超イケメンの元犯罪者がFBI捜査官とコンビを組んで知的犯罪に挑む異色ドラマ『ホワイトカラー』。全米では2009年にスタートし、現在シーズン4に突入。日本でも5日(水)にはシーズン3のDVDがリリースになる、そんな人気ドラマで大ブレイクした主演俳優マット・ボマーがインタビューに応じた。その他の写真ニューヨークのスタイリッシュな街並みを背景に、天才的詐欺師としての経験と知識を活かしてFBIの捜査に協力するニール。そんなキャラクターを演じているボマーは「役作りの上で、元詐欺師からのアドバイスも受けているよ。スリの手口や鍵の開け方、また、トランプのカードを使ったちょっとしたワザも習ったり。劇中で何かトリックを使ったときは必ず彼のチェックが入ってる」とドラマのリアリティをアピール。「だからと言って、実生活でそれを役立てたことはないよ。だってニールのように刑務所のお世話にはなりたくないからね(笑)」と茶目っ気たっぷりに話す。ご覧の通りのルックスの良さも手伝って、まさにニールを地で行くような感じに見えるが、「1年のうち5か月半、1日12~15時間も撮影していると、つい普段の生活でもニールが出てしまう。というか、どこからどこまでが自分なのかニールなのか、境界線もあやふやになる」という。本作はそんなボマー演じるお調子者のニールと、カタブツな捜査官ピーターという対照的な男ふたりの関係が、回を重ねるごとに親密になり、面白さを増していく。それについてボマーは「もともとこのドラマのアイデアは、刑事と犯罪者のバディ・ムービー『48時間』(1982年、ニック・ノルティとエディ・マーフィーの共演作)が参考になっている。ただ、ピーター役のティム・ディケイとは初顔合わせの時からウマが合ったし、共演していても相性の良さを感じる。それで、より男ふたりの友情関係に焦点を当てた物語に掘り下げていくことになったし、現場では僕とティムが即興で芝居をすることもある」と明かしてくれた。さて、待望のシーズン3では、前シーズンのラストで手にしたナチスの財宝をめぐって、ニールは深く大きな悩みを抱えることに。「FBIでの仕事を続けるべきか、それとも去るべきなのか。ニールの内面的な葛藤が描かれる。周りの人間関係も試され、ニールの恋人サラとの恋愛の行方も怪しくなっていくんだ。僕自身、とても楽しんで演じたシーズンだから気に入ってもらえると嬉しいな」取材・文:前田かおり『ホワイトカラーシーズン3』DVDコレクターズBOX13440円(税込)発売中9月5日(水)レンタルスタート発売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
2012年09月04日『ホット・ファズ俺たちスーパーポリスメン!』のエドガー・ライトとニック・フロストの再タッグ作と聞いただけで、興奮せざるを得ない。しかも、描かれるのが“団地”で繰り広げられる、不良キッズたちと凶暴なエイリアンの壮絶バトルと聞いたら、かつて『E.T.』や『ゴーストバスターズ』に胸躍らせた映画少年&少女たちはいてもたってもいられないはず。先日公開された『アタック・ザ・ブロック』を引っさげ、来日を果たしたエドガーの秘蔵っ子、ジョー・コーニッシュ監督とニックにその「SF愛」を語ってもらった。本作の主人公は、ロンドンの貧しい公共団地に住む不良少年たち。毎夜繰り出しては住民たちを困らせていた彼らだったが、ある夜、空から突然降ってきた謎の生物“エイリアン”たちにより、これまで味わったことのない恐怖に見舞われる。ニックが演じるのは彼らと同じ団地に住む、兄貴分的存在のロンである。――やんちゃなキッズたちが、エイリアン相手に本気で暴れまわる姿が微笑ましいですが、撮影現場もさぞかし賑やかだったのでは?ニック:騒がしかったな。子供たちは生き生きしていて、全てのことを楽しく笑いに変えて、興味をもっていろいろなことを聞いてきたよ。敬意を持って接してくれたし、彼らと毎日一緒にいることは楽しかったよ。監督:とにかくアクションシーンがたくさんあったから、子供たちに時間をかけて指導している余裕はなかったんだ。だから配役の段階から、演技の練習をする必要のない俳優を選んでいったんだ。テーマを教えて、実際にカメラで彼らの動きを撮って、いろいろ試してみたところ、子供たちは割と自然に入りこめていったんだけど、逆にニックの方に原因があって、ピアノでこのセリフはこの音程だという風に、時間がかかったなぁ(笑)。――今回、撮影が行われたのは監督が生まれ育った街のすぐ近くだったということですが、おふたりはどんな少年時代を送っていましたか?監督:(映画の舞台にもなっている)南ロンドンをよく自転車で走り回っていたよ。宇宙船のような高層ビルを見て、“ここに住みたい!”と思っていたよ。SFアドベンチャー映画が大好きで、『ドクター・フー』や宇宙船を想像するのが好きな子供だったね。僕の周りには公営住宅団地に住む友人が大勢いた。生まれてから5回も近所で暴動が起こったけど、自宅周辺もそこに住む人も大好きだよ。あの子供たちがいなければ、この映画はなかっただろうね。ニック:僕も自転車を持っていたし、南ロンドンではなかったけれど映画に出てくるような低所得者層の地域に住んでいたんだ。映画に出てくる子供たちのようだったと思うよ。(ジョークで)強盗とかしたしね(笑)。団地という独特の閉鎖された空間で巻き起こる、“人間 VS 未確認生物”の壮大なバトルという構図が何とも滑稽。「このクリーチャーは(少年たちの)影絵みたいな感じなんだ」という監督だが、そこには自分たちの素行の悪さと対面することになる少年たちの姿と共に、“エイリアン”を介しての大人と子供のバトルという構図が浮かび上がる。――ニックは、前作『宇宙人ポール』でも“宇宙人”とも共演していましたが、おふたりは宇宙人の存在を信じる…?ニック:100%信じているよ!会ったことはないけど、どこかに隠れているかもしれない。もしロブスターみたいなのが宇宙船から降りて来ても、全然不思議じゃないと思うんだよね。監督:僕もニックの言う通りだと思うよ。きっとどこかにいると信じている!宇宙人がいろんな形をしていてもおかしくないと思う。子供のときに『未知との遭遇』を観たとき、本当に未来にこういうことが起きるんだと思い込んで、怖がっていたのを覚えているよ。かのスティーヴン・スピルバーグの代表作『未知との遭遇』が公開されたのが1977年、『E.T.』が1982年。かつてのジョー少年とニック少年が胸躍らせた、SF映画への愛と夢が、本作で描かれる“エイリアン”はもちろん、不良キッズたちの会話の端々に散りばめられている。――ずばり、ご自身にとって衝撃を受けたSF映画と言うと?監督:『E.T.』だね。好きすぎて、ダンボールでE.T.を作って友達のように抱えていたんだ。夕食の時間なのにE.T.を作るのに夢中になって、両親に説明しなければならなかった。8歳のときだったと言いたいけれど、実際は恥ずかしながら、13歳だった…。ニック:僕は『未知との遭遇』だね!祖母のメラニーがアメリカ人と付き合いがあって、VHSを調達してきてくれて、それを家族みんなで座って観たとき、身体全体で衝撃を受けた。それがいまも続いている。いまも『未知との遭遇』を観ると、11歳の頃の自分に戻れるんだ。――では最後に、日本の映画ファンにメッセージをお願いします!監督:アクション、アドベンチャー、エイリアン映画が好きな人や、80年代の古風なSFアドベンチャーが好きな人はぜひ観にきてほしいね。いままでにないストーリーで、新しい監督で、新しいキャストだから新鮮な映画である一方、80年代のスタイルを踏襲したエイリアン映画というところが見どころかな。ニック:人生の88分の楽しみたいと思ったら、『アタック・ザ・ブロック』を観てほしい!!■関連作品:宇宙人ポール 2011年12月23日より渋谷シネクイントほか全国にて公開© 2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVEDアタック・ザ・ブロック 2012年6月23日より渋谷シネクイントほか全国にて公開© StudioCanal S.A./UK Film Council/Channel Four Television Corporation 2011
2012年06月25日5月に失踪騒ぎを起こした『ターミネーター3』のニック・スタールが再びゆくえをくらましてしまった。先月、別居中の妻から捜索願が届けられる騒ぎになった32歳のニックだが、数日後に友人たちへ無事を知らせるメールを送ると、薬物依存症克服を目指して自らリハビリ施設に入所した。だが、今月になってニックは医師が止めるのも聞かず、カリフォルニア州の施設を出てしまったという。その後は友人宅に滞在していたニックだが、今月14日(現地時間)に外出後、その家に戻らず、家族や友人は連絡が取れない状態が続いている。ニックが最後に目撃されたのは同14日だという。関係者は「E! Online.com」に「彼は消えてしまいました。どこを捜しても見つからないし、誰とも連絡を取っている様子がありません。みんな彼に戻ってきてほしくて、懸命に捜しているところです。大変なことになってしまった。捜そうにも、何の手がかりもないのですから」と絶望的な状況を語っている。(text:Yuki Tominaga)© AP/AFLO
2012年06月20日5月14日(現地時間)に別居中の妻によってロサンゼルス市警に捜索願が出されたニック・スタール(『ターミネーター3』)が、友人に無事を報せるメールを送っていたことが明らかになった。「TMZ.com」によると、18日(現地時間)にニックは複数の友人に自分が無事であると伝え、心配をかけたことを詫びるメールを送ったという。そこには、ドラッグやアルコールの依存症からの更正を目指してリハビリ施設に入るため、今後1か月間連絡が取れなくなるとも書いてあったそうだ。ニックの友人は、一斉メールの送信リストに妻のローズさんのアドレスが含まれていなかったと語っているが、誰にでも書ける内容のメールの信ぴょう性を疑う声もある。ロサンゼルス市警は、メールが送られてきたというだけでは不十分だとして、引き続き捜索にあたると発表した。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO
2012年05月21日『ターミネーター3』(’03)でジョン・コナーを演じたニック・スタールが、今月9日(現地時間)から行方不明になっていることが明らかになった。ゴシップ・サイト「TMZ.com」によると、別居中の妻が14日(現地時間)にロサンゼルス市警察に捜索願を提出したという。現在32歳のニックはロサンゼルスの犯罪多発地区として知られる「スキッド・ロウ」に出入りしていたことから、何らかの犯罪に巻き込まれたと見られている。夫妻は2009年に結婚し、2歳になる娘がいるが、今年2月に別居した。妻が養育している娘の親権を係争中で、ニックは週1回の面会を許されていたが、妻は彼のドラッグ服用を疑っていて、面会前の24時間以内にドラッグ摂取をしたか検査を受けることを条件として裁判所に申請していた。ニックは12歳のときに出演したメル・ギブソン主演の『顔のない天使』(’93)で注目され、その後も『イン・ザ・ベッドルーム』(’01)や『シン・シティ』(’05)などに出演、撮影済みの新作も2本ある。一昨年に『388 Arletta Avenue』(原題)で彼を起用したランドール・コール監督は「トロントの撮影現場には奥さんが赤ちゃんを連れて訪ねてきて、とても仲睦まじい様子だったし、彼が問題を抱えているようには見えなかった」と「People」誌に語っているが、ニックは今年1月にハリウッドでタクシー料金の84ドルが払えず逮捕されるなど、トラブルが続いていた。2001年の出演作『Bullyブリー』で主演を務めたブラッド・レンフロは2008年、ヘロインの過剰摂取で25歳の若さで命を落としている。自分と同じように子役としてスタートしたブラッドの死について「僕も経験者だから、ブラッドが問題を抱えているのはすぐに分かった」と語ったニック。彼もまた同じ破滅の一途をたどってしまうのだろうか。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO
2012年05月18日フランスからハリウッド映画への愛を込めた『アーティスト』と、パリを舞台に映画の魅力を描いた『ヒューゴの不思議な発明』。共に古き良き時代の映画にオマージュを捧げる2作が最多5部門に輝き、幕を閉じた第84回アカデミー賞。フランス映画として初の快挙を果たした『アーティスト』の功績を筆頭にして、今年は様々な記録が塗り替えられた、歴史的なアカデミー賞授賞式となった。今年最大の注目の的となっていたのは、前述の2作が手にする栄冠のゆくえ。ノミネーションの段階では、『ヒューゴの不思議な発明』が最多11部門でのノミネート、『アーティスト』はそれに続く10部門のノミネートであった。蓋を開けてみると、授賞式前半に発表された撮影賞に美術賞、視覚効果賞、録音賞、音響編集賞を受賞と、瞬く間に『ヒューゴの不思議な発明』が5部門で受賞し、体勢有利かと思われた。だが後半に入ると一転、『アーティスト』の逆襲と言わんばかりに、監督賞(ミシェル・アザナヴィシウス)、主演男優賞(ジャン・デュジャルダン)、作曲賞、衣裳デザイン賞、そして作品賞を獲得、同じ5部門で最多受賞の快挙を果たした。惜しくも作品賞を逃した巨匠マーティン・スコセッシだが、映像技術的な面が高く評価された点において、自身初の3D映画にさらなる可能性と手ごたえを感じたのではないか。俳優部門でも後世に大きな可能性を伝える感動の瞬間があった。まず助演男優賞のクリストファー・プラマー(『人生はビギナーズ』)は御歳82歳にして、史上最高齢のオスカー受賞となった。1950年頃に舞台デビューして以来、半世紀以上にもわたり名演を見せてきた大御所俳優が、授賞スピーチで「ケネス・ブラナー、ジョナ・ヒル、ニック・ノルティ、マックス・フォン・シドー、あなたたちと一緒にノミネートされて本当に誇らしく思っています」と肩を並べた老若の候補者に対して贈られた称賛と労いの言葉からは彼の真摯な姿勢がうかがえ、また彼を見つめる同い年のマックス、さらに同じ舞台出身のケネスの眼差しからはクリストファーへの愛と尊敬の念が感じられた。大御所の貫禄を見せつけたひとりと言えば、もちろんメリル・ストリープ(『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』)の29年ぶりの快挙も外せない。のべノミネート回数は17回、うち14回は涙をのんできたわけだが、自分で「アメリカの半分が『またか!』って思ったこでしょう」と言えるまでには、ノミネート常連ならではの並々ならぬ重圧とプレッシャーもあったはず。ストイックな女優魂と愛情あふれる彼女の快挙に、サンドラ・ブロックら涙を浮かべる女優たちの姿も見られた。さらに、外国語映画賞においても『別離』がイラン映画としては初のオスカー受賞という快挙を果たした。ノミネート自体、実に13年ぶりの快挙であったが、それまでにもベルリン国際映画祭での史上初の3冠を始め、セザール賞にインディペンデント・スピリット賞と、本作に対する欧米での高評価はイラン映画としては近年稀に見るほどであった。受賞スピーチの舞台に立ったアスガ―・ファルハディ監督は、「多くのイラン人が世界各国で我々を見ており、喜んでいただいていると思います。いま戦争の話、そして攻撃の話が出ています。そしてイランという国は我々の文化と離れて語られており、政治の影に隠れてしまっています。この賞をイランの人々に捧げます。あらゆる文化、あらゆる文明を尊重する国民です。そして憎しみ、そして敵対的な行動を憎しむ国民です。ありがとうございました」と、イランの国民・文化についての理解を訴えると共に、新たな歴史の1ページがもたらした希望を世界に向けて発信した。様々なドラマが今年も見られたアカデミー賞。結果だけ見れば下馬評通りの受賞と思った方も少なくないだろうが、人物の偉業に寄った作品や社会派の作品が好まれやすい傾向の中で、『アーティスト』と『ヒューゴの不思議な発明』の快挙は、純然たるエンターテインメントを楽しむという映画本来の感動を再確認させてくれる機会になったのでは。あなたは今年のアカデミー賞の結果をどう考える?特集:第84回アカデミー賞第84回アカデミー賞受賞結果■作品賞『アーティスト』■監督賞ミシェル・アザナヴィシウス(『アーティスト』)■主演男優賞ジャン・デュジャルダン (『アーティスト』)■主演女優賞メリル・ストリープ(『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』)■助演男優賞クリストファー・プラマー(『人生はビギナーズ』)■助演女優賞オクタヴィア・スペンサー(『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』)■外国語映画賞『別離』(イラン)■オリジナル脚本賞『ミッドナイト・イン・パリ』■脚色賞『ファミリー・ツリー』■撮影賞『ヒューゴの不思議な発明』■編集賞『ドラゴン・タトゥーの女』■美術賞『ヒューゴの不思議な発明』■衣装デザイン賞『アーティスト』■メイクアップ賞『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』■作曲賞『アーティスト』■歌曲賞「Man or Muppet」(『ザ・マペッツ』)■録音賞『ヒューゴの不思議な発明』■音響編集賞『ヒューゴの不思議な発明』■視覚効果賞『ヒューゴの不思議な発明』■長編アニメ映画賞『ランゴ』■長編ドキュメンタリー映画賞・『Undefeated』(原題)■短編ドキュメンタリー映画賞・『Saving Face』(原題)■短編アニメ映画賞『The Fantastic Flying Books of Mr. Morris Lessmore』(原題)■短編映画賞『The Shore』(原題)■関連作品:第84回アカデミー賞 [アワード] 2012年2月26日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催© AMPAS■関連記事:ショーン・ヤング、オスカーのアフター・パーティ会場前で警備員を殴り逮捕される【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~クラシック編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~セクシー編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~ホワイト&メタリック編~【アカデミー賞】最高栄誉はハリウッド愛を贈るフランス映画『アーティスト』へ!
2012年02月28日第84回アカデミー賞授賞式で、『人生はビギナーズ』のクリストファー・プラマーが助演男優賞を獲得した。マイク・ミルズの実体験を基に、晩年に突然ゲイであることをカミングアウトする父親と息子の愛と人生の再スタートを描いた本作。クリストファーは、自身に正直に自由を謳歌する父親をユーモアたっぷりに演じている。現在82歳、その俳優歴は半世紀以上にのぼる大御所中の大御所。『サウンド・オブ・ミュージック』(’64)のトラップ大佐役など数々の作品で名演を見せてきた彼だが、意外にもオスカーノミネートは2009年の『終着駅-トルストイ最後の旅-』が初めてで、今回の受賞は同賞において最高齢での初受賞となった。今回の助演男優賞部門は、同い年のマックス・フォン・シドー(『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』)や、ニック・ノルティ(『Warrior』)などベテラン勢が揃ったが、クリストファーがこれまでの映画賞レースと順当の強さを見せた。手にした金のオスカー像に向かって「あなたは私より2歳しか年上じゃないんだね。母の種にいたときからこのスピーチを予定してました」と冗談を飛ばすや、ほかの候補者に称賛を贈り「(共演の)ユアン・マクレガーとこの賞を共有したい」と語った。特集:第84回アカデミー賞 Harbaugh / ©A.M.P.A.S.■関連作品:第84回アカデミー賞 [アワード] 2012年2月26日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催© AMPAS人生はビギナーズ 2012年2月4日より新宿バルト9、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2010 Beginners Movie, LLC. All Rights Reserved.■関連記事:【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~クラシック編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~セクシー編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~ホワイト&メタリック編~【アカデミー賞】最高栄誉はハリウッド愛を贈るフランス映画『アーティスト』へ!【アカデミー賞】会場総立ち!メリル・ストリープが3度目のオスカー受賞!
2012年02月27日