“カンヌの申し子”の異名を持つグザヴィエ・ドラン監督がTVドラマに初挑戦した「ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと」から、初映像となる予告編が解禁。音楽はアカデミー賞作曲賞を受賞した『DUNE/デューン 砂の惑星』をはじめ、多くのヒット映画を手掛けるハンス・ジマーが担当している。本作はケベック州の郊外を舞台に、30年前に起きた事件に時を超えてかき乱される家族・ラルーシュ家の姿を、過去と現在を行き来しながら緊迫感たっぷりに描く。メインとなるのは、それぞれが問題を抱える4人の兄妹とその家族で、ラストの15分まで展開が全く読めない究極のサスペンスとなっている。その一方、ドランがこれまで描き続けてきた家族の物語でもあり、キャラクターたちが過去に起きた事件と、互い、そして自分自身に向き合う姿を、緻密な構成で映し出していく。彼は本作について、「自身の200%をかけた」と語り、ドランの作家性を凝縮したような濃密な5時間に仕上がった。これまでも語られてきたテーマはもちろん、空想と現実が突如として切り替わる独特の演出や、細部にまでこだわった美術や衣装など、ファンにとっては様々な過去作を彷彿とさせるたまらない要素が詰まっている。ハンス・ジマーは“同郷”ドゥニ・ヴィルヌーヴの紹介音楽を担当したハンス・ジマーは、『DUNE/デューン 砂の惑星』でタッグを組んだデヴィッド・フレミングと再び組み、美しいオリジナルスコアで物語にひりひりするような緊迫感を与えている。実は、当初予定していた音楽家が降板し困っていたところを、自身と同じくカナダ・ケベック州出身のドゥニ・ヴィルヌーヴの紹介でジマーの連絡先を教えてもらったというドラン。人気作曲家ゆえ無理だろうと「ダメ元」での電話をしたというが、なんとジマーは快諾。カナダ出身の天才監督同士の絆が新たな可能性を切り開くこととなった。また、ドランの作品らしく、印象的に様々なポピュラーソングが使われる演出も健在で、カナダ出身のセリーヌ・ディオンほか、「オアシス」やルーファス・ウェインライトなど人気ミュージシャンによる楽曲が登場するのもポイント。この度解禁となった予告編映像は、ラルーシュ家の末っ子エリオット(ドラン)のセラピーでの対話シーンから始まり、「今朝の気分は?」と聞かれ、すかさず顔を逸らし遠い目をするエリオットの様子から、不穏な空気が漂う。過去・現在もなお抱える家族のトラウマ、苦悩がまるでフラッシュバックのように次々と切り取られる。一家の受け入れがたい過去とは、ロリエ・ゴドローとは誰なのか、“あの夜”に一体なにがあったのか? ジマーによる音楽が物語の不穏さと緊迫感に拍車をかけ、サスペンスフルでありながら映像美が目に焼きつく、鮮烈な予告編となった。本作は、本年度サンダンス映画祭インディーエピソディック部門に見事選出され、1月21日に行われたインターナショナルプレミア上映でも好評を博し、本国カナダに次いで先日配信・放送がスタートしたフランスでも「グザヴィエ・ドランにノックアウトされた」(ル・パリジャン)、「グザヴィエ・ドランのこだわりを凝縮したドラマ」(テレラマ)など地元有力紙からも絶賛を受けている。海外ドラマ「ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと」は2月24日(金)よりAmazon Prime Video「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」にて配信(全5話)。(text:cinemacafe.net)
2023年02月01日『タイタニック』『ターミネーター』『アバター』など、数々の大ヒット作を世に放ってきた映画界の巨匠ジェームズ・キャメロン監督が、オンラインで映画製作の授業を受け持つことになったという。キャメロン監督の授業を受けられるのは、eラーニングサイトの「MasterClass」。現在のところ、1コマあたり10分前後、合計3時間20分の15コマの授業が公開されている。キャメロン監督は、自身の作品の取り上げ、製作過程を紹介しながら映画製作について教えているとのこと。「どんな映画製作者も、先達の映画製作者を手本にするものです。私のMastereClassの授業を通し、会員が自身の主観的な視点で私の技術をとらえ、発展させてくれたらうれしいです」と語っている。「MasterClass」では「アート&エンターテインメント」のカテゴリーで、キャメロン監督のほか、マーティン・スコセッシ監督、スパイク・リー監督、ロン・ハワード監督、デイヴィッド・リンチ監督らも映画人として教鞭を取り、サミュエル・L・ジャクソンが演技、クリスティーナ・アギレラが歌唱法、ハンス・ジマーが映画音楽の作曲法を教えている。年間、日本円にして20,800円(月額制もある)の会員費を払うと、9カテゴリー・100以上の授業を自由に受講できる。(Hiromi Kaku)
2021年06月18日ビリー・アイリッシュが歌う『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の主題歌「No Time To Die」がついに公開された。わずか18歳にして今年のグラミー賞で5冠に輝き、オスカーでは堂々のパフォーマンスを披露し、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いのビリー。さらに今回、『007』の主題歌を手掛けた史上最年少のアーティストという肩書きも手にした。同曲は、ビリーが兄のフィニアスと書き上げ、劇中のスコアを担当するハンス・ジマーがオーケストラのアレンジを行った。また、ギタリストのジョニー・マーも参加している。同曲はしっとりとした切なげなバラード。ビリーが前半はささやくように、後半は広がりのある伸びやかなボイスで聴かせている。コメント欄は絶賛の嵐。「正直、ビリーの歌が007にマッチするかなぁ…って期待していなかったんだけど、これはスゴイ!!」「これこそがバレンタインデーに欲しかったもの。彼女よりも…」「静寂な部屋で目を閉じて聴いた。涙があふれた」「彼女の歌って、どの歌も聴くたびに鳥肌が立つ!」など、ビリーを見直した、歌に感動したなどの声が寄せられている。(Hiromi Kaku)■関連作品:Bond 25(仮題) 2020年2月14日世界公開007/ノー・タイム・トゥ・ダイ 2020年4月10日より全国にて公開
2020年02月14日圧倒的映像美と心に響く名曲揃いの“超実写版”『ライオン・キング』が、いよいよ本日よりMovieNEXと4K UHD MovieNEXで発売開始。この度、MovieNEXに収録されているボーナス・コンテンツの中から、『ライオン・キング』のテーマとなっている名曲『サークル・オブ・ライフ』の制作秘話と、“超実写版”のオープニングシーンのメイキングが見られる貴重な映像のふたつが公開された。ディズニー・アニメーション史上No.1の全世界観客動員数を記録し、世代を超えて世界中の人々に親しまれてきた不朽の名作『ライオン・キング』が、ジョン・ファヴロー監督のもと、実写もアニメーションも超えた、唯一無二のエンタテインメントとしてスクリーンに新登場した本作。公開された映像のひとつ目は、作曲家が語る名曲の制作秘話。本作を彩る数々の印象的な音楽は、あのエルトン・ジョンやファレル・ウィリアムス、そしてアカデミー賞常連の映画音楽作曲家ハンス・ジマーなど、豪華な制作陣によって手がけられている。その中でも、オープニングを飾る『サークル・オブ・ライフ』は、一度聞いたら忘れることができない名曲だ。制作秘話を語る映像では、そんな本曲についてジマーが「アニメーション版の時、物語の幕開けを“アフリカの声”で告げたいと考えた」とコンセプトを語り、続けて「当初は短い曲のあとセリフが入る予定だった。それを削って曲だけでアフリカの雰囲気を表現した」と、制作の裏話を告白。さらに、曲を締めくくるドラムについては「今だから言えるがあれは苦肉の策だった。アレンジが決まってなかったんだ」と、まさか曲を象徴するものになるとは思わなかったことを振り返る。メイキング映像では、もふもふで可愛い子ライオン・シンバがヒヒのラフィキに掲げられるあの名シーンが、CG加工を経て本編映像まで作り上げられる過程を楽しむことができる。最先端の技術が採用されている本作だが、別のインタビューで視覚効果スーパーバイザーのロバート・レガートは、生命を吹き込むことが難しかったキャラクターについて「意外かもしれませんが、一番難しかったのは人間に一番近いラフィキです。本物と少しでも違ったら、嘘っぽさが見えてしまうんです」と回答。本映像で加工途中のラフィキを見るだけでも、VFXアーティストたちの技術の高さがうかがえる。また、映像の中にはオーケストラやコーラスたちが収録している様子も収められており、ファヴロー監督が少し緊張しながらドラムを叩く姿も!壮大なサバンナをに入り込んだかのような気分を味わえる、圧巻のオープニングから始まる本作を、MovieNEXでは何度も楽しむことがきる。『ライオン・キング 』『ライオン・キング MovieNEX』4,200円+税『ライオン・キング 4K UHD MovieNEX』6,000円+税『ライオン・キング MovieNEXコレクション(期間限定)』8,000円+税本日より発売先行デジタル配信中
2019年12月04日ディズニー・アニメーション史上No.1の全世界動員数を記録した不朽の名作が、実写もアニメーションも超えた唯一無二のエンターテインメントとして新たに登場した“超実写版“『ライオン・キング』。この度、MovieNEXに収録されるボーナス映像の中から、本作の物語に欠かせない、おしゃべりなサイチョウ、ザズーを演じたジョン・オリヴァーのアフレコシーン映像が解禁となった。サイチョウのザズーは、プライドランドの王ムファサの右腕的存在で、シンバの教育係。ワンパクな幼いシンバがトラブルに巻き込まれないよう常に目を光らせているが、自分の影を敵と間違えたり、ムファサの弟スカーに食べられそうになったりと、おしゃべりでおっちょこちょいな一面も。そんなザズーのボイスキャストを務めたのは、イギリスのコメディアンで、風刺バラエティ番組の人気MCとして知られるジョン・オリヴァー。解禁となった映像では、オリヴァーは子どもの頃からザズーが好きだったといい、「でもこの作品の収録は特別な経験だった」と本作に参加できた喜びを語る。監督のジョン・ファヴローは、コメディアンらしい身振り手振りを加えたオリヴァーのアフレコ姿を見て、「完璧だ、この調子でいい。モノにしてるね」と大絶賛。また、アニメーション版に続き、本作でも作曲を担当した世界的に有名な作曲家、ハンス・ジマーも褒めたというオリヴァーの魅力的な歌声は「王様になるのが待ちきれない」で聴くことができるので、おしゃべりなザズーの活躍と合わせてチェックしてみてほしい。ザズーのほかにも、才能あふれるエンターテイナーのドナルド・グローヴァーが主人公のシンバ役を演じ、シンバの幼なじみナラ役を世界の歌姫ビヨンセが演じたことでも話題となった本作。日本語吹替版もシンバ役に賀来賢人、スカー役に江口洋介、プンバァ役に佐藤二朗、ティモン役にお笑い芸人の亜生(ミキ)など、豪華キャストが集結している。『ライオン・キング』は11月20日(水)より先行デジタル配信開始、12月4日(水)よりMovieNEXと4K UHD MovieNEXで発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ライオン・キング(2019) 2019年8月9日より全国にて公開© 2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年11月03日ディズニーの名作アニメーションを最新の映像技術を駆使して新たに描いた『ライオン・キング』が全世界で驚異的なヒットを記録している。北米だけで興収5億ドルを突破しており、日本でも大ヒット。何度も劇場に足を運ぶ観客も多いが、本作が長年に渡って愛され続ける理由のひとつに“音楽の力”があるようだ。本作はライオンの王ムファサの子として生まれたシンバが、様々な苦難を乗り越え、自分は何者なのかを見出し、自身が進むべき道を見出していくまでを描いた超大作。1994年にアニメーション映画が公開され、1997年からは舞台ミュージカルがスタート。そして今夏に全世界で“超実写版”と銘打たれた映画が公開されているが、そのすべてにおいてハンス・ジマーとエルトン・ジョンが作曲を、ティム・ライスが作詞を手がけている。多くのディズニー作品同様、本作も観客から愛され続けるミュージカル・ナンバーが揃っている。『サークル・オブ・ライフ』や『王様になるのが待ちきれない』『愛を感じて』など名曲のオンパレードで、公開中の映画でもドナルド・グローヴァー、ビヨンセ・ノウルズ=カーターら実力派キャストの歌唱を楽しむことができる。その一方で本作を支え、魅力を増す効果をあげているのが名匠ハンス・ジマーが手がける音楽だ。ジマーはこれまでに数々の映画音楽を手がけてきた音楽家で、『ダークナイト』『ダンケルク』などでは短いフレーズを繰り返すことで場面の緊迫感を高める楽曲を生み出し、『パイレーツ・オブ・カリビアン』では観る者をワクワクさせるおなじみのテーマを作曲。他のミュージシャンとのコラボレーションも積極的に行っており『アメイジング・スパイダーマン2』ではファレル・ウィリアムズ、ジョニー・マーらとタッグを組んで音楽を制作した。『ライオン・キング』でもジマーは幅広いジャンルの楽曲を手がけており、映画全編に渡って音楽を制作。先ごろ東京で初演され、27日(火)には大阪、29日(木)には名古屋で公演が予定されている『ライオン・キング』ライブ・オーケストラでも、楽団は映画のほぼ全編に渡って何らかの音楽を演奏。ステージ上に設置されたスクリーンに合わせて目の前で生演奏されることで改めてわかることだが、『ライオン・キング』には“歌”以外にもあらゆる場面で、細かく細かく音楽がついている。観る者の緊張感を高めていくような激しい楽曲、キャラクターの感情をより深く伝えるような短いメロディなど“主張しすぎず、しかし確実に物語を前に進める”音楽の数々は観客を物語に没入させ、感動を倍増させてくれる効果がある。『ライオン・キング』における音楽は、作品を象徴するようなものもあるが、同時に何度も何度も観たくなる“物語を推進する補助エンジン”のような役割を果たしている。今回の“超実写版”は映像技術のスゴさに圧倒される人が多いようだが、ストーリーやビジュアルが頭に入った段階で、改めて音楽に注目して観ると、何度も楽しんだ『ライオン・キング』を違った角度から楽しめるはずだ。『ライオン・キング』ライブ・オーケストラ8月27日(火) 19時開演フェスティバルホール(大阪)8月29日(木) 19時開演センチュリーホール(名古屋)作曲:ハンス・ジマー 指揮:ニコラス・バック管弦楽:関西フィルハーモニー管弦楽団(大阪)セントラル愛知交響楽団(大阪)字幕版上映3歳以下のお客様のご入場は不可膝上鑑賞不可お一人様1枚チケットが必要『ライオン・キング』公開中
2019年08月26日全米では7月19日、日本では8月9日に公開され、記録破りの大ヒットになっている超実写版『ライオン・キング』。その映画全編をオーケストラの生演奏で上映するシネマオーケストラコンサート(シネオケ)の開幕を明日に控え、リハーサルが行われた。指揮者のニコラス・バックとオーケストラは、すでに準備万端。今回が世界初演とあって、ディズニー本社からライブオーケストラ用の楽譜を作成したスタッフも来日し、最終チェックが行われた。【チケット情報はこちら】『ライオン・キング』の音楽は、数あるディズニーのサウンドトラックのなかでも最高傑作のひとつ。なにしろあのエルトン・ジョンが、ミュージカル界の大物作詞家ティム・ライスと組んで、劇中で歌われるミュージカルナンバーの数々を書き下ろしたのだから。しかも超実写版で歌っているのは、今年のグラミー賞を席巻したチャイルディッシュ・ガンビーノことドナルド・グローヴァー(シンバ役)と、世界最高峰の歌姫ビヨンセ(ナラ役)を始めとする豪華キャスト陣だ。今回のシネオケでは、その豪華キャストによるセリフと歌はそのままに、80人編成のフルオーケストラによる迫力の生演奏が楽しめる。もちろん『ライオン・キング』の音楽の魅力は、歌だけではない。ハリウッド人気No.1の作曲家、ハンス・ジマーによるオーケストラのスコア(背景音楽)も聴きどころ。オリジナルのアニメーション版やミュージカル版を観たことのある人は、スコアにも耳なじみのあるメロディが数多く散りばめられていることに気づくだろう。『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどもそうだが、ジマーの作る音楽は、とても“ライブ映え”することで知られている。とくに『ライオン・キング』は、力強いパーカッションに彩られた躍動感あふれる音楽で、ライブでの迫力は格別だ。オープニングの「サークル・オブ・ライフ」から鳥肌が立ち、心は一気にアフリカのサバンナへ。ムファサとシンバの強い絆を感じさせるシーンや、ふたりを悲劇が襲うシーンでは、エモーショナルなスコアに心を揺さぶられ号泣必至。シンバとナラがデュエットする「愛を感じて」では、映像とオーケストラが奏でるハーモニーの美しさに圧倒される。ディズニーが生んだ壮大な生命の賛歌『ライオン・キング』を、心を震わせるライブ演奏で、しかも全世界に先がけて体験できる貴重なチャンスを、ぜひお見逃しなく。
2019年08月22日.md-mainTitleArea .md-tieup__sns {background-color: #fff;}.dcinemaWrap__link { margin-top: 16px; padding: 0 20px;}.dcinemaWrap__link__btn { width: 48%; display: inline-block; margin: 0px calc(1% - 1px); border: 1px solid rgb(0, 112, 192); border-radius: 5px; background-color: rgb(0, 112, 192); box-sizing: border-box;}.dcinemaWrap__link__btn.btn__grayOut { background-color: #777; border: 1px solid #777;}.dcinemaWrap__link__btn p { font-size: 1.4rem; background-color: rgb(0, 112, 192); padding: 6px 0; text-align: center; margin-top: 0;}.dcinemaWrap__link__btn.btn__grayOut p { background-color: #777;}.dcinemaWrap__link__btn p a { color: white !important; display: block; width:100%; height: 100%;}.md-gallery__thumbnail:first-child:nth-last-child(2):before, .md-gallery__thumbnail:first-child:nth-last-child(2) ~ .md-gallery__thumbnail:before {padding-top: 66%;} 公式サイト()公式Facebook()公式Twitter()公開中の映画『ライオン・キング』は圧倒的な映像や心に響くドラマも魅力的だが、劇中の音楽もアニメーション版、ミュージカル版を超える完成度で注目を集めている。映画音楽界の巨匠ハンス・ジマー(『パイレーツ・オブ・カリビアン』『ダークナイト』)や大スター、エルトン・ジョンらが集結して生まれた『ライオン・キング』の音楽は“超実写版”でどのように進化したのだろうか?世界を魅了し続ける名曲たちが映画館に鳴り響く!導入 ()第1回 ()第2回 ()第3回 ()第4回
2019年08月21日8月9日(金)に日本公開を迎え、週末初登場洋画No.1となるオープニングを記録し、大ヒットスタートを切った『ライオン・キング』。この度、豪華キャスト陣のアフレコ風景を含む、ジョン・ファヴロー監督が語る特別映像が解禁となった。“超実写版”の映像美や音楽、豪華キャストが彩る圧巻の世界届いた映像で、「音楽だけでも心を打つ」と語るのは、『アイアンマン』シリーズの大ヒットメーカーにして、『ジャングル・ブック』では脅威の映像を作り上げた本作の監督ジョン・ファヴロー。彼の言う通り、冒頭に流れる「サークル・オブ・ライフ」は、時代を経て世界中で愛される名曲であるとともに、物語の幕開けにふさわしい心揺さぶる歌声が響く、本作を代表する楽曲。そして、その音楽をより壮大なものへと仕上げるのは、息を飲むほどに美しい圧巻の映像。キャラクターの毛並みや瞳の輝き、遥か彼方まで広がるプライドランドは、まるで観客がサバンナに降り立ったかと錯覚してしまうほどで、アニメーションでも実写でもない“超実写版”が叶えた、未知の世界が広がっている。また、そんなサバンナに生きるキャラクターたちに命を吹き込むのは、豪華キャスト陣だ。主人公シンバの声を務めるのは、俳優、歌手、作曲家など多彩な才能を持つドナルド・グローヴァー、さらにシンバの幼なじみナラ役を務める世界の歌姫ビヨンセ、陽気なイボイノシシのプンバァ役のセス・ローゲンなど、確かな実力と才能を持つキャストが勢ぞろい。世界を代表するエンターテイナーのドナルドが迫真の演技を披露する貴重な場面や、和気あいあいと収録を行う子役たちの姿が公開されており、その活気溢れる現場の雰囲気がキャラクターにも反映され、より息の合ったシーンへと仕上がった。「作品のこれまでを尊重し、物語を受け継ぎ、新たな映像表現に挑んだ」とファヴローが語る通り、不朽の名作が愛されてきた要素を残しつつも、再び世代を超えて語り継がれるであろう、全く新しい『ライオン・キング』を完成させたのだ。人と人との“繋がり”で完成した新時代の『ライオン・キング』ファヴローが「人と人との共同作業で作り上げた」と語るように、本作はまさに様々な役割を持つ人々が集結した作品。キャラクターの毛並みや瞳、サバンナの風景など、圧巻の映像を仕上げるファヴローをはじめとした製作陣や、個性豊かなキャラクターに命を吹き込む豪華キャスト、アカデミー賞主題歌賞及びゴールデン・グローブ賞歌曲賞を受賞した「愛を感じて」を手掛けた巨匠エルトン・ジョンや、ハリウッド人気No.1の作曲家ハンス・ジマーの再集結など、それぞれの才能を持つ世界最高峰の“キング”たちが本作のために結集。1人1人が存在すべき役割を持ち、その人にしかできない偉業を成しているからこそ、完成させることができた本作は、まさにキャストやスタッフがひとつの“サークル”を描きながら、築き上げた作品といえる。このことは今回ファヴロー監督が“サークル・オブ・ライフ”に見出した新たなメッセージとも重なる点がある。“受け継がれる生と死”というテーマのほかに、“1人1人が独立した存在でありながらも、お互いに繋がっていて、それぞれが果たすべき役割や生きる意味がある”というメッセージをテーマとした本作は、現代に生きる私たちの心を打つ作品であることは間違いない。『ライオン・キング』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ライオン・キング(2019) 2019年8月9日より全国にて公開© 2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年08月14日8月9日(金)より公開されるディズニー映画「ライオン・キング」の全編を80名のフルオーケストラ生演奏と合わせて楽しむ「ライオン・キング」ライブ・オーケストラが、8月に東京、大阪、愛知で開催。同公演で指揮を務めるニコラス・バックがコメントを寄せた。【チケット情報はこちら】「ライオン・キング」ライブ・オーケストラは、ニコラス・バックの指揮により、日本各地のオーケストラが、スクリーンに映し出される映画全編に合わせてサウンド・トラックを忠実にシンクロ演奏するコンサート。世界初演となる同公演で指揮を務めるニコラス・バックは、2017年4月に映画公開直後に東京、大阪で開催したエマ・ワトソン主演「美女と野獣」ライブ・オーケストラの世界初演、2018年「スター・ウォーズ」初期3部作を全編フルオーケストラ生演奏付きで1日で上映するコンサートなど話題公演の指揮を務めている。世界中で数多くの映画のシネオケに携わり、2015年以来、シネオケの指揮で毎年来日している。ニコラスは「『ライオン・キング』といえば、素晴らしい音楽。それを映画全編オーケストラで演奏できる機会を与えてくださり、本当に嬉しく思います。世代を超えて長きにわたり愛されてきたアニメーション(1994年公開)の『ライオン・キング』が超実写版として甦ることにより、再び、この素晴らしい音楽が取り上げられ、『サークル・オブ・ライフ』『愛を感じて』などのエルトン・ジョンとティム・ライスによる歌曲、映画音楽界の巨匠ハンス・ジマーによるスコア曲のオーケストレーションが現代の観客のためにどのように手が加わっているのか。本公演は世界初演ということで、最初に我々はそのオーケストラ生演奏用のスコアを演奏でき、日本のお客さまは、世界で1番早く聴くことになります。革新的な映像とオーケストラの生演奏で、最も臨場感のある「ライオン・キング」の世界を創り上げることができるよう頑張ります!」と意気込みを語っている。チケットはチケットぴあにて発売中。■「ライオン・キング」ライブ・オーケストラ8月22日(木)~25(日) Bunkamuraオーチャードホール(東京都)8月27日(火) フェスティバルホール(大阪府)8月29日(木) センチュリーホール(愛知県)Presentation licensed by Disney Concerts. (C)Disney
2019年08月07日実写版ディズニー映画『ライオン・キング』全編に合わせてフルオーケストラが生演奏するコンサート「『ライオン・キング』ライブ・オーケストラ」が、2019年8月に東京・名古屋・大阪で開催される。8月9日(金)に日本公開を予定している映画『ライオン・キング』が、公開から1ヶ月を待たずにライブ・オーケストラに登場。大スクリーンに映し出される映画全編を、約80名で構成されるフルオーケストラの生演奏と共に鑑賞するという、新たな映画体験が楽しめる。指揮は「『バック・トゥ・ザ・フューチャー』in コンサート 2019」など多くのライブ・オーケストラ公演でタクトを振るニコラス・バック、演奏はTHE ORCHESTRA JAPAN(東京)、関西フィルハーモニー管弦楽団(大阪)、セントラル愛知交響楽団(名古屋)の3楽団が都市ごとに演奏を担当する。劇場公開中のディズニー映画がこのような形で上映されるのは、『美女と野獣』に続く2回目。不朽の名曲の数々と共に愛される『ライオン・キング』が実写もアニメも超えた“超実写版”としてスクリーンに蘇る本作、是非オーケストラによる贅沢な生演奏と共に鑑賞してみてはいかがだろう。【開催概要】「『ライオン・キング』ライブ・オーケストラ」・東京開催日:2019年8月22日(木)〜25(日)時間:8月22日(木) 19:00、8月23日(金)14:00/19:00、8月24日(土) 12:00/17:00、8月25(日) 12:00会場:Bunkamura オーチャードホール 全6公演・大阪開催日:2019年8月27日(火)時間:19:00 開演(18:00 開場)会場:フェスティバルホール・名古屋開催日:2019年8月29日(木)時間:19:00 開演(18:15 開場)会場:センチュリーホールチケット発売日:4月24日(水)12:00~チケット料金:・東京 S席12,500円/A席9,500円/B席4,500円・大阪 S席11,000円/A席8,000円/B席4,000円/BOX席15,000円・名古屋 S席11,000円/A席8,000円/B席4,000円※3歳以下の入場は不可。膝上鑑賞不可。1人1枚チケットが必要。※価格は全て税込。字幕版上映/作曲:ハンス・ジマー指揮:ニコラス・バック管弦楽:THE ORCHESTRA JAPAN(東京)/関西フィルハーモニー管弦楽団(大阪)/セントラル愛知交響楽団(名古屋)Presentation licensed by Disney Concerts. ©Disney【問い合わせ先】・東京キョードー東京TEL:0570-550-799(オペレータ受付時間 平日 11:00〜18:00/土日祝 10:00〜18:00)・大阪キョードーインフォメーションTEL:0570-200-888(全日 10:00〜18:00)・名古屋中京テレビ事業TEL:052-588-4477 (平日 10:00〜17:00 / 土日祝休業)
2019年04月26日●環太平洋探しても、阿部サダヲ以外いない俳優の阿部サダヲが主演を務める映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』が、12日より公開された。「声帯ドーピング」というタブーな方法で驚異の歌声を持つロックスター・シン(阿部)が、異様に声の小さなストリートミュージシャン・ふうか(吉岡里帆)に出会う。さらに喉の秘密がマスコミにばれ、謎の組織に追われることに……。どんどん変わっていく展開に、濃いキャラクター、そしてHYDE、いしわたり淳治、あいみょんなど、豪華ミュージシャンが手がけた主題歌・挿入歌が目白押し。この予想もつかないハイテンション・ロック・コメディの脚本・監督を務めた三木聡監督は、一体何を考えていたのか。作品の展開や、音楽、そして監督として思うところなど、インタビューした。○ミュージシャンの読解力はすごい――作品を拝見しましたが、勝手に「芸能界のサクセスストーリーになるのかな?」などと予想していたのとは全然違って、展開が二転三転して驚きました。最初から構想にあったのですか?大きなストーリーラインはありましたが、実は今以上に複雑な展開でした。プロデューサーから「いい加減にしてください」と注意されて(笑)。ただ、この尺でどれくらいのスピード感で走っていけるか、ということはテーマとしてありました。――画面の感じも、日本の映画じゃない、ハリウッド映画のような雰囲気もあって。正直に言うと、少し目指したところもありました。カメラマンの相馬さんとも「三木聡がハリウッド映画を撮ったらどうなるのか」という話をしましたし、音楽も結果的にそうなった、というところはあります。劇伴の上野耕路さんは、ハンス・ジマーとも仕事していた人で、大学で映画音楽の講義もされてるので、すごく綿密に作ってくださった。映像と劇伴にそういうニュアンスを感じていただいたとしたら、嬉しい限りです。――音楽も、パンクから入っていきつつ、だんだん壮大に広がっていく印象がありました。1回編集が上がって音楽を作っていく上で、「クラシックのニュアンスが欲しい」とお願いしました。詳しくは知らないけど、ハリウッド映画の劇伴もおそらくバレエ音楽などが、基本になってると思うんです。『ハリー・ポッター』の音楽も多分、『くるみ割り人形』のオマージュだったりするわけじゃないですか。HYDEさんやあいみょんさん、錚々たるロックフェス並みの方に参加してもらっている中で、間をつないでいく劇伴をどう構築しようかということには、2カ月くらいかけました。ミュージシャンの方たちの読解力には、ずいぶん助けられましたよ。情感やパッションが大事なのかな、と思っていたのですが、芝居に対する面白い読解力を持っていてくれて、フルに発揮した音楽を提供いただいたと思います。○グループ魂とは違うものに――阿部さんと吉岡さんのヴォーカルもすごく生きていましたよね。吉岡さんも忙しいんだけど、ボイストレーニングからギターの練習まで、すごく頑張ってくださった。阿部さんは元々ミュージシャンとして立っているのもあるんだけど、”グループ魂感”は出さずにいきたいとは言っていました。同じことになっちゃうと、意味がないから。――カリスマスター役ですもんね。そうそう、カリスマスターだし、スリッパとか使えないし(笑)。実は最初のライブのシーンは最終日に撮影したんですが、そこで阿部さんのパフォーマンス、そしてKenKenさん、PABLOさん、SATOKOさんの演奏を見て、「あ、これがピースだ!」と、はまった感覚がありました。その日は撮休だった吉岡さんも観に来て、「阿部さん、すごい」と言っていました。だから、お客さんにもこの映画を体験してもらえたら嬉しいです。――大河ドラマの主役も決まっている阿部さんが振り切っている感じ、印象はいかがでしたか?元々、こっちじゃないですか(笑)。プロデューサーに脚本を見せて「主役、誰ですかね?」という話になったら、7秒後に「阿部サダヲ以外ない」という結論に達しました。そこは最初から最後まで、一切動きませんでしたね。「日本どころじゃない、環太平洋を探しても阿部サダヲしかいないでしょ」って。全方位的に芝居しなきゃいけないし、ミュージシャンとしても立たなきゃいけない。狂気の部分もなきゃいけないし、ドラマの部分も背負わなきゃいけないし、松尾スズキさんや田中哲司さんという様々なキャラとも対峙して、しまいにはあまり内容を理解していない小峠さんとも対峙する(笑)。これが出来る人って、あんまりいないですよね。●千葉雄大じゃなかったら、やばかった○映画監督はおすすめの仕事?――そんな阿部さんへ食らいついていく、吉岡さんと千葉さんはいかがでしたか?吉岡さんは、全体が作り出すアクションに対して、無防備な状態で立たなきゃいけないから、役者としては一番つらいチャンネルを使わなきゃいけないわけです。そこを物怖じせずに挑んでくれました。最初から水浴びさせられて、大変なことになってましたけど(笑)。千葉君は、プロデューサーとも話している中で「色んな事をやってくれそうだな」という印象があってお願いしました。千葉雄大の演じる坂口という役の変化は、物語の一つのバックボーンになってくわけじゃないですか。もしこれが千葉雄大じゃなかったら、やばかった! 成立してなかったかもしれないですね。また、千葉君の創意工夫が面白いんですよ。「さっきこうしたけど、これはどうですか?」「こっちの方がいいですか?」と、いろいろなアプローチをしてくれるんです。普通はひとつOKが出たらそこに留まっちゃうけど、貪欲に色々試してくるんですよね。――見た目がかわいらしい千葉さんですが、演技に貪欲なんですね。昭和の映画には、結構見た目はかわいいけど内面にダークな部分が……という役が結構あったんだけど、そういう悪役をやってほしいです。今回初めて会ったんですけど、日本映画の演技の幅の選択肢が広がると思うくらい、彼のポテンシャルの高さには、ビックリしました。――これだけ芸達者な方々が揃っているのはすごいですよね。現場で役者が持っている想像力の戦いが見れる映画監督は、なんて贅沢な仕事なんだろう、と思いますよね。映画監督は、おすすめの仕事です(笑)。○解放される世界の方がいいんじゃないか――今回、作中で表される「声の小ささ」は、物理的なことだけじゃなくて、「自分の気持ちを外に出せ」というメッセージも感じました。僕自身がネット世代じゃないということもあるんだけど、「つぶやいてるばかりじゃなくて、でかい声で言ったら?」という気持ちはあります。みんな「周囲がどう思うか」気にしすぎるんじゃないのかな? 人がどう思うかという事を、気にしない時間があってもいいんじゃないかな、って。――「炎上したくない」という気持ちが……。炎上上等、くらいで行って欲しい(笑)、ロックなんか不道徳だし、元々はそうだったわけですよね。でも、まがまがしさが縮小していくよりは、広がってそれぞれが自由に解放されていく世界の方が良いと考えていたんじゃないかと、作品を撮ってみて、思いました。――撮ってみて、ご自身の気持ちに気づかれたということですか?そうです。意識的な領域は狭くて、結局は無意識の領域の方が広いわけじゃないですか。映画や脚本に無意識の部分が現れていることに気づくと、「あ、ここか」と自分でもびっくりできるし、面白さの一つですよね。撮影は主観的にやってるけど、客観的に評価する時間に、無意識に気づくのかもしれません。主観的な時間と、主観的にやったことを客観的に評価する時間が必要なのかな。両方の時間を順番にとっていくと、成長するんじゃないかなと思います。何の仕事でも、きっとそうです。宮崎駿さんは「寝るのが1番」と言ってたけど(笑)。人間は、寝てる間に、情報を整理しているらしいですよ。取材のときも、色々聞かれるから、客観的になれるという点はありますね。聞かれたことに答えてるうちに、キーワードが見つかったり。だから映画のテーマが最初からあるわけじゃなくて、取材が終わった後に見つかることもあるのかもしれないですね。――テーマを決めて作るのではなく、「これを作りたい」という衝動が先にあり、実は芯が隠れている……というようなことでしょうか?僕も大学の講義を年に1回やっているんですが、「自分の興味のあったことを、とにかくメモに取ってみなさい」と言うんです。恋愛のことでも、趣味のことでも、なんでもいいから1日1個メモして、365個溜まったものを見ると、「こういう事に興味があるんだな」という線が見えるはずだから。僕自身もそうでしたが、意外と、自分が何に興味があるかは分からないんですよね。映画でも同じようなことがあって、だーっと主観的に自分の好きな事とかやりたい事とか詰め込んでいって、最後に客観的に探してみると、自分の興味の核が出てくるのだと思います。今回の脚本でも「声が小さい男と、声が小さい女の子が出会って、何が起こるのか?」というところに、思いついた要素をどんどん入れていくんですよ。すると、それが並んだ時に、1本の線みたいなものが見えてきて、芯になりました。自分の興味が表れて、恥ずかしいところもあるけど、かっこ悪いのも含めて、晒して対峙していかなきゃいけない。自分の頭の中を覗かれていくことで、それを映画という形にしていくのだと思います。■三木聡1961年、横浜市出身。 大学在学中から放送作家として活動し、『タモリ倶楽部』『トリビアの泉』など、人々の記憶に残る錚々たるTVバラエティ番組を数々手掛け、放送作家として確固たる地位を築く。00年までシティーボーイズのライブの作・演出を担当するなど、幅広いジャンルで活躍。 長編映画監督デビューは2005年の『イン・ザ・プ-ル』。以降、『亀は意外と速く泳ぐ』(05)、『ダメジン』(06)、『転々』(07)、『図鑑に載ってない虫』(07)、『インスタント沼』(09)、『俺俺』(13)などを監督。 またテレビドラマでも、『時効警察』シリーズ(06・07)、『熱海の捜査官』(10)など、オリジナリティ溢れる作品を作り出し、熱狂的なファンを生み出す。
2018年10月12日2019年7月19日に全米公開予定の実写版『ライオン・キング』の主要声優キャストが明らかになった。ディズニーが公式ツイッターアカウントで正式に発表している。主人公シンバを演じるのはダニエル・グローヴァー。シンバの幼なじみナラをビヨンセが演じることになった。ビヨンセがナラに…という話は数か月前からささやかれていたが、双子を妊娠中だったこともあり、ビヨンセが契約書にサインするかどうかに注目が集まっていた。シンバの父ムファサ役には、1994年製作のオリジナルアニメ版で同役を演じたジェームズ・アール・ジョーンズがカムバックする。シンバの母サラビは「ルーク・ケイジ」のアルフレ・ウッダード、ムファサの弟で悪役のスカーは『それでも夜は明ける』のキウェテル・イジョフォーが演じる。そのほか、プンバァ役にセス・ローゲン、ザズー役にジョン・オリバー、ティモン役にビリー・アイヒナーとコメディセンスを持つ3人に決定。「Digital Spy」によると、監督はアニメ映画から実写映画にリメイクした『ジャングル・ブック』を大ヒットに導いたジョン・ファヴロー。音楽はオリジナル版でアカデミー賞の作曲賞を受賞したハンス・ジマーが再び手掛けるという。(Hiromi Kaku)
2017年11月02日映画『ボス・ベイビー』が2018年3月21日(水・祝)より全国公開。おっさん赤ちゃん“ボス・ベイビー”誕生物語の主役は、黒いスーツに白いシャツ、ネクタイをビシッと締め、チャキチャキと歩く、なんともユニークな赤ちゃんのキャラクター“ボス・ベイビー”だ。全米ベストセラーとなったマーラ・フレイジーによる絵本「あかちゃん社長がやってきた」にインスパイアされ誕生した。カクテルのようにミルクを飲む“ボス・ベイビー”の姿ネクタイを頭に巻いたり、カクテルのようにミルクをシェイクしたりとユニークな動きを連発。さらに、低くて渋いおっさんの声で「俺はボスだ」と発言するなど、“ボス・ベイビー”の正体が気になる…。ユニバーサル・スタジオ×ドリームワークスが夢のタッグ『怪盗グルー』シリーズや『ペット』『SING/シング』など、日本でも大ヒットを連発しているユニバーサル・スタジオと、『シュレック』などを手掛けるドリームワークス・アニメーションが初タッグを組んだ『ボス・ベイビー』。世界で高評価 - アカデミー賞ノミネート全米で『美女と野獣』を抑えて初登場第1位、そして2週連続1位を獲得し、全世界で大ヒットを記録した話題作だ。全世界で約540億円以上(8月29末)を稼ぎだした『ボス・ベイビー』。アカデミー賞では、長編アニメ映画賞、ゴールデン・グローブ賞では、アニメーション作品賞にノミネートを果たした。また、アニメ界のアカデミー賞と言われるアニー賞でも高い評価を受けており、作品賞、監督賞、キャラクター・アニメーション賞、キャラクター・デザイン賞、ストーリーボーディング賞の5部門にてノミネートされた。本国では既にパート2の制作も決定している。監督は『マダガスカル』のトム・マクグラス監督を務めるのは、『マダガスカル』シリーズのトム・マクグラス。またボス・ベイビーの声は『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』のアレック・ボールドウィンだ。赤ちゃんなのに声は渋い大人の男、というギャップが笑いを誘う、ユーモア溢れる演技を披露している。脇を固めるのは、人気海外ドラマ「フレンズ」でフィービーを演じたリサ・クドロー、そしてアメリカの人気司会者ジミー・キンメルなど、ユニークな顔ぶれだ。吹き替えキャストにムロツヨシ、芳根京子吹き替え版ボス・ベイビーを演じるのは、『銀魂』『斉木楠雄のΨ難』など個性的な演技で100本以上のドラマ・映画に出演し、様々な役柄をこなすムロツヨシ。ボス・ベイビーに振り回される兄のティム役は、NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』でヒロイン・すみれを演じて話題となった芳根京子が吹き替えを務める。その他、宮野真守や山寺宏一といった実力派の声優陣が勢揃いする。ドリームワークス短編アニメ『ビルビー』 日本限定同時上映ドリームワークス・アニメーションによる短編アニメ『ビルビー』が、日本限定で同時上映される。ユニバーサル・スタジオとドリームワークス・アニメーションがタッグを組んだ『ボス・ベイビー』だからこそ、今回の同時上映が実現した。『ビルビー』の舞台は砂漠。食料を探している際に、外敵に狙われてしまった主人公・ビルビーは、逃げ切った場所で一羽の小鳥に出会う。白くてフワフワなその小鳥は、歩くのもやっとの状態だ。やがて、ビルビーの後を付いてくるが、今度はその小鳥が外敵の標的となってしまう。小鳥のピンチに、お人好しのビルビーはどうするのか……というストーリーだ。タイトルにもなっているビルビーだは、オーストラリアに生息する絶滅危惧種のひとつである夜行性有袋類動物。2人の繰り広げるハラハラドキドキの展開に期待が募る。ストーリーパパとママ、7歳のティムの3人家族の元にやってきたのは、黒いスーツに白いシャツ、ネクタイをビシッと締め、チャキチャキと歩く赤ちゃん“ボス・ベイビー”。弟として迎えいれられた彼は普通じゃない。見た目は赤ちゃん、中身はおっさんだったのだ!!【詳細】『ボス・ベイビー』公開時期:2018年3月21日(水・祝)監督:トム・マクグラス音楽:ハンス・ジマーキャスト:アレック・ボールドウィン、マイルズ・バクシ、ジミー・キンメル、リサ・クドロー、スティーブ・ブジェミほか吹き替えキャスト:ムロツヨシ、芳根京子、宮野真守、山寺宏一ほか原題:THE BOSS BABY(C)2017 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.
2017年09月30日アメリカの宇宙開発史を支え、新しい時代を切り開いた知られざる3人の黒人女性を描き、第89回アカデミー賞に作品賞はじめ3部門ノミネートを果たした映画『ドリーム』。このほど、本作の製作と音楽に名を連ねるファレル・ウィリアムスが語る特別映像が到着した。『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』でアカデミー賞にノミネートされ、近年はTVシリーズ「Empire 成功の代償」で人気を博すタラジ・P・ヘンソンが主演を務め、『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』で第84回アカデミー賞助演女優賞を受賞したオクタヴィア・スペンサー、第89回アカデミー賞作品賞に輝いた『ムーンライト』にも出演している個性派シンガーのジャネール・モネイ、同じく『ムーンライト』により同助演男優賞に輝いたマハーシャラ・アリ、さらにケビン・コスナー、キルスティン・ダンスト、ジム・パーソンズといった実力派キャストが集い、実話を基に描く本作。このたび、本作に心酔し、音楽だけでなく製作にも名を連ねたファレルが手がけた“映画音楽史に残る劇中歌”の制作の裏側に、関係者一同の言葉とともに迫った特別映像が到着した。11度のグラミー賞に輝く世界的人気シンガーであり、大ヒット中の『怪盗グルー』シリーズの音楽を手がけていることでも知られるファレル。「メロディーは人の心を自由にする。肌の色は関係ない」という彼の、力強く愛のこもった言葉から本映像は始まる。本作は、知られざる偉大な女性たちにフォーカスをあてたこの物語に強く共感したファレルが書き下ろした、ポップでポジティブな楽曲がふんだんに使用されており、物語が持つパワーと等身大の共感を増大させている。メガホンをとったセオドア・メルフィ監督が「ファレルは映画を音楽で彩る」とふり返れば、主演のタラジは「圧巻の音楽よ。映画音楽史に名を残すわ」と最上級の言葉で称え、自身もアーティストとして活躍するジャネールは「ファレルは私のヒーローよ。私たちは一緒に歴史を創っていく家族なの」と尊敬の念と共に一緒の作品を作れる喜びを語る。タラジ演じるキャサリンの上司を演じた名優ケビンも、「実に効果的で最高の音楽だ」と明かし、キャスト・スタッフをも魅了する楽曲であることが明かされていく。第41回トロント国際映画祭でも、非常にエモーショナルなステージングを見せたファレル。本作に楽曲を書き下ろしたことについて「1961年当時、家の中にはいつも音楽が流れていて、みんなで踊っていたんだ。映画の世界に入り込んで音楽を作った。ストーリーに完全にマッチさせたんだ。製作として参加できて本当に光栄だ。友人で師匠のハンス(ハンス・ジマー)と仕事ができた。彼がベン(ベンジャミン・ウォルフィッシュ)を推薦してくれてベンも快諾してくれた」と明かす。ハンス・ジマーといえば、『ライオン・キング』で第67回アカデミー賞作曲賞を受賞、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズや『ダークナイト』シリーズなどの音楽を生み出し、近作には『ダンケルク』と、耳に残る数々の楽曲を手がけたハリウッドを代表する名手。ハンスは、劇中で3人の女性がそれぞれの夢に向かうことで目に見えぬ大きな力となるストーリーに重なるように、本作の楽曲作りも個性の違った3人が手を取り合い作り上げていったことをふり返り、「3人必要だったのは、才能と得意分野がそれぞれ違うからだ。音楽に希望を託した」と明かしている。ファレルが“師匠”と尊敬するハンスたちと丁寧に作り上げ、「メロディーに差別はない。ただ人々を楽しませるだけだ」と語る極上の楽曲を、本映像からも確かめてみて。『ドリーム』は9月29日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドリーム 2017年9月29日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開(C) 2016Twentieth Century Fox
2017年08月14日毎年夏に行われるシネマカリテ主宰の「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション 2017」にて8月5日(土)より全国順次公開される音楽ドキュメンタリー『すばらしき映画音楽たち』。この度、本作の本編映像がいち早くシネマカフェに到着した。本作は、『ロッキー』や『007』、『E.T.』、『タイタニック』など、世界中の人々の心に残る名作映画たちを支えてきた映画音楽たちが、どのようにして生まれたかを紐解く音楽ドキュメンタリー。7月にはWOWOWにて日本初公開され大反響を呼んだ。映画では、『スター・ウォーズ』シリーズの作曲を手掛けたジョン・ウィリアムズや『ダークナイト』、『ライオン・キング』のハンス・ジマー、『シザーハンズ』のダニー・エルフマンなど、ハリウッドで人気を集める名作曲家たちの貴重なインタビュー映像が集約されており、彼らの映画音楽の創作秘話が次々と明かされていく。そんな彼ら作曲家たちが行う音入れのスポット作業は、撮影編集が終わった後、つまり映画製作の最後に行われる。映画監督は最初に映画の構想を練り、撮影を始め、編集が終わると今度は頭の中で聴こえた音楽を思い出すのだ。しかし、大抵スケジュール通りにいかないこともあることから、「作曲家は待ち疲れてる」と映像で冗談交じりに笑うのは、『ターミネーター』シリーズや『タイタニック』、『アバター』などを手掛けるアカデミー賞受賞監督のジェームズ・キャメロン。一方、『ライオン・キング』『グラディエーター』『ラストサムライ』『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなど多くの人気作の音楽を数々手掛けているハンスは、「プロジェクトに選ばれたことに初めは有頂天になるが、一人になると青ざめる。そして『やはりジョン・ウィリアムズに頼んでくれ』と電話で断りたくなる。常に恐怖心と戦っている」と意外な本音を吐露。そしてそのほかの作曲家たちも、「苦手分野をカバーする存在」「補う音楽が求められる」など、その映画に携わる際にどのような役割を果たすべきなのかと、自身の考えを語っている。『すばらしき映画音楽たち』は8月5日(土)よりカリコレ2017ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2017年08月05日『美女と野獣』『ムーラン』と立て続けにアニメの実写化が進んでいるディズニー映画。今度は『ライオン・キング』が実写化されることが決定した。今年、『ジャングル・ブック』を実写の世界で蘇らせ大成功を収めたジョン・ファヴロー監督が、再びメガホンを取る。1994年に公開されたアニメ『ライオン・キング』は、ウォルト・ディズニー・スタジオにとって最も成功した映画の1つ。興行的にもスマッシュヒットを放ち、賞レースでもアカデミー賞やゴールデン・グローブ賞などの多数の部門にノミネート・受賞。特に音楽部門では大健闘し、アカデミー賞では歌曲賞に「サークル・オブ・ライフ」、「ハクナ・マタタ」、「愛を感じて」の3曲がノミネートされる快挙を遂げ、「愛を感じて」が見事受賞、ハンス・ジマーが作曲賞を受賞した。ゴールデン・グローブ賞では主題歌賞、作曲賞と作品賞にも輝いている。ディズニーの公式サイトによれば、アニメの中のこうした楽曲を実写映画でも使用するという。『ライオン・キング』は1997年にブロードウェイでミュージカル化もされ、1998年のトニー賞ではミュージカル作品賞、ミュージカル演出賞など6部門を獲得。映画公開から20年経ついまも世界的に人気のある作品となっている。『ライオン・キング』実写版は急ピッチで進行中とのことだが、公開日は未定。(Hiromi Kaku)
2016年09月29日シネマカフェがおすすめするサウンドトラック入門。7回目の今回は、毎度洒落た音楽使いに定評があるイギリス監督の新作と、普及の名作を最新アニメーションで描いた話題の作品の映画音楽をご紹介。■『コードネームU.N.C.L.E』60年代に放送されたTVシリーズ「ナポレオン・ソロ」を、『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』や『スナッチ』で知られるガイ・リッチーがリメイクした『コードネームU.N.C.L.E.』。いかにもなスパイルックのヘンリー・カヴィルのスーツ姿といい、ヒロインのアリシア・ヴィキャンデルや敵役のエリザベス・デビッキたちが装う60’s感溢れるファッションなど、作品全体に洒落た印象を受ける本作においても、ガイ・リッチー的なアクセントの効いた音楽がちりばめられている。これまでロンドンのならず者たちのサウンドトラックとしてさまざまな楽曲を使用してきたガイ・リッチーだが、前作、前々作にあたる『シャーロック・ホームズ』『シャーロック・ホームズ/シャドウ・ゲーム』においてはサントラ界の重鎮ハンス・ジマーを起用し、ガイ・リッチー的な遊びも盛り込みつつ、大作然としたかなり気合の入った作りではあった。本作においては、リドリー・スコット『悪の法則』や『カムバック!』などを手がけるダニエル・ペンバートンを抜擢。彼は来年1月公開のアカデミー賞有力作『スティーブ・ジョブズ』の音楽も手掛けており、今後さらなる注目を集めるであろう作曲家のひとりだ。『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』に『キングスマン』、さらには『007スペクター』の公開を控え、スパイ映画隆盛を極める今年。スパイ映画といえば印象的なテーマ曲は不可欠だが、本作における「His Name Is Napoleon Solo」や「Escape from the Berlin」は、耳に残る楽曲として作品全体の統一感のあるデザイン性に大きく寄与している。ほかにも、“カウボーイ”とイリヤから茶化されるナポレオンをネタ化したような楽曲や、イタリアを舞台に繰り広げられるシーンのバックグラウンドには、巨匠エンニオ・モリコーネへのオマージュが感じられる楽曲が使用されており、かなり映画音楽的な満腹感がある。ほかにも、映画冒頭から流れる「やさしく歌って(Killing Me Softly with his Song)」で知られるロバータ・フラックの「Compared to What」や、パジャマ姿で踊るアリシアが最高にキュートなシーンでかかるソロモン・バークの「Cry to Me」、エンディングのニーナ・シモン「Take Care of Buisiness」、さらには芸人ヒロシのネタBGMとして知られるカンツォーネの楽曲「Che Vuole Questa Musica Stasera」なども色を添え、60年代感とガイ・リッチーによるモダンな解釈が感じられる粋な一枚としておすすめだ。■『リトルプリンス星の王子さまと私』大ヒットも報じられたサン・テグジュペリの不朽の名作「星の王子さま」のその後の世界を描く『リトルプリンス星の王子さまと私』。監督を務めるマーク・オズボーンの前作『カンフーパンダ』に引き続き、音楽はハンス・ジマーが担当している。本コラムにおいては、以前ニール・ブロムカンプ監督作『チャッピー』のサントラにおいてハンス・ジマーの作品に触れたが、本年度はこれらの以外にも公開中の『黄金のアデーレ名画の帰還』や『サン・オブ・ゴッド』、『ターミネーター:新起動ジェニシス』で音楽総指揮を務め、来年も既に『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』を手がけることも決定しており、相変わらず引っ張りだこの状態のようだ。本作においては、アカデミー賞ノミネートの『インターステラー』にて指揮を担当したリチャード・ハーヴェイと連名でクレジットされおり、安定のクオリティを感じることができる充実の一枚。作品ごとに見事にサウンドを変化させるハンス・ジマーだが、本作においては王道的なオーケストラサウンドと繊細なピアノの旋律とヴァイオリンが美しい、感動的な内容に仕上がっている。3DCGとストップモーションというによるハイブリッドアニメーションという体裁をとる本作において、さまざまな感情の機微を情感豊かな楽曲でドラマチックに彩っている。そして何より本作の大きな特徴は、映画冒頭から心地よく響くフランス人歌手のカミーユとのコラボレーション楽曲が随所に使用されているところだろう。彼女のハミングがオーケストラに溶け込む楽曲や、彼女の歌が中心となった楽曲に豊かなアレンジが加えられたりと、インストゥルメンタルに馴染みがない人にとっても、とても耳馴染みがよく心地い良い一枚だ。フレンチポップ好きにもぜひおすすめしたい。(Text:Toshihiro Horiai)■関連作品:コードネーム U.N.C.L.E. 2015年11月14日より全国にて公開(C) 2015 Warner Bros. Ent. All Rights Reservedリトルプリンス 星の王子さまと私 2015年11月21日より全国にて公開2015 LPPTV – LITTLE PRINCESS – ON ENT – ORANGE STUDIO - M6 FILMS – LUCKY RED
2015年11月30日これまで繰り返しアニメ化、映画化され、全世界にファンをもつ人気ヒーロー、バットマンとスーパーマンが対峙する大作映画『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』が来年3月に日本で公開されることが決定した。スーパーマンを新生させ、高評価を獲得した『マン・オブ・スティール』のザック・スナイダー監督がメガホンをとる。その他の情報大企業を率いる富豪でありながら、夜になると自身で開発したスーツに身を包んで悪と戦う男ブルース・ウェイン=バットマンと、地球とは異なる星からやってきた最強の男カル・エル=クラーク・ケント=スーパーマンが来春、スクリーンで激突する。『マン・オブ・スティール』は全世界で約800億円もの興収を記録しており、スナイダー監督がこの巨大なプロジェクトを手がけることになった。『マン・オブ…』に続いてヘンリー・カヴィルがスーパーマンを演じるほか、ベン・アフレックがバットマンを、ガル・ガドットがダイアナ・プリンス=ワンダーウーマンを、ジェシー・アイゼンバーグがスーパーマンの宿敵レックス・ルーサーを演じるほか、エイミー・アダムス、ローレンス・フィッシュバーン、ダイアン・レイン、ジェレミー・アイアンズ、ホリー・ハンターが出演する。また、クリストファー・ノーランとエマ・トーマスが製作総指揮を担当。『マン・オブ…』に続いてデイヴィッド・S・ゴイヤーが脚本を、ハンス・ジマーが音楽を務める。『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』2016年3月 全国ロードショー(C)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT. LLC
2015年06月16日“いま”聞いてほしいサントラを紹介する【シネマカフェ的サントラのすすめ】。第2回目の今回は、サントラ界の大御所のニュースコアや、ヴァラエティ豊かな楽曲の数々が楽しめるサントラをご紹介する。サウンドトラックといっても、歌の入っていない所謂“インストゥルメンタル=インスト”ものから、劇中のセリフがまるまるトラックとして入っているものや、劇中に流れる既存の楽曲がまとめられたものなど、作品によってそのあり方は大きく異なる。今回紹介するのは、いかにもサントラ然としたインストものから、劇中に流れる楽曲集、そして、作品のコンセプトに則ったコンピレーションアルバムの3枚。■『チャッピー』SF映画界最注目株であるニール・ブロムカンプ監督最新作『チャッピー』は、映画音楽界きっての巨匠ハンス・ジマーが音楽を担当している。映画音楽に興味がある人なら、何度も彼の名前がクレジットに明記されるのを見たことがあるのではないだろうか。現在までに100作品を優に超えるスコアを手がける彼は、これまでにアカデミー賞をはじめゴールデングローブ賞など数々の受賞暦を持ち、名実共に映画音楽界の巨匠と言えるだろう。近年では、クリストファー・ノーラン監督『インターステラー』にてアカデミー賞にノミネートされたのが記憶に新しい。SF界の新鋭ブロムカンプと巨匠ハンス・ジマーのコラボレーションとして大いに注目が集まるであろう本作のサウンドトラックは、ハンス・ジマーにとっては彼のサウンドの中核ともいえるシンセサイザーによる電子音がふんだんに使用されたエレクトリックな楽曲で展開される。劇中ではほぼ音楽が鳴りっぱなしの本作において、どれだけジマー氏の音楽が重要な位置を占められているかが分かるほど、かなり映画のテンションをぐいぐいと引っ張っていく楽曲が続き、聞いていると劇中の緊張感や躍動感がおのずと頭の中で再現される。本作は人工知能という最先端のテーマを扱いながらも、チャッピーをはじめ登場するロボットたちはどこか懐かしさを感じる造詣であり、サウンドトラックにおける楽曲の中でもどこかレトロな電子音の散りばめたりと、効果的な演出がなされているのも聞いていて面白い。サントラの世界に足を踏み入れる上では、ある意味では避けては通れないほど大きな存在であるハンス・ジマーの入門盤として、話題の本作から入るのもいいかもしれない。■『フォーカス』既存の楽曲を劇中で効果的に使用するのも映画音楽のあり方のひとつだが、そういった作品のサウンドトラックは、オムニバスアルバムのようにさまざまなアーティストの楽曲を聴くことができるため、新しい音楽に出会うことができるいい機会だ。これまで『フィリップ、きみを愛してる!』『ラブ・アゲイン』においても、センスのいい楽曲が劇中を彩っていたグレン・フィカーラ&ジョン・レクア監督。最新作『フォーカス』においてもそのセンスは健在で、ジャズやファンクなどのブラックミュージックを基調としながらも、全体としてバラエティに富んだサウンドトラックとなっている。60年代のシンガーであるバーバラ・ルイスの楽曲から、「Edward Sharpe & The Magnetic Zeros」といった00年代以降のファンクミュージック、さらに劇中で興奮のギャンブルシーンで流れる「Iggy Pop&the Stooges」の名曲“Gimme Danger”や、60年代のサイケデリックコンビIt’s A Beautiful Dayの楽曲など、楽曲セレクトのセンスが光る。物語の舞台がブエノスアイレスに移ると流れはじめるアルゼンチンなどいった南米のミュージシャンの楽曲も作品に色を沿え、サウンドトラックというよりかはむしろミックステープのような感覚で楽しむことができる一枚だ。■『イニシエーション・ラブ』”あの頃カーステから流れていた80’S BEST HITS”という副題がつけられた堤幸彦監督作『イニシエーション・ラブ』のコンピレーション・アルバムは、監督自身が監修を務めた2枚組というボリューム満点な一作。寺尾聰「ルビーの指輪」や、森川由加里「SHOW ME」など、物語の中で効果的に使用される楽曲だけでなく、80年代のヒットソングの数々が収録されている。収録曲がヒットした80年代のリアルタイムにそれらの楽曲を耳にすることがなくても、たとえば安藤裕子による「君は1000%」のカバーや、「木綿のハンカチーフ」の椎名林檎、「そして僕は途方に暮れる」のハナレグミなど、現代のミュージシャンによるカバーによってこれらの楽曲に慣れ親しんでいる方も多いのかもしれない。本作品に収録されている楽曲は、時間を経たいまでも歌い継がれているという事実からも、歌としての“強度”を感じるものばかりだ。さらには、80年代特有サウンドとしてのシンセサイザーやリバーブといった“あの感じ”を十分に味わうことができ、2010年代の現在においてはその懐かしさが新鮮な感覚として耳に入ってくる。劇中ではカセットテープを吹き込んで楽曲がカーステから鳴らされていたが、映画『はじまりのうた』のように、iPhoneに入れて彼や彼女やともだちと街を歩きながら聞くのもまたいいかもしれない。(text:Toshihiro Horiai)
2015年06月05日『アナと雪の女王』のハンス王子役で一躍ブレイクした津田英佑が1月23日(金)、都内で行われた海外ドラマ「ナイトシフト 真夜中の救命医」の特別試写会に出席。「台本の1番目に名前が来るのは初めて。一生忘れない」と声優としての“初主演”に感激していた。この日、同作で共演する古谷徹、佐古真弓とともに登場すると、大歓声で迎えられた津田さん。「昨年はいろんなテレビにも呼んでいただいた」とブレイクを肌で実感している様子だった。テキサス州の総合病院を舞台に、元軍医TC・キャラハンを初め、夜間勤務(ナイトシフト)のドクターたちの活躍を描く医療ドラマ。津田さん演じるTCは、戦場で習得した型破りな外科処置で周囲を驚かせるワイルドな役どころで、「一般的なやり方を生ぬるいと感じて、周りと温度差がある役。まあ、総合病院なので、いろんなキャラクターが出入りし、その分サイドストーリーも充実している」とアピールした。一方、TCとは正反対に、経費削減と効率化を目指す新事務長ラゴーサを演じる古谷さんは「利益ばかり考えているように見えますが(笑)、胸の内に抱えているものもあるので、長い目で見てください!中盤、かなりカッコ良くなりますから」。第4話には、古谷さんのキャリアを象徴する“あの名台詞”も登場するそうで「アドリブが採用された」と思わずニンマリ。『アイアンマン2』のブラック・ウィドウ役で知られる佐古さんが演じるのは、TCの元恋人で、ナイトシフトのチーフに就任した女性医師ジョーダン。「個人的な話ですけど(笑)、医療ドラマなのに、筋肉がいっぱい出てきます」と女子目線で見どころを語り、「スピード感はもちろん、個性的な患者との交流を通して成長する姿を楽しみに見てもらえれば」と話していた。「ナイトシフト 真夜中の救命医」はWOWOWプライムで1月27日(火)から放送スタート(第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2015年01月24日世界で最も名高く、最も多くの人々に読まれている「聖書」。その中で、これまで何度も映画化されてきたイエス・キリストの数奇な生涯を新たに描く『サン・オブ・ゴッド』が、2015年1月10日(土)より日本でも公開される。このほど、本作のポスタービジュアルが解禁となり、“ホット・ジーザス”という愛称まで付けられた “イケメンすぎる”キリストの姿がお披露目された。「イスラエルの王」と預言され、生まれながらに暗殺の標的にされたイエス。なぜ彼は危険人物とみなされ、十字架にかけられなければならなかったのか。最後の晩餐、十字架の試練、そして奇跡の復活…。世界で最も有名な人物の奇跡の生涯がいま明かされる――。ジョージ・スティーブンス監督の『偉大な生涯の物語』(’65)、マーティン・スコセッシ監督による『最後の誘惑』(’88)、メル・ギブソンが挑んだ『パッション』(’04)と、幾度も映画化され、映画史に残る大作の題材にもなったイエス・キリストの生涯。そしていま誕生した本作は、2014年2月に全米公開されると初登場第2位を記録、3週連続でトップ10入りを果たし、全世界でも大ヒットとなっている。主演に抜擢されたのは、映画史上最も端正な顔立ちのキリストと注目を集めた、ポルトガルの新鋭ディオゴ・モルガド。製作を務めるのは、「サバイバー」でTV界にリアリティ番組の革命を起こし、同作と人気オーディション番組「ザ・ヴォイス」でエミー賞に輝いた敏腕プロデューサー、マーク・バーネット。監督には、英アカデミー賞候補になった『Seven Wonders of the Industrial World』(原題)を始め、ドキュメンタリー・ドラマの第一人者として知られるクリストファー・スペンサー。さらに、音楽を過去9作品でアカデミー賞にノミネートされ、『ライオン・キング』で待望の受賞を果たしたハンス・ジマーが手がけるなど、超一流の顔ぶれが集結。このほど解禁されたポスタービジュアルは、ディオゴ演じるイエス・キリストの穏やかで清らかな眼差しが印象的なもの。未来に待つ自らの波乱の人生をも全て受け入れているかのようにも見える、全容の力を感じさせている。また、下側で悲しげな表情を浮かべている右の女性はイエスの母であるマリア。マリアを演じたローマ・ダウニーは、本作のプロデューサーも務めている。世界中の誰もが知る著名な人物のその奇跡の生涯を、本作で改めて目の当たりにすることができそうだ。『サン・オブ・ゴッド』は2015年1月10日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月13日公開中の映画『ローン・レンジャー』の特別動画が公開された。劇中で流れる『ウィリアム・テル序曲』を英国の人気ミュージシャンfuturecutが編曲したトラックに乗せて本作の名場面が次々に登場する豪華な映像だ。『ローン・レンジャー』特別動画本作は、ジョニー・デップが『パイレーツ・オブ・カリビアン』の製作者&監督と再タッグを組んだ最新作で、復讐に燃える悪霊ハンターのトント(デップ)と、聖なる力によって瀕死から甦り“ローン・レンジャー”となった男ジョン(アーミー・ハマー)が巨悪に立ち向かうアクション大作だ。ロッシーニの『ウィリアム・テル序曲』は1949年にアメリカでスタートし、日本でも人気を集めたドラマ版『ローン・レンジャー』のテーマ曲で、往年のファンの中には「ローン・レンジャーといえばこの曲!」という人も多い。公開中の最新映画ではハンス・ジマーがこの楽曲を壮大なスケールにアレンジし、映画のクライマックスに繰り広げられる約11分にわたる列車アクションシーンを盛り上げている。『ローン・レンジャー』公開中
2013年08月23日イデーでは、パリ在住の新人アーティストHans Ito(伊藤ハンス)を日本に招き、丸の内「Delier IDEE(デリエ イデー)」で、初の個展を開催する。伊藤ハンスの驚きと魅力に溢れる世界。デリエ イデーの空間に突如として現れる「魅惑の小部屋」に足を踏み入れてみては?ハンスの住む小部屋に招き入れられた瞬間、彼のクリエイティビティの神秘のヴェールを揺らして、風が吹き抜けた。― 原田マハ「Hans Ito, ce passant charmant/伊藤ハンス:うつくしき通行人」よりリメイク、リユースと繰り返し使うことが善しとされる風潮の中、ただ再利用するだけがより良い生活に繋がるのだろうか。Hans Ito の作品は日常で使われてきた日用品が素材となっているが、そこには再利用する古い物への愛情と、ウィットに富んだ知性とが存在している。 ========================■Cabinet de Curiosites ― ハンスの魅惑の小部屋 開催期間:3月17日(土)~4月2日(月)開催場所:デリエ イデー 東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸ビル4F営業時間:平日11:00~21:00/日祝日11:00~20:00SHOP URL: ■Un apres-midi, autour d'un the en compagnie d'Hans ― ハンスのお茶会第1回:3月17日(土)15:00~18:00第2回:3月28日(水)18:00~21:00パリから来日中の作家本人が展示会場で皆さまをお迎えし、お茶とマドレーヌを振舞います。どなたでもご参加可能。※各日ともお茶とお菓子がなくなり次第終了【プロフィール】Hans Ito(伊藤ハンス)2008年 Ecole de la Chambre Syndicale de la Couture Parisienne 卒業。Maison Martin Margiela のスタジオでの勤務などを経て、現在パリを拠点に活動。2012年よりファッションとインテリアを基軸としたブランド「Ecole de Curiosites」をスタート。Delier IDEE における展示「Cabinet de Curiosites」がデビューコレクションとなる。東京生まれ。イベント詳細およびショップ情報はこちら プレスリリース提供元: PR TIMES
2012年03月14日