2009年の映画界の動向を来日したハリウッドスターでふり返り!前編ではブランジェリーナに『トワイライト』一同、ザック・エフロン&ヴァネッサ・ハジェンスなどの来日の模様をふり返ったが、下半期も大物スターが続々。まず、7月に来日したのは『HACHI 約束の犬』のリチャード・ギア。自ら製作も手掛けているだけあって、都内での会見&イベントにとどまらず、仙台ではプロ野球の始球式にまで参加。リチャードの口から発せられる「HACHI…」が非常に印象深い。そして8月には、今年日本で公開された洋画興行成績No.1(※邦画、洋画を合わせると2位)に輝いた『ハリー・ポッターと謎のプリンス』から主人公・ハリーのライバル、ドラコ・マルフォイ役のトム・フェルトンが初来日を果たした。『ハリー・ポッター』シリーズも残すところあと2作(※最終章は前後編2部作)。今後、主要キャスト陣が揃って来日することはあるのか?デンゼル・ワシントンは、ごく平凡な人生を歩んできたはずが突如テロリストと戦うハメになった鉄道マンを演じた『サブウェイ123激突』を携えて来日。都営大江戸線の一日運輸指令所長を務めるというパフォーマンスも。そして、春に続いて今年2度目の来日となったのは『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のヒュー・ジャックマン。満員の観客の声援にウルヴァリンの決めポーズで応えてくれた。ハリウッド映画ではないが、『ココ・アヴァン・シャネル』でココ・シャネルを演じたオドレイ・トトゥも来日。また、人気シリーズの第3弾となった『ワイルドスピード MAX』のヴィン・ディーゼル&ポール・ウォーカーも揃って来日し、コアなファンの熱烈な歓迎を受けた。10月にはこれぞハリウッド!とも言うべき“超”映像世界の2作品のキャスト陣が来日!ローランド・エメリッヒ監督によるディザスター・ムービー『2012』からはジョン・キューザック&キウェテル・イジョフォーが、そしてつい先頃、大ヒットスタートを切ったジェームズ・キャメロン監督作『アバター』からはサム・ワーシントンを始め、シガニー・ウィーバー、ゾーイ・サルダナらが来日。今年ハリウッドでブレイクしたサムにとっては、『ターミネーター4』では来日できなかったこともあり念願の、そしてシガニーにとっては久々の来日となった。同じく10月には、今年の下半期における“爆発的ヒット”と言うにふさわしい『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』のジャパン・プレミアが開催。当然のことながら、“主役”のマイケルの姿はその場になかったわけだが、マイケルの盟友ライオネル・リッチーが来日し会場を沸かせた。11月から12月にかけては若手、ベテランの人気大物スターが続々と来日。早くも完成した『トワイライト』シリーズ第2弾『ニュームーン トワイライト/サーガ』を携えてロバート・パティンソンが今年2度目の来日。前回のプレミアをも超える熱狂的なファンが詰めかけ、“ロブ”コールでいまやハリウッド屈指の若手人気俳優となったロバートを迎えた。若手に負けじと(?)、ブラッド・ピットも11月に今年2度目となる来日。カンヌ国際映画祭にも出品された『イングロリアス・バスターズ』を引っさげ、クエンティン・タランティーノ監督らと共にプロモーションを行った。そしてもうひとり、ブラピと人気を二分するあの人気スター、そうジョニー・デップも来日。主演作『パブリック・エネミーズ』公開直前のタイミングでの急遽来日となったが、空港にファン1,000人超、ジャパン・プレミアにおよそ1,500人という数字はさすがジョニー。来年も『アリス・イン・ワンダーランド』などの出演作の公開が控えており、時を置かずに再び来日の可能性大?こうして1年をふり返ってみると、ブランジェリーナに、ジョニー、ロバート・パティンソンにザック・エフロンなど、ハリウッドのトップを走る人気俳優陣が主演作の日本公開に合わせてほぼ例外なく来日!ブラピにロブ、ザック、ヒュー・ジャックマンなどに至っては1年の間で二度にわたって来日するなどいつになく、来日スターに沸いた年だったと言えよう。来年もこれらスターの出演作は目白押し。さて、あなたが来年も見たい、もしくは来年こそは日本に来てほしいスターは?写真でふり返る来日ハリウッドスター2009【前編】■関連作品:HACHI 約束の犬 2009年8月8日より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開© Hachiko,LLCハリー・ポッターと謎のプリンス 2009年7月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights © J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.サブウェイ123激突 2009年9月4日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開ウルヴァリン:X-MEN ZERO 2009年9月11日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開X-Men Character Likenesses TM & © 2009 Marvel Characters, Inc. All rights reserved. TM and © 2009 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.ココ・アヴァン・シャネル 2009年9月18日より全国にて公開© Haut et Court - Cine@ - Warnerbros. Ent. France et France 2 Cinemaワイルド・スピード MAX 2009年10月9日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.アバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reserved2012 2009年11月21日より丸の内ルーブルほか全国にて公開イングロリアス・バスターズ 2009年11月20日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVEDニュームーン/トワイライト・サーガ 2009年11月28日より全国にて公開© 2009 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.パブリック・エネミーズ 2009年12月12日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開© 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED. マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:『アバター』ヒロインが明かす“開放感”「5歳の子供のように心を開いて演じたわ」ファッション小噺vol.最終回2009年、映画界のベストドレッサーは?助演男優賞の瑛太に阿部サダヲ「いいな」、鶴瓶「この辱めを…」報知映画賞授賞式J・キャメロン、滝川クリステルとの対面に「ビューティフル!」『アバター』プレミア106か国で大ヒット『アバター』キャメロンが“新旧”ヒロインに込めた思惑とは…
2009年12月29日ジョン・トラヴォルタが今週水曜(9月30日)にバハマの首都・ナッソーの裁判所に出廷、彼から2,500万ドルを脅し取ろうとした恐喝罪で起訴された2人の被告の裁判の証人として証言台に立った。事件は今年1月2日、休暇でバハマに滞在中だったトラヴォルタ一家の長男・ジェットくんが16歳の若さで急死したときに起きた。トラヴォルタの証言によれば、ジェットくんに付き添ったバハマの救急医療士タリノ・ライトボーン被告は、もし金を払わなければ、ジェットくんを地元の病院に搬送することを拒否する旨の書類(トラヴォルタの署名入り)を使って、トラヴォルタが息子の死に関与したように見せかけることをほのめかしたという。トラヴォルタは先週も証言台に立ち、書類にサインしたのは、息子を飛行機でフロリダに連れ帰り、そこで治療を受けさせたかったからだと理由を説明していた。もう1人の被告は元上院議員プレザント・ブリッジウォーター被告で、彼はライトボーン被告側の人間としてトラヴォルタの弁護士との交渉役を務めていた。「(被告人2人は)息子の死は意図されたもので、私が何らかの形でその罪に関わっているということにしようとしたらしい」とトラヴォルタは話している。証言を終えると、夫人のケリー・プレストンと共に速やかに裁判所を後にした。愛息を失った悲しみに加えて、卑劣な恐喝の被害まで受けていた夫妻の心中を察するに余りある。(text:Yuki Tominaga)法廷に向かうトラヴォルタ夫妻。© Splash/AFLO■関連作品:サブウェイ123激突 2009年9月4日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開■関連記事:普通の男が発揮する底力…名演光る重厚サスペンスに唸る『サブウェイ123激突』“交渉人”デンゼル・ワシントンが明かす、これまでの人生で最もタフな交渉相手は…?デンゼル・ワシントンが大江戸線を司る!一日運輸指令所長で「出発シマース」アラフィフ俳優の競演『サブウェイ123激突』独占試写会に25組50名様をご招待ハイジャックを呼び込むかも…?『サブウェイ 123』車両が大江戸線に登場!
2009年10月02日『マルコムX』、『ザ・ハリケーン』、『トレーニング デイ』をはじめ数多くの主演作で“強い男”を演じてきた俳優が、25ポンド(約11キロ)体重を増やし、メガネをかけている。続けてコーヒーをうっかり自分にひっかけてしまうようなドジな一面が映し出される──その姿を見て「えっ?この人、デンゼル・ワシントンだよね…」と疑問に思うのは当然だろう。そう、2度のアカデミー賞に輝くデンゼル・ワシントンが『サブウェイ123激突』で演じるのは、ごく普通の男。本作はそんな普通の男がいざというときに発揮する底力を描いた重厚なサスペンス・ドラマだ。物語はニューヨークのペラム駅を発車した列車が4人の男にハイジャックされるところから始まる。そして、地下鉄職員のガーバー(デンゼル・ワシントン)はハイジャック犯からの電話を偶然とったことで、たった1人で彼らと戦うはめに…。この映画のオリジナルは1974年に作られた『サブウェイ・パニック』。当時は警官とハイジャック犯の設定だったが、今回は地下鉄職員に変え、ガーバーとハイジャック犯リーダーのライダー(ジョン・トラボルタ)との関係をより密接したものとして再構築している。無線を通じてガーバーとライダーが繰り広げる頭脳戦はアクション映画以上にスリリングだ。また、トニー・スコット監督はニューヨークの地下に潜むダークでタフな世界と、ガーバーがいる静かで清潔な司令室を対比させたいと、なんと実際の地下鉄で撮影を敢行。ちなみに、線路内で俳優がいる横を本物の列車が走る撮影はほとんど初めて。一歩間違えば命を落としかねないシーンをフィルムに収めることができたのは、やはりトニー・スコット監督がスタッフ・キャストから絶大な信頼を得ているから。代役なしで挑んだデンゼル・ワシントンの男気、俳優魂にも惚れ惚れする。(text:Rie Shintani)■関連作品:サブウェイ123激突 2009年9月4日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開■関連記事:“交渉人”デンゼル・ワシントンが明かす、これまでの人生で最もタフな交渉相手は…?デンゼル・ワシントンが大江戸線を司る!一日運輸指令所長で「出発シマース」アラフィフ俳優の競演『サブウェイ123激突』独占試写会に25組50名様をご招待ハイジャックを呼び込むかも…?『サブウェイ 123』車両が大江戸線に登場!ハリウッド2大スターが激突!『サブウェイ 123激突』試写会に10組20名様をご招待
2009年09月04日舞台はニューヨークの街に張り巡らされた地下鉄(サブウェイ)。白昼、この巨大交通システムの盲点を衝いてハイジャックが発生!犯行グループのリーダーが交渉役に指名したのは、平凡を絵に描いたような地下鉄職員だった――。まもなく公開を迎える『サブウェイ123 激突』で、犯行グループとの交渉に当たるこの地下鉄職員・ウォルターを演じているのはデンゼル・ワシントン。2度にわたるオスカー受賞歴を誇るこの名優はなぜ、「本来、ごくごく平凡な男」であるこの役を演じるに至ったのか?映画の公開を前に来日を果たした彼に話を聞いた。“普通の男”が遭遇する“普通じゃない事態”本作は1974年に製作された『サブウェイ・パニック』のリメイク。だが、犯人との交渉役のウォルターは、オリジナル版では警察官だった。この映画に出るに当たってデンゼルがこの役をごく普通の男へと変更を求めたのだとか。「自分を含め、世のほとんどの人はごく平凡な人間。そんな普通の男が、普通じゃない事態に巻き込まれるというアイディアが好きなんです。彼はそんな事態の中でも、奥さんから、帰りにミルクを買ってこいなんて言われるような男で、そこがとても気に入りました。最初の話では、オリジナルの設定どおり彼は刑事ということでしたが、『インサイド・マン』で刑事をやったばかりで、もうやりたくないと思っていたんです。体重を25ポンドくらい増やして、メガネを掛けて、コーヒーを自分に引っ掛けてしまうような男にしたいって思いました」。さらにデンゼルは「自分はまさに彼のような人間」とまで言い、共感を示す。「特に彼の父親としての部分ですね。私自身は普通ではない仕事をしている普通の人間。ウォルターもまた普通の男なんだけど、その日に限って普通じゃない仕事をするハメになって、それでも勇気をふり絞ってその任に就くわけです」。「過ちを償おう」という気持ちが平凡な主人公に変化をもたらす運悪く、たまたま掛かってきた電話を取ってしまったがために、事件の交渉役を務めることになるウォルター。この“ド素人”が映画の終盤にかけて、タフな“交渉人”へと変貌し、自ら決断を下すまでになる。この背景には、どのような心境の変化やきっかけがあったのか?デンゼル自身はこう説明する。「あの日の朝、目を覚ましたとき、その後に起こることなんて想像もしていなかったろうね。だが、実際にこうした事態に巻き込まれ、数々の出来事が起こる中で、彼にとっては最も恥ずかしく、隠しておきたかったことをみんなの前でさらけ出さなくてはいけなくなります。ジョン・トラヴォルタ扮する犯行グループのリーダーが『こいつに金を持ってこさせろ』と言ったとき、ウォルターは『これは、自分が犯した過ちを償うチャンスだ』と感じたのではないでしょうか。自尊心を少しでも取り戻そうという気持ちで、徐々に変わっていったんだと思います。我々もまた、彼のようなチャンスを与えられれば、もしかしたら何かすることができるかもしれない。そんなメッセージがこの映画には含まれているのかもしれません」。メガホンを握ったのは、これがデンゼルとは4度目のタッグとなるトニー・スコット。トニーだけでなくスパイク・リー、ジョナサン・デミなど、デンゼルは同じ監督と複数回にわたってコラボレーションを果たしている。デンゼルはそれを“フライト”に例えてこう語る。「『飛行機に乗るとき、パイロットが信用できないなら地上に残るべき』って僕はいつも言ってるんだ。トニーは僕が最も信頼するパイロットの一人です。ジョナサン・デミもエドワード・スウィック(『アメリカン・ギャングスター』)も、スパイク・リーも素晴らしいパイロット。何より、彼らが呼んでくれるからこそ僕は仕事ができるわけだし、人生は短い。だからこそ映画という経験を楽しみたいんです」。最後にデンゼル自身、これまでの人生における最もタフな交渉の経験は?「この映画ほどのことはないですが…子供の頃は母親と交渉してたね。『家に入れてよ!』って(笑)」。『サブウェイ123 激突』特集■関連作品:サブウェイ123激突 2009年9月4日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開■関連記事:普通の男が発揮する底力…名演光る重厚サスペンスに唸る『サブウェイ123激突』デンゼル・ワシントンが大江戸線を司る!一日運輸指令所長で「出発シマース」アラフィフ俳優の競演『サブウェイ123激突』独占試写会に25組50名様をご招待ハイジャックを呼び込むかも…?『サブウェイ 123』車両が大江戸線に登場!ハリウッド2大スターが激突!『サブウェイ 123激突』試写会に10組20名様をご招待
2009年09月04日白昼のニューヨーク市営地下鉄で起こった人質事件。何の、巡り合わせか事件の交渉役を務めることになった一介の地下鉄職員とハイジャック犯の息詰まる攻防を描いた『サブウェイ123激突』が9月4日(金)に公開を迎える。この地下鉄職員・ガーバーを演じたデンゼル・ワシントンが9年ぶりに来日!映画に因んで8月20日(木)、デンゼルが都営地下鉄大江戸線の一日運輸指令所長に就任し、同じく一日駅長(国立競技場駅)を務める西川史子とともに任命式に臨んだ。デンゼルが登場すると、集まったファンからは大きな歓声が。これに笑顔で応え「久しぶりに日本に戻ってこれてうれしい。多くのファンに支えられて本当に感謝しています」と挨拶。今回、デンゼルが就任した運輸指令所長は、まさに映画の中でガーバーが所属する運行司令室に相当する役職。デンゼルは「実際に映画に参加して、彼らの仕事の大変さが分かりました。ここで働かれているみなさんに敬意を表します」と語った。一日駅長の西川さんはデンゼルを目の前に興奮気味。「私はセレブなので、普段は地下鉄には乗りませんが(笑)、こんな素敵な方となら一緒に地下鉄に乗って、映画を観に行きたいですね」と語り、会場の笑いを誘った。東京都交通局長の金子正一郎氏から任命証を、そして西川“駅長”から帽子を受け取り大喜びのデンゼル。この後、実際に駅務室に入り、本作の絵柄が車両全体にラッピングされた地下鉄が到着すると「電車ガ到着シマース!」、「電車ガ出発シマース!」とアナウンスし、指令所長の役目を果たした。『サブウェイ123激突』は9月4日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。■関連作品:サブウェイ123激突 2009年9月4日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開■関連記事:アラフィフ俳優の競演『サブウェイ123激突』独占試写会に25組50名様をご招待ハイジャックを呼び込むかも…?『サブウェイ 123』車両が大江戸線に登場!ハリウッド2大スターが激突!『サブウェイ 123激突』試写会に10組20名様をご招待ジョン・トラヴォルタ、息子を亡くした悲しみは癒えず。主演作プレミアを欠席ひげにタトゥーですっかり悪人顔、トラヴォルタがデンゼルとの共演作で悪役に挑戦
2009年08月21日大江戸線でパニック!?8月1日(土)より、都営大江戸線で、都営地下鉄としては史上初となる映画のビジュアルをフルラッピングした車両が登場し、話題を集めている。これは、ニューヨークの地下鉄を舞台にしたサスペンス・アクション『サブウェイ 123激突』とのコラボレーションとして実現したもの。従来の大江戸線とは全く異なる青と黒を主体にした色調で、映画のタイトルと共に主演のデンゼル・ワシントンとジョン・トラヴォルタの姿が大きく描かれている。今回のコラボレーションについて、本作の宣伝プロデューサーは「地下鉄を舞台にしている映画なので、ぜひ地下鉄とコラボレーションしたいと考えました。中でも本編で描かれているのがニューヨーク市の地下鉄ということで、日本では東京都の管轄である都営地下鉄で、なおかつ駅数、利用者数が一番多い大江戸線でラッピングライナーを走行させたいと打診しました」と語る。映画は、トラヴォルタ演じる“ライダー”をリーダーとする武装ギャングが地下鉄をハイジャックするという設定。ハイジャックという内容だけに、コラボレーションの実現に向けた交渉は難航するかと思われていたが「交通局の担当の方に映画をご覧いただいたところ、地下鉄職員が乗客を守る懸命な姿が描かれていたため企画が実現したようだ」とのこと。車体のデザインについては「映画では、地下鉄職員のガーバー(デンゼル・ワシントン)が乗客を守るために自分の身を犠牲にして犯人と闘うのですが、その緊張感を地下鉄の車体そのものに表現しました」と語る。こちらのラッピングライナーは8月いっぱい走行する。普段とは違う、見慣れない車両に思わず立ち止まって写真を撮ったり、駅員に運行スケジュールを問い合わせる乗客も続出。夏休みシーズンということもあり、この期間限定車両目当ての鉄道ファンも数多く訪れそうだ。『サブウェイ 123激突』は9月4日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。■関連作品:サブウェイ 123激突 2009年9月4日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開■関連記事:ハリウッド2大スターが激突!『サブウェイ 123激突』試写会に10組20名様をご招待ジョン・トラヴォルタ、息子を亡くした悲しみは癒えず。主演作プレミアを欠席ひげにタトゥーですっかり悪人顔、トラヴォルタがデンゼルとの共演作で悪役に挑戦
2009年08月03日デンゼル・ワシントンとジョン・トラヴォルタの共演が話題の新作『サブウェイ・パニック』のロサンゼルス・プレミア上映がマン・ヴィレッジ・シアターで開催され、トニー・スコット監督とともにデンゼルや共演のマギー・Qやタラジ・P・ヘンソン、タイリース・ギブソンらがレッドカーペットに登場した。1974年公開作の『サブウェイ・パニック』のリメイク版で、4人の男がニューヨークの地下鉄をハイジャックし、乗客の命と引き換えに現金を要求。地下鉄公安部、警察、市当局と犯人グループとの攻防を描くクライム・サスペンス作で、デンゼルがオリジナル版でウォルター・マッソーが演じた公安局警部補を、トラヴォルタがロバート・ショウが演じたハイジャック犯のリーダー役のワシントンを演じる。残念ながらトラヴォルタはこの日は欠席だった。今年1月、休暇先のバハマで愛息が急死したという悲劇が原因になっている。つい最近、トラヴォルタと話したというデンゼルは記者会見の席で「彼はまだスポットライトの前に立つ心の準備が出来ていないんだ。言うまでもなく、彼はいまも苦しんでいる。だから僕は彼に話しかけるより、ひたすら彼の話を聞くことにしたんだ。2〜3時間だったかな。彼は本当に優しい人間なんだ」と語った。トラヴォルタは『サブウェイ・パニック』のプロデューサーを通して、プレミア上映に駆けつけた観客に「愛と感謝をハリウッドのみなさんに。このつらい時期にいる私を支えてくれたみなさんに」とメッセージを送った。映画は日本では9月4日(金)より公開予定。(text:Yuki Tominaga)© Rex Features/AFLO■関連作品:サブウェイ・パニック (2009) 2009年9月4日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開■関連記事:ひげにタトゥーですっかり悪人顔、トラヴォルタがデンゼルとの共演作で悪役に挑戦
2009年06月09日