ティファニー(Tiffany & Co.)のアイコンコレクション「ティファニー ハードウェア」から、新作ジュエリーが登場。「ティファニー ハードウェア」新作ジュエリー「ティファニー ハードウェア」は、アメリカ・ニューヨークの力強いエネルギーや街並みからインスピレーションを得たジュエリーコレクション。大胆なゲージ リンクやエッジの効いたデザインが魅力で、男女問わずに人気を博すジュエリーだ。18Kホワイトゴールドやイエローゴールドをベースにそんな「ティファニー ハードウェア」コレクションに、ネックレス5型、ピアス2型、ブレスレット2型、リング2型の新作ジュエリーが仲間入り。いずれも18Kのホワイトゴールドやイエローゴールドをベースとしたデザインに、上品な煌めきを放つパヴェ ダイヤモンドをセットした。ケージ リングに煌めくパヴェ ダイヤモンドをセットブレスレットやイヤリングでは、「ティファニー ハードウェア」のアイコニックなゲージ リンクを包み込むようにして、贅沢にダイヤモンドをセット。指元を彩るリングでは、ゲージ リンクをなぞるように配したダイヤモンドが繊細な輝きを放っている。ネックレスは、ホワイトゴールドとイエローゴールドに加え、あたたかみのあるローズゴールドも用意。ケージ リングを連ねた定番のデザインで、ペンダントトップに当たるパーツのみにパヴェ ダイヤモンドをあしらい、メタルとダイヤモンドの輝きが互いに際立つデザインに仕上げている。詳細「ティファニー ハードウェア」新作ジュエリー発売日:2024年3月1日(金)取扱店舗:全国のティファニーストア、公式オンラインストアアイテム例:・ティファニー ハードウェア リンク ブレスレット パヴェ ダイヤモンド (ホワイトゴールド、ダイヤモンド) 12,650,000円・ティファニー ハードウェア リンク ピアス パヴェ ダイヤモンド (ホワイトゴールド、ダイヤモンド) 5,060,000円・ティファニー ハードウェア リンク リング パヴェ ダイヤモンド (イエローゴールド、ダイヤモンド) 2,013,000円・ティファニー ハードウェア グラジュエイテッド リンク ネックレス パヴェ ダイヤモンド (ローズゴールド、ダイヤモンド) 6,710,000円
2024年03月07日ティファニーは、二ューヨークの力強さとスピリット、そしてストリートにみなぎるエネルギーをジュエリーに込めた「ティファニー ハードウェア」コレクションから、新作ウォッチを発表しました。ティファニー ハードウェア ウォッチ (18Kローズゴールド、ダイヤモンド、ホワイト マザー オブ パール、ケース径 24.5mm、クォーツ式) 269万5,000円(税込)大胆でありながら洗練されたデザインが特徴の新作「ティファニー ハードウェア」ウォッチは、スイスで職人により手作業で製作され、アイコニックなゲージ リンク ブレスレットと、ホワイト マザー オブ パールのダイヤル、ブリリアント カットが施されたダイヤモンドがあしらわれています。ウォッチの留め具はデザインの中に滑らかに馴染みつつ、伝説的な「ティファニー ダイヤモンド」から着想を得たファセット カットのサファイヤガラス クリスタルが目を引くデザインとなっています。ティファニー ハードウェア ウォッチ ホワイト (ステンレス スチール製、シルバー、ダイヤモンド、ケース径 24.5mm、クォーツ式) 57万7,500円(税込)ティファニー ハードウェア ウォッチ ティファニーブルー (ステンレス スチール製、シルバー、ダイヤモンド、 ケース径24.5mm、クォーツ式) 57万7,500円(税込)「ティファニー ハードウェア」コレクションの新作ウォッチは、2023年5月15日より全国のティファニー ブティックで発売します。
2023年05月18日ティファニー(Tiffany & Co.)から、アイコンジュエリー「ティファニー ハードウェア」の新作が登場。1971年のアーカイブから生まれたアイコンジュエリー「ティファニー ハードウェア」は、アメリカ・ニューヨークから着想して生まれたブランドのアイコンジュエリー。1971年のアーカイブジュエリーから、ユニセックスなブレスレットをインスピレーション源としてピックアップし、ニューヨークのインダストリアルな街の印象と、都会で生きる強いスピリットを持った女性をイメージしたジュエリーを製作。クラシックでありながらエッジをきかせたデザインが特徴だ。“引き伸ばした”リンクが特徴新作は、I.D.ブレスレットからヒントを得たもの。18Kゴールドのブレスレットやドロップピアスは、リンクを引き伸ばした遊び心あふれるデザインで登場する。ロング リンク ピアスは、18Kローズゴールド、18Kイエローゴールド、スターリング シルバーの3色ので展開だ。いずれもデビューコレクション同様に、クリーンかつシンプルなシェイプで、重ね付けしたり様々なアレンジが楽しめる。【詳細】「ティファニー ハードウェア」新作・ティファニー ハードウェア リンク ブレスレット(18KRG) 555,000円+税・ティファニー ハードウェア ダブルロング リンク ピアス(18KRG) 260,000円+税・ティファニー ハードウェア ダブルロング リンク ピアス(18KYG) 260,000円+税※すべて予定価格。【問い合わせ先】ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インクTEL:0120-488-712
2019年05月16日ティファニー(Tiffany & Co.)の「ティファニー ハードウェア」コレクションに新作が登場。「ティファニー ハードウェア ブレスレット 18KRG」(55万5,000円)二ューヨークの力強さ、ストリートにみなぎるエネルギーに着想を得て生まれた「ティファニー ハードウェア」コレクション。今回発売される新作は、クラシックな「I.D.ブレスレット」のシルエットから着想を得たブレスレットと、同コレクションのアイコニックな“ゲージ リンク”を引き伸ばしたデザインが特徴のドロップイヤリング。ニューヨークのインダストリアルなスピリットがミニマルでクリーンなデザインへと昇華されている。「ティファニー ハードウェア ダブル ロング リンク ピアス 18KRG」「ティファニー ハードウェア ダブル ロング リンク ピアス 18KYG」(各26万円)
2019年05月13日女として生きていることに、息苦しさを感じることはありませんか?職場での責任は男女にあるとしても、家庭を持てば仕事との両立を考えるようになったり、年齢をかさねていくことをプレッシャーに感じたり…。目に見えない何かに押しつぶされそうになることもありますよね。そこでおすすめしたいのが、日々の暮らしから「逃げる」ことをポジティブに表現した、コロンビアの新しいウィメンズコレクションです。 コロンビアの新しいウィメンズコレクションとは? 2019年春夏から登場するコロンビアの新しいウィメンズコレクション「ESCAPE with Columbia」は忙しい毎日から「自然の中に逃げる」ことを提案しています。 現代の女性は求められることがとっても多く、それに応えようと奔走し、息つく暇も持てない人が多いのではないでしょうか。 自由で開放的な自然は、自分らしく軽やかに過ごせる場所であり、頑張らなくても戦わなくてもいい場所。「ESCAPE with Columbia」を身にまとうことで、全てから解き放たれたような気持ちを味わえるといいます。 アンバサダーにはモデルの「Loveli(ラブリ)」を起用! ブランドアンバサダーをつとめるのはモデル、タレント、アーティストとしてマルチに活躍しているラブリさん! 最近では想いを言葉で表現する文筆家として個展なども開催。肩書きにとらわれず、自分をあらゆる手段で表現しようと挑戦している姿が、女性たちの背中を押してくれます。 彼女自身も旅行に出かけたり、富士山登頂に挑戦したりと自然にESCAPEしているよう。まさに「ESCAPE with Columbia」のコンセプトを体現している存在です。 「ドアの向こうは全てアウトドアである」 コロンビアはアウトドアブランドの中でも珍しい女性リードのブランドで「ドアの向こうは全てアウトドアである」を信念のひとつにしています。 アウトドアと聞くと、山登りやキャンプを思い浮かべる人もいますよね。だから「私にはハードルが高そう」「そこまでする体力がないし…」と敬遠してしまう人も多いかもしれません。 でもコロンビアは公園でお散歩したり、お花見したり、旅行に出かけたりなど「ドアの向こう」に一歩出かけることがすでにアウトドアなのだといいます。ドアの外に出て自然の新鮮な空気を吸い込み、目の前にあることを感じて感情をありのままに受けとめること。それこそが、すばらしい体験なのだと伝えています。 また自然の中では雨や風が強かったり、日焼けが気になったりすることもありますが、ESCAPE with Columbiaはそうした自然のダメージから守る機能をしっかり備えています。「逃避行中」の間も女性たちが快適に過ごせるようサポートしてくれるので、心から安心できるんですね。 ESCAPE with Columbiaは私たちに「ドアの向こう」のアウトドアは難しいものでないこと。逃げるのはネガティブでなく「感じること」なのだと教えてくれているのかもしれません。 ESCAPE with Columbia
2019年02月19日ティファニー(Tiffany&Co.)から誕生した、新作ファッション ジュエリー コレクション「ティファニー ハードウェア」。1971年のアーカイブ&NYの街並みを着想源にブランドの新たなアイコンとなる「ティファニー ハードウェア」コレクションのインスピレーションとなったのは、アメリカ・ニューヨーク。インダストリアルなイメージが強い街の姿と、都会で生きる強いスピリットを持った女性をイメージし、クラシックでありながら鋭いエッジをきかせたデザインを完成させた。新コレクションの理想の形へ近づけるため、目を向けたのは1971年のアーカイブ。その中からユニセックスなブレスレットをキーワードとして選んだ。ボリューム感で洗練さを纏う「ティファニー ハードウェア」「ティファニー ハードウェア」コレクションは、イヤリング・リング・ネックレス・ペンダントと幅広いバリエーションが揃う。ティファニーの従来のイメージより、ハードでモダンな仕上がりだ。また、重量感もポイントとなっていて、腕に一つ、指に一つ差すだけで全体の印象を大きく変えてくれる。バックからフロントにかけサイズが変わる「チェーンネックレス」小さなリンクをつなぎ合わせた「チェーンネックレス」は、バックからフロントにかけて徐々にサイズが大きくなる仕組み。18Kゴールドを大胆に使用し、誰もが秘めている反逆者の心を表現した。前後左右どこから見ても同じ「トリプル ドロップ イヤリング」小さな球体を並べた「トリプル ドロップ イヤリング」は、ユニークなキャッチの仕組みにより、纏うと前後左右どこから見ても同じ対称なデザインに。”Tiffany&Co.”のロゴ入り南京錠付き「ラップ ブレスレット」「ラップ ブレスレット」は、”Tiffany&Co.”のロゴ入り南京錠のモチーフとボールをあしらった。これらのパーツは、取り外しが可能で、自由自在なスタイリングが楽しめる。レディー・ガガがビジュアルモデルとして登場ビジュアルには、レディー・ガガを起用。「ニューヨークでは、ティファニーが最高だということ、そして魔法が起こる場所であるということを、誰もが当たり前のように知っています。ティファニーは、最も信頼できるアイコニックなブランドでありながら、時代と共に発展や進化を続けています。私にとって、ティファニーはタイムレスなアメリカンジュエリーの象徴です」と動画の中で、ティファニーのエピソードを語っている。水原希子&佑果、EXILE/三代目J Soul BrothersのNAOTOもムービーに参加また、日本のセレブリティが登場するショートムービーも公開。ファッション界で活躍する水原希子&佑果姉妹、EXILE/三代目J Soul BrothersのNAOTO、そして”ミレニアムズ”の岩崎拓磨、Licaxxx、ローレン・サイにフィーチャーした。ロサンゼルスで撮影された動画では、チャレンジしていることや目標など、それぞれの思いを語っている。出演:水原希子&佑果出演:NAOTO(EXILE/三代目 J Soul Brothers)「ティファニー ハードウェア」記念パーティーが東京で「ティファニー ハードウェア」の発売を記念して、2017年6月14日(水)東京でパーティーを開催。会場には、新ジュエリーをモチーフにした大きなオブジェを設置。駆けつけらたモデルの水原佑果、TAIKI、ローレン・サイといった面々が、このオブジェの前でライブフォトシューティングを実施。また、江原美希、栗原類、吉田沙世といった人気モデルたちも会場へ足を運び、イベントを盛り上げた。【アイテム詳細】ティファニー ハードウェア発売日:2017年4月28日(金)※5月3日(水)からオンラインストアで発売取り扱い:ティファニー直営店価格:・ラップ ネックレス 1,910,000円+税・グラジュエイテッド リンク ネックレス 1,340,000円+税・ラップ ブレスレット 920,000円+税・ラージ リンク ブレスレット 850,000円+税・トリプル ドロップ ピアス 355,000円+税【問い合わせ先】ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インクTEL:0120-488-712
2017年02月05日○NVIDIA GPUのCompute CapabilityNVIDIAはGPUの世代ごとに偉大な科学者の名前を付けており、このシリーズの初代が「Tesla」、そして2代目が「Fermi」、そして、3代目が「Kepler」で、最新の4代目は「Maxwell」という名前が付けられている。また、この後は「Pascal」、そして「Volta」と名付けられることになっている。Tesla、Fermi、Kepler、Maxwellと順に開発してきたこれらのGPUは、ある意味では、CPUと同様に、上位互換になっており、前のGPUで動いたPTXコードはそのまま動くようになっているが、ハードウェアの中身は大きく変わっている。また、NVIDIAのGPUの場合は、PTX命令はGPUで直接実行されるのではなく、GPUドライバが、本当のマシン命令に翻訳したものをGPUハードウェアに供給するという仕組みになっている。マシン命令とPTXはかなり近いといわれるが、GPUの世代によって、同じPTX命令が異なるマシン命令あるいはマシン命令の列に翻訳されて実行されることがあり得る。これはハードウェアの違いを隠して、同じプログラムを実行させられるという点ではうまいやり方であり、ハードウェアが急速に進歩しているGPUでは、このようなやり方を取らざるを得ない点もある。しかし、逆に言うと、PTXというベールを通してGPUハードウェアを見ることになるので、ハードウェアの構造が分かりにくいという面があり、この記事のようなハードウェアの解説を書くことを難しくしている。そして、NVIDIAのGPUは世代ごとに、そのハードウェアの作りやハードウェアの物量はかなり変わってきているので、NVIDIAはCompute Capability(CC)という形でどのような違いがあるのかをまとめている。CCはTeslaが1.0~1.3(図3-46、3-47には含まれていない)まで、Fermiが2.x、Keplerが3.x、そしてMaxwellが5.xとなっている。例えば、CC 1.xでは、グリッドは2次元までであったが、2.0以降では3次元のグリッドが扱え、ブロックに含む最大スレッド数も512から1024に増加している。また、SMが扱えるブロック数は、Fermiでは8個であったが、Keplerでは16個、Maxwellでは32個と世代ごとに倍増している。また、倍精度浮動小数点数が扱えるようになったのはCC 1.3以降であり、CPUとGPUのメモリの統一アドレスが可能になったのはCC 3.0以降、GPUで実行される関数から、GPUで実行される関数を呼び出すDynamic Parallelismが使えるのはCC 3.5以降といった具合である。
2016年03月18日ディラックは9日、台湾SilverStone製のハードウェアRAIDカード「SST-ECS03」を発売した。店頭予想価格は7,000円(税別)。内部にSATA 6Gbps対応ポート×2基を備えるハードウェアRAIDカード。RAIDコントローラに「ASMedia1062R」を搭載し、対応RAIDモードは、RAID 0 / 1 / SPAN、および非RAID。 SATAポートマルチプライアーコマンドベーススイッチングに対応する。対応スロットはPCI Express 2.0 x2スロット。基板はロープロファイル設計のため小型だ。本体サイズはW110×D82×H21mm、重量は95g。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1。
2016年03月09日米AMDはこのほど、世界初のハードウェア仮想化対応をうたうGPU「FirePro S7150」を発表した。日本国内ではエーキューブが取り扱い、2月下旬ごろの発売を予定する。「マルチユーザーGPUテクノロジー(MxGPU)」を搭載し、最大16ユーザーの同時利用に対応するGPU。複数の仮想マシンからのI/O要求をハードウェアベースで処理することにより、性能を大幅に向上したという。また、高精度/高品質のGPUスケジューリングロジックをユーザーに提供するほか、ハードウェアのメモリ分離ロジックを通じて、ある1つの仮想マシンからほかの仮想マシンへのアクセスを防ぎ、アプリケーションデータの整合性を保持するという。メモリは256bit接続の8GB GDDR5。単精度演算性能は3.77TFLOPS、倍精度演算性能は250GFLOPS。最大消費電力は150W。対応APIはOpenGL 4.4、DirectX 11.1、OpenCL 2.0。対応HypervisorはVMware ESXi 6.0。対応OSはWindows 7 / 8.1、Linux。さらに2基の「FirePro S7150」を搭載した「AMD FirePro S7150×2」も合わせて発表。16GB GDDR5メモリを搭載し、最大32ユーザーまでの同時接続に対応する。単精度演算性能は7.54TFLOPS、倍精度演算性能は500GFLOPS。最大消費電力は275W。
2016年02月03日アスクは11日、Synology製のNASサーバとして、ハードウェア暗号化エンジンを備える2ベイモデル「DiskStation DS216」を発表した。12月下旬から発売し、店頭予想価格(税別)は50,000円台前半の見込み。HDDはユーザー側で別途用意する。3.5インチ/2.5インチHDDを2台内蔵できるNASサーバ。HDD用トレイが付属し、ツールレスでHDDを取り付けられる。ハードウェア暗号化エンジンを備えており、ビジネス向けのメールサーバやVPNサーバなどの用途にも適している。iOSやAndroid用の専用アプリを使い、ルーターのポート転送設定なしで外部からのアクセスを可能にする「クイックコネクト機能」もサポート。OSには「DiskStation Manager(DSM)」を採用している。データのバックアップやファイル共有といった機能のほか、専用のアプリも多数用意。専用アプリをインストールすることで、機能拡張を図れる。RAID 0 / RAID 1 / Synology Hybrid RAID / Basic / JBODも設定可能。転送速度はリード平均112.79MB/s、ライト平均111.18MB/s(RAID 1時)。8TB HDDも搭載可能で、最大容量は16TBまで対応する。ネットワークカメラ用のサーバとしても利用でき、専用アプリケーション「Surveillance Station」を使ってリアルタイム監視や記録データのタイムラインビューなどを行える。対応IPカメラ台数は16台までで、対応フレームレートはH.264時で最大2,591×1,944ドット/60fps、MJPG時で最大2,591×1,944ドット/30fps。CPUはMarvell Armada 385 88F6820(1.30GHz)、メモリはDDR3 512MB。92mmの冷却ファン×1基を内蔵し、インタフェース類はGigabit Ethernet対応有線LAN×1基、USB 3.0×2基、USB 2.0×1基を装備。最大ユーザーアカウント数は2,048、最大同時接続数は128。本体サイズはW108×D233.2×H165mm、重量は1.3kg。
2015年12月14日第4回目からは技術的な内容です。まずは、ハードウェアの構成について紹介します。「早く本題のコンピュータビジョンについて解説してくれよ!」という方、もう少しお付き合いください。○概要下図にカメラとコンピュータの概略を示します(赤字は必須)。まず、入射光中から不要な反射光(水溜まりや窓ガラスなどによる反射)を偏光フィルタ(PLフィルタ)によりカットします。そして、レンズを通って来た光を、撮像素子上のマイクロレンズで各画素ごとに集光し、撮像素子上のカラーフィルタを通って撮像素子で電荷に変換します。電荷は、デジタルデータに変換された後、コンピュータに入力されます。その後、メモリ上のデジタル画像データをCPU、必要に応じて専用プロセッシングユニット(GPUなど)を用いて処理します。○コンピュータの構成PCPCで処理する場合は、デスクトップPC、あるいはノートPCが図1のコンピュータに該当します。専用プロセッシングユニットは、NVIDIA社製のGPU(Graphics Processing Units)が有名で、CUDAと呼ばれるGPU向けの開発環境が提供されています。オープンソース画像処理ライブラリのOpenCVでは、一部ではありますがCUDAに対応した処理が用意されています。近年、機械学習の分野で注目を集めているDeep Learning(深層学習)のフレームワーク(CaffeやChainerなど)でもGPUを用いることで高速処理が可能になっています。スマートフォン、タブレット、組込み機器スマートフォン・タブレットや、自動車やドローンなどの組み込み機器では、計算リソースがPCと大きく異なります。モバイル機器では、消費電力、発熱、コストに対してシビアなため、一般的にPCやスマートフォンより非力なCPU、容量の小さなメモリを使うことになります。そこで専用プロセッシングユニットがリアルタイム処理で重要となります。モバイル機器では、画像処理専用のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、モバイル向けのGPU(NVIDIA社のTegraや、ARM社のMali)を使うことになります。それらを1チップにまとめたSoC(System on Chip)を用いることもできます。製品の販売台数が多く、かつ独自の処理をハード化したい場合は、ASIC、SoCを開発するという手もあります。しかし開発コストが高額であるため、販売台数が少ない場合には既製品のSoC、あるいはプログラマブルなFPGAを用いたほうが良いでしょう。○撮像素子撮像素子には、CCDセンサーとCMOSセンサーがあります。どちらもフォトダイオードで入射光を電荷に変換する点では同じです。光を集光するためのマイクロレンズ、カラー画像を撮像するためのカラーフィルタが各画素上に組み込まれていることも同じです(マイクロレンズ、カラーフィルタは、撮像素子製造時に撮像素子上に実装されますので、ユーザーはあまり意識する必要はないのですが、撮像素子の仕組みを理解することを目的に本連載では触れています)。CCDセンサーCCDセンサーは、各画素で電荷をバケツリレーで伝送し、別チップのA/Dコンバーターでデジタルデータに変換します。CCDセンサーは、ノイズが少ないのですが、構造が複雑であるためCMOSセンサーに比べて一般的に高価です。また、バケツリレーで電荷を伝送するため、撮像素子の解像度が高すぎると、バケツリレーが間に合わなくなってしまうという問題や、電荷が飽和してしまうと周囲の画素にその電荷が漏れ出してしまうスミアという現象が発生してしまいます。CMOSセンサー一方、CMOSセンサーは、各ピクセルが独立して電荷を増幅したり、A/D変換回路を持ち、デジタル信号を出力します。構造がシンプルで汎用的な半導体製造技術を用いることができるため、CCDに比べ安価なセンサーです。ノイズ除去回路などさまざまな機能を撮像素子に組み込むことができることも大きなメリットです。昔は、CMOSはノイズが多いと言われていましたが、近年では実用的にまったく問題ないレベルの画質で撮像することができます。単板式図1のカラーフィルタとして、図2に示すベイヤーパターンと呼ばれる赤、緑、青を交互に各ピクセル上に配置したフィルタを用いる方式です。この方式では、近傍の画素の情報を用いて補間演算によりベイヤーパターンから色を復元するデモザイキングという処理が必要になります。USBカメラなどでは、CMOS撮像素子内またはカメラモジュール内でデモザイキングを施し、カラー画像が出力されるので、ユーザーはあまり気にすることはないでしょう。きれいなカラー写真を撮るという以外の特定の用途向けに、ベイヤーパターン以外のカラーフィルタを用いることもあります。たとえば、自動車向けのカメラセンサメーカーとして有名なMobileye社は赤(R)とクリアー(C)を組み合わせたフィルタ(RCCC、RCC)を採用しています。潤沢な資金が用意できる場合は、特注のフィルタを組み込んだ撮像素子を、撮像素子メーカーに作ってもらうこともできるでしょう。また、カラー情報が一切必要なくモノクロで良いのであれば、モノクロの撮像素子を選択することをお勧めします。カラーフィルタは抽出したい色の周波数帯以外の光をカットしてしまいます。つまり、カラーフィルタにより撮像素子に届く光量が減ってしまいます。モノクロ撮像素子は、カラーフィルタによる光の減衰が無いため、暗い環境でノイズの小さい画像を撮ることができます。3板式ベイヤーパターンでは、赤、青、緑を交互に各ピクセル上に配置するため、デモザイキング処理が必要でした。デモザイキング処理は、近傍の画素の情報を用いて補間演算が必要です。この「補間演算」が原因で、画像にボケが発生してしまいます。この問題を解決するのが3板式です。名前のとおり、撮像素子を3枚用います。プリズムで色を三原色(RGB)に分解し、それぞれの色を各撮像素子で撮像します。この方式では、よりリアルで高精細な画像を撮影することができますが、サイズが大きく、高価であることから放送局向けなどのプロ用機材に限られています。○撮像素子のサイズデジタルカメラでは、フルサイズ(35mm)、APS-H、APS-C、フォーサーズ、CXフォーマット、2/3インチ、1.7/3、1/1.7、1/2.33などさまざまなサイズがあります。スマートフォンでは、1/2や1/2.6などの撮像素子が用いられ、自動車用途では1/3といったより小さい撮像素子が用いられます。画質的には、撮像素子が大きい方が有利です。撮像素子が大きいということは、各画素のサイズも大きくなるため、その分各画素が受ける光量が多くなる訳です(画素数が同じという条件で)。しかし、撮像素子が大きくなると、レンズも大きくなり、価格も高くなってしまいますので、大きさ、価格、必要な解像度などを考慮して撮像素子を選定すると良いでしょう。コンピュータビジョンに必須なカメラ、コンピュータの構成を理解していただけたでしょうか? 普段はあまり意識する必要のない内容ですが、カメラやレンズ、プロセッサーを選定する際に必要になることもありますので、頭の片隅に留めておいてください。著者プロフィール樋口未来(ひぐち・みらい)日立製作所 日立研究所に入社後、自動車向けステレオカメラ、監視カメラの研究開発に従事。2011年から1年間、米国カーネギーメロン大学にて客員研究員としてカメラキャリブレーション技術の研究に携わる。現在は、日立製作所を退職し、東京大学大学院博士課程に在学中。一人称視点映像(First-person vision, Egocentric vision)の解析に関する研究を行っている。具体的には、頭部に装着したカメラで撮影した一人称視点映像を用いて、人と人のインタラクション時の非言語コミュニケーション(うなずき等)を観測し、機械学習の枠組みでカメラ装着者がどのような人物かを推定する技術の研究に取り組んでいる。また、大学院での研究の傍ら、フリーランスとしてコンピュータビジョン技術の研究開発に従事している。専門:コンピュータビジョン、機械学習
2015年12月01日NECは、CPUやメモリなど主要なハードウェアをすべて二重化し、システム停止のリスクを低減した無停止型サーバ「Express 5800/ftサーバ」の新製品2機種を10月13日から販売すると発表した。価格は、236万9,000円~(税別)。販売されるのは、「Express5800/R320e-M4」と「Express5800/R320e-E4」の2機種。新製品は、最大12コアの最新CPUの搭載により、処理性能を従来機比20%向上させたほか、16GbpsのFCや12GbpsのSASの対応により、外部ストレージへの転送速度を従来機比最大2倍に高速化した。また、サーバ1台当たりの運用可能な仮想サーバ数を従来機比1.2倍に拡大し、設置スペースや運用コストを削減している。そのほか、冷却設計の最適化により、動作環境温度を従来モデルより5度緩和し、40度環境での動作保証を実現したほか、バックアップ装置接続用のUSBポートを搭載することで従来のテープ媒体に加え、持ち運び可能なRDXへのバックアップを可能にした。
2015年10月13日NECは2月27日、ICTを活用して社会インフラを高度化する「社会ソリューション事業」を支えるものづくり力の強化に向け、国内のハードウェア開発・生産拠点を再編すると発表した。具体的には、携帯電話端末などを開発・生産する埼玉日本電気の機能を、2016年度末までにNECグループ内のハードウェア開発・生産拠点に移管する。埼玉日本電気の従業員数は約500名。また、車載機器などを開発・生産する長野日本電気の機能を、2016年度末までにNECプラットフォームズに移管する。長野日本電気の従業員数は約190名。同社は2014年7月に、キーテレフォン/IP-PBXやPOS端末などを開発・生産・販売するNECインフロンティアおよびNECインフロンティア東北、ブロードバンドルータや車載機器などを開発・生産するNECアクセステクニカ、サーバやストレージなどを開発・生産するNECコンピュータテクノの4社を統合し、新会社「NECプラットフォームズ」を発足するなど、ものづくり発の顧客価値創造に向けたグローバルSCM体制の拡充を進めている。今回の再編はこうした取り組みの一環であり、各拠点が強みを有する無線通信技術や高密度実装技術、高信頼性製品生産技術などのものづくり技術を融合すると共に集中投資を行うことで、グローバル競争力のある製品の創出を図る。
2015年02月27日Aldecの日本法人であるアルデック・ジャパンは、ハードウェアエミュレーションソリューションのソフトウェアの最新版「HES-DVM 2014.12」を発表した。同ソフトウェアは社内開発のボードにも、同社の「HES-7」のような商用のSoC/ASICプロトタイピングボードにも適用できるユニークなエミュレーションソリューションで、エミュレーションを高速化し、SystemVerilog DPIをインタフェースとした使いやすいシステムとなっている。高度なSoCプロジェクトなどで検証プロセスの拡張性を高め、さらなる時間短縮につなげることができる。また、SCE-MIのファンクションベースエミュレーションフローを大きく進歩させており、ユーザーは自前のOVM/UVMシミュレーションフローにハードウェアエミュレーションを導入できる。さらに、DPI-Cのエクスポートタスクがサポートされ、信号値の強制やplusargsのコンパイルなどの新機能も使えるようになった。そして、同社のHESエミュレータインザループでも、OVM/UVMのテストベンチを再利用できるだけでなく、エミュレータでデザインのシミュレーションを高速化できる。加えて、DPI-C関数の定数引数を最適化し、SCE-MI Clocks Turbo Modeと呼ばれる自動クロックリスケールを導入することで、OVM/UVMシミュレーションアクセラレーションインタフェースも大幅に高速化した。こうした改善点によって、SCE-MIトランザクタをFPGAにインプリメントする際に使うチップリソースも小さくなり、エミュレーション実行全体の所要時間も大幅に短縮された。この他、デザイン設定ツールのDesign Verification Manager (DVM) に数多くの新機能が追加され、性能も強化されている。
2015年01月23日バッファローは10日、ハードウェア暗号化機能を搭載するUSB 3.0対応の法人向けUSBメモリを、OS Xでも使用できるようにする「RUF3-HSアップデーター」(Ver.1.00)を発表した。同社のWebサイトからダウンロードできる。このアップデータを対象のUSBメモリに適用することで、WindowsとMac間の異なるプラットフォームでのデータ交換などが可能になる。アップデートはWindows環境で行う。アップデート方法は、該当の「RUF3-HSアップデーター」をダウンロードして使用するか、集中管理対応製品用管理ソフトウェア「SecureLock Manager2」(Ver.1.23以降)から行う。対象となるUSBメモリは、管理ツールに対応する「RUF3-HSシリーズ」と、同機のウイルスチェックモデル「RUF3-HSTV」シリーズ、「RUF3-HSTV3」シリーズ、「RUF3-HSTV5」シリーズ。「RUF3-HSシリーズ」では「コピーガード機能」、「ファイルアクセスログ機能」が、ウイルスチェックモデルでは上記に加えて「コピーガード機能」が、OS X環境下で使用できない。そのほか、管理ツール非対応モデルの「RUF3-HSL」シリーズと、同機のウイルスチェックモデル「RUF3-HSLTV」シリーズ、「RUF3-HSLTV3」シリーズ、「RUF3-HSTV5」シリーズも対象になっている。ウイルスチェックモデルの「ウイルスチェック機能」はOS X環境下では使用できない。
2014年12月10日●ものづくりの「聖地」目指すDMM.comは10月31日、総額約5億円の費用を投じ、ハードウェア・スタートアップの新拠点「DMM.make AKIBA」を東京都・秋葉原に開設すると発表した。運営開始の11月11日に先立ち、同日、記者向けに施設の一部が先行公開された。コンセプトは、「モノを作りたい人が必要とする、全てを」。最新の業務用3Dプリンタや3D CAD、各種計測機器、試験機器など、量産に必要な約150点の機材を設置。設計から小ロット生産までに必要な設備を1拠点に集約し、ハードウェア・スタートアップを総合的に支援する、ものづくりの「聖地」を目指す。「DMM.make AKIBA」は、富士ソフト秋葉原ビルの10階~12階を改修して開設。ハードウェアの開発、環境試験、量産試作、小ロット量産までが行える「DMM.make AKIBA Studio」、ハードウェア開発のコンサルティングを行う「DMM.make AKIBA Hub」、シェアオフィスやイベントスペースを備える「DMM.make AKIBA Base」の3機能で構成され、それぞれ同ビルの10階、11階、12階に分かれている。富士ソフト秋葉原ビルは、東京都千代田区神田練塀町3に所在。運営はDMM.comが担当する。施設を見学できるオープン前ツアーへの申し込みも同日より開始する。○DMM.make AKIBA Studio「DMM.make AKIBA Studio」は、ハードウェアの開発に必要な最新機材が揃う、実際の"ものづくり"が行えるワークスペース。全体の広さは624.57平方メートル。電子工作や量産試作の開発に必要な基板実装や業務用3Dプリンタなどの大型機械に加え、熱衝撃や恒温恒湿、荷重破壊、水圧試験、技適基準適合、HDMIやUSBなどの試験機などを揃える。専属スタッフが常駐し、操作に一定の知識や技術が必要な設備にはサポートが入るほか、操作に関する講習を受講し合格すれば、利用者自身で機材を操作することも可能だ。○DMM.make AKIBA Hub「DMM.make AKIBA Hub」は、ハードウェア開発、販売に関するコンサルティング窓口。「DMM.make AKIBA Studio」およびDMMの3Dプリント設備を使った造形の相談、部品や工場選定など製造の相談、試作製造や起業資金調達の相談などを受け付ける。広さは354.15平方メートル。○DMM.make AKIBA Base「DMM.make AKIBA Base」はオフィススペース、イベントスペース用のフロア。「TeamRoom」と呼ばれる25の個室エリアは各部屋にテーブルとイスが用意され、3名以上で利用できる。「FreeAddress」と呼ばれるイベントスペースは、バーカウンターも設置され、カフェのような印象。約60名が着席できるスペースにプロジェクタを用意し、セミナーや新製品発表会の場としても利用できる。今後は飲食サービスの提供も予定する。TeamRoomでは会社登記や所在表記、郵便受取などの法人業務が可能で、FreeAddressでもオプション契約で上記業務に対応する。なお、TeamRoomの利用には面接が必要。全体で1,134平方メートルの広さとなる。●「DMM.make AKIBA」を利用するには?施設を利用するには、同施設の会員登録と、初期費用、月額料金が必要。対象利用者は、20歳以上のハードウェア開発志望者や起業志望者で、10月31日より利用者の募集を受け付けている。利用期間は最短2カ月間から。基本料金は、オフィススペース「DMM.make AKIBA Base」のFreeAddress自由席が初期費用40,000円、月額料金20,000円。TeamRoom3(利用可能人数3名)が初期費用240,000円、月額料金120,000円。TeamRoom6(利用可能人数6名)が初期費用480,000円、月額料金240,000円。ワークスペース「DMM.make AKIBA Studio」の利用は初期費用30,000円、月額料金15,000円。「DMM.make AKIBA Base」と「DMM.make AKIBA Studio」の両方を利用する場合(Studio+Baseプラン)は、初期費用60,000円、月額料金30,000円。なお、TeamRoom契約者は「DMM.make AKIBA Studio」も利用できる。なお、FreeAddressおよび「DMM.make AKIBA Studio」、Studio+Baseについては、11月10日までに利用申し込みを行うと、初期費用および2015年1月まで約3カ月の月額料金が無料となる。△:Lockerオプション契約者は利用可能。▲:事前購入資材のみ一時預かり可○あとは『モノを作りたい』気持ちだけ(DMM.com 吉田氏)「DMM.make AKIBA」には、ネット接続型の家電製造メーカーCerevo、IoT関連のスタートアップ向けに投資を行うABBALabが、10月31日付で移転。施設運営や造形設備はDMM.comが担当するが、Cerevoは同施設に導入する設備監修を行っており、開設後も電子機器設備の運営やノウハウ提供を担当する。また、「DMM.make AKIBA」の設備を使用した製品開発も行う。設備の監修はCerevo代表取締役の岩佐琢磨氏が行った。2007年に設立したCerevoは、当時から小ロット生産によるハードウェアを開発してきた。「DMM.make AKIBA」では、Cerevo設立当時に、スタートアップが利用できるこのような施設があれば、という思いも踏まえ、導入設備などを考えたという。企画検討から回路設計、3D設計、試作試験など、ハードウェア製品はプロダクトを量産化させるまでに多くの設備が必要だが、「DMM.make AKIBA」では、ベア基板製造や金型作成、量産立ち上げラインを除く全工程が行える。「DMM.make AKIBAは道場に似ている。黒帯の人もいれば、気軽な気持ちでとりあえずやってみようと門を叩く人もいると思う。利用者だけでは難しい部分はサポートもする。『作りたい』という気持ちが大事」(岩佐氏)。ABBALabは、IoTハードウェア分野のスタートアップ企業やエンジニア向け投資プログラム「ABBALab Farm プログラム」を提供する。プログラムの対象となった企業やエンジニアには、製品の試作や生産モデルの開発など、段階に応じて必要な資金提供やスキル教育の支援を行う。資金提供プログラムは、同社が主体となる予算型と、利用者が法人化し主体となる投資型を用意。プロトタイプ作成後、クラウドファンディングなどでの少量生産、審査などを経て、適量生産モデル化した際にリターンを回収する。デモイベントの運営や、メジャーメーカーとのアライアンスもサポート予定だ。企業・エンジニア向け投資プログラムを担当するABBALab代表取締役の小笠原治氏は、ものづくりをトータルでサポートする同施設の利用者は「作らない言い訳はできない」と語る。「せっかくの技術を職場の企画書だけで終わらせず、実現して欲しい。お金の言い訳をする方もいる。電子工作なら数千円、数万円程度だが、製品化となると数十万円、数百万円が必要。でも数百万円で悩んでいるのであれば、ここへ来て手を動かして欲しい」(小笠原氏)。実際の運営に携わるDMM.comの3Dプリント事業部企画営業プロデューサーの吉田賢造氏は、ものづくりに必要な機材全てを集約した「拠点」を強調。「恒温恒湿試験機や水深30mの耐水試験が行える耐水試験機、目玉となる半田自動印刷機や自動実装機、全てが揃っている。あとは『モノを作りたい』という利用者の気持ちだけ。それだけあればモノが作れる設備を揃えた」と話す。DMM.comがDMM.make AKIBAを開設した背景は、クラウドファンディングなどに代表されるように、ものづくりのブームが到来していると説明。支援策として3Dプリントサービス「DMM 3D プリント」やハードウェア開発情報コミュニティ「DMM.make」を展開してきたが、世界に通用するものづくり支援プラットフォームとして、今回「DMM.make AKIBA」を開設した。しかし、施設開設に投じた約5億円という金額に対し、利用料金は低額に設定されている。これに関し吉田氏は「設備投資の回収という意味では正直厳しい。しかし、今後、ハードウェア開発に成功した企業へDMM.comの流通サービスの利用提案などは予定している。この施設からヒット商品を生む企業が2つ、3つと出てきてくれれば」と希望を語った。
2014年11月01日アドビシステムズは、東京都・代官山蔦屋にて、デジタルペン&定規「Adobe Ink & Slide」を発売を記念し、発売前に同ハードウェアを体験できるイベント「Adobe Ink & Slide 体験イベント」を開催している。イベント会場は、代官山蔦屋内の「GARDEN GALLERY」。会場内には「Ink & Slide」がずらりと並び、訪れた人が自由に試せるようになっている。タッチアンドトライを行っているユーザーに対しては、アドビのスタッフがカウンター越しにアドバイスを行うスタイルだ。同社の名久井舞子氏によれば、「いらっしゃる方は、ほぼ例外なくアドビのアプリケーションをお仕事などで利用してくださっている方」だという。「中でも、パッケージ製品をお使いの方からの反響が印象的でした。Creative Cloudにより、Ink & Slideを介してデスクトップとモバイルの作業がシームレスにつながるということを実感いただける機会にもなったようです」と笑顔で語っていた。また、来場者に話を聞いたところ、「Slideを最初に見た時は、定規と同じようにハードウェアにそわせて直線を引くんだと思っていたのですが、ガイドを表示させるとさっとなぞるだけで直線が引けて驚きました。iPadのアプリで直線を引くのはなかなかできないので、これはいいですね」と、その使い心地の意外さに感心していた。この体験会では、現役クリエイターによる「Ink & Slide」ライブデモが行われ、自由に観覧することも可能。取材当日の10月10日は、アドビのキャンペーンサイトなどのデザインも手がけるアートディレクター/グラフィックデザイナーの星恒明氏によるデモンストレーションが実施された。同氏は製図用途を見据えたモバイルアプリ「Illustrator Line」のブラシの種類の多さ、鉛筆風のブラシのアナログ感が好みだとして、レイヤー機能を現状搭載しない同アプリ上で着色を可能にするため、一度描いた線画をCreative Cloudのストレージにアップロードし、それを背景として読み込むというフローで描いたイラストを披露した。加えて、Slideを用いたトレース作業の実演も行った。なお、同イベントの開催は10月12日まで、開場時間は11:00~18:00。「Ink & Slide」の購入を検討している人は実際に触れて、その使用感を確かめてみてほしい。
2014年10月11日