「島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭」が23日、閉幕。那覇市の波の上うみそら公園で行われたラストを飾るライブイベント「オールエンディング」では、沖縄出身歌手が豪華共演を果たした。ライブには、BEGIN、島袋寛子、HIROKI&RYO(ORANGE RANGE)、かりゆし58、キヨサク(MONGOL800)、新良幸人、きいやま商店、ネーネーズ、jimamaらが出演。豪華なコラボレーションにより、ORANGE RANGEの「上海ハニー」、MONGOL800の「あなたに」、浦島太郎(桐谷健太)の「海の声」などを披露し、駆けつけた大勢の観客を魅了し、BEGINの「オジー自慢のオリオンビール」では「あっり乾杯!」と会場一体となって盛り上がった。フィナーレでは、トレンディエンジェル、NON STYLE、ジャングルポケットら映画祭を盛り上げた人気芸人たちもステージに集結。明石家さんまプロデュースのNetflixオリジナルドラマ『Jimmy~アホみたいなホンマの話~』から中尾明慶、小出恵介、ジミー大西らも駆けつけると、「キャー!」と大歓声が沸き起こった。そして、さんまからのメッセージVTRが流れ、さんまは「どんどん規模が小さくなってる」と指摘。「第10回はないような気がしますが、頑張って吉本興業も10回やると思います。10回目は1日とかDVDを流すとか、そういうことをするかもしれません」と笑いを誘い、「長い間お疲れ様でした」と言葉をかけた。ラストは、同映画祭のテーマソング「笑顔のまんま」の大合唱。BEGINの比嘉栄昇がジミー大西と肩を組み、2人で歌う胸アツな場面も。さらに花火も打ち上がり、観客も出演者も夜空を見上げてうっとり。最後に、ブラックマヨネーズの小杉竜一が「ありがとうヒーハー! (沖縄の守り神は?)シーサー!」と持ちギャグで締めくくった。
2017年04月24日10月2日(日)に東京・日比谷野外大音楽堂でライブイベント「琉球フェスティバル2016」が行われる。【チケット情報はこちら】同イベントは、沖縄の島々に伝わるうたを広く伝えるべく、ルポライターの故・竹中労が企画し、1974年よりスタート。途中、休止期間を挟んだものの、今年で21回目を数える。毎年、民謡界の大御所や若手の実力派など、沖縄音楽を演奏するアーティストがジャンルの垣根を越えて出演。沖縄県内でもなかなか見ることができない出演者が一堂に会するイベントとして人気を博している。今回は、古謝美佐子を始め「初代ネーネーズ」のメンバーを中心に結成された女性グループ・うないぐみ、大工哲弘 with 大工苗子、パーシャクラブなど、7組のアーティストが出演。また、司会は沖縄出身の芸人、ガレッジセールが9年連続で務める。なお、同イベントの告知映像が9月23日(金)・30日(金)放送のテレビ朝日『イベ検』、9月30日(金)『カンゲキ』にて放送が決定している。『イベ検』ではパーシャクラブからのコメントも放送される。チケットは発売中。■琉球フェスティバル2016日時:10月2日(日)開場15:15 / 開演16:00会場:日比谷野外大音楽堂(東京都)出演:うないぐみ / 大工哲弘 with 大工苗子 / パーシャクラブ / しゃかり / 下地イサム / よなは徹 / 園田エイサー【司会】ガレッジセール料金:前売7,000円(全席指定/税込)※雨天決行
2016年09月20日9月20日(日)に東京・日比谷野外大音楽堂でライブイベント「琉球フェスティバル 2015」が行われる。同イベントはルポライターの故・竹中労が企画し、1974年よりスタート。途中、休止期間を挟んだものの、今年で記念すべき20回目を数える。毎年、民謡界の大御所や若手の実力派など、沖縄音楽を演奏するアーティストがジャンルの垣根を越えて出演。沖縄県内でもなかなか見ることができない出演者が一堂に会するイベントとして人気を博している。今回は5回目の出演となる沖縄民謡界を代表する唄者・大城美佐子、奄美島唄の重鎮・朝崎郁恵、1990年代の島唄ブームを牽引した女性グループ・ネーネーズの初代リーダー・古謝美佐子、9回目の出演となるラテン系ウチナー・バンド、ディアマンテスや、沖縄ロッカーの代表格であるパーシャクラブなど8組のアーティストが出演。また、司会は沖縄出身の芸人、ガレッジセールが8年連続で務める。チケットは発売中。■琉球フェスティバル 2015日時:9月20日 (日) 開場15:15 / 開演16:00会場:日比谷野外大音楽堂(東京都)出演:大城美佐子 / 朝崎郁恵 / 古謝美佐子 / ディアマンテス / パーシャクラブ / よなは徹 / 金城みゆき&仲宗根創【司会】ガレッジセール料金:前売7,000円(全席指定/税込)※未就学児童は膝上無料。雨天決行。
2015年09月14日沖縄料理の真価は実は沖縄に行ってみないとわかりません。東京で飲むと「ちょっと薄いかも……」なんて思うオリオンビールも沖縄で飲むと全然違う! のど元をぐいぐい流れていくうまさ! というわけで沖縄を訪れたらぜひ行っておきたい居酒屋をご紹介します。■『我那覇豚肉店』沖縄といえば豚肉消費量のとても多い県です。ラフテーや豚足など、沖縄料理には多く豚肉が使われています。沖縄を代表するブランド豚といえば「アグー豚」。アグー豚は脂の多い品種ですがうまみの深さは特筆ものです。この我那覇豚肉店は沖縄の「アグー豚」料理を味わえる名店です。しかも、しゃぶしゃぶで食べます。しゃぶしゃぶというと高級と思われるかもしれませんが、この店はまさに居酒屋感覚。みんなでワイワイしながら、美味しいしゃぶしゃぶを食べられます。オリオンビールをのどに流しこみながら、味の深いしゃぶしゃぶを堪能できます。沖縄県民から愛されているお店です。■『うりずん』「古酒と琉球料理の店」が看板です。ジーマーミー豆腐、ミミガー、島蛸、グルクン、ラフテー、島らっきょうなど、とにかく沖縄料理の代表格は(当たり前ですが)すべて楽しめます。特筆すべきは「豆腐よう」です。沖縄で食べる豆腐ようはひと味も、ふた味も違います。爪楊枝でちょいちょいと崩してなめるように食べますが、独特の深い味わい、「こく」はまさしく逸品。上戸であればのどがぐびぐびと鳴るでしょう。お酒のさかなとしての完成度の高さは驚きです。また、うりずんは、泡盛の古酒が楽しめるお店として評価が高いです。泡盛は歳月を経るほど角がとれまろやかになっていきます。■『あんつく』沖縄の家庭料理で一杯やれる名店です。入り口はひっそりと、まるで人の家みたいなので入るには勇気がいりますが(笑)、一度この店の料理を味わえば誰もが納得するでしょう。各種チャンプルーなどのいため物はとても美味しく、これぞ「沖縄の味」という感じ。しかもお酒を飲みながら食べるのにちょうどいい感じの、おつまみ感覚のボリューム。これならチャンプルーもいろいろ頼めます。しかも、どのおつまみも400円、500円などと庶民的なお値段。お酒がまた旨い! かめからくんだ古酒を楽しんでください。いろいろ食べて泡盛で一杯やりたい人にはぜひとお薦めしたいお店なのです。■ゆうなんぎい国際通り沿いにある名店。最近では口コミ人気で行列ができることも。有名人も数多く訪問しているとのこと。沖縄料理はひと通りそろっており、どれを食べてもクオリティーが高いです。中でも、みそ仕立てのラフテーと島らっきょうの天ぷらを特にお薦めしておきましょう。島らっきょうの天ぷらは、泡盛片手にいくと、やめられない止まらない旨さです(笑)。県庁北口交差点から歩いてすぐという立地の良さもありますので、ぜひ行ってみてください。■『島歌』沖縄料理を味わえお酒の飲める店ですが、ここでは『ネーネーズ』のライブが楽しめます。ネーネーズは1992年にメジャーデビューした女性バンドで、沖縄音楽を独自にアレンジしながら、聞く人の心に訴える美しい歌声を届けてくれます。島歌では、ネーネーズの生歌を聞きながら一杯やれるのです。こんな素晴らしいことはありません。かく言う筆者はネーネーズのライブで不覚にもおいおい泣いてしまったことがあります。沖縄を訪れたらぜひこの歌声を聞いてみませんか? 料理、酒ともにレベルの高いお店ですからその点でも太鼓判です!■番外 タコライスは絶対食べよう!沖縄についたら、沖縄発祥のB級グルメ「タコライス」を食べましょう。安くてボリュームもあり美味しいです。この「タコライス」とオリオンビール(下戸の人はコーラにしましょう)があればもう何もいらない感じです。本来、メキシコのタコスはトウモロコシの粉を使った生地の上にひき肉、キャベツ、チーズを巻きますが、沖縄ではご飯の上にこれらの具を乗せて食べるのです。美味しいですよ! タコライスの名店として『キングタコス金武本店』をご紹介します。ぜひ行ってみてください。(高橋モータース@dcp)『我那覇豚肉店』『うりずん』『あんつく』『ゆうなんぎい』『島唄』『キングタコス金武本店』
2012年11月20日重要無形文化財であり世界無形遺産でもある「文楽」は、人形浄瑠璃の代名詞です。そんな日本古来の大衆伝統芸能に魅せられたロックバンド「wiwiMURPHY」は、文楽とロックを融合させたコラボイベント『ON-RAKU』など、独自な世界観の音楽活動を展開しています。バンドのボーカルを担当するナガトミさんに、「文楽」の歴史や魅力、また『ON-RAKU』発足までの経緯をおうかがいしました。■歌舞伎に多大な影響を与えた操り人形劇「文楽っていうのは、もともとは人形浄瑠璃専門の劇団の名前だったんです。それが今では、日本の伝統芸能である操り人形劇『人形浄瑠璃』を意味する言葉として使われています。歴史的には江戸時代初期、それまで行われていた人形芝居と、三味線音楽、浄瑠璃が結びついて生まれたとされています」(ナガトミさん)『はんなり』した関西弁で話す、京都出身のナガトミさん。かつては『コールタール』というバンドでコロムビアレコードからメジャーデビューも果たしたミュージシャンです。「竹本義太夫や近松門左衛門など傑出した才能により、一時期の人気は歌舞伎をしのぐほど。歌舞伎にもいろんな影響を与えています。事実、歌舞伎の演目の多くは人形浄瑠璃の翻案ですし、現在でも最高位の太夫に与えられる称号「櫓下(やぐらした)」は、芸事における地位が市川団十郎よりも高いとされます」■違和感なく融合した江戸と平成の大衆芸能ナガトミさんと文楽の出会いは6年前。不慮の事故でメジャーのバンドを解散したのちに結成した「wiwiMURPHY」に、現ドラムの竹内さんが加入したところから始まります。「竹内君は小中学生のころ、文楽人形遣いで人間国宝の吉田蓑助氏に弟子入りしてたそうなんです。それで久々に師匠にあいさつに行った際、当時の兄弟子、勘六さんに再会。それ以来、彼が自分らのライブを見に来てくれるようになりました。勘緑さんは昔から型にはまらない人らしく、文楽の普及・公演に関する独自の団体『木偶舎』の発足や、UAさん、坂田明さん、元ネーネーズの古謝さんといったミュージシャンとの共演など独自の活動を行ってきています」そんなアウトサイダーな伝道師がwiwiMURPHYの音楽を聴いて確信。「一緒にやりましょう」こうしてロックと文楽のコラボレーションがスタートしたのです。ちなみに『ON-RAKU』の由来は、太夫・三味線・人形遣いの「三業(さんぎょう)」で成り立つ三位一体の演芸、文楽に対し、人形浄瑠璃(文楽)の演目を音楽(ロック)と文楽人形との融合によって表現することから。これまで徳島で開催された『ジョールリ100公演』内や、都内ライブハウスなど3回の公演が行われています。「全公演、誰でも気兼ねなく見られる場所でやってきました。というのも、文楽人形とロック、江戸と平成で時代は違いますけど、要はどちらも大衆芸能、庶民の娯楽ですから。僕の中では違和感は全然なかったですね。スッと入ってきて、パッと合致しました」■天才・近松の魅力と謎に挑み続ける!来る11月24日、25日、第4回『ON-RAKU』公演が北沢タウンホールにて行われます。演目は鬼才・近松門左衛門の『女殺油地獄(おんなころしあぶらのじごく)』。ストーリーは非常にシンプル。主役の、酒とバクチにおぼれた最低最悪のダメ人間・与平が、ダメの限りを尽くし、女性を殺し、その悪事がばれて、そして……という感じです。「初公演以降、『ON-RAKU』では、この演目のみをやり続けています。1回や2回では決して伝えられない。もっとこの演目を突き詰めてみたい。出演者の総意でした。一体この話にどんな意味が、いや、果たして意味自体あるのかすら分からない。だから映画やドラマにもなっていますが、作品ごとに解釈が違ってくる。これこそまさに近松門左衛門の天才たるゆえんですね。この演目を僕らなりの解釈で、納得する形でやり切らないと、次には進めません」去る9月には、2ndフルアルバム『sheep』を発売したwiwiMURPHY。まさにノリにノっている彼らの思いがつまった『ON-RAKU』公演は、敷居が高く感じる伝統芸能に触れられるチャンスです!(OFFICE-SANGA 岩井浩)
2012年10月16日