富士通研究所は1月28日、クラウドのネットワークに障害が発生した時、その障害によって影響を受けた仮想システムを専門家以外でも10秒以内で特定できる技術を開発したと発表した。同社は、物理サーバ間の通信経路情報と通信が発生する仮想サーバの組み合わせ情報を自動的に生成し、各仮想サーバがどの物理サーバに収容されているかという関係に基づいて仮想システムと物理ネットワーク通信経路の関係を自動的に解析することで、障害の影響を受けた仮想システムを数秒で特定する技術を開発した。また、物理ネットワークで冗長構成を採用している場合、物理ネットワークの通信経路情報に加えて、通常使用する現用経路あるいは予備経路を示す状態情報を管理するようにした。これにより、障害発生時に影響を受けた物理サーバ間の通信経路が現用経路である時に限って影響があると判断し、実際にサーバ間通信に影響のあったものだけを特定する。こうした技術により、ネットワーク障害が発生した時、ネットワークの専門知識を持っていない運用者でも、ネットワーク障害によって影響を受けた仮想サーバ間通信を10秒以下で特定することが可能になるという。同研究所は今後、さまざまな環境で同技術の評価を行い、2015年度中に富士通製品への搭載を目指す。
2015年01月28日ディーアンドエムホールディングスは1月15日、マランツブランドのネットワークオーディオプレーヤー「NA6005」を発表した。2月上旬発売で、希望小売価格は税別68,000円となっている。NA6005は、2.8/5.6MHzのDSDや最大192kHz/24bitのFLAC、AIFF、最大96kHz/24bitのALACなどハイレゾ音源再生に対応したネットワークオーディオプレーヤー。DACチップには高性能なシーラスロジックの「CS4398」を採用。原音に忠実な再生を実現するジッターリダクション回路を搭載している。入力インタフェースはUSB Type Aポート(フロント)×1基、光デジタル音声入力端子×1基、ネットワーク端子×1基装備する。ネットワークでは、DLNA 1.5とAirPlayに対応。ネットワーク再生での対応フォーマットはWMA、MP3、WAV、MPEG-4 AAC、FLAC、ALAC、AIFF、DSD。フロントのUSB Aポートには、USBメモリ、iPhone/iPodを接続可能。ネットワーク再生と同じ音声フォーマットを利用できる。アナログ部分は、高速アンプモジュールHDAMを使用したフルディスクリート構成で、HDAM-SA2を採用したヘッドホンアンプも搭載されている。電源回路には大容量のEIコアトランスを採用し、安定した音楽再生が可能だ。電源のオン・オフやボリューム操作などを行えるAndroid/iOS用アプリ「Marantz Hi-Fi Remote」にも対応。Wi-FiはIEEE 802.11b/g/nに準拠。Bluetoothのバージョンは2.1+EDRで、プロファイルはA2DPとAVRCP、コーデックはSBCとAACに対応する。本体サイズはW440×D329×H104mmで、質量は6kg。
2015年01月15日STMicroelectronicsは1月14日、Bluetooth SMART対応ネットワークプロセッサ「BlueNRG-MS」を発表した。同製品は、最新のBluetooth 4.1をサポートする他、1.7Vの電源電圧に対応しているため、バッテリ駆動機器の長寿命化に寄与する。また、2.4GHz帯に対応したBluetooth PHY(物理層)、Bluetooth 4.1プロトコルスタックを動作させるARM Cortex-M0コアおよびAES-128ビットセキュリティ専用コプロセッサを集積している。さらに、API、パワーマネジメント、フラッシュメモリも内蔵されており、これらはネットワークプロセッサとホストマイコン間を明確にソフトウェアパーティショニングするシンプルなSPIバスを介し、アプリケーションのホストコントローラから直接制御が可能となっている。そして、Bluetooth 4.1では、電力効率のさらなる向上と、マスターとスレーブとして動作するデバイス双方のデュアルロールトポロジーへの対応が仕様に明記されている。加えて、Low Duty Cycle Directed Advertising(既知のデバイスに対する間欠的なアドバタイジング)が、接続時における消費電力を最小化する。また、多チャネル通信時の柔軟なデータ交換を実現するL2CAP(Logical Link Control and Adaptation Protocol)を導入している。さらに、センサからのデータを収集するとともに、データをスマートフォンに送信する周辺機器としても動作するハブなどの機器に電力を供給できる他、1台のスマートフォンで制御可能な通信範囲に制限のない超大規模センサネットワークを構築することもできる。この他、同製品はIP通信に関する最新技術にも対応しているため、IoT機器の将来に焦点をあてた開発が可能になる。なお、パッケージは5mm×5mm×1mmサイズの32ピンQFN。価格は1000個購入時で約1.50ドル。すでに販売を開始している。4月以降には、2.6mmx2.6mmx0.56mmサイズのCSPパッケージでの提供も予定されている。
2015年01月15日NECとNECプラットフォームズは1月7日、スマートフォンなどから遠隔で留守宅のペットの様子を確認できる、センサ機能付きネットワークカメラ「AtermHC100RC Wi-Fiアクセスポイントセット」を発表した。2月上旬より発売する。同製品は、スマートフォン用の無償アプリ「Atermホームコントローラー」を利用することで、外出先からネットワークカメラを簡単に操作できる。ネットワークカメラは、解像度100万画素でパン/チルト機能に対応しており、スマートフォンの操作で、部屋のほぼ全体を高画質画像で見渡すことができる。また、照度センサにより、部屋が暗くなった場合でも自動的に暗視機能が働き、部屋の様子を確認することが可能である。さらに、温度センサや赤外線リモコン機能の搭載により、留守宅の室温をスマートフォンで確認した上で、エアコンのスイッチを付けるなどの温度調節や、テレビ、照明のコントロールが可能で、寒暖に応じて留守宅のペットに快適な環境を提供することができる。そして、動体検知(カメラ映像内の動き検知)時および音声検知時に、スマートフォンに通知するお知らせ機能により、スマートフォンでアラートを受け取れる他、ネットワークカメラ本体にmicroSDカードをセットすることで、動きや音声検知時の動画や静止画を記録できる。加えて、スマートフォンのメールへ動きや音声検知時の動画・静止画を添付ファイルとして送信することも可能となっている。この他、Wi-Fi設定済みのアクセスポイントとして専用の「AtermW300P」が同梱されているため、ユーザーは所有するルータの有線LANポートに同アクセスポイントを接続するだけで、設置できる。
2015年01月08日今回は、第1回でも言及した「ネットワークの見える化」について、さらに深く掘り下げてみることにする。ヤマハのネットワーク製品を利用することの大きなメリットがこれだ。○ダッシュボードがあればワングランスで状況認識前回でも少し触れたが、RTX1210の新機軸として「ダッシュボード」がある。これは、「機器の動作状況をひとまとめに表示して、そこを見れば状況認識が実現できる」というものだ。複数の設定画面や状況表示画面を行ったり来たりする代わりに、ダッシュボードの画面を参照するだけで用が足りれば、それだけ管理者は楽ができる。それでマメに状況をチェックする習慣ができれば、トラブルの発生、あるいはトラブルの予兆を見落とす可能性を抑えることができるだろう。つまり、「見えないものを見えるようにする」だけが「見える化」ではなくて、「見えているものを、より見やすく、見落としがないようにする」というのも「見える化」である。○RTX1210の売りはVPNだけではないRTX1210のポイントとして、「簡単にVPN(Virtual Private Network)のトンネルを "貫通" させられる」というだけでなく、「ネットワークの見える化を実現する」点が挙げられる。ただし、その真価を発揮させるにはRTX1210だけではもの足りない。スマートL2スイッチ「SWX2200シリーズ」も併用したいところだ。そもそも、RTX1210が内蔵するスイッチングハブだけでは、ポート数が足りないケースも多いだろう。よほど小規模なネットワークなら話は別だが、通常はスイッチの増設が必要だ。そこで、ヤマハのSWX2200シリーズを併用することで「見える化」によって楽ができる。そういう図式である。では、そもそも「ネットワークの見える化」とは、具体的にどういうことを意味しているのか。第一の機能は、ネットワークの構成図をグラフィカルに見せる機能だ。それが「LANマップ」だ。初期状態ではこの機能は無効になっているので、まず画面右上隅にある「設定」(実際には歯車のアイコン)をクリックして有効化する必要がある。前回の記事では、RTX1210とRTX1200を対向させて、IPsecで拠点間接続VPNのトンネルを貫通させる実験を行った。その際にはRTX1210のLAN1インタフェースに設定用のノートPCを1台接続した。そこで、その状態でLANマップがどうなったのかを御覧いただこう。端末情報の取得を有効化したので、RTX1210に接続している機器のメーカー名や機種名をはじめとする詳細情報まで把握できる。使用したノートPCはパナソニックのLet’s Note(CF-J10)だが、PCの製造メーカーまできちんと表示されている。また、コンピュータ名「Asteria」も表示されている(筆者宅のLANではコンピュータ名にギリシア神話の神名を使っている)。ノートPCが1台だけでは寂しいので、SWX2200をLAN1インタフェースに追加接続してみた。筆者の手元にはWindowsタブレットが1台あるので、それを無線LAN経由で接続するためにWLX302もネットワークに加えてみた。するとLANマップ次の図のようになる。現時点で、LANマップでWLX302を介した無線クライアント情報は上位のヤマハ製スイッチに接続された情報として表示されるが、将来的にはWLX302に無線接続された端末として表示されるようにファームウェアで対応される見込みだ。将来的にはそこまで見えるようになることを期待したい。RTX1210に限らず、SWX2200シリーズとペアを組むことができるすべてのヤマハルータにもいえることだが、この機能によって得られる最大のメリットは、ルータの設定や管理も、ネットワークの構成把握も、そのネットワークの動作状況把握も、すべてルータの管理者向け画面だけで用が足りることではないかと思う。しかも、前回に取り上げたようにRTX1210はWebブラウザによるGUI(Graphical User Interface)で、比較的容易にIPsec VPNのトンネルを "貫通" させられるというメリットがある。この「VPNと見える化がセットで手に入る」ことのメリットは、専任管理者を置く余裕がない中小規模の組織や企業にとって、特に魅力的に映るのではないだろうか。前述したように、RTX1210ではネットワーク構成だけでなく端末情報も得られるようになったので、資産管理のベース資料を作る役にも立つ。そういう使い方に配慮して、端末情報の一覧をカンマ区切りテキスト(CSV)ファイルで吐き出せるようになっている。実は、最初にSWX2200をリリースして「ネットワークの見える化」をアピールしたところ、「その先の情報も見たい」というリクエストがたくさんあったのだそうだ。つまり、ネットワーク機器の接続状況・動作状況だけでなく、どこにどんな端末機器がつながっているかも知りたい、というわけだ。それに可能な限り応えようとしたのがRTX1210だ。といっても、ネットワーク機器にできることには限りがあり、端末に関して得られる情報は(Windowsネットワークの)コンピュータ名やLANアダプタのMACアドレスぐらいだろう。しかしよくしたもので、MACアドレスの割り当て範囲はメーカーごとに決まっているから、そのデータベースを入手して参照すれば、どのメーカーの製品なのかは分かる。○ネットワークの構成変化がリアルタイムで見えるしかも、この見える化機能がありがたいのは、状況の変化が迅速に反映されるところである。一定の間隔でポーリングを行って状況を把握する方式では、タイミングによっては最新の状況を反映できない可能性がある。しかし、ヤマハ製品ならリアルタイムに近い速さで反映される。たとえば、管理画面を表示させた状態で、ルータやスイッチのポートに接続しているケーブルの抜き差しを行ったり、あるポートから別のポートにつなぎ替えたりしてみよう。ほとんど間を置かずに表示が更新される様子を見て取れるはずだ。これなら、いちいち手間をかけてネットワーク構成図やMACアドレスなどの一覧表を作らなくても済むのではないだろうか。状況を把握したくなったら、ルータの管理画面にアクセスしてネットワーク構成図を表示させれば済むのである。もちろん、構成図や一覧表の新規作成だけでなく、その後の変動を反映させる保守作業についても同様だ。ネットワークの管理プロトコルというと、SNMP(Simple Network Management Protocol)がよく知られている。筆者自身もSNMPに対応したネットワーク機器を試してみた経験があるが、お世辞にも「簡単」とはいえない。ヤマハルータでも、機種によってはSNMPに対応している(対応機種はこちら)。ネットワークの規模が大きく、専任の管理者を置けるぐらいの組織であれば、SNMPをフル活用して運用管理の体制を構築するのもよいだろう。しかし、専任の管理者を置けないような中小規模の組織では、もっと簡単に使えるソリューションが求められる。そういう場面において、対応ハードウェアさえ用意すれば手間いらずで使えるヤマハのルータとスイッチの組み合わせは、大いに重宝されるのではないだろうか。○リンクアップ速度や統計情報も把握できる実は、単に構成情報を得られるだけでなく、ポートごとにリンクアップ速度や統計情報を表示する機能もある。たとえば、「ギガビット・イーサネットのハズなのに遅いように感じる」というクレームが上がってきたときに、「実は低速な規格でリンクアップしていた」なんていう事象を突き止めるところまでは容易にできる。また、ネットワークのボトルネックを突き止めて強化するという話になると、まず「証拠」としてトラフィックの情報を把握しなければならないだろう。そういうときには統計情報の出番がありそうだ。
2015年01月08日NECならびにNECプラットフォームズは、外出先でスマートフォンなどから留守宅のペットの様子を確認できる、センサー機能付きネットワークカメラ「AtermHC100RC Wi-Fiアクセスポイントセット」を2月上旬より発売する。価格はオープン。同製品は、温度センサー、エアコンなどの電源のON/OFFが可能な赤外線リモコン機能を搭載し、留守宅の室温を確認した後に、ペットのいる部屋のエアコンをコントロールすることで、ペットに優しい環境を提供する。外出先からは、無償のスマートフォンアプリ「Atermホームコントローラー」を利用することで、ネットワークカメラを操作できる。ネットワークカメラは、解像度100万画素で、「パン/チルト機能」に対応しており、スマートフォンの操作により、部屋のほぼ全体を高画質画像で見渡すことが可能。照度センサーにより、部屋が暗くなった時も自動的に「暗視機能」が働き、部屋の様子を確認することができる。加えて、動体検知(カメラ映像内の動き検知)および音声検知時に、スマートフォンに通知する「お知らせ機能」により、スマートフォンでアラートを受け取ることが可能。ネットワークカメラとWi-Fi設定済みのアクセスポイント(本商品専用のAtermW300P)が同梱されるため、ユーザーが所有するルータの有線LANポートにこのアクセスポイントを接続するだけで設置できる。
2015年01月08日NECとNECプラットフォームズは、センサー付きネットワークカメラ「AtermHC100RC Wi-Fiアクセスポイントセット」を2月上旬に発売する。両社はペットの見守りカメラとしての利用を想定しているが、エアコンのON/OFF、テレビ・照明のコントロールができ、幅広い使い方ができそうだ。価格はオープン。同製品は、温度センサーやエアコンなどのON/OFFが可能な赤外線リモコンを搭載したネットワークカメラ。スマートフォン専用アプリ「Atermホームコントローラー」を使うことで、外出先からネットワークカメラを操作して室内を見渡したり、留守宅の室温を確認して、エアコンのスイッチのON/OFFを行ったり、テレビや照明のコントロールもできたりする。部屋が暗くなった場合でも自動的に暗視機能が働き、室内の様子を確認することが可能。また、カメラ映像内の動きを検知する動体検知や音声検知時に、スマートフォンに通知する機能も備える。ネットワークカメラ本体にmicroSDカードをセットすることで、動きや音声県知事の動画、静止画の記録も行える。さらに、スマートフォンのメールへ動体や音声検知時の動画や静止画を添付ファイルとして送信することもできる。また、ネットワークカメラとWi-Fi設定済みのアクセスポイント「AtermW300P」が同梱されており、ルータの有線LANポートに同アクセスポイントを接続するだけで設置が可能。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年01月07日NECおよびNECプラットフォームズは7日、外出先からスマートフォンなどで離れた場所の様子を確認できるセンサー機能付きネットワークカメラ「AtermHC100RC Wi-Fiアクセスポイントセット」を発表した。2月上旬から発売し、価格はオープン、店頭予想価格は30,000円前後。ネットワークカメラとWi-Fiアクセスポイントのセットモデル。100万画素のCMOSセンサーを搭載し、330度のパンや120度のチルト動作を制御できる。スマートフォン用アプリ「Atermホームコントローラー」(Android版/iOS版)を利用して、外出先からでもカメラの操作が可能。アプリ内には10パターンのカメラ位置が登録されており、ワンタッチでカメラの向きを調整したり、各パターンにユーザー独自のカメラ向きを再登録することもできる。内蔵の温度センサーで設置場所の温度を確認できるほか、赤外線リモコン機能を使うことで部屋にあるエアコンの電源オンオフが可能。ペットがいる場合の室温調整などに役立つ。照度センサーも内蔵しており、設置場所の明るさを検知し、暗い場合は自動で暗視機能が働いて映像を映し出す。本体にはmicroSDメモリーカードスロットを装備し、動画や静止画を保存できる(32GBまでのメディアに対応)。さらに動体検知と音声検知が可能で、検知した場合はスマートフォンに通知する機能を搭載する。この通知メールには静止画や動画の添付が可能だ。帰宅時にはボタン1つで「プライバシーモード」に切り替えて全機能を停止できる。主な仕様は、視野角が水平約48度、垂直約31度、焦点距離が20cm~、対応解像度が1,280×720ドット / 640×352ドット / 320×176ドット。対応フォーマットは動画がH.264、MPEG-4、静止画がJPG。10BASE-T / 100BASE-TX対応有線LAN×1基を搭載し、2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/n対応無線LANも利用可能。無線LANセキュリティはWPA2-PSK(AES / TKIP)、WPA-PSK(AES / TKIP)、WEP(128bit / 64bit)。本体サイズは約W101×D113×H127mm、重量は約330g。本製品専用となる無線LANアクセスポイント「W300P」は、2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nに対応。無線LANセキュリティはWPA2-PSK(AES / TKIP)、WPA-PSK(AES / TKIP)、WEP(128bit / 64bit)。インタフェースは10BASE-T / 100BASE-TX対応有線LAN×1基。本体サイズはW43.8×D57.6×H13.3mm、重量は約20g。
2015年01月07日ノキアソリューションズ&ネットワークスは1月5日、パナソニックシステムネットワークス(以下、PSN)のキャリア向け無線ネットワーク事業の譲り受けに伴う事業統合を完了したと発表した。同事業統合は、2014年10月6日に締結された事業譲渡契約書に基づいて行われたもの。ノキアネットワークスが譲り受けたPSNのキャリア向け無線ネットワーク事業は、携帯電話の通信事業者向けの携帯電話(LTE/3G)無線基地局システム事業、および応用無線機器(光・無線中継装置)システム事業。事業統合に伴い、これら事業に属する固定資産および各種取引関係などはノキアネットワークスに移管され、PSNの当該事業に従事する社員300人以上がノキアネットワークスに転籍した。ノキアネットワークスは今回の事業譲り受けにより、今後、製品開発期間の短縮・品質管理技術の向上など製品開発および研究開発の強化と効率化を図るとともに、基地局システムや応用無線機器市場における事業の強化を図る方針。さらに、ノキアネットワークスのモバイルブロードバンド分野におけるグローバルかつ豊富な経験と技術的なリーダーシップを生かして、国内キャリアの国内外における事業展開をより一層支援していく考えだ。
2015年01月06日台湾Plustekは19日、ネットワーク対応とPCレスの操作性、制御OSとしてAndroidを搭載したドキュメントスキャナ「Plustek eScan A150」を発表した。2015年1月上旬に発売し、価格はオープン、店頭予想価格は79,800円(税別)。本体に7型のタッチ液晶パネル(IPS方式、1,280×800ドット)を備え、OSにAndroidを採用することによって、シンプルな操作性とした。PCを使わずに、スキャン結果のメール送信、FTPサーバーやクラウドサービスへのアップロード、USBストレージへの保存、スマートフォンやタブレットへの送信が可能。イメージセンサーは光学600dpiのCIS×2基で、1パス両面スキャンに対応する。ADF容量は50枚、用紙サイズは最小50.8×50.8mm~最大244×356mmだ。スキャンスピードは、A4縦原稿の200dpiカラースキャンで5ppm(10ipm)、A4縦原稿の200dpiグレースケールスキャンで20ppm(40ipm)となっている。インタフェースはUSB 2.0、有線LAN、IEEE802.11g/n対応無線LAN。本体サイズはW318×D170×H189mm、重量は2.8kg。
2014年12月21日オンキヨーマーケティングジャパンは12月18日、オーディオ向けのNAS(ネットワークHDD)「HS-210-ONKYO」シリーズを発表した。発売は12月下旬で、価格はオープン。推定市場価格は、2TB HDDを内蔵した「スタートシステム」が税別89,000円前後、HDDを別売とした「ケース」が税別64,500円前後。HS-210-ONKYOシリーズは、ハイレゾ音源配信サイト「e-onkyo music」で購入した楽曲を自動ダウンロードする機能を持つオーディオ向けのNAS。e-onkyo musicでは10月より、スマートフォンでの楽曲購入に対応しているので、帰宅途中にスマートフォンで曲を買うと同時に、自宅のHS-210-ONKYOにダウンロードされるといった利用法が可能となる。ハードウェア面では、2台のHDDを搭載できる設計となっており、ユーザーの手でHDDを増設できる。ファンレス設計であることも特徴だ。CPUはMarvell製で1.6GHz動作、メモリは512MB。1000BASE-T対応の有線LANポートのほか、2基のUSB 3.0、2基のUSB 2.0、SDカードスロットを備えている。サイズはW302×D220×H41.3mm、重量は2TB HDD内蔵モデルで2.1kg、ケースモデルで1.6kg。
2014年12月19日ドリコムは12月16日、動画配信広告ネットワーク「poncan ビデオアド」が、ソフトバンクモバイルの「Tモール動画 for SoftBank」と連携を開始したと発表した。「poncan ビデオアド」は、ポイントサイト・モール等で提供されるリワード広告と、CM視聴を組み合わせた広告手法で、ポイントメディアを中心に広告を配信するネットワークを保有する。広告主は、同ネットワークに向けてリワード型の動画広告を出稿することができる。今回の連携により、広告主は、従来のポイントメディアのユーザーに加え、ソフトバンクモバイルユーザーへの動画広告のリーチが可能となる。一方、ソフトバンクモバイルユーザーは、「Tモール動画 for SoftBank」から動画広告を見るだけでTポイントを獲得することができ、獲得したTポイントは、携帯電話の新規購入・機種変更、毎月の利用料金への充当のほか、Tポイント提携先で1ポイントあたり1円として利用できる。
2014年12月17日イースト・プレスは12月17日、書籍「モテるビジネス用語」(著/小石ヤマ)を発売する。○全10章のストーリーで学ぶ同書は、某有名企業に勤務するグロースハッカー・小石ヤマ氏が、サイト「cakes(ケイクス)」に連載していたコラムを書籍化したもの。ビジネス用語を100語ピックアップし、恋愛に例えてわかりやすく解説している。紹介している用語を一部挙げると「ハイブ・サイクル」「ナッシュ均衡」「デューデリジェンス」「純資産法」など。「社内恋愛」「ナンパ」「合コン」などをテーマにした全10章のストーリーを読み進むうちに、難解なビジネス用語を実戦感覚的に身につけられるようになっている。価格は1,200円(税別)。
2014年12月09日ネットワールドは、米Cumulus Networks(キュムラス・ネットワークス)社とディストリビューター契約を締結し、同社が開発・提供するネットワークOS「Cumulus Linux」を、12月8日より販売開始すると発表した。1Gライセンス(参考定価、税別)当たりの価格は11万9,000円(税別)~。「Cumulus Linux」は、汎用スイッチチップを搭載するホワイトボックススイッチで動作するLinux OSで、ネットワールドは、今年7月に販売を開始した台湾のQuanta Cloud Technology社のホワイトボックススイッチに搭載して、今後、改めてスイッチとCumulus OS両方の自営保守サポートを提供するという。「Cumulus Linux」は、汎用のホワイトボックススイッチに最適化されたネットワークOSであり、シェル(bash)やエディタ(vim等)も備えており、設定ファイルがLinuxと同じなので、従来のようにネットワーク機器ベンダー特有のコマンドを覚えてスイッチを設定する必要がなく、サーバ管理者が、Linuxサーバと同様にスイッチも管理・運用できる。また、Open Stack等のクラウドOS、PuppetやChef等の構成管理ツールと連携し、コンピューティングリソースとネットワークの一元管理や運用の自動化を可能にする。ネットワールドは、「VMware NSX」と「Cumulus Linux」を連携するシステムの総合的な技術支援を提供し、Software-Defined Data Centerの普及を加速させる。
2014年12月08日ミックスネットワークはこのたび、全国6445名のうち、スマートフォンやタブレット端末を持つ1347名を対象に、「スマートデバイスを利用したWebサイト閲覧の利用動向調査」を実施し、その結果を発表した。これによると、1日あたりの平均利用時間は、1時間以上使用するとした人がスマートフォンでは62.6%、タブレットでは52.9%となった。利用場所は、スマートフォン・タブレットともに自宅が最も多く(90%以上)、閲覧対象は「ニュースサイト」が両端末において60%を超える結果に。スマートフォンでの閲覧は、ニュースサイトに次いで、「一般向け情報サイト(44.7%)」や「Facebook、TwitterなどのSNSサイト(42.6%)」「企業サイト(41.2%)」が多い結果となった。また、「過去1年以内にWebサイトを閲覧した目的」として最も多かった回答は、両デバイスともに「商品を購入する」で、スマートフォンユーザーが58.7%、タブレットユーザーが69.9%。私用の商品販売価格に関する「情報収集」なども、スマートフォン・タブレットの両方にて約50%の回答があった。なお、ミックスネットワークは12月16日、同調査の結果を紐解くセミナーを実施し、「マルチデバイス最適化成功のポイント」などを紹介する予定。東京都・千代田区のフクラシア東京ステーション RoomAにて、13:30~より開催する。参加費は無料だ。
2014年12月08日米Dropboxは12月3日(現地時間)、ビジネス向け「Dropbox API」を発表した。ビジネス向けDropboxの利用企業はすでに10万社を超えているという。新しいAPIにより電子情報開示やデータ紛失防止、カスタム ワークフロー、デジタル著作権管理といった企業の重要なプロセスに対応。「Guidance Software」や「CloudLock」「Splunk」「IBM WebSphere Cast Iron」「Dell Data Protection」など、20を超えるサービスの統合機能を提供する。Dropboxは先日、米Microsoftとの提携を発表したが、Microsoft OfficeやSalesforce、DocuSignといったソリューションをはじめ、30万を超えるアプリがDropboxと統合されている。こうした流れに合わせ、ビジネス向けDropbox APIを利用することで、デベロッパーはビジネス向けDropboxのチームレベルの機能にアクセスできるようになる。また、ビジネスに欠かせないチーム向けアプリケーションの導入や管理を行うための管理者権限を強化することで、新たなカテゴリの統合機能も提供していくとしている。例えば電子情報開示では、ビジネス向けDropboxアカウント内に電子形式で保存された情報(ESI)を安全に収集・保存できるという。GuidanceやNuixなどのサービスと統合することで、管理者は訴訟や仲裁、規制に関する調査に対応しながら、関連するESIを保護できる。また、データ紛失防止(DLP)では、ビジネス向けDropboxアカウントに保存された機密データを保護。CirroSecure、CloudLock、Elastica、Netskope、Skyhigh Networksなどのサービスとの統合で、企業規模でのデータ紛失防止や監査、コンプライアンス機能が実現できるといい、機密データ管理も容易になるとしている。ほかにもセキュリティ情報イベント管理(SIEM)やデジタル著作権管理(DRM)、シングルサインオン(SSO)など、多くのビジネスプロセス上で必要不可欠なサービスとの連携が図れる。
2014年12月03日サンワダイレクトはこのほど、スクエア型のリュック「ビジネスリュック 200-BAGBP001」を発売した。今回発売されたビジネスリュックは、ファイルをはじめとする四角い書類などもスペースを無駄にすることなく収容できるスクエア型に。上部全面が大きく開閉するフタのような仕様になっているため、収納物の出し入れがしやすく、リュックの中身も見やすくなっているという。メイン収納部は高さ35cm×幅37cm×奥行き7cmで、A4ファイルを入れられるほか、16.4型までのノートパソコンや、10.1型までのタブレットパソコンも収納できる飛び出し防止ストッパー付きの専用ポケットを搭載。前面にはA5サイズのノートや手帳、7インチタブレットなどが収納できるフロントポケットや、スマートフォン・名刺ケースを収納できる小物ポケットを備える。両サイドには折り畳み傘やペットボトルが収納できるポケットなど、合計8つのポケットが付いている。ショルダーベルトは長さの調節が可能で、背中が当たる背面には通気性に優れるというメッシュ素材を採用し、むれを軽減するとのこと。本体サイズは幅36cm×高さ41cm×奥行き16cm。重量は約830gで、カラーはブラックとなる。「サンワサプライ直営ショップサンワダイレクト(本店)」「楽天市場店」「Yahoo!ショッピング店」「DeNAショッピング」「ポンパレモール店」「Amazonマーケットプレイス店」にて販売している。
2014年12月02日ヤマハは、独Axiros社とネットワーク機器事業における製品機能の開発に関する業務提携の契約を締結したと発表した。Axirosは、通信ネットワークに関わる機器の管理・制御とサービスの稼働状況の可視化を実現するソフトウェア群を提供しているソリューションプロバイダー。ヤマハでは、ネットワーク機器事業のさらなる拡大にあたり、顧客価値につながる機器機能の高度化を重要テーマとしており、同分野において高い技術と豊富な経験を持つAxiros社と開発に関する業務提携を結ぶことで、より高い市場競争力を確保できるとしている。両社は、この業務提携を通じて、両社の保有する知見やノウハウを相互活用し、安定したネットワーク環境の提供を一層拡大させるという。
2014年11月28日アットマークテクノと図研エルミックは11月17日、図研エルミックのONVIFのネットワークカメラ向けインタフェース規格準拠のミドルウェア「Ze-PRO IPcam」と音声や動画像をリアルタイム送受信するRFC規格RTP準拠のミドルウェア「Ze-PRO RTP」が、アットマークテクノのARMプロセッサ搭載の組み込みプラットフォーム「Armadillo」に対応したと発表した。ONVIF(Open Network Video Interface Forum)は、IPベースのセキュリティ製品のインタフェース規格標準化を行うフォーラムである。ネットワークカメラに必要な仕様が定義され、規格に準拠した製品同士で映像や音声、制御情報などをやりとりさせることができる。 図研エルミックのONVIF対応製品は「Ze-Pro IPcam」の他に、ストレージサーバ向け「Ze-PRO IPrec」、モニタリングを想定したモニタ部向け「Ze-PRO IPmon」、Android/iOS対応ビューワの開発キット「Ze-PRO Sight Viewer」があり、すでに多くの場面で採用されている。一方、「Armadillo」は、ARMプロセッサ搭載の小型・省電力CPUボードにLinux OSをプリインストールした組み込みプラットフォームである。USBやLAN、シリアルなどの他、カメラや無線通信、タッチパネル液晶など各種インタフェースに対応した製品がラインアップされており、データロガーや監視・制御機器、デジタルサイネージなど、さまざまな用途で採用されている。今回の「Ze-PRO IPcam」と「Ze-PRO RTP」の「Armadillo」向けライブラリは、カメラインタフェース対応製品「Armadillo-810/840」で動作するバイナリーコードで構成されている。オリジナルの「Ze-PRO IPcam」と「Ze-PRO RTP」から、特に重要な機能が「Armadillo」向けにバイナリとして提供されるという。あらかじめ、「Armadillo」向けに最適化してあるため、組み込みなどの初期工数をかけずに利用することが可能となっている。なお、「Armadillo-810/840」の開発セットを購入したユーザーは、 Armadillo用「Ze-PRO IPcam」と「Ze-PRO RTP」を試すことができる評価環境を、アットマークテクノのWebサイトから無償でダウンロードすることができる。
2014年11月18日バッファローは12日、130万画素のCMOSセンサーを搭載するネットワークカメラ「WNC01WH」を発表した。11月下旬に発売する。価格は税別15,400円。スマートフォンやタブレットからのリモート視聴に対応した、有線LAN/無線LAN対応のネットワークカメラ。外出先から子供やペットなどの状況を確認するのに適している。スマートフォンなどとの接続は、専用アプリ「おうちカム」を使い同梱されているQRコードを読み込むことで行う。「おうちカム」ではカメラ映像の視聴のほか、動画や写真の撮影も行え、最大12台までのカメラ本体を接続可能。カメラ部にはスピーカーを装備しているので、スマートフォン経由でカメラの向こう側に話しかけることが可能。動体検知機能を搭載し、検知に合わせて自動で録画開始したりメールを送信したりできる。主な仕様は、センサーが130万画素のCMOS、対応フォーマットがH.264 / MJPEG(動画)、JPG / BMP(静止画)。対応解像度は1,280×1,024ドット / 1,280×720ドット / 640×360ドット / 320×180ドット、フレームレートは30fps / 20fps / 15fps / 5fps。インタフェースは、10BASE-T / 100BASE-TX対応有線LAN×1、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN。本体サイズはW103×D33×H69mm、重量は約97g。対応OSはWindows 7 / 8 / 8.1、Mac OS X10.6~10.9、Android 4.0~4.4、iOS 7.0~8.0。
2014年11月12日ディーアンドエムホールディングスは11月4日、デノンブランドより「CEOL」シリーズのネットワークオーディオシステム「CEOL N9」を発表した。CEOL N9は、CDレシーバー「RCD-N9」とスピーカーシステム「SC-N9」の組み合わせ。発売は11月下旬で、価格はオープンとなっている。推定市場価格は、RCD-N9が46,000円前後で、SC-N9が14,000円前後(いずれも税別)。RCD-N9は、2012年8月に発表された「RCD-N8」の後継モデル。コンパクトなCDレシーバーにDLNA 1.5やAirPlayに対応したネットワークオーディオ機能を組み込んだ製品だ。WAV、FLAC、AIFF形式では192kHz/24bit、ALAC形式では96kHz/24bitまでのハイレゾ音源の再生に対応。フロントパネルに装備したUSBポートからも、ハイレゾ音源の再生を行うことができる。インターネットラジオも利用可能だ。無線LANは、IEEE802.11b/g/nに対応。WAC(Wireless Accessory Configuration)やWPS規格に対応しており、簡単にネットワークの設定を行うことができる。また、「Denon Remote App」に対応しており、iPhone/ iPad/ iPod touchやAndroidデバイスから操作を行うことも可能だ。新たにBluetoothに対応。SBCに加えて高音質なAACコーデックも利用できる。NFCに対応しており、スマートフォンなどとワンタッチで接続することが可能だ。パワーアンプは、定格出力65W×2(4Ω、1kHz、THD+N 0.7%)。SDB(スーパーダイナミックバス)やイコライザーなどの補正機能も搭載している。入力インタフェースは、アナログ音声×1系統に光デジタル音声×2系統を装備する。サイズはW280×D305×H102mmで、質量は3.2kg。SC-N9は、φ2cmバランスドームツイーターとφ12cmペーパーコーンウーファーを使用したコンパクトな2Wayバスレフスピーカー。再生周波数帯域は50Hz~20kHzで、インピーダンスは6Ω。最大許容入力は60W(JEITA)で、平均出力音圧レベルは83dB(1m/1W)だ。サイズはW153×D200×H233mmで、質量は2.4kg。RCD-N9には、SC-N9の音響特性に合わせた処理を行うフィルターも搭載されている。
2014年11月04日ディーアンドエムホールディングスは11月4日、デノンブランドよりネットワークオーディオプレーヤー「DNP-730RE」を発表した。発売は11月下旬で、希望小売価格は46,000円(税別)。PCなどに保存されている音楽をネットワーク経由で再生するオーディオ用のネットワークメディアプレーヤーは、音楽配信サービスの一般化や、ハイレゾ音源の登場により注目を集めている製品だ。DNP-730REは、2011年8月に発表した「DNP-720SE」の後継モデルだ。DACチップは、テキサス・インスツルメンツ製の「PCM1795」を採用。高精度なD/A変換のために、ハイブリッドPLLジッターリデューサーを搭載。デジタル音声信号のクロックをリクロックすることで、ジッターによる音質への影響を抑えている。DLNA 1.5とAirPlayに対応しており、DSD 5.6MHzや192kHz/24bitまでのWAV、FLAC、AIFF、96kHz/24bitまでのALACを利用可能だ。ハイレゾ音源以外でも、WMA、MP3、MPRG-4 AACの再生に対応している。フロントパネルにはUSBポートを装備しており、ここからもネットワーク経由の場合と同じ形式のファイル再生を行うことができる。また、インターネットラジオも利用可能だ。アナログ出力回路は、2013年8月に発表したSACDプレーヤー「DCD-1500RE」と同等の回路構成を採用。カスタムコンデンサーなどの高品位パーツも使用されている。無線LANは、IEEE802.11b/g/nに対応。2本のアンテナによるダイバーシティ方式を採用しており、より高速で安定した通信を行うことが可能となった。WAC(Wireless Accessory Configuration)やWPS規格に対応しており、ネットワークの設定は簡単に行うことができる。また、「Denon Remote App」に対応しており、iPhone/ iPad/ iPod touchやAndroidデバイスから操作を行うことも可能だ。出力インタフェースは、アナログ音声(RCA)と光デジタル音声を装備。本体サイズはW434×D297×H73mmで、質量は2.9kg。
2014年11月04日スイスのミドクラは11月3日(現地時間)、Infrastructure as a Service(IaaS)に適したネットワーク仮想化ソフト「MidoNet」のソースコードを無償で提供し、自由に入手・改変が可能なオープンソースソフトウェアとすると発表した。MidoNetは、ネットワーク処理をエッジ(コンピュートノード)で処理するアーキテクチャを特徴としており、導入や運用が簡易で拡張性や耐障害性にすぐれている。また、他のネットワークサービスとの間にスイッチ、ルーター、DHCP、NAT、ロードバランサー、ファイアウォールを作成することができ、IaaSクラウド上でL2-L4の仮想分散ネットワークサービスを実現する。同社の共同創業者兼CEO/CTOであるダン・ミハイ・ドミトリウ氏は、「現在、OpenStack Neutronのコミュニティは、ネットワークベンダーが各社のプロプライエタリ製品を販売するために多数のプラグインがバラバラに存在しており、デフォルトとなるべきオープンソースに力を入れることができていない。結果、オープンソースのOpenStack Neutronは商用利用に耐えるレベルに至っていない。ミドクラはMidoNetをオープンソース化し、コミュニティドリブンのプロジェクトとすることでこの問題を解決する」と語っている。今回の発表をもって、MidoNetのすべてのコードはApache 2.0に準じてオープンになり、ユーザーはMidoNetを自由に利活用、ディストリビュートし、さらには開発に貢献できるようになる。同社は今後もMidoNetの商用版を「Midokura Enterprise MidoNet (MEM)」という名称の下、サポートや管理ツールを付加して提供する。MidoNetのコードはコミュニティサイトから無償でダウンロードできる。
2014年11月04日博報堂コンサルティングは10月30日、新しいビジネスアイデアを創出する、ビジネスアイデアのクラウドソーシング「Innovation Cloud(イノベーションクラウド)」の提供を開始した。「Innovation Cloud」は、MBA学生やクリエイターなど、厳選した約1000名(10月30日時点)の会員により形成された新アイデア創出のための「社会知ネットワーク」。企業内には存在しない価値観や参加メンバーが持つ多様な視点や独創的な発想によって、ビジネス課題の解決アイデアを創造しオンラインで提供する。同社のコンサルタントは、同ネットワーク上で生まれたアイディアに対し、オリエンテーションとアイデアの評価・絞り込み、具現化に向けた提案、実行サポートなどを行う。同サービスは、既に実施したトライアルにおいて、フィットネスクラブを運営するティップネスへ、157案のアイデアを約10日間で収集・提供したという。同社は今後、アイデアの提供だけでなくクラウドに集まったメンバーにも注目し、リクルーティング領域への展開も視野に入れる。
2014年10月31日Freescale Semiconductorは10月27日、エッジ・ネットワーク機器メーカーが高度に仮想化されたソフトウェア定義ネットワーク(SDN)のニーズの変化に応じて、電力と性能を容易に拡張するのを助ける仮想ネットワーク向け64ビットARMアーキテクチャベースプロセッサ「QorIQ LS1043A」を発表した。同製品は、4コア構成のARM Cortex-A53コアを搭載したプロセッサで、1.5GHz動作ながら6Wの消費電力を達成しているため、ファンレス動作が可能だ。また、ソフトウェア・アウェアでCPUコアに依存しないLayerscapeシステム・アーキテクチャをベースにしており、10Gbps以上のパケット処理性能と16000以上のCoreMark性能を達成しているという。さらに、先進の仮想化ハードウェアを搭載しているほか、同社のトラスト・アーキテクチャによる柔軟でセキュアなクラウド・アプリケーションのアップデートをサポート。実証されたクラシフィケーションおよびトラフィック管理ハードウェアにより、レイテンシが重視されるアプリケーションの負荷をオフロードし、ローカル性能を最適化することが可能だという。加えて、10GbEと1GbE(×5)、PCI Express(×3)、PHY内蔵USB 3.0(×3)、およびSATA 3.0など有線/無線システム向けの多様な高速I/Oを統合し、最大限の構成の柔軟性を提供しているほか、従来のワイド・エリア用インタフェースや産業用インタフェースに対しては、マルチプロトコル対応の、同社のQUICC Engineモジュールでサポートしている。なお、同製品のサンプル出荷は、2015年第1四半期を予定しているという。
2014年10月27日英語能力の認定試験“TOEIC”を日本で実施・運営している国際ビジネスコミュニケーション協会は、“ウルトラマン”を起用したスピーキング/ライティングテストのプロモーション動画を23日から特設サイト、およびYouTubeで配信する。「ウルトラビジネス英会話」のシリーズとして配信される動画は、ウルトラマンとダダが主役。2人のコミカルなやり取りでビジネス英会話が学習できる内容となっており、各テーマに応じてつくられたレッスン1~5までの映像が順次公開される。原作の映像作品では、ウルトラマンが地球を守るヒーローでダダはその敵となる宇宙人という設定であるのに対し、今回の動画の中では、ウルトラマンが困っているダダを助けてあげるという関係で登場する。なお、ウルトラマンとのコラボキャンペーンとして、他にも東京メトロビジョン(有楽町・副都心・銀座・丸の内・東西・千代田・半蔵門各線の新型車)でも放送され、東京メトロ六本木・大手町・赤坂見附・新橋・新宿の各駅にポスターが掲示される。
2014年10月23日エレコムは21日、スマートフォンやタブレット、PCを使って、外出さきから自宅といった離れた場所の映像を確認できるネットワークカメラ「NCC-EWNP100WH」「NCC-ENP100WH」を発表した。10月下旬より発売し、価格は「NCC-EWNP100WH」が34,430円、「NCC-ENP100WH」が31,655円。カメラの撮影アングルを操作できる「パン・チルト機能」を搭載。水平方向のパンは355度、垂直方向へのチルトは120度の広い範囲をカバーする。撮影範囲は専用アプリを通じて沿革から操作できる。また、赤外線を利用して夜間など暗い場所でも被写体を鮮明に撮影可能な「ナイトビジョンモード」を備える。撮影モードは、周囲が暗くなると自動的に「ナイトビジョンモード」モードに切り替わる。カメラ本体にはスピーカーとマイクを内蔵し、音声の確認や被写体との会話も行える。さらに学習リモコン機能を搭載することで、外出先からスマートフォンを使ってエアコンやテレビといった家電の電源を切ることもできる。このほか、動作検知機能により、撮影している映像に変化があった場合に撮影した静止画をメールに添付して送信することも可能。カメラの映像は静止画、動画いずれもPCやNASへ保存できるほか、本体に搭載したSDカードスロットで、SD/SDHC/SDXCカードに記録できる。「NCC-EWNP100WH」と「NCC-ENP100WH」の違いは、無線機能の有無のみで、そのほかの仕様は共通。カメラは100万画素のCMOSセンサ、対応フォーマットは動画がH.264、MJPEG、静止画がJPEG、対応解像度はHD(1,280×720ドット)、VGA(640×480ドット)、QVGA(320×240ドット)、対応撮影レートはHDが24/20/15/10/5(fps)、VGA/QVGAが30/20/15/10/5(fps)。電源はACアダプタ。有線ネットワークは10BASE-T/100BASE-TX、無線ネットワーク(NCC-EWNP100WHのみ)はIEEE802.11a/b/g/n/ac対応有線LAN、暗号化形式はWPA2-PSK(AES)、WPA-PSK(TKIP)、WEP(128/64bit)。このほかインタフェースにUSBを備える。NTTドコモの高速通信USBデータカードに対応し、Wi-Fiの電波が届きにくいところでも設置ができる。対応OSはWindows XP SP3 / Vista(32/64 bit)SP2 / 7(32/64 bit)SP1 / 8(32/64 bit) / 8.1(32/64 bit) / Mac OS X 10.6~10.9。Android 2.3~2.4 /3.2 / 4.0~4.4、iOS 5.0~8。対応ブラウザがInternet Explorer 8.0以上、Google Chrome 10以上、Safari 5以上、Firefox 3.6以上、Opera 11以上。本体サイズがW114×D108.4×H114.0mm、重量が約300g。
2014年10月21日NTTドコモは14日、安定的な通信サービスの提供などのメリットが見込まれる「ネットワーク仮想化技術」の実用化に向けた実証実験を成功させたと発表した。ソフトウェアと仮想的なハードウェアが異なるベンダーの組み合わせでも動作することを確認した。ネットワーク仮想化技術は、通常、特定のハードウェアでしか動作しないソフトウェアを仮想的なハードウェア上で動作させる技術のこと。同技術を用いることで、通信混雑時における通信のつながりやすさが向上、通信設備故障時の継続的なサービス提供が可能となる。また、新たな通信サービスの迅速な提供、設備投資の効率化も見込めるという。ネットワーク仮想化技術の実証実験は今年5月にも実施。その際、LTEのデータ通信機能を担うEPC(ソフトウェア)と仮想的なハードウェアが同一ベンダーにおいて動作することを確認していた。今回は、EPC(ソフトウェア)と仮想的なハードウェアが異なるベンダーにおいても動作することを確認している。同社では、今後、今年9月発足の「Open Platform for NFV」において、世界の主要通信事業者やベンダーと協力し、仮想化プラットフォーム作りを進め、2015年度の商用化を目指すという。なお。今回の実証実験では、NTTドコモほか、アルカテル・ルーセント、シスコシステムズ、エリクソン、ファーウェイ、日本電気、ノキアソリューションズ&ネットワークスが協力した。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年10月15日富士通は10月14日、米Amdocsと共同で通信キャリア向けにネットワーク基盤と管理システムの総合サービスソリューションを提供すると発表した。これは、両社が5月に締結したパートナーシップ契約に基づくもので、グローバルで展開される。富士通は、ネットワーク基盤製品群とネットワーク管理ソリューションを提供し、Amdocsはサービス管理・ビジネス管理ソリューションを提供。これらを組み合わせて社会インフラ事業向けに提供する。これらの技術は、業界標準に準拠したオープン技術をベースとしており、マルチベンダーシステムを前提としたエコシステムの構築が可能だという。こうした付加価値の高いソリューションを提供することで、「通信キャリアなどが、ネットワーク運用効率の最大化と次世代ネットワークへの移行が可能となり、利用者に対して繋がりやすく快適なネットワークサービスを提供できるようになる」としている。具体的には、モバイルネットワークに対する接続品質や体感品質と言った総合的な品質管理ソリューション群と、相互接続性が検証されているSDNやNFV技術に関連した製品群、顧客管理とネットワーク制御を融合したポリシー管理ソリューション群などを段階的に提供していく。
2014年10月14日パイオニアは10月9日、ネットワークオーディオプレーヤー「N-70A」「N-50A」を発表した。発売は11月中旬。希望小売価格はN-70Aが142,000円で、N-50Aが89,500円(いずれも税別)。2製品とも、DSDやWAV、FLAC、AIFF、ALACなどのハイレゾ音源再生に対応したプレーヤー。DLNA 1.5やAirPlayによるネットワークからの再生に加えて、USBデバイスからの再生、PCと接続してUSB DACとして動作させることも可能だ。また、インターネットラジオ機能も搭載しており、ポータルサイトの「vTunner」を利用できる。ネットワーク端子は100BASE-TX/10BASE-Tで、Wi-Fi機能は搭載していない。DACチップはいずれもESS社製。N-70Aが、384kHz/32bitに対応した8ch DAC「ES9016S」で、N-50Aは192kHz/24bitに対応した2ch DAC「ES9011S」。いずれも、左右チャンネルにそれぞれ1個ずつ搭載している。2製品とも、DSDは2.8MHz/5.6MHzに対応。WAV、FLAC、AIFFおよびALACは、N-70Aが最大384kHz、N-50Aが最大192kHzまでのサンプリングレートに対応する。N-70Aは、フルバランス回路構成によりチャンネルセパレーションを向上。バランス出力端子も装備している。また、電源部とデジタル部、アナログ部を分離した3分割シャーシ構造を採用。ノイズの影響を低減するとともに、剛性も高めている。入力インタフェースは光デジタル音声×1系統、同軸デジタル音声×1系統、USB B(リア)×1基、USB A(フロント)×1基を装備。出力端子はN-70Aがヘッドホン×1系統、アンバランス(RCA)×1系統、バランス(XLR3)×1系統、光デジタル×1系統、同軸デジタル×1系統を装備。N-50Aが備えるのはアンバランス(RCA)×1系統、光デジタル×1系統、同軸デジタル×1系統となっている。本体サイズはN-70AがW435×D338×H121mmで、N-50AがW435×D331×H99mm。質量はN-70Aが12.5kgで、N-50Aが7.5kg。
2014年10月09日