エマ・ストーン出演最新作『THE FAVOURITE(原題)』が、批評家から絶賛を受け、第75回ヴェネチア国際映画祭で早くも各賞の最有力として注目されていることが分かった。■ヴェネチア国際映画祭にて各賞の最有力にあがる現在開催中のヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門の1作として、現地時間8月30日(木)、注目のエマ・ストーン出演最新作『THE FAVOURITE(原題)』のワールドプレミア上映が行われ、当日から解禁になった映画評では、現時点で批評を掲載した16のメディアが全て絶賛するという異例の高評価。さらにRotten Tomatoes(ロッテントマト)では100%フレッシュをたたき出している(9月3日時点)。ほかにも星取りで軒並み5つ星(5点満点)、A評価を連発する中、早くも作品賞、監督賞、主演・助演女優賞はもちろん、脚本賞、撮影賞、コスチュームデザイン、美術での賞レースのトップランナーとして注目を集めている。監督を務めたのは『ロブスター』『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』の鬼才、ヨルゴス・ランティモス。出演には『ラ・ラ・ランド』や、最新作『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』で実在のテニス選手を演じたエマ・ストーン。オスカー女優で監督の過去作にも出演したレイチェル・ワイズ。ゴールデン・グローブ賞に輝く名女優オリヴィア・コールマンなど、ランティモス監督が信頼を寄せる実力派3女優に加え、ニコラス・ホルト、ジョー・アルウィンといった、フレッシュな美形英国俳優たちが脇を固めている。■ヨルゴス・ランティモス監督とは?ギリシャの監督であるヨルゴス・ランティモスは、両親によって完全に外界から遮断された家庭環境で育てられた少女2人を描いた『籠の中の乙女』や、パートナーのいない人間はホテルに連れていかれ、期間内にパートナーを見つけられないと動物に変えられてしまうという『ロブスター』など、シュールかつ怪しげな世界観を描いてきた。どの作品にも共通して不可解かつ独特のルールが存在し、そのルールに翻弄される主人公も魅力のひとつ。中でも『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』では、コリン・ファレル、ニコール・キッドマン、バリー・コーガンを迎え、1人の医師がある少年を自宅に招き入れたことをきっかけに、息子と娘が突如歩けなくなったり、目から血を流したりと、全く理解できない現象に襲われる物語を描いた。一見ホラーの側面を持ちながら、「これはコメディだ」と語る監督の本作は、カンヌ国際映画祭脚本賞を受賞。それだけに、本作『THE FAVOURITE(原題)』でも、歴史ものの側面をもちながら、どれだけランティモス・ワールドが展開されるのか、ファンならずとも目が離せない。3人の女性が巻き起こすパワー・ゲームがどのように描かれるのか、引き続き注目したい。『THE FAVOURITE(原題)』は2019年2月公開予定。(text:cinemacafe.net)
2018年09月05日ニュージャージー州メドフォードのコンビニエンスストアで、まるで“ドッキリ”のような珍事が起こった。定年退職した小学校教諭ラス・リードは、立ち寄ったコンビニエンスストアで、現金の持ち合わせがなかったのか、近くにいた女性に「お金あったら貸してくれる?」と尋ねる男性に遭遇。リードはそこへ「私が払いますよ」と申し出た。週に一度は、このようにレジで支払いに困っているへ助けの手を差し伸べていた彼女にとってそれは日常茶飯事だった。ただ、相手がいつもとは違った。ローカルニュース「CBS3」のインタビューでリードはこう語る。「その男性は私にとても感謝してくれて、名前を訊いてきたんです。私も彼の名を教えてもらったら、キースだよ、と。キース・アーバンに似てるわね、と言ったら『僕がそうだよ』と返ってきたの」彼女が思わず声をかけたその男性は、カントリー界の大スターでニコール・キッドマンの夫、キース・アーバンその人だったのだ。リードは目の前で起こっていることがにわかには信じられず、「ニコールはどこ?この女性は誰?」と質問責めに。「彼が話しかけていた女性は彼の妹だったの。そして近くにいたボディガードに『彼は本当にキース・アーバンだよ』と言われて、私はなんてバカなことをしたんだと気づいたの。でも彼はとても優しくて、一緒に写真を撮ってくれたのよ」人柄の良さには定評のあるアーバンらしい出来事と言えよう。
2018年08月07日スイスのウォッチブランド「ロマン・ジェローム(ROMAIN JEROME)」より、人気ゲーム「パックマン」とコラボレーションした時計「パックマン・レベル Ⅲ(PAC-MAN LEVELⅢ)」が登場。2018年7月20日(金)から8月14日(火)の期間、エストネーション六本木ヒルズ店にてオープンする限定ショップにて先行発売される。「ロマン・ジェローム」は2004年にスイス・ジュネーブで誕生した気鋭の高級ウォッチブランド。ラグジュアリーなテイストを含んだ、丸みと重厚感のある無骨なケースがプロダクトの特徴だ。そんな「ロマン・ジェローム」が、2015年にコラボレーションを果たして注目を集めた「パックマン」とのコラボレーション時計が「パックマン・レベル Ⅲ」として世界80本限定で再登場。高級感漂うケースの中に、まるでゲームのプレイ画面のようにデザインされた「パックマン」がユニークな一本に仕上げられた。また、エストネーション六本木ヒルズ店での限定ショップでは、「ロマン・ジェローム」の他に、「エイチ・ワイ・ティ(HYT)」や「ジ エレクトリシャンズ(THE ELECTRICANZ)」、「クロッカーズ(KLOKERS)」、「ミッシェル・エルブラン(MICHEL HERBELIN)」の高級時計をセレクト。「パックマン・レベル Ⅲ」の他に「ジ エレクトリシャンズ」からも時計「S.now」が先行発売される。なお、限定ショップは、7月20日(金)から8月2日(木)期間はウィメンズウォッチ、8月3日(金)から8月14日(火)の期間はメンズウォッチを取り扱う、2部構成で展開される。【詳細】ロマン・ジェローム「パックマン・レベル Ⅲ」■エストネーション六本木ヒルズ店期間限定ショップ期間:2018年7月20日(金)~8月14日(火)場所:エストネーション六本木ヒルズ店取扱いブランド:ロマン・ジェローム、エイチ・ワイ・ティ、ジ エレクトリシャンズ、クロッカーズ、ミッシェル・エルブラン先行発売アイテム:ロマン・ジェローム「パックマン・レベル Ⅲ」(世界限定80本)、ジ エレクトリシャンズ「S.now」※限定ショップは、7月20日(金)から8月2日(木)期間はウィメンズウォッチ、8月3日(金)から8月14日(火)の期間はメンズウォッチを取扱い。
2018年07月28日オスカー女優のニコール・キッドマンとリース・ウィザースプーンが、ドラマ初主演&製作総指揮を務めた超話題の海外ドラマ「ビッグ・リトル・ライズ」。この度、本作のシーズン1のDVDが、9月5日(水)よりリリース、レンタル開始されることが決定した。■あらすじ舞台はカリフォルニア州モントレーの高級住宅街。立ち並ぶ豪邸、ビジネスで成功する夫、そして可愛い子どもたち、すべてが完璧に見える彼らのセレブライフ。そんなある日、子どもたちの通うエレメンタリースクールで謎の事件が起こる。殺人か?事故か?始まりは6か月前に遡る――。海を望む広い豪邸や、インテリアデザイン、料理、そしてキャストが着るセレブセンスが光るオシャレなファッションなどを背景に、幸せなはずのセレブママたちが抱える闇やそれぞれの秘密が明らかになっていく様をスタイリッシュに描いた本作。覗き見感覚でリアルなセレブライフの世界観に浸れるとあって、全米では注目の的。犯人そして被害者さえも誰なのか、最後まで明かされない斬新なストーリー展開と、計算し尽くされた衝撃のラスト5分に注目だ。■“親友”ニコール&リースが主演&製作総指揮!主演はプライベートでも親友のオスカー女優ニコール・キッドマンと、リース・ウィザースプーン。リースが本作の原作を読みドラマ化を熱望、ニコールに共同プロデュースをお願いし、小説を読破したニコール自ら原作者リアーン・モリアーティを口説き落とすことに成功してドラマ化された。ニコールはDV夫に傷つけられる過激なセックスシーンもあり、美しいヌードを披露するなど体を張った演技に挑戦している。さらに、『ターザン:REBORN』のアレクサンダー・スカルスガルドが、DV夫役で新境地を開拓しているほか、『ダイバージェント』シリーズや『きっと、星のせいじゃない。』のシャイリーン・ウッドリーは、シングルマザー役に。レニー・クラヴィッツの娘、ゾーイ・クラヴィッツも出演し、最終話では美しい歌声も披露している。なお、<シーズン2>では本作の大ファンだという大女優メリル・ストリープの出演も決定しており、こちらも期待せずにはいられない。■GG賞ほか、名だたる賞を総なめ!第75回ゴールデングローブ賞では、作品賞、主演女優賞、助演女優賞、助演男優賞の4冠に輝き、第69回エミー賞では、作品賞、主演女優賞を含む8冠を制した本作。また、米批評サイトRotten Tomatoesでは、Tomato Mater92%、Audience Score94%と高評価!さらに、多くのセレブがハマり、最終話はTwitterのワールドトレンドにランクインするなど社会現象にもなった。豪華キャストに、思わずその世界観に引き込まれてしまうストーリー、そしてオシャレなファッションと、全てが注目の本作。ぜひ全7話をイッキ見してみては?なお、今回発売されるDVDコンプリート・ボックスは、撮影の裏側や本作についてキャスト陣が語る特典映像も収録されている。「ビッグ・リトル・ライズ<シーズン1>」DVDは9月5日(水)リリース、同時レンタル開始。(cinemacafe.net)
2018年06月20日しっとりうるおい感UP!株式会社ちふれ化粧品は2018年9月1日(土)より「ちふれ UV リキッドファンデーション」を発売する。今回、2018年秋冬のベースメイク商品として新たにリニューアル発売されることとなった。同製品は1990年の発売以来、25年以上販売されているちふれの大人気商品。人気の理由には下地もパウダーも必要ないという点がまずあげられるだろう。またリキッドなので伸びが良くつけやすいのも大きなポイント。日焼け止め成分も入っているので、これ1つでベースメイクは十分という人も多いだろう。改良点が見当たらないほど優れたUVリキッドファンデーションだが、今回のリニューアルでは従来の機能はそのままに、うるおい感がさらにUP。しっとりしながらも付け心地は軽やかなのが嬉しい。化粧のもちもUP!同製品では保湿成分とオイルの配合を改良したことがうるおい感UPにつながっている。従来製品に保湿成分ヒアルロン酸やトレハロースを配合。さらに揮発しない膜厚の油性エモリエント成分で保湿成分を肌に密閉させることに成功した。また軽やかな薄膜のオイルと揮発しない膜厚のオイルをバランス良く配合。それにより軽やかな付け心地としっとりした感じを両立させた。さらに同製品ではうるおい感だけではなく、化粧のもちも改良。ここでもやはりオイルの性質を上手に利用している。揮発しない膜厚のオイルを増量し、肌の粉っぽさを抑え、乾燥を防止。化粧崩れしにくいウォータープルーフタイプのUVリキッドファンデーションの完成させた。カラーは全5色を展開。価格は30mlで各850円(税抜)。ベースメイクを時短で済ませたい人には是非おすすめ。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース株式会社ちふれ化粧品
2018年06月13日お笑いコンビ・バナナマンの日村勇紀が、8日深夜に放送されたTBSラジオ『金曜JUNK バナナマンのバナナムーンGOLD』(毎週金曜 25:00~)で、一般女性との交際を発表したお笑い芸人・ケンドーコバヤシについて語った。バナナマンの日村勇紀6日放送のMBSラジオ『アッパレやってまーす!』(毎週月曜~木曜 22:00~)にて、交際を明かしたケンコバ。ケンコバと仲の良い日村は、公表前からその変化に気づいたという。日村によると、2週間ほど前にケンコバを食事に誘ったところ「すいません、今日女性と約束があって…」という返信が来たそう。「『女性と約束』なんて、あんまり付けてくることがないから」と違和感を覚えた日村は、なんとなくその女性が特別な女性であることを雰囲気で感じたと明かす。そこで日村が「了解です」と送ると、ケンコバから「日村さんも来ます?」と3人での会食を提案されたとのこと。それを丁重に断り、後日にケンコバと2人で会った日村が「付き合ってるんですか?」と確認すると、「そんな感じなんです」という返事があったといい、その数日後にラジオで交際宣言をしたと語った。
2018年06月11日お笑いコンビ・バナナマンの日村勇紀が、25日深夜に放送されたラジオ番組『金曜JUNK バナナマンのバナナムーンGOLD』(TBSラジオ/毎週金曜25:00~27:00)で、歌手の森山直太朗へのお祝いメッセージを留守電に吹き込んだものの、返信がなかったことを明かした。バナナマンの日村勇紀16日、作曲家でピアニストの平井真美子と婚姻届を提出した森山。このニュースを知った日村はお祝いのメッセージを送ろうと、以前に相方の設楽統から聞いていた森山の電話番号へ初めて電話を試みる。ところが森山が電話に出なかったため、日村は留守電へメッセージを残すことに。その際、多忙な森山を気遣い「全然返信不要なんで、大丈夫ですよ」と、最後に一言付け加えたそう。その言葉通り、森山からの折り返しの連絡はないと明かす。日村は「そこはいいんだけど」と前置きした上で、「これ本当に直太朗くんの番号なのかな? 本当に届いているのかな?」と不安がる様子を見せた。教えた設楽も自信なさげだったため、「全然お門違いの方に、『日村です。ご結婚おめでとうございます』なんて言ったら意味わかんないじゃん」と語っていた。
2018年05月28日ニコアンド(niko and...)から、80年代生まれの人気ビデオゲーム「パックマン」「マッピー」「ディグダグ」のキャラクターとコラボレーションした限定アイテムが登場。2018年6月8日(金)より、ニコアンド全店舗にて販売される。展開されるアイテムは、パックマンを追いかけるゴーストを模ったクッションや、ゲームのプレイ画面を映し出したかのようなiPhoneケースなど様々。トートバッグには「NIKO AND...」のロゴと共に、パックマンと4匹のゴーストたちが描かれている。その他にも、ディグダグとプーカァが地中を掘り進める様子をモチーフにしたiPhoneケースや、ニャームコ屋敷で盗まれた品物を探し回るマッピーの姿を描いたパスケースなどが用意されている。【詳細】パックマン×ニコアンド 限定コラボレーションアイテム発売日:2018年6月8日(金)取扱店舗:ニコアンド全店舗、公式WEBストア、ZOZOTOWN(一部商品を除く)アイテム例:・パックマン/クッション 3,200円+税・マッピー/iPhoneケース 2,600円+税・ディグダグ/iPhoneケース 2,600円+税
2018年05月25日ビームス(BEAMS)とコールマン(Coleman)がコラボレーション。ヴィンテージバンダナをモチーフにしたアウトドアグッズが登場する。ビームスとコールマンが初タッグを組んだのは2010年。以来9年に渡って画期的なコラボレーションを行ってきた2ブランドが、2018年に提案するのはヴィンテージバンダナをモチーフにしたアウトドアグッズ。レッドやブルー、オレンジなど、様々な色彩をベースにしたバンダナをパッチワーク風にデザイン。フェス会場や海で活躍するチェアやレジャーシートなどを鮮やかに彩っている。また今季は、アウトドアワゴンとビーチシェードがラインナップに加わり全5型での展開となる。【詳細】コールマン×ビームス※2018年5月中旬現在発売中。・チェア(大) 12,000円+税サイズ:W61×D70×H98(SH37)cm・チェア(小) 4,500円+税サイズ:W45×D54×H66(SH31)cm・ビーチシェード 9,500円+税サイズ:W230×D133×H145cm・レジャーシート 4,000円+税サイズ:W200×H140cm・アウトドアワゴン 15,500円+税(6月中旬入荷予定)サイズ:W106×D53×H100cm 【問い合わせ先】ビームス メン 渋谷TEL:03-3780-5500
2018年05月24日2008年、『アイアンマン』日本公開時に来日したロバート・ダウニーJr.(写真:アフロ) 2008年に公開された映画版『アイアンマン』の記念すべき一作目で、主演のロバート・ダウニーJr.が着用したアイアンマンのコスチュームが盗まれていたことがわかった。ロサンゼルス・タイムズ紙が報じている。 盗難に遭ったのは、「ムービー・プロップ・ストレージ」と呼ばれる実際に映画で使用された小道具や衣装専用の倉庫。従業員によると、今年2月から4月25日の間に持ち去られた可能性が高いという。ロサンゼルス市警は強盗による犯行とみて捜査を行っている。 このコスチュームには32万5000ドル(約3571万円)の価値があるという。
2018年05月10日板谷由夏が初舞台・初主演を務める「PHOTOGRAPH 51(フォトグラフ51)」が4月6日に開幕、その初日に潜入した。【チケット情報はこちら】本作は、「DNAの二重らせん構造」の発見に大きく貢献した科学者ロザリンド・フランクリンと彼女を取り巻く5人の男性によって繰り広げられる回想劇。2015年にウエストエンドにてニコール・キッドマン主演で上演され数々の賞を受賞した作品で、日本初演となる今作の演出はブロードウエイで注目を集める新進気鋭の演出家サラナ・ラパインが手掛ける。物語の舞台は、女性科学者がほとんどいなかった1950年代。イギリス人女性科学者ロザリンド・フランクリン(板谷)は、特別研究員として遺伝子学の最先端を誇るキングスカレッジに迎えられる。初日に彼女を助手扱いした同僚モーリス・ウィルキンズ(神尾佑)とはたびたび衝突し、彼女の助手レイ・ゴスリング(矢崎広)は板挟みで四苦八苦する中、ひとりもくもくと研究を進めるロザリンド。彼女にとっては若き科学者ドン・キャスパー(橋本淳)だけが心許せる相手だった。ある日、野心家のアメリカ人科学者ジェームス・ワトソン(宮崎秋人)とモーリスの旧友フランシス・クリック(中村亀鶴)も手を組みDNA構造の謎解きに乗り出し、研究は「競争」となっていく――。研究に大きく貢献しながらもノーベル賞を得られなかったロザリンドを中心にした物語。けれど描かれているのは“不遇な女性研究者”ではなく、6人の科学者のやや不器用な生き方だった。科学を愛し没頭するロザリンドの頑なさや、ロザリンドと近づきたいのに自分の常識が邪魔をするモーリスの不器用さ、理解とユーモアを持ってふたりの間に立つゴスリングの柔らかさ、そしてロザリンドやモーリスの科学者以外の顔を引き出すキャスパーの真っ直ぐさ…それぞれの人物像の奥にある厚みや温度は、ひとつひとつの出来事にさまざまな側面を生み出し、ラストシーンへと繋がっていく。同様に、ロザリンドらの研究成果を横取りしようとし、悪役とも言えるポジションのワトソンとクリックが決して悪役に収まらなかったのも、ふたりのチームワークやものの考え方が丁寧に描かれ演じられているためだろう。シンプルな舞台セット、シンプルな演出の中で繰り広げられる会話劇。物語の題材が科学なので台詞の中には専門用語も多いが、だからこそなのか、登場人物たちの感情や思惑が際立ち、浮かび上がってみえてきた。脚本、演出、そして芝居の持つ豊かさを堪能できる作品。ぜひ劇場で体感してほしい。公演は4月22日(日)まで東京・東京芸術劇場 シアターウエスト、25日(水)・26日(木)に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。取材・文:中川實穂
2018年04月10日映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」が4月公開映画の期待度ランキングを発表し、第90回アカデミー賞「脚色賞」を受賞した『君の名前で僕を呼んで』(4月27日公開)が1位になった。『君の名前で僕を呼んで』は、1983年夏の北イタリアの避暑地を舞台に、17歳と24歳の青年の生涯忘れられない恋の痛みと喜びを描く。昨年11月に全米公開されると大ヒットを記録し、「魅了され、恍惚となるほどに美しい映画」(ワシントンポスト紙)、「"傑作"という名前でこの映画を呼ぼう」(ニューヨークポスト紙)など各誌レビューでも高評価を得ている。また、「彼(ティモシー・シャラメ)の活躍に興奮している。とても才能のある魅力的な子だ。きっとまたこの(アカデミー賞の)場所に戻ってくる」(ゲイリー・オールドマン)、「『君の名前で僕を呼んで』は必見よ!!」(ニコール・キッドマン)、「(鑑賞後)しばらく動けなかった。話したくても、話すことができないほどだった。失恋についての残酷な真実を、最高の、審美的な映画で見ることはとても感動的だ」(グザヴィエ・ドラン)、「2017 年に観た映画の中で一番のお気に入り」(ポール・トーマス・アンダーソン)など、海外の著名人からも絶賛の声が上がっている。邦画では、『何者』『愛の渦』三浦大輔監督の最新作で松坂桃李主演『娼年』(4月6日公開)がトップ。お笑いコンビ・とんねるずの木梨憲武が主演する『いぬやしき』(4月20日公開)が続いた。「期待度ランキング」は、FilmarksのClip!数(ユーザーが観たい映画として登録した数)を集計しランキング化したもの(Clip!は1作品につき1人1件まで)。今回のランキングは、2018年3月30日時点のClip!数をもとに集計している。○Filmarks4月公開映画期待度ランキングTOP201位『君の名前で僕を呼んで』 37,827Clip![4月27日公開]2位『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』 23,443Clip! [4月27日公開]3位『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』 13,085Clip! [4月6日公開]4位『レディ・プレイヤー1』 10,866Clip! [4月20日公開]5位『パシフィック・リム アップライジング』 9,681Clip! [4月13日公開]6位『娼年』 7,714Clip! [4月6日公開]7位『ワンダーストラック』 5,035Clip! [4月6日公開]8位『名探偵コナン ゼロの執行人』 4,981Clip! [4月13日公開]9位『いぬやしき』 4,942Clip! [4月20日公開]10位『ダンガル きっと、 つよくなる』 4,446Clip! [4月6日公開]11位『さよなら、 僕のマンハッタン』 4,381Clip![4月14日公開]12位『ラブレス』 4,007Clip![4月7日公開]13位『となりの怪物くん』 3,488Clip![4月27日公開]14位『ザ・スクエア 思いやりの聖域』 3,486Clip![4月28日公開]15位『女は二度決断する』 2,485Clip![4月14日公開]16位『心と体と』 2,304Clip![4月14日公開]17位『クソ野郎と美しき世界』 1,858Clip![4月6日公開]18位『ママレード・ボーイ』 1,779Clip![4月27日公開]19位『ミスミソウ』 1,777Clip![4月7日公開]20位『ロンドン、 人生はじめます』 1,570Clip![4月21日公開](C)Aamir Khan Productions Private Limited and UTV Software Communications Limited 2016、 (C)2018「いぬやしき」製作委員会 (C)奥浩哉/講談社、 (C)2018 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会、 (C)2017 AMAZON CONTENT SERVICES LLC、 (C)石田衣良/集英社 2017映画『娼年』製作委員会、 (C)Legendary Pictures/Universal Pictures.、 (C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED、 (C)2018MARVEL、 (C)Frenesy, La Cinefacture
2018年04月04日マンダリン オリエンタル 東京では、日本初上陸となる、メキシカンファインダイニング「プジョル(Pujol)」の期間限定レストラン「プジョル・アット・マンダリン・オリエンタル・東京」をオープン。期間は、2018年5月15日(火)から5月18日(金)まで。メキシコ料理を一新した「プジョル」「プジョル」とは、メキシコで最も影響力のあるシェフとして知られるエンリケ オルベラが手掛けるレストラン。2000年にメキシコシティにオープンした同店は、伝統的なメキシコ料理の手法を踏まえながら、高度な技術でクリエイティブなメニューを提供し、現在「世界のベストレストラン 50」で20位にランクインしている。また、同シェフが2014年にニューヨークにオープンした「コスメ」は、ニューヨークタイムズ紙が翌年発表したレストランのランキングで、首位の座に輝いた。日本料理からもインスパイアされた「プジョル」の料理「プジョル」のメニューは、メキシコの美食文化で知られる土地「オアハカ」から影響を受けている。さらに、ストリートフード文化を持つメキシコシティや、新鮮なシーフードが豊富なバハ・カリフォルニア州の要素をミックス。料理に使用する素材の拘りや、美しいビジュアルは、日本料理も手本とされた。"アリ"を使用した斬新なメニューも予定「プジョル・アット・マンダリン・オリエンタル・東京」では、そんな「プジョル」を代表する拘りの9品を提供予定。ハーブ入りのトルティーヤに、1500日以上かけてつくる「モレ」と毎週つくる新鮮な「モレ」の2種のソースを合わせた「ENMORADA」や、珍味の“虫”を使った料理として“アリ”を用いた「BABY CORN WITH COFFEE AND CHICATANA ANT MAYONNAISE」など、普段はなかなかお目にかかれないメニューを楽しめる。また、人気のタコ料理には、メキシコの主食であるトウモロコシを使用した。店内では、一部を除き、料理を手で食べるスタイルを推奨。2時間半の美食体験を心行くまで堪能して。【詳細】プジョル・アット・マンダリン・オリエンタル・東京実施期間:2018年5月15日(火)~5月18日(金)時間:第1部 17:30~/第2部 18:00~/第3部 20:30~/第4部 21:00~場所:37階「シグネチャー」住所:東京都中央区日本橋室町2-1-1 マンダリン オリエンタル 東京抽選予約:3月16日(金)~3月31日(土)21:00抽選結果連絡:4月1日(日)~4月10日(火)※当選した際は、4月27日(金)までの支払い(振り込みまたはクレジットカード払い)が必要。予約日の10日前18:00以降のキャンセルには、100%のキャンセル料金発生。価格:・ディナー(9品構成予定) 30,000円+税・アルコールドリンクペアリング 18,000円+税 ※オプション・ノンアルコールドリンクペアリング 8,000円+税 ※オプション※サービス料別途【ディナー・問い合わせ】マンダリン オリエンタル 東京TEL:0120-806-823(レストラン総合予約)■ディナー付き1泊2名宿泊プラン期間:2018年5月15日(火)~5月18日(金)宿泊まで予約:受付中 ※マンダリン オリエンタル ウェブサイトで予約価格:・マンダリン グランド ルーム(60㎡) 140,000円+税~・マンダリン スイート(100㎡) 200,000円+税~※上記いずれも、2名分のディナーと、オールデイダイニング「ケシキ」または「オリエンタルラウンジ」での朝食付き※別途15%のサービス料と1人200円の宿泊税【宿泊プラン・問い合わせ】TEL:0120-806-825(宿泊予約)
2018年03月19日『ロブスター』のヨルゴス・ランティモス監督が手掛ける最新作『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』。この度、主人公の妻を演じるニコール・キッドマンのインタビュー映像がいち早くシネマカフェに到着した。本作と『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』が第70回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、同映画祭で「70周年賞」を受賞し話題となったニコール。彼女が本作で演じているのは、コリン・ファレル演じる心臓外科医スティーブンの妻アナ。円熟してなお意欲作への出演が続く彼女だが、完成した本作を観た感想についてまず「強烈」と一言。続けて「でも、すばらしかった、ラストは感動したわ。観客の反応も感じられたし、監督の力になれてよかった」とコメント。また、役者の良し悪しは監督の腕にかかっていると話すニコール。「彼の作品に出演できるのは本当に喜ばしいこと。呼んでもらえて本当にうれしかった」と、ヨルゴス・ランティモス監督と組めたことを喜んでいる。そんなランティモス監督については、「スタンリー・キューブリックに似ていて、何を聞いても肩をすくめるだけ」と明かし、でもそういうのには慣れていたそうで、監督と共演したことのあるコリンに助けられた部分もあったと語る。一方で、人柄について「とても穏やかな人。演出もとても的確。でも決断力があって、パワフル」と特徴を挙げた。さらに本作について「私の夫は、この映画にはひどい拷問のような場面が時々あると言ってたけれど、同時に、素晴らしいジャズを聞いているようだとも言っていたわ。それから異次元の世界みたいだとか、経験したことのない旅に出ているようだとも言ってた。いままで観た中で最高の映画だったと言ってくれた人もいた」と周りの反応も上々のようだ。また、ニコールが自ら「私にできる役はない?」とランティモス監督へアプローチしたという本作。ランティモス監督への電話インタビューでニコール出演の決め手について質問すると、「ニコールは人間の持つ複雑さや奥行きを演じることができる俳優。アナ役には人間のあらゆる側面(恐ろしかったり、チャーミングだったり、強かったり、卑怯だったりする)を持ち合わせていて、その多様な要素を表現できる役者が必要だったので、彼女がぴったりでした」と答えている。『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』は3月3日(土)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア 2018年3月3日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2017 EP Sacred Deer Limited, Channel Four Television Corporation, New Sparta Films Limited
2018年02月26日こんばんは、古山エリーです。冬は寒さから身を守るために身体は脂肪をためる=太るのは仕方のないこと、とかなんとか理由をつけて、最近は体重計から目を背けております。でも、数字を見なくたって増量しているのは分かります。だって下っ腹あたりの肉の付き方が明らかに違う、以前は存在しなかったお肉がそこにいるんです。「コレ、いらない…」と、ため息まじりで見つめていると「ここに居ますけど、なにか~」とでも言いたいような、下っ腹のお肉がぐでたまみたいに見えてくるじゃないですか。そして、独り言を通り越して──「なんでココにいるの…」、「そんなこと言っても消えないよ」、「邪魔なんですけど…」、「だったらダイエットしろよッ」と、自分の肉体と会話しちゃってる危険区域突入の四十路です。そんな今宵もたわごとお付き合いくださいませ。このままじゃマズいぞ、という自分なりのボーダーラインを越えたので、ダイエットしよう! と決意だけはしています。いままで色々なダイエットに挑戦しましたが、リバウンドなく体型を維持できるのって、やっぱり歩くことと食事制限なんですよね。歩くことは、電車ひと駅分を歩いたり、地下鉄の移動時にエスカレーターは極力使わず階段にするとか日常生活に取り入れているので、見直すべきは“食事”です。少し前までは、炭水化物抜きダイエットまではいかないですが、お米は一日小さなお茶碗一杯だけにしていたのに、気づいたらしっかり食べてました。まあ、大量に買ってしまった(バレンタインの)チョコレートとか甘い物も追加されているので、仕方ないですね。でも、四十路ともなると代謝も下がり痩せにくくなる。どうしよう…。というわけで、今回はパレオダイエットです。ハリウッドスターやオリンピック選手も実践しているダイエットで、けっこう前から話題にはなっていました。パレオとは旧石器時代を意味するパレオリシック(Palaeolithic)のことで、もの凄くざっくり言うと、原始時代の人たちが食べていたものを食べましょうというダイエットです。その時点で、加工食品がアウトになるので、それだけでも意識は変わります。私は「一生リバウンドしないパレオダイエットの教科書」という本を読んだのですが、分かりやすくてオススメです。食欲にめざめるんじゃなくて、恋愛や結婚にめざめなくちゃいけなーと思いながら見た映画は、めざめる繋がりで『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』。ソフィア・コッポラが2017年カンヌ国際映画祭の監督賞を受賞したスリラーです。どんな映画なのかというと──物語の舞台は1864年のバージニア州、南北戦争から隔離された女子寄宿学園。そこには先生と生徒、7人の女性が暮らしているんですが、ある日、負傷した敵の兵士を助けてかくまうことになり、その兵士が色男だったこともあって(演じているのは、フェロモン男のコリン・ファレルです)、女の園に異変が起きてしまう、タイトルにもある欲望がめざめちゃうわけです。“Beguiled”とは、欺くとか騙すという意味なので、それを頭に置いて観るわけですが、彼らのなかに本当はどんな感情があったのか明確にしない手法をとっているので、7人の女性と1人の男の言動の真意を探るほど、深みにハマっていく、すごく面白い映画でした。女が欲望にめざめて行き着くこの物語の結末、なかなか衝撃的です。ニコール・キッドマンの演じる園長のマーサが、コリン・ファレルの身体を拭くシーンがこれまたエロチックで生々しく美しい。久々の男の肉体を前に彼女の欲望がめざめるんですね。そのシーンで気になったのは、コリン・ファレルのギャランドゥ辺りの下っ腹。あまりに引き締まっていたのもので…。あのお腹を目指してパレオダイエット続けるぞと、思わぬところで気が引き締まりました。また、ニコール・キッドマン、キルスティン・ダンスト、エル・ファニングの魅惑的なボディからも刺激をもらいました。今宵はここまで、また次回。(Elie Furuyama)(Elie Furuyama)
2018年02月23日ニコール・キッドマンとコリン・ファレル、ハリウッドを代表する俳優の2人が共演する『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』と、『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』が続けて公開!■ソフィア・コッポラ作品史上最も豪華なキャストが集結!『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』アメリカ南部の世間から隔絶された女子寄宿学園に暮らす美しき女性7人。ある日、負傷した北部の敵兵に遭遇し屋敷へと運び手当をする。女性に対し紳士的でかつ美しい男性と触れ合う中で、誰もが彼に心を奪われていく。しかし、次第に彼女たちは情欲と危険な嫉妬に支配されてしまう。秩序を守るか、欲望を取るか、彼女たちが最後に下した決断とは――。本作は、トーマス・カリナンの小説「The Beguiled」を女性目線で実写化したソフィア・コッポラ監督初のスリラー作品。南北戦争時代の女子寄宿学園を舞台に、学園に住む7人の女性と匿われた負傷兵との愛憎劇を描いた。またキャストには、キルスティン・ダンスト、エル・ファニング、ニコール、コリンらが出演している。『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』は2月23日(金)公開■ニコール×コリンが夫婦役! 『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』心臓外科医スティーブンは、美しい妻と健康な2人の子どもに恵まれ郊外の豪邸に暮らしていた。しかし、彼らの特権的な生活は、ある少年を家に招き入れたときから奇妙なことが起こり始める。子どもたちは突然歩けなくなり、目から赤い血を流す。そしてスティーブンはついに容赦ない選択を迫られることになる…。本作は、『ロブスター』のヨルゴス・ランティモス監督最新作。『ロブスター』では結婚できずメタボで冴えない中年男を演じたコリンが、本作ではあることをきっかけに少年に追い詰められる心臓外科医スティーブン役で出演。また彼の美しい妻役にニコール、謎の少年役を、『ダンケルク』で注目を集めた期待の新星バリー・コーガンが演じている。『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』は3月3日(土)公開コリン、立て続け共演に「ニコールと僕しか俳優のいない小規模劇団みたいなもの」『The Beguiled』『聖なる鹿殺し』両作品共に、2017年カンヌ国際映画祭でそれぞれ監督賞、脚本賞を受賞した力作だが、コッポラ監督がコリンに『The Beguiled』への出演の打診をしたとき、彼は『聖なる鹿殺し』でニコールとの共演を終えたばかりだったそうで、コリンは「ニコールと僕しか俳優のいない小規模劇団みたいなもの」と皮肉ったのだとか。『The Beguiled』では、女学園の園長とそこに現れる負傷兵を演じる2人。ベッドで寝ているコリン演じる兵士の身体を、ニコール演じる園長が濡れた布巾で拭っていくシーンをはじめ、魅力的な兵士を前に男子禁制の園に生きる園長は次第に兵士に魅了されていくのだが…。ニコールは「女性たちが集まって、コリン・ファレルを窮地に追い込むっていうのは面白いわねって思ったの」とオファーを受けた当時から楽しみにしていたようだ。一方、コリンはニコールとの共演について「ニコールとの共演は喜びだよ。彼女がセットに現れると俳優から電気技師までみんなちょっとずつ良くなるのさ!」とコメント。この2作品の公開はもちろん、今後の再びの共演も期待したい。『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』は2月23日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開。『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』は3月3日(土)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月21日トーマス・カリナンの小説「TheBeguiled」を、ソフィア・コッポラ監督が女性目線で実写化したスリラー作品『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』。この度、エル・ファニングがコリン・ファレルを誘惑する場面写真が到着した。ニコール・キッドマン、キルスティン・ダンスト、エル、コリンら、コッポラ監督史上最も豪華なキャストが集結したことでも話題の本作。中でも『SOMEWHERE』以来2度目の出演作となったエルは、本作でまた新たな魅力を発揮!エルが今作で演じているのは、女子寄宿学園に暮らす少女アリシア。性への興味から、学園に運ばれたコリン演じる負傷兵マクバニーに対して、グイグイと挑発的な態度をとっていく、まさに小悪魔な一面を見せている。今回は、そんなエルの可愛らしさの中にも何か企みがあるような目でこちらを見つめる姿、そしてコリンとの2ショットのシーンを切り取った写真が公開された。『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』は2月23日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月01日トム・クルーズがインスタグラムのアカウントを開設した。ユーザー名はシンプルに「tomcruise」。プロフィールには「俳優、プロデューサー、1981年から映画に出演中」と書かれている。現在のところトムは誰もフォローしておらず、フォロワーは70万人ほど。「E!News」によれば、アカウントを開設から1時間経たずして55万人のフォロワーを獲得したとのことだ。奇しくも元妻のニコール・キッドマンも今月にインスタグラムを始めており、フォロワーは48万人程度。トムのことはフォローしていないが、トムの元彼女であるペネロペ・クルスをフォローしており、ペネロペはニコールをフォローバックしていない。トムの記念すべき1枚目の投稿画像は、一見ただのカチンコのように見えるが、よく見てみると「2018年夏公開予定」、『Mission: Impossible Fallout』と書かれており、その下には「監督:クリストファー・マッカリー」「撮影監督:ロブ・ハーディ」の文字。『ミッション:インポッシブル』6作目の主演・プロデューサーを務めるトムから正式なタイトルが発表された形だ。また、2枚目の画像は同作のアクションシーンの一部とみられるスチール写真で、墜落しそうなヘリコプターにしがみつくトムが写っている。『Mission: Impossible Fallout』(原題)はアメリカで2018年7月27日(現地時間)に公開予定。(Hiromi Kaku)
2018年01月26日21日夜(現地時間)、第24回全米映画俳優組合賞の授賞式(SAG賞)が開催された。今年のSAG賞では現在ハリウッドで騒動となっているセクハラ問題が色濃く影響し、さまざまな伝統を打ち破る変化がみられた。まずは、いままで司会者を立ててこなかった同賞でクリスティン・ベルが初の司会を務めた。受賞者を発表するプレゼンターたちもそれまでは男性と女性がペアで行うのが慣習だったが、今回はすべてのプレゼンターたちが女性のペアに。そして、この夜最初に賞を獲得したのは、女性がメガホンをとり、主役が女性のスーパーヒーローである『ワンダーウーマン』(スタント・アンサンブル賞)。例年より女性にスポットライトが当たった授賞式であった。受賞リストは以下の通り。【映画部門】キャスト賞『スリー・ビルボード』主演男優賞ゲイリー・オールドマン 『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』主演女優賞フランシス・マクドーマンド『スリー・ビルボード』助演男優賞サム・ロックウェル 『スリー・ビルボード』助演女優賞アリソン・ジャネイ 『I, Tonya』(原題)スタント・アンサンブル賞『ワンダーウーマン』【テレビ部門】男優賞(テレビ映画・リミテッドシリーズ部門)アレクサンダー・スカルスガルド 「ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~」女優賞(テレビ映画・リミテッドシリーズ部門)ニコール・キッドマン 「ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~」アンサンブル賞(ドラマ部門)「THIS IS US 36歳、これから」男優賞(ドラマ部門)スターリング・K・ブラウン 「THIS IS US 36歳、これから」女優賞(ドラマ部門)クレア・フォイ 「ザ・クラウン」アンサンブル賞(コメディ部門)「Veep/ヴィープ」男優賞(コメディ部門)ウィリアム・H・メイシー 「シェイムレス 俺たちに恥はない」女優賞(コメディ部門)ジュリア・ルイス=ドレイファス 「Veep/ヴィープ」スタント・アンサンブル賞「ゲーム・オブ・スローンズ」(Hiromi Kaku)■関連作品:ワンダーウーマン 2017年8月25日より全国にて公開(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC
2018年01月22日ソフィア・コッポラ監督が来日を果たし、1月17日(水)に都内で行われた最新作『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』のプレミア上映会に出席した。映画のPR来日は前作『ブリングリング』以来、4年3か月ぶり。「日本は大好きな場所の1つ」と笑みを浮かべた。「子どもの頃から日本には何度も来ていますし、伝統や文化にも興味があります」と語るコッポラ監督といえば、アカデミー賞オリジナル脚本賞を受賞した『ロスト・イン・トランスレーション』(2003年)を日本で撮影したことで知られており、「次回作のプランは未定だけど、いつか大好きな日本にまた長く滞在したい」と日本ロケにも意欲を見せていた。■女性監督の活躍に喜び「女性視点の映画がたくさん生まれている」そんなコッポラ監督の長編6作目となる本作は、過去作品のイメージを大きく覆す愛憎スリラー。ニコール・キッドマン、エル・ファニング、キルスティン・ダンスト、コリン・ファレルらキャリア史上最も豪華なキャスティングが実現し、昨年、第70回カンヌ国際映画祭の監督賞を、女性として56年ぶりに受賞した。「現在は数多くの女性監督が活躍している。女性視点の映画がたくさん生まれているし、それはとてもすばらしいこと」と喜びを語るコッポラ監督。本作も「スタッフもキャストもほぼ女性。男性のメインキャストは、コリンだけだった」といい、「珍しいことではあるけれど、そうした環境があるのは望ましいこと」と語った。■常に意識するのは「誰もが共感できる人間性」映画は南北戦争期のアメリカ南部を舞台に、世間から隔絶された女子寄宿学園で暮らす7人の女性たちと、彼女たちの前に現れた北軍の男性負傷兵が繰り広げる“情欲と嫉妬”のスリリングな密室群像劇。「当時の時代背景や女性たちの価値観に興味があったし、より普遍的な意味で、いまも続く男女間の愛憎に満ちたパワーゲームを描いてみたかった。私は常に登場人物の目線になり、何を感じ、何を考えているのかと想像する。観客の皆さんにも同じ体験をしてもらうため、誰もが共感できる人間性を意識している」(コッポラ監督)。■女優・草刈民代が語るソフィア・コッポラの魅力とは?プレミア上映会には女優の草刈民代が駆けつけ、コッポラ監督に花束のプレゼント。本作について「時代や場所を問わず、男女の関係におけるシビアな面がテーマになっていると思う」と話し、「いつも登場人物がリアル。言葉による説明ではなく、シーンの積み重ねによって、ストーリーがものすごく伝わるのがコッポラ監督の個性だし、映像表現に対する強いこだわりも感じます」とその魅力を熱弁していた。『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』は2月23日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年01月17日■美しい洋服。ドリスのインスピレーションの源は――?色鮮やかな生地や刺繍、異なる素材やテイストの組み合わせなどで、私たちを魅了し続けているラグジュアリーブランド「ドリス・ヴァン・ノッテン」。これまでプライベートや自宅の公開を拒否してきた同ブランドのファッションデザイナーであるドリス・ヴァン・ノッテン本人が、ついにその秘密のベールを脱ぎます。同ブランドと他ブランドの大きな違いは、デザイナーであるドリス自身がデザイン画を描かずに、生地作りから始まる、その製作過程にあります。また、「ドリス・ヴァン・ノッテン」は”広告は一切出さない”、”自己資金だけで活動する”、”手軽な小物やアクセサリーは作らない”など、洋服だけで世界と勝負しつづけてきました。本ドキュメンタリーはここ25年間、一度も休むことなく春夏・秋冬のメンズとレディースのコレクションを発表しているドリスの創作プロセスや、インスピレーションの源に迫ります!◼︎ドリス・ヴァン・ノッテンってどんな人?プロフィール・1958年ベルギー・アントワープに生まれる・1976年18歳でアントワープ王立芸術学院のファッション・デザイン科に入学・1986年同期生6人と、ロンドン・ファッション・ウィークに参加し、メンズウェアのコレクションを発表/アントワープのギャラリーアーケードに初のブティックをオープン・1989年パリメンズコレクションに初参加・1993年パリレディースコレクションに初参加・2014年パリ装飾芸術美術館で自身のインスピレーションズ展を開催・2017年記念すべき100回目のファッションショーを開催1958年、ベルギーのアントワープで生まれたドリス・ヴァン・ノッテンは、テーラーとブティックを経営する家で育ちました。少年時代から父に連れられてミラノやパリなどのショーやコレクションを見学していたドリスは、アントワープ王立芸術学院のファッション・デザイン科に入学します。卒業後は、フリーランスのコンサルタントデザイナーとしてファッション界に入ると、86年にメンズウェアのコレクションを発表し、そのキャリアをスタートさせました。あのアイリス・アプフェルも絶賛!ミシェル・オバマ前大統領夫人やニコール・キッドマンなど多数のセレブリティたちから愛されるドリス。現在96歳にして多くの有名デザイナーたちからリスペクトされ、今なおNYのカルチャーシーンに影響を与え続けているアイリス・アプフェルもドリスを愛するひとりです。アイリスは、ドリスを「彼のようなデザイナーはもうすでに絶滅している。だからこそ、彼は宝物なの」と語ります。◼︎ドリスの創作プロセスとは?ドリスの洋服作りは、生地作りから始まります。世界中の織物メーカーに発注した生地サンプルをチェックし、メンズ・レディースのデザインチーフとともにアイディアを出しあうと、さまざまな布を重ねたり当てたりして、最終的な形になるまで検討を重ねます。ドリスがもうひとつ大切にしているのが、職人の手による刺繍。インドに刺繍工房を構え、駐在員を置くなど徹底した姿勢は、手仕事の美しさを熟知する彼ならではの取り組みです。ドリスは、シーズンごとに刺繍を取り入れることで、高い技術を持つ職人を保護したいと語っています。ドリスの仕事は、洋服を作るところでは終わりません。コレクションのショーの舞台裏では、モデルたちに自ら着付けを行うだけでなく、ポケットに手を入れるか、それとも入れないで歩くかなど細かく指示を出します。ショーが終わっても「もっとこうすれば良かったというミスを100は思いつく」という、ドリスのストイックな姿勢がスクリーンに映し出されます。◼︎公私にわたるパートナー・パトリックとの暮らしにも迫るドリスを語るうえでかかせないのは、公私ともに長年ドリスのパートナーをつとめているパトリック・ファンゲルーヴェの存在です。ドリスとともにブランドのデザインやコレクションを担当しているパトリックは、アントワープの郊外の邸宅でドリスと共に暮らしています。カメラは3年に及ぶ取材交渉の末に、ついにその邸宅をも撮影することを許可されました。パトリックとドリスは「私たちの家や庭や暮らしぶりのすべてを撮影に含んでもよいものか?」と考えた末、最後には「そうした方がいいだろう」という結論に達したそうです。そのほどまでに、家や庭、そこでの私生活が、ドリスを構成する大切な要素であることが、映画の中では時間をかけて明かされていきます。デビュー以来、多種多様な花のモチーフを使ってきたドリス。パトリックと暮らす邸宅の広大な庭に咲き誇る季節ごとの花々や、家庭菜園で採れるカラフルな野菜たちが、彼のコレクションに大きな影響を及ぼしていることは、想像に難くありません。ふたりの審美眼をクリアした芸術品が所狭しと飾られ、庭園から持ち込まれた花が、インテリアにマッチする形で生けるけられていく様はため息が出るほど美しく、ドリスがプライベートにも全力で取り組んでいることが伝わってきます。「ドリスは自宅や旅先でも細かいやることや行くところのリストと時間割を作り、のんびりできない性分なの」と明かすパトリックと、それを苦笑しながら聞くドリスの表情からは、28年連れ添ったふたりが、互いを想う気持ちがじんわりと伝わってくるようです。本作のカメラが密着するのは、2014年9月にパリのグラン・パレで開催された「2015春夏レディース・コレクション」から、15年越しのラブコールが叶い、やっと会場の使用許可が下りた2016年1月のパリ・オペラ座での「2016/17秋冬メンズ・コレクション」の本番直後まで。「ファッションという言葉は好きではない。なぜならそれは半年間で消費されるもののように聞こえるから」「時代を超えたタイムレスな服を目指している」「じっくりと何度も味わえる服を作りたい」そう語るドリスの服作りの裏側を知ったあとは、きっと誰もが彼の服を手にとってみたくなるでしょう。以前よりもっと彼の服が好きになる――『ドリス・ヴァン・ノッテンファブリックと花を愛する男』は、そんな必見のドキュメンタリーです。◼︎『ドリス・ヴァン・ノッテンファブリックと花を愛する男』公開情報『ドリス・ヴァン・ノッテンファブリックと花を愛する男』2018年1月13日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野ほか全国順次公開監督・脚本・撮影・製作:ライナー・ホルツェマー出演:ドリス・ヴァン・ノッテン、パトリック・ファンヘルーヴェ、アイリス・アプフェル配給:アルバトロス・フィルム上映時間:93分公式サイト:© 2016 Reiner Holzemer Film – RTBF – Aminata bvba – BR – ARTE
2018年01月13日現地時間の1月7日、第75回ゴールデン・グローブ賞授賞式が開催されました。オプラ・ウィンフリーの感動的なスピーチ、『スリー・ビルボード』の4部門受賞など注目ポイントはたくさんありましたが、このコラムではもちろんTVドラマ部門に目を向けていきます。■「ビッグ・リトル・ライズ」「ハンドメイズ・テイル」2017年を象徴する海外ドラマは“女性”が筆頭!「ビッグ・リトル・ライズ」がリミテッドシリーズ&TV映画部門で作品賞と主演女優賞(ニコール・キッドマン)に輝いたほか、共通部門の助演男女優賞(アレクサンダー・スカルスガルド、ローラ・ダーン)も独占。そして、ドラマシリーズ部門では「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」が作品賞&主演女優賞(エリザベス・モス)を受賞と、今年のゴールデン・グローブ賞はエミー賞と同じ受賞結果が目立ちました。しかも、これらの作品は共に女性たちの物語。「2017年を象徴する海外ドラマには女性の存在あり」と言い切ってもいいのかもしれません。■いま注目したいのは、ウィットに富んだコメディドラマ「マーベラス・ミセス・メイゼル」さらに、「2017年を象徴する海外ドラマには女性の存在あり」をより印象づけたのが、コメディシリーズ部門で作品賞と主演女優賞(レイチェル・ブロズナハン)を受賞した「マーベラス・ミセス・メイゼル」。とてつもなくチャーミングで、世の中の空気にも合った同作が2部門に輝いたのも嬉しい瞬間でした。Amazon配信の「マーベラス・ミセス・メイゼル」は、50年代のニューヨークに生きる主人公ミリアム・メイゼル、愛称ミッジの物語。完璧な夫と完璧な住居で誰もが羨む結婚生活を送る良き妻ミッジが、ある日を境に夫に去られ、幸せな暮らしの崩壊に見舞われるところから物語は始まります。しかし、ミッジの本当の幸せは崩壊の先に? 良き妻生活から解放されたミッジは、持ち前のパワフルさを武器に第2の人生を歩み出すことに…。「ギルモア・ガールズ」でも知られるクリエイター、エイミー・シャーマン=パラディーノ(作品賞受賞の際に喜びを爆発させていましたね!)の描く作品世界で、思いがけない事態に戸惑いながらも羽ばたき始めるヒロインがとにかくキュート。名門女子大学を出て、良き夫を見つけ、子どもも生んでゴール! という“常識”が、決して常識ではないと知ったミッジの再生物語が、「ギルモア・ガールズ」でも見られた軽快で小粋な会話の応酬、見悶えさせられるほど素敵な50年代ファッションが、たっぷりの笑い&ここぞの感動と共に味わえます。実はミッジが周りの人々と繰り広げるトークが面白いのは、天性のコメディセンスの持ち主でもあるから。あれよあれよという間にスタンドアップコメディアンの道を歩み始めるミッジのサクセスドラマとしても、物語を楽しむことができます。エミー賞も受賞の「ビッグ・リトル・ライズ」はもう見たし、「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」の配信(Hulu)は2月28日からだし…という人は、ぜひこの機会に「マーベラス・ミセス・メイゼル」を。ゴールデン・グローブ賞受賞も納得の面白さです!(text:Hikaru Watanabe)
2018年01月11日ニコール・キッドマン、エル・ファニング、キルスティン・ダンスト、コリン・ファレルらが豪華競演することでも話題の愛憎スリラー『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』。その公開を記念し、監督のソフィア・コッポラが約4年ぶりに来日することが決定。来日と監督20周年記念メモリアルフォトブック発売を記念した写真展も同時開催されることになった。本作で2017年・第70回カンヌ国際映画祭の監督賞を、女性として56年ぶりに受賞したソフィア・コッポラ。映画のPRの来日としては、『ブリングリング』が上映された2013年10月の第26回東京国際映画祭以来、4年3か月ぶり。日本滞在中は主にメディア取材やトークイベントへの登壇などのスケジュールをこなすという。また、監督の来日に合わせ、1月16日(火)より4日間限定で写真展の開催も決定。監督20周年を記念し、同日より先行発売されるメモリアルフォトブック「SET PICTURES Behind the Scenes with Sofia Coppola」より抜粋された写真をいち早く観覧することができる、世界初の企画となっている。いずれも、ソフィア・コッポラ監督をデビューから陰で支えてきたプロデューサーで、写真家としても活躍しているアンドリュー・ダーハムの手で撮影された未公開の写真ばかり。『マリー・アントワネット』など過去作品のオフショットや、プライベート写真などが展示される予定。『The Beguiled/ビガイルド欲望のめざめ』は2月23日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。「Andrew Durham Set Pictures Behind the Scenes with Sofia Coppola」発売記念写真展は1月16日(火)~1月19日(金)11時~21時まで、LUMINE 0スタジオ(東京・新宿)にて開催(入場無料)。ソフィア・コッポラ監督20周年記念メモリアル・フォトブック「Set Pictures Behind the Scenes with Sofia Coppola」は1月16日(火)~BOOKMARC、TSUTAYA TOKYO ROPPONGIにて先行発売、2月9日(金)~全国書店にて発売。(text:cinemacafe.net)
2018年01月09日2018年4月に上演される「PHOTOGRAPH 51(フォトグラフ51)」の囲み取材会が行われ、演出のサラナ・ラパイン、主演の板谷由夏、翻訳と芸術面をサポートするドラマターグの芦澤いずみが出席した。【そのほかの画像はこちら】本作は、2015年にウエストエンドにてニコール・キッドマン主演で上演され、好評を博した舞台作品の日本初演。実在する科学者ロザリンド・フランクリンを主人公にした物語で、「世紀の大発見」とも言われる“DNAの二重らせん構造”の発見に貢献したにも関わらずノーベル賞を受賞しなかったロザリンドと、彼女を取り巻く5人の男性の姿を描いていく。板谷のほかに神尾佑、矢崎広、宮崎秋人、橋本淳、中村亀鶴が出演する6人芝居。今回が舞台初主演・初挑戦となる板谷は「すべてのことが楽しみ」と笑顔。サラナは本作を「何年もやりいたいと思ってきた作品」だと言い「ハードなストーリーでありながら、すごく詩的で抒情的な言語を使う。描かれ方や構成そのものも詩的」と魅力を語る。そんな戯曲を初めて日本語に訳した芦澤は「サラナと何度もミーティングを重ね、一言一句に含まれる意味やリズム、演出家の意図を確認していきました」と、英語の台詞に込められた魅力を繊細に反映していったことを明かす。日本語の芝居を初めて手掛けるサラナと俳優の間に言語の違いがあるが、先日、稽古に先行して行われたリーディング(読み合わせ)では「(サラナは)英語の台本を読みながら、私たちの日本語の芝居に一緒に笑っていた」と板谷。言語の違いについて「むしろラッキーだと感じています。言葉が通じないからこそ、なんとなくわかった感じにはならず、絶対にわかるまで、わかり合えるまで探ると思うので。そしてサラナはそういった私の好奇心や質問にきちんと返してくださる方。しかも“プラスα”を足して返してくれるという信頼もあります」。サラナも「“わからない”ということにワクワクしています。なぜなら全然違う視点で(芝居を)見たり聞いたりすることができるから」と語り、このカンパニーならではの深みが生まれそうだ。板谷は自身の演じるロザリンドについて「ストイックさとか強さとか、私に足りないものも持っている人。ものごとに夢中になっていく子供っぽさ、無邪気さ、突進していく集中力に憧れますし、そこは彼女を通して体感したい部分です。人として教わることがすごくある気がしているので、すごく楽しみ」板谷が「人間って面白いなと思ってもらえるし、いろんな発見があると思う」と話す公演は4月6日(金)から22日(日)まで東京・東京芸術劇場 シアターウエスト、25日(水)・26日(木)に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。取材・文:中川實穂
2017年12月28日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『Shadows on the Wall』Peter Lindberghタイヤメーカーのピレリ(Pirelli)が50年以上にも渡りプロモーション用に制作しているカレンダー、通称「ピレリカレンダー」は毎年、超一流フォトグラファーと美しいモデルの起用で世界中に多くのファンを持つ。その2017年版に起用されたのがファッション写真界の巨匠ピーター・リンドバーグ(Peter Lindbergh)。リンドバーグはニコール・キッドマン(Nicole Kidman)、ユマ・サーマン(Uma Thurman)、シャーロット・ランプリング(Charlotte Rampling)、ジェシカ・チャステイン(Jessica Chastain)、ジュリアン・ムーア(Julianne Moore)ら14人の女優をモデルに、一冊のカレンダーのために3万7,000枚以上のカットを撮ったという。その大部分が発表されないままになっていた膨大なカットから作品をセレクト、編集したのが本書である。大女優らの内面や人生を投影したような美しいモノクロームポートレートを満載した、ボリュームたっぷりの大判写真集。【書籍情報】『Shadows on the Wall』写真:Peter Lindbergh出版社:Taschen言語:英語、ドイツ語、フランス語ハードカバー/292ページ/360×260mm発刊:2017年価格:1万4,450円■Shelfオフィシャルサイト『Shadows on the Wall』購入ページ
2017年12月23日映画『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』が、2018年3月3日(土)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開される。幸せな一家に迫る不協和音本作は、郊外の豪邸に暮らす幸せな一家に付き纏うある少年をきっかけに、一家が崩壊していく姿を描いたカンヌ受賞作。主人公である心臓外科医のスティーブンは、美しい妻と二人の子供に恵まれ郊外の豪邸に暮らしているが、ある日気にかけている少年を家に招き入れたときから、奇妙なことが起こり始めるといったストーリーだ。子供たちは突然歩けなくなり、這って移動しなければならなくなってしまう。そしてスティーブンはついに容赦ない究極の選択を迫られる。監督は『ロブスター』のヨルゴス・ランティモス監督は『籠の中の乙女』『ロブスター』の奇才ヨルゴス・ランティモス。彼は本作でカンヌ映画祭において、脚本賞を獲得しており、3度目の受賞となった。脚本も手がけており、『ロブスター』を担当したエフティミス・フィリップと再びタッグを組んでいる。コリン・ファレル&ニコール・キッドマンが夫婦に主人公のスティーブンを演じるのは、『ロブスター』以来監督と再び組んだコリン・ファレル。“あること”をきっかけに少年に追い詰められる心臓外科医スティーブンを演じる。そして彼の美しい妻には、オスカー女優のニコール・キッドマンが抜擢された。謎の少年を演じるのは、『ダンケルク』で注目を集めた期待の新星バリー・コーガンだ。ストーリー心臓外科医スティーブンは、美しい妻と健康な二人の子供に恵まれ郊外の豪邸に暮らしていた。スティーブンには、もう一人、気にかけている少年がいた。その少年を家に招き入れたときから、家族のなかに奇妙なことが起こり始める。子供たちは突然歩けなくなり、這って移動しなければならなくなる。そしてスティーブンはついに容赦ない究極の選択を迫られる…。【詳細】『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』公開日:2018年3月3日(土)新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷他にてロードショー監督:ヨルゴス・ランティモス脚本:ヨルゴス・ランティモス、エフティミス・フィリップ出演:コリン・ファレル、ニコール・キッドマン、バリー・コーガン、ラフィー・キャシディ、アリシア・シルヴァーストーン2017/イギリス、アイルランド/カラー/英語/121分原題:THE KILLING OF A SACRED DEER©2017 EP Sacred Deer Limited, Channel Four Television Corporation, New Sparta Films Limited
2017年12月21日(C)2017 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO(R) and all related programs are the property of Home Box Office, Inc. 『お笑い』→『海外ドラマ』→『マンガ』→『ラジオ』の4ジャンルを週替わりで、そのスペシャリストが“最推し番組”を指南する『今週の萌えガタリ』。今週は『海外ドラマ』ということで、『BAILA』『日経エンタテインメント!』ほか各種媒体に映画・海外ドラマのレビューやコラムを連載中の今祥枝さんが最推しドラマを紹介! 【最推し海外ドラマ】『ビッグ・リトル・ライズ』 今年を代表するドラマのひとつが、オスカー女優のニコール・キッドマンとリース・ウィザースプーンという映画スターが豪華共演の『ビッグ・リトル・ライズ』。企画から制作まで、女優陣が自身でプロダクションを率いて手がけたミステリーの傑作です。 軸となるのは、ニコールとリースが演じるママ友、セレステとマデリン、引っ越してきた若いシングルマザーのジェーンの3人。世話好きなマデリンは再婚してパートで働く2人の子持ち、弁護士だったが現在は専業主婦の美女セレステは、夫はイケメン&エリートで双子の母親、一方のジェーンは子どもの父親について語らず、わけありの様子。小学校で起きたいじめ問題に端を発して、親同士を二分するゴリゴリとした軋轢は加速していき、徐々にママ友たちの裏の顔が明らかに。 序盤は、女性なら“あるある”満載で「こういう人いるよねえ」とうなずきまくり。やがて、子育ての悩みからセックスレス、日常的に女性が経験するセクハラ、モラハラからDVまで、女性たちが抱える問題ががっつりと描かれる展開は、なかなかヘビーです。 特に、誰もが羨む完璧な人生を歩んでいると思しきセレステ。荒っぽいセックスを夫も自分も好んでいる、夫と自分は対等だと思っていたのに、実はこれがDVなのだと認識していくくだりでは、息を詰めて呼吸をするのも忘れてしまうほど。聡明で思慮深い女性が、なぜDVの被害者となってしまうのかを、これほどリアルに伝えたドラマは、見たことがありません。 本作のテーマを象徴するシーンはほかにも。セレステが久々に弁護士に復帰した際に、自分が仕事を楽しんだことに罪悪感を覚えながら、心の奥から絞り出すようにして「母親業だけじゃ足りない」と吐露する姿に、思わず落涙。子どもにも恵まれ、何不自由ない生活を送りながら、不満を感じる自分を責め続けてきたセレステの言葉は、現代に生きる多くの女性の気持ちを代弁しているかのよう。 原作は、オーストラリアの人気作家によるベストセラー『ささやかで大きな嘘』。冒頭で、6カ月後に誰かが何者かによって殺された事実が掲示され、最後まで謎を引っ張る仕掛けは、日本でいうと湊かなえ作品のようなテイストも。ドラマの脚色は重くなりすぎずコミカルさもあって、最終話で明らかとなる殺人事件のてん末は、意外で痛快。思いがけず胸のすくような幕切れに。きっとわけもなく涙がこぼれてしまうはず。
2017年12月11日『めぐり逢わせのお弁当』のリテーシュ・バトラ監督がジム・ブロードベント、シャーロット・ランプリングという2人のベテラン俳優とともに贈る最新作『ベロニカとの記憶』。本作では、イギリスの新進俳優の共演も大きな注目を集めている。本作は、2011年英国ブッカー賞に輝いた、記憶と時間をめぐるサスペンスフルな小説「終わりの感覚」(ジュリアン・バーンズ著)を映画化。元妻とも良好な関係を築き、出産間近の娘がいる主人公トニー(ジム・ブロードベント)の若きころの初恋の記憶が、ミステリータッチで描かれていく。若き日のトニーを演じているのが、本作で映画デビュー後、クリストファー・ノーラン監督『ダンケルク』にも桟橋の士官役として出演したビリー・ハウル。そして、トニーの親友・エイドリアンを、アン・リー監督『ビリー・リンの永遠の一日』に抜擢されて注目を浴び、テイラー・スウィフトと交際中といわれるジョー・アルウィンが演じている。「プラダ」モデルが夢の共演を果たすことに!2人は物語の核となる、トニーの青春時代で共演し、初恋の“若い日のピュアさと危うさ”を見事に表現。しかも、そんな2人には共通点が!ビリーは、「プラダ(PRADA)」の2016年春夏メンズウェアの顔を務めた一方で、ジョーも2018年春夏の「プラダ」モデルに抜擢され、現在も活躍中。奇しくも「プラダ」モデルが劇中で夢の共演を果たしている。ビリーは本作への出演について、「ジム・ブロードベントが演じるトニー役の若いころを演じることは、興味深かったよ。ジムとは実際にどう演じるかについて相談はしてないんだ。そうしたやり方は少し怖い部分もあったけど、迷いはなかった。ジムと僕はお互いに自由に演じるという合意の下に演技をしていたからね。開放される気がしたんだ」とコメント。「彼の方が先に撮影してたから、少し奇妙だったね。彼の出演シーンを見ることができたので、それを基に役作りをした。そこから年を取ったトニーという人物の本質を見出していったんだ」と、名優の佇まいから役作りのヒントを得ていたことを明かしてくれた。今後も話題作への出演が続く、英国の注目株ジョーの最新作は、シアーシャ・ローナンと共演する2作、チェーホフの「かもめ」の映画化『The Seagull』(原題)とイアン・マキューアン原作の『On Chesil Beach』(原題)。また、ビリーはエマ・ストーン主演『The Favourite』(原題)、ニコール・キッドマン主演『Boy Erased』(原題)、シアーシャ・ローナン主演『Mary Queen of Scots』(原題)など話題作ばかりが控えている。トニーとエイドリアンの、ベロニカをめぐる三角関係、そして物語を彩る英国の注目株2人の演技にも注目だ。『ベロニカとの記憶』は2018年1月20日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほかにて全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月10日孤高のファッション・デザイナー、ドリス・ヴァン・ノッテンベルギー・アントワープ出身のファッションデザイナー、ドリス・ヴァン・ノッテン。2017年の3月には、100回目のコレクションを発表。秋には集大成としてコレクションをまとめた『DRIESVANNOTENBOOKS1-100』を出版。59歳と円熟期を迎えている。ニコール・キッドマン、ミッシェル・オバマ、アイリス・アプフェルなど、世界のセレブやファッション・アイコンも愛して止まない。広告は一切しない、自己資金だけで活動するメゾン。年4回のメンズとレディースのコレクションの洋服だけで世界と勝負する潔さ、ファストファッションと大資本全盛の時代において、まさに孤高のファッションデザイナーなのです。あまりメディアへの露出を好まなかった彼を監督のホルツェマーは、3年がかりで口説きました。カメラは、パリのグラン・パレで開催された2014年9月の2015春夏レディース・コレクションの舞台裏から、念願だったオペラ座を舞台にした2016年1月の2016/17秋冬メンズ・コレクションの本番まで1年余りも密着。描かれるのは、華やかなコレクション・ショーの舞台裏、世界中に特注した大量な生地をセレクションするアトリエの様子、スタッフを駐在させて高い品質を維持するインドの刺繍工房の現場など、クリエイションの現場のリアルなプロセスです。他のブランドとの違いは、ドリス自身がデザイン画を描かずに、生地作りから始まる創作過程にあります。世界の織物メーカーに発注し、生地サンプルをチェックし、デザイナーのザイラーやメリルらとアイデアを出し合い、裁断、仮縫いへ。その後、仮縫いされた150~160点のサンプルを叩き台にして、公私にわたりパートナーのパトリックとスタリイストのナンシーとともにさらに絞り込んでいきます。最終的にリリースする50~60体まで、さまざまな布を重ねたり、合わせたり。ドリスがファミリーと誇るチームでの試行錯誤を続けて、コレクション当日を迎えます。こうした繰り返しを年に4回、メンズ、レディースの春夏、秋冬のコレクションを25年余り続けているのです。ドリスは言います。「成功はプレッシャー、さらなる期待が高まる」「このサイクルから抜けたい、デザイナーなら誰しも、1年間休みたい、いや1シーズンでも休めればと妄想するが、それは不可能だ」コレクションはすべてチャレンジ、と語るドリス。自らを「病的な完璧主義者」と認め、コレクションの直後は「ここをこうすれば・・・」など後悔するので、すぐに映像を見たくないという彼に、過去のコレクションを解説させる場面もあり、「見せ方が冷淡、受けも悪かった」「スポーツウェアとオート・クチュールのミックスは冒険だった」「スージー・メンケスに腐ったエビのいろと酷評された」など、率直に語る姿はとても印象的です。ドリスのプライベートに立ち入ったのは、パートナーのパトリックと暮らすアントワープ郊外の自宅。庭園と自家菜園をドリス自らが案内し、花を摘み、野菜を調理する場面も描かれています。子供のころは、両親の経営するブティックで遊んでいましたが、家業を継ぐことより、服そのものをつくることに興味を覚えました。1977年から80年までアントワープ王立芸術学院で服作りを学びました。同期にアントワープ・シックスと呼ばれる才能ある6人が集まっていました。1992年に初のメンズコレクションを発表、3年目からレディースのコレクションも手掛けるようになりました。英国のジャーナリストのスージー・メンケスが賞賛して売れるきっかとなり、さらにマドンナが着たことで、一気にブレークします。1994年には、フランスTVでは、3シーズンで有名なデザイナー、トップ20のゴルチエの次の2位にランクされたのです。6カ月で消費される「ファッション」が嫌いなドリスドリスは語る。「とりつかれている。ファッションは空っぽ、ファッションという用語は嫌いだ。半年で寿命がつきると思われてている。自分の洋服はもっとタイムレスな言葉で表現したい」ファッション・デザイナーでありながら、「ファッション」という用語は嫌いだと断言し、「服をデザインする前に、ストーリーや人物や、モノを思い浮かべる。感じることを服を通して表現したい」93分に凝縮されたドリス・ヴァン・ノッテンの「とりつかれた」世界にひたってみませんか。『ドリス・ヴァン・ノッテンファブリックと花を愛する男』公開情報2018年1月13日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館他全国順次ロードショー監督・脚本・撮影・製作:ライナー・ホルツェマー撮影:トゥーン・イレハム音楽:コリン・グリーンウッド、マシュー・ハーバート、サム・ペッツディヴィス2016年/ドイツ・ベルギー配給:アルバトロス・フィルム上映時間:93分© 2016ReinerHolzemer – RTBF – Aminata bvba – BR – ARTE監督ライナー・ホルツェマープロフィールドイツ語圏のドキュメンタリー界を牽引する作家。1958年、ドイツ・ゲミュンデン生まれ。82年にドキュメンタリー作品『Wer sich nicht wehrt…』がHessianTV Awardで最優秀新人監督賞を受賞。代表作はアウシュヴィッツに強制収容されたロマ族に光をあてた『Verfolgt und vergessen』(85)、ドイツで初めてエイズ患者を公表した人物に密着した『I am still alive』(86),『マグナムフォト世界を変える写真家たち』(99)など。本作はドリスに出会って3年がかりで説得し、撮影に至った。
2017年12月07日全世界が熱狂した『キングスマン』から2年、超個性的な新キャラクターを加え、アメリカほか各国でNo.1大ヒットを記録した『キングスマン:ゴールデン・サークル』が2018年日本に上陸。この度、本作の日本語吹き替えキャストが決定し、前作より木村昴と森田順平が続投し、加えて中村悠一と田中敦子が参加することが分かった。■エグジー&ハリーを木村昴と森田順平が続投! 今作では師弟の共闘シーンも前作に引き続き、木村さんと森田さんの2人が続投するのは、主人公エグジー(タロン・エガートン)とハリー(コリン・ファース)。英国紳士らしいスマートなスーツに身を包みスパイ・ガジェットを駆使する超絶アクションがトレードマークとなる、キングスマンのスパイエージェントたちだ。街のしがないストリートキッズから一流エージェントへと上り詰めた主人公エグジーと、その恩師であり前作で死んだと思われたものの、驚きの復活を遂げるハリー。前作では見ることの叶わなかった、師弟の共闘シーンも用意されている。■エグジー役・木村「恋の行方にも是非注目して」、ハリー役・森田「まさか生きかえるとは」「ドラえもん」のジャイアン役で知られる木村さんは、「またエグジーを演じさせて頂きとっても光栄な気持ちでいっぱいでございます」と続投への喜びを述べ、「礼節を重んじ、紳士的なエグジーを意識したつもりではありますが、やはりエグジーはエグジー。ルールに縛られない彼らしい一面は見所でもあり、意識した部分です!」とコメント。また「エグジーの礼節がとにかく良くなっています(笑)新たな仲間や敵も登場します。ニューアイテムを使った爽快なアクションや、エグジーの恋の行方にも是非注目してください!」と見どころポイントも明かした。前作のほかにもコリン・ファースの吹き替え声優を長年担当している森田さんも、「まさか生きかえるとは思ってなかったですね。もうエグジーとは会えないと思っていたので嬉しかったです」と喜び、「前回にも増して、これでもかという位のハチャメチャの展開。エルトン・ジョンも加わって、今回も見どころ満載です」と話している。■本作から登場の新キャラには声優界のトップらを起用そして、キングスマンと手を組むことになる同盟スパイ機関「ステイツマン」のエージェントであり、無骨でアメリカンな風貌のテキーラ(チャニング・テイタム)を、「マクロスF」「おそ松さん」などのアニメ作品はもちろん、クリス・エヴァンスやリアム・ヘムズワースの吹き替えを多く担当する中村悠一。本作でキングスマンを壊滅させる、柔らかな物腰と裏腹に超サイコな敵・ポピー(ジュリアン・ムーア)を、「攻殻機動隊」シリーズの草薙素子役や、ニコール・キッドマンをはじめ、多くの海外作品の吹き替えを務める田中敦子が担当。さらに、ステイツマンのリーダー・シャンパン(ジェフ・ブリッジス)を菅生隆之、ジンジャー(ハル・ベリー)を本田貴子、ウイスキー(ペドロ・パスカル)を宮内敦士、そして観客が驚愕すること請け合いの怪演を見せつけるエルトン・ジョンを岩崎ひろしと、盤石の豪華布陣が実現した。『キングスマン:ゴールデン・サークル』は2018年1月5日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年12月07日