「ワンダヴィジョン」のエリザベス・オルセンが、HBO Maxとライオンズゲートが制作するリミテッドシリーズ「Love and Death」(原題)に主演することが決まった。「アリー my Love」や「ビッグ・リトル・ライズ」のデヴィッド・E・ケリーが製作総指揮と脚本を務める。「ビッグ・リトル・ライズ」でケリーと組んだニコール・キッドマンも製作総指揮に名を連ねている。監督は「マッドメン」「HOMELAND」のレスリー・リンカ・グラッター。今作は、1980年に主婦のキャンディ・モンゴメリーが教会仲間のベティ・ゴアを斧で殺害したというテキサスで起きた実話を基にドラマ化。エリザベスはキャンディを演じるという。ライオンズゲートのトップのケヴィン・ベッグスは、「エリザベス・オルセンは、主人公のキャンディを演じるアーティストとしてこれ以上ないパーフェクトな人材です。彼女の才能、カリスマ性、エネルギーは、誰もできない方法で観客に魔法をかけます。レスリー、デヴィッド、ニコールという国際的なレベルのクリエイティブ・チームとコラボできることも誇りに感じています」とコメントしている。キャンディをテーマとしたリミテッドシリーズは、現在Huluでも制作されている。こちらのタイトルは「Candy」(原題)で、エリザベス・モスがキャンディを演じる。(Hiromi Kaku)
2021年05月06日ソニー・ピクチャーズが、アメリカで60年代から70年代に8シーズンにわたって放送され、いまもなお愛され続けるドラマ「奥さまは魔女」を再び映画化するという。ソニーは2005年にも同作を同タイトルで映画化しており、ノーラ・エフロンが監督・脚本、ウィル・フェレル&ニコール・キッドマンが主演を務めた。この映画は、ドラマの内容そのものを映画化したものではなく、「奥さまは魔女」は劇中劇として登場。ウィル演じる落ちぶれた俳優が、「奥さまは魔女」のリメイクドラマの主人公ダーリン役を得て、相手役のサマンサ役に“素人”(ニコール)を推すことから物語が始まる。現在、初期開発段階だという今作については、2005年の作品とは違い、オリジナルドラマの「奥さまは魔女」の内容に近いものになることが予想されている。製作はジョン・デイヴィス&ジョン・フォックス(『ルディ・レイ・ムーア』)、脚本はテリー・マタラス&トラヴィス・フィケット(ドラマ版「12モンキーズ」)。「Variety」誌などによると、4人はDisney+で『星の国から来た仲間』(『ウィッチマウンテン/地図から消された山』のオリジナル版)のリメイクも進めているという。(Hiromi Kaku)■関連作品:奥さまは魔女 2005年8月27日より丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系にて公開
2021年03月25日ビートたけしの原点であり、師匠である深見千三郎と過ごした青春時代を描くNetflix映画『浅草キッド』に出演する新たなキャストが発表された。舞台は、昭和40年代の浅草。大学を中退し、“ストリップとお笑いの殿堂”と呼ばれていた浅草フランス座に飛び込み、伝説の芸人・深見千三郎に弟子入りしたタケシ。深見の元、タケシは芸人としての成功を夢見て笑いの修行に励んでいたが、テレビの普及と共に演芸場に足を運ぶ人は減る一方…。本作は、師匠・深見との日々、個性と才能に溢れる仲間たちとの出会い、そして芸人・ビートたけしが誕生するまでを描いた青春ドラマだ。たけしさんが作詞作曲した「浅草キッド」、自叙伝「浅草キッド」を原作に、劇団ひとりが監督・脚本を務め映画化。大泉洋が深見を、柳楽優弥が若き日のタケシを演じることが決定している。そして今回、タケシと共に夢を追いかける浅草フランス座の踊り子・千春を門脇麦。のちにタケシとツービートを結成することとなるキヨシを映画初出演の土屋伸之(ナイツ)。深見と共にフランス座を守る麻里を鈴木保奈美。いち早くテレビに進出し人気を博している深見の弟子・東八郎を尾上寛之。タカラ座社長・田山淳を風間杜夫が演じることが明らかになった。門脇さんは「監督の作品への愛情の深さと熱量が常に静かにひしひしと充満し、緊張感と多幸感で爆発しそうな撮影期間でした」と撮影をふり返り、「国境を超えて多くの方の胸に刺さる作品になるのではないか」と自身も期待を寄せている。土屋さんは「すごく幸せでした。そして改めて、映画になる漫才師・ツービートの偉大さを思い知りました」と映画初出演を回顧し、鈴木さんも「劇団ひとり監督の、ビートたけしさんへの愛、尊敬、憧れ。絶対に撮りたいイメージ。口数少なく、しかし決して諦めない監督の思いを実現しようとチームが一致団結して撮影に臨む、あたたかく優しく純粋な現場でした」と現場の様子を明かしている。Netflix映画『浅草キッド』は今冬配信予定。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年03月20日数々の傑作を生み出してきた名監督、クリント・イーストウッド、スタンリー・キューブリック、マーティン・スコセッシの映画製作の裏側に迫る貴重なドキュメンタリー映像が本日3月15日(月)より、ワーナー・ブラザースの特設サイト「FILM MAKERS/名監督ドキュメンタリー<映画製作の舞台裏>」にて無料配信スタートした。配信中の映像は、3人の巨匠がどのように映画を製作してきたのか、本人のインタビューや撮影当時の映像・資料に加え、スティーブン・スピルバーグやウッディ・アレン、メリル・ストリープ、モーガン・フリーマン、トム・クルーズ、ニコール・キッドマン、ジャック・ニコルソン、ケビン・ベーコンなどが登場、ハリウッドを代表する名監督や俳優、スタッフなどの証言も交えたドキュメンタリーだ。アメリカを代表するフィルムメーカーで、2度のアカデミー賞監督賞を受賞しているイーストウッド監督。今回配信中のドキュメンタリー「イーストウッド語られざる伝説」は、ワーナー・ブラザース設立90周年を記念して特別に製作されたもので、日本初公開。監督デビューしたばかりの頃から、現場のカメラがイーストウッドの監督としての手腕を記録。また、謎に包まれた巨匠キューブリック監督の生涯とキャリアを探求する貴重なドキュメンタリー「ライフ・イン・ピクチャー」。ナレーションはトム・クルーズが務め、数々の写真や映像作品、ホームビデオなどの資料によって、如何にして歴史に残る偉大な名作を残したか、その作家性や独自の視点に迫っている。そしてスコセッシ監督の映像は、「グッドフェローズ スペシャル・エディション(2枚組)」DVD発売時に映像特典として収録された「グッドフェローズの伝説」。前半は『グッドフェローズ』の製作の裏側に迫るドキュメンタリーで、後半ではフランク・ダラボン、リチャード・リンクレーターらが製作者の立場から本作に対する感謝と彼らの作品にどのように影響したかについて語っている。なお、この貴重な映像は、イーストウッド監督が約70分、キューブリック監督が約142分、スコセッシ監督が約43分という見ごたえのある映像となっている。(cinemacafe.net)
2021年03月15日女優の葵わかなと三吉彩花が9日、東京・TBS赤坂ACTシアターで行われたミュージカル『The PROM』の取材会&公開稽古に、共演の大黒摩季、草刈民代、保坂知寿、霧矢大夢、佐賀龍彦(LE VELVETS)、TAKE(Skoop On Somebody)、岸谷五朗、寺脇康文とともに出席した。『The PROM』は2018年にブロードウェイで開幕。19年にはトニー賞 7部門にノミネートされ大きな話題となり、20年12月には、メリル・ストリープ、ニコール・キッドマンという豪華な顔ぶれで映像化も実現した。物語の舞台は、アメリカの高校で、卒業生のために開かれるダンスパーティ"プロム"。レズビアンの主人公エマ(葵)が、様々な人たちとの触れ合いにより、"自分らしく生きる"ことを貫こうと奮闘する姿が描かれ、エマの元に現れる落ちぶれかけたブロードウェイスター4人の傍若無人な行動に、劇場は笑いの渦に巻き込まれ、ブロードウェイらしい華やかな音楽とダンスシーンに、誰もが手拍子をしたくなるようなハッピーミュージカルとなっている。翌日に初日を迎える心境を聞かれると、葵は「2カ月みんなで一生懸命、稽古をしてきて、今は早くお客さんに"こんな作品なんだよ"というのをお届けしたい気持ちでいっぱいで、緊張もあるんですけど、どちらかというとワクワクしたり楽しみが強いです」と声を弾ませ、「今回、この作品は映像化されないので、一期一会的な作品になるんだと控え室でも話していて、今このタイミングでしか見ることができないキャストやストーリーだったりするので、ここに来てくださるお客様とも一期一会だと思って、毎日頑張っていけたらなと思っています」と力を込めた。また、エマの同性の恋人アリッサを演じ、今回が初舞台となる三吉は「稽古をしてから長い道のりだなと思っていたんですけど、気付いたら初日が明日で、あっという間に今日という日が来てしまって不思議な感じです。こんなに月日が経つのが早いと感じるのは初めてです」と目を丸くしつつ、「この会場の大きさに負けないように、来ていただいたお客様にはたくさんの大きなパワーをお届けできるように頑張りたいと思います」と意気込んだ。さらに、レズビアンの高校生カップルを演じる上での役作りや、お互いに意識している点を尋ねられると、葵は「(三吉との関係性は)非常に良好です。稽古場で2ヶ月一緒に過ごす中で、彩花ちゃんとわかながいい関係性になっていって、人間としても一緒にこれから長い公演をともに戦っていけるいいパートナーになれていると思います。その私たちの本当の関係性が、エマとアリッサになったときにもすごく生かされていると思うので、今は何の心配もなく2人で虹をかけて行こうというやる気に満ち溢れています」と目を輝かせ、三吉は「(初共演の葵とは)初めてという感じがしなくて、気が付けばずっと一緒で、何をするにも付いて回って、くっつき虫のように過ごしていたら、2人がどんなときでも一緒にいることが当たり前になってきて、それがエマとアリッサにとっても、愛し合っている関係性が当たり前のことなんだとリアルに表現できる関係性になってきていると思うので、とても安心しています。ねっ!!」と葵と微笑み合った。そんな2人の魅力を聞かれた岸谷は「わかなちゃんは難しい役どころを見事に演じてくれています。その中で必死に歌う曲が何曲かあって、難しい曲ではありますが、とっても感動して心に響く歌で、それを今、我々に届けてくれています。必ずお客様に感動していただける曲になっていて、わかなちゃんの歌になっているなと思います」と絶賛すると、葵は「本当に!? ありがとうございます」と恐縮。これに三吉と大黒は「私、昨日泣いたんだよ。号泣した」「私も泣いた」と口を揃えた。一方、三吉について岸谷は「苦悩して成長して、そして愛を育みながら、お母さんと戦いながら、PTAと戦いながら、成長物語がたくさんある役で、それを三吉彩花が繊細に、ひとつひとつを大切にクリアにして演じ切ってくれています」と褒め、「最後のエマとの2人のシーンは、我々、客席いてもちょっとヤバいです。みんなが一瞬で感動できる2人のシーンになっていて、それだけ大事にこの役を演じてくれています。初舞台とは思えない感じになっておりますので、そちらも楽しんでください」とアピールした。同ミュージカルは3月10日(水)より4月13日(火)まで東京・TBS赤坂ACTシアターにて、5月9日(日)より16日(日)まで大阪・フェスティバルホールにて上演される。
2021年03月10日「GLOW:ゴージャス・レディ・オブ・レスリング」のクリエイター、リズ・フラハイヴ&カーリー・メンシュが手掛けるAppleのアンソロジードラマ「Roar」(原題)のキャストが明らかになった。「Variety」誌が報じた。ニコール・キッドマン、シンシア・エリヴォ(『ハリエット』)、メリット・ウェヴァー(「ゴッドレス -神の消えた町-」)、アリソン・ブリー(「GLOW:ゴージャス・レディ・オブ・レスリング」)の4人。全員がエミー賞、グラミー賞、オスカー、トニー賞のいずれかにノミネートまたは受賞経験がある演技派として活躍している面々だ。今作は、『P.S. アイラヴユー』の原作者セシリア・アハーンの短編集「Roar」をベースに女性目線で描かれる全8話・各30分のドラマ。クリエイター&ショーランナーのフラハイヴ&メンシュにとって、Appleと独占包括契約を結んでから同サービスで初めて手掛ける作品となる。2人はニコールや原作者アハーンらとともに製作総指揮も務める。企画は3年前から進んでいたが、キャストが決定し、いよいよ本格化する模様。2人の代表作となった「GLOW:ゴージャス・レディ・オブ・レスリング」は、2019年にシーズン4へ更新され、完結するはずだったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で更新が取り消しされシーズン3で打ち切りとなっていた。作品自体は高評価を受けていたため、「Roar」への期待も高まる。(Hiromi Kaku)
2021年03月03日コロナ禍の影響で、会場を2つに分けたばかりか各賞の候補者たちは自宅からの参加を余儀なくされた第78回ゴールデン・グローブ賞。毎年恒例のレッドカーペットのファッションチェックも今年は無理かと思われたが、少しでも華やかに、という思いからか、おうち参加のスターたちはドレスアップして登場した。映画のドラマ部門で主演女優賞を受賞したアンドラ・デイ(『The United States vs. Billie Holiday(原題)』)は「シャネル(CHANEL)」のオートクチュールのドレス。ライトグレーで上部はクロシェット、ふわりとしたスカートの軽やかな装いだ。ミュージカル・コメディ部門で主演女優賞を受賞したロザムンド・パイク(『I Care a Lot(原題)』)はボリュームあるスカートの真っ赤なドレス。「モリー・ゴダード(Molly Goddard)」のデザインで、足元には「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」の黒のワークブーツを合わせている。テレビの部のリミテッドシリーズ部門主演女優賞を受賞したアニャ・テイラー=ジョイ(「クイーンズ・ギャンビット」)は「ディオール(Dior)」のグリーンのドレス。深いVネックに胸元に小さなベルトがついていて、共布のコートを羽織って重厚感も出せる。ブロンドの髪はストレートにおろした髪をかけた耳やデコルテを飾るのは「ティファニー(Tiffany & Co)」のダイアモンドのアクセサリーで、180万ドル以上の品だそう。テレビの部で圧勝した「ザ・クラウン」でダイアナ妃を演じ、主演女優賞に輝いたエマ・コリンは「ミュウミュウ(MIU MIU)」のドレス。黒のベルベットにクリスタルの刺繍、白のオーガンザの大きな襟は16~17世紀のヨーロッパの王侯貴族に流行したひだ襟を思わせるデザイン。スタイリングしたハリー・ランバートのインスタを見ると、道化師のイメージもあるようだ。大きく張った肩のデザインも個性的だ。自宅から夫のキース・バーンと娘2人と一緒にリモート参加したニコール・キッドマン(「フレイザー家の秘密」)は「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のホルターネックのドレス。インスタに「私の暮らしにグラマーを取り戻してくれて、ありがとう、ルイ・ヴィトンとニコラ・ジェスキエール。もう長い間、こういうことしていなかったから」とハートの絵文字付きで投稿した。映画の部で助演女優賞候補のアマンダ・サイフリッド(『Mank/マンク』)は「オスカー・デ・ラ・レンタ(Oscar de la Renta)」のオフショルダーのドレス。ネックラインのフローラルな飾りと背中が大きく開いたデザインで、春を先取りした。18世紀のロシアに君臨した女帝、エカチェリーナ二世を演じた「THE GREAT~エカチェリーナの時々真実の物語」がテレビの部でミュージカル・コメディ部門作品賞や主演女優賞などにノミネートされたエル・ファニングは「グッチ(GUCCI)」のアレッサンドロ・ミケーレがデザインしたミントグリーンのドレスを着用。クリスタルのブローチで飾られたドレスに、ヴィンテージのダイアモンドとプラチナのアクセサリーを合わせた。同作でエカチェリーナの夫、ピョートル三世を演じたニコラス・ホルトは「ジョルジオ・アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」のダブルのスーツ。ヴェルヴェットのジャケットに黒のTシャツを合わせた。授賞式前に、主演作の「エミリー、パリへ行く」がゴールデン・グローブ賞主催団体「HFPA」に豪華接待を行ったことが報じられてしまったリリー・コリンズは主演女優賞候補として気丈に参加。「サンローラン(Saint Laurent)」のワンショルダーのプリントドレスはウエスト部分に大胆なカットがあるデザインに、ゴールドの大ぶりなイアリングなど「カルティエ(Cartier)」のジュエリーを合わせた。プリントドレスでは、ヴィオラ・デイヴィスが着た「Lavie by CK」のドレスが華やか。デコルテ部分がアシンメトリーで片側がオフショルダー、マーメイドライン、とディテールにも凝っている。鮮やかなライムグリーンのドレスを選んだのはプレゼンターを務めたシンシア・エリヴォ。「ヴァレンティノ(VALENTINO)」のネオンカラーのドレスに白の革手袋、メタリックの厚底ハイヒールというインパクトある出立ち。カラフルなドレスといえば、ジョー・エレン・ペルマン(『ザ・プロム』)が選んだ「ジョナサン コーエン(JONATHAN COHEN)」のパッチワーク・ドレス。イエロー、ピンク、ブルー、オレンジ、レッドetc.が賑やかにマッチしている。モノトーンの装いはエイザ・ゴンザレス、スリットの入った「ヴェルサーチ(Versace)」の黒のドレス。ネックラインと胸元にシルバーのラインでアクセントがつけてある。それにしても、エイザのようなシンプルなドレスはレッドカーペットでこそ映えるスタイル。まだ収束までは少しかかりそうだが、大勢のギャラリーに囲まれて輝くスターたちのおしゃれ競争を再びみられる日が待ち遠しい。(text:Yuki Tominaga)
2021年03月01日「Daiwa House Special Broadway Musical『The PROM』Produced by 地球ゴージャス」の製作発表が行われ、主人公カップルを演じる葵わかな・三吉彩花らキャスト10人が登壇した。2018年に米ブロードウェイで上演され、翌年のトニー賞で7部門にノミネートされた本作。メリル・ストリープやニコール・キッドマンが出演した映像化作品がNetflixで配信され話題を集めたミュージカルの日本版を、地球ゴージャス主宰の岸谷五朗による脚本・訳詞・演出で届ける。同性の恋人アリッサ(三吉)と参加しようとしたダンスパーティー“プロム”が中止になり、その原因になったといじめを受けるエマ(葵)の存在を知ったブロードウェイの元スターたちは、自分たちの話題づくりのためにエマを助けようとして──。製作発表の冒頭で行われたパフォーマンスでは、葵とアンジー役の霧矢大夢が「ZAZZ」で、D.D.アレン役をトリプルキャストで務める大黒摩季、草刈民代、保坂知寿らが「目立ちたくないのよ!私」で歌声を披露。三吉のソロで始まった「It’s time to dance」ではホーキンス校長役をWキャストで務める佐賀龍彦(LE VELVETS)とTAKE(Skoop On Somebody)も加わり、ラストは全員で力強いハーモニーを響かせた。レズビアンの女子高生であるエマを、葵は「複雑な環境に身を置いている役」と表現。「自分にとっての当たり前を貫くためにどうしたらよいか葛藤し、成長していく彼女の“強さ”を表現したい」と覚悟を覗かせると同時に、「アリッサとの恋路に邁進する、10代のキラキラした要素も見せていけたら」と意気込む。これを受けた三吉も「わかなちゃんとは初共演ながら、波長が似ていると感じたんです。周りからもそう言われる機会が増え、カップルらしさが出てきたようで嬉しかった」と続く。そして「何といっても女子高生役。演じる私たちは20代前半ですが落ち着いて見られるので、もっとフレッシュさを出していけたら」と笑顔を見せた。バリー・グリックマン役としてキャストに名を連ねる岸谷は、2018年のトニー賞ノミネート作品を現地で10本近く鑑賞。その中に本作も含まれており、「帰り際の観客がいちばん幸せそうな顔をしていたから」という理由で日本版の上演を決意した経緯を語る。その提案を受けた岸谷の盟友で、トレント・オリバー役の寺脇康文も「地球ゴージャス25周年を終えたあとの展望に新しい風が吹く予感がした」と劇団名義で初となる海外作品への挑戦に向けた思いを述べた。公演は3月10日(水)〜4月13日(火)に、東京・TBS赤坂ACTシアターにて。その後、5月9日(日)〜16日(日)に大阪・フェスティバルホールと巡演する。チケット販売中。取材・文:岡山朋代
2021年02月17日女優の葵わかな、三吉彩花が16日、都内で行われたミュージカル『The PROM』製作発表会に出席。恋人役で初共演となったが、三吉は「わかなちゃんと本読みで初めて会った時からリアクションの感じとか、醸し出す感じがすごく似ている」といい、「周りの方も『2人は違うけど似ているよね』と言ってくれる。だんだんとカップルっぽさが出てきたと思ってうれしい」と笑顔で語った。女子高生カップルを演じるが実年齢は高校生より上とあって、三吉は「フレッシュさを2人で頑張って出していこうと思う。なんと言っても女子高生ですが(自分たちは)『落ち着いているよね』と言われてしまうことがあるので、キラキラ、にこにこ、元気はつらつに、今の私に失われていた部分がありますので頑張りたい」とフレッシュな演技を目指すと宣言した。葵は「演じるエマは物語中、複雑な関係に身を置いている役。エマが当たり前だと思うことを周囲が理解するのにすごく苦労する。田舎の女子高生が自分の当たり前を貫くために成長していくんです」と説明し、「エマの強さも表現したいけど、そういう状況でもアリッサとの恋路は進めていきたいキラキラとした気持ちもあって、役より実年齢は上ですがエマとアリッサらしいかわいい恋の感じを、プロムを目指してやっていけたら」と意気込んだ。『The PROM』は2018年にブロードウェイで開幕した作品で、翌19年にはトニー賞7部門にノミネート、20年12月にはメリル・ストリープ、ニコール・キッドマン出演でNetflixでも映像化された話題作。アメリカの高校で卒業生のために開かれるダンスパーティー「プロム」を舞台に、レズビアンの主人公・エマ(葵)が恋人であるアリッサ(三吉)とプロムに参加したいと主張したことをきっかけに“自分らしく生きること”を貫く姿を描く。「もし学生時代にプロムがあったら参加したいか?」と問われると、葵は「行かないと思う。華やかな場所や学校の行事が得意じゃない。誘われていたら行っていたかもしれないけど、行かなくていいなら行かないかな…。ちょっと地味なタイプの学生だったので」と苦笑。三吉は「プロムは気になる女の子を男の子が誘って行く印象があるけど、友達同士で行っても楽しそう。仲のいい友達4人くらいで集合して行くのがいいな」と話した。また、同作にはブロードウェイスター役として歌手の大黒摩季がミュージカルに初挑戦する。会見で「ミュージカルは観る専門なのによもや自分が誘われるとは。青天の霹靂」とまさかのオファーにびっくりで、「私は借りてきた猫。日本に連れてこられたE.T.です。すべてが未知との遭遇。記事に“大黒摩季はE.T.”って書いてください(笑)」と報道陣に懇願し、笑いを誘っていた。会見にはそのほか、草刈民代、保坂知寿、霧矢大夢、佐賀龍彦(LE VELVETS)、TAKE(Skoop On Somebody)、岸谷五朗、寺脇康文も参加。舞台は3月10日から4月13日まで東京・TBS赤坂ACTシアター、5月9日から16日まで大阪・フェスティバルホールにて上演される。
2021年02月16日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。コロナ禍のために、世界中のライブエンターテインメントが現地で見られない昨今。そこで今週は、ブロードウエーミュージカルをNetflixで映画化した『ザ・プロム』をご紹介します。■Netflix映画『ザ・プロム』独占配信中インディアナ州の高校で、ダンスパーティ「プロム」をPTAが中止すると発表。同性愛者の女子校生エマが女子生徒を伴って参加するというのが理由で、ブロードウエーで長年活躍してきた舞台俳優のディーディーとバリーは大憤慨。仲間のアンジーやトレントを伴って高校に乗り込みますが……。プロムとは、英米などの高校で行われるフォーマルダンスパーティのことで、10代にとっては一大イベント。男女のカップルで踊るのが伝統であるため、エマに対して理解ない大人が“普通”を強要し、極端ないじめを行います。一方、正義の味方を装って売名をもくろみ派手派手しく乗り込んだミュージカル俳優たちも、実はそれぞれが田舎育ちでつらい過去を過ごしたことを思い出します。打算やずるさもないまぜにした、少しくたびれた感じを、メリル・ストリープとニコール・キッドマンは絶妙に表現していて、さすがです。何より、画面を彩るダンスと衣装のゴージャスさといったら!若手俳優のエネルギーとベテランの存在感がしっかりマッチして、記者は映画『マンマ・ミーア!』で感じた楽しさを思い出しました。「女性自身」2021年1月19日・26日合併号 掲載
2021年01月18日「ビッグ・リトル・ライズ」のニコール・キッドマンがデヴィッド・E・ケリーと再タッグを組み、ヒュー・グラントとの初共演で贈る心理サスペンス「フレイザー家の秘密」。この度、日本初放送を前に、ニコールとヒューが2ショットで応じた貴重なインタビュー映像が公開された。「ビッグ・リトル・ライズ」や「アリー my Love」で知られるデヴィッド・E・ケリーが脚本・製作総指揮、「ナイト・マネジャー」でエミー賞監督賞を受賞したデンマーク出身の女性監督スサンネ・ビアが手がける本作。妻・グレイス役のニコールから出演の動機を聞かれたヒューは「(監督を務める)スサンネのデンマーク映画は天才的。君との共演も、スサンネの作品も、デヴィッド・E・ケリーも配役も魅力的だ。演技に苦労したから、いい出来であることを願うよ」と製作陣を褒め称える。また、ニコールは本作の見どころについて「父親、夫、息子3人の関係性。脚本に描かれた人物の複雑な個性が、複雑に織り込まれている。スサンネが力強く描いている」と解説する。本作で製作総指揮も務めるニコールは「経験から言うと、スリラーの制作は本当に難しい」と明かしつつも、「でも大好き。女性の主人公を取り巻くこれほど深刻で複雑な構成は、なかなかできない。顔のみのカットで表現し、ゴマかしが効かない。これはグレイスの心理的軌跡を描いている」と仕上がりに自信を見せた。インタビューの収録前には、何でも自由に話していいと言われた2ショットインタビューだけに、「あなたとの共演はうれしかった」と語るニコールに向かって、ヒューが「僕を起用した理由は、パディントンかな(笑)」と冗談交じりに話し、談笑する姿も。ニコールからの熱烈ラブコールで初共演が実現した2人の新鮮なインタビュー映像となっている。HBOドラマ「フレイザー家の秘密」は1月27日(水)より毎週水曜23時ほかBS10 スターチャンネルにて放送(字幕版・全6話)。※1月23日(土)19時45分~第1話先行無料放送。(text:cinemacafe.net)
2021年01月07日帝国ホテル 大阪で「ドアマン・スヌーピー」アフタヌーンティーが、2021年1月12日(火)より開催される。「ドアマン・スヌーピー」アフタヌーンティーは、スヌーピー原作コミックス「ピーナッツ」にちなんだスイーツやセイボリーが並ぶアフタヌーンティー。帝国ホテル 大阪ドアマンのユニフォームを着た「ドアマン・スヌーピー」の誕生20周年を記念した、スペシャルメニューだ。ファーストドリンクは、“ルーシーの「心の相談室」”と題したレモネード。ルーシーの辛口アドバイスによる心の変化を、淡いブルーで表現した。続いて登場するティースタンドには、スヌーピーが大好きなストロベリーとチョコレートのアイスクリームに見立てたミニコーンや、チョコチップクッキーなど、スヌーピーの大好物がラインナップ。また、チャーリー・ブラウンの“ジグザグ柄”Tシャツをイメージしたマンゴームース、「ドアマン・スヌーピー」のハットをイメージしたチョコレートケーキといったユニークなスイーツも並ぶ。セイボリーは、野球好きのチャーリー・ブラウンのために作ったグローブをモチーフにしたハンバーガーや、お弁当箱をスクールバスにひかれてしまったサリーのランチをイメージしたぺったんこのツナサンドなど、ストーリーから着想したメニューを用意する。アフタヌーンティーの特典として、「ドアマン・スヌーピー」誕生20周年オリジナルデザインのリサイクルコルクコースターがセットに。さらに、料理を「ピーナッツ」のキャラクターと共に記載したメニューパンフレットもプレゼントされる。【詳細】「ドアマン・スヌーピー」アフタヌーンティー期間:2021年1月12日(火)~場所:帝国ホテル 大阪 カジュアルレストラン「カフェ クベール」住所:大阪府大阪市北区天満橋1丁目8−50時間:13:30~18:00料金:6,200円(税込) ※サービス料込メニュー:■ファーストドリンク~ルーシーの「心の相談室」のレモネード~■デザートチョコチップクッキー、ストロベリーコーン&チョココーン、キャラメルポップコーン、焼きマシュマロ、ボンボンショコラ、マンゴームース、チョコレートケーキ、レモンマカロン■セイボリーミニハンバーガー、ツナ・フラット・サンドイッチ、スープ、シーフードのカクテル■スコーンホームメイドスコーン(プレーン・柚子)■ドリンク紅茶やコーヒー、ハーブティーなど約20種類※4日前までに要予約※数量限定※メニュー内容は予告なく変更となる場合あり【予約・問い合わせ先】カジュアルレストラン「カフェ クベール」TEL:06-6881-4885
2020年12月27日Netflixで今月14日から映画『カリフォルニア・クリスマス』が配信開始となった。アメリカなどで予想外のヒットとなり、早くも続編製作が決まったという。「Variety」誌が報じた。Netflixの週間視聴ランキングを発表している「Forbes」誌によると、『カリフォルニア・クリスマス』はメリル・ストリープやニコール・キッドマンら豪華キャストが出演している『ザ・プロム』や、毎年クリスマス時期に大人気の『グリンチ』を押しのけ、トップの視聴回数を獲得したとのこと。同作はローレン・スウィッカードが製作・脚本・主演を務め、実生活で夫のジョシュ・スウィッカードと共演したクリスマス向けの映画。資産家の放蕩息子がクリスマスまでの短期間にある牧場の買収を命じられ、牧場を所有する一家に働き手として近づく。そこで、一家の働き者の美しい娘に出会い…という物語。続編のタイトルはすでに『California Christmas: City Lights』(原題)に決定し、スウィッカード夫妻が引き続き出演する。また、脚本もローレンが再び担当し、監督もショーン・ポール・ピッチニーノが続投。来年初めにカリフォルニア北部で撮影が始まる。スウィッカード夫妻は2017年に『Roped』(原題)で共演したことがきっかけで交際を始め、昨年結婚した。ローレンのインスタグラムの最新投稿は2人の結婚写真で、「この日から一年以上が経ったなんて信じられない!」とキャプションが添えられている。(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2020年12月23日Netflixにて現在配信中の映画『ザ・プロム』より、次世代の若手俳優が抜群の歌唱力とパフォーマンスを発揮した本編映像が公開された。本作は、田舎町に住む恋人同士の女子高校生エマ(ジョー・エレン・ペルマン)とアリッサ(アリアナ・デボーズ)は、同性でプロムに参加することを問題視され、プロムは中止に。その事実を知った元人気舞台俳優ディーディー(メリル・ストリープ)やアンジー(ニコール・キッドマン)は、彼女たちを手助けすることで自らの役者イメージを挽回しようと計画するというストーリー。ひとつの目的のために、女子高生とベテラン俳優が交わっていくことで、思いもよらない騒動と愛と感動のハートウォーミングな奇跡が待ち受ける。今回到着した映像では、期待の新星ジョー・エレンやアリアナら若手キャストたちのパフォーマンスが切り取られている。待ちに待ったプロムが迫り、浮足立つ生徒たち。華麗なアクロバットからスタートし、“フットボールで人気”の男子が意中の女子にアピール、シェルビーへとバトンが渡され、それぞれプロムに誘うシーンが続く。そんな中、エマとアリッサの姿も。エマは、皆の前で堂々と一緒に踊れると喜ぶも一方、アリッサは、母親の目線が気になっている。そこでエマが「私たちの問題」と語りかけると、自分の気持ちに正直になることを決意した様子だ。本作の監督ライアン・マーフィーは、ジョー・エレンとアリアナについてオーディションで決めたと明かし、「世界中の応募者の中から絞り込んだ2人に初めて会って読み合わせを始めた瞬間、彼女同士も息がぴったりだったし、すぐに彼女たちに決定したよ」とキャスティング経緯を語る。彼女たちを中心としたシーンについてメリルも「若い人たちが踊るシーンはハツラツとしていて、その周辺が一気に高揚していくようなパフォーマンスだった」と話し、ニコールも「2人のシーンを見たとき、私も頑張らなきゃって思うほどに素晴らしかった」と絶賛。そんな2人のレジェンドとの撮影について、ジョー・エレンは「いつからかわからないほど、ずっと前から尊敬し続けてきた方々と共演できるなんて、夢が叶った思いです!」と共演への喜びを表している。Netflix映画『ザ・プロム』は独占配信中。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ザ・プロム
2020年12月20日『glee/グリー』を手掛けたライアン・マーフィーが監督を務め、名優メリル・ストリープやニコール・キッドマンら豪華俳優たちが華麗なパフォーマンスを披露する極上ミュージカル『ザ・プロム』。同性の恋人とプロムで踊りたい主人公を演じ、本作が映画初出演となる新星ジョー・エレン・ペルマンの才能に、メリルもニコールも大絶賛を贈っている。幾つかのドラマに端役で出演し、本作が映画初出演でメインキャラクターの女子高生エマを演じている、現在24歳の新人ジョー・エレン。幼い頃から演劇が大好きで、大学でもミュージカル劇を学んでいたという彼女。本作で魅せる歌とダンスのパフォーマンスについて、アカデミー賞3度受賞・計2回ノミネートという史上最多記録を誇る“ハリウッドの生きる伝説”メリルは、「本作での経験の中で素晴らしかったことのひとつが、確実に大きなキャリアを育てていくジョー・エレンと一緒に仕事することができたこと」とさえ語り、その実力を評価。さらに、アカデミー賞主演女優賞を受賞し実力・人気を兼ね備えたニコールも「ジョー・エレンが歌ったり踊ったりするのを見て、脅威を感じたほど。現場に入った彼女は初日から、求められることに見事に応えていた」と同じく彼女を賞賛する。ジョー・エレン演じるエマが同性の恋人とプロムに参加することをPTAに拒否され傷つく姿を見て、彼女の心を解きほぐし、まるで親子のような関係性を築いていくキャラクター、アンジーを演じているニコールは、「彼女がスクリーンで羽ばたくのを見ることができて感慨深い気持ち」と、まるで劇中の関係性を思わせる優しい親心を吐露。一方、ジョー・エレン自身は「前々から尊敬する方々から色々と学ぶことができて、現場で過ごす毎日が自分の人生のベストな日々でした」と稀有な経験についての感慨を語っている。また、「若いキャストたちが踊るシーンは、彼女たちの強い生命力を感じられて、ミュージカル作品として突き抜けた瞬間だった」とメリルも太鼓判を押す、ジョー・エレンら若手たちが魅せるフレッシュで華麗な歌とダンスパフォーマンスには注目だ。Netflix映画『ザ・プロム』は12月11日(金)より独占配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ザ・プロム
2020年12月12日ニコール・キッドマンが「ビッグ・リトル・ライズ」のクリエイターと再タッグ、ヒュー・グラントと初共演で放つHBO(R)ドラマ「フレイザー家の秘密」(原題:THE UNDOING)が2021年1月27日(水)より「BS10 スターチャンネル」にて独占初放送決定、ニコールが翻弄される予告編が公開された。■ニコール・キッドマンの熱烈ラブコールでヒュー・グラント米国TVシリーズ初出演意外にもこれまで共演する機会のなかった2人の唯一の接点は、映画『パディントン』。1作目ではニコールが、2作目ではヒューがそれぞれ悪役を演じるという“すれ違い”があった。今回、俳優業を辞めると公言していた彼の記念すべき米国TVシリーズ初出演が叶ったのは、ニコールが夫役にヒューを熱望し、自ら説得したからだと報じられている。『モーリス』で日本でも人気となり、『フォー・ウェディング』『ノッティングヒルの恋人』など90年代のロマコメで活躍したヒュー。主人公グレイスの献身的な夫、腕の良い小児腫瘍科医として息子も憧れる父親でありながら、殺人事件の発生と同時に姿を消し、容疑者として追われる身となる影のある役柄を演じる。■「ビッグ・リトル・ライズ」のニコール&デヴィッド・E・ケリーの再タッグニコールと「アリー my Love」でも知られるデヴィッド・E・ケリーは、ゴールデン・グローブ賞やエミー賞を総なめにしたヒット作「ビッグ・リトル・ライズ」以来の再タッグ。本作での舞台はニューヨーク・マンハッタンで、ジーン・ハンフ・コレリッツ著「You Should Have Known」(原題)を映像化。セレブライフを送る登場人物に降りかかる困難と彼らの心理をサスペンスタッチで描く。■「ナイト・マネジャー」の女性監督スサンネ・ビアが全6話を監督「ナイト・マネジャー」で2016年エミー賞監督賞を受賞、『未来を生きる君たちへ』でアカデミー賞外国語映画賞を受賞するなど、その手腕が高く評価されているスサンネ・ビア監督。容疑者の妻となり、次から次へと知らなかった夫の真実が明かされていく主人公の心理をどう描くか注目が高まる。また、『スラムドッグ$ミリオネア』でアカデミー賞撮影賞受賞のアンソニー・ドッド・マントルがとらえたニューヨークの映像美も必見。■豪華キャストで描かれる華やかなマンハッタンのセレブライフ初共演のニコールとヒューに加え、そのひとり息子を演じるのは『フォードvsフェラーリ』『クワイエット・プレイス』『ワンダー 君は太陽』などで演技力が高く評価され、最新作『ハニーボーイ』も話題となった、いま最も期待される実力派子役ノア・ジュプ。その祖父で主人公の父を演じるのは、大御所ドナルド・サザーランド。この豪華家族が送るマンハッタンの上流階級の暮らしはまるで「キング・オブ・メディア」を思わせるセレブライフ。一方、事件を担当しフレイザー家を執拗に捜査する刑事役には『ゴールド/金塊の行方』や「アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺」のエドガー・ラミレス。上流階級の容疑者を追うヒスパニック系労働階級の彼が一家を追い込む様子も見どころとなる。ストーリーマンハッタンで医師の夫と名門私立校に通う息子とともに、幸せなセレブ生活を送る臨床心理士のグレイス。ある日、息子の学校に通う生徒の母親が殺害される痛ましい事件が起き、時を同じくして夫が姿を消す。それから夫にまつわる彼女の知らなかった事実が次々と明らかになり、事件はニューヨーク中が注目する裁判へと発展。完璧だった彼女の人生が崩壊していく…。HBOドラマ「フレイザー家の秘密」は2021年1月27日(水)より毎週水曜23時ほかBS10 スターチャンネルにて放送(字幕版・全6話)。※1月23日(土)19時45分~第1話先行無料放送。(text:cinemacafe.net)
2020年12月01日ニコール・キッドマン&ヒュー・グラント初共演の心理サスペンス『フレイザー家の秘密』が2021年1月27日(水)23時よりスターチャンネルにて日本独占初放送、1月23日(土) 19時45分より第1話が先行無料放送される。この度、本シリーズの予告映像が公開された。本ドラマは、『アリー my Love』で知られるデヴィッド・E・ケリーとキッドマンが、ゴールデン・グローブ賞やエミー賞を総なめにしたヒット作『ビッグ・リトル・ライズ』以来の再タッグを実現。舞台を西海岸からニューヨーク・マンハッタンへ移し、ジーン・ハンフ・コレリッツ著『You Should Have Known』(原題)を映像化。 セレブライフを送る登場人物に降りかかる困難と彼らの心理をサスペンスタッチで描く。本作では、キッドマンとグラントとの初共演が実現。意外にもこれまで共演する機会のなかったふたりの唯一の接点は、『パディントン』の1作目にキッドマンが、2作目にグラントが出演したという、すれ違いのようなもの。俳優業を辞めるとまで公言していた彼の米国TVシリーズ初出演が叶ったのは、キッドマンが夫役に彼を熱望し、自ら説得したからだと報じられている。『フォー・ウェディング』や『ノッティングヒルの恋人』など90年代のロマコメのプリンスも今や60歳。主人公の献身的な夫、腕の良い小児腫瘍科医として息子も憧れる父親でありながら、殺人事件の発生と同時に姿を消し容疑者として追われる身となる影のある役柄を彼がどう演じるのかに注目が集まる。さらに、全6話を監督したのはデンマーク出身の女性監督スサンネ・ビア。『ナイト・マネジャー』で2016年エミー賞監督賞を受賞。キッドマンと同年代の女性監督として、容疑者の妻となり次から次へと知らなかった夫の真実が明かされていく主人公の心理を描く。また、『スラムドッグ$ミリオネア』でアカデミー賞撮影賞受賞のアンソニー・ドッド・マ ントルが撮影したニューヨークの映像美も見どころとなる。また、初共演のキッドマンとグラントに加え、そのひとり息子を演じるのは『サバービコン 仮面を被った街』『ワンダー 君は太陽』で演技力が高く評価され、最新作 『ハニーボーイ』も話題となった実力派子役ノア・ジュープ。その祖父でキッドマンの父を演じるのは大御所ドナルド・サザーランド。この家族が送るマンハッタンの上流階級の暮らしは『キング・オブ・メディア』を思わせるセレブライフ。一方、事件を担当しフレイザー家を執拗に捜査す る刑事役には『ゴールド/金塊の行方』や『アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺』のエドガー・ラミレス。上流階級の容疑者を敵視する彼が執拗に一家を追い込む様子も描かれる。『フレイザー家の秘密』2021年1月27日(水)23時よりスターチャンネルにて日本独占初放送1月23日(土) 19時45分より第1話先行無料放送
2020年12月01日バルマン(BALMAIN)は2021年春夏メンズコレクションを発表した。創始者ピエール・バルマンの“楽観主義”バルマンの創始者、ピエール・バルマンは楽観主義者だ。1940年代、第2次世界大戦時におけるフランス解放直後の不安定期、バルマンは明るい未来を信じた。彼は自身のクリエイティビティ、そして突き抜けたオプティミズムをエネルギーに換え、1945年にバルマンを設立。パリを再び世界におけるファッション界の中心地として復活させるため、服作りに全力を尽くした。今季のバルマンは、そんなピエール・バルマンの精神であり、ブランドの核となる信条“楽観主義”を表現したコレクションを創り上げた。バルマンがブランドを立ち上げた当時の、フランスにおけるネガティヴな情勢と現代を重ね合わせ、不穏な現状を打破する“力強さ”を感じさせるようなピースを展開する。色と形で“力強さ”をショーではファーストルックから、ハッと目が醒めるような鮮やかな蛍光色で彩ったスーツが2ルック続けて登場する。絶大なインパクトを与えるルックは、見る人々を一気にバルマンの世界へと引き込む。それらジャケットとスラックスのセットアップが、やや大ぶりなシルエットであるのにはじまり、コレクション全体を通してもオーバーなサイズ感のアイテムが散見される。特にアイキャッチなのが横に大きく張り出たパワーショルダーのジャケットやブルゾンたち。“力強さ”のイメージをダイレクトに伝達するデザインだ。そして、オーバーなサイズ感のトップスに合わせるのが、引き締まったラインを描くショーツやフレアのスラックス。タテ、ヨコ共にシルエットに緩急をつけて構築した特異なスタイリングによって、分かり易くバルマンの独創性を象徴した。ブランドの伝統に捧げるオマージュまた、ロゴを総柄で落とし込んだアイテムたちは、ブランドのヘリテージなデザインを強調する。バルマンの現アーティスティック・ディレクターであるオリヴィエ・ルスタンが、これまでのブランドの歴史や伝統にオマージュを捧げているようにも感じられる、本コレクションにおいてアイコニックな要素の一つであった。
2020年11月30日配信に加え、劇場上映も発表されていたNetflix映画『ザ・プロム』。この度、日本国内での公開初日が12月4日(金)に決定したことが分かった。本作は、ドラマ「glee/グリー」を手掛けたヒットメーカー、ライアン・マーフィーが、圧巻の歌と映像で贈る愛と感動の極上ミュージカル大作。ニューヨークの元超人気舞台俳優ディーディーとバリーは、新作ブロードウェイミュージカルが大コケしてしまい、役者生命の危機が訪れ大ピンチ。そんな中、恋人同士の女子高校生エマとアリッサが、同性カップルでプロムに参加することが問題になって禁止されたという事実を知り、この機会に乗じて自らの役者イメージを挽回しようと、同じくキャリアアップを図るアンジーらと共に計画を練る――というストーリー。出演は、大女優メリル・ストリープやニコール・キッドマン、ジェームズ・コーデン、さらに、熱い脚光を浴びる新人ジョー・エレン・ペルマンとアリアナ・デボースら。豪華キャストとフレッシュなキャストで奇跡の物語を作り上げた。今回の劇場上映は、「Netflix」での全世界独占配信に先駆けて行われる。上映劇場は、アップリンク吉祥寺、ヒューマントラストシネマ有楽町・渋谷、シネ・リーブル池袋、イオンシネマ大宮、イオンシネマ海老名をはじめとする全45館となっている。Netflix映画『ザ・プロム』は12月4日(金)より一部劇場にて公開、12月11日(金)より独占配信開始。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ザ・プロム
2020年11月30日「Netflix」で配信予定のミュージカル映画『ザ・プロム』より、メリル・ストリープとニコール・キッドマン、そして新星女優陣が華麗に歌い踊るミュージカルシーン満載の予告編が公開された。新たな名曲ミュージカルソングの誕生を予感させる、思わず踊りだしたくなるような楽曲が流れる今回の予告編。自らの名声復活をもくろむ舞台俳優と、同性でプロムに参加することをPTAに問題視され中止となってしまい悲しみに暮れる高校生たち、本来繋がるはずのない人々だが、偶然の重なりによって繋がっていく。“みんなのプロムにしよう”と、メリルやニコール、期待の新人女優ジョー・エレン・ペルマンらが抜群の歌唱力とパフォーマンスを発揮した、圧巻のミュージカルシーンにワクワクが止まらない映像となっている。Netflix映画『ザ・プロム』は12月11日(金)より独占配信開始。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ザ・プロム
2020年11月27日映画『ザ・プロム』が、Netflixにて12月11日(金)から全世界独占配信される。この度、ベテラン&新人俳優陣が抜群の歌唱力とパフォーマンスを発揮したミュージカルシーンと、新たな名曲の誕生を予感させる予告編が公開された。本作は、大ヒットミュージカルドラマ『glee/グリー』を手掛けたライアン・マーフィーが監督を務め、アカデミー賞3度の受賞を誇るメリル・ストリープや、アカデミー賞主演女優賞受賞の実力派ニコール・キッドマン、フレッシュなジョー・エレン・ペルマンやアリアナ・デボーズらによる、愛と感動のミュージカル大作。ニューヨークの人気舞台俳優ディーディー(ストリープ)とバリー(ジェームズ・コーデン)は、新作ミュージカルが大コケし役者生命の危機に。一方、インディアナ州の田舎町では恋人同士の女子高校生エマ(ペルマン)とアリッサ(デボーズ)のカップルが、同性でプロムに参加することをPTAに問題視され、プロムは中止となってしまい悲しみに暮れていた。SNSでその事実を知ったディーディーらは、この機会に乗じて自らのイメージを挽回しようと、同じくキャリアアップを図るアンジー(キッドマン)らとともに計画を練るが、ベテラン舞台俳優と女子高校生カップルの行く先には、思いもよらない騒動と、愛と感動のドラマが待ち受けてた……。この度公開された予告編では、ストリープ、キッドマン、期待の新人俳優たちが歌唱力とパフォーマンスを発揮した、圧巻のミュージカルシーンが映し出されており、自らの名声復活をもくろむ舞台俳優ディーディーやアンジーらと、プロムに参加したいエマとアリッサら高校生たちという、接点のなさそうな人々が偶然の重なりによってつながっていく姿も描かれている。Netflix 映画『ザ・プロム』12月11日(金)より独占配信開始
2020年11月27日ドラマ「glee/グリー」を手掛けたヒットメーカーライアン・マーフィーが監督を務め、メリル・ストリープ、ニコール・キッドマン、ジェームズ・コーデンら豪華キャストが出演するNetflix映画『ザ・プロム』より、豪華絢爛なキャラクタービジュアルが公開された。今回到着したキャラクタービジュアルは、圧巻のミュージカルを予感させる幻想的なものとなっており、メリル、ニコール、ジェームズをはじめ、ジョー・エレン・ペルマン、アリアナ・デボーズ、ケリー・ワシントンが演じる主要キャラクター6人が写し出されている。また、それぞれのビジュアルにはキャラクターが“大切にしていること”が描かれており、ベテラン俳優ディーディー(メリル・ストリープ)は、新作の演技が酷評され役者生命のピンチに陥るものの、再び立ち上がる姿が描かれることから「希望」という言葉が記されている。女子高生エマの悲しい気持ちに寄り添い、勇気づける姿が描かれることから「優しさ」と書かれている、ニコール演じるアンジー。「夢」という文字が書かれているのは、ジェームズ演じるバリー。若い頃のとある苦い経験から、プロムに対して夢を抱き続けてきたことからこの文字がチョイスされている。ほかにも、ジョー演じるエマは「愛」、アリアナ演じるアリッサは「多様性」、ケリー扮するPTA会長は「変化」が表記されている。Netflix映画『ザ・プロム』は12月11日(金)より独占配信開始。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-【Netflix映画】ザ・プロム
2020年11月24日大泉洋と柳楽優弥がW主演するNetflix映画『浅草キッド』の製作が決定。ビートたけしが作詞作曲した「浅草キッド」、そして同名自叙伝を原作に、劇団ひとりが脚本&監督を務め映画化する。本作は、たけしさんの原点であり、師匠である深見千三郎と過ごした青春時代を描く映画。舞台は昭和40年代の浅草。大学を中退し、“ストリップとお笑いの殿堂”と呼ばれていた浅草フランス座に飛び込み、伝説の芸人・深見千三郎に弟子入りしたたけし。当時、独特な指導で、舞台上だけでなく日常生活においても芸人たる心構えを求めた深見は、東八郎、萩本欽一といった大人気芸人を育てあげていた。その深見の元、たけしは芸人としての成功を夢見て“笑い”の修行に励んでいたが、テレビの普及と共に演芸場に足を運ぶ人は減る一方…。厳しさと愛情に溢れる師匠との日々、個性と才能に溢れる仲間たちとの出会い、そして芸人・ビートたけしが誕生するまでを描いた青春ドラマだ。そして今回、初共演となる大泉さんと柳楽さんが、深見千三郎とビートたけしをそれぞれ演じることに。大泉さんは「あのたけしさんが『笑い』を師事した幻の浅草芸人、深見千三郎さんを演じさせていただくというのは、この上ない喜びとともに重すぎる重圧を感じております」と語りつつ、「子供の頃、憧れて見ていた昭和の芸人さんの世界を柳楽優弥くんを初めとする素敵な共演者の皆様とスタッフ、ひとり監督とともに、いきいきと表現出来ればと思っております」と意気込む。また「たけしさんは、僕にとってバイブルのような存在」と語る柳楽さんは、「悩んだときは、たけしさんの本やインタビューを読み、映画を見て元気づけられてきました。ご本人役をいただき、正直『どう演じればよいのか?』と怖い気持ちもあります。単なるモノマネにしてしまって、作品が持つ力強さやメッセージ性を消してしまうわけにはいかない。『柳楽が演じる北野武』にしていかなければいけないと思っています」と正直な心境を明かし、「丁寧に取り組んでいきたいと思います」とコメントした。さらに、劇団ひとりさんは「脚本は6年前から準備していましたが、考えようによってはタケシさんに憧れて芸人を目指したあの日からが、この作品を撮るための準備期間だったようにも思います。僕が憧れた人、街、物語を皆さんと共有できる日が待ち遠しいです。今まで培ってきた全てを注ぎ込んだ作品にしますので、楽しみに待っててください」とメッセージを寄せている。Netflix映画『浅草キッド』は2021年冬、全世界同時配信予定。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2020年11月24日大ヒットミュージカルドラマ「glee/グリー」や、「アメリカン・ホラー・ストーリー」「POSE/ポーズ」などを手掛けるヒットメーカー、ライアン・マーフィーが監督を務めるNetflix映画『プロム』が12月11日(金)から全世界独占配信。この度、アカデミー賞女優メリル・ストリープやニコール・キッドマン、フレッシュな注目新人女優たちが登場する初映像の予告編が解禁となった。ニューヨークの“元”超人気舞台俳優ディーディー(メリル・ストリープ)、そしてバリー(ジェームズ・コーデン)は、新作ブロードウェイミュージカルが大コケしてしまい、役者生命の危機が訪れ大ピンチ。一方、インディアナ州の田舎町では、恋人同士の女子高校生エマ(ジョー・エレン・ペルマン)とアリッサ(アリアナ・デボース)がカップルとしてプロムに参加することが問題となり、プロム自体が禁止に。彼女たちは悲嘆に暮れていた。ひょんなことから、その事実を知ったディーディーとバリーは自らの役者イメージを挽回しようと、同じくキャリアアップを図るアンジー(ニコール・キッドマン)らと共に計画を練ることにするが、ベテラン俳優たちと若いレズビアンカップルとの交流から、思いもよらない騒動が巻き起こる。この度解禁となった予告編では、メリルやニコール、期待の新人女優らが抜群の歌唱力とパフォーマンスを発揮した、圧巻のミュージカルシーンが映し出されていく。舞台俳優ディーディーとアンジーらは自らの名声復活のために、エマとアリッサのカップルはほかの子と同じように2人でプロムに参加するために、本来繋がるはずのない人々が偶然の重なりで出会ったとき、“愛”と“勇気”に満ち溢れた奇跡が訪れ…。アカデミー賞を3度受賞、ノミネートは計21回という記録を誇るメリル・ストリープと、『めぐりあう時間たち』でアカデミー賞主演女優賞を受賞、「ビッグ・リトル・ライズ」でもメリルと共演したニコール・キッドマン。さらに、熱い脚光を浴びる新人ジョー・エレン・ペルマンと、『ハミルトン』や『ウエスト・サイド・ストーリー』にも出演する新星アリアナ・デボースがフレッシュに作品を彩る。加えて、『はじまりのうた』『イントゥ・ザ・ウッズ』のジェームズ・コーデン、『トイ・ストーリー4』『ザ・プレデター』のキーガン=マイケル・キー、『ボーイズ・イン・ザ・バンド』などのアンドリュー・ラネルズ、『ジャンゴ 繋がれざる者』「スキャンダル」のケリー・ワシントンなど、超豪華な実力派キャスト陣がずらり。本作は、日本でも12月より一部劇場にて公開も予定されており、ヒットメーカーであるライアン・マーフィーが、ベテラン&若手の最高のキャストたちとともに贈るミュージカル大作は、今年の賞レースでも大きな注目を集めるに違いない。Netflix映画『プロム』は12月11日(金)より独占配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2020年10月23日単調になりがちな日常生活に刺激を与えてくれるもののひとつといえば、劇場の大きなスクリーンで映画を楽しむこと。そこで、予測不能な展開に引き込まれてしまうオススメの話題作をご紹介します。それは……。衝撃のネオ・ノワール『ストレイ・ドッグ』【映画、ときどき私】 vol. 333ロサンゼルスにあるハイウェイの下に止められた車の運転席で目を覚ましたのは、憔悴しきった中年女性のエリン・ベル刑事。足を引きずりながら歩き始め、男の射殺体がある現場へと向かっていた。死体の近くにあった38 ⼝径の拳銃と強盗対策⽤の紫の染料に染まった紙幣に⽬に留めたエリンは、「犯人を知ってる」と謎めいた⾔葉を呟き、その現場を後にする。そんななか、LA市警のエリン宛てに差出人不明の封筒が届く。そこにはかつてエリンが関わった未解決事件に関わる“あるもの”が入っていたのだった……。ハリウッドを代表する美人女優のひとりニコール・キッドマンが、これまでのイメージを覆す危険な汚れ役に挑み、ゴールデングローブ賞ではドラマ部⾨の主演⼥優賞にノミネートされた注目作。今回は、その舞台裏などについて、こちらの方にお話をうかがってきました。カリン・クサマ監督『ガールファイト』などで評価され、その手腕に注目が集まっているアメリカ出身の⽇系⼥性監督のクサマ監督(写真・左)。本作では、アメリカ映画の伝統的ジャンルのひとつであるフィルム・ノワールに初挑戦しています。そこで、制作過程の苦労や主演を務めたオスカー⼥優ニコール・キッドマンの魅力などについて語っていただきました。―脚本家たちの話し合いに途中参加された監督から、「主人公を女性にしたらどうか」という提案をされたそうですが、理由を教えてください。監督今回は、警官を題材にした少し変わった構造の物語にしようというのが最初にありました。そのあと、みんなで話し合いをするうちに「主人公を女性にしたほうが、これまでにないより新鮮な作品になるんじゃないか」という結論にたどり着いたからです。―本作はさまざまな映画からインスパイアを受けているようですが、そのなかでも特に影響を受けている作品はありますか?監督70年代のアメリカのジャンル映画に影響を受けている部分が大きいですね。たとえば『コールガール』(71年)や『タクシードライバー』(76年)、『狼たちの午後』(75年)のように人物形成がしっかりしている映画だったり、『L.A.⼤捜査線/狼たちの街』(85年)みたいに腐敗した人物が出てくる映画などを参考にさせてもらいました。あとは、これまでの私の人生において、自分のしたことに責任を取ろうと葛藤している人をたくさん見てきたので、そういった人たちを人物像の参考にしたところもあります。自分の内面にも共感するところが多くあった―エリンは監督が描いてきたキャラクターのなかでも、もっとも気に入っている登場人物だそうですね。どのようなところが魅力ですか?監督すごくパワフルだけど、葛藤や怒りを抱えていたり、壊れたようなところもあったりしていて、自分のなかに共感できる部分がたくさんあったからかもしれないですね。私が住んでいる世界とエリンが住んでいる世界は違いますが、そういった内面の部分は理解することができました。それに、私自身がキャラクターのことを愛していないと、描けないですからね。―なるほど。今回は、脚本を読んだニコールさんから監督に会いたいと面会を求めてきたそうですが、彼女からこの役を演じたいと言われたときどのように感じましたか?監督最初にこの役を演じてくれると聞いたときは、とにかく驚きました。実際にニコールと話をしてみると、「こういった役は演じたことがないからすごく怖い」と話してくれたので、「なんて正直な人なんだろう」というのがそのときの印象ですね。でも、彼女はこの役を演じることに刺激を受けているようにも見えました。それ以外にニコールと話し合ったのは、エリンが抱えている後悔や恥といったものが、肉体的そして精神的にどのような影響を与えるのかということ。私はこれまでにニコールの作品を観て、尊敬していたので、彼女だったらできると確信しました。ニコール・キッドマンは本物のアーティスト―実際、ニコールさんとは思えないような変貌ぶりでしたが、ご本人からもアイディアなどもありましたか?監督ニコールはこの役を演じると決めたときから、外見をとても重視していました。なぜなら、それによって人生に打ちのめされて、疲弊している人物の見た目を作らなければいけないということをわかっていたからです。彼女としてはもっと老け込んだ感じにしたかったみたいですが、私たちがもう十分ですと言って止めたんですよ(笑)。今回私たちが特に意識していたのは、エリンの肌は紫外線でやられていて、シミやそばかすだらけで、乾燥している質感であるということ。メイクアップアーティストが素晴らしい方だったのもありますが、みんなで何度もテストを重ねて、最終的にあのようなビジュアルにたどり着きました。―見たことのないニコールさんの姿に、観客も驚かされると思います。監督そうですね。彼女自身も、あの外見からはすごくインスパイアされていたようです。ご自身とはまったく違う人物ですから。そんなふうに変貌した自分の姿を鏡で見ることで、キャラクターをよく理解することができたとおっしゃっていました。―では、ニコールさんと一緒に仕事をしてみて、感銘を受けた瞬間はありましたか?監督彼女は用意周到に準備をされていましたし、とても勤勉な方なので、本当の意味でアーティストだと感じました。現場に来るときには、すでにキャラクターに入り込んでいて、撮影が終わってもそのキャラクターのままセットを出て行くようなタイプの女優。撮影期間中はずっとエリンでいたように見えました。彼女に対しては尊敬と憧れの気持ちをずっと抱いてきましたが、今回一番驚いたのは、失敗を恐れることなく、つねにリスクを取っているところ。たとえ間違ったことをしても、新しいことに挑戦し続け、世の中に対して好奇心を抱き続けている姿からは学ぶことも多かったです。これは女性にとっても男性にとっても、大切なことだと思っています。撮影中にはさまざまなトラブルもあった―そういったところが、長年にわたってハリウッドでも第一線を走り続けられる秘訣かもしれませんね。では、監督が見た素のニコールさんの魅力はどんなところですか?監督ニコールは10代ときから映画スターとして活躍されていますが、それにもかかわらず、とにかく優しくてオープンな方。周りにいる人だけでなく、社会に対しても優しさを持っているんですが、そういうところが本当に魅力的だと感じました。―劇中ではリアルなロケーションも見どころですが、危険地域とされる場所でも撮影をされたとか。撮影中にトラブルなどに見舞われたことはありませんでしたか?監督夜にヒスパニック系の教会で撮影していたとき、近くで襲撃事件が起こってしまい、警察が犯人を捜していたので、そのときは一旦撮影を止めたこともありました。みんなその場から動くことができず、大変でしたね。そのほかにも、すごく治安の悪い場所でたくさん撮影していたので、なるべく映画の撮影だと気づかれないようにしていましたが、なかなか難しかったです。ただ、不思議なことに、外見が豹変しすぎていたので、ニコールが一番目立たず、誰も気がついていなかったですね(笑)。とはいえ、誰にも気づかれずに街を歩けるのが、彼女はすごく楽しかったみたいです。実際の日常生活ではありえないことですから。自分らしく生きるとは何かを考えてほしい―確かにそうですね。監督は「本作は⼥性が⾃らに⽴ち向かう鮮烈なドラマであり、この物語に自身のこだまを見出し、共感を覚えてほしい」とコメントされていますが、監督自身もエリンと向き合うなかで、新たな発見がありましたか?監督それは自分のことを受け入れたうえで、自分を愛することができない部分が私のなかにもまだあると気がついたことですね。エリンもそれができない人ですが、私自身としてもそういった自分の側面は変えていかないといけないと感じました。―最後に、ananweb読者へ向けてメッセージをお願いします。監督いまは、正直に生きるというのがとても難しい時代。だからこそ、みなさんには自分自身をオープンにすることを恐れず、自分を受け入れて見つめ直してほしいと思っています。特に、女性は周りからいろいろなことを期待されて、さまざまな役割を演じなければいけないという期待を背負っているかもしれません。だとしても、そういったことに関係なく、自分らしく生きることとは何かを考えてほしいと伝えたいです。最後まで緊張感が止まらない!圧倒的なニコール・キッドマンの存在感と、衝撃的な結末から目が離せなくなる本作。秘密、孤独、葛藤、後悔、復讐、贖罪を描いた物語のなかで、主人公とともにさまざまな感情が渦巻くのを体感してみては?胸がざわつく予告編はこちら!作品情報『ストレイ・ドッグ』10月23日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開配給:キノフィルムズ© 2018 30WEST Destroyer, LLC.
2020年10月22日「こんなニコール・キッドマンは見たことがない」と高評価を受けた日系女性監督カリン・クサマによる最新作『ストレイ・ドッグ』。この度、そんなニコールの激変ぶりがうかがえ、謎に満ちた射殺体の発見現場から始まる約3分の冒頭映像が解禁となった。今回解禁となった冒頭映像では、怒りと絶望に満ちた17年の歳月で野良犬のような風貌になってしまった、ニコール演じる主人公エリンが眩しそうに目覚めるシーンから始まる。たどたどしい足取りで向かった先は、早朝の放水路。そのそばに立つ鉄塔の下には、腹ばいになった男の射殺体があった。死体の傍らには38口径の拳銃と、防犯対策用の紫の染料に染まった1ドル紙幣。そして死体の首には3つの丸い入れ墨が...。「犯人を知ってる」と謎めいた言葉を呟き現場を後にするエリン。酒に溺れて手のつけようのないエリンを疎ましく思っている同僚は、苦々しい表情で「なら教えてくれよ、刑事」と声を掛けるが、エリンは振り向きもせず、単独で犯人の行方を追うが…。「撮影は常に体当たりで進めていった。監督の熱意とパワーに感化される形でいい演技ができた」と、監督に対しても大絶賛するニコール。クサマ監督は、実際の犯罪多発地域を含むロサンゼルス全域でオールロケを敢行、女性刑事エリンの激情と哀切を描き切っている。『ストレイ・ドッグ』は10月23日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストレイ・ドッグ 2020年10月23日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2018 30WEST Destroyer, LLC.
2020年10月22日ニコール・キッドマンが刑事役に初挑戦した映画『ストレイ・ドッグ』より、特殊メイクの秘話がメイキングとキャストインタビューで明かされる特別映像が公開された。今作でニコールが演じているのは、激しい暴力シーンや銃撃戦も披露する刑事エリン。その演技は全米マスコミから大きな注目を集め、「こんなキッドマンは見たことがない」と絶賛を呼び、2019年ゴールデングローブ賞・主演女優賞にノミネートされた。到着した映像は、エリンが犯罪組織潜入で失敗し罪悪感を抱え続けた17年を表すため、メイクで変貌させたことについて語るインタビューと、撮影の様子を映したメイキングで構成されている。カリン・クサマ監督は「彼女は過酷な環境を過ごしている。南カリフォルニアの砂漠は強烈な日差し。その影響を表現してもらった」と説明し、アカデミー賞受賞歴を持つメーキャップ・デザイナーのビル・コルソは、それほど特殊なメイクはしていないと言うが、「まず彼女の目の下にクマを加え、さらに鼻に肉付けして形を崩してから、どんどんメイクを重ねる。陰影を何層にも重ねることで顔立ちを変えていくんだ。そして、日焼けや老化によるシミなども加える」などと施したメイクについて明かしている。また監督は「ビルの発案で若い時の顔にそばかすを加え純真さを強調する顔立ちにした。そして年齢を重ねると病んだような顔に変化する。本当に素晴らしいメイク」と大絶賛した。一方、ニコールも「この映画を製作できて本当によかった。多くの支援を得られて本当にありがたい。妥協のない作品作りに定評のある監督だから、安心して仕事ができた」と撮影をふり返っている。『ストレイ・ドッグ』は10月23日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ストレイ・ドッグ 2020年10月23日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2018 30WEST Destroyer, LLC.
2020年10月16日2019年のブロードウェイで話題となった新作ミュージカル『The PROM』が、2021年に東京と大阪の二拠点で日本初上演されることが決定した。本作は、2018年にブロードウェイで開幕し、2019年にトニー賞にノミネートされた新作ミュージカル。今年12月には、メリル・ストリープ、ニコール・キッドマンによってNetflixで映像化されることも決定している。日本初上演にあたり、演出を手がけるのは今年結成25周年を迎えた地球ゴージャス主宰の岸谷五朗。アメリカではブロードウェイキャスターたちの傍若無人が行動で劇場を大爆笑に巻き込んだ本作を、日本公演では作品のテーマを大切に、地球ゴージャスが得意とする華やかなエンタテイメントやコメディを盛り込んでいく。物語は、LGBTQの高校生エマが同性のパートナーとプロムに参加することを表明したことから、そのことに反対したPTAによりプロム自体が中止となる場面から始まる。インディアナの小さな町は大騒ぎとなり、メディアによって報道された結果エマはアメリカ中の注目を集めることに。そんなエマと彼女を応援するという名目で、イメージアップを図ろうと集まったのがブロードウェイで落ち目の俳優たち。彼らが乗り込んできたことで、さらに街は大混乱。一方エマも俳優たちに振り回されながら自分のアイデンティティを見つけていく。現代社会が抱える問題をテーマにしながら、LGBTQのティーンエイジャーが自分らしい生き方を貫く姿を描いた本作。ニューヨークの独りよがりなブロードウェイスタたちの物語でもあり、他人を受け入れることや、寛容であることの大切さハッピーな興奮とともに感じることができる。主人公エマを演じるのは、NHK連続テレビ小説『わろてんか』でヒロインを務め、近年はミュージカル『ロミオとジュリエット』や『アナスタシア』などで主演に抜擢されたミュージカル界期待の新人、葵わかな。その恋人アリッサを、モデルとして活躍する一方、ミュージカル映画での主演も記憶に新しい三吉彩花が演じる。さらに今回が初舞台であり演技初挑戦となるトップアーティスト大黒摩季、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞をはじめ数々の受賞歴を持つ女優・草刈民代、元劇団四季看板女優で退団後もミュージカル界で活躍する保坂知寿がブロードウェイスターのD.Dアレンをトリプルキャストで務める。また、元宝塚劇団月組トップスター霧矢大夢、LE VELVETSの佐賀龍彦、Skoop On SomebodyのボーカリストTAKEなど、葵と三好を支える豪華キャストが集結した。2019年のブロードウェイで観劇した岸谷が惚れ込んだブロードウェイミュージカル『The PROM』の日本初上演に期待したい。【出演者コメント】<葵わかな>今回初めて地球ゴージャスに参加させていただけること、このお話に関われること、とても光栄に思います。演出の岸谷さんはじめとする共演者のみなさんとお稽古させていただく中で、どんなエネルギーが生まれるのか、今からとてもワクワクしています。私が演じるエマは、同性愛者の自分自身や恋人の幸せな時間を願って、行動を起こします。うまくいかずに傷つくこともあるけれど、それでも応援してくれる仲間と出会えたことで、希望を持つ事ができます。この作品を通してエマの中で一貫していると感じたのは、いつでも自分を誇りに思っているという事です。そんな風に、かっこいいくらいに優しいエマの思いに寄り添いながら、精一杯務めていきたいです。公演は来年になりますが、ぜひ観に来ていただけたら嬉しいです。<三吉彩花>お話を伺った時、口が開いたまま暫く瞬きが出来ないくらい嬉しかった事を覚えています。それも「The PROM」という性の多様性を題材にしたブロードウェイ作品。プレッシャーを感じておりますが、生き生きとした三吉彩花を皆様にお見せできるように。そして男女という壁にとらわれず、ありのままの自分でいることの素晴らしさを皆様に伝えられるように、チームの力をお借りしながら精進して参ります!是非、楽しみにして頂けたら嬉しいです。<岸谷五朗>今年、10万人のお客様に観劇いただけなかった25周年祝祭公演。あの無念を心に、地球ゴージャスが満身創痍の中お贈りする新作は初のBroadway Musical!しかも!2019年度のトニー賞候補作品。しかも!世界初の海外プロダクション公演。しかも!Netflix版が完成した直後に日本での舞台公演!2019年、実際にBroadwayで観劇してから日本で絶対に公演をしたいと思った作品です。コロナを吹き飛ばすには最高の演目、骨太なテーマに巧みな登場人物。Broadwayならではのコメディーセンスと最上級のダンス・ナンバー!ゴージャスがゴージャスにBroadwayを料理する、大ミュージカルになるでしょう!乞うご期待下さい。<寺脇康文>今回のキーワードは、「リベンジ&チャレンジ!」そう、リベンジ。悔しかった。25周年祝祭公演が8公演しか出来ず、皆さんとの貴重な共有時間が奪われてしまった!その想いを胸に、皆さんでリベンジしましょう!そして、チャレンジ。地球ゴージャス初のブロードウェイ作品への挑戦!ゴージャスパワーとの化学反応へチャレンジします!そして今回も、豪華キャストが集ってくれました。劇場でお待ちしております。皆さんと共に前へ!【公演概要】Broadway Musical『The PROM』(Produced by 地球ゴージャス)東京公演:2021年3~4月/TBS赤坂ACTシアター大阪公演:2021年5月/フェスティバルホール公式サイト:
2020年10月12日ニコール・キッドマンが刑事役に初挑戦し、「こんなキッドマンは見たことがない」と絶賛を呼びゴールデン・グローブ賞主演女優賞にノミネートされた『ストレイ・ドッグ』。この度、彼女とともに潜入捜査を行ったFBI 捜査官役のセバスチャン・スタンの新画像と、インタビュー&本編の特別映像を独占入手した。17年前、LA市警の女性刑事エリン・ベル(ニコール)は、FBI捜査官クリス(セバスチャン・スタン)と共に、砂漠地帯に巣食う犯罪組織への潜入捜査を命じられる。クリスはエリンに対し、不自然にならないよう恋人のフリをするように提案。日々緊迫した状況の中、本音を語ることができ、心を許せる相手としてお互いに惹かれていくのだが…。監督のカリン・クサマは「エリンとクリスの姿を見ていると、純粋なラブ・ストーリーのように感じるはず」と2人の幸せだった過去のシーンについて話す。プロデューサーのフレッド・バーガーも「2人が初めて共演したシーンを覚えています。驚くほど自然だった。彼女は俳優としてもあの場面を楽しんでいた」とニコールとセバスチャンの相性の良さを回想する。セバスチャンも「いつのまにか彼女の魅力に引き込まれる」と語っており、恋人のフリをする提案を持ちかけるシーンの本編映像にも注目だ。『ストレイ・ドッグ』は10月23日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストレイ・ドッグ 2020年10月23日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2018 30WEST Destroyer, LLC.
2020年10月11日映画に携わる人であれば誰もが憧れてやまない、アメリカの映画賞の最高峰の1つ『アカデミー賞』の授賞。授賞はもちろん、ノミネートされるだけでも十分名誉な『アカデミー賞』で、かつて『常連』と呼ばれた女優がいました。それが、日本では『ブリジット・ジョーンズの日記』などで知られる女優のレネー・ゼルウィガー。アカデミー賞だけでなく、ゴールデン・グローブ賞など、主要映画賞の賞レースで必ずといっていいほどノミネートされていたレネー・ゼルウィガーですが、それも2000年代前半まで。2006年公開の映画『ミス・ポター』でゴールデン・グローブ賞の主演女優賞にノミネートされたのを最後に、しばらくは賞レースから遠ざかっていました。そんなレネー・ゼルウィガーが、2019年、久々に賞レースにカムバック!しかも、アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞の両方で主演女優賞を授賞するという華々しい復活劇は世界中を驚かせました。賞レースの常連女優の栄光と挫折、そして復活までを画像とともに振り返ります。『ベティ・サイズモア』『第58回 ゴールデン・グローブ賞』受賞時のレネー・ゼルウィガーレネー・ゼルウィガーが初めて主要映画賞を受賞した作品が、2000年公開の映画『ベティ・サイズモア』でした。夫が殺される現場を目撃したことで、夢と現実の区別がつかなくなっていく女性を演じたレネー・ゼルウィガー。同作でレネー・ゼルウィガーは、2001年に行われた『第58回 ゴールデン・グローブ賞』のミュージカル・コメディ部門で主演女優賞に輝いています。『ブリジット・ジョーンズの日記』『第74回 アカデミー賞』受賞式に参加した際のレネー・ゼルウィガー『第74回 アカデミー賞』の主演女優賞に加え『第59回 ゴールデン・グローブ賞』のミュージカル・コメディ部門の主演女優賞にレネー・ゼルウィガーがノミネートされた映画『ブリジット・ジョーンズの日記』。恋に悩む主人公をレネー・ゼルウィガーが等身大で演じた同作は日本でも大ヒットし、彼女の当たり役の1つとして知られています。『シカゴ』『第60回 ゴールデン・グローブ賞』でのレネー・ゼルウィガー。リチャード・ギアも主演男優賞を授賞するなど、この年の賞レースの話題を独占した歌にダンス、綿密に作りこまれたストーリーに加え、豪華俳優陣の圧巻の演技があってこその映画『シカゴ』。ミュージカル作品とはまた違った魅力を放ち、その年の賞レースの話題を独占しました。レネー・ゼルウィガーは、2003年に行われた『第60回 ゴールデン・グローブ賞』のミュージカル・コメディ部門で主演女優賞を授賞したほか、『第75回 アカデミー賞』で主演女優賞にノミネートされました。『コールド マウンテン』『第76回 アカデミー賞』受賞時のレネー・ゼルウィガー南北戦争を背景に、愛する人が暮らす故郷を目指して旅を続ける脱走兵の愛の物語である『コールド マウンテン』。主人公の脱走兵をジュード・ロウが、彼の帰りを待ちわびる女性、エイダ・モンローをニコール・キッドマンが演じています。レネー・ゼルウィガーは、ニコール・キッドマン演じるエイダ・モンローを支える女性、ルビー・シューズ。これまでさまざまな映画賞を授賞してきた実力派のレネー・ゼルウィガーですが、とりわけ『コールド マウンテン』での演技は「ほかの作品とは一線を画す」との声も上がっていたほど。『第61回 ゴールデン・グローブ賞』、『第76回 アカデミー賞』の助演女優賞を授賞しています。『ミス・ポター』『第64回 ゴールデン・グローブ賞』に出席した際のレネー・ゼルウィガー『ピーターラビット』の生みの親、ビアトリクス・ポターの半生を描いた『ミス・ポター』。ビアトリクス・ポターが、身分の差を乗り越え愛を育むも、悲劇に見舞われる…というヒューマンドラマをレネー・ゼルウィガーが表情豊かに演じています。同作で、レネー・ゼルウィガーは『第64回 ゴールデン・グローブ賞』のミュージカル・コメディ部門で主演女優賞にノミネートされるなど、ここでも高い評価を得ますが、残念ながら授賞を逃しています。『ジュディ 虹の彼方に』『第77回 ゴールデン・グローブ賞』受賞時のレネー・ゼルウィガー『ミス・ポター』を最後に、しばらくの間賞レースから遠ざかっていたレネー・ゼルウィガーは、2010年に突如として休業を宣言します。休業期間中は、ほとんど表舞台にも姿をあらわさずにいたレネー・ゼルウィガーですが、2016年、彼女のヒット作にして当たり役『ブリジット・ジョーンズの日記』の第3弾とともにスクリーンにカムバック。2019年には、47歳で亡くなったミュージカル女優、ジュディ・ガーランドの伝記映画『ジュディ 虹の彼方に』で主演を務め、『第92回 アカデミー賞』、『第77回 ゴールデン・グローブ賞』で主演女優賞を授賞し、キャリアの完全復活をアピールしました。レネー・ゼルウィガー、「顔が変わった」の指摘を完全否定2010年から6年間、休業期間に入っていたレネー・ゼルウィガーですが、その間も世間の関心を集め続けていました。2014年には、久々にイベントに出席したレネー・ゼルウィガーの顔が「激変している」として話題に。休業に入る前と雰囲気が大きく異なった姿に、一部では整形を疑う声が出たほどでした。最初は無言をつらぬていたレネー・ゼルウィガーですが、世間の心無い声は、彼女の心を傷付けていたのでしょう。2016年に、レネー・ゼルウィガーは整形疑惑を否定。さらに、人の容姿を憶測でおもしろおかしく書き立てるメディアへの問題提起をつづったエッセイを『ハフポスト』に寄稿しています。レネー・ゼルウィガーの現在と今後6年間の休業期間を振り返り、日本のメディアに対し「まったく違う見方ができるようになり、健全になった」と語っていたレネー・ゼルウィガー。これまで出演作は映画が中心でしたが、2019年にはネット配信ドラマ『WHAT / IF 選択の連鎖』で主演を務めるなど、活躍の舞台を広げています。心身ともに生まれ変わったレネー・ゼルウィガーの快進撃は、まだ始まったばかりなのかもしれません。[文・構成/grape編集部]
2020年10月09日