“20世紀を最も騒がせた”ファッション・フォトグラファーの世界的巨匠ヘルムート・ニュートンの生誕100年を記念して製作されたドキュメンタリー映画『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』が、12月11日(金)より公開。その日本版予告編とポスタービジュアルが解禁された。2004年にロサンゼルスで自動車事故により不慮の死を遂げた後も、長く人々の記憶に残り続けている写真家ヘルムート・ニュートン。1920年にドイツ・ベルリンに生まれ、映画やラジオなどの大衆文化が広まったワイマール文化の中で育ったニュートンは、50年代半ばから各国版の「ヴォーグ」誌をはじめとするファッション誌にユニークかつ衝撃的な作品を次々と発表。それまでの着せ替え人形のようなモードを見慣れていた読者に強烈なインパクトを与えた。だが、その作品は「ポルノまがい」「女性嫌悪主義」との議論も巻き起こし、「20世紀を最も騒がせた写真家」とも呼ばれた。本作はニュートンの生誕100年を記念して製作された。今回、解禁となった90秒の予告編では、ニュートンと仕事をしたことのある“12人の女たち”が、ニュートンの作品の意義とそれが社会にもたらした意味を語る。ニュートンの作品を何度も表紙に起用した米国版「ヴォーグ」編集長のアナ・ウィンターが「表紙を飾る衝撃的な美」「彼が撮る女性は力強く挑戦的」と語れば、批評家・小説家のスーザン・ソンタグが「あなたの写真は女性蔑視で不愉快」と語る姿も紹介され、当時、ニュートン作品が社会に与えたインパクトの大きさがうかがえる。また、歌手としても有名なグレイス・ジョーンズや、『ブルーベルベット』などデヴィッド・リンチ作品の印象が強いイザベラ・ロッセリーニが登場。『愛の嵐』でニュートンがスチルマンとしてヌードを撮影したシャーロット・ランプリングや、日本でもスーパーモデルとして90年代に人気を誇ったクラウディア・シファー、さらに「世界で最も足の長いモデル」としてギネスブックにも登録されたナジャ・アウアマンらも登場する。自由で自立した女たちが毅然とした態度で語る姿から、いまは亡きニュートンが強く惹かれた女性たちのイメージが蘇ってくるかのようで、予告の後半には、それを予見していたかのような故カール・ラガーフェルドの「次世代の女性の姿それは彼の写真のなかにある」という言葉も引用されている。『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』は12月11日(金)よりBunkamuraル・シネマ、新宿ピカデリーほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヘルムート・ニュートンと12人の女たち 2020年12月11日よりBunkamura ル・シネマ、新宿ピカデリーほか全国にて公開© Foto Helmut Newton, Helmut Newton Estate Courtesy Helmut Newton Foundation
2020年11月10日なめらかな光沢を放つメタリックな目もと。ダークレッドの肉感的な唇。日本を代表するドラァグクイーンの一人、ナジャ・グランディーバさんのメイクには、周囲を引き込む力がある。伝説のドラァグクイーン、ナジャさんが語る、メイクが心にもたらしてくれること。「このメイク、ドラァグクイーンにしたら控えめよ。ショーに出るときは、宝塚メイクの100倍くらい塗りまくるんだから(笑)」ナジャさんがメイクを始めたのは学生の頃。バーでアルバイトをしていた時のことだったそう。「高校生の頃からスーパーモデルに憧れていて、ああいうふうになりたかったけど、女装をしたことはなかったの。当時手伝っていたお店のイベントで“みんなで女装しよう”という話になって、すごく嬉しかった。メイクしたとたん、何かスイッチが入って、歩き方も姿勢も、自分の中ではスーパーモデルになってたのよ」その後ドラァグクイーンとしてステージに立つようになり、メイクの腕を磨くことに。「ドラァグクイーンって、自分の中に確固たる美意識があるの。“毒を持つ虫は美しい”って信念を持っていて昆虫図鑑を見ながらメイクしている人がいたり、真面目な顔で“宇宙人になりたい”って言いながらメイクする人がいたり。そんな仲間とメイク情報を交換して、独学でメイクを勉強したの。今の人はすごく恵まれているわよ。メイク動画がたくさんあるんだから。自分の中の“何か”を変えたいと思うなら、そういう動画を参考にして、一度思い切ったメイクをしてみるといいかもね。最初はうまくいかなくても、練習するうちに自信がつくから大丈夫。私はメイクをすることで、初めて自己満足を得られた。今って世界的に気分が落ち込んでいるじゃない。強いメイクを楽しむことで、気分を上げたり自信をつけたりできればいいわよね」ナジャ’s Make-Up Point目もとはダブルアイラインとシルバーパールのアイカラーで、目ヂカラを強調。短く太めの眉が、今っぽくてキュート。リップは黒のアイシャドウで輪郭を描いて、マットな赤リップをオン。自然にグラデができて、立体的な唇に。ナジャ・グランディーバタレント、ドラァグクイーン。関西のTVやラジオに多数出演。華麗なファッションセンスやおしゃれなメイク、まったりトークが人気を集める。※『anan』2020年8月26日号より。写真・小笠原真紀取材、文・風間裕美子(by anan編集部)
2020年08月19日タレントのナジャ・グランディーバ(45)が10月26日放送の『特盛!よしもと 今田・八光のおしゃべりジャングル』(読売テレビ)にゲスト出演。番組で語ったヘアメイクアーティスト・IKKO(57)に対するコメントがネット上で大きな反響を呼んでいる。番組では、ナジャがオネエ業界をタレントごとに分類しながらわかりやすく解説。自身やマツコ・デラックス(47)、ミッツマングローブ(44)などは“ドラァグクイーン”にあたり、それをわかりやすく“女装家”という日本語にして世間に浸透させたのがミッツマングローブだったということを説明。続けて「はるな愛=ニューハーフ」「KABA.ちゃん=もう女性」「クリス松村=ゲイ」など他のオネエタレントを次々に分類。最後に「IKKOさんは?」と振られると、「これは難しい…IKKOさんは、私ら(同業者)の中ではもう“IKKOさん”なんです!」とIKKOがどこにも属さない唯一無二の存在“IKKO”であると断言。このナジャの発言にMCの今田耕司(53)も「勝ち負けじゃないけど…やっぱり皆、マツコも勝てないと…IKKOさんには」と共感。ナジャも合わせて「落とし穴落ちて、カツラ取れて『どんだけ~!』みたいな…私らはあんな全身全霊でテレビに身を捧げられない」とIKKOのタレント性を絶賛。加えて今田も「共演するときは必ず楽屋に手紙があって。最近は(丁寧すぎて手紙が)果たし状みたいになってる」とコメント。笑いを交えながら、IKKOの真面目さ・礼節を重んじる姿勢を称賛していた。ネット上でも、ナジャのIKKOに対する的確な称賛コメントに多くの反応が。唯一無二のタレント“IKKO”の存在感が再認識されていた。《IKKOさんはIKKOさん、、ウケルww》《ナジャさんの解説わかりやすい!オネエとか違うって説明わかる!ドラァグクイーンそういうことか・・・ IKKOさんはIKKOさん(笑) 分類はIKKOさん(笑)》《テレビでナジャがドラァグクイーンとかゲイとかの分類の話してて、「IKKOさんは?」て聞かれて「IKKOさんはIKKO」て言ってて、IKKOさんてやっぱすごいんだなて思った》
2019年10月27日ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)が3月1日、ベルシー地区の複合競技場を会場に2017-18年秋冬ウィメンズコレクションのショーを開催した。メンズコレクションと併せて100回目の記念すべきショーは、ドリス ヴァン ノッテンのDNAを未来につなぐという意味で、過去に使用したプリントをリワークし、その上ににグラフィカルなモチーフを新たに加え、アーカイブをモダンにアレンジ。ノスタルジックな雰囲気は無く、全く新しいアイテムに生まれ変わっている。シルエットは身体をゆったりと包み込むものが趨勢を占め、リラックスしたムード。フェイクファーでさらにボリュームを加えたり、樹脂ビーズの刺繍やネックレスで華やかさをプラス。約50種類のプリントを最大限に駆使して壮麗なコレクションを見せた。また登場したモデル陣も目を引き、90年代に活躍していたカースティン・オーウェン(Kirsten Owen)、ナジャ・アウアマン(Nadja Auermann)、アンバー・ヴァレッタ(Amber Valletta)、トリッシュ・ゴフ(Trish Goff)、ミッシェル・ヒックス(Michele Hicks)、キャロリン・マーフィー(Carolyn Murphy)等、過去ドリス ヴァン ノッテンのショーでウォーキングしたスーパーモデルたちが勢ぞろい。集大成的なコレクションに、観衆はスタンディングオベーションでドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)を迎え、感動的なフィナーレとなった。
2017年03月11日ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)がカプセルコレクション「NEW NORMAL」の2016春夏キャンペーンビジュアルをパリで公開した。フォトグラファーのピーター・リンドバーグがパリのスタジオで撮り下ろしたビジュアルでは、モノクロでタイムレスなイメージが表現された。被写体には元祖スーパーモデルとして知られる、ナジャ・アウアマン、ヤスミン・ル・ボン、ステラ・テナント、エヴァ・ハーツィゴヴァの4人を起用。NEW NORMALコレクションがアルマーニの時代を超えたスタイルを象徴しているように、 “本物の美を持つ女性たち”が「本物のスタイルとは決して華美になりすぎることなく“NORMAL”であること」を表現している。ジョルジオ・アルマーニは「キャンペーンには、この4人の女性のような強い個性のあるアイコンを起用し、女性の美しさは永遠であるということを表現したかったのです。私は、現実の感覚を伝え、NEW NORMALの持つナチュラルなエレガンスと日々の普遍的な生活の美しさを伝えたかったのです」とコメントしている。
2016年02月09日