69歳の誕生日に、3年ぶりとなるニューアルバム「★(ブラックスター)」を発表し、その2日後にこの世を去ったデヴィッド・ボウイ。文字通り、星になった希代の天才ミュージシャンは、俳優としてスクリーンでも異才を放つ存在だった。キャリア初期に実験映画への出演もあったが、本格的な俳優デビューを飾ることになったのが、1976年に公開された『地球に落ちてきた男』だ。不毛の大地と化した故郷を救うため、地球に舞い降りる宇宙人という魅惑的なキャラクターは、持ち前の美貌に加えて、星や宇宙に関する楽曲を数多く手がけていた当時のパブリックイメージと相まって、ボウイにぴったり。絶望的な未来を前に、精神をむしばまれる主人公の姿は、創作活動のプレッシャーから薬物に溺れた時期のボウイ本人にも重なり、痛々しくもリアリティを伴っていた。アルバム「レッツ・ダンス」でワールドワイドな商業的成功を手にした1983年には、大島渚監督の『戦場のメリークリスマス』に出演し、日本での人気・知名度はピークを迎える。同年にはトニー・スコット監督の『ハンガー』で吸血鬼、1986年公開のファンタジー大作『ラビリンス/魔王の迷宮』ではヒロイン(演じるのは当時16歳のジェニファー・コネリー)の弟をさらう迷宮の主と、いずれも“異界の住人”を好演。片や1991年に公開された最後の主演映画『ニューヨーク恋泥棒』では、イギリスからプレイボーイ役で軽妙な(微妙でもあった)演技を披露していた。こうした主演、助演級の作品に加えて、キテレツなFBI捜査官を怪演したデヴィッド・リンチ監督の『ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間』、なりきり演技でアンディ・ウォーホルを完コピした『バスキア』、本人役で登場した『ズーランダー』など、「登場は一瞬でも、インパクトは絶大」な芝居も俳優・ボウイの大きな魅力。クリストファー・ノーラン監督の『プレステージ』では、発明家のニコラ・テスラを貫録たっぷりに演じ、共演したヒュー・ジャックマンのお株を奪った。さて、ボウイと映画にまつわるトピックとして注目したいのが、先日発表された第73回ゴールデン・グローブ賞のミュージカル/コメディ部門作品賞に輝いた『オデッセイ』。探査ミッション中の事故で、たったひとり火星に取り残された宇宙飛行士のサバイバルを描いた本作では、ボウイの代表曲である「スターマン」が絶妙なタイミングで流れ、物語をポジティブに押し上げる推進力になっている。また、ボウイの息子で映画監督のダンカン・ジョーンズ(『月に囚われた男』『ミッション:8ミニッツ』)の最新作『ウォークラフト』が、今年公開される予定だ。(text:Ryo Uchida)
2016年01月14日今月10日に1年半ものがんとの闘病の末に69歳で亡くなったロック歌手デヴィッド・ボウイさんは、死の数週間前にはがん克服に前向きな姿勢を見せていたという。デヴィッドさんの友人であり映画や舞台プロデューサーのロバート・フォックスは、前月デヴィッドに会った際には、長生きするために希望をかけて実験的な新薬を試す準備をし、前向きに治療をしている様子がみられたことをザ・タイムズ紙に明かした。「デヴィッドは具合が悪かったみたいだけど、それについて悩んではいなかったよ。かなり実験的だけど、何人かで成功例がみられた新たな治療を始めようとしているところだったね」「新たなよりよい治療法がまた出てくるという希望と共にそれで命を延ばすことができると前向きだったよ」そんな中、デヴィッドさんは肝臓がんで命を落としたと、舞台『ラザルス』でデヴィッドさんと仕事をしていたイヴォ・ヴァン・ホーヴェ監督が発言。「1年はこのことを知っているよ。僕らの舞台『ラザルス』でのコラボが始まって、ある時に病気のためにいつもいることができないと伝えてきたよ。僕に、がん、肝臓がんを患っているって言っていたよ」「出演者はこのことを最後まで知らなくて、『ブラックスター』を一緒にレコーディングしたミュージシャンたちさえも知らなかったよ。この2つのプロジェクトを時間内に終わらせるために、病気が勝ってしまわないように、デヴィッドはできるすべてのことをしていたよ」と語っていた。(C)BANG Media International
2016年01月14日10日にがんのため69歳で亡くなったロック歌手デヴィッド・ボウイさんの追悼コンサートが、3月にアメリカ・ニューヨークで開催されることになった。同コンサートは、デヴィッドが他界するわずか数時間後に発表されていたが、記念コンサートとして予定通りカーネギー・ホールで開催される。コンサート主催者は、声明文で「予期せぬ悲報により、記念コンサートとして開催することになりました」を発表した。そして、「過去には数々のサプライズ出演や受賞者によるパフォーマンスなどがされてきましたが、今回はデヴィッドの友人や仲間、ファンたちによって彼の音楽をたたえるものとなることは間違いないでしょう」とコメント。「今回のニュースに私たちは深く悲しんでおり、チケットの販売開始のタイミングは奇妙なものとなりましたし、ショー自体にさまざまな感情が入り交じっています。デヴィッド、安らかにお眠りください。神のご加護がありますように…」と続けた。デヴィッドの長年のコラボレーターであるトニー・ヴィスコンティが同イベントでバンドを率いる方向になっており、ザ・ルーツ、シンディ・ローパー、マウンテン・ゴーツ、ベティ・ラベット、ロビン・ヒッチコック、ペリー・ファレル、ジェイコブ・ディラン、ハートのアン・ウィルソンなどのパフォーマンスが予定されている。そのほかにも今後数々のアーティストが参加するのではないかと見られている。この記念コンサートからの収益は、ヤング・オーディエンス・ニューヨーク、リトル・キッズ・ロック、チャーチ・ストリート・スクール・オブ・ミュージック、ザ・センター・フォー・アーツ・エデュケーション、ザ・アメリカン・シンフォニー・オーケストラ、グラミー・イン・ザ・スクールズへと寄付される。(C)BANG Media International
2016年01月13日デヴィッド・ボウイが10日(現地時間)、18か月に及ぶガンとの闘病の末に69歳で亡くなった。8日に誕生日を迎え、合わせて新作を発表したばかりだった。ボウイの公式アカウントに「デヴィッド・ボウイは18か月にわたってガンと闘病した末、家族に見守られながら安らかに亡くなりました。喪に服す家族のプライバシー尊重をお願いいたします」というコメントが投稿されている。ボウイは誕生日である1月8日にニュー・アルバム「Blackstar」を発表したばかり。このタイミングにネット上にはデマを疑う声もあふれたが、息子で映画監督のダンカン・ジョーンズがツイッターの公式アカウントで「お伝えするのは本当に残念で悲しいですが、事実です。しばらくの間オフラインにします。みなさんに愛を」と訃報を認める投稿をした。(text:Yuki Tominaga)
2016年01月11日ここ数年、スティーヴン・スピルバーグをはじめ、リドリー・スコット、デヴィッド・フィンチャーらハリウッド映画のヒットメーカーがTVドラマを手掛けるのがひとつの主流となっている。そんな中、ついに真打ちとも言うべき映画監督がTV界に参戦してきた。M・ナイト・シャマラン。『シックス・センス』『サイン』などで知られ、多くのファンを魅了し続けているミステリー界の異才である。そんな彼が製作総指揮を務めるのが、5月15日よりFOXチャンネルで放送スタートとなる脱出ミステリー『ウェイワード・パインズ 出口のない街』。ドラマの放送を記念し、ヴェールに包まれた本シリーズの世界をひも解いていこう。○謎が謎を呼ぶストーリーはシャマランの真骨頂!アメリカのベストセラー小説「パインズ - 美しい地獄-」をもとに映像化されたミステリー『ウェイワード・パインズ 出口のない街』。物語の始まりはひとつの事故だった。シークレット・サービスの捜査官イーサンは、行方不明になった同僚ケイトを捜索中、ウェイワード・パインズという街の入口で交通事故に遭う。その後、森の中で意識を取り戻した彼は、閑静な住宅街へたどり着くが、なぜかIDや所持品がなくなっており、家族や職場への連絡手段がすべて絶たれていた。住民たちに助けを求めるイーサンだったが、誰ひとり助けの手を差し伸べる者はいないばかりか、特定の話題になるとあからさまに話をはぐらかすなどイーサンを翻弄。さらに街の至るところに無数の監視カメラが設置されており、街中での会話や行動は何者かに見張られているらしい。そんな中、行方不明だったケイトと再会するイーサンだが、彼女はなぜか面識のないふりをし、「あなたといると狙われる」と意味深なひと言を告げる。○ウェイワード・パインズの謎めいた掟【第1の掟】街の外に出るなイーサンは街の外に出ようと車を走らせるが、なぜか同じ場所に戻ってきてしまう。【第2の掟】過去について語るな虚言的行動でイーサンを振り回す住民たち。彼らは過去の記憶自体も曖昧なことが多い。【第3の掟】電話を無視するな街中の電話が鳴ったら、必ず応答しなければならない。一体誰からの着信なのか!?得体の知れない違和感に襲われる中、女バーテンダー、ビバリーの助言により、解決の糸口を探るイーサン。やがて彼は、美しい田舎の街に潜む驚愕の秘密にたどり着く。街の区域に出口なし、住民たちの虚言的行動、無数の監視カメラ、遮断された連絡手段--。幾重もの仕掛けを張り巡らせ、まさしく“出口の見えない”展開で、見る側も袋小路に追い込んでいく本作。これまでも謎が謎を呼ぶストーリーと大どんでん返しで見る者の予想を鮮やかに裏切ってきたシャマランだけに、今回も期待せずにはいられない!○マット・ディロンをはじめ豪華俳優陣が集結TVドラマの枠を超えたミステリーには、アカデミー賞受賞・ノミネート経験をもつ実力派のキャスト陣が顔をそろえた。謎めいた街からの脱出を試みるイーサン役には、80年代から活躍し、『クラッシュ』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされるなど、映画界で着実にキャリアを重ねてきた俳優、マット・ディロン。初のTVシリーズ初主演作となった本作を「映画以上に映画並み」と称したディロン。優秀な捜査官だが、一方で過去に関わった事件についてのトラウマを抱えているという難しい役どころを抜群の安定感で演じ、ドラマを牽引していく。街で唯一の保安官ポープ役は、FOXチャンネルで放送のドラマ「Empire 成功の代償」にも主演するテレンス・ハワード。イーサンに監視の目を光らせ、時に行動を妨害してくるというミステリアスな役で存在感を発揮。イーサンに唯一協力する女バーテンダー、ビバリーを演じるのは、個性派女優として活躍してきたジュリエット・ルイス。イーサンの疑問に素直に答えるうち、自らも街での自分の存在に疑問を抱いていく女性を、繊細な演技で魅せる。ディロンをはじめとした実力派キャストたちが、主人公の焦りや葛藤、そして翻弄する側の不気味さをみごとに体現。脱出ミステリーとしてはもちろん、心理的サスペンスとしても堪能できるのが本作のもうひとつの魅力なのだ。いかがだっただろうか。まずはスカパー! オンデマンドで無料配信中のスペシャル動画をチェックしよう。
2015年05月13日デヴィッド・フィンチャー監督の大ヒット作『ゴーン・ガール』のロザムンド・パイクが、『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』のサイモン・ペッグとタッグを組む『しあわせはどこにある』。この度、本作からカラフルなポスタービジュアルが公開された。主人公、ヘクター(サイモン・ペッグ)は、ちょっぴりお茶目で変わった精神科医。しっかり者の恋人クララ(ロザムンド・パイク)と満たされた生活を送っていたはずなのにふいに人生に「幸せ」を感じられなくなっていた。日々の生活の中で一向に幸せにならない患者たちの事や、クララとの関係にも息詰まりを感じていた。ヘクターは考えた。果たして幸せはとは何なのか?自分には幸せは存在するのか?悩んだヘクターは、Googleでも決して教えてくれない答えを求め、旅に出る事を決意。中国、アフリカ、ロサンゼルスと世界中を巡る中、様々な人との出会いと別れ、これまでに体験した事のない経験が次第に彼を成長させていく。いつしか彼の心の中にも変化が訪れる。迷える大人たちのための物語をフランス人精神科医が執筆し、日本でも翻訳されベストセラーとなった「幸福はどこにあるー精神科医ヘクトールの旅」(NHK出版刊)を原作に、『Shall We Dance?』『マイ・フレンド・メモリー』のピーター・チェルソムが映画化した本作。主演のサイモンやロザムンドを始め、トニ・コレット(『リトル・ミス・サンシャイン』)、ステラン・スカルスガルド(『ニンフォマニアック』)、ジャン・レノ(『レオン』)、クリストファー・プラマー(『人生はビギナーズ』)ら実力派俳優が顔を揃えている。今回公開された日本版のポスターは、世界各地をめぐる主人公のキュートなお決まりファッションを大きく見せるとともに、彼が旅先でノートに書き記すイラストも散りばめられていてカラフルでポップなビジュアルとなっている。また、“ヘクター先生のハッピー・キャリーバッグ”付き、前売鑑賞券が4月上旬よりシネマライズ、新宿シネマカリテほか全国の劇場で発売されるとのことだ。『しあわせはどこにある』は6月13日(土)よりシネマライズ、新宿シネマカリテ、品川プリンスシネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月03日「エイチ&エム(H&M)」は、2015年3月5日(木)より、デヴィッド・ベッカムがお気に入りのアイテムをセレクトした"Modern Essentials selected by David Beckham"(モダン・エッセンシャルズ・セレクテッド・バイ・デヴィッド・ベッカム)のコレクションの販売を開始する。同コレクション発表に伴い、デヴィッド・ベッカム本人が出演したキャンペーンムービーを公開。過去にH&Mとデヴィッド・ベッカムがタイアップした"David Beckham Bodywear"のムービーは、どちらもアンダーウェアにフォーカスしていた。そのため、過去に制作したムービーでは、いかに洋服が脱げるかといったベッカムの肉体美にこだわった撮影だった。今回はベッカムが初めて洋服を着たままの新しい撮影スタイルで実行。ムービー内で着用している洋服は、全てベッカムがセレクトしている。今回のキャンペーンムービーの監督は、著名な映画監督マーク・フォースターが務めた。マーク・フォースターとベッカムは、ポール・ニューマン主演『The Hustler』のファンでもあり、ハスラーへのトリビュートの意味を込めたムービーとなっている。ムービーでは、現役時代の特長であるウィンクを象徴的に活用。繰り出すビリヤード技やポーズといった本ムービーならではの演技もポイント。特に、ベッカムを語る上で欠かせない代名詞である「フリーキック」を彷彿させるテクニックをビリヤード対決の終盤で披露。そして、ムービー内で表現している『Modern Essentials selected by David Beckham』の着こなしと機能性にも注目。ベッカムがセレクトしたアイテムを『Modern Essentials selected by David Beckham(モダン・エッセンシャルズ・セレクテッド・バイ・デヴィッド・ベッカム)』は、すべてのワードローブに必須のアイテム。2015 年春に向けての新鮮な素材、カラー、フィット感となっており、メンズのクラシックアイテムを所々アップデート。クオリティが高く、モダンなこだわりがディテールまで詰まっている。【アイテム情報】Modern Essentials selected by David Beckham(モダン・エッセンシャルズ・セレクテッド・デヴィッド・ベッカム)発売日:2015 年3 月5 日(木)取り扱い店舗:日本国内のH&M 全店、及び世界各地のメンズ取り扱い店舗(David Beckham Bodywearの取り扱い店舗:渋谷店、新宿店、名古屋松坂屋店、心斎橋店、梅田店「Modern Essentials selected by David Beckham」公式サイトURL:元の記事を読む
2015年03月26日デヴィッド・フィンチャー監督の大ヒット作『ゴーン・ガール』で本年度アカデミー賞「主演女優賞」にノミネートされ、一躍時の人となったロザムンド・パイクが、『ワールズ・エンド/酔っぱらいが世界を救う』『ミッション:インポッシブル』シリーズの個性派サイモン・ペッグと共演する『しあわせはどこにある』。この度、6月13日(土)より日本公開されることが決まった。精神科医のヘクター(サイモン・ペッグ)は、美人でしっかり者のクララ(ロザムンド・パイク)と一緒に、ロンドンで何一つ不自由のない生活を送っていた。だが、毎日、患者たちの不幸話を聞き続けていくうちに、自分自身の人生も価値のないもののように思えてきてしまう。「幸せって、なんだろう…?」ある日、ヘクターはその答えを求めて旅に出ることを決意。イギリスを旅立ち、中国からチベット、アフリカ、そしてアメリカへ。行く先々でとんでもないハプニングに巻き込まれながらも、彼は各地で出会った“幸せのヒント”を手帳に記していく…。原作は、迷える大人たちのための物語をフランス人精神科医が執筆し、日本でも翻訳されベストセラーとなった「幸福はどこにあるー精神科医ヘクトールの旅」(NHK出版刊)。満たされた生活を送っているはずなのに、なぜか物足りない。ふとしたことから、そんなふうに人生に「幸せ」を感じられなくなってしまった精神科医を、エドガー・ライト監督作品の常連と知られるサイモン・ペッグがまたもや妙演。さらに、しっかり者の恋人クララには、『ワールズ・エンド/酔っぱらいが世界を救う』でもペッグと共演し、『ゴーン・ガール』で世界的にも注目を集めたロザムンド・パイク。ほかにも『人生はビギナーズ』でアカデミー賞「助演男優賞」を最高齢にて受賞した名優クリストファー・プラマーや、『レオン』のジャン・レノ、『リトル・ミス・サンシャイン』のトニ・コレット、『ドラゴン・タトゥーの女』のステラン・スカルスガルドなど、豪華な俳優陣が脇を固め、見事なアンサンブルを見せている。監督・脚本を手がけるのは『マイ・フレンド・メモリー』『Shall We Dance?』など、人情味あふれるヒューマンドラマに定評のある英国人監督、ピーター・チェルソム。本作でもあらゆる世代の感情を揺さぶるその手腕は健在で、ユーモアと感動がたっぷり。果たして、波瀾万丈な旅の終わりに、ヘクターは本当の幸せを知ることができるのか!?彼の幸せ探しの旅を楽しみにしていて。『しあわせはどこにある』は6月13日(土)よりシネマライズ、新宿シネマカリテ、品川プリンスシネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月10日「エイチ&エム(H&M)」は、2015年3月5日(木)より、デヴィッド・ベッカムがお気に入りのアイテムをセレクトした"Modern Essentials selected by David Beckham"(モダン・エッセンシャルズ・セレクテッド・バイ・デヴィッド・ベッカム)のコレクションの販売を開始する。同コレクション発表に伴い、デヴィッド・ベッカム本人が出演したキャンペーンムービーを公開。過去に「エイチ&エム(H&M)」とデヴィッド・ベッカムがタイアップした"David Beckham Bodywear"のムービーは、どちらもアンダーウェアにフォーカスしていた。そのため、過去に制作したムービーでは、いかに洋服が脱げるかといったベッカムの肉体美にこだわった撮影だった。今回はベッカムが初めて洋服を着たままの新しい撮影スタイルで実行。ムービー内で着用している洋服は、全てベッカムがセレクトしている。今回のキャンペーンムービーの監督は、著名な映画監督マーク・フォースターが務めた。マーク・フォースターとベッカムは、ポール・ニューマン主演『The Hustler』のファンでもあり、ハスラーへのトリビュートの意味を込めたムービーとなっている。ムービーでは、現役時代の特長であるウィンクを象徴的に活用。繰り出すビリヤード技やポーズといった本ムービーならではの演技もポイント。特に、ベッカムを語る上で欠かせない代名詞である「フリーキック」を彷彿させるテクニックをビリヤード対決の終盤で披露。そして、ムービー内で表現している『Modern Essentials selected by David Beckham』の着こなしと機能性にも注目。ベッカムがセレクトしたアイテムを『Modern Essentials selected by David Beckham(モダン・エッセンシャルズ・セレクテッド・バイ・デヴィッド・ベッカム)』は、すべてのワードローブに必須のアイテム。2015 年春に向けての新鮮な素材、カラー、フィット感となっており、メンズのクラシックアイテムを所々アップデート。クオリティが高く、モダンなこだわりがディテールまで詰まっている。【アイテム情報】Modern Essentials selected by David Beckham(モダン・エッセンシャルズ・セレクテッド・デヴィッド・ベッカム)発売日:2015 年3 月5 日(木)取り扱い店舗:日本国内のH&M 全店、及び世界各地のメンズ取り扱い店舗(David Beckham Bodywearの取り扱い店舗:渋谷店、新宿店、名古屋松坂屋店、心斎橋店、梅田店)「Modern Essentials selected by David Beckham」公式サイトURL:元の記事を読む
2015年03月05日『ドラゴン・タトゥーの女』『ソーシャル・ネットワーク』のデヴィッド・フィンチャー監督最新作『ゴーン・ガール』(公開中)でデジー・コリンズ役を演じ、2015年アカデミー賞の司会にも決定している俳優ニール・パトリック・ハリスが、本作や監督について語るインタビュー映像がこのほど、公開された。『ゴーン・ガール』は、夫ニックの前から妻エイミーが突如姿を消した事件の謎を解いていくサイコロジカル・スリラー。全米では、公開10週連続TOP10をキープし、日本(12月12日公開)とイタリア(12月18日公開)の公開を待たずして、全世界の興行収入累計がフィンチャー監督のこれまでの最高記録『ベンジャミン・バトン数奇な人生』の3億3390万ドルを超え、自身のキャリア最高記録を樹立した。そして、ハリウッド賞レースの幕開けとなるハリウッド・フィルム・アワードで作品賞、脚本賞、音響賞の3部門を受賞、アカデミー賞の行方を占う前哨戦として注目されるゴールデングローブ賞でも、監督賞(デヴィッド・フィンチャー)、主演女優賞ドラマ部門(ロザムンド・パイク)、脚本賞(ギリアン・フリン)、作曲賞(トレント・レズナー、アッティカ・ロス)の4部門でノミネートされ、さらに注目が集まっている。来年のアカデミー賞の司会にも決定したニール・パトリック・ハリスは、本作で、エイミーの失踪に関与した可能性がある容疑者の1人で、高校時代の元彼デジー・コリンズを演じる。ハリスは「とにかく小説に感動して大好きだった。特に脚本で素晴らしかったのは、"全てのキャラクターが最後の最後まで容疑者であるところ"なんだ」と本作への思いを語る。また、「監督のやり方が好きだった。フィンチャー監督の手法は俳優と監督の間に信頼を築く。彼は僕たち役者にシーンを生きることを求めるんだ」と監督の手腕を絶賛。「内容よりもスケジュールを優先させて妥協するなんてあり得ない。個々のシーンをじっくりと見極め、微調整をしていくんだ。数時間かけて10~15テイク撮った後、突然今まで言ってたことと矛盾した指示を出して違う方向へ導くんだ。そして大量のテイクから抜き出したシーンをつなぎ合わせ作品を作っていくのさ」と明かしている。(C)2014 Twentieth Century Fox
2014年12月27日『セブン』、『ソーシャル・ネットワーク』、『ドラゴン・タトゥーの女』などで世界中の映画ファンを魅了してきた鬼才デヴィッド・フィンチャー監督。その最新作『ゴーン・ガール』が12月12日(金)に公開されます!全米では初日から10週間経ってもTOP10圏内をキープ。先日、ハリウッド賞レースの幕開けとなるハリウッド・フィルム・アワードで[作品賞][脚本賞][音響賞]の3部門を受賞し、アカデミー賞受賞への注目が集まっています。独創的な映像表現と力強いストーリーテリングでアメリカ映画界を牽引してきたフィンチャー監督が、今回選んだテーマは失踪事件を起こした若い夫婦の物語。公開に先立ち、本作を配給する20世紀フォックス映画が国内の配偶者or恋人ありの男女300人(15歳~59歳)を対象に、パートナーにまつわるアンケート調査を実施しました。予告編には失踪事件が起こる前、夫ニックが嘘をついて外出し、妻エイミーに浮気現場を目撃されるシーンが登場。ということで、回答者に「パートナーに嘘をついたことはありますか?」「パートナーに嘘をつかれたことはありますか?」と質問したところ、それぞれ以下のような結果に。==================Q:「パートナーに嘘をついたことはありますか?」男性…81.3%女性…80.0%Q:「パートナーに嘘をつかれたことはありますか?」男性…74.7%女性…76.7%==================男性のほうが嘘をつきやすく、でも女性のほうがその嘘を見抜くのが上手なんですね!?そこで、恋愛科学研究所所長の荒牧佳代先生に「男性がつきやすい嘘」と「嘘の見抜き方」を教えていただきました!≪男性がつきやすい嘘の傾向は?≫「男性は必要に迫られたら嘘をつきますが、実はもともとあまり嘘をつけない性なんです。でも、男性本来の“自由気まま”で“シングル”な生き方を女性から邪魔されたくないと感じると嘘をつきます。例えば浮気のときは、恋人がいたり既婚者だったりするのに女性の存在がないふりをしますね。女性から(承知の上で)束縛されているのに、一切束縛されていない男のように振る舞い、多くの女性と関係を持とうと画策するのです。また、自分へのハッタリ(実力以上の誇示、大げさ)として嘘をつくのも男性ならでは。嘘をつき、カッコつけてモチベーションを上げ、その嘘をついた自分に向かって努力します。そうすることで、本当に力のある男性はリアルな功績として実現させますが、力のない男性は嘘だけで終わってしまいます。自分に負荷をかけて男を上げようと頑張るのが男性なんです。一方、女性の嘘は、自分自身が商品ですから、生まれながらにして自分の身を守るために存在するスキルなんです。例えば、化粧やボディメイキングなどはやりすぎは嘘になります。自分の身体や外見をより美しくみせるよう着飾り、少しでも高値で売ろうとアピールしますから見分けるのが困難。浮気の嘘は、女性のほうが秀逸というかずる賢いです。完全犯罪のように完璧に嘘をつけますから怖いですよ(笑)」≪男性の嘘を見抜く方法≫「女性は本能的に命を産み育てる性なので、性質的に自然と洞察力(人を見抜く力)が備わっています。ですが、相手の男性の魅力にドキドキとときめくと途端に嘘を見抜けなくなります。女性は恋愛に対する感受性が男性より高いので、恋の媚薬ホルモンの脳内麻薬的な威力に、通常の思考回路がイカれて使い物にならなくなっちゃうんです。もっと厳密に言えば、大好きな男性には嘘をつかれてもいい!なんてワケのわからないところまで考えが飛んでしまいます。傍から見たら明らかにだまされているでしょ!ってことも本人にはわからない。わかってても事実を直視しようとしません。いわゆる恋は盲目(Love is blind)の状態ですね。女性はその点だけ気を付けていれば、大抵の男性の嘘は見抜けるでしょう。ただし、的中率は訓練しないと上がりません。結婚して妻という立場になれば、毎日のように夫や子どもの様子を観察しますから、自然と洞察力も磨かれ、相手のちょっとした変な動きにも気付くようになります。女性の洞察力の鋭さは観察の積み重ねですからね。大好きな恋人でもお付き合いが長くなると女性の洞察力は鋭くなります」なお、アンケート調査にはこんな質問もありました。==================Q:「パートナーは、結婚後に印象が変わったと思いますか?」男性…51.7%女性…49.5%==================男女共に、結婚前後で相手に抱く印象が変わる人は約半数いることが判明。この結果に関して荒牧先生は、以下のように解説しています。≪恋愛中は演技で結婚後は素の自分≫「恋のドキドキの興奮はエンターテイナーです。多かれ少なかれ、誰でも現実の自分にちょっと演技を加え、相手がときめく理想の恋人を演じているのです。お互いが惹かれ合うためには、そのくらいのパワーがないと仲も続きませんからね。一方、結婚はふたりで協力し合いながら日常の幸せを築いていく現実的な世界です。結婚して相手の印象が変わったと思うのは、通常の自分に戻っただけで、本当は変わっていません。恋しているときのパートナーや自分が普段と違っていただけで、結婚後のほうがノーマルで素な自分に近いでしょう。ただし、理想を追い求める人は、結婚後も恋しているときのエンターテイナーな華やかさを望むでしょう。私は恋は衝動で非現実、愛(結婚)は理性と定義し、コラムやカウンセリングで提唱し続けています。“恋愛”の恋と愛そのものが相反するもので、矛盾しているんですね。アンビバレンツ(アンビバレンス)な世界なんです。恋愛科学的に解説すれば、男女の恋愛そのものがもともと矛盾したところだらけなので、結婚後に印象が変わるくらいはそう不自然なことでもないと言えるでしょう。とはいえ、愛と憎しみは表裏一体です。特に女性の愛情は深くなるので増悪もそれと同時に深まります。男性のみなさんは注意してくださいね」恋と愛は矛盾していて、男女の恋愛も矛盾している。なんだか悲しくなってきますが…未婚の方はそのあたり、肝に銘じておいたほうが良さそうです。「あなたは、愛する伴侶のことをどれだけ知っていますか?」一番近い人=パートナーこそ、実は最も謎めいた存在であることを、見る者全てに突きつける衝撃作『ゴーン・ガール』。フィンチャー監督ならではのスリリングな映像と鋭く研ぎ澄まされた演出を、ぜひ映画館で目撃してください。【STORY】結婚5周年の記念日。誰もがうらやむような幸せな結婚生活を送っていたニックとエイミーの夫婦の日常が破綻する。エイミーが突然姿を消したのだ。リビングには争った後があり、キッチンからは大量のエイミーの血痕が発見された。警察は他殺と失踪の両方の可能性を探るが、次第にアリバイが不自然な夫ニックへ疑いの目を向けていく。新妻失踪事件によってミズーリ州の田舎町に全米の注目が集まり、暴走するメディアによってカップルの隠された素性が暴かれ、やがて、事件は思いもよらない展開を見せていく。完璧な妻エイミーにいったい何が起きたのか…。12月12日(金)全国ロードショー監督:デヴィッド・フィンチャー原作・脚本:ギリアン・フリン出演:ベン・アフレック/『アルゴ』、ロザムンド・パイク/『アウトロー』、他配給:20世紀フォックス映画『ゴーン・ガール』 (C) 2014 Twentieth Century Fox★オリジナルグッズプレゼント★作品の世界をイメージした、スタイリッシュなノート&ペンのセットを2名様にプレゼントします!応募・詳細はこちらから♪※プレゼント応募にはcocoloni PROLOの会員登録が必要です。ご応募期限:12/25(木)荒牧佳代先生が恋愛・結婚・男ウケにまつわる恋愛科学豆知識を伝授!今日の恋愛科学プチコラム
2014年12月12日いよいよ今週末12月12月(金)に日本でも公開となり、熱烈なファンの声で前夜の特別上映も決定している、鬼才デヴィッド・フィンチャーの最新作『ゴーン・ガール』。本作で、美しい妻の失踪にメディアや世間から疑惑の目を向けられる夫を好演するベン・アフレックから、インタビュー映像が到着した。5回目の結婚記念日に突如、姿を消した妻エイミー(ロザムンド・パイク)。帰宅したニック・ダン(ベン・アフレック)が、半開きのドアと散らかったリビング・ルームを見て通報する。だが、この瞬間、ニックは幸せな夫からメディアの関心の中心へと公衆の面前で変貌していった。第一容疑者のレッテルを貼られたニックからは、数々の嘘や策略を思わせる不適切な行為が噴出。彼のメディアにおける“人格”は好ましい人物ではなく、失望と憤りのかたまりで、想像を掻き立てるような愚かな秘密をたくさん抱えていたのだ。ニックが、エイミーに手をかけたのだろうか――。フィンチャー監督は、「キャストの組み合わせは、バスケットボールチームのメンバーを決めるようなもので、ニックは攻撃の指示を行うポイントガードだ」とアフレックについて語る。監督は彼の中に、突然メディアや市民の“悪意”を全身に受けてしまう男を演じられるポテンシャルを見出していた。それは、彼が俳優の活動外のプライベートでこれまで受けてきた実体験からなのか、失踪した妻のポスターの前に立ったときに人々の心に波風を立てる、“不自然な何か”を醸し出す能力がアフレックにはあったようだ。そして、「彼の起用に文句をつける人はひとりもいなかった」と話すように、監督以外も満場一致の起用だったことを明かす。また、監督だけではなく、全米メディアからも「アフレックは、尊大なところと好感を抱かせるニック像をちょうどいい具合にとらえた」(ケネス・チューラン/LA TIMES)、 「アフレックが順応性のある、共感を呼ぶ演技を披露」(マノーラ・ダージス/NY TIMES)、「ニック役でアフレックは、今までのキャリアで一番自然な演技を見せた」(クリス・ナシャワティ / ENTERTAINMENT WEEKLY)と、その演技は大絶賛を受けている。アフレックは、「尊敬する監督と仕事ができることが一番の魅力だった。デヴィッドは俳優を見る目が確かだし、撮影が楽しみだった」と、映像ではふり返っている。実際に彼はバットマンを演じる『Batman vs. Superman』(原題)の撮影と自身の監督作の準備を延期して、本作の撮影に臨んだ。本作への意気込みや、フィンチャー監督との撮影の様子は、到着した映像でたっぷりと語られている。全米のみならず全世界の興行収入が、フィンチャー監督の最高記録となる大ヒットとなっている本作。アカデミー賞受賞への期待も高まっており、この冬、日本でもその勢いは加速することになりそうだ。『ゴーン・ガール』は12月12日(金)より全国にて公開。12月11日(木) 、前夜特別上映決定(一部劇場を除く)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゴーン・ガール 2014年12月12日より全国にて公開(C) 2014 Twentieth Century Fox
2014年12月09日ルーニー・マーラにアカデミー賞「主演女優賞」ノミネートをもたらした『ドラゴン・タトゥーの女』から3年。世界中の映画ファン待望のデヴィッド・フィンチャー監督最新作『ゴーン・ガール』が、このほど、12月12日の日本公開を前に、これまでの『ベンジャミン・バトン数奇な人生』を抜いて監督自身キャリア最高となる全世界興行収入を記録。監督から、喜びのコメントが到着した。本作は、ベン・アフレックとロザムンド・パイクが初共演で演じる、結婚5周年の記念日に失踪事件を起こした、ある夫婦の物語。アメリカで600万冊以上を売り上げ、「NYタイムズ」ベストセラーランキング第1位を記録したギリアン・フリンによる小説の映画化で、脚本もフリン自身が手掛けている。先日、賞レースの幕開けとなるハリウッド・フィルム・アワードでは、「作品賞」と共にフリンが「脚本賞」を受賞するなど3部門を受賞し、今後はアカデミー賞受賞への注目が集まっている。受賞の影響もあってか、全米では公開9週目となる先週末も、TOP10圏内をキープ。そして今回、日本とイタリア(12月18日より)の公開を待たずして、全世界の興行収入累計が、フィンチャー監督のこれまでの最高記録『ベンジャミン・バトン数奇な人生』の3億3,390万ドルを超え、3億3,470万ドルとなり、監督しては最高記録を達成した。脚本を担当したフリンは、本作について「デヴィッドが監督してくれたら良いのに、と思っていたから、デヴィッドが監督に決まって本当に良かったと思ったの」と言う。彼女の無慈悲なまでの洞察力とフィンチャー監督の圧倒的なストーリーテリングが相乗効果を生み、ダーク・ユーモアが随所に散りばめられた本作を作り上げた“共犯者”として、監督を絶賛。また、全米メディアも、「『ゴーン・ガール』はこれ以上ないほどすごい」(ケネス・チューラン / LA TIMES)、「おもいきり楽しんだ。フィンチャーの最高傑作。それ以上言いようがない。衝撃を覚悟して」(ジョシュ・ロスコプフ / TIME OUT NEW YORK)「デヴィッド・フィンチャーが『ゴーン・ガール』でオスカーに爆弾投下」(HITFIX)など、早くもアカデミー賞の本命として名指しするほど。そんな本作が自身のキャリア最高の全世界興収を挙げたことについて、フィンチャー監督は「作ろうと思っていた映画を作ることができたと思っているから、たくさんの人たちが映画を観に行ってくれて嬉しいよ。僕らが映画を作って、人々がそれを見たいと思うのは、嬉しいからね」と満足気。そして、公開が待たれる日本のファンに「出来るだけ何も知らずに劇場へ行くのをオススメするよ。デートにも相応しいと思うよ。だって、もし僕がデートでこの映画を観に行ったら、楽しいと思う。この映画の内容を巡って、相手と楽しい小競り合いになると思うからね」と、やや意味深なメッセージを送った。現代映画界きっての鬼才が贈る、サイコ・スリラーの大傑作。あなたもぜひその世界観にハマってみて。デヴィッド・フィンチャー監督作『ゴーン・ガール』全米興収$160.8M全世界興収$334.7M『ベンジャミン・バトン数奇な人生』$127,509,326$333.9『セブン』$100,125,643$327.3『ドラゴン・タトゥーの女』$102,515,793$232.6『ソーシャル・ネットワーク』$96,962,684$224.9『パニック・ルーム』$96,397,334$196.4『エイリアン3』$55,473,545$159.8『ゲーム』$48,323,648 $109.4『ファイト・クラブ』$37,030,102$100.9(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゴーン・ガール 2014年12月12日より全国にて公開(C) 2014 Twentieth Century Fox
2014年12月01日鬼才デヴィッド・フィンチャー監督とベン・アフレックがダッグを組み、現代を生きる夫婦の不協和音を描いたサイコロジカル・スリラー『ゴーン・ガール』。このほど、本作の日本語版予告とともに、物語の鍵ともいえる“失踪事件”の証拠品の画像が解禁となった。結婚5周年の記念日。誰もが認める幸せな夫婦だったニック(ベン・アフレック)とエイミー(ロザムンド・パイク)。しかし、争った痕跡と大量の血痕を残し、エイミーが突然姿を消した。妻を探すニックだが、警察とマスコミはアリバイや言動が不自然な彼を第一容疑者として考え始め…。本作は『ドラゴン・タトゥーの女』などで知られる鬼才フィンチャー監督が、全米ベストセラーのギリアン・フリンによる同名小説を映画化。先日のハリウッド・フィルム・アワードでは「作品賞」「脚本賞」「音響賞」の3部門を見事受賞し、早くも大きな注目を集めている。今回、公開される日本オリジナル予告は、『アルゴ』でオスカー賞を受賞したベン演じる夫・ニックが、失踪した妻を必死に探すも疑いをかけられ追い詰められる様子や、ロザムンド・パイク演じる妻エイミーの表情が映し出されており、物語の行方を一時も見逃すことができない仕上がりとなっている。息を飲むような展開で、誰よりも長い時間を一緒に過ごしてきたはずのパートナーの知られざる秘密が次々と暴かれ、さらに新たに「殺される」と書かれたエイミーの日記や、彼女が銃を探していたという証言も明らかに。また、公開された証拠品の画像は4点。華やかで祝賀ムードに包まれた結婚式と思われる写真、燃え残った日記の一部、血痕が付着したカッター、そして赤いランジェリー。これらが“完璧な”夫婦に訪れた突然の失踪事件に、どのようなキーポイントとなるのか注目だ。ベンは「現在の監督の中でも、最も優れた監督のひとりだと思うから、デヴィッド・フィンチャーと一緒に組むチャンスは夢のようだった。ゾクゾクしたよ。もしまたこんな機会に恵まれたら、何度でも引き受けると思うよ」と明かす。そして、『007 ダイ・アナザー・デイ』でボンドガールに大抜擢され、トム・クルーズ主演の『アウトロー』でヒロインを演じたロザムンドも「俳優としてのキャリアは“フィンチャー以前”“フィンチャー以後”で演技が分かれると思うの」と、監督作への出演がいかに大きいものだったかを語っている。そんなフィンチャー監督からの挑戦状とも取れる今回の映像と画像。妻を愛する夫が犯人なのか、はたまた別の誰かが…。監督の完璧なまでの演出と、怒濤のストーリー展開に魅惑されるのは間違いなさそうだ。『ゴーン・ガール』は12月12日(金)より全国にて公開。12月11日(木) 、前夜特別上映決定(一部劇場を除く)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゴーン・ガール 2014年12月12日より全国にて公開(C) 2014 Twentieth Century Fox
2014年11月26日鬼才デヴィッド・フィンチャーのもと、『アルゴ』のベン・アフレックと『アウトロー』のロザムンド・パイク共演で、現代に生きる夫婦の不協和音を描いたサイコロジカル・スリラー『ゴーン・ガール』。本作の公開を記念し、明日11月22日の「いい夫婦の日」を前に、配給元の20世紀フォックス映画が男女300人を対象にパートナーに関する調査を行ったところ、「10人に1人がパートナーに一度でも殺意を抱いたことがある」という衝撃の事実が判明した。結婚5周年の記念日。誰もが羨む幸せな夫婦だったはずのニックとエイミー。しかし、争った形跡と大量の血痕を残し、エイミーが突然姿を消す。警察やマスコミは、アリバイや言動が不自然な夫ニックへ疑いの目を向けていくが…。本作は、『セブン』『ドラゴン・タトゥーの女』などで知られるフィンチャー監督が、全米ベストセラーのギリアン・フリンによる同名小説を映画化。脚本もフリン自身が務めており、先日行われた賞レースの幕開けとなるハリウッド・フィルム・アワードでは、「作品賞」「脚本賞」「音響賞」の3部門を見事受賞した。日本でも、一刻も早く作品を観たいというファンからの声がSNSなどで日に日に高まり、今回の受賞も大きな後押しとなって前夜の特別上映(一部劇場を除く)が決定するほど、大きな注目を集めている。だが今回、15歳~59歳までの配偶者もしくは恋人のいる男女300人を対象に行った調査で分かったのは、「10人に1人がパートナーに殺意を抱いたことがある」という衝撃の事実!本作で、5回目の結婚記念日に妻の失踪事件の第一容疑者のレッテルを貼られ、数々の嘘や策略などの不適切な行為が噴出する夫のニックを演じたアフレックは、「この作品をひと言で表すと“愛”と“死”だと思う。時にはパートナーの見難い真実を目撃してしまい、そうなったときに人はどうなってしまうのか…」と分析する。もしや彼が演じたニックも、エイミーの何かを目撃し、殺人を犯かしてしまったというのか?さらに、エイミーを演じたパイクは「私たちはパートナーの関係を徹底的に解剖してみたのだと思う。親密な関係にあるからこその素晴らしいところ、それから親密な関係だからこその裏切りがあるわ」と意味深に語る。つまり、調査の結果もパートナーとの親密な関係がゆえに抱く感情なのだろうか?また、届いた本編シーンの映像には、ニックがエイミーの血液型すら分からず、受け答えものらりくらりで、いっそう警察の疑念が増していく様子が…。今回の調査でも「パートナーのことを100%理解している」と回答した人は、全体の9.7%に過ぎなかった。さらに、ニックのようにパートナーの友人のことや昼間の行動、血液型すら知らないという人が、実に90.3%にも及んだという。パイクが、本作が伝えるメッセージについて「“自分のパートナーを本当に理解してる?”ということよ」と明かすように、今回の調査の結果から見えてくるのは、『ゴーン・ガール』で描かれる失踪事件は、実際に起こり得るのということなのだろうか。『ゴーン・ガール』は12月12日(金)全国にて公開。12月11日(木) 前夜特別上映決定(一部劇場を除く)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゴーン・ガール 2014年12月12日より全国にて公開(C) 2014 Twentieth Century Fox
2014年11月21日アカデミー賞の行方を占う前哨戦の1つ、ハリウッド・フィルム・アワードが14日(現地時間)発表され、デヴィッド・フィンチャー監督の『ゴーン・ガール』、ベネディクト・カンバーバッチ主演の『The Imitation Game』(原題)が主要部門受賞を分け合う結果となった。ベン・アフレックが失踪した妻の殺害容疑をかけられる夫を演じた『ゴーン・ガール』は作品賞、原作者で脚色も手がけたギリアン・フリンが脚本賞を受賞した。第二次世界大戦中、ドイツ軍の暗号解読に従事した数学者のアラン・チューリングを描く『The Imitation Game』はチューリングを演じたベネディクト・カンバーバッチが男優賞、チューリングの同僚で婚約者でもあったジョーン・クラークを演じたキーラ・ナイトレイが助演女優賞、ノルウェー出身のモルテン・ティルドゥムが監督賞に輝いた。候補者、プレゼンターともにハリウッドの一流スターがそろうアワードだが、ドキュメンタリー賞のプレゼンターを務めたジョニー・デップは、泥酔しているかのようにおぼつかない足取りで登場。ごく普通のマイクスタンドを前に「こんなヘンテコなマイク、見たことない」と言うと、体をふらつかせ、「何て書いてある?」などとつぶやきながらテレプロンプターを凝視しつつ、なんとか受賞作『Supermensch: The Legend of Shep Gordon』(原題)と同作の題材となった音楽業界のエージェント、シェップ・ゴードンの紹介文を最後まで読んだ。だが、途中で放送禁止用語を口走り、あわてて口に手をあててクスクス笑うなど、明らかにいつもと違う様子で、会場にはやや気まずい空気が流れた。ちなみに『Supermensch: The Legend of Shep Gordon』の監督は『オースティン・パワーズ』シリーズでおなじみのマイク・マイヤーズ。彼は受賞後のバックステージで、ジョニーの行動について「すごくロックンロールだった」と話していた。主な授賞結果は以下の通り作品賞:『ゴーン・ガール』ブロックバスター賞:『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』男優賞:ベネディクト・カンバーバッチ(『The Imitation Game』原題)女優賞:ジュリアン・ムーア(『Still Alice』原題)助演男優賞:ロバート・デュヴァル(『ジャッジ裁かれる判事』)助演女優賞:キーラ・ナイトレイ(『The Imitation Game』原題)新人男優賞:エディ・レッドメイン(『The Theory of Everything』原題)新人女優賞:シャイリーン・ウッドリー(『きっと星のせいじゃない。』)監督賞:モルテン・ティルドゥム(『The Imitation Game』原題)新人監督賞:ジャン・マルク・ヴァレ(『Wild』原題)脚本賞:ジリアン・フリン(『ゴーン・ガール』)アンサンブル賞:『フォックスキャッチャー』キャリア功労賞:マイケル・キートンハリウッド新人賞:ジャック・オコンネル(『Unbroken』原題)ドキュメンタリー賞:『Supermensch: The Legend of Shep Gordon』(原題)(text:Yuki Tominaga)
2014年11月17日『セブン』『ファイト・クラブ』、そして『ソーシャル・ネットワーク』『ドラゴン・タトゥーの女』と、世界中の映画ファンを唸らせてきた鬼才デヴィッド・フィンチャーが、ベン・アフレック&ロザムンド・パイクという実力派俳優を迎えて贈る最新作『ゴーン・ガール』。いち早く公開された全米では、フィンチャー監督としては過去最高のオープニング記録で、初登場第1位のヒットスタートを切り、さらに先日は、全米興行成績累計がこれまでの最高記録である『ベンジャミン・バトン数奇な人生』の1億2,750万ドルを抜き、フィンチャー監督の過去最高記録を樹立した。それほどまでに多くの人々の心をとらえた、ある夫婦を取り巻くサイコ・スリラーとなる本作から、このほど、本編映像の一部がシネマカフェに到着。この数年後の結婚記念日に失踪事件が起こるとは思えない、ロマンティックなふたりの出会いが描かれていることが分かった。ミズーリ州のとある田舎町で、誰もが羨むような幸せな結婚生活を送っていたニック(ベン・アフレック)とエイミー(ロザムンド・パイク)。だが、結婚5周年を迎えたその日、エイミーが突然姿を消す。リビングには争った形跡があり、キッチンからは大量の血痕が…。警察は他殺と失踪の両方の可能性を探るが、次第にアリバイが不自然な夫・ニックへ疑いの目を向ける。やがて、この夫婦に全米中の注目が集まり、メディアも暴走。事件は思いもよらない展開を見せていく。“完璧な”妻・エイミーの身に、いったい何が起きたのか…。実はエイミーは、毎年、ニックへの結婚記念日のプレゼントに、自作の“宝探しゲーム”を行っていた。失踪した5回目の記念日も、この宝探しが手がかりにつながるカギとなっていくのだが、今回到着した映像でも、そんな謎解き好きのエイミーらしく、パーティで出会ったばかりのニックに、自身の職業を3択で出題しているシーンが描かれている。そのロマンティックな出会いの様子は、この後、ふたりが結婚することは予測できても、数年後に彼女が姿を消すことになるとは、誰もが夢にも思わないだろう。本作で、美しく聡明な妻・エイミーを演じたロザムンドは「この作品は、夫婦の関係というものを徹底的に解剖してみたのだと思うの。親密な関係にあるからこその素晴らしいところ、そして親密が故の裏切り…結婚というものを顕微鏡で見ているようだわ」と、意味深に語る。また、夫・ニックを演じたベンも、その意見に同意し、「原作の非常にダークな結婚への視点と、デヴィッドの結婚に対するダークな解釈に、可能な限り忠実に演じようと思ったんだ」と言葉を続けた。一方、フィンチャー監督は、全米中から疑いの目を向けられる夫を演じたベンに対して、「彼の起用に文句をつける人はひとりもいなかった」と明かす。そして、ロザムンドについても「自慢するようだが、私は俳優の本質をだいたい見抜くことができるのだが、ロザムンドの場合はそれができなかったんだ。だからこそ、どこか不透明な部分がエイミーにピッタリだと思ったんだ」と話している。鬼才監督も太鼓判を押すふたりの演技には、「ベン・アフレックとロザムンド・パイクは地獄から来たカップルとして素晴らしい」(ケネス・チューラン/「LA TIMES」)、「ベン・アフレックが順応性のある、共感を呼ぶ演技を披露」(マノーラ・ダージス/「NY TIMES」)、「ロザムンド・パイクが華やかに、悪意ある演技で強烈…何年にも渡って話題にされる、賞候補の実力を持ったとびきりの飛躍的な作品」(ピーター・トラヴァース/「ROLLING STONE」)と、各メディアも手放しで絶賛。早くもオスカーへの期待が高まっている。「あなたは、愛する伴侶のことをどれだけ知っていますか?」フィンチャー監督が描き出す、幸福な結婚生活の“裏”にある夫婦の不協和音の前章を、こちらの映像からも覗いてみて。『ゴーン・ガール』は12月12日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゴーン・ガール 2014年12月12日より全国にて公開(C) 2014 Twentieth Century Fox
2014年11月11日写真家・鋤田正義によるデヴィッド・ボウイ写真展”TIME―David Bowie by Masayoshi Sukita“が東京・南青山のスパイラルガーデン1階で開催される。会期は12月4日から9日まで。40年以上にわたってデヴィッド・ボウイを撮り続けてきた鋤田は、『"HEROES”』『TIN MACHINE』のジャケットを手掛けたことでも知られる巨匠。2013年に10年ぶりに発表されたアルバム『THE NEXT DAY』でも、『"HEROES”』のジャケット写真が素材として使われ話題になった。また、イギリス・ヴィクトリア&アルバート美術館で開催された、デヴィッド・ボウイの回顧展「David Bowie ls」にて鋤田の作品も大きく展開された。この展覧会は現在はシカゴで開催中。今後、パリとメルボルンへと巡回することになっている。今回、スパイラルガーデンでは未発表作品も披露。誰も見たことがない、鋤田とボウイの時間が刻まれている。40年間という長い歳月の中であらゆるものが変化した一方、視線を変えれば「何も変化していない」現実が、それぞれの作品にどのように落としこまれているのかが見ものだ。会場構成を担当するのは、世界的にも高く評価されているアートディレクターの中島英樹。ドイツで写真の最前線を走るベッヒャー派とも対応するアクリル素材によって、鋤田の作品に新たな息吹きをもたらすという。会期中、鋤田とスペシャルゲストによるトークショーも予定。【イベント情報】”TIME―David Bowie by Masayoshi Sukita“会場:スパイラルガーデン住所:東京都港区南青山5-6-23会期:12月4日から9日まで時間:11:00から20:00(5日は18:00まで)入場無料
2014年11月08日現在北米公開中の『ゴーン・ガール』の興収が、先週末に1億3600万ドルに達し、デヴィッド・フィンチャー監督のキャリアで最高記録を築き上げた。これまでの週末興収記録でのフィンチャー監督の最大ヒット作は、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』の1億2750万ドルだった。『ゴーン・ガール』は北米公開から5週間たつが、今もトップ5内に君臨しており、これからもまだ数字が伸びることが予測される。同作品はまた、フィンチャー監督のキャリアで最高の公開初週末記録(3750万ドル)も記録。2位は『パニック・ルーム』の3000万ドル。本作は一般受けだけでなく、批評家受けも良く、rottentomatoes.comによると、88%の批評家が褒めており、これからのアワードシーズンでの健闘も期待される。日本では12月12日(金)より公開される。文:猿渡由紀
2014年11月04日ベン・アフレックを主演に迎え、映画界随一の鬼才デヴィッド・フィンチャーが仕掛ける最新作『ゴーン・ガール』。全米で10月3日(現地時間)より公開され、フィンチャー監督作品において過去最高のオープニング記録で大ヒットスタートを切った本作から、彼“らしい”緊張感が充満する、本作を時系列に追った特別映像が解禁となった。物語のきっかけは、結婚5周年の記念日。誰もが羨むような幸せな結婚生活を送っていたニック(ベン・アフレック)とエイミー(ロザムンド・パイク)の夫婦の日常が破綻する。エイミーが、忽然と姿を消したのだ。部屋は荒らされ、キッチンには争った形跡が。また、血痕を拭いた跡も発見される。警察の捜査の手は、当然のごとくニックにも及ぶが…。フィンチャー監督の研ぎ澄まされた演出により、幸福な結婚生活を送っていたかに思えたある夫婦のイメージが、もろくも崩れ去り、彼らの不協和音がひしひしと伝わってくる本作。今回到着した映像では、60秒という短い時間の中で、エイミーが失踪してから3時間後、6時間後…と、畳み掛けるように時間軸の経過とともに、刻一刻と異様な雰囲気がじわりじわりと充満していく様が収められている。その中で描き出されるのは、次々に明らかになる不可解な事実。妻のことを何も知らないニックの隠された私生活がメディアによって暴かれ、窮地に立たされたニックは弁護士を雇い、無責任に拡散するSNSや彼を犯人と決め付ける世論への対応を図ろうとする。一方、エイミーが遺した物の中には、彼女が書き溜めていた日記からも新事実が暴かれる。「あなたは、愛する伴侶のことをどれだけ知っていますか?」という本作のメッセージが物語るように、不確かな結婚生活や社会生活を送っているように見える夫・ニックを演じたベンは、「ニックとの接点を見つけて役になりきった。彼はごく普通の男という設定だ。良い人になろうとしているが、うまくいくときもあれば、失敗することもある。だから、人から妻を殺したと考えられてしまうんだ」と、自身の演じた役柄について分析する。また、妻のエイミーを演じたロザムンド・パイクもまた「エイミーは、驚かせてくれるキャラクターよ。この映画で私が見せるものが、何か新しいものであることを望んでいるわ」と、含みを持たせながら本作について語る。先日開催されたニューヨーク映画祭のオープニングを飾ったプレミア上映では、異例の追加上映の措置が取られるなど、早くもアカデミー賞の有力候補と目されている本作。長い時間を共に過ごしてきたはずのパートナーの、知られざる秘密が次々と暴かれていく衝撃の展開を、あなたもここから目撃してみて。『ゴーン・ガール』は12月12日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月15日『ドラゴン・タトゥーの女』『ソーシャル・ネットワーク』のデヴィッド・フィンチャー監督最新作『ゴーン・ガール』(12月12日公開)の特別映像が15日、公開された。本作は、5回目の結婚記念日に、妻が突如姿を消した事件の謎を解いていくサイコロジカル・スリラー。夫のニック役は、監督作『アルゴ』でアカデミー賞作品賞を受賞したベン・アフレック、妻エイミー役は、『アウトロー』の英国女優ロザムンド・パイクが演じる。全米では10月3日より公開され、フィンチャー監督作品において過去最高のオープニング成績を記録し、全米1位の大ヒットスタートを切った。公開された特別映像は、エイミーが失踪してから3時間後、6時間後…と時間を追って展開され、次々と不可解な真実が明らかに。暴走するメディアによってニックの隠された私生活が暴かれていき、ニックは弁護士を雇い、SNSや世論への対応を図る。そして、エイミーが残した宝探しのヒントの中に、彼女の日記があり、パートナーの知られざる秘密が次々と明かされていく。「ニックとの接点を見つけて役になりきった」というベン・アフレックは、「彼はごく普通の男という設定だ。良い人になろうとしているが、うまくいく時もあれば、失敗することもある。だから人から妻を殺したと考えられてしまうんだ」と自身の演じた役柄について分析する。一方、エイミー役のロザムンド・パイクも、「エイミーは驚かせてくれるキャラクターよ。この映画で私が見せるものが、何か新しいものであることを望んでいるわ」と語っている。(C)2014 Twentieth Century Fox
2014年10月15日デヴィッド・フィンチャー監督最新作『ゴーン・ガール』で主演を務めるベン・アフレックと、故マイケル・ジャクソンとのコラボレーション楽曲が話題となり、約7年ぶりの新アルバム「The 20/20 Experience」が全世界で600万枚を売り上げたジャスティン・ティンバーレイク。このタイムリーな2人が初共演を果たした『ランナーランナー』から、2人がお互いの印象を語るコメントがひと足早くシネマカフェに到着した。プリンストン大学に在学する天才学生リッチー(ジャスティン・ティンバーレイク)は、貴重な学費をオンライン・カジノのポーカーで“スッて”しまう。だが、ネットカジノのペテンに気づいた彼は、カジノサイトのオーナー(ベン・アフレック)のもとへ談判に乗り込んでいくが、そこで待ち構えていたのは、自分の命を賭けることになる一世一代の大博打だった…。カジノ王と天才学生が知的で大胆な駆け引きを繰り広げるスリリングな本作は、アメリカの大手オンラインポーカーサイト「アルティメットベット」で実際に起きた詐欺トラブルから着想を得て、レオナルド・ディカプリオが製作、『リンカーン弁護士』のブラッド・ファーマン監督により映画化。経営関係者の内部告発、さらにはFBIによる報道規制もうわさされた、まさに“映画のような”事件だ。そんな本作で、カジノ王、そしてFBIと命を賭けた勝負に挑む学生リッチーを演じたジャスティンは、「ベン(・アフレック)と共演するときはいつも緊張するけど、こうして共演者から刺激を受けて多くを学べるのは本当に光栄なこと」と、いまやハリウッドきっての実力派俳優にして、『アルゴ』でオスカーを手にした監督でもあるベンとの共演をふり返る。また、裏社会のカジノ王を演じたベンは、「彼(ジャスティン・ティンバーレイク)は常にリスクに挑み続け、人々の予想を裏切り続けている。そしてその全てにおいて結果として成功を手にしていると思う」と語り、最近、俳優活動や音楽活動のほかに、自身プロデュースのファッションブランドやレストラン経営などでも成功を収めているジャスティンに拍手を送っている。タイトルの『ランナーランナー』とは、ポーカー用語で「ラスト2枚のカードで大逆転する」という意味。秋の臨時国会で「カジノ法案」審議の最中に劇場公開を迎えることになる本作は、この2人の大逆転を賭けた騙し合いに目が離せなくなりそうだ。『ランナーランナー』は11月21日 (金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月14日米BOX OFFICE MOJOは10月10日~10月12日の全米週末興業成績を発表した。ギリアン・フリン原作のミステリー小説をデヴィッド・フィンチャー監督が映画化した『ゴーン・ガール』が前週に引き続き首位の座をキープ。2位には最新のVFXを駆使し、“ドラキュラ”の英雄伝説を描いたアクションエンターテイメント大作『ドラキュラZERO』が初登場でランクインした。15世紀に実在した貴族で、ブラム・ストーカーの小説『ドラキュラ』のモデルとなった君主・ヴラド3世の数奇な運命に迫る作品。新鋭監督のゲイリー・ショアがメガホンを取り、『ワイルド・スピード EURO MISSION』『インモータルズ神々の戦い』の英国人俳優ルーク・エヴァンスが主演を務める。3位も初登場の『Alexander and the Terrible, Horrible, No Good, Very Bad Day(原題)』。人気コメディ俳優・スティーヴ・カレル主演の最新作で、ジュディス・ヴィオーストの同名絵本を原作に、アレクサンダー少年のついてない最悪な一日を描いたディズニー映画。その他ロバート・ダウニー Jr.主演のヒューマンドラマ『The Judge(原題)』が5位、才能ある画家との不倫に陥った女性画廊の泥沼な恋愛模様をシャロン・リール、ウィリアム・レヴィら主演で描いたスリラー作品『Addicted(原題)』が7位に初登場している。
2014年10月14日アドビ システムズは6日、デヴィッド・フィンチャー監督の最新作『ゴーン・ガール』が、メジャーハリウッド長編作品として初めて、全編「Premiere Pro CC」で編集されたと発表した。編集を行ったのは、これまで2度のアカデミー賞を受賞した米国映画編集者協会(ACE)のカーク・バクスター氏。ポストプロダクション担当会社が、従来の「Final Cut Pro」からPremiere Pro CCに移行した理由は、Premiere Pro CCと「After Effects CC」との高い連携能力や、複数の編集およびVFX担当者が同時に作品の編集作業に携われる点にあったという。また、Premiere Pro CCでは6Kファイルを再生し、リアルタイムでのVFXレビューを行うことが可能。そこで、6K対応映画の制作スケジュールの中でPremiere Proを活用し、素早く効果的な編集作業が行えるように、ストレージシステムも設計されていた。なお、同作は、アメリカで600万冊以上を売り上げたベストセラー小説を映画化した作品で、幸福の絶頂にいるはずの夫婦をめぐるサイコロジカル・スリラー。夫のニックは監督作『アルゴ』でアカデミー賞作品賞を受賞したベン・アフレック、妻のエイミーは『アウトロー』の英国女優ロザムンド・パイクが演じている。
2014年10月06日米BOX OFFICE MOJOは10月3日~10月5日の全米週末興業成績を発表した。アメリカの推理小説家・ギリアン・フリンによる同名ベストセラー小説を原作としたミステリー映画『ゴーン・ガール』が初登場1位。『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』、『ソーシャル・ネットワーク』のデヴィッド・フィンチャーが監督、ベン・アフレックが主役を務める。幸福な生活を送っていた夫婦の結婚5周年の記念日に妻が失踪、自宅から血痕が発見されたことにより夫に殺人容疑がかかる。それをきっかけに次々と夫婦の秘密が暴かれていくサイコスリラーだ。2位も初登場の『Annabelle(原題)』。1013年公開のホラー映画『死霊館』に登場した不気味な人形の“アナベル”を中心に描いたスピンオフ作で、人形が生まれた因縁が明らかになる前日譚だ。前週1位の『イコライザー』、同2位の『The Maze Runner(原題)』、同3位の『The Boxtrolls(原題)』はそれぞれ3位、5位、4位に順位を下げた。その他6位にも『Left Behind (2014)(原題)』が初登場。ニコラス・ケイジ主演、ヴィク・アームストロング監督による新作ファンタジー・ドラマで、ティム・ラヘイ、ジェリー・ジェンキンズ共著のベストセラー小説シリーズ『レフトビハインド』を再映画化。近未来を舞台に、「ヨハネの黙示録」の預言が実現していく終末世界を描く。
2014年10月06日『危険なメソッド』『コズモポリス』の鬼才デヴィッド・クローネンバーグのもとに、ジュリアン・ムーア、ミア・ワシコウスカ、ジョン・キューザック、そしてロバート・パティンソンとハリウッドの個性派キャストが集結した最新作『MAPS TO THE STARS』(原題)。このほど、『マップ・トゥ・ザ・スターズ』という邦題で、12月に公開することが決定した。ハリウッドの典型的なセレブ家族のワイス家。父(ジョン・キューザック)は、テレビ番組も持つセレブ向けのセラピストで、ドラッグの問題を乗り越えた超有名子役の息子ベンジーと、ステージママの母クリスティーナと暮らしている。何不自由なく富と名声も手に入れたように見えるワイス家だが、実はこの一家には封印された秘密があった。ワイスのセラピーを受けている、落ち目の有名女優ハバナ(ジュリアン・ムーア)は、知人の紹介で顔にヤケドの跡がある少女アガサ(ミア・ワシコウスカ)を個人秘書として雇う。実はこのアガサは、ある問題を起こしてフロリダの施設に入れられたワイス家の長女だった。アガサがハリウッドに戻ってきたことにより、一家の封印された秘密が明らかに。やがて、一家や周囲の人々の歯車が狂い始める――。本作は、実際にハリウッドでリムジン運転手をしていた脚本家ブルース・ワーグナーの実体験に基づく物語。意外にも、キャリアの長いクローネンバーグ監督が、アメリカ・ハリウッドで撮影を実施したのは本作が初めてとなる。数年前からクローネンバーグ作品への出演を切望し、契約書にサインをしていたジュリアンは、敬遠されがちな“落ち目の女優役”を熱演。クローネンバーグ監督に「素晴らしいモンスターが誕生した!」と言わしめただけでなく、今年のカンヌ国際映画祭で「最優秀女優賞」に輝いた。また、ガス・ヴァン・サント、ジム・ジャームッシュ、パク・チャヌクなど世界の巨匠たちに愛されるミアは、顔にヤケドの跡があり、恐るべき内面を持つ少女を巧みに表現。ほかにも、名声にとり付かれた典型的な成り上がりを演じるジョン・キューザックや、『コズモポリス』で監督に惚れ込み、二つ返事で出演を快諾したロバートなど、文字どおりハリウッドの豪華キャストが濃厚な人間ドラマを練り上げる。鬼才クローネンバーグ監督が、腐敗したハリウッドの実態をえぐり出す物語。極上な“ハリウッド・ゴシック”の誕生に期待が高まる。『マップ・トゥ・ザ・スターズ』は12月より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月03日『セブン』、『ドラゴン・タトゥーの女』など独創的な映像表現と力強いストーリーテリングで世界中の映画ファンを熱中させている映画界の鬼才デヴィッド・フィンチャー。その最新作となる『ゴーン・ガール』が、9月26日(現地時間)に行われたニューヨーク映画祭で、オープニング作品としてワールドプレミアを実施。主演のベン・アフレックを始めとした豪華キャスト陣が登場した。誰もが羨む結婚生活を送っていたニック(ベン・アフレック)とエイミー(ロザムンド・パイク)。しかし結婚5周年の記念日に、エイミーが忽然と姿を消し、夫婦の日常が破綻する。リビングからは争った形跡、キッチンからはエイミーの大量の血痕が発見された。警察は他殺と失踪の両方の可能性を探るが、アリバイが不自然な夫・ニックに疑いの目を向け始める…。この日行われたレッド・カーペットイベントには、主演のベンを一目見ようと多くのファンが詰めかけ、ベンと妻役を演じたロザムンド、さらにニール・パトリック・ハリスらキャストが登場すると、会場のボルテージは最高潮に!その後、世界初お披露目となるプレミア上映はニューヨーク映画祭メイン会場であるリンカーンセンター内のAlice Tully Hallにて開催されたが、1,000人キャパの会場のチケットがあまりに早く売り切れてしまったため、同会場で2度の上映、また300人キャパの会場でも3回上映されるという異例の措置が取られた。主演のベンは、本作に参加して「この作品の魅力はデヴィッド(・フィンチャー監督)にある。リスペクトできる監督とでなければ、演技はしたくないと思った。監督の『カット』の一言で安心でき、演技を終えられる。彼はいつだって『これはこうするんだ』と言うけど、結局、役者が本当にやりたいと要求すればするほど実現する。それがすごくて、オレは心から尊敬できた」とフィンチャー監督の手腕を称えた。フィンチャー監督は、本作の映画化について「ストーリーが持っているパワーに驚いている。ギリアン(原作&脚本担当)が明らかにしてみせたのは、自分がどういう人物に見られたいかだけではなく、どういう人と一緒にいると思われたいかについても自己愛的な投影があるということだった」とコメント。今回の上映後、「『ゴーン・ガール』がNY映画祭開幕早々に閃光を放つ」(Reuters)、「『ゴーン・ガール』NY映画祭を開幕、さっそくオスカーへ直行」(DEADLINE)、「デヴィッド・フィンチャーが『ゴーン・ガール』でオスカーに爆弾投下」(HITFIX)など、多くのネットメディアが報じられ、少し気は早いものの“オスカー”の文字も見受けられた。かつて、2010年にも同映画祭のオープニング作品を飾ったフィンチャー監督の映画『ソーシャル・ネットワーク』が、アカデミー賞8部門にノミネートされ、「脚色賞」「作曲賞」「編集賞」を受賞したことからも、本年度の賞レースを賑わす作品のひとつとして大きな注目を集めているようだ。『ゴーン・ガール』は12月12日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年09月29日『ドラゴン・タトゥーの女』『ソーシャル・ネットワーク』のデヴィッド・フィンチャー監督最新作『ゴーン・ガール』(12月12日公開)が、米ニューヨークで現地時間26日(日本時間27日)に行われたニューヨーク映画祭で、オープニング作品としてワールドプレミアを実施した。本作は、5回目の結婚記念日に、妻が突如姿を消した事件の謎を解いていくサイコロジカル・スリラー。ニューヨーク映画祭では、多くのメディアやファンが詰めかける中、デヴィッド・フィンチャー監督、夫ニック役のベン・アフレック、妻エイミー役のロザムンド・パイクらが姿を現した。また、上映会は、1,000人キャパの会場のチケットが即完売したため、2度の上映を行い、さらに、300人キャパの会場でも3回上映を行うという異例の措置がとられた。上映後には、「『ゴーン・ガール』は、精密に作られたスリラーと各誌絶賛」(LA TIMES)、「『ゴーン・ガール』がNY映画祭開幕早々に閃光を放つ」(Reuters)など、オンライン上で作品を絶賛するニュースが掲載され、「『ゴーン・ガール』NY映画祭を開幕、さっそくオスカーへ直行」(DEADLINE)、「デヴィッド・フィンチャーが『ゴーン・ガール』でオスカーに爆弾投下」(HITFIX)など、早くもアカデミー賞の呼び声も高まっている。デヴィッド・フィンチャー監督は「ストーリーが持っているパワーに驚いている。ギリアンが明らかにしてみせたのは、自分がどういう人物に見られたいかだけではなく、どういう人と一緒にいると思われたいかについても自己愛的な投影があるということだった」と、ギリアン・フリンの原作小説についてコメント。ベン・アフレックは「この作品の魅力はデヴィッドにある。彼はいつだって『これはこうするんだ』と言うけど、結局、役者が本当にやりたいと要求すればするほど実現する。それがすごくて、俺は心から尊敬できた」と監督への信頼を語り、ロザムンド・パイクは「このキャラクターは複雑で、中にいくつもの層を抱えている。女優として、私がずっと演じてみたいと感じてきたものを持ち合わせているのが、この役なの」と演じた役の魅力を語った。(C)2014 Twentieth Century Fox
2014年09月29日『ドラゴン・タトゥーの女』『ソーシャル・ネットワーク』のデイヴィッド・フィンチャー監督の最新作『ゴーン・ガール』のワールドプレミアが現地時間26日に行われた。プレミアはニューヨーク映画祭のオープニングも兼ねており、会場には主演のベン・アフレックをはじめ、ロザムンド・パイク、フィンチャー監督らが登場。チケットは即完売で、急きょ追加上映が3回行われるなど、大きな注目を集めた。その他の写真本作は、アメリカだけで600万冊を売り上げたギリアン・フリンの同名小説を映画化したもの。結婚5年目を迎え、誰もが幸福だと思っていた妻エイミーが突然、姿を消したことから、事件の容疑者として人々の注目を集めながら妻の捜索を続ける夫ニックの姿と、夫婦の間の秘密を描き出いていく。プレミアはリンカーンセンター内のAlice Tully Hallで行われ、1000席ほどの会場で2回の上映を予定していたが、チケットは即完売。さらに300席ほどの会場で追加上映が組まれたが、これらも完売した。会場に姿を見せたフィンチャー監督は「ストーリーが持っているパワーに驚いている。ギリアン(・フリン)が明らかにしてみせたのは、自分がどういう人物に見られたいかだけではなく、どういう人と一緒にいると思われたいかについても自己愛的な投影があるということだった」と語り、アフレックは「この作品の魅力はデヴィッド(・フィンチャー監督)にある。リスペクトできる監督とでなければ、演技はしたくないと思った。監督のカットの一言で安心でき、演技を終えられる。彼はいつだって『これはこうするんだ』と言うけど、結局、役者が本当にやりたいと要求すればするほど実現する。それがすごくて、俺は心から尊敬できた」とコメントした。上映後のレビューも好調で、「デヴィッド・フィンチャーが『ゴーン・ガール』でオスカーに爆弾投下」「『ゴーン・ガール』NY映画祭を開幕、さっそくオスカーへ直行」などの見出しがオンラインに登場している。『ゴーン・ガール』12月12日(金)全国ロードショー
2014年09月29日1999年のデヴィッド・フィンチャー監督、エドワード・ノートン、ブラッド・ピットのW主演のバイオレンス映画の傑作『ファイト・クラブ』の続編が、原作者チャック・パラニュークの手によって、グラッフィック・ノベルとして発表されることが明らかになった。空虚な生活を送るヤング・エグゼクティブのジャック(エドワード)は、謎の男タイラー(ブラッド)に導かれるまま、謎の秘密組織「ファイト・クラブ」のメンバーになる。そこは鍛え抜かれた男達が己の拳のみを武器に闘いを繰り広げる、壮絶で危険な空間だった。タイラーはそのうち「スペース・モンキーズ」という黒服軍団を組織し、その組織は、男たちが地位や名声を捨て殴りあうだけの「ファイト・クラブ」から、現代の社会構造や物質至上主義に疑問を持つ男たちの集まりへと徐々に姿を変えてゆき、さらに、タイラーの発案した「騒乱計画(プロジェクト・メイヘム)」、社会的権威に対する破壊工作をを実行するためのテロリスト集団に変貌していく。畳み掛けるようなストーリー展開もさることながら、実はジャック=タイラーであり、タイラーはジャックの心の中に住む願望を実現する「アルター・エゴ」だった、というラストのどんでん返しが見事な傑作である。ここまでが17年前に描かれたストーリー。チャックが自身のファンサイトに明らかにしたところによれば、続編はそれから10年後が舞台で、今度はタイラーの視点でストーリーが語られる形式をとるらしい。ジャックは10年前の恋人マーラと結婚しており、息子まで授かっているが、まだタイラーはジャックの中に住み、外に出る機会を狙っていた。ある日、息子が行方不明になった(タイラーによる誘拐)時、ジャックは「騒乱計画」の世界に戻ることを決意する、という内容だという。そしてグラフィック・ノベルは数巻からなり、発行する会社が許せば2015年にはその全貌が明らかになるようだ。もしまた、あの圧倒的な暴力描写と一種の世紀末的カオスの世界観が見られるのであれば、ぜひ再びエドワードとブラッドの主演で映画化を望みたい企画である。(text:Mieko Nakaarai)
2013年07月24日