カルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下、CCC)が運営する東京都世田谷区の「二子玉川蔦屋家電」。ここには、CCCとアップルとのコラボレーションによる「蔦屋家電 Apple Authorized Reseller」がテナントを構えている。家電量販店、Apple Storeとは一味違うショップ展開をしているのだが、一体どんな取り組みを進めているのだろうか?蔦屋家電のコンセプトは、「ライフスタイルを買う家電店」。書店とカフェとが一体化したスペースで、様々なライフスタイルを提案している。家電はもちろん、日々の生活をもっと刺激的にしてくれるインテリアや本、雑貨などを販売しており、トータルでライフスタイルを提案しているのが特徴だ。どうして二子玉川で家電店なのか? これについては、出店前に実施したアンケート結果を反映してのことのようだ(二子玉川にあってほしい施設は、1位が映画館、2位が家電店だった)。本と家電、それぞれ売場には「コンシェルジュ」とよばれる専門スタッフが常駐している。家電と言っても、最新のものが、全ての消費者にマッチしているとは限らない。そこで、専門の知識を有した「コンシェルジュ」の出番、というわけだ。戸建て、マンションなど、居住空間にあわせた製品の紹介をするなど、顧客に寄り添ったアドバイスをしてくれる。店舗のデザインは独特なもので、Apple Watchのディプレイ用テーブルについては、Apple Store実店舗のものと同じであるが、それを除くとすべて自前。デザインを担当したのは代官山T-SITEなどを手がけたことで知られるクライン・ダイサム・アーキテクツ。彼らは、湘南 T-SITEの「T-SITE Apple Authorized reseller」も手がけている。「蔦屋家電 Apple Authorized Reseller」はエントランス入ってすぐという、店舗の「顔」とも言うべき場所にテナントを構えている。まず、一番目立つ位置にApple Watchのディプレイ用テーブル。その両隣がiPhoneとiPad、その奥がMacという構成だ。「Apple Storeと比べると、落ち着いた空間なので、コーヒー片手に、ゆっくり自分の欲しい製品を見ることができる」とコンシェルジュの斉藤雄之介さん。確かに、いつも大勢の人が詰め掛けているというイメージがあるApple Storeと比べると、ゆったりした印象があり、まるで自宅で寛いでいるような感覚でショッピングを楽しめる。照明の照度も午前中と夕刻、夜で変化させており、一日リラックスした時間を過ごせるよう工夫されている。アップル認定販売代理店から、Apple Premium Resellerまで、Apple Store実店舗以外でアップル製品を取り扱う販売店は数多くあれど、こういった空間演出を施しているのは、「蔦屋家電 Apple Authorized Reseller」だけだろう。アップル製品のコンシェルジュは計7名。専門知識を持ち合わせているだけでなく、普段からApple Storeで実施されるトレーニングやレクチャー、トークなどに足繁く通い、さまざまな情報収集に余念がない。知識量はGenius Barのスタッフに引けを取らないレベルだ。どちらかというとiPhone/iPadから入ってきてMacを使いたいというエントリーユーザーの来客が多いとのことだが、彼らが傍にいてくれるなら心強い。「蔦屋家電 Apple Authorized Reseller」の大きな特徴をもうひとつ。それはコンシェルジュによって運営される、独自のワークショップやイベントだ。土地柄か、親子向け、女性向けの企画が好評のようで、Macを使った、ソフトバンクが販売するロボット「Pepper」を動かすためのプログラミング講座、押し花を使ってオリジナルiPhoneケースを作成するワークショップなどは特に盛況だった模様だ。直近では2月28日(日)に「多摩川を楽しく走ろう! ゆっくり走ろう! 始めよう健康習慣 ~スムージーラン(3km編)~」が催される。これは、Apple Watch Sportをトライオンして走ってもらうというプロモーションも兼ねて実施されるのだが、こういった地域密着型のイベントが多いのも突出したポイントである。基本的に無料で提供しているサービスだそうなので、気軽に参加できるという点も評価したい。他の売り場のコンシェルジュと協力して、蔦屋家電ならではのアイディアを散りばめた企画は、Apple Storeのプログラムとはまた異なり、とても魅力的だ。開業に際して「家電は人生を変える」というテーマが基幹にあったという、蔦屋家電。人々の生活を変え、より良いものにしていくというアップルの理念と一致したところもあって、見事にコラボレーションを結実させた。物入りなこの時期、「蔦屋家電 Apple Authorized Reseller」で一通りアップル製品を揃え、プラスαの買い物をして、新生活を迎えてみてはいかがだろう。
2016年02月26日ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(GfK Japan)は、2015年の全国有力家電・IT取扱店(家電量販店、地域家電店など)における家電およびIT市場の販売動向を発表した。家電小売市場全体の販売額は、前年比5.7%減の7兆1,100億円。とくに大型生活家電や季節家電は、冷夏・暖冬が影響しマイナスとなった。インバウンド需要は局地的に影響が見られたものの、市場全体を押し上げるまでには至らなかったという。一方、インターネット通販の金額構成比は大型セールの影響もあって前年から1.2%上昇し、11.6%となった。今後も構成比は徐々に拡大するとGfK Japanは予測している。以下、製品ジャンルごとにみていく。AV市場においては、薄型テレビの販売台数が前年比1%減の570万台となった。ケーブルテレビなどのデジアナ変換サービス終了に伴う買い替え需要が発生がすると見られていたが、その影響は限定的だったとする。4Kテレビの販売台数は、前年同期比の3.2倍となる54万台。薄型テレビに占める4Kテレビの構成比は、数量ベースでは前年同期の3%から9%に、金額ベースでは13%から30%に拡大した。また、40型クラスの小型製品が増えたことが影響し、4Kテレビの平均価格は前年を下回る207,600円となった。BD/DVD市場は数量前年比11%減の460万台。BDプレーヤーの販売台数も前年比2%減となり、初めてマイナス成長に転じた。BDレコーダーは同9%減の230万台で、4年連続の減少となっている。ヘッドホンおよびヘッドセットの販売数は前年比1%減の1,870万本となったが、価格帯の高い製品の販売拡大により、金額ベースではプラス成長。前年比9%増と3年連続で向上した。ハイレゾ対応製品の販売数は、前年同期の3倍に増加している。デジタルカメラの販売台数は前年比24%減の500万台でマイナス成長。コンパクトカメラは27%減の330万台となった。一眼レフカメラとミラーレス一眼においても、17%減の170万台。しかし、コンパクトカメラ、レンズ交換式カメラともにハイエンドモデルの販売割合は伸長しており、平均価格は前年比から11%上昇。交換レンズの販売台数は一眼レフカメラとミラーレス一眼の販売減を受け、前年比3%減の95万本にとどまった。生活家電の販売は、消費増税時の需要先食いや冷夏・暖冬のあおりを受けたと見られ、大型家電を中心に前年を下回った。冷蔵庫の販売台数は前年比10%減の440万台で、小容量モデル(200リットル以下)が前年同期比からやや拡大。大容量モデル(401リットル以上)の販売台数は縮小しているが、700リットルクラスの販売台数は前年の約4倍に伸長。冷蔵庫の大容量化がうかがえた。洗濯機市場は前年比10%減の480万台で、5年ぶりに500万台を下回る結果となった。容量10kg以上の数量構成比は、前年から4%ポイント拡大し12%に達しており、高いニーズを獲得していることがわかる。エアコンの販売台数は、冷夏と暖冬のあおりを受け前年比8%減の770万台となった。掃除機は前年比11%減の860万台。スティックタイプは数量前年比3%増、ロボットタイプが6%増となったが、シリンダタイプの12%減、ハンディータイプの26%減が影響した。コードレス掃除機の数量構成比は前年から8%拡大し、61%となった。
2016年02月15日●家電にひそむ「違和感と制約」ソニーは2月10日、東京都渋谷区のアルフレックスショップ東京にて、ポータブル単焦点プロジェクター「LSPX-P1」とグラスサウンドスピーカー「LSPX-S1」の発売イベントを開催。イベントでは、両製品の開発秘話や、空間そのものを活用して新しい体験を創出する「Life Space UX」の展望について、開発者を交えたトークセッションが行われた。Life Space UXは、ソニーがCES 2014で発表した空間活用プロジェクト。住空間になじむ洗練されたデザインを特徴としており、これまでにLED電球とBluetoothスピーカーが一体化した「LSPX-100E26J」、壁際から147インチの大画面を映し出す4K超短焦点プロジェクター「LSPX-W1S」がリリースされている。今回ポータブル単焦点プロジェクター「LSPX-P1」とグラスサウンドスピーカー「LSPX-S1」が加わったことで、ラインナップは4製品となった。今回のイベントではソニー TS事業準備室 室長の斉藤博氏が登壇。斉藤氏はLife Space UXのコンセプトについて、家電にひそむ「違和感と制約」を解消することであると話す。斉藤氏はまず、雑誌に載っているような住空間の写真に家電の姿がないという「違和感」を指摘。見た目が空間になじんでいない、操作の不便さがストレスを生んでしまうなど、家電と人との間にはある種の距離感があることを問題提起した。また、家電のある場所にユーザーが移動しなければならないことや、配置が電源コンセントの位置などに左右され自由に決められないことを「制約」と表現。こういった違和感や制約を取り除くことがLife Space UXの目的であり、コンセプトの実現にあたっては「住空間」という角度からミッションに取り組む必要があるとの見解を示した。今後も住空間のエキスパートから協力を仰ぎ、一人ひとりが自分らしく過ごせる空間を実現するような製品を開発していくと話す斉藤氏。また、ユーザーに対しては「家電にひそむ違和感に対する解を一緒に探してもらいたい」と呼びかけた。●置くだけで映像を投影イベントの中盤には、アクシス取締役で多摩美術大学教授の宮崎光弘氏を中心に、2回のトークセッションを実施。1回目はポータブル超単焦点プロジェクターやグラスサウンドスピーカーの各設計開発担当者と、両製品の開発経緯やコンセプトについて語った。ポータブル単焦点プロジェクターの設計開発担当である松田氏は、コンシューマーに向けた小型プロジェクターがこれまでに存在していなかったことを指摘。プロジェクターを身近な存在として体験してもらうべく「置くだけでストレスなく絵を出せる」というテーマを設定し、ポータブル単焦点プロジェクターの開発に着手したという。同製品はオートフォーカス機能を搭載し、まさに「置くだけで」映像を投影できるよう設計。さらに、電源ボタン以外の操作キーや電源ケーブルを排除したシンプルなプロダクトデザインを採用した。静音化にも取り組んでおり、ユーザーが愛着をもって使用できる製品に仕上げたという。製品化にたどり着くまでの取り組みも紹介。2013年に行われた夏祭りイベントの最中に、当時のプロトタイプを使って平井社長にプレゼンしたこともあったという(プレゼンの際には担当者が「RGB」とプリントされたTシャツを着てアピールしたという秘話も明かされた。しかし平井社長の反応は「ふつう」だったそう)。本格的に製品化に向け動き始めたのは、Life Space UX事業を行うTS課が発足した2014年のこと。製品としてのポータブル単焦点プロジェクターは、Life Space UXのコンセプトと出会うことで完成したことが伺える。グラスサウンドスピーカーの設計開発担当者である鈴木氏は、インテリアに溶け込む「音の噴水」を作りたかったと語っていた。製品のキーワードであり条件は、1本でスピーカーとして成立すること(One Speaker)、360度音が広がること(360 degree Sound)、透明であること(Transparency)の3つ。これらの実現のため鈴木氏は、加振器で有機ガラス管をたたき360度方向に音を広げる「バーティカル・ドライブ・テクノロジー」を独自開発。同技術は2008年に発売された全長約1m・約1,000,000円のガラス製スピーカー「サウンティーナ」に採用された。開発陣は、サウンティーナのオリジナル価値をより多くの人に届けたいとし、大胆な小型化と高音質化、低価格化を実現したグラスサウンドスピーカーの開発に着手した。完成した製品は、サイズがワインボトル程度、価格が税別74,000円前後となり、サウンティーナよりもユーザーとの距離が近くなっている。2回目のトークセッションのゲストはデザインエンジニアの田川欣哉氏とジャーナリストの林信行氏。「音と光と空間の可能性と、体験のデザイン」をテーマに、Life Space UXの取り組みを語った。田川氏は今回発表された2製品に、背面、裏面、側面という概念が存在しないことに着目。「技術的制約がある中、このように全方位からアプローチできる製品が形になったことがすばらしい」と話した。ジャーナリストの林信行氏は「これがあれば一日豊かな気持ちで過ごせる」というような、空間×家電が生み出す体験に期待を寄せていた。ポータブル単焦点プロジェクター「LSPX-P1」とグラスサウンドスピーカー「LSPX-S1」は今後、アルフレックスショップ・ショールームでの体験イベント、星野リゾート・デザイナーズコテージへの設置、製菓メーカーベイクとのコラボレーションイベントなど、通常の家電とは異なる切り口でプロモーションを行っていくとのこと。空間×家電という体験を、ユーザーにより深く訴求することが目的だ。家電が持つ「違和感と制約」に問題提起し、家電の新時代に向けてアプローチを仕掛けるLife Space UX。今後のラインナップ拡充と、さらなる提案に注目したい。
2016年02月12日箱根登山鉄道は、2015年10月10日より、「デジタル列車無線システム」の運用を開始したことを発表した。同システムには、NECのデジタル無線システムが採用されている。列車無線システムは、列車に搭載された無線装置を、基地局経由で指令所と接続することにより、情報伝達などを行うシステム。同システムは、デジタル無線を採用することで、伝送路上で音声にノイズが発生しても受信側で修正が可能になっている。これにより、ノイズに強く通話品質の変動が少ない安定した音声通話を実現する。さらに、無線伝送の音声信号にデジタル暗号処理をかけることにより、通信の秘匿性も向上するという。また、複信方式を採用することにより、音声の送信・受信が同時に行えるため円滑な情報伝達が可能となる。そのほか、中央制御装置・基地局間や各基地局間をつなぎ、信号を伝送する「アプローチ回線」に関して、既設の通信メタルケーブル設備を活用することにより、列車無線専用の光ケーブルなどの新設が不要となるとしている。
2016年02月03日番町製作所は、スマートフォン向けゲームアプリ「家電少女」のサービスを、3月31日15時に終了すると発表した。2015年4月のサービス開始から約11ヶ月での終了となる。今後は、2月24日15時にゲーム内アイテム「家電石」の新規購入を停止し、3月31日15時にサービスを終了する。4月1日15時からは、ユーザーが購入した家電石のみ払い戻しを受け付ける。払い戻し方法や受付終了日に関しては、後日アプリ内でアナウンスする。家電少女は、家電と合体した少女たちが悪の組織と戦う家電育成型RPG。2015年4月30日にAndroid版アプリの配信を開始し、5月8日にはiOS版もリリースした。これまでに、シャープやキングジムなどとコラボレーションイベントを行っており、実在する家電をイメージしたキャラクターをゲーム内に登場させていた。
2016年01月25日パナソニックは19日、デジタルカメラ「LUMIX(ルミックス)」シリーズのコンパクトデジタルカメラとして、「日常の感動を手軽に共有するコミュニケーションカメラ」を掲げる単焦点モデル「DMC-CM10」を発表した。2月25日に発売し、価格はオープン、推定市場価格は100,000円前後(税別)。DMC-CM10は、LTE通信機能(データ通信・SMS専用)とAndroid 5.0を搭載した、SIMロックフリー仕様のコンパクトデジタルカメラ。2015年3月に台数限定で発売した「DMC-CM1」から通話機能を省き、データ通信専用SIMに対応した。撮影した写真をプリインストールアプリで編集、自動オンライン保存、SNSへアップロードといった機能を持ち、Google Playからもアプリをダウンロードできる。LTE通信のSIM(microSIM)はユーザー側で用意するが、CM1やCM10専用となる「Wonderlink LTE Lシリーズ」をパナソニック ストアで販売する予定。例えば「L-5G」プランなら、初期費用が3,000円(税別)、基本使用料が1,480円/月(税別)、パケット通信料が5GB(下り最大150Mbps、上りはLTEスピード制限なし)となる。4G(LTE)の対応バンドは、FDD Band1、3、4、5、7、8、20だ。本体まわりに目を向けると、まず厚さが15.2~21.1mmと薄型で、幅が135.4mm、高さが68mm。撮像素子には1.0型 総画素数2,090万画素(有効2,010万画素)の高感度MOSセンサーを搭載し、1.0型センサー搭載のデジタルカメラとして世界最薄を掲げる(パナソニック調べ)。レンズは単焦点の「LEICA DC ELMARIT(エルマリート)」で、35mm判換算の焦点距離は28mm、開放F値はF2.8となる。マニュアル撮影に関する機能を充実させており、絞りやシャッタースピード、クリエイティブコントロールといった設定を行うコントロールリングを装備した。動画機能では、最大で4K(3,840×2,160ドット)/15p、MP4形式を撮影可能。プリインストールアプリの「4Kプリ連写」を使うと、シャッターボタンを押す前後1.5秒間を4K画質で撮影し、45枚の画像から気に入ったものを残せる。そのほか主な仕様は、DMC-CM1に準ずる。撮像素子が有効2,010万画素の1.0型高感度MOSセンサー、対応感度がISO125~ISO12800(拡張設定でISO100、ISO25600を利用可能)、シャッター速度が1/16,000~60秒、連写性能が最大約50コマ/秒、開放絞りがF2.8、最小絞りがF11、合焦範囲が10cm~∞となっている。背面のモニターは約622万ドット・4.7型の液晶方式(タッチパネル)だ。有効92万画素のインカメラも備える。OSはAndroid 4.4で、CPUに4コア/2.3GHzのQualcomm Snapdragon801を搭載。内蔵メモリは2GB RAMと16GB ROM。記録メディアはmicroSD/SDHC/SDXCカード。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN、Bluetooth 4.0、NFC(近距離無線通信)などをサポート。
2016年01月19日●1万円コースまもなくクリスマスがやってくる。恋人や奥さんにどんなプレゼントを贈ろうか頭を悩ませている人も多いだろう。そこで提案したいのが家電だ。女性がもらって喜びそうな家電を予算1万円、3万円、5万円に分けてピックアップしてみた。各コースで4~6製品ずつ選んだので、大切な人へのプレゼント選びの参考にしてほしい。以下の価格はすべて税込。2015年12月時点、編集部調べ。○予算1万円コース予算1万円コースは5,000円前後~10,000円前後の製品が対象だ。以下、各製品と特徴について紹介しよう。○siroca(シロカ) 全自動コーヒーメーカー STC-401<コンパクトなのに豆から挽ける>■市場価格:9,500円前後コーヒー好きの彼女に贈りたいのが、「コーヒー豆をミルで挽く」作業から「抽出」までを全自動で行うコーヒーメーカー。豆を挽いた直後に抽出するので、香り豊かなコーヒーを味わえる。そんな全自動コーヒーメーカーで注目したいのが、sirocaの「STC-401」だ。一般的に、全自動コーヒーメーカーはミルと一体型になるぶん、本体が大きくなりがちだ。しかし、STC-401はミル付きながらも本体サイズをW17.3×D22×H27cmに抑えている。ガラス製サーバーなのでコーヒーの抽出量やコーヒーの残りがひと目でわかるのもポイント。洗えば何度でも使えるステンレスメッシュフィルターを採用しているので、ペーパーフィルターは不要だ。また、コーヒー豆だけでなく、粉からでもコーヒーを淹れられる。○パナソニック 音波頭皮ブラシ EH-HM27<長い髪もかきわけて頭皮の汚れを落とす>■市場価格:7,500円前後美しい髪を保つために、頭皮のクレンジングへ注目が集まっている昨今。美容への関心が高い女性に、パナソニックの「音波頭皮ブラシ EH-HM27」はどうだろう。EH-HM27は、「弾力ブラシ」という太めのブラシで髪をかき分け、歯ブラシくらいの細さの「極細毛ブラシ」で頭皮の汚れや皮脂をかき出す。洗い方のモードは「NORMAL」「RHYTHM」「SOFT」の3つで、「やさしく洗いたい」「しっかり洗いたい」など、その日その日の頭皮の状況に合わせて選べるのもうれしい。ちょっとリッチなシャンプーといっしょに渡すのもオススメだ。「自宅でもヘアサロンのような洗い上がりを楽しんでね」と一言添えれば、彼女もときめいてくれるかも。○コイズミ 電気肩ひざ掛け KDH-5057<電気製品なのに丸洗いできるあったかひざ掛け>■市場価格:9,300円前後寒がりな女性にプレゼントしたいのは、オフィスでも自宅でも使えるコイズミの電気肩ひざ掛け「KDH-5057」だ。サイズは150×93cmと大きめで、ひざに掛けてもくるまっても余裕がある。腕を出せるスリットがあるのでポンチョのように使ったり、スカートのように腰に巻いてボタンで留めたり、アレンジしやすい。電源をオンにするときはコンセントにつないでおく必要があるが、いったん温まれば電源を切っても少しの間は暖かさをキープしてくれるので、身につけたまま動き回ることも。コントローラー部分を取り外せば丸洗いでき、清潔に保てる。○レコルト プレスサンドメーカー キルト<キルト模様のホットサンドで朝から元気に>■市場価格:4,500円前後朝ご飯をしっかり食べたい彼女や、InstagramなどSNSを楽しむ女性には、レコルトの「プレスサンドメーカー キルト」が喜ばれるだろう。耳付きの食パンがピッタリ収まる大きさで、こんがりとホットサンドを焼き上げてくれる。本製品の特徴は、ホットサンドの表面にキルト模様の焼き目がつき、見た目もかわいいこと。忙しい朝にふさわしく、ハム&チーズのホットサンドなら約3分とあっという間に完成だ。朝ご飯だけでなく、野菜のグリル、バゲットのトーストなども楽しめる。カフェの朝食顔負けのかわいさに、自分で作ったホットサンドの写真をSNSにアップしたくなるはず?○SUDIO カナル型イヤホン VASA<北欧生まれの美しいイヤホン>■希望小売価格:9,800円通学・通勤時に音楽を楽しむ彼女へ贈りたいのがイヤホン。スウェーデンのメーカーSUDIO(スーディオ)が手がけたカナル型イヤホン「VASA」はどうだろう。VASAという名前は16世紀のスウェーデン国王に由来する。上品な本革のキャリングケースが付属する。カラーはホワイトとブラック、ブルー、ピンクの4色展開だ。気になる音質については、クリアなサウンドとナチュラルな低音を楽しめる。あくまで主観ではあるが、特に中高域がクリアで、音の広がりをよく感じる。オケ曲から軽めのポップスまで幅広く相性が良さそうだ。●3万円コース○予算3万円コース予算3万円コースは15,000円前後~30,000円前後の製品が対象だ。以下、各製品と特徴について紹介しよう。○バルミューダ バルミューダ ザ・トースター<2万円の実力派トースター>■直販価格:24,732円トースト派の彼女に贈るならバルミューダの「BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)」。スチームを使った独自の焼き方で、外はカリッと、中はフワッとしたおいしいトーストを焼き上げる。食パンをトーストするだけでなく、バゲットやクロワッサンなどパンの温めなおしでもおいしく仕上がる。焦げやすいパンもきめ細かい温度調節によって、絶妙に焼きたてを再現してくれる。○富士フイルム チェキ instax mini 70<楽しみ方は彼女におまかせ>■市場価格:18,000円前後撮ったその場でカードサイズのプリントを楽しめるとして人気が再燃している「チェキ」。プリントした写真は部屋に飾ったり、子どもやペットの成長記録をつけたり、オリジナルのレシピブックを作ったりと、楽しみ方はさまざまだ。料理や旅行が好き、インテリアにこだわる女性へのプレゼントに向いていそうだ。チェキのなかでもinstax mini 70は、被写体と背景をどちらもキレイに撮影できる「背景きれいフラッシュ」機能を搭載。夜景の撮影でも背景が暗くならずに仕上がる。また、自分撮り用のミラーを備え、撮影モードに「セルフィーモード」を搭載するなど、自撮りやみんな撮りのための機能も充実している。贈る際にはアルバムやケースなどと一緒に渡すと喜ばれそうだ。○フィリップス エレクトロニクス ジャパン ビザピュア アドバンス SC5320/10<洗顔とマッサージができる 多機能な洗顔ブラシ>■市場価格:25,000円前後洗顔はスキンケアの基本とよくいわれる。皮脂やメイクといった、落としきれなかった汚れが、肌トラブルの原因になりうるからだ。その洗顔に着目したのがフィリップス エレクトロニクス ジャパンの電動洗顔ブラシ「ビザピュア」だ。ビザピュアは、毎分250回の回転運動と毎秒110回の音波振動によって手洗いの約10倍の汚れ落ちを実現する電動洗顔ブラシ(フィリップス調べ)。今回紹介する「ビザピュア アドバンス」は、洗顔ブラシ機能にタッピングエステ機能を追加したモデル。専用の「タッピングヘッド」を装着すると、1分間に750回、エステティシャンのフィンガータップを模した動きを行う。さらに、別売の「フレッシュアイヘッド」というパーツを装着すると、目もとをクーリングして引き締めることも可能。1台3役の多機能な美顔器だ。スキンケアという日常生活に一歩踏み込んだ製品なので、付き合いはじめのパートナーよりは、長い付き合いでお互いのことがよくわかっているパートナー向けといえるかもしれない。○ネスレ スペシャル.T My T.<紅茶も玉露も楽しめるカプセル式ティーマシン>■希望小売価格:12,800円1万円コースではコーヒーメーカーを紹介したが、紅茶や日本茶が好きな女性へのプレゼントなら、ネスレ日本の「ネスレ スペシャル.T My T.」を。ネスレ スペシャル.T My T.は、茶葉が封入された独自のカプセルを使ってお茶を抽出する「スペシャル.T」の新モデルだ。カプセルをセットしてスイッチを入れるという使い方は従来通りだが、カプセルに一つ一つ埋め込まれたチップをマシン側で認識し、それぞれの茶葉に適した温度と抽出時間を自動で設定する。カプセル式なので、後片付けも簡単だ。お茶の濃さを5段階に設定できる機能や、本体のライトの色を10色から選べる機能を持つため、自分好みにカスタマイズできる。また、ネスレ日本は日本茶カプセル「京の匠 福寿園シリーズ」もネスレ スペシャル.T My T.と同時に発表している。人肌に近い温度で抽出する「ネスレ スペシャル.T カプセル 玉露 京の匠 福寿園」もラインナップ。玉露は3個入りで2,592円(税込)、つまり1個あたり850円以上という計算になる。ネスレ スペシャル.T My T.では、京の匠 福寿園シリーズ以外にも紅茶、中国茶、ハーブティーなどを楽しめる。彼女の好みに合わせてカプセルとセットにして贈るとさらに喜ばれそうだ。12月28日までの期間限定で、マシンとバラエティボックス(日本茶と中国茶、紅茶、フレーバーティー、ハーブ&ルイボスティー、それぞれのジャンルで3種類ずつ合計15種類)のセット販売をオンラインショップで行っている。●5万円コース○予算5万円コース予算5万円コースは35,000円前後~50,000円前後の製品が対象だ。以下、各製品と特徴について紹介しよう。○フジ医療器 マシュア AM-30 フットエアーマッサージャーF<使わない時はクッションに変身>■直販価格:39,800円冬場、女性に多い悩みの一つが「脚のむくみ」だ。むくみは、血流やリンパの流れが悪くなると引き起こされる。「座りっぱなし」「立ちっぱなし」といった、長時間同じ姿勢でいることが多い職業の女性や、冷え性の女性は、脚がむくみやすいといえる。そんな彼女に贈りたいのがフジ医療器の「マシュア AM-30 フットエアーマッサージャーF」だ。AM-30は、マッサージチェアのパイオニアメーカーであるフジ医療器が、マッサージチェアの技術を詰め込んで開発した女性向けのフットマッサージャーだ。ロングブーツのような本体には左右に計14個のエアーバッグを備え、つま先からふくらはぎまで、部位ごとに合わせた動きで脚全体をもみほぐす。使わないときにはブーツ部分を折りたたんで専用カバーをかぶせれば、丸型のクッションに変身。見た目もかわいらしいが、ふかふかした素材を使っており、触り心地も気持ち良い。○カシオ計算機 EXILIM EX-ZR3000<撮った写真はスマホへ自動転送>■市場価格:44,000円前後自分で撮った写真をよくSNSへ投稿する女性に喜ばれそうなのが、カシオ計算機のコンパクトデジタルカメラ「EX-ZR3000」だ。カメラで撮った写真をスマートフォンへ自動転送する「エクシリム オートトランスファー」機能を持つ。専用アプリ「EXILIM Connect」をインストールしたスマートフォンと常時Bluetooth接続することによって、スマートフォンとEX-ZR3000のWi-Fi接続をコントロール、カメラで撮影した画像をWi-Fi経由でスマートフォンへ自動転送する。上180度のチルトが可能な液晶モニターや、本体前面のフロントシャッターなど自撮りやみんな撮りのための機能も。肌のなめらかさや肌の色を調整できる「メイクアップモード」を使うのも楽しい。スマートフォンとはひと味ちがった撮影を楽しめて、写真ライフが一層充実しそうだ。○ヤーマン H/C Beaute ピュア水素水スチーマー (飲用ボトルつき) IS-94W-1<水素に注目したエイジングケアスチーマー>■直販価格(通常価格):52,920円肌の乾燥が気になる冬場。スキンケアを気にしている女性には、うるおいを与える効果が期待できるスチーマーを贈るのはどうだろうか。ヤーマンの「H/C Beaute ピュア水素水スチーマー IS-94W-1」は、水素水を用いるのが特徴だ。給水タンクに搭載した電極で水を電気分解して水素を発生させ、水道水から水素水を生成できる。水素水を「飲む」「浴びる」ことでエイジングケアを行うスチーマーだ。専用飲用ボトルが付属するので、入浴前や就寝前といった好きなタイミングで水素水を飲める。一口にスチーマーといっても、さまざまな種類があり、年々進化しているが、一石二鳥のIS-94W-1を彼女へ贈って、もっとキレイになるための応援をしよう。○好みの食感で選ぶちょっと高級な炊飯器食は全ての基本。食にこだわる女性には、ちょっと高級な炊飯器をプレゼントするのはどうだろうか。炊飯器を選ぶポイントは、好みの食感を聞き出して、それに合った炊飯器を選ぶこと。あくまで主観的な評価だが、食感や炊きあがりのちがいをメーカーごとに記すので参考にしてほしい。同じ米でもメーカーによって炊きあがりがちがってくるのが、炊飯器のおもしろいところ。一般的に、「圧力」という文言があればもちもちした食感に、圧力なしの場合はしゃっきりした食感に仕上がる。それをふまえたうえで、予算5万円に収まる各社モデルを特徴ごとにピックアップしてみた。もちもち:象印マホービン「極め炊き NP-YA10」(43,000円前後)しゃっきり:三菱電機「本炭釜 NJ-VW106」(52,000円前後)、東芝ライフスタイル「真空圧力IH保温釜 RC-10VSJ」(37,000円前後)ふっくら:タイガー魔法瓶「圧力IH炊飯ジャー 炊きたて JPB-G101」(44,000円前後)みずみずしい:パナソニック「可変圧力IHジャー炊飯器 おどり炊き SR-PA105」(41,000円前後)ユニークなのが日立アプライアンスの「おひつ御膳 RZ-WS2M」(49,000円前後)。2合の食べきりサイズで、おひつのように食卓へ運べるので、「いつも炊きたてを食べたい!」という女性にオススメだ。○ダイソン Dyson V6 Mattress<ぐっすり眠るためには布団をキレイに>■直販価格:47,304円心地よい睡眠のためには、寝具を整えたい。特に布団を清潔に保つのが大事だ。ゆったりと眠るのが好きな女性や忙しい女性にはふとんクリーナーを贈ってみては。5万円の予算なら、ダイソンの「Dyson V6 Mattress」に手が届く。高性能フィルターと密閉性の高い製品設計を採用するなど、排気のキレイさにこだわっており、0.3ミクロン相当(PM2.5の1/8以下のサイズ)の微粒子を99.97%除去できる。布団以外にももちろん使える。本体カラーはホワイト×グリーン。清潔さをイメージさせるカラーリングが目を引く。○iRobot ルンバ622<ルンバで"時間"をプレゼント>■直販価格:52,920円5万円の予算に3,000円ほど上乗せすれば、ロボット掃除機「ルンバ」が買える。ルンバに掃除を任せると、彼女の時間に余裕ができる。つまり、彼女にのんびりする時間をプレゼントするようなもの、というわけだ。ルンバ622は、ルンバシリーズのなかではエントリーモデルだが、ハイエンドモデルと同じバッテリーを搭載している。ダストボックスが満タンになるとランプで知らせる「ゴミフルサイン」や、タイマー予約しておける「スケジュール機能」は持たないものの、ゴミや汚れの多い場所を感知すると集中的に掃除する「ダートディテクトモード」などを搭載。シンプルな機能で「はじめてのロボット掃除機」に適したモデルといえるだろう。○サプライズを忘れずに家電は生活感のあるものが多いが、ちょっとした演出でステキなクリスマスプレゼントになる。たとえば、洗顔ブラシや頭皮ブラシのようなケア家電はクリスマス限定の化粧品をセットにして渡す、炊飯器やホットサンドメーカーのような調理系家電は手料理をふるまえばさらに喜ばれそうだ。もちろん一緒に作ってもいい。クリスマスに限らずプレゼント選びは難しくも楽しいもの。相手のことを考えながら、家電も選択肢に入れてみてほしい。
2015年12月12日MM総研は12月10日、「ITデジタル家電購入意向調査 (2015年冬ボーナス商戦編)」を発表した。ボーナスの支給額は改善傾向にあり、購買意欲も着実に回復しているという。ボーナスの使い道として商品・サービスの購入を挙げた人においては、キッチン家電やIT・デジタル家電製品の購入意向が目立って増加した。アンケートは、インターネットアンケートサービス「NTT コム リサーチ」にて実施。20歳以上の就業者1,090人を対象に「冬のボーナス商戦」に関する調査を行った。冬のボーナス支給額に関する質問では、「昨冬より増加する」と答えた割合は12.9%だったのに対し、「減少する」と答えたのは6.2%。2015年夏に実施したアンケートで「今夏のボーナスが増加する」と回答したのは15.3%だったため、夏と比較するとやや減少している。しかし、「増加する」の回答が「減少する」の回答数を上回っている状態は連続していることから、ボーナス支給額の改善は続いていると思われる。また、冬のボーナスによる購買意欲については「昨冬と比べて上がった」と回答した層は、今夏の10.3%からやや増加した13.3%となった。反対に、「下がった」と回答したのは17.2%で、MM総研によればここ数年のなかでは低い数字。このことから、消費者の購買意欲も着実に回復傾向にあるといえそうだ。冬のボーナスの使い道については、「商品・サービスを購入する」と回答したのが全体の38.1%。これは今夏の32.8%と比べると増加しているものの、2014年冬の45.4%からは減少している。一番回答比率が多かったのは「貯蓄・運用」の60.9%だが、「まだ決めていない」との回答も22.5%あった。ボーナスで購入する製品を複数回答で尋ねたところ、目立って増加したのは「キッチン家電・生活家電」(13.6%)、「IT デジタル家電」(33.1%)、「遊園地・娯楽施設」(7.3%)である。2014年冬からの増加比率が一番高いのは「キッチン家電・生活家電」で、2014年冬の7.4%から6.2ポイント上昇している。購入したいITデジタル家電のランキングでは、「薄型テレビ」が全体の9.3%で、2014年冬と同様にトップをキープした。ついで「ノートパソコン」が7.9%、さらに「スマートフォン」が6.3%と続いた。特にスマートフォンは2014年冬から3.1ポイント増の6.3%。低価格のSIMフリースマートフォンのラインナップが充実してきたことが影響している、とMM総研は分析している。
2015年12月10日BCNは11月19日に記者会見を開き、デジタル家電などのいわゆる黒物家電の市場動向の分析結果と、年末商戦の展望を発表した。同社が大手家電量販店(全国22社)のPOSデータを集計している「BCN ランキング」のデータをもとに分析したものだ。会見では、高付加価値モデルが年末商戦の目玉になるとの展望が示された。○苦戦中の市場でも売れている製品とは昨今のデジタル家電市場は、台数ベースで前年を下回るジャンルが多いものの、いくつかのジャンルは金額ベースで上回る、あるいは回復傾向を見せるというパターンが目立ち始めているという。こうしたジャンルでは、高付加価値な製品群が人気を博しており、市場全体を引っ張るほどの影響力を発揮するに至っているという分析だ。ここでは、液晶テレビ、レコーダー、ノートパソコン、音楽プレーヤーについて内容を紹介していこう。○テレビ市場とレコーダー市場まず、前年比でマイナス成長が続いているテレビ市場だが、4Kテレビに関しては売れ筋が大型化し、販売台数も大幅な成長を見せている。もう少し詳しく見ていくと、昨年(2014年)までは30型台(32型、37型)が売れ筋のトップだったが、この1年は4Kを中心に40型台(40型、45型など)が徐々に台数を伸ばした。40型台の製品は、4Kを含む全体でも30型台に並び、やや追い越すほどに至っている。レコーダーでは、いわゆる全録レコーダーの人気が上昇。市場で一定シェアを占めるとともに、販売金額も前年をやや上回る水準に回復してきている。これはパナソニックの新製品投入によるものだが、魅力的な製品の登場で市場全体が活性化する好例と言えるだろう。○携帯音楽プレーヤーは「ハイレゾ」携帯音楽プレーヤーは近年、スマートフォンへの置き換えが進み、大幅に前年比割れが続いていた。これが2015年の夏ごろから平均単価が上昇傾向にあり、直近の10月には金額ベースだけながら、前年比でプラスに転じている。詳細を見ていくと、昨年11月以降、ハイレゾ対応のプレーヤーが好調を維持し、単価も3万円付近まで上昇している。市場全体で見ても、ハイレゾ対応機の全体構成比が20%近くまで伸びており、今後もこの傾向は続く見込みだ。○パソコン市場は「軽量」不調が続くパソコン市場で気を吐くのは、1kg未満の軽量ノートパソコン。これまでNECやパナソニックなどの高価格帯モデルが多かったが、ASUSが低価格モデルを投入したことで市場が活性化し、販売台数、金額ともに前年比で大幅な伸長を記録した。全体構成比で見れば、軽量ノートパソコンはまだ10%弱といったところだが、潜在的なニーズは高い。好調な市場は、それぞれ「4K」「全録」「軽量」「ハイレゾ」がキーワードとなっており、高付加価値モデルが売り上げを底上げしているのがわかる。こうした高付加価値の製品が手ごろな価格になってきたために、売り上げが伸びているわけだ。全体としてみれば、高級モデルに人気が集まっているということは、デジタル家電は高くても理由があれば売れる余地がある、ということでもある。このことから、「年末商戦では価格と付加価値のバランスがとれた、ワンランク上のデジタル家電が目玉になるのではないか」という分析結果だった。消費者心理としても、単に安いだけのものを買うより、一芸に秀でたもののほうが購入意欲もわく。高画質やハイレゾといったわかりやすい機能面での付加価値だけでなく、デザイン、素材などの価値を加えてくることも考えられる。各メーカーにも、こうした市場動向をうまく捕らえて、商機を逃さず魅力的な新製品を投入してもらいたい。
2015年11月20日デジタルハリウッドは、同スクールの在校生・卒業生と共に、遊べるインスタレーション作品と電子工作ワークショップを通して、デジタルのモノづくりを子どもから大人まで楽しめるイベント「Playground!2015~デジタル遊具と電子工作ワークショップ~」を開催する。日時は11月1日 11:00~18:00。会場は東京都・お茶の水のデジタルハリウッド 駿河台ホール(御茶ノ水ソラシティ・アカデミア3F/4F)。展示会場は入場無料。ワークショップの参加費は、午前の部:親子1組1,000円 / 午後の部:1人2,000円(ともに材料費込み)。同イベントでは、デジタルハリウッドのスクール在校生や卒業生、インタラクティブ作品を得意とする企業が制作したインタラクティブな作品が多数展示されるほか、親子ペアおよび中学生から参加可能な「littleBits」(電子工作キット)のワークショップが開催される。展示会場には、パノラマに広がった恐竜たちの世界を冒険するiPadのデジタル絵本「DINOBOOK」(Panon Public)やスマートフォンとPCを連携させた遊べるインスタレーション「Sky」(クスール / たき工房)、森のクマさんになって上から落ちてくるフルーツをキャッチする体感ゲーム「フルーツ☆キャッチ」(アイ・エム・ジェイ)など、Microsoft KinectやTouch Boardなどに代表される、体感センサーとプロジェクターが連動したインタラクティブな作品が並ぶという。また、ワークショップは"午前の部"は、磁石で安全・手軽に電子工作を楽しめるlittleBitsを使って、親子で一緒に工作ロボットを作る「親子で学ぶはじめての電子工作!工作ロボットをつくろう」。参加対象は小学生(親子連れ)。時間は11:00~12:30頃(約1時間半)。参加費は1,000円/1組(材料費込み、littleBitsは持ち帰り不可)。"午後の部"は、プログラミング初心者にもわかりやすいlittleBitsのArduinoを使い、少し複雑なオリジナルの電子工作を作る「初心者でも簡単!プログラミングを使った電子工作に挑戦しよう」。参加対象は中学生以上~大人。時間は14:30~17:00頃(約2時間半)。参加費は2,000円/1人(材料費込み、littleBitsは持ち帰り不可)。なお、ワークショップの参加希望者は、申し込みページより事前予約が必要で、定員を超える場合は抽選となる(参加費は会場払い)。申し込み期限は10月31日 午前0時。
2015年10月29日ローランドは、ステージで使用するデジタル・グランドピアノの理想のデザインを追求する「ローランド・デジタル・ピアノ・デザイン・アワーズ(Roland Digital Piano Design Awards)」を開催する。応募期間は11月10日~12月21日。大賞(1点)には50万円、優秀賞(1点)には20万円、奨励賞(1点)には10万円が贈られる。「ローランド・デジタル・ピアノ・デザイン・アワーズ」は、"未来のステージ用デジタル・グランドピアノ"を題材にデザインを公募するもの。音楽文化への貢献と次世代クリエイターと共にデジタルピアノの未来を考えることを目的としている。同社の狙いとしては、革新性、独自性、造形美、存在感、デジタルならではの利点を活かした、理想的なデジタル・グランドピアノのデザインを全世界から募集し、伝統的な音や形の制約を超えた理想のピアノのあり方を追求したいということだ。応募資格は、現在国内外で活動中のデザイナー、クリエイター、およびそれを目指している大学や専門学校の学生が対象となる。企業、団体あるいは個人やグループ、年齢、性別、職業、国籍は不問。募集条件および応募方法等の詳細は、11月10日から同アワーズ公式サイト内に開設するエントリーページに記載される。また、審査基準は「革新性、独自性があるもの」、「造形美を感じられるもの」、「テーマと適合しているもの」、「ステージで使用するコンサート用グランドピアノに相応しい気品と存在感を感じられるもの」、「デジタルならではのアドバンテージを活かしているもの」となっており、審査はローランド社内の専門家や識者で構成する選考委員会にて行われる。また、結果発表は2016年1月21日にアメリカで開催される楽器業界のトレードショー「Winter NAMM Show 2016」の会場と、同アワーズ公式サイトにて受賞者名と受賞作品が発表されるということだ。
2015年10月21日パナソニックの高級美容家電シリーズのイベントパナソニック株式会社は、同社が展開する女性向けの美容家電「Panasonic Beauty PREMIUM」シリーズを無料で体験できるイベントを期間限定で開催する。年齢と共に深くなる悩みをケアする美容家電「Panasonic Beauty PREMIUM」シリーズは、年齢と共に深くなる女性の悩みをケアする美容家電シリーズ。微細な動きの「かっさ」と集中保湿で肌へハリを与える温冷スチーマーや、ふんわりしっとりした髪へと仕上げるドライヤーなど高い効果と本質的なケアを実現する。表参道ヒルズに巨大ドライヤーが出現!同イベントは、2015年10月20日(火)から11月1日(日)の期間限定で開催。イベントの一環として、表参道ヒルズ1階エントランスに世界的アートディレクターJack Dahl氏が手掛けた巨大ヘアドライヤーのオブジェが登場する。オブジェは自由に撮影が可能となっており、撮影した写真をSNSに投稿すると無料で写真のフォトプリントをプレゼントする。また、期間中の土曜・日曜にはメンズモデルが登場。オブジェ前で一緒に写真を撮ることができる。地下3階には製品体験ブースが展開しており、無料で最新美容家電を体験できる他、ビューティーカウンセラーが一人一人の肌や髪の悩みからお勧めの製品の使い方を紹介する。(画像はパナソニック株式会社Webサイトより)【参考】・パナソニック株式会社 イベント・キャンペーン
2015年10月19日●家電に電源コードが不要になるかも?秋晴れに恵まれた10月7日、千葉県の幕張メッセにて最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2015」が開幕した。本稿では、CEATEC 2015の展示のうち、ふだんの生活に密接に関係している家電製品をピックアップして紹介しよう。○「コードレス」のキッチン家電まずは「ワイヤレスパワーコンソーシアム」で見つけた「コードレスキッチン家電」から。ワイヤレスパワーコンソーシアム(以下、WPC)とは、ワイヤレス(非接触)給電技術の国際標準規格を策定する業界団体だ。電磁誘導方式をもとにしたワイヤレス給電の国際標準規格「Qi(チー)」に関連する展示が主であるものの、個人的に「実現したら(めちゃくちゃ)便利そう」だと思ったのが、今回参考出品されていたコードレスキッチン家電たち。Royal Philips(日本法人はフィリップス エレクトロニクス ジャパン)もWPCに参加している団体の一つ。木製のキャビネットにしか見えないが、「ノンフライヤー」などの家電製品を置いてみると、コンセントにつないでいないにもかかわらず、スイッチが入った。この仕組みはキャビネットを開けてみると理解できる。天板を持ち上げると、中には直径20~30cmほどのコイルが入っており、家電製品の底にもコイルが仕込まれている。送信側と受信側のコイルの間には、分厚い板が挟まっているにもかかわらず給電できていた。展示されている試作品の送信側コイルは2kWの出力が可能だそうだ。IHクッキングヒーターのように熱を発生させることを目的としておらず、電気を送るだけなので、天面は熱くもならない。展示されているのはあくまで試作品であり、「まだ企画段階でしかないが、うまくいけば2~3年後には製品化できる」(担当者)とのことだ。●停電時、「パッと」つく電球○停電時に自動点灯続いて、停電時に自動点灯する家庭用LED電球「マジックバルブ パッと」を展示していたラブロスのブース。点灯している間に、つまり電源が供給されているうちに内蔵バッテリーを充電しておき、いざ停電した際には自動でパッと点灯する仕組みだ。ソケットから取り外せば懐中電灯としても使える。最大で約6時間の使用が可能だ。3月に発売済みで、希望小売価格は税別5,980円となっている。昼白色と電球色を用意。スイッチで電気を消した場合と、停電で電気供給がなくなった場合を判断するためにCPUを搭載する。照度センサーも備えるので、周囲が明るく、点灯の必要がない際には停電しても自動点灯しない。今後は企業向けに、蛍光灯も発売する予定だ。蛍光灯のほうは停電時でも壁のスイッチからオン・オフが可能だという。○拭き掃除もできるロボット掃除機「永山」ブースでは、韓国のロボットメーカーであるYUJIN ROBOTのロボット掃除機「iClebo Arte」が展示されていた。韓国と日本国内の一部免税店などではすでに発売しているが、日本向けモデルの発売時期は未定。ただし、すでに日本国内での生産を開始しており、そう遠くない将来に販売開始するとのことだ。価格は税別79,800円前後の予定。シンプルな見た目だが、よく見ると天面にはカメラが設置されている。このカメラやその他センサーでナビゲーションを行う。ランダム走行も可能だが、ジグザグに規則正しく部屋を掃除できるのが特徴だ。専用のモップが2枚付属しており、拭き掃除もできる。デモの様子を見ている限りでは、部屋の隅にサイドブラシが届きにくいようだが、たしかに全体を効率良く掃除しているなという印象を受けた。●「Japan」と「上質」のJコンセプト○日本らしさが追求された「Jコンセプト」パナソニックのブースからは「Jコンセプト」コーナーを。Jコンセプトとは、"目利き世代"である50代・60代向けの製品ブランドのことで、シンプルかつ高級感のある家電をそろえる。Jコンセプトの「J」は「Japan」と「上質」に由来しており、ポスターなどにも「ニッポンの暮らしに、耳を傾けました。」というキーワードが。まさに、「日本らしさ」や「和」を強く意識した製品群なのだ。それもあってか、筆者がJコンセプトのコーナーを訪れたときには、外国(おそらくヨーロッパ)のメディアが取材していた。現在、Jコンセプトで紙パック式掃除機と冷蔵庫、エアコン、炊飯器、オーブンレンジ、縦型洗濯機という6製品を展開しているが、パナソニックは今後拡大を目指すと明らかにしている。○おまけ - コーヒーでブレイクタイム「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ」で淹れたコーヒーで一息つけるブースもあった。ブラックコーヒー、もしくはエスプレッソタイプコーヒーを無料で試飲できる。
2015年10月07日東芝ライフスタイルは9月24日、中国およびASEAN地域における白物家電事業についての販売戦略や販売体制を見直すと発表した。競争力や収益力強化の一環として実施する。中国では、冷蔵庫・洗濯機・掃除機といった白物家電の販売と製造において、スカイワース社(Skyworth、創維集団有限公司)と戦略的な提携を10月から開始。中国における冷蔵庫・洗濯機・掃除機の販売権をスカイワース社に付与し、東芝ライフスタイルの子会社である、東芝家用電器販売(南海)有限公司と東芝産品服務(上海)社は精算手続きを進める。スカイワース社の中国全土にわたる販売・サービスネットワークを活用することで東芝製品の販売拡大を目指す。製造については、冷蔵庫・洗濯機を製造する東芝家電製造(南海)社と、掃除機を製造する東芝家電製造(深セン)社に対して、スカイワース社から出資を受け、日本向け製品の競争力を高める。ASEAN地域では、シンガポールの販売子会社である東芝コンシューママーケティングシンガポール社に置いていたマーケティング統括機能および販売機能を、タイの製造子会社である東芝家電製造タイ社へ7月に移管。効率化と固定費削減を図っている。
2015年09月24日ここ最近、様々なメーカーからたくさんの美容家電が出ていますね。でもまだまだみなさんが試した事がない美容家電がたくさんあるかも…!?そこで、今回はオススメ美容家電をいくつかご紹介!●MTGLIPLU(リップル)出典:@cosme皆さん唇のケアって何してますか??リップクリームを塗って保湿をする事は、ほとんどの人がしていると思います。しかし、内側のケアをしている人はあまりいないのでは!?こちらは、「リファカラット」で有名なMTGから発売されている唇専用の美容家電。画像右にある専用の美容液、リップインセラムを塗ってから、画像左のリッピィンパルスを使用します。デリケートな唇を傷づけることなく、潤いのあるふくっら唇へ導いてくれますよ。●Panasonicネックリフレ出典:Panasonic公式サイトよりこちらは首専用アイテム。付け根のコリまでしっかりほぐしてくれるので、誰かに肩揉みをお願いする必要もなし!アクセサリー感覚で使えるので、オフィスワークのお仕事をしている方や家事で大忙しのママさんにオススメのアイテムです。見た目も可愛いので気分があがりますね。●ヤーマンフェイササイズUP出典:@cosme朝起きて、むくみを無くしたい時。あるいは、就寝前のスキンケアタイムのとき。顔のコリやむくみを無くすために、フェイスクリームを使ってマッサージをする方は多いと思います。でも、仕事のお昼休憩や仕事後の飲み会までの間に、疲れきったお肌を何とかしたい!そんな時に使えるのが、1分間に1800回のタッピングをしてくれるフェイササイズUP。エステティシャンのような優しいタッピングで、簡単にお肌の筋トレができるので、空いた時間にさくっとできますよ。●Panasonic頭皮エステ(サロンタッチタイプ)EH-HE97出典:@cosmeヘッドスパに行くのって、ちょっと特別感がありますよね。最近は多くのヘアサロンで、ヘッドスパがメニューにありますが、そんな頻繁に通えない…という方はこちらを試してみてください。頭皮を動かしながら、頭皮に密着して引き上げるような感覚の心地よさで、サロンにいるかのような気分も味わえます。健やかな地肌を目指してみましょう。●レイボーテレイボーテスピーディー出典:@cosme脱毛したいけど、サロンに行く勇気が無い人方や金銭面を気にする方は少なくないはず。最近では、自宅で出来る脱毛のシェーバーが増えてきていますよ。こちらの商品は、モデルの道端アンジェリカさんも愛用しているんだとか!シェーバーとフラッシュが1台になっているので手間がかかりませんし、美肌効果も期待できる波長を含んでいるので、美肌ケアもできる優れもの。そして1回買えば、最大8年も使えるんだそう!コスパを押さえたい方には嬉しいポイントですね。いかがでしたか?自宅でちょっと贅沢な気分を味わえる美容家電。忙しい方もたまには休憩して、美容の時間を楽しみましょう♪
2015年09月11日ラトックシステムは3日、デジタル音声をアナログ音声に変換する、デジタルtoアナログオーディオコンバーター「RP-ADAC1」を発表した。9月中旬より、楽天市場店限定で販売する。価格はオープンで、直販価格は税込3,180円。デジタル音声出力端子をもつTVやゲーム機などと接続して、アナログ音声に変換するデジタルtoアナログコンバーター。本製品で中継することで、TVやゲーム機のデジタル音声を、デジタル音声入力のないアンプやアクティブスピーカーなどに接続できる。音声入力インタフェースは光デジタル(角型)×1、同軸デジタル×1、音声出力インタフェースはアナログ(RCA)×1、ライン出力(3.5mmステレオミニジャック)×1。対応サンプルレートは、光デジタルが24bitの96kHz / 88.2kHz / 48kHz / 44.1kHz。同軸デジタルが16bitの192kHz / 176.4kHz / 96kHz / 88.2kHz / 48kHz / 44.1kHz。本体サイズはW55×D70×H20mm、重量は約48g。
2015年09月07日プラスとデジタルステージ、デジタルハリウッドの3社は9月1日、全国の文具販売店を通じ、法人向けにリーズナブルで高品質なWebサイトの制作を行う「HP作成サービス」の提供を開始する。同サービスは、3社の密な連携により、通常であれば工数が発生しやすいデザインや構造考案工程のオペレーションを効率化したほか、要望の多い機能を標準オプションとしてパッケージ化。加えて、デジタルステージのホームページ作成サービス「BiNDクラウド」を用いることで高品質・高機能な仕様を比較的安価で提供可能とする。また、誰でも簡単に入力できるWebサイト作成指示書をデジタルハリウッドのプロデザイナーの協力で用意。これにより、デザインや構造設計などに時間を費やすことなく、1カ月程度でWebサイトを開設できる。なお、写真撮影や文書考案、ドメイン取得など実務面での有償サポートも多数用意する。
2015年09月01日伊勢丹新宿店では、8月26日から9月8日までの期間、ファッションとデジタルが融合したライフスタイルを提案する。デジタルが我々の生活にどのような変化を与え、次なる豊かさを創造しようとしているのかを体感出来る場となりそうだ。トレンドファッションを発信する本館2階では、先月開催されたファツションとテックが出合う場を創出するグローバルなサミットDecoded Fashion内で行われたコンペティション「ISETAN CHALLENGE」で選ばれた日本初展開の360度から試着姿を確認できるミラー「メモミ」や、世界初の生地3Dプリンター「エレクトロルーム」など、リテールやファッションビジネスにおける新たな可能性を示唆するアイテムを紹介する。また同フロアでは、アンリアレイジ(ANREALAGE)のブラックライトを当てると柄が可視化されるテキスタイルを使ったファッションや、ソマルタ(SOMARTA)の縫製ニットで構築されたボディスーツの他、3Dプリンターで作られたアクセサリーやシューズも展開。ひとつひとつのプロダクトやアプローチは異なるが、どれもデジタルテクノロジーを駆使することでクリエーションやユーザーエクスペリエンスを創出している点が共通している。今は個々のブランドや企業としての取組みだが、これらの体験を一環してユーザーが受けることが出来るような未来を想像させる。また、ソフトバンクと三越伊勢丹が行ったファッション・デザインの専門学生を対象にしたファッションハッカソンで誕生したペッパー(Pepper)も展示される他、人口知能を用いたファッションコーディネートアプリ「センシー(SENSY)」など生活を豊かにする将来性を秘めたデジタルソリューションを紹介している。同館6階時の場では、ミラノサローネにも出展したジンズ(JINS)のメガネ型デバイス「JINS MEME」の体験スペースを用意。グラフィックデザイナーの佐藤卓が監修を務め、ライゾマティクスの斎藤精一らが制作を行った同アイテムでは、メガネ型デバイスをかけた人の心の動きを可視化する。メガネという形はそのままに、デジタルテクノロジーをかけ合わせることで、自分自身の感情の動きを見つめるというまったく異なるアプローチをする点に面白みがある。ウェアラブルデバイスの可能性を体験することが可能だ。デジタルの可能性は計り知れない。こと、ファツションというフィジカルかつ情緒的な領域において、デジタルテクノロジーがどのような変化を生み出していくのか。今回のプロモーションが、ファッションの未来に向けた取組みのひとつの在り方なのかもしれない。
2015年08月28日●子どもとデジタル機器の付き合い方子どもと楽しく過ごし、奥さんにもラクしてもらうために「パパ目線」で家電製品を選ぶ本連載。今回は「パパ目線」で選ぶパソコン。仕事用じゃなく、家族のため、子どものためを一番に考えて、最新パソコンを選んでみた。○子どもとデジタル機器の付き合い方小さな子どもがいる家庭の多くで悩みの種になっているのが、子どもとデジタル機器との関係だ。スマートフォンやタブレット、PC、そしてゲーム機などを子どもにいつから触らせるか、これはいろんな学説や考え方、教育方針もあり、正解のない問いとなっている。著者の周りでも、子どもにそれらを一切触らせていない家庭も多い。しかし、筆者の仕事柄、家庭には山のようにデジタル機器があり、両親ともにスマートフォンやタブレットを日常的に触っている。このような家庭では、子どもにデジタル機器を触らせるな、というほうが難しいのではと考えている。そこで大切になってくるのが、子どもとデジタル機器の付き合い方だ。現在、筆者宅では5歳になる長女には夕食後1時間だけ、タブレットで遊ぶことを許している。スムーズに辞めることもあれば、もっとやりたいと泣きながらだだをこねることもあるが、基本的にはそれで我慢している。過去には、筆者がプレイしている家庭用ゲームを横で見ていて、プレイしたがり、しばらくハマっていたこともあるが、さすがに家庭用ゲームは夢中になりすぎる傾向にあるため、現在はやらせないようにしているという状況だ。そんな中、リビングに設置しているPCが古くなってきたこともあり、買い替えを検討することとなった。そこで子どもが使うことを考えて、PCを選んでみたいと思う。現在、PC市場はスマートフォンなどに押されて停滞している状況だ。そんな中で売れているのは、マイクロソフトのSurfaceシリーズやアップルのMacBookなどのビジネス向けのモバイルノートが中心。これらはコンパクトで場所を問わずに使えるが、子どもたちに使わせるのはちょっと心配だ。下手に持ち歩きできるサイズとなると、好き放題に扱ったあげくに、落として壊す姿が見えてしまう。とはいえ、15型クラスのスタンダードノートを選ぶのも芸がない。5歳の長女となるとこれらも動かせるだけの力を持っており、モバイルノートと同じく落下の可能性が非常に高いといえる。これらを考えると選択肢はデスクトップPCになるだろう。●RealSence対応ゲームに子どもが大喜び○タッチ対応だと親が使いづらい問題ではデスクトップPCなら何でもいいのかというとそうもいかない。小さな子どもがいる家庭で注意したいのが、最近のWindowsPCに多いタッチ操作に対応したモデルを選ばないようにということだ。確かにペンや指で画面にお絵かきができたら、子どもは喜ぶかもしれないが、その時間はほんの一瞬だ。むしろ親がパソコンを使っているときに、画面をタッチされて誤作動する回数の方が圧倒的に多いのだ。特にあまり状況を理解してくれない3歳ぐらいまでの子どもがいる家庭では、タッチ操作は使えないほうがいい。キーボードやマウスは隠せるが、液晶ディスプレイ(というかPC本体)は隠せないため、勝手にタッチされて、いろいろ操作されたり、設定を変えられてしまってPCが変なことになる、そんなパターンも待っている。○RealSence対応ゲームに子どもが大喜び持ち運んで落とす心配のないデスクトップPC、そしてタッチ非対応であることが、小さな子どものいる家庭におすすめしたいリビングPCの一例だ。しかし、それだけではつまらない。なにかポイントとなる機能はないだろうかと調べてみたところ、ひとつ面白いものがあった。それが「RealSence」だ。インテルが開発したRealSenceは2つのレンズを搭載した3Dカメラを利用して、PCの前にいるユーザーを認識するという技術。すでに多くのPCに搭載されており、デスクトップPCはもちろん、ノートPCやタブレットPCにも採用例がある。筆者が最初にRealSenceの説明を受けたのは、昨年のことだったと記憶しているが、その段階ではまだ、具体的な用途やアプリケーションに落とし込まれていなかった。しかし、現在はいくつかのゲームが登場しているのだ。そこで今回、RealSence対応カメラを搭載したデスクトップPC、NECの「LAVIE Desk All-in-one DA970/BAB」を借りて、子どもに遊ばせてみた。すでにRealSence対応アプリケーションは数多く登場している。今回は子どもが好きそうなゲームとして、画面に表示されるオブジェクトにあわせて手を動かすことで音楽を奏でられる「KAGURA」、画面にいる動物キャラクターの動きに合わせて手を動かす「マダガスカル Move It!」、そしてレースゲーム「レゴレーサー」の3本を用意した。まずは「KAGURA」でRealSence対応ゲームの雰囲気をつかむ。子どもは画面に映っているのが自分だとわかっている模様。一生懸命、画面に合わせて手を振ったり、オブジェクトをつかんだりしていた。とはいえ、自分でリズムを奏でるというゲーム性はまだあまりわからないようで、30分ほど遊んで終了した。続いて遊んだのが、「マダガスカル Move It!」だ。画面上に表示されるキャラクターに合わせてテンポ良く、両手を挙げていく。ファーストステージは難なくクリア。だんだんと手の動きが速くなり、位置もリズムも複雑になっていくが、キャーキャーと騒ぎながらなんとか付いていく。これも子どもにとってかなり楽しめるゲームだったようだ。そして、最後にプレイしたゲームに子どもがドハマリした。レースゲームの「レゴレーサー」だ。レゴのキャラクターがわずかに浮かぶレースマシンを作りあげ、コースを疾走するというもの。身体を左右に動かすと、RealSence対応カメラがそれを認識して操作に反映。レーサーを左右に動かしたり、コース上に落ちているコインのようなものを拾ったりできる。画面の前で身体を左右に動かしながら上手にコースをクリアしていく娘。最初は障害物にぶつかってレーサーが壊れていたが、そのうちに「ぶつからないように走るの?」と言い出し、最初のコースは難なくクリアするようになっていった。その後、LAVIE Desk All-in-one DA970/BABがある間は、「レゴのレースしたい」言い、1日30分ほどプレイしていた。そのときいいなと感じたのが、RealSence対応ゲームは家庭用ゲームやスマホゲームと比べて、射幸性が低いことだ。射幸性の高いゲームはどうしても子どもは夢中になりすぎて、終わらせるのに苦労する。ときには、トイレに行くのを我慢してまで続けてしまうことも。しかし、RealSence対応ゲームは物理的に身体を動かすためか、適度に疲れるようで、時間になると自分でちゃんと終わらせることができた。それでいて、本人は十分にゲームをしたとう満足感を得ているようで、1日に何度もゲームをさせろと言わないのが良かった。また、今回利用したNECの「LAVIE Desk All-in-one DA970/BAB」は、ヤマハ製の高音質スピーカーを搭載するなどAVユースのPCとしても優秀。また、テレビチューナーも搭載しているので、リビングのテレビを子どもに独占されているときでも、別のテレビ番組を見ることができるのだ。フラグシップモデルだけに決して安くはないが、搭載する機能を総合的にみると十分に選択肢に入ると言えるだろう。●テレビをディスプレイにするならスティック型や小型モデルを○テレビをディスプレイにするならスティックや小型モデルを子どもには基本的に触らせず、両親だけが使うという場合、ノートPCでもデスクトップPCでもないもうひとつの選択肢がある。それが液晶テレビをディスプレイとして使う超小型PCだ。その代表格が、テレビのHDMI端子に直結できるスティックPCだ。置き場所をまったくとらないのが特徴で、これにワイヤレスのキーボードやパッドを接続すれば、液晶テレビをPCとして使うことができる。大画面でWebを見たいといったニーズならこれでも十分だ。もう少し高いPC性能やファイルの保存容量が欲しい場合は、手の平サイズのミニPCがおすすめ。これなら外部機器も接続できる。たとえば、日本HPの「HP Pavilion Mini 300-100jp」シリーズは小型サイズながら4K出力にも対応。パフォーマンスモデルなら、CPUにインテル Core i5-5200U、1TBの大容量HDDを搭載している。子どものいる家庭でのリビングPCの選び方。今回はあえて、売れ筋のノートPC以外で考えてみた。どの家庭でもこれが正解という訳ではないが、ひとつの提案として考えてもらえるとうれしい。
2015年08月25日mhエンタープライズは、同社の家電ブランド「Vitantonio(ビタントニオ)」から「ポップコーンメーカー」と「ヨーグルトメーカー」、「ワッフル&ホットサンドベーカー リミテッドモデル」、「ガラスチョッパー」、「マイボトルブレンダー」の5製品を発表した。9月上旬から順次発売する。○ポップコーンメーカー「ポップコーンメーカー VPC-10」は、熱風によってポップコーンを作れる調理器具。約2分で60gのポップコーンが完成する。マッシュルームタイプの豆にも対応。20レシピを掲載したレシピブックが付属する。サイズはW23×D14.5×H29.5cm、重量は1.16kg。電源コードは1.4m。消費電力は1,200W。発売は9月1日。価格はオープンで、推定市場価格は税別6,880円前後。○ヨーグルトメーカー「ヨーグルトメーカー VYG-10」は、25℃~60℃までの温度調節が可能なヨーグルトメーカー。ヨーグルトだけでなく、塩麹や醤油麹、甘酒、塩レモンも作れる。サイズはW23×D14.5×H29.5cm、重量は790g。消費電力は30W。ヨーグルトなどを保存するための樹脂製ジャー×2個が付属する。発売は10月1日。価格はオープンで、推定市場価格は税別7,880円前後だ。○ワッフル&ホットサンドベーカー リミテッドモデル「ワッフル&ホットサンドベーカー リミテッドモデル VWH-21-B」は、ミニカップケーキとワッフル、ホットサンドの3種類のプレートが付属した数量限定モデル。サイズはW24.5×D25.5×H10cm、ワッフルプレートを含む重量は2.46kg。消費電力は900W。発売は9月1日。価格はオープンで、推定市場価格は税別11,000円前後だ。○ガラスチョッパー「ガラスチョッパー VCR-10」は、みじん切りやミンチ、ペースト作りなどの調理が行えるガラス製のチョッパー。スピードは2段階で調整可能だ。サイズはW15.8×D18.5×H23.4cm、重量は1.7kg。消費電力は280W。発売は9月1日。価格はオープンで、推定市場価格は税別5,880円前後だ。○マイボトルブレンダー「マイボトルブレンダー VBL-31」は、かく拌に用いたボトルをタンブラーとしてそのまま使えるブレンダー。ボトルはトライタン(樹脂)製だ。出力は235W。サイズはW140×D140×H330mm、重量は980g。カラーはカシス、レモン、オリーブ。発売は10月1日。価格はオープンで、推定市場価格は税別4,380円前後だ。
2015年08月25日『スター・ウォーズ』サーガ6作品が現在、デジタル配信されているが、9月1日(火)からデジタルレンタルもスタートすることが決定し、ジョージ・ルーカスが語る貴重な特別映像が公開になった。『スター・ウォーズ』特別映像1977年(日本公開は1978年)以降、世界中の映画ファンを熱狂させてきた『スター・ウォーズ』サーガはこれまでビデオカセット、レーザーディスク、DVD、ブルーレイなど様々なメディアでリリースされてきたが、どこでも気軽楽しめるデジタル配信も行われている。来月から始まるデジタル配信“レンタル”は、作品を視聴期限を限定して楽しめるサービスで、購入するよりも手軽な価格で作品を楽しむことができる。このほど公開されたのは、ルーカスが映画作りとデジタル技術について語った映像“ジョージ・ルーカスのデジタル革命”だ。彼は『スター・ウォーズ』を大成功させ、多くの富を手にしたが、それを映画作りの“未来”に向けて投資した。当時はデジタル技術は黎明期で、多くの人間がコンピュータを映画作りに活用することについて消極的だったが、ルーカスは、ニューヨーク工科大学で働いていたエド・キャットマルを招いて自社にコンピュータ部門を設立。デジタル編集システムや、デジタル音響システムを開発した。ルーカスが種をまき、育てた技術は様々な分野で発展。現在、映画作りになくてはならないデジタル技術のいくつかはルーカスの先見の明によって誕生、成長したものだ。映像には、やがてルーカスのもとを離れて“ピクサー・アニメーション・スタジオ”の設立者のひとりになったキャットマルも登場し、当時を振り返っている。ちなみにルーカスが情熱を注いだデジタル技術は『スター・ウォーズ』サーガを製作する上でも様々な分野で活用されており、映像にはこれまでの『スター・ウォーズ』の名場面も登場する。『スター・ウォーズエピソード1/ファントム・メナス』『スター・ウォーズエピソード2/クローンの攻撃』『スター・ウォーズエピソード3/シスの復讐』『スター・ウォーズエピソード4/新たなる希望』『スター・ウォーズエピソード5/帝国の逆襲』『スター・ウォーズエピソード6/ジェダイの帰還』デジタル配信中9月1日(火) デジタル配信(レンタル)開始
2015年08月20日育児と家事の両立は本当に大変! そこで今回は、家事の負担を軽くしてくれるさまざまな家電のお役立ち度を、ママたちの声を元に検証してみました。食器洗い乾燥機→お役立ち度◎もっとも「便利!」との声が多かったのが、食器洗い乾燥機。実際に使うまではあまり必要性を感じなかったものの、一度使うと手放せなくなるとの声が。「日に三度の食器洗いが本当に苦痛だったので買ってよかった。子どもたちが大きくなって、食器の数が増えてきてからは特にその便利さを実感」「マンションについていたので使ってみたが、想像以上に便利。冬の手荒れから解放された」「夕食後、子どもたちとゆっくり過ごせるのが嬉しい。でも少し音がうるさいかも」ちなみに、こまめに洗う人は洗う時間が短く乾燥力が高い国産の製品が、夜まとめて洗う人は食器がたっぷり入って洗浄力の高い海外製のものが良いとの声も。洗濯乾燥機→お役立ち度○次に高評価だったのが、洗濯乾燥機。洗濯から乾燥までを一気にやってくれるので、洗濯物を干す手間と取り込む手間が省けます。実際に使っているママたちからはこんな意見が。「ベランダで洗濯物を干す間、子どもが泣くので思い切って購入。洗濯物を外に干せない花粉の時期や梅雨の時期は本当に助かった」「朝の忙しい時間帯に洗濯物を干す時間がカットできるだけでもかなり助かる。ただし生地が傷みやすかったり、しわになりやすかったりするので、大事なものは乾燥機を使わず別に干したほうがよいかも」お掃除ロボット→お役立ち度△最近、いろんな種類が出てきているお掃除ロボット。普通の掃除機と併用して使っている人が多いよう。「普段はコードレスの掃除機でササッと掃除し、週に一回だけお掃除ロボットを使用。床のほこりっぽさやザラつきがなくなる気がする」「子どもが家にいる間は危ないから使わない。出かける時に使っているものの、おもちゃをどかしたり、椅子を上にあげたり、準備が意外に面倒」その他、布団を清潔に保つための布団乾燥機やふとんクリーナー、離乳食作りに便利なブレンダー、子どもの安全に配慮した羽のない扇風機なども人気があるようです。また、子育てでバタバタして自分や子どもの好きな番組を録り忘れることが多いので、全録レコーダーがとても重宝したという人も。なくても何とかなるけれど、あると便利な実力家電。ボーナスの時期などに一度検討してみては?(岡本まめ)
2015年08月20日●パナソニックのスモーク&ロースターを室内で試す子どもと楽しく過ごし、奥さんにもラクしてもらうために「パパ目線」で家電製品を選ぶ本連載。今回はちょっと面白い調理家電、パナソニック「スモーク&ロースター NF-RT1000」を早速使ってみたので、そのレポートをお届けしよう。料理が好きなお父さんにとっても、なかなかハードルが高い、憧れの料理方法がある。そのひとつはアウトドア料理器具の代表格であるダッチオーブン。そしてもうひとつが燻製作りだ。著者の知人も毎週末のように燻製作りを楽しんでおり、ずっとうらやましく思っていた。ただ、残念ながら著者宅は庭がほとんどないペンシル型戸建てなので、燻製を作るスペースが確保できない。以前、ベランダでと提案してみたが、奥さんに速攻で却下された記憶がある。そこに登場したのが、パナソニックの「スモーク&ロースター NF-RT1000」だ。元々発売されていたフィッシュロースターの「お魚けむらん亭」シリーズに、新たに燻製機能を追加したというわけだ。従来モデルでも脂がたっぷり乗った秋刀魚を焼いても外部に煙が出ることはなかった。これは14層の触媒フィルターなどによる高い除煙機能を搭載していたからだ。そして今回、その機能を燻製作りのために使えるようになったというわけ。これならキッチン棚において、室内で気軽に燻製が作れるのだ。今回は、ちょっと子どものことを忘れて大人がうれしい、ビールに合う燻製つまみをいろいろ作ってみることにしよう。●子どもたちにも大好評の燻製が次々にできる○子どもたちにも大好評の燻製が次々にできる燻製調理に対応するため、「NF-RT1000」に付属したアイテムが「くんせい容器」だ。ここにチップを入れて、その上に燻製にしたい食材を置いていく。燻製作りに掛かる時間は食材にもよるが、大体10分~20分ほど。一度に作れる量は150g程度で、鶏のささみなら2切れ、手羽先なら3本といったところ。大量に作ることはできない。今回調達した燻製用のチップは、多くのメニューで使える「さくら」だ。「くんせい容器」の中央にさくらチップをばらまき、網をセットして食材を置く。このとき、燻製にする食材によっては、アルミホイルを網に巻く必要があった。これは、食材の脂がチップに直接落ちないようにするためだ。肉類や、溶けやすいチーズなどはアルミホイルのセットが必要と覚えておくといい。最初に燻製にしたのは、鶏のささみ。軽く塩をして10分ほど置き、さらに表面に浮かんできた水分を吹いたら、アルミホイルの上に置いて、燻製をスタートする。食材ごとの燻製時間はマニュアルに記載されているので、「くんせい」ボタンを押したあと、タイマーを設定し、スタートする。燻製時間を長くすると、色が濃くなり、燻製香も強くなるが、肉類は水分が抜けるため、若干固くなるようだ。このあたりは何度か作ることで、好みの色目や香り、食感を追求していきたい。「NF-RT1000」で作れるのは80℃以上の高温でいぶる「温燻」なので、食材が乾きやすい印象だ。肉類ではそれほど感じなかったが、ちくわやはんぺんは想像より乾燥してしまった。チーズやウズラの卵は規定の時間通りでしっかりとした色が付いた。また、わが家で最も評判が良かったのが、手羽先の燻製だ。鶏肉モードで下焼きした手羽先を燻製するため、手間は掛かるのだが、香りの良さとプリプリとした食感が楽しめた。一度に3本ずつしかセットできないので、夫婦のおつまみには、2回ほど燻製しないと行けないのがちょっとだけ残念だった(4本入れてしまう手もあるが)。また、子どもたちから人気だったのがウズラの卵だ。1回に12個でき、おつまみにも最適なのだが、3人の娘に一瞬で食べられてしまった。筆者はなんとか1つ食べたが、奥さんは結局食べられなかった。自宅でくんせいを楽しんでいる知人から教えてもらったのが「プロセスチーズ」だ。付属のレシピでは6P分けのチーズを使うよう書いてあったのだが、ここは挑戦と思い、350gのプロセスチーズを1本丸ごと入れてやった。その結果は見ての通り。スライスしてそのまま食べてもよし、パンなどに挟んでも美味しかった。市販の燻製ケースなどをつかった燻製作りでは、30分~1時間ほどかかることもある。しかし、「NF-RT1000」を使った燻製作りでは、食材にもよるが10~20分で完成する。しかも、キッチンで作れるから準備はもちろん、後片付けも簡単だった。あとはできあがった燻製を持ってベランダに出て、ビールとともにつまむだけ。燻製と同じロースト香が楽しめるウィスキーなども相性が良さそうだ。日々の焼き魚の調理に加えて、おつまみに最適な燻製が作れる「スモーク&ロースター NF-RT1000」。大人のためのお酒のおつまみはもちろん、子どもたちも美味しく楽しんでくれるようだ。
2015年07月24日デジタルインファクトは7月14日、翔泳社のMarkeZine編集部と共同で、デジタル広告業界関係者460名を対象に、現在デジタル広告業界において注目を集める「アドテクノロジー」「スマートフォン広告」「動画広告」「ネイティブ広告」に関してアンケートを実施し、その結果を発表した。これによると、アドテクノロジーの定義に含まれるサービスとして、最も認識されているものはDSP(71.7%)で、DMPやアドネットワーク、SSPがそれに続いた。「動画広告元年がいつか」という認識については分散傾向がみられ、2014年(29.8%)との回答が最も多く、次いで2013年、2011年以前という結果となった。また、2015年のスマートフォン広告市場の見通しとしては、「ターゲティング広告配信技術の進化(55.0%)」が最も多く、「広告主層の拡大」や「クロスチャネルトラッキングと最適化配信」も比較的多い結果に。ネイティブ広告に関する現状認識としては、「新しい部分と、従来からの手法である部分とがある(39.8%)」や「特に新しさを感じない、マーケティング業界のバズワードに過ぎない」という回答が多く、17.6%は「わからない」と回答した。なお、同調査は、広告主(n=141)、広告会社(n=115)、メディア(n=52)、マーケティングコンサルティング(n=84)などに勤務するMarkezine読者460名を対象に、2015年1月~2月に実施されたもの。調査結果の詳細は、2015年6月17日発刊の「デジタル広告市場の最新潮流と現状動向分析調査」にまとめられているという。
2015年07月15日●1980年台からすでに始まっていた「アニメのデジタル化」一般財団法人デジタルコンテンツ協会が主催する「アニメーション・デジタル作画人材育成OFF-JT研修」が27日、日本工学院専門学校蒲田キャンパスで開催された。同研修は日本のアニメ産業の国際的競争力を強化することを目的として設立された「アニメーション・デジタル作画人材共同育成コンソーシアム」を母体に、アニメーターの人材育成とデジタル作画制作体制の導入推進を目的としたもの。第1部では一般公開セミナーが開催され、東京工科大学メディア学部准教授・三上浩司氏による基調講演、およびデジタル作画を実際に導入しているアニメ制作会社のクリエイターによる講演が行われた。本稿ではその模様をレポートする。○デジタルコンテンツ協会は「地域の人事部」最初に登壇したのは、経済産業省 経済産業政策局 産業人材政策室 係長の鈴木崇史氏。鈴木氏は日本のコンテンツ業界の現状について「人材育成力の強化が重要になる」と分析。「経済産業省が実施する地域企業人材共同育成事業は、地域の複数の中小企業等が集まり、1社単独では実施できない人材育成や地域課題の共有等を共同で進めていく事業である」という。今年度、本事業に取り組む事業者のひとつがデジタルコンテンツ協会だ。今回の研修を主催する同協会は、良質なデジタルコンテンツの制作・流通・利活用を推進し、コンテンツ産業の発展を促す目的で設立された団体である。鈴木氏は「デジタルコンテンツ協会には、地域コーディネーター機能、すなわち"地域の人事部"としての役割を担っていただきたい。」とコメント。さらに、「これまでの研修事業は座学が中心だったが、本事業では他の会社に出向するなどして、実務研修を行うことで、人材力を強化していくことがポイント」と説明した。○国内外におけるアニメ制作の現状と人材育成の課題続いて、東京工科大学メディア学部准教授の三上浩司氏が登壇し、「国内外におけるアニメ制作の現状および人材育成に関わる課題」と題した基調講演を行った。三上氏はまず、現在のアニメーションの大まかな種類を「2D」「3D」「アナログ」「デジタル」という4つの軸に当てはめて分類。セルに手描きで制作される従来の「アナログアニメ」を始めとして、「デジタルアニメ」、「セルタッチアニメ(3Dセルレンダリング)」、「3DCGアニメーション」など、一言で「アニメ」といっても、そこにはさまざまなテクノロジーがあり、この4軸以外にも「予算」などたくさんの軸で分類できるのだという。●「作画」のデジタル化に立ちはだかる壁○日本のアニメ技術の歴史では、そうした日本のアニメ技術はどのようにして発展してきたのだろうか。三上氏が提示した「日本のアニメ技術の変遷」によると、日本のアニメーション工程は、「ディズニーアニメのスタイルに追いつこう」というところから始まり、TVアニメの体制が成り立ったことで独自のスタイルに向かっていった。作画・撮影・仕上げをデジタル化する挑戦が始まったのは、1983年の「子鹿物語」から。当時はデジタル化するために多額の予算が必要だったため、実験的に第2話のみコンピューターを利用したという。1992年にはセルの製造中止が決定し、将来的にセルアニメが続けられる見通しが立たなくなったこともあり、急速にデジタルへとシフト。90年台後半の「ゲゲゲの鬼太郎」(1997年)あたりから、一気にデジタルが普及し始めたという。同時期、長編3DCG作品となる「トイ・ストーリー」が公開され、3D技術も普及。2000年台後半からは広くアニメに活用されるようになり、フル3Dのアニメも珍しいものではなくなった。現在はここにCG生成技術の「自動生成」やIT技術の「クラウド」といった他分野の技術も加わり、さまざまなスタイルが選べるようになってきたのだという。こうした過去の技術を知ることで、未来を正確に予測することができる。このことを三上氏は「未来は現在と過去のカーブの先に」という言葉で表現する。三上氏は講演の中で、過去から現在に至るまでの技術の変化のターニングポイントを知ることで、将来のあり方を考えることができると述べている。過去に進んだデジタル化は作画のデジタル化の将来に大きなヒントを示していると述べた。○アナログ手法がメインの「作画」、デジタル化の障壁はでは今後、作画のデジタル化はどう進むのか。アニメーション制作はおおまかに「作画」「美術」「仕上げ」の3つに分類されるが、現在、「仕上げ」はほぼデジタル化が完了しており、「美術」もタブレットでペイントしていくスタイルが主流となっている。一方で「作画」については、ようやくタブレットの普及が加速し始めた段階で、デジタル化の普及はまだこれから。三上氏は「きちんとしたメリットがあるなら、100%に近い形で作画がデジタルに変わることもありうる」と語る。もっとも、デジタル化への移行は簡単ではない。「どのペンタブレットを使うのか」や「デジタル化のための費用を誰が負担するのか」といった設備投資に関する問題や、トレーニング期間とそのためのコストといった人材育成に関する問題が出てくるのだという。加えて最大の障壁は、果たして従来の手法と同じスピードと品質を獲得できるのかという「最適化」の問題だ。すでに現在のアニメ制作は効率のために「最適化」された制作工程をめざしてきた。しかし、アニメーターが新しい技術を習得する間、仕事の速度や品質が低下してしまう懸念もあり、デジタル化による負担増がその間の経営に影響を与える恐れがある。こうした課題への対策として、三上氏は次のように解決策を提示する。まず「設備投資」については、多様な選択肢のあるシステムの情報を共有することで、それぞれの企業に適した規模でのシステムの導入を図ることができる。ソフトウェアごとの処理の違いを理解し、ワークフローの中での異なるソフトの柔軟な組み合わせを実現し、異なるシステムでも共通ルールを用いることで、制作会社間の協業を担保する。また,人材育成についても、各社の連携が重要になる。ソフトウェアベンダーへ協調して働きかけることで、ソフトウェアに関わる情報の共有を図る。また、上記の連携を図るための要望なども強調して働きかけることが重要である。そして、デジタル化したことで収益に悪影響を及ぼす危険性については、デジタル作画による投資によりトータルでの品質や収益性を向上させることが重要であり、効率化したからといって安易に低予算での制作につなげないことが大切であると強調した。三上氏によると、今後はCG会社とアニメーション会社が融合発展し、境界はますます曖昧になっていくという。また、従来は水平分業型だったアニメ制作だが、デジタル化により、将来はひとりのクリエイターがすべての作業をこなす「垂直分業」も容易になるだろうと述べ、基調講演を締めくくった。●グラフィニカ/ポリゴン・ピクチュアズ/旭プロダクションのデジタル化事例○専用のデータマネージャにより事故を防止―ポリゴン・ピクチュアズ三上氏に続いて、3DCGの制作会社であるポリゴン・ピクチュアズの造形監督・片塰満則氏が登壇し、ポリゴン・ピクチュアズにおける「パイプラインでのアニメ制作先進事例」を紹介した。片塰氏はポリゴン・ピクチュアズでの制作の流れを「資料」と「工程」に分け、さらに「工程」を「アセット」「ショット」「ポスト」の3つの段階に分割する。たとえば「モデリング」という工程を行うためには「デザイン/設定」という資料が必要であり、「レイアウト」という工程のためには「ストーリーボード」という資料が必要になる。すなわち工程と資料の関係を言い換えるなら、「設計」と「施工」ということになるのだ。ここで重要なことは、制作物が各工程を流れていく際に、担当者同士が「データを確実に受け渡すこと」だと片塰氏は強調する。ポリゴン・ピクチュアズは国内では珍しく水平分業型を採用しており、リグやモデリング、ルックデブといった機能ごとに専任のスタッフを配置している。よって、何度となくデータの受け渡し作業が発生するのだが、注意しないと「渡したデータが最新のものではなかった」「データを上書きしてしまった」といったさまざまな事故が生じる可能性がある。そこで同社では、専用のデータマネージャを開発し、各部署の最新データの共有や履歴管理ができるようにしている。さらに、「HIERO」を導入することで、最新のレイアウトやアニメーションを自動的に収集。翌朝のチェック時に一本のムービーにして再生できる体制も整えている。毎日決まった時間にチームが顔を合わせることで、情報伝達が活発化し、毎日の予定が計画しやすくなるといった副次効果もあるという。最後に片塰氏は、3DCGの長所を生かしたセル画表現「トゥーンルック」を紹介すると共に、同社の今後の課題として「ToonBoom導入と稼働」を挙げた。○デジタル作画は地方スタジオ活用の必須ツール-旭プロダクション一方、2Dアニメのデジタル制作化事例として挙げられるのが「旭プロダクション」だ。セミナーには同社技術部の濱雄紀氏が登壇し、旭プロダクションのデジタル化の過程を紹介した。同社は東京本社以外に、宮城県にもスタジオを構えており、5年間で50作品以上の作業実績を誇る制作会社だ。この作業量は作画をデジタル化したからこそであり、「地方スタジオを最大限活用するのにデジタル作画は必須ツールである」と濱氏は話す。具体的なデジタル作画のメリットとして濱氏が挙げるのは、「遠隔地でも業務が滞らない」「3D、撮影と親和性が高い」「高解像度化に対応可能」「新人のトレーニングが短縮できる」「スキャン、物理輸送を省略できる」「リテイク対応が早い」などだ。もっとも、デメリットもある。「設備投資や維持費がかかる」ことや「ソフトウェアがまだ発展途上である」こと、さらに「工程の途中に紙での作業が挟まると大変」になったり、そもそも「技術の習得に時間が必要」ことだ。このあたりは、三上氏が基調講演で話していたことにも重なる部分である。また、PCは5年程度しか使えないため、維持費がかかるというデメリットは、現在も課題として残っているという。メリット・デメリットの両面があることから、2010年の宮城白石スタジオ設立には反対意見も多かったという。しかし、すでに存在する地域のスタジオと勝負するためには、他社にはない強みが必要というところから、宮城白石スタジオのデジタル化が決定した。新たなスタジオのスタッフは新卒を中心に編成。デジタル化に抵抗のない、デジタルネイティブ世代のメンバーでスタートした。現在はネットワーク技術が進歩し、設備も低価格化したことで、実用的な段階になったと濱氏はいう。紙からデジタルへシフトするコンバートのノウハウも生まれ、動画マンのトレーニング期間の短縮にもつながっている。リテイク対応も容易になり、クライアントの反響も上々だという。「デジタル化なくして宮城白石スタジオはなかった」と濱氏は当時を振り返る。動画マンや原画マンの低賃金が問題視される現在のアニメ業界だが、濱氏は「デジタル化により、一カ月目から商品として成立するものが作れるようになった。動画マンの賃金水準を上げるまでの時間が短縮されている」と、デジタル化への期待を寄せた。○100%デジタル化したことで月産400~500枚/人を達成―グラフィニカ続いて登壇したのは、グラフィニカの櫻井司氏。作画スタジオである同社がどのようにしてデジタルに転換し、その結果どんなメリットが生まれたのかについて講演した。デジタル化以前の2011年頃、櫻井氏は制作進行における現場の負担が増えていると感じていた。この問題を解決するため、2012年の夏、デジタル化への移行が検討されるようになり、部署名も「デジタル作画部」に変更。2013年9月にはデジタル仕上げがスタートした。開始時はデジタル動画のみだったが、その後、デジタルでの動画仕上げをパッケージ化した営業を展開。TVシリーズの動画仕上げを仕事の中心に変更してからは、グロスでTVシリーズを請けるようになり、現在では月産400~500枚/人を達成した。スタッフ全体の効率が上昇したおかげで、受注を安定化することができたという。デジタル化した当時は周囲から「紙とデジタルを半々にしたほうがいいのではないか」という声もあった。しかし、櫻井氏はあえて紙を残すことはせず、デジタル動画をスタートさせた日に動画用の机はすべてPCに置き換えた。当時はまだ紙の方が営業もしやすい時代。「中途半端にやると、結局は慣れた紙に戻ってしまうのではないか」という懸念があったのだ。デジタル化を決めた櫻井氏は、同じくデジタル化を進めていた旭プロダクションに指導を依頼。研修の翌日には仕事をスタートさせ、現在まで発注は途切れることなく続いているという。○コンソーシアムの役割と今後の活動最後に登壇したのは、株式会社ヒューマンメディア代表取締役の小野打恵氏だ。講演内容は、「アニメーション・デジタル作画人材共同育成コンソーシアム」の内容と今後の活動についてである。小野氏によると、日本のアニメ産業は「海外展開でのライセンス収入や国内での他産業への波及効果が共に筆頭分野であり、我が国の成長戦略・クールジャパン戦略の重要分野」である。しかし、世界的にアニメ制作のフルデジタル化がほぼ実現しているにも関わらず、日本では未だに手描きでの作業が作画工程の中心になっているのが現状だ。また、アニメーターの就業形態が社員雇用、契約社員など様々である点にも言及し、「個々のキャリアアップが難しい状況である」と問題を提起する。同コンソーシアムは、そうした現状を改善するため、国際的競争力強化に向けて作画工程のデジタル化を推進。共同研修やOJT研修を実施することで、アニメーター人材を育成する役割を担っていく。具体的には、8月から9月にかけてデジタル作画人材育成の出向研修を行い、11月から12月にかけてはデジタル作画人材育成評価のための共同制作実務を実施。来年1月下旬には、成果報告セミナー及び評価会の実施を予定しているとのことだ。
2015年07月09日メタップスとデジタルガレージ(DG)は6月30日、スマートフォンアプリの運用型広告を主要事業とするデジタルサイエンスラボを合弁で設立したことを発表した。同社の設立は、既存のセオリーを超える新しい視点や広告効果指標を提供し、より収益性の高いアプリ広告ソリューションを提供することを目的としたもの。DGのデジタルマーケティング領域におけるノウハウと、メタップスのグローバルな営業力とデータ解析技術を組み合わせることにより、両社の強みを活かしたスマートフォンアプリの広告ソリューションを提供する。今後は、取扱いメディアの領域拡大や広告商品の新規開発を行い、国内外のクライアントの収益化とグローバル展開を支援していく考えだ。
2015年06月30日Freescale Semiconductorは、frog designとの協業により、半導体による高周波(RF)を活用したラディカルイノベーションによる家電コンセプトビジョンを開発したと発表した。同コンセプトでは、電子レンジにRF技術を組み合わせることで、食品のどの箇所に、どのタイミングで、どの程度の加熱を行うかを制御することができ、きめ細かな調理を実現することが可能なほか、過度な加熱による栄養素の破壊の防止や水や電力の消費の低減を実現する。また、オーブン機能を加えることで、表面に火を通したり、焦げ目を付けたり、芯まで火を通したり、沸騰直前の温度で茹でたり、といったさまざまな調理法や調理品質に対応することが可能になるとする。さらに、IoTソリューションとして活用する場合、インターネット上のレシピライブラリにアクセスし、オンラインのソーシャル・コミュニティで紹介される新たな調理法を蓄積し、消費者の嗜好に対応し、レシピをリアルタイムで登録および保存することが可能になるとするほか、半導体RFパワー技術により小型化が可能になるため、意匠を凝らした最新式の調理台を設計することも可能になるという。
2015年06月30日電通デジタル・ホールディングス(DDH)は6月15日、同社が運用する「電通デジタル投資事業有限責任組合(電通デジタル・ファンド)」を通じて、音楽ストリーミングサービスを提供するSpotify Technology S.A.(Spotify)に出資を行ったことを発表した。DDHは、第三者割当増資の引受けにより、Spotifyの株式を取得。Spotifyと電通グループは既に40ヵ国以上において取引実績を持っている。今回の出資は「両社の結束をより強固にするもの」(リリースより)としている。音楽ストリーミングサービスは、ここのところ盛り上がりを見せており、AppleのApple Musicが発表されたほか、サイバーエージェントらのAWA、LINEのLINE Music、NTTドコモのdヒッツなどがすでに国内でサービス提供を開始している。なお、Sportifyの国内提供は、かねてから噂されているものの、半年以上前からWebサイト上で「準備中」と案内されたままとなっている。
2015年06月16日電通デジタル・ホールディングスは6月15日、同社が運用する「電通デジタル投資事業有限責任組合(電通デジタル・ファンド)」を通じて、Spotify Technologyに出資を行ったと発表した。Spotify Technologyは、定額制の音楽ストリーミング・サービス「Spotify」を提供しているスウェーデンに本社を構える企業。同社によると、今年6月の時点で、無料会員を含むアクティブ・ユーザーの数は7500万人を超え、有料会員の数は2000万人を突破したという。米Appleも8日、Spotifyの競合となる「Apple Music」の提供を発表しており、音楽ストリーミング・サービス市場が注目を集めている。6月15日時点で、Spotifyは日本でのサービス提供を開始しておらず、日本から公式サイトにアクセスすると、「日本でのサービス利用は現在準備中です!」というメッセージが表示される。電通グループはSpotifyとすでに40カ国以上で取引実績を持っており、今回の出資は「両社の結束をより強固にするもの」としている。出資額は明らかにされていない。
2015年06月16日東芝ライフスタイルは6月3日、業務用ディスプレイ製品と、米SCALAのデジタルサイネージソフトウェアを組み合わせた「デジタルサイネージのワンストップソリューション・サービス」の提供を開始した。また、デジタルサイネージソフトウェアのほか、東芝グループ各社が持つデジタルサイネージ関連のさまざまな製品・サービスとも連携し、初期のプランニングからシステム設計・構築、設置工事、コンテンツ作成の支援、保守・運用サービスまでを一貫して支援する。同社は今後、グループ各社の持つ技術や経営資源を活かし、ユーザーの利便性向上と業務用ディスプレイ事業の拡大を目指す考えだ。なお、同サービスに関する東芝グループの主な連携会社は、東芝やES東芝エンジニアリング、東芝ITサービス、東芝エルイーソリューション、東芝コンシューママーケティング、東芝情報機器、東芝デジタルフロンティア、東芝テックなどとなる。
2015年06月03日