外出時のマスクは必須ですが、これからの季節はマスク焼けが気になりませんか?そこでおすすめなのが、マスク代わりの「ネックゲイター」。飛沫防止対策にはもちろん、日焼け防止にもひと役買ってくれますよ。今回は、自宅にあるTシャツのリメイクでネックゲイターを手作りする方法を紹介します。「ネックゲイター」って何?「ネックゲイター(ネックゲーターとも言います)」とは、寒い季節にランナーをはじめ、外でスポーツをする人がよくしているネックウォーマーのようなもの。近年は冷感タイプも発売され、夏のアウトドアやスポーツにも活用されています。スポッと頭から被って着用するので、首元だけでなく、口や鼻を覆うことができ、飛沫防止以外に日焼け防止にもなります。今年はスポーツをする人だけでなく、普段使いにもいいと人気が出て、品薄になっているブランドやお店もあるんですよ。【初級編】直線縫いだけ!「ネックゲイター」の作り方最初に、直線縫いだけで簡単に作れる「ネックゲイター」を紹介します。自宅にあるTシャツを用意してください。スポーツ用のメッシュ素材のものがおすすめです。【STEP1】裁断まずは裁断です。写真のようにTシャツの胴体の部分を使います。前身ごろと後ろ身ごろ、合わせて2枚裁断します。1枚目は縫い代が2センチ幅、2枚目は縫い代が1センチ幅です。同じサイズにカットしないように注意してください。また、縫い代は左右のみ。上下は縫い代なしで切りっぱなしの状態にしましょう。※塗ってしまうと伸びなくなるので注意!【STEP2】脇を縫う次に脇を縫います。片方が縫い代が1センチ、もう片方が2センチになっていますので、生地の端は少しずれますが、仕上げ線で合わせて中表で縫います。左右両方が縫えたら、1センチ幅の縫い代を2センチ幅の縫い代で包みます。まち針で止めたら、そのまま片倒しにして縫います。生地の裏から見ると、糸は2本平行に縫われているように見えます。表から見ると、縫い目は糸が見えなくて、隣に1本ステッチが見えます。■ 図解するとこんな感じ縫い代の処理はアイロンで割ることの多いのですが、今回は直接肌に当たる部分に糸があると痒くなってしまう人もいると思うので、このような仕様にしました。これで、完成!上下は縫わないで、切りっぱなしで大丈夫です。縫ってしまうと生地が伸びなくなってしまい、頭が通らないので注意してください。被るときは上下反転させて、Tシャツの裾を上に持ってきて被ってくださいね。【上級編】しっかりフィット「耳穴つきネックゲイター」の作り方初級編のスポッと被るだけのタイプは、動き回るとずれてしまうことも。そこで、運動するときには、耳穴つきがおすすめです。今回は、耳の部分を開けて耳まわりを補強したタイプにしました!型紙は、初級編と同じもので大丈夫です。【STEP1】裁断裁断しましょう。初級編の耳穴なしと同じく、Tシャツの胴体の下の部分を使い、2枚用意してください。上下は切りっぱなしでOK!両サイドの縫い代は2枚とも0.5センチにしましょう。【STEP2】脇を縫う脇を縫います。耳を出す部分だけ縫わないように、気をつけましょう。こちらも、できあがりは上下反転でTシャツの裾の部分が上にくるように被ります。そのため、Tシャツの裾となっていた部分から3センチの所まで縫ったら、耳出し部分として5センチは縫わずに開けておきます。そして、残り部分を縫いましょう。耳空きの部分を除いて片倒し縫いにします。【STEP3】耳まわりを縫う耳まわりを縫って、補強します。グルッと1周、0.3センチ幅のステッチで縫っていきます。完成しました。かぶって耳を出せば、激しく動いてもずれ落ちる心配がありません。いかがでしょうか。しっかり口元や花が覆われていますが、意外と呼吸がラク。屋外でリフレッシュのために運動するママや、子どもの遊びに付き添うママにおすすめです。家にあるTシャツを二次利用できるのもうれしい!ぜひ作ってみてくださいね。<文・写真:ライターMAI>
2020年07月24日