いまから125年前に起こったエルトゥールル号海難事故と1985年のテヘラン邦人救出劇に隠された感動のドラマを実話を基に描く日本トルコ合作映画『海難1890』の公開日が12月5日(土)に決定した。『海難1890』特報映像本作は日本とトルコの友好125周年を迎える2015年に公開される大作映画で、1890年にオスマン帝国最初の親善訪日使節団を載せた軍艦“エルトゥールル号”が和歌山県串本町沖で海難事故を起こし座礁した際に地元住民が献身的に彼らを助けようと行動する姿と、1985年にイラン・イラク戦争下でテヘランに残された日本人215人の救出にトルコが大きな役割を果たしていたというドラマを描く。およそ9000キロも離れたトルコ共和国と日本は長く友好関係を築いており、本作も日本とトルコで撮影が行われ、11月からトルコで先行公開され、12月5日(土)から日本で公開。内野聖陽、ケナン・エジェ、忽那汐里、アリジャン・ユジェソイが出演する。また公開日決定にあわせてポスター画像と特報映像も公開になった。ポスターは世界的に高い評価を集めている書家の紫舟が題字を担当している。『海難1890』12月5日(土)ロードショー
2015年05月22日ファミリーマートは19日、"不思議な食感"で人気のアイス「トルコ風アイス」より、「トルコ風アイス チョコレート」を、ファミリーマート店舗で数量限定にて発売する。○バニラに次ぐ人気フレーバー"チョコレート"が復刻版として発売同商品は、ファミリーマート限定で発売する、練ると"もっちり"伸びる不思議な食感のチョコ味カップアイス。同社では、2002年に誕生し人気を博した「トルコ風アイス バニラ」を、2014年11月および2015年1月に復刻版として数量限定で発売している。今回は、さらなる復刻版の発売を期待する声に応えるため、バニラに次ぐ人気フレーバー"チョコレート"を当時のレシピを元に再現し、数量限定で発売する。価格は140円(税込)。
2015年05月17日住信SBIネット銀行は11日、取引所為替証拠金取引(以下くりっく365)におけるトルコリラの取扱開始を記念して、トルコリラの取引に応じて現金をキャッシュバックするキャンペーンを開始した。○くりっく365トルコリラ/円上場記念キャンペーン概要期間/5月11日(月)7:10~8月1日(土)5:00まで対象となる顧客/同社にくりっく365口座を開設している個人の顧客。対象期間中に、新規口座開設をした顧客も対象対象となる取引および特典内容/(1)期間中、トルコリラ/円を10枚以上取引きした人の中から抽せんで10名に1万円プレゼント。(2)トルコリラ/円の取引き1枚あたり50円キャッシュバック(ただしキャッシュバック金額は最大5万円)特典提供時期/8月末頃、代表口座円普通預金に入金予定住信SBIネット銀行は、顧客に常に使ってもらえる「あなたのレギュラーバンク」を目指して、更なる利便性の向上と社会の発展に寄与する新しい価値の創造につとめていくとしている。
2015年05月12日演技派俳優の内野聖陽を主演に迎え、日本とトルコで100年以上の歳月を超えて語り継がれる、国境を超えた友情を描く映画『海難1890』。4月28日(現地時間)、本作の制作発表会見がトルコ共和国・ユルドゥズ宮殿にて行われ、ヒロインを務める忽那汐里が艶やかな着物姿で登場した。日本よりおよそ9,000kmも離れた、アジアとヨーロッパの2つの大州にまたがるひとつの国・トルコ共和国。かつてオスマン帝国として歴史に名を刻んだ同国と日本は、長きに渡り交流を深めてきた。しかし遥か海を越えた両国の友好には、歴史の裏に隠された2つの知られざる物語があった…。1890年9月、オスマン帝国最初の親善訪日使節団を載せた軍艦「エルトゥールル号」は、その帰路の途中、和歌山県串本町沖で海難事故を起こし座礁、大破。乗組員618人が暴風雨の吹き荒れる大海原に投げ出され、500名以上の犠牲者を出してしまう。しかし、この大惨事の中、地元住民による献身的な救助活動が行われ、69名を救助することができた。この出来事によりこの地で結ばれた絆は、トルコの人々の心に深く刻まれた。時は流れ1985年、イラン・イラク戦争勃発。サダム・フセインのイラン上空航空機に対する無差別攻撃宣言によって緊張が高まった。テヘランに残された日本人は215人。この状況を打開すべく、日本大使館はトルコへ日本人救出を依頼。トルコ首相は、それを快く承諾し、まだ500人近くのトルコ人がテヘランに残っていたにも関わらず、日本人に優先的に飛行機の席を譲ったのだった。この日、現地入りをしたのは忽那さんを始め、監督を務めた田中光敏。ユルドゥズ宮殿にて行われた会見には、ケナン・エジェやトルコ俳優陣らも出席した。田中監督は「エルトゥールル号と1985年のテヘランでトルコの方たちによる日本人救出を描いたこの作品に、日本とトルコの俳優さんたちが命を吹き込んでくれています。この作品に参加してくださったトルコのみなさんに感謝いたします」と感謝の意を示した。本作が初めての海外での映画撮影だという忽那さんは、「日本でもトルコでも出演者やスタッフの熱意を感じながら仕事ができました」とトルコでの撮影は充実した様子で語った。『海難1890』は12月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月30日トルコ・リラは、エルドアン大統領が利下げ要求を控えたことや米早期利上げ観測の後退などを背景に3月にやや持ち直したものの、4月に入って再び売られ、足元では対米ドルで史上最安値を更新しました。これは、6月7日のトルコの総選挙が近づき、政策面での先行き不透明感への懸念が強まっているためと考えられます。世論調査での高支持率などから、与党・公正発展党(AKP)は総選挙後も単独政権を維持する見通しです。ただし、これまで経済政策を仕切ってきただけでなく、中央銀行の独立性を支持するなど、市場で信認の厚いババジャン副首相が4選を禁じる同党の内規に従って出馬せず、退任する可能性があります。また、同氏が退任すれば、中央銀行のバシュチュ総裁が2016年の任期満了を待たずに辞任するのではないかとの見方もあることなどから、市場では経済・金融政策面での先行きが懸念されている模様です。エルドアン大統領は、大統領職の権限強化に向けて憲法改正を目指しています。今回の総選挙で、AKPの議席数(現在313)が330(定数の5分の3)以上に増えれば、憲法改正の是非を問う国民投票の実施が可能となります。一方、330を下回れば、国民投票の実施には他党の協力が不可欠となり、大統領の目標実現の可能性は著しく低下します。AKPの支持率は他党を大きく上回っているものの、低下傾向にあることなどから、議席の積み上げを狙ってエルドアン大統領が再び中央銀行に利下げを求めるのではないかとの見方が台頭していることも、トルコ・リラ安の一因になっているとみられます。総選挙までにはまだ日があるほか、AKPの獲得議席数が政権人事に影響する可能性もあるとみられることなどから、トルコ・リラは当面、不安定な動きを続ける可能性があります。ただし、同国の金利水準が相対的に高いという利回り面での魅力に加え、トルコ・リラ安や原油価格の低下、ユーロ圏の景気回復見通しなどが、既に回復に向かいつつあるとみられるトルコ経済を後押しし、景気の加速が見込まれるという経済面での状況なども考えあわせると、政策面での懸念が杞憂に終われば、トルコ・リラの反発が期待されます。(※上記は過去のものおよび予想であり、将来を約束するものではありません。)(2015年4月20日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」※1 当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。※2 投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
2015年04月23日親日国家と言われるトルコ。設備機械の設計士として10年以上のキャリアをもつチャールさんも「メイド・イン・ジャパンの製品には絶対の信頼感がある」と語ります。建設現場で日本人と一緒に仕事をすることも多く、礼儀正しい日本人は素晴らしい、と感じるそうです。「設計は天職」と語るチャールさんに、トルコでの働き方を伺いました。■これまでのキャリアの経緯と今の仕事について教えて下さい国立の大学で機械工学を学びました。大学を卒業してから2年間、ショッピングセンターや集合住宅の設備機械設計士として働きました。その間、卒業した大学とは別の大学で修士号を取得しました。その後、兵役に就き、終了した後は、製薬会社、手術室(クリーンルーム)や繊維工場の機械設備を扱う会社に就職。設計担当となり数多くの大手製薬会社の設備機械の設計を手がけ、10年が過ぎました。現在のポジションは、設計担当マネージャーです。設計図を描いている間は、他の全てのことを忘れ仕事に没頭しているので、会社の同僚から声をかけるのをためらうとも言われています。設計が自分の天職だと思っています。好きな仕事でお給料をもらえる自分は幸せだと思います。■現在のお給料は以前のお給料と比べてどうですか?今は基本給が6,000TL(約300,000円)で、1年に2回のボーナス、更にプロジェクトに携わったそれぞれの担当者が貢献度に応じてもらえる、成功報酬があります。以前働いていたときは、新卒だったので今の半分ぐらいでした。今のお給料には満足しています。成功報酬は、社員のモチベーションをあげるのに役立っていると思います。この10年でもらった成功報酬を貯金していてかなりの額になりました。仕事と家の往復だけでなく、これからは、ゆとりのある生活にそのお金を役立てようと思っています。■今の仕事で気に入っているところ、満足を感じる瞬間は?今の仕事で気に入っている事は、会社の設計部門を自分に一任してくれているところです。好きなようにやらせてくれて、結果重視なところがとても気に入っています。責任も重いけど、やりがいがあるので。満足を感じるときは、努力して設計したプロジェクトが、実現にこぎつけ、工場で設置の段階にきたときに現場を視察している時。そして依頼主からその製品についてのおほめの言葉をいただいた時です。海外での展示会などへの参加も、今の仕事の気に入っている点です。働く上でモチベーションをあげてくれます。また、オフの時間を一緒に楽しく過ごせる同僚がいることも大きなプラスポイントです。■逆に今の仕事で大変なこと、嫌な点は?先が見えず試行錯誤の繰り返しである設計の最初の段階が一番大変な時です。良い結果を出せば認めてくれる点が気に入っていたのですが、最近のトルコの経済状況を反映してか、クライアントは質よりも価格の安さで契約を決める傾向が強くなってきており、それに呼応して会社の経営陣が、質の高さよりも価格にこだわるところが見えてきて、時々虚しい気持ちになります。しかし、会社も存続していくためには、ある程度の妥協は必要なのかもしれません。■休みのとりかたは?まとまった休みは、夏に取ることが多くて、家族と一緒に海のリゾート地に行ったり、別荘ですごしたりします。友人達とは、トルコ語で「ターティルキョイ(休暇村の意味)」と呼ばれる周りが自然に囲まれたホテルやレストランなどの複合施設に遊びに行きます。毎年、断食月(ラマダン)明けの砂糖祭と犠牲祭の2つのイスラム教の宗教祭日があり、最低4連休にはなるので、有給休暇を同じ時期にとって、1週間以上の旅行に行くこともあります。■日本人のイメージは? あるいは、理解し難いところなどありますか?僕にとって「メイド・イン・ジャパン」製品の質の高さと信頼性は絶対です。日本人は、いつも笑顔で親切、冷静で頭のよい人々だと思います。名誉を重んじる国民で、名誉のためには死さえも辞さないという心構えがいつもあるように思えます。人に会ったら頭を下げてお辞儀をし、名前の後に「さん」をつける礼儀正しさが素晴らしいと思います。また、トルコも日本も同じ地震国であり、トルコに地震があったときには、一番にかけつけてくれる国というイメージがあります。■ちなみに、今日のお昼ごはんは?ほぼ毎日社食で食べます。今日のメニューは、トマトスープ、ミートボール、サラダ、マカロニ、ジュースです。日替わりメニューなので、毎日でもあきません。料金は、会社からの支給ですが、確か7TL(約350円)です。■将来の仕事や生活の展望は?将来的には、会社の方向性を決められるようなポジションに就き、できれば経営にも参加したいと思っています。生活で言えば、退職したら静かで気候の温暖なエーゲ海地方に移り住んで、自給自足の生活がしたいと思っています。
2015年03月03日トルコ中央銀行は2月24日の金融政策委員会で、主要政策金利である1週間物レポ金利の引き下げ(7.75%→7.50%)を決定しました。それに加え、今回は、市中金利の事実上の上限となる翌日物貸出金利および同下限となる翌日物借入金利の引き下げ(それぞれ、11.25%→10.75%、7.50%→7.25%)もあわせて決定しました。中央銀行は声明で、食品・エネルギーなどを除いたコア消費者物価指数の伸びの鈍化が続くとの見通しを示したものの、前回1月の声明にあった、"消費者物価指数の伸びが年央までに目標水準の5%に近づく"との見方を取り下げました。そして、食品およびエネルギーの価格の振れが大きくなっていることを勘案し、今回の利下げを小幅にとどめたとしています。また、インフレ率を持続的に鈍化させるには金融政策面で慎重さが必要との見解を改めて示しました。今後も物価の伸びの鈍化が続けば、追加利下げの可能性が高まるものの、トルコ・リラ安が進むようなことがあれば、物価に押し上げ圧力が働くことなどから、中央銀行は利下げの可否や幅などを慎重に判断すると考えられます。同国では、今年6月に総選挙を控え、大統領などから利下げを求める政治的圧力が強まっており、中央銀行の独立性に対する懸念などを背景にトルコ・リラが軟調傾向となっています。ただし、今回の利下げが限定的だったように、トルコ中央銀行が今後も政治的圧力に屈することなく、慎重な金融政策を貫き通せば、3月に始まるECB(欧州中央銀行)の量的緩和に伴なう緩和マネーの向かう先の有力候補の一つにトルコが挙がると考えられます。なお、トルコの経常赤字は、通貨安や内需の落ち着き、ユーロ圏向け輸出の拡大、観光収入の改善などを背景に、2014年にGDP比5.7%と前年の約8%から大きく縮小しました。原油価格が昨年の水準を大きく下回っていることもあり、今年は経常赤字の一段の縮小が見込まれることも、トルコ・リラにとって明るい材料と考えられます。(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。)(2015年2月27日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」※1 当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。※2 投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
2015年02月27日トルコ・リラが足元で再び軟調となり、特に対米ドルでは史上最安値を更新する展開となっています。その主な背景として、同国で利下げが見込まれていることに加え、利下げを求める政治的圧力の高まりなどを背景に、中央銀行への信認が揺らぐとの懸念が拡がっていることが考えられます。トルコ中央銀行総裁は1月27日、2月の金融政策委員会を20日前倒しすると発表し、緊急利下げを行なう可能性を示唆しました。すると市場では、1月の利下げ(8.25%→7.75%)が不十分だとして、さらなる引き下げを要求したエルドアン大統領などからの圧力に屈したとの見方が拡がり、リラが売られました。緊急利下げの条件として、2月3日発表の1月の消費者物価指数の伸び率鈍化が挙げられていましたが、鈍化が十分でなかったことから、緊急利下げはもとより、金融政策委員会の前倒しも見送られました。しかし、そうした事態を受け、大統領が中央銀行に対して改めて不満を表明すると、リラが下げ足を速める結果となりました。前年に物価水準が大きく上昇した一方、足元では原油安となっていることなどもあり、物価の伸びは今後も鈍化し、年央までには目標水準の5%に近づくとの見方を中央銀行は示しています。こうしたことなどから、24日の金融政策委員会では利下げが予想されます。ただし、リラ安が進めば、原油安の恩恵が帳消しとなる可能性もあることなどから、物価を持続的に落ち着かせるためには、慎重な金融政策が不可欠と考えられます。しかし、6月に総選挙を控え、大統領や政府から利下げを求める圧力が高まると見込まれ、中央銀行の信認や独立性が揺らげば、リラに影響することも考えられます。なお、ECB(欧州中央銀行)の量的緩和が始まれば、市場心理の改善につながる可能性があり、トルコの経常赤字の縮小とともに、リラ高要因になると期待される一方、今年の半ば頃と予想されている米国の利上げ開始は、米ドル高要因となる可能性があります。(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。)(2015年2月5日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」※1 当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。※2 投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
2015年02月06日トルコ中央銀行は20日の金融政策委員会で、昨年7月以来となる主要政策金利の引き下げ(1週間物レポ金利:8.25%→7.75%)を決定しました。ただし、市中金利の事実上の上限となる翌日物貸出金利、同下限となる翌日物借入金利については、現状維持(それぞれ、11.25%、7.5%)としました。今回の利下げの背景として、中央銀行はインフレ見通しの改善を挙げています。金融引締めに加え、原油安の影響などもあり、消費者物価指数の伸びは足元で鈍化傾向となっており、中央銀行は今回、年央までには目標水準の5%に近づくとの見方を示しました。ただし、より持続的にインフレを落ち着かせるためには、慎重な金融政策が不可欠との見解を示し、今後の利下げは物価の動向次第としています。また、万が一、トルコ・リラ安が進めば、原油安の恩恵が帳消しとなる可能性もあることなどから、中央銀行は翌日物貸出金利を据え置くことで、新興国通貨が売られるような不測の事態への警戒姿勢を維持している状況です。ただし、先週以降、エルドアン大統領があからさまに利下げを要求したことなどを背景に、今回の利下げは政治圧力に屈したものと捉える向きもあることなどから、対米ドルでトルコ・リラは弱含みとなっています。なお、22日には、ECB(欧州中央銀行)理事会が予定されており、ユーロ圏の国債買入れによる量的緩和の導入が決定されるとの見方が有力です。2011年12月以降の流動性供給オペ(LTRO)などによりECBの資産規模が大きく拡大した局面では、市場の警戒感が和らいだこともあり、トルコへの資金流入が拡大しました。ECBによるユーロ圏の国債買入れの実施時期や規模については、市場の見方もまちまちですが、今回も市場心理の改善につながれば、経常赤字の縮小とともに、トルコへの資金流入を促す要因になると期待されます。(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。)(2015年1月21日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」※1 当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。※2 投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
2015年01月21日10日に発表されたトルコの7-9月期のGDP成長率は前年同期比+1.7%と、市場予想(+2.8%)に反して前期の伸びを0.5ポイント下回り、12年10-12月期以来の低水準となりました。ただし、予想を大きく下振れした主な背景は在庫削減の動きであり、表向きほど実態は弱くなく、今後は成長率の持ち直しが見込まれます。輸出の伸びが前年同期比+8.0%へ加速した一方、輸入が2四半期連続の減少となり、外需(純輸出)は全体の成長率を2.5ポイント押し上げました。外需は3四半期連続でトルコの成長の主な牽引役となっており、経常赤字の抑制に向けた、内・外需のバランス改善という構造調整の進展が示唆されています。内需については、GDPの7割弱を占める個人消費の伸びが+0.2%に低下、設備投資など、同約2割を占める民間固定資本形成も横ばいと、精彩を欠きました。なかでも足を引っ張ったのは在庫削減の動きで、全体の成長率を1.5ポイント押し下げました。ただし、在庫削減は、進捗すれば生産拡大につながるという点で、先行きにとって明るい動きです。また、個人消費と民間固定資本形成についても、前期比ベースではともに3四半期ぶりに増加に転じており、5月から7月にかけて3ヵ月連続で行なわれた利下げや、8月の翌日物貸出金利(市中金利の事実上の上限)の引き下げの効果が出始めていることが示唆されており、今後は内需の持ち直しが見込まれます。トルコはエネルギーのほとんどを輸入に依存していることから、原油価格の低下は同国の経常赤字の抑制につながるだけでなく、景気や物価にとってプラスと考えられます。また、2015年6月までに実施予定の総選挙が終われば、政治面での不透明感が和らぎ、設備投資などの民間固定資本形成の拡大が進むと見込まれます。さらに、ECB(欧州中央銀行)が2015年初にも量的金融緩和の導入を決定するとの観測が高まっており、その効果などでユーロ圏の景気が踊り場から回復へ向かえば、トルコの輸出に恩恵が期待されます。(※上記は過去のものおよび予想であり、将来を約束するものではありません。)(2014年12月15日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」※1 当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。※2 投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
2014年12月15日(画像はニュースリリースより)有名なリプトンが厳選した、トルコの「アプリコット」を使った、紅茶シリーズ森永乳業株式会社から「リプトントルコアプリコットティー」を10月8日に発売する。沖縄を除く全国での発売となる。それぞれのシチュエーションや気分に合わせた選び方ができる、バラエティー豊かなフレバーラインナップが消費者に支持を得ている「チルド紅茶シリーズ」の一つだ。ほかにもミルクティーやレモンティーなどの基本的な味わいを含む、いろいろなシリーズを展開している。今回の商品は、トルコのフルーツを代表する、健康や美容に良い「アプリコット」の果汁を、世界的に有名なリプトンが厳選した、高貴な香りの紅茶に仕上がっている。パッケージは、トルコ アプリコットのプリントなどが消費者に商品への興味を持たせ、全体的にさわやかな印象のデザインとなっている。アプリコットの効果東洋では「杏(あんず)」と呼ばれていて、よく干し杏や、ジャムなどに使用される人気のあるフルーツだ。アプリコットに含まれる栄養成分はビタミン類やリンゴ酸、クエン酸、またブドウ糖や鉄分、リンなどのミネラルである。ビタミン類では視力低下を防ぐといわれるビタミンAが豊富に含まれている。また体を温めてくれる働きがあるので、冷え性に効果を発揮するといわれている。さらに食欲の増進作用や疲労の回復、また保有されている豊富なベータ カロテンによる皮膚ガンや肺ガンを制御する働きなどがあると考えられている。【参考】▼森永乳業株式会社(ニュースリリース)タイムリーな美容情報満載!「美容最新ニュース」FacebookページOPEN!(10月2日)矢田亜希子の美しい歯の秘訣? 芸能人愛用のホワイトニング剤がスゴイ!(8月7日)30代女性に向けたブログメディア、「ANGIE」が登場。仕事や恋愛で悩みが多いこの世代に、楽しく生きるためのヒントを提案。(7月29日)
2013年10月12日なくてはならない男らしさと威厳の象徴トルコで男性の健康や美容をテーマにしたツアーが急成長中だ。中でもヒゲの移植を目的としたツアーに人気がある。12月26日、イギリスの the guardianが報じた。(写真はバブルマッサージを受けるツアー客)口ヒゲと顎ヒゲの移植がポピュラーになってきたのは2年ほど前。国内だけではなく中東アラブ諸国からのツアー客も多い。アラブ諸国では男性の口ひげは男らしさと威厳の象徴であり非常に重要なものだ。ヒゲのないスポーツマンのような顔ではビジネスもうまくいかないという。当然結婚にも影響する。2人、3人、4人と妻を迎える度に移植を繰り返すリピーターもいる。しかし、女性パートナーからの勧めで移植を決める人はほとんどなく、みな自分の意志で施術に来るのだそうだ。移植後、ヒゲが増えたからと言ってそれまで以上の手入れが必要になるということはなく、ほぼ放置状態だという。アラブ諸国からツアー参加西欧にも?4日間イスタンブールに滞在し、移植施術料込みのツアー料金は2,300ドル。アラブ首長国連邦、クウェート、サウジアラビア、イラクからの参加者がある。ツアー・マネージャーの Irfan Atik は、今後はイギリスなどにもツアーを広めたいが、アラブ諸国とはファッション感覚が違い、西欧の方がファッショナブルだ。と話す。トルコ・イスタンブールはアラブ諸国の中で最も観光客が多い。訪れる観光客は2001年には約70万人だったが2011年には400万人に増えた。カルチャー、ファッションの面でも近隣諸国へ与えている影響は大きく、トルコの俳優や歌手は各国のテレビで見ることができる。彼らにももちろん立派な口ひげがある。元の記事を読む
2012年12月30日シリアで続く内戦の影響が隣国のトルコにも及び、10月3日にはシリアからの砲弾によってトルコ市民に死傷者がでたことから、トルコ側もシリアに砲撃を行なうに至りました。こうした事態を受け、3日にトルコ・リラが一時、対米ドルで1%程度下落したほか、地政学リスクの高まりなどを背景に、その後もリラが軟調となり、10日には一時、9月末比で約1.7%の下落となりました。ただし、それ以降は値を戻し、17日時点でリラはほぼ9月末の水準を回復しています(対円では9月末の水準を上回る)。今回の事態を受け、トルコは4日に、(必要が生じた際に)軍がシリアへの越境攻撃を行なうことを国会で承認しました。また、シリアの内戦の早期終結が見込みづらいことも考え合わせると、トルコ国民に再び脅威が及ぶこととなれば、トルコ軍がこれに応じて行動するとみられます。こうしたことから、不測の事態が両国による交戦に発展するリスクを完全に否定することはできません。しかし、シリアが3日の砲撃について謝罪し、再発防止を約束していることなどから、これまでのところ、トルコは理性的な対応を続けています。このため、金融市場での動揺も限定的となっています。今後についても、シリアから新たに大きな脅威が及ばない限り、トルコ側が本格的な武力行使にでる可能性は極めて低いと考えられます。また、トルコの軍事力を熟知しているシリアのアサド大統領が、トルコと衝突するようなリスクを自ら起こす可能性も、現時点では非常に低いとみられます。(※上記グラフ、データは過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。)なお、ファンダメンタルズ面では、過熱気味だったトルコの景気が軟着陸への軌道を進んでいることなどに伴ない、経常赤字が減少(改善)傾向となっています。11日に発表された8月単月の経常赤字は、貿易赤字の減少と観光収入の増加などを背景に、前月比約▲71%の12億米ドルとなりました。これにより、12ヵ月累計ベースの経常赤字は10ヵ月連続の減少(改善)となり、対GDP比では7%台後半と、1月の約10%と比べてかなりの改善となっています。さらに、直接投資の純流入が続き、同国に惹き付けられる海外資金の拡大が示唆されていることもあり、格付会社がトルコの格付けの見直しを検討している模様です。なかでも、トルコに対する格付けをBB+としているフィッチは、年内に結論を出す意向を10日に明らかにしています。国境を接するシリアの内戦に終結の目途がついていないことなどから、今後も地政学リスクへの注意を怠れないものの、トルコの理性的な行動だけでなく、同国のファンダメンタルズの改善も、金融市場の動揺を比較的小さなものにとどめる要因であると考えられます。(※上記グラフ、データは過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。)(2012年10月18日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、国内外での大きなイベント発生時の臨時レポート「フォローアップ・メモ」からの転載です。→「フォローアップ・メモ」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月18日世界的な景気減速懸念が拡がっているにもかかわらず、トルコの輸出が増加基調で推移しています。輸出が堅調な背景には、中東での根強い需要に対して、トルコが輸出基地としての役割を果たしていることが挙げられます。同国は、中東・欧州・アジアに隣接するという地理的優位性を強みとし、これまで外資系企業を積極的に誘致してきたことから、エネルギー分野や製造業を中心に、外資系企業が数多く進出してきています。特に自動車産業は、古くから、世界的な自動車メーカーが国内企業などとの合弁会社によってトルコを生産拠点として活用しており、同国の主要産業の一つとなっています。また、トルコでは、近年の高い経済成長を背景に、内需も力強さをみせており、その国内需要を取り込むべく、外資系企業も活発に参入しています。しかしながら、同国は、エネルギーなどを輸入に頼っていることから、内需の強さが輸入の拡大につながり、結果的に、経常赤字の増加要因になるというジレンマに悩まされてきました。そこで、経常赤字を相殺する役割を果たすと期待されるのが輸出の増加です。足元では、景気過熱抑制のための金融引き締めなどもあり、輸入に減速感がみられる一方、堅調な輸出が追い風となり、経常赤字の改善につながっています。なお、6月には、トルコ政府が投資優遇制度を公表しています。これは、輸入依存度の高い中間財と最終財の国内生産促進や、国際競争力の強化が目的となっており、経常赤字の縮小を狙ったものとされています。これにより、国内産業が強化され、これまでの輸入依存体質が改善に向かえば、内需、外需とも強固な経済基盤となり、同国の持続的な経済成長が期待されます。(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。)(2012年8月28日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月29日トルコは、2010年時点で平均年齢が28.3歳と若く、2025年にはドイツを上回る約8,400万人の人口を有すると予想されるなど、良好な人口構成を持つ国です。過去10年程度では、個人消費や投資の活発化などを背景に、GDP規模はおよそ5倍になったほか、2010年には、経済成長が加速しやすいとされる「人口ボーナス期」に突入し、その期間が2040年頃まで続くとみられており、息の長い内需の拡大が続くと見込まれています。加えて、中央アジア、欧州、中東・北アフリカを結ぶ地理的要衝としての特性を活かし、近年の製造業の発展とともに貿易量を拡大させるなど、内需のみならず外需の存在感も高まっています。こうした中、2011年のGDP成長率は前年比+8.5%となったものの、2012年1-3月期のGDP成長率は、前年同期比+3.2%に落ち着きました。これは、過熱気味の景気の軟着陸を狙う中央銀行の金融引き締めの効果などから、内需の伸びが大きく鈍化したためと考えられます。一方、中東・アフリカ向けの増加を背景に、輸出が前年同期比+13.2%と大きく伸びたことなどから全体の成長率が押し上げられました。ただし、今後、内需の減速感が強まるような局面では、景気刺激策を打ち出す可能性があるとみられるほか、当局が4-6月期には内需が緩やかな回復を示し、また、世界景気が減速する見通しであるものの成長を続けるとみており、景気の底堅い推移が続くとみられます。なお、当局による、強すぎる内需を抑え、外需への依存度を高めるという調整は、同国の課題である高水準の経常赤字の改善につながると考えられます。こうした効果が表れてくることで、同国の魅力はより一層高まっていくものと期待されます。(※上記は過去のものおよび予想であり、将来を約束するものではありません。)(2012年7月26日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月26日新生銀行は、24日より、個人顧客を対象とした新生総合口座パワーフレックスにおいて、人民元(中国人民元)、ブラジルレアル、トルコリラの外貨預金の取扱いを開始すると発表した。同行では、従来の取扱外国通貨10種類(米ドル、ユーロ、カナダドル、英ポンド、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、香港ドル、シンガポールドル、南アフリカランド、ノルウェークローネ)に加え、中長期での成長が期待できる中国、ブラジル、トルコという新興国の通貨を導入することにより、外貨取引においてより多くの選択肢を提供。また当該3通貨の外国為替手数料は、従来の取扱外国通貨同様、顧客の取引状況に応じたステージ(「新生プラチナ」、「新生ゴールド」、「新生スタンダード」)別の為替手数料が適用される。人民元・ブラジルレアル・トルコリラの3通貨の外貨預金は、店頭、原則24時間365日対応のインターネットバンキング(新生パワーダイレクト)、モバイルバンキング(新生モバイルバンキング)、コールセンター(新生パワーコール)の全てのチャネルで利用できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月26日2012年6月20日、格付会社ムーディーズは、トルコの外貨建ておよび自国通貨建て長期債務格付を「Ba2」から「Ba1」に引き上げ、見通しについては、「ポジティブ」を維持しました。これにより、トルコ国債の格付けは投資適格級まであと1段階となりました。ムーディーズは格上げの背景として、財政に著しい改善が見られたことや、多額の経常赤字などの対外収支の不均衡についてトルコ政府が取り組む姿勢を見せていることを挙げています。トルコの2011年の政府債務残高は対GDP比で39.4%であり、同じ格付の国の中央値である54.6%と比較して大幅に低く、さらには投資適格級の「Baa3」の国の中央値38.5%に近い水準となっています。財政面ではすでに好ましい水準にあることを考えると、経常収支の改善を進めていくことができれば、今後さらなる信用力の向上が見込まれます。トルコは、2001年の経済危機を機に構造改革を進め、2008年以降、世界的に金融環境が悪化する状況下においても相対的に高い経済成長を維持したことなどから、金融・財政政策への国際的な信頼度が高まっていると見られます。2012年は、主要輸出先である欧州の景気低迷の国内景気への影響は避けられないものの、近年では欧州への輸出依存度が低下傾向にあることや、内需が堅調であることなどを背景に、国内経済は底堅く推移すると予想されます。加えて今回の格上げに見られるように今後も信用力の向上が期待されることなどから、トルコへの注目度がますます高まるものと考えられます。なお、他の格付会社はトルコの自国通貨建て長期債務格付を、S&Pが2011年9月に投資適格級へ引き上げ、その後、見通しを「安定的」としているほか、フィッチは、「BB+」とし、見通しを「安定的」としています。(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。)(2012年6月22日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月25日欧州、アジア、アフリカが交差する場所に位置し、重要な輸出拠点として外国企業の進出が相次いできたトルコでは、勤勉な国民性などもあいまって、製造業が発展し、輸出の9割超が工業製品となっています。過去約10年間で、輸出総額はおよそ4倍に増加し、地域別では、特に欧州向けの輸出が経済成長に大きく寄与してきました。また、地の利を活かし中東、アフリカ、アジアとの貿易量が大幅に拡大しています。トルコ政府は、産業基盤の強化をめざし、付加価値の高い産業の育成や誘致に力を注いでおり、税優遇などを通じて内外からの投資促進を図っています。こうした政策の背景には、同国が、製造拠点としての役割を高める一方、部品など中間財の輸入依存度が高く、生産量が増えると同様に輸入が増え、輸出が伸びても経常収支の改善につながりにくいといった産業構造上の問題を抱えていることなどがあります。しかしながら、今後、こうした投資促進策などによって、中間財の生産に関わる投資が増加するようであれば、景気拡大時に経常赤字が膨らみやすい経済構造の転換につながっていくと見込まれる上、経済活動をさらに活性化させると考えられます。足元で、欧州景気が減速感を示すなか、トルコ経済への影響は少なからず想定されるものの、輸出先の多様化などを背景に、生産活動や輸出は引き続き、拡大傾向を維持するとみられます。トルコは、通貨危機に見舞われた2000年代初頭以降、民主化の推進や財政再建など着実な構造改革を背景に、高成長を続けてきました。同国がこれまで、様々な抜本的改革を通じて経済基盤の安定化を進めてきたことなどを踏まえると、トルコ経済は今後も、積極的な政策対応によって持続的な成長を実現していくと見込まれ、国際社会における存在感をますます高めていくものと期待されます。(※グラフ・データは過去のものであり、将来を約束するものではありません。)(2012年5月21日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月21日トルコリラは、欧州債務問題や世界景気に対する懸念などを背景とした投資家のリスク回避の動きに加え、経常赤字の改善を狙ったトルコ中央銀行(以下、中銀)のリラ安容認姿勢などが嫌気され、昨年以降、下落基調を強めていました。しかしながら、今年に入ると、欧州債務問題の落ち着きや米国などでの好調な経済指標の発表など、世界的なマクロ環境の改善を受け、リラは上昇に転じました。さらに、リラ安に伴なう輸入物価の上昇や国内景気の底堅さを受けたインフレ圧力の高まりを背景に、中銀が金融引き締め強化の姿勢を示したこともリラを下支えする要因となったことから、今後のリラの動きを予想する上では、同国の経済状況に加え、中銀の政策や発言が重要な要素になると考えられます。今月21日、中銀総裁が、足元で前年比+10%程度に高止まっているインフレ率を、「中期的なターゲットである5%に抑制するまで金融引き締め策を維持する」と発言したほか、翌日22日には、中銀が、2012年末時点のインフレ見通しを若干上方修正しました。こうしたなか、27日に開催された金融政策決定会合では、政策金利を据え置いたものの、今後の方針について、「影響を慎重に観察しつつ、追加金融引き締めを行なう可能性がある」とし、インフレ抑制に対する強い姿勢を表明しました。市場では中銀の引き締め策の強化が、リラ上昇の要因として注目されていることから、中銀によるこうした姿勢は、リラ相場の下支えとして機能していくと考えられます。なお、中銀では、世界的に景気見通しが好転の兆しをみせるなか、同国経済の弱点といわれる経常収支の赤字は輸出の安定的な増加などにより、徐々に減少していくとみています。輸入額が輸出額を大幅に上回る輸入超過が続くトルコでは、リラが大きく上昇すれば、経常赤字の拡大要因となることには注意が必要ですが、同国政府が輸出の拡大に取り組んでいることなどを踏まえると、中銀が想定している通り、経常赤字は政府の削減目標に沿って緩やかに縮小していくとみられます。(※グラフ・データは過去のものおよび予想であり、将来を約束するものではありません。)(2012年3月30日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月30日トルコ航空では2月12日より20日まで、成田・関西空港発エコノミークラス往復航空券を2人合わせて¥50,000、成田空港出発コンフォートクラス(プレミアムエコノミークラス)往復航空券を2人合わせて¥100,000で販売する「バレンタイン・デイキャンペーン」を実施する(燃油サーチャージと空港税は別途)。成田発はイスタンブール・ヨーロッパ各都市行き、関空発はヨーロッパ各都市行きのみ利用が可能。 最短滞在4日から最長滞在14日間まで。小児・幼児運賃の設定はなく大人運賃と同額になる。入国都市と出国都市を別にするオープンジョーが可能。発券、出発後の変更、払い戻しは不可だが、すでに予約は受け付けは始まっている。成田発で飛ぶなら、価格を優先してエコノミークラスか、シェフによる機内食サービスもご自慢のゆったりシート、コンフォートクラスで飛ぶか、迷ってしまう。まずは、一緒に飛んでくれる相手を探して、このチャンスを生かしたい。お問い合わせ: トルコ航空 公式サイト 取材/小野アムスデン道子
2012年02月06日トルコでの協力NKSJホールディングス株式会社は13日、同社の100%連結子会社である、株式会社損害保険ジャパンが保有している「Fiba Sigorta」社の株式の一部を、欧州復興開発銀行(以下EBRD)へ譲渡することを発表した。損保ジャパンは、成長を続けるトルコにおいて有力な地盤を確立するため、本年11月2日に同国の損害保険会社「Fiba Sigorta」社の株式99.07%を取得、子会社としている。※画像はイメージ豊富な知識と経験今回EBRDへ発行済株式の9.99%相当が譲渡されるとともに、EBRDの取締役1人を受け入れる方針だが、これについてNKSJと損保ジャパンは、EBRDがロシア、中東欧、中央アジアで29か国に拠点を有していることを高く評価。中東欧諸国に関する豊富な知見を活かしたいとした。またNKSJは発表の結びに、今回の案件は日本の損害保険会社とEBRDとの初の共同出資案件であり、かつEBRDにとっては初めてのトルコ企業に対する出資案件でもあることを強調した。
2010年12月16日約274億円の株式取得NKSJホールディングス株式会社は11月4日、同社の100%子会社である株式会社損害保険ジャパンが、トルコの損害保険会社「Fiba Sigorta」社の株式99.07%を取得し、子会社としたことを発表した。損保ジャパンによる株式の取得は11月2日に行われ、同社によれば金額は4億8千1百万トルコリラ(約274億円)。トルコ当局による許可を得た後、商号を「Sompo Japan Sigorta A.Ş.」へと変更するという。※画像はトルコ大使館よりFiba Sigorta社とは「Fiba Sigorta」社は2001年設立で、従業員数は2009年12月時点で309名の若い会社。2009年12月期の総資産は約203億円、税引き後利益は約16億円であった。今回の株式取得に対し、NKSJは下記のようなコメントを発表している。当社および損保ジャパンは、本株式取得を通じて、成長著しいトルコにおいて強固な事業基盤を確立し、同国における損害保険事業の拡大を目指します。
2010年11月06日