派手なメイクとキラキラのドレスで女装して踊ったり口パクなどのパフォーマンスを行うドラァグクイーン。東京都現代美術館で行われる子どもへ絵本の読み聞かせに賛否の声、多様性とは何だろうか?SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするICTスタートアップのPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)は2023年7月1日、新イシュー「多様性は社会の豊かさか?ドラァグクイーンによる絵本の読み聞かせをどう思う?」についてSurfvoteで意見投票を開始しました。 ■多様性とは何だろう?7月23日(日)東京都現代美術館で、3歳から8歳の子どもに向けたドラァグクイーンによる絵本の読み聞かせが開催されますが、ネット上ではこの取り組みについて賛否両論です。反対意見には、昨今特に議論されている性自認やジェンダーの問題について誤解や混乱を招く恐れがあることや、子どもたちに対する影響など様々な観点から懸念する意見があります。一方で賛成意見には、多様なテーマを取り扱う現代美術館でこのような取り組みを行うことの意義や価値について評価する意見があります。また反対意見には、ドラァグクイーンに対する誤解に起因したものもあり、私たちは正しい情報に基づいて判断する必要があります。いずれにしても、社会は子どもたちが公正に自己理解と他者理解を行うことのできる環境を整える必要があるのではないでしょうか。海外でのイメージSurfvoteとは?当社が提供するSNS「Surfvote」は社会にあるさまざまな課題を問題提起し、それについて誰もが簡単に意見を投票できるサービスです。Surfvoteでは「イシュー」と呼ばれる各テーマ(課題)に対して複数の選択肢から自分の意見を投票できます。また他のユーザーのコメントを見たり、評価(いいね)したりすることもできます。イシューは当社編集部だけでなく大学の先生やさまざまな分野の専門家にも執筆のご協力をいただき発行しています。投票結果はイシューの内容に応じて、適宜関係省庁や政治家へ提出し報告を行なっています。各イシューで投票・コメントしていただいた1人1人の意見を大切に扱い、社会を前進させるために寄与したいと考えています。 Polimill株式会社Polimill株式会社は目的特化型SNS【Surfvote】を運営・提供するICTスタートアップ企業です。Surfvoteは社会課題に特化し、ユーザーがあらゆるテーマについて自分の意見を投票できるだけでなく、他のユーザーの意見を傾聴できるサービスです。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で自治体と連携し住民による住みやすい街づくりを促進します。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年07月03日滝藤賢一がドラァグクイーンを演じる映画初主演作『ひみつのなっちゃん。』より、本編冒頭映像が解禁。明日1月13日(金)全国公開を前に、現役ドラァグクイーンなど各界の著著名人から本作への応援コメントも到着した。本作は大切な友人なっちゃん(カンニング竹山)の死をきっかけに集まった3人のドラァグクイーン、バージン(滝藤賢一)、モリリン(渡部秀)、ズブ子(前野朋哉)が、なっちゃんが“オネエ”であることを知らない母・恵子(松原智恵子)のため、ふつうのおじさんとしてお葬式に参列するまでの珍道中を、温かな笑いと素直な涙で彩るハートフル・ロードムービー。これが初監督・脚本作となる田中和次朗がメガホンをとり、完全オリジナル脚本でドラァグクイーンたちが本当の”美しさ”を見つける旅を描く。この度解禁された本編冒頭映像は、バージンの華麗なステージから始まる。きらびやかなステージの上で恍惚と踊るバージンの、クイーンとして鍛え抜かれた肉体美と、繊細でいてダイナミックな仕草は美しく、滝藤が役作りを徹底したことが伺える。夢のようなダンスシーンも束の間、現実に引き戻されたバージンが狭い自室の中で告げられたのは、クイーン仲間であるなっちゃんの訃報。病院へ駆けつけるため慌ててクイーン用の化粧を落としたバージンが、「うわ、ブッス!!」と自虐するコミカルなシーンや、涙を止める事ができないなっちゃんの同僚・モリリン(渡部秀)を優しく抱きとめるシーンが続き、冒頭からバージンの魅力がたっぷり詰まった映像となっている。『ひみつのなっちゃん。』本編冒頭映像【応援コメント】■よしひろまさみち(映画ライター)笑って泣けてほっこりして、でも鑑賞後は考えさせられること山積み。悪人ゼロで荒唐無稽な物語は、60~70年代の喜劇映画的で懐かしい風合いだけど、今のセクシュアル・マイノリティをとりまく問題をうまく取り込んでいるのよね。やさしさと寛容さが人の心をあたたかくすることを教えてくれるロードムービー。■橋本マナミ(女優)滝藤賢一さん演じるバージンをはじめとするモリリン、ズブ子のドラァグクイーンがとにかくリアル!何より手の動きが可愛いく、観ていてどのキャラクターも愛くるしく素敵でした。3人の珍道中が面白くて私も一緒に旅をしている気持ちになりました。そして、心の傷や弱い部分をもった登場人物たちの繊細な心の動きにウルッとしてしまいました。笑いあり涙あり!観た後はほっこりした気持ちになる大満足な映画です!!■ナジャ・グランディーバ(ドラァグクイーン)人間誰しも秘密を抱えてるもの。ドラァグクイーンなんてやってると尚更。きっとあなたも共感できる場面があるはず!田舎ののどかな景色に、派手なドラァグクイーンの場違い感も面白い!そして、スーパーの店員の男の子、可愛いかったわ~♡■ダイアナ・エクストラバガンザ(ドラァグクイーン)人びとを隔てる壁みたいなもの。それに憤り、あらがったことは誰しもがあるのではないでしょうか。「そんなもんよねぇ」と正面からぶつかるのを止めたとき、私は食えない中年になったように思います。この映画はそんなほろ苦くも瑞々しい若い日々を束の間、よみがえらせてくれました。■サカキシンイチロウ(作家)ボクが経験したいろんなことを、映画を観ながら思い出しリアリティに満ちたストーリーと演技に心がしたたか動きました。『プリシラ』みたいな映画かなぁ…、と思っていたけど、予想は見事に、そしてステキに裏切られました。『プリシラ』がクラブミュージックだとしたら、これは日本の盆踊り。どんなときでも母はやさしく、遠くにあっても故郷は近い。味わいぶかい映画です。『ひみつのなっちゃん。』1月13日(金)公開(C)2023「ひみつのなっちゃん。」製作委員会
2023年01月12日映画『ひみつのなっちゃん。』が、2023年1月13日(金)に公開される。滝藤賢一が映画初主演。“亡き友人の秘密を守る”ドラァグクイーンたちの旅路映画『ひみつのなっちゃん。』は、友人なっちゃんの死をきっかけに集まった3人のドラァグクイーンが、なっちゃんが<オネエ>であることを知らない家族のために、“ふつうのおじさん”として葬式に参列するまでを描いたストーリー。岐阜県・郡上八幡の町を舞台に、臆病な彼女たちがさまざまな優しさにふれ、少しずつ前向きな気持ちになっていく姿を映したハートフル・ヒューマン・コメディだ。滝藤賢一が映画初主演、心優しいドラァグクイーンに『ひみつのなっちゃん。』では、滝藤賢一が映画初主演。美しく妖艶な衣装に美脚が映える、ゴージャスなドラァグクイーン姿を披露している。監修としてドラァグクイーン、歌手、ライター等マルチに活躍しているエスムラルダが参加しており、滝藤賢一は直接指導を受けたという。■主人公バージン...滝藤賢一亡き友人のひみつを守るために奮闘する心優しいドラァグクイーン。映画『クライマーズ・ハイ』で脚光を浴び、以降「半沢直樹」「俺のダンディズム」「探偵が早すぎる」シリーズ、『孤狼の血』シリーズなどで活躍する滝藤賢一が映画初主演。■モリリン...渡部秀バージンと共に旅をする、なっちゃんが営む新宿二丁目の食事処の店子で、涙もろく気弱なクイーン。普段は臆病でも、いざという時は第一に行動を起こすタフな面もある。「仮面ライダーオーズ/OOO」で主人公を演じ、以降も『進撃の巨人』『科捜研の女 ―劇場版―』などに出演する渡部秀が担当。■ズブ子...前野朋哉オネエ系タレントとしてお茶の間に引っ張りだこのクイーン。バージンとの旅路で、様々な笑いとトラブルを巻き起こす愛すべきキャラクター。『嘘八百 京町ロワイヤル』、NHK 連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」、『ウェディング・ハイ』『ハケンアニメ!』などで好演する名バイプレーヤー前野朋哉が務める。■なっちゃんの母親...松原智恵子3人の旅のきっかけとなるなっちゃんの母親役は、『夜の挑戦者』でスクリーンデビュー後、「日活三人娘」の1人として知られ、幅広い分野で活躍し続けている松原智恵子。■山田…豊本明長(東京 03)バージンがかつて踊っていたクラブのママで良き相談相手。■内藤…本多力クイーンたちに振り回される勤勉な葬儀屋。■トラック運転手…岩永洋昭旅の途中でモリリンが出会うワイルド&セクシーなトラック運転手。演じるのは「純烈」の新メンバーに加わる岩永洋昭。■坪井…菅原大吉トラブル続きのクイーンたちが郡上八幡で助けられる旅館の寡黙なお父さん。■下田…本田博太郎“ひみつ”に包まれているなっちゃんの過去を知る、新宿二丁目で伝説となっている謎の人物。田中和次朗監督のオリジナル脚本メガホンをとるのは、映画『ひみつのなっちゃん。』が映画デビューとなる田中和次朗。自らのオリジナルの脚本で監督を務める。主題歌は渋谷すばるの新曲「ないしょダンス」主題歌は、渋谷すばるが書き下ろした新曲「ないしょダンス」。疾走感溢れるロックナンバーとなっており、渋谷の力強くエモーショナルな歌声が、なっちゃんの“ひみつ”を守るため奮闘するクイーンたちが心の強さを見つけていく物語とシンクロ。映画をより一層盛り上げる楽曲となっている。<映画『ひみつのなっちゃん。』あらすじ>ある夏の夜、なっちゃんが死んだ。つまらない冗談を言っては「笑いなさいよ!」と一人でツッコミを入れていたなっちゃんは、新宿二丁目で食事処を営むママ。その店で働くモリリンはドラァグクイーン仲間のバージンとズブ子を呼び出す。彼らがまず考えたのは なっちゃんが家族にオネエであることをカミングアウトしていなかったこと。証拠を隠すため なっちゃんの自宅に侵入した 3 人は、なっちゃんの母・恵子と出くわしてしまう。何とかその場を取り繕った彼らだが、恵子から岐阜県郡上市の実家で行われる葬儀に誘われてしまい、なっちゃんの“ひみつ”を隠し通すため”普通のおじさん”に扮し、一路郡上八幡へ向かうことになる……。【詳細】映画『ひみつのなっちゃん。』公開日:2023年1月13日(金) ※1月6日(金)愛知・ 岐阜 先行公開出演:滝藤賢一、渡部秀、前野朋哉、カンニング竹山、豊本明長、本多力、岩永洋昭、永田薫、市ノ瀬アオ、アンジェリカ、生稲晃子、菅原大吉、本田博太郎、松原智恵子脚本・監督:田中和次朗製作:東映ビデオ 丸壱動画 TOKYO MX 岐阜新聞映画部ロケ協力:岐阜県郡上市ドラァグクイーン監修:エスムラルダ主題歌:「ないしょダンス」渋谷すばる配給:ラビットハウス 丸壱動画
2022年07月09日滝藤賢一の映画初主演作となる映画『ひみつのなっちゃん。』が、2023年1月13日(金)より全国公開されることが決定。あわせて、滝藤が演じる主人公ドラァグクイーン・バージンのドレス姿も公開されている。滝藤は、2008年に映画『クライマーズ・ハイ』で一躍脚光を浴び、以降『半沢直樹』(2013年)、『俺のダンディズム』(2014年)、『探偵が早すぎる』シリーズ、『孤狼の血』シリーズなど、ドラマや映画の話題作に数多く出演する実力派俳優。本作で彼が挑戦するのは、亡き友人のひみつを守るために奮闘する心優しいドラァグクイーン役だ。物語は大切な友人・なっちゃんの死をきっかけに集まった3人のドラァグクイーンが、なっちゃんが“オネエ”であることを知らない家族のため、ふつうのおじさんとして葬式に参列するまでの物語。岐阜県・郡上八幡の町を舞台に、旅路の中で臆病な彼女たちが隠し事のない優しさに触れ、少しずつ前向きになっていく姿を描き、人と人との繋がりがますます希薄になっている現代を生きる人へ贈る、温かな笑いと素直な涙で彩られたハートフル・ヒューマン・コメディとなっている。監督は本作が映画デビューとなる田中和次朗。彼が自らのオリジナルの脚本で挑戦した意欲作となる。公開された画像では、滝藤が美しく妖艶な衣装に美脚が映える、ゴージャスな姿を披露。ドラァグクイーン、歌手、ライター等マルチに活躍しているエスムラルダが監修で参加しており、直接指導を受けた滝藤が見事なクイーン姿に扮した。可愛らしさの中に秘めたミステリアスな表情も魅力的で、映画で彼女の素顔がどう描かれるのか、期待が高まる。なお主人公バージンと共に旅をする、他ふたりのクイーンを演じるのは『仮面ライダーオーズ/OOO』(2010年)で主人公を演じ、以降も『進撃の巨人』(2015年)、『科捜研の女 ―劇場版―』(2021年)などの話題作に出演し、幅広い層から支持を集める渡部秀と、『嘘八百 京町ロワイヤル』(2020年)、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(2021年)、『ウェディング・ハイ』(2022年)、『ハケンアニメ!』(2022)などで好演し、名バイプレーヤーとして今話題の前野朋哉。また3人の旅のきっかけとなる、なっちゃんの母親役には『夜の挑戦者』(1961年)でスクリーンデビュー後、『日活三人娘』のひとりとして数多くの映画でヒロインを演じて以来、幅広い分野で活躍し続けている松原智恵子が出演する。<滝藤賢一・コメント>今まで色んな役をやらせてもらいましたが、ドラァグクイーン役のオファーは初めてだったので、とてもトキめきましたね!が、同時に難しいチャレンジになると覚悟しました…。『ひみつのなっちゃん。』は2020年撮影予定でしたが、コロナの影響で1年延期になり、より長く、作品、役と向き合うことができたのが幸運だったように思います。この映画の監修に入ってくださったクイーンのエスムラルダさんとお話できる機会をいただいたのですが、役以上に人間として為になることばかりでした。勿論、役として迷いまくっていた私の道標となりました。舞台となった郡上八幡は素晴らしい土地です。撮影初日の前日に監督と前野君、渡部君と夜の城下町をのんびり散歩したんですが、なんというか、汚れまくっていた心が洗われるような、不思議な感覚になりました。城下町から見上げる郡上八幡城はライトアップされていて神秘的だったなぁ。人が温かく、自然がいっぱいで、川が綺麗。温泉もあり、なにを食べても美味しかったです!第二の故郷、終の棲家にしたいと思ったくらいです。あのコロナ禍に、東京から大人数で行った私達を受け入れてくださった郡上八幡の方々には感謝しかありません。ドラァグクイーンとなった姿は、自分でも驚くほど美しいと思いましたね。ヘアメイクさんやスタイリストさん、スタッフの皆様のおかげです。新しい自分を発見しました(笑)。皆様に観ていただけるのが楽しみでなりません。『ひみつのなっちゃん。』2023年1月13日(金)公開
2022年07月06日イギリスで大ヒットし、ウエストエンドでロングラン上演を続けるミュージカル『ジェイミー』が日本に初上陸する。実話を元に、ドラァグクイーンになることを夢見るゲイの高校生ジェイミーが、さまざまな問題や困難を乗り越えていく姿をポップミュージックで綴る。ジェイミーをダブルキャストで演じる森崎ウィンに話を聞いた。ミュージカル「ジェイミー」チケット情報現在、舞台の稽古真っただ中。「演出を手掛けるジェフリー・ペイジさんは、ジェイミーがゲイだからこうして、というのはまったくないんです。あくまでも一人の人間としての描き方で、型にはめない。『僕は指揮者だから、指揮者はバイオリニストに弾き方は教えない。持ってきたものに対して全体のバランスをとるから』と。僕もプロとして彼に提示できるものをすべて持っていきたいです」と気を引き締める。ジェイミーはイギリスの公営住宅に母親と住み、子どものころから母親の服を着、靴を履いて遊んでいた。父親は家を出て行ってしまったが、母親から真っ赤なハイヒールをプレゼントされたことをきっかけに、夢に向かって突き進むことを決心する。ミュージカルの元となったジェイミーの姿は、英BBCのドキュメンタリー番組で放映され、森崎はその本人と対談する機会があった。「ジェイミーはいろんなエピソードを笑って話してくれましたが、いじめられていたこともあり、相当傷ついてきたんだなと目を見ていたら想像がつきました。僕は自分なりのジェイミーを作りますが、彼から得たものを化学反応として気持ちで発せられたらと思います」。ほかにも届けたい思いがある。「恐怖心を解いて、自分らしく自由になること。ジェイミーご本人も『何でもいいのよ、どんな服でも自分が自信をもって着れば、すごく素晴らしくなるから』と言っていました。観客が自分らしくいられる、背中を押すような作品にしたいです」。映画やドラマでも活躍中の森崎。2018年公開のスティーブン・スピルバーグ監督の映画『レディ・プレイヤー1』では、オーディションを勝ち抜きハリウッドデビューを果たした。「この世界にいていいんだと言われた気がした。向いているのかなと悩むより、まずは努力しよう」と考えるようになったという。大きいミュージカルは今作で2本目だが、来年は『ピピン』の主演にも抜擢され、大役が続く。「いつか海外公演もやりたいですし、ブロードウェイにも立ってみたいですね、人生一度きりですから。早く自由に行動できる社会に戻ってほしいですが、ジェフリーは『コロナは言い訳。それでもできることはある』と。まずは『ジェイミー』の日本初演で、こんなにいい作品を作ったんだと自分たちを認め合えるカンパニーにして、自信を持ってみなさんに届けたいです」。公演は8月8日(日)から29日(日)まで東京建物Brillia HALL、9月4日(土)から12日(日)まで大阪・新歌舞伎座、9月25日(土)・26日(日)愛知県芸術劇場 大ホールにて。チケット発売中。取材・文:米満ゆう子
2021年08月05日亡き息子が遺したバーを、保守的な町の普通の主婦がドラァグクイーンたちと立て直していく映画『ステージ・マザー』。この度、主演のベテラン女優ジャッキー・ウィーヴァーが“ママ”としてクイーンたちと輝いていく姿を収めた予告編とポスタービジュアルが解禁となった。解禁となった予告編では、テキサスの田舎町に暮らす主婦メイベリンが、ある日、長年疎遠だった息子の訃報を受けるところから始まる。ひとり息子のため、はるばるサンフランシスコへと駆けつけた彼女が目にしたのは、葬儀で踊りながら追悼するド派手なドラァグクイーンたちの姿。混乱するメイベリンだったが、さらに息子が遺した破綻寸前のゲイバーを相続したことを知る。戸惑いながらも一念発起した彼女はゲイバーを再建すべく、ドラァグクイーンたちの悩みに寄り添い、みんなの“ママ”になっていくメイベリン。また、ポスタービジュアルでは、拍手喝采の中で歌うドラァグクイーンたちと微笑むメイベリンの姿が印象的なもの。人生の新たなステージで、自分らしく輝く彼女たちの様子がうかがえるものとなっている。『ステージ・マザー』は2021年2月26(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ステージ・マザー 2021年2月TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2019 Stage Mother, LLC All Rights Reserved.
2020年12月03日ジャッキー・ウィーヴァー演じる主婦が“がけっぷち” ドラァグクイーンたちとゲイバー再建を目指す『ステージ・マザー』。この度、バー“パンドラ・ボックス”で奮闘するドラァグクイーンと“ママ”の場面写真が到着した。本作は、ゲイバーのオーナーだった息子の死をきっかけに、ごく普通の主婦が個性あふれるドラァグクイーンたちとゲイバーの再建に挑戦する様を描いたハートウォーミングストーリー。今回解禁となった写真はジャッキー演じる主人公メイベリンが経営することになったゲイバー“パンドラ・ボックス”のメンバーたちを切り取ったもの。煌びやかなメイクと衣装に身を包み、ステージで輝くドラァグクイーンたちの姿や、聖歌隊の指揮者も務めるメイベリンのもとで破綻寸前のバーを救うべく歌の練習に励む姿が収められている。ひとり息子の葬儀のためにテキサスからサンフランシスコにやってきたメイベリンを支える、息子の親友シエナを演じるルーシー・リューの姿も。生前は分かり合えなかった息子の残したバー再建に奮闘する中で、悩みを抱える1人1人と向き合い、次第にドラァグクイーンたちの“ママ”になっていくメイベリン。みんなをとりこにする彼女のチャーミングな微笑みにも注目だ。『ステージ・マザー』は2021年2月よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ステージ・マザー 2021年2月TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2019 Stage Mother, LLC All Rights Reserved.
2020年11月24日俳優の東山紀之が、12月7日~30日に東京・PARCO劇場で上演される舞台『チョコレートドーナツ』に主演し、ドラァグクイーン役を演じることが27日、明らかになった。ゲイの男性が育児放棄された障がいを持つ子供を育てたという実話に着想を得てハリウッドで製作され、全米映画祭の観客賞を総なめにした映画『チョコレートドーナツ』(原題:ANY DAY NOW)を、東山紀之主演、宮本亞門演出で世界で初めて舞台化。70年代のアメリカのヒットナンバーを散りばめた華やかなショーシーンと、緊迫の法廷ドラマを織り交ぜつつ、愛と希望、未来を求めて、苦闘する人間の姿を感動的に描き出す。東山が演じるのは、シンガーを夢見ながら、ショーパブの口パク・ダンサーとして日銭を稼ぐルディ。出口の見えない生活の中、ルディの人生は、運命の人ポール、隣室のダウン症のある少年マルコと出会うことで変わっていく。映画ではトニー賞受賞俳優アラン・カミングが演じたこの主人公に、東山がその魅惑のダンス、歌、演技で挑む。そしてルディと共に少年マルコを育てようと、世間と闘う地方検事ポールを演じるのは谷原章介。ゲイのカップルであるルディとポールが悩み、迷いつつ、手を組んで世の中に立ち向かっていく。初共演の東山紀之と谷原章介がどのように演じるか。また、ダウン症のある少年マルコ役として、実際にダウン症のある高橋永と丹下開登がダブルキャストで出演、高畑淳子、モロ師岡、堀部圭亮、八十田勇一らが共演する。東山は「この作品は苦しい状況の中でも“愛”や“希望”の為に必死に立ち向かう人間の姿を描いています。私が演じるルディは、感情の起伏が激しいけれど、愛情深い人物なので、とても難しい役柄だと感じています。宮本亞門さんが表現する世界観を楽しみながら全身全霊で演じたいと思います」と意気込み、「ルディとして、谷原さん演じるポールとダウン症のある少年マルコ役の高橋くん、丹下くんを最後まで愛し抜きます。ドラァグクイーンのショーシーンでは様々なダンスを披露しますし、名曲の歌唱シーンもありますので、どうぞ楽しみにしていて下さい」とメッセージ。谷原は「『チョコレートドーナツ』甘いタイトルですが切なくて悲しくも温かい物語。劇場で映画を観て大好きになった作品でした。今回、東山さんのドラァグクイーン姿、踊り、歌、そして何よりダウン症のある役者さん高橋さん丹下さんとお芝居できることが楽しみ。亞門さんの演出が優しくそして暖かく皆を包み込んでくれる事間違いなしです。深いテーマはそこにありますが、まずは難しい事抜きにして楽しんでいただきたいと思います!」とコメントを寄せた。また、演出の宮本氏は「この難役に東山さんが挑戦することに、心から敬意を表します。今までドラァグクイーン役は日本でも多くの男優が演じてきましたが生半可ではできません。特に今回のルディは、傷つき、ボロボロになっても真っ向から社会と戦う、愛情深い人間です。原作の映画でもアラン・カミング氏が壮絶な演技で観客の心を鷲掴みにしました。東山さんは、蜷川幸雄氏が演出した『さらばわが愛覇王別姫』や『サド侯爵夫人』で女形や女性を演じられていますし、今回の生々しいドラァグクィーン・ルディをどう演じるか、演出家としてとても楽しみです。また、谷原さん演じるポールも作品を通して戸惑い変化していく難しい役です。東山さん、谷原さん、そしてダウン症のある少年マルコ役の高橋君、丹下君がみせる愛の姿、このコロナ禍で、本気で挑む舞台に是非ご期待ください」とキャスト陣への期待を語っている。
2020年08月27日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今回は、ドラァグクイーンが主役のアメリカ発リアリティ番組『ル・ポールのドラァグ・レース』をご紹介!■Netflixオリジナルシリーズ『ル・ポールのドラァグ・レース』シーズン1〜シーズン11 独占配信中’09年より放送がスタートした同番組は、ドラァグクイーンのカリスマ、ル・ポール主催のドラァグコンテストです。そもそもドラァグクイーンとは、ゲイカルチャーのなかで生まれたもので、異性愛や、男らしさ/女らしさに異を唱えるためにド派手なメークと衣装で女装する人のこと。ル・ポールは「ドラァグクイーンはいわば男社会への反逆よ」と語っています。番組は毎週十数人のドラァグクイーンが「宙を舞いながら魅せる写真撮影」「セレブのモノマネ対決」とエンタメ性の高いお題を出され競い合います。それをル・ポールら審査員がジャッジ。このときに番組人気を支えているであろう、ル・ポールの思慮深く含蓄のある言葉が飛び出すのです。個人的に好きなのは「胸を張って去りなさい」と敗者にかける言葉。敗者でも何も損なわれることはない。この魔法の言葉もあってか敗者は堂々とした姿で去っていきます。参加者同士のいさかいや、家族との関係、つらい過去の告白と見せ場は盛りだくさん。登場するドラァグクイーンの奮闘を見ているうちに、自分も励まされ、勇気づけられる、不思議なパワーを持つ番組です。
2019年09月02日映画化もされた伝説的ミュージカル『RENT』が、9月から日本で上演される。アンアンが今年の『RENT』で注目するのは、愛にあふれるドラァグクイーンのエンジェルを演じるWキャストのIVANさんと平間壮一さんの二人。世界中にファンがいる本作のキーパーソンを演じるにあたり、どのようなことを感じているのか。お二人に聞いてみた。IVAN:この役が決まってすぐ、レントファンの知り合いから、エンジェルは裏主役だと言われたんです。物語のキーパーソンになる人物だって。壮ちゃんみたいな役者さんが演じるならまだしも、自分のような人が手を出しちゃいけないんじゃないかって思って、考えましたよね。でも、実際に稽古に入って作品を深く理解するようになって、トランスジェンダーの私にしか伝えられないこともあるのかなと思ったんです。平間:いま稽古場では、IVANさんのエンジェルが、皆から「かわいい」と大評判なんですよ。IVAN:そんなこと言って、稽古の初期段階から役作りもできてたくせに(笑)。壮ちゃんのエンジェルはダンスも歌もクオリティが高いから、観てて気持ちいいの。一緒にいて、勉強になることも多いし。平間:それは僕も同じです。エンジェルは誰にでも愛されるキャラクターで、登場するだけで空気を一変させられる存在。IVANさんも、登場すると稽古場が一気に明るくなって、いるだけで皆のなかに自然とエンジェルに対する気持ちが生まれてくるんです。それって、出そうと思って出せるものじゃないですよね。IVAN:たしかに、エンジェルの内側にあるハッピーさは意識してるかな。あとはあのホスピタリティね。ゲイって、誰もが少なからず孤独感を抱えているんです。しかもエンジェルはHIV感染者で、つねに死を身近に感じている。だからあんなに他人に優しくできると思うんです。私は恵まれているけれど、孤独感の部分は共感するの。平間:僕は昔から人と深く関わるのが怖くて、自分から避けてきたところがあるんです。でもエンジェルを演るには、もっと気持ちをオープンにしないとダメだなと思っています。IVAN:私たち全然違うタイプだから、観る側も面白いんじゃないかしら。ただエンジェルは、いまで言う女装家のオネエなんです。私自身は中身が女の子だし、ストレートの壮ちゃんは壮ちゃんで、どっちもオネエを演じるという課題はあるのね。平間:あざとくならないように、演じている意識を持たないぐらい自然にやれたらとは思っています。中途半端が一番失礼な気がしますから。IVAN:まずは、コリンズ役のふたりに恋することからね。平間:まずはそこからですよね~。IVAN:ふふふ(笑)。■『RENT』ってどんな作品?’05年公開の映画版でご存じの方も多いはず。じつはこの映画で監督を務めたクリス・コロンバスは“レントヘッズ”と呼ばれる作品の熱狂的ファン。それもそのはず。この作品には多くの人を虜にしてしまう、中毒的な魅力がある。そのひとつが、圧倒的な楽曲の素晴らしさ。なかでもゴスペル調の『Seasons of Love』は、傑作中の傑作。ほかにもロック、タンゴ、ディスコなど多彩な音楽をちりばめて楽しませてくれる。また、強いメッセージ性をもってストレートに訴えかける物語の魅力も大きい。しかもこの作品は、7年をかけてようやくこぎつけた開幕プレビュー初日の朝に、作者本人が急死するという悲劇に見舞われている。そこから12年ものロングラン作品へと成長したことも含めて、ブロードウェイでも伝説的なミュージカルになっている。◇information 9月8日(火)~10月9日(金) 日比谷・シアタークリエ 脚本・作詞・作曲/ジョナサン・ラーソン 演出/マイケル・グライフ 出演/村井良大、堂珍嘉邦/ユナク(超新星)、ジェニファー/Sowelu、加藤潤一/TAKE(Skoop On Somebody)、平間壮一/IVAN、上木彩矢/ソニンほか S席1万1300円 A席8800円 エンジェルシート(当日抽選席)5000円 (すべて税込み) 東宝テレザーブ TEL03・3201・7777 com/rent2015/◇アイヴァンモデルとしてパリコレなどにも出演するなど活躍。近年はタレントとして『UTAGE!』などにも出演。今作が初舞台。◇ひらま・そういちダンスの実力に定評があり、舞台を中心に活躍。来年1月上演の地球ゴージャス『The Love Bugs』にも出演予定。※『anan』2015年9月9日号より。写真・Leslie Keeインタビュー、文・望月リサ
2015年09月08日