「ホルガ(Holga)」初のデジタルカメラ「ホルガ デジタル(Holga Digital)」から、ネオンカラーの新色が登場。2016年8月20日(土)より、東急ハンズ全店舗にて2週間限定の先行販売がスタートする。一般販売は9月3日(土)より順次開始。背景のケラレ、ぼけ、光漏れ、ゆがみ等、他には出せない独特な味のある仕上がりはそのままに、写真撮影機能をデジタル化した「ホルガ デジタル」。撮影は、アスペクト比を長方形(4:3)と正方形(1:1)のいずれかに設定し、絞りをF2.8かF8.0から選ぶ簡単2ステップ。Wi-Fi SDカードにも対応しているので、撮影した写真をそのままSNS等でシェアするといったデジタルカメラならではの機能を使えるのも嬉しい。今回発売される新色は、鮮やかなネオンカラー全4色。これからの時期に野外でも映えるネオンカラーは、レジャーやフェスなどで注目を集めること間違いなしだ。【商品情報】ホルガ デジタル 新色発売日:2016年8月20日(土) 東急ハンズにて先行販売スタート※一般販売は9月3日(土)より順次開始。価格:9,800円+税カラー:ネオンブルー/ネオングリーン/ネオンオレンジ/ネオンイエローサイズ:L92×W56×H73mm重量:約100gイメージセンサー画素数:800万画素電源:DC 3V(単3電池×2本:非付属
2016年08月04日アクセンチュアは4月5日、デジタル分野でのサービス拡大に向けて、デジタルマーケティング事業を展開するアイ・エム・ジェイ(IMJ)の株式の過半を取得することで合意した。IMJは1996年に設立し、現在およそ600名の社員を擁するデジタルマーケティング領域における国内企業で、さまざまな顧客に対し包括的なデジタルマーケティングサービスを提供している。同社の強みは、デジタル戦略の立案やコンテンツの設計・開発、デジタルマーケティング施策によるユーザー獲得支援、キャンペーン管理、データ分析などの多様なマーケティング機能と、それらを支えるクリエイティブを組み合わせた独自のサービスにある。同社はこれらのサービスにより、国内の消費財、飲料、自動車、通信、金融、エンターテインメントや小売業界などの顧客の成長に貢献しているという。今回の合意に基づく株式取得の完了後は、アクセンチュア・デジタルの構成チームであるアクセンチュアインタラクティブの国内市場に向けたサービス提供能力が強化される。また、アクセンチュアとIMJが持つ、クリエイティブ性、デジタルテクノロジーの専門知識、およびコンサルティング能力が融合され、戦略から実行までを一貫して提供できる体制が整う。なお、IMJの株式取得は規制当局による承認ならびに商習慣に基づく完了条件に従って実行され、完了後は両社で共同した運営体制を構築していく。
2016年04月06日米Sony Electronicsは3月29日(現地時間)、35mm判換算で24~600mmの光学25倍ズームレンズを搭載したデジタルカメラ「RX10 III」を発表した。価格は1,500ドルで、5月の発売を予定している。日本国内での発売については明らかにされていない。RX10 IIIは、1型・2,010万画素の「Exmor RS」センサーと、光学25倍・24~600mm(35mm判換算)で絞り開放値F2.4~F4の「ZEISS Vario-Sonnar T*」レンズを搭載。2015年8月に発売された「RX10 II」は光学8.3倍・24~200mmでF2.8通しのズームレンズを搭載した製品だが、それを大きく上回る高倍率ズーム仕様となっている。RX10 IIIのExmor RSセンサーは、DRAMを一体化した積層型のCMOSセンサーで、RX10 IIの際に導入されたものと同じ仕組み。画像処理エンジン「BIONZ X」との組み合わせにより、40倍・960fpsのスーパースローモーション動画撮影、1/32,000秒の歪み防止(Anti-Distortion)高速シャッター、4K動画撮影(QFHD 3,840×2,160ピクセル)が可能となっている。AF性能は最短0.09秒を実現。シャッター速度4.5段分の手ブレ補正機能を備えている。最望遠600mm時の最短撮影距離は72cm、撮影倍率は0.49倍。ISO感度は標準でISO100~12800、拡張でISO64/80に対応。連写性能は最高で14コマ/秒。EVFは約236万画素の有機EL式。背面の液晶モニターは3型・約123万ドットでチルト対応。本体サイズはW132.5×H94.0×D127.4mm、重さは1,095g(バッテリーとメモリースティック PRO Duo含む)。ちなみに、RX10 IIのサイズと重さはW129.0×H88.1×D102.2mm/813gだ。
2016年03月31日ライカカメラジャパンは、英国のラグジュアリーブランド「グローブ・トロッター(GLOBE-TROTTER)」とコラボレーションした「GLOBE-TROTTER for LEICA」シリーズとして、カメラバッグ、ライカのカメラ用となるリストストラップとキャリングストラップを、国内限定で5月に発売する。今回のコラボレーションは、職人が手作業で上げるものづくりの姿勢や、使うことで刻まれていく傷なども愛着ある味わいを醸し出すといった、ブランドコンセプトが持つ共通の価値観から実現した。グローブ・トロッターの「ジェット・コレクション」をベースにしたカメラバッグは、ライカマニアというグローブ・トロッターの英国職人が開発。上質感とともに、カメラバッグとしての使用感も高く仕上げている。特にライカTをイメージしてデザインされ、バッグの内部にカメラを固定できるカメラケースをセットにした。このカメラケースは、バッグからカメラを出して持ち歩くときや写真を撮るときも、カメラ本体に取り付けたままで使える。税込価格は、カメラバッグが222,480円、リストストラップが17,280円、キャリングストラップが21,600円だ。カメラバッグは50個限定で、ライカストア、およびグローブ・トロッター銀座にて販売。グローブ・トロッター銀座は2016年3月31日にオープンし、今回のコラボレーション製品を発売に先駆けて展示するほか、2階フロアの会員制ラウンジにてライカ製品の試用も提供する。なお、今回のコラボレーション製品に合わせて、ライカTボディとレンズを組み合わせた特別セットも用意。内容と税込価格は、「ライカT トラベルキットGLOBE-TROTTER for LEICA (標準ズームレンズ)」が603,612円、「ライカT トラベルキットGLOBE-TROTTER for LEICA (23mm単焦点レンズ)」が632,772円。
2016年03月30日デジタルガレージは、ドラッグストア事業を全国展開するココカラファインヘルスケアと協業し、デジタルガレージ が新規に開発した、小売店の店頭で行うプロモーションサービスのプラットフォームを利用した中国からのインバウンド消費促進施策を展開すると発表した。このプラットフォームは、店頭で実際に商品を見てから購入を決めるという消費スタイルが多いことを受けたもので、スマートフォンを活用して中国語で商品情報を配信し、商品への理解を深め、購入を考えるきっかけを提供するもの。具体的には、訪日中国人に対して店内MAPと情報提供の仕組みが記載されたチラシを配布し、QRコードが設置された対象商品の棚に誘導。顧客がスマートフォンでQRコードを読み込むと、商品についての詳細な説明ページが立ち上がり、商品訴求を行う。一連の情報は全て中国語で提供する。このサービスをココカラファインヘルスケアが運営する一部店舗でテスト導入したところ、一部商品では情報ページの閲覧数と販売数が同数になるなど、スマートフォンを活用した情報提供と販売に高い相関性を見出すことができたという。また、68%の中国人客が「購入を考えるきっかけになった」と回答し、高い販売促進効果が認められたという。そのため、協賛企業の協力のもと、導入店舗や紹介商品数を拡大し、サービス展開する。
2016年03月22日フェンディ(FENDI)が日本で公式デジタルブティック(fendi.com)をオープンした。昨年オープンしたヨーロッパとアメリカに続き日本でも、デザインを一新した公式サイト内にデジタルブティックがオープン。ウィメンズからは、バッグ、レザー小物、シューズ、ファッションジュエリー、テキスタイル、バックチャームなどのアイテムを展開。16SSコレクションで登場したバッグストラップ「ストラップ ユー(STRAP YOU)」も登場する。メンズからは、バッグ、レザー小物、ジューズ、アクセサリーに加え、音楽プロデューサーのドクター・ドレー(Dr. Dre)が手掛けるオーディオブランド、ビーツ・バイ・ドクター・ドレ(Beats by Dr. Dre)とコラボレーションしたヘッドフォンも販売される予定だ。また、デジタルブティックのオープンを記念した特別なビデオ「フラワーランド(FLOWERLAND)」も公開された。動画引用元: (FENDIオフィシャル:
2016年03月17日博報堂DYメディアパートナーズは、100%子会社として、博報堂DYグループのデジタルメディア領域の中核会社「株式会社博報堂DYデジタル(本社:東京都港区)を2016年4月1日付で設立すると発表した。博報堂DYデジタルは、成長市場であるデジタルメディアビジネスのシェア拡大に向けたデジタル人材の採用と育成による体制強化に取り組むほか、博報堂DYグループ各社やDACグループとの連携をこれまで以上に強め、デジタルメディアビジネスを中核に据えたクリエイティブ・マーケティング・プロモーション・CRM・データ解析・システム開発・デジタル戦略コンサルティング等、新たなデジタルビジネスを創出し、次世代型の統合コミュニケーションを実現するという。そして、生活者、企業、メディア、すべての「デジタルシフト」を主導するデジタルリーディングカンパニーを目指すとしている。なお、博報堂DYデジタルは、博報堂DYメディアパートナーズのi-メディア局等の組織と、博報堂DYメディアパートナーズ100%子会社の博報堂DYインターソリューションズを戦略的に統合することで設立し、2016年4月1日から、新たに営業を開始する。資本金は9980万円で、社員数は約300名の予定。主な事業内容としては、・デジタルメディア・プラニング・プロデュース(デジタル制作、企画プラニング、戦略コンサルティング他)・デジタルメディア戦略&デジタルメディア商品開発・デジタルキャンペーン&プロモーションプラニング・ソーシャルメディアマーケティング制作、運用・データマーケティング(DMP構築・コンサルティング・データ分析)・デジタルソリューション開発などを行う。
2016年03月01日●SDアソシエーションからSDメモリーカードの新規格○メモリーカード、HDD、NAS、SSDと様々なストレージが勢ぞろい神奈川県・パシフィコ横浜で2月25日~28日で開催の「CP+2016」では、デジタルカメラに必須のメモリーカード、バックアップに必要なストレージ類も各社から展示されていた。総合ゾーン(G)とフォトプリントメディアゾーン(M)に展示していた6ブースを紹介したい。○SDアソシエーションSDアソシエーションでは、SDメモリーカードにおけるUHS-I/IIの紹介に加えて、新規格となる転送速度指標「ビデオスピードクラス」を発表していた。これは動画のリアルタイム・マルチファイル(同時記録)を実現するための指標で、最低書き込み速度を保証するものだ。V6 / V10 / V30 / V60 / V90が規定され、数字が最低書き込み速度(MB/s)となっている。また、TLC NANDや3D NANDといった次世代メモリの特徴も考慮し、8MBから512MBまで37種類のブロックサイズを規定。説明員によると、これらのパラメーターはホストデバイスから読み出せるので、メモリーカードを差し込むだけで、スピードクラスや対応ブロックサイズを把握した設定にできるという。実際の製品は対応機器とともに市場投入されるということで、CP+2106の時点では未定。CP+2016で展示されていた4K60Pのカメラにとどまらず、8K UHDも見据えた規格なので、今後の展開がおもしろそうだ。また、東芝のNFC付フラッシュメモリーカードが参考展示されていた。こちらは東芝ブースで展示のNFC付フラッシュメモリとは異なり、スマホやPaSoRiを使ってロックおよび解除ができるメモリーカードだ。紐付けを行ったスマホでロックを解除してパソコンのSDカードスロットに差し込むと、読み書きが行える。そののち、スロットから外すだけで自動的にロックがかかり、スロットに差し込んでも(壊れたかのように)無反応となるデモを見せていた。もし紛失しても、無価値なものになるうえ、解除作業の容易さが印象的だ。○サンディスクサンディスクは、同社製品の体験コーナーとミニセミナーを用意。メモリーカードの体験コーナーでは、「スタンダード」シリーズと「ExtremePro」シリーズで、カメラの連写性能がどれだけ違ってくるかを実際に見られた。ExtremeProシリーズのメモリーカードは高速なので、書き込み待ちが発生しにくく、カメラが持つ連写性能(毎秒○コマ)でほぼひたすら撮影し続けられる。また、ポータブルSSD「Extreme 900 Portable SSD」のデモは、先日の発表会からブラッシュアップ。テスト環境を整えることで、公称値を上回る読み書きスピードが出ていた。USB接続の外付けSSDながら、最大で840MB/s~860MB/sの読み書きスピードを誇る。1層記録のDVD(約4.7GB)に相当する容量を、約5秒で読み書きできる速度だ。○東芝東芝ブースの内容は、SDメモリーカードやUSBメモリーのほか、近距離の高速無線通信技術を用いたTransferJetなどだ。参考出展としてUHS-II対応のmicroSDHCカードがあり、UHS-Iでの動作でも高い性能を持つと説明があった。規格上の最大通信速度は、UHS-Iが104MB/s、UHS-IIが312MB/sだ。変換アダプターが添付される予定で、UHS-IIのフルサイズSDメモリーカードとして使える。「EXCERIA」シリーズのSDメモリーカードも合わせて、2016年は大幅なモデルチェンジを予定しているそうだ。また、スマホでかざすだけで、メモリーカード内のサムネイル画像を取得できるNFC付SDメモリーカードをデモ。このSDメモリーカードを使った抽選もあり、見た目がまったく同じSDメモリーカードに抽選用スマホでかざすと、当たりがわかる。製品の特長を生かしたユニークなデモだ。●WDとアイ・オー・データ機器、マイクロン、トランセンド○ウエスタンデジタルジャパン / アイ・オー・データ機器ウエスタンデジタルジャパンとアイ・オー・データ機器は、共同でブースを構えていた。ウエスタンデジタルの「WD Red」(高信頼性のNAS用HDD)を前面に立てつつ、アイ・オー・データ機器の製品も多く展示。ウエスタンデジタルが出展する展示会ではおなじみの、「カウガール」が製品を紹介するミニイベントには多くの人が足を止めていた。アイ・オー・データ機器が扱う製品としては、HDD、NAS、4K液晶ディスプレイといった、デジタルカメラの周辺機器となる機材が中心だ。ほか、インテルのスティック型PC「Intel Compute Stick」や無線LANルーターなども、幅広く紹介していた。○マイクロンジャパンマイクロンジャパンは、高性能なメモリーカードをアピールするため、ハイエンドカメラを使った連写性能を実感できる展示を行っていた。高速なメモリーカードを使用することで、「バッファフルになるまでの時間が長い」「満タンになったバッファ書き込みが速い」というメリットが得られる。より大量の連写が行えてシャッターチャンスを逃さないことや、多くのメモリーカード規格をサポートしていることを紹介していた。○トランセンドジャパントランセンドジャパンは、フラッシュメモリ製品や通常のメモリ製品だけでなく、近年力を入れているドライブレコーダーなども展示していた。ドライブレコーダーはエンドレス録画されることが多いため、記録メディアには耐久性が必要だ。そこで新製品として、監視カメラ向けの高耐久microSD(HC/XC)カードを紹介していた。一般向けの製品ではは少なくなったMLC NANDメモリチップを採用することで、書き込みと削除の繰り返しに対する耐久性が高くなっている。
2016年02月27日2月25日から神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で開催されているカメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2016」で、パナソニックはコンパクトデジタルカメラの新機種を2機種とコミュニケーションカメラ「DMC-CM10」、そしてLEICAの超望遠100-400mmのレンズを展示している。コンパクトデジタルカメラ「LUMIX DMC-TX1」は2,010万画素の1インチCMOSセンサーを搭載した高級モデル。広角25mm f2.8-5.9のライカレンズ、光学10倍ズームを装備したモデルで4K動画撮影、4K PHOTOにも対応する。「LUMIX DMC-TZ85」は1,810万画素で、画像処理にハイエンド一眼「LUMIX GH4」などと同じヴィーナスエンジンを搭載したモデル。光学30倍ズームとなる焦点距離24~720mm(35mm判換算)レンズを採用している。「DMC-TX1」と同じく4K動画撮影、4K PHOTOの撮影が可能だ。Android搭載のコミュニケーションカメラ「DMC-CM1」の後継機種が「DMC-CM10」だ。カメラ部分は「DMC-TX1」と同じ1インチCMOSセンサーを搭載した2,010万画素で、4K動画、4K PHOTOにも対応する。レンズは28mm f/2.8の広角単焦点レンズで綺麗なボケ味で撮影でき、すぐSNSなどに投稿できるのが魅力だ。そしてもう一つ、マイクロフォーサーズの超望遠ズームレンズ「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 ASPH. / POWER O.I.S.(H-RS100400)」が登場。35mm換算で200-800㎜ながらフォーカスは早い。スポーツやマクロ撮影などに対応できそうだ。このレンズについてはタッチアンドトライが実施されているので、その性能をCP+2016会場で確かめてほしい。
2016年02月25日Polaroidは2月25日、プリント機能を搭載したインスタントデジタルカメラ「Polaroid Snap」を発表した。発売は4月中旬以降。希望小売価格は税別16,000円。Polaroid Snapは、インクを使わずに印刷する「Zero Ink Printing技術」採用のプリンターを内蔵したインスタントデジタルカメラ。デザインは、ロバート・ブラナー氏が率いるスタジオ「Ammunition」が担当し、本体にブランドを象徴するPolaroid Color Spectrumをプリントしている。カラーはブラック、ブルー、レッド、ホワイトの4色。1,000万画素の静止画撮影が可能で、撮影データの記録にはmicroSDカード(最大32GB対応)を使用。基本のプリントフォーマットはカラー、モノクロ、セピアの3種類で、それぞれPolaroidボーダーロゴ付きのフォーマットも用意している。プリントサイズは50×76mm。本体サイズはW12×D2.5×H7.5cmで、重量は約380g。
2016年02月25日静止している被写体だけでなく、動きのある被写体もバシッと写しとれるのがデジタル一眼カメラのよいところです。そのヒミツは、動体撮影向きのAF(オートフォーカス)モードが搭載されていることにあります。デジタル一眼カメラに搭載されているAFモードは、大きく分けて3種類あります。一つは「シングルAF」と呼ばれるもので、シャッターボタンを半押しすると1回だけピントを合わせます。キヤノンでは「ワンショットAF」、ニコンでは「AF-S シングルAFサーボ」という名称です。二つ目は「コンティニュアスAF」と呼ばれるもので、シャッターボタンを半押ししている間、被写体にずっとピントを合わせ続けます。キヤノンでは「AIサーボAF」、ニコンでは「AF-C コンティニュアスAFサーボ」と呼ばれています。三つ目はシングルAFとコンティニュアスAFを自動で切り換えるモードです。キヤノンでは「AIフォーカスAF」、ニコンでは「AF-A AFサーボモード自動切り換え」という呼び方をしています。カメラを全自動撮影モードにしていると、だいたいの機種はこのAFモードになります。○シングルAFとコンティニュアスAFの違いでは、シングルAFとコンティニュアスAFの特徴を紹介しましょう。シングルAFは、おもに静止している被写体、風景や建物、花や小物といったものに向いています。逆に動いている被写体は得意ではありません。シャッターボタンを半押ししたタイミングでAFが作動するので、その後に被写体が移動してしまうとピントが外れてしまうからです。コンティニュアスAFは、動いている被写体を得意とします。半押ししている間、常にピントを合わせ続けるので、好きなタイミングでシャッターを切ることができます。ですが、常にAFが動いている状態なので、ピントが外れる場合もあります。また、静止している被写体を撮る際に、意図していない場所にピントが移ってしまう場合もあります。シャッターボタンを半押ししている間はAFシステムがフル稼働するので、バッテリーの消費量も格段に増えてしまいます。このように、静止している被写体などを自分でピントをしっかり決めて撮りたい場合はシングルAF、とにかく動いている被写体を写したいときはコンティニュアスAFと覚えておけばOKです。ちなみに、デジタル一眼カメラの上位機種になるとAF性能、とくにコンティニュアスAFの実力が入門機とは段違いのレベルになります。動いている被写体をどの位置で捉えるのか、被写体のどういった動きを追従するのか、といったような細かな設定も可能になります。
2016年02月24日ニコンは2月23日、1型CMOSセンサーと24~500mm相当の光学21倍NIKKORレンズを搭載したプレミアムコンパクトデジタルカメラ「DL24-500 f/2.8-5.6」を発表した。6月の発売を予定しており、価格はオープン。推定市場価格は税別120,000円前後。「DLシリーズ」は、ニコンのデジタル一眼レフカメラとNIKKORレンズのクオリティを小型ボディに凝縮した高級コンパクト製品群。シリーズ共通で、1型・有効2,081万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。光学ローパスフィルターレス仕様となっている。新開発の画像処理エンジン「EXPEED 6A」は4コアCPUを中心に構成され、ノイズを抑えた高感度画質を提供する。DL24-500 f/2.8-5.6が搭載するNIKKORレンズは、広角24mmから超望遠500mmの画角(35mm判換算)をカバーする光学21倍ズーム。絞り開放値はF2.8~F5.6で、レンズ構成はEDレンズ3枚を含む11群15枚となっている。3型・約104万ドットのバリアングル式有機ELモニターのほか、本体上部には約236万ドットの有機EL電子ビューファインダー(EVF)を備えている。高度な演算で手ブレを補正する「検知光学VR」に加え、同社のデジタル一眼レフ用超望遠レンズにも採用されている「SPORT(VR)モード」が、動体撮影時のファインダー像を安定させる。本体サイズはW122.5×H89.9×D138.8mm、重さは約780g(バッテリーとメモリーカード含む)。以下、DLシリーズ共通の仕様として、AFシステムはシーンに応じて位相差AFとコントラストAFを切り替える105点のハイブリッドAFエリアと、171点のコントラストAFエリアからなる設計。位相差AF追従で20コマ/秒の高速連写を可能としている。背面のモニターは、3型・約104万ドットの有機EL方式で、タッチ操作やチルト動作に対応している。そのほか、建造物などを下から上に"あおって"撮影した際に起きる歪みを補正する「アオリ効果」、焦点距離の切り換えに便利な「ステップズームリング」といった機能を装備。4K動画撮影機能やニコン独自のBluetooth常時接続機能「SnapBridge」も利用できる。DLシリーズの最初の製品として、この「DL24-500 f/2.8-5.6」のほか、「DL18-50 f/1.8-2.8」「DL24-85 f/1.8-2.8」も同時に発表された。
2016年02月23日ニコンイメージングジャパンは2月23日、コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX A900」「COOLPIX A300」を発表した。いずれも、カメラとスマートフォンを常時接続する新機能「SnapBridge」に対応している。発売は4月で、価格はオープン。推定市場価格(税別)はCOOLPIX A900が50,000円前後、COOLPIX A300が20,000円前後。新採用のSnapBridgeは、ニコンの対応カメラとスマートフォンをBluetooth Low Energyで常時接続する機能。撮影した写真をスマートフォンに自動送信できるほか、写真共有サービス「NIKON IMAGE SPACE」への自動アップロードが行える。また、スマートフォンからリモート撮影も行える。○COOLPIX A900COOLPIX A900は、4K動画の撮影に対応するコンパクトデジタルカメラ。撮影した4K動画から静止画を切り出すこともできる。有効2,029万画素の1/2.3型原色CMOSセンサー、広角24mm相当から超望遠840mm相当(35mm判換算)までカバーする光学35倍ズームのNIKKORレンズを搭載。ダイナミックファインズーム時で70倍の望遠撮影も可能だ。また、レンズシフト方式と電子式を併用した、補正効果4.0段の手ブレ補正機能を搭載している。撮影時のエフェクトは36種類から選択可能。このほか、一定間隔で自動撮影された写真から明るい部分のみを合成し、1枚の写真として記録する「比較明合成」機能を持つ。主な仕様は、有効画素数が2,029万画素、レンズの開放F値がF3.4~F6.9、レンズ構成が11群13枚(EDレンズ4枚)。背面のモニターはチルト式で、サイズが3型、解像度が約92万ドットとなっている。本体サイズはW113×H66.5×D39.9mm。重量は約199g(電池、メモリーカード含む)。カラーはブラックとシルバーの2色。○COOLPIX A300COOLPIX A300は、薄さ約20.1mmとスリムながら、広角24mm相当から望遠200mm相当(35mm判換算時)の光学8倍ズームレンズを搭載するコンパクトデジタルカメラ。主な仕様は、有効画素数が2,005万画素、レンズの開放F値がF3.7~F6.6、レンズ構成が7群8枚。背面のモニターはサイズが2.7型、解像度が約23万ドットとなっている。本体サイズはW95.9×H58×D20.1mm。重量は約119g(電池、メモリーカード含む)。カラーはシルバー、ブラック、ピンクの3色。
2016年02月23日サンコーは2月19日、スマートフォンにリアルタイムで映像を表示できる「ペン型赤外線無線カメラ」を発売した。価格は14,800円(税込)。ペン型赤外線無線カメラは、1,920×1,080ドット / 30fpsの動画や、4,032×3,024ドットの静止画が撮影できるペン型コンパクトカメラ。解像度1,280×800ドット以下では60fpsでの動画撮影も可能。ファイル形式は動画がMOV、静止画がJPGで、記録メディアはmicroSDカード(最大32GBまで)に対応する。明暗差が激しい画像を自動処理するWDR機能を搭載している。専用アプリ「FinalCam」を使うことで、スマートフォンとのWi-Fi接続が可能。専用アプリでは、カメラがとらえた映像のリアルタイム表示、モードの切り替え、動画と静止画のサイズ設定、WDR(ワイドダイナミックレンジ)機能のオンオフなどを設定する。撮影データはスマートフォン本体にダウンロードすることもできる。アプリの対応OSはiOS 6.1以降、Android 4.0以降。レンズの上部には赤外線LEDライト×3基を装備し、夜間でも撮影を行える。赤外線LEDの照射能力は約2mで、動作検知モードも搭載。動きを感知すると自動的に録画を開始するため、防犯カメラとしても活用できる。録画停止時間は3分 / 5分 / 10分 / なしの4種類から選択可能。本体にはHDMI端子を装備し、録画した映像をテレビなどに出力可能。音声のみ録音する「ボイスレコーダー機能」も搭載する。バッテリー駆動時間は約70分。サイズはW25×D14×H114mm、重量は50g。
2016年02月19日オリンパスは2月9日、防水、防塵、耐衝撃、耐低音、耐荷重のタフ性能を持つコンパクトデジタルカメラ「OLYMPUS STYLUS TG-870 Tough」を発表した。発売は2月26日で、価格はオープン。推定市場価格は税別37,000円前後。STYLUS TG-870 Toughは、水深15mの防水性能や防塵設計のほか、2.1mの耐衝撃、-10度の耐低温、100kgfの耐荷重性能を持つアウトドア向けカメラ。焦点距離が21mm~105mm(35mm判換算)の光学5倍ズームレンズを搭載している。2015年5月発売の「STYLUS TG-860 Tough」は、約46万ドットの180度チルト液晶を搭載していたが、今回のSTYLUS TG-870 Toughでは液晶の解像度が約92万ドットに向上。また、新たに約6種類のアートフィルター(ライトトーン、クロスプロセス、ジェントルセピア、ヴィンテージ、リーニュクレール、ウォーターカラー)が追加され、全13種類を使用できるようになった。本体にWi-Fi機能とGPS機能を内蔵。撮像素子は1,600万画素の1/2.3型CMOSセンサー。レンズの開放F値はF3.5~F5.7。液晶モニターのサイズは3型。利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカードと内蔵メモリ(約37MB)。サイズはW112.9×D27.6×H64.1mm、重量は221g(電池、メモリーカードを含む)。関連アクセサリーは、スポーツホルダー「CSCH-123」(希望小売価格:税別4,700円)、ソフトカメラケース「CSCH-121」(同4,000円)、防水プロテクター「PT-057」(29,000円)、専用シリコンジャケット「CSCH-124」(3,200円)を用意する。
2016年02月09日「第6回カメラを用いた3次元計測(1)」の続きです。今回はSubaruのEyeSightで採用されているステレオカメラ(パッシブステレオ法)にフォーカスを当て、OpenCVに実装されている一般的な手法について説明します。ステレオカメラによる3次元計測は、下記の要素技術に大別できます。カメラキャリブレーションレクティフィケーション対応点探索(ステレオマッチング)○カメラキャリブレーションとレクティフィケーションステレオカメラでは、図1に示すとおり視点の異なる2台(または3台以上)を用いて、三角測量の原理で距離を求めます。たとえば、実空間中の3次元点P1をCameraLとCameraRで撮影すると、CameraLで撮像された点の座標pLと、CameraRで撮像された点の座標pRにズレが生じます。この見え方の差(視差)から距離を計測する手法です。視差を求めるためには、CameraLの画像中の点に対応する点をCameraRの画像中から見つけ出す必要があります(対応点探索、ステレオマッチング)。そして、視差から3次元座標を計算するためには、CameraLとCameraRの内部パラメータ、歪係数、さらにカメラAとカメラB間の外部パラメータが必要となります。これらのパラメータを求める処理がステレオカメラに必要なカメラキャリブレーションです。これらのパラメータが求まっていれば、エピポーラ幾何と呼ばれる幾何学的な拘束条件により、対応点探索を効率的に行うことができます。CameraLとCameraRを結ぶ直線と画像平面との交点はエピポール(eL , eR)と呼ばれています。また、3次元点P1とCameraLの位置、CameraRの位置は同一平面上に存在し、その平面と画像平面が交わる直線pR-eRがエピポーラ線です。点P1, P2,……,P5 は、CameraLの画像では同一の点pLに投影されます。一方、点pLに対応するCameraRの画像上の点pRはエピポーラ線上に必ず存在することになります(図1)。つまり、対応点探索はエピポーラ線上のみを処理すれば良いわけです。エピポーラ幾何の拘束条件を用いることで、対応点探索はエピポーラ線上のみで良いのですが、エピポーラ線は多くの場合、画像上で斜めになってしまい、メモリアクセスやエピポーラ線の計算の効率が良くありません。そこで、カメラを平行に設置した平行ステレオ視が一般的に用いられます。カメラキャリブレーションにより求めた内部パラメータ、外部パラメータ、歪係数を用いることで画像を平行化できます(図2)。平行化処理は、レクティフィケーションと呼ばれています。レクティフィケーション後の画像では、エピポーラ線が画像の横軸と平行になるため、高速に対応点探索を行えるわけです。○対応点探索対応点探索には、小領域毎に視差を求めるテンプレートマッチングによる方法、画像全体で最適な解を求めるグローバルマッチングによる方法、注目画素の周辺のみで最適な解を求めるセミグローバルマッチングによる方法があります。リアルタイム性を重視するのであれば、テンプレートマッチングによる方法が良いでしょう。リアルタイム性を重視しないのであればセミグローバルマッチングやグローバルマッチングを用いることもできます。○コーディングOpenCVでは、“opencv/sources/samples/cpp/”にサンプルコード“stereo_calib.cpp”と“stereo_match.cpp”が用意されていますので参考にしてみてください。ステレオカメラのカメラキャリブレーションでは、2台のカメラでキャリブレーションパターンを同時に撮影し、その画像セットをcv::stereoCalibrate(魚眼レンズの場合はcv::fisheye::stereoCalibrate、全方位カメラの場合はcv::omnidir::stereoCalibrate)の入力として、2台のカメラの内部パラメータ、歪係数、カメラ間の外部パラメータを求めることができます。そして、画像を平行化するレクティフィケーション処理は、cv::StereoRectify(魚眼レンズの場合はcv::fisheye::StereoRectify、全方位カメラの場合はcv::omnidir::StereoRectify)で平行化するためのパラメータを求め、cv::initUndistortRectifyMap(魚眼レンズの場合はcv::fisheye::initUndistortRectifyMap、全方位カメラの場合はcv::omnidir::initUndistortRectifyMap)を用いて画素毎の変換テーブルを作成し、cv::remapで画像を補正します。図3は、ステレオカメラの処理フローと処理結果です。Disparity Map(視差マップ)は、近くを白、遠くを黒として可視化したものです(テンプレートマッチングによる手法で求めた結果)。レクティフィケーションにより、2台のカメラにより撮像した画像を平行化できていることがおわかりいただけるかと思います。著者プロフィール樋口未来(ひぐち・みらい)日立製作所 日立研究所に入社後、自動車向けステレオカメラ、監視カメラの研究開発に従事。2011年から1年間、米国カーネギーメロン大学にて客員研究員としてカメラキャリブレーション技術の研究に携わる。現在は、日立製作所を退職し、東京大学大学院博士課程に在学中。一人称視点映像(First-person vision, Egocentric vision)の解析に関する研究を行っている。具体的には、頭部に装着したカメラで撮影した一人称視点映像を用いて、人と人のインタラクション時の非言語コミュニケーション(うなずき等)を観測し、機械学習の枠組みでカメラ装着者がどのような人物かを推定する技術の研究に取り組んでいる。また、大学院での研究の傍ら、フリーランスとしてコンピュータビジョン技術の研究開発に従事している。専門:コンピュータビジョン、機械学習
2016年02月09日箱根登山鉄道は、2015年10月10日より、「デジタル列車無線システム」の運用を開始したことを発表した。同システムには、NECのデジタル無線システムが採用されている。列車無線システムは、列車に搭載された無線装置を、基地局経由で指令所と接続することにより、情報伝達などを行うシステム。同システムは、デジタル無線を採用することで、伝送路上で音声にノイズが発生しても受信側で修正が可能になっている。これにより、ノイズに強く通話品質の変動が少ない安定した音声通話を実現する。さらに、無線伝送の音声信号にデジタル暗号処理をかけることにより、通信の秘匿性も向上するという。また、複信方式を採用することにより、音声の送信・受信が同時に行えるため円滑な情報伝達が可能となる。そのほか、中央制御装置・基地局間や各基地局間をつなぎ、信号を伝送する「アプローチ回線」に関して、既設の通信メタルケーブル設備を活用することにより、列車無線専用の光ケーブルなどの新設が不要となるとしている。
2016年02月03日パナソニックは1月29日、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、同社が開発した高解像度4Kネットワークカメラなどを活用した防犯カメラシステムの実証実験を、2月14日に市立吹田サッカースタジアムで実施すると発表した。今回の実証実験は、同社が開発した高解像度4Kネットワークカメラおよび9メガピクセル全方位ネットワークカメラなどを活用した防犯カメラシステムを、市立吹田サッカースタジアムに設置し、スタジアムに来場する観客の行動や混雑状況などを見守るというもの。カメラでは、スタジアム内で起こる観客の危険行為や混雑などの事案・事象を検知し、その事案・事象部分を最適な大きさに切り出し拡大表示するという。切り出された画像による事案・事象の視認性を評価することで、スタジアムにおける高解像度ネットワークカメラの有用性を確認するとしている。
2016年02月01日ライカカメラは1月21日、アウトドア仕様のコンパクトデジタルカメラ「ライカ X-U」を発表した。発売は2月13日で、価格は税込432,000円。ライカ X-Uは、IP68相当の防塵・防水性能をはじめ、耐衝撃性能、耐寒性能を持つコンパクトデジタルカメラ。耐久性を重視したアウトドア仕様のカメラはライカ初となる。有効1,620万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーを搭載し、レンズには「ライカ ズミルックス f1.7/23mm ASPH.」(35mm判換算で35mmの画角に相当)を採用。自然な色再現でディテールまで鮮鋭に描写するという。水中では水深15m以内で60分までの撮影が可能で、水中での撮影に適した設定にできる「水中スナップボタン」を備える。デザインはアウディ社のデザインチームが手がけ、ミニマルな外観に仕上がっている。トップカバーにはアルミニウム、外装にはTPE素材を使用し、設定ダイヤルはアルマイト仕上げとなっている。フラッシュはレンズの上部に内蔵。主な仕様は、撮像素子が有効1,620万画素のAPS-Cサイズ(23.6×15.7mm)CMOSセンサー、レンズの開放F値がF1.7、対応感度がISO100~ISO12500。静止画の記録形式はJPEG、DNG。動画はフルHD(1,920×1,080ドット)またはHD(1,280×720ドット)で撮影可能だ。フレームレートは30fps、記録形式はMP4となる。背面のモニターは3型・約92万ドットの液晶方式で、記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカード、マルチメディアカードが使用できる。バッテリーはリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能枚数は約450枚。サイズは約W140×D79×H88mm、重量はバッテリーを含まない状態で約600g、バッテリーを含む状態で約635gとなっている。
2016年01月21日ケンコー・トキナーは、カメラやレンズの汚れをふき取れるウェットシート「激落ちカメラレンズクリーナー」を1月22日に発売する。希望小売価格は税別860円(30包入り)。サービスセンターなどで行われるアルコール拭きサービスを、自宅でも手軽に行える製品。アルコールは揮発性が高いため、これまでウェットシートとして持ち運ぶのが難しかった。そこで、ケンコー・トキナーは「激落ちくん」シリーズを発売するレックと協力。クリーナーを1枚ずつアルミ個別包装することで製品化した。シートには超極細繊維の三菱製紙ナノワイパーを採用。レンズ表面を傷つけることなく、ナノサイズの繊維で汚れを拭き取る。アルコールは速乾性のため、脂汚れ・指紋といった汚れを落としつつ、拭きスジや拭き跡は残しにくい。プラスチックレンズ、マルチコートレンズにも使用できる。
2016年01月20日パナソニックは19日、デジタルカメラ「LUMIX(ルミックス)」シリーズのコンパクトデジタルカメラとして、「日常の感動を手軽に共有するコミュニケーションカメラ」を掲げる単焦点モデル「DMC-CM10」を発表した。2月25日に発売し、価格はオープン、推定市場価格は100,000円前後(税別)。DMC-CM10は、LTE通信機能(データ通信・SMS専用)とAndroid 5.0を搭載した、SIMロックフリー仕様のコンパクトデジタルカメラ。2015年3月に台数限定で発売した「DMC-CM1」から通話機能を省き、データ通信専用SIMに対応した。撮影した写真をプリインストールアプリで編集、自動オンライン保存、SNSへアップロードといった機能を持ち、Google Playからもアプリをダウンロードできる。LTE通信のSIM(microSIM)はユーザー側で用意するが、CM1やCM10専用となる「Wonderlink LTE Lシリーズ」をパナソニック ストアで販売する予定。例えば「L-5G」プランなら、初期費用が3,000円(税別)、基本使用料が1,480円/月(税別)、パケット通信料が5GB(下り最大150Mbps、上りはLTEスピード制限なし)となる。4G(LTE)の対応バンドは、FDD Band1、3、4、5、7、8、20だ。本体まわりに目を向けると、まず厚さが15.2~21.1mmと薄型で、幅が135.4mm、高さが68mm。撮像素子には1.0型 総画素数2,090万画素(有効2,010万画素)の高感度MOSセンサーを搭載し、1.0型センサー搭載のデジタルカメラとして世界最薄を掲げる(パナソニック調べ)。レンズは単焦点の「LEICA DC ELMARIT(エルマリート)」で、35mm判換算の焦点距離は28mm、開放F値はF2.8となる。マニュアル撮影に関する機能を充実させており、絞りやシャッタースピード、クリエイティブコントロールといった設定を行うコントロールリングを装備した。動画機能では、最大で4K(3,840×2,160ドット)/15p、MP4形式を撮影可能。プリインストールアプリの「4Kプリ連写」を使うと、シャッターボタンを押す前後1.5秒間を4K画質で撮影し、45枚の画像から気に入ったものを残せる。そのほか主な仕様は、DMC-CM1に準ずる。撮像素子が有効2,010万画素の1.0型高感度MOSセンサー、対応感度がISO125~ISO12800(拡張設定でISO100、ISO25600を利用可能)、シャッター速度が1/16,000~60秒、連写性能が最大約50コマ/秒、開放絞りがF2.8、最小絞りがF11、合焦範囲が10cm~∞となっている。背面のモニターは約622万ドット・4.7型の液晶方式(タッチパネル)だ。有効92万画素のインカメラも備える。OSはAndroid 4.4で、CPUに4コア/2.3GHzのQualcomm Snapdragon801を搭載。内蔵メモリは2GB RAMと16GB ROM。記録メディアはmicroSD/SDHC/SDXCカード。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN、Bluetooth 4.0、NFC(近距離無線通信)などをサポート。
2016年01月19日パナソニックは1月19日、デジタルカメラ「LUMIX(ルミックス)」シリーズのコンパクトデジタルカメラ「DMC-TX1」を発表した。発売は3月10日で、価格はオープン。推定市場価格は88,000円前後(税別)。DMC-TX1は、有効2,010万画素の1.0型高感度MOSセンサーを搭載するコンパクトデジタルカメラ。焦点距離は35mm判換算時で25mm~250mmに相当する。レンズには、開放絞りが広角端でF2.8、望遠端でF5.9となるLEICA DC VARIO-ELMARITレンズを採用。画像周辺部まで高い解像感を得られるという。4K動画から静止画を切り出す「4Kフォトモード」を搭載しているだけでなく、「フォーカスセレクト」機能も備える。フォーカスセレクト機能とは、撮影後にフォーカスポイントを選べるというもの。画面を49エリアに分けたうえで被写体のフォーカスポイントを瞬時に計算したのち、フォーカスポイントを自動で変化させながら秒間30コマで撮影。撮影後に好きなフォーカスポイントの写真を選べる。そのほか、4Kフォトで連写した複数の写真を1枚に合成し、長時間露光で撮影したような写真を撮れる「比較明合成」機能も持つ。合成したい写真を選ぶ「選択合成」と、時間軸で始点と終点を選べる「範囲合成」の2モードを搭載。主な仕様は、撮像素子が有効2,010万画素の1.0型高感度MOSセンサー、レンズが焦点距離25~250mm(35mm判換算時)の光学10倍ズーム・LEICA DC VARIO-ELMARITレンズ、開放絞りがF2.8~F5.9、最小絞りはF8.0、対応感度がISO125~ISO12800(拡張設定でISO80の減感、ISO25600の増感も可能)、シャッター速度が最高1/2,000秒(メカシャッター)、1/16,000秒(電子シャッター)、連写速度はメカシャッター時で秒間10枚となっている。背面モニターは3型・104万ドットの液晶方式でタッチパネル式。EVFは約117万ドット。バッテリーは専用リチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能枚数は約300枚。本体サイズはW110.5×D44.3×H64.5mm(突起部を除く)、質量は本体のみで約268g、バッテリーとメモリーカードを含む状態で約310g。
2016年01月19日パナソニックは1月14日、スマートフォンやデジタルカメラなどで撮影した写真データを一元管理できる据え置き型の「パーソナルメモリーマネージャー BN-SDPAP3」を発表した。発売は2月17日で、価格はオープン。推定市場価格は税別20,000円前後だ。本体には32GBのメモリを内蔵し、各種デバイスで撮影した画像データを転送・保存しておける。データの転送は本体に備えられたSDカードスロットやUSB 3.0端子から行えるほか、Wi-Fi接続にも対応。スマートフォンやWi-Fi対応のパナソニック製デジタルカメラからWi-Fi経由でも写真や動画を転送できる。写真データを読み込む際は、新しく追加された画像のみを取り込む。本体前面にある写真データ読み取り用SDカードスロットのほか、本体底部にはデータ保存容量を拡張するためのSDカードスロットも搭載する。拡張用SDカードスロットは最大128GBのSDXCメモリーカードまで使用可能だ。スマートフォン向け専用アプリには「オートリサイズ」機能を搭載。XGAサイズに縮小された画像のみをスマートフォン内に残し、オリジナルサイズの画像はBN-SDPAP3へ転送する。SDメモリーカード経由でBN-SDPAP3に保存された画像を専用アプリから閲覧する場合、スマートフォンにはXGAサイズに縮小された画像を保存する。最大5ユーザーまでの個別フォルダでスマートフォン画像を管理できる。家族共用のフォルダと個人のフォルダを分けることで、プライバシーを守りながら使用できるという。デジタルカメラで撮影した画像については共用フォルダへ保存される。マイクロソフトのクラウド型データストレージサービス「OneDrive」と連携可能だ。BN-SDPAP3に取り込んだ写真データを、自動的にOneDriveにアップロードできる。パナソニック独自の「お部屋ジャンプリンク」にも対応。機能に対応したテレビやレコーダーを使用すれば、別の部屋にBN-SDPAP3があっても保存した写真をテレビやレコーダーから鑑賞できる。本体サイズはW41×D129×H82mm、重量は約160g。取り込み対象ファイルは静止画がJPEG、動画がMP4とMOV。■2016年2月10日追記パナソニックは、「パーソナルメモリーマネージャー」の発売日を当初予定の2月17日から延期しました。詳細をニュース記事に記載しています。パナソニック、「パーソナルメモリーマネージャー」を発売延期
2016年01月14日サンコーは12日、大型のカメラでもハンズフリーで撮影できるようにする「大型カメラ対応 腕がプルプルしないカメラスタビライザー&ハーネスセット」を発売した。価格は49,800円。3.5kgまでの大型カメラを身体で支えるためのスタビライザー。ジンバル部とハンドル部と、それらをつなぐ接合部という3つのパーツで構成されており、ジンバル部のベアリングは360度に回転可能。接合部は上下左右に動く。カメラマウント部は、クイックリリースとカメラベースプレートで構成。ベースプレートは3枚のプレートからなり、前後と左右の細かい位置調整を可能にしている。クイックリリースの設置場所も調整できる。カメラの設置用に、大ネジ(3/8-16UNC)、小ネジ(1/4-20UNC)の2種類のカメラネジが付属する。使用時は、自分の身体にハーネスとしてサポート(ショルダー)ベルトと、サポートチューブが付いたウェストベルトを装着。スタビライザーをサポートチューブに挿すことで固定される。肩と胴の全体でスタビライザーを支えて両腕がフリーになることから、カメラ操作以外の行動も可能。重さを調整するためのウェイトディスクカップは、片側2段まで載せて、搭載するカメラとのバランスを細かく調整できる。ウェイトディスクは1枚96gで、合計16枚が付属する。持ち運びに役立つ収納ケースも付属。カメラスタビライザーの総重量は1.5kg(ウエイトディスク全使用時3.0kg)、ハーネスの総重量は700g。
2016年01月13日ロモジャパンは、ロモグラフィーのインスタントカメラ「Lomo’ Instant(ロモ インスタント)」のバレンタインエディションとして、「Lomo’ Instant Marrakesh(ロモインスタント マラケシュ)」の販売を開始した。価格は1万7,500円(税抜)。同製品は、ロモグラフィーのインスタントカメラ「Lomo’ Instant」のバレンタインエディション。本体デザインには、ピンク色に彩られた街並みが有名なモロッコの都市「マラケシュ」をモチーフにした、ローズカラーの革張りを採用している。レンズは、ワイドアングルレンズ(最短撮影距離0.4m、焦点距離27mm相当)が搭載されるほか、魚眼レンズ、焦点ポートレートレンズ、クローズアップレンズの3種類のレンズアタッチメントが付属し、用途やシーンに合わせて取り付けられる。また、撮影モードはオートフラッシュとマニュアルフラッシュ(ON/OFF)の3つから選択でき、付属のフラッシュ用カラーフィルター(ブルー、レッド、パープル、イエロー)を使ってアーティスティックなインスタント写真に仕上げることも可能。さらに、シャッターを押している間ずっとシャッターが開く「長時間露光」や、同じコマに異なる写真を重ねる「多重露光」にも対応している(三脚とケーブルレリーズが取付可能)。なお、使用フィルムは、世界中で一番多く使われているインスタントフィルム「FUJIFILM Instax miniフィルム」を採用し、欲しいときに簡単に入手できる。撮影した写真サイズはクレジットカードと同じサイズなので、どんな財布にも入れることが可能となっている。
2016年01月12日ニコンは「International CES 2016」において、デジタル一眼レフカメラ「D5」や「D500」を発表し、ブースでは実機を展示している。プロフェッショナル向けとして登場したD5を多くのユーザーが触りに来ていた。○新たなフラッグシップ「D5」D5は、2014年発売の「D4S」の後継機として、35mmフルサイズに相当するニコンFXフォーマットのCMOSセンサーを搭載。有効画素数は2,082万画素で、常用ISO感度がISO100~ISO102400、拡張感度がISO50、ISO3280000相当と、特に高感度側で大幅に拡張された。画像処理エンジンとしてEXPEED 5を搭載し、高感度の画質やホワイトバランスの精度、肌色の再現性の向上などが図られている。AF測距点は153点(うち99点はクロスセンサー)へと拡大。ユーザーが任意に選択できるのは55点だ。さまざまなシーンで正確なAFを実現するため、初めてAF専用エンジンを搭載。並列処理によって、高速な処理が可能となった。連写はAF追従で10~12コマ/秒、ファインダー像の消失時間の短縮も図られている。4K動画の撮影もサポート。30p/25p/24pに対応しており、4K画質でのJPEG画像切り出し機能も用意する。背面には3.2型・236万ドットのタッチパネル対応モニターを搭載。ファインダーは視野率約100%、倍率は約0.72倍。マグネシウム合金のボディは剛性感が高く、防塵・防滴性能も持つ。剛性感の高いマグネシウム合金ボディは防塵・防滴性能も持つ。○DXの最上位機となる「D500」D500は、DXフォーマットのフラッグシップとなるデジタル一眼レフカメラ。有効画素数2,088万画素のDXフォーマットCMOSセンサー、EXPEED 5を搭載し、常用ISO感度はISO100~ISO51200、拡張感度としてISO1640000までサポートする。99点のクロスセンサーを含む153点AF、10コマ/秒の連写、4K動画撮影機能など、D5に搭載されている機能を惜しみなくつぎ込んだ。ファインダーは倍率約1倍、視野率100%。無線LAN(Wi-Fi)だけでなくBluetoothに対応しており、スマートフォンとの連携機能を強化。スマートフォン向けアプリ「SnapBridge」をリリースするなど、新たな使い方を提案していくようだ。○360度カメラを参考展示D5とD500に加えて、参考出品となる360度アクションカメラ「KeyMission 360」も展示されていた。こちらはクリアケース内に収められていたのだが、ニコンが360度カメラを出すという意外性も手伝ってか、来場者が多く集まっていた。KeyMission 360は前面と背面に撮像素子とレンズを備え、360度全方位を撮影できる。発売は2016年春の予定。防水性能に加えて耐衝撃、耐寒性能などタフさを備えている点も特徴だ。オリジナルのマウントを採用しており、吸盤などのアクセサリを装着してさまざまなシーンで使えることをアピールしていた。ブースではそのほか、レンズの試用コーナーやプロカメラマンなどによるセミナーなども開催。ニコンは、CESに出展する数少ない大手カメラメーカーではあるが、2016年開催のリオ五輪を見据えたプロ向け新製品の投入で、来場者から大きな注目を集めていた。
2016年01月08日ドスパラは7日、自転車のハンドルやフレームに装着して、スマートフォン、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、アクションカメラなどを固定する「自転車用カメラクランプ」(DN-13503)を、同社運営の「上海問屋」にて販売開始した。価格は999円(税込)。クランプとホルダーで構成され、自転車のハンドルなど、取り付けたい位置をクランプではさんで装着。ホルダーは上下180度の範囲で向きを調整できる。本体サイズ/重量は、クランプがW11×D3.5×H7cm/83g、ホルダーがW8.5×D3×H5.2cm/20g。取り付けネジ規格は「1/4-20UNC」。
2016年01月08日ニコンは6日、米ラスベガスで開催中の「2016 International CES(CES 2016)」で、同社製デジタルカメラとスマートフォンやタブレットの常時接続を可能にするアプリ「SnapBridge」を発表した。iOS/Androidに対応する。公開日についてはアナウンスしていない。「SnapBridge」は、Bluetoothによってデジタルカメラとスマートデバイスを接続するアプリ。同日発表された「D500」をはじめ、2016年以降に登場するニコン製のデジタルカメラほぼすべての機種が対応するという。スマートデバイスと常時接続できるため、日時・位置情報を取得してカメラ側の情報を更新できるほか、カメラで撮影した画像を自動送信することも可能。そのほか、著作権情報やコメントなどクレジットの付加機能、スマートデバイスからカメラを遠隔操作できる機能などを搭載している。1台のカメラに対し、最大5台までのスマートデバイスをペアリングできる。アプリの対応OSはiOS/Androidで、それぞれApp Store、Google Playからダウンロードでき価格は無料だ。
2016年01月06日ニコンは1月6日、米ラスベガスにて開催される「2016 International CES」(CES 2016)において、同社製デジタルカメラとスマートフォンやタブレットの常時接続を可能にするアプリ「SnapBridge」を発表した。ダウンロードは無料。Android版とiOS版を提供することが告知されているが、提供開始日については決まり次第案内する。SnapBridgeは、Bluetooth Low Energyによってカメラとスマートフォンやタブレットを常時接続するためのアプリ。スマートフォン・タブレット側から日時や位置情報を取得し、カメラ側の情報を自動で更新。これにより、カメラで撮影した画像には更新された情報が記録され、海外旅行などの際にも手動で変更する必要がない。スマートフォン・タブレットを常時接続しているため、カメラ側で撮影した画像を撮影中もしくは撮影後に自動送信できる。スマートフォン・タブレットにはオリジナル画像か、200万画素(フルHD画像相当)のJPEG画像が送信・保存される。また、「Nikon ID」へ登録(無料)すれば、200万画素相当の画像をフォトストレージサービス「NIKON IMAGE SPACE」へ枚数無制限でアップロードできる。スマートフォン・タブレットからのリモート撮影も可能で、セルフタイマーなどもアプリから設定可能だ。1台のカメラにつき合計5台までのスマートフォン・タブレットをペアリング設定しておける。同日発表の「D500」をはじめ、2016年以降に発表されるニコンのデジタルカメラのほぼ全機種が対応する予定だ(「D5」は非対応)。
2016年01月06日ドスパラは12月25日、厚さ約6mmのボディが特徴の「紙みたいなデジタルカメラ DN-13536」を、同社運営の「上海問屋」にて販売開始した。価格は3,299円(税込)。DN-13536は、厚さが約6mmのデジタルカメラ。1,280×1,024ピクセルの静止画だけでなく、720×480ピクセル/30fpsの動画も撮影でき、MP3形式で音声も録音できる。記録メディアはmicroSD/SDHCメモリーカード(最大16GBまで対応)。USB端子を備え、パソコンに接続するとmicroSDカード内のデータへアクセスできる。カメラ部分を紙で挟み込む仕様になっており、着せ替え用の紙パーツが付属。持ち運び用のストラップも同梱される。サイズはW6.8×D2×0.6cm、重量は43g。
2015年12月25日