バレエの殿堂、パリ・オペラ座バレエトップダンサーたちによる公演『ル・グラン・ガラ2023~マチュー・ガニオとドロテ・ジルベールからの贈りもの~』が7月30日(日)に愛知県芸術劇場 大ホール、7月31日(月)~8月3日(木)に東京文化会館 大ホール、8月5日(土)に大阪・フェスティバルホールで上演される。世界の頂点に燦然と輝くパリ・オペラ座バレエの中でも、格別の人気と実力を誇るダンサーが集結し、フランス・バレエのエスプリを伝えるバレエ公演『ル・グラン・ガラ』。2018年1月に第1回公演、翌2019年7月に第2回公演が行われ、今回は4年ぶりの開催。円熟期を迎え、演技やテクニックに磨きがかかるマチュー・ガニオとドロテ・ジルベールが座長となるほか、シュツットガルト・バレエ団プリンシパルのフリーデマン・フォーゲルも参加する。来日したばかりのドロテは「日本が大好きなので、再び日本を訪れることができて嬉しいです。今回は家族も一緒で、特に娘は初来日。公演が終わったら観光も楽しみたいです」と来日を喜ぶ。今回、プログラムはAとBがあり、公演回によって演目が異なる。ドロテによれば「私が踊るのは演劇的な表現力を要する作品が中心。出演者は年齢もキャリアも積んでいるエトワールなので、各々が踊りたい/チャレンジしたいと思う演目を組み入れました」。自身が楽しみにしている演目は「あえて言うなら『うたかたの恋マイヤーリング』。昨年オペラ座にレパートリー入りした新作で、もう一度踊れることが嬉しいです。割と激しい作品で、キャラクターも個性的なので、日本のお客様は驚かれるかもしれませんけれど」と笑う。2007年11月にバレエ団の顔とも言うべきエトワールに任命されて以降、一線で活躍してきた彼女は「私は舞台に立つときに、目の前にいる人のために踊る。観客数も国籍も関係なく、とにかく観てくださる方に向けて」と話す。ベストを尽くすために「柔軟性や体のライン、つま先を伸ばすこと……そんな自分の小さい頃からの弱点をどんなときも気をつけています。そしてこれまでのいろいろな経験を生かした踊りも心がけていますね」。観客へのメッセージとして、ドロテは「ぜひ大勢の方に観に来てほしいです。私たちもたくさん感動をお届けしますから、観ている間は日常の心配事などをどうか一瞬でも忘れていただきたい。作品を通して、皆さんを旅に誘いたいと思います」と話した。取材・文:五月女菜穂
2023年07月28日新国立劇場バレエ団が、こどものためのバレエ劇場2023「エデュケーショナル・プログラム」を上演する。取り上げる演目は、『白鳥の湖』。同団のレパートリーであるピーター・ライト版『白鳥の湖』を生み出した、イギリスのバーミンガム・ロイヤル・バレエによるプロダクション「First Steps: Swan Lake」の日本語版だ。オーケストラの生演奏に舞台美術、照明、衣裳も全部本公演と同じものが揃う本格的な舞台が気軽に体験できるというこの公演の見どころを、指揮者の冨田実里、主役のオデット/オディール役を演じる木村優里に聞いた。ラフな雰囲気で楽しめるバレエ──まずは吉田都芸術監督の意向で誕生したというこの「エデュケーショナル・プログラム」について教えてください。冨田その名のとおり教育的な意味合いがありまして、チーフプロデューサーの言葉を借りると、目指しているのは「10年後のお客様のことを考えて作る」ということ。小さい子供たちでも楽しんでいただけるのが大きなポイントで、その子たちが大きくなった時に、自分から「バレエを観に行きたい」と思ってもらえるようになれば、というプログラムです。今回上演する『白鳥の湖』はバレエの代名詞といえる作品ですが、何度も観たことがあるという方も、作品の新たな側面を知っていただけるような面白い取り組みだと思いますので、今からとても楽しみにしています。──全幕上演で3時間かかるところを、休憩なし、解説付きで1時間ほどにまとめて上演されるそうですね。冨田3年前にバーミンガム・ロイヤル・バレエに客演した際に、「First Steps」の舞台を観客として観ました。演目は『コッペリア』でしたが、いい意味でラフな雰囲気なんです。子供たちがわーっと騒いでいる中で演奏が始まり、MCの方が出てきて、皆どんどんバレエの世界へと引き込まれて、固くならずに自然に楽しむことができる。日本でもそういった試みができるというのはすごくいいことだと思います。これまでの「こどものためのバレエ劇場」ではなかったことですが、オーケストラが出るということも大きなポイントで、音楽の紹介、オーケストラの紹介もあります。バレエ音楽がいかに舞台と混ざり合いながらひとつの世界が作られていくかということにも触れます。それぞれの専門の人たちがひとつのところに集まってひとつの作品を作られている、というところを感じて頂けると思います。木村いま、はじめて休憩なしと知ってびっくりしています(笑)。台本を見ると、王子の心境にすごく共感できるような仕掛けがあったり、(言葉の代わりに身振り手振りで表現する)マイムの体験や照明の体験があったりと、いろいろな工夫がある。次に『白鳥の湖』を全幕で観る時、より深く作品に入っていけると思いますし、ダンサーとしてこれをどういうふうに見せていけるか、楽しみです。優れたバレエ音楽とは──短時間でさまざまな要素を見せていくとなると、出演者にとっては大変な舞台になりますね。木村王子役の男性ダンサーはハードだと思います。セリフがあったり、俳優さんと一緒にお芝居をしたり──私にも一部、マイムをしながら説明をするところがあって、今からドキドキしています(笑)。──ご自身にとって、『白鳥の湖』はどのような作品といえますか。木村踊れば踊るほど、新しい気づきがある作品です。考えさせられる余地がたくさんある。小さい頃は、身体全体を使って、鳥──白鳥を表現しようというその試みに驚いていました!羽ばたきだけでなく、角度をつけた手首が白鳥の首に見えたり、腕が首のカーブになっていたり、白鳥という生き物を動きに落とし込んでいることが衝撃で。白鳥と黒鳥を同じ人物が踊らなければならないとか、テクニックや表現についても異次元のことのように思われて、憧れましたね。冨田優れたバレエ音楽は譜面を見るだけでその情景が浮かんでくるものですが、こんな作品を書いてくれたチャイコフスキー先生には、本当にどうもありがとうと思っています。その譜面からのエネルギーを音にかえしていくのが私たちの仕事。ストラヴィンスキーは自伝の中で、動きと音楽とが織り混ざったらどんなに面白いことができるか、ということを書いていて、そうした彼らの取り組みを知って、自分も何か音を通して試していける──とても難しいことだけれど、すごくやりがいのある楽しみだと思っています。木村冨田さんはダンサーの思いを汲んでくださるので、いつも音楽に助けられています。その日の舞台の、全体の流れというものがあるのですが、音楽がそれを大きく紡ぎ出し、幕をつないでいってくれる。私たちはそれに身を委ねることもできるし、それがいい化学反応になったりもする。本当にお互いの呼吸、ですよね。冨田呼吸が合うと楽しいですよね。一体感が感じられるというのはまた、幸せな時だなと思います。そこもぜひ皆さんに体感していただきたいです。マイムを知ると、楽しくなる──舞台中、マイムの説明もあるようですが、バレエにおいてはマイムもとても重要な位置を占めている要素ですよね。木村以前踊っていたヴァージョンでは、夜の湖畔で出会った王子とオデットのふたりが手を取り合い、そこから踊りが始まります。でも、いま上演しているピーター・ライト版では、ふたりは踊りでなく、マイムを展開するんです。演劇的というか、イギリスの文化がいかに演劇を大切にしているかということを感じました。実はマイムって結構激しくて、全身運動なんですよね(笑)。本当に心と身体がひとつになっていないと伝わらないし、相手との呼吸も会話のように感じられなくてはならない。例えば、王子が何かを言いかけた呼吸を感じて、「待って」とこちらが出るのですが、そのタイミング次第で、伝わり方は全然違うんです。こどものためのバレエ劇場2023エデュケーショナル・プログラム『白鳥の湖』告知映像冨田バレエのリハーサルを見るようになってからマイムの内容を知って、マイムの場面が楽しいと思うようになりました。タイミングやスピード、間の取り方は各ダンサーで違うんです。それもまた面白いところです。指揮者としては、音楽の流れを尊重しながらマイムの流れを理解することが求められます。私に限らず指揮者の方は、マイムの部分はわりと速く演奏したがることが多くて、「そんなに速いとマイムが入らない!」と言われることも(笑)。ただ、全幕を通してのメリハリを作るために緩急をつけていく必要はあるので、踊りとマイムの力学のバランスというのは、どの指揮者も工夫しながらやっているところだと思います。──作中で、「ここは聴きもらさないで」「こういうところを見逃さないで」というところがあれば教えていただきたいのですが。冨田今回の舞台は、まさに「ここを聴いて!」「これ、面白いよ!」というところを言ってくれるんです!ぜひ、楽しかったら笑い、悲しかったら泣いてもらいたい。少し騒いでいても大丈夫。明るい雰囲気で、ぜひ自然な姿勢で楽しんでいただきたいですね。木村どういう反応をしてくれるのかな、こういう言葉を投げかけられたら何を思うのかなと、ドキドキワクワクしています。以前、こどものためのバレエ劇場として『しらゆき姫』を上演した時も、皆さん物語に没頭してくださって、客席から「しらゆきひめー!」という応援の掛け声があがったり、お手紙も、皆さんが一人ひとりそれぞれの感性で書いてくれたりしたんです。皆さんの純粋なエネルギーを嬉しく思うだけでなく、私ももっと学ばなくてはと思いました。ぜひ、その時にしか感じられない等身大の感性で、観ていただきたいですね。取材・文:加藤智子写真提供:新国立劇場<公演情報>こどものためのバレエ劇場 2023エデュケーショナル・プログラム『白鳥の湖』2023年7月28日(金)~30日(日)会場:東京・新国立劇場オペラパレス公式サイトチケット情報
2023年07月04日バレエ教室で働くセクシー女優が、講師として務めている教室に、セクシー女優として仕事をしていることが知られてしまったことをTwitterで報告した。そのセクシー女優とは、藤かんな(33)。4歳からクラシックバレエを続けており、『ヘアヌードの湖』(小学館)など、バレエをモチーフにしたヘアヌード写真集も発売している。これまでもTwitterでバレエ教室で講師を務めていることを明かし、バレエ姿を公開してきた藤。しかし6月14日、Twitterに《私はあるバレエ教室に所属してるんだけど》と投稿し、こう続けた。《最近、私、教室で浮いてる気がする。 疎外感というか、先生や他の生徒さんから距離感じるねんな・・・。 みんな、何か、知ってるのかな。気のせいか》すると、その日以降、藤のなかでバレエ教室への不信感は募っていったようだ。15日には《同じバレエ教室に通ってるマダムから、「かんなさん一体なんのお仕事してるの?」と唐突に聞かれた。マダムがそれを聞いた時、教室中が一瞬静かになった気がした。 なんか、この感じ、嫌だなぁ》と明かし、18日には《秋に、バレエ教室で発表会があるんだけど、 私には一切、声がかからなかった。 異様な感じ。 みんな私のことが見えてないみたい。この感じ、疲れるなぁ》とレッスン中のバレエ教室の画像とともにツイートしていた。そして19日、藤は《私はバレエ教室で指導もしているんだけど》と切り出し、バレエレッスンをする子供の足元が写る画像とともにこう綴ったのだ。《来月のシフト、私の知らないうちに全部決まってた。 私の指導担当日、1日もなかった。 もう何がしたいか、分かってきたよ。それにしても、あんまりだな…》そんななか25日、ついに“その時“が来たようだ。藤は《今、バレエ教室の先生から連絡があった。「かんなちゃんの仕事のことを知りました。正直戸惑っているし、ショックです」 あぁ…ついにきた》と記し、《今日の夜、先生と話すことになった》と報告。藤はその数時間後、《今から行ってくる!》と綴っている。同じくセクシー女優である月島さくらは《「ショック」この言葉に差別されている事実が詰め込まれている。していたらショックな仕事。そんな言い方をされたら、いくらなんでも酷い。AV女優だからなんだというのか。何が悪いというのか。》《AV女優は現実に差別されている。私はこういう状況をなんとかしたい。》と、藤を擁護するコメントを投稿。また、西本めいさは《私もAV女優でいながらキッズチアの講師しています》と同様の境遇を明かしていた。藤は過去にも、勤務していた副業禁止の一般企業にセクシー女優としての副業がばれ、退職したことを明かしている。
2023年06月26日背中やお尻の筋肉は普段、使われにくく、衰えがち。その結果、脂肪がつきやすく、悪姿勢の原因にも。背面の筋肉を使い、バレエの動きを取り入れた「エレコア」でバックラインを引き締めよう。背面の筋肉を伸ばして、姿勢もフォルムも美しく!もたついた背中や垂れたお尻、自分で見る機会が少ないバックラインは、気がついたときにはとても残念なありさまに。そんな悩みに応えてくれるのが、パーソナルトレーナーの隅田咲さんが考案した“エレコア”メソッド。バレエの動きをベースにした、エレガントなコアをつくるメソッドだ。「バレエのすべての動きは骨盤を直立させた姿勢で行います。この直立姿勢をつくるために背面や内ももの筋肉が使われます。また背骨をまっすぐ維持して正しいポジションを保つためには、体幹のインナーマッスルも使われます」これらは、普段あまり使われない筋肉。筋肉が硬くなってカラダが縮んだり歪むことで血流が悪くなり、脂肪が燃えにくい状態に。「エレコアは、鍛えるというより筋肉を伸ばしながら動かすというメソッドです。普段使えていない筋肉をほぐして動かすことで、脂肪燃焼しやすいカラダを手に入れることができます」バレエ筋とは?バレエの動作で常に使われている筋肉のこと。背中を覆う広背筋、背骨に沿って走る脊柱起立筋、肩甲骨まわりの菱形筋、お尻の深層の梨状筋。さらに体幹のインナーマッスルもバレエの姿勢を保つために必須。カラダの縮みをチェックしよう。カラダに傾きや歪みがあるとバレエ筋が縮んでうまく働かない。エクササイズの前に、まずは縮みやすい骨盤や肩関節まわりのチェックからスタートを。骨盤チェック壁に背中をつけて立つ。腰の隙間が手のひら1枚分なら標準。隙間がなければ骨盤は後傾、お腹とお尻が縮んでいる。1枚分以上入ると前傾。背中が縮みやすい。肩関節チェック壁に背中をつけて両手でバンザイ。両手が壁につけば肩や背中のバレエ筋が使われている証拠。つかない場合は、肩や肩甲骨まわりの筋肉が縮んでいて硬い。基本のエレコア毎日行いたい基本のエレコア2種目。毎朝、出かける前のルーティンにすると、その日一日、お尻や背中の筋肉が使えて、すっきりしたバックラインに!【「エレコア」の3つのポイント】1、姿勢…頭のてっぺんから真上に引っ張るイメージで背骨を伸ばす。2、呼吸…息を止めずに筋肉を伸ばすタイミングで息を吐く。3、伸ばす筋肉を意識…伸ばす筋肉を意識しながら、丁寧に行う。【スワンエクサ】白鳥の動きでバックライン全体を伸ばす(6秒キープ×10回)。白鳥が飛び立つように両腕を広げる、バレエらしい動きのエクササイズ。ただ腕を動かすのではなく、肩甲骨から腕を遠くに引っ張るように伸ばすのがポイント。姿勢の改善やヒップアップ効果もあり。1、両足を開いて立ちゆっくり息を吸う。両足を肩幅より広く開いて立つ。手のひらを内側にし、両腕を自然に前に垂らして息を吸う。背中をしっかり伸ばすことを忘れずに。2、背すじを伸ばして上体を前に倒す。息を吐きながら上体を前に倒して両手を横に広げる。肩甲骨から腕を遠くに引っ張るつもりで。深呼吸して6秒維持して元の姿勢に。【おじぎエクサ】おじぎで背中、お尻、もも裏を伸ばす(6秒キープ×10回)。両脚を外旋させて膝を曲げ伸ばしする、バレエでは「プリエ」と呼ばれる基本動作。お尻や背中全体が伸びるだけでなく、足をしっかり開いて行うことで太もも裏の筋肉も伸び、小尻効果が期待できる。1、背すじを伸ばしてバンザイの姿勢に。両足を大きく開き、つま先を45度外側に開いて立つ。ゆっくり息を吸いながら両腕をバンザイの姿勢に。手のひらは内側を向ける。2、おじぎしながら膝を深く曲げる。両腕を上げたまま、息を吐きながら上体を前に倒して膝を曲げる。背すじはまっすぐ、深呼吸しながら6秒キープして元の姿勢に戻る。隅田 咲さん「バレエ&コンディショニング プリマ名古屋・表参道」代表。3歳からバレエを始め、高校卒業後にはイタリアにバレエ留学。バレエの動きに解剖学やトレーニング要素を組み合わせたエレコアメソッドを考案。※『anan』2023年6月28日号より。写真・中島慶子ヘア&メイク・浜田あゆみ取材、文・石飛カノ(by anan編集部)
2023年06月22日新国立劇場バレエ団ダンサーの柴山紗帆と速水渉悟が、2023/2024 シーズンよりプリンシパルに昇格することが発表になった。この決定は、17日の夜に行われた『白鳥の湖』のカーテンコールで吉田都芸術監督より観客の前で発表された。柴山紗帆Photo by Masatoshi Yamashiro柴山紗帆は、東京都出身で、これまでに田中洋子、スヴェトラーナ・オシエヴァ、デニス・マーシャル、マジョリー・グルントヴィに師事。バレエスタジオ DUOや、ハリッド・コンサーヴァトリー、ピッツバーグ・バレエシアター・スクールで研鑽を積んできた。2014年にソリストとして新国立劇場バレエ団に入団し、『くるみ割り人形』『シンデレラ』『白鳥の湖』などの公演に出演。2021年にはファースト・ソリストに昇格していた。速水渉悟Photo by Masatoshi Yamashiro速水渉悟は京都府の出身。ジョン・クランコ・バレエ学校を経て、2015年にヒューストン・バレエに入団。同年にはユース・アメリカ・グランプリ NY ファイナルシニア男性の部で金メダル、審査員特別賞を受賞している。2018年に新国立劇場バレエ団にソリストとして入団。2020年『ドン・キホーテ』で全幕主演デビューを果たし、『ジゼル』『くるみ割り人形』『コッペリア』などの公演に出演した。柴山と同じく2021年ファースト・ソリストに、そしてこのたびプリンシパルに昇格した。新国立劇場では通常のバレエ公演だけでなく、こどものためのエデュケーショナル・プログラムなども実施しており、7月には「こどものためのバレエ劇場 2023 エデュケーショナル・プログラム 白鳥の湖」が開催。柴山と速水も出演する。こどものためのバレエ劇場 2023エデュケーショナル・プログラム白鳥の湖7月28日(金)~7月30日(日)新国立劇場 オペラパレス■チケット情報月28日(金)13:00【オデット/オディール】米沢 唯【ジークフリード王子】渡邊峻郁7月28日(金)16:00【オデット/オディール】木村優里【ジークフリード王子】速水渉悟7月29日(土)13:00【オデット/オディール】柴山紗帆【ジークフリード王子】井澤 駿7月29日(土)16:00【オデット/オディール】米沢 唯【ジークフリード王子】 渡邊峻郁7月30日(日)13:00【オデット/オディール】木村優里【ジークフリード王子】速水渉悟7月30日(日)16:00【オデット/オディール】柴山紗帆【ジークフリード王子】井澤 駿【振付】マリウス・プティパ/レフ・イワーノフ/ピーター・ライト【音楽】ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー【美術・衣裳】フィリップ・プロウズ【照明】ピーター・タイガン【指揮】冨田実里【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
2023年06月22日1995年の初演から28年に渡って上演され、多くの観客を魅了してきたバレエ「ドラゴンクエスト」が愛知県で初めて上演される。「ドラゴンクエスト」は日本が世界に誇る名作ゲームシリーズだが、本作は“ドラクエ”の世界観とドラマをバレエで表現する唯一無二のステージだ。オーケストラが奏でるおなじみの音楽、迫力のバトルシーンや仲間との出会い、冒険の中で体験する苦難、旅の仲間との絆……あの感動がステージで見事に表現される。(C)Hasegawa Photo Pro上演時間は約2時間で、愛知公演は愛知県芸術劇場大ホールで9月2日(日)に開催。ほか、東京、大阪、山形でも公演が実施される。スターダンサーズ・バレエ団バレエ「ドラゴンクエスト」9月2日(土) 14時開演愛知県芸術劇場 大ホール月11日(金祝)・12日(土)新国立劇場オペラパレス2024年1月6日(土)フェニーチェ堺2024年1月14日(日)やまぎん県民ホール■チケット情報(愛知)東京)
2023年06月15日ハリオ ランプワークファクトリー(HARIO Lampwork Factory)から、新国立劇場のバレエ公演『白鳥の湖』とコラボレーションしたネックレスが登場。2023年7月28日(金)から30日(日)まで販売される。“スワン”が主役のガラスネックレス新国立劇場シアターショップ「PLATZ」から、バレエ公演『白鳥の湖』の公演を記念して、ハリオ ランプワークファクトリーとタッグを組んだオリジナルのガラスアクセサリーが登場。第1弾のピアス・イヤリングに続き、第2弾となる新作ネックレスが、「こどものためのバレエ劇場 2023エデュケーショナル・プログラム 『白鳥の湖』」の日程に合わせて販売される。ネックレスの主役となるのは、演目を連想させるスワンのモチーフ。「ホワイトスワン」「ブラックスワン」の2色を、ハリオ ランプワークファクトリーが手作りで制作した、繊細なガラスで表現しているのが特徴だ。ロマンティックなバックスタイルまたネックレスのバックスタイルは、パールが一粒ゆらりと落ちるロマンティックなデザインに。女性の首元に寄り添う、華奢なチェーンを採用しているのもこだわりのポイントだ。【詳細】ハリオ ランプワークファクトリー×新国立劇場特別企画発売期間:2023年7月28日(金)~7月30日(日)※先行予約は、2023年6月10日(土)〜6月18日(日)展開:新国立劇場シアターショップ「PLATZ」住所:東京都渋谷区本町1丁目1−1アイテム:・ネックレス ホワイトスワン 9,900円・ネックレス ブラックスワン 9,900円※コラボレーションアクセサリーの一部は、公演が終了しても、継続して販売。※ハリオ ランプワークファクトリーの直営店や、オンラインショップでは取り扱いしていない。モデル:木村優里(新国立劇場バレエ団 プリンシパル) / 柴山紗帆(新国立劇場バレエ団 ファースト・ソリスト)
2023年06月15日スターダンサーズ・バレエ団によるバレエ「ドラゴンクエスト」全2幕が、大阪・山形にて公演。2024年1月6日(土)に大阪・フェニーチェ堺、1月14日(日)に山形・やまぎん県民 ホールに巡回する。バレエ「ドラゴンクエスト」日本の人気ゲーム「ドラゴンクエスト」を題材に、これまでのバレエの概念を覆す全く新しい作品として1995年に制作されたバレエ「ドラゴンクエスト」。2019年には、パリで開催される世界最大の日本文化の祭典「ジャパンエキスポ」に初登場したことでも話題となった本作の初の大阪・山形公演が実施される。ステージに広がる“ドラクエ”の世界誰もが一度は耳にしたことのあるお馴染みのメロディで幕が上がると、ステージに広がるのはRPGのフィールドに迷いこんだかのような臨場感あふれる世界。“さらわれた王女を救うべく、勇者が悪に立ち向かう”という王道ストーリーでありながら、美しきバレエダンサー扮する個性豊かなキャラクター達の登場によって、大人でも楽しめるバレエ作品へと昇華させている。生オーケストラによる演奏もまた、すべて生オーケストラの演奏による、臨場感あふれる音楽を楽しめるのもバレエ作品ならでは。 「序曲」 「コロシアム」「そして伝説へ」等を含む、ドラゴンクエストシリーズの楽曲に加え、バレエのための書き下ろし曲を加えた全41曲(全て、すぎやまこういち作曲)が、作品の世界観をより一層盛り上げてくれる。舞台映像の冒頭約6分間を期間限定で公開なお、2024年1月6日(土)の大阪公演に先立ち、2020年収録の舞台映像の冒頭約6分間を公開。YouTubeにて、2024年1月3日(水)までの期間限定での公開となるため、気になる人は要チェックだ。【詳細】バレエ「ドラゴンクエスト」全2幕指揮:田中良和管弦楽:テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ(大阪)、山形交響楽団(山形)■大阪公演日時:2024年1月6日(土) 13:00開演(12:15開場)場所:大阪・フェニーチェ堺住所:大阪府堺市堺区翁橋町2丁目1−1■山形公演日時:1月14日(日) 13:00開演(12:15開場)場所:やまぎん県民ホール住所:山形県山形市双葉町1丁目2−38<チケット>SS席 10,000円/S席 9,000円/A席 6,000円/B席 3,000円/Z席 1,000円※U-25チケットあり。※3歳以下入場不可。※Z席はスターダンサーズ・バレエ団WEBのみ取扱。※Z席は舞台の一部が見えにくい場合あり。※U-25チケットは鑑賞時に25歳以下の人が対象。入場時に年齢確認のできる身分証提示を求める場合あり。※車椅子席の希望者はスターダンサーズ・バレエ団に要問合せ(TEL:03-3401-2293)。※公演中止の場合を除き、チケットの変更および払い戻しはしない。※やむを得ない事情により出演者等が変更になる場合あり。<キャスト>白の勇者役:林田翔平黒の勇者役:池田武志王女役:渡辺恭子<すでに終了した公演>■東京公演日時:2023年8月11日(金・祝)、12日(土)14:00開演 (13:15開場)場所:新国立劇場オペラパレス指揮:田中良和管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団■愛知公演日時:9月2日(土)14:00 (13:15 開場)場所:愛知県芸術劇場指揮:田中良和管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団<キャスト>(東京・愛知)白の勇者役:アクリ瑠嘉(8/11)、林田翔平(8/12)、西澤優希(9/2)黒の勇者役:アクリ士門(8/11)、池田武志(8/12)、佐野朋太郎(9/2)王女役:渡辺恭子(8/11)、塩谷綾菜(8/12、9/2)
2023年06月04日TBSテレビは『ル・グラン・ガラ 2023』東京公演が2023年7月31日より開催することをご報告いたします。豪華絢爛な、美の饗宴!バレエの殿堂、パリ・オペラ座バレエトップダンサーたちによる特別公演が決定いたしました。格別の人気と実力を誇るダンサーが集結し、フランス・バレエのエスプリを伝えるバレエ公演世界の頂点に燦然と輝くパリ・オペラ座バレエのなかでも、格別の人気と実力を誇るダンサーが集結し、フランス・バレエのエスプリを伝えるバレエ公演-それが『ル・グラン・ガラ』。2018年1月に開催した第1回公演では、マチュー・ガニオ、ドロテ・ジルベール、ユーゴ・マルシャン、ジェルマン・ルーヴェ、オニール八菜の5名が出演し、気鋭の振付家ジョルジオ・マンチーニによるワーグナーの優美かつ官能的な世界を描いた『トリスタンとイゾルデ』『ベーゼンドンク歌曲集』を日本初演し、バレエの新時代を切り開いた、と大きな話題になりました。翌19年7月に開催した2回目の公演では、その5名に加え、レオノール・ポラック、アマンディーヌ・アルビッソン、オードリック・ベザールという人気ダンサー3名が参加し、クラシックの目くるめく美しいパ・ド・ドゥから新進気鋭のコンテンポラリーダンスまで、レパートリーが幅広いオペラ座ならではの演目を披露し、絶賛を博しました。そして、4年ぶりの公演開催となる2023年。円熟期を迎え、ますます演技やテクニックに磨きがかかるマチュー・ガニオとドロテ・ジルベールが座長となり、さらに出演者陣も充実。そして特別ゲストとして、卓越した技術と表現力で世界中を虜にするシュツットガルト・バレエ団のスーパースター フリーデマン・フォーゲルの参加が決定。最強のガラ公演を開催いたします。(※なお、7月30日(日)名古屋公演/8月5日(土)大阪公演も開催いたします。)(画像はプレスリリースより)
2023年06月02日新国立劇場バレエ団飯野萌子・中島瑞生・広瀬碧・山田悠貴、東京シティ・バレエ団森絵里、元K-BALLET COMPANY 益子倭など豪華出演者決定『生演奏&バレエコンサート』が2023年8月27日 (日)に渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール(東京都渋谷区桜丘町23番21号)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて6月5日(月)10:00より発売開始です。カンフェティにて6月5日(月)10:00よりチケット発売開始 『0歳からの未就学児鑑賞OK!!ピアノ生演奏と今旬なバレエダンサーたちによる饗宴!!』“子どもたちに本物を伝える”主旨で始まった生演奏&バレエコンサート。0歳からの未就学児のお子様から大人まで皆さまでお楽しみいただけるバラエティに富んだ作品と個性豊かで素晴らしいプロフェッショナルなダンサー達が集結した1日限りのバレエコンサートとなっております。新国立劇場バレエ団で活躍めざましい飯野萌子・中島瑞生・広瀬碧・山田悠貴などのソリスト陣を始め、東京シティ・バレエ団の森絵里や元K-BALLET COMPANY の益子倭などこのコンサートでしか観れない豪華キャストによるバレエパフォーマンスをお楽しみください!【プログラム】ピアノ生演奏とバレエコンサート《昼の部》13:30開演・ピアノ演奏「眠れる森の美女」よりワルツ・小さな未来のバレエダンサーたちの小作品シンコペーテッド・クロック「白鳥の湖」よりナポリ・プロダンサーによる踊り「コッペリア」よりヴァリエーション&コーダ・作品を楽しもう!「ドン・キホーテ」3幕より~キトリとバジルの結婚式~《夕方の部》16:00開演・ピアノ演奏:「眠れる森の美女」よりワルツ・「ダイアナとアクティオン」のグランパドドゥ・創作作品・「ラ・シルフィード」2幕より・「ラ・バヤデール」~ガムザッティの婚礼の宴~公演概要『生演奏&バレエコンサート』公演日:2023年8月27日 (日)会場:渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール(東京都渋谷区桜丘町23番21号)■出演者赤井綾乃(新国立劇場バレエ団)天野実和(フリー)飯野萌子(新国立劇場バレエ団)石毛祥太(フリー・元K-BALLET COMPANY)伊東真梨乃(牧阿佐美バレエ団)内村友紀(みなとシティバレエ)須谷まきこ(NBAバレエ団)高谷遼(フリー・元スターダンサーズ・バレエ団)徳永比奈子(新国立劇場バレエ団)中島瑞生(新国立劇場バレエ団)根本真菜美(元新国立劇場バレエ団)土方萌花(新国立劇場バレエ団)広瀬碧(新国立劇場バレエ団)森絵里(東京シティ・バレエ団・ソリスト)益子倭(フリー・元K-BALLET COMPANY)山田悠貴(新国立劇場バレエ団)渡邊理恵子(フリー・元松山バレエ団)子役ダンサー・公募ダンサー出演【演奏】バレエピアニスト:黒田泉、宮崎あかね■スタッフ演出振付:内村なつみ、皆川朋佳舞台スタッフ:株式会社パシフィックアートセンター企画制作:株式会社A la neige■公演スケジュール2023年8月27日(日)13:30開演/14:20終演予定16:00開演/17:45終演予定※開場は、開演の30分前です。※昼の部・夕方の部で内容・出演者が異なります。■チケット料金【昼の部】全席自由:1,000円【夕方の部】S指定席:4,500円、A指定席:3,500円、2階自由席:2,500円(税込)<カンフェティ限定>【夕方の部】A指定席3,500円 → カンフェティA指定席2,500円!(税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年06月01日世界のバレエ団で活躍する注目の日本人ダンサーが一堂に会するガラ公演「バレエ・アステラス」が8月5日(土)と6日(日)に新国立劇場 オペラパレスで開催される。“アステラス”とはラテン語とギリシャ語の造語で“星たち”の意味。本シリーズは海外バレエ団で活動するダンサーと日本とつなぐプラットフォームとして2009年より開催されている公演で、今年が13回目になる。当日は、総勢9組のダンサーと新国立劇場バレエ団ダンサー、ミラノ・スカラ座バレエ・アカデミーと新国立劇場バレエ研修所の若きダンサーが出演。古典から現代作品まで、多彩で華やかなプログラムが披露される。ゲスト出演の石原古都(カナダ国立バレエ プリンシパル)と吉山シャール ルイ(チューリヒ・バレエプリンシパル)は、『眠れる森の美女』第3幕よりパ・ド・ドゥ、日本初演となるキャシー・マーストン振付『In Our Wishes』を上演。そのほか、リカルド・アマランテ振付『Love Fear Loss』よりLoss のパ・ド・ドゥ、メディ・ワレルスキー振付『SOON』、デヴィッド・ドウソン振付『A SWEET SPELL OF OBLIVION』、デヴィッド・ビントレー振付『Shakespeare Suite』よりロメオとジュリエットなどが日本で初めて上演される。また、『ドン・キホーテ』、『サタネラ』、『コッペリア』、『ジゼル』など、人気の古典作品もプログラムされており、特別な2日間になりそうだ。「バレエ・アステラス2023」8月5日(土)、6日(日)両日とも14:00開演新国立劇場 オペラパレス■チケット情報・ゲスト出演石原古都 (カナダ国立バレエプリンシパル)吉山シャール ルイ (チューリッヒ・バレエプリンシパル)『In Our Wishes』振付:キャシー・マーストン音楽:セルゲイ・ラフマニノフ『眠れる森の美女』第3幕よりパ・ド・ドゥ振付:マリウス・プティパ音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー・海外で活躍する日本人ダンサー&パートナー(女性名五十音順)五十嵐愛梨 (アトランタ・バレエ)セルジオ・マセロ (アトランタ・バレエ)『Love Fear Loss』 よりLossのパ・ド・ドゥ振付:リカルド・アマランテ音楽:エディット・ピアフ刈谷円香 (ネザーランド・ダンス・シアター1)パクストン・リケッツ (ネザーランド・ダンス・シアター1)『SOON』振付:メディ・ワレルスキー音楽:ベンジャミン・クレメンタイン栗原ゆう (英国バーミンガム・ロイヤルバレエファースト・ソリスト)マイルス・ギリバー (英国バーミンガム・ロイヤルバレエアーティスト)『ドン・キホーテ』第3幕よりパ・ド・ドゥ振付:カルロス・アコスタ音楽:レオン・ミンクス後藤絢美 (アメリカン・バレエ・シアタースタジオカンパニー)三宅啄未 (アメリカン・バレエ・シアタースタジオカンパニー)『サタネラ』よりパ・ド・ドゥ振付:マリウス・プティパ音楽:チェーザレ・プーニジェシカ・シュアン (オランダ国立バレエプリンシパル)山田 翔 (オランダ国立バレエソリスト)『コッペリア』よりパ・ド・ドゥ振付:マリウス・プティパ音楽:レオ・ドリーブ綱木彩葉 (ドレスデン国立歌劇場バレエプリンシパル)スカイラー・マクシー・ウェルト(ドレスデン国立歌劇場バレエセカンド・ソリスト)『A SWEET SPELL OF OBLIVION』振付:デヴィッド・ドウソン音楽:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ水谷実喜 (英国バーミンガム・ロイヤルバレエプリンシパル)ロックラン・モナハン (英国バーミンガム・ロイヤルバレエプリンシパル)『シンデレラ』よりパ・ド・ドゥ(*)振付:デヴィッド・ビントレー音楽:セルゲイ・プロコフィエフ『Shakespeare Suite』よりロメオとジュリエット(*)振付:デヴィッド・ビントレー音楽:デューク・エリントン吉田合々香 (クイーンズランド・バレエプリンシパル)ジョール・ウォールナー (クイーンズランド・バレエプリンシパル)『夏の夜の夢』よりファイナル・パ・ド・ドゥ(*)振付:リアム・スカーレット音楽:フェリックス・メンデルスゾーン『No Man’s Land』よりファイナル・パ・ド・ドゥ(*)振付:リアム・スカーレット音楽:フランツ・リスト・新国立劇場バレエ団木村優里 (プリンシパル)中家正博 (ソリスト)『ジゼル』 第2幕よりパ・ド・ドゥ振付:ジャン・コラリ / ジュール・ペロー/マリウス・プティパ音楽:アドルフ・アダン・ミラノ・スカラ座バレエ・アカデミー・新国立劇場バレエ研修所(第19期・20期生、予科生ほか)上演作品未定(*)上演日は決定次第、発表。指揮デヴィッド・ガルフォース管弦楽東京フィルハーモニー交響楽団照明プラン喜多村 貴(劇光社)
2023年05月29日英国ロイヤルバレエ、アメリカン・バレエ・シアター(ABT)、ニューヨーク・シティ・バレエ(NYCB)のスターが集う〈The Artists─バレエの輝き─〉。8月の公演に向けて着々と準備を進めるのは、ロイヤルバレエの元ファースト・ソリストでプロデューサーの小林ひかるだ。「多くの方々に喜んでいただけたことが嬉しくて!」と話す小林。3年前に初めて手がけた公演〈輝く英国ロイヤルバレエのスター達〉のことだが、まさにその直後、世界はコロナ禍に見舞われた。「ショックでしたね──」。4年先まで考えていたというプロジェクトは、諦めざるを得なかった。「いえ、“諦め”ではなく、“延期”。それに、考える時間が増えた分、しっかり煮詰めることができました。が、煮詰めたのはいいけれど、そこからの“盛り付け”が大変で(笑)」と、様々な課題にポジティブに向き合う。最もファンが期待するのは、その豪華なキャスティング。今回はロイヤルから、プリンシパルのマリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフ、マヤラ・マグリ、マシュー・ボール、金子扶生、ウィリアム・ブレイスウェルに加え、躍進中の若手、五十嵐大地が参加。またNYCBのタイラー・ペックとローマン・メヒア、ABTのキャサリン・ハーリン、アラン・ベルというプリンシパルに、「踊る姿を見て衝撃を受けた」というABTの若手、山田ことみにも声をかけた。「今回は、近年、日本で紹介される機会が少ないニューヨークのダンサーたちに注目していただきたくて。ぜひ、カンパニーごとのスタイルの違いを楽しんでいただきたいですね」。世界初演作品の上演に加え、「ダンサーのレッスンの様子を公開するプログラムも。元ダンサーの写真家が至近距離から捉える彼らの姿を、舞台上にライヴで映し出す予定」と、アイデアはどんどん広がってゆく。「でも、本当の目標はもっと先に」とも。彼女を突き動かすのは、日本のダンサーたちの活躍の場を広げたいという思い。初日の昼にはスクールマチネとしてゲネプロを公開、18歳以下を対象とした2,000円のチケットを販売する。「彼らが大人になった時、バレエを自分たちのカルチャーとして認識してくれるようになれば」と、その瞳はしっかりと未来を見据えている。公演は8月11日(金・祝)から13日(日)、文京シビックホール大ホールにて。プログラムの組み合わせは日替わり。チケットは5月13日(土)より発売。文:加藤智子
2023年05月12日ZARAのベルベットバレエシューズが、かわいすぎるってご存知ですか?今回は、フォロワー数1000人以上の@higuchi_73さんが投稿した、ZARAのベルベットバレエシューズを紹介します。買ってよかったと思えるアイテムなので、要チェックですよ!カジュアルコーデのアクセントに出典:Instagramこちらは、ユニクロコーデにZARAのベルベットバレエシューズを合わせたコーデ♡バレエシューズが、カジュアルなデニムスタイルのアクセントになっています。上品なデザインですがシンプルなムードがあるため、大人っぽい雰囲気を作りたいときに◎コーデを格上げしたいときは、ZARAのベルベットバレエシューズが活躍しそうですね。ちょっとしたお出かけにも◎出典:Instagramフラットなデザインのベレエシューズは、幅広いシーンで活用できます。ZARAのベルベットバレエシューズは、ちょっとしたお出かけコーデにピッタリ!オシャレなだけでなく、歩きやすいため、安心してコーデに取り入れられますね。ストラップタイプなので、安定感も期待できそう♪靴下でアレンジ可能!出典:Instagram@higuchi_73さんは、大人かわいいブラックワンピースに、ベルベットバレエシューズを合わせていました。「めちゃくちゃ可愛いんです〜」とのこと!ブラックのワントーンデザインなので、靴下を使ってコーデをアレンジできますね。足先に丸みがないデザインのため、きれいめなコーデと相性◎履きやすく脱ぎやすい出典:Instagramサッと履けて、簡単に脱げるZARAのベルベットバレエシューズ♡@higuchi_73さんは「ここ最近で買って良かったモノ第1位!」とコメントを添えていました。どんなコーデにも馴染むため、ヘビロテ必須!ソールが低いので、歩きやすいのも嬉しいですね。ZARAのベルベットバレエシューズは、合わせやすいシンプルなデザインが魅力です。安心して履けるフラットなデザインで、いろいろなシーンで大活躍間違いなし!履きやすくてオシャレなアイテムを探しているなら、ZARAのベルベットバレエシューズを試してみてはいかがでしょうか。※こちらの記事では、/好きのプチプラコーデ(@higuchi_73)様のInstagram投稿をご紹介しております。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※アカウント名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店・ブランドなどにご確認くださいませ。
2023年05月01日ダンサーズサポート主催、ロックバレエ2023『ROCK BALLET with QUEEN』が2023年5月17日(水)になかのZERO大ホール(東京都中野区中野2丁目9番7号)にて上演されます。この度リハーサル最新動画が公開されました。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて4月22日(土)10:00より発売中です。カンフェティにて4月22日(土)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ ロックバレエ2023『ROCK BALLET with QUEEN』リハーサル最新動画をお届け!ロック音楽クイーンに乗って日本のトップバレエダンサーたちが踊る!2021年の初演から新キャストも加わり、新たな曲も追加します。さらにパワーアップした舞台をご期待ください。ロック音楽とバレエとの出合いロック音楽で日本のトップバレエダンサーたちが踊ったらどんなに楽しいだろう!の思いから実現した「RockBalletwithQUEEN」。2021年7月8日、新宿文化センター大ホールにて初演。そして、約2年後となる今年、なかのゼロ大ホールにて再演が決定!ロックバレエ2021よりロックバレエ2021カーテンコールより公演概要ダンサーズサポートロックバレエ2023『ROCK BALLET with QUEEN』公演日時:2023年5月17日(水)18:30開場/19:00開演会場:なかのZERO大ホール(東京都中野区中野2丁目9番7号)■演出・振付福田圭吾:新国立劇場バレエ団ファースト・ソリスト■出演者井澤駿:新国立劇場バレエ団プリンシパル今井智也:谷桃子バレエ団プリンシパル菊地研:牧阿佐美バレヱ団プリンシパル長瀬直義:元東京バレエ団ソリスト二山治雄:元パリ・オペラ座契約団員米沢唯:新国立劇場バレエ団プリンシパル壷阪健登:ピアニスト・作曲家■チケット料金1F席:7,000円2F席:6,000円(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年04月29日アキコアオキ(AKIKOAOKI)のステュディオス(STUDIOUS)別注バレエシューズが、2023年4月17日(月)、ステュディオス ウィメンズ ルミネ池袋・渋谷パルコ・名古屋パルコ・心斎橋パルコほかにて発売される。パンプス×スニーカーの厚底シューズ別注バレエシューズのベースとなるのは、パンプスのアッパーにボリューミーなスニーカーソールを組み合わせた「ジゼル(GISELLE)」。バレエのトゥシューズを彷彿とさせるスクエアトゥやリボンのデコレーション、バックルに加えて、自在なアレンジができるリボンが特徴だ。長さのあるリボンは脱着が可能。リボンを足首に巻き付けて華やかな印象としても、取り外してシンプルなパンプススタイルとしても、好みのスタイルで着用することができる。詳細アキコアオキ 別注バレエシューズ発売日:2023年4月17日(月)取扱店舗:ステュディオス ウィメンズ ルミネ池袋・渋谷パルコ・名古屋パルコ・心斎橋パルコ、ステュディオス ウィメンズ オンラインストア、ステュディオス ZOZOTOWN価格:34,100円カラー:ブラックサイズ:36 / 37 / 38ヒール高: 前 4cm、後 7cm【問い合わせ先】ステュディオス カスタマーサポートTEL:03-6712-5980
2023年04月20日総フォロワー数約29万人の美尻王子4月12日、SNSなどで人気のバレエダンサー・竹田純氏による新刊『マネしたらやせた! 30秒だけ床バレエ』が講談社から発売された。A5判、112ページ、定価は1,595円(税込)となっている。同氏はフランス国際バレエコンクール銅賞を受賞し、プロのバレエ歴は20年以上で一般社団法人床バレエ協会代表。テレビ番組「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」「今夜くらべてみました」 などにも出演し、「オネエ系バレエダンサー」「美尻王子」の異名がある。Instagram、Twitter、YouTubeの総フォロワー数は約29万人。同書に収録されている全てのエクササイズは、記載の二次元コードから動画が見られるようになっている。3種類のエクササイズでもたった1分30秒2000年から東京バレエ団に所属し、2003年にフランスへと渡った竹田純氏。フランス、スロバキア、オランダなどのバレエ団に所属し、一般向けにSNSでわかりやすく効果の高いエクササイズを発信中である。これまでの著作には『DVD動画付き おうちでできるバレエストレッチ&フィットネス決定版』などがある。「やせる」が謳い文句のエクササイズを紹介する書籍は多数あるが、読者にとって最大の問題は、続かないということではないだろうか。難しい、面倒などの意識は、毎日続けるはずだった決意を三日坊主にしてしまう。新刊で紹介するのは「フレンチバレエ」がベースのオリジナルエクササイズで、筋トレやストレッチは床に寝たり座ったりしたままで行う。1種類30秒、3種類のエクササイズでも1分30秒という手軽さである。床という支えがあるので、関節への負担が軽く、体が硬くても筋力がなくても可能である。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※『マネしたらやせた! 30秒だけ床バレエ』(竹田 純) ‐ 講談社BOOK倶楽部
2023年04月19日東京バレエ団が、日本を代表する振付家のひとり、金森穣とのコラボレーションで放つ新作バレエ『かぐや姫』。その第2幕が世界初演される。2021年11月に第1幕を上演、そして今回第2幕を、さらに10月には新たに創作される第3幕を加えての全幕世界初演にのぞむという、3年がかりの大プロジェクトだ。一昨年11月にヒロインかぐや姫を初演した東京バレエ団プリンシパルの秋山瑛に、現在リハーサル中の第2幕の見どころや舞台への意気込みを聞いた。誰もが知る「かぐや姫」とは少し違う──『かぐや姫』第1幕が上演されてから約1年半。いま振り返ってみて、金森さんとの初のクリエーションはどのような経験だったと思われますか。振付家の創作の現場に立ち会えるというだけでも、とても貴重な経験でした。実際のところ、それを楽しむ余裕はなかったのですが──。当初私は、このバレエは私たちが子供の頃に本で読んでいた「かぐや姫」の物語をイメージしていたんです。竹から産まれた美しい姫が、求婚者たちに無理難題を言って拒み続け、月へと帰っていく、というおなじみのストーリーですよね。でも、この『かぐや姫』は少し違っていた。「竹取物語」をもとに穣さんが構想した物語で、第1幕では彼女が育っていく過程を描いていきます。とてもお転婆な少女ですが、道児という男性に出会い、心を通わせる場面もありました。──音楽は全編を通してドビュッシーの楽曲が用いられますが、「月の光」で踊られるかぐや姫と道児とのパ・ド・ドゥはとても美しく、印象的でした。私の勝手な解釈ではありますが、ふたりには何か心が感じ合うところはあった。でもあの時点では、それを恋だとわかってはいなかったのではないかな、と思っていました。第2幕のクリエーションに入って物語の続きを生きる中で「あのときの心惹かれる気持ちは恋だったんだなと」と。宮廷での華やかでありながら孤独な暮らしの中で大きく育っていると感じます。半年ぶりの稽古再開。時間をおいたからこそ気づいたこと──日本が発信するグランド・バレエを目指すべく、2021年から断続的にクリエーションを重ねられていますね。第2幕のリハーサルは、まず昨年10月に実施、その後半年をおいて再開されました。第2幕の舞台は宮廷へと移るそうですが、そこではどのようなドラマが展開されるのでしょうか。1幕の最後、欲に目がくらんだ翁は、かぐや姫を無理やり宮廷へと連れて行きます。翁にはかぐや姫にいい暮らしをさせてあげたい、という思いがあったかもしれませんが、かぐや姫は宮廷に馴染めない。教育係の秋見という女性から厳しい教育を受けたり、帝やその正室である影姫も彼女に大きく関わってきます。彼女を取り巻く人々も、第1幕とはがらりと変わり、さまざまな思惑が渦巻いています。かぐや姫はその中で、孤独を深めていくんです。東京バレエ団『かぐや姫』第2幕稽古風景photo_Shoko Matsuhashi──そうした物語は、あらかじめ金森さんから説明があったのですか。リハーサルの過程で、少しずつ説明をしてくださいました。自分の役のリハーサルだけでなく、影姫や帝のリハーサルを見て感じることもあります。たとえば影姫。とても魅力的な女性で、絶大な権力を持ち、大臣たちを翻弄する。でも、かぐや姫がやってきて、皆が彼女に興味を持っていることがわかると、彼女のことを目障りに思いながら、でもどこかシンパシーを感じるというか、孤独という点で似た部分を認める。いっぽうで、帝も孤独な人であり、かぐや姫に興味を抱くようになる。──それぞれの複雑な思いが描かれていくわけですね。昨年秋のリハーサルでは、第2幕をひととおり通すところまで出来上がりましたが、表現の部分まではまだまだで、それは4月のリハーサルでまた、というところで終わっていました。──それから半年空いてからの稽古。どんな気持ちで取り組まれていますか。時間が空いたからこそ気づいたこともあります。たとえば、歩いてそちらからこちらに行く、というとき、私はわりと普通にてくてくと歩いてしまっていましたが、足の出し方ひとつとっても、ほんの少しのニュアンスの違いで何かが表現できると気づいたんです。この3月にハンブルク・バレエ団の日本公演を観る機会があったのですが、彼らの舞台に接して、足の出し方だけでなく、手の動き、表情でこれほどまでにその人の感情が出てくるんだということを見せつけられて、私はもっと早くわかっていなければいけなかった! と痛感しました。東京バレエ団『かぐや姫』第2幕稽古風景photo_Shoko Matsuhashiもちろん、穣さんも佐和子さん(振付アシスタントの井関佐和子)もヒントをくださっていました。こうやって、すうっと手を下げるときも、私は普通、視線もいっしょに下げていきがちですが、たとえば視線は後から下げるとか、目のほうが先とか、そうした変化だけでも全然違うと。むしろ、それすらも自分の表現のために使えるのだと。が、あくまでも「ヒント」です。絶対にこう、と決めつけない。表現に関しては、「瑛がこうしたいというもの、かぐや姫はこういう女の子なんだということを、もっと出してほしい」と。もちろん、前回のリハーサルでも出そうとしていたのだけれど、出すためにはもっといろんな方法があるんだということに、今さらですが気づきました。たしかにリハーサルの記録映像を見ると、自分が伝えたいようには伝わっていない。受け身ではなく、もっと自分でやってみるべきだなと思うようになりました。東京バレエ団『かぐや姫』第2幕稽古風景photo_Shoko Matsuhashi知らないからこそ「リアル」になる新作ならではの役作りの難しさも──影姫という登場人物との対比が、とても重要になってくるようですね。影姫は本当に魅力的なキャラクターです。彼女と4人の大臣とのパ・ド・サンク(5人の踊り)はまさに穣さんならではの振付で、とてもスリリング。そんな彼女ですが、かぐや姫とは対照的な存在でありながら、どこか共鳴しているところがある。とても人間らしいというか、影があり、切なくて寂しい人のようにも思います。孤独に沈むかぐや姫が本を読んでいると、影姫もひとり、同じ本を読んでいる、という印象的なシーンもあります。第2幕はどちらかというと、影姫に寄せた物語と思えるほどで、それに対してかぐや姫をどう演じるのかが、また難しいところです。影姫を「嫌な人間」と完全に嫌うわけではなく、感じ合っているところもあるし、同時に帝の寂しさにも何となく気づいている。そしてそういう自分自身も孤独──。──クリエーションならではの悩みといえるのではないでしょうか。本当にそうです。どんな作品でも、過去に上演されたものであれば、結末はわかっている。だから、全体を通しての役作りにのぞむことができますが、正直なところ、穣さんの『かぐや姫』がどうやって終わるのか、いまの私たちは全然知らないんです。でも、着地点がわからないからこそ、ある意味、より「リアル」になるとも言えますね。第1幕での道児とのパ・ド・ドゥも、あの時点では、かぐや姫がその後宮廷で、どんなことになるのかなんて全く知らなかった。だからこそ、新鮮な気持ちで踊ることができたのかもしれません。この第2幕も、第3幕でかぐや姫がどうなるかわからない状態で踊ります。皆とはよく「3幕って、一体どうなるんだろう!?」と話しているのですが(笑)、そこを知らずにいるいまだからこそ、表現できる舞台になるかもしれない。刹那的な感じもしています。ダブルキャストは足立真里亜さんですが、彼女と私とでは全く違うかぐや姫になるのではないかとも思っています。──美術・衣裳は、第1幕とはがらりと変わって、抽象的なものになるそうですね。先日衣裳合わせをしましたが、どんな衣裳になるのかはまだ内緒です(笑)。全然違う雰囲気になりますから、第1幕をご覧になった方はきっと驚かれるのではないかと思います!迫力ある男性群舞や女性たちの美しい群舞など、見どころもたくさんあります。穣さんの振付は音楽と本当にぴったりあっているんです! 1幕もそうでしたが、この振付のために作曲されたのではないかと思うくらい。素晴らしい音楽の中に穣さんの言語で物語が語られてます。皆さまに楽しんでいただける作品になると思います。現代舞踊界を代表する3人の振付家作品に出演──同時上演されるジョン・ノイマイヤー振付の『スプリング・アンド・フォール』、ジェローム・ロビンズ振付『イン・ザ・ナイト』にも出演されますが、こちらのリハーサルの手応えはいかがですか。『スプリング・アンド・フォール』については、振付指導者のエドゥアルド・ベルティーニさんに見ていただいているのですが、振付家のノイマイヤーさん(ハンブルク・バレエ団芸術監督。3月の日本公演時に来団)もバレエ団にいらして、直接指導をしてくださいました。振付家ご本人が作品について語られると、本当に説得力があります。たとえば、第2楽章の女性たちはちょっと強い表現があって、「大地を感じて」とおっしゃっていたのが印象的でした。ロビンズの『イン・ザ・ナイト』も大好きな作品。生ピアノによるショパンの音楽で踊るのですが、3組のカップルがそれぞれパ・ド・ドゥを踊ります。纏う雰囲気や関係性がそれぞれのカップルで違っていて、エレガントな衣裳とシンプルなセット、そしてショパンの音楽が本当に素敵な作品です。初めてみた時から憧れていたので踊ることができて嬉しいです。今回の公演では、現代の3人の振付家の作品を一度に観ることができて、しかもそのうちのひとつが日本人振付家による作品の世界初演という、滅多にない機会となります。ぜひ多くの方々に楽しんでいただけたらと思っています。取材・文=加藤智子撮影=藤田亜弓★ぴあアプリ【よくばり❣ぴあニスト】限定、本公演の招待券を5組10名様にプレゼント! 詳細は下記申し込みボタンよりご確認ください。お申込みはこちら()<公演情報>東京バレエ団金森穣『かぐや姫』第2幕 世界初演ジェローム・ロビンズ『イン・ザ・ナイト』ジョン・ノイマイヤー『スプリング・アンド・フォール』2023年4月28日(金) 19:004月29日(土・祝) 14:004月30日(日) 15:00会場:東京文化会館上野の森バレエホリデイ2023開催!『かぐや姫』第2幕のほか、バレエを観る、踊る、聴く、知る、学ぶ、買う、遊ぶ...など、子どもから大人まで楽しめる、バレエを身近に親しむ3日間。■開催期間:2023年4月28日(金)~2023年4月30日(日)※28日はバレエ公演のみの開催■会場:東京文化会館■公式サイト:
2023年04月18日東京バレエ団による『ジゼル』が、2023年5月19日(金)から5月21日(日)まで、上野・東京文化会館にて上演される。ロマンティック・バレエの真髄『ジゼル』とは?『ジゼル』は、婚礼を前に亡くなった若い女性の霊ウィリの伝説をもとにした、ロマンティック・バレエの代表作のひとつ。ロマン派の詩人で幻想作家でもあったテオフォル・ゴーティエによる発案でバレエ化に至った。1841年にパリ・オペラ座で初演されて以降、世界各地で上演されており、古典バレエの名作として親しまれている。『ジゼル』は全2幕で構成。夜な夜な墓場で踊り続け、夜の森を支配する魔性のウィリたちによる神秘的で美しい世界と、死してその仲間となりながらも恋人アルブレヒトを守るヒロイン・ジゼルの至高の愛を描く物語となっている。海外公演を記念して上演東京バレエ団の『ジゼル』は、芸術監督・斎藤友佳理の指導のもと、2021年に6年ぶりとなる上演を果たし、高い評価を得た。また、2022年秋には文化庁芸術祭に参加した「ラ・バヤデール 」が同芸術祭の大賞を受賞。バレエ・ブランの場面における群舞の完成度の高さなどで、国際的にも高く評価されている東京バレエ団は、2023年7月、『ジゼル』を携えて海外公演、さらには初上陸となるオーストラリア公演を実施予定だ。その海外公演を記念して、東京でも『ジゼル』をお披露目。充実したソリストの演技と、比類のない群舞を存分に堪能することができる。【詳細】東京バレエ団『ジゼル』全2幕公演日時:・2023年5月19日(金)19:00 ジゼル:秋山瑛、アルブレヒト:秋元康臣・5月20日(土)14:00 ジゼル:中島映理子、アルブレヒト:柄本弾・5月21日(日)14:00 ジゼル:足立真里亜、アルブレヒト:宮川新大会場:東京文化会館住所:東京都台東区上野公園5-45指揮:ベンジャミン・ポープ演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団※表記の出演者は4月現在の予定。ダンサーの怪我等により変更になる場合あり。チケット料金:・S 13,000円、A 11,000円、B 9,000円、C 7,000円、D 5,000円、E 3,000円※クラブ・アッサンブレ会員は、S~Eの各席種1割引。※未就学の子どもは入場不可。・ペア割引(S、A、B席)2枚で1,000円割引※NBS(WEB・電話)のみで販売。・親子割引(S、A、B席)子ども(小学生~高校生)半額※NBS(WEB・電話)のみで販売。大人1名につき子ども2名まで。席の選択は不可。・U25シート 1,500円※NBS WEB チケットのみで 4月20日(木)20:00より引換券を発売。公演当日小学生から25歳までが対象。座席指定不可。座席指定券は公演当日に引き渡し。公演当日、年齢が確認できる身分証を提示すること。【問い合わせ申し込み】チケットセンターTEL:03-3791-8888(平日) 10:00~16:00※土日祝休み
2023年04月16日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)から、新作シューズ「ニーナ・ライン バレリーナ」が登場。クラシカルなバレエシューズをラフィア素材で再解釈ルイ・ヴィトンの新作「ニーナ・ライン バレリーナ」は、クラシカルなバレエシューズを夏らしく再解釈したシリーズ。中でも、ラフィア素材で仕立てた一足に注目だ。ラウンドトウとフェミニンなローカットのフロント部分には、アイコニックなバッグ「ツイスト」のロックから着想を得た、ゴールドに輝く“LV イニシャル”のアクセサリーを配した。パテントカーフレザーで仕立てたモデルもまた、パテントカーフレザーで仕立てたモデルも展開。アイコニックなモノグラム・パターンを、エンボス加工で全面に施した。ラウンドトウとローカットのフロントにはリボンを添えて、フェミニンな印象に。アウトソールには、柔軟性のあるレザーを採用している。艶やかなパテントカーフレザーのモデルは、レッドとネイビーの2色が展開される。【詳細】ルイ・ヴィトン「ニーナ・ライン バレリーナ」アイテム:・ニーナ・ライン バレリーナ ラフィア 157,300円・ニーナ・ライン バレリーナ パテントカーフレザー 149,600円カラー:ルージュ(レッド)、マリーヌ(ネイビー)【問い合わせ先】ルイ・ヴィトン クライアントサービスTEL:0120-00-1854
2023年04月16日新国立劇場バレエ団プリンシパルの米沢唯と、演出家・長塚圭史の対談が実現した。4月29日(土・祝) から5月6日(土)、新国立劇場オペラパレスでの「シェイクスピア・ダブルビル」公演にて世界初演されるウィル・タケット振付『マクベス』でマクベス夫人を演じる米沢。また長塚は、7月14日(金) から30日(日) に同劇場の小劇場で上演される『モグラが三千あつまって』の上演台本・演出を手掛ける。長塚の数々の演出作品を観てきたという米沢は、長塚に直接尋ねてみたいことがいろいろとあったそう。バレエ、演劇のジャンルを飛び越えて、様々な話題が飛び交った。ダンサーならではの「言語」の魅力に気づいて米沢私にとって、お芝居を作られている方は雲の上の存在。『はたらくおとこ』(2004年初演、2016年再演)はもう恐ろしくて、息をするのもいやになってくるくらい怖くて衝撃的でした。お伺いしたかったのは、長塚さんの舞台では、いつも美術がそのお芝居の世界観を表していて、『近松心中物語』(2021年)も独特の世界観があって美しいなって思ったのですが、いつもそこにこだわりを持っていらっしゃるのですか。長塚舞台装置の世界観によってお芝居の方針がある程度固まってくるということはあります。『近松心中物語』は、以前に蜷川幸雄さんが100人くらいの人を使っていたのを、僕らは20人くらいでやったので、なんとか大勢に見えるように空間をめちゃくちゃ縮めているんです。さらに、場面ごとの印象を変えながら、セットが何もなくても何かの場面に見立てられる、可変的な空間にすることを意識していました。米沢現代的な部分と古典的な部分、両方を感じられてとても素敵でした。長塚僕は首藤康之(バレエダンサー/俳優)さんと知り合って、彼に勧められてモーリス・ベジャールのバレエ作品の映像を見たり、シルヴィ・ギエムさんの舞台に連れていってもらったりしていたのですが、バレエってすごく専門的な世界で、子供の頃から鍛錬していかないととてもかなわないし、トップの人しか残っていけない世界。米沢さんは、そんな中で新国立劇場のプリマとしてずっと続けてこられて、本当にすごいことだなと思っているんです。──米沢さんは長塚さんがこれまで新国立劇場で手がけられてきた子ども向けのシリーズ、『音のいない世界で』(2011年)、『かがみのかなたはたなかのなかに』(2015年、2017年)、さらに『イヌビト ~犬人~』(2020年)をご覧になっているそうですね。米沢ファンタジックで不思議な世界観のまま、作品がどんどんパワーアップしていっている感じがします。長塚僕はもっと先があるんじゃないかと思っています。このシリーズに出演していた首藤さんも近藤良平さん(ダンスカンパニー「コンドルズ」主宰、彩の国さいたま芸術劇場芸術監督。『モグラが三千あつまって』でも振付を担当する)もダンサーで、最初はセリフを発する事に慣れていなかった。けど、元々持っている身体から出てくる物語性がすごいから、段々段々、純粋無垢な言葉が身体と共に聞こえるようになってきた。これは、俳優の芝居とは別の言語の魅力だと気づいたんです。二作品目の『かがみのかなたはたなかのなかに』ではワークショップを幾度かやって、「かがみ」の表現の在り方について試行錯誤を繰り返してから、言い方はちょっと難しいですけど、「舞踊的」な台本を書きました。これがすごくよかった。その次の2020年は、コロナで舞台芸術は大変なことになったでしょう? だから演劇の楽しみ全部を入れようと『イヌビト』という作品を作りました。歌を取り入れたんです。これはすごい発見が多かった。もちろん松たか子さんという何者にも代えがたい俳優がいたからこそなんだけど、ダンサーたちが声を出すこと、身体を使うことの連携がうまくいくと、かなり面白いことができる。そうやってずっと、この劇場で試させてもらっているんです。今回は出演者をガラリと変えて、四人の若い俳優を迎え、また新たな挑戦をします。マクベス夫人の「抜け落ちた時間」をどう作る?米沢ビターな笑いに大人の色気を感じて、素敵だなって思います。「子どものため」と言いつつ、とても大人な色合いがある。長塚残酷だったりブラックだったりちょっと色っぽかったりすることって、世界にはあることだし、それを全部なくして子供たちに「こわい事は何もないよ、こんなに世界はキレイだよ」とするのは間違い。そんなフワフワとした世界は、ない!──次回作にもそんな思いを込められているわけですね。『モグラが三千あつまって』チラシ長塚武井博さんが書いた児童文学が原作なんですが、僕が子どものとき──9歳の頃に買った本で、一言で言うと戦争の話です。モグラとイヌ、ネコがいて、イヌとネコが、モグラの作っているタロイモを盗みに来てモグラを殺しちゃう──。これを子供の時に読んでもうびっくりしてしまって!絶対無事でいてって思う人(モグラ)は無事じゃなかったり。ずっと僕が心の中に携えていた本なんです。まだまだ上演台本を作っている途中ですが……。米沢さんはいま、『マクベス』をリハーサルしているんですよね。米沢そうです。マクベス夫人については、まだ自分の中で定まっていません。長塚さんは『マクベス』の演出をされていますよね(2013年)。本当に観ておくべきだったと、痛恨の極みです。長塚転落劇を観たいという人間、言い換えれば観客の欲望こそがおそろしいと思って、観客側にスポットを当てた『マクベス』を作りました。四方囲み舞台にして、最終的には客席にマクベスの首を大玉転がしのように転がして。これが非常に問題になりまして、すごく危ないと(笑)。米沢(笑)。──実は、腑に落ちないところがあるんです。マクベス夫人は最初マクベスに対してすごく強く出て、ダンカンを殺せと言いますよね。それはあなたのため、権力を手にするためだと言って。でも最終的には罪の意識に苛まれて自滅していく。その極端さは、「人間ってそういうものかな」と思ういっぽうで、あまりの変わりように違和感もある。そこをどう捉えていらっしゃるか、演出家の方に一度伺ってみたいと思っていました。とくにバレエでは、1回引っ込んで次に出てくるときにはもう狂気に取り憑かれていて、その間に何があったのかということをお客さまに想像させなければいけない。長塚台本にはない抜け落ちた時間、そこで何があったのかということをどれだけ作っていけるか、ということは課題でした。その時のマクベス夫人の心理と行動──血で汚れた手を洗う場面は、すごく時間を使いました。(『ハムレット』の)オフィーリアも難しい。何か保とうとするものがあるから人は壊れていくという部分があると思う。正気が折れて、正気が崩れていく──という部分が、何か頼りになりはしないかと思うんです。米沢……!早く次のリハーサルをしたいです。──言葉を使わずにシェイクスピア劇を演じる難しさについては、どのように感じていらっしゃいますか。シェイクスピア・ダブルビル『マクベス』チラシ米沢昔は、音楽を表現したいと思って踊っていたけれど、いまは語るように踊りたいと思うようになりました。言葉がないからこそ自由になれる部分が必ずあると思うので、それを信じて取り組んでいます。振付家が「ここはこう言っている」と指定したところ以外の場所にも、セリフに置き換えられる振付があるのではないか、と踊りながら考えています。ただ一歩踏み出したり、手を動かしたりするだけだとしても、からだの内側が変われば生まれるドラマはガラリと変わります。この振りがどんな言葉になるのか、常に探っています。長塚リハーサルでは、その場で振付が作られていくということですか?米沢今日のリハーサルでは、マクベス夫人が死んで、男性に担がれて出てきて、そこから何ができるか、ということをやっていました。振付家はある程度のイメージは持っていますが、それが本当に実現できるかどうかやってみて、最終的には音楽と合わせていきます。演劇の立ち方とバレエの立ち方長塚バレエにはいろんなルールがありそうですね。米沢ルール──。そうですね、いちばんは、ずっとトレーニングしているバレエダンサーの身体があるので、どうやっても「バレエ」になってしまう。長塚身体言語的に!米沢そこが強みでもあり弱みでもあり。演劇を観て面白いなと思うのは、人の身体の自然さのようなもの──立つ時にその人の本来の在りようで立っている。そこがとても好きなんです。でもバレエにはある部分、半自然的な「立ち方」がある。それはそれで美しいのですが。長塚もちろん、その人たちから発せられるものはあると思います。ジョルジュ・ドンが踊る『恋する兵士』(モーリス・ベジャール振付)の映像がとても好きで、素人の僕でも、見るたびにそのディテールに「うわ!今のは何だ!?」と驚かされる。同じ振りを別のダンサーが踊ったら全然違うし、そこの部分が美しさだったり、味だったりする世界だと思いますが、確かに、僕ら俳優の身体の在りようとは全然違いますね。米沢そうですね。ニュートラルが違います。バレエでもこう、身体を縮こませることはあるけれど、でも、一度開いた上で閉じることが必要で、最初から全部を閉じてしまうと、お客さまには何をやっているかわからなくなってしまう。閉じているんだけど開いている。そこが難しく、面白いところでもあります。長塚どんな『マクベス』になるのか、気になって仕方がないですね。いわゆるスタンダードなんてなくて、どなたが演じてもいろんな個性が出てくる。ストーリーラインはシンプルだし、テーマについてはそれぞれに持ち帰りやすいものがある。観る人の状態によっても全然変わると思いますが。米沢小さい頃、つかこうへいさんの『熱海殺人事件』や唐十郎さんの紅テントを観に行ったときに、何を言っているのかわからなかったけれど、それでもその熱量に惹かれて、子供ながら夢中で観ていたのを覚えています。『モグラが三千あつまって』は戦争の話で、「子どもに?」って思われる方もいるかもしれませんが、大人が集中して夢中で演じている空間というのはすごく刺激的で魅力的。とても楽しみです。長塚『モグラが三千~』といっているのにキャストが4人しかいない。もう頭が痛いんですけど(笑)、でも、それはもう凝縮して見せたいし、歌あり踊りありで全速力で駆け抜けて、終わったら演じ手はもう動けなくなるくらいのものにしたいねと話をしています。新しい舞台で、そこを目指していきたいですね。取材・文=加藤智子撮影=藤田亜弓■シェイクスピア・ダブルビル『マクベス』<新国立劇場バレエ団委嘱作品・世界初演>/『夏の夜の夢』<新制作>チケット情報■『モグラが三千あつまって』チケット情報 ※5/21(日) AM10:00より発売
2023年04月11日熊川哲也 Kバレエ カンパニー Spring 2023『蝶々夫人』が、5月24日(水) から28日(日) に東京文化会館 大ホールで上演される。熊川のオリジナル作品である『蝶々夫人』は、プッチーニの傑作として名高い同名オペラに材を得た全2幕のグランド・バレエ。オペラにはない新たな物語「海軍士官ピンカートンのアメリカ出発と赴任地・長崎の遊郭で蝶々を見初めるまで」を第1幕に置いたオリジナルのドラマ展開、アメリカの場面のみあえてプッチーニを離れ、ドヴォルザークの楽画を用いるなど大題に構成した音楽など、“オペラのバレエ化”を超えた独創性に満ちている。(C)Ayumu Gombi(C)Shunki Ogawaこのたび、熊川作品には今回が初出演となるミュンヘン・バレエのプリンシパル、ジュリアン・マッケイをゲストに迎え、4年ぶりに再演。“バレエ界の貴公子”と称され、今世界中から注目されているジュリアンがどんな踊りを見せるのか、また優れた演劇性に定評がある飯島望未は、初めての蝶々役をどう演じるのか。さらに初演時のキャストの登場や、初披露の役を演じるトップダンサーなどが見どころとなっている。ジュリアン・マッケイ (C)Yumiko Inoue飯島望未チケットは現在一般発売中。熊川哲也 Kバレエ カンパニー Spring 2023『蝶々夫人』ジュリアン・マッケイ プロモーション映像<公演情報>熊川哲也 Kバレエ カンパニー Spring 2023『蝶々夫人』5月24日(水)~28日(日) 東京文化会館 大ホール【キャスト】蝶々夫人:飯島望未、成田紗弥、岩井優花ピンカートン:ジュリアン・マッケイ、堀内將平、山本雅也スズキ:荒井祐子、前田真由子ゴロー:石橋奨也、伊坂文月花魁:浅川紫織、日髙世菜、山田蘭ボンゾウ:杉野慧、宮尾俊太郎ケイト:日髙世菜、小林美奈、戸田梨紗子ヤマドリ:山本雅也、吉田周平、関野海斗シャープレス:スチュアート・キャシディ【チケット料金】(税込)S席16,000円/A席12,000円/B席9,000円/C席7,000円/D席5,000円A親子席16,000円学生券4,000円※A親子席:大人1名+子供1名(5歳以上小学6年生以下)(A席エリア)※学生券:中学生以上25歳以下/当日学生証を提示の上引き換え/席位置未定チケット購入リンク公式サイト:
2023年04月06日熊川哲也のオリジナル作品、『蝶々夫人』。バレエで“日本の美”を描くという全く新しい発想で2019年の初演時には大きな話題を呼びました。この度、ミュンヘン・バレエのプリンシパル、ジュリアン・マッケイをゲストに迎え、4年ぶりに再演いたします。“バレエ界の貴公子”と称され、今世界中から注目されているジュリアンがどんな踊りを見せるのか…そして、優れた演劇性に定評がある飯島望未は、初めての蝶々役をどう演じるのか…さらに、初演時のキャストの登場、初披露の役を演じるトップダンサーなど、見どころ満載です。待望にして大注目の再演を、切ない物語が目に浮かぶようなビジュアルと合わせて、是非多くの方に告知いただきたくお願い申し上げます。(C)Yumiko Inoue特別番組をTVerにて配信中です! TVer 二次元コード2019年、熊川哲也がKバレエ カンパニー20周記念作品として挑んだのはバレエで“日本の美”を描く――すなわち世界で最も有名な日本人ヒロインの悲恋物語『蝶々夫人』の創造だった。プッチーニの傑作として名高い同名オペラに材を得て全2幕のグランド・バレエに生まれ変わらせた本作は、“オペラのバレエ化”を遥かに超えた独創性に満ちている。オペラにはない新たな物語――海軍士官ピンカートンのアメリカ出発と、赴任地・長崎の遊郭で蝶々を見初めるまで――を第1幕に置いたオリジナルのドラマ展開、アメリカの場面のみあえてプッチーニを離れ、ドヴォルザークの楽画を用いるなど大題に構成した音楽。日米の差異がヴィヴィッドなコントラストをなすこの幕は、二国の色彩異なる華やかな踊りの見せ場であると同時に、その後ふたりが辿っていく、国境を越えた愛の顛末にいっそうの説得力をもたらす。そして何より、熊川の卓越した美意識と創意に富んだ演出振付で表現される美しき日本の文化と精神性こそは、この名作の物語に真実味をもたらし、観客の魂までも強く揺さぶるのだ。バレエだからこそ描き出せる日本の美、深淵なる愛のドラマとは――その答えがここに!■いま世界中から熱視線を浴びるバレエ界の貴公子 ジュリアン・マッケイ米国モンタナ州生まれ。当時外国人最年少の11歳でボリショイ・バレエ・アカデミーに入学。ローザンヌ国際バレエコンクールで研修賞を受賞したのち、英国ロイヤル・バレエ団に入団。2016年、ミハイロフスキー・バレエに移籍。世界の主要劇場でゲスト出演するほか、22年9月からはミュンヘン・バレエのプリンシパルとして活動中。現在 24歳。容姿端麗にして傑出した実力を備えたこの若きスターは今や世界中の注目を集め、「VOGUE」「Numero」誌が特集を組むなどモード界をも魅了している。Instagram:@julianmackayジュリアンのプロモーション動画も是非ご利用ください! ジュリアン・マッケイ プロモーション動画ジュリアン・マッケイ (C)Yumiko Inoueジュリアン・マッケイ_2 (C)Yumiko Inoueジュリアン・マッケイ_3 (C)Nicholas MacKayジュリアン・マッケイ_4 (C)Nicholas MacKay■―注目のキャスト陣―新たな主演の組み合わせや初披露の役を演じるトップダンサーなど見どころが満載!シャープレス役で出演が決まったスチュアート・キャシディをはじめ、荒井祐子、宮尾俊太郎ら初演時のキャストも集結し進化する名作を支えます!■―蝶々役―飯島望未 Nozomi Iijima飯島望未大阪府生まれ。2008年ヒューストン・バレエに当時最年少の16歳で入団。19年3月、同団のプリンシパルに昇格。21年に帰国し5月にKバレエ カンパニー『ドン・キホーテ』にゲストで主演。同年8月プリンシパル・ソリストとして入団。22年3月プリンシパルに昇格。19年、シャネルビューティアンバサダーに就任するなどファッション業界でも幅広く活躍中。成田紗弥 Saya Narita成田紗弥大阪府生まれ。2歳よりバレエを始める。2009年ドイツのマンハイム国立バレエ・アカデミーに留学。13年韓国のユニバーサル・バレエ団に入団。17年『くるみ割り人形』で全幕主演デビュー。18年9月Kバレエ カンパニーにプリンシパル・ソリストとして入団。数々の作品で主演を務め、本作初演時にも蝶々役を経験。岩井優花 Yuka Iwai岩井優花岩手県生まれ。4歳よりバレエを始める。2014年よりジョフリーバレエアカデミー シカゴ トレイニープログラム所属。15年同校スタジオカンパニー入団。16年ユース・アメリカ・グランプリNYファイナルTOP12。17年ジョフリーバレエ入団。21年4月Kバレエカンパニーにソリストとして入団。22年9月ファースト・ソリストに昇格。『ロミオとジュリエット』のジュリエットを務めるなど、期待の新星。■~STORY~開国まもない明治の長崎。武家に生まれた蝶々は、幼い頃に父が自害し家が没落、今は遊女見習いとして遊郭に身を置いている。一方、アメリカでは海軍士官ピンカートンが長崎への赴任を命じられ、恋人ケイトとの別れを惜しみつつ日本へと旅立つ。長崎にやって来たピンカートンは、仲間と共に遊郭を訪れる。あでやかな花魁道中に目を奪われる男たち。そんななか、ピンカートンはひとりの可憐な少女に出会い、心惹かれる。それは蝶々だった。遊郭を取り仕切るゴローと遊女たちの世話役スズキの勧めにより、ピンカートンは蝶々を現地妻として娶ることを決める。ピンカートンのもとに嫁いだ蝶々は、この結婚が一時的なものであるとは知らず、生涯の愛を捧げることを誓う。改宗までした蝶々に叔父のボンゾウは激怒し、彼女を勘当する。蝶々はピンカートンの優しさに慰められ、ふたりは初めての夜を過ごす。ピンカートンが帰国し数年が過ぎた。幼なじみのヤマドリの求婚を断り、幼い息子と共に帰りを待ちわびる蝶々。だが、彼女の前に現れたのはピンカートンの妻となったケイトであった。すべてを知った蝶々が選び取った道とは…(C)Ayumu Gombi(C)Shunki Ogawa■熊川哲也 Kバレエ カンパニー Spring 2023 『蝶々夫人』 公演概要【日時】2023年5月24日(水)~28日(日)【会場】東京文化会館 大ホール【チケット料金(税込)】チケット発売中!!S席¥16,000/A席¥12,000/B席¥9,000/C席¥7,000/D席¥5,000A親子席¥16,000 学生券¥4,000※A親子席 大人1名+子供1名(5歳以上小学6年生以下)(A席エリア)※学生券 中学生以上25歳以下/当日学生証を提示の上引き換え/席位置未定※A親子席・学生券は、TBSチケット、チケットぴあWEBにて取り扱い【チケット販売】TBSチケット、チケットスペース 他【お問合せ】チケットスペース: 03-3234-9999 公式HP : 主催 : TBS特別協賛 : 大和ハウス工業株式会社協賛 : 株式会社SL Creationsオフィシャルエアライン: ANA制作 : K-BALLET/TBS公式ウェブサイト: Instagram : @k_ballet_company_officialTwitter : @kballetofficialFacebook : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月05日パリ・オペラ座バレエのトップダンサーが集結する『ル・グラン・ガラ2023』が、コロナ禍を乗り越えて4年ぶりに開催される。日本にルーツを持ち、2020年の入団から最短で昇進を重ねるクララ・ムーセーニュの出演もバレエ愛好家にとって朗報だろう。3月中旬、来日した彼女に見どころを尋ねた。同バレエ団エトワール(最高位)のマチュー・ガニオとドロテ・ジルベールが座長を務め、演目のセレクションを手がける本公演。世界最高峰の実力を誇るダンサーの中でも、テクニックに磨きのかかるエトワール6人に次代を担う若手ダンサーが加わり、「イン・ザ・ナイト」「くるみ割り人形」「ロミオとジュリエット」「オネーギン」といった演目で豪華競演を繰り広げる。ムーセーニュはAプログラムで「ドン・キホーテ」のヒロイン、スペインの町娘キトリに扮する予定だ。Instagramの個人アカウントで公開されているキトリのバリエーション(ソロ)動画では、扇子を片手にキレのある足さばきや華麗なターンでコケティッシュな魅力を振りまく。若手にとって主要な役どころに挑戦できるガラ公演を前に、ムーセーニュは「相手役のバジルを演じるニコラ・ディ・ヴィコと信頼関係を育み、観客の皆さんが思わず全幕を観たくなるようなパ・ド・ドゥに仕上げられたら」と意気込む。2004年、フランス人医師の父と日本人の母との間に三女として生を受けたムーセーニュ。2013年にパリ・オペラ座バレエ学校へ入学してすぐに頭角を表し、入団後も昇格が難しいといわれる階級制の中で順調にコリフェ(2021年)、スジェ(2022年)とエトワールへの階段を駆け上がる。2月には、将来有望な若手ダンサーに贈られるセルクル・カルポー賞を獲得した。目覚ましい成長の中でも謙虚さを忘れず、事ある毎に「たくさんダンサーがいる中で私を信じて期待してくださった想いに報いたい」と感謝の意を述べ、より一層の努力を誓う。今後どんなダンサーになりたいか尋ねると、「ダンスへの情熱を原動力に、多様な演目にチャレンジしたい」「役の本質を的確につかみ、さまざまなイメージをお客さまにお見せしながらエモーショナルな時間を共有できたら」と希望があふれ出す。目標とする存在は、バレエ学校入学時から「プチベール(小さなお父さん)」と慕う座長のガニオだ。「オペラ座の象徴みたいなルック・オペラ(身体)に美しいダンス。優しい人柄も相まって尊敬しています」とムーセーニュ。今後も期待の新星から目が離せない。公演は、7月30日(日)に愛知県芸術劇場 大ホールにて。その後、7月31日(月)~8月3日(木)に東京文化会館 大ホール、8月5日(土)に大阪・フェスティバルホールと巡演する。なお東京公演では、回替わりで演目の異なる「A」「B」プログラムが用意されている。チケット販売中。取材・文:岡山朋代
2023年03月30日国際的に活躍する振付家、ウィル・タケットによるオリジナルの新作バレエ『マクベス』が世界初演される。新国立劇場バレエ団の委嘱作で、シェイクスピアの戯曲をもとにしたバレエ2作品を取り上げる「シェイクスピア・ダブルビル」(4月29日(土・祝)初日)で上演の予定だ。3月23日(木)、同劇場にてリハーサルが公開されるとともに、タケットと主演ダンサーの福岡雄大、米沢唯が作品への思いを語った。この日の稽古は、戦いから帰還するマクベスを待つマクベス夫人のソロから、再会した二人によるパ・ド・ドゥへと至る一連の場面。厳かに響くピアノの伴奏にのせて歩み出る米沢が演じるのは、権力への野心に囚われ、破滅していく女性だ。音楽は、スコットランドの作曲家ジェラルディン・ミュシャによる。バレエのための音楽として作曲されたが、バレエ作品として上演されるのはこれが初という。福岡演じるマクベスの登場で、パ・ド・ドゥが始まる。しばしば動きを止めるタケットからは、「ロマンティックになりすぎないように」「もっと動きを大きく」と次々と指示が飛ぶ。マクベスはここで、荒野で出会った三人の魔女が「マクベスが王になる」と予言したと夫人に伝えるが、タケットは「物語を伝える手助け」として、王冠を手に現れる魔女の精霊を登場させる。強く印象に残るのは、妄想の中に輝く王冠をマクベスの頭上にのせ、権力の夢に酔いしれる夫人の姿だ。「戦いの雰囲気をまとったまま帰ってきたマクベスを、夫人はとてもセクシーだと感じ、関係を持ちたいと思っている。そんな緊張感をパワフルに伝えたい」と話すタケット。重々しい悲劇のバレエだが、「同時に上演される『夏の夜の夢』(フレデリック・アシュトン振付)は美しくて爽やかで、作品自体が魔法のような雰囲気。その正反対をいく『マクベス』と同時に観ていただけるのが大きな見どころ」とも。「この二つの作品が、一つの大きな演劇体験としてお客さまに届くといいなと思っています」。二人のプリンシパルも、「この劇場の歴史の一ページを刻む作品。大きなチャレンジになる」(福岡)、「いつの時代も殺し合いがあり、男女の関係も変わらない。どの方にも、どこか刺さる何かがある。そんな舞台になれば」(米沢)と思いを明かした。公演は4月29日(土・祝)〜5月6日(土)、新国立劇場オペラパレスにて。主演はもう一組のプリンシパル、奥村康祐と小野絢子とのダブルキャスト。チケットは発売中。文:加藤智子
2023年03月29日現代バレエ最高峰の振付家のひとりジョン・ノイマイヤー率いるハンブルク・バレエ団の日本公演開幕を前に2月28日、記者会見が開催され、ノイマイヤー、日本人プリンシパルの菅井円加、イダ・プレトリウス、エドウィン・レヴァツォフ、アンナ・ラウデール、アレクサンドル・トルーシュらが出席した。5年ぶり9度目の日本公演となるが、ノイマイヤーは2024年で芸術監督・主席振付家を退任する意向を示しており、ノイマイヤーの下での日本公演は今回が最後となる。1973年に同バレエ団の芸術監督に就任し、今年で節目の50年目を迎えるノイマイヤーは「日本とは長く、そして深いアーティスティックな関係を築いてきました。最後に日本を訪れずにはいられませんでした」と日本への思いを口にする。演目は3月2日(木) から5日(日) まで、彼自身が舞台に登場し、過去に発表した数々の名作をハイライトで見せつつ、バレエへの深い愛を表現する「ジョン・ノイマイヤーの世界」、3月10日(金)から12日(日)まで、ギリシア神話の登場人物をモチーフにニンフのシルヴィアと羊飼いのアミンタの恋を描く『シルヴィア』が上演される。『シルヴィア』についてノイマイヤーは「従来と比べて、モダンな雰囲気になっている」と明かし「日本の観客のみなさんにはミニマリズムの素晴らしさを理解していただけると思います」と語る。菅井も同作でシルヴィア役を演じるが、ノイマイヤーは「まるで、菅井さんのために作ったのではないか? と思うほど、質の高いシルヴィアを演じてくれる」と菅井を称賛する。ジョン・ノイマイヤーまた、「ジョン・ノイマイヤーの世界」ではコロナ禍のさなか、シューベルトのピアノに乗せて、感染対策のために少人数でのリハーサルを重ねながら完成させた『ゴースト・ライト』も上演される。ノイマイヤーは同作について「日本の能を思い出すような作品になっています。意図的にそうしたわけではないのですが、私自身、能が好きで、自ずとそのように変化していきました。ゴーストが現われるように、能の雰囲気が現われます」と語った。来年の退任後も創作を続けるのか? という質問には「YES」と即答。「50年、芸術監督をやる中で『自由になりたい』という気持ちをずっと持っていました。カンパニー全体を考えなくてはいけない中で、『それでいいのか?』と自問自答して50年が過ぎてしまいました。創作は何かの始まりであり、この50年、日々が新しいものでした。新しい芸術監督にもぜひ呼んでもらいたいですし、私のレパートリーが今後も残っていくのも事実。とにかく今後も作り続けたいと思っています」と尽きぬ創作への意欲を口にした。菅井円加母国への凱旋を果たした菅井は、集まった報道陣を前に「みなさん、お久しぶりです」と笑顔を見せ、「ジョンを筆頭にプリンシパルとして、カンパニー全員で来日できて嬉しく思います。母国で『シルヴィア』を踊らせていただけるということは、私にとって本当に大きなことです。やっと家族に見てもらえるし、友達やお世話になった先生など、なるべく全員を招待して見ていただきたいと思っています。その分、プレッシャーで緊張もしています……(笑)」と喜びを口にする。さらに「『ジョン・ノイマイヤーの世界』では、『キャンディード序曲』、『シルヴィア』、『ゴースト・ライト』のパ・ド・ドゥ、最後に『マーラー交響曲第3番』のパ・ド・ドゥを躍らせていただきますが、この最後のパ・ド・ドゥは、私にとって“ドリームロール”であり、ずっと踊ってみたいと思っていて、今シーズンの秋に初めて踊らせていただきました。音楽が素晴らしく、聴いているだけで身体が勝手に動き出すようで、音楽が伝えてくれる“何か”を私の身体で表したいと思います。『ジョン・ノイマイヤーの世界』の最後にふさわしいと思います」と意気込みを語った。ハンブルク・バレエ団2023年日本公演は3月2日(木) から12日(日) まで東京文化会館にて。取材・文・撮影:黒豆直樹ハンブルク・バレエ団公演2023年日本公演■『ジョン・ノイマイヤーの世界』Edition20232023年3月2日(木) ~5日(日)会場:東京文化会館■『シルヴィア』・2023年3月10日(金) ~12日(日)会場:東京文化会館公式サイト:ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント菅井円加さん主演の『シルヴィア』招待券を1組2名様にプレゼント!※よくばり❣ぴあニスト限定で3月1日(水) 9:59まで応募受付中!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!
2023年02月28日気品に満ちたエレガントなスタイルと、演劇の国ならではの心を揺さぶる物語バレエで世界を魅了し続ける英国ロイヤル・バレエ団が、この夏4年ぶりの日本公演を行う。プリンシパルの高田茜にとっては、同団の日本公演に初主演する特別なツアーとなる。「いま純粋に、踊ることが楽しいと思えるんです」と輝くばかりの笑顔の高田。前回の日本公演は主演が決まっていたものの、怪我で断念。その翌年、コロナ禍が世界をおそった。踊れない、苦しい時期は長かったはずだが、「年長のダンサーの中には、残りのキャリアを諦めて退団した人も。その人たちの気持ちも大事にしたいですし、バレエ団の皆も、一丸となって、一つひとつの舞台を大切に踊ろうという気持ちがより強くなりました」と話す。2016年にプリンシパルとなって以来、古典から現代振付家の作品まで多彩なレパートリーに取り組んできた。「小さい頃から踊りたいと思っていたケネス・マクミランの全幕作品は、夢の一つでした。とくにジュリエットは、コール・ド・バレエの頃からいろんなダンサーの舞台を見て憧れていたんです」。今回の日本公演で上演される『ロミオとジュリエット』のヒロインだ。敵対する家の子供同士が、愛し合い、ほんの数日間で死へとひた走る悲劇を、英国バレエの巨匠、マクミランがドラマティックに描き出した歴史的傑作。高田は2019年に、そのヒロインを踊るチャンスを得た。「物語の舞台となったあの時代、女性が自分を表現できる場はなかった。だからこそ、ロミオと恋することによって彼女はどんどん解き放たれていく。そう感じながら演じていました」。演じるダンサーによって、ジュリエットの個性、その魅力はさまざまだ。「私自身がシャイなほうなので、前回は内向的なジュリエットだったかもしれません。あれから4年経って、私にもいろんなことがありましたから、次に演じる私のジュリエットがどんなふうになるのか、楽しみでもあります」。日本公演では、7組のスターたちが日替わりで主役カップルを演じるが、「そこがまたロイヤルのすごいところ。ダンサーそれぞれの個性、その違いもぜひ楽しんでいただきたいです」。日程前半に上演される〈ロイヤル・セレブレーション〉でも、バランシンによる傑作『ジュエルズ』より“ダイヤモンド”を踊る予定だ。公演は6月24日(土)から7月2日(日)まで、東京文化会館にて。チケットは発売中。※大阪公演7月5日(水)、姫路公演7月8日(土)あり。文:加藤智子
2023年02月08日ルイ·ヴィトンより、クラシカルなバレエシューズをアレンジした「ポピ·ライン バレリーナ」の新作を発表します。デニム素材の新作「ポピ·ライン バレリーナ」は夏らしい雰囲気をもつバレエシューズです。つま先部分をモノグラム・デニムで彩り、フェミニンなリボンを添えた丸みを帯びたトウが特徴。柔らかいラムレザーでライニングを施し、クラフツマンシップの息づくサケット製法とレザー & ラバーのアウトソールの組み合わせで、軽量性としなやかさを実現しました。©LOUIS VUITTON製品名:「ポピ・ライン バレリーナ」11万7,700円(税込み価格)カラー:BLUE素材:デニム、モノグラム・デニム季節に左右されないスタイルが楽しめるクラシカルな「ポピ・ライン バレリーナ」も新登場。アッパー部分にこの上なくしなやかなラムレザーを使用し、ラウンドのトウにはモノグラム・キャンバスとリボンをあしらいました。サケット製法と、レザー & ラバーのアウトソールの組み合わせにより、非常にかろやかで、洗練された一足です。©LOUIS VUITTON製品名:「ポピ・ライン バレリーナ」12万4,300円(税込み価格)カラー:NOIR素材:ラムレザー(皮革の種類:羊革)【ルイ・ヴィトンについて】1854年の創業以来、ルイ・ヴィトンは、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらエレガントで実用的という、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」の精神を忠実に受け継いでいます。ルイ・ヴィトンというストーリーを作り上げたのは「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家、アーティスト、デザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ、ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ・ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。
2023年02月08日オペラやバレエなどの舞台芸術に興味はあるけれど、敷居が高くてなかなか手が出ないとお思いの方におすすめのイベントが開催される。会場となる「東京ソラマチ5F スペース634」には、“日本の舞台芸術の殿堂”新国立劇場で上演されたオペラとバレエの舞台美術模型および実際に舞台で使用された衣装などが展示されるというから楽しみだ。これを体験すれば、実際の舞台が観たくなること間違いなし。ゴージャスな世界に足を踏み入れるきっかけとなりそうだ。さらには、1日3回(13:30、14:30、16:00)、新国立劇場オペラ研修所修了生による約30分の無料ミニコンサートも予定され、オペラアリアの名曲から日本の歌などが披露されるのも嬉しい限り。舞台芸術の世界がより身近に感じられるに違いない。もちろん普段オペラやバレエに親しんでいる方にも楽しめること請け合い。舞台芸術へのより深い理解と親近感が湧くはずだ。舞台美術展で巡るオペラ・バレエの世界20232月4日(土)、5日(日)11:00~17:00東京スカイツリータウン東京ソラマチ5Fスペース634・ミニ・コンサート開催日時4日(土)、5日(日)13:00/14:30/16:00(各回30分程度)・ミニ・コンサート出演予定斉藤真歩(ソプラノ)/藤井麻美(メゾソプラノ)/鳥尾匠海(テノール)/仲田尋一(バリトン)箭内明日香(ピアノ)入場料舞台美術展、ミニ・コンサートともに無料
2023年01月27日現代バレエの巨匠ローラン・プティがマルセイユ・バレエ時代の1975年に発表し、古典からストーリーを大胆に読みかえた画期的な新演出で全世界の話題となった『コッペリア』。新国立劇場バレエ団では2021年5月に上演を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響により公演中止に。その際、全キャストを4日間無観客公演にてライブ配信したところ、視聴者数が16.7万人を超えTwitterトレンドに入るなど大きな話題を呼んだ。今回満を持して劇場で有観客での上演となる。撮影:瀬戸秀美物語の舞台を、長閑な農村から衛兵や街の娘たちで賑わう都会に舞台を移したプティ版『コッペリア』。主役のスワニルダとフランツの繰り広げるおしゃれな恋の駆け引きからプティ独特のコケティッシュな振付、洒落っ気が効いた美術・衣裳と、舞台の至るところまでプティ・ワールドを楽しめる本作。スワニルダに密かに恋する老人形師コッペリウスに寄り添った演出は、スワニルダとフランツの溌溂とした若々しさと、老紳士コッペリウスの哀歓や孤独感が対照的に描かれており、一度観たら忘れられない印象的なラストが心に残る作品となっている。<ストーリー>人気者の衛兵たちと街の女の子で賑わうマルセイユの広場。スワニルダはフランツに夢中だが、フランツの方は気もそぞろ。彼は、コッペリウスの家のバルコニーに座っているクールな美少女コッペリアに心惹かれているのだ。居てもたっていられないスワニルダは、コッペリウスが落とした鍵を拾い、その留守宅に友人たちと忍び込む。帰宅したコッペリウスはスワニルダたちを追い出すと、コッペリアとシャンパンで乾杯。愛しそうに彼女の手を取りワルツを踊る。だが何をしてもコッペリアは無表情。それもそのはず、彼女はコッペリウスが作った自動人形だった……。新国立劇場バレエ団『コッペリア』の上演は2月23日(木・祝)~26日(日)、東京・新国立劇場オペラハウスにて。<公演情報>新国立劇場バレエ団『コッペリア』撮影:瀬戸秀美芸術監督:吉田 都振付:ローラン・プティ音楽:レオ・ドリーブ芸術:アドヴァイザー/ステージング ルイジ・ボニーノ美術・衣裳:エツィオ・フリジェーリオ照明:ジャン=ミッシェル・デジレ指揮:マルク・ルホワ=カラタユード管弦楽:東京交響楽団出演:新国立劇場バレエ団【公演日程(出演者)】2023年2月23日(木・祝)14:00(スワニルダ:小野絢子/フランツ:渡邊峻郁/コッペリウス:山本隆之)2023年2月24日(金)19:00(スワニルダ:米沢唯/フランツ:井澤駿/コッペリウス:山本隆之)2023年2月25日(土)13:00(スワニルダ:柴山紗帆/フランツ:福岡雄大/コッペリウス:中島駿野)※スワニルダ役で出演を予定していた木村優里は怪我のため降板(1/31追記)2023年2月25日(土)18:00(スワニルダ:小野絢子/フランツ:渡邊峻郁/コッペリウス:山本隆之)2023年2月26日(日)13:00(スワニルダ:池田理沙子/フランツ:奥村康祐/コッペリウス:中島駿野)2023年2月26日(日)18:00(スワニルダ:米沢唯/フランツ:速水渉悟/コッペリウス:山本隆之)予定上演時間:約2時間(休憩含む)会場:新国立劇場 オペラパレス(京王新線 新宿駅より1駅、初台駅中央口直結)※ロビー開場は開演60分前、客席開場は開演45分前。開演後の入場は制限あり。※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、託児サービス、バックステージツアーは当面休止。公式サイト:
2023年01月19日東京バレエ団のトップダンサー上野水香の、芸術選奨受賞記念公演であり、バレエ団規定により団員の立場を離れるシーズン最後の舞台ともなる「上野水香オン・ステージ」。ひとつの節目となる公演で、上野はベジャール振付の『ボレロ』、古典バレエの代名詞『白鳥の湖』、自身初挑戦となるヌレエフ版『シンデレラ』(Aプロのみ)、そしてプティ振付の『シャブリエ・ダンス』『チーク・トゥ・チーク』(Bプロのみ)を踊る。この5演目を選んだ理由を尋ねるうちに飛び出した、天性のバレリーナの謙虚すぎる発言の数々。「踊るために生まれてきたと思うことがある」一方で「自信なんてどこにもない」と語る彼女が、この公演で届けたいもの、そして思い描く今後の展望とは――?「私が力を出せるのは、本当にお客様のおかげなんです」『ボレロ』(2021年)よりPhoto:Shoko Matsuhashi――今回踊られる5演目は、ご自身のセレクトですか?はい。プティ作品は前のバレエ団にいた頃に初めて踊った私の“原点”で、『ボレロ』は東京バレエ団での私のキャリアのなかで最も大事な演目。『白鳥』は両方のバレエ団とほかの場所とで、一番多く踊ってきた古典作品です。そうした外せない演目とともに、こういう公演をやるからには新しい演目も絶対入れたいと思ったなかで、頭に浮かんだのがビデオを何度も観たヌレエフ版『シンデレラ』。私はシルヴィ・ギエムさんの大ファンなのですが、なかでも『シンデレラ』を踊るギエムさんは容姿や技術から感性、エレガンスに至るまですべてが完璧で、22歳にしてバレリーナとして極まっているんです。彼女のシンデレラを超える人はいないと思いますし、もちろん私も超えられないのですが、やりたいものはやりたいんだ!という感じです(笑)。――ではまず、“原点”とおっしゃるプティ作品について。その特徴や魅力を、バレエに馴染みのない方に伝えるとしたら?振付から漂うお洒落さが、私はなんとも言えず好きですね。素晴らしい作品はたくさんありますが、フランスらしいお洒落なニュアンスはやはり、プティ作品にしかないものだと思います。プティ作品に出てくる女性の多くは“大人”なので、若い頃はなかなか出せなかったそういう魅力も、年齢と経験を重ねた今なら少しは出せるのかなと。顔が丸いせいか(笑)、45歳になった今も少女っぽさが残っているのが私の個性なので、大人っぽいダンサーとは言えないんですけどね。――近年の水香さんは、少女らしさと色気を兼ね備えている印象があります。昨年『ボレロ』を拝見したときも、失礼な言い方ですが「いつの間にこんな色気を?」と。色気ありますか?そんなふうに言われたら図に乗っちゃいます(笑)。『ボレロ』は東京バレエ団に入ってから一番多く踊っている作品だと思いますが、自信が持てるようになったのはここ数年のこと。今回の公演が決まって、(芸術監督の斎藤)友佳理さんから何が踊りたいか聞かれたとき、最初に出したのが『ボレロ』だったのですが、数年前の私だったら出していなかったと思うんです。友佳理さんからも、「あら水香ちゃん、あんまりやりたくないんじゃなかったの?」って(笑)。踊る度に違うものになって、踊れば踊るほどその人だけのものが出てくるのが『ボレロ』。本当に、どれだけすごい作品なの!?と思わされますね。そしてもちろん、私がここまで来られたのは友佳理さんが私に色々な役を与えてくださり、導いてくださったからだと思っています。――実は『白鳥の湖』も、昨年全幕で観たときに「いつの間にこんな演技派に?」と思った作品だったりします。重ね重ね失礼な言い方ですみません……。『白鳥の湖』第2幕(2021年公演)よりPhoto:Hidemi Seto『白鳥の湖』第2幕(2022年公演)よりPhoto:Kiyonori Hasegawaいえいえ、嬉しいです(笑)。確かに全幕物のグランドバレエを踊る際、最近は以前より、皆さんと一緒にストーリーを紡ぐことが楽しくなっていますね。よく言われるように、そうやって表現が深まるにつれて技術が下がっていくのがダンサーの常ですが、今のところ身体もついてきている。もしかしたら、今が一番いい時期なのかもしれません。普通だったら下がってきていてもおかしくない年齢ですが、私の場合、技術が身につくのが遅かったから落ちるのも遅いのかなって(笑)。22歳にしてバレリーナとして極まっていたギエムさんとは、本当に雲泥の差!――身につくのが遅くもなければ、落ちないのもそれだけ資質に恵まれて努力もなさっているからだと思うのですが、いつもそうして謙遜・自虐をされますね(笑)。謙遜でも自虐でもなく、私には事実、大した力がないんです(笑)。踊っているときが一番自然な自分でいられますし、嫌なことがあってもバレエをしていると忘れられるので、そういう意味で、私は踊るために生まれてきたんじゃないかと思うことはあります。でも自信なんてどこにもなくて、メンタル面でもフィジカル面でももっとグッ!とした強さが欲しいといつも思ってる。私が自分の持っている以上の力を出せるとしたら、それはお客様のおかげなんです。客席にいらっしゃる皆さんの熱量が、どれだけ私のパワーになっていることか!いつも本当に感謝しています。「“水香の部屋”みたいな番組をやってみたいです(笑)」――ヌレエフ版『シンデレラ』の、作品としての魅力についてはどう感じていますか?ヌレエフの振付って古典とはまた違う動きなんですが、それをきちっとしたクラシックの技術で踊るととても美しいんです。私が何度も観たギエムさんのビデオはパリ・オペラ座の公演で、彼らが踊ると「こんなに複雑なパ(ステップ)がなんでこんなに美しいの?」と思わされる。そこに美学と醍醐味を感じますし、自分も体現できたらいいなと思います。それと私、この作品は森英恵さんデザインの衣裳も大好きで。森先生とは私、実は深いご縁があるんです。元々ずっと私を応援してくださっていたのですが、『シンデレラ』の来日公演を観に行ったら、たまたまお隣が先生だったんですね。私はその時、本気でバレエを辞めようとしていたのですが、それをお話ししたら「絶対ダメ!お願いだからやめないで」と、本気で止めてくださったのが森先生でした。――バレエを辞めようとされたことがあったのですね。私は常に前に進んでいたいというか、自分が良い方向に向かっていると思えないと安心できない性格。当時は、これ以上続けていても自分の納得いく飛躍や発展はないんじゃないか、別の人生を考えるなら30代前半の今じゃないかって、思ってしまったんですよね。辞めずに済んだのは、励ましてくださった森先生のおかげ。その森先生も亡くなり、プティさんもベジャールさんも、私に『ボレロ』をくださった佐々木(忠次/東京バレエ団創設者)さんも今はもういらっしゃいません。今回の舞台が、亡くなられた皆さんの魂が集まるようなものになったらいいですね。定年後もバレエ団の舞台には立ち続けるつもりですが、これがひとつの節目にはなりますので、お世話になったすべての皆さんとお客様への感謝の気持ちを込めて踊りたいと思っています。――この公演のあと、バレエ以外のことにももっと挑戦したい、という思いはお持ちですか?バレエ団を大切にしつつ、外にも目を向けて、自分を発展させられるような活動ができたらとは思っています。でも今は、とにかくこの公演に向けて全力で取り組んでいるところなので、具体的なことは何も考えていないですね。私、何したらいいですか?(笑)――飾らないトークが面白いので、個人的にはバレエ番組のナビゲーターとかやっていただきたいです(笑)。バレエ番組いいですね!実は私、色々な世界の方のお話を聞くのも好きなので、“水香の部屋”みたいなのもやってみたいです(笑)。私がバレエのひとつの“アイコン”としてメディアに出ていって、皆さんの目に触れることでバレエのお客様が増えるなら、それはすごく素敵だなと思います。――あとはもちろん、バレエ以外の舞台や映画などでも観てみたいです。あ、演技は私もやりたいですね。『ドン・ジュアン』(2021)でミュージカルには挑戦したんですが、踊る専門の役だったから、台詞はしゃべってみたいなって。『ドン・ジュアン』のときにも感じたんですが、バレエ以外の世界の方々の価値観に触れることって、自分を広げることにつながるんですよね。私の根底にいつもあるのは、バレエにとって役立つ存在でありたいという気持ち。でもバレエ界って世界を見渡しても狭くて、そこしか知らないで「役に立ちたーい」なんて言っていても限界があるんです(笑)。外に出て、外からバレエを見ることで浮かんでくることがきっとあるはず。そういう意味でも、どんどん色んなことに挑戦していきたいですね。取材・文:町田麻子Photo:NBS(舞台写真以外)<公演情報>東京バレエ団特別公演「上野水香 オン・ステージ」【Aプロ】2023年2月10日(金)・12日(日)【Bプロ】2023年2月11日(土・祝)会場:東京文化会館※2月24日(金) 福岡公演あり
2023年01月10日