ニール・サイモンの傑作『ビロクシー・ブルース』に出演する濱田龍臣、宮崎秋人、松田凌、鳥越裕貴が顔を揃えた。4人が演じるのは、第二次世界大戦中の新兵訓練所の若者たち。ブロードウェイを代表する喜劇作家が描くユーモアたっぷりの青春グラフィティをどう見せるのか。3年前に初舞台を踏んだばかりの濱田と、数多くの舞台を経験していて普段から親交のある宮崎、松田、鳥越が混じり合っていく様は、想像するだけで楽しそう!久しぶりの共演は「変な緊張感」「小っ恥ずかしい」──濱田さんは全員と初共演で、宮崎さん、松田さん、鳥越さんはそれぞれ一度共演を経験しておられます。この顔合わせについての感想から聞かせてください。濱田僕はお三方とも今日が初めましてなんです。だから、今も緊張して、どうしようと思っています(笑)。松田でも、俺たち3人も共演経験はありますけど、秋人とは7年ぶり、裕貴とは10年ぶりくらいで、久しぶりなんです。宮崎プライベートではよく会ってますけど。松田2日前にも会いました。鳥越仲良しすぎるのよ(笑)。宮崎(松田とは)養成所の同期ですから。裕貴とも昔は仲良かったんですけど……。鳥越そう、一回いろんなことがあったんです。そこは深く掘らないでください……。松田いやいやいや、裕貴くんともずっと仲良しですから(笑)。だから、俺たちが濱田くんを少しでも盛り立てていけたらなと。ご迷惑おかけするかもしれないですけど。宮崎年上組が好き勝手やって(笑)。松田(濱田に)今おいくつなんですか。濱田8月で23歳になりました。松田えっ、嘘!?この貫禄たるやっていう感じがしますね。鳥越僕らの10コ下だ。宮崎僕と裕貴は同学年なんです。鳥越好き勝手やるって言ったのは考え直そう。頑張る。頑張ります(笑)。──お三方は、久しぶりの共演についてどんな思いがありますか。鳥越変な緊張感があるというか、それぞれがどう歩いてきたのかがここで出るのかなと思うと、イヤ〜な感じがします(笑)。宮崎正直、手放しで「やった!」という感じではないですね。嬉しいんですけど、プレッシャーというか小っ恥ずかしさがある。それこそ裕貴が言うように、「お前ちゃんと成長した?」っていう見られ方をするのかなと。松田同じ思いです。でも、年月を重ねて得た新しい感度みたいなものは絶対あるでしょうし。それが演出の小山ゆうなさんにどう映ってどう演出していただけるかによって、自分たちの新しい色を見出だしていければいいなとは思います。──濱田さんは初めて共演する方々ばかりの現場はいかがですか。濱田どういう人なのかなとか、お芝居をどうぶつけてくれるのかなとか、何もかもが楽しみです。特に僕が演じるユージンは全員と同じくらいの熱量で対話するんですが、自分がどうぶつけていくのか、それをどう受け止めてもらえるのか、日々試行錯誤しながらの稽古期間になると思うので。仲良くしていただければいいなと思っています(笑)。ユージンの恋愛シーンにキュンキュン──この『ビロクシー・ブルース』は、ニール・サイモンの自伝的戯曲ですが、どんなところに面白さや魅力を感じられましたか。宮崎第二次世界大戦の頃の物語で時代背景は今とは違うんですけど、ニール・サイモンが若い頃に抱いていた感覚は、今の若者とまったく変わらないんだなと思いました。ユージンの念頭にあるのは童貞を卒業することだったり、特に男はずっとそういう生き物なんだなっていうのは感じましたね。松田戦争という状況にもかかわらず、笑えるんですよね。もちろんその立場になってみないとわからないですけど、同年代の男の子たちが集まってみんなでくだらない夢の話をしたり、本を読んでいると自然に笑えるシーンがたくさんあって。これを客席で観るとどういう思いになるんだろうなと、過去に上演されたときにすごく気になってはいたので、皆さんにもそういう期待を持って観に来ていただけるような魅力のある作品だと思います。鳥越セリフの素敵さ、面白さというのをすごく感じます。喜劇ってこういうことなんだって、改めて勉強になったというか。このツッコミができたら面白いなと思いながら本を読みましたね。それだけに、セリフの意図をちゃんと伝えられるかっていうプレッシャーがすごくあるんですけど。あと、ユージンの恋愛のところはもうキュンキュンして。あれはお酒とツマミを用意してずっと観ていたい。「頑張れ」って応援していたいです。宮崎ユージン、かわいいよね。鳥越ね。こういう自分が最初に抱いた感覚を、しっかり届けたいです。濱田僕はまだ2回くらいしか戯曲に目を通せてなくてすべてを拾えているわけではないんですけど、ワードセンスがすごく的確だなということは感じていて。確かにこう言われたらこの時代背景の深いところまで見えてくるよなとか、どういう人間なのかがわかるなという言葉遣いがなされていると思うんです。ユージンは最初にビロクシーの新兵訓練所に送られる仲間たちの様子を語っていて、その言葉が後にそれぞれのキャラクターを際立たせるものになっていくと思うので。なおさら、言葉をしっかり表現して、この物語の世界観とそれぞれの人物の人間性を伝えなければなと。だから、ここを一番気張らなきゃと思っていたら、最後にももうひとつ膨大なセリフがあって、ちょっと震えています(笑)。でも、さらに読み込んで自分なりに解釈を広げて、稽古に向かいたいと思います。──そのキャラクターについても教えてください。自分と似ているところや、演じるにあたって課題になりそうなところは?鳥越セルリッジは自分ではユーモアがあると思っているヤツなので、僕の特性が活かせる役だなと思っています。僕も一応自分を面白いと思っているんですけど、ウケていないときもあるのはわかっているので(笑)。あと、意外と軍人として成功している人なので、そうやって面白くわちゃわちゃしながらも、水面下ではちゃんと動いているところをどう見せるか。そのフックをどれだけちゃんと置けるかというのは重要になるなと思っています。松田僕の課題は歌ですね。シーンの移り変わりや節目となる場所でカーニーが歌を口ずさむんですけど、僕は歌を得意としているタイプではないので、お芝居とは別に頑張らなきゃいけないところだなと。役と似ているところはわからないですけど、この年代の若者の気持ちはずっと持ち続けているので共感はできます。カーニーに似てるねと言われるようになればいいなと思います。宮崎今まで僕は骨太で熱血漢というような役柄が多かったので、それとは真逆のエプスタインの役づくりは大変だろうなと思っています。似ているのはお腹を壊しがちなところぐらいですかね。鳥越たまに鋭い発言をするところは似ているよね。宮崎あー確かに。僕も慇懃無礼なところがあるんです(笑)。濱田僕はユージンほどではないですけど、この人はどんなお酒を飲むんだろうとか、人のことを勝手に想像することがあるので、そこは似ているかなと思います。課題はストーリーテラーの役割も担うことですね。未来から過去を語るのではなく、そこで生きながら今起きていることを客席に語りかけるので、その二面性を使い分ける難しさはちょっと怖いなと思います。4人それぞれの「舞台」への想い──ユージンがストーリーテラーでもあるその構造も舞台ならではだと思いますが、舞台という場所についての思いを改めて聞かせてください。鳥越コロナ禍で、公演が中止になったり無観客配信になったり、すごくつらい思いをしたからこそわかったことがあって。舞台ってお客さんありきで成立するものであり、皆さんにお見せするために、スタッフさんを含めみんなで一生懸命あの空間を作り上げてるんだなと思うと、とんでもない仕事をさせてもらってるんだなと改めて思うんです。だから本当にちゃんとしようと引き締まります。松田僕にとって生きている実感が得られるのは、舞台に立って拍手をいただいているときなんです。初めての舞台でそう感じたから、僕は俳優という人生を選びました。だから今も、拍手は鳴り止むまで絶対に聞くようにしていて、拍手をいただける俳優でいられるようにと毎日必死になっています。宮崎近いかもしれないですけど、僕はずっと新人気分ですね。舞台は10年以上やってきましたが、作品に入る度に「こんなにたくさんのセリフどうやって覚えるんだっけ」と思いますし、初日になれば緊張しますし、千穐楽には寂しいなと思いますし、慣れはまったくありません。これだけやってきたという事実が自信につながりはしますけど、じゃあ具体的にこれができるようになったということもないですし。だからこそずっと追い続けていけるな、ずっと舞台に立つ人として演劇ファンでいられるなと思っています。濱田僕は20歳になった2020年から舞台のお仕事をいただく機会が増えてきました。ただ、役を演じる上で大切にしたいことは映像も舞台も変わりはなくて。その役のプロローグとエピローグを想像して、ここに至るまでにどんな生活をしていたんだろう、この後はどんな人生を送るんだろうと考えて、ちょっとでもその役を理解したいと思っているんです。そしてなかでも、そうやって自分の中に落とし込んでいった人物を直接お客様に観ていただける舞台は、あー芝居をやっているなという実感にもつながってすごく楽しいんですよね。もちろん責任もありますけど、やっぱり楽しんでお芝居ができるのが一番なので。今回も、この物語の前のユージンは、毎日何時に起きて何をしてたんだろうとか、そういうところまで考えて、楽しみたいと思います。取材・文:大内弓子撮影:杉映貴子ヘアメイク:(濱田)白銀一太(TENT MANAGEMENT)/(宮崎)野中真紀子(éclat) /(松田)西村裕司(earch) /(鳥越)GLEAMスタイリスト:(濱田)前田順弘 /(宮崎)上田 リサ /(松田)ヨシダミホ /(鳥越)金野春奈衣装協力:(濱田)VICTIM(VTM)・CASPERJOHN(Sian PR) /(宮崎)ANEI / (鳥越)EKCOOKIESぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★濱田さん&宮崎さん&松田さん&鳥越さんのサイン入りポラを抽選で1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<公演情報>『ビロクシー・ブルース』作:ニール・サイモン翻訳:鳴海四郎(早川書房/2009)上演台本・演出:小山ゆうな出演:ユジーン:濱田龍臣エプスタイン:宮崎秋人カーニー:松田凌セルリッジ:鳥越裕貴ヘネシー:木戸邑弥ワイコフスキ:大山真志デイジー:岡本夏美ロウィーナ:小島聖トゥーミー:新納慎也2023年11月3日(金・祝)~11月19日(日)会場:東京・シアタークリエチケット情報:公式サイト:
2023年10月20日サウジアラビアで進められていたニール・ブロムカンプの次回作『They Found Us』の製作準備が、中止された。資金繰りを計画し直すためとのこと。撮影は数週間後に始まる予定で、主演のジョエル・キナマンをはじめとするキャストは、まだ現地入りしていなかった。『They Found Us』はインディーズ映画で、アメリカとサウジアラビアの合作。ロケ場所はイスラエルとハマスの紛争からは離れているが、保険や、クルーやキャストがそこまでやってこなければいけないことが問題になるようだ。製作準備がいつ再開されるのかはわかっていない。ブロムカンプはデビュー作のSF映画『第九地区』で大きな注目を集めた。『They Found Us』も、エイリアンの到来についてのSF映画。文=猿渡由紀
2023年10月18日ニール・ブロムカンプ監督最新作『グランツーリスモ』より特別映像が到着。オーランド・ブルーム、デヴィッド・ハーバーらが作品の見どころについて明かしている。全米オープニングNO.1の大ヒットとなっている本作。米レビューサイト「ロッテン・トマト」では、観客スコアが驚異の98%となっており、日本公開に向けてますます期待が高まっている。この度禁された特別映像では、ゲームのトッププレイヤーたちをプロレーサーに育成するプロジェクト「GT アカデミー」の発案者にして日産のマーケティング担当ダニー役のオーランド・ブルーム、ゲーム「グランツーリスモ」のトッププレイヤーにしてレーサーになることを夢見る主人公・ヤン・マーデンボロー役のアーチー・マデクウィ、そして「GT アカデミー」でヤン達を育成する元レーサー、ジャック役のデヴィッド・ハーバーが本作について語っている。オーランド・ブルームは「映画『グランツーリスモ』では希望、決意、情熱が描かれている」と言い、「舞台となるのはカーレースやゲームという壮大な世界だけど、それがヤン・マーデンボローという男の奇跡の実話という形で凝縮されており、この組み合わせこそが素晴らしいと思うんです」と語る。そして、「物語の背景には『グランツーリスモ』というゲームがあって、すべてが目まぐるしいスピードで動く、壮大でエキサイティングな世界が描かれていますが、その一方で、ニール監督はヤンの少しの変化も逃さず描くことで物語に現実味を持たせています。だから人々はこの作品を楽しめるんだと思うし、最終的には何度でも劇場に足を運びたくなるんだと思います」と派手なレースシーンだけではない、等身大のヤンという青年の実話ドラマだからこそ全ての人が共感をし、感動できると語った。そんなドラマの主人公ヤンは労働者階級の小さな街での代わり映えのしない毎日の中でも、レーサーになりたいという強い情熱を持ち続ける。そしてその諦めない気持ちが「GT アカデミー」への参加権を手に入れることにつながっていくことになる。ヤンを演じたアーチー・マデクウィは、「ヤンは現状を打破して何かを達成したいと思っている」と自身の役柄に言及している。さらに本作のもう一人の主人公とも言うべきジャックについて、デヴィッド・ハーバーは「ジャックは整備士をしている。才能を生かせないままね」と話す。プロのレースの世界とは、本来ヤンたちのようなゲーマーがいるべき場所ではないと考えるジャックだが、同時に自分自身に対してもこんな場所にいるべきではないと思っている。しかし「GT アカデミー」でひたむきに夢を追うゲーム上がりの訓練生たちの指導を引き受けていく中で、行き場を無くしていた彼自身の才能を生かせる場所を新たに見つけていく。ダニー、ジャック、ヤン、それぞれの夢と決意、そして情熱が重なりあって、前代未聞のプロジェクトが動きだす。映像では、“絶対不可能”と思われた夢のために全力を捧げた男たちの、熱いドラマが垣間見える。『グランツーリスモ』は9月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年09月09日『第9地区』のニール・ブロムカンプがインディーズ映画『They Found Us』を監督することがわかった。壊れた関係を修復するためにユタ州を訪れた父娘がエイリアンに襲われるというSF映画らしい。主演は『ザ・スーサイド・スクワッド“極”悪党、集結』のジョエル・キナマン。脚本は『ムーン・ナイト』のジェレミー・スレイター。撮影は今年後半、オーストラリアで開始の予定。ブロムカンプの次回公開作は、今年8月に北米公開される『Gran Turismo』。出演はオーランド・ブルーム、デビッド・ハーバーら。文=猿渡由紀
2023年04月27日三谷幸喜が、自らを演劇の道へと導いた“恩師”、喜劇王ニール・サイモンの傑作コメディの演出に再び乗り出した。『ロスト・イン・ヨンカーズ』(2013年)に続く今回は、サイモン自身の下積み時代の体験を描いたとされる、人気コメディアンのオフィスに集う放送作家たちの物語だ。瀬戸康史、松岡茉優、吉原光夫、小手伸也、鈴木浩介、梶原善、青木さやか、山崎一、浅野和之の鉄板のチームワークが立ち上げる、三谷×サイモンの笑いに大注目!王道から外れたものにあえてチャレンジしたくなる——三谷さんが手がける2本目のニール・サイモン作品です。前回の『ロスト・イン・ヨンカーズ』から7年ぶりになりますね。僕自身、翻訳モノの演出の経験は数えるほどしかないんです。どうしてもオリジナルでやりたいものを優先してしまって。たとえば初めて手掛けた翻訳モノの『桜の園』(2012年)では、チェーホフのどこが面白いのか、どこに皆は魅了されるのだろうか、喜劇と言われているけど、本当にそうなんだろうか――と、勉強のようなつもりでやりました。ゴルドーニの『抜目のない未亡人』(2014年)も、コクトーの『声』(2013年)も、自分では絶対に書かないような作品をあえて演出することで、何か自分に得られるものが欲しい――、そんな思いがあるんです。ただ、僕はニール・サイモンに出会えたことで、この演劇の道に進んだとも言えるので、やはりいつかはやりたいと思っていました。でも『おかしな二人』や『サンシャイン・ボーイズ』のような、いわば“ザ・ニール・サイモン”的なものは、今、僕が演出しても、あまりワクワク感がないように思っていて。僕も、お客さんも。だから『ロスト・イン・ヨンカーズ』も今回も、ニール・サイモンの王道から少し外れたものにあえてチャレンジしてみようと思ったんです。——『23階の笑い』は1950年代のアメリカ・テレビ業界が舞台。冠バラエティ番組を持つ人気コメディアンと、彼のオフィスで働く個性的な放送作家たちの物語です。ジョークを潜ませた会話の応酬、そのテンポの良さが圧巻ですね。正直なところ、翻訳台本を読んだ時に、これを立ち上げるのはかなり難しいなと思いました。とくにコレといった事件が起こるわけでもなく、とにかくジョークの応酬で。コメディライターたちの話だから、台詞のすべてがジョークと言ってもいいくらいで、どういうさじ加減でやればいいのか、上演台本を作る時にかなり苦労しました。「あ、ここでアメリカ人は笑うんだろうな〜」なんて想像しながら2時間観ていただくのは申し訳ないので、ちゃんとコメディとして成立するものにしないといけない。かといって日本人がわかるような日本語のダジャレや時事ネタみたいなものは入れるべきではないし……。なかなか難しいチャレンジでした。個性豊かな登場人物たちは「水族館の魚を見るように」楽しんでもらえたらもちろんニール・サイモンの作品をムチャクチャにはしたくないから、きちんと戯曲どおりですよ。でも、ちょっとぶっ飛んでいる登場人物たちばかりで、なかなか感情移入して観るのは難しいだろうなと最初は感じました。ではお客さんは何を観たらよいのか? と考えた時に、僕自身が主人公のルーカスと同じように新人作家として、ベテランの放送作家の人たちに混ざってバラエティ番組とかを作っていた時期があったので、そこにすごく重なる部分があると思ったんです。とにかくここに出てくるマックス・プリンスという人気コメディアンを筆頭に、この不思議な人たちの生態をきちんと描き出そうと。ヘンな例えですけど水族館で魚を見るような感じで、彼らの生き様を2時間飽きずに、お客さんに観てもらおう。あ、この人たちは本当に生きているんだな! といった匂いや空気感を、きちんと作るべきだと思ったんです。配信ドラマを手がけて感じた今のテレビドラマ界の限界僕、このあいだ配信のドラマ(編集部注;「Amazon Prime Video」にて配信中の香取慎吾主演『誰かが、見ている』)をやったんですが、そのときに、常に時間に追われて制作されている地上波のテレビドラマは、もしかしたら、もう限界に近づいているんじゃないかなと感じることがありました。でも僕はテレビが大好きだから、もしいつか終わりが来るのであれば、それをきちんと見届けなければいけないという思いをもったんです。それと同じ空気を、このマックス・プリンスたちの物語に感じるんですね。華やかで勢いのあった50年代のテレビ界の中で、取り残されていった人たちの物語――ならば、その人たちの滅び方というか、踏ん張り方をちゃんと見せることが、今この『23階の笑い』をやる意味だという気がするんです。僕が経験した1980年代の、テレビが元気だった頃の空気感をうまくこの作品の世界観に重ねて、それをお客さんに楽しんでもらうことが一番の見せ方なのかな……と感じて今、作っています。「瀬戸康史さんを“休ませない”のがテーマ」――多彩な面々が揃ったキャスト陣——キャストは、三谷作品におなじみの方もいれば、初参加の方も。この物語の登場人物と同様に個性の強い、華やかな顔ぶれです。そうですね、とても力のある俳優さんたちが集まってくださいました。理想は、「この人たち、覚えた台詞を言っているんじゃなく、今思いついた言葉でやりとりしているのでは?」と見えるくらいにしたいんですよね。今回はそれが出来る俳優さんたちですし、おそらくその域までたどり着くような気がします。ニール・サイモンの舞台を観ると、普通だったらあんなにしゃべる人たちはいないし、あんなに洒落た台詞を言い合う夫婦なんてありえない……と思うことがあります。それをどれだけリアルな空間に落とし込めるか――、この挑戦は面白いですね。——魅力の出演陣から、三谷さんの舞台に初参加となる瀬戸康史さん、吉原光夫さん、鈴木浩介さん、山崎一さんについて、稽古場での印象などをお願いします。瀬戸さんが演じるルーカスは、ほかの人たちが会話している場にいて何もしない時間が長いんです。なので一瞬たりとも気が抜けないように、皆に目配りしてコーヒーを入れたり、何かを片付けたり、相槌を打ったりとか、台詞以上に覚えなきゃいけないことが山ほどあるようにしたい。瀬戸さんを休ませないのがテーマですね。吉原さんは、ちょっと強面で怖いじゃないですか。で、「自分はコメディをやったことがないので」って堂々と仰るので、どうしていいかわからない(笑)。でも(吉原と同じく劇団四季に所属していた)栗原英雄さんとかいろんなところから「吉原をよろしくお願いします」とメールが来て、多くの人に可愛がられているんだな、というのはわかりました。でもまだ怖いです(笑)。鈴木さんは同じ事務所ですが、実は一度も会ったことがなかった。お会いする機会がなかったんですね。すごく何でも器用にこなしちゃう人かな〜と思っていたら、意外にそうではない、ということがなんとなくわかってきた(笑)。ただ、あの品のある佇まいは得難い。僕のオリジナル作品にも出て欲しい人です。山崎さんは、まあ、控えめに言って最高です。あの清潔感と存在感は得難い。面白い役者さんです。ヴァルというロシア移民の役で、ロシア語訛りの英語を話す、と戯曲には書かれているんです。それで、あえて翻訳調の“主語述語をハッキリ、きちんと言う人”にしたんですけど、もう、山崎さん、完璧です。歩く姿が三木のり平さんに似ているんです!面白い台詞とそのやり取りを存分に笑って楽しんでもらいたい——中心人物であるコメディアン、マックス・プリンスを演じる小手伸也さんは『子供の事情』(2017年)に続いての三谷作品への登場ですね。マックス・プリンスという人を誰にやってもらうかで、このお芝居は決まってくるわけです。小手さんはご自分でもホンを書かれたり、演出もされる方で、僕が思っていた以上に知的な人でした。あの体型なので、もっとノホホンとしたのんきな人なのかな? とイメージしていたんですが、ご本人は全然そうじゃない真逆のタイプでした。劇団をやっているだけあってリーダーシップもあって、皆の上に立つカリスマ性を持っている感じもある。それで今回マックスを誰にするかという時に、思い切って「小手さんは?」と提案しました。ご本人はビックリしていると思いますよ。このマックス・プリンスのモデルになっているのはシド・シーザーというコメディアンです。お笑いの人って、人前で演じている時と普段がまったく違って、オンオフの切り替えがものすごくはっきりしている人が多いんだけど、この物語はマックスのオフィスで展開するので、彼が表に立っているところは観客にはいっさいわからないんです。だから、「テレビに出ている時の感じをそのまま引きずっているマックスにしよう」と小手さんと話しました。「いるだけで面白い。一挙手一投足がコメディアンのそれになっているふうに作りたい」とお願いしたら、小手さん、頑張ってくれてます。彼は体の動きがすばらしい。足をぶつけて痛がっている様子とか、それだけでチャーミング。僕のマックス・プリンスがここにいる、という感じです。——いろいろ想像するだけで笑いが込み上げてきます。本番が楽しみです。『23階の笑い』はポピュラーではありませんが、ニール・サイモンの代表作に匹敵するくらい面白いものだと、皆さんに再認識していただけたら嬉しいです。とにかく皆おしゃべりで洒落ていて、ある種のファンタジーとして観ていただけるのではないかと思います。不思議な登場人物たちのやりとりを十分に味わえるよう僕なりに工夫しましたので、たくさん笑って、楽しんでいただけたらと思います。取材・文:上野紀子撮影:源賀津己■公演情報『23階の笑い』作:ニール・サイモン翻訳:徐賀世子演出:三谷幸喜出演:瀬戸康史 / 松岡茉優 / 吉原光夫 / 小手伸也 / 鈴木浩介 / 梶原善 / 青木さやか /山崎一 / 浅野和之2020年12月5日(土)~2020年12月27日(日)会場:世田谷パブリックシアター(東京)チケットは11月22日(日)よりチケットぴあにて一般発売開始! ※11月16日(月)11:00まで先行抽選受付中
2020年11月14日sacai(サカイ)から、人類で初めて月面着陸した宇宙飛行士、ニール・アームストロングの名言を配したユニセックスTシャツが登場。2020年1月18日(土)より、青山店にて発売される。sacaiの2020年春夏メンズコレクションで発表されたこのTシャツにあしらったのは、ニール・アームストロングが残したとされる名言「“One small step for man, one giant leap for mankind.”(一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大なる飛躍である)」。アートディレクターのファビアン・バロンの手によって、この名言を、存在感溢れるグラフィックに落とし込んでいる。デザインはユニセックスの計2型。カラーはブラックと、sacai 青山店限定のグレーの2種類をそれぞれに用意した。なお、Tシャツの素材にはサスティナブルな新素材を開発する日本のベンチャー企業「スパイバー」による「ブリュード・プロテイン(Brewed Protein)」を採用している。【詳細】sacai x Spiber(サカイ x スパイバー)発売日:2020年1月18日(土)販売店舗:sacai 青山店価格:ユニセックス2型 各39,000円(税込)カラー:ブラック、グレー※グレーはsacai 青山店限定カラー
2020年01月13日サイモン・ペッグ×モンティ・パイソン×ロビン・ウィリアムズという、コメディ界のレジェンドたちが“地球の危機を救う”『ミラクル・ニール!』。最近、かつてない猫ブームが盛り上がりを見せる中、“犬だってこんなにかわいいんだ”とばかりに、主人公ニールを演じるサイモンが愛犬デニスについて紹介する映像が解禁となった。地球滅亡を企むエイリアンたちに選ばれ、右手を振るだけで何でも願いが叶うミラクルパワーを手に入れた超テキトー男・ニール。そのパワーで喋れるようになった愛犬デニスとともに、地球の危機に立ち向かう!?英国の伝説的グループ「モンティ・パイソン」のメンバーが、監督(テリー・ジョーンズ)&声優で登場し、彼らの大ファンというサイモンと、故ロビンがまさかの犬の声役で最後の出演を果たした本作。今回の映像では、地球の運命を背負わされた教師ニールを演じるサイモンが、喋れるようになった“相棒”犬について紹介している。デニスを演じるのは、雑種犬のモジョ(mojo)、4歳の雄犬だ。捨て犬だったモジョが演技の訓練を始めて約2年半、本作で華々しくデビューを飾った、人間でいえばシンデレラ・ボーイ!?サイモンはモジョが大好きだと言い、犬の訓練士によると、モジョもサイモンをとても気に入っていて、2人の相性もいいとのお墨付き。サイモンは動物と演技するときの大変さをボヤいてはいるものの、モジョとじゃれつく姿や撮影の様子を見ていると、思わず微笑まずにはいられない。併せて解禁された、撮影舞台裏でのサイモンとモジョの2ショット写真では、トレーラーに2人仲良く腰掛け、“バディ感”がにじみ出ている。劇中で地球の運命を託されてしまったニールとデニス。予想を超える大活躍をするデニスことモジョの、その右手(右足?)にもぜひ注目してみてほしい。『ミラクル・ニール!』は4月2日(土)より渋谷シネクイントにて先行公開、4月9日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月23日先週より公開中のニール・ブロムカンプ監督作『チャッピー』より、このほど、本作に出演する「ダイ・アントワード」の場面写真が公開された。本作にて、AIロボット“チャッピー”を育てるストリートギャング役として初の映画出演を果たした「ダイ・アントワード」の二人。本作鑑賞後のコメントでは、彼らに関するものが多く寄せられている。「チャッピーのエンドクレジット見て、ニンジャはニンジャ、ヨーランディはヨーランディって人なのか!ってびっくりして、彼らのこと調べまくってる」、「チャッピーに出てきたニンジャとヨーランディが気になってググッてみたらめっちゃ可愛い」、「チャッピーは色んなロマンが詰まりすぎてた。あと『ダイ・アントワード』のファンになってしまった」など、圧倒的な存在感で、重要な役どころを演じた2人に賞賛の声が多数寄せられている。南アフリカ出身の「ダイ・アントワード」は、リードラッパーのニンジャ、サイドラッパーのヨーランディのペアに、DJのHi-Tekで構成される音楽ユニット。2009年にアルバム「"$O$"」でデビューし、アヴァンギャルドな音楽性、ヴィヴィッドなファッション、ユニークなパフォーマンスで人気を集め、YouTubeで公開されたミュージックビデオも大人気、全世界から注目される存在だ。元々2人は、ニール・ブロムカンプのファンであり、ニンジャは下唇には「D9」と『第9地区』(District 9)を表す刺青を入れているほどだという。本作プロデューサーのサイモン・キンバーグは、彼らについて「ダイ・アントワードは型にはまらない」とコメント。ヨーランディはその“型にはまらない”自分たちのスタイルについて「服装や話し方、ふるまい方のスタイルをZefと呼ぶ」、ニンジャは「周りにどう思われようと気にしない。自分たちの音楽や服装、話し方を貫くこと」と説明している。監督は現実世界での彼らのアートワークや音楽を使い“Zef”スタイルを劇中で多く取り入れている。「彼らを見てるとリアルな作品を作ってる実感がわく」とチャッピーの生みの親でディオンを演じたデーヴ・パテルが語る通り、監督が目指したリアリティの追求は彼らの協力によって実現されたのだ。また、ツイートの中では、「クライマックスからラストに向けての展開、本当にスゴイ……!!何はともあれ“テンション”ですね(笑)!」、「『チャッピー』観た後に脳裏に突き刺さる言葉が“テンション”ですな。あの場面でいきなり出てくる。コレには…」、「あのテンションは絶対に予測不可能」、「ツッコミ不可避の“テンション”パンツは名シーン?」「ニンジャの服、テンション!(笑)」など、“テンション”というワードが入っているものが続出!実は、これらはニンジャの衣装についてのコメントなのだが、一体どんなシーンで出てくるのか…?噂の彼らの魅力がたっぷり詰め込まれている本作。“テンション”の真意を確かめるためにも、ぜひ劇場へ足を運んで欲しい。『チャッピー』は、丸の内ピカデリーほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:チャッピー 2015年5月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) Chappie - Photos By STEPHANIE BLOMKAMP
2015年05月29日iTunes Storeでレンタル100円の「今週の映画」と、iBooksでおススメ電子書籍が1冊無料の「今週のブック」を見逃すな! iPhoneやiPadで上質なコンテンツをお得にiPhoneやiPadで上質なコンテンツをお得に楽しもう!!お手軽価格&無料で利用できるので、レンタルや電子書籍未体験の方もこの機会に試してみてください!○100円でレンタル! 今週の映画「第9地区」というタイトルは、南アフリカのアパルトヘイト時代に有色人種強制立ち退き事件が起きた"第6地区"が元になっている、という話は有名です。難民として地球に降りた宇宙人たちが一部エリアに隔離されながら定住し、人類から差別され……という設定も、人種差別問題そのままの構図。しかし、政治的メッセージがテーマの社会派作品ではありません。ドキュメンタリー風の映像から、派手な銃火器・SF武器アクションも盛り込み、差別心・信頼・裏切り、親子愛といったドラマまで、ジャンルの概念を超えた怒涛の展開。過去の名作SFへのオマージュをスパイスに、現代への皮肉が効いた、視覚的にも斬新なエンターテインメント作品になっています。監督は同作が長編映画初監督作という南ア出身のニール・ブロムカンプ。日本では2012年に地上波テレビ放送もされましたが、カットされたシーンも多いようです。映画史の記憶に残る一作として、まだ見ていない方は必見です。(作品紹介)<< 南アフリカ・ヨハネスブルグ上空に正体不明の巨大宇宙船が現われ、そのままとどまってしまう。しかし、エイリアンは襲撃に来たわけではなく、宇宙船の故障で漂着しただけだった。追い返すことも出来ず、やむを得ず彼らを難民として受入れることに。それから20数年後。共同居住区"第9地区"はいまやスラムと化し、超国家機関MNUは、エイリアンたちを新たな難民キャンプへ強制移住させることを決定。プロジェクトの最高責任者に抜擢されたエイリアン対策課のヴィカスは、立ち退きの最中に、不注意から謎の液体を浴び……。つながり作品ニール・ブロムカンプ監督の2作目は、人気俳優がズラリとそろったSF大作『エリジウム』。役者が変わっても、人類の状況を皮肉った設定とその中であがく人間臭い人々の姿はやはりブロムカンプ監督の手腕。また、5月23日からは最新作『チャッピー』が公開されます。2016年の南アを舞台に、子供の心を持つ戦闘AIロボ・チャッピーとその設計者、そして強盗団。大のSF好きでロボット好きだという監督が何を語り、何を皮肉るのか、楽しみです!○注目の本が無料! 今週のブック歴史好きでない人にとっても、歴史のミステリーは興味深いもの。本能寺の変の真実や徳川埋蔵金などはエンタメネタとしてもポピュラーです。今週のブック『逆説の日本史』は、教科書的な解釈とは違う角度から歴史を読み解くものとして、おそらく日本最長の著作です。1992年に『週刊ポスト』誌で連載が開始され、20年以上経た現在もなお連載中。単行本最新刊は21巻を数え、シリーズ500万部を超えるベストセラーです。文庫版の電子書籍化が進行中で、今回はその最新17巻が無料になっています。年表だけ憶えても、なぜそうなったのか納得できなければ歴史は理解できません。歴史が苦手な人ほど、教科書的でない推理による新しい歴史理解にトライしてみる価値があるかも!(作品紹介)<< 幕末前夜の「闇の歴史」を暴く逆説の日本史。東北地方から北海道、さらには千島列島まで、独自の文化を育んできたアイヌの歴史、国学思想の成り立ち、天保の改革、完全リサイクル社会を実現していた江戸の暮らしなど、日本史をあますことなく解説。つながり作品『逆説の日本史』はシリーズものですが、どの巻からでも読み始めることができます。古代日本の邪馬台国、中世の源氏、戦国から天下泰平、江戸文化と鎖国など、日本の歴史の中には年表だけでは真価の分からない出来事がたくさんあります。まずは興味のあるところから手に取ってみては。なお、同じ著者による『逆説の世界史』もWebで連載中です。単行本にもなっているので、こちらも電子書籍化が楽しみです。○今週のTipシリーズものの巻数が増えても収納に困らないのが電子書籍の良いところ。でも、ブックの一覧画面では自動的に読んだ順や買った順に並び変えられてしまうのが難点です。特定のシリーズだけを巻数順に並べて固定したい場合には、「コレクション」機能を活用しましょう。
2015年05月20日映画『原宿デニール』の初日舞台あいさつが16日、東京・ユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、ダブル主演の武田梨奈とBEE SHUFFLE、タカハタ秀太監督らが登壇した。映画は、ジャパンポップカルチャーの発信地『原宿』で繰り広げられる、夢を抱いた若者たちのミックスカルチャー群像劇。「"くっだらねぇ"けどマジいい感じ!」というインパクトのあるキャッチコピーがついた物語だ。主演をつとめた武田は、「初めて映画に出演したのは9年くらい前。その映画のプロデューサーが、偶然にもこの『原宿デニール』も手掛けられていたんです。当時はエキストラのようなチョイ役だったんですけど、私のことを覚えてくださっていて。9年経って、今回は主演として出させていただいたので……」と言葉を詰まらせ、目にはうっすらと涙が。「この映画にも夢を追う若者たちが出てくるので、そんな姿を是非観ていただければ」と、自身のこれまでの歩みと映画のストーリーを重ね合わせながら話した。一方、同映画で初主演を果たしたBEE SHUFFLEには、映画の観客動員数が3万人に満たなければ、活動の拠点としている「原宿」を出入り禁止になるという過酷なミッションが課せられている。失敗した場合、武田も全身タイツで竹下通りを歩くという。注目の結末は、6月27日18時よりJOL原宿にて発表される。映画は、ユナイテッド・シネマ豊洲を皮切りに、6月6日よりユナイテッド・シネマ浦和、シネプレックス幕張ほかにて全国順次公開。
2015年05月17日『第9地区』『エリジウム』と、話題のSF作品を次々と世に送り出している異才ニール・ブロムカンプ監督最新作『チャッピー』。このほど、監督やヒュー・ジャックマンが登場する特別映像が公開となった。2016年、犯罪多発地区の南アフリカ・ヨハネスブルグに、世界でただ1体の“感じ、考え、成長する”AI(人工知能)を搭載したロボットが誕生した。彼の名はチャッピー。開発者のディオン(デーヴ・パテル)が極秘でAIを搭載させており、起動したばかりのチャッピーはまるでまっさらな子どものよう。だが、ディオンとともに男女2人組のストリートギャングにさらわれたことで、そのAIにはギャングによって生きるための術が叩き込まれてしまう…。『第9地区』では"エビ型エイリアン"、『エリジウム』では、マット・デイモンのボディを強化する"パワードスーツ"など、常にユニークな造形と観るものに強烈なインパクトを残す映像を発信し続けるニール・ブロムカンプ監督。最新作『チャッピー』では、人類史上初めてAIを搭載した"ロボット"が主人公として登場。最先端テクノロジーをめぐるアクションと、AIロボットの成長を描くエモーショナルなドラマが融合した、新たなSF映画が誕生した。今回公開となった映像では、監督や本作で悪役を務めるヒュー・ジャックマン、ロボットの専門家などが登場し、本作の主題である人工知能についてコメントしている。「僕は進化の過程に興味がある。人間は進化の過程であり、我々は自ら次の形態を選ぶのかも知れない」と語るのは、監督のニール・ブロムカンプ。撮影現場にて、チャッピーの造詣に対して熱心に支持を出す姿からも、彼の並々ならぬロボットへの関心が感じられる。「本来、意識というのは絶えず発達し、変化するもので、限界がありません」と指摘するのは、アリゾナ大学の准教授ウォルフガング・フィンク博士。彼は、人類史上初めてAIを搭載し、自ら感じ、考えるロボット、チャッピーには限界がないと断言する。さらに、「ロボットには多くの可能性があります。人間に協力的なロボットを作れば、なおさらです」と語るのは、同じくアリゾナ大学で視覚&自律移動ロボットを研究するアンソニー・ロドリゲス氏。2人の専門家のコメントから、本作が最新のAI研究の見地が取り入れられた本格的な作品であることがわかる。ロボット開発者のヴィンセント役を演じたヒュー・ジャックマンは、「将来起こるかも知れない事態なのに、皆見過ごしている」と、映画が描くロボットの成長への危機感をあらわにする。さらに、「人工知能ロボットは自分で判断をしますが、その基準が正しいとは限りません。人間が守っているモラルや規範を持っていないかもしれません」とフィンク博士が語り、ロドリゲス氏は、「人工知能ロボットは自分で判断をしますが、その基準が正しいとは限りません。人間が守っているモラルや規範を持っていないかもしれません」と指摘。ますます注目を集める人工知能分野だが、いまだその是非については議論が絶えないという現状がうかがえる。ニール・ブロムカンプ監督は、「高い知能レベルのロボットが、自分の生みの親である人間に共感できないなんて、僕は想像できない」と語り、「チャッピーを生んだのは人間の優しさだ」と、人類史上初めてAIを搭載したロボットSF映画『チャッピー』に挑んだ心境を吐露している。考えるロボットは人類の味方なのか、それとも敵なのか。大きな議論を呼ぶことになりそうな『チャッピー』から見て取れる人工知能の“いま”を、この映像からのぞいてみて。『チャッピー』は、5月23日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:チャッピー 2015年5月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) Chappie - Photos By STEPHANIE BLOMKAMP
2015年05月14日『第9地区』『エリジウム』のニール・ブロムカンプ監督最新作『チャッピー』(5月23日公開)のメイキング映像や、世界初のAI(人口知能)ロボット誕生の瞬間と成長を描いた特別映像が30日、公開された。本作は、2016年の南アフリカの犯罪都市ヨハネスブルグを舞台に、世界で初めて人工知能を搭載されたロボット、チャッピーの成長を描いた物語。このたび公開された映像では、監督が「チャッピーは警察官に変わる兵器ロボットとして開発された」と語る。「やったぞ、人類初の人工知能だ」と、誕生したばかりのロボットを熱く見つめるのは、AIを開発したロボット研究者のディオン。ディオンを演じるデーヴ・パテルは「僕はチャッピーを善良なロボットに育てようとする」と説明している。チャッピーを演じるのは『第9地区』『エリジウム』に続き、ニール・ブロムカンプ監督作品に3作目の登場となるシャールト・コプリー。全編に渡って、人体にセンサーを設置して動きをコンピューターに取り込むモーション・キャプチャーによる演技を披露している彼は、「いつロボットは人間として見なされるのか。おそらくロボットが人間と同じように、感情を持ったときだろう」と語る。そして、プロデューサーのサイモン・キンバーグは「チャッピーは影響を受けやすく、科学者といれば科学に興味をもち、ギャングといれば犯罪者になる」と説明。現に滑らかな指先の動きでキーボード入力をする場面があるかと思えば、ストリートギャングのニンジャに銃の持ち方を教えられる場面もある。また、「他人の人生に干渉するな。犯罪はダメだ」というディオンの教えに、「犯罪はダメ」と応えるチャッピー。映像のラストでは、ニンジャから「死にたくなければ戦え」と教えられ、足蹴りで壁をブチ壊し、銃を手に巨大なロボットに立ち向かう。「観客はチャッピーを通して、人間のさまざまな感情を経験することになる」と語るコプリーのコメントを受けて、デーヴ・パテルは「アクションだけでなくドラマがある」と目を輝かせている。今回の映像には、撮影現場でチャッピーに扮するシャールト・コプリーにデーヴが何かを教えている場面も収録している。
2015年04月30日『第9地区』『エリジウム』と新作を発表するたび、世界中にセンセーションを巻き起こしているニール・ブロムカンプ監督の最新作『チャッピー』。本作から、世界で初めて人工知能(AI)を搭載したヒト型ロボット、チャッピーが誕生する瞬間をとらえた特別映像が解禁となった。犯罪都市となった2016年の南アフリカ・ヨハネスブルグを舞台に、もとは治安維持のために導入された兵器用のAI搭載ロボット“チャッピー”が、自分で考え、成長していく姿を描くSFファンタジーともいえる本作。届いた映像で、「やったぞ、人類初の人工知能だ」とチャッピーを熱く見つめるのは、AIを開発したロボット研究者のディオン。演じるデーヴ・パテル(『スラムドッグ$ミリオネア』)は、「僕はチャッピーを善良なロボットに育てようとする」と明かしている。そのロボット、チャッピーを演じたのは、『第9地区』『エリジウム』に続き、監督とは3作目のタッグとなるシャールト・コプリー。「いつロボットは人間として見なされるのか。おそらくロボットが人間と同じように、感情を持ったときだろう」と語る。彼は本作で、全編にわたりモーション・キャプチャーによる演技を披露。映像中には、撮影現場で全身に装置をつけ、チャッピーに扮するコプリーの姿も確認でき、そのコプリーにデーヴが“何か”を教えるメイキングシーンも映し出されている。さらに、「チャッピーは影響を受けやすく、科学者といれば科学に興味をもち、ギャングといれば犯罪者になる」とプロデューサーのサイモン・キンバーグが説明するように、キーボードでスピーディーに入力するチャッピーの滑らかな指先の動きや、ストリートギャングの“ニンジャ”に銃の持ち方を教えられる姿なども登場。「他人の人生に干渉するな。犯罪はダメだ」という、パテル演じる“生みの親”ディオンの教えに「犯罪はダメ」と応えるチャッピー。「観客はチャッピーを通して、人間の様々な感情を経験することになる」と語るコプリーのコメントを受け、パテルも「アクションだけでなくドラマがある」と目を輝かせて後を続ける。だが、やがてニンジャから「死にたくなければ戦え」と教えられ、足蹴りで壁をブチ壊すチャッピー。ディオンと過ごしたときとは “別人”のように、銃を手に巨大なロボットに立ち向かっていくのだが…。人類史上初のAIロボットは、どんな成長を遂げていくのか。彼の前には、どんな運命が待ち受けているのか、ますます目が離せなくなってきた。『チャッピー』は5月23日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:チャッピー 2015年5月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) Chappie - Photos By STEPHANIE BLOMKAMP
2015年04月30日5月23日に日本公開を控えているニール・ブロムカンプ監督の最新映画『チャッピー』より、主人公の人工知能ロボット「チャッピー」がthreezeroによってアクションフィギュア化され、2015年10月に発売されることが決定した。現在「GOOD SMILE ONLINESHOP」にて予約受付中で、価格は29,074円(税別)。『チャッピー』は、難民エイリアンと人類の対峙を描いて全世界で大ヒットした『第9地区』(2010年)、未来の格差社会を鋭く描いた『エリジウム』(2013年)などで知られるニール監督の最新作。彼が新たに挑むのは、2016年のヨハネスブルグを舞台に成長するAIを搭載した人型ロボット「チャッピー」を主人公にした監督の原点的野心作で、チャッピーを演じるのは、『第9地区』『エリジウム』とニール・ブロムカンプ監督の盟友ともいえるシャールト・コプリー。そのほか、ヒュー・ジャックマン、シガニー・ウィーヴァー、デーヴ・パテルら、豪華俳優陣たちが名を連ねている。今回は香港で有名なオリジナル玩具クリエイターである王剣峰氏が創立した玩具ブランドthreezeroによってフィギュア化。1/6スケール、全高約30.5cmのフル可動フィギュアとなる。劇中の姿を忠実に再現したハイディテールな造形、リアルなウェザリングを含む緻密な塗装が施され、目および頭部右側面にはLED点灯ギミックを搭載。付属の差し替えパーツで目の表情も変更可能となっている。また、武器としてAKS-74Mライフルが付属。商品価格は29,074円(税別)で、「GOOD SMILE ONLINESHOP」の予約締切は、2015年6月17日21:00。商品の発売および発送は、2015年10月を予定している。TM & (C)MRC II Distribution Company L.P. and Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
2015年04月14日SF映画界の異才ニール・ブロムカンプ監督最新作『チャッピー』。このほど、本作で悪役に扮するヒュー・ジャックマンの衝撃パワハラ画像が公開となった。2016年、犯罪多発地区の南アフリカ・ヨハネスブルグに、世界でただ1体の“感じ、考え、成長する”AI(人工知能)を搭載したロボットが誕生した。彼の名はチャッピー。開発者のディオン(デーヴ・パテル)が極秘でAIを搭載させており、起動したばかりのチャッピーはまるでまっさらな子どものよう。だが、ディオンとともに男女2人組のストリートギャングにさらわれたことで、そのAIにはギャングによって生きるための術が叩き込まれてしまう…。鮮烈なデビューを飾った『第9地区』やマット・デイモン主演作『エリジウム』などの話題作を連発し、いまやSF映画界の最注目株であるニール・ブロムカンプ監督。最新作『チャッピー』では、人類史上初のAIを搭載したロボットを主人公に、SF映画の新たな地平が築かれることが期待される。今回公開となったのは、本作における悪役ヴィンセントを演じるヒュー・の衝撃の逆ギレシーン画像。先日公開となった特別映像では、「悪趣味なヘアスタイルを楽しみながらこの悪役に挑んだ」と語っていたヒューだが、この画像からもその悪役っぷりを存分に窺える。ヴィンセントに首根っこを押さえられているのは、『スラムドッグ$ミリオネア』では主演を務め、世界の映画ファンを唸らせたデーヴ・パテル演じるディオン。ヴィンセントのとディオンは、軍事ロボット(スカウト)を開発するテトラバール社の同僚でありライバルという設定。ヴィンセントは、戦闘機を打ち落とす威力のミサイルを搭載した巨大ロボット「ムース」を開発するが、予算が大きく削られてしまう。一方で、ディオンが開発する人型ロボットは見事ヨハネスブルグ警察“ロボット警官隊”に採用され、社内の評価も上々だ。当然ヴィンセントは面白くない。そこで逆ギレ同然の怒りを爆発させた様子が、今回公開されたこのシーン画像となっている。さまざまな出演作において、常に観客を魅了し続けているヒュー・ジャックマン。悪役ヒューの怪演に、期待が膨らむばかりだ。『チャッピー』は、5月23日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:チャッピー 2015年5月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) Chappie - Photos By STEPHANIE BLOMKAMP
2015年04月11日『第9地区』での鮮烈なデビュー以来、SFファンのみならず多くの映画ファンからの注目を浴びるニール・ブロムカンプ監督の最新作『チャッピー』。この度、AI(人工知能)を搭載したロボットがテーマである本作の特別映像が到着した。2016年、犯罪多発地区の南アフリカ・ヨハネスブルグに、世界でただ1体の“感じ、考え、成長する”AI(人工知能)を搭載したロボットが誕生した。彼の名はチャッピー。開発者のディオン(デーヴ・パテル)が極秘でAIを搭載させており、起動したばかりのチャッピーはまるでまっさらな子どものよう。だが、ディオンとともに男女2人組のストリートギャングにさらわれたことで、そのAIにはギャングによって生きるための術が叩き込まれてしまう…。今回到着した特別映像では、巨大ロボットとの銃撃戦や、カーチェイス、爆破シーンなど、迫力のある映像を見ることができ、本作のスケールの大きさが窺い知れる内容となっている。さらに監督のニール・ブロムカンプを始め、主演のヒュー・ジャックマン、シガニー・ウィーバーらが登場し、作品について解説。「本作のキャスティングには自分でも驚いているよ」と語るのは、ブロムカンプ監督。「僕があこがれていた人たちがそろったからね」。中でも、あの“リプリー”が現場にいると思うと圧倒されたとのこと。「彼の『第9地区』は衝撃的だった」と監督を絶賛するのは、本作において悪役を演じるヒュー・ジャックマン。「野心的な男であるヴィンセントは、演じるのが楽しい役だったよ」と語り、“悪趣味なマレットヘア”で役に挑んだんだと茶目っ気たっぷりに笑ってみせる。また「ブラッドリー役の第一候補だった」とプロデューサーのサイモン・キンバーグが話すシガニー・ウィーバーも、監督への賛辞を送っている。「彼はあらゆるテクノロジーに精通しているの。SFだけでなく、現実のテクノロジーにもね」。まずはこちらのキャスト陣が語る特別映像から、公開への期待を膨らませてみて。『チャッピー』は5月23日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月07日米BOX OFFICE MOJOは3月6日~3月8日の全米週末興業成績を発表した。『第9地区』『エリジウム』のニール・ブロムカンプ監督最新作『チャッピー』が初登場首位。2016年のヨハネスブルグを舞台に、成長するAI(人工知能)を搭載したヒューマノイド“チャッピー”が主人公の物語。チャッピーの声とモーションキャプチャーを『第9地区』『エリジウム』にも出演しているシャールト・コプリーが担当し、チャッピーの開発者・ディオン役を『スラムドッグ$ミリオネア』のデーヴ・パテールが演じている。その他、ヒュー・ジャックマン、シガニー・ウィーバーといった人気俳優も脇を固めている。ブロムカンプは『エイリアン』の続編を監督することが決まっており、今最も旬な映画監督の1人だ。3位『The Second Best Exotic Marigold Hotel(原題)』も今週初登場。2012年に公開された、ジョン・マッデン監督の『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』 の続編で、優雅なリゾート生活を求めてインドにやって来た熟年男女7人が、様々な経験と葛藤を経て、人生を模索する前作からのその後の姿を描いたコメディ・ドラマ。前作同様、ジュディ・デンチ、マギー・スミス、ビル・ナイ、リチャード・ギア、デーヴ・パテールらが出演している。前週トップの『フォーカス』は2位にランクダウン。『Kingsman: The Secret Service(原題)』は2位から4位に、『スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo!』は3位から5位へ転落するなど、以下のラインアップも順位を落とした。10位に初登場の『Unfinished Business(原題)』は、中小企業の社長と部下2人のヨーロッパ出張を舞台にした、『人生、ブラボー!』のケン・スコット監督によるコメディ。『僕が結婚を決めたワケ』のヴィンス・ヴォーン、『ネイバーズ』のデイヴ・フランコ、『パーフェクト・プラン』のトム・ウィルキンソンが3人のビジネスマンを演じている。
2015年03月09日デザイナーのニール・バレット(Neil Barrett)によってリブランディングされた「ブラックバレット(BLACKBARRETT)」。その初となる15SSシーズンよりプレ・メインコレクションが発表された。ニール・バレットの完全監修の元、プレスプリングコレクションにはイギリスのパブリックスクールをイメージしたアイテムがそろった。その最もわかりやすい特徴となるのが、名門校エトンの校庭をイメージした太いボーダー、カラーブロックなどのデザインモチーフ。更にチョークストライプやピンストライプなど、伝統的なパターンをカットソーに落とし込んでいる。またメインは、線とストライプのシンプルな美しさを追求。スカルに浮き出る幾何学模様、バスケットコート上の規則的な境界線など、現代アートに通じるグラフィックが機能的なスポーツウエアやテーラリングと調和している。一方で、木の年輪や枝の重なりによって生み出された不規則な線や円は、オーセンティックなメンズのシルエットに落とし込まれた。今シーズンよりニールが全作品の90%以上に渡ってディレクションを担当。メインブランドのフィッティングやパターンを取り入れながら、今後はデザインや素材、価格帯で彼のファンを魅了するようなアイテムが展開されることになりそうだ。
2015年03月04日『第9地区』『エリジウム』を手がけるニール・ブロムカンプ監督の最新作『チャッピー』。この度、成長するAIを搭載した人型ロボット“チャッピー”を描いた本作から日本版ポスターと予告編が解禁された。2016年、犯罪多発地区の南アフリカ・ヨハネスブルグに、世界でただ1体の“感じ、考え、成長する”AI(人工知能)を搭載したロボットが誕生した。彼の名はチャッピー。開発者のディオン(デーヴ・パテル)が極秘でAIを搭載させており、起動したばかりのチャッピーはまるでまっさらな子どものよう。だが、ディオンとともに男女2人組のストリートギャングにさらわれたことで、そのAIにはギャングによって生きるための術が叩き込まれてしまう――。AI搭載の“こども”ロボット、チャッピーを好演するのは、ブロムカンプ作品に出演し、『マレフィセント』にも抜擢されたシャールト・コプリー。そのほかに日本でも人気の高いヒュー・ジャックマンや、シガニー・ウィーバー、さらに『スラムドック$ミリオネア』のデーヴ・パテルら演技派俳優や、カルト的人気を誇る南アフリカのラップデュオ「ダイ・アントワード」らが集結している。今回公開された予告編は、2016年、世界で初めて人工知能を搭載された兵器ロボットが、“チャッピー”と名づけられ、子どものような心で感じていく姿が収められている。初めて見る牛乳をこぼし、TVアニメを見てヒーローを真似するかと姿は何とも愛らしく、さらに車の運転を素早く習得、デッサンも楽々こなすチャッピー。成長していく過程を見るとロボットといえど母性をくすぐられる女性も多いはず!しかし、その姿を見た研究者たちは「考えるロボットは人類の敵」とチャッピーを追いつめていくことに。「僕は生きたい」と、純粋無垢な心をもったチャッピーが叫んだ先には、どんな運命が待っているのだろうか…?また、日本版ポスターには、壁に落書きをするチャッピーの後ろ姿が。その落書きには、お父さん、お母さん、そしてチャッピーが手をつないでいたりとほのぼのとした家族の姿を描いているが、彼の足元にはマシンガンが置かれ、兵器ロボットとして生まれた宿命を暗示しているかのようなビジュアル。「ボクを…なぜ怖がるの?」という純粋なAIが悲しげに訴えかける言葉がある通り、人々には認められず、さらには、彼自身のバッテリーが残り5日間だと知ると、死への恐怖をも感じてしまうという“人間”と同等に生きていきたい彼の心情がひしひしと伝わってくる。まずはこちらの映像からチャッピーの成長ぶりをご覧あれ。『チャッピー』は5月23日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月20日『第9地区』『エリジウム』のニール・ブロムカンプ監督が手がける最新作『チャッピー』の日本版ポスターと予告編映像が公開された。本作の主人公は“感じ、考え、成長する”人工知能AIを搭載されたロボット、チャッピーだ。『チャッピー』予告編映像このほど公開された予告編映像は、2016年の南アフリカ・ヨハネスブルグでチャッピーが誕生するところからはじまる。開発者が極秘で組み込んだ世界唯一のAI搭載ロボットとして動き出したチャッピーは、まるで子どものようにいろいろなことを吸収し、成長していくが、ある日、開発者とともにストリートギャングにさらわれてしまう。幼い子どものように善悪の区別がつかないチャッピーは、ギャングによって生きる術を教え込まれ、その姿を見た研究者たちから“兵器ロボット”として危険視される。チャッピーを演じるのは、『第9地区』『エリジウム』に引き続きブロムカンプ監督とタッグを組むシャールト・コプリー。予告編映像にはヒュー・ジャックマン、シガニー・ウィーバー、デーヴ・パテルらも登場する。予告編の最後に「僕は生きたい。死にたくない」と言葉を残すチャッピー。ブロムカンプ監督は“人工知能の進化は、人類の理想なのか?”というタイムリーな問題にどのような答えを出したのか? 映画は5月23日(土)より公開される。『チャッピー』5月23日(土)丸の内ピカデリー他全国ロードショー
2015年02月20日『第9地区』のニール・ブロムカンプ監督最新作、『チャッピー』の日本版オリジナル予告とポスタービジュアルが20日、公開された。本作は、世界でただ一体の"感じ、考え、成長する"人工知能(AI)を搭載したロボット"チャッピー"を主人公とする物語。公開された予告編は、2016年の南アフリカ・ヨハネスブルグから始まり、世界で初めての人工知能が搭載された兵器ロボットが"チャッピー"と名付けられ、子供のような心で感じていく姿を映し出す。チャッピーは、初めて見る牛乳をこぼし、テレビアニメを見てヒーローをまねするかと思えば、車の運転を素早く習得。デッサンも楽々こなすなど、急速に成長していく。だが、その姿を見た研究者たちは研究者たちは、「考えるロボットは人類の敵」とチャッピーを追い詰めていく。「僕は生きたい」と叫ぶチャッピーに、どんな運命が待っているのか。同時に公開された日本版ポスターは、壁に落書きをするチャッピーの後ろ姿をとらえたもの。チャッピーは、お父さん、お母さん、そして自分の家族3人の姿を描いており、その足元にはマシンガンが置かれている。
2015年02月20日監督もキャストも無名ながら全世界で大ヒット、さらにその年のアカデミー賞で「作品賞」など4部門にノミネートされた『第9地区』(’10)。そのニール・ブロムカンプ監督が、盟友シャールト・コプリー、ヒュー・ジャックマンら豪華キャストとともに贈る新作映画『チャッピー』の日本公開が、5月23日(土)に決定した。2016年、犯罪多発地区の南アフリカ・ヨハネスブルグに、世界でただ1体の“感じ、考え、成長する”AI(人工知能)を搭載したロボットが誕生した。彼の名はチャッピー。開発者のディオン(デーヴ・パテル)が極秘でAIを搭載させており、起動したばかりのチャッピーはまるでまっさらな子どものよう。だが、ディオンとともに男女2人組のストリートギャングにさらわれたことで、そのAIにはギャングによって生きるための術が叩き込まれてしまう――。難民エイリアンと人類の対峙を描いた『第9地区』、未来の格差社会を鋭く描いた『エリジウム』と、全世界の映画ファンを未知の体験に誘うブロムカンプ監督。彼が新たに挑むのは、ヨハネスブルグを舞台に、成長するAIを搭載した人型ロボット“チャッピー”を主人公にした監督の原点ともいえる野心作。AI搭載の“こども”ロボット、チャッピーになりきるのは、『第9地区』『エリジウム』とブロムカンプ作品に出演し、『マレフィセント』にも抜擢されたシャールト・コプリー。さらに、ヒュー・ジャックマン、シガニー・ウィーバーほか、『スラムドック$ミリオネア』のデーヴ・パテルら演技派俳優や、カルト的人気を誇る南アフリカのラップデュオ「ダイ・アントワード」らが顔を揃えている。「人工知能が知力で人類を上回るようになるかもしれない」(スティーヴン・ホーキング博士)、「我々は、人工知能に非常に注意する必要がある。場合によっては、核兵器より危険だ」(イーロン・マスク/テスラモーターズCEO)、「私も人工知能を恐れている人間の1人だ」(ビル・ゲイツ)といわれる、人工知能の“育て方”がテーマともなる本作。その進化を、人類は目撃することになるかもしれない。『チャッピー』は5月23日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月04日『第9地区』『エリジウム』のニール・ブロムカンプ監督の最新作『チャッピー』が5月23日(土)より公開されることが決定し、ビジュアルが解禁された。その他の情報『第9地区』では難民エイリアンと人類の対峙を描き、『エリジウム』では未来の格差社会を鋭く描いたブロムカンプ監督が次に手がけるのは、AI(人工知能)を搭載した人型ロボット“チャッピー”を主人公にしたSFアクションだ。映画は、2016年の南アフリカ・ヨハネスブルを舞台に、世界でたった一体のAIを組み込まれた人型ロボットとして誕生したチャッピーが、開発者のディオンやストリートギャングに影響を受けながら“感じ、考え、成長”していく様が描かれる。『第9地区』でもコンビを組んだテリー・タッチェルとブロムカンプ監督が脚本を手がけ、同作で主演を務めたシャールト・コプリーがチャッピーを演じるほか、ヒュー・ジャックマン、シガニー・ウィーバー、デーヴ・パテルらが出演する。『チャッピー』5月23日(土)より丸の内ピカデリーほか全国公開
2015年02月04日『第9地区』のニール・ブロムカンプ監督最新作『チャッピー』が、5月23日に日本公開されることが3日、明らかになった。『第9地区』では、難民エイリアンと人類の対峠を描いて全世界で大ヒットを記録し、『エリジウム』では、未来の格差社会を鋭く描いたニール・ブロムカンプ監督。最新作『チャッピー』では、2016年の南アフリカのヨハネスブルグを舞台に、世界でただ一体の"感じ、考え、成長する"AI(人工知能)を搭載した人型ロボット"チャッピー"を主人公とする物語を描く。開発者のディオン(デーヴ・パテル)によって、極秘でAIを搭載されたチャッピー。起動したばかりの頃はまっさらな子供のようだったが、ディオンとともにストリートギャングにさらわれたことで、そのAIには、ギャングによって生きるための術がたたき込まれていく。そして、急速なAIの成長は、彼自身のバッテリーが残り5日間と知ると共に、死への恐怖をも感じてしまう。主人公チャッピーを演じるのは、『第9地区』『エリジウム』にも出演し、ニール・ブロムカンプ監督の盟友ともいえるシャールト・コプリー。そのほか、ヒュー・ジャックマン、シガニー・ウィーヴァー、デーヴ・パテルら、演技派俳優たちが顔をそろえる。
2015年02月04日TVシリーズ「ママと恋に落ちるまで」のニール・パトリック・ハリスが、次回のアカデミー賞授賞式の司会者に決定した。子役からキャリアをスタートさせ、映画やTV、舞台でも活躍し、これまでにトニー賞授賞式で4回、エミー賞授賞式で2回、司会を務めてきた経験を買われての起用で、オスカー受賞式プロデューサーのニール・ゼイダンは「ニールを司会者に迎えることができて、我々はとてもうれしく思っています」とコメントしている。ニール自身は「今年度のアカデミー賞授賞式の司会役を仰せつかり、本当に光栄でうれしく思っています。僕はオスカー受賞式のTV中継を見て育ちました。ジョニー・カーソン、ビリー・クリスタル、エレン・デジェネレスをはじめとする歴代の名司会者たちの後に続くことができて、バケットリストの夢が1つ叶いました」とコメント。ニールはインスタグラムなどSNSに動画も投稿。シリアスな表情で「やります」と言って電話を切ると、満面の笑みを浮かべて「ナイス!」と言う。次に、死ぬまでにやっておきたいことを列記した手書きの「バケットリスト」が映し出される。「トニー賞受賞」「TV番組に主演」「バンジー・ジャンプ」「子どもを持つ」「結婚する」など20項目がリストアップされ、最後の1つ以外はすべてチェック・マークがついている。最後の項目はもちろん「オスカー授賞式を司会する」。この項目をペンで丸く囲んで動画は終了。ニールは動画に「今日はすごい日だった…」とコメントを添えている。ここにチェックがつけられるのは来年2月22日(現地時間)、第87回アカデミー賞授賞式が行なわれた後になるだろう。(text:Yuki Tominaga)
2014年10月17日第87回アカデミー賞のホストに、俳優のニール・パトリック・ハリスが決まった。オスカーのホストを務めるのは始めてだが、ハリスは過去にエミー賞のホストを2回、トニー賞のホストを4回務め、好評を得た大ベテラン。歌と踊りの才能が豊かな上、テレビの人気コメディ番組で一般の視聴者への知名度もある。その他の情報ハリスは「アカデミー賞のホストをお願いされたことに、光栄と興奮を感じています。僕はアカデミー賞を見て育ち、いつもホストの方々のすばらしさに感激していました。ジョニー・カーソン、ビリー・クリスタル、エレン・デジェネレスをはじめとする過去のホストに続くことができて、死ぬまでに実現させたかった夢のひとつがかなった気がします」とコメントしている。ハリスが出演したデビッド・フィンチャー監督作『ゴーン・ガール』がオスカー候補入りするのではと言われており、ハリスの感激はさらに大きくなる可能性がある。文:猿渡由紀
2014年10月16日ユナイテッド・シネマ豊洲をメイン館として、2015年の全国公開が予定されている映画『原宿デニール』の撮影が、2014年9月末より竹下通りを中心に原宿で行われる。最先端で斬新なカルチャーを発信し、国内だけでなく世界中から注目されている原宿を舞台に、夢を抱いた個性溢れる若者たちの人生が交錯する物語。学生、地方から出てきた人、海外からの観光客、そしてそこで働く人々……さまざな文化が混沌としている現在の原宿を、映画『ホテルビーナス』で独特の映像表現で大きな評価を得たタカハタ秀太氏が描出す。これまでにTVバラエティ『チョナンカン』(フジテレビ)、ドラマ『黒い十人の黒木瞳。』(NHK BSプレミアム)、『ミエリーノ柏木』(テレビ東京)など、幅広いジャンルを手がけてきたタカハタ秀太監督だが、本作ではオリジナル脚本も担当する。出演は、クレディ-セゾンCMで頭突きによる瓦割りを披露し、お茶の間に衝撃を与えた女優・武田梨奈と原宿発がけっぷちボーイズグループBEE SHUFFLEのダブル主演。BEE SHUFFLEは、映画初出演にして初主演のみならず、主題歌も担当する。そのほか、キングオブコメディの今野浩喜など個性派俳優が脇を固めるという。なお、DATV(CS)番組『シャッフルオーディション』でさまざまなミッションをクリアし、2014年2月にメジャーデビューをはたしたBEE SHUFFLEだが、本作品の出演にあたり、さらなるミッションとして、「観客動員数3万人を実現する事」が課せられる。果たして、数々の難関をクリアしてきたBEE SHUFFLEは今回もミッションをクリアできるのか? 映画本編同様、彼らのサイド・ミッション・ストーリーにも注目しておきたい。■映画『原宿デニール』概要【公開予定】2015年予定【撮影期間】2014年9月末~10月上旬【撮影場所】原宿・竹下通り/裏原宿ほか【出演者】武田梨奈、BEE SHUFFLE (ミンス、ジュノ、ジュン、シュウタ、ギュミン)ほか【公開劇場】ユナイテッド・シネマ豊洲ほか全国順次ロードショー【主題歌】BEE SHUFFLE(ユニバーサル ミュージック)
2014年09月28日2013年秋冬コレクション ニール・バレット のショウが、ヴィクトワール広場近くの会場にて行われた。今回のテーマはレディスとメンズの相乗効果の探究。メンズウエアのワードローブをレディスウエアの言語に解釈。新しいミニマリズムが最も重要なテーマ。余分なものがそぎ落とされることで現れた服本来が持つ純粋な要素によってモダニストの精神が表現されるという。二―ル・バレット本来のものづくりでは?と思われる内容がリリースに記されていた。ここ数シーズン、軽快でフェミニンな印象が加わったコレクション。今回もモダンで「秋冬シーズンならではの軽やかさ」が感じらる。カラーはベージュ、ミッドナイトブルー、黒、グレーと色数の絞られた中で素材とのコラボレーションで豊かであった。(ミルフィーユ)詳しいパリコレレポートは こちら 。
2013年03月06日