GEエナジー・ジャパンとNTTドコモは7月8日、業務提携に向けた覚書を締結したと発表した。これにより、GEの産業用機器向けワイヤレスルータ「MDS-Orbit(エムディエス・オービット)プラットフォーム(Orbit)」と、ドコモの通信モジュールを連携させた新たなIoTソリューションを提供していくという。GEが提供する「Orbit」は、産業用機器のデータ通信を行うための高度なセキュリティ技術とClass I Division2認証注意を受けた堅牢な筐体を採用したワイヤレスルータ。耐環境性を有しており、設置場所や地形等の環境に影響されることなく、セキュアな通信を可能とする。今回の覚書により、インフラ設備を有する民間企業や自治体などは、遠隔地の道路や橋梁、プラントや電気・ガス・水道等の設備にドコモの通信モジュールを内蔵したOrbitを設置し、インフラ設備の温度や振動などの稼働データをリアルタイムに監視することが可能となる。また、取得したデータを、ドコモがIoTクラウドプラットフォーム「Toami」上で提供するアプリケーションなどと連携させることにより、顧客はインフラ設備の稼働データをスマートフォンやタブレットを通じて管理し、故障防止に向けた予兆診断や老朽施設の保全に役立てる。ドコモは、パートナーと共に新たな価値を協創する「+d」の展開に向け、産業用機器の世界トップメーカーとしてIoTの発展を牽引するGEとの更なる連携を推進していくという。
2015年07月09日NTTドコモは7日、Androidスマートフォン「ARROWS NX F-02G」(富士通製)向けに最新ソフトウェアの提供を開始した。ソフト更新することで、特定アプリを起動した際に、まれに本体が再起動する不具合などが修正される。新しいソフトウェアには、ホーム画面から、「メニューアイコン」、「本体設定」、「端末管理」、「端末情報」、「ソフトウェア更新」の順にタップし、案内にしたがって操作することで更新できる。更新時間は、FOMA/Xi/Wi-Fi接続時で約4分。更新後のビルド番号は「V19R39A」。「メニューアイコン」、「本体設定」、「端末管理」、「端末情報」、「ビルド番号」とタップすることで確認できる。ソフト更新をすることで、特定のアプリを起動した際に、まれに本体が再起動してしまう不具合、特定の条件下において、ブラウザが強制終了する不具合が修正される。
2015年07月07日NTTドコモは7月1日、ジオフェンシング技術を活用した鉄道に関する新たなサービスを考えるビジネスプランコンテストを、京急電鉄と協力して開催すると発表した。優秀作品については事業化の検討も行う。コンテストは、ドコモのジオフェンシング技術と、駅や電車、沿線情報を組み合わせることで、鉄道利用機会の創出や鉄道沿線の観光支援による地方活性化、および、インバウンドの観光支援に広くつながる新たなサービスの創出を目的としている。協業する両社の役割は、ドコモが一般からビジネスプランを募集し、集まったプランを京急電鉄と共に優秀作品の選考を行う。募集テーマは「Railway x ICT」。開催スケジュールは書類応募期間は8月3日~10日で、Webページにて応募を受け付ける。書類による一次審査の通過者は、9月18日(予定)プレゼンテーション審査を行いその場で優秀作品を決定する。優秀作品の表彰は事業化に向けての検討のほか、副賞として京急電鉄賞50万円、Wing賞30万円、けいきゅん賞20万円を用意する。応募は、法人および起業を予定する個人なら誰でも可能。ドコモのWebページで公開されているジオフェンシングAPIを活用したビジネスプランを提案し、アプリ等のデモを提示すること、提案したビジネスプランを事業として実現する意思があることといった条件がある。なお、ジオフェンシングとは、特定の場所にGPSやWi-Fi、ビーコンなどで仮想のフェンス(柵)を設けることで、対応するスマートフォンなどがそのフェンス内に入ったことを検知し、通知する技術。ドコモは、2015年6月より開発者向けにAPIを無償で提供している。
2015年07月03日NTTドコモは29日、Androidスマートフォン「AQUOS ZETA SH-03G」(シャープ製)向けに最新ソフトウェアの提供を開始した。ソフト更新することで、特定のアプリにおいて通知音設定の変更が反映されない不具合などが修正される。新しいソフトウェアには、ホーム画面から、「メニューキー」、「設定」、「端末情報」、「ソフトウェア更新」の順にタップし、案内にしたがって操作することで更新できる。更新時間は、FOMA/Xi/Wi-Fi接続時で約12分。更新後のビルド番号は「01.00.04」。「メニューキー」、「設定」、「端末情報」、「ビルド番号」とタップすることで確認できる。ソフト更新をすることで、特定のアプリにおいて通知音設定の変更が反映されず、初期設定の通知音が鳴る不具合、ホーム切替でGoogle Nowランチャー設定時、まれに再起動する不具合が修正される。
2015年06月29日NTTドコモは、2015夏モデル端末としてタブレット端末との連携機能に対応したAndroid搭載ドコモ ケータイ「AQUOS ケータイ SH-06G」を26日より発売する。端末価格は税込み36,288円。「AQUOS ケータイ SH-06G」は、3.4インチのメインディスプレイ、0.9インチのサブディスプレイを搭載する折りたたみ式のドコモ ケータイ。OSにはAndroid 4.4を採用している。Bluetoothを利用したタブレット端末との連携機能「PASSNOW」に対応しており、タブレット端末への写真の送信や、鞄の中にある電話への着信通知を手元のタブレット端末上で受け取ることができる。そのほか、PCやスマートフォンサイトの閲覧、キー全体を指でなぞってスマートフォンのように操作できる「タッチクルーザーEX」機能に対応。アプリでは、「LINE」に対応しておりスタンプを使ったやり取りが可能となっている。主な仕様は次の通り。OSはAndroid 4.4。サイズ/重量は、高さ約112mm×幅約51mm×厚さ約16.4mm/約123g。ディスプレイ解像度は、メインが540×960ピクセル、サブが36×128ピクセル。外部ストレージは、microSDHC(32GB)。バッテリー容量は1,410mAh。連続待受時間は約610時間(3G接続時)。連続通話時間は約400分(3G接続時)。背面には500万画素のカメラを内蔵(前面カメラはなし)。IPX5/7に準拠した防水性能を備える。通信面では、受信時最大14Mbps/送信時最大5.7MbpsのFOMAハイスピードをサポート。そのほか、GPS、赤外線通信、Bluetooth 4.0、ワンセグなどに対応している。なお、LTE通信やiモードには対応していない。カラーバリエーションは、Blue Green、Black、Whiteの3色。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月23日ケイ・オプティコムが提供するMVNOサービス「mineo」に、9月よりNTTドコモ回線に対応したプランが追加される。mineoといえば、KDDI(au)回線に対応するMVNOサービスとして知られているが、新たにドコモ回線プランが提供されることで、ユーザーはau回線プランとドコモ回線プランを選択できるようになるのだ。また、同サービスではドコモ回線プランの提供に合わせて、パケットを家族とシェアできる「パケットシェア」を拡充するほか、パケットを友人ともシェアできる「パケットギフト」も提供予定。さらに、7月からは最低利用期間と解約精算金の撤廃も行われる。本稿では、日本初の"マルチキャリア"MVNOサービスとなるmineoの特徴をあらためて紹介するとともに、どのような使い方ができるのかを考えてみたい。○au回線とドコモ回線を選べるマルチキャリアMVNOサービスMVNOサービスは"格安SIM"とも呼ばれ人気を集めているが、簡単に説明すれば、MVNO(仮想移動体通信事業者)が大手キャリアの回線を利用して提供する通信サービスということになる。様々なMVNOサービスが登場しているが、大多数はドコモ回線を利用したサービスであり、au回線を利用するMVNOサービスは「mineo」と「UQ mobile」のみとなる。mineoでは、これまでau 4G LTE回線に対応するSIMカードを提供してきたが、9月よりドコモのLTE・3G回線に対応するSIMカードの提供を開始する。これにより、ユーザーはau回線に対応するプランと、ドコモ回線に対応するプランのいずれかを選択可能になる。なお、現在同サービスのau回線プランを利用しているユーザーも対象となり、安価な手数料でドコモ回線プランに変更可能とすることが検討されている。2つのキャリアの回線を選べるメリットとしては、端末の選択肢が広がることが挙げられる。たとえば、ドコモの中古スマートフォンでは、基本的にau回線のSIMカードは利用できないが、ドコモ回線のSIMカードであれば、SIMロックを解除することなく利用可能だ。また、自身が利用するエリアにおいて、通信速度やつながりやすさがより快適な回線を選べるといったメリットもある。○異なる回線同士でも家族・友人とパケットをシェアできる同サービスでは、家族間で余ったパケットをシェアできる「パケットシェア」を提供しているが、ドコモ回線プランの提供に合わせて機能を拡充。マルチキャリアに対応し、ドコモ回線プランとau回線プランのユーザー同士でもパケットをシェアできるようになる。また、家族でなくても友人同士などでパケットを送り合える「パケットギフト」も導入される予定で、同機能もマルチキャリア対応となる。MVNOサービスは料金の安さが魅力なだけに、必要最低限のデータ容量のプランを選択している人も多いだろう。しかし、データ通信を使い過ぎてしまった月には、パケットが不足することも考えられる。そのような場合に、パケットシェアやパケットギフトを活用することで、前月の繰越分も含めてパケットに余裕のあるユーザーからパケットを融通してもらうことが可能になる。パケットのシェアやギフトといった機能は、大手キャリアや一部のMVNOも導入しているが、基本的には家族を対象としたもので、友人同士でパケットを分け合えるという機能は例がない。mineoでは、ドコモ回線とau回線を選べるという利便性も加わり、友人や恋人と一緒に加入して、パケットを融通し合うといったケースも増えそうだ。○最低利用期間を撤廃し、無料で解約が可能にさらに、mineoでは7月より最低利用期間を撤廃する。これまでは利用開始月翌月から12カ月間の最低利用期間が設けられており、期間内の解約には9,500円の解約精算金が必要となっていた。7月以降の契約分については、この最低利用期間が撤廃され、無料で解約が可能になる。ただし、12カ月以内にMNPで他社へ転出する際には、MNP転出手数料11,500円が発生する。大手キャリアなどでは、MNP転入に対する優遇キャンペーンを展開しているため、低料金のMVNOサービスはMNP転入の"踏み台"として使用される可能性がある。MNP転出手数料は、そのような使用を防ぐための対策だと思われるが、短期間でMNP転出するつもりのないユーザーにとっては特に問題はないだろう。むしろ、無料で回線を廃止できるメリットのほうが大きいはずだ。たとえば、キャリアのスマートフォンからmineoへの移行を検討している場合、MNPでいきなり乗り換えるのは少々勇気がいるかもしれない。そこで、メイン回線を残したまま、新設でmineoに契約して試すといったやり方が考えられる。使い勝手に問題がないことが確認できたら、お試しの回線を廃止して、メイン回線でmineoにMNPで乗り換えればよい。この場合、契約事務手数料3,000円が二重で必要になるものの、使い勝手を確認した上でmineoに移行できることがメリットとなる。○初期費用無料でmineoを試せる1周年記念キャンペーンなお同サービスは現在、mineoを初期費用無料で試せる「1周年記念キャンペーン」を実施中。同キャンペーンは、6月末までにmineoに契約しているユーザー全員を対象に、契約事務手数料無料で申し込みができる"エントリーコード"を5口プレゼントするというもの。"エントリーコード"は家族や友人にあげて同サービスを紹介できるほか、自分で使うことも可能。ドコモ回線プランとau回線プランのどちらの申し込みにも利用でき、契約すると紹介者と申込者の双方に1GBのパケットがプレゼントされる。"エントリーコード"の有効期間は2015年12月末まで。前述の通り、7月からは最低利用期間が撤廃されるため、この"エントリーコード"を使えば、初期費用も解約精算金も不要で、月額料金の負担のみで同サービスを利用可能だ。現在のau回線プランのユーザーがドコモ回線プランを試したいときにも適しているほか、プレゼントされた1GBのパケットをシェアしたあとですぐに解約するといった使い方もできそうだ。このほか、同キャンペーンでは、Amazonギフト券3,000円分が抽選で1000名にプレゼントされるほか、「大阪マラソン2015」の出走権が5名にプレゼントされる。***現在のau回線に加えて、ドコモ回線にも対応するマルチキャリアMVNOサービス「mineo」の特徴を紹介してきた。同サービスでは、9月よりau回線プランとドコモ回線プランを選択することが可能になるほか、回線を問わず家族・友人とパケットをシェアできるようになるので、家族でMVNOサービスへの移行を考えている人などは、チェックしてみるといいだろう。
2015年06月19日スマホの機能を搭載するガラケー、いわゆる"ガラホ"が注目を集めている。2015年夏モデルとしてNTTドコモでは2機種、KDDI(au)では春モデルの後継機となる1機種のガラホを提供する予定だ。そこで本稿では、この計4機種のガラホを「機能」「通信」「料金プラン」といった面から比較してみたい。現在、各社が提供しているガラホは次の通り。ドコモは「AQUOSケータイ SH-06G」(シャープ製)と「ARROWSケータイ F-05G」(富士通モバイルコミュニケーションズ製)、auは2015年春モデルとして発表した「AQUOS K SHF31」(シャープ製)と、その後継機となる「AQUOS K SHF32」(シャープ製)。いずれの機種も10キーを備えた折りたたみタイプで、従来型の携帯電話の外観だ。さて、まずは4機種に共通する機能から紹介していこう。OSにはAndroidを採用。ワンセグや赤外線通信、防水、Bluetoothに対応しており、フルブラウザによるWebサイトの閲覧や「LINE」の利用が可能となっている。4機種ともGoogle Playストアには対応していないが、ドコモの2機種はdマーケットから特定のアプリを、auのAQUOS Kではauスマートパスから好きなアプリをインストールできる。4機種の機能面での特徴は次の通り。カメラの有効画素数はドコモのAQUOSケータイが約810万画素、ARROWSケータイが約500万画素だが、auのAQUOS K新旧モデルはともに約1310万画素。おサイフケータイは、ドコモの2機種は非対応だがauのAQUOS K新旧モデルでは利用できる。対応する通信ネットワークは次の通り。ドコモの2機種はLTEに対応しておらず、データ通信はFOMAハイスピード(下り最大14.4Mbps/ 上り最大5.76Mbps)のみとなる。Wi-Fiも利用できない。これに対し、auのAQUOS K新旧モデルはau 4G LTEに対応しており、Wi-Fiも利用可能。ドコモの2機種では利用できないテザリングも、auのAQUOS K新旧モデルなら利用できる。このほか、auのAQUOS K SHF32ではVoLTEも利用可能だ。続いて、料金プランについてもチェックしていく。まず4機種すべてで、通話し放題の新料金プランが利用できる。新料金プランを利用しない場合、ドコモとauでは適用できる料金プランが大きく異なる。ドコモの2機種は、従来のFOMA向け料金プランを適用できる。音声通話に関しては「タイプSS バリュー/ タイプS バリュー/ タイプM バリュー/ タイプL バリュー/ タイプLL バリュー」、無料通話のない「タイプシンプル バリュー」から選べる仕様。データ通信に関しては「パケホーダイシンプル/ パケホーダイダブル」の2つのプランから選択できる。詳細は以下の表を参照してほしい(料金は税抜、以下同)。これに対して、auでは"ガラホ専用プラン"を用意。音声通話に関しては「VKプラン/ VKプランS/ VKプランM」の3つを提供する。データ通信に関しては「ダブル定額(VK)」を提供する。ちにみに、春モデルとして発売されたAQUOS K SHF31は、当初スマホ向け料金プランが適用されていたが、夏モデルAQUOS K SHF32と同じガラホ向け料金プランが適用できるように改善されている。詳細は以下の表の通り。では標準的なプランを選択して、ごく標準的な使い方をした場合、どの程度の違いが生じるのだろうか。料金の差が最も顕著になるのが、データ通信に関する部分と言えそうだ。例えばドコモのパケ・ホーダイ ダブルを選択したとしよう。このプランでは、4650パケット(約0.5MB)までは372円、52500パケット(約6.4MB)以降は4,200円という仕様になっている。この約0.5MBというデータ容量、例えば約200KBの写真を月に3枚送受信しただけで突破してしまう。SNSやLINEで友人とやりとりしたり、フルブラウザでサイトの閲覧をしたりしていれば、上限の約6.4MBというデータ容量もあっという間に超えてしまうことだろう。一方で、auのダブル定額(VK)プランは10MBまでは500円、190MB以降は4,200円という仕様。先の例で言うなら、10MBは約200KBの写真を月に約50枚送受信できる容量だ。LINEやWEBの閲覧をLTE通信で行うようなライトユースなら、充分に耐えられる設計となっている。***本稿では、ドコモとauのガラホを「機能」「通信」「料金プラン」といった面から比較した。auのAQUOS K SHF31、AQUOS K SHF32は、機能面ではおサイフケータイに対応、カメラの画素数も高い。通信面ではLTE/ Wi-Fiに対応しており、SHF32はVoLTEも利用できる。auのガラホは完成度が高く、料金プランの面でも使いやすさが追求されている。一方、ドコモの2機種はガラケーに近い作り。ガラホというよりは、LINEができるガラケーと考えるほうがよいだろう。料金プランについては、従来のガラケー向けのプランをそのまま適用したために、すぐにデータ通信容量の上限に達してしまう。利用の際には注意が必要だ。2015年夏モデル発表会において、KDDIの田中孝司社長はAQUOS K SHF32のネットワークの広さ、データ通信速度の速さについて力説していた。ガラケーとスマートフォンの融合を目指す、同社の意欲的な姿勢が感じられた次第だ。一方で、NTTドコモでは同時期に開催された発表会で、製品の詳細を紹介しなかった。注目したいのは、囲み取材でNTTドコモの加藤薫社長が口にした「フィーチャーフォンを提供し続けたいが、搭載されるSymbianなどのOSに対応する部品が今後、不足してくる可能性がある」といった趣旨の発言。つまり同社では、旧来のガラケーを作り続ける手段としてAndroid OSを採用したと言えそうだ。現在、NTTドコモとauが提供している4機種のガラホ。同じガラホだが、比較してみると開発の構想がまるで違うということに気付かされる。契約の際には、そのガラホでは何ができて何ができないか、あらためて再確認する必要があるだろう。
2015年06月19日●CMがつまらないNTTドコモは18日、都内で第24回定時株主総会を開催した。質疑応答で、数々の怒りや不満が出た今年の株主総会。経営陣とのやりとりを本稿で紹介していく。○CMが面白くない!!ある高齢の男性株主は「私に言わせれば、ドコモのテレビCMは訳がわからん。頻繁に訳のわからんCMを流している。何が言いたいのか。有名な俳優さんを使われて、高額なCM料を支払っていると思うが。もっとシンプルに、何が言いたいのか、どうしたいのか、やられたほうがよい。ドコモのCMは、もうずっと訳がわからない。プロ受けしているのか。訴求力がない。消費者に全然、響かない」と訴えた。ここで会場には、まばらながら賛同の拍手が沸き起こる。これに対し、代表取締役副社長の坂井義清氏は「CMがいまひとつ面白くない、というご指摘です。できるだけ多くのお客様にご理解いただけるよう、わかりやすく作ってはいるつもりです。2014年度の広告はアジア太平洋広告祭で広告賞を、国内でもフジサンケイ広告大賞を受賞するなど、一定の評価はいただきました。貴重なご意見として、今後の広告作成に活かしていきたいと思います」と回答した。○ドコモは体質が古い別の株主は「先ほどは、広告が賞を受賞したと説明があったが、広告はお客様のためにやるもの。賞を取るためにやるものではない。お客様の方を向いて経営しなければいけない。ドコモショップでも、店舗によってはスタッフが名札をつけていない。もっとお客様本意で経営してほしい。会社の古い体質が影響しているのではないか」と意見を述べた後に、「NTTグループ出身者と、ドコモになってからの社員との割合はどのくらいなのか」と質問した。これに対し、取締役の紀伊肇氏は「NTTグループ出身者は5,500人、ドコモとして採用した社員は8,700人となっています」と回答。加藤社長は「私もいろんな機会をもうけて、できるだけドコモショップに出かけています。名札がついていないというご指摘をいただきました。是非、徹底していきます」と回答した。●長期利用者の切捨てがひどい○ドコモはこれからもっと厳しくなる若い男性の株主は「最近のドコモは、たった数カ月でポイントの付与率を変更するなど、ソフトバンクと同じようなことをやっている。ポイントサービスのプレミアクラブがdポイントクラブへと移行するが、それにともない長期利用者のポイント還元率が大幅に引き下げられる」と発言した。これは長期利用者も、新規の契約者と同じポイント還元率(1ポイント)に引き下げられることを指摘したもの。同氏は「長期利用者をないがしろにしている。社長はドコモを長く利用してほしいと言っているが、おっしゃっていることと、やっていることが正反対だ」と指摘した。これに対し、取締役の須藤章二氏は「(パートナー企業と連携する)+dとの兼ね合いで、ポイントの改定をしました。4段階のランクがあり、長期の方はランクが上がります。DCMXの利用者はポイントが高いなど、ランクやステージを工夫しています。ローソンさまのポンタなど、他社のポイントとの共有もできます。ポイントの使い道は、端末の買い換えだけでなく、通話料金への充当もできるようになります。かなり大幅な変更をともなうもので、従来のポイント改定とは背景が異なりますこと、ご理解いただけたら幸いです」と回答。株主の怒りはおさまらない。続けて「料金プランもそう。旧料金プランは受付を終了した。旧プランのままでは、割引や月々サポートが適用されなくなった。まるで新料金プランに移行しないと、お客様じゃないというような対応だ。長期利用者は、MNPの転出が増えて経営が苦しかった時期のドコモを支えてきた。その人たちを、全部切り捨てるのか。ソフトバンクですら料金プランの1本化はすぐに撤回した。ソフトバンクよりひどい。長期利用者を切り捨てたら、ドコモはこれからもっと厳しくなる」と指摘した。これに対し、須藤氏は「旧料金プランは廃止したわけではなく、現在お使いいただいている方はそのまま使っていただけます。フィーチャーフォンをお使いの旧料金プランの方がフィーチャーフォンに機種変更する場合は、旧料金プランも選べます。その場合は、月々サポートも適用できます。フィーチャーフォンを利用している方が、新しいスマートフォンに変える際には、新料金プランが適用されます。新料金プランでは「ずっとドコモ割」「10年スマホ割」などを用意しています。何卒、ご理解いただければ幸いです」と答えた。●ソフトバンク出身者はどのくらい?○ドコモがソフトバンク化!?株主から「ドコモがソフトバンク化していると思う。実際、ソフトバンクの社員がドコモに転職しているのではないか。ドコモには、ソフトバンク出身の社員がどのくらいの数いるのか」と質問があがると、取締役の紀伊肇氏は「ドコモでは中途採用もしており、他社とのコラボも始めているので、他社から転職してくる社員もいます。でも、特定の会社から何人が転職して、ドコモに入社したのかという数字は持ち合わせていないのでわかりません」と答えるにとどまった。○MVNOとの差別化は?MVNOとの差別化について聞かれると、取締役の阿佐美弘恭氏は「MVNO事業者のサービスは、"格安"がひとつの焦点と認識しています。ドコモがなかなか入り込めない市場でスマホを提供しているわけで、棲み分けという考え方もできます。我々の回線をご利用いただいているという意味では、パートナーでもあるとも考えています。当社ではdマーケットなどのサービス、お得になるポイント施策、ショップというお客様との接点があるので、(MVNO事業者に比べて)利用者に優しい通信事業者になっているのでは、と認識しています」と回答した。
2015年06月18日NTTドコモは6月4日、タカラトミーとクラウド型"おはなしロボット"「OHaNAS(オハナス)」を共同で開発したと発表した。「OHaNAS」は、「しゃべってコンシェル」の技術を応用した、パートナー向けのプラットフォーム「自然対話プラットフォーム」を初めて採用した商品。自然対話プラットフォームは、4つの技術から構成される「しゃべってコンシェル」に加え、「文章正規化」「外部コンテンツ連携」「キャラクター風発話変換」「ユーザー情報自動検出」の4つの技術から構成されるクラウド型システム。「OHaNAS」は同プラットフォームの「意図解釈」「シナリオ対話」「知識Q&A」「文章正規化機能」「外部コンテンツ連携機能」を使用している。これまでパートナーが、「しゃべってコンシェル」で活用している意図解釈機能などを用いて対話機能を利用する製品を作る場合は、会話で対になる文章をサーバに個別に登録する必要があった。これに対し、同プラットフォームでは、1つの文章を設定するだけで、同じ意味の多くの文章に応答すること、ニュース等のリアルタイムに更新される関連情報も織り交ぜた会話することが可能。「OHaNAS」は10月1日に発売される予定で、希望小売価格は1万9800円(税別)。「OHaNAS」に話しかけると、疑問に答えてくれたり、ニュースや天気などリアルタイムに変化する最新情報を教えてくれたり、晩御飯の献立を一緒に考えてくれたりと、あたかも人と会話するように自然にユーザーをサポートしてくれるという。スマートフォンやタブレットを経由し、意図解釈機能などを備えた各種クラウド上のサーバに接続することで、「OHaNAS」との自然な会話が可能になり、これまでにない自然な会話によるコミュニケーションを実現した。「OHaNAS」と会話をするには、スマートフォンやタブレットに専用アプリをダウンロードが必要。電源を入れ、端末とペアリングした後、頭をなで、目のLEDランプが青色になれば、話しかけることが可能になる。
2015年06月05日NTTドコモとタカラトミーは6月4日、ドコモの「しゃべってコンシェル」技術を応用したパートナー向けプラットフォーム「自然対話プラットフォーム」を採用したクラウド型おはなしロボット「OHaNAS(オハナス)」を共同で開発したと発表した。自然対話プラットフォームは、話しかけるだけで情報を調べて教えてくれる「しゃべってコンシェル」の技術に加えて、同音異義語などの日本語の多様な表現でも、前後の文脈などから文章を読み取り、最適な会話ができる「文章正規化機能」や、ニュース・天気といった情報を取得し、話しかけた時点でリアルタイムな情報を反映した会話ができる「外部コンテンツ連携機能」などを含む、4つの機能を組み合せたもの。これを活用することで、ユーザーはオハナスに話しかけるだけで、ちょっとした疑問に答えてくれたり、ニュースなどの最新情報などを教えてくれたり、晩御飯の献立を一緒に考えてくれたり、何気ない雑談相手になってくれたりといった、人と会話をするような自然なコミュニケーションを行うことができるという。具体的には、スマートフォン(スマホ)やタブレットを経由し、意図解釈機能などを持った各種クラウドサーバに接続することでオハナスとの自然な会話が可能になる。実際にオハナスとの会話を楽しむためにはスマホなどに無料のアプリをダウンロードする必要があるほか、Bluetoothによるペアリングが必要だが、それ以外の詳細な設定などは必要ない。なお価格は1万9800円(税別)で、発売日は2015年10月1日を予定。駆動は単2形アルカリ乾電池3本もしくはタカラトミー専用アダプタ(タイプ5U)の使用が可能だという。全国の玩具専門店、百貨店・量販店の玩具売場、インターネットショップのほか、タカラトミー公式ショッピングサイト「タカラトミーモール」でも発売され、同ショッピングモールでは8月1日0時より予約受付が開始される予定。タカラトミーでは、年間10万台の販売を目指すとしている。
2015年06月04日NTTドコモは4日、Android 5.0へのアップデート対象となる15機種を発表したが、「Xperia Z1 SO-01F」や「Xperia Z SO-02E」などは含まれていなかった。グローバル版の同機種では、すでにアップデートが提供されているだけに、ツイッター上では「オワタ」「解せない」など残念に思うツイートが散見される。「Xperia Z1 SO-01F」は2013年10月に、「Xperia Z SO-02E」は2013年2月にドコモから発売されたソニーモバイルコミュニケーションズ製のAndroidスマートフォン。約2年前に発売された機種だが、今年の1月に開催された「CES 2015」でソニーは「全てのXperia ZシリーズをAndroid 5.0へアップデートさせる」と明言していた。実際、「Xperia Z1」、「Xperia Z」などのグローバル版の端末はすでにアップデートが提供されている。「Xperia Z」シリーズ以外にも、「Disney Mobile on docomo SH-02G」が2014-2015冬春モデルで唯一、アップデートの対象となっていない。アップデート対象とならない機種について同社広報部に問い合わせると、「ドコモの提供しているハードウェアとソフトウェアを含めたサービスを総合的に判断した結果」とコメントした。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月04日NTTドコモは、発売中のAndroidスマートフォンおよびタブレット15機種に対し、Android 5.0へのアップデートを予定していると発表した。開始時期や方法については、同社ホームページで順次アナウンスする。Android 5.0は、ユーザーインターフェースに「Material Design」を採用したAndroid OS。「Android Smart Lock」などのセキュリティ機能や、ロック解除の動作を簡略化する「スマートロック」、省電力機能、新しくなった通知機能などが含まれている。アップデートの対象となる製品は以下の通り。スマートフォンGALAXY S4 SC-04EGALAXY Note 3 SC-01FGALAXY J SC-02FGALAXY S5 SC-04FGALAXY Note Edge SC-01GGALAXY S5 ACTIVE SC-02GXperia Z2 SO-03FXperia Z3 SO-01GXperia Z3 Compact SO-02GARROWS NX F-05FARROWS NX F-02GAQUOS ZETA SH-04FAQUOS ZETA SH-01GタブレットGALAXY Tab S 8.4 SC-02GXperia Z2 Tablet SO-05F「Xperia Z1 SO-01F」や「Xperia Z SO-02E」などが含まれていないが、同社は対象外となった機種について、「ハードウェアの制限などにより実施しない」と説明している。各製品のアップデート開始時期、方法、利用可能な機能などの詳細は、提供準備が整い次第、製品アップデートページでアナウンスする。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月04日アイレットは6月2日、cloudpackにおいて、NTTドコモが提供する「ドコモ・クラウドパッケージ」の販売を開始したと発表した。ドコモ・クラウドパッケージは、ドコモから提供するエージェントサービス「しゃべってコンシェル」などのクラウドサービスにより蓄積したノウハウを提供することで、企業がアマゾン ウェブサービス(AWS)などのパブリッククラウドを短期間で導入し、安全に利用できるサービス。サービスでは、クラウド利用に必要なセキュリティ関連ツールなどのノウハウ提供に加え、クラウド利用に関するコンサルティングの実施により、クラウド導入における事前検討からシステム設計・構築までの時間を短縮できるという。また、ドコモが蓄積したノウハウをパッケージ提供するため、従来と比べて安価にクラウド環境を導入できるとしている。cloudpackでは、しゃべってコンシェルのAWS導入の際に、AWS環境構築のサポートを行ってきた実績もある。ドコモ・クラウドパッケージの販売においては、企業のクラウド導入に向けた取り組みを積極的にサポートし、コンサルティング、構築運用サポートなどを行う。
2015年06月04日NTTドコモは、高齢者向けの見守りソリューション「おらのタブレット」を全国の法人・地方自治体向けに6月1日より提供を開始した。このソリューションは、法人・自治体などが高齢者に日常の生活に関わる情報および災害情報などをタブレット内のアプリケーションを用いて、わかりやすく提供するもの。アプリを用いることで、高齢者は、日々の血圧測定や歩数管理などの健康管理を自治体と連携しながら行える。一方で自治体は、メールで情報を配信した後に開封通知を受け取るなど、高齢者の健康状態や安否確認を簡便に把握できる。ドコモは、長野県大町市と天龍村の両自治体と住民の協力の下、試作品を利用してもらいながら、高齢者の利用方法に関する意見を反映した。実際の利用シーンでは、メール機能がATMの操作画面のように画面の案内に沿ってボタンやキーを押す画面遷移とした。ホーム画面に表示するアプリは最大7つまでカスタマイズ可能で、独自に開発した「メールアプリ(高齢者の利用に配慮したわかりやすい独自のユーザーインタフェース)」や「健康管理アプリ(日々の血圧、歩数を入力)」「脳トレアプリ(数字の早押しによるゲーム感覚のトレーニング)」の3つのアプリのほか、一般アプリも利用できる。そのほか、タブレットを楽しく毎日使える仕組みとして、キャラクターの活用や画面の背景として表示する掛け軸の格言を日ごとに変化させるなど、日々変化のあるホーム画面を用意している。
2015年06月02日NTTドコモは、ドコモケータイ向けサービス「ドコモケータイdatalinkソフト」の新規提供を30日をもって終了する。終了の理由について同社は、スマートフォン市場の拡大を挙げている。「ドコモケータイdatalinkソフト」は、ドコモケータイ(FOMA)とPCを接続することで、電話帳やメール、写真などのバックアップをとれる無料サービス。ドコモショップ店頭に設置された専用端末「DOCOPY」で、データの編集や携帯電話にデータを書き込むことができる。同サービスの新規提供は、30日をもって終了となるが、既存のユーザーは30日以降も継続して利用可能。また、「DOCOPY」も引続きドコモショップ店頭に設置する。同サービスのほか、ドコモケータイ向けのバックアップサービスとして、月額税別100円の「ケータイデータお預かりサービス」が用意されており、こちらは30日以降も利用できる。
2015年06月01日NTTドコモは、2006年9月より提供していたブラックベリー端末向けのサービス「ブラックベリーサービス」を2017年3月31日に終了する。「ブラックベリーサービス」は、2.8インチディスプレイ搭載スマートフォン「BlackBerry Bold 9900」などBlackBerry製端末向けのネットワークサービス。2006年9月から提供している、法人向けのインターネットサービス「BlackBerry Enterprise Service」、2008年8月から提供している個人向けの「BlackBerry Internet Service」および、両方のサービスを利用できる「BlackBerry Dual Service」が用意されている。サービスの終了に伴い、新規申込受付も2015年11月30日をもって終了。また、「ブラックベリーサービス」に付随するオプションサービス「ブラックベリーWebフィルタ」、「docomo Wi-Fi(ブラックベリー)」についても2017年3月31日に終了する。
2015年05月28日NTTドコモ、KDDI、沖縄セルラー電話、ソフトバンクモバイル、モバイルコンピューティング推進コンソーシアムは27日、スマートフォンなどのモバイル機器において充電時の事故防止を呼びかける、安全充電啓発ロゴ・キャッチフレーズを新設した。同ロゴ・キャッチフレーズは、昨今、スマートフォンなどのモバイル機器の充電中に充電端子が焼損した事例が発生していることを背景に、新設されたもの。各社の端末カタログやポスター、端末の取扱説明書などに同ロゴ・キャッチフレーズを掲載し、ユーザーに安全な充電をするよう呼びかけていく。そのほか、各社ホームページ内には、安全充電啓発に関する説明文章・動画を掲載し、周知を進めていく。
2015年05月27日NTTドコモは、指紋や虹彩などを使って、ドコモのサービスへのログインや決済を可能にするサービスを27日より提供する。2015年夏モデルの一部端末から対応する。dゲーム、dミュージック、dブックなどの同社提供のサービスにおいて、従来からのパスワードの入力に加えて、指紋・虹彩などの生体情報を使ったログインや決済が27日から可能になる。4月に発売済みの「Galaxy S6 edge SC-04G」「Galaxy S6 SC-05G」と、5月28日発売の「AQUOS ZETA SH-03G」は指紋を利用、5月28日発売の「ARROWS NX F-04G」は虹彩を使って、各種サービスのログインとケータイ払いが可能になる。これらの機能は、MicrosoftやGoogle、Qualcommなど約200社が加盟する非営利団体「FIDO Alliance」に加入したことで実現。同団体では、公開鍵暗号と生体認証等の技術を利用した新認証方式「FIDO」の標準化を推進しており、ドコモでは昨年からドコモ端末とサービスをFIDOに対応する開発を進めてきた。FIDOは、ドコモのサービスに限らず、様々な企業が提供するサービスとも相互に運用でき、FIDOを活用することで、どのメーカーの端末でも、異なる種類の生体情報を読み取る端末でも、同一システムでオンライン認証が行えるのが特徴。セキュリティ面も十分に考慮された仕様になっているという。今後、ドコモはパートナー企業やサードパーティーサービスへの対応拡大を図るとともに、FIDO対応端末やサービスの提供を通じて、パスワードレスの実現を目指していくという。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月26日NTTドコモは5月26日、生体認証を使ったオンライン認証の標準化団体「FIDO Alliance」のボードメンバーとして加入したと発表した。対応端末として、「Galaxy S6/S6 edge」などを4機種を用意しており、今後FIDOの普及促進や発展、対応端末・サービスの拡充などを図っていく計画だ。FIDO(Fast IDentity Online)は、指紋認証などの生体認証と公開鍵暗号を組み合わせ、オンラインサービスの認証を安全に行うためのプロトコル仕様。2014年12月にFIDO 1.0仕様が策定された。生体認証の情報を端末内のセキュアな領域(Trusted Execution Environment)に格納し、この領域内で認証情報を秘密鍵で暗号化する。このセキュア領域はOSから隔離されており、TPM(Trusted Platform Modules)やセキュアエレメントと同様の仕組みで安全性を確保する。暗号化された認証情報はトークンとしてインターネット経由でオンラインサービスに送信され、FIDOに対応したサービスは、トークンを公開鍵で復号化し、認証を行う。ユーザーはIDやパスワードを入力する必要がなく、端末の生体認証でサービスの認証も行えるため利便性が向上するとともに、フィッシングサイトなどにアクセスしてパスワードを盗まれる、といった心配もなくなる。端末、サービス側ともにFIDOの仕様に準拠する必要があり、ボードメンバーとしてはGoogle、Microsoft、Samsung、Qualcomm、PayPal、VISA、MasterCard、Alibabaなどが参加。スポンサーメンバーも200社に及び、国内からはヤフージャパンも参加している。FIDOはオープンな仕様であり、FIDO Allianceでは認証プログラムによって相互運用性を確保していく。今回、ドコモは「Galaxy S6 edge SC-04G」「Galaxy S6 SC-05G」「ARROWS NX F-04G」「AQUOS ZETA SH-03G」の4製品でFIDOに対応。ドコモサービスとしてdゲーム、dミュージック、dアニメストアなどdocomo IDでログインできる複数のサービスでFIDOに対応しており、27日からサービスを開始する。また、携帯料金とまとめて支払いができるケータイ払いにも対応しており、dゲームやdミュージックなどでは、支払時に暗証番号の代わりに生体認証で支払いを行える。ドコモのプロダクト部長の丸山 誠治氏は、サイトにアクセスしたユーザーの動向を分析すると、パスワード入力の画面でつまっている人が多く、そうしたユーザーでも簡単にアクセスできるため、ユーザーにとってもサービス事業者にとってもメリットがあると指摘する。ドコモでは、今後対応端末を順次拡大し、ドコモサービスでの対応をさらに進めていく。ドコモ自身は約100サービスを提供しているが、現在はブラウザベースの利用のみに対応しているため、アプリベースのサービスでもログインなどに利用できるように対応を拡大。docomo IDとspモードパスワードに加え、ネットワーク暗証番号でも利用できるように拡張していく。また、ドコモはspモード向けサービスを提供する多くのベンダーと付き合いがあり、こうしたサードパーティでのFIDO対応も推進していきたい考えだ。FIDO AllianceのVice PresidentであるRamesh Kesanupalli氏は、FIDOの開発にあたって使いやすく、異なる複数の環境にも対応できるような認証システムを目指したとしており、生体認証情報を端末内に保持して送信しないためプライバシーも保護でき、フィッシングサイトなどでのパスワード盗難、パスワード使い回しによる不正ログインといった問題にも対処できるセキュアな方式だとアピールする。Kesanupalli氏は、ドコモのボードメンバー加入は「マイルストーン」と強調。世界で初めての携帯事業者の参加であり、指紋認証と虹彩認証という複数の生体認証方式に対応し、複数の端末をそろえたことも初めてということで、今後、こうした経験を元に対応製品・サービスの拡大に繋げていきたい考え。ボードメンバーとして参加するMicrosoftは、次期OSのWindows 10でFIDOをサポート。Googleは2要素認証の方式としてFIDOをサポートすることを発表しており、Qualcommも自社チップセットの指紋認証でFIDOに対応するなど、今後さらなる拡大が期待できる。FIDO AllianceのExcective DirectorであるBrett McDowell氏は、ここにドコモが参加することで、世界の携帯事業者へ波及することも期待する。ドコモは、5月7日の決算説明会で新たなブランドスローガンとして「いつか、あたりまえになることを。」を掲げており、加藤薫社長は新しい技術や仕組みをユーザーが意識しなくても簡単に使えるようになることを目指すとしていた。今回のFIDOに対する取り組みはその一環で、丸山氏は「パスワードのいらない世界」を目指し、今後も取り組みを継続していく考えだ。
2015年05月26日ケイ・オプティコムは、同社が提供するMVNOサービス「mineo」に、9月よりNTTドコモ回線を利用したプランを提供する。これにより、現在のKDDI(au)回線プランと、ドコモ回線プランの選択が可能となる。mineoは、KDDI(au)回線を利用したMVNOサービス。9月からはドコモ回線を利用したプランを提供する。マルチキャリアのMVNOサービスは日本初(同社調べ)となる。ドコモ回線プランの利用料金は、市場価格と同等の料金水準を予定しているという。ドコモ回線プランの提供に合わせ、家族間で余ったデータ量をシェアできる「パケットシェア」機能を拡充。家族間で、異なるキャリアを利用している場合でもパケットがシェアできるようになる。また、家族でなくてもキャリア問わずパケットをシェアできる「パケットギフト」機能も9月より提供開始する。7月1日からは、これまですべてのプランで設定されていた最低利用期間の撤廃を行う。ただし、短期間でのMNPには、解約した場合の精算金に相当する転出手数料を設定するとしている。そのほか、海外渡航者向けのプリペイドSIMを2015年9月より、日本を訪れる外国人向けのプリペイドSIMを2015年10月より販売する。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月26日NTTドコモは、スーパースロー撮影が可能な約5.5インチサイズのAndroidスマートフォン「AQUOS ZETA SH-03G」を28日に発売する。ドコモ取扱店を通じて販売する。「AQUOS ZETA SH-03G」は、秒間2100枚撮影可能なスーパースロー映像に対応したAndroidスマートフォン。性能を強化した人工知能機能「エモパー」も搭載し、ユーザーの声への反応や、イヤホンを使うことで外でも同機能が使えるようになった。また、本体を持つだけで画面をオンにしたり、着信確認や音量調整ができる「グリップマジック」機能も前モデル同様、搭載している。主な仕様は次の通り。OSはAndroid 5.0。CPUはMSM8994(オクタコア、2.0GHz+1.5GHz)。内蔵メモリは3GB。ストレージは32GB。外部ストレージはmicroSDXC(128GB)。サイズ/重量は、高さ約141mm×幅約76mm×厚さ約8.3mm/約150g。バッテリー容量は3,000mAh。最大連続待受時間は、LTE接続時が約370時間、3G接続時が約400時間、GSM接続時が約320時間。最大連続通話時間は、LTE接続時が約1,120分、3G接続時が約800分、GSM接続時が約650分。背面には1,310万画素、前面には210万画素のカメラを内蔵。IPX5/7に準拠した防水性能を備える。通信面では、受信時最大225Mbps/送信時最大50MbpsのPREMIUM 4G、受信時最大14Mbps/送信時最大5.7MbpsのFOMAハイスピードをサポート。そのほか、VoLTE、IEEE802.11a/b/g/n/acに準拠したWi-Fi、Bluetooth 4.1、ワンセグ/フルセグ、おサイフケータイに対応している。カラーバリエーションはRed、White、Blackの3色。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月25日NTTドコモは、虹彩認証でロックが解除できる5.2インチサイズのAndoridスマートフォン「ARROWS NX F-04G」を5月28日に発売する。全ドコモ取扱店を通じて販売する。「ARROWS NX F-04G」は虹彩認証システム「Iris Passport」を搭載したAndroidスマートフォン。眼の虹彩を使って端末のロックの解除が可能となる。認証するたびに虹彩情報が追加され、使うほどに認証精度が向上するという。端末のロック解除のほか、WebサイトやアプリへのログインID、パスワードなども画面を見るだけで自動的に入力できる。背面には、高速AFに対応した約2,150万画素のカメラを内蔵。4K動画の撮影も可能で、MHL3.0によりテレビ出力もできる。前面に内蔵する240万画素のカメラには、画面のどこを触ってもシャッターが切れる「タッチシャッター」機能と「顔検出機能」を搭載している。同製品の主な仕様は次の通り。OSはAndroid 5.0。内蔵メモリは3GB。ストレージは32GB。外部ストレージはmicroSDXC(128GB)。CPUは、MSM8994(オクタコア、2.0GHz+1.5GHz)。ディスプレイ解像度は1,440×2,560ピクセル。サイズ/重量は、高さ約146mm×幅約70mm×厚さ約8.8mm/約155g。バッテリー容量は3,120mAh。最大連続待受時間は、LTE接続時が約360時間、3G接続時が約400時間、GSM接続時が約320時間。最大連続通話時間はLTE接続時が約1,200分、3G接続時が約890分、GSM接続時が約870分。IPX5/8に準拠した防水、IP6Xに準拠した防塵性能を備える。カラーバリエーションはIris Green、Black、Whiteの3色。通信面では、受信時最大225Mbps/送信時最大50MbpsのPREMIUM 4Gのほか、LTEとWi-Fiを同時利用するマルチコネクション、受信時最大14Mbps/送信時最大5.7MbpsのFOMAハイスピードをサポート。そのほか、VoLTE、IEEE802.11a/b/g/n/acに準拠したWi-Fi、Bluetooth 4.1、おサイフケータイなどに対応している。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月25日●1番人気はあの機種!NTTドコモは13日、2015夏モデルとなるスマートフォンやフィーチャーフォン全10機種を発表した。虹彩認証搭載スマホや、Android搭載フィーチャーフォンなど多種多様のモデルが用意されている。このなかで最も人気の機種を探るべく、マイナビニュース会員513人を対象にアンケート調査を行った。○最新スマホを抑えてガラホが健闘ドコモの2015夏モデルとして発表されたのは、「Galaxy S6 edge SC-04G」(サムスン電子製)、「Galaxy S6 SC-05G」(サムスン電子製)、「Xperia Z4 SO-03G」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)、「Xperia A4 SO-04G」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)、「AQUOS ZETA SH-03G」(シャープ製)、「AQUOS EVER SH-04G」(シャープ製)、「ARROWS NX F-04G」(富士通製)、「Disney Mobile on docomo DM-01G」(LG Electronics製)、「ARROWS ケータイ F-05G」(富士通製)、「AQUOS ケータイ SH-06G」(シャープ製)の全10機種。このなかで最も欲しいと思った機種を選択してもらった。最も多かったのは、ソニーモバイルコミュニケーションズのフラグシップスマートフォン「Xperia Z4 SO-03G」で、513人中19.5%となる100人が回答した。理由について聞くと、「カッコイイ」、「おしゃれな感じ」、「洗練されている」、「スタイリッシュ」など、同端末のデザイン性に魅力を感じているユーザーが多いようだった。そのほか、「多機能」、「カメラが素晴らしい」、「性能が良い」、「スペックが高い」など性能面を評価する意見や、「ソニーだから」、「ずっとXperia」、「ソニーブランドが良い」などソニーやXperiaのブランド力の高さを伺わせる意見も目立った。2番目に多かったのは、他の最新スマートフォンを抑えてシャープの「AQUOS ケータイ SH-06G」だった。15.6%となる80人が選択した。折りたたみ式のフィーチャーフォンながら、OSにAndroidを搭載するなど「ガラホ」とも呼ばれている機種だ。回答した理由を聞くと、「ガラケーに戻りたい」、「現在ガラケーを使っているから」など、フィーチャーフォンユーザーのほか、現在スマートフォンを使っているが、フィーチャーフォンに戻りたいというユーザーにも評価されたようだ。そのほか、「ボタンが押しやすそう」、「Android搭載なのにシンプルで使いやすそう」、「通話専用ならこれでいい」、「色が綺麗」、「カワイイ」など機能面やデザイン性に惹かれたという意見も散見された。3番目は、13.8%となる71人が回答した、サムスン電子の「Galaxy S6 edge SC-04G」。同機種は、ディスプレイの両端に湾曲型のエッジスクリーンを搭載したスマートフォンだ。選択した理由を聞くと、「個性的でカッコイイ」、「オシャレ」、「薄型でスタイリッシュ」など、個性的なデザインに魅力を感じたというユーザーが多かった。また、「エッジスクリーンが画期的」、「湾曲ディスプレイを触ってみたい」、「近未来的」、「意外と便利そう」などエッジスクリーンを理由に同機種を選択したユーザーも多かった。●選択肢にiPhoneを加えると?○iPhone人気は揺るがず次に、2015夏モデルにiPhone 6/6 Plusを加え、同様のアンケート調査を行った。なお、前項のアンケートと回答者は同じである。一番人気は、513人中29.2%となる150人が回答し、2位以下に大きく差をつけた「iPhone 6」だった。理由を聞くと「定番」、「今までもずっとiPhone」、「いま使っていて満足している」、「iPhoneが一番好き」など、人気の高さを示す意見が多かった。機能面でも「シンプル」、「使いやすい」、「アプリが使いやすい」、「使い慣れている」といった意見が目立った。昨年9月に発売されたiPhone 6/6 Plusと最新モデルを一概に比較することはできないが、「Xperia Z4 SO-03G」や、「AQUOS ケータイ SH-06G」などは「iPhone 6 Plus」よりも人気が高いこともわかった。日本国内では圧倒的な人気を誇るiPhoneに最新Androidスマートフォンたちが、どのくらい肉薄できるか興味深い。ドコモ2015夏モデルの発売日予定時期は以下の通り。Galaxy S6 edge SC-04G:発売中Galaxy S6 SC-05G:発売中Xperia Z4 SO-03G:6月中旬発売予定Xperia A4 SO-04G:6月中旬発売予定AQUOS ZETA SH-03G:5月下旬発売予定AQUOS EVER SH-04G:6月中旬発売予定ARROWS NX F-04G:5月下旬発売予定Disney Mobile on docomo DM-01G:5月下旬発売予定ARROWS ケータイ F-05G:6月中旬発売予定AQUOS ケータイ SH-06G:6月下旬発売予定調査時期:2015年5月14日~2015年5月18日調査対象:マイナビニュース会員調査数:513件調査方法:インターネットログイン式アンケート(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月19日NTTドコモとNTTドコモ・ベンチャーズ(NDV)は、ベンチャー企業とイノベーションを創出する「ドコモ・イノベーションビレッジ」において、ベンチャー企業と協業してサービスを開発する「Villageアライアンス-Season2-」の参加企業を6月30日まで募集する。Villageアライアンスは、ドコモとベンチャー企業がそれぞれ保有するアセットを組み合わせ、協業する取り込み。2回目となる今回は、募集する協業のテーマをドコモの事業だけでなく、ほかのNTTグループ各社に拡大した。以下の13の協業提案を募集する。dマーケットで展開するサービスを活用した、新たなサービスの開発(ドコモ)dブック(電子書籍サービス)を活用したサービスの連携(ドコモ)ユーザのお買いものやお出かけを、スマートにするサービスの開発(ドコモ)hitoeAPIを活用した新しいサービスの開発(ドコモ)ホームデバイスを活用した、情報を届ける生活支援サービスの開発(ドコモ)リモートモニタリングサービス及びリモートカメラ01を活用したサービスの連携(ドコモ)訪日外国人向けトライアルサービス「docomoWi-Fiforvisitor」を軸としたサービスの連携(ドコモ)従業員向けECサイト(BtoE)の構築・運営(ドコモ)企画力やマーケティング力(ECノウハウ等)を活用した、新たな売り場の構築・運営(らでぃっしゅぼーや)50代の『健康に関するお悩み』を解決するサービスの開発(ドコモ・ヘルスケア)ソーシャルスケジューラー「つなガレ!」を活用したサービス/ビジネスの連携(フェリカネットワークス)動画を活用した新たな思い出共有サービスの開発(エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ)趣味型コミュニティサービス「部活DO!」の会員向けコンテンツ提供(NTTぷらら)ドコモが保有するAPIなど開発者向けの情報サイト「docomo Developer support」に掲載されているAPIはすべてのテーマで活用できる。APIの利用を前提として、SLAの強化、APIの個別カスタマイズも可能としている。応募条件は、登記済みの法人であること、応募する提案内容を実現できる技術や体制を有することとしており、ドコモではミドルステージ以上のベンチャー企業を主な対象としている。参加を検討する企業は、応募用紙と提案書をドコモ宛てにメールで送り、書類選考と担当者との面談を実施。晴れて採用されることが決まったら、共同でビジネスプランの策定を行う。サービス開始に向けて、実証実験やトライアルサービスも実施する予定だという。今回の募集テーマの具体的内容をベンチャー企業やベンチャーキャピタルの方向けに説明するミートアップイベントを開催する。イベントは6月4日と6月16 日の2回開催する。なお、Villageアライアンス-Season2-の具体的な協業内容、応募方法は「ドコモ・イノベーションビレッジ」で確認できる。今後、ミートアップイベントの詳細なども掲載される予定だという。
2015年05月18日●「dポイント」とはNTTドコモのユーザー向け会員プログラム「ドコモプレミアクラブ」は、12月1日より「dポイントクラブ」に改定される。同日スタートの新ポイントサービス「dポイント」にあわせた改定となり、ドコモ以外のキャリアユーザーも利用できるほか、サービス内容も大幅に変更される。本稿では「dポイント」の概要や、既存のポイントなどについて解説する。○「dポイント」とは「dポイント」は12月1日より同社が提供するポイントサービス。現在、同社ではポイントサービスとして「ドコモポイント」を提供しているが、こちらはドコモ回線の利用料金やdマーケットの利用に応じてポイントが付与されるのに対し、「dポイント」は実店舗や、ショッピングサイトなどドコモのサービス以外でもポイントが付与される。実店舗などでポイントを獲得するためには、新たに発行される「dポイントカード」か、「dカード」、「dカード GOLD」、「dカード mini」の提示が必要となる。「dカード」はDCMXカードユーザーに、「dカード GOLD」はDCMX GOLDカードユーザーに、「dカード mini」はDCMX miniカードユーザーに、カードの有効期限更新のタイミングで送付される。更新までの間、DCMXカードなどは従来通り利用可能。なお、更新を待たずにカード変更の申し込みをすることもできる。「ドコモポイント」は、ドコモの端末や商品の購入、故障修理、食品やリビンググッズなどとの交換のみに利用できるが、「dポイント」ではそれらのほか、加盟店での買い物、ネットショッピング、毎月のドコモの利用料金などにも利用可能となっている。●既存のポイントの行方は?○現在のドコモポイントはどうなる?現在ユーザーが保有している「ドコモポイント」については、2015年4月1日から2015年11月30日までに獲得したものであれば2015年12月に「dポイント」へ自動移行される。2015年3月末までに獲得したものは「dポイント」へ移行されない。そのため、「dポイント」の利用用途(加盟店での買い物や、毎月のドコモの利用料金の支払い)には対応していないが、「ドコモポイント」としての利用用途(端末購入など)には有効期限内であれば利用できる。2015年12月1日の「dポイント」サービス開始後にも、利用可能な「ドコモポイント」がある場合(2015年3月末までに獲得したもの)は、「ドコモポイント」の利用用途であれば、「dポイント」と「ドコモポイント」の合算が可能となっている。なお、「ドコモポイント」は1ポイントあたり1.08円(税込み)換算であったが、「dポイント」は1ポイントあたり1円(税込み)換算となるため、「ドコモポイント」から「dポイント」に自動移行されたポイントは減額されることになる。●「dポイントクラブ」の優待サービスは?○「ドコモプレミアクラブ」は「dポイントクラブ」にリニューアル「dポイント」サービスの開始に伴い、2015年12月1日からは会員サービス「ドコモプレミアクラブ」が「dポイントクラブ」に改定され、キャリアを問わず利用可能となるほか、会員ステージもレギュラー、ブロンズ、シルバー、ゴールドの4段階となる。現在「ドコモプレミアクラブ」に加入しているユーザーは、同日より「dポイントクラブ」に自動移行される。また、会員ステージの判定方法も改定。「ドコモプレミアクラブ」ではドコモの契約期間に応じて、毎年3月末に判定されていたが、「dポイントクラブ」では6カ月間のdポイント獲得数(毎年6から11月、12月から5月に判定)、ドコモ継続利用期間(毎年11月末、5月末に判定)、DCMX/dカードの契約(契約時/解約時に即時反映)のいずれかにより判定される。それに伴い更新時期も毎年4月から毎年1月、7月(初回ステージ更新は2015年12月)に変更となる。「dポイントクラブ」よる優待サービスは、ファストフードやカフェで使える「ドコモクーポン」、映画鑑賞、ホテルでの食事が割引価格になる「スペシャルクーポン」、抽選で当たるホテル宿泊やテーマパークでの優待が受けられる「プレミアムクーポン」、dマーケットのサービスが多数無料で利用できる「dマーケット特典」が用意されており、ステージに応じて利用できる優待サービスが異なっている。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月16日NTTドコモとソフトバンクモバイルは4月30日、インタフェース技術「GotAPI(Generic Open Terminal API)」の普及活動や機能検討を行う「デバイスWebAPIコンソーシアム」を設立したと発表した。GotAPIは複数のウェアラブル機器やIoT機器を一元的に操作するスマートフォンアプリやWebアプリの開発を容易にする。「GotAPI」は、ドコモが開発した「デバイスコネクトWebAPI」をベースに、2015年4月16日にOMA(Open Mobile Alliance)にて標準化されたインタフェース技術。このAPIをインストールしたスマートフォンでは、サービス提供会社が提供するスマートフォンアプリやWebアプリから「GotAPI」に対応する複数のウェアラブル機器やIoT機器を一元的に操作することが可能となる。4月30日時点で、会員企業は携帯電話事業者や機器メーカーなど計27社。同コンソーシアムでは、幅広く機器メーカーやサービス提供会社などへ参加を呼び掛け、様々な機器やアプリケーションでの「GotAPI」の採用を促進するほか、機器やアプリケーションの実用化に向けた開発支援や課題解決のサポート等、普及拡大に向け、取り組んでいくという。なお、主要携帯キャリアとして唯一、同コンソーシアムに参加していないKDDIだが、「加入については検討中」(KDDI 広報部)としている。
2015年05月01日NTTドコモとソフトバンクモバイルは先月30日、複数のウェアラブル機器やIoT機器の一元的な操作が可能になるインターフェース技術「GotAPI」について、普及活動や機能検討を行う「デバイスWebAPIコンソーシアム」を設立した。「GotAPI」は、ドコモが開発した「デバイスコネクトWebAPI」をベースにしたインターフェース技術。2015年4月16日にOMA(Open Mobile Alliance)によって標準化されている。「GotAPI」をインストールしたスマートフォンでは、アプリを利用することで対応する複数のウェアラブル機器やIoT機器を一元的に操作することが可能となる。「デバイスWebAPIコンソーシアム」では、「GotAPI」の採用を促進するほか、機器やアプリの実用化に向けた開発支援や課題解決のサポート等、普及拡大を目指していく。設立時点での会員企業は、シャープやカシオ計算機、セイコーエプソン、日本マイクロソフトなど27社となっている。
2015年05月01日28日に行われたNTTドコモの決算報告会にて、代表取締役社長の加藤薫氏は「お客様にとってのフィーチャーフォンはずっと続けていきたい」と発言したが、この発言についてTwitter上では、「docomoさんありがとう! ガラケーがある限りついていきます!」などドコモに感謝する旨が多数ツイートされている。加藤社長は、決算報告会の質疑応答にて一部報道があった「フィーチャーフォンの製造終了」について言及し、「お客様にとってのフィーチャーフォンはずっと続けていきたい」と述べた。また、フィーチャーフォンの部品供給が難しい時期があるとし、操作性やサービスは維持しながらも、Androidなどこれまでのフィーチャーフォンとは異なるOSを搭載した端末となると説明している。これに対し、Twitter上では「ドコモだけはガラケーを続けるみたいでよかった」、「今はスマホだけどまたガラケーに戻るかもしれないから、嬉しい限り」、「ありがたやー」、「さすがドコモ! ガラケーがあるかぎりついていきます(嬉泣)」、「今までこんなにドコモに感謝したことないよ」など、ドコモがフィーチャーフォンの取り扱いを続けることに感謝するツイートが多数見られる。一方で、「国内メーカーが撤収するのに、誰が作るの?」、「信じていいのか?」、「Androidを搭載することで料金が変わってしまうなら意味ない」など懐疑的なツイートもあった。
2015年04月30日NTTドコモは4月28日、2014年10月に掲げた中期目標に向け、新たな取り組みを策定したことを発表した。NTTドコモはこれまで、新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」や、光ブロードバンドサービス「ドコモ光」を提供することで、これまでの顧客獲得競争からの脱却など、競争形態の転換を加速する取り組みを進めてきた。同社は今後、多様化する顧客のニーズに応えるため、様々な分野のパートナーとコラボレーションすることで、新たな付加価値を創造する「協創」の取り組みを進めていく考えだ。なお、「中期目標に向けた新たな取り組み」の概要は、「+d(プラスディー)」の展開と社会価値の協創の2点だ。「+d(プラスディー)」の展開では、NTTドコモのビジネスアセットをパートナーが利用できる環境を構築する。それと同時に、NTTドコモの各種サービスブランドの名称を「d」を冠した名称に統一し、NTTドコモがパートナーと新しい価値を協創していく取り組みを「+d」として展開していく。NTTドコモは顧客に対し、「もっとお得・もっと楽しい・もっと便利」を「+d」から提供していく。社会価値の協創には、まずIoTの拡大による新たなビジネスの協創が挙げられる。自動車、環境・エネルギーなど多様な事業領域でパートナーとIoTによる価値創造を推進し、新しいビジネスを展開する予定だ。また、医療や教育の分野でクラウドを活用したICT化を推進し、社会的課題の解決にも貢献していく。他にも、地域の強みとNTTドコモのビジネスアセットを組み合わせることでビジネスを創出し、地域産業の活性化に貢献することや、2020年を見据えた先進性の発信も推進していく。また、NTTドコモは「スマートイノベーション」により「顧客に最新の技術を使いこなしてもらいたい」という想いを込めた新しいブランドスローガン、及びブランドステートメントを発表した。
2015年04月29日4月28日、NTTドコモの2014年度決算発表が行われたのは既報のとおりだが、発表会の質疑応答では、先般報道があったフィーチャーフォンの製造終了に関するNTTドコモのスタンスについても言及があった。スマートフォンに対するフィーチャーフォン、いわゆるガラケーの定義を何ともってするかは難しいところだが、多くの人がイメージするところでは「折りたたみ式でテンキーを含む物理キーがあり、iModeなどのサービスが使える端末」といったところだろうか。auが「ガラスマ」と呼ぶ、Android OS搭載の折りたたみ式端末「AQUOS K」を発売して話題を呼んだり、2017年度に国内メーカーがフィーチャーフォンの製造を取りやめるといった報道が注目を浴びるなど、スマートフォンの販売が伸びる一方で、フィーチャーフォンには一定の支持層がきちんと存在しているのも事実だ。NTTドコモとしては今後フィーチャーフォンをどうしていくのか、という質問に対し、加藤社長は「お客様にとってのフィーチャーフォンはずっと続けていきたい」と発言。個人投資家からも必ずフィーチャフォンのような折りたたみ式端末を出し続けて欲しいと言われるそうで、こうした形の端末は今後もずっと提供していきたいとのことだった。また加藤社長は、従来のフィーチャーフォンではOSにSymbianやLinuxを使っていたが、こうした機器については部品供給がなくなる時期があると指摘。そこで操作性やサービスは維持しながら、別なOS(具体的にはAndroidなど)を搭載すると説明した。iModeについても、徐々に消えていくものではあるが、当面は生存し続けるし、需要がある限り継続していくと明言。メールなどはiModeからSPモードに移行しつつ、ユーザーが意識しなくても大丈夫なようにしたいとした。2014年はスマートフォンが携帯端末販売の過半数を超えたという報道もあったが、裏を返せば相当数のフィーチャーフォンが販売され続けているということでもある。ユーザーから見えない部分がどんなOSを使っているにせよ、物理キーを持った端末への需要が一定数以上あるのは確実だ。ドコモはもともと保守的なユーザー層の多いキャリアということもあり、こうしたユーザーに応える意味でも折りたたみ式端末の提供はやめられないのだろう。先行するガラスマについては批判や失望の声も多いが、提供するサービスやアプリの取捨選択さえ間違えなければ、スマートフォンからの出戻りユーザーも期待できそうだ。他キャリアの動向も気にかかるところではあるが、折りたたみ端末のファンは、ドコモの宣言を受け、しばらくは安心できそうだ。
2015年04月29日