トヨタ自動車(トヨタ)は11月26日、LEDの独立制御によって、より細やかな配光制御を可能とした次世代照明技術「LEDアレイAHS」を開発し、2015年に発売する新型車に採用すると発表した。今回開発した「LEDアレイAHS」は、一列に配置した複数のLEDをハイビームの光源に使い、それぞれを独立制御する。これにより、先行車と対向車がすれ違う際の両車の間の空間などを照射し、横断歩行者などの発見を支援するほか、市街地では広範囲を照らす配光、高速走行時では遠方に光を集中させる配光など、走行シーンに応じた配光制御を実現した。また、ステアリング操作に連動した配光で、カーブの先を照射して進行方向の視界確保を支援するカーブ時配光機能も備えるという。同社は、LEDアレイAHSなどの次世代照明技術開発のほか、2015年より順次導入される予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」にAHB(Automatic High Beam:車載カメラによって対向車・先行車のヘッドランプ、テールランプを検知し、ハイビームとロービームを自動で切り替えるシステム)を標準装備し、広範な普及を図るなど、夜間の事故防止に着目した安全技術開発に積極的に取り組んでいくとしている。
2014年11月27日トヨタ自動車は11月26日、グループ会社9社と共に「一般財団法人トヨタ女性技術者育成基金」を設立することを発表した。今年12月下旬の登記を目指し、準備を開始する。同基金の目的は、理系を志望する女子学生数の拡大と、継続的なキャリア構築支援により理系女子学生を育成し、自動車業界のみならず、製造業全体での女性活躍促進に貢献することにある。同基金では、大学進路を検討する女子学生を主対象に、女性技術職の魅力などを伝える理系キャリア紹介活動、工学専攻の女子学生に対する希望に応じたキャリア構築支援、教育費用の支援といった女子学生育成活動を実施する。具体的には、「理系(女子)キャリア紹介活動」「女子学生育成活動(大学・大学院)」といった取り組みが行われる。前者は「自動車業界・エンジニアの魅力を伝える活動を通じた、理系女子学生の増加」を狙いとし、大学進路を検討する高校生(男女)を対象に、「愛知県内の高校にトヨタグループから女性技術職を派遣して講座の開催」「女子大生コミュニティとの連携」などを実施する。後者は「理系女子学生のキャリア構築支援」を狙いとし、全国の工学専攻の女子学生(大学・大学院120名程度)を対象に、「研究施設などの見学・懇談会の開催」「女性技術職によるキャリア相談」「教育費用の支援」を実施する。教育費用としては、教育ローン(年間60万円×最大6年支給<返済期間8年<)利用時に、在学中(最大6年間)の利息相当額と弁済資金相当額を支給する。弁済資金相当額の支給は、 基金参加企業または製造業に技術職として入社することが条件となる。同基金に参画する企業は、同社のほか、豊田自動織機、愛知製鋼、ジェイテクト、トヨタ車体、アイシン精機、トヨタ紡織、豊田中央研究所、豊田合成、トヨタホーム。
2014年11月27日トヨタは、マルイシティ渋谷 1F入口前で、バットマン75周年を記念して製作した「ESQUIRE」のスペシャルカーを展示するイベントを開催する。展示期間は11月3日まで。「お手頃」や「身の丈」よりも「少しいいもの」を求める、いまの時代。トヨタは「ミニバンも“ひとつ上”のポジションを目指すべき」との考えから、使い勝手の良さと、高級感を兼ね備えた“高級コンパクトキャブワゴン”を提案。新ジャンルとなる「ESQUIRE(エスクァイア)」を、10月29日より全国で発売する。そして、トヨタマーケティングジャパンは、ワーナー エンターテイメント ジャパン ワーナー・ブラザース コンシューマープロダクツとのライセンス契約にて、DCコミックスの不動のスーパーヒーロー「バットマン」を起用した広告キャンペーンを展開する。そのキャンペーンの一環として行われた同イベント。「ESQUIRE」は、自らを高めるため、家族のために“ひとつ上を目指して走り続ける男たち”をターゲットにした車だという。特殊能力を持たず、生身の人間でありながら、社会正義のために上を向いて戦い続けるヒーロー、バットマンはまさにターゲットとなる人々とオーバラップする存在であることから今回のコラボレーションが実現したとのこと。展示されたスペシャルカーは、車体にバットマンの記念ロゴをあしらい、マットなブラックカラーと輝くゴールドカラーを塗装した特別車両となっており、ホイール、フロントグリル、ナンバープレートも特別仕様。バットマンの凛々しい決めポーズ姿を描いたカットワークもポイントになっているとのこと(※同車の公道走行は不可。一般販売の予定なし)。なお、イベント会場では期間中の16:00~21:00の時間帯で“シャドーマッピング”のイベントも実施。これは、壁に映し出した自分の影と、映写機器から映し出した映像が連動して動くというユニークなコンテンツだ。キックやパンチを繰り出せば、自分の影からビームなどが出る仕掛けで、早速これを試した来場者たちからは「おぉ~!」「すごい!」などの声が上がった。休日は会場に足を運んで、上述のスペシャルカーを撮影したり、シャドーマッピングで遊んでみたりしてみては?
2014年10月31日企業主催の講習会がいろいろあります。顧客サービスの一環、また社会貢献と目的はさまざまですが、その講習会の内容は本格的な物が多いようです。今回は、トヨタさんが開催している『トヨタ ドライバーコミュニケーション』というドライビング・スクールを取材しました。トヨタ ドライバーコミュニケーションは以下のような概要で行われており、その趣旨は「技能向上による交通事故の低減」にあります。■トヨタ ドライバーコミュニケーション場所:『MEGA WEB』開催日:毎週日曜日の10:00~、11:00~の2回制(各1時間)受講料:300円/回定員:毎回申し込み先着順に6名参加資格:普通運転免許を有していることドライバーコミュニケーションのチーフインストラクター・小高勝也さんにお話を伺いました。――受講者はどんな人が多いですか?小高さん若い方から年配の方まで幅広く来られますが、女性が多いのが特徴でしょうか。――それは珍しいですね。小高さん普通のドライビングスクールですと、敷居は高かったりしますが、ここは来やすいんでしょうね。金額も300円と安価ですし。場所もいいと思います。――東京テレポート駅(りんかい線)を下りてスグですもんね。小高さん電車で来て頂けるのはとても大事です。クルマでしか行けない教習所などのドライビングスクールですと、クルマを持っている人しか通えないですから。都心のペーパードライバーの方々のことを考えると駅近なのは重要です。――プロのレーシングドライバーがインストラクターをされているとのことですが。小高さんそうですね。レーシングドライバーだった人間がインストラクターをすることになっていまして。もちろん私もそうです。現役のドライバーもいます。例えば、ポルシェのアジアチャンピオンの澤、『GT-300』のチャンピオンの番場といった、輝かしい経歴の人間もインストラクターですよ(笑)。――本当のプロに教えてもらえる機会はめったにないのでウレシイですね。小高さんそう言ってもらえると、こちらもうれしいです。受講生としてプロが来られることもあるんですよ。例えばタクシーの運転手さん。プロとしての技術を見てほしいと。あと、最近では新入社員の人が来られることもありますね。「入社して営業に配属されて、クルマで回らなければならなくなった。ずっとペーパードライバーだったので練習したい」とか。――なるほど。そういう人にとっては助かる講習ですね。■取材時のメニューは以下のようでした●コーンを置いてハンドルさばきの確認●フルブレーキ体験●クマのぬいぐるみを使って、シートベルト、チャイルドシートの役割確認●ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)の講習中でも注目は「フルブレーキ体験」です。クルマに負荷がかかるので、自分のクルマではあまりやりたくないですよね(笑)。それがここでは遠慮なくできます。加速して「ランプがついたらフルブレーキ」という実習を行うのですが、踏むタイミング、踏む力などの個人データがグラフになってプリントアウトされます。インストラクターの模範実技との比較なども見られ、とても勉強になります。――自分の運転がデータになって見られるのはいいですね。小高さん数値化されて客観的なデータになるので、みなさん参考になるのではないでしょうか。また、みなさんの運転を拝見して、アドバイスシートを作ってそれを郵送させていただいています。そちらもぜひ自分の運転に生かしていただきたいですね。■講習会の終了後、受講者の丸山いずみさんにお話を伺いました。――丸山さんは初めて来られたのでしょうか。丸山さん月に1回は来ます(笑)。――かなりのリピーターですね。なぜ何度も参加するのですか?丸山さん私は自分のクルマを持っていないんですが、完全なペーパードライバーになるのは嫌なんです。なので月に1回はこの講習会に参加して、運転を見てもらっています。――この講習会の良さは何でしょうか?丸山さんインストラクターさんがみんな丁寧に教えてくださいますし。電車で来られるのがいいですね。とても来やすいです。ほかの方々にも聞いてみましたが、この講習会は受講生の満足度がとても高いようです。また、みなさんとても楽しそうに見えました。筆者も運転が下手くそなので、ぜひインストラクターに指導してもらいたいと思いましたよ。(高橋モータース@dcp)トヨタ『MEGA WEB』
2012年12月02日プリウス、ヴィッツ、レクサスなど、幅広い車種を展開するトヨタ自動車。そんなトヨタのクルマの中で、一番好きなものはどれなのか?マイナビニュース会員の男女500名に聞いてみた。Q.トヨタ自動車のクルマの中で好きな車種を教えてください(複数回答)1位 レクサス 25.0%2位 プリウス 22.8%2位 クラウン 11.4%4位 ヴィッツ 8.4%5位 ランドクルーザー 7.2%■レクサス・「高級感に溢(あふ)れ、いつかは乗りたいという意欲を湧かせてくれる」(34歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「トヨタの本気が凝縮されている気がするから」(24歳男性/生保・損保/営業職)・「高級車だし、乗り心地が最高にいい」(30歳男性/金融・証券/専門職)■プリウス・「エコだしデザインもシンプルで好き」(28歳女性/金融・証券/営業職)・「電気で走る点に未来を感じる」(46歳男性/情報・IT/技術職)・「低燃費で家計にやさしいところ」(29歳女性/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)■クラウン・「乗り心地と見た目がいい」(28歳男性/機械・精密機器/技術職)・「車内が広いから」(29歳男性/自動車関連/技術職)・「デザインセンス、技術の良さ」(40歳男性/医療・福祉/専門職)■ヴィッツ・「小回りが利くから」(37歳男性/その他/技術職)・「収納がたくさんある」(27歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「コンパクトで乗りやすそうだから」(28歳男性/情報・IT/技術職)■ランドクルーザー・「山道を運転できるから」(26歳女性/商社・卸/事務系専門職)・「本格的なクロスカントリー車だから」(39歳男性/自動車関連/技術職)・「硬派なイメージがあるから」(25歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)■番外編: いつかは欲しいこの一台!・「ポルテ:子どもができたらこの車を、と考えている」(36歳男性/印刷・紙パルプ/技術職)・「WISH:デザイン性・収納力ともに、キャンプやスキーにぴったりだから」(29歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)■総評1位に選ばれたのは「レクサス」。高級感を評価する回答が最も多く、中には「勝ち組の車だから」という意見もあった。2位は僅差で「プリウス」がランクイン。「燃費がいい」「音が静か」など、環境への配慮を支持する声が圧倒的に多かった。また、ハリウッドスターなどのセレブリティにも人気の高いクルマとしても有名である。続いて3位は「クラウン」。高級感や車内の広さを評価する声が多く、少し変わったところでは「パトカーに使われてるから」といった意見もあった。4位は「ヴィッツ」で、こちらは「小回りが利く」「収納が多い」など機能性を支持する回答が目立った。そして5位は「ランドクルーザー」。「強そう」「かっこいい」「ワイルド」といった回答が多く、野性味あふれるイメージが評価される結果となった。「いつかはクラウン」。一昔前、そんなキャッチコピーがあったものだが、高級車への憧れは今でも根強いことが分かった今回のアンケート。そんな中、コンパクトカーながらも大健闘したのが「ヴィッツ」。機能性の高さと見た目のかわいさが多くの支持を集め、堂々のランクインを果たした。高級車とコンパクトカー。あなたならどちらを選ぶ?調査時期: 2012年10月22日~2012年10月24日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性279名 女性221名合計500名調査方法: インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月08日カーシェアリング・ジャパンは2日、東京・渋谷のセルリアンタワーステーションに、新世代のFRスポーツカー「トヨタ86(ハチロク)」をカーシェア車両として導入した。主要カーシェア会社による同車の導入はこれが初めてとなる。同車は、1980年代に一世を風靡(ふうび)した「AE86型カローラレビン/スプリンタートレノ(通称ハチロク)」の名を継承した次世代スポーツカー。1960年代の名車「トヨタ・スポーツ800」、「トヨタ2000GT」からインスピレーションを得ている。トヨタとスバルの共同開発による水平対向エンジンを搭載。FRスポーツカーならではの「運転する楽しさ」を追求した走行性能に加え、現代のクルマに求められる燃費などの環境性能も装備されているというなお、同ステーションには、世界初のハイブリッド・スポーツカー「ホンダCR-Z」も設置。乗り心地を比較することもできる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月02日トヨタマーケティングジャパンはこのほど、スポーツカーの走りを自動的に撮影するシステム「Shooting Curve」による撮影のサービスを開始した。愛車でサーキットを走る走行シーンを写真に残すことができる。「Shooting Curve」は86台のカメラとセンサーなどから構成される特殊な撮影システム。カメラを円弧状に配置しておき、センサーによって車両が所定の場所に来たときにいっせいに撮影する。これにより、車両を取り囲む86台のカメラでコーナリング中の車両を同時に撮影できる。さまざまな角度からの撮れるので、撮影後に好きなアングルの写真を選ぶことができる。86枚の写真をモーフィング技術でつないで動画にすると、時間を止めて車両の周りをカメラが移動したようなタイムスライス映像にすることもできる。同システムは8月5日の富士スピードウェイで実施される「Fuji 86 Style 2012」にて、初回体験をユーザーに提供する。事前に申込みが必要で、撮影できるのは20名。応募者多数の場合は抽選となる。募集期間は7月26日までで、当選者の発表は7月31日。撮影対象となるのはトヨタ「86」とスプリンタートレノ / カローラレビン(AE86)のみだ。詳しい応募方法など、詳細は専用Webサイトを参照。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月26日トヨタマーケティングジャパンは7月1日より、日本各地の美しい峠の数々を体感できるテレビ番組「峠(TOUGE)」をBS日テレにて放送開始する。「86(ハチロク)」発売をきっかけとしたスポーツカーカルチャー推進のための活動の一環となる。この番組はスポーツカー好きの大人のために、日本各地の美しい峠の数々を紹介する。日本の峠の魅力再発見を推進する文化活動として、大人のスポーツカー好きが至福の時間を体感できる新しいタイプのテレビ番組となる。番組ではスポーツカーで走るための最適な場所である峠をたっぷりと紹介。健全な大人がドライブを多面的に楽しめるスポーツカーカルチャーの場として、峠を安全なドライビングステージに昇華していくことをねらいとしている。各回ごとに日本各地にある峠を紹介するが、コースの起伏や自然が織りなす景観美を重視し、安全な速度で十分に味わえるファンドライブを提案する。また、峠に隠されている歴史的なストーリーや逸話、そこで暮らす人々、育まれた逸品の数々などもあわせて紹介。視聴者がそれぞれに思いをはせられる番組構成となっている。ナレーションには大人のクルマ好きの代表として吉川晃司さんを起用。テーマ音楽にはオリジナルジャズ楽曲「On the Ridge」を採用し、ファンをショートトリップへといざなうしかけを散りばめている。放送は毎週日曜日21:54~。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月27日トヨタマーケティングジャパンは7月1日より、日本各地の美しい峠の数々を体感できるテレビ番組「峠(TOUGE)」をBS日テレにて放送開始する。「86(ハチロク)」発売をきっかけとしたスポーツカーカルチャー推進のための活動の一環となる。この番組はスポーツカー好きの大人のために、日本各地の美しい峠の数々を紹介する。日本の峠の魅力再発見を推進する文化活動として、大人のスポーツカー好きが至福の時間を体感できる新しいタイプのテレビ番組となる。番組ではスポーツカーで走るための最適な場所である峠をたっぷりと紹介。健全な大人がドライブを多面的に楽しめるスポーツカーカルチャーの場として、峠を安全なドライビングステージに昇華していくことをねらいとしている。各回ごとに日本各地にある峠を紹介するが、コースの起伏や自然が織りなす景観美を重視し、安全な速度で十分に味わえるファンドライブを提案する。また、峠に隠されている歴史的なストーリーや逸話、そこで暮らす人々、育まれた逸品の数々などもあわせて紹介。視聴者がそれぞれに思いをはせられる番組構成となっている。ナレーションには大人のクルマ好きの代表として吉川晃司さんを起用。テーマ音楽にはオリジナルジャズ楽曲「On the Ridge」を採用し、ファンをショートトリップへといざなうしかけを散りばめている。放送は毎週日曜日21:54~。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月27日ホビー商品の製造、販売を行うタミヤは16日、スバル「BRZ」の1/24スケールプラモデルを発売する。2日に発売されたトヨタ「86」に続く待望の製品で、これまでの発表では7月14日発売とされていたが、予定を前倒ししての発売となる。同社の1/24スポーツカーシリーズは1977年に最初の製品を発売し、現在は300アイテムを超えるプラモデルの定番のシリーズ。さまざまなレースで活躍するレーシングカーや歴史に残る名車をラインナップしてきた。新たに加わる「BRZ」は全長177mmで、実車ではメーカーオプションとなっているエアロパッケージ仕様のリヤスポイラー、フルフロアアンダーパネルも装備する。エンジンルームは、特徴的な水平対向4気筒エンジンを少ないパーツで実感たっぷりにモデル化。もちろんボンネットは完成後も開閉可能だ。サスペンションやドライブトレインなど車体下面のディテールも立体感十分に再現されているほか、スポークタイプの17インチアルミホイールはメッキ仕上げのパーツになっている。前輪は左右にステアリング可能だ。そのほか、ミラー面、エンブレムはメッキ調のインレットマーク、ウインドの塗り分けに便利なマスキングシールが付属、ナンバープレートやエンブレムはスライドマークにより再現など、こだわりのある仕様となっている。価格は発売中のトヨタ「86」と同じく3,360円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月13日ホビー商品の製造、販売を行うタミヤは2日、トヨタ「86」の1/24スケールプラスチックモデルを発売した。国内外のスポーツカー、レーシングカーをラインナップしてきた1/24スポーツカーシリーズの新製品として、自動車ファン、模型ファンともに注目のプラモデルとなる。同プラモデルは全長177mmで、最上級グレードのGTリミテッド仕様をキット化。リヤスポイラー、フルフロアアンダーカバーも再現されている。トヨタ「86」の大きな特徴である水平対向4気筒エンジンも実感たっぷりにモデル化。ボンネットは組立後も開閉できる。サスペンションやドライブトレインなど、車体下面のディテールも立体感十分に再現されているほか、室内もシート、ステアリング、シフトノブにいたるまでこだわりの造形となっている。17インチアルミホイールはメッキ仕上げで、前輪は左右にステアリング操作が可能だ。さらに、トヨタ「86」に設定されている特徴的なオレンジメタリックのボディカラーを再現するため、タミヤカラースプレーに専用色の「TSメタリックオレンジ」も6月23日に限定発売されることに。同プラモデルの価格は3,360円。タミヤカラースプレー「TSメタリックオレンジ」は630円となっている。なお、トヨタ「86」の兄弟車である「SUBARU BRZ」も、7月14日に同じ1/24スケールプラスチックモデルとして発売予定。価格はトヨタ「86」と同じ3,360円となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月03日The fun2drive Owners’ Clubは5月より、乗り比べシリーズの第2弾として、新旧86(トヨタ「86」とAE86スプリンタートレノ)をレンタカーで乗り比べられるパッケージを販売開始する。一般のレンタカーとは異なり、ペア2組4名が参加するツアーのような趣向だ。箱根を巡る160kmの行程となっている。この特別なツーリングは四半世紀の時間差を感じられるfun2driveならではのもの。往年の名車AE86スプリンタートレノと、最新モデルであるトヨタ「86」の走りを1日で味わうことができる。同社はこれまでに歴代GT-R乗り比べツーリングを開催して好評を博しており、今回はその第2弾となる。コースは箱根仙石原~箱根ターンパイク~伊豆スカイライン往復~芦ノ湖スカイライン~箱根仙石原で、全行程約160km。86の走りを堪能でき、先導車が案内するので地理に不慣れな参加者でも安心だ。ツーリングの実施方法としては、このコースを4区間に分け、ペア2組4名がそれぞれAE86とトヨタ「86」を乗り換える。そのため参加は2名ペアが基本だが、1人での参加も可能だ。このツーリングは5月より毎月数回程度を予定しており、その開催日は同社ウェブサイトで確認できる。申し込みはインターネットで受け付ける事前予約制だ。また、参加にはMT運転免許歴3年以上で、2名のペアのうちどちらかがfun2driveの会員であることが条件となる。料金は一組1万7,200円(ペア参加で1人当たり8,600円)で、通行料金、ガソリン代は別途。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月27日トヨタ自動車は16日、「ハイエース」(バン、ワゴン、コミューター)ならびに「レジアスエース」(バン)、「トヨタ救急車」を一部改良し、5月7日に発売すると発表した。今回の一部改良では、ドアを閉めた後も一定時間点灯するイルミネーテッドエントリーシステムを全車のフロントルームランプに採用。ハイエースとレジアスエースには、盗難防止システム「エンジンイモビライザーシステム」や、車速に合わせ自動でドアロックがかかる車速感応パワードアロック(バン「DX」を除く)を標準装備している。ディーゼルエンジン搭載車には、触媒の浄化を手動で補うことができる排出ガス浄化スイッチ(触媒浄化用)を、コミューター「DX」には上下調整式ヘッドレストやリクライニング機能をリヤシートに採用。また、メーカーオプションとして、夜間の視認性を高めるディスチャージヘッドランプ(ロービーム・オートレベリング機能付)の全車設定に加え、車両後退時にバックカメラからの後方映像をインナーミラー内のディスプレイに映すバックモニター内蔵自動防眩インナーミラーを国内初採用し、装備を充実させている。価格は、ハイエースとレジアスエースのバンが206万5,000円から323万1,000円、ハイエースのワゴンが247万4,000円から352万7,000円、ハイエースのコミューターが278万9,000円から332万2,000円、トヨタ救急車が499万円から1,097万5,000円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月16日おもしろレンタカー(千葉県野田市)はこのほど、トヨタの新型「86」をレンタカーとして導入すると発表した。導入するのは86Gの6速MTでボディカラーはホワイト。4月15日からレンタルを開始する。新型「86」はトヨタが往年の名車を現代に復活させた新型車で、発表から1カ月で目標の7倍もの受注があるなど人気が高い。これから注文しても納車までかなり期間があることは必至で、それだけにいち早く登場したレンタカーは注目を集めそうだ。おもしろレンタカーはカーレンタルをライフスタイルの向上の提案と位置づけ、魅力的なスポーツカーや高級外車をレンタルしている。今回導入される新型「86」のほか、ホンダS2000、マツダロードスターRS、ホンダインテグラ TypeR、マツダRX-8 TypeS、シビックタイプR、日産フェアレディZを取り扱っている。5月1日からは外車部門を港区芝に移し、営業を開始する。こちらは高級外車を専門とし、ベンツAMGCLS63、ベンツC250、ベンツS350、ベンツML350、ベンツCLS500、ジャガー XJ 8を取り扱う。他社より低価格とすることで、外車を家族サービスに使える時代を作っていきたいとしている。新型「86」のレンタカー価格は4時間で8,600円~(免責補償込み)。その他の車種は、スポーツカーが9時間で5,000~1万円、高級外車は9時間9,900~2万3,000円(予定)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月16日東京都トヨタ販売会社グループ13社はこのほど、春の「トヨタ交通安全キャンペーン」を展開すると発表した。内閣府をはじめとする行政や社団法人日本自動車工業会の交通安全活動に呼応して行うもので、4月1日~5月31日の2カ月間実施する。同キャンペーンは1969年にスタートし、今年で44年目を迎える歴史ある交通安全運動。毎年、春と秋の2回ずつ実施している。トヨタ自動車と全国のトヨタ販売会社グループが連携して、トヨタ車ユーザーをはじめ一般のドライバーや歩行者などに広く交通安全を呼びかけている。交通事故は減少傾向にあるものの、依然として高いレベルにあり、こうした取り組みは極めて重要といえるものだ。グループ全体の取り組みとしては、「夜間の反射材着用の訴求や高齢者の交通安全」をテーマとした交通安全啓発チラシの配布など。各車両販売店は、「幼児の飛び出し事故防止」がテーマの紙芝居や絵本など、幼児交通安全教材を東京都内の保育園および幼稚園約2,800園に寄贈する。キャンペーンに参加するのは、東京トヨタ自動車(※)、東京トヨペット(※)、トヨタ東京カローラ(※)、トヨタ西東京カローラ(※幹事会社)、ネッツトヨタ東都(※)、ネッツトヨタ東京(※)、ネッツトヨタ多摩(※)、トヨタL&F東京、トヨタ部品東京共販、トヨタレンタリース東京、トヨタレンタリース多摩、トヨタホーム東京、トヨタユーゼックの13社(※は車両販売店)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月12日トヨタ「86」の発売(4月6日)まであと1週間。発表から1カ月で受注台数7,000台を突破し、本格量産も始まるなど、発売に向けて期待は高まるばかりだ。そんな「86」をドライバーがもっと楽しめるように、トヨタは「86スポーツカーカルチャー構想」を打ち出している。この構想については、「86 Opening Gala Party」でも詳しく紹介されていた。「86スポーツカーカルチャー構想」とは、「スポーツカーの文化を『86』のメーカーとドライバーがともに育てる」という取り組み。従来のスポーツカー文化は、クルマの作り手と使い手の間に溝がある。メーカーはクルマを作り、売った後は点検や修理など最低限のアフターケアのみ実施した。クルマの楽しみ方はオーナーが独自に開拓していくものだ。「クルマをどこで走らせようか?」「どんなパーツをつけてドレスアップしようか?」、さらに「同じクルマを持つ仲間と語ろう」といった楽しみ方に対して、メーカーは、良く言えば「ご自由にどうぞ」という放任主義、一方で「無関心」と言えなくもなかった。しかし、トヨタは「86」デビューにあたり、こうした「買った後の楽しみ方」にも積極的に関わっていくと宣言した。ただし、「ああしろ、こうしろ」ではなく、オーナーの楽しみ方を「サポート」して盛り上げようというスタンスを保とうとしている。オーナーの自由な楽しみと、メーカーだからできることを対話させていこうという取り組みだ。トヨタが提案する「86スポーツカーカルチャー」は7つのカテゴリーで構成され、それぞれ「峠カルチャー」「フォトカルチャー」「サーキットカルチャー」「ネットカルチャー」「カスタマイズカルチャー」「コラボレーションカルチャー」「ショップカルチャー」と名付けられている。すでにほとんどのクルマのオーナーが、ウェブサイトやブログ、掲示板、SNSコミュニティで情報を交換している。「ネットカルチャー」カテゴリーは、こうしたネット文化を活用して作られる。「86」のオフィシャルサイトは、単なるカタログページではなく、Facebookページと連動したコミュニティ機能を持ち、日本中、いや、世界中の「86」ファンが集う場所として構築された。オーナー同士がつながる「核」となって、カスタマイズテクニックやドライブポイントの情報交換など、「大人のクルマ遊び」を支援するという。今後の展開として、「CAN-ECU」を開発中だ。「86」の走行データを採取する装置で、バーチャル空間とリアルな走行データを融合させる。たとえば走行データをプレイステーション3のゲームソフト「グランツーリスモ5」に取り込み、CGで走行を再現するというアイデアの実現を目指しているとのこと。早ければ今年夏頃からスタートするという。「86ソサエティ」は、次の6つのカテゴリーの情報も発信する情報センターとしても機能する。ドライブの楽しさといえば峠のワインディングロード。「峠カルチャー」カテゴリーでは、「『86』で走りたい峠」をオーナーやスポーツカーファンから募集し、国内で86カ所の峠やドライビングスポットを選ぶ。次の段階として、86の峠を制覇する「リッジクエスト(仮称)」を展開予定。Facebookのチェックイン機能を使ったスタンプラリーのような遊び心のあるイベントになるようだ。さらに、オーナーが集うリアルな場所として、峠のラウンジ「86 PIT HOUSE」を展開する。詳細は明らかにされていないが、海の家のようなドライブシーズンを満喫できる場所に、くつろいで語り合える場ができるらしい。「86峠セレクション」の募集は春からスタート。夏に86の峠を発表し、「86ソサエティ」などで紹介していく。続いて「86 PIT HOUSE」「リッジクエスト」が順次スタートする予定だ。「クルマを買うところ」「点検・修理するところ」という自動車販売店を「スポーツカー好きの溜まり場・アジト」に。こうしたコンセプトで、全国に「AREA 86」を設置。買う前からも、買ってからも、クルマ好きから満足される対応・サービスを提供するという。「AREA 86」には、「走り」や「楽しみ方」について、特別な訓練を積んだ「マスタースタッフ」が常駐し、従来はカタログだけだったパーツやグッズを展示して販売する。サーキットやイベントの情報も収集するとのこと。「86」が発売開始する4月6日にオープンする予定だ。「カローラレビン / スプリンタートレノ」……、伝説の名車・AE86が創り上げた文化のひとつに「カスタマイズ」がある。手頃な価格のFR車だったAE86は、カスタマイズベース車としても人気で、多くのサードパーティからチューン&ドレスアップパーツが発売された。その「カスタムする喜び」を手軽に楽しめるようにサポートする。トヨタは「86」の開発段階から、パーツショップに情報公開しており、4月6日の発売日には販売店でトヨタ純正カスタムパーツが並ぶほか、TRD、モデリスタのパーツも販売される予定という。トヨタ「86」の最大の特徴は、カスタマイズを前提としたグレード「RC」の存在だ。パーツの後付け、交換を前提としたグレードで、MTのみ、ホイールは「ド鉄」、バンパーはボディカラーにかかわらずブラックのみ、ヘッドランプ、ステアリングホイール、シートなど、あらゆる部分をできる限り低価格な仕様とした。エアコンすらなく、ヒーターのみ。メーカー希望小売価格は199万円と、他のグレードより50~100万円も安い。「RC」はまるで、「売るための法的基準だけクリアしました」というグレードだ。「レーシングチーム向けのクルマを市販しますよ」という解釈もできる。「RC」なら、若い人でも、「まずはクルマを手に入れて、あとからコツコツとパーツを買い足していく」という楽しみ方ができるだろう。服、時計、靴、工具、ミニカーなど、日本が世界に誇るブランド商品と「86」がコラボレートし、さまざまな商品を展開する。「86 Opening Gala Party」では、早くもサンプル商品がショーケースに並べられていた。現在までに参加が発表されているブランドは、「ASICS」(シューズ)、「HARVEST LABEL」(バッグ)、「SPINGLE MOVE」(シューズ)、「ARAYA」(自転車)、「SOMES」(革製品)、「999.9」(メガネフレーム)、「PORTER」(バッグ)、「KTC」(メカニックツール)、「トミカ」(ミニカー)、「EDWIN」(デニム・ジーンズ)、「KYOSHO」(ダイキャストカー・ラジオコントロールカー)、「CITIZEN」(時計)。これらのコラボレーショングッズが、「86」と同時に販売開始。順次アイテムを増やすという。「86 Opening Gala Party」のトークセッションにて、「86」チーフエンジニアの多田哲哉氏とMCとの間でこんなやり取りがあった。「初めて『86』を見たとき、フェイスの良さはもちろん、ヒップのウイングがかっこいいと思いました。あれ、サイドミラーからかっこ良く見えるように設計したそうですね」とMCが言うと、多田氏は微笑み、「リアフェンダーからリアウイングって、自分が運転しているときは見えないじゃないですか。だからせめてミラー越しにきれいに見えるようにしようと思ったんです」と話した。スポーツカーファンの最大の不満は、「乗っている間はクルマを見られない」だ。自分好みに創り上げた「86」で、あこがれの道を走り抜ける。ドライバーにとって至福の時間だ。しかし、その最も幸福な瞬間をドライバー自身は見ることができない……。「フォトカルチャー」はその希望をかなえようというプロジェクトであり、「走り映え」するポイントに撮影システムを設置し、ドライバーが「86」で駆け抜ける様子を美しく撮影し、提供するというサービスだ。このプロジェクトは「86 SHOOTING CURVE」と名付けられ、機材やサービス内容を開発中とのこと。夏には利用できるようになるという。スポーツカーを手にしたら、いつかはサーキットを走ってみたい。ドライビングテクニックを学びたい。そんな「86」オーナーの夢をかなえるプロジェクトも用意される。2013年からスクールプログラムがスタート。サーキット体験を通じて走る楽しさを深めつつ、安全走行、運転マナーを広めていくという。2013年夏には「86ワンメイクレース」を開催。ナンバー付き車両で気軽に楽しめるレース体験を用意する。以上が、トヨタが「86」オーナーに用意する「スポーツカーカルチャー」のロードマップだ。ところで、「86 Opening Gala Party」にはWEBサイトで応募したファン86名も招待されていた。同イベントでは、招待者たちにさらなるプレゼントも。それは、レーシングドライバーのデモ走行に同乗体験できる機会だった。会場となった千葉・幕張メッセの駐車場にデモ走行エリアを設置。加速、減速、S字ドリフト、回転などが行われ、ファンを喜ばせた。関連サイトtoyota.jp 86トヨタ自動車【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月30日2リッタースポーツカー、トヨタ「86」の受注が好調だ。販売開始する4月6日を待たずして予約が殺到し、3月2日時点での受注台数は7,000台。月産販売予定の1,000台の7倍を超えたという。「トヨタ MR-S」の生産終了から5年。トヨタが本気のスポーツカーを作り、その本気がスポーツカーファンに伝わったといえるだろう。そんなトヨタの本気を見せつける映像がある。この映像は2月に千葉・幕張で開催された「86 Opening Gala Party」で紹介され、現在は動画サイトにも公開されているものだ。まずはその映像をご覧いただこう。「自信なんてありませんよ。やってみなくちゃわからない」。赤いレーシングスーツの男はそう言い残してコクピットに収まった。ベテランドライバーの雰囲気が漂う。しかし次の場面では、クルマはドライバーの思いのままにドリフトし、砂塵を舞い上げる。若いレーシングドライバーのアドバイス。真剣な表情。そして場面は冬に切り替わる。雪原のテストコース。トヨタ「86」は雪煙を舞い上げる。FRで雪道のドリフト。穏やかに見える景色だが、気を抜けばクルマはクルクル回ってしまう。しかし「86」は安定した走りを見せた。よく見ると前輪が確実に進路をとらえているとわかる。その動きが力強い後輪を巧みに誘導していた。トヨタ「86」の魅力を、自らのハンドルさばきで伝える男。彼の名は”モリゾウ”、本名は豊田章男氏。生産台数世界一を誇るトヨタ自動車の代表取締役社長である。「トヨタの役員はハンドルを握らずにゴルフクラブを握ってるんでしょ?」あるジャーナリストの言葉が豊田章男氏の心に響いた。実を言えば、彼は役員になるずっと前からレーシングドライバーだった。評価ドライバーの免許をとったとき、チーフテストドライバーの成瀬弘氏から、「俺たちは命かけてるんだ。偉そうなことを言う前に正しい運転というものを知ってくれ」と言われ、鍛えられた。その努力が認められて、10年ほど前にニュルブルクリンクの24時間レースに誘われた。出場するには国際C級ライセンスが必要だ。資格を取るとき、彼は”モリゾウ”として登録した。本名では社内外に差し障りがあるかもしれない。そのプレッシャーは、志半ばの自分を潰してしまうかもしれない。だから”モリゾウ”。トヨタでの立場とは一線を画し、クルマの楽しさと文化を伝える存在でありたいという気持ちもあった。「あの言葉以来、ゴルフの時間を割いてハンドルを握っていますよ」。年間200台ものクルマに試乗し、自社のモータースポーツイベントでも、ドライバー”モリゾウ”としてファンと交流しているという。「ハンドルを握れば、クルマと対話できる。道を理解できる。そしてお客様に近づく。私にとって大切な時間です」と彼は語る。トヨタは「86」の販売に際して、専門ショップ「AREA 86」の開設など周到な準備を進めているところだ。それはエコカーやユーティリティビークルなどの現在のクルマのトレンドに対し、マイナーであろうスポーツカーの復権へチャレンジするためだ。トヨタが送り出す新しいスポーツカーに、ユーザーは敏感に反応した。彼らはスポーツカーを渇望していた。ただし、スポーツカーユーザーのクルマ選びは厳しい。値段や機能・性能も大事だ。しかしそれ以上にメーカーの本気度を重視する。一方、トヨタほどの大企業では多数の商品ラインアップを抱えており、1車種に対する本気度は伝わりにくい。しかし、「86」開発チームは本気でスポーツカーを創り上げた。その本気度を伝える存在が”モリゾウ”氏である。社長として、開発チームに「本気でやれ」と叱咤し、仕上がったクルマを”モリゾウ”として本気でドリフトさせる。その姿がスポーツカーファンに伝わったのだ。FR車はエンジンのパワーをドライブシャフトで車輪に伝える。”モリゾウ”氏は「86プロジェクト」にとって、作り手の本気度をユーザーへダイレクトに伝える「ドライブシャフト」といえるだろう。関連サイトtoyota.jp 86トヨタ自動車【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月29日ビー・エム・ダブリューとトヨタはこのほど、次世代リチウムイオンバッテリー技術の共同研究について正式契約を締結したと発表した。、昨年12月1日に発表した次世代環境車・環境技術における中長期的な協力関係の構築に向けた覚書に基づいたもの。この共同研究では、、次世代リチウムイオンバッテリーの性能を向上させることを目的に、正極、負極、電解液の材料の研究を行う。環境性能が最重要課題となる現在の自動車開発では、ハイブリッドカーや電気自動車が主役となっており、各メーカーが生き残りをかけた開発にしのぎを削っている。そのキーテクノロジーとなるのが高性能なバッテリーの開発で、とくに電気自動車の普及をめざすにはバッテリーの飛躍的な低価格化をもたらす技術開発が不可欠となっている。こうした開発は世界的な企業であるトヨタやビー・エム・ダブリューでも単独では困難なため、共同研究を開始したとみられる。また、両社は環境技術に関して広範囲な協力体制をとっており、2014年から欧州市場向けに販売予定のトヨタ車に、ビー・エム・ダブリューから排気量1.6リットルおよび2.0リットルのディーゼルエンジンを供給する契約も締結している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月29日富士重工業は16日、トヨタ自動車との共同開発車「SUBARU BRZ」と「トヨタ 86」の本格量産を開始し、群馬製作所本工場(群馬・太田市)にてトヨタ自動車社長の豊田章男氏をはじめ関係者を迎えたラインオフ式を行ったと発表した。同社とトヨタ自動車は、2005年10月に業務提携の基本合意を行い、2008年4月に発表した開発・生産における協力関係のさらなる発展拡大の中で、FRスポーツカーの共同開発をスタート。以降、約4年間の開発期間を経て本日の本格量産開始に至ったとのこと。企画とデザインは主にトヨタ自動車が、開発と生産は主に同社が担当した共同開発車の完成は、アライアンスの大きな成果のひとつになるとしている。ラインオフ式典でトヨタ自動車社長の豊田氏は「SUBARU BRZとトヨタ 86は、富士重工業とトヨタでなければ実現しなかったクルマであり、”もっといいクルマをつくる”ために始めた提携が、確実に実を結んだことを本当に嬉しく思っています」とコメント。富士重工業社長の吉永氏は「このクルマは同社の企業戦略において2つの特別な意味を持っています。1つ目はトヨタとのアライアンスの進展であり、2つ目は”選択と集中”戦略の進展です」と述べている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月16日アルパインは13日、リアシートに座る人のためのディスプレイ「リアビジョン」の新製品を発表した。トヨタ「プリウスα」および「プリウス」専用の天井取付け型と、ヘッドレストへのアーム取付け型がある。4月から全国のアルパイン製品取扱店で販売する。ミニバン向けの印象が強いリアシート用ディスプレイだが、最近ではハイブリッドカー人気を背景に、「プリウスα」および「プリウス」への取付けを希望するユーザーが増えている。リアビジョンの新製品はこの需要に応えるもので、専用の取付けキットによりスマートに天井取付けが可能。また、車種を問わず取り付けできるヘッドレストへのアーム取付け型もラインアップする。「プリウスα」「プリウス」用はリアシートからの最適な視聴距離を確保すると同時に、ルームミラーの後方視界も確保。また、内装色とマッチする本体カラーを採用している。ディスプレイは9型でバックライトはLED。カーナビと連動するリアビジョンリンクをはじめ、スピーカー、リモコンを装備する。アーム取付け型は10.1型のディスプレイを採用。大画面で映像を楽しめる。リアビジョンリンクやスピーカーを装備するほか、車内の明るさに応じて輝度を調整するオートディマー機能も採用する。価格は「プリウスα」専用のPKG-M900V-PRAと「プリウス」専用のPKG-M900V-PRがオープン(専用取付けキットは3万25円)。アーム取付け型のPKG-M1000Vが3万6,960円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月14日トヨタはどれだけ知っていたのか?トヨタ車が急加速したとされる問題で、米保険会社のオールステートとその関連会社が、10月1日トヨタを提訴した。ブルームバーグが伝えた。それによると、オールステートはカリフォルニア地裁への訴状で、「トヨタは急加速等について多くの情報を得ていた。運転手や所有者が損害をこうむる可能性を知っていた」という内容を訴えている。また下記のように具体的数字も提示。セーフティー・リサーチ・アンド・ストラテジーズの統計を引用し、意図せぬ加速に伴う事故は少なくとも725件あり、304人が負傷し、18人が死亡したと指摘。などとしてトヨタを製造物責任などで追求した。同社は急加速の問題で300万ドルの保険金支払いが生じたという。※画像はイメージ独自検査で問題はないのだが…ただ10月5日付のブルームバーグの記事には、トヨタが急加速を指摘された数千台の自動車を検査した結果、電子スロットル制御システムに異常は見られなかったとする発表も載っており、事態は流動的だ。
2010年10月07日