東京・六本木にある森アーツセンターギャラリーで、テレビ朝日開局65周年記念「MUCA(ムカ)展 ICONS of Urban Art ~バンクシーからカウズまで~」がはじまりました。本展の東京会場公式アンバサダーを務めるのは、俳優の水上恒司さん。ご自身でもアート制作をされている水上さんに、展覧会の見どころやアートについて、お聞きしてきました!水上恒司さんが公式アンバサダー!水上恒司さん後ろの作品は、リチャード・ハンブルトン《突撃》(1985)【女子的アートナビ】vol. 327本展では、ドイツ・ミュンヘンにあるアーバン・アートと現代アートに特化した美術館、Museum of Urban and Contemporary Art(MUCA)が所蔵する作品60点以上を展示。世界で大人気のストリートアーティスト、バンクシーの日本初公開となる大型彫刻作品や、ファッションデザイナーとしても活躍するKAWS(カウズ)の代表作をはじめ、アーバン・アートの世界を切り拓いてきたアーティストたち10名の作品を楽しめる展覧会です。今回紹介されているアーバン・アートとは、現代都市社会から生まれたグラフィティ・アートやストリート・アート、ポスター・アートなどのこと。都市空間にある公共の壁や建物、橋などに描かれる作品も多く、政治的・社会的メッセージを伝えるときもあります。そんな刺激的な作品が並ぶ展覧会の東京会場公式アンバサダーを務めるのは、俳優の水上恒司さん。独学で勉強して創作活動もされている水上さんにインタビューを行い、展覧会やアートのことなどお聞きしてきました!展覧会全体が好き!――まず、本展をご覧になって、どんな感想をもたれましたか?水上さん今回展示されている作品のアーティストたちは、世の中に対する批判やメッセージを恐れることなく、臆することなく提示していると感じました。僕自身は、まだキャリアとか知識とかいろいろ拙いので、そんな自分からすると、彼らのような活動はビビッてしまってなかなかできないのですけど、この作家たちはアートでちゃんと表現していて、そんな姿勢に心を打たれました。――特に印象に残った作品、好きな作品はありますか?水上さんリチャード・ハンブルトンの《突撃》は、パッと見たときの印象が好きですね。僕は陰が好きなので、その描き方とか見てしまいます。でも、ほぼすべての作品が、そのつくった時代の世の中に対するメッセージみたいなものがちゃんとあるから、どの作品が好きかと問われると、ひとつひとつ挙げていくときりがないです。例えば、女性のストリートアーティストとして活動しているスウーンの作品もすごくいいと思いますし、もちろんバンクシーもいいし、展覧会全体が好きという感じです。――出品作家のなかで、以前から好きだったアーティストはいらっしゃいますか?水上さん好きとか嫌いとかはあまりなくて、ただ前から身近に感じていた作家はカウズかなと思います。彼の作品を見ていると、一番欲しくなりますね。フィギュアとかもありますし。――本展で初めて知った作家さんも多いですか?水上さんもちろんです。僕は創作活動をしていますけど、本当に素人なので、今回ほとんどのアーティストさんのことをはじめて知りました。多くの同世代の人たちと同じように、そんなにアートに詳しくない僕だからこそ、今回アンバサダーとして、こういう場で話すコメントのうちの何かがみなさんに伝わればいいなと思っています。人生をより豊かにしてくれる…――本展は、アーバン・アートの展覧会ですが、現代アートは少し難しいと思っているかたもいるようです。ゴッホやモネなどは親しみがあるけど、知らない作家だと難しく感じるのかもしれません。水上さんゴッホやモネは超有名だし、教科書に載っているのを見ているから知っていますけど、正直それで本当にゴッホのことを知っているのかはわからないですよね。ゴッホは知っていると言う人々も、じゃあゴッホはどういう技法で何が有名なのか、本当に知っている人は少ないと思う。それぐらい、アートの世界に対して、ちゃんと知ろうとしている人は少ないのではないかと思います。僕もそうです。でも、知らないことがいけないわけではないですよね。そんな人間だからこその楽しみ方もあります。ふらっと展覧会を見に来て、作品の背景とか気になる人はその先を調べればいいと思います。僕の場合は、調べるというより、いろいろな作品を見ながら、家にある画材を使って自分の作品をこんなふうに描けば近い雰囲気になるかな、と消化しています。人それぞれ、展覧会の感じ方、消化の仕方はあると思います。――まずは展覧会を見に来ていただかないと、その世界に触れられないですよね。水上さんそうですね。見ないと、その先はないので。アートは、生きていくうえでは絶対的に必要なものではないかもしれません。僕が携わっている映画やドラマの世界も、なくても生きていける。衣食住があれば、人間は生きていけますから。でも、無駄とかいわれる娯楽や余興みたいなものを取り入れたほうが、より豊かに生きていける。そのなかのひとつがアートだと思います。だから、別に見なくてもいいんです。でも、興味が少しでも芽生えたら、絶対に見に来た方がいいです。アートは、人生をより豊かにしてくれるもののひとつですから。アートは大きな刺激物――俳優業のかたわら創作活動もされていて、数年前には個展も開催されました。いつ、どんなきっかけで、創作をはじめられたのですか?水上さん未就学児というか、僕の記憶がない本当に小さいころから絵を描いていました。絵を描くと、ほめられることが多かったので、それが気持ちよくて今日まで描き続けているのかなと思います。――アート制作と演じることの相乗効果はありますか?水上さんあると思います。そもそも演じるという行為は、時間をかけて必要なスキルや技術を身につければ、誰しも到達できるものだと思っています。僕はまだ道半ばですけど、いずれ演じ方はしっかりと身につくはずです。でも、実はその先、演じる人間がどんなふうに生きていきたいのか、あるいは今までどんなふうに生きてきたのか、という部分が芝居のときに透けて見えてくるので、僕はむしろその部分が大事だと思っています。その大事な部分のなかに、アートが大きな刺激物として存在しているので、その相乗効果は間違いなくあります。――アートを見て、感じて、蓄積したものが、演じるときに内面からにじみ出てくるという感じでしょうか。水上さんそうですね。努力だけではどうしようもない部分だと思います。同じMUCA展を見たとしても、人によって感じ方や見方は全然違いますよね。また、単に芸術に触れればいい、という話でもないと思います。すごくいい時間を過ごせる――創作活動と俳優業の両立で、大変なことはありますか?水上さん絵を描くのは職業にしていないので、負担ではないし、大変とは思わないです。僕の中での軸は芝居ですから。時間があるとき、描きたいときに描くという感じです。――創作は、ゼロから生み出すので壁にぶつかるときとかありますか?水上さん芝居のほうでは、こうしたいけれどわからない、という感じで壁にぶつかることはあります。仕事の場合はそうなりますが、創作活動は趣味なので、壁にぶつかることもなくて、楽しんで描いています。――今後、創作で挑戦してみたいことはありますか?個展などの予定は?水上さん3Dの彫刻作品はやってみたいですね。彫刻刀を使って、手で彫り出していく創作物をつくってみたいと思っています。個展は、今のところは考えていません。――いつかまた個展を開いてくださるとうれしいです。最後に、読者のかたにメッセージをいただけますか?水上さんアートがわからない人でも、とりあえず水上がいろいろ言っていたから行ってみよう、という感じでもいいので、ぜひMUCA展に来ていただければ、すごくいい時間を過ごせるのではないかと思います。――ありがとうございました!取材を終えて…まっすぐな眼差しで、質問に答えてくださった水上さん。24歳という若さながら、ご自身の考えをしっかりと確立され、ぶれない強さが伝わってきました。そんな水上さんを魅了したMUCA展には、刺激的な作品が勢ぞろい。ぜひ、足を運んでみてくださいね!カウズのバラエティー豊かなブロンズ作品《カウズ・ブロンズ・エディション#1-12》(2023年)や、オークションで落札後すぐにシュレッダーで一部が細断されたバンクシーの有名な作品《Girl Without Balloon》(2018年)も展示されています。Information会期:2024年3月15日(金)~6月2日(日)開館時間:10:00~19:00金曜日・土曜日・祝日・祝前日・GW(4月27日~5月6日)は20:00まで※入場は閉館の30分前まで休館日:会期中無休会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)観覧料:【平日】一般 ¥2,400、大学・高校生 ¥1,700、小学・中学生 ¥1,000【土・日・祝】※5/6含む一般 ¥2,600、大学・高校生 ¥1,900、小学・中学生 ¥1,200
2024年03月24日芸術の秋到来!京都市京セラ美術館 新館 東山キューブでは、2023年10月20日(金)から『MUCA(ムカ)展 ICON of Urban Art ~バンクシーからカウズまで~』が開催中。会場入口ドイツ・ミュンヘンの美術館 Museum of Urban and Contemporary Art (MUCA)のアーバン・アートと現代美術のコレクションによる展覧会の内覧会をレポートする。MUCA外観 Photo by © MUCA / wunderland media「MUCA」は、20世紀から21世紀にかけて、世界各地の都市を舞台に発表してきたアーバン・アートの作品を、25年以上かけて収集してきた。同展では、その貴重なコレクションの中から約70点を紹介する。展示会場風景会場に入ると、まずは世界的に活躍する、正体不明のアーティスト、バンクシーの空間が。「あ!知ってる!」と思う作品もある。例えばこの作品。バンクシー《少女と風船》2004年|BANKSY, Girl With Balloon, 2004Photo by © MUCA / wunderland mediaオークションで、高値で取り引きされた直後に、作品の額にあったシュレッダーで切断された、という衝撃のてん末を覚えている方も多いだろう。他にもバンクシーの展示室には、日本初上陸の大型彫刻作品も置かれている。展示会場風景カラーブロックやパターンを組み合わせて、ポップな感覚がユニークなバリー・マッギー、同展覧会で唯一の女性アーティストであるSWOON(スウーン)、新聞やチラシを使って、政治的な批評をテーマにするシェパード・フェアリーらの作品が並ぶ。展示会場風景彼らの作品を見ていると、私たちが生きている現代社会にメスを入れられているような感覚になるだろう。展示会場風景作品のユニークな技法も、本展覧会の見どころのひとつ。展示会場風景VHILS(ヴィルズ)は、石膏ボードやドアといった素材を使って、ビジュアルを生み出す。また、ルービックキューブを組み合わせたINVADER(インベーダー)のモザイク・アートも、食い入るように見てしまう。展示会場風景他にも、日本でもよく展覧会をしているJR(ジェイアール)、ストリート・アートの先駆者であるリチャード・ハンブルトン、愛らしい作風が目を引くオス・ジェメオスの作品を見ることができる。展示会場風景そして展示室のファイナルは、KAWS(カウズ)。展示会場風景KAWSの「コンパニオン」は、バツ印の目が特徴的なキャラクターシリーズ。バリエーションのある「コンパニオン」の展示は、アートと商業の境界線を考えるきっかけにもなる。内覧会の挨拶で、MUCA館長 クリスチャン・ウッツ氏が「アーバン・アートは、ストリートにあるだけではない。皮肉や風刺、戦争や差別といった社会的メッセージが込められた現代美術であるアーバン・アートをもっと知ってもらいたい」と述べていた。そう、もはや現代美術は、カワイイとか、分かりやすいとか、感覚に訴えるものだけではない。私たちが生きる現代社会について想像したり、考えさせられるきっかけなのだ。とはいえ、展示空間に広がる多種多様な作品は、とても魅力的。展示室を行ったり来たりしながら、同時代のアートを楽しもう!取材・文:藤田千彩<開催情報>『MUCA展 ICON of Urban Art ~バンクシーからカウズまで~』会期:2023年10月20日(金)~2024年1月8日(月・祝)会場:京都市京セラ美術館公式サイト:
2023年10月25日展覧会「MUCA(ムカ)展 ICONS of Urban Art(アイコンズ オブ アーバン アート)~バンクシーからカウズまで~」が、京都市京セラ美術館 新館 東山キューブにて、2023年10月20日(金)から2024年1月8日(月・祝)まで開催される。大分市美術館でも開催された巡回展だ。ドイツ・ミュンヘンの美術館「MUCA」コレクションが上陸ドイツ・ミュンヘンに拠点を置く「MUCA(Museum of Urban and Contemporary Art)」は、アーバン・アートと現代アートに特化したヨーロッパで高い人気を誇る美術館。先に述べたアーバン・アートとは、壁や建物、道路や橋などの公共の場所に描かれたアートを指す、現代の都市空間で発達した視覚芸術のこと。MUCAは開館以来、アーバン・アートや現代アート作品を精力的に収集、展示し、都市の景観を作品の一部としても収蔵している。ポップ・アートをはじめ、都市環境の中の芸術、抽象絵画、社会・政治問題など、多様なテーマを扱い、そのコレクションは1,200点以上におよぶ。MUCA所蔵作品約70点を展示「MUCA展 ICONS of Urban Art~バンクシーからカウズまで~」では、MUCA所蔵の日本初公開作品を含む約70点の作品を展示。特に世界で活躍するバンクシーやカウズ(KAWS)など10名の作家に焦点を当て、アーバン・アートの「アイコン」とも称せる先駆者たちの独創的な作品の数々を展観する。バンクシーの大型彫刻作品やカウズの代表作など会場には、日本初上陸となるバンクシーによる大型彫刻作品や、カウズの代表作《4フィート・コンパニオン・ディセクテッド・ブラウン(4ft Companion [Dissected Brown])》が登場。加えて、カラーブロックやパターンを組み合わせた絵画やインスタレーション作品で知られるバギー・マッギー、黒いシルエットの人物をモチーフにした作品で知られるリチャード・ハンブルトンなど、国際的に有名なアーティストのキャリアを決定づけた作品が集う。展覧会概要「MUCA展 ICONS of Urban Art~バンクシーからカウズまで~」会期:2023年10月20日(金)~2024年1月8日(月・祝)会場:京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ住所:京都市左京区岡崎円勝寺町124時間:10:00~18:00(最終入場は17:30まで)休館日:月曜日(祝日の場合は開館)、年末年始(2023年12月28日(木)~2024年1月2日(火))観覧料:一般 1,900円(1,700円)、大高生 1,400円(1,200円)、中小生 800円(600円)※土日祝は一般 2,100円(1,900円)※( )内は前売・団体料金、団体は20名以上※未就学児は入場無料※障がい者手帳等提示者本人及び介護者1名まで無料(確認できるものを提示)<出展アーティスト>バンクシー、カウズ、バリー・マッギー、オス・ジェメオス、インベーダー、シェパード・フェアリー、リチャード・ハンブルトン、ジェイアール、スウーン、ヴィルズ【問い合わせ先】ICONS of Urban Art制作委員会TEL:050-1807-9356
2023年08月26日展覧会「MUCA(ムカ)展 ICONS of Urban Art(アイコンズ オブ アーバン アート)~バンクシーからカウズまで~」が、大分市美術館にて2023年7月22日(土)から10月9日(月・祝)まで開催される。その後、京都、東京へ巡回予定。ドイツ・ミュンヘンの美術館「MUCA」コレクションが集結ドイツ・ミュンヘンに拠点を置く「MUCA(Museum of Urban and Contemporary Art)」は、ヨーロッパ最大級のアーバン・アートや現代アートのコレクションを収蔵する美術館。現代の都市空間で発達した視覚芸術である、壁や建物、道路や橋などの公共の場所に描かれたアートを差すアーバン・アートや、現代アートにおける20・21世紀の有名アーティストの作品を展示している。MUCAは、この分野での作品収集の第一人者として知られており、都市の景観を作品の一部として主に収蔵している。ポップ・アートからニューリアリズムまで、都市環境の中の芸術、抽象絵画、社会・政治問題など多様なテーマを扱い、そのコレクションは1,200点以上を誇っている。「MUCA展 ICONS of Urban Art~バンクシーからカウズまで~」は、MUCA所蔵の60点を超える貴重な作品が集結するドイツ国外初となる展覧会。バンクシーやカウズ(KAWS)などのアーティストたちのアイコニックな作品の展示を通して、彼らの軌跡を辿り、人気の秘密に迫る。会場では、バンクシーらのほか、インベーダーやフランスのストリートアーティストであり写真家のJR、アメリカのストリートアートを代表するシェパード・フェアリー、サンフランシスコを拠点に活動するバリー・マッギー、黒いシルエットの人物をモチーフにした作品で知られるリチャード・ハンブルトンなど、国際的に有名なアーティストのキャリアを決定づけた作品を展示する。約40年間にわたる現代アートの革命的なムーブメントに触れることができる、今までにない規模と迫力を兼ね備えた展覧会となっている。展覧会概要「MUCA展 ICONS of Urban Art~バンクシーからカウズまで~」会期:2023年7月22日(土)~10月9日(月・祝)会場:大分市美術館住所:大分県大分市上野865時間:10:00~18:00(最終入館17:30)休館日:9月11日(月)・19日(火)・20日(水)・25日(月)入場料:一般 1,800円、高大生 1,500円、中学生以下無料【問い合わせ先】大分市美術館TEL:097-554-5800
2023年06月03日現代のストリートで表現を続けるアート界の異端児“バンクシー”。現在、福岡アジア美術館で開催中の「バンクシーって誰?展」は、バンクシーの作品を絵が描かれた街並みごと体験できる“新感覚”の展覧会だ。全国5都市で50万人を動員。日本オリジナル巡回展のラストとなる福岡展の見どころを、記者発表・開会式の模様なども交えながら紹介する。バンクシーは、少女と赤い風船を描いた絵に約1億5000万円の値がついたとたん、仕込んでいたシュレッダーを作動させて作品を切り刻むなど、自分の作品に大騒ぎをする人たちをあざ笑うかのようにゲリラ的な表現活動を繰り返している覆面アーティスト。創作活動の全貌や動機などその真相を知る者は少なく、いまだ謎に包まれた存在だ。本展は、2016年から世界各都市を巡回し人気を博した「ジ・アート・オブ・バンクシー展」の傑作群を、日本オリジナルの切り口で紹介するもの。福岡初上陸のプライベート・コレクター秘蔵作品を含む額装作品(約60点)に加え、バンクシーが絵を描いた“ストリート(街角)”の再現セット(約15点)で構成されている。「バンクシーは時と場所を選んで作品を描いている。この展覧会では、実際の街並みの雰囲気やスケール感とともにバンクシーの絵を見て頂くことで、その活動の意図を想像してほしい」と本展企画プロデューサーの落合氏(日本テレビ放送網グローバルビジネス局イベント事業部)。舞台美術や映画・テレビのセットを手がけるプロ集団によって、錆、雑草、埃っぽさなど細部まで再現されたリアルな街角も本展の大きな見どころだ。開会式には、福岡展公式サポーターを務める女優・筧美和子(かけいみわこ)も登場。「“まるで映画のような”没入型の展覧会は、まさに旅をしているような新感覚です。1年前に東京展を見たのですが、福岡展ではさらに理解の幅が広がり、バンクシーは本当に奥が深いと感じました。きっとみなさんも“バンクシーって誰?”と想像をかき立てられるのではないでしょうか。また会場のいろんなところに隠れねずみ(スポットライトの中で動く)がいるので、それも探しみてほしいです」と語ってくれた。本展覧会は、一部作品を除きすべて撮影OK。アンバサダーを務める中村倫也の音声ガイド(600円/所要時間:約30分)を聞きながら、旅気分でバンクシーの作品世界を体感してみては。3月26日(日)まで福岡アジア美術館にて開催。チケットは発売中。
2023年01月05日「バンクシーって誰?展」福岡展実行委員会が主催する展覧会「バンクシーって誰?展」が、2022年12月17日(土)〜福岡アジア美術館(福岡県福岡市)にて、いよいよ開幕いたします。本展覧会は、ただ絵をみるだけではない、バンクシーの作品が実際のスケール感で描かれた世界の街並みを歩きながらご体感いただける新感覚の没入型展覧会となっており、全国4都市で42万人を導入した展覧会です。福岡展では、公式サポーターに女優の筧美和子さんが就任した他、バンクシーの世界観をご自宅にお持ち帰りいただける福岡展限定のプレゼントや、グルメマガジン「ソワニエ+」とのスペシャルコラボメニューが誕生するなど、「バンクシーって誰?展」最終開催地となる福岡展を盛り上げる企画も盛り沢山。ここでしか体感することができない素敵な展示をお楽しみください。■ ■「バンクシーって誰?展」福岡展| ■ ■体感せよ!街角(ストリート)のバンクシー。“壁に絵を描く”という行為に、人類は先史以来、魅了されてきました。学校の教科書で目にする洞窟壁画はアートの始まりであり、祖先の高い表現能力を示す芸術です。その痕跡は、数万年前のものとは思えないほど自由そのものです。そのような絵をハッと思い出させてくれるのが、現代のストリートで表現を続けるアート界の異端児“バンクシー”です。2018年に、少女と赤い風船を描いた作品が高額落札されるや、額に仕込まれたシュレッダーで突如細断。瞬く間に世界中で報道され、話題をさらいました。日本では、バンクシー作品と思われるネズミの絵が発見されると、大手メディアやSNSで拡散、認知度が上がりました。しかし創作活動の全貌や動機など、その真相が分かる者は依然少なく、謎に包まれた存在です。本展は、世界各都市を巡回し人気を博した「ジ・アート・オブ・バンクシー展」の傑作群を、日本オリジナルの切り口で紹介する意欲的な展覧会です。プライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品の展示とともに、活動の主戦場である“ストリート” に焦点を当て、テレビ局ならではの街並み再現展示で没入空間を体感していただきます。それはまるで“映画のセット”。ストリート・アーティストの先人であり、現代アートの巨匠でもあるヘリングやバスキアの次世代として、いま世界で最も注目を集める時代の先駆者“バンクシー”。その活動の意味を、幅広い世代に楽しく理解していただける貴重な機会となります。動画1: ■ ■みどころ<映画のセットのような新感覚の没入型展覧会>世界中に分散するバンクシーのストリート・アート。その代表作品を選りすぐって、テレビスタジオの舞台美術チームが、美術館とは異なる会場空間でリアルサイズに再現します。バンクシーのストリート作品を見るために世界一周の旅へ出なくとも、活動の3大地域と言われるヨーロッパ、アメリカ、そして中東の街並みをこの会場でご体感いただけます。故郷イギリスのブリストルからロンドン、映画にもなったニューヨークでの活動や自主企画で一世を風靡したロサンゼルス、そして幾度も訪れては作品を残し続けている中東。映画のセットのようなリアルな街並みを会場に出現させ、全面撮影OKの新感覚没入型展示を創出します。<プライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品が初お目見え>街なかや美術館でも通常は見ることのできない、プライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品を一挙公開いたします。バンクシーに代わって作品の真贋を認証するペスト・コントロールにより本物認定された作品の数々で、バンクシーの足跡とその謎に迫ります。会場でリアルサイズに再現するストリート作品と、コレクターからお借りする額装作品の比較展示は、本展でしか見られない貴重な体験となります。また、キャンバス、段ボール、鉄板、木板、紙、石の彫刻、リトグラフ、ポスター、アルバム・ジャケットほか、バンクシーの作品制作風景を収めた写真を含め、多種多様な表現手法や出展品にもご期待ください。そして今回、特別出展として、イギリスのファッション・デザイナーで、アートに造詣が深くバンクシー好きで知られる、ポール・スミス氏からお借りする希少な油彩画《コンジェスチョン・チャージ》も必見です。■ ■「バンクシーって誰?展」福岡展限定|TOPICS(1)公式サポーターに女優の筧美和子さんが就任!<プロフィール>筧 美和子(かけいみわこ)1994年3月6日生まれ。東京都出身。女優2013年フジテレビ系「テラスハウス」に出演し注目を浴びる。現在は女優として幅広く活躍中。(2)先着順!オリジナルバルーンをプレゼント「バンクシーって誰?展」福岡展開幕を記念して、期間中にご来場いただいたお客様(各日先着100名様)にオリジナルバルーンをプレゼントいたします。対象期間:12月17日(土)~25日(日)、1月2日(月・祝)~9日(月・祝)(3)「バンクシーって誰?展×ソワニエ+」スペシャルコラボメニューが誕生!「バンクシーって誰?展」と福岡の食を伝えるグルメマガジン「ソワニエ+」のスペシャルコラボメニューが誕生!福岡の人気店7店がバンクシーの作品をモチーフにオリジナルメニューを手掛けます。 (掲載誌:ソワニエ+11.12月号)スペシャルコラボメニュー販売期間:12月16日(金)~3月26日(日)参加店舗:磯貝 天神店/Pizzeria Nao/パンストック天神店/Patisserie Rui/Mensa“A TAVOLA!!”/須崎屋台 かじしか/BISTROT MITSOU■ ■「バンクシーって誰?展」福岡展|概要表1: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月09日戦時下のウクライナで風刺の効いたアートを7点も壁に描き、話題をさらったばかりのアーティスト、バンクシー。次は衣料品ブランド「GUESS」を標的と定めたようだ。バンクシーは19日までにInstagramに「全ての万引き犯、注目」と題し、ロンドン市内にあるGUESSの店舗の外観を投稿。「リージェント通りのGUESSに行ってほしい。彼らは私の作品を無断で使用した。同じことを自分たちがされても、間違っていると言えるだろうか」とメッセージを出した。米国のアパレルブランドGUESSは、バンクシーのグラフィティを使用した新しいコレクションを発表したばかりだった。同社は、バンクシーのデザインの使用ライセンスを管理するBrandalisedと共同で制作したコレクションだとしており、チーフ・クリエイティブ・オフィサーのポール・マシアーノは「バンクシーの作品はポピュラーカルチャー全体に共鳴する驚異的な影響力を持っています。この、Brandalisedとの新たなカプセルコレクションは、ファッションが感謝の気持ちを表す1つの方法なのです」と発表前に述べていた。著作権に詳しいリズ・ワード弁護士は英BBCの取材に対し、「GUESSはバンクシーのアートワークを第三者であるBrandalisedを通じて合法的に入手しているので、彼らはそれを商品化する権利を持っています。バンクシーがこの取引を許可、もしくは知っていたかどうかはわかりません」とコメントした。著作権に問題はなさそうに見えるが、アーティスト本人が「許可していない」と主張したことで、様々な可能性が浮上してきた。Brandalisedの独断、もしくはバンクシーとの契約が既に切れていた場合ならば、バンクシー流のゲリラ的な宣伝活動である可能性も除外できないという。前出のワード氏は、BBCの取材に対して次のように語った。「バンクシーは、BrandalisedやGUESSに対し、著作権が侵害されていると訴えるべきですが、彼もしくは彼女(バンクシーは性別不明)が匿名性を望むのであれば、それは難しいかもしれません」またワード氏は、著作権侵害はアーティストに深刻なダメージを与える重大な罪であることは事実だが、「ことの是非はともかく、万引きを助長する言動は間違っています」とも述べている。名指しされたGUESSの店舗は、入り口を封鎖し、窓をすべて覆って沈黙を続けている。
2022年11月21日「バンクシーって誰?展」福岡展実行委員会は、2022年12月17日(土)〜2023年3月26日(日)の期間、福岡アジア美術館(福岡県福岡市)で「バンクシーって誰?展」を開催いたします。本展覧会は、巡回展となっており、これまでに東京、名古屋、大阪で32万人以上を動員。福岡の地でラスト展示を飾ります。最速特割先行は、チケットぴあで7月16日(土)〜8月20日(土)の期間限定で発売されます。■ ■それはまるで、映画のセットのような美術展「バンクシーって誰?展」■ ■ ■体感せよ!街角(ストリート)のバンクシー。“壁に絵を描く”という行為に、人類は先史以来、魅了されてきました。学校の教科書で目にする洞窟壁画はアートの始まりであり、祖先の高い表現能力を示す芸術です。その痕跡は、数万年前のものとは思えないほど自由そのものです。そのような絵をハッと思い出させてくれるのが、現代のストリートで表現を続けるアート界の異端児“バンクシー”です。2018年に、少女と赤い風船を描いた作品が高額落札されるや、額に仕込まれたシュレッダーで突如細断。瞬く間に世界中で報道され、話題をさらいました。日本では、バンクシー作品と思われるネズミの絵が発見されると、大手メディアやSNSで拡散、認知度が上がりました。しかし創作活動の全貌や動機など、その真相が分かる者は依然少なく、謎に包まれた存在です。本展は、世界各都市を巡回し人気を博した「ジ・アート・オブ・バンクシー展」の傑作群を、日本オリジナルの切り口で紹介する意欲的な展覧会です。プライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品の展示とともに、活動の主戦場である“ストリート” に焦点を当て、テレビ局ならではの街並み再現展示で没入空間を体感していただきます。それはまるで“映画のセット”。ストリート・アーティストの先人であり、現代アートの巨匠でもあるヘリングやバスキアの次世代として、いま世界で最も注目を集める時代の先駆者“バンクシー”。その活動の意味を、幅広い世代に楽しく理解していただける貴重な機会となります。<会場に世界各地のストリート作品が出現、街並み再現展示|BETHLEHEM「Flower Thrower」東京展の様子>■ ■みどころ<映画のセットのような新感覚の没入型展覧会>世界中に分散するバンクシーのストリート・アート。その代表作品を選りすぐって、テレビスタジオの舞台美術チームが、美術館とは異なる会場空間でリアルサイズに再現します。バンクシーのストリート作品を見るために世界一周の旅へ出なくとも、活動の3大地域と言われるヨーロッパ、アメリカ、そして中東の街並みをこの会場でご体感いただけます。故郷イギリスのブリストルからロンドン、映画にもなったニューヨークでの活動や自主企画で一世を風靡したロサンゼルス、そして幾度も訪れては作品を残し続けている中東。映画のセットのようなリアルな街並みを会場に出現させ、全面撮影OKの新感覚没入型展示を創出します。<街並み再現展示| London.UK「Girl with Balloon」東京展の様子><街並み再現展示| London.UK「Whitewashing Lascaux」東京展の様子><街並み再現展示| 左からGaza,Palestine「Giant Kitten」」、Cheltenham,UK「Spy Booth」東京展の様子><プライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品が初お目見え>街なかや美術館でも通常は見ることのできない、プライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品を一挙公開いたします。バンクシーに代わって作品の真贋を認証するペスト・コントロールにより本物認定された作品の数々で、バンクシーの足跡とその謎に迫ります。会場でリアルサイズに再現するストリート作品と、コレクターからお借りする額装作品の比較展示は、本展でしか見られない貴重な体験となります。また、キャンバス、段ボール、鉄板、木板、紙、石の彫刻、リトグラフ、ポスター、アルバム・ジャケットほか、バンクシーの作品制作風景を収めた写真を含め、多種多様な表現手法や出展品にもご期待ください。そして今回、特別出展として、イギリスのファッション・デザイナーで、アートに造詣が深くバンクシー好きで知られる、ポール・スミス氏からお借りする希少な油彩画《コンジェスチョン・チャージ》も必見です。<バンクシー「コンジェスチョン・チャージ(混雑税)」 Congestion Charge 2004年 ポール・スミス蔵(c)>■ ■「バンクシーって誰?展」福岡展|概要表1: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月01日東京で18万人以上を動員した話題の展覧会『バンクシーって誰?展』が、4月23日(土)からグランフロント大阪にて開催され、多くの来場者で賑わっている。バンクシーはイギリスを拠点に、ニューヨーク、中東などで、街中の壁や橋などに風刺の効いた作品を描く正体不明のストリート・アーティスト。2018年、オークション会場で少女と赤い風船を描いた作品が高額落札された途端、シュレッダーで突如裁断されたことでも話題になったが、創作活動の全貌や動機など真相が分かるものは少なく、その存在はいまだに謎に包まれている。「バンクシーって誰?展」チケット情報今回の展覧会は、日本テレビの美術製作チームが映画やドラマのセットづくりの職人を集め、世界で描かれたバンクシーの代表作を周辺の街並みとともに実物大でリアルに再現。入場者は「なぜそこにその作品が描かれたのか」という作品の意図を含めて疑似体験できる。再現された14シーンのほか、アート作品として制作された個人所有の貴重な作品も53点展示されており、一部をのぞいてほぼすべての展示が撮影可能なのもこの展覧会の特徴だ。エントランスを過ぎると、今回の展覧会のメインビジュアルにも採用されている、パレスチナの紛争地帯のガソリンスタンドの壁に描かれた、火炎瓶の代わりに花束を投げる抗議者風の人物の作品が。高さ5mの作品は、写真では伝わらない実物大ならではの迫力と、作品が訴える強いメッセージ性を感じることができる。同様にほかの展示も作品部分だけでなく、作品周りの草花や環境、細かい風景まで含めて再現されているからこそ、その意図が分かる作品も多く、とても見応えのある内容となっている。より詳しく作品の背景などを知るには、展示室入口で同展アンバサダーの俳優・中村倫也さんの音声ガイド(600円)の解説を聞きながら回るのがおすすめ。また、出口前のグッズ売り場では「展覧会カタログ」(1650円)をはじめ、作品をモチーフにした小物や会場でしか買えない限定グッズも30種類以上揃う。また会場隣のカフェ「CAFE Lab.」では、開催期間中バンクシー作品にちなんだコラボメニューが楽しめるのもこの機会ならでは。まるで作品が描かれたその場にいるように、バンクシーが描くストリート・アートの世界に浸れる『バンクシーって誰?展』は、6月12日(日)まで開催。取材・文・撮影:滝野利喜雄
2022年05月02日ルシアン ペラフィネ(lucien pellat-finet)から、匿名アーティスト・バンクシー(Banksy)のグラフィティを使用したアイテムを展開するブランダライズド(BRANDALISED)とのコラボレーションによるメンズ・ウィメンズのウェアが登場。2022年1月下旬に、ルシアン ペラフィネ直営店などにて発売される。バンクシーのアート配したセーターやパーカー今回登場するのは、バンクシーのアートをあしらったトップス。「ラブラット」や「バルーン ガール」などグラフィックを大胆に配し、それ以外の部分は無地でまとめている。Tシャツのほか、カシミアのセーターやカーディガン、ユニセックスで着られるパーカーなどがラインナップ。いずれもホワイトやグレーなどのカラーを採用しており、シンプルでグラフィックが際立つ仕上がりとなっている。【詳細】ルシアン ペラフィネ×ブランダライズド発売時期:2022年1月下旬取扱店舗:ルシアン ペラフィネ 東京ミッドタウン店、その他ルシアン ペラフィネ直営店、公式オンラインストアアイテム例:・カシミアセーター Banksy’s Graffiti ラブラット メンズS~L 440,000円/ウィメンズXS~M 418,000円・カシミアセーター Banksy’s Graffiti バルーン ガール メンズS~L 495,000円/ウィメンズXS~M 462,000円・カシミアカーディガン Banksy’s Graffiti ラブラット メンズS~L 462,000円/ウィメンズXS~M 440,000円・Tシャツ Banksy‘s Graffiti ラット メンズS~L、ウィメンズXS~M 74,800円・Tシャツ Banksy‘s Graffiti フラワーボマー メンズS~L、ウィメンズXS~M 88,000・パーカー Banksy‘s Graffiti エンジェルハート&ボナパルト ユニセックスXXS~L 165,000円【問い合わせ先】ルシアン ペラフィネ 東京ミッドタウン店TEL:03-5647-8333
2022年01月27日中京テレビ放送株式会社(本社所在地:愛知県名古屋市、代表取締役社長:丸山公夫)は、「バンクシーって誰?」を2022年1月4日(火)より放送を開始します。※初回は よる10時54分から。2回目以降は、よる8時54分から放送。■番組概要■番組名 : バンクシーって誰?出演 : 岩田剛典(EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)放送日時 : 毎週火曜 よる8時54分~9時00分放送※東海3県での放送(全8回予定)※初回(1月4日)のみ よる10時54分から放送見逃し配信 : 各回放送後、Locipoで見逃し配信予定。Locipoアドレス: 番組ロゴ神出鬼没!ストリートの壁に「グラフィティ」を残し、そのアートは1.5億円で落札されるなど世界中から注目を集めるアート界の異端児“バンクシー”。未だその正体を知る人はごくわずかで、依然と謎に包まれたアーティストです。この番組は、“バンクシーって誰?”をテーマに、無限にあるその答えを探求する番組です。グローバルゲート ガレージ名古屋(名古屋市中村区)にて開催されている『バンクシーって誰?展』で、アート界の異端児“バンクシー”の8つのストリート・アートとその思想に触れ、地元・名古屋出身の岩田剛典(EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)がバンクシーとは何者か?という問いに8つの答えを探し出します。■出演者■岩田剛典プロフィール愛知県名古屋市出身。慶応義塾普通部、慶応義塾高等学校、慶応義塾大学法学部政治学科を卒業。2010年に三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのパフォーマーとしてデビュー。現在はEXILEのメンバーでもある。数々のドラマや映画にも出演。2016年6月公開の映画「植物図鑑」で映画初主演を務め、『第40回日本アカデミー賞』新人俳優賞・話題賞を始め、数々の賞を受賞。パフォーマー活動を中心に、俳優業、CM出演等、各方面で活動中。岩田剛典さん■岩田剛典さんからのコメント■東海エリアのみなさん!いよいよバンクシーって誰?展が東海地区で開催されるということで東海地区出身の自分がバンクシーの魅力を伝えられるように精一杯務めさせていただきます。バンクシーはモダンアートを象徴するアーティストの一人ですし、自然と一度は目にする作品が一つ二つではなく、複数あって、世界的に影響力のあるアーティストだと思っています。今回の展覧会に紐づいて、この番組に出演させてもらうにあたり、よりバンクシー作品のバックグランドに迫り、作品にまつわる思いをお伝えできればと思います。〇バンクシー作品の印象は・・・全体的に社会風刺や皮肉などが、作品を通して見た人の心を揺さぶるよう、狙ってやっているのでメッセージ性の強いアーティストだと感じています。描きたい絵を描くことに限らず、世界情勢から受けたインスピレーションをもとに、社会貢献に繋がるよう活動しているという、社会活動家な側面がありますよね。ああいう社会問題を作品に落とし込むスタイルはそれ自体が物議を醸し出していて、画自体は切り抜いた型にスプレーで吹きかけただけのシンプルなものでも、それだけのインパクトを生み出せるのだと思います。長時間かけて描いた作品で有名なアーティストは沢山いますが、スプレーアートでコレだけ話題性があるのもある意味、興味深いです。ファッション的な要素も高いので、多くの若者を引き付けているのでしょう。収録風景1〇バンクシーって誰?何億もする作品を、落札された瞬間にシュレッダーにかけるなんて、人の感情を上手に利用する、すごいビジネスマンだなと思います。(笑)オークションでそういう仕掛けをして、結果、世界の関心を集め、それを通して、作品のテーマである戦争反対を世界中に知らせるというのはブランディングも含めて面白いなって。(笑)子供から大人まで伝わる魅力をもったアーティストですね。■見どころ■グローバルゲート ガレージ名古屋で開催中の「バンクシーって誰?展」で、実際に岩田さんが名古屋会場を訪れて撮影。この展覧会はバンクシーの作品が描かれているストリートそのものをテレビ局ならではの街並み再現展示で、バンクシー作品の描かれている世界観をそのまま楽しむことが出来ます。そのため展示会の風景は、どこを切り取っても画になるようなドラマティック!そんな世界に迷い込んだ岩田さんがバンクシーの謎に迫っていく様子がとてもかっこいいです。また岩田さんも、何度かバンクシー作品を過去にご覧になられているとあって、その作品に対する考察がとても面白い!この番組を見て、そして会場へ足を運ぶと100倍楽しめる作りになっています!是非、ご覧いただきバンクシーの世界を岩ちゃんといっしょに楽しみましょう!収録風景2収録風景3収録風景4バンクシーって誰?展とはグローバルゲート ガレージ名古屋(名古屋市中村区)にて開催中。詳しくは 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月24日2018年からモスクワ、マドリード、香港、ニューヨーク、LA、そして日本各都市を巡回し、累計300万人以上を動員してきた展覧会『バンクシー展天才か反逆者か』が、満を持して東京にて開幕。原宿駅前のWITH HARAJUKUにて2022年3月8日(火)まで開催されている。国内では2020年、横浜を皮切りに大阪、名古屋、福岡の主要都市を巡回してきた『バンクシー展』。社会風刺を凝らしたグラフィティアートやストリートアートで強いメッセージを発信し続ける覆面アーティスト・バンクシーの貴重なオリジナル作品を含む、版画、立体オブジェなど70点以上をはじめ、映像やポスターなど計100点以上が紹介されている。バンクシーのスタジオを再現したインスタレーション同展では、作品を「消費」「政治」「抗議」「ラット(ネズミ)」「監視カメラ」などのテーマに分け、それぞれの作品の背景にある社会性やバンクシーの制作意図をあぶりだしていく。《ラブ・イズ・イン・ジ・エア》日本でも多くの人に知られるバンクシーの代表的モチーフ《ラブ・イズ・イン・ジ・エア》は、パレスチナ・ヨルダン川西岸地区にあるベツレヘムの建物に描かれた作品。描かれた男性は火炎瓶ではなく花束を手にしており、平和的な抵抗を表現している。《スロウアー》同展ではさらに、《ラブ・イズ・イン・ジ・エア》の貴重な三部作版《スロウアー》も紹介。これは、2017年にバンクシーがイスラエルとパレスチナ地区を防壁の前に開業した「ザ・ウォールド・オフ・ホテル」のロビーに展示されているもの。バンクシー曰く「世界一眺めが悪い」ホテルのプロジェクトについても紹介されている。「ザ・ウォールド・オフ・ホテル」の紹介コーナー今回、東京展から初お目見えとなるのが、バンクシー作品のルーツを探る「バンクシーと世界の芸術文化」というコーナーだ。こちらで紹介されているのは、バンクシーがアンディ・ウォーホルの代表作《マリリン・モンロー》を引用した《ケイト・モス》。当時、時代のアイコンだったスーパー・モデルを起用したこの作品を通して、バンクシーはウォーホルの時代から変わらずアート・マーケットが消費市場主義であるということを指摘している。会場では両者が合わせて展示されているほか、同じくウォーホルの《キャンベルのスープ缶》にインスピレーションを得た作品《スープ・カンズ》、さらにもうひとり、バンクシーが大きな影響を受けたというジャン=ミシェル・バスキアの作品《ジョウボーン・オブ・アン・アス》(1982~2004年)も展示されている。(左)バンクシー《ケイト・モス》、(右)アンディ・ウォーホル《マリリン・モンロー》左からアンディ・ウォーホル《キャンベルのスープ缶/トマト・スープ》、バンクシー《スープ・カンズ》、ジャン=ミシェル・バスキア《ジョウボーン・オブ・アン・アス》ほかにも、社会的弱者をドブネズミに重ねた「ラット」シリーズを始め、ロンドンの湖水泳場に設置された標識の作品《ノー・スイミング》など、コレクター所有作を中心とした貴重な作品を多数紹介。展示の最後は希望を願う代表作《ガール・ウィズ・バルーン》で締めくくられる。「ラット」シリーズ展示風景《ノー・スイミング》《ガール・ウィズ・バルーン》世界中からその一挙一動が注目されるアーティスト、バンクシー。ゲリラ的な活動で世の中を騒がせているようにも見える彼が、それぞれの作品に込めた痛烈なメッセージを感じとってほしい。【開催情報】『バンクシー展天才か反逆者か』2021年12月12日(日)~2022年3月8日(火)、WITH HARAJUKUにて開催。
2021年12月16日グローバルゲート ガレージ名古屋(名古屋市中村区)にて、「バンクシーって誰?展」名古屋展を2021年12月19日(日)より2022年3月27(日)まで開催いたします。バンクシーって誰?展 名古屋 12月19日(日)開幕!【展覧会概要】■体感せよ!街角(ストリート)のバンクシー。“壁に絵を描く”という行為に、人類は先史以来、魅了されてきました。学校の教科書で目にする洞窟壁画はアートの始まりであり、祖先の高い表現能力を示す芸術です。その痕跡は、数万年前のものとは思えないほど自由そのものです。そのような絵をハッと思い出させてくれるのが、現代のストリートで表現を続けるアート界の異端児“バンクシー”です。2018年に、少女と赤い風船を描いた作品が高額落札されるや、額に仕込まれたシュレッダーで突如細断。瞬く間に世界中で報道され、話題をさらいました。日本では、バンクシー作品と思われるネズミの絵が発見されると、大手メディアやSNSで拡散、認知度が上がりました。しかし創作活動の全貌や動機など、その真相が分かる者は依然少なく、謎に包まれた存在です。本展は、世界各都市を巡回し人気を博した「ジ・アート・オブ・バンクシー展」の傑作群を、日本オリジナルの切り口で紹介する意欲的な展覧会です。プライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品の展示に加え、活動の主戦場である“ストリート”に焦点を当て、テレビ局ならではの街並み再現展示で没入空間を体感していただきます。― それはまるで“映画のセット”。ストリート・アーティストの先人であり、現代アートの巨匠でもあるヘリングやバスキアの次世代として、いま世界で最も注目を集める時代の先駆者“バンクシー”。その活動の意味を、幅広い世代に楽しく理解していただける貴重な機会となります。【みどころ】■会場に世界各地のストリート作品が出現!世界中に分散するバンクシーのストリート・アート。その代表作品を選りすぐって、テレビスタジオの舞台美術チームが、美術館とは異なる会場空間でリアルサイズに再現します。バンクシーのストリート作品を見るために世界一周の旅へ出なくとも、活動の3大地域と言われるヨーロッパ、アメリカ、そして中東の街並みをこの会場で体感いただけます。故郷イギリスのブリストルからロンドン、映画にもなったニューヨークでの活動や自主企画で一世を風靡したロサンゼルス、そして幾度も訪れては作品を残し続けている中東。映画のセットのようなリアルな街並みを会場に出現させ、撮影OKの新感覚没入型展示を創出します。■プライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品が初お目見え!街なかや美術館でも通常は見ることのできない、プライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品を一挙公開。バンクシーに代わって作品の真贋を認証するペスト・コントロールにより本物認定された作品の数々で、バンクシーの足跡とその謎に迫ります。会場でリアルサイズに再現するストリート作品と、コレクターからお借りする額装作品の比較展示は、本展でしか見られない貴重な体験となります。また、キャンバス、段ボール、鉄板、木板、紙、石の彫刻、リトグラフ、ポスター、アルバム・ジャケットほか、バンクシーの作品制作風景を収めた写真を含め、多種多様な表現手法や出展品にもご期待ください。そして今回特別出展として、イギリスのファッション・デザイナーで、アートに造詣が深くバンクシー好きで知られる、ポール・スミス氏からお借りする希少な油彩画《コンジェスチョン・チャージ》も必見です。【開催概要】会期 :2021年12月19日(日)~2022年3月27日(日)会場 :グローバルゲート ガレージ名古屋(グローバルゲート3F ガレージ名古屋&1Fアトリウム)名古屋市中村区平池町4丁目60-12開館時間 :10:00~18:00(金・土は20:00まで ※2022年1月22日(土)17時まで)※最終入場は閉館時間の30分前休館日 :12月20日(月)・31日(金)2022年1月1日(土)・2日(日)・17日(月)観覧料 :日時指定券平日 :一般2,000円/大学・高校生1,800円/中学・小学生1,300円土日祝:一般2,200円/大学・高校生2,000円/中学・小学生1,500円※未就学児は無料※学生券をお求めの場合は学生証のご提示をお願いいたします(小学生を除く)入場時間枠:(1)10:00~10:30/(2)10:30~11:00/(3)11:00~11:30/(4)11:30~12:00/(5)12:00~12:30/(6)12:30~13:00/(7)13:00~13:30/(8)13:30~14:00/(9)14:00~14:30/(10)14:30~15:00/(11)15:00~15:30/(12)15:30~16:00/(13)16:00~16:30/(14)16:30~17:00/(15)17:00~17:30(16)~(18)は、金曜日と土曜日のみ(16)18:00~18:30/(17)18:30~19:00/(18)19:00~19:30※会場の混雑状況によっては、入場までお待ちいただく場合がございますので、予めご了承ください。※入場開始直後は混雑が予想されます。指定の入場時間枠であれば、いつでもご入場いただけますので(入替制ではありません)、時間内の分散入場にご協力ください。販売スケジュール:第1期分<12月19日(日)~2022年1月16日(日)> 12月4日(土)10:00~販売第2期分<2022年1月17日(月)~2月20日(日) > 12月11日(土)10:00~販売第3期分<2022年2月21日(月)~3月27日(日) > 12月18日(土)10:00~販売音声ガイド : 本展アンバサダーの俳優・中村倫也さんが音声ガイドに挑戦!鑑賞者の皆さんと一緒に、正体不明の覆面アーティストの謎に迫ります。600円(所要時間約30分)公式サイト : Twitter : Instagram : 主催 : 「バンクシーって誰?展」実行委員会名古屋展 特別協賛: HASSIN協賛 : DNP大日本印刷、損保ジャパン協力 : 日本航空、日本通運企画協力 : スターヴォックス・エンタテインメント 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月10日2022年4月23日(土)- 6月12日(日)の期間、グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタルイベントラボにて「バンクシーって誰?展」を開催いたします。ストリートでの表現を続けるアート界の異端児“バンクシー”。2018年に、少女と赤い風船を描いた作品が高額落札されるや、額に仕込まれたシュレッダーで突如細断。瞬く間に世界中で報道され、話題をさらいました。日本では、バンクシー作品と思われるネズミの絵が発見されると、大手メディアやSNSで拡散、認知度が上がりました。しかし創作活動の全貌や動機など、その真相が分かる者は依然少なく、謎に包まれた存在です。本展は、世界各都市を巡回し人気を博した「ジ・アート・オブ・バンクシー展」の傑作群を、日本オリジナルの切り口で紹介する意欲的な展覧会です。プライベート・コレクターの秘蔵作品の展示に加え、活動の主戦場である“ストリート”に焦点を当て、テレビ局ならではの街並み再現展示で没入空間を体感していただきます。―― それはまるで“映画のセット”。ストリート・アーティストの先人であり、現代アートの巨匠でもあるヘリングやバスキアの次世代として、いま世界で最も注目を集める時代の先駆者“バンクシー”。その活動の意味を、幅広い世代に楽しく理解していただける貴重な機会となります!-----------------------------------------アンバサダー・音声ガイド 中村倫也さん-----------------------------------------中村倫也さんが音声ガイドに挑戦!数量限定&お得 音声ガイド付チケット発売音声ガイド付チケット(平日のみ)/前売2,300円チケットぴあにて販売 [プロフィール]1986年12月24日、東京都生まれ。2005年、俳優デビュー。2014年「ヒストリーボーイズ」にて舞台初主演を務め、第22回読売演劇大賞男優賞を受賞。ドラマ、映画、舞台、CMなど、幅広いフィールドで活躍し、作品ごとにまったく異なる顔を魅せる、その演技力や表現力が注目されている。初のエッセイ集「THEやんごとなき雑談」が発売中。[コメント]時に、1つのアートは100の言葉を並べるよりも雄弁にものを語る時がある。シニカルな目線で相反する要素を焚べたグラフィティ。バンクシーとは誰なのか?彼の原理は一体なんなのか?今回の展示は、そんな現代最高の「?」マークを体感する旅になる予感がする。楽しみです。----------------------------WHO IS BANKSY? 大阪展----------------------------会場に世界各地のストリート作品が出現!!場内撮影OK!世界中に分散するバンクシーのストリート・アート。その代表作品を選りすぐって、テレビスタジオの舞台美術チームが、美術館とは異なる会場空間でリアルサイズに再現します。バンクシーのストリート作品を見るために世界一周の旅へ出なくとも、活動の3大地域と言われるヨーロッパ、アメリカ、そして中東の街並みをこの会場で体感いただけます。故郷イギリスのブリストルからロンドン、映画にもなったニューヨークでの活動や自主企画で一世を風靡したロサンゼルス、そして幾度も訪れては作品を残し続けている中東。映画のセットのようなリアルな街並みを会場に出現させ、撮影OKの新感覚没入型展示を創出します。プライベート・コレクター秘蔵作品が初お目見え!!!街中や美術館でも通常は見ることのできない、プライベート・コレクターの秘蔵作品を一挙公開。バンクシーに代わって作品の真贋を認証するペスト・コントロールにより本物認定された作品の数々で、バンクシーの足跡とその謎に迫ります。会場でリアルサイズに再現するストリート作品と、コレクターからお借りする額装作品の比較展示は、本展でしか見られない貴重な体験となります。また、キャンバス、段ボール、鉄板、木板、紙、石の彫刻、リトグラフ、ポスター、アルバム・ジャケットほか、バンクシーの作品制作風景を収めた写真を含め、多種多様な表現手法や出展品にもご期待ください。そして今回特別出展として、イギリスのファッション・デザイナーで、アートに造詣が深くバンクシー好きで知られる、ポール・スミス氏からお借りする希少な油彩画《コンジェスチョン・チャージ(混雑税)》も必見です!---------開催概要---------【展覧会名】「バンクシーって誰?展」【開催期間】2022年4月23日(土)- 6月12日(日)※会期中無休【開館時間】平日 /11:00~20:00 土日祝 /10:00~19:00※2022年4月23日(土)は11:00開館 ※入館は閉館30分前まで【会 場】グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボ〒530-0011 大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 北館内【入場料金】※未就学児無料※学生券をお求めの際は学生証の提示をお願いいたします。(小学生を除く)※障害者手帳をご提示の方は本人及び介護者1名まで無料。※全てのチケットについて、会場内混雑の際はご入場をお待ちいただく場合がございます。※アフターシックスチケットは平日18:00以降のみご入場頂けます。限定数に達し次第、販売期間中でも販売終了になる場合がございます。※ペアチケット、音声ガイド付チケットは前売券のみとなります。平日のみご入場頂けます。販売期間中でも販売終了になる場合がございます。【主催】読売テレビ、読売新聞社、リバティ・コンサーツ【協賛】DNP大日本印刷、損保ジャパン、非破壊検査【協力】日本航空、日本通運、ナレッジキャピタル【企画協力】スターヴォックス・エンタテインメント【後援】FM802【お問合せ】キョードーインフォメーション 0570-200-888(月~土11:00~16:00、日・祝は休み)【公式ウェブサイト】 ※開催内容の変更や入場制限等を行う場合があります。最新の情報は公式サイトをご確認ください※ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月26日世界各地で活躍し、その動向が常に注目されているアーティスト、バンクシー。ストリートから紛争地帯、オークション会場など様々な場所で活躍する彼の作品を紹介する展覧会『バンクシーって誰?展』が寺田倉庫G1ビルにて、8月21日(土)から12月5日(日)まで開催されている。近年では医療従事者を応援する作品を発表するなど、常に話題をふりまいているバンクシー。彼は現在まで一切のプロフィールを明らかにしていない覆面アーティストだ。けれどもこれまでに応じた様々なインタビューにより、彼は1970年代に生まれイギリスのブリストルで少年時代を送ったと考えられている。会場入口90年代よりストリート・アートを描き始めたバンクシーが注目されるようになったのは2005年のこと。メトロポリタン美術館や大英博物館などの有名美術館にゲリラ的に自作を展示し始め正体不明ながらも広く注目され始めた。この展覧会は、世界各都市を巡回した展覧会『ジ・アート・オブ・バンクシー展』の作品群を、日本オリジナルの切り口で紹介するといもの。主催者である日本テレビの番組制作スタッフによって作り込まれた世界各地の“ストリート”と、そのなかで展開する14の作品の再現展示が見どころの一つだ。《Aachoo!! 》2020年の再現展示バンクシーは「現在」を描きだすアーティストだ。昨年12月に発表された《Aachoo!! 》は、急坂にある壁に描かれた作品。老婆のくしゃみの勢いで、入れ歯は飛び出し、家が傾いてしまったかのように見えてしまう作品。ユーモラスな作品のなかに、マスクをつけないことで起こる飛沫やウイルスの拡散への警鐘が含まれていると考えられている。《Girl with a Pierced Eardrum》の再現展示フェルメールの《真珠の耳飾りの少女》をモチーフに、耳飾りの位置に黄色い警報機が置かれた《Girl with a Pierced Eardrum(鼓膜の破れた少女)》は、2014年に描かれた作品。2020年、この作品は何者かの手によって医療用マスクが描き加えられていることが発覚。バンクシー本人なのか、第三者によるものかは未だに不明だ。展覧会では、かつての《Girl with a Pierced Eardrum》と、現在のバージョンを並べて紹介する。《Whitewashing Lascaux(The Cans Festival)》2008年の再現展示現代の社会を問い直し続けるバンクシーは、芸術についても問いかけ続けている。《Whitewashing Lascaux(The Cans Festival)》は、「バンクシー・トンネル」とも呼ばれた、ロンドンのウォータールー駅近くのトンネルに描かれた作品。人類による芸術の起原と称されているラスコー洞窟の壁画の動物たちを清掃員が消失させてしまう場面を描いたもの。バンクシーらストリートのアーティストたちの手掛けた作品も、この作品のように儚い運命をたどる。もちろん、この作品も現場にはすでにない。《Barely Legal》2006年の再現展示巨大な象が出迎えるこの空間は、2006年に開催されたアメリカの個展《Barely Legal(かろうじて合法)》を再現したもの。だれの目にも明らかな問題点について誰も触れようとしないときに使う言葉「Elephant in the room(部屋に象がいる)」を現実に表したものだという。象は動物に有害ではないスプレー塗料で壁紙と同じダマスクス模様にペイントされている。この個展は3日間で3万人以上が訪れたという。《Congestion Charge》2004年この空間に展示されている《Congestion Charge》は、デザイナーのポール・スミスのコレクションの一つ。のみの市で販売されていた無名の画家による風景画に、ロンドン市内へ乗り入れる車に徴収されるコンジェスチョン・チャージ(乗入税)の看板を加筆したもの。のどかな田園風景の絵画だが、ひとつの看板を描き加えるだけでその意味は大きく変化している。《Giant Kitten》2015年の再現展示バンクシーの関心は都市だけではない。民族問題についても強い憂慮を示している。パレスチナのガザ地区北部に描かれた《Giant Kitten》は「SNSではガザの悲惨な状況よりも、子猫の写真ばかりが見られている」との理由で描かれた子猫の絵だ。《The Walled Off Hotel》2017年の再現展示《The Walled Off Hotel》2017年の再現展示《The Walled Off Hotel》は、バンクシーがパレスチナ自治区のベツレヘム市内にオープンした「世界一眺めの悪いホテル」。イスラエル政府により建てられた高さ8m、全長700kmに及ぶ分離壁が目の前にそびえる場所にある。バンクシーや仲間のアーティストたちは、世界の人たちにパレスチナ問題へと目を向かせるためにこのホテルをオープンさせた。展覧会では、実際に窓から見える眺めも再現されている。《The Son of a Migrant From Syria》2015年スティーブ・ジョブズと思しき人物が描かれたのは、フランスはカレーの難民キャンプ。シリア内戦の激化など様々な事情でアフリカや中東から避難してきた難民たちは、この地に集められ劣悪な環境で過ごしていた。そこにバンクシーが描いたのは、シリア難民の息子として生まれ、アメリカで成功を収めたスティーブ・ジョブズ。バンクシーはこの作品において「彼の父親をアメリカが受け入れたから、年間70億ドルもの税金を払う、世界に冠たるアップル社ができた」と声明も発表している。このほかにも、バンクシーのステンシル作品や覆面のポートレート写真なども会場に展示されている。バンクシーとは誰なのか?どのようなことを考えているのか?を、作品から感じ取ってみよう。展示風景より展示風景より取材・文:浦島茂世【開催情報】『バンクシーって誰?展』8月21日(土)から12月5日(日)、寺田倉庫G1ビルにて開催
2021年08月24日俳優の中村倫也がこのほど、公式アンバサダーを務める「バンクシーって誰?展」(12月5日まで、東京・寺田倉庫G1ビル)に来場した。没入空間とも呼ぶべき再現展示と、通常は見ることのできない、プライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品を楽しんだ中村は「展覧会のキャッチコピーで“映画のセットのような展覧会”と謳っているけれど、本当にその通りだと思った。バンクシーが作品を描いた場所の情景や匂いが感じられる」と感想をコメント。お気に入りだという作品『Giant Kitten』についても「作品だけ見るよりも背景を含めて見ることで、バンクシーが描きたかったものがより分かる」と語った。そんな同展の特別番組『news zero カルチャー特別版「中村倫也とバンクシーと壁と。」』が、日本テレビで9月4日(16:05~ ※関東ローカル)に放送されることが決定。バンクシーにまつわる疑問に様々な形で迫るほか、バンクシーが用いる手法「ステンシル」に中村が挑戦する。また、日本国内で“ウオールアート(壁画)”を使って地域活性化や社会貢献活動を続けるアーティストたちの活動にも密着取材。番組のナレーションも、中村が担当する。
2021年08月24日ASOKO(アソコ)は、匿名アーティスト・バンクシー(Banksy)のグラフィティを用いた限定アイテムを、2021年6月5日(土)よりASOKO店舗などにて発売。同日よりBARTHDAY BAR、CUISINE HABITSでは期間限定ストアを開催する。ロンドンを中心に活動している匿名芸術家・バンクシーの、ブラックユーモアあふれるメッセージを表現した数々のグラフィティを落とし込んだ、ASOKOオリジナルの雑貨が登場。平和へのメッセージが込められた《ラブ・イズ・イン・ジ・エア》や、パレスチナ・ヨルダン川西岸地区にあるベツレヘムの建物に描かれている《ガール・ウィズ・バルーン》など、象徴的なバンクシーのグラフィティをダイナミックに配したトートバッグやエコバッグ、ビニール傘などがラインナップする。また、ステンレスボトルやグラス、ランドリーネット、ランチョンマットのセット、バスタオルなどの日用雑貨にもインパクトのあるグラフィティをプリント。日常の着こなしやインテリアにアクセントを効かせてくれそうだ。【詳細】ASOKO×ブランダライズド「Banksy’s graffiti collection」発売日:2021年6月5日(土)※公式通販サイトでは6月7日(月)~発売。アイテム例:トートバッグ大 770円、トートバッグ小 440円、キャンバスポーチ大 550円、キャンバスポーチ小 330円、ドキュメントケース 440円、ワンショルダーバッグ 550円、ポーチ 440円、巾着2Pセット 440円、巾着 330円、半透明ポーチ 440円、エコバッグ大 440円、エコバッグ小 330円、ステンレスボトル大 1,320円、ステンレスボトル小 1,100円、グラス 330円、ビニール傘 880円、バスタオル 1,100円、PP巾着セット 330円※価格は全て税込。■販売店舗・ASOKO原宿店:東京都渋谷区神宮前6-27-8・ASOKOららぽーとEXPO CITY店:大阪府吹田市千里万博公園2-1 ららぽーとEXPOCITY 1F・ASOKO 河原町OPA店:京都市中京区河原町通四条上る 米屋町385 1F・ASOKO 札幌パセオ店:札幌市北区北6条西2丁目・ASOKO+3COINS イクスピアリ舞浜店:千葉県浦安市舞浜1-4 イクスピアリ3F・ASOKO+3COINS 神戸ハーバーランドumie店:兵庫県神戸市中央区東川崎町1-6-1 神戸ハーバーランドumieモザイク2F・ASOKO+3COINS 広島本通店:広島県広島市中区本通9-27・ASOKO+3COINS 沖縄ライカム店:沖縄県中頭郡北中城村字ライカム1番地 イオンモール沖縄ライカム1F・ASOKO 公式通販サイト「PAL CLOSET」■期間限定ストア ※一部商品を発売開催期間:2021年6月5日(土)開催場所:全国のBARTHDAY BAR 19店舗、CUISINE HABITS 6店舗※詳細はBARTHDAY BARおよび、CUISINE HABITS公式サイトを確認。BRANDALISED TM (C) MMXXI Full Colour Black Ltd.
2021年05月30日ストリートを中心に表現を続け、世界で最も注目を集める覆面アーティスト・バンクシー。その謎多き活動の軌跡を辿る『バンクシーって誰?展』が東京を皮切りに名古屋、大阪、郡山、高岡、福岡で開催される。東京展は8月21日(土)より、天王洲・寺田倉庫にて開幕。アンバサダーに俳優・中村倫也の就任が発表された。「アンバサダーって何? -って思いましたが(笑)、おもしろそうな展覧会だったのでお受けしました。モネとかマネの絵は美術館に行けば観られるけど、バンクシーの場合美術館では観ることができないので。会場で体感したいです。」とコメント。同展では、世界各都市を巡回し人気を博した「ジ・アート・オブ・バンクシー展」の傑作群を、 日本オリジナルの切り口で紹介。プライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品が展示されるほか、神出鬼没にその足跡を残してきた “ストリート” に焦点を当て、撮影OKの映画のセットのような街並みが登場。パレスチナ郊外に描かれた5mの作品《ラヴ・イズ・イン・ジ・エア》が原寸大で再現されるなど、倉庫を生かした体感型 没入空間が創出される。ストリート・アーティストの先人であり、現代アートの巨匠でもあるキース・ヘリングやバスキ アの次世代として、いま世界で最も注目を集める現代アートのフロントランナーのひとり、バンクシー。その活動の意味を会場で体感したい。『バンクシーって誰?展』バンクシー《コンジェスチョン・チャージ》2004年ポール・スミス蔵バンクシー《ノラ》2008年個人蔵モンキー・マスクのバンクシー Banksy, Monkey Mask Session (Tag) 2003年© Photographed by James Pfaffバンクシー《ラフ・ナウ》2003年個人蔵【開催概要】『バンクシーって誰?展』会場:寺田倉庫G1ビル(天王洲)会期: 8月21日(土)〜12月5日(日)時間:11:00〜20:00 (金・土・祝前日は21:00まで)※最終入場は閉館時間の30分前休館日:10月5日(火)、10月12日(火)、10月19日(火)※2021年12月以降、名古屋、大阪、郡山、高岡、福岡に巡回予定公式サイト( )
2021年05月27日俳優の中村倫也が27日、都内で行われた「バンクシーって誰?展」記者発表会に出席。8月21日に開幕する同展のアンバサダー就任が発表された。中村は「アンバサダーです」とあいさつ。「バンクシーの作品と僕が出会ったのが、シュレッダーのやつ。ネットニュースなどで取り上げられて『何してるんだ? この人は』と思って、調べたら素性も謎だし、アートもセンスのあるものを残されていて興味が湧いた」と話し、「今回、バンクシーの魅力を伝えられるアンバサダーになりたいと思っています」と意気込みを語った。また、アンバサダー就任の心境を聞かれると、「『アンバサダーって何!?』って思いました。アンバサダーって何ですか?」と素朴な疑問をぶつけ、司会者から「代表して伝える人」と言われると、「あ、よかった。なんとなくニュアンスは知っていたんですけど」と笑った。さらに、「アンバサダー(上がるイントネーション)ですか? アンバサダー(下がるイントネーション)ですか?」と発音についても質問していた。自身も絵を描く中村。インスピレーションはどういうときに湧いてくるのか聞かれると、「大した絵を描いているわけではないんですけど、現場とかで特徴的な顔立ちの人を見ると、むくむくっと描きたい気持ちが湧いてきます」と答え、「1回その人を描いたら次から見ずに描いて、現場のいろんなところに貼るっていう、ストリートアートを僕も。それを自分では名乗らないんです。バンクシーってますね」と笑った。「バンクシーって誰?展」は、ストリートを中心に表現を続け、世界で最も注目を集める現代アート界のフロントランナー、バンクシーの活動の軌跡を辿るもの。プライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品に加え、活動の主戦場である“ストリート”に焦点を当てたリアルな街並み再現で、その活動の意味を体感できる。8月21日~12月5日に東京・天王洲の寺田倉庫G1ビルにて開催。また、12月以降、名古屋、大阪、郡山、高岡、福岡に巡回予定。
2021年05月27日glamb(グラム)からバンクシーの作品をモチーフにしたカプセルコレクションが登場。2021年4月26日(月)よりglamb東京などで予約販売が開始、7月下旬より発売される。バンクシーのグラフィティを写真として管理するイギリスのアートプロジェクト「BRANDALISED」とglambのコラボレーションにより実現した今回のカプセルコレクション。「バンクシーへのglambからのアンサー」をテーマに、ユニークなアートをストリートファッションに落とし込んだ。ダブルのレザーライダースは、バンクシーの作品「Knife Rat」がモチーフ。バックにネズミ、袖にペンキが飛び散ったようなペイントをあしらい、作品が出来上がる過程を思わせる1着に仕上げた。裏地には、作品「Squares Vs Rat」を総柄であしらっている。作品「Me Too Rat」を全面にあしらったチェックシャツも登場。原画をプリントした生地と共に、身頃全体に「#MeToo」の文字が散りばめられている。また、絆創膏が何枚も当てられたハート型バルーンを描いた「Bandaged Heart」をあしらったワイドカーゴパンツや、バンクシーのアートワーク「Helicopters」を描いたグラフィックTシャツなどもラインナップする。【詳細】THE WORLD’S MOST FAMOUS GRAFFITI COLLECTION予約販売開始日日:2021年4月26日(月)販売店舗:glamb東京、全国取扱店、公式ECサイト、ゾゾタウン※発売は7月下旬。価格:・ライダース 57,200円(税込)・ジップアップフーディ 24,200円(税込)・ジャケット 36,300円(税込)・ダブルライダース 52,500円(税込)・ビッグスウェット 22,000円(税込)・スタジアムジャケット 36,300円(税込)・カーディガン 25,300円(税込)・シャツ 23,100円(税込)・フットボールシャツ 12,650円(税込)・カーゴパンツ 25,300円(税込)・グラフィックT 各7,590円(税込)【問い合わせ先】glamb トーキョーTEL:03-3746-9950
2021年04月29日ニコアンド(niko and ...)から、バンクシーのアートを使用したエコバッグ&ハンカチなどが登場。2021年1月26日(火)より、全国のニコアンドなどで発売される。謎に包まれたアーティスト、バンクシーバンクシーは、世界中のストリートにゲリラ的にグラフィティアートを描く人気アーティスト。イギリスを拠点とすること以外、本名・年齢等の情報を一切明かすことなく、社会風刺的なメッセージを込めたアートを発信し続けている。エコバッグ&ハンカチなどデイリーに使える雑貨ニコアンドでは、「PARKING」をはじめとするバンクシーの代表的なグラフィティアートを使用した、オリジナルデザインの雑貨を展開。エコバッグ、ハンカチ、AirPodsケース、フォトフレームなど、デイリーに活躍してくれるグッズを揃えた。なお、今回発売されるグッズは、バンクシーのアートを取り扱う、イギリスのFull Colour Black社によるグラフィックアートプロジェクト「ブランダライズド」とのコラボレーションにより展開する。【詳細】ニコアンド バンクシーのアートを使用したグッズ発売日:2021年1月26日(火)販売店舗:全国のニコアンド、公式WEBストア ドットエスティ※店舗によって発売日が異なる場合がある。アイテム例:・エコバッグ 2,090円(税込)・ミニフレーム 308円(税込)・ハンカチ 990円(税込)・AirPodsケース 990円(税込)【問い合わせ先】カスタマーサービスTEL:0120-601-162
2021年01月29日帽子のセレクトショップ・オーバーライド(override)と、覆面アーティスト・バンクシー(Banksy)のグラフィティ写真を使用したアイテムを展開するブランダライズド(BRANDALISED)によるコラボレーションハットが、2020年9月9日(水)より全国のオーバーライド、オーバーライド オンラインストアに発売される。バンクシーのアートを刺繍で配したキャップ&バケットハット今回のコラボレーションは、8月29日(土)にオープンするオーバーライドの新店「オーバーライド 神宮前」のグランドオープンを記念したもの。展開される6パネルのキャップとバケットハットには、筆を持ったネズミがペイントをする様子が刺繍であしらわれている。東京・神宮前に新店オープンなお、「オーバーライド 神宮前」は、ブランド20周年を機に実施したリブランディング後初となるコンセプトショップ。2フロアで構成された1階には、オーバーライドをはじめ、アース(arth)、シャポードオー(Chapeau d’O)といったオリジナルブランドを取り揃える。また2階には、様々なブランドのキャップに加え、「木梨サイクル」のアイテムもラインナップする。【詳細】オーバーライド×ブランダライズド発売日:2020年9月9日(水)販売店舗:全国のオーバーライド、オーバーライド オンラインストア価格:各4,500円+税■オーバーライド 神宮前オープン日:2020年8月29日(土)住所:東京都渋谷区神宮前6-18-11営業時間:11:00~20:00TEL:03-6433-5535【問い合わせ先】オーバーライド 神宮前TEL:03-6433-5535
2020年08月29日100万人以上を動員した展覧会『BANKSY GENIUS OR VANDAL?(バンクシー展 天才か反逆者か)』が10月9日(金)から2021年1月17日(日)まで、大阪南港ATC Gallery(ITM棟2F)にて開催される。【チケット情報はこちら】バンクシーとは、イギリスを拠点に活動する謎の芸術家。世界中のストリート、壁、橋などを舞台に神出鬼没に活動することで知られている。アート・ワールドにおいてバンクシーは、社会問題に根ざした批評的な作品を手がけるアーティストとして評価されているだけでなく、テーマパーク、宿泊施設、映画の制作など、その活動は多岐にわたる。バンクシーの代表的な活動スタイルであるステンシル(型版)を使用した独特なグラフィティと、それに添えられるエピグラムは風刺的でダークユーモアに溢れている。その作風は、芸術家と⾳楽家のコラボレーションが活発なイギリス西部の港湾都市ブリストルのアンダーグラウンド・シーンで育まれた。本展では、《ガール・ウィズ・バルーン》や、《ラブ・イズ・イン・ジ・エア》、《ケイト・モス》など、バンクシーの代表作とも言え、日本でも人気の作品が数多く展示される。チケットは9月1日(火)正午より発売開始。
2020年08月17日イギリスを拠点とする匿名のストリートアーティスト、バンクシーがロンドンの地下鉄で新作を発表。大きな話題になりました。Instagramに投稿された、制作風景の動画をご覧ください。 この投稿をInstagramで見る . . If you don’t mask - you don’t get. Banksy (@banksy)がシェアした投稿 - 2020年 7月月14日午前6時30分PDT「マスクをしないなら乗るな」という一文とともに投稿された動画には、清掃作業員のような格好をしたバンクシーらしき人物が作品を描く様子が映っています。イギリスでは、2020年7月14日に「新型コロナウイルス感染症の予防策として7月24日から店舗内での買い物客のマスク着用を義務化する」と政府が宣言。その翌日に今回の作品が投稿されました。ネット上では「それだけマスクもせずに、感染を広げてる人が多い」「一瞬見ただけだと、落書きに思えるけど、メッセージは共感する」などさまざまな声が寄せられています。動画の最後は「ロックダウンで閉じ込められても再び立ち上がる」というメッセージで締めくくられていました。イギリスのメディア『BBC』によると、ロンドン交通局はこの作品を「落書き防止のルールに基づいて数日前に消した」とのこと。残念ながら実物を見ることはもうできませんが、バンクシーのメッセージは、人々に影響を与えたことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年07月15日本名や生年月日などを一切明かさないイギリスの覆面アーティスト、バンクシー。社会風刺的なストリートアートなどを世界各地でゲリラ的に描くことで有名なバンクシーが、このほど新作を公開しました。バンクシーは自身のInstagramに投稿した新作を『Game Changer(ゲームチェンジャー)』と紹介。ゲームチェンジャーとは物事の状況や流れを一変させる人や物、アイディアなどを意味します。その話題の作品がこちらです。 この投稿をInstagramで見る Banksy(@banksy)がシェアした投稿 - 2020年 5月月6日午前9時50分PDT※画像上の矢印をクリックするとほかの画像を見ることができます。楽しそうに遊んでいる幼い男の子。彼が手に持っているのは、マスクとマントをつけた看護師のフィギュア。そばに置かれたかごの中には、『スーパーヒーロー』として子供に大人気のバットマンとスパイダーマンのフィギュアが無造作に入れられています。この投稿には253万件を超える『いいね』がつき、コメントも多く寄せられています。・バンクシーがまた素晴らしい仕事をしてくれた。・すべての医療従事者たちに神のご加護がありますように。・私は看護師ですが自分のことをヒーローだなんて思ったことはありません。だからすごく感動しました。ありがとう!海外メディア『BBC』によると、この作品はイギリスのサウサンプトン総合病院に寄贈され、緊急救命室近くのロビーに飾られているということです。作品はモノクロですが、看護師が身に着けているエプロンに描かれた赤十字だけが赤色となっています。バンクシーはこの病院で働く医療スタッフへ、「みなさんがしてくれているすべてのことに感謝します。作品はモノクロですが、この場を少しでも明るくできたらと願っています」とメッセージを残したそうです。この作品は秋まで病院に飾られた後、オークションに出品される予定で、その収益はイギリスの国民健康保険サービス(NHS)の運営資金に充てられるということです。新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)にかかった人たちを救うため、世界中の医療従事者たちは自らの危険をかえりみず働いています。世界ではそんな医師や看護師たちを『ヒーロー』と称賛する声が高まっています。バンクシーのこの作品には、コロナウイルスと闘う医療従事者たちへ感謝と尊敬の思いが込められているのですね。2020年5月10日現在、イギリスでコロナウイルスによって亡くなった人の数はアメリカに次いで世界で2番目に多くなっています。今なお必死に闘っている医療従事者たちがこのバンクシーの作品を目にするたびに、自分たちがどれほど素晴らしい仕事をしているかということを思い出してくれたらいいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年05月11日覆面アーティスト・バンクシーをとらえた作品集『BANKSY CAPTURED by STEVE LAZARIDES』が、2020年5月15日(金)より全国の書店および公式サイトで発売。先行予約は、公式オンラインにて2020年4月13日(月)から5月6日(水)まで受け付ける。『BANKSY CAPTURED by STEVE LAZARIDES』は、1997年より覆面アーティスト・バンクシーのマネージャーを務めていたスティーブ・ラザリデス(Steve Lazarides)が手掛けた、バンクシー(Banksy)本人をとらえた作品集。2019年11月には、アーカイブ10,000点が記録された1st editionを限定5,000部で発売し、即完売するほどの人気を博した。また、バンクシー本人からも“BANKSY BLESSING”(応援している)の作品となっており、限りなく本人公認に近い出版物と希少価値が高いものとして扱われている。世界中のストリート、壁、橋などを舞台とし、ゲリラ的に活動しているバンクシーは、覆面アーティストがゆえ謎も多い。しかし、新刊の『BANKSY CAPTURED by STEVE LAZARIDES』では、そんな謎に包まれたバンクシーの姿を明るみに出す。バンクシーの右腕として作品の撮影や、車の運転などを担当し、約11年間仕事を共にしてきたスティーブ・ラザリデスによる本人写真や未発表作品などを収録している。【詳細】『BANKSY CAPTURED by STEVE LAZARIDES』一般発売日:2020年5月15日(金)取り扱い:全国の書店などで販売。※詳細は後日公式サイトにて発表。先行予約:公式オンラインにて2020年4月13日(月)~5月6日(水)価格:13,200円(税込) ※送料無料
2020年04月16日世界5都市で100万人以上を動員した展覧会「バンクシー展 天才か反逆者か」が上陸!世界で最も注目されているアーティストの一人、バンクシー。イギリスを拠点に活動する覆面アーティストの彼は、世界各地のストリート、壁、橋などにステンシルを使用しつつ風刺的なひと言を添えた作品を描く。社会問題に根ざした批評的な作品が美術界で評価されるほか、テーマパーク、宿泊施設、映画の制作など、その活動は多岐にわたる。彼は20年以上もストリートで描き続け、その場所だからこそ意味のある作品を残してきた。2018年のサザビーズのオークションでは、彼の作品が落札された瞬間にシュレッダーで切り刻まれるという衝撃の事件が起こる。実はこれを仕掛けたのもバンクシー。自分の意に反して、作品が勝手に高値で売買される現実に対するアンチテーゼだった。本展では、そんな反骨精神を貫くバンクシーの作品70点以上が来日。オリジナル作品や立体オブジェクト、限定プリントの展示、またバンクシー作品に込められた政治的なメッセージやユーモアあふれる風刺などを映像で紹介する体験空間も登場。LOVE IS IN THE AIR2003年、パレスチナの分離壁に描かれた本作は「火炎瓶ではなく花束を投げよう」というメッセージ。GIRL WITH BALLOONもともと英国ウォータールー橋に上る階段に描かれた後、数多く英国内に登場したが、現存する壁画はない。「バンクシー展 天才か反逆者か」アソビル神奈川県横浜市西区高島2‐14‐9アソビル2F開催中~9月27日(日) 10時~20時30分(最終入場は20時)無休平日大人1800円ほか※『anan』2020年4月1日号より。文・山田貴美子(by anan編集部)
2020年03月28日世界で最も注目されているアーティストのひとり、バンクシーの過去最大級となる展覧会『バンクシー展 天才か反逆者か』が、横浜・アソビルにて3月15日(日)に開幕。9月27日(日)まで長期開催されている。社会風刺を凝らしたグラフィティアートやストリートアートで強いメッセージを発信し続け、世界中から注目を集めているアーティスト、バンクシー。代表作として知られるのは、街中にある壁にステンシル(型紙)を使用して描かれたグラフィティだ。ハート形の風船に手を伸ばす少女、火炎瓶での代わりに花束を投げる過激派風の若者、傘をさしたドブネズミなど、描かれた場所と合間ってその作品からは、痛烈な社会風刺や政治的メッセージが伝わってくる。また、バンクシーの作品はグラフィティだけに留まらない。アート業界の虚実を切り取る映画を監督したり、ダークユーモアたっぷりのアート作品が並ぶテーマパーク「ディズマランド」を期間限定でオープンしたり、イスラエルの分離壁を見渡せるホテル「ザ・ウォールド・オフ・ホテル」を建てたり、自身の作品がオークションで落札された直後に、フレーム内に仕掛けられたシュレッダーで絵を断裁するというドッキリを仕掛けたりと、多種多様なパフォーマンスやプロジェクトでも話題をさらってきた。ただ、路上に描かれたバンクシー作品はすぐに消されてしまいがちで、実際に原画を見たことのある人は多くはない。そんな中、同展はバンクシーの貴重なオリジナル作品や版画、立体オブジェクトなど70点を超える作品を一堂に集結。2018年からモスクワ、サンクトペテルブルク、マドリード、リスボン、香港の世界5都市の巡回を経て、ついに日本で公開されるものだ。会場内では、「POLICE」「PROTEST」「CCTV」などテーマごとに作品をまとめて紹介。日本でも多くの人に知られる、平和へのメッセージが込められた《LOVE IS IN THE AIR》や希望を願う《GIRL WITH BALLOON》、社会的弱者をドブネズミに重ねた「RAT」シリーズなどが展示されるほか、「ディズマランド」の映像インスタレーションや、「ザ・ウォールド・オフ・ホテル」の一室の再現、ステンシルの型やスプレー缶、制作イメージ映像、作家の制作風景を連想させるインスタレーションなど、多彩な作品・表現から、謎に包まれたバンクシー像と、彼の制作意図をあぶり出していく作品はシンプルなものが多いが、一つひとつのアートワークに込められた意味は奥深く、私たちの心にストレートに訴えかけてくる。バンクシーとは何者なのか? 天才なのかそれとも単なる反逆者なのか? 同展でしか見られない貴重なコレクションを、その答えを自分自身で確かめてほしい。【開催情報】『バンクシー展天才か反逆者か』3月15日(日)〜9月27日(日)まで横浜・アソビルにて開催【関連リンク】 バンクシー展天才か反逆者か( )《LOVE IS IN THE AIR》「RAT」シリーズ
2020年03月15日2018年以降、世界各国で100万人以上を動員している展覧会「BANKSY展GENIUS OR VANDAL?(バンクシー展天才か反逆者か)」が、今春、日本に初上陸する。【チケット情報はこちら】バンクシーはイギリスを拠点に活動する匿名のアーティスト。ステンシルを使用したグラフィティに風刺を込め、世界各地のストリート、壁、橋などに作品を残している。戦争、環境、貧困問題など、社会問題に根ざした批評的な作品が評価されるほか、テーマパークやホテル、映画の制作なども手掛けている。今回、本展覧会キュレーター兼プロデューサーであるIQ ART MANAGEMENT CORP 代表アレクサンダー・ナチケビア氏にバンクシーと展覧会の魅力について話を聞いた。展覧会の構成や内容について、ナチケビア氏は「バンクシーのオリジナル作品を70点ほど展示します。そのほかは立体オブジェクトや限定プリントの展示などもあります。映像でバンクシーを紹介するマルチメディアな体験空間も予定しています」と説明。主催者としてどのような意図・メッセージを展覧会に込めているのかと問われると「人々は、壁に掛けられただけのアートなんてもはや見たくないと思っているのではないでしょうか。何らかの形でアートの一部になりたい、感情を共有したいと思っていると。そこで、この展覧会は、来場者をバンクシーの世界に案内するような展示構成になっています。例えば、展示構成のひとつを 「アーティスト・スタジオ」 と呼んでいます。それは映画 『イグジット・スルー・ザ・ギフト・ショップ』 の中で紹介されている 「スタジオ・バンクシー」 を再現したものです。そこにバンクシーの姿があるのですが、顔はありません。この姿を見た人は最初「なにこれ?」という顔をします。でもその後、バンクシーが誰なのか、誰も知らないことに気づくのです。一体、どんな顔をつければよかったのでしょうか?この”謎“こそ、彼のアーティストとしてのコンセプトの大部分を占めているのだと思いますね」最後にナチケビア氏は「バンクシーの魅力は、世界中のあらゆるニュースの中から、特定のニュースを取り上げて、その出来事や問題の深刻さを提示し、私たちにとって重要なものとして提示してくれることです。(先に展覧会を行った)ロシアでも彼のメッセージが深く心に刺さった、という感想をたくさんいただきました。きっと日本の方も多くのことを感じてくださると思います」と語った。■『BANKSY展GENIUS OR VANDAL?(バンクシー展天才か反逆者か)』期間:3月15日(日)~9月27日(日) 10:00~20:30(最終入場20:00)※会期中無休会場:アソビル(神奈川県横浜市西区高島2-14-9 アソビル2F)
2020年03月10日世界で最も注目を集めるアーティストのひとり、バンクシーの展覧会『BANKSY展GENIUS OR VANDAL?(バンクシー展天才か反逆者か)』が、神奈川・アソビルで3月15日(日)から9月27日(日)まで開催されることが決定した。【チケット情報はこちら】社会風刺を凝らしたグラフィティアートやストリートアートで強いメッセージを発信し続けるバンクシー。本展覧会は2018年からモスクワ、マドリード、リスボン、香港など世界5都市で100万人以上を動員。70点以上のオリジナル作品や版画、立体オブジェクトが、過去最大級の規模で横浜に集結する。日本でも多くの人に知られる、平和へのメッセージが込められた《LOVE IS IN THE AIR》や希望を願う《GIRL WITH BALLOON》、社会的弱者をドブネズミに重ねた「RAT」シリーズなど、コレクターの所有作を中心に貴重なオリジナル作品が展示。グラフィティ以外にもここでしか見れない垂涎のコレクションでバンクシーの世界に浸ることができる。チケットの一般発売に先駆けて、ぴあでは早割を実施中。受付は2月29日(土)午後11時59分まで。平日夕方に入場可能な「平日アフター6チケット」など、お得なチケットも販売している。■『BANKSY展GENIUS OR VANDAL?(バンクシー展天才か反逆者か)』期間:3月15日(日)~9月27日(日) 10:00~20:30(最終入場20:00)※会期中無休会場:アソビル(神奈川県横浜市西区高島2‐14‐9 アソビル2F)
2020年02月04日