松本潤1月20日から松本潤主演のテレビ朝日系木曜ドラマ『となりのチカラ』が始まる。「今回演じる中越チカラは、松本さんが今までやったことのないタイプの役柄です。カッコよさは封印して、ちょっと情けないキャラですね。同じマンションの住人を助けようとするんですが、いつも中途半端な“中腰ヒーロー”。都会で隣人との絆を結ぼうとする姿を描く社会派コメディーです」(テレビ誌ライター)松本の新しい一面が見られそうだ。新感覚のドラマは、主題曲にも注目が集まる。「坂本九さんが歌った名曲『上を向いて歩こう』のピアノバージョンです。その放送回の出演者に合わせて、毎話違ったアレンジで聞かせてくれるというのが驚きですね」(同・テレビ誌ライター)■東京オリンピックでも演奏演奏するのは上原ひろみ。世界で活躍するジャズピアニストだ。「上原さんは17歳でジャズの超大物チック・コリアに見いだされ、バークリー音楽大学を首席で卒業。’03年にデビューすると、瞬く間に世界的に人気が爆発。各国を回り、年間150公演をこなすように。’11年には“グラミー賞ベスト・コンテンポラリー・ジャズ・アルバム”を受賞。’16年には“ビルボード・ジャズ総合アルバムチャート1位”という快挙を達成しています」(音楽ライター)日本でもドリカムや矢野顕子などとコラボ。今年の5月にはドリカムとジャズフェスティバルに出演する予定だ。「東京オリンピック開会式では、市川海老蔵さんの歌舞伎に合わせて演奏しました。上原さんの音楽はクラシック、ロック、ファンクなどさまざまな音楽の影響を受けてジャンルレス。同じ曲でも即興で毎回違う印象になるんですよ」(同・音楽ライター)上原は「《お芝居》と《音楽》という形で初めて一緒にお仕事できることが楽しみ」とコメントしているが、実はもともと松本とは縁が深い。「松本さんは’17年に日本テレビ系の『嵐にしやがれ』に上原さんがゲストに来たとき、“本人の前でこんなことを言うのもあれですけど、天才です。ひれ伏す感じですね”と発言して大ファンであることを明かしていました。松本さんがビートルズ、マイケル・ジャクソンからクラシックまで幅広いジャンルの音楽を聴いていることは知っていたんですが、上原さんのファンだとは知りませんでした」(前出・テレビ誌ライター)実は上原のコンサートにも顔を出しているという。「10年近く熱心に通っているんじゃないでしょうか。コンサートが終わるといつも上原さんの楽屋に一番乗りし、ほかの人が挨拶に来る前にスッと帰っていきます。楽屋に友人らを大勢連れて来るような人もいるけれど、彼は毎回1人。上原さんの音楽が心の底から好きなんだと思いますよ」(音楽関係者)■上原ひろみの夫とも親交があって上原の夫はデザイナーの三原康裕氏。松本は彼のブランド“MIHARA YASUHIRO”のファンでもある。「三原さんは多摩美術大学在学中に靴のブランドを立ち上げて、それがおしゃれな若者の間で大人気に。メンズ、レディース、ジュエリーなども手がけるようになり、ミラノコレクション、パリコレクションに参加。世界的に評価されているデザイナーです。かつてはPUMAと、昨年はGUともコラボしていますよ」(ファッション関係者)松本はプライベートでも着ることが多かったが、’15年の紅白歌合戦では嵐の衣装としてMIHARAブランドを採用。「三原さんは以前から松本さんと面識がありましたが、着てくれるように頼んだわけではありません。あるとき“ビックリしたよ、松本クンがウチの服を着ているんだもん”って目を丸くしていました。松本さんが自費で購入していたようなんです」(三原の知人)松本は嵐のライブで演出を担当し、衣装も決めていた。「忙しい合間に単独でパリコレを視察に行っているくらい、ファッションに対しては本気。三原さんをクリエイターとして尊敬しているから、自腹でMIHARAブランドを購入して、嵐にも取り入れたんだと思います。松本さんは交友関係を仕事に絡めることはしない人ですからね。今回は上原さんが主題曲を担当することになったので、ドラマの内容を松本さんが直接、上原さんに伝えたのでしょう。話し合った結果、毎回違うアドリブでやることになったのかもしれません」(前出・テレビ誌ライター)上原と三原は、松本の“推し夫婦”。クリエイター同士のつながりが、ドラマを盛り上げるに違いない!
2022年01月20日wacciの新曲「トータス」がドラマ『駐在刑事Season3』のオープニングテーマに決定。併せてドラマ初回放送日となる1月14日に配信リリースされることが発表された。「トータス」はギターリフが印象的な疾走感あふれる楽曲で、険しい道のりでも一歩一歩、一生懸命前に進もうとする人に向けた応援ソングとなっている。また同曲のジャケットのイラストはベースの小野裕基が手がけている。『駐在刑事Season3』は、かつて警視庁捜査一課の敏腕刑事として名を馳せ、今は奥多摩の人々に“駐在さん”として親しまれている主人公・江波敦史を寺島進が演じる人気シリーズの最新作。前作に引き続き北村有起哉、笛木優子、佐藤寛太、鈴之助、市毛良枝らレギュラーキャスト陣に加え、新レギュラーとして藤井美菜が出演する。■橋口洋平(Vo)コメント東京都青梅市出身の僕としては奥多摩を舞台にしたこの「駐在刑事Season3」との出会いは、運命だと感じています。力強いサウンドの中で、リアルな感情を前向きに歌ったこの曲が皆さんの日常とドラマの世界を結ぶ懸け橋となることを願っています。■阿部真士プロデューサー(テレビ東京制作局ドラマ室)コメントイントロを聴いた瞬間に「キターー!」と思いました。めちゃくちゃカッコいいです。キャッチ―で疾走感のあるサウンドがこれまでの「駐在刑事」に新しい風を吹き込んでくれました。そして歌詞がまた良いんです。今回のシリーズは若い刑事たちの苦悩や葛藤をテーマとして描いていますが、そんな彼ら彼女らの背中を押し勇気を与えてくれる楽曲です。ぜひ、タイトルバックと共にお楽しみください。<リリース情報>wacci「トータス」2022年1月14日(金) 配信リリースwacci「トータス」ジャケット<番組情報>金曜8時のドラマ『駐在刑事Season3』初回放送:1月14日(金) 20:00~放送局:テレビ東京 / テレビ大阪 / テレビ愛知 / テレビせとうち / テレビ北海道 / TVQ九州放送『駐在刑事Season3』メインビジュアル(C)テレビ東京主演:寺島進出演:北村有起哉 / 笛木優子 / 佐藤寛太 / 藤井美菜 / 鈴之助 / 梨本謙次郎 / 徳井優 / 山口祥行 / 小林星蘭 / 市毛良枝番組公式HP:番組公式Twitter:<ライブ情報>wacci 47都道府県ツアー2020-21最新情報はこちら:関連リンクwacci HP Tik Tok Twitter LINE Instagram Facebook YouTube Channel
2022年01月12日ダウンタウン松本人志《“松本はお笑いに向いてない”って書き込みを発見。お疲れ様でーす!》9月6日、ダウンタウンの松本人志が自身のツイッターを更新したのだが、これが話題に。SNSを“エゴサーチ”していたのだろうか、《松本はお笑いに向いてない》という書き込みを発見したようだ。「スポーツ紙などがネットニュースにして配信したことで、松本さんのツイートには瞬く間に7万以上の“いいね”が集まりました。“笑いの神やのに”“その人こそ書き込みに向いてない”“他に誰が向いてるの?”などと多くが松本さんを支持し、問題の書き込みを否定するものばかり。一方で、ネット掲示板などでは“結構エゴサしてる”“気になるんだ”などと、あの松本さんが“匿名ツイート”に対して、過敏に反応を示したことを嘲(あざ)笑うようなコメントも見受けられるなど、賛否を呼んでいるのです」(芸能リポーター)まもなく、騒動の発端となった問題の書き込みが特定されることに。それは2020年3月にツイッターに投稿された、リツイートが3件、「いいね」は5件という一般人によるもので、《松本って人はお笑いに向いてない感100》と、個人的な感想なのだろうが、たしかにSNS上で“松本”批判をしていた。■松本の「勘違い説」が浮上しかし、注目すべきはハッシュタグとして《♯そいつどいつ》がつけられていたこと。「松本さんの勘違いでは?」とはお笑いライター。「この“そいつどいつ”というのは、ボケの市川刺身とツッコミの松本竹馬による2015年に結成した吉本所属のお笑いコンビ。そう、ツッコミ担当の名前が“松本”なんです。おそらくは、問題のツイート主はダウンタウンの松本さんではなく、“そいつどいつの松本”のことを言ったのだと思います。それを松本さんは“松本違い”をして、自分が批判されたものと勘違いをした、ということかも」“松本はお笑いに向いてない”騒動はダウンタウン松本の勘違い説、が立てられたわけだが、一方でベテラン放送作家は「それは違いますよ」と真相を明かす。「松本さん、ネットニュースになって今ごろ“してやったり”ですよ(笑)。その批判ツイートは自分ではなく、松本竹馬に向けられたものと知りながら、あえて拾って見せたんですよ。実は同日、松本さんが審査員を務める『キングオブコント』2021年大会のファイナリストが発表されました。そして、5回目の出場にして初めて決勝戦に進んだのがそいつどいつ。ネタ作りをしているのは“お笑いに向いてない”と言われた松本竹馬の方だけに、見事に『KOC』ファイナリストになったことで、松本さんは“どうや、向いてるやろ”と後輩を擁護すると共に、決勝に向けて発破をかけたんでしょう」同じく準決勝に進出するも、敗退した間寛平と村上ショージのユニット『ヤギとひつじ』には、《残念ですが…素敵な先輩です》と労っていた松本。“笑いの神”は人情家でもあるようだ。
2021年09月07日ムロツヨシ初主演映画『マイ・ダディ』から、これまで明かされなかった物語の全容が明らかとなる本予告映像が解禁。さらに、奥田民生、斉藤和義、トータス松本らのバンド「カーリングシトーンズ」が手掛ける主題歌「それは愛なんだぜ!」も解禁された。これまで、『嘘を愛する女』『哀愁しんでれら』など、多くの良質な作品を世に生み出してきた映像クリエイター支援プログラム「TSUTAYA CREATORS’PROGRAM(以下、TCP)」の2016年準グランプリ受賞作品となる本作。解禁された本予告の映像は、小さな教会の牧師、御堂一男(ムロツヨシ)が「皆さんこんばんは、はじめましての方もいらっしゃいま…せんね」という言葉で、教会にひと笑いを生み出すという、周囲を惹きつける人柄の良さが伺える場面から始まる。愛する妻・江津子(奈緒)に先立たれ、娘・ひかり(中田乃愛)と2人暮らし。一男はバイトを掛け持ちするという、決して楽でも裕福でもないながらも、何気ない日常・毎日を幸せに感じていたが、ある日、ひかりが白血病であることを宣告される。さらには、一男とひかりの間に親子関係が確認できなかったという、衝撃の事実が告げられた。絶望する一男だったが、愛する娘・ひかりを救う、たった一つの方法である“血の繋がった本当の父親を探す”ことを決意する。本予告の中で流れる「本当のことが知りたい、知りたいけど知りたくなくて…」というセリフのように、自分が本当の父親でなかったことに戸惑いながらも、愛する娘をどうにかして救いたい一心で奔走する一男の姿が描かれている。毎熊克哉、臼田あさ美、永野宗典、「平成ノブシコブシ」徳井健太、光石研ら個性豊かなキャスト陣にも注目だ。そんな予告編を盛り上げるのは、「カーリングシトーンズ」が歌う「それは愛なんだぜ!」。本作のために書き下ろしたメンバーの6人が織り成すメロディーは、一男の愛に溢れ、必死に生きる様にピッタリの楽曲。そして今回、本ポスタービジュアルも解禁。生まれたばかりの娘・ひかりを抱きながら、幸せに満ち溢れているのがひしひしと伝わってくる一男と江津子の表情、温かい家族の光景が。それと同時に、白血病のひかりと会話する真剣な眼差しの一男が描かれ、その表情からはブレないまっすぐな父親の愛が感じられるビジュアルとなっている。『マイ・ダディ』は9月23日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マイ・ダディ 2021年9月23日より全国にて公開(C)2021「マイ・ダディ」製作委員会
2021年08月02日8月3日(火)に開催されるイベント『ROCK KIDS 802 -OCHIKEN Goes ON!!- SPECIAL LIVE HIGH!HIGH!HIGH! supported by ナカバヤシ』の、ROCK KIDS 802 EXTRA CRAZY BANDにボーカルとして参加するアーティストとして、TERU(GLAY)、トータス松本(ウルフルズ)、山村隆太(flumpool)の出演が発表された。「ROCK KIDS 802-OCHIKEN Goes ON!!- SPECIAL LIVE HIGH! HIGH! HIGH! Supported by ナカバヤシ」チケット情報さらに、大阪城ホール場内に設けられるもうひとつのステージ「OCHIKEN’S GARDEN」には梅田サイファー(KennyDoes、ふぁんく、KZ、KBD、テークエム、KOPERU、peko、SPI-K)、それとこれとはべつ(菅原卓郎(9mm Parabellum Bullet)、村山☆潤、東出真緒(BIGMAMA))、金井政人(BIGMAMA)とそのお友達が出演することが決定。この夏、音楽とラジオを愛するラジ友リスナーへの1日限りの大感謝祭!チケットは7月17日(土)10:00より一般発売開始。一般発売に先駆け、7月15日(木)23:59まで先行先着プリセールを実施中。
2021年07月14日映画『くれなずめ』の公開記念舞台挨拶が15日に都内で行われ、成田凌、高良健吾、若葉竜也、藤原季節、目次立樹、松居大悟監督、トータス松本(主題歌)が登場した。同作は、松居監督自身の実体験をモチーフに書かれた完全オリジナルの舞台劇を映画化した。高校時代に帰宅部でつるんでいた6人の仲間たち(成田凌、若葉竜也、浜野謙太、藤原季節、目次立樹、高良健吾)が、友人の結婚披露宴で余興(赤フンダンス)をやるべく5年ぶりに集まった様子を描く。久しぶりに出会った彼らは、その余興の後、“披露宴”と“二次会”の間の妙に長い“狭間”の時間を持て余しながら、昔の思い出に想いを馳せる。サプライズゲストの登場が発表されると、登壇者陣も「誰!? ハマケン(浜野謙太)さん!?」「荷が重くない!?」と騒然。主題歌を担当したトータス松本が登場し、会場は拍手に包まれた。14日で最終回を迎えた朝ドラ『おちょやん』ではヒロイン・竹井千代(杉咲花)の元夫・天海一平を演じた成田と、父・竹井テルヲを演じたトータス。共に"クズ"と話題になっていた役を演じ、成田は「今、日本で1番嫌われてる男2人が……」と苦笑し、2人は「嫌われたなあ〜」(トータス)、「お互い様ですね」(成田)と顔を見合わせる。同じく『おちょやん』に出演していた若葉は「僕は嫌われてないですけどね。おいしいとこだけもらって、小暮ロスをもらって」と一線を引いていた。朝ドラの撮影でも今作主題歌の話になっていたようで、成田は「トータスさんから『映画観たよ』と言われて、『どんな曲がいいと思う? 』と聞いてくれて。そこで『やってくるんだ』と思って、そのテンション感で『嬉しいです!』と言っていたんですけど、それがプレッシャーになってたとは……」と振り返る。トータスは「全然アイディアがなかったからどうしようと思って、こういうご時世やし、完成も先になりそうやったので、ぼんやりフェードアウトしたらいいと思ってたら、成田くんと仕事で会うことになって、スルーできないと思ったから」と説明。若葉も「僕はしつこいくらい『やってくれたらいいなあ』と言ってました」と明かすと、トータスも「『曲が出来た』と言ったら『僕がMVを撮りたい』と言ってくれて、前に(若葉が)撮ったMVを花ちゃんも知ってて、『よかった』と言ってたので、『撮ってくれや』と言ったら、『僕はいいけど松居さんがヤキモチ焼きますよ』って」と語る。若葉は「いつの間にかライバル関係になってた」と笑顔を見せた。
2021年05月15日NHKの連続テレビ小説『おちょやん』がついに最終回。どぎつい関西弁が話題となった千代役を演じきった杉咲花(23)も東京へ。「ホッとしますね。地元に帰ってきたなぁって」と語る彼女の撮り下ろしとともに、千代の“号泣”名場面BEST3を振り返るーー。【第99回】「何が二代目天海天海や。うちがいてへんかったら何にもできひんかったくせに。(略)なんで、なんでうちやあれへんの?」灯子(小西はる)が妊娠し父親が一平(成田凌)であることを知ると、千代は離婚を決意。2人は長い結婚生活に幕をおろした。30年前はテルヲ(トータス松本)と栗子(宮澤エマ)、今度は一平と灯子が子どもをつくり、千代は家族から2度裏切られた。つらすぎる境遇は視聴者の涙を誘った。【第94回】「おおきに、寛治。ヨシヲとの約束守ってくれて。生きて帰ってくれて、おおきに」満州で寛治(前田旺志郎)が知り合ったのは千代の弟・ヨシヲ(倉悠貴)だった。ヨシヲはその後、人を助けようとし撃たれて亡くなっていた。寛治の帰国の喜びと、ヨシヲの死の悲しみが同時にこみ上げてくる複雑な心境を、杉咲が絶妙に表現。【第5回】「うちは捨てられたんやない。うちがあんたを捨てたんや」千代の父・テルヲが連れてきた栗子から邪魔者扱いされ、千代は奉公に出されることに。旅立ちの日、千代を追いかけてきたテルヲだったが、それは亡き母サエ(三戸なつめ)の遺影を渡すためだった。子役・毎田暖乃ちゃんの涙の演技が話題に。暖乃ちゃんは第101回から千代のめい・春子として再登場。杉咲と息の合った演技を見せた。杉咲花の名演で千代の強さに胸を打たれた人も多かったのでは?「女性自身」2021年5月25日号 掲載
2021年05月14日23歳にして“座長”として大所帯の朝ドラ『おちょやん』(NHK)の現場を率いた杉咲花(23)。プレッシャーも当然あったはず。そんな彼女の心強い味方となったのが数々の共演者。なかでも千代の奉公先である芝居茶屋の女将・岡田シズを演じた篠原涼子(47)といった頼れる先輩女優の存在は大きな励みになったようだ。「篠原さんは本当に温かくて、ふんわりとした雰囲気をつねにまとわれている方。いつも現場にいてくださるだけでみんなの心が和やかになるのを感じていました」ときには体当たりで胸を借りることも。一平が幼少期に生き別れた母・夕役の板谷由夏(45)との激しいビンタ合戦は視聴者に衝撃を与えたが、舞台裏もまた壮絶だった。「中途半端な感じになるのは嫌だったので、“思いっきりやりましょう”という話を板谷さんとしていて、こんな力で人のことをたたいたことないってくらい思い切りたたいたんです。そしたら、板谷さんから私と同じかそれ以上の強さで返ってきて(笑)。板谷さんがそこまで本気で向かってきてくださったことがとてもうれしかったです」愛憎相半ばする関係だった父・テルヲ役のトータス松本(54)からは“宝物”を受け取っていた。視聴者の涙を誘った、千代と死期の迫ったテルヲが留置場で激しく本音をぶつけ合うシーン。実は、その裏側では、こんな心温まるエピソードがあった。「このシーンの撮影後、トータスさんからたくさんのビー玉が入った巾着を頂きました。千代が劇中でよく持っている黄色のビー玉とそっくりなもの。トータスさんが『これは俺のなかでの裏設定だけど、お父ちゃんは千代に喜んでもらいたくてお金ができるとビー玉を買ってためたんだ。これはお守りだから、テルヲの分身だよ』って言ってくれて。それをいつも一粒だけ現場に持っていってあとはおうちに置いてました。本当に粋なお父ちゃんでした」最後に、長丁場の撮影が終わった今、いちばんしたいことは何かと聞くと、「仕事の現場がいちばん好きだから何だろうなあ……」としばらく考え込んで、こう答えた。「家にいるのが好きなので、家でボーッとしていたいです(笑)。今まで数えきれるくらいしか行ったことがないんですが、外出ができる時期になったら旅行して、友達が教えてくれた素敵なホテルに行ってみたいなあ」数々の困難を乗り越え、千代と二人三脚で走り抜けた杉咲。彼女の女優としての旅路は、これからも続いていく――。「女性自身」2021年5月25日号 掲載
2021年05月14日「共演者のみなさんやスタッフのみなさんに会えなくなると思うと、もう寂しくて仕方がないです。これだけの作品をやり遂げたという感慨もありますが、今は寂しいという気持ちのほうが強いですね。そのくらい大好きな現場で、毎日がとても充実していました」晴れやかな表情でこう振り返るのは、連続テレビ小説『おちょやん』(NHK)でヒロイン・竹井千代を演じる杉咲花(23)。約1年にわたる撮影を終え、5月15日、ついに『おちょやん』が最終回を迎える。4月14日のクランクアップ時には笑顔で「いまの自分にできることは精いっぱいやりきれた」と胸を張った杉咲だが、苦楽をともにした共演者との別れには涙をこらえることができなかった。「みなさんがクランクアップするたびに泣いていました。(千代の父・テルヲ役の)トータス松本さん(54)が、クランクアップのときにウルフルズの『バンザイ~好きでよかった~』を歌ってくださったんです。みんなで、“お父ちゃん、行かないで~!”って盛り上がって、最高でした!」主人公の妹を演じた『とと姉ちゃん』(’16年)を経て、2度目の朝ドラ出演でヒロインの座をつかんだ杉咲。しかし肩肘張ることなく、自然体で撮影に臨めたようだ。「一つの作品のなかでお芝居をするということに関して、ヒロインであっても、そうでなくても、特別に何かが違うという意識はなかったです。でもやっぱり、撮影期間の最初から最後まで現場にいて、共演者のみなさんやスタッフのみなさんといちばん長く過ごすことができる。しかも、みなさんがアップする瞬間を一つずつ見届けていくことができる幸せは、ほかの現場では味わえない特別なものがありました」明治末期に生まれ、昭和の激動のなかで喜劇女優として成長していく千代。常に明るく早口で話すキャラクターが印象的だったが、モデルとなった昭和の名女優・浪花千栄子さん(享年66)をひたむきに研究したたまものだった。「私が演じるのは竹井千代という人物なので、まったく同じにしようという意識ではありませんでした。ただ、浪花さんの昔の出演作品を見たり、自伝を読んだり、私が調べられることは敬意をもってやりたいと思い、取り組みました。ラジオドラマのシーンなどは特に、早口な部分を意識していました」全115話を通して、17歳から44歳までを演じた杉咲。「全部が大切なシーンだった」と振り返るが、なかでも成田凌(27)演じる夫・天海一平が二代目天海天海を襲名披露する場面は胸に強く刻まれているという。「一平の口上のなかで千代との結婚も発表されて、『こんな幸せな瞬間ってあるんだ!』と感動しました。同じお芝居を何回も撮ったのですが、常に新鮮な気持ちが巡り続けているような感覚があって。(大山鶴蔵社長役の)中村鴈治郎さん(62)は、一平に羽織のさばき方やお辞儀をするときの作法を直接アドバイスしてくださって、とてもぜいたくな時間でした」「鶴亀新喜劇」をともにリードする存在でもあった一平。杉咲にとって夫婦を超えた“同志”のような存在だったようだ。「この2人は、結婚する前からお互いにとって魂の片割れのような存在だったのではないかなと思っていて。ある意味、恋愛というものを超越した2人だったのではないかなと思います」そんな成田との共演は『おちょやん』で5回目だけに、抜群の信頼関係を築いていた。「まなざしがとても温かくて、慈愛に満ちているというか。撮影中、私が“うまくやれるかな”と緊張しているときに一平と目を合わせるだけで気持ちが落ち着きました。そこにいてくれるだけでものすごく説得力がある方でした」カメラが回っていないところでも成田の“気配り力”に助けられたようだ。「休憩中、“寒くなっちゃうから”って、女性キャストにシルクのレッグウオーマーを配ってくださいました。ほかにも“おいしそうなお菓子があった”と言って差し入れをしてくれたり、いつも気遣いを忘れない優しい方でした」「女性自身」2021年5月25日号 掲載
2021年05月14日初秋の松本平を満喫できる松本マラソン2021は、2021年10月3日(日)に長野県松本市でマラソンの部(42.195km)、ファミリーランの部(2km)が開催されます。開催概要についてマラソンの部は、参加費:12,000円、参加定員:8,000人、ファミリーの部は、参加費:ファミリー3,300円(子が2人の場合は4,400円)、参加定員:250組です。申し込みは、2021年4月29日10時~6月27日、 先着順なので定員になり次第、受付終了となります。国宝松本城の景観をより楽しめるコースに変更今回のコースは、松本をより一層松本の持つ魅力を堪能できる新たなコースとして大幅に変更されています。松本市総合体育館前をスタートとし、国宝松本城を1周し、中心市街へと向かいます。中盤からは、アップダウンのあるハードで走りごたえのあるコースを走行し、信州スカイパーク陸上競技場をフィニッシュします。制限時間は6時間、日本陸連公認コースです。(画像は公式サイトより)【参考】※松本マラソン2021の公式サイト
2021年04月29日3月いっぱいで、まる60年の歴史を刻むNHK連続テレビ小説(以下、朝ドラ)。第1作『娘と私』(’61年)は、文豪・獅子文六による自伝的小説が原作。続く第2作『あしたの風』(’62年)は壺井栄、第3作『あかつき』(’63年)は武者小路実篤と、名だたる文豪が原作に携わった。さらに、ノーベル文学賞受賞作家の川端康成も、第5作『たまゆら』(’65年)の原作を手がけている。最高視聴率62.9%をたたき出した第31作『おしん』(’83年)は、明治から昭和を生き抜き、スーパー業を営む女性の一代記。好景気に沸く日本人が忘れかけた、ものの大切さや清貧を描いた。男性中心社会の明治時代を生き抜く女性の気骨を描いたのは、第36作『はね駒』(’86年)。ヒロイン役・斉藤由貴の好演も光り、最高視聴率は49.7%を記録。また、第88作『あまちゃん』(’13年)の舞台となった岩手県久慈市は、朝ドラ人気が町おこしに一役買った。そんな朝ドラの次回作『おかえりモネ』のヒロインは、第100作『なつぞら』(’19年)でなつの妹を演じた清原果耶。「ヒロインの妹を演じた女優が、数年後にヒロインとして帰ってくるというのが“王道”になってきていますね」そう語るのは、ドラマウオッチャーの田幸和歌子さんだ。第92作『まれ』(’15年)の土屋太鳳は第90作『花子とアン』(’14年)で、杉咲花は第94作『とと姉ちゃん』(’16年)でヒロインの妹役に。「朝ドラの撮影はとても過酷。ヒロインを選ぶ際に、“出演歴がある”ということが、作り手にとってひとつの判断材料になっているのでしょう」(田幸さん・以下同)ちなみに、’21年後期に放送予定の『カムカムエヴリバディ』のヒロインの一人である川栄李奈は、『とと姉ちゃん』に出演歴がある。■朝ドラにはなぜ“ダメ父”が多い?邪魔だと娘を奉公に行かせる第103作『おちょやん』テルヲ(トータス松本)の“クズ父”ぶりは話題に。「第85作『カーネーション』(’11年)のヒロイン・糸子の父・善作(小林薫)が代表的ですが、“愛すべき存在でありながらヒロインが最初にぶつかる障害”の象徴として、ダメ父が登場しているように感じます」『まれ』の父・徹(大泉洋)は、ヒロインが夢嫌いになってしまうほどに、常に夢見がちだった。「こちらは、ヒロインの“反面教師”として描かれています」ただ、テルヲの場合は、あえて“わかりやすいクズっぷり”を見せることで、視聴者のSNSなどでの反響をうかがっているように見えていまいます(苦笑)’22年に放送が予定される第106作『ちむどんどん』では、黒島結菜がヒロインに抜擢。朝ドラの歴史はまだまだ続く。「女性自身」2021年3月23日・30日合併号 掲載
2021年03月17日俳優の中川大志と、ウルフルズのボーカル・トータス松本が、ヤマハミュージックジャパンの企画「おかえり、おんがく。」で初共演。17日、中川のサクソフォン、トータスの歌でセッションするスペシャルムービーと、対談の様子が公開された。コロナ禍の生活に再び音楽を取り戻したいという思いのもと立ち上げられた同企画では、音楽の素晴らしさや、演奏をすること、聴くことで得られる喜びを特設サイトから発信。中川は昨秋からサクソフォンに初挑戦し、レッスンを受ける様子や練習に励む姿が公開されていた。今回は本企画の趣旨に賛同したトータスが中川と初共演。「ドレミファソーラファミ・レ・ド」というメロディでおなじみの「池の雨」をモチーフに作られたオリジナル曲「おかえり、おんがく。」を演奏した。中川のイントロ演奏から始まり、レコーディングスタジオでのトータスの歌声、キーボード、ギター、ドラム演奏をするミュージシャンや音楽愛好者たちが奏でる音から1つの曲をリモートで紡いでいく映像になっている。レコーディング後の対談では、NHK連続テレビ小説『なつぞら』で中川を知ったトータスが「あの人と会うのか」と共演を楽しみにしていたこと、一方の中川は喜びと共にプレッシャーを感じ「とにかく死に物狂いで練習するしかない」と感じたことや、2人の音楽にまつわるエピソードが明かされた。そんな今回の演奏について、トータスは「僕自身コロナの影響を経て『今なんのために歌っているのか』とか、目的をより考えて歌うようになりました。今回もそんな想いでこの曲を歌っています」と語る。中川は「トータス松本さんとの初共演。こんなご褒美のような、貴重な経験ができたことに感謝しています」と述べ、「音楽は元々好きなので、今回新しいことに挑戦することは、あらためていいなと思い、ワクワクしました。やはり僕にとって音楽は毎日を鮮やかにしてくれて、力をくれる存在です」とコメントを寄せた。
2021年02月17日「敦が演じてる父親のことを、全国の皆さんが一体どんな気持ちで見ているのか、気が気でないです」そんな心配の声を聞かせてくれたのは、ウルフルズのトータス松本(54)の実父である。敦とは、トータスの本名。NHK連続テレビ小説『おちょやん』でトータスが演じている主人公の父親・テルヲが視聴者の間で話題になっているのだ。トータスの実父は続ける。「ひどい父親やなとビックリしてもうたんです。一回、話の筋から消えて、また再登場したときに“今度は多少マシな父親に変わってるんじゃないか”と期待してたんです。そしたら、前よりもさらにひどい極悪な父親になってて……」実父の戸惑いも無理はない。トータスが演じるテルヲは、ろくに働かないだけなく、酒癖も悪い。娘を邪魔に思い奉公に出したかと思えば、金を無心するために再び娘のもとへ。そして、通帳を盗む――。その素行の悪さゆえ、気づけば“朝ドラ史上最悪の父”の異名を取るまでに……。トータス本人も、ただでさえ初の朝ドラ出演で「正直言えば、躊躇した」というこの役どころ。1月29日に『あさイチ』にゲスト出演した際には、「一生懸命お芝居しているだけなのに、こんな言われ方を……」と苦笑もしていた。実父とともに本誌の取材に対応してくれた実母は、朝ドラが始まってからの息子トータスとのやりとりについて教えてくれた。「コロナもあって、あの子とは2年半ほど会えてないので、朝ドラで毎朝顔が見られるのを楽しみにしていたんです。第1回を見て、敦に《元気な姿を見て安心しました》とLINEしました」トータスからも《ありがとうございます。これからもがんばります》との返信があったという。しかし、その後については「連絡してません」とぽつりと言う母。「本当は朝ドラについていろいろ書いて送ろうと思ってたんです。でも始まってみたら……。まさかこんな役とは思いませんでした。だから何を書いて送ったらええのやらわからなくって。よかったとも言えへんし、悪いって言うのもあれやし(笑)」それでも実父は「『おちょやん』を毎日、それも朝昼と2回見てます」と明かす。なぜ2回?「朝1回見てダメな父親やったけど、『昼見たらもしかしてちょっとはマシな父親に見えるかも?』と昼も見るんです。それでも、やっばり朝と一緒で、当たり前なんですが、ダメ親父なんです(笑)。いつもね、嫁さんと『今日もアカンかったな』『そやな、今日も悪い親父やったな』『いや、今日のは特別アカン。ダメが2つ重なる“ダメダメ親父”やで』とか言いながら、毎日2回見てるんです(笑)」■母が『あさイチ』前のトータスに贈った言葉ご両親なりになんとかポジティブに捉えようともしているようで……。「インパクトが強すぎたけど、多くの人に覚えてもらったらいい。今は爪痕を残せたらええと思わないと仕方がないです(笑)」そう話す実母だが、最近になって息子の“名誉挽回”のチャンスを見つけ、トータスに第1話オンエア日以来、久しぶりのLINEを送ったそうだ。29日放送の『あさイチ』(前述)に息子がゲスト出演することを知ったからだった。「『あさイチ』は絶対に“名誉挽回”のチャンスやと思いました(笑)。ダメで悪い父親役のせいで、敦までおんなじやと思われそうですけど、実は違うんですよ、と(笑)。『番組で一生懸命説明したらわかってもらえるはずだから、全力で頑張ってほしい』と伝えましたね」そんななか、テルヲに胸打たれた回もあったという。それは第37話、映画の主演に決まらなかった千代を思いテルヲが激怒するシーンだ。そこでテルヲは撮影所の社長に「おっさん、見る目ないのう!」と啖呵を切っていた。「テルヲにも娘に“なんとかなってほしい”という気持ちがあるんだなと伝わってきました」(実父)「なんぼ“のんだくれ”でばくち打つ親でも、子供を思う気持ちは一緒なんやなと……」(実母)テルヲに垣間見えた“なんとかなってほしい”と子を思う気持ちは、ご両親がトータスを見守ってきた気持ちと重なるようだ。かつて、音楽をやると言いだした息子に父は「好きなようにせい。でも25歳までやで。芽が出なかったらあきらめて帰ってこい」と言い聞かせたという。「25歳になる直前に東京に行ってしまったけれどね。“なんとかやってくれんとあかん”と思って見ていました」(実母)そうして“なんとかなった”今も、その評判を心配。子を思う親心は不変、ということだろう――。「女性自身」2021年2月16日号 掲載
2021年02月05日成田凌を筆頭に、高良健吾、若葉竜也、浜野謙太、藤原季節、目次立樹を迎えた松居大悟監督の最新作『くれなずめ』。この度、本作の公開日が4月29日(木・祝)に決定、さらに6人が揃ったポスタービジュアルと予告映像、「ウルフルズ」が本作のために書き下ろした主題歌が解禁となった。予告編は、高校時代からの仲間である6人が、意気消沈して披露宴の会場を後にする姿から始まる。披露宴の余興として「ウルフルズ」の楽曲「それが答えだ!」をバックに、全員で“赤フン衣装”を身につけたダンスを披露するも大スベりしてしまい、招待客から一斉にドン引きされてしまったのだ。「あれやって二次会行けます?」と大成(藤原季節)は動揺、それに対して「俺ら素人なんだしさ、一生懸命やったんだからそれで良くない?」と、のほほんと答える吉尾(成田凌)。披露宴会場の裏口にたむろする彼らは、このなんともやるせない“二次会が始まるまでの微妙な狭間の時間”を持て余し、他愛ないやりとりで時間を潰していた。その後、切り取られているのは彼らの過去の姿。12年前、高校生の時に「真剣に掃除してよ!」と清掃委員長(前田敦子)に怒鳴られたことや、カラオケ店で不良に絡まれたり、落ち込んだ時にわざとふざけて変顔していた吉尾の姿だったりと、“しょーもない”、でも、とても最高に楽しかった仲間たちとの記憶。しかし、映像はその楽しかった過去の思い出から、一転して“今”の世界へ。余興の練習をするために皆で集まっていたカラオケボックスで「ずっと気になってたんだけど、もしかして俺って…」と言い出す吉尾と、それを大声で遮る仲間たち。その後に映し出されるのは、卒業して大人になった彼らが過ごしてきた吉尾との何気ない時間。披露宴と二次会の間の“今”と、“過去”の時間が交錯する中、これまで6人それぞれの人生に立ちはだかり、目を背けていた現実を映し出すようで…。松居監督たっての希望で実現した主題歌主題歌は、松居監督たってのリクエストで実現し、本作のためにトータス松本が書き下ろした「ウルフルズ」の新曲「ゾウはネズミ色」。松居監督は「ありがとう以上の言葉があればいいのにって何度も思いました。間違い続けて、映画『くれなずめ』を作ってよかったです」と熱い感謝をコメント。主演の成田さんも「ドラマの現場で初めてトータス松本さんとお会いしたときに、『くれなずめ見たで』って言ってくれて、『どんな曲がいいと思う?』って言ってくれたんです。すごくおしゃれで最高な返事をしてくれて、とてもテンションが上がってずっと出来上がりを楽しみにしていました」と打ち明ける。「初めて聴いた時は、身体に染み込みながら響ききった感じがして、映画終わった後のエンドロールの風景で、曲が入るのかって思ったら鳥肌が立ちました」と大絶賛するこの曲は、トータスさんが、劇中で6人が赤フン姿でダンスを披露する曲「それが答えだ!」の「アンサーソングを意識して作りました」という。「あれから約20年経って、『答えとは何か』と言えるようになっているかというと全然そんなことはない。生活していく上で色んなことは学ぶけど、『答え』には辿り着かないということが、昔よりもさらによく分かってきた。だけど『そういうもんなんじゃないの』と思っています」とコメントを寄せている。成田凌&若葉竜也&高良健吾らカラオケでシャウト!解禁となったポスタービジュアルは、久々の再会を果たした後、カラオケボックスで熱唱する6人の姿を切り取ったもの。「思い出にするくらいなら忘れてやる」「過去を書き換えろ」という、寂しさを強がりで吹き飛ばそうとする男たちの熱情が感じられる、インパクトのある熱いビジュアルとなっている。『くれなずめ』は4月29日(木・祝)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:くれなずめ 2021年4月29日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C)2020「くれなずめ」製作委員会
2021年02月03日松本まりか今年でデビュー20周年を迎えた松本まりかが旬を迎えている。’18年に放送された『ホリデイラブ』(テレビ朝日系)で“あざとかわいい”主婦を演じると、その怪演ぶりで一躍、注目の的に。「可愛らしさの中に狂気さを備えた演技は素晴らしかったですね。透明感のある彼女だからこそ、狂った役でも同性からも嫌われない女性として演じきれたと思います」(ドラマ評論家の北川昌弘氏)現在もテレ朝系で放送中のドラマ『先生を消す方程式。』に出演しているほか、写真集を発売するなど絶好調。“苦節20年で遅咲きのブレイク”と紹介されることも多いが、デビュー当時を知るテレビ局関係者はこう証言する。「’00年放送のNHKドラマ『六番目の小夜子』では、ドラマデビュー作ながら主要な役どころを演じ、業界注目の“ネクストブレイク女優”の仲間入り。事務所もアイドル的な売り方をしていました」その言葉を裏づけるかのように、’01年に放送されたドキュメントタッチの深夜ドラマ『株式会社o-daiba.com』(フジテレビ系)では現在の売れっ子女優たちと肩を並べて出演していた。■アニメ声優やナレーションも「当時、同世代で期待されていた宮崎あおいさんや栗山千明さん、ベッキーさんらとともに起用されました。メンバーは私生活でも仲がよく、それぞれがインタビューなどで“親友”としてよく名前を挙げていたほどです」(アイドル雑誌編集者)女優として期待されていたものの、19歳を過ぎたころから、その印象的な声を生かして声優業にシフトする。「’01年に発売された『ファイナルファンタジーX』の主要キャラクター・リュック役にオーディションで抜擢。当時は“普通の声がよかった”と悩んだそうですが、プロの声優に負けないよう声のトレーニングを開始。そのかいあり、アニメの声優やナレーションの仕事を増やしていった努力家の一面も」(アニメに詳しいライター)前出の北川氏は、その特徴的な甘すぎる声が女優としてはマイナスに働いた部分もあるのではと分析する。「松本さんのように可愛らしいルックスに甘すぎる声だとどうしても演じられる役が限られてしまう。特に若いときであれば役とはいえ、ぶりっ子だと同性から反感を買いかねない。だから10代後半からしばらく声優業中心の活動にシフトしたのは正しかったと思います。その間、地道に実力をつけて、30代でその才能が開花したわけですから」デビュー当初から注目されていた逸材は、“あざとくない”一面も持ち合わせていたようだ。
2020年12月17日「杉咲さんはクランクインの10カ月も前から毎週大阪に通い、着物で日本舞踊の練習や本場の関西弁に触れて役作りを行うなど、並々ならぬ思いでヒロインを演じています。また、『とと姉ちゃん』で共演した高畑充希さん(29)に連絡を取り、座長としての心がまえや大阪のおいしい店を教えてもらっているそうです」(NHK関係者)杉咲花(23)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『おちょやん』。幼少期に同居していた父・テルヲ(トータス松本)と義母に追い出されて道頓堀に出てきた主人公・竹井千代が女優として成長していく姿が描かれる。子供時代を終え、14日放送回から本格的に出演し始めた杉咲だが、彼女には千代との“共通点”があった。「あまり知られていませんが、杉咲さんのお父さんは元『レベッカ』のギタリスト・木暮武彦さん(60)です。木暮さんは’96年に歌手のチエ・カジウラさんと結婚し、翌年には杉咲さんが誕生。しかし、’00年には離婚しています。以来、チエさんが女手一つで杉咲さんを育ててきたのです。これまでインタビューでも杉咲さんは一切父親について語っていません」(前出・NHK関係者)うかがい知れる“実父不在”による20年の辛苦。そんな杉咲の支えとなっていたのは母親の愛情だ。「杉咲さんの花という名前はチエさんが付けたもの。チエさんは杉咲さんの将来を考え、小さいころから乗馬やテニス、英語などいろんな習い事をさせました。中学時代に杉咲さんが“女優になりたい”と言ったときも、反対することなく背中を押したそうです。杉咲さんの誕生日や大きい仕事が決まった際は必ずチエさんがお祝い会を開くといいます」(テレビ局関係者)かつて杉咲は母親への感謝をこう語っている。《母がいつも私のやりたいことを応援してくれて、かなえる方法を一緒になって探してくれたのはすてきな経験だったな》(’17年7月5日「あんふぁんWeb」)長期間、慣れない大阪での撮影に励む杉咲。チエさんは、朝ドラの重圧に負けないよう単身奮闘する娘を気遣っているようだ。「チエさんはメールで『体が資本なんだから、朝ご飯はしっかり食べて、お酒は飲みすぎちゃだめよ』とアドバイスをしているそうです。また毎日、『おちょやん』をリアルタイムで見ては、自身のインスタグラムで感想を公開して、杉咲さんへのエールを送っています」(前出・テレビ局関係者)“肝っ玉オカン”との二人三脚でつかんだヒロインの座。杉咲は母とともに大女優への道を歩んでいくーー。「女性自身」2020年12月29日号 掲載
2020年12月17日制作・ヒロイン発表会見に登場した杉咲花 杉咲花(23)が主演のNHK連続テレビ小説『おちょやん』(月~土曜午前8時)が、スタートダッシュに失敗した。■コロナの影響は「朝ドラ」にも初回の世帯視聴率は18・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)。初回が20%を下回るのは2017年度上半期の『ひよっこ』以来、7作ぶり。第2話以降も17~18%台を推移し、大台に届かない。理由はいくつか考えられるが、一番大きいのは宣伝が行き届かなかったことに違いない。調べたところ、初回で21・2%を記録した前作『エール』は放送開始前、一般紙とスポーツ紙に計307件の関連記事が載った。ところが『おちょやん』は計93件。3分の1に過ぎず、極端に少ない。序盤の視聴率を決める一番の要因は宣伝にほかならない。中身の良し悪しが視聴率を左右するのは、視聴者が一度でも見たり、口コミが広がったりした後なのだから。記事の数が少なかったのは主に新型コロナ禍のせい。NHKはコロナのために収録スケジュールの大幅な変更を強いられ、PR活動も普段どおりに出来なかった。杉咲が演じる主人公・竹井千代のモデルは「大阪のお母さん」と呼ばれた往年の名女優・浪花千栄子さん(1907~1973年)である。故・小津安二郎監督ら映画界の巨匠たちに重用される一方、オロナイン軟膏の顔としても知られ、ホーロー看板では軟膏を持ってニッコリ笑っていた。けれど既に没後47年。リアルタイムで千栄子さんを知っているのは昭和中期生まれまでの世代だ。それだけに宣伝不足は痛かった。ほかのスタートダッシュ失敗の理由はというと、酷なようだが、主演の杉咲にもあるだろう。ドラマも映画も「1に脚本、2に役者、3に演出」と言われ、アメリカの名監督ビリー・ワイルダーは「作品は脚本で8割決まる」と語っている。だが、見てもらうまでは別だ。作品選択において大きいのは主演が誰かということである。杉咲は演技が抜群にうまい。TBS『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(2018年)など既に複数の連続ドラマに主演している。もっとも、人気面ではこれからの人で、ビデオリサーチの「テレビタレントイメージ調査」などの各種好感度調査では上位に入っていない。人気先行の役者もいるが、杉咲は実力先行型だ。杉咲が特別なわけではない。例えば昭和の大女優である故・森光子さんが主演の座を射止めたのは40歳を過ぎてからで、人気が出たのはさらに後。杉咲の場合、実力と人気が正比例するのは今後のことなのだろう。千代役でブレイクスルーする可能性もある。その千代の少女時代を第2週10話まで演じたのは子役の毎田暖乃(9)。トータス松本(53)が演じる父親・竹井テルヲが飲んだくれで働かないので、「あほんだら!」「このドアホ!」と繰り返し怒鳴った。モデルの千栄子さんも幼少期には父親のせいで辛酸を舐めさせられた。この少女時代の千代の言動に対し、「乱暴」などと嫌悪感を示す声もネット上にはあった。けれど地域設定が大阪・南河内の小さな村で、その方言なのだから、仕方がないのではないか。地域の言葉を生かすのは朝ドラの特色の1つだ。■カギとなる「波乱万丈な人生」河内訛りより今後の視聴者の動向に大きく影響しそうなのが、朝ドラの黄金パターンをあえて崩すこと。家族が主人公の心の拠り所にならない。テルヲはずっと、ろくでなしのままだし、宮澤エマ(32)が演じる継母の栗子も助けてくれない。これまでの朝ドラのほとんどは家族が主人公を支えた。だから、主人公はどんなに貧しかろうが、奉公先で虐げられようが、いかに心が傷つこうが、耐えられた。千代は違う。出会った人たちに支えられるが、家族愛には恵まれないまま。これを視聴者がどう捉えるかが、共感度に関わってくるだろう。『おちょやん』の制作が発表されたのは1年以上前。もちろん新型コロナ禍など誰も想像していなかった。その後、視聴者マインドは明らかに変わった。今は1年前と比べ、身近な家族の大切さをより痛感している人が多いはず。家族愛が出てこない異色の朝ドラを視聴者はどう感じるのか?脚本は八津弘幸氏(49)。序盤が過ぎると、評価はこの人の手腕にかかってくる。『1942年のプレイボール』(2017年)などNHKで複数の秀作を書き、ドラマ番組部の信頼を得ての登板である。大胆な構成力に定評のある人だ。2013年版の『半沢直樹』(TBS)も書いたが、これは起用とは全く関係がない。NHKは自局のドラマを書き、評価した人にしか朝ドラと大河ドラマは頼まない。当然ながら、作風も『半沢直樹』とは似ても似つかないから、そう思って見るべき。笑いと涙の物語になる。これから先、どうなるかというと、千栄子さんの人生をトレースすれば、相当面白くなるはず。その人生は波瀾万丈だった。カフェの女給をしていた1927年(20歳)、芸能ブロダクションの新人オーディションに合格。ドラマでの千代と同じく、言葉には河内訛りが残っていたものの、当時は無声映画の時代なので問題なかった。その年のうちに芝居の一座に移り、さらに東亜キネマへ移籍。直後、同僚女優の不当な整理解雇に抗議し、自らも退職する。気丈で筋を通す人だった。その後、帝国キネマに入るが、ここも退社してしまう。給料が事前の説明とかなり違ったためだった。演技は早くから相当うまかったようだ。辞めるたび、すぐに誘いの声がかかり、21歳で一流劇団の新潮座へ迎えられた。役者として何がすごかったかというと、存在感が極めて強く、登場場面が短かろうが、見る側に強烈な印象を残した。関西の商家の女将役、庶民階級のおばちゃん役をやらせたら絶品で、役柄と本人が同化していた。■千栄子さんを“救った”NHK大阪放送局私生活では松竹新喜劇を旗揚げした喜劇界の大立者・2代目渋谷天外さんと1930年に結婚。天外さんをモデルにしたドラマの登場人物は成田凌(27)が演じる天海一平である。千栄子さんは自分も新喜劇入りするものの、43歳のときに離婚し、退団する。離婚理由は天外さんが若手女優だった九重京子さんと不倫関係に陥り、現在の3代目渋谷天外(66)を生んだからだった。独り身になった千栄子さんは行方が分からなくなる。父親のみならず、自分の家族にまで裏切られ、相当傷ついたのだろう。芸能界を離れて、ひっそりと暮らしていた。そんな千栄子さんを捜し当てたのはNHK大阪放送局のスタッフ。どうしてもラジオ番組に出てほしかったからだ。1952年(45歳)のことだった。この仕事を引き受けた千栄子さんは以後、離婚前より精力的に活動する。テレビ時代になると、ドラマからの出演依頼も相次ぎ、のちに名作となる『細うで繁盛記』(1970年、読売テレビ)にも出演。NHK大阪放送局のスタッフが千栄子さんを探さなかったら、その後の彼女の役者人生はなかったかも知れない。今回の朝ドラを制作しているのは、くしくもその大阪放送局である。高堀冬彦(放送コラムニスト、ジャーナリスト)1964年、茨城県生まれ。スポーツニッポン新聞社文化部記者(放送担当)、「サンデー毎日」(毎日新聞出版社)編集次長などを経て2019年に独立
2020年12月14日●毎日溜まったストレスを作品に落とし込むBOOWY、ZIGGY、LINDBERGなど数々の人気アーティストを手がけた大物音楽プロデューサーの月光恵亮氏が、画家として第二の人生を歩もうとしている。かつては都心の一等地に30億円のビルを建てるなど巨万の富を築いたが、2017年6月、覚せい剤使用の容疑で逮捕。音楽業界からは追放同然の扱いを受け、仕事、人間関係、信用、そして音楽にとって命とも言える聴力までも失ってしまった姿が、フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(19年12月29日放送)で映し出され、大きな反響を呼んだ。どん底からの再起を目指し、日々作品作りに没頭している月光氏。今年10月に執行猶予が明け、新たなスタートを切った本人に、絵の創作に取り組むことになった経緯や作品に込める思い、そして現在の心境などを聞いた――。○■自分を投影する傷を負ったキャラクター「釈放されて最初の1年間は、死という選択肢をやっぱり考えました。もう忘れられたかな…と思った頃に、ドラッグ関係の新しい事件が起こると、テレビのワイドショーで僕の名前がついでに出される。そういうのがずっと続いて、電車に乗ってて一番冷たい視線を感じたのは、その頃でしたね。仕事はないし、もうどうしたらいいんだろうと」と打ち明ける月光氏。それでも、再び立ち上がることができたのは、音楽の世界で戦い続けてきた経験が大きかった。「ロックというのが音楽の世界で全くビジネスにならなかった頃に、同じ志を持った連中が集まって、フェスがあるとノーギャラで出たりして、なんとかマーケットの土壌を作ってきました。そのために使ったインスピレーションや執念、パワー、集中力というのが、僕の体の中にはまだ残っていたんです」そして、もう1つ支えになったのが、「絵」との再会だ。ひきこもりがちな幼少期はずっと描き続けていたが、手元に残っていたiPad Proで絵を描いてみると、「意外と面白いなあと思って、描けば描くほど道が見えてきたんです」と、新たな生きがいを見つけた。創作の原動力は、意外にも“ストレス”。「毎日溜まったストレスを、夜に作品に落とし込むことによって、嫌なことを作品の中に閉じ込める。そうすると、作品に“気”が入って、すごく良いものになるし、人にも伝わるんだと、インスタグラムで知り合いになったスペインの画家に言われて、信じるようになりました」と、モチベーションになっている。作風はバラエティに富んでいるが、様々な作品に登場して印象的なのが、ウサギをモチーフにしたキャラクターだ。“フルメタルラビット”と名付けたこのキャラクターは、iPadでレイヤーを重ねて製作する手法の中で、「たまたまウサギの形が浮かび上がってきたんです」という偶然の産物。知り合いである映画『ナルニア国物語』のCGアーティストから「これはお前そのものだ」と言われ、運命の出会いを果たしたこのキャラクターは、自身を投影する存在として作品に登場するように。足に傷を負っているが、「これは過去の過ちです。この傷を見ることで、二度と過ちを起こさないぞという思いを込めています」と明かしてくれた。○■“こだわりの一滴”を重視した作品作り音楽と絵――それぞれの創作活動に共通することを聞いてみると、「“気”の入れ方」だという。「40代の頃は、1週間スタジオにこもりきりという状況がよくありました。それくらい、ヒットさせる、人に伝えるためには“思い”や“気”を入れるということがすごく重要なんです。お酒を作る人も、よく“こだわりの一滴”と言うじゃないですか。麹を入れてかき混ぜて…と同じようにやっても、お酒に話しかけたりして丁寧に作る人のお酒がやっぱりおいしい。それと同じように、同じメロディーラインでも別の人が歌うと違うものになる。だから、僕も“こだわりの一滴”を重視して音楽を作ってきたんです」それを実現するには、主張をぶつけ合うことが重要とのこと。「やっぱりいいバンドって、仲が悪い人が多いんですよ(笑)。自分の関わった仲が良いバンドは、はっきり言って売れてない。それは、それぞれの主張がぶつかって想像以上のものが生まれるからなんです」といい、それを絵に置き換えると、「自分の中で主張をぶつけ合って、作品を作っています。だから、さっき言った“ストレスを作品に落とし込む”という意味合いが、すごく分かるんです」と解釈している。だからこそ、“気”を入れた自分の絵の作品には、強い自信を持っている。「もちろん、僕よりスキルが高く、ずっと上手い人は世の中にゴロゴロいる。だけど自分の経験値で言うと、音楽も絵も、テクニックよりも絶対に感性が大事。誰かの琴線に確実に触れるものを世の中に出しているつもりです」●コラボ作品が続々「すごく興奮する状況」絵を描き始めて3年が経ち、作品の数は約700タイトルにも達した。「“石の上にも三年”という言葉が昔から好きなので、とりあえず3年はやってみようと思いました。ビーイングという会社を作ったときも、3年までははっきり言って地獄でした。でも、やり続けると自然と会社の名前も知られ、いろんなものを巻き込んでいく要因がどんどん増えていくんですよ」そう話す通り、今年2月には東京・中目黒で個展を開催。その後予定していた個展は、新型コロナウイルスの影響で延期になってしまったが、11月からは東京・新大久保の「Cen Diversity Hotel & Cafe」とコラボレーションし、外壁、ロビー、併設カフェ、VIPルームに作品が常設展示されている。制作期間は打ち合わせも含めて約2カ月におよび、外壁画はオランダ出身のアーティスト、タイメン・ヴィッサー氏とコラボ。「コロナの時期にホテルの前を通る人たちも元気づけられる絵」というオーダーを受け、“フルメタルラビット”とタイメン氏の描いた太陽や風がデザインされ、「“暑い日も風の強い日も、コロナに負けないで前に進もう”という思いを込めました」と話す。ロビーの絵は、月光氏がかつてプロデュースしたバンド・パッセンジャーズの元ドラマーで、現在はウッドクラフトアーティストとして活躍する水梨隆氏が、額を製作。11月26日に開催されたお披露目会では22点もの作品が展示され、その中にはペイントしたギターも飾られたが、このギターは、ビーイング時代に月光氏のもとで音楽制作を学んだ後、布袋寅泰、トータス松本などが愛用するZODIACのギター職人となった松崎淳氏が手がけた。音楽業界から追放同然の扱いを受けたというものの、このように昔からの仲間たちが、月光氏の新たなスタートを支えている。「今起こっているこの連鎖が、僕にとってすごく興奮する状況なんです。ヒット曲が生まれる瞬間もそういうことがあって、それは理屈じゃない。あと、僕の中にある1つの法則は、成功する前には絶対に大きなトラブルが起こるということ。普通の人はそこで諦めてしまうんですが、そのトラブルさえ自分のテコとして応用できる気持ちになって前に進む。これからまたいろんなことが起こるかもしれませんが、頑張りたいと思います」●月光恵亮1952年、東京生まれ。富山県で育ち、大学に進学し、ロックバンド「Dr.KEI&摩天楼」「だててんりゅう」などを結成。卒業後、オフィストゥワンの傘下であるユニオン出版に入社し、阿久悠、三木たかし、井上大輔らに師事。その後独立し、長戸大幸、織田哲郎とともに音楽制作会社・ビーイングを創業し、副社長に就任。BOOWY、LOUDNESSなどの制作に関わり、アートディレクションも行う。84年、パブリックイメージ社創立。LINDBERG、ZIGGY、田村直美など名だたるアーティストを育て上げ、一部のアーティストのアートディレクションも担当した。17年に覚せい剤使用の容疑で逮捕され、18年ごろから耳の不調が顕著になり、音楽活動を制限。その頃から本格的にアート活動に取り組み、20年2月、初の個展を開催して盛況を収めた。月光恵亮 公式ホームページ
2020年12月13日NHK連続テレビ小説『おちょやん』(月〜土曜・総合8時〜)で、「うるさいんじゃボケ!」「親やったら親らしいことさらせ」と河内弁でダメな父親テルヲ(トータス松本)にまくし立てる元気なヒロイン・千代。演じているのは大阪出身の毎田暖乃ちゃん9歳だ。「『どアホウ』とかふだんは使わへんから。河内弁は言葉の指導の先生たちに直してもらったりして、だんだん慣れていって、舌巻くんとかも、ここはこうしたほうがいいとか言ってくれたのでやりやすかったです。特に難しくはなかったです」(暖乃・以下同)河内弁を上手に操る姿はお見事のひとこと!聞いてみたら、これがドラマ出演2作目というから驚き。「『スカーレット』と『おちょやん』以外、出演作はないです」約500人の中から選ばれた暖乃ちゃん。番組の制作統括が「明らかに演技が違った」と大絶賛したとおり、演技は大ベテランの風格。そんな暖乃ちゃんと千代の共通点は?と聞いてみると。「前向きなところかな。うしろ向きのことを考えるのは意味がわからないし、前向きな発言しか私しないから、千代にすごく似ているなって思っています」そう話す暖乃ちゃんの特技は、ダンスに鉄棒に縄跳びとふだんから活発な女の子のよう。「体を動かすのが好き。いちばん好きな教科は体育です。最近、学校で体育の時間に大縄跳びをするんですけど、それが楽しくて。友達にアドバイスをしてあげたりいろいろ協力しながらやっています」学校生活も十分に楽しんでいる様子。ドラマでは、今週末に暖乃ちゃんから杉咲花へ千代役がバトンタッチされる。「花ちゃんとは千代についていろいろ話し合ったりしました。今週、私から花ちゃんに代わるところなんかは見どころです。『おちょやん』は元気をもらえるシーンがたくさんあるので見てもらいたいです!」「女性自身」2020年12月22日号 掲載
2020年12月12日映画『くれなずめ』が2021年5月12日(水)より公開される。主演は成田凌。結婚式の披露宴と二次会の“狭間”を描くコメディ物語の着想源となったのは、監督を務める松居自身の実体験。もとはオリジナル舞台劇として公演されていた作品を、映画作品として昇華させたのが本作だ。ストーリーの鍵を握るのは、様々な狭間に立つアラサー男子6人。結婚式の“披露宴から二次会までの狭間”の時間に繰り広げる、笑いと感動、驚きが同居したストーリーが描かれる。<あらすじ>⾼校時代、帰宅部でつるんでいた6⼈の仲間たちが、5年ぶりに友⼈の結婚披露宴で「⾚フンダンス」の余興をやるべく集まった!めちゃくちゃ恥ずかしいダンスをやりきった披露宴と、⼆次会の間の妙に⻑い時間を持て余しながら、⾼校時代を思い出す・・・「しかし吉尾、お前ほんとに変わんねぇよな。なんでそんなに変わんねぇの? まあいいか、そんなのどうでも」6⼈は今までも友達で、これからもずっとずっと友達でい続けるのだろうと思う。そう、たったひとりを除いては・・・。この微妙な“狭間”の時間に起こること、それは⾒るものの予想を超えていく。主演・成田凌をはじめ高良健吾ら6人の主要キャスト友人の結婚式をきっかけに集結する、アラサー男子6人組を演じるのは、今を時めく人気俳優。『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』『窮鼠はチーズの夢を見る』で主演を務めた成田凌や、『アンダー・ユア・ベッド』の高良健吾ら、豪華キャストの顔ぶれがそろう。<登場人物>・主人公・吉尾和希…成田凌・舞台演出家の藤田欽⼀…高良健吾・舞台役者の明石哲也…若葉竜也・サラリーマンの曽川拓(ソース)…浜野謙太・会社員の田島大成…藤原季節・ネジ工場で働く水島勇作(ネジ)…目次立樹6人組を取り巻く登場人物/キャストまたそんなアラサー男子を取り巻く、登場人物にも多彩なキャストが勢ぞろい。城⽥優や前⽥敦⼦をはじめ、都築拓紀(四千頭⾝)、パパイヤ鈴木ら個性豊かな顔ぶれがそろう。・⾼校時代の同級⽣で、主⼈公の吉尾と⼀緒に清掃委員をしていたミキエ…前⽥敦⼦・吉尾ら“6⼈組”が怖がるヤンチャな同級⽣・松岡…城⽥優・吉尾たちが余興を披露する結婚式場のウエディングプランナーの弘美…飯豊まりえ、・6人組のひとり“ソース”の妻・愛…内⽥理央・吉尾とミキエが務める清掃委員の後輩…⼩林喜⽇、都築拓紀(四千頭⾝)そのほか「⾚フンダンス」の振付も担当したパパイヤ鈴⽊に加え、滝藤賢⼀、近藤芳正、岩松了らが参加する。主題歌はウルフルズ「ゾウはネズミ⾊」主題歌は、本作のためにトータス松本が書き下ろしたウルフルズの新曲「ゾウはネズミ⾊」。松居大悟のリクエストによって実現した同楽曲は、劇中で6⼈が⾚フン姿でダンスを披露する曲「それが答えだ!」のアンサーソングを意識して制作したという。【詳細】『くれなずめ』公開日:2021年5月12日(水)※2021年4月29日(木・祝)公開予定だったが、公開を延期。監督:松居大悟脚本:松居大悟出演:成⽥凌、若葉⻯也、浜野謙太、藤原季節、⽬次⽴樹/飯豊まりえ、内⽥理央、⼩林喜⽇、都築拓紀(四千頭⾝)/城⽥ 優、前⽥敦⼦/滝藤賢⼀ 、近藤芳正、岩松了/⾼良健吾主題歌:ウルフルズ「ゾウはネズミ⾊」(Getting Better / Victor Entertainment)配給・宣伝:東京テアトル
2020年12月06日11月30日にスタートした、NHK連続テレビ小説『おちょやん』。各メディアによると、初回の平均世帯視聴率は18.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。17年4月から放送された『ひよっこ』以来、7作ぶりに20%台を下回ったという。「前作の『エール』は志村けんさん(享年70)の遺作となりましたが、新型コロナウイルスの影響を大きく受けました。しかし凄惨な戦地での描写や、終盤に織り込まれた志村さんのオフショットなどは視聴者を釘付けに。ドラマシーンを一切省いた最終話の『コンサート』は圧巻で、コロナ禍でも視聴者の心に寄り添った作品として話題となっていました。そのため、現在も“エールロス”が続いているのでしょう」(テレビ局関係者)そんななかで『おちょやん』で主人公・竹井千代の子ども時代を演じる毎田暖乃(9)の演技が、注目を集め始めている。「竹井千代のモデルは、昭和の名女優・浪花千栄子さん。鶏の行商を家業とする大阪・富田林の貧しい家で生まれました。4歳で母親が逝去。弟の世話や家事、鶏の世話などに追われたことで小学校へ通えなかったといいます。’83年4月に放送された『おしん』を彷彿させると話題になっています」(制作関係者)初回から、トータス松本(53)演じる働かない父親とのバトルを繰り広げた千代。酒をせびる父親に、「はあ?あるかそんなもん」と一蹴。さらに「あほんだら、ぼけ!」などと、強烈な“河内ことば”をさく裂させる。しまいには「親やったら親らしいことをさらせ!」と、父親に蹴りを入れるという驚きの演技を披露した毎田。Twitterの公式アカウントでは、《怒りで、お父ちゃんを蹴っ飛ばす千代ちゃん。この動き、#毎田暖乃 ちゃんのアドリブだそうですよ!》と撮影の裏側を明かしている。アドリブも駆使する毎田の演技に、「圧倒された」と驚く声が続出している。《こまっしゃくれた演技をする子どもの演技が、とんでもなく上手。末恐ろしい。いわゆる恐ろしい子》《おちょやん泣くね……。#毎田暖乃 演技力に引き込まれる。凄い……》《子役の子、すごいな 圧倒されたわ #毎田暖乃 ちゃんっていうんやね覚えとこ》早くも爪痕を残した毎田、9歳にして突出した演技力を持っているという。「昨年放送された『スカーレット』では、主人公の幼なじみ(大島優子)の長女役を演じました。今回オーディションが行われましたが、約500人のなかから『毎田さんしかいない』と満場一致で決まったのです。チーフプロデューサーも『他の子とレベルが違う』と絶賛。大人を相手に喜怒哀楽など、豊かな演技ができる彼女に期待が高まっています」(前出・制作関係者)メインの主人公を演じる杉咲花(23)が登場するのは3週目から。それまで力強い演技力で物語を牽引する毎田に、目が離せない。
2020年12月04日連続テレビ小説『おちょやん』NHK総合月曜〜土曜朝8時〜ほか(C)NHKいよいよスタートした今回の朝ドラは、9歳のときに道頓堀の芝居小屋に女中奉公に出された女の子・千代がヒロイン。奉公先で芝居の素晴らしさに魅了され、女優になることを決意。やがて結婚して夫とともに二人三脚で理想の喜劇を目指していく奮闘記が描かれる。■杉咲花は大阪ことばが完璧!?モデルとなっているのは、浪花千栄子さん。ラジオドラマや松竹新喜劇などに参加し人気を得て、映画、テレビなどで活躍。“大阪のお母さん”として親しまれた上方女優の代名詞的存在だ。千代は第1〜2週を子役の毎田暖乃(9)が演じ、第3週以降からはいよいよ杉咲花(23)が本格登場。「子ども時代を演じる暖乃ちゃんは、約500人の中からオーディションで選びました。表現力が素晴らしく見た瞬間にこの子だと。杉咲さんは大阪ことばが完璧。古いことばを使っている部分もあるので、大阪出身の方でも苦労されていたりするんです。演技もセリフも素晴らしいので、楽しみにしてください」(櫻井壮一制作統括)笑って泣けて、人情いっぱい。千代の波瀾万丈の物語は見逃せないでっせ!一体どうなる!? 先取りSTORY第1週 大正5年。千代(毎田暖乃)は大阪の南河内の貧しい農家の家に生まれた。幼いころに母を亡くし、父・テルヲ(トータス松本)と弟と3人暮らし。口達者で元気な女の子だったが、家族の世話を任され小学校にも通えずにいた。ある日、テルヲが新しい母親の栗子(宮澤エマ)を連れてくる。学校に通えると喜ぶ千代だったが、栗子は何もせずゴロゴロしてばかり。すると2人は対立して、家に険悪な空気が。第2週 奉公に出された千代は、道頓堀の芝居茶屋『岡安』にやってきた。女将のシズ(篠原涼子)は、ひと月の間に仕事を覚えるという条件で女中として働かせる。そんな中、千代は芝居小屋で芝居を初めて目にする。演じていたのは百合子(井川遥)という女優だった。美しさと演技に千代は目が釘づけに。そして、その芝居の台本を手に入れると、文字が読めない千代は、少しずつ文字の勉強を始める。第3週 岡安に来てから約8年、千代(杉咲花)は18歳になろうとしていた。毎日、仕事をこなしながら、芝居に夢中の日々。すると、シズから自分がこれからどうしたいのか考えるよう言われ、悩むように。そんな折、千代は憧れの女優・百合子と偶然再会。会社から映画の撮影所に行くよう命じられていたが、嫌で逃げ回っていたのだ。すると、千代はそんな百合子を岡安でかくまうことにし……。
2020年12月01日上白石萌歌、山寺宏一、中川翔子らが特別出演、今年で23作目となるポケモン映画『劇場版ポケットモンスター ココ』より、Beverlyが歌うオープニングテーマを使用した最新映像が公開中だ。森を舞台に、ポケモンに育てられた少年・ココと、ココを育てたポケモン・ザルードの親子愛を描く本作。そしてシリーズ初の試みとして、岡崎体育が劇中のテーマソング全6曲をプロデュース。トータス松本や木村カエラなど豪華な顔ぶれが話題となっている中、先日公開されたのは、フィリピン出身のシンガーソングライターBeverlyさんが歌うオープニングテーマ「ココ」を使用した予告編。のびやかな歌声と共に、ツルを使って自由自在に飛び回るココとザルードの疾走感のある映像が展開。また、トータス松本さんが歌うメインテーマ「ふしぎなふしぎな生きもの」が流れる、親子の絆を感じる特報映像も同時に公開されている。そして、『言の葉の庭』(新海誠監督)のポスターアートをはじめ、数々の映画の劇中絵画でイラストを手掛けてきた四宮義俊が、『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』と『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』以来3度目、2年ぶりにポケモン映画のスペシャルアートを披露。ジャングルの中でココが物憂げな表情を浮かべ、繊細な色使いが目を引くこのスペシャルアートについてココ役の上白石さんは「額縁に飾って、一生眺めていたいくらいの芸術作品だなと思います」と言い、ザルード役の中村勘九郎は「この美しい世界で、ココの表情を見ると、父ちゃんザルードとしては後ろから抱きしめてあげたくなりますね」とコメントしている。『劇場版ポケットモンスター ココ』は12月25日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:劇場版ポケットモンスター ココ 2020年12月25日より全国東宝系にて公開©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon©2020 ピカチュウプロジェクト
2020年11月16日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「誰かに歌ってもらうこと」です。すでにニュースにもなっていますが、12月25日に公開されるポケモン映画の最新作『劇場版ポケットモンスター ココ』のテーマソングを担当しています。全部で6曲も書き下ろさせていただき、映画のシーンに相応しいさまざまなアーティストの方々に歌唱のお願いをしています。なかでも、メインテーマである「ふしぎなふしぎな生きもの」は絶対にウルフルズのトータス松本さんにお願いしたい!これ、トータスさんに歌ってもらえないんだったら、俺はこの仕事を降りる!と、半分本気で思ったくらい、この人しかおらんと思ってお願いしました。快く引き受けてくださったトータスさんには本当に感謝しかありません。キャリアでいったら超がつくほどの大先輩です。こんな30そこそこの若造の曲を、よっしゃ、歌ってやろうと参加してくださったトータスさんの心意気、めちゃくちゃありがたかったです。なので、僕も120%の力で楽曲制作しました。僕のキャリアハイのひとつとなる楽曲になったのではないかと思います。今回、なぜトータスさんにメインテーマをお願いしたかというと、矢嶋(哲生)監督から、「この映画では、全国の父ちゃんを泣かせたいんだ」というのを伺っていたからです。僕の知る限りで、もっとも父ちゃん感のあるアーティストがトータスさんだった。男っぽさと包容力。まさに理想の親父です。なので、レコーディングのときも、監督の言葉をそのままトータスさんにお伝えしました。そして、さすがトータスさん、見事に歌ってくださり、僕の理想通りの一曲に仕上がったと思います。映画音楽を制作することは僕のひとつの夢でもありました。自分のやりたいことをやるよりも、ひとつの作品の一部分として裏方に徹する。監督が実現したい世界を音楽から手助けすること。それを素晴らしいミュージシャンの方々と一緒にできることは、本当に贅沢で幸せなことだなと思います。また、自分の名義で誰かに歌っていただくことは初めての経験でしたが、誰かに曲を提供するのとはまた違った感覚なのだなと改めて感じました。提供曲と違い、最終的なクレジットは岡崎体育です。最後の最後まで見届ける責任があるし、せっかく客演で参加してくださった方々の顔に泥を塗らないようにしないといけない。ひとりきりでやるのとは、また違うプレッシャーがあるんだなと勉強になりました。おかざきたいいく『よなよなラボ』(NHK総合 毎月1回土曜24:05~)が好評放送中。10月より、『おはスタ』(テレビ東京系 月~金曜7:05~7:30)の火曜レギュラーとして出演中!※『anan』2020年11月4日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2020年11月02日杉咲花がヒロインをつとめ、11月30日より放送スタートする連続テレビ小説第103作「おちょやん」。この度、残暑厳しい9月上旬の京都撮影所のオープンセットで、17歳となった千代と、千代をとりまく主要キャストが出演するシーンが撮影された。本作は、女優の道を生き抜き、「大阪のお母さん」と呼ばれるようにまでなった、ひとりの女性の物語。大阪の南河内の貧しい家に生まれた少女が、奉公に出ていた道頓堀で芝居のすばらしさに魅了され、女優の道を目指していく。◆魅力的・個性的なキャストの共演!道頓堀に奉公に出された千代を一人前のお茶子へと育て上げるのが、篠原涼子演じる芝居茶屋「岡安」の女将・岡田シズ。この日、初めてオープンセットに入ったという篠原さんは、薄紫色の着物で登場。精巧なオープンセットを見回すと「素敵!すごいセット!」と手を叩き、スタッフの仕事ぶりを称えた。篠原さんと杉咲さんが笑顔で言葉を交わす姿は微笑ましく、撮影現場は一層華やかな雰囲気に。本番では威厳と気品を兼ね備えた女将に変身した篠原さん。杉咲さん演じる千代に対して、厳しくも温かみのある佇まいで接していた。また、千代の父親・竹井テルヲを演じるのはトータス松本。2人の共演シーンでは、杉咲さん、松本さん共に表情は真剣そのもの。程よい緊張感の中、無事にシーンの撮影が終了すると、2人は達成感のある笑顔に。広報用の2ショットを撮影する際にも松本さんが笑顔で「あ!陽ぃ出てきた!」と声をあげると、杉咲さんが応えるように笑顔で「めっちゃ眩しい!」とひと言。そんな何気ないやり取りの端々から、本当の父娘のような和やかな空気が感じ取られた。そして、千代ののちの伴侶となる天海一平役を演じるのは成田凌。幼少期から、父・天海天海(あまみてんかい)の劇団で役者として舞台に立ち、芝居茶屋「岡安」にも出入りする一平は、お茶子として働く千代とも顔なじみ。千代の成長と共に描かれることとなる一平との関係も見どころとなる。これまでドラマや映画、CMで何度も共演してきた杉咲さんと成田さん。撮影の合間も笑顔で冗談を言い合う2人は、劇中でも抜群のコンビネーションが期待できそう。◆杉咲花「素敵な共演者の皆様との時間を、これからも大切に」「篠原さんのチャーミングなお人柄が、厳しくも愛のあるシズさんの中にそっと潜んでいるからこその温かさ、だめだめなお父ちゃんだけれど、それでも千代が手を差し伸べてしまう理由を現場に立って強く実感したのはトータスさんが演じられているからこそだと感じています。そして一平とのシーンの時だけに感じられる安心感は、きっとこれまでに成田さんと数々の作品でご一緒させて頂いた今までの時間を含めて、お互いに培ってきたものが役ともリンクしているのではないかなと感じていて、出会うべくしてお互いにこの役と出会えたのではないか、と私は勝手に思ってしまっています。素敵な共演者の皆様との時間を、これからも大切に過ごしていきたいと思います」。◆篠原涼子も「すごい」当時の道頓堀の町並みを緻密に表現日本家屋と西洋建築が混在する大正時代の道頓堀のオープンセットを手掛けたのは美術空間デザイナーの荒川淳彦と、連続テレビ小説「スカーレット」でも美術デザインを担当したNHK大阪の掛幸善によるタッグ。荒川さんは「あすなろ白書」や「ロングバ ケーション」から近年は「過保護のカホコ」「やすらぎの刻~道」などの民放の人気テレビドラマに加えて、舞台や映画のセットも手掛ける美術空間デザイナーとして活躍。現在は大阪芸術大学大学院で教授も担当している。この2人が、大正時代に道頓堀に実在した劇場をモチーフに、本編に登場する鶴亀座やえびす座といった芝居小屋をデザイン。さらに全長およそ80mにわたる道頓堀の通りに連なるカフェーや中国料理店、ウナギ屋、寿司屋、パン屋といった飲食店や、芝居茶屋、テーラー、写真館、時計店、雑貨を扱う店舗もデザイン。これらのセットは、大正時代の道頓堀を撮影した写真や残されていた地図、当時発行されていた雑誌の挿絵などの資料をもとに作成。また荒川さん曰く「地面から立ち上がっているように建物を見せたい」というこだわりを実現するため、セットとして組まれた建物のそばには実際に側溝も掘られたことで、オープンセットに絶妙なリアリティーが与えられた。連続テレビ小説「おちょやん」は11月30日(月)8時~NHK総合ほかにてスタート。(text:cinemacafe.net)
2020年09月24日玉木宏と高橋一生が、親の復讐を果たそうとする兄弟を演じる「竜の道 二つの顔の復讐者」の4話が8月18日放送。今回は松本まりか演じるまゆみと松本穂香演じる美佐、2人の“対決”と、美佐を巡る竜一と竜二の想いに多くの視聴者が想いを馳せている。養父母を自殺に追いやった運送会社社長に復讐を誓う双子の兄弟の姿を描いた、作家・白川道による未完の同名原作をオリジナル展開で結末までドラマ化する本作。整形し顔も名前も変え、さらに海外逃亡を経てコンサル会社社長として帰国、復讐を誓う運送会社・キリシマ急便に食い込もうとする竜一を玉木宏が、竜一の双子の弟で運送会社を監督する国土交通省のエリート官僚となり、キリシマ急便の社長の娘に近づいていく竜二を高橋一生がそれぞれ演じる。また2人とは血のつながりのない妹で、小学校教師の道に進んだ吉江美佐を松本穂香が、竜一と竜二が復讐を誓う運送会社・キリシマ急便の社長・霧島源平には遠藤憲一、源平の跡取り息子の晃に細田善彦、娘で竜二と接近していくまゆみに松本まりか、竜一がブラジルから日本に連れてきた遠山凛子に奈緒、竜一に心酔し復讐のことを知りながらついていく砂川に今野浩喜。竜一と源平両方とつながるヤクザの会長・曽根村始に西郷輝彦といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。美佐はまゆみからホームパーティーに招待される。そこで竜二がまゆみとの結婚を望んでいることを知った美佐は、自分が血のつながりのない妹だと明かす。するとまゆみの表情がこわばり、それから美佐の周囲にホストが現れ嫌がらせを始めるように。美佐がホストたちの店に行くとそこにはまゆみの姿が。まゆみから竜二が金目当てで自分に近づいたと言われた美佐は、自らの過去を調べ始め両親の死の真実を知る…というのが今回のストーリー。美佐を拉致し「誰からも愛されて、まっすぐ育ってきましたみたいな顔して、私の前をうろつかないでくれる」と言い放つまゆみに、「それは誰からも愛されないからまっすぐ育たなかったと言ってるの?」と切り返す美佐。「美佐はおしとやかで弱そうにみえて本当は芯の強い人」「まゆみお嬢様、悪女なの分かるんだけど、実は愛されるのを求めてるんじゃないか?と思わせる感じ」「美佐VSまゆみが激熱」と対照的な2人の姿に視聴者から様々な反応が。その後、美佐は竜一が差し向けた曽根村の手下によって助けられるが、竜一の正体を知らない美佐は彼のことが気になっていく。そんな美佐の様子を複雑な様子で見守る竜二…。「美佐ちゃん、竜一のこと気になっちゃってる??よね!」「美佐を巡って双子と三角関係になったらやだなぁ……辛すぎる」「竜一、竜二、美佐それぞれの思いが切なく、辛い」など、美佐を巡る竜一と竜二の関係性にも多くの視聴者が想いを巡らせている。(笠緒)
2020年08月18日2020年度後期連続テレビ小説「おちょやん」に出演する新たなキャストが発表された。第103作「おちょやん」は、女優の道を生き抜き、大阪のお母さんと呼ばれるようになったひとりの女性の物語を描くドラマ。ヒロインの竹井千代役には杉咲花。トータス松本、宮澤エマ、篠原涼子、名倉潤、成田凌らが出演することが決定している。そして今回新たにキャスト第2弾として、千代をとりまく14名の出演者が明らかに。道頓堀の人びととして、篠原さん演じるシズの娘・みつえ役で東野絢香、老舗の芝居茶屋「福富」の一人息子・富川福助役で井上拓哉、シズの母・ハナ役で宮田圭子。京都で出会う人びととして、カフェー「キネマ」の店主・宮元潔役で西村和彦、女給・宇野真理役で吉川愛、同じく女給・若崎洋子役で阿部純子、そして千代が初めて役者の世界に飛び込む山村千鳥一座の座員・薮内清子役で映美くらら。撮影所の人びととして、助監督・小暮真治役で若葉竜也が連続テレビ小説初出演。所長を六角精児、守衛を渋谷天外が演じる。ほかにも、喜劇界の人びととして、板尾創路、茂山宗彦、西川忠志が出演する。なお、観客からは見えないという約束事のもとに舞台上に現れ、芝居の手助けをする黒衣役、この物語の解説役であり、登場人物にも遠慮なくツッコミを入れてくる語り手を桂吉弥が務める。主演の杉咲さんは「八津さんの描かれるパワフルで個性豊かな登場人物たちに私自身もパワーと刺激を受けながら、毎日楽しく台本を読んだり、撮影したりしています」と現在の様子について明かし、今回の新たな出演者決定を受けて「さらなる濃ゆいキャラクターたち、素敵な共演者の皆さまが参加されるということで、これからの撮影を想像しては“きっとより賑やかで楽しい日々になること、間違いない!”と、ワクワクが止まりません」とこれからの撮影が楽しみだと語っている。(cinemacafe.net)
2020年08月13日今年で23作目を迎えるポケモン映画最新作『劇場版ポケットモンスター ココ』の新たな公開日が12月25日(金)に決定。岡崎体育がプロデュースし、トータス松本が歌うメインテーマ「ふしぎなふしぎな生きもの」入りの最新予告映像も解禁された。岡崎さんは本作のメインテーマをはじめとした劇中楽曲(テーマソングを含む全6曲)をプロデュース。大のポケモン好きとして知られ、TVアニメ「ポケットモンスター サン&ムーン」(2016年11月~2019年11月まで放送)では、オープニングテーマとエンディングテーマの両方を担当。今回満を持して、自身としても“初”となる劇場版アニメのテーマソングをプロデュースすることになった。単独のアーティストによる複数楽曲が本編に使用されるのは、ポケモン映画として“初の試み”という。さらに、本作の監督である矢嶋哲生は『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』で、監督を20年務めた湯山邦彦からバトンを受け継いだ新たな才能であり、同じくポケモン世代でもある岡崎さんと共にポケモン映画に新たな風を巻き起こす!また、岡崎さんが書き下ろしたいくつかの楽曲には複数の有名アーティストをヴォーカリストとして迎えた曲もあり、今回は先行して、メインテーマ「ふしぎなふしぎな生きもの」をトータス松本(ウルフルズ)が歌うことが明らかに。かねてより親交のあった2人にとっても初のコラボ。歌詞には「親子ってなんだ? 育てるってなんだ?」といった父親目線のメッセージが散りばめられ、本作の世界観に優しく強く寄り添った楽曲に仕上がっている。そのメインテーマが流れる最新の予告映像では、ある日、よそ者が足を踏み入れることを許さないポケモンたちの楽園・オコヤの森で人間の赤ん坊を見つけたザルード(声:中村勘九郎)の姿が。見捨てられないザルードは、森の掟に反して赤ん坊をココと名付け、群れを離れてふたりで暮らすことを決意する。ポケモンが人間を育てる生活が始まって10年。オコヤの森にやってきたサトシとピカチュウに出会ったココ(声:上白石萌歌)は、「父ちゃん、オレはニンゲンなの?ポケモンなの?」と疑問が芽生え始めることに。悩むココと、本当の父親の様にココを想うザルードのいままでにない親子の絆を描いた内容と歌詞にも注目の映像となっている。「『ミュウツーの逆襲』をワクワクしながら観てたポケモン大好き少年」だったという岡崎さんは「20年以上の時が経ち、ポケモン大好き少年は気がつくと映画に携わる側になるというふしぎな体験をしています」と喜びをコメント、「将来、この映画を観た子どもたちの中に、僕みたいなふしぎな体験をする子がいてくれることを願っています」と希望を込めて語る。また、以前から岡崎さんに興味があったというトータスさんは「歌ってくれと頼まれてすぐ引き受けた。そしたらポケモンの、グッとくる歌だった」と明かし、「世のお父ちゃんはみんな、岡崎君に泣かされると思います」と絶賛のコメントを寄せている。『劇場版ポケットモンスター ココ』は12月25日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:劇場版ポケットモンスター ココ 2020年冬、全国東宝系にて公開予定©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon©2020 ピカチュウプロジェクト
2020年08月05日2020年度後期放送の連続テレビ小説第103作「おちょやん」。この度、本作のヒロイン役を務める杉咲花がクランクインを迎えたことが分かった。本作は、大阪の南河内の貧しい家に生まれた少女が、奉公に出ていた道頓堀で芝居のすばらしさに魅了され、女優の道を目指していく物語。杉咲さんのほかにも、トータス松本、宮澤エマ、篠原涼子、名倉潤、成田凌らの出演が決定している。そしてこの度、ヒロイン・竹井千代役の杉咲さんが7月14日、NHK大阪のスタジオでクランクイン。クランクイン初日に撮影されたのは、道頓堀の芝居茶屋で女中として働くシーン。子役から代わって杉咲さん演じる千代が本格的に登場する最初の場面となる。「無事にクランクインできた今日、今まで感じたことのなかったような高揚感があり、現場にいられることの幸せを改めて噛みしめていたら撮影はあっという間に終わっていました」と初日の撮影をふり返った杉咲さん。「温かいおちょやんチームの皆様に迎え入れていただけて、これからの日々が本当に楽しみになりました」とコメント。そして「たくさんの方に楽しんでいただける作品になりますように、おちょやんチームの皆さんと、体に気をつけながら、心を込めて頑張っていきたいと思います!」と改めて意気込んだ。なお、ヒロインの幼少期は、連続テレビ小説「スカーレット」に熊谷雪子役で出演した毎田暖乃が演じる。(cinemacafe.net)
2020年07月16日ウルフルズが、7月17日(金)に動画配信サービス「GYAO!」でオンラインライブを有料生配信することが決定した。ダスキン「くらしのリズムを整えよう」シリーズTVCMソングとして書き下ろした最新曲『サンシャインじゃない?』を先日配信リリースしたウルフルズ。新型コロナウイルス感染症流行の影響により、2020年2月から開催していたファンクラブツアーをやむなく中断、ツアー再開に向けての振り替え公演も中止が発表され、年内のライブ実施も危ぶまれている。そんなコロナ禍でも元気を届けたいという想いから、YouTubeにて『タタカエブリバディ(demo.ver)』を公開、手洗いの啓蒙活動として自身の楽曲『ガッツだぜ!!』のタイトルを『ウォッシュだぜ!!』に変更し、歌詞を変えたセルフカバーとしてSNSで公開し話題になった彼らが、今度はオンラインライブを有料生配信する運びとなった。今回のライブは無観客でのパフォーマンスとなるが、ウルフルズらしく”温かく、はげしくやさしく、そして面白く”いつも通り楽しくガッツン!!!とお届けする予定とのことなので、映像から彼らのパワーを受け取ってほしい。「ウルフルズ ライブ2020 ~オンラインじゃない?~」配信日時:2020年7月17日(金) 開場19:30開演20:00チケット:2500円(税込) ※生配信、見逃し配信ともにご覧いただけます。販売期間:2020年6月25日(木)12:00〜2020年7月26日(日)23:59見逃し配信 視聴期間:2020年7月19日(日)12:00〜2020年7月27日(月)23:59販売ページURL: 最新曲『サンシャインじゃない?』配信情報▼音源はこちらからストリーミングサービスおよびiTunes Store、レコチョク、moraなど主要ダウンロードサービスにて本日6月25日より配信スタート!※音楽ストリーミングサービス:Apple Music、LINE MUSIC、Amazon Music Unlimited、AWA、KKBOX、Rakuten Music、RecMusic、Spotify、YouTube Music※ミュージックビデオはApple Music、YouTube Music、RecMusic、dTVでご覧いただけます。ウルフルズ主演ショートムービー『3SHINE ~男たちの夕日〜』出演:トータス松本、ジョンB、サンコンJr.、山口智充(友情出演)あらすじ:人里離れた山小屋でひっそりと暮らす三人の男たち。過去を捨て平穏に生活していた男たちだが、ある日一羽の小鳥と出会う。明かされる男たちの過去。男たちの運命の歯車が再び動き出す。期間限定公開『タタカエブリバディ(demo.ver)』
2020年06月25日