)、『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』(’11)でゴールデン・グローブ賞にノミネートされる。エマ・ストーンとは『ラブ・アゲイン』『L.A.ギャングストーリー』で過去に2度共演。今年は『ナイスガイズ!』や『ブレードランナー2049』ほか、テレンス・マリック監督の『Song to Song』(原題)も控えている。アカデミー賞に最も近いといわれる本作。2人が日本で何を語ってくれるのか、また1月24日(火)に発表されるアカデミー賞ノミネートの行方にも引き続き注目していて。『ラ・ラ・ランド』は2月24日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月14日世の中がしあわせオーラに満ちることはとってもイイことですが、知り合いであっても彼らのリア充投稿を浴びすぎると、たださえ寒いこの季節に心も凍てついてしまいそうで、年末年始はできるだけ(ショックを受けそうな)SNSから遠ざかる生活を送っている古山エリーです。今宵もたわごとお付き合いくださいませ。「四十を過ぎると身体のあちこち調子が悪くなるよ」と周りから聞いておりますが、まだ四十代の前半だから私は大丈夫、大丈夫~!と余裕のよっちゃん(こういう昭和言葉をつい思い浮かべて、そのまま書いちゃう自分がイヤ…)のつもりでしたが、少し前に10日ほど頭痛が続いてお医者さんに診てもらうことに。「肩こりからくる頭痛だと思いますが、念のため検査しましょう」とMRI検査を受けました。短時間で終わるCTスキャンと違ってMRIは20~30分かかり、看護師さんから「閉所恐怖症じゃないですか?」「ずっと音がしていますけど、具合が悪くなったらボタンを押してくださいね」と説明を受けて検査室へ。狭い空間が苦手の人が多いようですが──「SF映画に出てくる宇宙船の脱出カプセルみたい!」私のなかでは映画のセットのようで、ちょっと心が躍っちゃったり…(こういう所でも妄想力、全開!)。そして基本どこでも寝られる女。断続的に音がしているなかで、あの音のなかで何と!ほぼほぼ寝ておりました(信じられない…)。どんだけ神経太いんですか?と自分にびっくりです。アンタって…と。あ、検査結果は異常なし。毎日ストレッチをして肩こりをほぐし、ついでに周囲のしあわせに過剰反応しないように「よしっ、心もほぐそう!」と選んだ映画は『聖杯たちの騎士』です。主人公はクリスチャン・ベイルの演じる脚本家のリック。映画界で成功を収め華やかな生活を送るリックは、ある日ふとした瞬間に自分の人生は「これでいいのか?」「なにか間違ってはいないか?」と疑問を抱き、いわゆる自分探しの旅に出て、その途中で6人の女性たちと出会います。映し出される映像はエマニュエル・ルベツキ(※)の撮影なので文句ナシに美しいのですが、監督はテレンス・マリックですから、ストーリーはあるようでなくて、そう簡単に理解できる映画ではありませんでした。ただ、悩める人にはものすごく響くのでないないかと。リックという悩める1人の男が導かれるように1人、また1人…女性と出会い、その出会いと別れが描かれ、彼女たちが放つセリフが響いてくる。セリフはもちろんリックに向けられたものですが、捉え方によっては観客がそのときに抱えている悩みに向けられているようでもあって。たとえば「何でも試して、ためらわないで」とか「愛は貴重なの、見つけたら迷っちゃダメ」とか。悩める四十路にはグサグサ突き刺さってきました。おそらくしあわせに満ち満ちているときに観たら、リックのことを「グズグズした情けない男だなぁ」とイラッとしたかもしれないですが、悩める者同士は共感するんですね、きっと。そんなこんなで来年こそは「愛をつかみ取るぞ!」と気合いをいれつつ、今宵はここまで。また来年。(text:Elie Furuyama)※エマニュエル・ルベツキ……2013年『ゼロ・グラビティ』、2014年『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』、2015年『レヴェナント: 蘇えりし者』で、3年連続アカデミー賞撮影賞受賞。(Elie Furuyama)
2016年12月30日