ネットプロテクションズはこのほど、法人・個人事業主向け決済サービス「FREX B2B 後払い決済」の新機能として、払込票によるコンビニ払いへの対応を開始した。これにより、同サービスを利用する事業者は全国主要のコンビニで24時間いつでも支払いができるようになる。○店舗事業者向けビジネスを活性化これまで同サービスでは、企業が行う掛売りの請求代行およびリスク保証を行っていることから、決済方法として銀行振り込みを採用していた。近年、導入企業が増加する中、飲食店やエステサロンなどの店舗向けに取引を行う事業者からコンビニ支払いを希望する声が高まったため、新機能を追加することを決定。同社はこれを機に、店舗事業者向けのビジネスの活性化に貢献していくという。「FREX B2B 後払い決済」は、企業間取引向けの請求書後払い決済サービス。ネットプロテクションズが企業(売り手)と企業の顧客(買い手)との間に入り、買い手への与信から請求書の発行、代金の回収、未回収のリスクまでを請け負う仕組みとなっている。2011年にサービスの本格提供を開始して以来、600社以上の企業が導入し、累計35万社の企業が利用。また、取引ごとに与信審査を行う仕組みを業界で初めて採用し、特許を取得している。
2015年07月08日ネットプロテクションズは1日、訪問型サービスを提供している企業を対象とした後払い決済サービス「NP後払いair」の提供を開始した。○現金集金の手間を削減する「NP後払いair」同サービスは、リフォームや引越、ハウスクリーニングなどの訪問型サービスに特化した後払い決済サービス。ネットプロテクションズが事業者と顧客との間に入り、顧客の与信審査から請求書の発行、代金の回収、未回収のリスク保証までを全て請け負う。事業者は管理画面に取引情報を登録するだけで、決められた日時に同社からサービス代金が立替払いされる。また、顧客はサービス利用後に同社から郵送される請求書を使って、コンビニ・銀行・郵便局でサービス料金を支払うことができる。なお、後払いで懸念される未回収リスクは、すべて同社が保証するという。これまで通販以外の業態では後払い決済を利用できなかったが、訪問型サービスを提供している企業から、代金未回収や代金紛失を防ぎ、集金業務を簡略化するために後払い決済を利用したいとの要望を受け、新サービスを開発したとしている。サービス開始に伴い、家事代行業界大手のベアーズが、家事代行・家政婦サービス利用時の決済方法として東京エリアを中心に同サービスを導入し、従来スポット型サービスで利用されていた現金集金・一部クレジット払いでの決済を廃止。今後は関東・関西全域に随時導入し、2015年秋を目途に全国での利用を予定している。
2015年07月01日利用者が増え続けるネットショッピングなどの通信販売。クレジットカードや代金引換など、さまざまな決済方法があるが、ネットプロテクションズが提供しているのが、後払い決済サービス『NP後払い』だ。顧客が通販で商品を購入する際、購入方法として『NP後払い』を選択すると、商品を先に受け取り、その後に届く請求書で後から支払うという仕組みになっている。2014年12月5日には、ユーザー数が累計5,000万人を突破した。今回は、『NP後払い』のサービスを提供するネットプロテクションズの柴田紳社長に、同社に入社したいきさつから、ここまで同サービスが普及した要因などについて、お話をお伺いした。『NP後払い』のサービスは2002年から開始。事業者のメリットとしては、ネットプロテクションズが「未回収リスク」を負うという点が挙げられる。未回収リスクとは、商品を購入者に先に送って、代金が回収されない可能性があるというものだが、この未回収リスクを負うというビジネスモデルはかなり画期的だった。商品購入の申し込みがあった後同社が与信審査をし、与信審査に通れば代金を同社が事業者に立替払いするというというもので、同社がその後、商品購入者に請求書を送り、代金を受け取る。これは、アメリカのクレジット事業に詳しい人が考えたビジネスモデルだが、日本では柴田社長が、このビジネスをゼロから実際の形にしていったという。○商社時代に「インターネットを使った事業を自分でもつくりたい」――ネットプロテクションズに入社される前は、どちらにいらっしゃったのですか?日商岩井(現双日)のたばこ課に3年在籍していました。スキームが決まっている部署で、刺激が少ない仕事でした。その後、日商岩井が設立したITXという投資ベンチャー企業に移りました。当時ITの波があって、インターネットを使った事業を自分でもつくりたいと思っていて、日商岩井の中でもそういう企画を出している人がいました。インターネットを活用したような事業構築ができる、そういう人間になりたいなと。そういうスキルが身に付くような会社はどこだろうと見渡して、ITXを選んだという感じですね。24、5歳ぐらいの時です。――IT事業に興味があったわけですね。当時、ITXはベンチャーを買収してそこに経営陣を送り込むビジネスモデルを展開していました。2001年の5月に転職をして、すぐにネットプロテクションズを買収するかどうかという話が持ち上がってきて、その調査のアシスタントをして結果的に2001年の11月に買収に成功しました。その時点で、アシスタントをしていた僕がネットプロテクションズに出向することになったんです。――なるほど。買収に関わったことがきっかけでネットプロテクションズに移ったんですね。最初は取締役として出向していましたが、2004年に社長になりました。ですが、移った当初は事業実態がないような状況でした。後払い決済は安心感もあるし、ネット決済の手段としてニーズはありそうだよねという、ふわっとした構想はあったのですが、それをどう実現して、どうやって収益をあげて、どんなシステムが必要でという、その辺については全く考えられていなかったのです。○事業のイメージだけあったが、それ以外は何もなかった…――事業のイメージだけあったんですね。それ以外は何もなかったと。騙されたじゃないですけど、最初から投資失敗だなと思いましたね。――柴田さんは、そこでどうされようとしたのですか。今とは違って転職市場が未成熟だったので、転職先の会社でうまくいかなかったらキャリアはどんどん落ちていくというような恐怖感がすごくあったので、逃げ道はないと思っていました。ここでやりきって失敗したんだったら拾ってもらえるところもあるだろうけれど、ここで逃げてはキャリアが終わるという思いで、やりたいかやりたくないかということではなく、やるしかないと。――覚悟を決められたわけですね。やるしかないということになって、後払い決済に目をつけた理由はどういうことだったんですか。元々後払い決済はインターネットショッピングでハマるだろう、という事業構想に対してITXがお金を投資していたため、これ以外の絵をつくるわけにはいきませんでした。○会社をつくる上でのすべての機能を、ほぼ全部自分が担当――柴田さんがネットプロテクションズにいらっしゃったときの、ネット通販というか、通販の決済の市場はどんな感じでしたか。今とそんなに変わっていなくて、銀行振込みの前払いが主流だったほか、クレジットカードが早い段階から浸透し始めていましたし、代引きの利用も増えつつありました。――そんな中、「後払い」のビジネスモデルをアメリカから参考にされたわけですよね。元々この会社の創業者が、アメリカの決済の事情にある程度精通していました。そこで、この会社に来て後払いのテストサービスを4、5カ月でつくってリリースしたところ、売り手に対しても買い手に対しても、このサービス自体にニーズがあるということがわかりました。――ただ、構想はあったけれども、事業としてはゼロからだったわけですね。事業をつくる上でのすべての機能というか、できる人が社内に誰もいなかったので、ほぼ全部自分でやる必要がありました。後払い決済とはどういうモデルで、ショップ様とはどういう契約をして、どんな運用をして、どういうデータがどういうタイミングで回ってきて、それを手動でやるのがいいのかシステムでやるのがいいのか、システム化するとしても最初からやるべきなのか後からでいいのか、法律はどのようになっているのか、規約はどうするのか、営業はどうやるのか…。その辺を全て考えて、全部自分でやっていきました。――すごいですね…。当時の社員は何人くらいいらっしゃったんですか。そのころは13、4人ぐらいいたのかな。でも、大赤字で事業もなくて、社内の雰囲気も最悪という状況なので、新しい人は当分採用なんてできないよねという感じでした。○未知のビジネスモデルに恐怖感、だが「自分が進めないと前には進まない」と覚悟――そうした中、「未回収リスク」を負うという、ビジネスモデルの実現に動いたわけですよね。それに対して怖さはありませんでしたか。むちゃくちゃありました。できないのではないかという恐怖感に常に苛まれながら、みんなからも無理だと言われるし、株主からもこの投資は失敗で事業はうまくいくわけはないとか、誰に相談してもこんなのやるのは馬鹿じゃないのかとか言われ続けながら、自分が進めないと前には進まないので、気持ちを保ち続けるのが大変でした。――事業の手ごたえをつかんだのはいつごろですか?2004年ぐらいです。――社長さんになる前後ですね。そのときはどういう状況だったのですか。この事業が成立していくために必要なのは、まず売れること。ショップ様に導入してもらうこと。お客さんに使ってもらうこと。これは早い段階で何とかなると思っていましたが、問題は未回収リスクです。そのリスクをどうやってヘッジしていくか、そこが成り立つかどうか、当初は見えませんでした。そこがやっと何とかなってきたら、最後はオペレーションです。現在、月150万通もの請求書を出しています。『NP後払い』を導入しているショップ様は2万店以上あり、150万人のお客様と両方から問い合わせが入ってもおかしくない。それぐらいのオペレーションを抱えている会社で、そのオペレーションを少ないコストで回していかないと利益が薄くなってしまいます。その構造を超えて利益が出るモデルになるかどうか、当初は確信が持てませんでした。それがいろいろな重要な部分のシステムができたりとか、アイデアで突破できたりとか、何とかやれると思えるようになるまで3年かかったということです。○仕事の記憶しかない3年間、ニーズをつかんで成功――3年というのは長かったですか、短かったですか。ほぼ記憶がないです。その期間は仕事しかしていなかったと思います。――2004年に事業がいける、ということになって、さらに利益が出るようになったのはいつごろですか?2007年から2008年です。取引量が増えて、リスクが減って、オペレーションコストが下がること。それで人件費が賄えると黒字になるという構造です。――成功された理由は、どこにあるとお考えですか?ショップ様という売り手と、購入者様という買い手の双方のニーズにうまく合致したということだと思います。結局、お客様が使うかどうか決めますので。――お忙しい中、本日は誠にありがとうございました。いかがだっただろうか。大手商社からベンチャー企業に移ってからの柴田社長の壮絶な体験を感じていただけたのではないだろうか。新しい事業を立ち上げる難しさと同時に、安易に転職せず、覚悟を持ってやりぬいた柴田社長のお話に圧倒されたインタビューだった。大手運輸会社が後払い決済市場に参入するなど競争は激しいが、これからも力強く事業を展開していかれるのだろうと確信した次第である。ネットプロテクションズのWebサイトはこちら。
2015年06月05日ネットプロテクションズはこのほど、後払い決済サービス「NP後払い」利用者向けポイントプログラム「フフルルポイント」の会員数が、2015年3月に50万人を突破したことを記念し、「フフルル ジャンボ宝くじ」キャンペーンを開始した。宝くじは、10ポイントを一口とし、ポイントのみで購入することができる。当選者にはフフルルポイントが付与され、当選ポイントはフフルルポイントに掲載されている商品と交換が行える。なお、応募の際は会員登録が必要となるが、宝くじの購入口数に制限はない。当選ポイントと対象人数は、1等が5口・1万ポイント、2等が10口・5,000ポイント、3等が100口・1,000ポイント、4等が1,000口・200ポイント、5等が1万口・20ポイント。さらに、キャンペーン期間中に新規会員登録を行った人全員に宝くじ券を1口分プレゼントする。キャンペーンの応募受付は2015年4月12日まで。「NP後払い」は、未回収リスク保証型の後払い決済サービス。購入者はネットやカタログなどで買い物をし、商品の受取り後に中身を確認した上で、別送あるいは商品に同梱されて届く払込票を利用して最寄りのコンビニエンスストア、銀行、郵便局で支払いができる。また、クレジットカード情報の登録が不要で、商品受け取り後の支払いが可能な決済のため、通販利用者は安心して買い物を楽しめるという。
2015年04月02日ネットプロテクションズは10日、同社が提供する後払い決済サービス「NP後払い」のユーザー数が、2014年12月5日に累計5,000万人を突破したと発表した。「NP後払い」は、通信販売の利用者が購入した商品代金を、ネットプロテクションズが加盟店に立て替えて支払い、購入者への請求書発行から入金確認までの入金に伴う全業務を、加盟店に代わって実施する決済サービス。2002年のサービス開始以来、ユーザー数は拡大を続けており、2014年4月時点で累計4,000万人に達した後、わずか8カ月で累計ユーザー数5,000万人を突破した。利用者は商品の受け取り後に中身を確認した上で、最寄りのコンビニエンスストア、銀行、郵便局で代金を支払うことができる。クレジットカード情報の登録が不要なため、安心して買い物を楽しむことが可能とのこと。導入実績は2万店。同社代表取締役社長の柴田紳氏は今回の状況について、消費者のネット通販に対する危機意識の高まりを受け、後払い決済などの防衛策で安心感を求めているようだ、と分析。また、スマートフォンなどのタブレット端末の普及により、後払い決済を希望する人も増えているといい、「予想していた以上のスピードで累計ユーザー数が伸びていることは、大変喜ばしい」と話している。
2014年12月10日ネットプロテクションズは17日、食品宅配大手のシュガーレディ本社通販事業において、おせちなどのイレギュラー商品購入者の56.9%が「NP後払い」を利用していたと発表した。「NP後払い」は、ネットプロテクションズが提供する未回収リスク保証型の後払い決済サービス。購入者はインターネットやカタログなどで買い物をし、商品の受け取り後に中身を確認した上で、別送または商品に同梱されて届く払込票を利用して最寄りのコンビニエンスストア、銀行、郵便局で支払うことができる。導入実績は2万店、累計ユーザー数は4,000万人以上に上る。シュガーレディは従来、決済方法としてクレジットカード払いと代金引換の2種類のみを提供していた。同社は、選択肢を増やそうと検討したものの、支払い方法が多すぎるだけでは手続きが複雑になると考え、商品が届いてからコンビニなどで支払いができる「NP後払い」が最も利用者からのニーズが高いと判断し、導入を決定したという。導入後は、当初の想定以上に利用者が増加。2013年10月から2013年年末までの期間では、おせちやギフト商品などのイレギュラー商品購入者のうち56.9%が同サービスを選択していた。シュガーレディ販売企画統括本部の福島弘信氏は「特にクレジットカードの利用に抵抗のあるご年配のお客様は後払いを選んでおり、決済方法の選択肢が広がった分、購入に対するハードルが下がり、新規顧客の獲得やリピーターの獲得にもつながっているようです」と話している。
2014年11月17日ネットプロテクションズは24日、ポイントサイト「フフルルポイント」オープン1周年記念キャンペーン第2弾として、「フフルルオリジナルQuoカード1,000円分を300名様にプレゼント!!」を開始した。「フフルルポイント」は、「NP後払い」の利用により発生したポイント(200円で1ポイント)を、商品交換や懸賞などへの応募に利用できる会員向けポイントサイト。同サイトは商品やECサイトのPRの場としても提供しており、「NP後払い」の加盟店であれば掲載料無料でプロモーションを実施することができる。会員数は2014年8月末に40万人を突破している。「NP後払い」は、ネットプロテクションズが提供する未回収リスク保証型の後払い決済サービス。購入者はネットやカタログなどで買い物をし、商品の受取り後に中身を確認した上で、別送または商品に同梱されて届く払込票を利用して、最寄りのコンビニエンスストア、銀行、郵便局で支払いが行える。クレジットカード情報の登録が不要なため、通販利用者は安心して利用できるという。キャンペーンでは、期間中、プレゼントに応募した人の中から抽選で300人にオリジナルQuoカード1,000円分を贈呈。キャンペーン期間は2014年11月23日まで。なお、応募の際はNP後払いサイトまたはフフルルポイントへの会員登録が必要となる。
2014年10月24日レバレジーズは、10月29日に渋谷ヒカリエで「第1回 渋谷ベンチャー会議」を開催する。レバレジーズ、トレンダーズ、ネットプロテクションズといった急成長中の企業で活躍する社員が、一同に集結。「メディアを成長させる施策と組織体制」をテーマにディスカッションを行う。19時に開始し、定員は15人。参加費は無料。申し込みは(から。レバレジーズによると、渋谷ベンチャー会議とは、ベンチャー企業の価値向上と、ベンチャー企業の中身を知ってもらう事を目的とした交流イベント。昨今、ベンチャー企業の存在感、認知度が高まりつつある一方で、その内側は一部の人が知るのみ。今回、「渋谷ベンチャー会議」と称し、急成長中のベンチャーを一同に集め、Webディレクター向けにイベントを企画したという。
2014年10月15日