『ノッティングヒルの恋人』『チェンジング・レーン』などで知られるロジャー・ミッシェル監督が亡くなった。ミッシェル監督のパブリシストが、「大変悲しいことに、ロジャー・ミッシェルの家族が、彼が9月22日に65歳で亡くなったことを明らかにしました。彼は監督であり、脚本家であり、ハリー、ロージー、マギー、スパロウの父親でした」と英「PA通信」に声明文を発表した。『ノッティングヒルの恋人』に主演したジュリア・ロバーツは、カメラの後ろで何か考えごとをしているミッシェル監督の白黒写真をインスタグラムに投稿。「一緒に過ごした毎分が愛おしかった。安らかにお眠りください、ロジャー・ミッシェル監督」と追悼文を添えた。ミッシェル監督作『ブラックバード 家族が家族であるうちに』に出演したケイト・ウィンスレットは、ミッシェル監督について「愛情深いマイホームパパ」だっただけでなく、「全世界の家族を結びつけ、家族にしてくれるような人だでした」とふり返り、「私自身、そして『ブラックバード』のキャストはみんな、ミッシェル監督が築いてくださった絆で永遠につながっています」とコメント。ミッシェル監督は外交官の息子として南アフリカで生まれ、幼少時代はベイルート、ダマスカス、プラハなどで過ごした。キャリア初期は舞台で活躍。歴史ある劇団「ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー」で6年間レジデント・ディレクターを務めた。その後、1995年の『待ち焦がれて』で映画監督デビューを果たした。(Hiromi Kaku)■関連作品:ブラックバード家族が家族であるうちに 2021年6月11日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2019 BLACK BIRD PRODUCTIONS, INC ALL RIGHTS RESERVED
2021年09月24日外国の古い雑貨や服、食器類は、置くだけで不思議とインテリアのアクセントになります。ヨーロッパでは週末など、決められた日に骨董市が開かれていることが多く、旅行に行ったら立ち寄りたくなりますよね。そうはいっても、せっかく外国に行ったら観光してまわりたいスポットも多く、曜日に縛られてしまうと行動しにくくなることも。そこで今回は、ロンドンを旅行するなら訪れたい、アンティーク雑貨を扱うお店が集まるノッティングヒルを紹介します。ノッティングヒルのアンティークショップ巡り1999年に公開されて大ヒットした映画『ノッティングヒルの恋人』の舞台となった、ロンドンの西にあるノッティングヒル。毎週土曜日にはおよそ1kmに渡って大規模な骨董市が開かれることでも有名で、1800年代には始まっていたという歴史あるマーケットです。このノッティングヒルには常設のアンティークショップも多く、街のシンボリックな赤い外観が目印の〔ALICE’S〕は人気映画『パディントン』にも登場しました。店外にはかわいらしいブリキ缶やバケツ、食器などが無造作に置かれていて、思わず足を止めて見入ってしまうかわいさです。このお店だけでなく、ノッティングヒルには小さいながらも特色のあるアンティークショップがいっぱいあります。街の散策をしていると、軒先に並べられた年代物のアイテムが次々と目に飛び込んできます。ショップごとに扱うものの特色が違うので掘り出し物を探すなら、軒先に並べられたアンティークのなかでピンとくるものがあれば店内も覗いてみましょう。最初からいきなり価格交渉を始めず、年代を聞いたりお手入れの仕方をたずねるなどコミュニケーションをとって「この商品にすごく興味があります」という意思を伝えましょう。すると多少、自分の思っていた価格より高くても交渉しやすくなりますよ。骨董だけじゃない、ノッティングヒルの見どころノッティングヒルでは古着や食器、ポストカード、雑貨などのアンティークのほか、平日は生活雑貨や青果を扱う市場などなにかしらの市が立っています。経営者はすでに数回変わり、内部も往時とはだいぶ変貌をとげてはいますが映画『ノッティングヒルの恋人』の撮影時の雰囲気を保つブックショップも。お店は常に映画ファンがひっきりなしにやってきて大盛況。お店オリジナルのエコバッグもありました。混雑する骨董市よりのんびり宝探しができますよ♪週末の骨董市では身動きがとれないほどギュウギュウに混雑しますが、常設のショップを巡るのであれば混雑をさけて自分のペースで品定めできるのが嬉しいところ。有名な骨董市を訪ね歩くのもいいものですが、こうした常設のショップを巡るのもおすすめです。買い物をした際には日本まで持ち帰ることを告げると、丁寧にパッキングしてくれます。陶器など割れやすい小物を買って帰るときには、靴箱などのしっかりした空箱を日本から持参すると安心です。●ライター大浦春堂
2018年03月23日恋愛映画の傑作『ノッティングヒルの恋人』(’99)から15年ーー名匠ロジャー・ミッシェル監督の最新作『ウィークエンドはパリで』が、5月20日(水)にDVDで発売されることが決定した。ある週末、30年目の結婚記念日を祝うため、かつての新婚旅行先・パリへとやって来たイギリス人夫婦ニックとメグ。思い出のホテルに到着する2人だが、ニックの「大学からクビを宣告された」という告白をきっかけに、夫婦は長年心に抱えてきた不満をぶつけ始め…長年連れ添った夫婦の“その後”を描いて、本国イギリスで大ヒットを記録した感動作だ。夫役は『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(’11)のジム・ブロードベント、妻役は『トスカーナの休日』(’03)のリンゼイ・ダンカン。その演技は各国の映画祭で高評価を集め、2013年度サン・セバスチャン映画祭で「最優秀主演男優賞」を受賞。ミッシェル監督が長年温め続た“どうすれば夫婦の絆を深めながら人生を豊かに出来るか?”というテーマも共感を集めた。ジャン=リュック・ゴダールの『はなればなれに』(’64)のオマージュなども散りばめられ、大人のラブ・コメディーとしても出色で、エッフェル塔などパリの美しい風景も見逃せない本作。国境を越える普遍的な夫婦の物語を堪能してみて。<『ウィークエンドはパリで』DVD/リリース情報>【セル】DVD¥3,800(本体)+税発売日:5月20日(水) ※レンタルDVDも同時開始発売元:キノフィルムズ販売元:ポニーキャニオン(C) 2013 Free Range Films Limited / The British Film Institute / Curzon Film Rights 2 and Channel Four Television Corporation.(text:cinemacafe.net)■関連作品:ウィークエンドはパリで 2014年9月20日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開(C) 2013 Free Range Films Limited/ The British Film Institute / Curzon Film Rights 2 and Channel Four
2015年02月17日