「女の子には優しく接しなさい」と育てられている一般男性の中に、地雷のように隠れているのがDV男。一見優しく、女子のことをとても好きなように見えますが、ある日突然DV気質を爆発させるタイプは確実にいます。恋人になる前から見抜ける、危険な兆候をまとめました。■ カミングアウトしてることもあるよ!「DV歴アリ」女子に暴力を振るう男性は、それが「生まれて初めての暴力」であることは意外に少ないもの。そして、「前の彼女とケンカしたときに、カッとなって小突いちゃったことがあってさ」など、女子との普段の会話の中でさりげなくDV歴をカミングアウトしていることも多いのです。一度でも殴られたら即別れる!派の女子も多いため、見分けるためのフィルタリングとしてそういう話をすることもあれば、「え?ひどい彼女じゃん」と言ってもらうことで、自分を肯定しようとしている場合もあります。「小突いた」なんてライトな言いかたでも、彼らの告白はだいたいが過少申告です。少しでも過去のDVをにおわせる発言があったら、即座に距離を置くのが無難です。■ 自分のお気持ちファースト!「謝れない」DV歴の次に危険なのがコレ。元々男性は謝るのが苦手な人が多いですが、「そんなつもりじゃなかった」「悪気がない」から謝りたくない、という弁解をするタイプはDV気質アリです。自分の気持ちをうまく言い表すことができない口下手タイプも多く、正論で追いつめられると「負けた気がする」と、突然の暴力で逆襲することも。悪気がないとは「善悪の判断がつかない」ということです。そして「自分はそんな気はなかったけど、この人は傷ついたんだな」と、自分と他人を分けて考えることができない人だとも言えます。自分の気持ちファーストで行動するクセと妙なプライドが同居しているタイプには注意が必要です。■ 愛じゃないよ執着!「大量のLINE」基本的に、愛情表現が強火すぎる男性は、DVまではいかなくとも、危険な人が多い傾向です。仕事中など、LINEを返せない状況だとわかっているのに何度も何度も送ってきたり「何ですぐ返事ができないの?」などと聞いてくるタイプは危険。女子はこまめなLINEを好みますが、男性のLINEが「ひっきりなし」までいくとちょっと疑いの目が必要。相手の状況を想像できなかったり、自分の送った内容を顧みず、返事が来ないなら来るまで送るなど、強引な対処に出る人はDV気質アリ。いい年の男性が、相手の仕事やほかの人間関係を無視した行動に出ている時点で、不安定でかっとなりやすい性質を押さえ切れていない証拠です。基本的に人の気持ちを試すのが好きで、想像力がない割に妄想は豊か。勝手に傷ついては「俺のことなんてどうでもいいんだろう!」と、女子が言っていないことを勝手に脳内で補足して怒りだしたりします。「ちょっとこのペース、社会人男性としてはおかしくない……?」と思ったら、フェイドアウトの準備を。■ 「頭おかしいじゃん」って思うでしょ?でも……どれも「え、こんなの頭おかしいじゃん」と思いますよね。でも、彼らが見せるのはこんなマイナス面だけではありません。何もないとき、そして女子を殴った後は思い切り優しいんです。その落差に、少しでも女子の恋愛感情が加わると、「離れられない」「ほかの人のことはこんなに好きになれない」など、女子サイドも思ってしまうものです。自分の違和感を無視しないこと、恋に落ちる前の見極めが大事です。(中野亜希/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2018年12月12日気が短い、口が悪い、すぐ手が出る……という男性は、往々にしてDV男になりやすいと言われています。ですが、一見いい人に見えるし、頼もしそうなのに、実は隠れDV男だった!という男性も最近はいるんです。そんな今どきのDV男予備軍を見分けるコツを紹介します。こんな特徴のある男性には要注意ですよ!■ キュンとしちゃうのに?お前を守ってやるという男に要注意「お前を守ってやる」という男性、少女マンガのかっこいいヒーローによく見るタイプです。女性なら、こんなセリフ吐かれたら、キュンキュンしちゃいますよね?ですが、こういうセリフを言いがちな男性には要注意です。「守ってやる」と言いますが、こういう男性はいったい何から守ってくれるつもりなのでしょうか?現代社会において、道に狼やマンモスがいるわけではありませんし、強盗などの悪人にもなかなか遭遇する機会はないものでしょう。そんな現代社会の中で本当に守ってもらいたいのは、安定した生活であり、煩わしい人間関係からの脱却であります。例えば、仕事に家事にと手いっぱいな時に自然と手伝ってくれる、知り合いの心無い一言で傷つけられそうになったときにちゃんとフォローしてくれる。こういうものは、自然な行動から起こるものですよね。「お前を守ってやる」というセリフを吐いてばかりいるのは常に力関係を意識している証拠です。守ってやるという言葉は対等ではありません。対等でない人間関係は時として、支配関係になりやすいですよね。一見優しそうな言葉の裏に相手を独占したいという意識が見て取れます。■ 理由を言わずに不機嫌になる一昔前はぼくとつで実直とされてきた、寡黙な男性。ですが、現代社会において、何かあると不機嫌になるけれど、理由を言わない人など、口で説明するのが下手な男性はやっぱり問題です。これだけ多様性が認められている現代において、言葉は本当に大事なものです。昔は男ってこういうもの、女ってこういうもので済んだかもしれませんが、今は結婚するしない、子供を産む産まないということでさえも、みんな違う意見を持っているので、話し合わなければそのすり合わせもできません。それでなくても最近の学校教育はディベートの授業なども盛んで、男女関係なく弁がたつ人が多くいます。そんな中で、口で説明するのが下手な男性が自分の思い通りに勝ち残っていけるのは腕力だけでしょう。口で説明できないなら力でねじ伏せるしかないですね。■ おわりに男と女も対等な関係でいるのはなかなか難しいもの。ちょっとしたバランスで上下関係に傾いてしまうものです。それでもDV男は絶対にだめ。いくら好きでも暴力を振る人とは長く一緒にはいられません。これらの特徴が当てはまるからといって、必ずしもDV男確定!というわけではありませんが、引っかかる部分があればよく観察して見極めてくださいね。(愛カツ編集部)(如月柊/ライター)presented by愛カツ ()
2018年12月08日女性に対してDVをしてしまう男性というのは、少なからずいます。絶対に暴力だけはイヤだと思っている人も多いと思いますが、彼氏がもし暴力をふるってきたらどうしますか?許せるでしょうか?それとも即座に別れるでしょうか・・・。実は、DVには治るものと治らないものがあり、DVをふるわれても治るDVであればお互いに努力していく事で関係を良くしていく事もできるといいます。治るDVと治らないDVについてお届けします。1. DVは男だけのせいじゃない!?DVは絶対に許されないことを前提で書きますが、男性は女性よりも言葉でコミュニケーションを取るのが苦手な生き物です。小さな男の子が上手く言葉で伝えられないと、お母さんを蹴ったり叩いたりしてしまいますよね。あの状態に大人になっても陥ってしまうというのです。暴力をふるうことは絶対によくありませんし、暴力をふるう人間は最低です。でも、コミュニケーションの取り方次第では、DVを防げるということを胸に留めておく必要もあるのです。2. 治るDVとはどんなもの?DVをしてもそれを深く反省できる人であれば、恋人の協力で2度とDVしないという状態に持っていくことは出来るといいます。例えば、「溜め込み型」です。口下手で上手に反論が出来ないために、彼女への不満がドンドン蓄積。我慢できなくなってしまい、口では反論できないので手が出てしまうというDV男性の特徴です。また、「激高型」と呼ばれるDVも治りやすいといわれています。激高型は、男性のここだけは触れて欲しくないという部分に彼女がズケズケと触れてしまったがために、手が出てしまったなどというパターンです。例えば、「お給料少ないね」「セックスが下手」などと言われてカッとしてしまったなど。この2つのケースの場合、お互いに悪い部分があり手が出てしまったという状態。この2つのDVパターンであれば、女性が少し落ち着いたものの言い方をする、伝え方を変えてみる、ゆっくり話し合うという作戦を取る事で改善する事も多いと言われていますよ。3. 治らないDVってどんなもの? (1) 言葉の暴力とワンセットになっている「うるせえこのブス」など言いながら暴力をふるうようなDV男性は、女性を完全に見下しています。自分の立場が上である事を証明するためにDVを行うので、気に食わない事があれば、女性に対してすぐに暴力を振るようなタイプが多いのも事実。 (2) 暴力を悪い事だと思っていない例えば平手打ちという暴力を男性が振るったとして、「グーで殴ってないだけマシ」とか「こんなの痛くないだろう」なんて言う男性のDVは一生治らないのですぐに逃げてた方がいいでしょう。相手の痛みが分からない人であり、DVがエスカレートしてしまう可能性も高いと言われています。 (3) コントロールするためにDVをする自分の言う事を聞かせるためにDVを行うタイプ。これも治らないのですぐに別れたほうが良いでしょう。自分の思い通りにならないと、暴力という「恐怖」で相手を従わせようとします。恐怖で人をコントロールしようとするタイプは本当に危険です。 (4) 暴力を女性のせいにする「お前が言い過ぎるから」「○○しなければこうならなかった」などと言い、自分の暴力を彼女のせいにする男性のDVは治りません。自分がDVする事を正当化することに気持ちが囚われ、問題解決しようという気持に至りません。こういう男性は、時間が経つと「お前がもうしないって言うなら許す」とか「痛かったよなごめんな・・・でも」と優しくする事も多いので気をつけなくてはいけません。基本的に女性に暴力をふるう男性は、どんな理由があっても許されないと私は思っています。でも、好きだから乗り越えたいという気持ちを持つ女性もいるでしょう。そんな時は、努力して治るDVなのか、治らないDVなのかを見極めて、彼のそばにいる決意をするべきだと思います。written by 亀ぱんだ
2018年08月07日こんにちは、美佳です。女子の中には、彼から「バカ」などのきつい言葉を浴びせられる、男のいる飲み会に行くのを禁止されて常にGPSで監視されている、などなど彼の行き過ぎた言動に対し反発するのではなく「彼は私を愛しているから、私にちょっと厳しいんだ」と、正当化してしまっている人いません?けどそれ、ただのデートDVという可能性も無きにしも非ず・・・。彼の言動が愛情かデートDVか、今一度見直してみましょう。■■デートDVとは5つのタイプDVデートDVとは恋人間の間でおこる暴力のことで、単に殴る、叩くなどの「身体的暴力」だけでなく、「精神的暴力」「行動の制限」「経済的暴力」「性的暴力」の5つのタイプに分けられます。さっくり述べますと、◎「身体的暴力」殴る、蹴る、髪を引っ張る、物を投げる、殴るフリや刃物等で脅すなど、文字通り身体的な暴力。◎「精神的暴力」「バカ」「デブ」等の言葉の暴力。「女のくせに」などの性差別発言。大声で怒鳴る、無視する。「別れたら自殺してやる!」などの心が傷つく暴力のこと。◎「行動の制限」「他の男の連絡先は消せ」「他の男と口きくな」等の行動の制限。GPSで常に居場所を監視する。趣味をやめさせたり、友達との約束を却下するなど、無理やり自分の思い通りにコントロールする暴力。◎「経済的暴力」デート代を支払わせる。高価なプレゼントを要求する。「返すから」と言って返したこともないのにお金を借りる(お金を渡さないとキレる)などの金銭面で相手を苦しめる暴力。◎「性的暴力」体調が悪いからと断っても無理やりエッチさせられる。望まないプレイを強要される。避妊を求めても避妊に協力してくれない。恥ずかしい動画や写真を撮影しようとする。など、望まないエッチをさせられること。「あ、彼に当てはまる・・・・・・」と思った女子!それ、彼の単なる嫉妬とかわがままではなく、デート DVじゃないですか?■■嫌なことを「強要」されるならDVと捉えていいとはいえ、情があると単に彼の嫉妬なのかわがままなのか、それともデートDVなのかわからないこともありますよね?まぁ、嫌なことを強要してくるのならデートDVと捉えていいのではないでしょうか。あなたにきちんと拒否権を行使できるのであれば、嫉妬や愛情ゆえではあるけど、彼の理解が足りなかっただけの言動とも言えるかもしれませんが、普通に考えて、嫌がることを「強要」するって、愛情からくる行動ではないですから。また逆にあなたが彼にデートDVをしてないかも考えてください。彼のスマホ勝手にチェックして女子の連絡先消してません?彼のSNSを常に監視し、気に食わないことがあると激怒したりしてません?「誕生日はエル〇スのバッグじゃなきゃヤダ!」など、無理に高価なもの買わせようとしてません?彼からのデートDVもそうですが、自分も彼を苦しめていないかちょっと気をつけてみてください。■■おわりに「きっと彼は変わってくれるはず!」と、彼のDVに悩まされながらも彼に愛情を注ぎ続ける女子もいるでしょうが、筆者的には、変わってからまた付き合いましょうよ・・・・・・と言いたいところ。とはいえ、好きだとなかなか離れられないですよね。なので、周りの人または相談窓口などでアドバイスをもらうのもいいかもしれませんよ。(美佳/ライター)参考:『デート DV110番』高崎市市政情報DV(デートDV)ってなに?(ハウコレ編集部)
2018年07月05日「付き合ってから精神的にツラい」とか「度々、泣かされることがある」など、彼のいきすぎた言動に傷ついたことがある女子もいるはず。それ、もしかしたらデート DVの可能性が……。いわゆる暴力だけがDVではありません。「私のことを愛してるから厳しいんだ」なんて、彼の言動を正当化しないで。今回はデートDVの特徴をいくつかご紹介しましょう。■彼氏を怖いと思う時がある・傷つく何か気に食わなかったのか、急にあなたをにらみつけてくる。怒っているのか、わざと大きな物音を立てる。機嫌が悪いとひたすら無視する……などなど、彼のことを怖いと思う時があるのなら、それも一種のデートDVかもしれません。また、「バカじゃねーの?」「デブ」「ブス」のような傷つく言い方をしてくるのなら愛情の裏返し云々じゃなく、デートDVと言えるでしょう。男子の中にはジョークのつもりで「バカ」とか「デブ」と言う人もいますが、普通に考えて、冗談でもパートナーに言うべきではないですよね?素直に「傷つくから言わないで」と伝えて、彼が言わなくなるならいいけど、直らないなら離れたほうがいいでしょう。■勝手にスマホチェック&連絡先を消せあなたの許可を得ずにスマホをチェックして「男友達の連絡先を消せ」なんて命令する。交友関係を過剰に制限する。「俺からの電話にはすぐに出ること」と強要する。……という感じで命令、制限、強要をしてくるのなら愛情や単なる嫉妬ではなく、デートDVの可能性大。また、先に友達と遊ぶ予定が入っていて、彼の誘いを「今度にしよう」と断ったら不機嫌になる、友達との約束を却下するなど、あなたの予定を乱す、彼のその行動に愛情はありません。「何よりも俺を最優先しろ!」的な態度は彼の甘えやわがままではなくDVです。■したくないのに無理やりエッチする普段はOKでも、体調不良や生理でエッチしたくない時もありますよね?「今日はちょっと調子悪くて……。ごめんね」と彼の誘いをやんわり断っても、無理やりエッチしようとする彼は、あなたのことなんて微塵も愛していないでしょう。恋人の体調を心配するより、自分の性欲を優先させる彼と一緒にいたら心が荒みますよ?筆者も過去に、お付き合いしてた人に誘われ「今日は疲れたからごめん」と断ったのに、無理やりされたことがあります。その時は心底気分が悪くなり「この人は、自分の性欲を満たすことしか考えてないんだな……。一緒にいるのは時間のムダだ」と思って、翌日別れを告げました。同意のないエッチはレイプと変わりません。思いやりのカケラもない男子に、自分の貴重な時間や心を捧げる必要はないですよ。■お金を巻き上げる・自殺すると脅すあなたから平気で何度もお金を借りる。デートで毎回のように「あ、財布忘れちゃった」とか「おごってよ」と言うのもデートDVの一種でしょう。ムダに負担をかける彼と一緒にいたら、破産してしまうかも。なお、女子の中には彼の言動に我慢できず、ちゃんと(?)別れを考える女子もいるはず。でも、別れ話を切り出すたびに「別れたら自殺してやる!」などと脅してくる男子も一定数います。優しい女子は「私がフったら本当に死んじゃうのかな……」と、不安から別れられないでしょう。でも、自殺をほのめかす男はたいてい口先だけ。なので「自殺をはかろうとしてる人がいますって、警察に連絡するね」とだけ言って、さっさと去ったほうが安全です。■終わりに彼と一緒にいると、その言動が甘えやわがままなのか、それともデートDVなのか、わからなかったりしますよね。上記の通り、暴言、命令、制限、強要、脅し……を感じるのなら、デート DVと思っていいですよ。すっぱり別れるか、上手く別れられないのなら、周りにいる信頼できる人や、相談窓口などに相談しましょうね。
2018年06月28日精神的に被害を受けるモラハラと精神的DV。どちらも被害者の心を蝕ませる行為ですが、このふたつの細かな違いをご存知ですか?一見似ているふたつの精神的被害の違いや、モラハラ・精神的DVを行ってしまう人の特徴についてご紹介します。モラハラと精神的DVの違いとは?モラハラとはモラハラとは「モラル・ハラスメント」の略。その名のとおり「モラル(道徳)」を振りかざし、自分と世間一般の常識が正しく、相手が悪いといった考えかたから振るわれる精神的暴力がこれに当たります。世間一般の常識と比較しながら「こんなことも言われないとわからないのか」「だからおまえはダメなんだよ」といった発言をすることが多い傾向にあるようです。被害者が「悪いのは自分なんだ」「自分が間違っているんだ」という意識を刷り込まれ、被害者であることに気づきにくいのもモラハラの特徴です。精神的DVとは?DV(ドメスティック・バイオレンス)は、夫婦間や広義では近親者間の暴力全般のことを差しますが、そのなかでも精神的な被害を受けるものが精神的DVと呼ばれています。モラハラとの違いは、加害者が正しいと考えているのが単純に自分であること。 加害内容は言動だけに止まらず、夫婦の場合であれば「生活費を渡さない」「お金を勝手に使う」「家計管理を過度に束縛する」といった経済的なものも見られるようです。また、「交友関係を制限され、友人や実家家族に会いに行けない」「人前でバカにする」といった社会的なものも精神的DVのひとつです。モラハラからDVに発展するケースもモラハラの度合いが悪化し、DVに発展してしまうケースもあるようです。一般的なモラハラは外での態度には問題がないことが多く証明しづらいのも特徴ですが、暴力を振るわれた場合は、言い逃れのできない証拠になります。エスカレートしていく可能性も高いため、速やかに家を出る・警察に相談するといった対策をとりましょう。 どうしてモラハラ・精神的DVをしてしまうのかでは、なぜ加害者はモラハラ・精神的DVを行ってしまうのでしょうか。そうした行為を行ってしまう人の性格的な特徴と、それに至る原因を挙げてみます。モラハラ・精神的DVを行ってしまう人の特徴精神的DVは「自分が」、モラハラは「自分を含めた世間が」正しいとする思考によって行われます。原因となる性格には、極端なプライドの高さが挙げられるでしょう。男女を問わず、極端にプライドが高い人はささいなことで攻撃的になることが多いのではないでしょうか。また、異常に「自分だけが大好き」といった人や、自分の言動によって相手がどう感じるのかを想像できない、想像しようとしない人も多く見られるようです。モラハラ・精神的DVを行うに至る原因こうした性質・性格に至るには、生まれつきの気質以外にも原因があります。極端に過保護に育てられた結果、自己愛精神が肥大化してしまったケース。また、ネグレクトや虐待など、適切な愛情を親から受けられなかった場合も、極端な自己愛に陥ってしまう原因になる可能性が高いと言われています。本人には「自分が異常だ」という意識がないことがほとんどで、そのため改善は難しいとされています。周りの人間によって改善に向かう期待値が低く、適切な距離を取ったり、病院での治療を受けさせるといったことが必要になります。 まとめ離婚原因にもなりえるモラハラ・精神的DV。精神的被害は立証が難しいものではありますが、証拠を用意するなど手順を踏めば、慰謝料の請求も可能な被害です。精神的なダメージは回復までに長い時間を要するもの。今回ご紹介したような言動・行為がみられる場合は、「自分は被害者なんだ」という意識を持って対応を考えることをおすすめします。 参考:モラハラ夫・自己中夫の事例と見極め方心が傷つく言葉の暴力!モラハラと精神的dvの違いとは?dvとモラハラの違い
2018年06月22日セフレ、不倫、お金にだらしない彼氏やDV男との恋など、ダメ恋にハマりがちな人は必見!どうすればダメ恋を抜け出して、幸せな恋愛ができるんでしょうか?「私は私。彼は彼」というキッチリした線引きが、何より大事なんです。文・沙木貴咲報われない恋は、本当の恋じゃない!恋愛メンタルアドバイザーの沙木貴咲です。恋愛は楽しいもののはずなのに、不倫したり、DV男と付き合ったりすると、「もう恋なんてしたくない」と思っちゃいますよね。気づけばダメ恋をしているという女性は、どうすれば幸せな恋ができるんでしょうか?不幸な恋をしがちな女性は、こんな思考をしがちかもしれません。「こんなに想っているのに報われない……でも構わない」「私は大好きなのに粗末に扱われる……それも仕方ない」満たされない恋ならやめればいいんですが、不幸な恋をする人は、「それでも彼が好き」と我慢してしまうんです。これは、自己肯定感が低い証拠。自分の価値が正しく把握できず、必要以上に自身を見下してしまいます。もっと幸せになれる恋があっても、なかなか気づけないでしょう。自分がムリをしても、彼に見捨てられたくない。自分が我慢してでも、彼のご機嫌を取ってしまう。彼のお願いに「NO」が言えない。そうした傾向こそ、セフレ、不倫、DVといった不幸な恋の原因になるのです。「私は私。彼は彼」という線引きをしっかり!自己肯定感が低い人は、繊細な心を持ち、他人の気持ちを汲むのが上手です。本来それらは長所といえるんですが、恋愛においては「相手に気を遣いすぎて、ムリをしがち」という短所にすり替わってしまいます。そのため、不幸な恋にハマらないためには、まず「私は私。彼は彼」という線引きをしっかりすることが大事。恋人とはそもそも、保護者でもなければ、ご機嫌取りでもありません。お母さんみたいに彼氏の面倒を見る必要もなく、彼がご機嫌であるよう気を遣わなければいけないわけでもないんです。我慢をして、苦しい思いまでして彼を繋ぎ止めても、それは本当の愛じゃありません。自分の仕事が忙しかったり、体調が良くなかったりすれば、堂々と「NO」と言っていいんです。CASE1:ワガママな彼氏彼氏が終電間際に「会いに来て」と言ってきたけど、明日は朝イチで会議があって、いつもより早く出勤しなければいけない場合。「ごめんね。今夜はちょっと難しいけど、週末だったら会えるよ」と言って、自分の体力とスケジュールを優先してください。そこで彼が機嫌を損ねても、それは彼の問題。「私が彼を不機嫌にさせた」とは思わないように。あなたが自分の仕事を大事にして何がいけないでしょうか? 夜中に会いたい彼の気持ちに、あなたの予定がマッチングしなかっただけ。それ以上でもそれ以下でもありません。CASE2:お金がない彼氏「私がお金を貸さないと、彼は月末まで生活ができない」という場合、金欠はあくまで彼の都合。あなたはお母さんではないので、生活費を渡す必要はありません。恋人関係で生活費をやり取りするのは、依存とみなされてしまう行為。お金がなくて困っていても、「それは彼の都合。彼の責任」と思ってください。それで彼があなたに文句を言っても、悲しまないように。この状況で明らかになったのは、「彼は金銭的な依存があるタイプで、一緒にいても幸せになれない」という短所です。そこに目を向けて、彼に巻き込まれないよう自分を守るんです。CASE3:彼氏に依存してしまう彼氏に振り回されるだけでなく、自分が彼氏に依存して振り回すケースもあるかもしれません。つねに彼と連絡を取り合わないと不安だとしても、四六時中LINEをしたり、彼のツイッターやインスタを監視したりするのは、ちょっと……。重い彼女と思われてしまいます。彼氏とはいえ、赤の他人。彼女も入り込めないプライベートテリトリーはあるものです。また、「彼に気に入ってもらえるよう、彼の色に染まる(彼の中に自分の居場所を作る)」ではなく、「自分らしくすることで、彼を好きにさせる」と考えるようにしましょう。彼の中に自分の居場所を作ると、個性がなくなり、彼への依存が強くなります。でも、対等に良い関係を続けるには、あなたはあなたでいたほうが良いんです。長所を活かして!セフレや不倫、問題のある彼とのお付き合いにハマりがちな人は、愛情深くやさしいタイプ。『私は私。彼は彼』という線引きがしっかりできると、最高の恋愛ができます。我慢をしないでお互いを尊重できる関係が築ければ、大きな幸せになれる恋ができるはずです!©JNemchinova/Gettyimages©SrdjanPav/Gettyimages©Mixmike/Gettyimages©nd3000/Gettyimages
2018年06月03日リアーナ&元彼クリス・ブラウンのDV事件をジョークにした広告を掲載してリアーナから痛烈批判を受けた「スナップチャット」が痛い目を見ることになった。同アプリを運営している会社「SNAP」の株価が下落し、約840億円(800万ドル)の損失を出したという。「CNN」などが伝えた。2009年、リアーナは当時交際していたクリスに暴力を振るわれ裁判沙汰に。先週、ゲームアプリ「Would You Rather?」(どっちを選ぶ?)はこの事件をネタとして「リアーナをひっぱたたく」、「クリス・ブラウンをパンチする」という二択の選択肢を表示した広告を作成し、それを平然と「スナップチャット」が掲載していたことからリアーナは激怒、「スナップチャットを削除して!」とファンに呼び掛けていた。世界の歌姫の1人であるリアーナの影響力は大きく、株価は下落。同社は今月のみならず、先月もカイリー・ジェンナーのツイートで大きな痛手を受けた。2,500万人のフォロワーを持つカイリーが、「もうスナップチャットを使ってないのって、私だけかな?悲しいことよね」とツイートしたのだ。カイリーのこの一言で「SNAP」の株価は暴落し、損失額は約1,380億円(13億ドル)に上ったと言われている。当時「スナップチャット」は新デザインを取り入れ、120万人以上のユーザーが「使いにくい」として反対署名を行っていた。(Hiromi Kaku)
2018年03月19日ライター&コラムニストharakoが、実際に既婚女性100人にインタビューをし、結婚までのプロセスや心境の変化をお伝えする連載です。第8回目は、DVが治らず別居まで余儀なくされた、Sさんのお話です。“男性を信じること” が怖くなった、私……。【実録♡ 結婚プロセス100人インタビュー 】vol. 8実は、私バツイチなんです。今は、優しくて大切に守ってくれる新しい旦那がいるので毎日幸せですが、20代は大変な毎日でした。初めての結婚は、大学時代の先輩で、在学中に2年交際していて、卒業後にすぐ入籍しました。彼は、すごくおっとりしている性格で、学校も同じだったし、周りの同級生も知っているし。相手の両親もすごく結婚に対して歓迎してくれていたので、特に将来に不安を感じることもなく、結婚を決めました。しかし、旦那が海外出張を終えてしばらくしたある日、彼が突然仕事をやめてきてしまったんです。相談もなく。とにかく「もう、疲れたから」の一点張りで、何があったのかも詳しく教えてくれませんでした。まじめで堅実な旦那だし、ちゃんと将来のことは考えているはず。おそらく慣れない海外での仕事でストレスを感じたんだろうと思った私は、旦那を追い詰めることなく、次の仕事が見つかるまでは、なんとか家庭を支えようと仕事をたくさん増やしました。徐々に増えていく、旦那の暴力私は、20代の頃からもモデル業をしていたこともあり、短時間でサクッと稼げる、イベントガールやコンパニオンの仕事をしていました。正直、短いスカートを履いてティッシュやアメニティを配る仕事は好きじゃありませんでした。でも、とりあえず旦那が仕事見つかるまでは! と、焦って応募してなんとか食い繋いでいたんです。そんな頃、旦那がお酒を飲むと、部屋のドアや家具に八つ当たりするようになって。挙げ句の果てに、私にも手をあげるようになっていきました。お風呂上がりにドアを開けたままドライヤーをしていると、「うるせーんだよ!」と足蹴りしてきたことも。あんなに優しくてまじめだった彼が、なぜ……? それでも私は、「いや、何かの間違い」「きっと今は仕事が決まらずにストレスなんだ」と自分に言い聞かせていました。その気持ちとは裏腹に、暴力がエスカレートし、ついに殴られ、私の顔にアザができてしまったんです。嘘ばっかりの “大丈夫” に、不信が募る10年近く、そんな生活に耐えていましたが、本当に信じられなくなって、初めて彼の両親に暴力について相談したところ、一度別居することになりました。そして、1年後「もう一度やり直そう!」とリスタートした矢先。たった2週間で、また元の暴力旦那に戻ってしまったんです。「大丈夫、なおすから」「次こそ、大丈夫」そんな、嘘ばっかりの “大丈夫” ばかり並べられて、男性不信になり離婚を決意。夫婦って距離が近いように見えても、相手のことを全然わかっていなかった気がして、なんだか自分の結婚生活が空白に感じた時でもありました。そんな時に、音楽で知り合った男友だちがいました。特に恋愛感情はなかったけれど、一緒にご飯にいきながら好きな音楽ネタで盛り上がるのが楽しくて、よく2人で会うようになったんです。イケイケ男子に、軽い告白を受けたその彼から「結婚ってどう?」と聞かれても、苦笑いで「本人次第だと思うよ〜」なんて上っ面で返事をしていましたね。前の旦那の暴力についてや、離婚理由は特に話していませんでしたが、結婚していたことは知っているので、たまにそんな話題もちらほら。正直、その男友だちはいわゆるイケイケな感じで(笑)。共通の人からは「アイツは遊んでるよ」「近づくのはやめときな〜」なんて、忠告を受けることもありました。そんなある日、男友だちから「ねえ、Sちゃんのことが好きかもしれない」と告白されました。でも、前の旦那に裏切られ続けたこともあり、申し訳ないけど信用できなかったんです。その “好きかもしれない” という言葉が嘘っぽく聞こえて……。どうせみんなに言ってるんでしょ? 噂も聞いてるよ。と心の中では、男性不信が膨れ上がるばかり。楽しくワイワイしているだけが心地よかったし、深い関係にはなりたくなかったので、連絡の頻度を落としながら少しずつ距離を置いていきました。ポロポロ泣きながら、「やっぱり好き」それから1年以上、連絡を控えていたんですが、どうしても連絡をしなければいけない用事があって。「元気にしてる〜?」なんてメッセージから、また連絡を取り始めるようになり再会したんです。彼は、久しぶりに会ったにも関わらず「俺、まだSちゃんが好きなんだよ」「ただ一緒にいて欲しいんだ」と、前と変わらぬ想いをポロポロ男泣きしながら、伝え続けてくれたんです。だんだん、今度は幸せになれるのかな?って期待するようになって。次こそは、温かい家庭を作りたいって……。そんな願いを込めて、交際期間は少ないものの、35歳で再婚を決意。子どもが欲しかったこともあり、妊娠するのに時間がかかることも想定して、入籍と同時に妊活もスタートさせました。その結果、ありがたいことにすぐに妊娠することができました。今は、お腹も大きくなって、生まれてくる子どもが楽しみで待ち遠しい毎日です。次こそ、笑顔あふれる家庭を作っていきたいと思います♡ 前向きに! 一度きりの人生ですから。お話を聞いて……。まじめで温厚な元旦那さんの暴力は、結婚してから2年目くらいから、少しずつ現れるようになったとか。交際中は気づかないことも、結婚して「旦那」になったら変化することもあるんですね。「近い存在だと思っていたけど、本当は相手のことを知らなかった」と、心の内を話してくださいました。現状を飲み込むのに、約10年の月日が流れています。“信じたい気持ち” を手放して、新しい人生を歩まれたSさん、本当に幸せになってくださいね! 赤ちゃんが楽しみです♡(C)martin-dm/Gettyimages(C)yacobchuk/Gettyimages(C)SIphotography/Gettyimages(C)gpointstudio/Gettyimages
2018年03月17日優しい彼、カッコイイ彼…うわべだけで判断して、付き合ってから大変なことに!なんてことは絶対に避けたいですよね。でも、案外多いのが「DV男」。一見穏やかそうなのに、ちょっとしたことで豹変する恐ろしい存在です。そこで今回は、付き合う前にチェックすべき「DV男の特徴」について3つ、紹介していきます。まずは、DV男の手法を知ろう暴力で相手を支配するDV男。まずは、あなたの心理に上下関係を作ります。あなたが下で、彼が上。その基本の構図を作るために、まずは様々な物言いをしてあなたの自信を奪い、周囲の人間関係を奪います。あなたのことを支配しはじめてから、あなたが言うことを聞かなかったとき彼は暴力をふるうのです…「言うことを聞け!」と。そこでまずは、どうやって上下関係を構築していくのか、3つの特徴をチェックしていきましょう。特徴1:あなたの友達のことを否定する・悪く言う自分だけの女にしたい…そう思う暴力男は、まずは友人知人との付き合いを疎遠にさせようと仕掛けてきます。何の気なしに「今日、友達のS子がさー…」と話したことについて、「S子ちゃんは良くないね」「関わるのをやめたら?」「あまり深入りしないほうがいい」などと全力で否定してきます。自分の友達を否定されると、悲しいですよね。友達付き合いくらい自分で決める!そう思いつつ、大好きな彼に距離を置くように言われたら、言うことを聞いたほうがいいのかな…と思ってしまいます。その心理を利用して、DV男はどんどんあなたを孤独にします。特徴2:あなたより優れた人のことを褒める上を見たらキリがないのが社会です。自分よりもっと稼ぎが良い人がいるし、多くの人に認められている人だっています。人と比べても仕方のないことが多くある一方で、DV男はあなたと他の誰かを頻繁に比べます。そして、あなたより秀でた人を褒めるのです。つまり、あなたより優秀な人間はたくさんいるよ…ということを暗に話しているのです。深く考えずに聞いているつもりでも、いつの間にか「わたしってダメな人間なんだ」とか「わたしより優れた人はたくさんいる」と卑屈になってしまうのです。そんな卑屈になったあなたに「そんなお前でも俺は一緒にいてあげるよ」なんていつの間にか上から目線で接してくるのです。特徴3:あなたの成果を認めない努力が正当に認められたときって、嬉しいですよね。仕事でもプライベートでも、なんらかの良い結果を出したときは褒められたいものです。でも、DV男は成果を認めることはありません。もっと上を見て「そこで満足してていいの?」「もっと頑張れるんじゃないの?」とムチを打ってきます。その結果、自分が頑張ってやりきった結果が認められないことで「彼の期待に応えられていない…」とまた落ち込むことに。彼の希望を叶えるためにはもっと努力が必要なんだと自分自身を大切にすることができなくなってしまい、彼がDV男だということに気付けなくなってしまうので注意が必要です。おれ?おかしいな…と感じたらどうすべきか彼と一緒にいて様々な会話をしていくなかで、この3つの特徴に気づいてしまったら、あなたはどうすべきでしょうか。・彼のことがそれでも好きな場合DV男が暴力的ではない行動をするのは、女性が自分の言うことを聞いているときだけ。自分にとって思い通りにならない場合は、とにかく当たり散らしてくるようになります。特徴を掴み、危険を察知した段階で別れを選ばないのであれば、これから先、友人知人を無くし、自分自身の自信も無くす…ということを覚悟しなければなりません。彼だけのためのあなたになってしまっても良いのか、一度冷静になって考えるべきでしょう。・彼とは縁を切っておきたい場合いきなり別れを切り出したところで、「お前は俺とじゃないとうまくいかない」とか「お前には俺が必要だよ」といったようにあくまでも「お前は一人ではダメだ」と言ってくることでしょう。彼の言い分は聞かず、暴力を振るわれる前にお別れするのは大正解。ただ、2人きりで別れ話しをすると、カッとなった彼からなにをされるかわかりません。カフェやファミレスといった、不特定多数の目がある場所で別れを切り出すか、友人知人に一緒にいてもらって別れ話しをすることをオススメします。別れたくても別れられない…となってしまっては遅すぎます。あなたの人生は、あなただけのもの!あなた自身が自信を持って輝くためには、DV男なんか不要です!特徴を掴んだら、まずは冷静に考えてみて。そこから、正しい判断をしていきましょう。Written by みっこ
2018年03月08日専業主婦が被害者になることが多いと言われている“経済的DV”ですが、みなさんは具体的にどのようなものかご存知でしょうか?経済的DVには、配偶者に生活費を渡さない、配偶者が働くことを認めない、仕事を辞めさせる、家計の管理をどちらか一方がすべて行う、家庭の財政状況を明かさない、配偶者に無断で借金する、自分は働かずに配偶者だけに働かせる、配偶者に内緒で借金をする、などの行為が該当するそうです。これらの行為によってパートナーの経済的な自由を奪い、相手を追いつめる ことを経済的DVと言います。「もしかして、うちも……?」という心当たりのある方はいらっしゃいませんか?今回はそんな経済的DVについて、被害者の体験談と対処法をご紹介していきたいと思います。●経済的DV被害者の声●仕事を辞めた後も生活費を半分しか出してくれない『妊娠を機に仕事を辞めました。それまで、生活費として毎月お互いにそれぞれ同額で9万円ずつ(家賃分含む)を出し合っていたのですが、私が仕事を辞めてからも夫が出す金額が変わらなかった んです。「働いていないんだから、私の分も出してくれないと足りない」ということを伝え、今まで私が出していた分も出してくれるようにお願いしたのですが、夫は断固拒否。私の貯金から出せと言われました。しかも、それが嫌なら働けと……。夫の収入は30代前半で年収600万円ほどなので、毎月18万円の生活費を出すくらい苦ではないはずなんですが……。子どもが2歳くらいになったら私もまた働く予定なので、それまでは夫の収入だけで生活をと思っていたのですが、まさか私の貯金を崩しながらの生活を強いられる とは思ってもみませんでした』(20代女性/専業主婦)この方、仕事を辞めるときにはもちろん旦那さんに相談したそうです。そのとき、「妊娠中〜子どもが2歳になるまでは働かなくていい」と言われたといいます。けれど、旦那さんは「働かなくていいとは言ったけど、生活費をすべて俺が出すとは言ってない」とのこと。旦那さんは元々、奥さんが働かない期間は奥さんの貯金を切り崩して生活費を出すものと思っていたようです。しかし、専業主婦には収入がないのですから、「働かなくていい」と言われたら、普通は養ってもらえると思ってしまいますよね。●お金の使い方を細かくチェックされる『うちは共働きで、生活費は折半です。貯金額も毎月いくらと夫が決めていて、残った額がそれぞれの自由に使えるお小遣いになります。ただ、夫は私の収入や支出を細かく管理しているのに、私は夫の収入や支出を教えてもらえていません 。聞いても「教える意味がない。俺がしっかり管理してるんだから余計な心配するな」と言います。何よりストレスなのが、私のお小遣いの使い方をいちいち細かくチェックしてくる点。毎月、何にいくら使ったのか報告し、「それは必要ないよね」とか「洋服1着に1万円以上は出さないこと」「まだ使えるのにどうして新しいものを買うの?来月は洋服買うの禁止」など、ダメ出しされるんです。夫の収入で生活しているとか、貯金できていないとかなら言われてもわかりますが、私が稼いだ純粋なお小遣いに口出しされるのはつらいです。お小遣いの使い方まで夫に管理される なんて、うちだけなんじゃないかって思っちゃいます』(30代女性/会社員)この方の旦那さんは自分自身も金銭管理に厳しいそうで、いわゆる「ケチ」なんだそう。外食や旅行もほとんど行かず、貯金が趣味なのだとか……。貯金をしっかりしてくれるのはありがたいことですが、妻のお小遣いの使い道まで管理して自由を奪うのは経済的DVと言えそうです。●働きに出ることを許さない『私は結婚後、夫に「専業主婦になってほしい」と言われて仕事を辞めました。この時代に専業主婦にしてくれる男性なんて珍しいなと感心したのと、それだけの収入があるんだろうなと気楽な気持ちで家庭に入りましたが、ふたを開けてみたらびっくり。夫の年収は300万程度で、しかも私には内緒の借金があった んです。私に渡される生活費は、借金の返済額と家賃、夫の小遣いを抜いた6万円だけ。これじゃ、子どもなんて産めません。将来も不安だし、働きに出たいと言っても許してもらえず。節約して切り詰めた生活をしていますが、お金のない生活に疲れて、夫に内緒でパートに出ました。でも、すぐにバレて辞めさせられちゃいました 。職場の人たちにも迷惑がかかるので、もう怖くて働くことはできないです』(20代女性/専業主婦)妻に専業主婦になってもらいたい場合は、生活に困らないだけの生活費を渡すことは必須条件でしょう。お金がないのに働きに出ることを許さないというのは、まさに経済的DVの特徴だと言えます。また、妻に専業主婦になることを強要する男性、実は少なくないようです。理由としては、子どものそばにいてほしいから、家庭のことを任せて自分は仕事に集中したいから、というものから、働きに出ることで浮気されるかもしれないから、というものまでさまざま。「浮気されるかもしれないから」というのは、男としてどうなのかと思ってしまいますね……。●経済的DVを受けたときの対処法では、経済的DVを受けたとき、どのように対処すればいいのでしょうか。大切なのは、我慢しないことです。経済的DVを行っている本人は、実はそれが経済的DVだと気付いていないことが多いもの。まずは、生活にどれだけお金がかかるのか、貯金額や収入額がどれくらいあるのかなど、具体的な数字を出して夫婦でしっかり話し合うことが必要です。毎月、何にいくら使っていて、いくら足りないのか、赤字額はいくらなのか、このまま行くと貯金がいつ底をつくのかなど、加害者に危機意識を持たせることで現状を理解してもらうことができる場合もあります。夫婦で話し合っても解決しない場合は、親や友達、専門家に相談しましょう。第三者があいだに入ることで解決することもあります。一人で抱え込まず、早めに第三者に相談する ことがおすすめです。●文/パピマミ編集部●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)
2017年06月06日彼氏のDVに悩まされている、そんな深刻な状態にある女性も少なくありません。また、過去に彼氏からDVの被害を受けた経験があるという声もよく聞きます。こうした被害を防ぐためには、そもそもDVをするような男性と付き合わないのが一番です。とは言え、最初からそれが分かっていれば付き合わなかったという女性もいるでしょうし、付き合ってから男性の本性に気付いたというケースがほとんどです。つまり、あらかじめDV男の特徴を抑えておけば、付き合う前に男性を判断することができるのです。そこでDV男にありがちな特徴について挙げていくので、これらの一面を持つ男性とは付き合わないことをおすすめします。愛情や信頼の言葉を武器に口撃するDV男がその正体を現わすのは、何らかの要望に対して女性が否定した時です。とは言え、女性が否定した瞬間に行動に出ることはなく、その前に愛情や信頼を武器にした口撃をするのです。例えば女性にセックスを求めて断られた際には「俺のことが好きじゃないの?」と投げかけ、何らかの依頼を断られた時には「俺のことが信用できないの?」と投げかける傾向があるのです。こうした一面を持つ男性は女性の返答次第で豹変する可能性が高く、DV男だと疑ったほうがいいでしょう。喜怒哀楽が激しいDV男は喜怒哀楽が激しく、よく注目してみるとまるで子供のような精神状態にあります。大喜びしているかと思ったらささいなことで激高したり、謝罪する時は涙を流すほど神妙な態度に変化します。普段は大人しく気が弱い性格であることがほとんどです。だからこそ怒りや不満を溜め込みやすく、それを家族や恋人で発散するというのがDV男の行動パターンです。趣味や性格が子供っぽいのは問題ないですが、精神面で子供っぽさを感じる男性には要注意です。思いどおりにいかないと文句を言うただ文句を言うだけでなら誰にでもあることですが、問題は何が理由で文句を言うのかです。そして、危険なのは「自分の思いどおりにならない」という理由で文句を言う男性です。社会生活で思いどおりにならないことはあっても彼女に対してそれはない…こういう男性はそう思い込んでいます。だからこそ、実際に彼女に対して思いどおりにいかなかった時に感情が爆発してしまうのです。仮にDV男ではないにしても、この手の男性の性格は相当ワガママなのは確かなので、どちらにしても付き合うべきではないでしょう。厄介なのは、DV男は常にこうした一面を出しているわけではないことです。何もなければむしろ他の男性に比べて優しいですし、その優しさが忘れられなくてDVの被害に遭っても許してしまう女性が多いのです。しかし、DV男はその一面が必ずどこかで露呈します。今回紹介した特徴を持った男性はもちろん、ちょっとおかしいと感じたらその直感を信じて男性と距離をとった方が安全です。
2017年05月19日"デートDV"とは、恋人同士間のDVのことを言います。夫婦間のDVに比べ、精神的に相手を苦しめる被害が多いデートDV。女性が加害者となるケースも少なくありません。そこで今回は、女性から男性へのデートDVについてご紹介してみましょう。傷つける言葉、無視女性から男性への代表的なデートDVと言えば"言葉の暴力"です。実際、腹が立ったからと言って罵声を浴びせてくるような男性はほんの一握りです。ほとんどの男性は口では女性に勝つことが出来ません。何も言い返してこないのをいいことに、カッとなるとつい言いたい放題、彼を傷つけるワードを言い放ってしまってはいませんか?それは立派なデートDVと言えます。感情的になりやすいのも女性の特徴です。深呼吸して、冷静に話し合う努力をしましょう!メールや行動のチェック過剰な束縛行為もデートDVの1つです。束縛は女性が男性にするケースも多いですよね。メールをチェックしたりGPSで常に居場所が分かるようにしたり…。両者が納得して行っていれば問題ありません。ですが、彼があなたの束縛行動に不満を感じていたり、それらを彼に内緒でしているのだったらそれはデートDVにあたる可能性があります。自分が良かれと思っていることも相手にとっては違うかもしれません。"相手の嫌がることを強制していないか?"という視点を持ちましょう!金銭的に無理をさせるデート費用を全て彼に払わせる。高額なプレゼントを要求する。など、金銭面でストレスを与えることもデートDVとして扱われます。もちろん、これも彼があなたを喜ばせようと積極的に行っていれば問題ありません。ですが、買ってくれなきゃ別れる!連れてってくれなきゃ別れる!と、彼の気持ちを利用して半ば脅迫のように無理をさせていてはそれはDVなのです。本当に好きな相手なら困らせるようなことは出来ないはずです。そこに愛があるのか…関係を見直したほうがいいかもしれません。いかがでしょうか?全ての基準は"相手が嫌がっていないか?"です。思いやりを持って恋愛を楽しみましょう!
2017年04月26日暴力を振るわれ痛い思いをしているのに、DV彼氏と別れられないという女性は多くいます。普通の人からすると、暴力を振るう人間のところに居続けるというのは理解に苦しむことかもしれませんが、実はそこにはきちんとした原因が隠されているのです。原因①精神的に支配されている原因のひとつとして考えられるのが、「マインドコントロール」です。暴力を振るう彼氏に多く見られる特徴として、手を上げたあとに優しく接するという行動があります。これで彼女のほうは「暴力はこれで最後かもしれない」「何だかんだでまだ自分を好きなのかもしれない」という思考に陥ってしまうのです。もちろん、相手の男性も意識して支配下に置こうとしているわけではないのかもしれませんが、結果的に彼女のほうがマインドコントロールをされている状態となり、別れるに別れられない状況になってしまうというわけです。原因②命の危機を感じるもうひとつの原因として挙げられるのが「命の危険」です。これは、暴力を振るわれている本人はもちろんのこと、彼女の家族や友人も当てはまります。DVをする男性の中には、彼女が自分の傍から離れて行こうとすると、その身に危険が及ぶような主旨の脅迫をしてくる人も少なくありません。言葉だけならまだしも、包丁を持ち出したり実際にどのような行動を取るのか彼女に一度体験させる悪質なケースもあります。また、それでも彼女が抵抗した場合、彼女の家族や友人、知り合いの命も保証できない等のストーカーじみた発言をすることもあります。それによって、実際にそういった行動を取られるかどうかは別として、彼女の方は周りに迷惑をかけたくない一心からずっと一緒にいるという場合も多いのです。上記で挙げた2つのケースはあくまでも多く見られるものであり、人によって事情は様々です。しかし、どのような問題があるにせよ、DV彼氏とずっと一緒にいることは絶対にプラスにはなりません。勇気を出して、周りの人間に事情を話してみたり、手に負えないようであれば早めに専門の施設や警察に相談するようにしましょう。
2017年04月25日アンバー・ハードが雑誌にドメスティック・バイオレンス(DV)についてのエッセイを発表した。アンバーは今年5月にジョニー・デップとの離婚を申請、顔にあざができた写真を公表してジョニーからDVを受けたと主張し、否定するジョニー側と争ったが、8月に離婚の合意に達した。アンバーはファッション誌「Porter」に「あなたは1人じゃない。閉ざされた扉の後ろで1人苦しんでいるかもしれないけれど、あなたは1人じゃない。それを知ってほしい」と、DVに苦しむ女性たちに訴えかけた。「自分に強さがあることを思い出してほしい。あなたを背後から静かに支える何人もの女性たちの数も掛け合わせてきた強さです」「冷たくつらい真実から始めましょう。女性が前に出て、不正や彼女の苦しみについて語ると、助けや尊重、支えの代わりに彼女が直面するのは敵意と懐疑の眼差し、そして恥辱です。彼女の真意や目的は疑われ、真実は無視されます」と綴った。「私は、自立して他者を頼らない人間になるよう育てられました」とふり返るアンバーは誰かが自分を救ってくれるとは思わなかったという。「 “被害者”というレッテルを貼られることに憤慨しました」というアンバーは「今日、これを書きながら、私は沈黙の中で苦しんでいる女性たち1人1人に約束できる。あなたは1人じゃない。私たちの姿は見えないかもしれないけれど、私たちはここにいます」と結んだ。(text:Yuki Tominaga)
2016年12月14日「女性に対する暴力撤廃の国際デー」である11月25日(現地時間)、#GirlGazeProjectが製作したDV防止啓発動画にアンバー・ハードが“DV経験者”として出演した。動画は「どうしてこんなことが私の身に?私は強いし賢いのに!」というセリフで始まる。「多くの女性にとって起こっていることなのよ。扉が閉まった家の中で、あなたが愛する人から(DVを受けたら)複雑よね。それが全くの他人によるものなら話は簡単なのに!」と家庭内や親密な関係の人との間で起こる暴力に対して声を上げることが、いかに難しいかを説いている。アンバーは誰からDVを受けたということは明かさないが、「私は公の舞台でDVを切り抜けたという特殊な体験者だからこそ、女性に一人で悩む必要はない、あなたたちは一人じゃないと伝えることができる」と発言。この発言には、離婚訴訟中に後に取り下げるも「ジョニーからDVを受けた」と主張し、アンバーの撮影によるジョニーの暴力的な動画が流出した過去を誰もが思い出すのではないだろうか。「私には信頼できる人たちがいてくれたけど、いなかったらどんな人生になっていたか…」と涙ながらに語るアンバー。「声を上げて立ち上がるのよ。あなたの声には影響力がある。もうだまっているのを認めるのは止めましょう!」と被害を受けている女性に呼び掛けた。(Hiromi Kaku)
2016年11月28日DVの相談件数も年々増えてきており、内閣府男女共同参画局が平成28年9月16日に公開した、「配偶者暴力相談支援センター」への相談件数は年間で10万件を超えています。DVと言えば、男性から女性に対して振るわれる暴力を思い浮かべる人が多いかと思いますが、女性から男性に対して行われる暴力も決して少なくありません。この、女性から男性に対して行われるDVを逆DVとでも呼ぶのでしょうか。今回は、その逆DVの被害にあった際にするべきことについてご紹介したいと思います。*画像はイメージです:■夫のDV被害特有の問題点夫がDV被害者の場合、妻のDV被害に比べて、被害が明らかになりにくいという問題があります。もちろん、妻が被害を受けている場合も、他人に相談できずひとりで問題を抱え込むケースは少なくありません。しかし、近年は女性に関しては公的な支援が浸透してきたこともあり、そのような機関や周囲の人たちに相談をする女性も増えてきたようです。これに対して夫の側は、おそらく、そもそも女性である妻から暴力を受けているという事態を、男性として恥ととらえる傾向が強いといえるでしょう。また、「家庭も満足に仕切れない男がろくに仕事などできるわけがない」などと見られる可能性もあり、勤務先での立場が悪くなると考える傾向も強いようです。そのため、周囲に相談できず、被害に耐え忍ぶケースが非常に多いといえます。写真や録音などの証拠が残っているケースも極めて少ないため、夫のDV被害は明らかになりにくいといえます。また、これらの問題をクリアして調停や訴訟で離婚の手続をとることが可能な場合でも、夫と妻の間の経済格差から慰謝料を妻からとることが難しいといった問題があります。養育費や財産分与をするとなると、被害者は夫であるにもかかわらず、離婚によって妻の側が経済的に得をするケースも少なくありません。離婚に至っても、夫の側には不公平感が残る結果になってしまうのです。 ■DVを受けたらすべき対策やはり、一般的には、夫の場合、「女である妻から一方的に暴力を受けている」という主張について、疑いを持たれやすいことは否定できません。ですから、暴力を受けて怪我をした場合には、必ずその状況を写真にとっておく、キレ始めた妻の状況などを明らかにするために、途中からでもいいので可能な限り録音する、暴力を受けたら、そのことを日記やメモにしてリアルタイムで残しておく、病院にいて診断書をとっておく、など、マメに客観的な証拠を残しておくことが重要ではないかと思います。そして、離婚の手続については弁護士に、身辺の安全を確保するためには警察や公的な相談機関などに相談することが必要です。慰謝料をもらえなくても、実質的に慰謝料相当分を考慮した条件で離婚する(例えば財産分与を調整する)ことも、状況次第で可能になることもあります。 ■恥ずかしがらずに相談することが第一歩男性のDV被害を幅広く救済するためには、被害を受けている男性ひとりひとりがその被害を申告・相談することが第一歩となります。被害男性の声がもっと広がれば、男性のDV被害は恥ずかしいことではなく、被害を受けたことを前提とした条件で離婚することも徐々に可能になっていくのではないかと思います。 *この記事は2015年9月に公開されたものを再編集したものです。*著者:弁護士 寺林智栄(ともえ法律事務所。法テラス、琥珀法律事務所を経て、2014年10月22日、ともえ法律事務所を開業。安心できる日常生活を守るお手伝いをすべく、頑張ります。)【画像】*けいぞう / PIXTA(ピクスタ)【参考】内閣府男女共同参画局-配偶者からの暴力に関するデータ
2016年11月24日こんにちは、ママライターの広瀬まおです。みなさんは、『メンタルDV』 という言葉をご存じですか?一昔前まで、DVというと“男から女へ”というイメージでした。「俺が稼いでやってるんだぞ!」と暴力を振るう男と、それに泣いて耐える妻という昭和ドラマではある意味定番のやりとりが現実に存在しました。昨今では他にもさまざまなケースのDVが認知されてきています。その中でもとりわけ有名になっているのが、『精神的モラハラ(=メンタルDV)』です。これまでは“DV”と聞くと、体の傷が注目されがちでしたが、近年では心の傷にもスポットが当てられるようになってきた のです。具体的なメンタルDVとして、・無視・陰口・家族の前で悪しざまに言うなどが挙げられます。これらの精神的なDVを行う人の中には、女性も少なくないといいます。つまり、“妻から夫へ”DVが行われるケースが増加してきているのです。妻の嫌がらせや嫌味にじっと耐える夫たち……。今回は、“妻から受けたメンタルDV”の実態について、中学校入学前までの子どもを持つパパ10人に聞いてみました!以下のエピソードは許可を得て紹介させていただいております。●(1)バンバン小言を言ってくる会社員のDさんは3歳と新生児の子を持つお父さん。奥さんは専業主婦で、自宅で二人の面倒を見ています。『ストレスがたまっているのは分かるけど、帰ったらすぐに小言の嵐 。ちょっとネクタイをソファに置いただけですぐに片付けろと言う。二人の面倒が大変だろうから、たまには息抜きしてくればと言っても、僕を信用できないというんです。誰かに言うほどのことではないんですが、毎日これだとたまりません』●(2)機嫌が悪くなると無視。理由を聞いても無視商社に勤めるAさんは、幼稚園に通うお子さんを持っています。奥さんは時々パートに出ることもあるそうです。『朝起きたときや帰ったときに、あいさつをしても無視されることがあります 。子どもをはさんでの会話はするのですが、夫婦間ではなし。理由を聞いても、答えてくれません。悪いことをしたなら謝りたいのに、そのチャンスもないのはつらいですね……。数日すれば元通りなので、嵐の期間だと思って耐えています』●(3)よそのお父さんと比較してくる会社員のTさんは、小学校3年生のお子さんを持っています。奥さんは専業主婦で、学校行事に積極的に参加しているそうです。『うちの会社は休みが不定期で、他のお父さんのように学校行事に参加するのが難しいんです。運動会も何度も念を押してやっと休みをもぎとれるほど。他のお父さんは出てるのに 、と何度も言われるのはキツイです。俺だって、正直行けるものなら行きたいのに……』----------いかがでしたか?「えっ、これもメンタルDV!?」「これくらい言っちゃうよ」というケースも多いのではないでしょうか。実は私もちょっとは心当たりがあります……。いじめ問題と同じで、当事者にとってはささいなことでも、される側にとってはつらいことがあります。まして、家庭という場では鬱憤が蓄積しがち。互いのイライラをぶつけるのではなく、不満点と改善案を話し合える空気を作れるといいですね。●ライター/広瀬まお(コピーライター)
2016年07月30日「普段は優しい彼。けれど、ときどき怒りっぽい癖があって心配」もしかしたらそれは、DV予備軍の可能性があるかもしれません。いつもは穏やかな性格なのにスイッチが入ると攻撃的になって、言葉の暴力や肉体的な暴力で女性を威圧する男性は危険です。ただし、そうした男性は結婚してからDVが発覚する場合が多いので、結婚する前に見極める必要があります。DV予備軍の特徴を知って、被害を未然に危険を防ぎましょう。■増加するDV被害DV被害者は年々増加しており、2014年の相談件数は1年間で102,963件(厚生労働省)。そのほとんどが女性からの相談で、国内におけるDVの深刻化が問題となっているのです。しかし、これは実質的なデータで見える数値。相談できずDVに怯えながら暮らしている女性もいることが予測され、DVに関する法律を定めるなどして国も呼び掛けています。肉体的な暴力だけでなく言葉の暴力による精神的な被害も増加傾向にあり、モラハラやパワハラも放っておけない危険なDVです。そこで今回は、将来的にDVに発展する可能性が高い男性の特徴をご紹介します。彼の言動を観察して、DV予備軍でないかを冷静に見極めてほしいと思います。 <対抗心が強く小バカにする癖がある>DV予備軍の特徴としては、強い対抗心をもっているのが特徴で、他人を小バカにしたり嫌味を言ったりして、素直に認められない性質があります。たとえば「同僚の○○さんって優しいんだよ」と言うと、「そのくらい当たり前だろ」とか「どうせ好感度を狙っているんだろ」など否定的な言葉が目立つのが癖。ところが、自分の発言を否定されたりバカにされたりすると小さなことでも苛立ちを露わにし、威圧的な言葉や態度で抑えつけるようなら男性はDV予備軍の可能性が高いです。 <嫉妬や束縛が度を越えている>典型的なDV予備軍の特徴が過剰な束縛と強い嫉妬心。独占欲が強く、些細なことでも他人を褒めたりすると不機嫌になったりスネたりします。精神的に自立できていない証拠で、恋愛に依存することで自分の存在意義を保っているため、自分以外の他人に関心を向けられると心が不安定になりDVに発展するケースが多いです。このタイプは自分の都合のいいように彼女をコントロールしたがるのが特徴で、被害妄想も激しいため、勝手な勘違いで不機嫌になる傾向もあります。<他人の幸せを妬んで卑屈になる>友人の幸せ話や羨ましいと感じたエピソードを話し、明らかに妬んだ態度を見せて卑屈的になったらDV予備軍の可能性が高くなりますね。たとえば「まだ付き合って半年なのに○○ちゃん結婚するんだって!」と言うと、「何が言いたいの?」とか「どうせ直ぐに離婚するさ」と嫉んだり否定的な態度をとったりすると危険。他人の幸せを素直に受け入れられない男性は精神面において大きな欠陥がある証拠なので、苛立ちを抑えきれなくなると言葉の暴力や肉体的な暴力で解消するおそれが出てきます。あなたの彼は大丈夫ですか? もしDV予備軍の可能性があるなら、冷静に見極めて自分にとって最善の決断を選択しなければなりません。一度でも暴力をふるわれたら、それを受け入れてはダメ。一度許してしまうと、必ず同じことを繰り返すのがDV常習者です。そして、DVがエスカレートしていきます。結婚してからでは手遅れですから、日頃から彼氏の言動を観察しておきたいですね。未来の自分を守るために今できることは、DV予備軍の男性とは関わらないことですよ。
2016年07月17日最近では、「DV」という単語も広く使われていますね。DVとはドメスティック・バイオレンスの略で、家庭内暴力とも訳されますが、恋人同士など身近な関係での暴力をさします。DVにかぎらず、付き合っているうちには浮気や借金など彼の抱える問題がでてくることもあるかもしれません。しかし、さまざまある問題の中でも、体力的に弱い女性がもっとも危険にさらされるのがDVだといえます。女性は一度相手のことを好きになると、母性本能がはたらいて「彼をわかってあげられるのは私だけ」と思ってしまうもの。DVを受けても人に相談しないまま深刻化する傾向があります。ですから、危険なのです。DV男の特徴のひとつは、周囲の人が口を揃えて「そんな人に見えなかった」と言われるくらい他人が気づきにくい点。そこで今回は元女探偵の筆者が相談を受けたことがあるケースの中から「付き合うとあとで絶対後悔する男のDV特徴4つ」について解説します。■1.避妊をしてくれないDVの根底にあるのは、「相手の人格を無視した思いやりのない行動」です。妊娠したらどうしよう・・・・・・という女性の不安を無視して自分の性欲を優先させて、嫌がる姿を見ても何も感じない男性は決してまともだとは言えません。いくら他のときに優しくても、表面的な優しさにだまされないようにしましょう。■2.話を聞かないとキレる彼と一緒にいるときにスマホを見ていて話を聞いていなかったり、テレビを観ていてLINEの返信が遅れたりなど、彼を少しでも後回しにするといきなりキレる男性もいます。そんな男性は、自分の都合しか考えていないDV男の可能性あり。ちょっとLINEの返信がないと何をしてきたのかしつこく聞いてきたり、1時間おきに連絡をさせるような男性は要注意です。■3.他の男性との交流を絶たせようとする彼女には他の男性と一切かかわらないようにさせるいっぽうで、自分は平気で他の女の子と遊んだりする身勝手な男性も要注意。文句を言うと「俺はいいんだ」とキレたり、「女は襲われたら逃げられないから」など身勝手な論理をふりかざしてくることもあるので、危険です。■4.女性を信用していない「どうせオマエは俺を裏切るんだろう」「だから女は信用できない」などの発言が酔ったときなどにぼろっと出てくる男性は危険です。幼少期のトラウマや過去の男女関係のトラウマで、女性不信になっているDV男の可能性があります。女性と対等に付き合う感覚を持ちあわせていないので、何かのさいに爆発して女性をモノ扱いしはじめることも。■おわりにいかがでしたか。1つでも当てはまるところがある男性はDVの素質あり、です。恋は盲目、と言うように、人を好きになるときは相手のよいところしか見えないもの。一見よい人そうに見えても、問題がある男はどこか表面にそれが出ています。今回説明した特徴に当てはまる人だったら、安全のためにもそれ以上深入りをしないことをオススメします。DV男の性質はまず一生直りません。「私がどうにかしよう」と考えるのは絶対にダメですよ。さっさと逃げてくださいね!(上岡史奈/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年06月20日「どの口が言う?」とツッコミを入れざるを得ない、アンバー・ハードのとんでもない過去が発覚した。「私はジョニー・デップからDVを受けた被害者よ!」と主張しているアンバーだが、「TMZ」によってアンバー自身がDVの加害者として逮捕された過去を暴露されてしまった。事件は2009年9月14日、シアトル・タコマ国際空港で起こった。アンバーと当時のパートナーのターシャ・ヴァン・リーの間で口論が勃発、アンバーがターシャの腕をつかんで叩き動揺させた。それによってアンバーは逮捕され、マグショットまで撮られることに。さらに裁判所にも出頭した。ところが事件はワシントン州シアトルで起きたため、カリフォルニア州在住の2人に対して検察は追及しないと判断したようだ。ただ、無罪放免というわけではなく、裁判官は「2年間の出訴期間に検察が気を変えるかもしれない」と注意を促していた。ジョニーには元妻のロリ・アン・アリソンやヴァネッサ・パラディ、娘のリリー・ローズ、テリー・ギリアム監督など、「彼が暴力を振るうわけがない」とかばってくれる味方がいっぱいいる。DVの加害者としての逮捕歴が明らかになってしまったアンバーは不利な状況に追い込まれた。(Hiromi Kaku)
2016年06月08日ジョニー・デップとの離婚を申請したアンバー・ハードが、ジョニーから家庭内暴力(DV)を受けていた主張していることに関し、ジョニーの娘リリー・ローズが父親を擁護した。リリー・ローズは29日、幼い頃の自身とジョニーの2ショットと思われる写真をインスタグラムで公開し、「私のお父さんは、私が知る中で最も優しくて愛情に満ちた人。私と弟にとってすばらしい父親以外の何者でもなく、お父さんを知る人はみんな同じことを言うと思います」とコメントした。リリーはまた、アンバーが主張するDVが事実だという証拠はなかったとロサンゼルス市警察が語ったというPeople.comの記事も掲載した。アンバー・ハードは先日、目元にあざができた状態で出廷し、デップからDVを受けていたと主張。これを受けて、ジョニーにアンバーへの接近禁止命令が出されていた。
2016年05月30日こんにちは、恋愛作家の片瀬です。昔に比べると、パートナーに対してハッキリと意志を伝えられる女性が増えたと思います。カップルにしても夫婦にしても、性別の違いで優劣の決まる関係ではないことを、お互いが理解しているからかもしれませんね。それにともなうように、男性より強い女性も増えています。実は少し前にある男性からメール相談がきました。その内容が「これってデートDVですか?」というもの。「男性より強い」と聞くと、特殊な女性を想像するかもしれませんが、決して特別な事例ではないのです。そこで今回は、女性からのデートDVで多い、相手を傷つけてしまう言動についてお話ししたいと思います。■「女は弱い」は間違い!? 性別による体格の違いから、力で女性が男性に勝てることは少ないです。しかし、こうした「女性は男性より力が弱い」という考え女性がデートDVをする原因のひとつになっていると考えられます。「男のほうが強いんだから、手を出されたって耐えられるでしょ!」実はこれ、さきほどの相談をくれた男性が言われ続けていた言葉だそうです。そのとき、彼は「手を出す女性のどこが弱いんだろう…」と疑問に思いながらも、反撃することはありませんでした。反撃しなかったのは、彼が弱いからではなく「弱い相手に手を出してはいけない」という考えを、無意識に植えつけられていたのかもしれません。「女性は弱いんだから」という考えは、暴力をふるっても良い免罪符にはなりません。そして何よりも、男女関係なく、力で相手をねじ伏せるのは「愛」ではなく単なる「支配」です。■束縛は愛のカタチではない束縛することを愛情表現だと勘違いしている人がいます。ハッキリ言えば、それは愛情表現ではありません!好きな人を独占したい、ほかの人にとられるのが怖い。これは好きな人がいるときに抱く、ごく自然な感情です。しかし、それで相手を縛りつけるのは、愛情とは言えません。 だからと言って、その気持ちを我慢しろとも思いません。ヤキモチを妬いたのなら「○○さんと仲良くしてて、ちょっと妬けたよ~!」と伝えるだけで、相手には、「あの状況はヤキモチを妬かれる距離感なのだ」と理解してもらえます。ポイントは、相手を自分の思い通りにするのではなく、「お互いにとって丁度良い状態を2人で見つけること」です。「自分がされて嫌なことはしない!」という考え自体は良いと思います。しかし、それを相手に強要し、束縛することとは違うので注意してくださいね。■「あなたって○○」が増えると要注意!褒める意味で「あなたって、気が利く人だね」なんて言うことはあるかもしれませんが、けんか中や相手へのイラ立ちを口に出すとき「あなたって無神経だよね」「あなたって手間かけるよね」「あなたって仕事遅いでしょ?」などと言っていませんか?以前、 けんかについてのコラム を書きましたが、相手を否定するようなことを言うのは、相手に見えない傷を作っているだけです。彼の行動だけでなく、彼本人を否定するような発言が増えると、言われるほうも言うほうも、感覚がまひしてしまいます。よく「子どもを否定し続けると、自己肯定感の低い子どもになる」と言われますが、これは大人になっても言えることです。感謝するときは、相手そのものに感謝しても、嫌なことを伝ええるときは、相手そのものを否定しないことが大切です。「男の人だから多少のことで傷つかない」のではなく、「傷つくところを見せないよう我慢しているだけ」かもしれませんよ。
2016年04月21日2000年頃は1年間で5万件前後だったDVの相談件数が、2013年には年間10万件を超える状況に。その後も増え続け、DVは深刻な問題になっています。配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律として“DV防止法”が施行されましたが、それでもDVの被害件数は減ることなく増加傾向。そのなかでも特に目立つのは、やはり「夫婦間でのDV」です。そもそも、なぜ暴力的な男性と結婚するのでしょうか。実は、結婚してからDVに目覚める男性も少なくありません。これは、カップルのときはDVしなかったのに、結婚してしばらく経ったら暴力的になる悪質なパターン。つまり、DVを“隠し持っている”男が多いということが言えるでしょう。では、“隠れDV”との結婚を回避する方法はあるのでしょうか。100%とは断言できませんが、ある程度の癖や言動から将来的にDVしそうな予測を立てることは可能です。思いあたる言動があったら要注意! それぞれの特徴をご紹介しましょう。過剰な嫉妬心と束縛ある程度の束縛やジェラシーはカップルなら少なからずあるはず。ところが、隠れDVの男性は嫉妬心や束縛が尋常じゃない。できることなら「行動を監視してやろうか?」と思わせるくらいの束縛体質。愛情の裏返しなのかもしれませんが、さすがにノーマルを超えた嫉妬深さは危険サイン。独占欲が強く制圧したがる「メールの返信がおそいんだよ!」とか、「ライン既読してから返すの遅くない?」といった感じで独占欲の強さが垣間見えるタイプ。これなら危険レベル2くらいですが、そんな些細なことで「なんで?理由は?」「常識的におかしくない?」などと追い詰めて制圧するような態度をとるなら危険レベル5。神経質で批判的突発的にキレやすい男は、過剰な神経質です。そのうえ、些細なことでも強く批判したり非難したりしてくるタイプは将来的に不安です。「だから言っただろ?」とか「お前じゃ無理なんだから」などと平気で自尊心を傷つける男性は隠れDVの可能性があるかもしれません。 当然のことのように責任転換する失敗を誰かのせいにして、少なからず自分は正しいと思っているタイプ。もちろん、周囲からすれば「おいおい・・・」って感じなので、次第に孤立しがち。ストレスを溜めることも多い性格なので、イライラの向け方を間違ってしまい身近な存在に暴力を振ってしまうことが予想されます。裏と表の性格が激しい外では良い人を演じているのに、陰では他人の悪口を言ったり批判したりするタイプは用心したほうがよさそうです。ダークな裏面が濃い男性ほど、本質の部分に暴力的な一面を隠しもっているおそれがあります。できるなら共同生活は避けたいところですね。感情が安定していない情緒不安定の男は隠れDVの可能性が高いです。いろいろと敏感な気質なのでストレスを溜めやすく、外でのイライラを身近な存在にぶつける傾向があるようです。日頃から彼の言動を観察し、感情のブレが激しくないかをチェックしましょう。「大丈夫?」と声をかけて激しめに否定するような口調が垣間見えたら、ちょっと危ないですね。酒癖の悪さが目立つ説明不要の隠れDVが酒乱。酒癖が悪い男は、遅かれ早かれ暴力的になる可能性が考えられます。酒を飲んで人格が変わるのはダメ。「お酒飲んだときだけだから・・・まっ、いいか」なんて軽く許していたら後悔しますよ。とても厄介なパターンなので、くれぐれも注意しましょう。DVはワンパターンじゃないDVは肉体的な暴力だけではなく、精神的にダメージを与えるモラルハラスメントもあります。ほかにも性的DVや金銭面での苦痛を受ける経済的DVなど様々。また、DVには習慣化するタイプと一時的なタイプの2種類に分かれ、どちらも共通して言えるのは、一度DVしてしまうとその後も続くということ。・習慣化タイプ・・・イライラすると日常的にDVするケース・一時的タイプ・・・突然キレてDVに発展。徐々にエスカレートする結婚してからでは手遅れになるケースも多いため、彼とのコミュニケーションで怪しいと感じる瞬間があれば、隠れDVの可能性があることを自覚しておきましょうね。
2016年04月10日●中絶を繰り返した結果、不妊になることも内閣府が行った平成26年度の調査によると、成人女性のおよそ5人に1人が「デートDV」を体験していると言います。デートDVとは、恋愛関係にあるカップルの間で起こる、なぐる、ける、物を壊す、言葉で傷つけるといったさまざまな形の暴力のこと。性的暴力もその1つで、セックスの強要や避妊を拒否する行為などが含まれます。これらは望まない妊娠・出産や中絶につながるため、女性に大きなリスクを負わせます。今回は、性的暴力によって起こり得るリスクを知り、どうすれば避けられるかを考えてみましょう。○望まない妊娠に伴う「中絶」のリスク女性がデートDVを受けて、望んでいない状況で避妊しないセックスをした場合、当然ながら、妊娠する可能性があります。妊娠してもパートナーと協力して育てていく決断ができればよいのですが、中にはそうならないケースも。望まない妊娠は、女性の体や人生にさまざまな影響をもたらします。まず赤ちゃんを諦める場合には、中絶手術を受けなければいけません。信頼できる指定医のもとでなら、ほとんどの場合、安全に手術を受けることができます。しかし手術である以上、リスクはあります。麻酔などで体に負担がかかることは言うまでもありませんが、まれに子宮内感染や子宮に傷が付くなどのトラブルが起こることもあります。さらに、それらのトラブルや、何度も中絶を繰り返したことが原因で、将来、赤ちゃんがほしくなったときに妊娠しにくくなることもあり得るのです。一方で出産する場合も、シングルマザーになって生活に困窮する、予定外の出産・育児によってキャリアを諦めざるを得なくなるなどのリスクが考えられます。また、コンドームを使わないセックスには、クラミジア感染症、梅毒、HIV感染症(エイズ)などの性感染症(STD)のリスクがあります。●望まない妊娠や性感染症を防ぐためにできること○好きな相手からの性的暴力は気づきにくい?では、相手からセックスを強要される、避妊してくれないなどの性的なデートDVの被害に遭ってしまったら、どうすればいいのでしょうか。まずは、被害を受けている本人が気づくことが大切。実は、好きな相手からの性的暴力に気づかなかったり、目をつぶってしまったりする女性も多いのです。特にセックスのときに「避妊しない」という行為は、乱暴さや痛みを伴わないことも多く、DVだと気づきにくい傾向があります。しかし、望まない妊娠をした場合の女性側のリスクを考えれば、身勝手な行為だと分かるはずです。相手から性的暴力を受けていると気づいたあと、すぐに距離を置ければよいですが、別れようとしてもつきまとわれたり、余計に暴力が悪化したりすることもあります。その場合は、友達や家族、公的機関に相談して助けを求めましょう。○望まないセックスと妊娠を避けるために女性がこうしたリスクを負わないためには、望まないセックス、そして無防備なセックスを避けることが重要です。しかし、もしもの場合に備えるためには、女性主体の避妊法を選択する必要もあるかもしれません。まず望まない妊娠を避けるには、低用量ピルの服用や、IUS(子宮内避妊システム)を使用して避妊することをおすすめします。IUSは、子宮内で黄体ホルモンを放出し、受精卵の子宮内膜への着床を妨げるシステムです。これらの避妊率は100%に近く、女性側が主導権を握ることができる安全で確実な避妊法と言えます。ただしSTDを防ぐには、コンドームとの併用が必要です。また、避妊しないでセックスを強要されてしまった場合には、72時間以内にモーニングアフターピル(緊急避妊薬)を服用して避妊するという緊急手段もあります。避妊率100%ではありませんが、医師の指示に従って正しく服用すれば、高い避妊効果が見込めます。しかし、モーニングアフターピルは高価であり、吐き気などの副作用もあるため、慎重に扱う必要があります。また、事前に避妊できていなかった場合のデートDV被害に対して特別に使用するためのもので、軽々しく使用すべきではありません。なお、低用量ピルとモーニングアフターピルは、ともに体調や既往歴によっては使えない場合もあります。服用を希望する人は、婦人科、産婦人科などの医師に相談した上で処方を受けてください。※画像は本文と関係ありません○記事監修: 善方裕美医師日本産婦人科学会専門医、日本女性医学会専門医1993年高知医科大学を卒業。神奈川県横浜市港北区小机にて「よしかた産婦人科・副院長」を務める。また、横浜市立大学産婦人科にて、女性健康外来、成人病予防外来も担当。自身も3人の子どもを持つ現役のワーキング・ママでもある。主な著書・監修書籍『マタニティ&ベビーピラティス―ママになってもエクササイズ!(小学館)』『だって更年期なんだもーん―なんだ、そうだったの?この不調(主婦の友社)』『0~6歳 はじめての女の子の育児(ナツメ社)』など
2016年03月17日トレンドマイクロは1月13日、Webサイトに発行されるSSL証明書の1つであるDV(ドメイン認証)証明書を悪用する不正広告があることを、セキュリティブログで明かした。この攻撃は、国内ユーザーを「Angler Exploit Kit(Angler EK)」が埋め込まれたWebサイトに誘導し、最終的にオンライン銀行詐欺ツールをPC上にダウンロードさせるというもの。2015年にも国内ユーザーを狙った同様の攻撃が見つかっている。具体的な攻撃手法は、「Domain shadowing(ドメイン・シャドウイング)」であることがわかっている。この手法により、攻撃者は正規のドメインの配下にサブドメインを作成し、サブドメインから攻撃者の制御下にあるサーバにユーザーを誘導する。サブドメインへのトラフィックは、Let’s EncryptのSSL証明書を取得していた。トレンドマイクロでは、Let’s Encryptプロジェクトの証明書が悪用されることを想定しており、監視を続けていたという。また同社は、2015年9月の攻撃で確認したセキュリティ対策製品を回避するコードと類似したコードも発見している。サーバ証明書の認証局としてSSLシステムの信頼性が悪用される可能性があることは以前より問題となっており、トレンドマイクロは「攻撃者が正規ドメインの配下にサブドメインを作成できることを示した今回の事例では、こうした問題が浮き彫りになった」とコメントしている。不正攻撃を防ぐためには、Webサイトの管理者はコントロールパネルが正しく保護されているか、管理外のサブドメインが勝手に作成されていないか、定期的に確認する必要がある。ユーザーは、証明書で保護されたWebサイトであっても、必ずしも安全ではないことを認識し、よく注意してWebページを閲覧しなければならない。なお、トレンドマイクロは今回悪用された証明書についての調査内容をLet’s Encryptに報告している。
2016年01月14日子どもがいる家庭で家庭内暴力を行うことを指す「面前DV」。「家庭内DVは児童虐待につながる--子どもが受ける『面前DV』の深刻な被害とは」と題した前編では、対策に力を入れている大阪府茨木市を例にして、家庭内のDVが子どもに及ぼす影響や、被害者の支援策についてご紹介した。後編となる今回は、被害の早期発見のため必要なこと、加害者にならないための予防策について引き続き茨木市に聞いた。○"問題児"の背景に面前DVがあるかもしれない「面前DV」に関して、DV担当と児童虐待担当が連携して支援に取り組んでいる茨木市。問題解決のために大切なのは、できる限り早期に被害を把握し、適切な対応を行うことだという。担当者は「DV・児童虐待の双方の視点を常に意識した感度の高い相談を実施できるよう、支援者のスキルアップと支援者同士の連携を図っていく必要がある」と語った。また、民生委員などさまざまな機関に寄せられたSOSを見逃さず、支援に取り組みたいとしている。さらに求められているのが「子どもたちの観察」だ。DV家庭で育った子どもたちは「自分は愛されている」という経験が極めて少ないので、自尊心が低くなる傾向がある。その結果、暴力的になったり、落ち着きがなくなったり、過覚醒、解離、引きこもり、不登校など、一見非行や問題行動と見られてしまうような形で変化が表れてくることが多いとのこと。「『問題児』として捉えられていることも少なくなく、その背景にDVや児童虐待があるかもしれないということを、子どもに関わる人たちがアンテナを高く見ていけるかが重要になってくる」と話してくれた。○加害者にならないための教育を"幼児"から加えて茨木市では、"幼児"の段階から、DVや虐待の加害者にならないための取り組みを進めている。そのひとつとして導入しているのが、アメリカで開発された「セカンドステップ」と呼ばれる教育プログラムの実施だ。ぬいぐるみやカードを使って、ある状況に置かれた登場人物の気持ちを想像し、子どもたちに自由に発言・話し合いをしてもらうというもの。「怒りの感情を自覚し、自分でコントロールする力」「自分の気持ちを表現し、相手の気持ちに共感してお互いに理解し合い、思いやりのある関係を作る方法」などを学ぶことができる内容となっている。「小学校でキレやすい」「相手の表情を見て怒っているのかわからない」などの子どもについての相談が親から寄せられたことをきっかけに導入を決定。市内の公立保育所・幼稚園の5歳児を対象に週1回、計28回のコースを実施している。市では、「日々の保育の中で訓練を繰り返すことで、子どもたちがよりよい人間関係を作れるようになり、ひいては虐待やDVの加害者になることを防げるのではないか」と期待を寄せている。加えて注力しているのが、若年層に向けた「デートDV」の啓発だ。「デートDV予防啓発冊子」の配布や、「デートDV予防啓発ワークショップ」を開催し、中学生や高校生、大学生などを対象に、お互いを尊重し対等な関係を築くことについて考えてもらう機会にしているという。「恋人から暴力を受けることが"当たり前"だと思ってほしくない。自分を大事にして、もし被害にあったらSOSを出すことが大事だと伝えたい」と語った。暴力の連鎖につながりやすいという「面前DV」。将来にわたって被害が続いていくのを防ぐためにも、被害の早期発見と「加害者にならないための教育」という予防策が必要となるだろう。※写真と本文は関係ありません
2015年12月22日こんにちは、ライターの矢沢ゆうです。女性のDV被害が年々、深刻になっているのは皆さんもご存じかと思います。しかし、その陰に隠れて今、男性のDV被害も増えてきているんです。警察庁の調査によると、2014年のDV被害件数のうち5971件は男性の被害件数として挙げられています。これは2010年の796件よりも約7.5倍に増加していて、かなり深刻な問題として取り上げられています。「逆DV」とも呼ばれるこの状況があまり知られてないこと、女性ばかりが被害に遭っている情報しか流れてこないこと、この2つに私はとても恐怖を覚えました。そこで今回は、女性がDVの加害者にならないために気を付けるべき4つのことをご紹介したいと思います。■1.周囲への不満を人にぶつけない「DVする人って人間関係のストレスを人にぶつけているような気がする。人に当たることでストレスを解消しているというか・・・。」(27歳/女性)人間関係を築く中で不満は避けて通れない道です。その不満を、別の人に当たって解消している人はDVの素質が大アリと言っても良いでしょう。それが振り切ると、暴力や陰湿な嫌がらせに繋がっていきます。自分も相手も傷つけない恋愛をするためには、自分に合ったストレス解消法を見つけることが不可欠です。■2.相手の私生活を知りすぎようとしない「女の子って男のことをすごく知ろうとするじゃん。だけど、それって男からしたらかなり迷惑というか・・・苦痛なんだよね。」(24歳/男性)これは女性特有の観点かもしれません。好きだからこそ、相手の全てを知りたくなってしまいますよね。しかし、男性側からしたら「精神的な苦痛」を伴うことがほとんどです。DVは暴力だけでなく、精神的な苦痛も含まれることがしばしばあります。「私は好きになったらこのタイプかも・・・」と感じる方は、要注意です。■3.家族との関係を1回見直してみる「私の男友達が彼女に嫌がらせを受けていたけど、彼女、どうやら家族と上手くいってなかったみたい。何も言えないけど、家族との関係は大事だと思う。」(26歳/女性)DVの加害者になってしまう人は、家族と上手に関係が築けていないなんてよく言いますが、実際にその傾向がある、と感じる人もいるようです。もともと一番身近であるはずの家族との接し方は、同じく身近な存在の恋人にも影響するのかもしれません。過去に私も、DVとまではいきませんがお付き合いしている人から言葉の暴力を受けたことがあり、密かに相手の家族関係を調べてみたら、家族とはほぼ絶縁状態だったなんてことがありました。もちろん、家族と関係が築けていないからといって、DVの加害者になってしまうとは断言できません。家族との関係を見直すと、自分の事が少しわかってくるかもしれません。是非1度やってみてはどうでしょうか。■4.「こうあるべき」の考えを捨てる「男子はこうあるべき、女子はこうあるべきっていう考えがDVにつながるって聞いたな。これには少し納得した。」(29歳/男性)いわゆる「男女尊卑」や、行き過ぎたフェミニズムなどでしょうか。「こうあるべき」に当てはめて相手を尊重しないことが、DVの原因でもあるようです。「男の人はこうあるべき」というのが強すぎると、そこから彼が外れた時にひどく非難したり、結果としてDVへとつながっていくのかも。■おわりに女性は男性よりも陰湿な分、DVになるとかなり厄介です。相手も自分も傷つけないためにも、この4つは是非とも覚えておきたいものですね。(矢沢ゆう/ライター)(ハウコレ編集部)
2015年11月08日こんにちは、ライターの矢沢ゆうです。男女トラブルでよく耳にする、ドメスティック・バイオレンス。元々、家庭内暴力という意味で使われていたDVという言葉ですが、最近では現在形、過去形関係なく恋人間でも使われるようになりました。DVの定義が幅広くなったためか、警視庁の調査によると、2014年で把握したDV被害件数は5万9072件と過去最多記録を更新しました。これは3人に1人がDVの被害に遭っているという数字になんだそう。いつ、誰が、DVの被害に遭うか分からない、とても恐ろしい時代になってきているんです。そこで今回は、実際にDV被害に遭った20~30代女性20人に、DVの被害に遭わないために気を付けるべきことを聞いてきました。■1.自己主張する力を身に付ける「私がそうだったんだけど、元彼の顔色ばかりうかがっていたから、自分の意見とか言えなかった。どこかで勇気出さないと、自分が辛くなるんだよね。」(32歳/書店員)DV被害に遭わないためには、この力が必要になってきます。「嫌なものは嫌!」とはっきり言えないでいると、どんどん相手のペースに巻き込まれていく一方です。この力を付けるためには、自尊心を高く保つことが大切になってきます。DVのパターンは、パートナーの自尊心を壊して精神的に追い込むことが多いので、それを理解しておくだけでも自尊心を保つ1つのキッカケになります。■2.盲目になりすぎない「相手のことが好きすぎると、何でも許しちゃうし言うことも聞いちゃう。ダメだって分かっているんだけど、捨てられたくなくて。」(26歳/美容師)相手に盲目になりすぎてしまうのも、DV被害者の特徴の1つです。大好きな彼だからこそ、嫌いな部分も受け入れてしまいがち。だけど、それで本当に幸せな恋愛ができるかどうか、よく考えてみて下さい。そこを真剣に見つめることができれば、1の力もきっと身につくはずです。■3.過度な期待を押し付けない「私は『いつか彼は優しくなる、きっと私が望んだ彼になる』って心のどこかで思っていた。そんな期待、自分も相手も苦しくなるだけなのにね(笑)」(25歳/花屋店員)「DV被害者にも悪い部分はある」なんて意見をちらほら見かけますが、それの1番の根拠はこれだと私は考えています。「彼はきっと変わる」という健気な女性ほど、DVの被害に遭いやすい傾向があります。その期待を過度に押し付ければ、相手はさらに本性を出してあなたを傷つけることをするという、悪循環を生みます。どこかで諦めがつけば、DVから離れられるので、諦める勇気を持つことも大切です。■4.相談できそうな友人を整理しておく「彼とののろけ話は色んな人に話せるけど、深い話はできなかった。そういう人を1人でも見つけられると絶対、楽になれるよ。」(33歳/医療事務)無料の相談機関などを頼るのも良いですが、1番良いのは身近に相談できる人がいるということ。自分のことをよく知っている第三者からの意見は、とても現実的で自分のためになります。普段から相談できそうな友人を整理しておくと、いざという時に力になってくれるかもしれません。■おわりにDVは今や社会問題にもなっている、身近な男女トラブルです。被害に遭わないためにも、自分自身で対策を考えておきましょう。またこの4つはDV被害だけでなく、恋愛依存体質にならないための対策にもなります。一石二鳥のこの対策、覚えておいて損はないはずですよ。(矢沢ゆう/ライター)(ハウコレ編集部)
2015年11月01日DVという言葉はみなさん知ってると思いますけど、じつはとても多くて、しかも本人たちが気づきにくいのが言葉のDVです。ケンカのたびに、「ブス」や「てめぇ」など、ただただ相手を傷つけるためだけのセリフを言われる、というものです。ハッキリ言って、そんなカレとは別れるのが一番。こういうのって性格なので、治すのはかなり難しいのだそう。でも、もしみなさんがそれでもカレとの交際を続けたいと思うのなら、そのDVが出てこないように上手に対処する必要があります。そこで今回は、言葉のDVをする彼氏との交際経験がある2~30代女性20人に集まってもらい「言葉のDVカレと付き合うためのマニュアル」について聞いてみました。■1.危険な日は会わない「カレが疲れてたり機嫌が悪そうだったり、『今日もしかしたら爆発するかも・・・・・・』っていう日には、お互いに会わないようにするってルールを作ったよ。カレも自分がイライラしちゃうのはわかってるから、そういうのは理解してくれる」(公務員/26才)これを挙げた人は多かったです。たしかに、会わない限りは安心ですね。付き合っているとなんとなく、「今日ヤバイかも」な予感がするときってありますし、こういうのはだいたい当たってしまいますよね・・・・・・。会いたくても、我慢です。■2.外で会う「『ヤバイかも』な日には注意するってのは賛成。ただ私たちは、そういう日にはレストランとかでご飯食べてバイバイみたいなデートにしてた。外だと暴言とか出ないんだよね」(受付/32才)これも賢い。結局、DVとかは強がりなんで、彼女以外の人がそこにいると出せないものなんです。危険なのは、どちらかの家ですね。ここを避けるだけで、だいぶマシかも。■3.逃げる「家とかで会ってて、ちょっとカレに火がついたかなと思ったら私は全速力で家の外に逃げる。本当に走って、カレになにも言わないで逃げる」(編集/25才)「今日は大丈夫」と思って家で会っても、100%安心じゃありませんね。そういうときのために、いつでも嫌な予感がしたらとにかく逃げる準備をしましょう。外に出たらだいたい人がいるので、大丈夫なはず。時間を潰してから帰るか、その日は外泊ですね。■4.次はない「完全に防げはしないけど、『次そんなこと言ったら絶対に別れるからね』っていうのはきちんと決めておくべきだと思う。じゃないとあっちも『結局泣いて謝れば許してもらえるでしょ』って思っちゃうから」(出版/30才)どうやら、許しちゃうことがカレの言動がエスカレートする原因だったりもするみたいなんです。「次はない」としっかり言っておくことは、予防のためにも重要です。■おわりにどうでしたか?大好きなカレが、突然豹変して怖くなってしまう。本当に辛いですよね。最初にも言ったように、基本は別れることをまず考えるべきだと思います。でも、別れないと決めたのなら、その代わりにこれらのルールを作ってしっかりと対処してくださいね。言葉のDVで傷つくのは、間違いないなく彼女の方ですから。(遣水あかり/ハウコレ)
2015年06月26日