〔セリア〕の軍手と〔シルク〕の軍手など、100均のDIYアイテムを比較していく連載ものの第2回。今回は、〔Can☆Do(以下、キャンドゥ)〕と〔ダイソー〕で見つけた「のこぎり」を比較しながらご紹介します!ノコギリにも、いろいろな種類がありますよね自宅でのDIYで木材をカットしたくなったとき、みなさんはどうしていますか?丸ノコやジグソーなどの電動工具が無かったら、あるいはそれほどガッツリとしたカットでなければ……そう、「ノコギリ」の出番だと思います。そこで、今回は100均の〔キャンドゥ〕と〔ダイソー〕で見つけた、ちょっと変わったノコギリをご紹介していきます!〔キャンドゥ〕の《ファミリーソー》まずは、〔キャンドゥ〕で見つけたこちらの弓ノコ、《ファミリーソー》です。弓ノコって、よく見かける割に、使ったことのある人は意外と多くないんじゃないないでしょうか。なお、本体付属の刃は金工用だったので、木工用の替刃が入っている、《ファミリーソー替刃4本組》も用意しました。取り出してみるとこんな感じです。本体はスチロール樹脂、鋸刃はハイカーボンスチールという素材でできています。4本組の替刃は、2本が木工用でもう2本が金工用です。木工用と金工用の違いは、刃を見ると分かります。手前の刃が荒い方が木工用で、奥の刃が細かい方が金工用です。替刃の取替えは、固定ネジを緩めるだけで簡単に行なえます。刃の向きを間違えないように注意しましょう。それでは、実際に木材をカットして、使い心地を確かめていきます。おっ、これは……!100均の一般的なノコギリよりも、力が入り易い感じがします。ただし、形状の点から限界なところもあります。上の写真のように、一定以上の長さを切り出そうとすると、フック部分が邪魔をして、切り進めることはできません。だいたい、5cm以下の切り出しと考えておいた方が良いでしょう。〔ダイソー〕の《木工用 折り込みのこぎり》お次は、〔ダイソー〕で見つけた《木工用折り込みのこぎり》です。〔ダイソー〕には、150円の《パイプ用のこぎり》や200円の《ビッグハンドルのこぎり》など、100円ではない価格帯のノコギリもいくつかあるのですが、こちらは何と300円!でも、折り畳めるなんて、収納に困らなくて最高じゃありませんか。折り込んだ状態の全長は、約18cmです。この子の背中側に出っ張っている、ストッパーを押しながら刃を回転させるように引っ張り出せば……この通り、ちゃんとしたノコギリに!刃は出し終えたときもしまい終えたときも、自動的にストッパーがかかるので、安全面も安心です。ちなみに、刃渡りは約13cm。柄がしら部分の色は青色のものもありました。それでは、こちらも木材カットに使用してみましょう。むむむ……、ハンドソータイプを使った直後だからか、力が若干入りにくくて切れ味は普通かも。でも、決してダメなわけではなく、300円という価格に期待しすぎたようです。+200円は、あくまで折り畳み機能の分と思いましょう。ほかにもさまざまなノコギリがあります!今回は、普段気になっているけれど買わないような種類のものをピックアップしてご紹介してみました。〔キャンドゥ〕の《ファミリーソー》は、刃を自在に取り替えられる点がメリット。〔ダイソー〕の《木工用折り込みのこぎり》は、とにかくコンパクトに折り畳める点がメリットです。100均でノコギリの購入する際には、ぜひとも参考にしてみてください♪
2019年03月17日「木を真っ直ぐに切る」、実はそれってフリーハンドでは意外に難しいことなんです。電動丸ノコがあればまた違いますが、DIY初心者に丸ノコは少々ハードルが高いですよね。そこで、便利なのがソーガイドというアイテム。DIY女子にも使いやすい、《ソーガイド・ミニ》を試してみましょう!ガイド本体、平行スライダー、45度カット金具、ダミープレート、替刃式ノコギリがセットになっています。ガイドでノコギリの位置をしっかりホールド!木材を真っ直ぐに切る……ただそれだけのことなんですが、慣れていないと曲がってしまいます。それを助けてくれるのが、ソーガイドとなるアイテム。ソーガイドはいくつもありますが、今回使用したのは工具箱にもすんなり収まる小型の《ソーガイド・ミニ》です。ノコギリで有名な〔ゼット〕ブランドから発売されています。セッティングに必要なのはコインのみです!《ソーガイド・ミニ》に付属している替刃式ノコギリの刃を柄にセットします。グッと刃を奥まで差し込んで、10円玉などのコインで締め付けます。ソーガイドのプレートを緩めて、ノコギリを挟み込みます。カットする木材は、作業台にクランプなどで固定しておきます。クランプは100均でも購入できますよ♪このアイテムを使って、長さ45✕幅15✕厚さ0.9cmの板を切ってみます。100均で購入すると、このくらいのサイズの木材が多いかと思います。木材をカット。ノコギリを引くときに力を入れましょう!ソーガイドを左手で抑えつつ、セットしたノコギリを引いていきます。ソーガイドが木材から外れないよう、刃を寝かせ気味に切るとスムーズです(あまり力のない人は、ソーガイド自体をクランプで木材に固定する手もあります)。ノコギリが木材に引っかかってしまうとズレの原因になるので、刃をスッと押し、引くときに力を入れる要領でリズミカルに切っていきましょう。このノコギリもそうですが、基本的にノコギリは引くときに切れる構造になっています。真っ直ぐにカットできました。このソーガイドセットを使うと、初心者でも直線カットができるだけでなく、カットした断面が比較的キレイで仕上げやすいのもポイントです。応用編!斜め45度の角度でカットするときには?《ソーガイド・ミニ》は、直角のカットだけでなく斜め45度のカットもできます。45度のカットをするときには、ソーガイドのプレートを止めているネジをコインで外し、45度カット金具を取付けます。45度カット金具をガイドに取り付けたら、外したガイドプレートを再度取付けます。これで斜めのカットが正確にできるようになります。この状態でカットします。切り方のポイントは、直角カットと同じです。45度のカットができました。さらなる応用として、ガイドのオレンジ色のプレートを外してクランプでガイドを固定すれば、自由な角度でカットすることもできます。よく考えられた商品です。オレンジのプレートを反対向きにセットすれば、左利きの人にも使えます。いかがでしたでしょうか。さらに幅広の木材をカットしたいときには並行スライダーを使って切ることもできます。100均の木材はもちろん、1✕4材などにも使えるソーガイドです。2✕4材以上の大物工作をする人は、もうひとまわり大きなソーガイドを購入した方がいいと思います。《ソーガイド・ミニ》は、その応用力の高さとコンパクトさが魅力に感じました。普段のDIYにはぴったりです。もう木工で「また曲がっちゃった〜」と悩むストレスから開放されますよ♪
2018年12月01日DIYにハマってくるとノコギリもそれなりのものが欲しくなりますよね。でもノコギリには、カット用、工作用、枝切用、金具用など種類が多くて、これを全部そろえるのは場所を取って大変です。そこでおススメなのが、替刃でさまざまな用途に対応できる《スマートソー》。編集部で購入して、色々なものをテストカットしてみました。コンパクトでDIY女子にも使いやすいですよ♪替刃を付け替えるだけでさまざまな素材が切れるスグレモノ!右から順にグリップにセットしているのが石膏・木材切り用(万能)、その左がパイプ切り(アルミ・塩ビ・アクリルなど用)、一番左が造作9寸目薄刃(100均の板カットなど用)です。〔タジマ〕の《スマートソー150(折込式)》は、DIYにほどよい刃渡り150ミリの二つ折りノコギリ(折込鋸)です。刃が簡単に交換でき、木材のカットからお庭の剪定、粗大ごみの処理までできちゃいます。実はプロも使っている本格ノコギリなのに、お値段はグリップが771円、替刃が564円(替刃150石膏・木材切り)、443円(替刃150造作9寸目薄刃)、524円(替刃150パイプ切り)とコスパがとってもいいんです(アマゾンで購入の場合・2018年9月6日現在)。コンパクトなので工具箱にもすんなり入ります。さっそくセットしてみましょう!スマートソーは基本的にグリップと替刃がバラ売りのため、最初は刃をグリップにセットする必要があります。セットに必要なのは10円玉ひとつなのでご心配なく♪まずは、10円玉でグリップのネジを緩めます。ネジを外すとこうなります。右からネジ、ワッシャー、ナットです。替刃をグリップに差し込み、裏側からナットを入れます。上からワッシャーを噛ませてネジを10円玉で締めればセット完了です。とっても簡単で、1回やれば10秒かからずにセットできるようになりますよ♪さりげなくビンテージな見た目がたまりません♡石膏・木材用の替刃で木材を切ってみます!万能の石膏・木材切りの替刃で厚さ18ミリ、幅18センチの合板をカットしてみます。糸ノコなど貧弱なノコギリだとちょっと億劫になるレベルですよね。結構硬い集成材なのですが、スマートソーはなめらかな切れ味です。あまり力も入れていないのに、スルスルっと刃が進んでいく感じです。1分半ほどでカットできました。切り口がスパッときれいで、ホームセンターのカットサービスとレベルは同じくらいです。グリップと替刃合わせて1,000円強でこの切れ味は、十分に合格点だと思います♪「造作9寸目薄刃」のテストをしてみます!ノコギリの替刃を造作9寸目薄刃に交換します。なんだか難しい名前ですが、「ざっくり速く切るなら石膏・木材切り(万能刃)」「ていねいに工作するなら造作9寸目薄刃」という認識で問題ないかと思います。この刃は100均でよく販売されている柔らかい木材などを切るのに向いています。実験として〔キャンドゥ〕のすのこをカットしてみます。こちらも、スッ、スッと刃が進んでいき、ストレスフリーです。薄刃ですのこに引っかかる感じもまったくないのがうれしいです♪すのこのカットに1分かかりませんでした。刃にアサリがある(ひとつひとつの刃が交互に左右に開いている形状)ため、多少切り口にささくれが出来ます。サンドペーパーで磨けば十分なレベルです。パイプ切りを使ってみます!刃をパイプ切りに付け替えます。この刃のメーカー推奨用途は、アルミ・塩ビ・アクリルパイプとなっています。塩ビパイプを切ってみましょう。刃が極細目になっていて、丸い塩ビ管でもすんなりと刃が食い込んでくれます。30秒ほどで切断できました。この塩ビ管はテーブルクロスを巻くのに使っていたものですが、こういった長モノは、使わなくなると粗大ゴミになってしまいますよね。そんなときにも、頼りになるアイテムですね♪試しにプラスチック(ポリプロピレン)のゴミ箱をカットしてみましたが、こちらも切れます。衣装ケース(素材はポリプロピレンが大半です)の処分などに困っている方にもおススメです。ほかにも、スマートソーの優れた点はありますよ♪スマートソーは、このように角度を変えて使うこともできます。グリップが邪魔で切りにくい場所での切断に便利です。収納するときには、このレバー部を押して刃を折りたたみます。グリップエンドには、カラビナを装着できます(カラビナは付属しません)。パンツのベルトループにサッと掛けられます。替刃を購入するときには、ホームセンターの〔タジマ〕のコーナーでこの「Sマーク」があればスマートソーに装着が可能です。まぎらわしくないのがいいですね。今回使ったアイテムです。DIYならこの3枚の刃を揃えておけばベターだと思います。いかがでしたでしょうか。スマートソーは、ホームセンターや街の道具屋さんで取扱いが多く、替刃をすぐに購入できるというメリットもあります。一家に1丁、あってもいいかもしれませんよ♪
2018年10月18日