12月5日(木) から12月7日(土) にかけてEX THEATER ROPPONGIにて、『古舘伊知郎トーキングブルース2024』が開催される。「トーキングブルース」とは、“トークでブルースを奏でる”をコンセプトに、古舘伊知郎がマイク1本で2時間ノンストップでしゃべり続けるトークライブ。言葉の奔流で、現代社会が抱える問題やそこに生きる人々の想いを浮き彫りにする。1988年の第1回から2003年の第16回までコンスタントに開催し、2004年から出演の『報道ステーション』を機に一時休止。11年ぶりとなる2014年にはEX THEATER ROPPONGIにて一夜限りの第17回が行われ、コロナ禍の2020年8月には無観客で6年ぶりに開催、そして同年12月には有観客ライブを、2021年は自身初となる全国ツアーを実施した。以降も古舘のライフワークとして毎年開催されている。なお、最終日である12月7日(土)は、古舘伊知郎の70歳の誕生日という人生の節目。一体どんな言葉が語られるのか、期待が高まる。<公演情報>『古舘伊知郎トーキングブルース2024』2024年12月5日(木) 18:00 開場 / 19:00 開演2024年12月6日(金) 18:00 開場 / 19:00 開演2024年12月7日(土) 15:00 開場 / 16:00 開演会場:東京・EX THEATER ROPPONGI出演:古舘伊知郎【チケット】全席指定:9,000円(税込)U25チケット:4,500円(税込)※未就学児のお客様は入場できません。※チケットは1人4枚までとさせていただきます。※客席内は動画・写真の撮影は禁止です。※客席内を含む場内の映像・写真が公開される場合があります。※チケットご購入後のキャンセル・変更・払戻はできません。※ご購入後の返金及び席種や座席位置等の変更のご要望は一切お受けできません。※出演者や公演内容は都合によりキャンセル・変更になる場合がございます。■オフィシャル先行受付期間:9月5日(木) 23:59まで■最速先行受付期間:9月6日(金) 18:00~9月12日(木) 23:59まで■いち早プレリザーブ受付期間:9月6日(金) 18:00~9月10日(火) 23:59までチケット情報:()公式サイト:
2024年08月27日『ストップ・メイキング・センス 4Kレストア』より本編映像が解禁された。1983年12月ハリウッド・パンテージ・シアターでの「トーキング・ヘッズ」伝説のライブの様子を収めたライブ映画『ストップ・メイキング・センス』をA24が4Kレストア版としてよみがえらせた本作。この度、解禁されたのは、バンドメンバーが集結し、前半のハイライトでもある「Burning Down the House」の本編映像。スペイシーな音を鳴らすキーボードのバーニー・ウォレル、ギター/ヴォーカルのアレックス・ウィアーも加えた総勢9名がついに揃い、ホットなグルーヴを纏いながらバンドとしてジワジワと熱量を高めていくその演奏は圧巻だ。バーンとウィアーが並んでその場で駆け足したり、ハリスンとコーラスたちが絡んだりとライブならではの臨場感も味わうことができる。シングルとして全米9位を獲得している。今回の4Kレストア版では音声の修復はジェリー・ハリスン自ら行なった。リマスターを行う際にハリスンは、オリジナルに立ち戻りながら、マルチチャンネルオーディオ用に新たにミックスする感覚で修復作業を行ったという。「多くの場合、人々は新しい技術に興奮するあまり、原型を操作してしまい、以前のようなクラシックなサウンドではなくなってしまう。昔はこうだったという感覚を失わずに技術を使うのがコツで、私たちはそれを達成できたと思う」とハリスンは語っている。ジェリー・ハリスンこだわりの音にも注目して、劇場で極音を堪能してほしい。『ストップ・メイキング・センス 4Kレストア』はTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ストップ・メイキング・センス 4Kレストア 2024年2月2日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 1984 TALKING HEADS FILMS
2024年02月02日「トーキング・ヘッズ」伝説のライブを収めた『ストップ・メイキング・センス 4Kレストア』より本国ティザー予告編が解禁。また、スパイク・リー監督の『アメリカン・ユートピア』の限定再上映が決定した。1983年12月ハリウッド・パンテージ・シアターでの「トーキング・ヘッズ」伝説のライブの様子を収めたライブ映画『ストップ・メイキング・センス』をA24によって4Kレストア版としてスクリーンに復活させた本作。バンド結成50周年、映画公開40周年の記念すべき年に上映される。この度、本作の海外版ティザー予告が解禁。デイヴィッド・バーンが訪れたは街のクリーニング店。バーンは店主に「取りに来たよ!だいぶ経っちゃったんだけど」と、少し破けた伝票を出した。すると店主は「ちょっと待っててね」といい、奥から出てきたのは見覚えのある“ビッグ・スーツ”。バーンは「ワオ!」と驚き、久々に見た“ビッグ・スーツ”に興奮。バーンは店主に別れを告げ、お馴染みの自転車で家に戻り、40年ぶりに袖を通す。流れてきた「This Must Be the Place」に合わせて鏡を見ながら体を傾けたり、首を曲げたり、独特なダンスを踊る。その切れ味は40年経ったいまも変わらずに健在だ。さらにこの度、本作の公開を記念して、デイヴィッド・バーンのブロードウェイショーをスパイク・リーが監督し映画化した『アメリカン・ユートピア』が1月26日(金)~東京、大阪、京都、札幌、福岡の5都市7館での1週間限定再上映が決定。2021年5月28日に公開され、コロナ禍ながら音楽ドキュメンタリー映画として異例の興行収入1億円超えの大ヒットを記録し、2021年のランキングでも輝いた本作。2023年に国内の上映権利が一度切れてしまっていたが、『ストップ・メイキング・センス』4Kの国内公開を受けて、権利延長を交渉し今回の再上映が実現した。<再上映劇場>1月26日(金)~1週間限定TOHOシネマズ 新宿/TOHOシネマズ 日本橋/TOHOシネマズ 梅田TOHOシネマズ なんば/TOHOシネマズ すすきの/TOHOシネマズ 二条/中州大洋映画劇場『ストップ・メイキング・センス 4Kレストア』は2月2日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。『アメリカン・ユートピア』は1月26日(金)より全国にて1週間限定公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アメリカン・ユートピア 2022年3月4日よりTOHO シネマズ日比谷・ホワイトシネクイントほか全国にて再上映©2020 PM AU FILM, LLC AND RIVER ROAD ENTERTAINMENT, LLC ALL RIGHTS RESERVED
2024年01月16日メゾン ミハラヤスヒロ(Maison MIHARA YASUHIRO)の2024年春夏コレクションから、トーキングアバウト ジ アブストラクション(TALKING ABOUT THE ABSTRACTION)とコラボレーションしたバッグや財布が登場。2024年1月より発売予定だ。トーキングアバウト ジ アブストラクションとコラボメゾン ミハラヤスヒロがタッグを組むのは、転写プリントを得意とする日本のファッションブランド、トーキングアバウト ジ アブストラクション。財布、クラッチバッグ、ショルダーバッグを展開する。カセットテープ型ウォレット財布は、トーキングアバウト ジ アブストラクションのカセットテープ型ウォレットを再構築したもの。“Maison MIHARA YASUHIRO”や“SOSU”のロゴをあしらい、アレンジしている。カラーはブラックとオレンジの2色を用意する。雑誌『STREET』『FRUiTS』のクラッチバッグトーキングアバウト ジ アブストラクションのアイテムを再構築したマガジン型クラッチバッグは、写真家で編集者の青木正一とのトリプルコラボレーションによるもの。青木が編集長を務めたストリートスナップ誌『STREET』と『FRUiTS』に掲載されていた写真を大胆に転写プリントした。ラジカセ型ショルダーバッグさらに今回は、新たにラジカセ型のショルダーバッグをリリース。本物のラジカセを思わせるボックス型のバッグに、レトロなラジカセの写真が色鮮やかに転写プリントされている。【詳細】メゾン ミハラヤスヒロ×トーキングアバウト ジ アブストラクション発売予定時期:2024年1月アイテム:・ショルダーバッグ 85,800円・マガジンバッグ FRUiTS 42,900円・マガジンバッグ STREET 42,900円・カセットテープウォレット 29,700円・カセットテープウォレット+ストラップ 33,000円【問い合わせ先】メゾン ミハラヤスヒロ トウキョウTEL:03-5770-3291
2023年07月23日フランシス・マクドーマンドとブラッド・ピットの制作会社「PLANB」がタッグ、俳優でもあるサラ・ポーリー監督がベストセラー小説を映画化した『ウーマン・トーキング 私たちの選択』。この度、「奇跡的な配役」「彼以外演じられないと思わせる」などSNSでもその演技と役柄に称賛が集まっているベン・ウィショーの本編映像が解禁となった。公開初日よりSNS上でよく話題に上がっていたのが、尊厳のために闘う女性たちの隣で、唯一男性として議論に参加していたベン・ウィショー演じる“オーガスト”について。「奇跡的な配役」「難しい役柄にもかかわらず最高に素晴らしい演技」「ベン・ウィショーのいい演技を観た」「彼以外演じられないと思わせるほど、完璧なハマり役だった」など、絶賛の声が相次いでいる。オーガストは、コミュニティのほかの男たちから「男らしくない」と思われている。彼は村で教師をしているが、学校に通うのは少年と若い男性だけで、少女たちは教育を受けていない。オーガストはオーナ(ルーニー・マーラ)とお互いを想い合っており、オーナは彼に話し合いの議事録を取るように頼む。話し合いをする女性たち自身は読み書きができないが、その記録を残したかったからだ。この度解禁されたのは、男性優位のコミュニティのなかで、唯一中立な立場として、女性たちの話し合いを書き留め続けるオーガストの包み込むような優しさや、そんなコミュニティに男性として属する苦悩が垣間見える本編映像。納屋での議論の合間に気分が悪くなったオーナ。井戸まで付き添ったオーガストが自らの手に水をくんで、オーナの口元に添えるカットからスタートする。オーナは書記の役割を果たすオーガストに感謝の言葉を送るが、オーガストは目を伏せて「ごめん オーナ」と謝る。加害者たちと同じ男性でありながら、オーナや女性たちに起こった悲劇に胸を痛めるオーガストの苦悩がその痛々しい表情に表れている。さらに「君と子供の面倒は僕が見る」と告げるオーガストの静かな微笑みは、彼の中にある愛を感じさせ、「闘って負けたらこの子はほかの家族にもらわれる」と言うオーナに対して「君はそんなの認めない」と返すオーガストには、その声色からオーナを信じ励ます力強さも感じることができる。ベンが演じたオーガストは、女性たちの話し合いを記録として残すほかにも、これからのコミュニティにとって重要な使命を担うことになる。その使命とはいったい何なのか、劇場で目撃してほしい。なお、6月13日(火)、渋谷ホワイトシネクイントにて本作のトークイベント付き上映が開催。清水晶子氏(東京大学総合文化研究科教授)、斉藤綾子氏(映画研究者/明治学院大学文学部芸術学科教授)を招いてのトークイベントは19:00上映回、上映後に実施される予定。『ウーマン・トーキング 私たちの選択』はTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ウーマン・トーキング 私たちの選択 6月2日TOHO シネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国公開© 2022 Orion Releasing LLC. All rights reserved.
2023年06月13日ルーニー・マーラ、クレア・フォイ、ジェシー・バックリー、ベン・ウィショーらの共演で贈る『ウーマン・トーキング 私たちの選択』から、自身初のアカデミー賞受賞となったサラ・ポーリー監督の特別インタビュー映像が到着した。原作は2018年に出版され、「NEW YORK TIMES」ブックレビューの年間最優秀書籍に選ばれたミリアム・トウズによる同名ベストセラー小説「WOMEN TALKING」。2005年から2009年にボリビアで起きた実際の事件を元に描かれている。脚色、そして監督を務めたのは、『死ぬまでにしたい10のこと』などで女優として活躍しながら、2006年『アウェイ・フロム・ハー君を想う』で監督、脚本家としてデビューし数々の賞を受賞したサラ・ポーリー。前哨戦でも脚色賞を数多く受賞した本作は、本年度アカデミー賞で作品賞、脚色賞にノミネートされ、脚色賞を受賞した。プロデューサーであるフランシス・マクドーマンドが想像していた「至近距離から撮ったような素朴な作品」よりもスケールの大きい、シネマティックな作品に仕上げたサラ監督。脚本、演出、俳優陣の演技まで高い評価を受ける納屋での会話について、「今の権力構造、力の不均衡、暴力による害悪など、あらゆることに言及」すると語る。この物語において、「意見を異にする人同士が、新たな世界と新たな道を創造するためにじっくりと腰を据えて話し合う様」を見せることが重要だと話し、「そういう議論が可能であるということが一縷の希望となります」と思いを明かした。また、本作の公開に際し、著名人からのコメントが到着。女優・芋生悠は「彼女たちは話し合う。沈黙は無い」と納屋での対話のシーンを語り、「映画の中に存在するのは希望に満ちた女性たちだ」とサラ監督が映像中でも語った「一縷の希望」に焦点を当てたコメントを寄せる。映画・音楽パーソナリティの奥浜レイラも、「女性たちは一枚岩ではないが、対話を積み上げることで同じ未来を見つめる」と同様にコメントを寄せる。6月13日(火)開催の公開記念トークイベント付き上映の登壇ゲスト・清水晶子(東京大学総合文化研究科教授)は「女性たちが、お互いに言葉をかわし、お互いの言葉に耳を傾ける中から、現在とは異なる未来の可能性を想像し、それを実現していく。フェミニスト的な希望を語るユートピアの寓話」と評価している。『ウーマン・トーキング 私たちの選択』はTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ウーマン・トーキング 私たちの選択 6月2日TOHO シネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国公開© 2022 Orion Releasing LLC. All rights reserved.
2023年06月03日前田敦子が本年度アカデミー賞脚色賞受賞、作品賞ノミネートの『ウーマン・トーキング 私たちの選択』公開直前トークイベントに登壇、俳優であり映画監督、元アイドル、そして1児の母である自身と照らしながら本作について語った。原作のベストセラー小説を、フランシス・マクドーマンドがプロデューサーとして製作。『死ぬまでにしたい10のこと』などで俳優として活躍するサラ・ポーリーが監督を務め、ルーニー・マーラ、クレア・フォイ、ジェシー・バックリーなど、女性たちの力が集結した本作。映画上映前に登壇した前田さんはまず観客に、「話したいことがたくさんあるんですけど、本当にいろんな方に観て楽しんでいただきたい」とコメント。また、本イベントのオファーが来た時の心境を聞かれると、「観る前は自信がなかったので、先に試写が観たいとお願いしました」と裏話。鑑賞後は本作のインタビューなどを読み漁ったという。「(キャストが)なんでこんなにいきいきしているんだろう、観ていると自分も話している気分になるのはなぜだろうと思っていたけれど、すごく重いテーマだからこそ、現場は和気藹々と作られていたという裏話を聞いて納得しました」と話した。ほぼ会話のみで構成される本作に、もし俳優として参加することになったら?と聞かれると、「怖いですね。本当に生々しい感情が出ているので。でもそれって、本当にいい環境だったからこそ出てきたものだったんだろうなあと、いいなあと思います」とサラ監督の現場を称賛しつつ、「どの国でもこういう話はあるものだと思いますが、もしオファーがあったら、簡単な気持ちでは参加できないなと思いますね。撮影環境がものを言うテーマだと思います」と持論を述べた。「自由でいたいと思いながら『らしさ』を求めてがんじがらめになってしまう」2022年に『理解される体力』で監督デビューを果たした前田さん。サラ監督が本作撮影時に時間の使い方を工夫した、というエピソードに感銘を受けたようで、「(監督というのは、)サラ監督のようにすべてのことに意識が向かないと成立しない職業。作品をつくるとき、誰についていくかという話になると思うんですが、やっぱり監督についていきたいなと思いたいですよね。そういう意味ではできていなかったなと反省しました」と監督の視点からも称賛した。本作では、女性たちの結束が描かれる。女性アイドルグループで長年センターを務めてきた前田さんは自身の経験と照らし合わせて、「すごく納得しました」と言う。「もちろん(アイドルグループ時代)ぶつかったりもめたりしたこともあったけど、大きな事件になったことはなくて。それは根っこに絆があったからだと思うんですけど、それを映画を観ていて感じました。嘘だろって言われると思うんですけど(笑)、メンバーは本当に仲が良かったんです。なにかあったら話し合って、泣きながら感情をぶつけあったりして、仲直りもアツいんですよね」と思い出をふり返る。一番仲が良かったのは板野友美だと言い、「正面から『それってちがくない?』と言ってくれるから、それですごく仲良くなりました。喧嘩したあと、仲直りのときにおそろいのネックレスを買ってくれて、私もお返しのプレゼントを贈ったりして。おそろいでつけていました。今も大切に持っています!」と笑顔で語った。さらに、本作で描かれる母親としての選択についても語る。「母親らしさをどこかで求めている私もいますし、自由でいたいと思いながら『らしさ』を求めてがんじがらめになってしまうことはよくあります」と、本音をこぼす前田さん。そんな前田さんが自分らしくいるために必要なのは仕事だったという。「子どもが生まれた時に、自分のなにかを犠牲にしすぎてそれこそ“母親らしさ”に固まることが怖くなったんです。自分の想像の範囲でもあんまりいい未来が描けないってことは、よくないと思って。もちろん子どもの成長によって変えていきたいとも思うんですが、でも、シングルマザーになったときに、(母親らしさにがんじがらめになっていた部分が)すごく楽になったんです」と告白。「別れたあとのほうが、それぞれ親子で結束できていると思います。そうなったときに、私は趣味が仕事になっている部分もあるのかもしれないんですが、私が自分らしくいられるのはお仕事をしながら子育てすることかなと気づきました」と明かした。現場に子どもを連れていくこともあるという前田さんは、「子どもがいることでみんなが笑顔になるのはすごく、子どもの存在によって大人が救われているんじゃないかと思います。息子にとっても、大人っぽい子どもにはなっているけど、いざ社会人になって大人の世界に急に放り込まれるより、大人って、仕事って、こういう世界なんだと納得をして飛び込むことは、息子にとって力になるんじゃないかと思います」と語りつつ、「でも絶対にこれがいいと思う!とも言い切れないんですよね。それも何かにとらわれているからだなあと思います」と苦笑していた。「口に出すこと、言葉にすることから始めることがどれだけ大切か、改めて教えてくれた作品」続いて、サラ監督との共通点でもある監督業について今後の展望を尋ねると、「(監督という職業にこだわらず、)違うものを形にすることに携わってみたい」とのひとことが。「まだ見つかっていないんですけれど、そのなにかが見つかった時に動き出すんだろうなと思っていて。まわりのみんなを見ていると、形にしている人が多くて、それが楽しそうで。自分が必要とされているものがあったら挑戦してみたいなというのはずっとあるので、なにか意味のあることをしたいと思っています。全部自己満足で終わってしまったら人生後悔すると思うので」と決意の眼差しで語る前田さん。最後にこれから作品を鑑賞する観客に向け、「今話していることは、まだ観ていない方からしたら何を言っているのかわからないかもしれないですが(笑)、観終わったあとにほんとうにそういう気分になるんだなと納得してもらえると思います。口に出すこと、言葉にすることから始めることがどれだけ大切か、改めて教えてくれた作品です」とメッセージを送っていた。『ウーマン・トーキング 私たちの選択』は6月2日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ウーマン・トーキング 私たちの選択 6月2日TOHO シネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国公開© 2022 Orion Releasing LLC. All rights reserved.
2023年05月25日本年度アカデミー賞脚色賞を受賞した『ウーマン・トーキング 私たちの選択』に出演するルーニー・マーラ、クレア・フォイ、ジェシー・バックリーの特典映像インタビュー映像が到着。さらに、宇垣美里はじめ著名人7名から届いた応援コメントも公開された。原作は、2005年から2009年にボリビアで起きた実際の事件を基に描いた、ミリアム・トウズによる同名ベストセラー小説。出演とプロデュースを兼任したフランシス・マクドーマンドがブラッド・ピット率いる映画制作会社PLAN Bへ話を持ち込み、映画化が実現。『アウェイ・フロム・ハー君を想う』のサラ・ポーリーが監督・脚本を担当し、これまで世界の賞で56賞を受賞、151賞にノミネートされている。主演はその演技力で2度アカデミー賞にノミネートされたルーニー・マーラ。その他、Netflixのドラマシリーズ『ザ・クラウン』で主演女優賞、最優秀ゲスト女優賞と2度エミー賞を獲得したクレア・フォイ、ジェシー・バックリー、日本でも『007』シリーズ、Q役でおなじみのベン・ウィショーなどが出演し、自給自足で生活するキリスト教一派の村で起きた連続レイプ事件を題材に女性たちの未来を懸けた話し合いを描く。映像では、実話に基づいた作品であることについてどう思うか、世界から注目を集めた納屋での話し合いシーンについて話す3人の姿が映し出される。「なぜこの映画が女性だけに向けられた映画ではないと言えるのか」という質問に対して、クレアは本作を「抑圧されてきた人々の話」だと評し、映画の中で描かれる感情や思考について、「抑圧されてきた人々、あるいは抑圧を経験したことがない、自覚さえない人であっても、共感できるところがあると思います」と語る。また、そんな本作に共感を示す著名人らから、応援コメントが到着。辻愛沙子氏はクレアやジェシーが女性のためだけの映画ではないと語るように、「当事者じゃない人はひとりもいない、そんな作品だった」と本作を評している。そして、宇垣美里氏は「あまりの無力感に震えが止まらなかったけど、負の連鎖を断ち切らんと立ち上がる姿に、描かれる希望と連帯に、背中を押され、未来を信じたいと思えた」と、本作での女性たちの姿に希望を見出したと語っている。『ウーマン・トーキング 私たちの選択』女優陣インタビュー映像【コメント全文】■宇垣美里フリーアナウンサー・女優なかったことにされてきたおぞましい犯罪を前に、選択を迫られる女たち。あまりの無力感に震えが止まらなかったけど、負の連鎖を断ち切らんと立ち上がる姿に、描かれる希望と連帯に、背中を押され、未来を信じたいと思えた。■大島依堤亜グラフィックデザイナー品のよいビジュアルに騙されてはいけない。何を隠そう『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のようにたぎる映画なのだ!■瀧波ユカリ漫画家女たちはあらかじめ奪われている。伝え残す文字を、世界を知る地図を、語り合う時間を、体を守る装いを。この映画がその真実を繰り返し突きつけてくるのに気付いた時、怒りと共感が震えと共に湧きあがった。■竹田ダニエルライター聞こう、女性たちの声を。自分たちの手で変えよう、未来を。歴史から、被害者から、絶対に目を背けるな。この映画は、そう強く訴える。■辻愛沙子株式会社arca CEO / Creative Directorこれは、現代を生きるすべての女たちの物語。そして、すべての男たちが知っておくべき衝撃の実話。当事者じゃない人はひとりもいない、そんな作品だった。■山崎まどかコラムニスト女たちが語り始めるとき、世界は大きく変わる。誰かを打ち負かす議論ではなく、生き延びるための対話を模索する、彼女たちと共に私たちも希望に繋がる言葉を探していこうではないか。■ゆっきゅんDIVA異なる道理で生きる他者とも対話を重ねることが必要だと人は言う。それは本当にそうかも。それでも、対話をするかどうかは私たちが決めてよいことなのだと映画は強く訴える。あなたの話を最後まで聞くのは、信じられるものがあるからだ。心の中の沈黙に気付かされるような言葉たちに何度も泣いてしまった。『ウーマン・トーキング 私たちの選択』()6月2日(金)公開(C)2022 Orion Releasing LLC. All rights reserved.
2023年05月18日本年度アカデミー賞で脚色賞受賞、作品賞ノミネートを果たした話題作『ウーマン・トーキング 私たちの選択』からルーニー・マーラ、クレア・フォイ、ジェシー・バックリーのインタビュー映像が到着。本作が女性だけに向けられた物語ではない理由などをそれぞれの言葉で語っている。解禁されたのは、本作で主演を務めたルーニー・マーラ、オスカー前哨戦で数々の賞にノミネート・受賞し、本作での演技が高く評価されたクレア・フォイ、そして『MEN 同じ顔の男たち』などに出演してきたジェシー・バックリーという3人のインタビュー映像。映像では、実話に基づいた作品であることについてどう思うか、世界から注目を集めた納屋での話し合いシーンについて話す3人の姿が映し出される。さらに、「なぜこの映画が女性だけに向けられた映画ではないと言えるのか」という質問に対して、クレアは本作を「抑圧されてきた人々の話」と評し、映画の中で描かれる感情や思考について「抑圧されてきた人々、あるいは抑圧を経験したことがない、自覚さえない人であっても、共感できるところがあると思います」と語っている。そんな本作に共感を示す著名人から、応援コメントが到着。「当事者じゃない人は1人もいない、そんな作品だった」と本作を評するのは、arca CEO/Creative Directorの辻愛沙子。また、宇垣美里は「あまりの無力感に震えが止まらなかったけど、負の連鎖を断ち切らんと立ち上がる姿に、描かれる希望と連帯に、背中を押され、未来を信じたいと思えた」と、本作の女性たちの姿と選択に希望を見出したと語っている。『ウーマン・トーキング 私たちの選択』は6月2日(金)よりTOHO シネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ウーマン・トーキング 私たちの選択 6月2日TOHO シネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国公開© 2022 Orion Releasing LLC. All rights reserved.
2023年05月18日音楽フェス「トーキングロックフェス(Talking Roc! FES.)2023」が、神奈川・横浜アリーナにて開催される。日程は2023年7月8日(土)、9日(日)の2日間。音楽フェス「トーキングロックフェス」「トーキングロックフェス」は、音楽雑誌『トーキングロック(Talking Rock!)』が主催する毎夏恒例の音楽フェス。2023年は約2年ぶりの横浜アリーナでの開催となる。注目の出演アーティスト2023年に出演する注目アーティストは、最新EP『mixtape』で注目を集めたChilli Beans.(チリビーンズ)や、My Hair is Bad(マイ ヘア イズ バッド)、クリープハイプなど。そのほか、キュウソネコカミ、ヤバイTシャツ屋さん、フレデリックなど豪華アーティストも会場に集う。出演アーティスト一覧■7月8日(土)キュウソネコカミ/go!go!vanillas/ハルカミライ/Hump Back/04 Limited Sazabys/ヤバイTシャツ屋さん■7月9日(日)クリープハイプ/Kroi/SHISHAMO/Chilli Beans./ハンブレッダーズ/フレデリック/My Hair is Bad※2023年4月上旬時点での第一弾発表アーティスト開催概要音楽フェス「Talking Rock! FES.2023」開催日:2023年7月8日(土)、9日(日)時間:開場 10:00 / 開演 11:00会場:横浜アリーナ住所:神奈川県横浜市港北区新横浜3-10チケット詳細価格:全席指定 9,999円※3歳以上要チケット※発売は電子チケットのみ■オフィシャル先行受付受付期間:2023年4月10日(月)15:00〜4月23日(日)23:59販売場所:ローソンチケット■チケット一般発売日: 2023年6月10日(土)10:00
2023年04月14日ルーニー・マーラやクレア・フォイ、ジェシー・バックリー、プロデューサーでもあるフランシス・マクドーマンドらが出演した『ウーマン・トーキング 私たちの選択』。この度、作品の要であり、納屋での話し合いを見事演じきった女優陣をサラ・ポーリー監督が絶賛するインタビューが到着した。本作で最も重要となるのは、劇中で何時間にも及ぶ納屋での話し合い。アカデミー賞脚色賞を受賞したサラ・ポーリーが脚本を書くうえで楽しくも難しかったと語る。オスカー前哨戦でも第43回ボストン映画批評家協会賞など数々の賞でアンサンブル演技賞を受賞し、脚本のクオリティだけでなく、俳優陣の演技合戦にも注目が集まっている。なかでも主演を務めたルーニー・マーラ、オスカー前哨戦で多数の助演女優賞にノミネート・受賞したクレア・フォイ、アカデミー賞ノミネート経験もあるジェシー・バックリーへの注目度は高い。ルーニー演じるオーナは、村を代表して話し合う3家族のうち、アガタ(ジュディス・アイヴィ)の長女で聡明な女性だ。“事件”によって子どもを身籠った彼女は、もの静かながらも、このまま暴力に耐えてはいけないという強い意志で話し合いに参加する。ポーリー監督はルーニーについて、その器の大きさを絶賛する。「ルーニーは、役柄のオーナと同じようなエネルギーをセットにもたらします。思いやりと共感に満ちた人であり、あの納屋で湧き上がってきたさまざまな感情をすっと受け止める器があります。彼女はその場に意識を集中させ、周りの人に注意を注ぐことにすごく長けています。生き生きとした女優だとも思います。自分を曝け出すことも厭わない。エゴがなく、生きた愛の器のような存在です」と監督。また、クレアが演じるサロメは、アガタの次女で小さな娘がいる。サロメは男たちの所業に激しく怒り、子どもたちを守るために闘うべきだと主張する。感情的なシーンの多いこの役柄を、正確な芝居で演じきったクレアにサラは驚いたと言う。「劇中でサロメが感情的に独白するシーンがあり、2日間半にわたって120テイクを重ねたのだけど、一度たりとも芝居が揺らぐことがありませんでした。演技の機械のような人で、あのようなスキルとスタミナと正確性を目にするのは初めて。本当に驚きで、みんなも畏敬の念のような眼差しで彼女を見つめていました」。そしてフロリダ映画批評家協会賞などで助演女優賞を獲得したジェシーの演技に、ポーリー監督は「マーロン・ブランドやロバート・デ・ニーロなどの名優を思い浮かべる」と話す。「女性たちが議論するシーンで、カメラがいよいよジェシーに焦点を当てるところまでくると、野外で作業をしていたテクニカル・スタッフが、ジェシーの演技を見たいとわざわざモニターのほうへ駆け寄ってくる始末でした。ジェシーにはそういう素晴らしい磁力があります」という。そんなジェシーが演じるのは、グレタ(シーラ・マッカーシー)の長女・マリチェ。彼女には娘と夫がおり、闘うか、去るか話し合う女性たちの中でも、本当に闘えるのか?去ったところでどう生きていくのか?そもそも闘うこと、去ることは赦されるのか?という疑念を抱いている人物である。三者三様の想いを抱える役柄を演じる彼女たち。世界が評価する女優たちの魅せる圧巻のアンサンブル演技は見逃せない。今回は、3人が演じるオーナ、サロメ、マリチェのスチールを解禁。畑の真ん中でほほ笑むオーナ、母・アガタと額を合わせ何かを祈るように目をつむるクレア、どこか張り詰めたような雰囲気のマリチェ。それぞれの表情にも注目してほしい。『ウーマン・トーキング 私たちの選択』は6月2日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ウーマン・トーキング 私たちの選択 6月2日TOHO シネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国公開© 2022 Orion Releasing LLC. All rights reserved.
2023年04月03日本年度アカデミー賞脚色賞を受賞、作品賞にノミネートも果たした『ウーマン・トーキング 私たちの選択』から日本版予告編が解禁となった。本作は、2005年から2009年にボリビアで起きた実際の事件を基にした同名ベストセラー小説の映画化。サラ・ポーリー監督が自ら脚色を手掛け、本年度のアカデミー賞で作品賞、脚色賞の2部門にノミネート。見事、脚色賞で初のオスカーを獲得した。予告編映像は、「目が覚めたら アザや傷が出来ていた」という声とともに、起きあがるオーナ(ルーニー・マーラ)の姿から始まる。小さな村の女性たちに起こっていた悪夢の朝だ。次に映し出されるのは、緑豊かな村で笑顔を浮かべて駆け回る子どもたち。そして、それとは対照的に、納屋で自らの未来と尊厳、そして子どもたちのために語り合う女性たち。赦すか、闘うか、それとも去るか。男たちが村にいない2日間がタイムリミットとなる。スカーフェイス・ヤンツ(フランシス・マクドーマンド)は「“赦し”は信仰」だと主張するが、男たちへ激しい怒りを抱くサロメ(クレア・フォイ)は「私は赦せない 決して赦さない」と真っ向から対立する。それぞれの女性たちが抱える、怒り、悲しみ、悔しさ、そして愛が交わされる話し合い。「未来へ希望を抱きたい」「子どもたちを守らないと」という決意と、「こんなことして赦されるの?」という葛藤にも触れられている。なお、本映像には、『ミッション:インポッシブル3』『スター・ウォーズ』シリーズなどの監督を務めたハリウッド稀代のヒットメイカー、J・J・エイブラムスからの「非常に力強く、心揺さぶる、感動的な映画」というコメントも寄せられている。『ウーマン・トーキング 私たちの選択』は6月2日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ウーマン・トーキング 私たちの選択 6月2日TOHO シネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国公開© 2022 Orion Releasing LLC. All rights reserved.
2023年03月21日今年のトロント国際映画祭にて初上映され、観客賞の次点に選ばれた話題作『ウーマン・トーキング 私たちの選択』のサラ・ポーリー監督が第95回アカデミー賞脚色賞を受賞。この度、監督のインタビューが脚色について語ったインタビューが到着した。2005年から2009年にボリビアで起きた実際の事件を基にした、ミリアム・トウズによる同名ベストセラー小説をサラ・ポーリー監督が女性側の視点から脚色。その脚本は高く評価され、オスカー前哨戦で数々の脚色賞を受賞、アカデミー賞においても脚色賞を受賞した。ポーリー監督は脚色について、「とても楽しい作業だった」と語る。「もちろん、納屋で何時間にも及ぶ会話が続くのだから、難しさはあったけれど、そんななか叙事詩感と寓話感にこだわりながらストーリーを描いていきました」という。叙事詩には、語り伝える価値のある事件を物語として語り伝えるもの、という意味がある。そして寓話は、教訓的な本質的な作品の意図を隠しながら表現される、たとえ話。サラは本作で取り上げた語り継がれるべき“事件”を、映画作品として練り上げることで、いまの私たちに問いかける。サラ・ポーリー監督もう1つ、サラは「納屋での会話が、この女性たちの生きる世界の進歩に欠かせないものであることもポイント」だと言う。「この女性たちがどのように今の世界を取り壊し、新しい世界を創造するのかを模索することが何よりも大切なことであるということを表現しようとしました。同時にどんな風景を描くのかについても、最初から視覚的に想像しながら脚本を書き進めていきました」と明かした。また、アカデミー賞脚色賞の受賞を祝して、新スチール2枚と作家・柚木麻子からのコメントが到着。スチールの1枚は、納屋に集う女性たちの姿。脚色の手腕を絶賛された長時間にわたる納屋での話し合いの最中が捉えられている。もう1枚は、村の子どもたちが畑で遊んでいる場面。納屋の緊迫感とは裏腹に、のびのびとした雰囲気が伝わってくる。女性たちは、納屋で、この子どもたちを守るために話し合いを進めていく。子どもたちの未来のために、女性たちは赦すのか、闘うのか、それとも去るのか。柚木氏は「被害者同士の対話が、ふみにじられた尊厳を取り戻す。次世代への愛と責任、そして希望。この作品をきっかけに数々の名作が産みだされるであろう、歴史を変える一作」と、歴史的な作品となることを語っている。『ウーマン・トーキング 私たちの選択』は6月2日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ウーマン・トーキング 私たちの選択 6月2日TOHO シネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国公開© 2022 Orion Releasing LLC. All rights reserved.
2023年03月13日アカデミー賞作品賞・脚色賞にノミネートされた話題作『ウーマン・トーキング 私たちの選択』。オスカー常連俳優であるプロデューサーのフランシス・マクドーマンドがサラ・ポーリー監督の魅力を語るインタビューが到着、場面スチールを3枚、ポーリー監督のメイキング写真が1枚解禁となった。本作は、フランシス・マクドーマンドが原作「Women Talking」のオプション権を獲得したところから製作が始まった。フランシスは原作を、読むだけでは満足せず、深堀りしたくなる小説だったと話し、「(「Women Talking」の)テーマを検証することは時代にふさわしく、やりがいがあり、真剣なことであり、爽快でおもしろいと思いました」と語っている。これまでに『ノマドランド』などでプロデューサーとしてもアカデミー賞を獲得してきたフランシス。そんな彼女が、サラ・ポーリー監督の本作に対するビジョンに一番驚いたと称賛している。「私は至近距離から撮ったような素朴な作品を想像していたのですが、サラは最初から『これは叙事詩的な大作に仕上げたい。そろそろ女性の物語をスケール感たっぷりに描いても良いはず。撮影も華麗に壮大にシネマティックに撮るべき』と語っていました」という。さらに、「それを撮影監督のリュック・モンペリエとともに見事に実現しています。必ずしも美しくなくとも、壮大に撮ることがこの作品の要であり、何よりもそういう壮大さを要するストーリーだったのです」と、フランシスが絶賛するサラ監督のビジョンを形にした本作は、原作の世界を壮大なスケールで映像化することに成功。数々の賞で脚色賞を受賞し、世界から称賛を浴びている。解禁となったスチール写真では、1枚目には、幼い娘を抱き力強いまなざしを浮かべるサロメ(クレア・フォイ)と、ふたりを静かに見つめるオーナ(ルーニー・マーラ)の横顔が捉えられている。2枚目は、オーナ、サロメと、本作に登場する唯一の男性・オーガスト(ベン・ウィショー)が並んで解放感のある草原に座る1枚。同じ方向を見つめながらも、三者三様の表情を浮かべる彼女たちがそれぞれ何を想うのか。そして、女性たちがひとつのテーブルに集まっているシーン。8人がのぞき込む紙には何が描かれているのだろうか。さらに、サラ監督のメイキング写真を解禁。主演であるルーニー・マーラと並び、作品を作り上げる姿が到着した。『ウーマン・トーキング 私たちの選択』は6月2日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ウーマン・トーキング 私たちの選択 6月2日TOHO シネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国公開© 2022 Orion Releasing LLC. All rights reserved.
2023年03月06日アカデミー賞女優フランシス・マクドーマンドとブラッド・ピットのプランBのプロデュースによる『ウーマン・トーキング 私たちの選択』から、女性たちが並んだポスタービジュアルが解禁された。オスカー前哨戦では脚色賞を数多く受賞、本年度のアカデミー賞でも作品賞、脚色賞の2部門にノミネートされているサラ・ポーリーが脚本、監督。2度アカデミー賞にノミネートされているルーニー・マーラが主演、Netflixのドラマシリーズ 「ザ・クラウン」で主演女優賞、最優秀ゲスト女優賞と2度エミー賞を獲得したクレア・フォイ、アカデミー賞ノミネート経験もあるジェシー・バックリーほか、フランシス・マクドーマンドも出演する。ポスタービジュアルには、6人の女性たちの姿が並ぶ。彼女たちの口元をタイトルが覆い、語り合いで進行するストーリーを想起させ、女性たちの決意のまなざしを強調する。もう1つ印象的なのが、右側から差し込む光を見つめる主人公・オーナ。彼女たちの決断は、未来を切り開く希望の一手となるのか…。物語は、ボリビアで起きた実話が基になっている。なお、本作のオンラインムビチケが3月3日(金)より販売開始。詳細は本作公式サイトで確認できる。『ウーマン・トーキング 私たちの選択』は6月2日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ウーマン・トーキング 私たちの選択 6月2日TOHO シネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国公開© 2022 Orion Releasing LLC. All rights reserved.
2023年03月01日本年度アカデミー賞作品賞・脚色賞の2部門にノミネートを果たした話題作『ウーマン・トーキング 私たちの選択』。この度、キャストのクレア・フォイが、ベストセラー小説を脚色し、メガフォンをとったサラ・ポーリー監督の脚本について語った。原作は、2018年に出版され、「NEW YORK TIMES」ブックレビューの年間最優秀書籍に選ばれたミリアム・トウズによる同名ベストセラー小説「WOMEN TALKING」。2005年から2009年にボリビアで起きた実際の事件を基に描かれている。監督は『死ぬまでにしたい10のこと』(03)などで俳優として活躍し、2006年には『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』で監督、脚本家としてデビュー、数々の賞を受賞したサラ・ポーリー。アカデミー賞をはじめ、すでに数々の賞で脚色賞にノミネート・受賞を果たしている。2月2日には、ミネソタ映画批評家協会賞で作品賞・監督賞・脚本賞をはじめとする5部門、オンライン映画&テレヴィジョン協会賞で作品賞・脚色賞など4部門にノミネートされたばかり。本作にて多数の助演女優賞にノミネートを果たしたクレアは、「今までに読んだことのないような脚本だと思った」と語り、「初めから終わりまで一貫したストーリーとして描かれていたんです。多くの脚本は、シーンごとにト書や演出内容が書き込まれていて、読み手がどう感じ取ったら良いのかを明示的に指し示すのですが、この作品はそうではなく、さまざまな解釈の余白がありました」という。本作は、とあるキリスト教一派のコミュニティで起きた連続レイプ事件をきっかけに、女性たちが未来を懸けて話し合う48時間を描いたもの。男たちを赦すのか、闘うのか、それとも自分たちが去るのか。議論で構成される脚本には、セリフが密に書かれていたという。「サラに『まるで戯曲のようね』と言ったのを覚えています。女性らがそれぞれの哲学や感情や事情を交差させながら議論するわけですが、そこを取っ払って視覚的な表現に委ねようとしても無理があるということをサラはちゃんと分かっていて、とても勇敢な判断をしたと思います」。女性たちの大きな感情のうねりを、言葉のかけ合いで巧みに表現したサラ監督の脚本。クレアも絶賛する戯曲のような脚本に注目だ。また、アカデミー賞前哨戦への数々のノミネーションを記念してスチールが2枚解禁。1枚は、サラ監督の現場でのメイキング写真。脚本の魅力を語ってくれたクレア演じるサロメが、感情を爆発させる重要なシーンを演出する姿がとらえられている。もう1枚は、ルーニー・マーラ演じるオーナの背中に手を添えるサロメ。激しい議論が交わされるはずの納屋で、カップを手に同じ方向を見据える2人。様々な感情が交差する話し合いのなか、このシーンで2人が抱えているものは何だったのか、見逃せない。本作は、その演技力で2度アカデミー賞にノミネートされたルーニーが主演を務め、共演には、Netflixのドラマシリーズ「ザ・クラウン」で主演女優賞、最優秀ゲスト女優賞と2度エミー賞を獲得したクレア、『MEN 同じ顔の男たち』のジェシー・バックリー、『007』シリーズのQ役でお馴染みのベン・ウィショーなど、そうそうたるメンバーが出演。出演とプロデュースを務めた『ノマドランド』『スリー・ビルボード』のアカデミー賞女優フランシス・マクドーマンドが本作のオプション権を獲得後、ブラッド・ピット率いる映画制作会社「PLAN B」へ話を持ち込み、映画化が実現した。『ウーマン・トーキング 私たちの選択』は初夏、TOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ウーマン・トーキング 私たちの選択 2023年夏、TOHOシネマズシャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開© 2022 Orion Releasing LLC. All rights reserved.
2023年02月14日映画『ウーマン・トーキング 私たちの選択』が、2023年6月2日(金)に公開される。フランシス・マクドーマンドとブラッド・ピット率いるPLAN Bがタッグを組み、主演にはルーニー・マーラを迎えた。ベストセラー小説を実写化映画『ウーマン・トーキング 私たちの選択』は、2018年に発売されベストセラーとなったミリアム・トウズによる小説『WOMEN TALKING』を実写映画化するもの。キリスト教の一派「メノナイト」の女性たちが相次いで強姦されるという、2005年から2009年にボリビアで起きた実際の事件を題材にしたものだ。映画『ウーマン・トーキング 私たちの選択』あらすじ舞台は2010年の架空の村。自給自足で生活するキリスト教一派の村で起きる女性たちが度々レイプされる。これまで女性たちはそれを「悪魔の仕業」「作り話」というように男性たちに否定されていたが、それが実際に犯罪だったということを知る。男性たちが街へと出かけている2日間、彼女たちは自らの未来を懸けた話し合いを行う。主演はルーニー・マーラ主演は、『ナイトメア・アリー』のルーニー・マーラ。主人公・オーナを演じる。さらに、『ファーゴ』『スリー・ビルボード』『ノマドランド』で3度のアカデミー賞 主演女優賞に輝いているフランシス・マクドーマンド、蜘蛛の巣を払う女』のクレア・フォイ、『MEN 同じ顔の男たち』のジェシー・バックリー、『007』シリーズ、Q役でおなじみのベン・ウィショーら、豪華キャストが参加する。主人公・オーナ…ルーニー・マーラ女性たちに、「天国だけでなく 地上でも存在理由が必要よ」と言葉を放つ。スカーフェイス・ヤンツ…フランシス・マクドーマンド未来を懸けた話し合いの中で、「“赦し”は信仰」だと主張する。娘の手を取り、話し合いの場から立ち去ってしまう。サロメ…クレア・フォイ男たちへ激しい怒りを抱いており、赦しを主張するスカーフェイス・ヤンツと真っ向から対立する。アガタ…ジュディス・アイヴィオーナ、サロメの母。納屋での話し合いに集まった女性たちに「どうする?」と問いかける。アナ…キーラ・グロイオンヤンツの娘。ヘレナ…シャイラ・ブラウンアナの娘。ナイチャ…リヴ・マクニールサロメのめい。グレタ…シーラ・マッカーシーマリチェ…ジェシー・バックリーグレタの長女。メジャル…ミシェル・マクラウドグレタの次女。オーチャ…ケイト・ハレットマリチェの娘。オーガスト…ベン・ウィショー書記の男。フランシス・マクドーマンド&ブラッド・ピット率いるPLAN Bがタッグ出演とプロデュースを務めたフランシス・マクドーマンドは、『ウーマン・トーキング 私たちの選択』のオプション権を獲得後、ブラッド・ピットが率いる映画制作会社PLAN Bへ話を持ち込み、映画化が実現。『ムーンライト』『ミナリ』など数々のオスカー受賞作を手がけるPLAN Bと、フランシス・マクドーマンドの強力なタッグに期待が高まる。監督・脚本はサラ・ポーリー監督・脚本は、『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』『テイク・ディス・ワルツ』などのサラ・ポーリーが務めた。女性たちの大きな感情のうねりを言葉のかけ合いで巧みに表現したサラ・ポーリーの脚本は、出演者のクレア・フォイが「戯曲のよう」だと形容する程セリフが密に書かれていたという。なおかつ、様々な解釈の余白がある脚本になっており、クレア・フォイは「今までに読んだことのないよな脚本だと思った」というコメントも寄せている。第95回アカデミー賞 脚色賞を受賞第95回アカデミー賞にて、映画『ウーマン・トーキング 私たちの選択』が脚色賞を受賞した。尚、映画『ウーマン・トーキング 私たちの選択』は、第80回ゴールデングローブ賞においても、脚本賞にサラ・ポーリー、作曲賞にヒドゥル・グドナドッティルがノミネートを果たしている。【作品詳細】映画『ウーマン・トーキング 私たちの選択』公開日:2023年6月2日(金)監督・脚本:サラ・ポーリー出演:ルーニー・マーラ、クレア・フォイ、ジェシー・バックリー、ベン・ウィショー、フランシス・マクドーマンド、ジュディス・アイヴィ製作:デデ・ガードナー、ジェレミー・クライナー、フランシス・マクドーマンド製作総指揮:ブラッド・ピット、リン・ルチベッロ=ブランカテッラ、エミリー・ジェイド・フォーリー原作:ミリアム・トウズ(「WOMEN TALKING」)
2022年11月12日元「トーキング・ヘッズ」のフロントマン、デイヴィッド・バーンとスパイク・リー監督がタッグを組んだ映画『アメリカン・ユートピア』。「ぜひ爆音で見たい!」との観客からの熱い要望を受け、6月1日(火)より営業再開する渋谷シネクイントにて爆音上映が実施されることになった。本作は、2018年にデイヴィッド・バーンが発表したアルバムが原案。ワールドツアー後、19年秋からブロードウェイのショーとして再構成された舞台が始まり、スパイク・リーによって映画化した。爆音映画祭とは、通常の映画用の音響セッティングではなく、音楽ライヴ用の音響セッティングをフルに使い、大音響の中で映画を見て・聴く試み。その爆音によって視覚までもが変容して映画そのものも違って見え、大音響でなければ聞こえてこない幽かな音を聴くという、大胆かつ繊細な上映。また、「boid」樋口泰人氏の手によりスタートした爆音映画祭は、東京・吉祥寺バウスシアターからスタートし、いまでは日本全国で展開、認知されてきておりファンの年齢層も広がっている。特に音楽に特徴をもつ作品との親和性が高く、新たな映画の楽しみ方を提示し続けている。今回も「boid」樋口氏の音響調整による爆音上映となっている。また、デイヴィッド・バーンが率いた「トーキング・ヘッズ」の伝説のコンサートフィルム『STOP MAKING SENSE』の通常上映および爆音上映も改めて決定した。『アメリカン・ユートピア』はシネクイントほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アメリカン・ユートピア 2021年5月28日より全国にて公開©2020 PM AU FILM, LLC AND RIVER ROAD ENTERTAINMENT, LLC ALL RIGHTS RESERVED
2021年06月01日元「トーキング・ヘッズ」のフロントマンで、グラミー賞受賞アーティスト、デイヴィッド・バーンとアカデミー賞受賞のスパイク・リー監督によるコラボレーションが実現した『アメリカン・ユートピア』。新公開日が5月28日に決定した本作から、「トーキング・ヘッズ」最大のヒット曲である「Burning Down The House」の演奏シーンが解禁された。映画の原案となったのは、2018年にデイヴィッド・バーンが発表したアルバム「アメリカン・ユートピア」。この作品のワールドツアー後、19年の秋からブロードウェイのショーとして再構成された舞台が始まり、その斬新な内容は大評判となった。映像化の可能性を考えたバーンはスパイク・リーに声をかけ、映画化がスタート。ドキュメンタリーでもなく記録映画でもない、新たなスタイルのライヴ映画が完成した。本映像に登場する「Burning Down The House」はグラミー賞にもノミネートされたトーキング・ヘッズ最大のヒット曲。1983年に発表された5作目のアルバム「Speaking In Tongues」に収録されている。イントロのギターリフが鳴った瞬間、客席からは待ってましたとばかりの歓声が湧き上がり、サビともなれば客席からも大きな歌声も。まさに彼らにとってのアンセムソング。この曲は、日本でもかつて岡村靖幸がトリビュートアルバム「ファイン・タイム ア・トリビュート・トゥ・ニュー・ウエイヴ」でカバーしたこともある。84年公開の映画『ストップ・メイキング・センス』でも演奏されているナンバーなので、その違いを見比べてみるのもいいかもしれない。『アメリカン・ユートピア』は5月28日(金)よりTOHO シネマズ シャンテ・渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アメリカン・ユートピア 2021年5月28日より全国にて公開©2020 PM AU FILM, LLC AND RIVER ROAD ENTERTAINMENT, LLC ALL RIGHTS RESERVED
2021年05月22日映画『アメリカン・ユートピア』がTOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイント他にて近日公開。デイヴィッド・バーンのアルバム「アメリカン・ユートピア」が原案映画『アメリカン・ユートピア』の原案となったのは、元トーキング・ヘッズのフロントマンでグラミー賞受賞経験のあるデイヴィッド・バーンが2018年に発表したアルバム「アメリカン・ユートピア」。同作品のワールドツアー後、2019年秋からブロードウェイのショーとして再構成された舞台がスタートした。監督にスパイク・リーそんなブロードウェイ・ショーの映像化の可能性を考えたデイヴィッド・バーン自身が『ブラック・クランズマン』の監督 スパイク・リーに声を掛け、映画化が実現。バーンのライブ映画は、トーキング・ヘッズ時代にも『ストップ・メイキング・センス』が作られたが、今回は全く新しいスタイルのライブ映画が完成した。劇中のステージに現れるのは、様々な国籍を持つ11人のミュージシャン。アルバム「アメリカン・ユートピア」の収録曲やトーキング・ヘッズ時代の代表曲など全21曲を披露しながら、現代社会におけるあらゆる問題について問いかける。作品詳細『アメリカン・ユートピア』公開日:近日公開※2021年5月7日(金)~TOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイント他にて公開予定だったが延期。※一部劇場では公開日が異なる場合あり。監督:スパイク・リー製作:デイヴィッド・バーン、スパイク・リー出演ミュージシャン:デイヴィッド・バーン、ジャクリーン・アセヴェド、グスタヴォ・ディ・ダルヴァ、ダニエル・フリードマン、クリス・ジャルモ、ティム・ケイパー、テンダイ・クンバ、カール・マンスフィールド、マウロ・レフォスコ、ステファン・サンフアン、アンジー・スワン、ボビー・ウーテン・3世2020年/アメリカ/英語/カラー/ビスタ/5.1ch/107分/原題:DAVID BYRNE`S AMERICAN UTOPIA/字幕監修:ピーター・バラカンユニバーサル映画配給:パルコ宣伝:ミラクルヴォイス
2021年04月22日元「トーキング・ヘッズ」のフロントマンのデイヴィッド・バーンと『ブラック・クランズマン』のスパイク・リー監督がコラボレーションした映画『アメリカン・ユートピア』。この度、「トーキング・ヘッズ」の人気ナンバーでもある「Once In A Lifetime」の演奏シーンが解禁された。今回解禁された本編映像では、マリオネットのように踊るデイヴィッド・バーンのパフォーマンスで幕を開ける。イントロが流れると観客は湧き上がり、カメラはスポットライトを浴びながら語りかけるようなデイヴィッドの姿を映し出す。そしてサビに入ると11人のミュージシャンたちが合流し、1列に並んで迫力のパフォーマンスと美しいハーモニーを披露する。ステージの真上や後方からノリノリの観客の様子も映し出され、会場が一体となったグルーヴ感溢れる映像に仕上がっている。この「Once In A Lifetime」は、NMEが選ぶ「史上最高の曲500」で30位に選ばれた楽曲。1980年に発表されたブライアン・イーノがプロデュースした「トーキング・ヘッズ」の4thアルバム「リメイン・イン・ライト」に収録されている。このアルバムはローリング・ストーン誌が選んだ「オールタイム・グレイテスト・アルバム500」(2020年)で39位に選出され、日本でもマイ・フェイバリットに選ぶミュージシャンも多い。故・今野雄二氏が「原始と原子の火花散る出会い」と評したニューウェイブとアフリカンミュージックが融合した、時代を超えて愛される1枚だ。『アメリカン・ユートピア』は5月7日(金)よりTOHO シネマズ シャンテ・渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アメリカン・ユートピア 2021年5月7日よりTOHOシネマズ シャンテ・渋谷シネクイントほか全国にて公開©2020 PM AU FILM, LLC AND RIVER ROAD ENTERTAINMENT, LLC ALL RIGHTS RESERVED
2021年04月19日元「トーキング・ヘッズ」のフロントマンで、グラミー賞受賞アーティストのデイヴィッド・バーンと『ブラック・クランズマン』でオスカーを獲得したスパイク・リー監督がコラボレーションした映画『アメリカン・ユートピア』。この度、新たな場面写真とともに、2人の対談の模様が明らかになった。▼「互いに憧れの存在だった」1986年の出会いから2020年、初のコラボへHBO公式YouTubeチャンネルにて配信されたデイヴィッド・バーンとスパイク・リーの対談動画で、2人は出会いについて語っている。ともにニューヨークを拠点に活動してきたが、出会いについては「よく覚えていない」ものの、「互いに憧れの存在だった」という。スパイク監督は「初期のアルバムからのファン」だそうで、デイヴィッドにとっては「『シーズ・ガッタ・ハヴ・イット』が私にとって大きなインスピレーションになりました」という。それから数年後、デイヴィッドはスパイク監督の『ドゥ・ザ・ライト・シング』のプレミアに招待される。「これが『今』だ、と思いました。この映画はこの時代そのものだと。私たちは何度もすれ違っていますが、今回の『アメリカン・ユートピア』を映像化することを考えた時に、スパイクに連絡を取ることは決して突飛なことではなかったんです」と、80年代のニューヨークでの出会いから長い時間を経て、今回初のコラボレーションに至るまでを語った。一方、ブロードウェイの「アメリカン・ユートピア」の映像化を打診され、デイヴィッドに招かれてショーを見たスパイク監督は「ステージ上で脳みそを持つあなたをみて『なんだこれ!?』と思いましたよ(笑)」と言う。「そしてミュージシャンたちがステージに上がってくるのを見ました。振り付けがすごい!参加したいと思いました」と初見の衝撃を語っている。▼ライトを当てれば飛び出すミディアムグレーのスーツ――アメリカン・ユートピアのスタイルとは全員揃いのスーツに裸足という印象的なスタイルがこのショーの特徴だが、「私は照明デザイナーのところへ行き『スーツの色は何色にする?』と尋ねました」とデイヴィッドはふり返る。「すると『ミディアムグレー。照明を消せば消えてしまう。ライトを当てれば飛び出す色』ということで最終的には決まりました。それを見て、“このバンドにビジネスシューズは似合わないな”と思い、“よし、裸足になろう!”と言ったんです」。配線を廃した、“何もない”舞台セット。そうすることで人間の肉体がフォーカスされ、照明演出も相まって舞台芸術の極みへと誘う。「そういえば聞いていませんでした、『デイヴィッド・バーンのアメリカン・ユートピア』このタイトルの意味は?ユートピア、平和と愛。つまり魔法の世界」とスパイク監督が尋ねると、デイヴィッドは「そう。でも明らかに私たちはユートピアには住んでいません。しかし、私はこれを実現できるという証拠を示しているのです。スピーチする必要はない、ただ見てくれればいい」と応じている。▼インディペンデント映画の出現「それは私にとってとても刺激的なことでした」「あの頃はエネルギーに溢れていました。僕の2年先輩にジム・ジャームッシュがいて、NYUの映画学科で『ストレンジャー・ザン・パラダイス』を撮りました」とスパイク監督が語ると、「そう、ジムの映画。そしてあなたの『シーズ・ガッタ・ハヴ・イット』。大きな刺激を受けました。この人たちは何か新しいことをやっていて、更に自分たちの手でやっている。商業システムではなく『私は映画を作るつもりだ、そして私が思い描くようにやるつもりだ』と言ったのです。それは私にとってとても刺激的なことでした」とデイヴィッドが続ける。さらに、「NYUではジムが2年先輩、同じクラスにはアン・リーがいました。ジムが『ストレンジャー・ザン・パラダイス』をヒットさせたときには『これはいける』と思いました。彼がやったことは全て『シーズ・ガッタ・ハヴ・イット』でやりましたね。カンヌに行ったり、映画祭に参加したり。インディペンデント映画監督になるための基礎を築いてくれた」とスパイク監督。「わたしにとってニューヨークの素晴らしさとは、アーティストたちでした。でも今日、彼らはニューヨークに住む余裕がない」とも明かす。デイヴィッドもかつて300ドルの家賃の家に3人で住んでいたそうだ。「最初のアルバイトは東34丁目の映画館。この街に来たばかりでしたが気に入っていたし楽しかった。たまに映画を会社に届けることもありました。次の週の映画のフィルムを取りにいくんです。客はこれにお金を払っているが、わたしは給料をもらっている。そして給料をもらいながら、このニューヨークを見ることができる。ありがたかったですね」と、同時代に過ごしたニューヨークでの青春に思いを馳せていた。『アメリカン・ユートピア』は5月7日(金)よりTOHO シネマズ シャンテ・渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アメリカン・ユートピア 2021年5月7日よりTOHOシネマズ シャンテ・渋谷シネクイントほか全国にて公開©2020 PM AU FILM, LLC AND RIVER ROAD ENTERTAINMENT, LLC ALL RIGHTS RESERVED
2021年04月05日元「トーキング・ヘッズ」のフロントマンで、グラミー賞受賞アーティストのデイヴィッド・バーンと『ブラック・クランズマン』でオスカーを受賞したスパイク・リー監督のコラボレーションが実現した『DAVID BYRNE’S AMERICAN UTOPIA』が邦題『アメリカン・ユートピア』として5月7日(金)より劇場公開が決定。日本版ポスター、予告編、場面写真が解禁となった。アメリカン・ユートピアとは…?映画の原案となったのは、2018年にデイヴィッド・バーンが発表したアルバム「アメリカン・ユートピア」。この作品のワールドツアー後、2019年の秋からブロードウェイのショーとして再構成された舞台が始まり、その斬新な内容は大評判となった。映像化の可能性を考えたデイヴィッド・バーンはスパイク・リーに声をかけ、映画化がスタート。バーンのライヴ映画としては「トーキング・ヘッズ」時代に傑作『ストップ・メイキング・センス』(84・ジョナサン・デミ監督)が作られたが、バーンとスパイク・リーの幸福なコラボレーションにより、ドキュメンタリーでもなく記録映画でもない、新たなスタイルのライヴ映画が完成した。海外では早くも高い評価を得ていて、「ふたりの大物が組んだ見事なコラボ」(ヴァラエティ)、「このジャンルの最高傑作の1本」(インディワイアー)、「圧倒的な傑作」(ローリング・ストーン誌)など絶賛の声が寄せられ、ローリング・ストーン誌は20年度のベスト映画の第3位に選出している。魅惑のショー、その全容は冒頭、プラスティックの脳を持ったバーンが登場し、人間の脳の進化について語り始める。「人間の脳は成長と共に衰えていく」。そんな衝撃な研究結果について話を始めるバーン。今回のショーを通じて、彼は現代のさまざまな問題について問いかける。コミュニケーションの大切さ、選挙の重要性、人種問題......。混迷の時代を生きる現代人の意識をゆさぶる物語が語られていく。今回の舞台でバーンは意識的に何もない空間を選び、マイクやドラムセットもなくし、新たな仲間である11人のミュージシャンやダンサーと舞台の上を縦横無尽に動きまわる。パントマイムや前衛パフォーマンスの要素も取り入れた斬新な振り付けを担当したのは、過去にもバーンの舞台も手がけたアニー・B・パーソン。プロダクション・コンサルタントもバーン一家のアレックス・ティムバースが担当した。現代アメリカが熱狂!舞台から発信するメッセージ舞台に立った11人の仲間はさまざまな国籍を持っている。クライマックスでは「Black Lives Matter」を訴えるプロテスト・ソング、ジャネール・モネイの「Hell You Talmbout」を熱唱する。アルバム「アメリカン・ユートピア」からは5曲、「トーキング・ヘッズ」時代の代表曲から9曲が選ばれ、 計21曲が演奏される、大ベテランのバーンがパワフルに歌いながら踊る。スパイク・リーはもともと最高の音楽センスを持つ監督として知られ、『ブラック・クランズマン』では盟友プリンスの曲を効果的に使っていたが、今回は舞台の頭上からのショットや斜めからのアングルなども効果的に使い、視覚的な刺激にあふれた映像を作り上げた。撮影監督は『サマー・オブ・サム』でもリーと組んでいたエレン・クラスが担当している。今回解禁となるポスターでは、デイヴィッド・バーンを筆頭に11人のミュージシャンたち全員が登場。彼らはジェンダー、国籍あらゆる境界線を飛び越え、さながら理想郷(ユートピア)へと見るものを誘う使者のよう。いま、映画館でライヴを体験できる喜びコロナ禍でライヴを生で体験できる機会は激減する中、全21曲、スペクタクルな107分のノンストップなステージが展開される本作。本国アメリカでは「HBO」にて配信のみの公開となったが、日本では映画館での上映が叶った。渋谷系ミニシアター文化の出発点ともなった80年代伝説の音楽映画『ストップ・メイキング・センス』から 36年。かつて若者の代弁者だったバーンは若いミュージシャンからのリスペクトを受けながら、止まることなく進化を続ける。また、予告編ではその至福のステージングの一部を解禁。ステージからは一切の配線をなくし、自由自在な構成に。ミュージシャンたちは揃いのグレーのスーツと裸足というスタイルでショーを展開する。コンテンポラリーダンスやヨガのような動きも取り入れ、縦横無尽に動き回るバーンは当時67歳という年齢も感じさせないほどにパワフルで、時に可愛らしく、時に崇高にも見える。テンションが上がっていくドラム隊の音。伸びやかな歌声。熱狂が観客にも伝播し増幅していく幸福と感動のステージが70秒の中に詰め込まれている。「トーキング・ヘッズ」の名曲「Burning Down the House」や「Everybody’s Coming To My House」が予告編では取り入れられているが、先のトランプ政権下での分断されたアメリカ、そしてコロナ禍という時代を生きる私たちの胸にはまた違うものとして届くだろう。『アメリカン・ユートピア』は5月7日(金)よりTOHO シネマズ シャンテ・渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アメリカン・ユートピア 2021年5月7日よりTOHOシネマズ シャンテ・渋谷シネクイントほか全国にて公開©2020 PM AU FILM, LLC AND RIVER ROAD ENTERTAINMENT, LLC ALL RIGHTS RESERVED
2021年03月10日フリーアナウンサーの古舘伊知郎によるトークライブ『古舘伊知郎トーキングブルース-やっかいな生き物-』が、12月4日・5日に恵比寿ザ・ガーデンホールで開催されることが決まった。1988~03年に毎年開催していた『トーキングブルース』。『報道ステーション』キャスター時代の14年に一夜限りの復活を果たし、そこから今夏6年ぶりの開催が決まっていたが、新型コロナウイルスの影響で延期し、無観客・配信で開催された。そのライブで、古舘は「主人であるお客様の表情を見ながら、息づかいを感じながらしゃべるのが、お客様にかしずいてしゃべる人間の役目なんだ」と語り、次回は必ず有観客で開催することを約束。その後もコロナ禍の収束が見えない中、難しい判断となったが、「この1年に対する思いを、お客様の目を見て語りたい」という本人の強い意志のもと、万全の感染防止対策を講じた上で、有観客として行うことになった。チケットは、きょう28日からオフィシャル先行受付開始。価格は7,000円(税込)。(C)2020FURUTACHI PROJECT Co .,Ltd. All right reserved
2020年10月28日フリーアナウンサーの古舘伊知郎が14日、トークライブ『古舘伊知郎 トーキングブルース 2020夏』を無観客生配信で開催した。1988年~03年に毎年開催していた『古舘伊知郎のトーキングブルース』。「トーク(しゃべり)でブルースを奏でる」と謳ったこのトークライブは、マイク片手に2時間、怒涛の勢いでしゃべり続けるという、古舘でしかなし得ないステージだった。『報道ステーション』のキャスター就任後は休止していたが、14年に一夜限りの復活。そこから6年ぶりの開催が決まったが、新型コロナウイルスの影響で延期していた。そこで、「こんな今だからこそ語りたいことがある」という本人の強い思いにより、初の配信限定の無観客ライブとして開催。生配信終了後もアーカイブされており、17日23時59分まで視聴できる。(C)2020FURUTACHI PROJECT Co .,Ltd.All right reserved
2020年08月15日第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、カンヌ・サウンドトラック賞最優秀作曲家賞を受賞、そのほか各国の映画祭での受賞、ノミネートを果たした『LETO -レト-』が、7月24日(金)より全国公開される。この度、本作の冒頭映像公開された。本作の監督は、無実の容疑で国に拘束され、現在もロシア政府の監視下にある前衛的な芸術家キリル・セレブレンニコフ。1年半の自宅軟禁のさなかに本作を完成させたという。物語は、ロシアの伝説的バンド「キノ」のヴォーカルであるヴィクトル・ツォイと、彼の音楽的才能を見出したロックシンガーのマイク・ナウメンコ、そしてその妻ナターシャの3人をモデルに、ペレストロイカ目前のレニングラードで、純粋に“自由”と“音楽”を追い求めた若者たちのひと夏が描かれていく。T・レックス「Broken Hearted Blues」、トーキング・ヘッズ「サイコ・キラー」、イギー・ポップ「パッセンジャー」、ルー・リード「パーフェクト・デイ」、デヴィッド・ボウイ「すべての若き野郎ども」など、70‘s~80’sのロックシーンを代表する名曲の数々が劇中を彩り、ミュージカルともMVともとれるユニークな映像演出でカヴァーされる点も見どころとなっている。この度、公開となった冒頭映像は、ロックのライブシーンと、音楽を愛する若者たち、そして、それに相反する80年代前半のソ連の規制に縛られた情勢が切り取られている。映像は、若い女性たちがライブ会場に潜入する場面から始まる。彼女たちを追っていく長回しのカメラはライブの臨場感が伝わるだけでなく、徐々に大きくなっていく音楽、まばゆいスポットライト、ロックを打ち鳴らすギターボーカルという順に視覚と聴覚を刺激する。厳しい統制下で、ロックの新しい波を取り入れようとした、音楽を愛してやまない彼らの純粋さ、無邪気さ、そして反逆への熱気に惹かれたというセレブレンニコフ監督は、「自由が個人的な選択、可能な選択と考えている世代のために、この映画を作ります。私の目的はこの自由の価値を捉え、強調することなのです」と語っている。また、本作には各界の著名人から絶賛コメントが寄せられた。■松尾レミ(GLIM SPANKY)ロックスターとは?大きな場所で沢山の観客を盛り上げる人をそう言うのかもしれないし、小さなバーで誰かの人生を歌で変えてしまう人をそう言うのかもしれない。私たちはいつだってロックを信じてきた。この映画は、それに憧れ表現すること、時代への葛藤、欲望、音楽への愛が入り混じる若者達への映画だと感じる。モノクロとカラー、フィクションとノンフィクションが混ざり合う壮大なMVでもあり、ドキュメントでもあり、青春の儚さに胸が締め付けられた。■斎藤工(俳優・フィルムメーカー)モノクロでお洒落にMV風に時折り文字や色を付けたり……それらに引っかかってしまっているのも束の間気がつくとその作為的な画の奥行き選曲やその表現方法に感覚が網羅されていくこのロシアのお洒落青春音楽映画は新たな映画様式を打ち出してしまったのかも知れない監督のキリル・セレブレンニコフが次作タルコフスキーの自伝のメガホンを撮ると言うのも大いに頷けるし、期待しかない劇中Iggy Popの「The Passenger」の描写とか最高過ぎたこのご時世に劇場体感の喜びを味わえる意義のある一作■鹿野淳(音楽ジャーナリスト/VIVA LA ROCKプロデューサー)安直だけど効果的な宣伝文句として言えば、「この映画は北側のトレイン・スポッティングであり、イアン・カーティスの物語である」。いつだって敗北の中にある品や誇りこそが美しい、それを教えてくれる新しいロック映画。■IMALU(タレント)80年代ロシアのアングラロック。また新しい音楽に出会えました!モノクロに映るシーンから想像してしまう、あの若者たちが集まるビーチやお家やライブはどんな景色だったんだろう...…!■Rei(シンガー・ソングライター/ギタリスト)恋とロックンロール。憧れと反骨。自分たちの表現を模索する彼らのPUREな姿に刺激されて、ついついわたしも曲を書いてしまいました。『LETO -レト-』7月24日(金)より全国公開
2020年07月16日第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に『万引き家族』などと正式出品され、各国の映画祭で多数の受賞&ノミネートを果たしたロックでポップな映画『LETO -レト-』。この度、音楽とモノクロの世界とアニメーションが融合した、本作を象徴するユニークな本編映像が解禁。音楽業界で活躍する著名人からもコメントが到着した。カンヌを始め世界中の映画・音楽ファンを大熱狂の渦に巻きこんだ本作。監督は無実の容疑で国に拘束され、現在もロシア政府の監視下にある前衛的な芸術家キリル・セレブレンニコフ。1年半の自宅軟禁のさなかに本作を完成させた。ロシアの伝説的バンド「キノ」のヴォーカルであるヴィクトル・ツォイと、彼の音楽的才能を見出したロックシンガーのマイク・ナウメンコ、そして、その妻ナターシャの3人をモデルに、ペレストロイカ目前のレニングラードで純粋に“自由”と“音楽”を追い求めた若者たちのひと夏を描く。T・レックス「Broken Hearted Blues」、トーキング・ヘッズ「サイコ・キラー」、ルー・リード「パーフェクト・デイ」、デヴィッド・ボウイ「すべての若き野郎ども」など70’s~80’sのロックシーンを代表する名曲の数々が、ミュージカルともMVともとれるユニークでスタイリッシュな映像演出でカヴァーされる点も音楽ファン垂涎の見どころ。今回解禁となった本編映像は、イギー・ポップの名曲「パッセンジャー」をバスの乗客たちが歌うシーンで、その映像と音楽に合わせて、遊び心満載のポップなアニメーションが施されている。ロケットやヘルメット、惑星や人工衛星などが散りばめられた、宇宙をイメージしたようなその空間は、規制にがんじがらめになった80年代当時のソ連の息苦しさを象徴しているかのよう。そんなバスから降り損ねたヴィクトル(ユ・テオ)は、天井から抜け出して自由を求めるように、宇宙服を脱ぎ捨てて手探りで進んでいく。シーンに合わせて歌い手が入れ替わる様子はまるでミュージカルだが、ポップなアニメーションが施された映像演出はまるでミュージックビデオ。モノクロの実物世界にアニメーションが施された映像は、斬新かつユニークで、でもどこか懐かしさもある、そんな不思議な感覚をもたらす映像となっている。「LOVE PSYCHEDELICO」のKUMIは、「世界のきらめきに人の心の揺らめきが光と影を与えて音楽が生まれる。美しい映画だった」とコメント。また、シンガーでエッセイストの野宮真貴は「人は歌い、恋をし、踊り、祈り、自由と希望と求めた…『LETO』はロシアの"Summer of love"。美しくてチャーミングでエネルギーに満ちた、この夏いちばんのサプライズ」と絶賛を贈っている。『LETO -レト-』は7月24日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:LETO -レト- 2020年7月24日 ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開© HYPE FILM, 2018
2020年07月09日「ロックの殿堂ジャパンミュージアム」が、2017年9月23日(土)に東京・有楽町インフォスにオープンする。世界4大音楽賞のひとつ「Rock & Roll Hall of Fame(ロックの殿堂)」は、ロックミュージックにおいて世界的に最も名誉ある音楽賞。米国オハイオ州クリーブランドには、大きな影響や功績を残したミュージシャンやプロデューサーなどにまつわる貴重な楽器や衣装、愛用品の展示・保存を行う「ロックの殿堂ミュージアム」があるが、今回アメリカ以外では初めて同ミュージアムが常設されることとなる。ギャラリー面積600㎡、トータル面積900㎡を誇る「ロックの殿堂ジャパンミュージアム」は、エントランスから展示ギャラリー、シアタースペース、ショップ、カフェなど、様々な空間で構成。殿堂入りアーティストの楽器やステージ衣装・愛用品および、アーティストのメモリアルな写真などを多数展示するほか、「ロックの殿堂」受賞式典における秘蔵ライブ映像を1週間ごとに限定公開する。展示品提供アーティストには、エルヴィス・プレスリー、マドンナ、ジャクソン5、ポリス、ディープ・パープル、ザ・フー、ヴァン・ヘイレン、ロッド・スチュワート、ビーチ・ボーイズ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、トーキング・ヘッズ、アース・ウィンド&ファイアーなど、音楽会で数々の偉業を成し遂げたミュージシャンが名を連ねる。【施設情報】「ロックの殿堂ジャパンミュージアム」オープン日:2017年9月23日(土)場所:有楽町インフォス住所:東京都千代田区丸の内3-8-3料金:前売料金 大人 1,800円、学生 1,300円/当日窓口 大人 2,200円、学生 1,600円※価格は全て消費税込み※小学生以下は保護者同伴に限り入場無料チケット:8月26日(土)より、チケットぴあ、e+(イープラス)、ローソンチケットにて発売<展示品提供アーティスト>エルヴィス・プレスリー、マドンナ、ジャクソン5、ポリス、ディープ・パープル、シカゴ、ザ・フー、ヴァン・ヘイレン、ロッド・スチュワート、ジャーニー、ハート、ママス&パパス、ビーチ・ボーイズ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ブロンディ、トーキング・ヘッズ、アース・ウィンド&ファイアー、テンプテーションズ、バングルス、デスティニーズ・チャイルド、ブリトニー・スピアーズ、ボビー・ブラウン、エミネム、デフ・レパード、ほか(順不同)
2017年08月28日7月20日(木)、Schroeder-Headz (シュローダー・ヘッズ)のライブイベント「LIVE in the DARK」が開催されます!会場は、東京・墨田区のコニカミノルタプラネタリウム“天空”in 東京スカイツリータウン。音楽と映像、満点の星空が織りなす極上のひとときを体験しに行きませんか?ライブイベントの見どころをご紹介します。“天空”5周年記念イベント「LIVE in the DARK」「LIVE in the DARK」は、プラネタリウム“天空”のオープン5周年記念イベント。2017年4月には安藤裕子さんを迎え、第1回目がおこなわれました。第2回目の「LIVE in the DARK」にはシュローダー・ヘッズが登場。音楽と星空が共鳴する、大人のためのライブイベントです。●シュローダー・ヘッズの音楽で非日常空間へ今回の「LIVE in the DARK」では、シュローダー・ヘッズの生演奏を楽しめます。シュローダー・ヘッズは、渡辺シュンスケ氏によるポスト・ジャズ・プロジェクトです。ピアノ、ベース、ドラムスで奏でるアコースティック・トリオ・サウンドとプログラミングが融合した、美しいメロディで多くのファンを魅了。美しい映像とシュローダー・ヘッズのサウンドが絡み合う、非日常空間へ誘われてください。●星空דHERE.”による全天周映像ビジュアルデザインスタジオ“HERE.”による約30分の全天周映像も、「LIVE in the DARK」の大きな見どころです。“HERE.”による映像は、2016年12月に多摩六都科学館でおこなわれたシュローダー・ヘッズのプラネタリウムライブ「HORIZON」で披露されたもの。今回の「LIVE in the DARK」に合わせ、再編集された映像を堪能しましょう。お早めに!チケットの一般発売がスタート「LIVE in the DARK」のチケットは、5月18日から一般発売がはじまっています。チケットの購入は「チケットぴあ」、「e-Plus」、「ローチケHMV」で可能。売り切れ次第、終了するので早めの購入が必須です。※「ぴあ」チケット購入ページ:※「e-Plus」チケット購入ページ:※「ローソン」チケット購入ページ:●チケット購入特典をチェック●「世界のビール博物館」“天空”があるソラマチ7階の「世界のビール博物館」では、ライブチケットの提示でスペシャルメニューを1,000円で食べられます。メニューの内容は、「LIVE in the DARK」をイメージした特製カクテルと名物料理・ビアチキンのセット。ライブ前のひとときにピッタリです。●「AZUMACHO CAFE ~トーキョーサイダー倶楽部~」ドリンクまたはフード購入のさい、ライブチケットを提示すると「ハーダース チョコレートドリンク」2本をもらえます。お店は“天空”のすぐ隣。ぜひ立ち寄ってください。「LIVE in the DARK」は19:30~と21:30~の1日2回公演。音楽と星空、映像のシンクロに酔いしれましょう。開催概要「LIVE in the DARK」開催日時:2017年7月20日(木)19:30~、21:30 ~会場:コニカミノルタプラネタリウム“天空”in東京スカイツリータウン(東京都墨田区押上1丁目1番2号)料金:5,500円 ※全席指定。小学生以下は入場不可。TEL:03-5610-3043URL:
2017年05月25日前作『人生はビギナーズ』(’10)で、75歳でゲイであることをカミングアウトした自らの父親と自分自身の関係を描いたマイク・ミルズ監督。6年ぶりの新作『20センチュリー・ウーマン』は、自身が生まれ育った故郷カリフォルニア・サンタバーバラを舞台に、今度は自らの母親をモデルに“母と息子”の物語を完成させた。本作で、赤髪のパンキッシュな写真家アビーを演じるグレタ・ガーウィグに注目した。お互いを必要としているのに、うまく表現できない、愛情深いシングルマザーと反抗期の15歳の息子。そんな母と息子の関係と、彼らを助ける2人の個性的な女性たちとの特別な夏を、パンク・ロックなどの当時のカルチャーと共にユーモアを交えて爽やかに描き出す本作。『フランシス・ハ』で注目され、今年『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』など出演作が続くグレタが演じるのは、アネット・ベニング演じるシングルマザー、ドロシアの家でルームシェアをする20代の写真家アビー。『地球に落ちてきた男』でデヴィッド・ボウイが演じた宇宙人トーマス・ジェローム・ニュートンに影響されたという真っ赤なショート・カットとロックなファッションが印象的なキャラクターで、ミルズ監督の実姉がモデルとなっているという。15歳の少年ジェイミー(ルーカス・ジェイド・ズマン)に、初めてのロックやフェミニズム、恋の教訓を教えるカッコイイ姉貴である一方、子宮頸がんと診断され、ニューヨークから戻ってきた挫折感を抱えている複雑な女性だ。自身もアートや音楽が好きでニューヨークに上京し、演劇界に飛び込んだグレタは、「カリフォルニア出身者がニューヨークのアートシーンに加わりたいと思う気持ちはよく分かるの。私がそうだったから。でも、アビーは、彼女の持つスピリット、闇、エッジィさが収まる場所がカリフォルニアにはないと感じて脱出したのに、病気で挫折し、戻らなければならなくなった。それはとてもつらいことだったと思う」と深い共感を語り、撮影では演じながら泣いてしまったこともあったという。ミルズ監督とグレタは、アビーというキャラクターに影響を与えたであろう人物についても話し合った。たとえば、セクシーで中性的な魅力を持つ「トーキング・ヘッズ」のベーシスト、ティナ・ウェイマス、「ブロンディ」のシンガーでロック界のピンナップガール、デボラ・ハリー。また、写真家シンディ・シャーマン、フェミニストの芸術家バーバラ・クルーガー、パンク詩人で歌手のパティ・スミスもグレタが自主的に参考にした。「パンク・ガールがとてもセクシーだったのは、『私はホットよ。でも、あんたのためじゃない』という言葉」とグレタは言う。「彼女たちの魅力は、デンジャラスな部分にあったと思う」。さらに、グレタは年代物のカメラを何か月も持ち歩き、1978年以降に録音されたいかなる音楽も聴かないというルールを自分に課し、1977年に登場した女性パンクのための初めてのヘアカラー“マニックパニック”で髪も染めるなど、徹底したこだわりを見せた。劇中では、「LOU REED」(ルー・リード)「DEVO」(ディーヴォ)とロゴが入ったハンドメイド風のロックTシャツや、赤や黄色の原色のシャツとパンツ、カラータイツをあわせ、アクセサリーは着けないマニッシュでパンクなスタイルでアビーというキャラクターを見事に表現したグレタ。パンク・ロックにあわせて激しく踊る彼女の姿も、鮮烈な印象を与えている。『20センチュリー・ウーマン』は6月3日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:20センチュリー・ウーマン 2017年6月3日より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2016 MODERN PEOPLE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2017年05月21日