現在絶賛公開中の映画『RRR』の舞台挨拶のため、S・S・ラージャマウリ監督とビーム役のNTR Jr.さん、ラーマ役のラーム・チャランさんが来日。忙しい舞台挨拶の合間を縫ってインタビューさせていただきました!監督と主演2名の貴重なインタビューが実現!左から、NTR Jr.、ラージャマウリ監督、ラーム・チャラン。−−舞台挨拶で日本のファンのみなさんとお会いしていかがでしたか?ラージャマウリ監督以前に『バーフバリ』シリーズで来日した時も感じたことなのですが、みなさんの驚くほどの愛と熱量には毎回圧倒されます。本編をご覧になった後のみなさんのリアクションを見ていると、私の映画をよく理解してくださって、とても気に入ってくださったんだろうなというのが感じられてうれしいです。NTR Jr.私とチャランさんは日本に来るのは初めてだったので、初めて訪れる国で、それも単に観光で来たのではなく現地のファンの方と会うというのは、正直少し怖いところがありました。けれど、実際にファンの方と対面してみると、監督から話には聞いてはいたのですが、いい意味でショックを受けました。日本のファンのみなさんの反応が、本当に自分が外国にいるとは思えないくらい熱かったんです。インドのファンと比べて勝るとも劣らない、愛情の大きさは勝っていたかもしれませんが、本当にあたたかくて、謙虚さを感じるものでした。この経験は国に大事に持ち帰って、永遠に語り継ぎたいと思います。ラージャマウリ監督−−舞台挨拶で日本のファンが『RRR』に熱狂する様子を直接、目の当たりにされたということですね。ラージャマウリ監督『バーフバリ』シリーズと今回の『RRR』の公開はちょうどコロナ前と後という時期にあたり、作品に求められるものも少し異なっていたのではないかと思います。みなさんが何か大きなアクションを求めていたところ、『RRR』はそういったニーズにまさにぴったりな作品だったんじゃないでしょうか。私がこの作品のテーマとして掲げていたことは2つあって、1つは世界中で共鳴するであろう友情です。これに関してはおそらく言語を越えて人に伝わるものであって、地域や文化といったものを超えて人々がつながれる、共感をもてることだと思います。2つ目は、人々を搾取したり抑圧する権力への抵抗です。インドの場合は植民地であったことで長年苦しめられていました。どの国にもそういった権力の下で苦しんだ時期があると思いますし、だからこそ日本でも多くの方に響くのではないかと思います。ラーム・チャラン−−監督は以前にも日本に来られていますが、NTR Jr.さん、ラーム・チャランさんは今回が初来日です。来日中に面白い出来事はありましたか?ラージャマウリ監督前回の来日では日本のオーディエンスのみなさんの反応に圧倒されました。『バーフバリ』が世界中で愛され、韓国、ヨーロッパ、アフリカを映画祭などでまわり、もちろんどの国でも受け入れていただきましたけれど、日本での受け入れ方は他とはまったく別格だったんです。これに関しては説明しても理解されないと思うので、実際に体験してもらうのが一番だと思って、今回はこの2人を日本に連れてきました。舞台挨拶ではファンのみなさんのことも見つつ、ひそかに2人を観察していたのですが、もうあと1~2分ファンのみなさんと過ごす時間が長かったら、絶対に泣いていたでしょうね(笑)。ラーム・チャランそうですね。特に川崎チネチッタで前列のほうに座っていらっしゃった方は、マスクをしていても目を押さえていらっしゃるのが見えて、感じるものがありました。私も日本に来る前に『バーフバリ』シリーズで監督が来日された時のことをいろいろ聞いていましたが、やはり自分の目で実際にそういったファンの方の姿を見ると本当に心に響くものがあって、もう少しあの場にいたら、私もきっともらい泣きしていたと思います。ラーム・チャラン−−お2人にとって『RRR』はどんな作品ですか?印象深いシーンやポイント、撮影中の出来事があれば教えてください。ラーム・チャランこの映画の中でもっとも美しいと思うのは、ビームとラーマはおたがいの存在なくしては成立しないということです。ラーマはビームがいなければ自分の使命を全うできなかったでしょうし、それはビームにとっても同じことですよね。おたがいに必要不可欠な存在であり、おたがいに補い合うことができるという点が美しいと思います。NTR Jr.私にとって『RRR』は作品そのものが本当に思い出深く、それだけ特別な経験だったので、何かひとつを選ぶというのはとても難しいですね。私とラームは実際にも長年の友人で、ラージャマウリ監督ともそれぞれ一緒に長く仕事しています。俳優という職業はさまざまな調整を必要とするものですが、ラージャマウリ監督はいつも大きな課題を投げかけてくれるので毎回必ず驚かされますし、私としては逆に「次は何が来るのかな?」と楽しみにしているところがあります。試されてるな、という感じですね(笑)。このビームという役柄は、純真な子どものようである一方、傷つきやすい側面ももっています。自分の領域であるジャングルでは堂々としているけれど、一歩町に出るとどうしていいかわからない、というところがありますよね。今のような時代に、ビームみたいにナイーブで純真な人物はなかなかいないと思うんですよ。なので、このビームという役を演じるにあたっては監督の色に染まるというか、期待に応えるということを念頭に置きました。そしてラージャマウリ監督は、いつも私たち俳優が役に近づこうとするのを助けてくれる人です。NTR Jr.−−長年の友人であるお2人だけが知っているおたがいのいいところ、ウィークポイントがあれば教えてください。NTR Jr.チャランさんは共演者としては相手役をサポートしてくれる、本当に素晴らしい俳優だと思いますが、私が演技をしている時はしょっちゅうからかってきて、集中を妨げてきます(笑)。それで監督に文句を言っても、監督は何もしてくれないんですよ!ラーム・チャランタラク(NTR Jr.さんの愛称)のいいところは、一緒にインタビューを受けていると僕が答える必要がないところ(笑)。僕と監督への質問も彼が一人で答えてくれるからすごく楽ですね。NTR Jr.いや、それはだって君が…。ラーム・チャランそして先ほど僕に対して言っていた、撮影中に邪魔をするというのは彼こそが僕にやっていることなんですよ。NTR Jr.これに関しては、どっちが正しいかはラージャマウリ監督に聞いてみたらわかると思いますよ。ラーム・チャランほらね、見たでしょう?僕への質問なのに、彼が答えようとしていますよね(笑)。NTR Jr.と、監督!−−監督、正しいのはどちらですか?ラージャマウリ監督2人とも私の撮影の邪魔をしてました(笑)。舞台挨拶の合間に行われたせわしないインタビューにも関わらず、お三方ともにこやかに答えてくれました。実際にも長年の友人なだけあって、最後にはおたがいのインタビューの答えに茶々を入れ合い、そんな2人をラージャマウリ監督があたたかく見守る、という構図が印象的。その後も和気あいあいとした雰囲気で撮影が行われ、ananweb恒例のスペシャルショットもバッチリいただきました!Information映画『RRR』1920年、イギリスの植民地下にあったインドで2人の男が出会う。英国軍にさらわれた少女を救おうとジャングルからやってきたビーム、そして英国政府の警察となり周囲に自分を偽りながら密かに自らの大義を果たそうとするラーマ。2人の男の友情と戦いを、『バーフバリ 伝説誕生』『バーフバリ 王の凱旋』の二部作で世界に旋風を巻き起こしたS・S・ラージャマウリ監督が熱く描く。監督・脚本:S.S.ラージャマウリ原案:V.ヴィジャエーンドラ・プラサード音楽:M.M.キーラヴァ―二出演:NTR Jr./ラーム・チャラン原題:RRR/2021年/インド/テルグ語、英語ほか/シネスコ/5.1ch日本語字幕:藤井美佳/字幕監修:山田桂子応援:インド大使館配給:ツイン©2021 DVV ENTERTAINMENTS LLP.ALL RIGHTS RESERVED.※予告編URL次ページ>>ラージャマウリ監督とNTR Jr.さん、ラーム・チャランさんの画像特設ページはコチラ写真・泉山美代子 文・尹 秀姫
2022年10月31日日本で『バーフバリ』旋風を巻き起こしたS・S・ラージャマウリ監督の最新作『RRR』がいよいよ日本に上陸する。イギリスの支配下にあるインドで、民衆のために立ち上がった2人のヒーローを描いた本作で監督が描きたかったものとは?インドにいるラージャマウリ監督にオンラインでインタビューを行った。故郷の対立を憂い、パンデミックも乗り越えて作られた偉大なる大作!−−『バーフバリ』の世界的なヒットがあり、次作としてインドの歴史を描いたこの作品を世に放つということで、監督にもいろんな想いがあったと思います。『RRR』の構想はいつ頃から考えてらっしゃいましたか?構想自体はある意味、少年時代からあったと言えばありました。ですが、実在する独立運動の闘士を題材にしようという具体的なアイデアは『バーフバリ 王の凱旋』の公開からおそらく6、7か月くらい後に思いついたものです。私は子どもの頃から2人のヒーローが出会うというストーリーが非常に好きで、まったく異なる背景を持つ2人が出会い、彼らにいろいろなことが起こるという物語はとてもエキサイティングだなと考えていました。そしてこの映画の題材の元となる歴史上の人物はインド独立運動に身を投じた闘士なのですが、本当に偶然ではありますが、この2人は同じ頃に生まれています。さらにこの2人が20代の頃、2人とも3年ぐらい行動が不明な時期があるんですね。それから2人はまたそれぞれの場所に戻っていき、抑圧を受けている民衆に対して「武器を持って戦いに身を投じよ」と言って独立運動をリードしていくのですが、この2人は戦術というか、非常に似た部分があるんですよ。なので、もしこの2人が20代のその時期にどこかで会っていたとしたら?という物語をフィクションとして考えてみました。そしてその2人をスーパースターに演じてもらったらどんな作品になるだろうというのを、映画の題材としてあたためていました。さらに言うと、映画『モーターサイクル・ダイアリーズ』で、南米を旅する青年が最後にはチェ・ゲバラになっていくというアイデアがとても好きで、この作品が私の頭のどこかにあったのだと思います。−−『RRR』の主人公、ラーマとビームにはそれぞれモデルとなる実在の人物がいるんですね。ビームの元となっているのはコマラム・ビームという実在した人物で、この方はテランガナにおける戦いをリードする人物でした。一方のラーマはアンドラ・プラデシュ州でイギリスに抵抗して戦っていた人物で、アッルーリ・シータラーム・ラージュと言います。ラーマが森で戦う時のオレンジの布をまとった神のようないでたちは、ラーマーヤナを想起させるという人もいますが、実際にラージュがこういったオレンジの袈裟を着て、弓を持って活動していたそうなんですよ。それがなぜなのかはちょっと不明なのですが、自分に追随する人たちをリードする立場のラージュが森の中からあの格好で出てくることで、人々を鼓舞しようとしていたのかもしれません。その点は謎として残っています。それぞれの故郷を出たこの2人の身に一体何が起きたのか、事実となる点と点を想像の線で結ぶように考えてみると、2人は故郷に戻って独立運動に身を投じるのですが、それより前に、おたがいに影響を受ける出来事があったのではないかと思ったんですね。コマラム・ビームが自身の地域にある水や土地は私たちに所有する権利があるのではないかという意識を持つに至ったのは、もしかしたらアッルーリ・シータラーム・ラージュの影響を受けたからではないかと。2人が独立運動をしていく中でおたがいの影響を感じる部分が多々あって、そういったところをこの映画のストーリーに盛り込みました。−−ラーマ役にラーム・チャラン、ビーム役にN・T・ラーマ・ラオ・ジュニア(NTR Jr.)を起用した理由はなんですか?ラーム・チャランはその瞳に悲しみであったり、心の嘆きだったり、いろんな感情を込めることができる俳優です。そういうさまざまな感情の動きを瞳に投影することのできる俳優だと私は感じています。NTR Jr.に関して言えば、彼にはとても真摯で無垢な印象を持っています。だから彼が演じるビームには、強いけれど、妹のような存在の幼い少女を思うと涙が出てきてしまうというコントラストがあります。強さとあたたかさを併せ持つ人物と言えるでしょう。この2人は炎と水であると考えていて、その要素にぴったり合う人物は、この2人以外には考えられませんでした。−−歴史上のIFを描いたこの『RRR』において、ラーマとビームという異なる背景を持つ2人が出会って、その一瞬の交差によって人生が一変するというところが印象的でした。この2人の男に監督が託したかった想いはありますか?私は本来、自身の視点やメッセージを登場人物や映画に投影するというよりは、キャラクターの説得力を念頭に置くタイプです。ですが、ここ数年の間に起きた出来事が私を非常に悩ませています。それは、私が住む州が2つに分裂してしまったことです。ここ数年はその状況に対する怒りがあります。同じ言語を話す者同士なのに、アンドラ・プラデシュ側か、それともテランガナ側かという対立が生まれてしまったんですね。そのことが本当に悲しくて、頭から離れませんでした。私たちは一つだよ、同じ人間だよということをどういうふうに伝えたらいいだろうかということをずっと考えていました。そして、『RRR』の主人公2人のモデルになった闘士たちはそれぞれアンドラ・プラデシュとテランガナの出身だったけれど、おたがいに尊敬しあう友達になったよということを作品として描くことで、現実に起きている問題を全面に出さずともメッセージとして伝えたいと思いました。−−『RRR』の制作期間は世界的なパンデミックが起きたタイミングと重なっています。コロナ禍で諦めざるを得なかったこともあったと思いますが、逆に、逆転の発想で克服できたことはありますか?このパンデミックはすべての人に影響があったと思います。『RRR』に関しても、約5割を撮り終えた後で一旦すべて中断するということになりました。1年後にまた再開したのですが、またすぐシャットダウンせざるを得なくなったり…。ですが、逆にそれが助けになりました。撮影を中断している間にCGを使う部分をいろいろ調整することができて、ビジュアルエフェクト面ではより完成度を上げることに時間を費やすことができました。お金は失いましたが、時間を稼ぐことはできたので、ある意味トントンですね。−−例えば動物たちが総督府を襲うシーンが豪華になったりしたのでしょうか?すべてのCGに対して手を加えたわけではありませんが、なかには撮った後で期待していたようにならなかったシーンがいくつかあって、そこは手を加えました。例えば、おっしゃったように総督府を動物たちが襲うシーンで、火のついたたいまつで虎の顔を殴るところがありましたよね。あそこの出来がいまひとつ納得できなかったのですが、撮影が延期になったおかげでCGに手を加えることができて、希望通りのシーンにすることができました。−−いろんなお話をありがとうございました。また日本でお会いできるのを楽しみにしています。こちらこそ楽しみにしています。Information『RRR』10月21日(金)全国公開監督・脚本:S.S.ラージャマウリ『マガディーラ 勇者転生』(09) 『バーフバリ 伝説誕生』(15)『バーフバリ 王の凱旋』(17)原案:V.ヴィジャエーンドラ・プラサード音楽:M.M.キーラヴァ―二出演:NTR Jr./ラーム・チャラン原題:RRR/2021年/インド/テルグ語、英語ほか/シネスコ/5.1ch/日本語字幕:藤井美佳/字幕監修:山田桂子応援:インド大使館配給:ツイン#RRRrrr-movie.jp©2021 DVV ENTERTAINMENTS LLP.ALL RIGHTS RESERVED.取材・文 尹 秀姫
2022年10月17日日本をはじめ、世界的大ヒットとなった『バーフバリ』シリーズのS・S・ラージャマウリ監督が贈る最新作『RRR』が、満を持して日本上陸。先日解禁された本予告でも、ワイルドすぎる主人公・ビームとラーマから放たれる異次元のパワフルアクションが大きな話題を呼んだ本作に加え、今年の秋は、アツくてタフな闘いを描く超大作アクション映画が目白押し。ブラッド・ピット最新作、岡田准一主演のバイオレンスアクション、そして『ハイロー』シリーズ待望の最新作まで、スクリーンで浴びたい激しい汗ほとばしるアクション超大作を紹介する!『ブレット・トレイン』ブラッド・ピット×9人の殺し屋!?公開中日本の人気作家・伊坂幸太郎の代表作「マリアビートル」を、『デッドプール2』のデビッド・リーチ監督が、ブラッド・ピット主演、共演に『オーシャンズ8』のサンドラ・ブロック、『キック・アス』シリーズのアーロン・テイラー=ジョンソン、『ラスト サムライ』の真田広之ら豪華キャストでハリウッド映画化。いつも事件に巻き込まれてしまう世界一運の悪い殺し屋レディバグ(ブラッド・ピット)。そんな彼が請けた新たなミッションは、東京発の超高速列車でブリーフケースを盗み次の駅で降りるという簡単な仕事のはずだった。しかし身に覚えのない9人の殺し屋たちに列車内で次々と命を狙われ、降りるタイミングを完全に見失ってしまう。列車はレディバグを乗せたまま、世界最大の犯罪組織のボス、ホワイト・デスが待ち受ける終着点・京都へ向かう。日本のベストセラー小説を、日本を舞台に映画化したというだけでも心躍るが、ブラッドの“困り顔”とは裏腹なクールなアクションにはギャップに萌え。横幅約3.4mの列車内で繰り広げられる密室高速アクションは瞬き厳禁となっている。『HiGH&LOW THE WORST X』「クローズ」×『ハイロー』続編公開中男たちの熱い友情とリアルな喧嘩アクションが話題の『HiGH&LOW』シリーズと高橋ヒロシ原作による不良漫画の金字塔「クローズ」「WORST」のクロスオーバー作品『HiGH&LOW THE WORST』待望の続編。「THE RAMPAGE」の川村壱馬、吉野北人をはじめ、志尊淳、「NCT 127」YUTAこと中本悠太、「BE:FIRST」RYOKIこと三山凌輝など新旧の豪華メンバーが揃い踏みする。SWORD地区最凶の不良高校・鬼邪高校で頭を張る花岡楓士雄(川村壱馬)は、数々の伝説を持つ最強の男・ラオウ(三上ヘンリー大智)をたずねて、鈴蘭男子高校を訪れる。しかしその頃、鬼邪高校と敵対する3校が「三校連合」を築き、鬼邪高狩りが始まろうとしていた。ドラマ、映画、スピンオフ含め今作が13作目となる『HiGH&LOW』シリーズ、いまを駆けるアーティストたちのブレイクダンスやパルクールを駆使した爽快なアクロバティックアクション、ド大迫力かつダイナミックな拳がこれでもかと押し寄せる!『ヘルドッグス』岡田准一の筋金入りアクションと坂口健太郎の怪演に注目9月16日(金)公開『関ヶ原』『燃えよ剣』など数々のヒット作を生み出す鬼才・原田眞人が、アクション俳優としても揺るぎない地位を持つ岡田准一と手を組んだクライムアクション。復讐のみに生きてきた元警官・兼高昭吾。その獰猛さから警察組織に目をつけられ、関東最大のヤクザ「東鞘会(とうしょうかい)」への潜入という危険なミッションを強要される。兼高との相性が98%という東鞘会のサイコパスなヤクザ・室岡秀喜とバディとなり、2人は猛スピードで組織のTOPへ上り詰めていく。兼高役を演じる岡田さんの筋金入りの本格アクションはもちろん、室岡役を演じこれまでのイメージを180度覆す怪演ぶりを見せた坂口健太郎にも注目が集まっている。番組内の1企画「体当たり戦士 少年オカダ」から始まり、「SP」シリーズ、『ザ・ファブル』シリーズなど超人離れした岡田さんの安定感あるアクションと、新たに“体当たりアクション俳優”へと成長を遂げた坂口さんのアクションに注目。『ザ・コントラクター』クリス・パイン主演のリベンジ・アクション10月7日(金)公開『ワンダーウーマン』『スター・トレック』シリーズのクリス・パイン主演。「ガン・フー」アクションでキアヌ・リーヴスの新境地を開いた『ジョン・ウィック』シリーズの製作陣が仕掛ける新たなるリベンジ・アクション。元特殊部隊員のジェームス(クリス・パイン)は、家族を養うために新たな職を探し、退役軍人で構成された民間軍事組織に雇われる。破格の報酬で“生物兵器のデータを奪う”極秘任務につくジェームスだったが、身を脅かす壮大な裏切りと陰謀に巻き込まれていく。『ジョン・ウィック』のDNAを受け継ぐ破格のガンアクションはもちろん、派手な大爆破、突然街中で始まるゲリラ戦まで、まさにハリウッドアクションの玉手箱。パインはじめ、キーファー・サザーランド、ベン・フォスターなど円熟した俳優陣のクールな演技合戦にも胸がときめく。『RRR』マーベル監督ら世界中が大絶賛!最高濃度のアクションを浴びる10月21日(金)公開映画史上空前の大ヒット作『バーフバリ』シリーズを生み出したS・S・ラージャマウリ監督が贈る待望の最新作。インド映画史上最高製作費7200万ドル(97億円)を掛けて描かれる本作は、激動のインドを舞台に、地上最強の男2人が出会い、誰も観たことのない超絶怒涛のパワフルアクション、一国の未来をかけた友情と使命をかけた闘いを描く。今年を代表する大ヒット作『トップガン マーヴェリック』や、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』『エルヴィス』などを抑えて、ハリウッド批評家協会賞の作品賞部門見事第2位を獲得。『ドクター・ストレンジ』のスコット・デリクソン監督、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督、さらに、『アベンジャーズ/エンドゲーム』を手掛けたルッソ兄弟をはじめ、映画界を代表する名匠たちが絶賛を贈った。舞台は1920年、英国植民地時代のインド。英国軍にさらわれた幼い少女を救うため、立ち上がるビーム(NTR Jr.)。大義のため英国政府の警察となるラーマ(ラーム・チャラン)。熱い思いを胸に秘めた男たちが運命に導かれて出会い、唯一無二の親友となる。しかし、ある事件をきっかけに究極の選択を迫られることに。彼らが選ぶのは友情か?使命か?ジャングルを駆け抜け、野生の虎と対決する野性味あふれるワイルドアクションから、バイクと馬で荒野を駆ける友情溢れるアクション、そしてとんでもない跳躍から矢を放つ異次元アクションまで、まさに超絶アクションを凝縮。さらに、友情物語としても高い評価を受け「『RRR』のアクションは誰しもがすごい!と熱狂できる。物語の中心にあるのは深く重厚な友情の物語。言葉の壁を越え、世界中の人が共感できる作品だ」とジョー・ルッソ監督も語るように、物語が進むにつれて明らかになるビームの壮絶な使命、ラーマの壮絶な過去、観る者のハートを熱くさせる友情物語にも期待したい。『RRR』は10月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヘルドッグス 2022年9月16日より全国にて公開©2022 「ヘルドッグス」製作委員会HiGH&LOW THE WORST X 2022年9月9日より公開©2022「HiGH&LOW THE WORST X」製作委員会 ©髙橋ヒロシ(秋田書店) HI-AXブレット・トレイン 2022年9月1日より全国にて公開RRR 2022年10月21日より全国にて公開警官の血 2022年10月28日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2022 ACEMAKER MOVIEWORKS & LEEYANG FILM. All Rights Reserved.ザ・コントラクター 2022年10月7日より新宿バルト9ほか全国にて公開MOTION PICTURE ARTWORK © 2022 STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED
2022年09月10日インド映画『RRR(アールアールアール)』が、2022年10月21日(金)に公開される。監督は、『バーフバリ』シリーズのS.S.ラージャマウリ。『バーフバリ』S.S.ラージャマウリが贈る豪快アクションエンタメ『RRR』は、日本でも2年以上にも及ぶロングランを記録した『バーフバリ』シリーズの生みの親S.S.ラージャマウリが監督を務める新作映画。観る者を奮い立たせ、熱狂させる豪快アクションエンターテインメント作品だ。『RRR』は本国インドで公開されるや否や爆発的なヒットを飛ばし、本年度のインド国内興行収入No.1を獲得。また、インドでの初日興行収入は約16億ルピーと、『バーフバリ 伝説誕生』『バーフバリ 王の凱旋』を超えて歴代第1位を記録した。そしてインドだけにとどまらず、北米をはじめ、世界でも話題を呼びハリウッド批評家協会賞ではインド映画初となる最優秀作品賞にもノミネート。そんな『RRR』が満を持して日本に上陸する。激動の時代、敵対する2人の友情と戦いタイトルである『RRR』は、“Rise(蜂起)”、“Roar(咆哮)”、“Revolt(反乱)”の頭文字に由来している。舞台となるのは1920年、英国植民地時代のインド。英国軍に捕らわれた村の少女を救い出す使命を背負った“野性を秘めた男”ビームと、英国の警察官で“内なる怒りを燃やす男”ラーマの2人による、友情と壮絶な戦いの模様が描かれる。敵対する立場のビームとラーマは互いの素性を知らぬまま唯一無二の親友となっていくが、激動の時代の中で彼らが選ぶのは友情か、使命か?家族、誇り、一国の未来をも背負った2人の運命を、“ラージャマウリ節”全開の豪華絢爛な映像と、比類なきパワフルなアクションの数々、怒涛のストーリー展開で描き出す。観る者全てに間違いなく「その発想はなかった!」と思わせる、想像の斜め上を行くアクション、そして言葉を交わさず阿吽の呼吸を魅せるビームとラーマの最強バディぶりに注目だ。NTR.Jr&ラーム・チャランが主人公にビームを演じるのはN・T・ラーマ・ラオ・Jr.(通称NTR.Jr)。一方、ビームと敵対する男・ラーマは、ラーム・チャランが演じる。■ビーム役…N・T・ラーマ・ラオ・Jr.(NTR Jr.)誇り高きゴーンド族の戦士。イギリスの総督に連れ去られた村の娘の奪還のため、首都デリーへ潜伏する。■ラーマ役…ラーム・チャラン英国政府に忠誠を誓う警察官。ある“大義”を胸に秘めている。ポストカードやポスターの入場者特典映画『RRR』の入場者特典も決定。主人公・ビームとラーマのダイナミックな姿を写し出したオリジナルポストカードを、第1弾入場者特典として全国限定7万枚配付する。また、IMAXの入場者には、オリジナルA3ポスターを限定2万5千枚プレゼント。いずれもなくなり次第終了となるため、気になる人は早めのチェックがおすすめだ。『バーフバリ』シリーズのリバイバル上映もまた、『RRR』の公開を記念して、10月14日(金)より日替わりで『バーフバリ伝説誕生<完全版>』『バーフバリ王の凱旋<完全版>』をリバイバル上映。新宿ピカデリー他、全国10館以上にて上映される。詳細は、『RRR』公式ホームページと各劇場サイトにて告知される。<映画『RRR』あらすじ>舞台は1920年、英国植民地時代のインド。英国軍にさらわれた幼い少女を救うため、立ち上がるビーム。大義のため英国政府の警察となるラーマ。熱い思いを胸に秘めた男たちが運命に導かれて出会い、唯一無二の親友となる。しかし、ある事件をきっかけに究極の選択を迫られることに。彼らが選ぶのは、友情か?使命か?【詳細】映画『RRR』公開日:2022年10月21日(金)監督・脚本:S.S.ラージャマウリ原案:V・ビジャエーンドラ・プラサード出演:N・T・ラーマ・ラオ・Jr.、ラーム・チャラン配給:TWIN製作年:2022年製作国:インド
2022年07月24日大ヒット作『バーフバリ』シリーズを生み出したS.S.ラージャマウリ監督が贈る待望の最新作『RRR』が、10月21日(金)に日本公開されることが決定した。本作は、本国インドで公開されるや否や爆発的な大ヒットとなり、本年度のインド国内の興行収入No.1の座を獲得。世界でもオープニング興収(2022年3月25日〜3月27日)5400万ドル(日本円で約74億円)を叩き出し、北米では公開当時、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』、『アンチャーテッド』等、ハリウッドのメジャー大作を超える快挙を達成。さらにインド国内の初日興収は約16億ルピー(日本円で約28億円)を記録し、この成績は『バーフバリ伝説誕生』、『バーフバリ 王の凱旋』を超えて初日興収歴代第1位となっている。監督は日本でも2年以上にも及ぶロングランを記録した『バーフバリ』シリーズの生みの親・S.S.ラージャマウリ。タイトルである『RRR』は、Rise(蜂起) Roar(咆哮) Revolt(反乱)の頭文字が由来しており、まさに観客を奮い立たせ、熱狂させ、現在進行形で全世界のエンターテインメント史に革命を起こしている。“ラージャマウリ節”全開の豪華絢爛なスケール感満載の映像と他に類を見ないアクションの数々、そして興奮必至の怒涛のストーリー展開で、ハリウッド批評家協会賞ではインド映画初となる最優秀作品賞にノミネートされる他、米映画批評サイト「ロッテン・トマト」では94%という驚異の満足度を記録し、早くも今年のベストムービーに選出。さらに海外メディアからも「今年最高の1本!最も革命的!」(Rolling Stone)、「壮大で爆発的な映画だ!」(Indie Wire)、「ハリウッドが到達できない壮大なハンマーの様な作品」(EMPIRE)と手放しで絶賛評が贈られており、観るもの全てを熱狂の嵐へといざなう、全人類体感必須のアクションエンタテインメントに期待は高まるばかりだ。インド映画史上最高制作費7200万ドルを掛けて描かれる本作の舞台は、1920年、英国植民地時代のインド。英国軍に捕らわれた村の少女を救い出す使命を背負った“野性を秘めた男”ビーム(N・T・ラーマ・ラオ・Jr. / 通称NTR.Jr)と、英国の警察官で“内なる怒りを燃やす男”ラーマ(ラーム・チャラン)。敵対する立場のふたりは互いの素性を知らぬまま唯一無二の親友となっていくのだが――。インド激動の時代で、彼らが選ぶのは友情か?使命か?家族、誇り、そして一国の未来をも背負ったふたりの友情と壮絶な戦いが描かれる。さらに今回、日本での公開決定が決まりラージャマウリ監督本人からコメントが到着。「『RRR』が日本で公開されることが本当に嬉しいです!『バーフバリ』は日本の皆さんから圧倒的な愛情、称賛、支持を頂きました。また『マガディーラ』や『マッキー』も深い愛のお陰で良い成績を収めることができました。他の国と同様に、日本でも皆さんに『RRR』を愛して頂けるよう祈っています。10月にお会いできるのを楽しみにしています。」と日本のファンへの感謝と公開決定への喜びをコメントしている。『RRR』10月21日(金)より公開
2022年07月21日大きな話題となったインド映画『バーフバリ』シリーズの完全版ブルーレイBOXとDVD BOXのリリースが決定した。インド国内興収歴代1位を記録し(『王の凱旋』)、世界中で“バーフバリ旋風”を巻き起こした映画史上最大のスペクタクル・アクション二部作『バーフバリ 伝説誕生』『バーフバリ 王の凱旋』。三代に渡る壮絶な愛と復讐の一大叙事詩である本作は、インターナショナル版のディスクがすでにリリース中。本国インドで公開された“完全版”は、日本ではソフト化されていなかったが、今回ついにディスク化が実現。今回のブルーレイBOXとDVD BOXの言語は、オリジナルであるテルグ語版で、日本語吹き替え音声も5.1chで完全収録。各BOXには36ページに及ぶフォトブックレットが封入され、ブルーレイBOXには完全版とインターナショナル版の比較映像など特典映像が満載だ。『バーフバリ 伝説誕生/王の凱旋<完全版>』ブルーレイBOXとDVD BOXは12月1日(水)リリース。(cinemacafe.net)■関連作品:バーフバリ王の凱旋完全版(オリジナル・テルグ語版) 2018年6月1日より、新宿ピカデリーほか全国順次公開© ARKA MEDIAWORKS PROPERTY, ALL RIGHTS RESERVED.
2021年09月17日映画史上空前の大傑作『バーフバリ』シリーズのプラバースが主演を務めた最新作『サーホー』から、新たな最強アクションヒロインを演じた、シュラッダー・カプールの未公開写真を独占入手した。「007」シリーズのジェームズ・ボンドとボンドガール、「ルパン三世」シリーズのルパンと峰不二子のように、敵なのか味方なのか、持ちつ持たれつの関係をみせるアクションヒーローとヒロインの存在は、アクション大作の醍醐味のひとつ。人類初体験のアクションをこれでもかと披露する本作でも、常識破壊のインパクトを与える数々のアクションシーンで、アクションヒーロー・プラバース演じるアショークと共に、最強のアクションヒロインが大活躍。美人捜査官・アムリタを演じたシュラッダー・カプールの存在も注目の的だ。シュラッダーは、女優だけではなく歌手、モデルなど幅広いジャンルで活躍を見せるインド映画界のニューヒロイン。アメリカ映画『スター誕生』をベースにした『愛するがゆえに』(’13)で歌手の役を好演、一躍人気女優の仲間入りを果たすと、「Forbes」誌では“30歳以下の最も成功したアジア人”として特集され、イギリス新聞「イースタンアイ(Eastern Eye)」では“ボリウッドで最もセクシーな8人の女性”の1人にも選ばれた。スタイリッシュなルックスだけではなく、世界が注目するエンターテイナーとしても話題になっている。本作では、伝説の捜査官アショーク(プラバース)の相棒として3億ドル窃盗事件を捜査していくなか、激しい銃撃戦に率先して立ち向かったり、危機にさらされているアショークを助けるために単身敵のアジトに参入したりと、度胸が試される場面でも真正面から向かっていく“アムリタ”を見事に演じている。アクションシーンはもちろん、捜査の一貫として訪れたクラブではセクシーなファッションに身を包んだダンスシーンや、プラバースとのロマンティックなシーンも。共に苦難を乗り越えながら、強い絆で結ばれていくアショークとアムリタの関係は一体どうなっていくのか?映画ファンにはたまらない、最強のアクションヒロインが新たに誕生した。『サーホー』は3月27日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:サーホー 2020年春より新宿ピカデリーほか全国にて公開
2020年03月07日映画史上空前の大傑作『バーフバリ』シリーズで数奇な運命に導かれた伝説の戦士役として主演を務めた、プラバースの主演最新作『SAAHO』(原題)の日本公開が決定。併せて、本国版のビジュアルが解禁となった。■ストーリー大都市ワージー。ここでは幾つもの犯罪組織が街を支配している。ある日、それら組織の頂点に君臨する初老ロイが交通事故に見せかけて殺される。組織のメンバーであり実力者のひとりであるデウラージが後継者の座を狙うが、ロイの息子も新たなボスとして名乗りを上げる。それぞれの思惑が交差する中、ムンバイでは200億ルピー相当の大規模な窃盗事件が発生。IB潜入捜査官アショークは相棒の女性警察官アムリターなどと共に、事件を捜査する。■オープニング世界興収第2位!プラバース主演クライムアクション本作は、架空の都市ワージーを舞台にしたクライムアクション。すでに公開になった本国および世界では、オープニング世界興収が『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』に次ぐ第2位を記録。日本円で約45億円をあげ、インド映画ながら『ライオン・キング』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』など、ハリウッドのメジャー大作を抑えて堂々のランクインを果たした。メガホンを取ったのは、『バーフバリ』のS.S.ラージャマウリ監督の愛弟子で、注目の若手監督スジート。本作では脚本も務め、怒涛のアクションの数々と巧妙なストーリー展開でインドから新たなメガヒット作が誕生したと、世界中から喝采を浴びている。主演を務めるのは、『バーフバリ』の大成功で人気と知名度が国際的なものとなった俳優プラバース。犯罪シンジケートが関与する200億ルピー(日本円で約303億)相当の大規模な窃盗事件を追う捜査官を演じた。また、プラバースの相棒の女性警察官をシュラッダー・カプールが演じている。本編では『ミッション:インポッシブル』『マッドマックス 怒りのデス・ロード』級のカーアクションや銃撃戦、肉弾戦が繰り広げられ、『バーフバリ』を超える超絶アクションが期待される。また劇中では幾つかのエピソードが同時に進行し、それらは一見して無関係に見えるも予期せぬタイミングで絡み合い、関係したかと思えば観客を欺き、新たな展開を見せる。今回解禁された本国版のビジュアルには、バイクに跨り大都市を駆け抜けるプラバースの姿が。彼の背後には車が宙を舞い、吹き上がる砂ぼこりが疾走感溢れるビジュアルになっている。なお、本ビジュアルは9月28日(土)・29日(日)に東京・代々木公園で開催される、日本最大級のインドフェス「ナマステ・インディア 2019」に出展する配給会社ツインのブースにてティザーチラシとして配布される予定。『SAAHO』は2020年春、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年09月27日映画『バーフバリ』では強すぎる敵・バラーラデーヴァを演じているラーナーさん。目を輝かせながら日本の絶叫上映動画を観ているおちゃめでかわいい人でした。web特別画像も掲載!『バーフバリ』の物語の鍵は実は女性たちが握っています。この一年、日本列島はインド映画『バーフバリ』人気に沸いた。インドの神話をもとに壮大なスケールで製作された『バーフバリ』は、主人公・バーフバリの親子2代にわたる英雄譚。王妃シヴァガミによってマヒシュマティ国の王になることを運命づけられたマヘンドラ・バーフバリが、父アマレンドラ・バーフバリから王座を奪ったバラーラデーヴァと対峙し、王国を奪還するという物語だ。この作品が日本公開から1年もの間、上映され続けているわけは、ラージャマウリ監督の奇想天外なアイデア満載のシーンや、本気度の高い演技もさることながら、応援上映という日本独自のスタイルがハマったことも大きい。ラージャマウリ監督やクマーラ・ヴァルマ役のスッバラージュさんが来日したこともファンの熱狂を後押し。そしてついに2018年12月、バラーラデーヴァ役のラーナー・ダッグバーティさんが来日。『バーフバリ』が持つ魅力と、自身が演じたバラーラデーヴァについてお話を伺いました。――『バーフバリ 王の凱旋』が日本で公開されてから早くも1年が経とうとしています。日本での人気は実感していますか?ラーナー:遠く離れた異国で自分たちの映画が1年も上映されるだなんて、まさに夢のような話ですよね。インドでも日本で『バーフバリ』がヒットしているらしいという話は伝わっていて、特に映画関係者たちにとっては興味深い事例として受け止められています。今後も日本の映画ファンに届くような作品を作りたいと思いを新たにした出来事でした。インドでは公開からすでに2年が経つのですが、日本でこんなにも愛されるとは想像もしていませんでした。日本での人気の理由はわかりませんが、今までがんばったご褒美として受け止めています(笑)。インドのストーリーテラーとして、これからもよりよい作品を届けたいです。――『バーフバリ』は王になる運命を持つバーフバリと、彼の父から王座を奪ったバラーラデーヴァの対立を軸に、さまざまな人間ドラマが繰り広げられていきますが、『バーフバリ』の最大の魅力は何だと思いますか?ラーナー:一番の魅力は力強いストーリー性だと思います。『バーフバリ』はインド神話の「マハーバーラタ」や「ラーマーヤナ」が下敷きになっています。『スター・ウォーズ』にもルーク・スカイウォーカーとダース・ベイダーの対立構造が見られますが、これと同じ構造があります。主役の強さが引き立つのは強い悪役がいるからこそですし、悪役に人間味があるほど、対立が浮き彫りになっていきますよね。とはいえ、この映画で描かれているのは二人の対立だけではありません。実はこの物語の鍵を握っているのは、女性の登場人物たちです。物語が動くきっかけはすべて女性の指示によるものなんですよ。たとえばシヴァガミは次の王にバーフバリを指名しますし、デーヴァセーナも自分の夫となる人を自分で決めます。そのことによって物語が展開していくというのも、この作品のひとつの特徴ではないかと思います。さらに映画の前編にあたる『バーフバリ 伝説誕生』のラストで、バーフバリに忠誠を誓っていたはずのカッタッパがなぜあのような行為に至ったかというのもひとつの大きな謎です。どの人物にも物語がある、強いストーリー性が一番の魅力だと思います。――ラーナーさんが演じていて一番好きだったシーンは何ですか?ラーナー:演じていて一番興奮したのはバーフバリをめった刺しにするシーンです(笑)。この一連の流れはバラーラデーヴァをバラーラデーヴァたらしめているものが何なのか、もっともわかりやすく表現している場面なんですよ。それまで彼が抱えてきたフラストレーションを、バーフバリをめった刺しにするという行為で吐き出しているんですよね。ここに彼のすべてが集約されていて、バラーラデーヴァという男がよくわかるシーンになっていると思います。――あれほど楽しそうな殺戮シーンもそうそうないですよね(笑)。バラーラデーヴァの狂気といえば、バーフバリの生母デーヴァセーナを長年監禁していたのも歪んだ愛の一種ではないかと感じました。ラーナー:バラーラデーヴァがデーヴァセーナに向けていた感情は、愛以上の何かだと思いますよ。バラーラデーヴァは怒りに任せてデーヴァセーナを25年もの間、自分のもとで監禁するという罰を与えているわけですから。彼にとってデーヴァセーナを殺すことなんて簡単なこと。でも、殺しちゃったらそれで終わりですから。――恐ろしい人ですよね。ラーナー:ストレートな人間なんだと思います。欲しいものは絶対に手に入れるし、計算高くいろんなことを虎視眈々と狙っています。自分は正統な王位継承者であるという強い想いがあるので、王座を手に入れるということに関してはブレない。順番でいえば彼が王位を引き継ぐはずだったのに、実の母であるシヴァガミの裁量でバーフバリが王になることが決まってしまう。彼もまた、いろんなものを抱えざるを得なかったんですね。彼を理解してくれる人が誰もいないというのも、彼の性格に大きな影を落としているのでしょう。私自身は彼のように暴力的な性格ではありませんが、やりたいことは必ずやり遂げますし、そのために計算高く考える人間でもあるので、彼とは似たタイプだと思います。――もし自分で選べたとしたら、バーフバリとバラーラデーヴァのどちらを選んでいましたか?ラーナー:オファーをいただいた段階でバラーラデーヴァ役というのは決まっていましたし、何より彼を演じた今となっては、この役は誰にも渡したくないですね(笑)。二人の違いはカーラケーヤとの戦いでわかりやすく描かれています。バラーラデーヴァは王になる条件を満たすために族長を倒し、バーフバリは民を守るために戦った。これはバラーラデーヴァの資質によるもので、彼が持って生まれた業ごう(カルマ)なんです。バラーラデーヴァという男は、幾重にも層を持つ深みのある人物なので、演じがいがありましたね。――『バーフバリ』に出演したことで得たものは何ですか?ラーナー:まず、これほど壮大なスケールの映画に参加できるということ自体が驚きでした。当初は撮影は2年の予定でしたが、最終的には5年に延びました。でも、そんなに長くは感じませんでした。この5年は素晴らしい旅をしたような気持ちなんです。当時はどんな作品ができあがるのか、誰にもわかりませんでしたが、そんな中でひたすら映画製作に没頭できたこの5年は今、振り返ってみてもとても貴重な時間だったと思います。誰も到達したことのない次元の作品に携わることができて、とてもやりがいを感じました。――俳優という職業にやりがいを感じるのはどんな時ですか?ラーナー:俳優とはルックス的なものを超えたことを要求される職業だと思っています。役が持つ複雑な内面をどのように体現するかは、俳優としての力量にかかっています。かつ、そうした内面を表現するためには、外見を変えていく必要もあるんです。私が今まで出演してきた作品を見たらわかっていただけると思うんですが、どの人物も見た目がかなり違うんですよ。自分でも数か月ごとに違う人物になっている、朝起きたら昨日までとは違う自分になっているというのがこの仕事の魅力だと思いますし、やりがいを感じますね。――現在はバラーラデーヴァを演じていた時から30kg減量されたそうですけど、これも次の作品のためだと伺いました。ラーナー:‘90年代初頭に活躍した政治家を演じるために減量していたのですが、その撮影は終わりました。何せ実在する人物なので、その人に似せる必要があったんです。そして今はジャングルに25年住んでいた男の役を演じているので、髭をたくわえています。仕事だと減量も楽しいですよ。逆に言うと、それ以外には特にやることがないというか(笑)。私にとって自分ではない誰かを演じるということは、自分を再構築して新しい世界を提供することであり、それが私にとっては俳優を続けるモチベーションになっています。――最後に、『バーフバリ』がきっかけでインド映画を観はじめたという方にインド映画でぜひ観てほしい作品を教えてください。ラーナー:インドは世界でもっとも映画製作本数の多い国なので、その中からオススメ映画を選ぶというのはとても難しいのですが…。ラージャマウリ監督作品の『マッキー』という映画をおすすめします。クラシック作品ではマニ・ラトナム監督の『ナヤカン/顔役』。これは世界の映画100選にセレクトされるような作品です。――ご自身の出演作の中から選ぶとしたら?ラーナー:私のデビュー作『Leader』をおすすめします。それから『インパクト・クラッシュ』という潜水艦映画は日本でもDVDが発売されています。先日、コミコンでこのDVDを持っているファンの方がいて、嬉しかったですね。ananweb用特別ショットはこちら!きゃーっ!information映画本編では語られなかったバーフバリとバラーの幼少期の貴重なエピソードがアニメで登場。シーズン3まで発売中。『バーフバリ 失われた伝説 DVD-SET』シーズン1~3/各13話収録・各話約24分各¥6,000発売・販売元:ツイン※画像はシーズン1CS映画専門チャンネル「ムービープラス」でラーナーさん関連番組を2019年1月から3か月連続で特集!1月は東京コミコンのステージや舞台裏の他、日本文化体験の様子を収録した「密着!『バーフバリ』国王ラーナーさん in 東京」、2月は出演作『ルドラマデーヴィ 宿命の女王』を。また、春には『バンガロール・デイズ』(原題)を日本初放送します。「密着!『バーフバリ』国王ラーナーさん in 東京」より。書道を体験するラーナーさん!ラーナー・ダッグバーティ1984年12月14日生まれ、インドのタミル・ナードゥ州チェンナイ出身。2010年にテルグ語映画『Leader』で主演を務めデビュー。俳優だけでなく、映画のプロデューサーやVFXコーディネーター、カメラマンとしても活躍。‘18年12月に「東京コミコン2018」に招聘され、日本のファンを魅了した。※『anan』2019年1月2・9日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・尹 秀姫(by anan編集部)
2018年12月29日昨年の公開以来、観客を巻き込んだ絶叫上映が好評を博し、驚異のロングラン大ヒットを続けている『バーフバリ』シリーズ。この旋風により、熱狂的なファンを生み出したインド映画には、いま驚くべきほどの熱い注目が集まっている。先日、都内・キネカ大森で行われた「インディアン・シネマ・ウィーク」では、北南・新旧の作品10本がラインアップされ大盛況に!さらに10月6日(土)からは、今年で第6回目となる「インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン2018」(シアター・イメージフォーラム)も開催され、一般公開される作品と合わせたら劇場鑑賞できる映画は30本近くにも!まさしくインド映画イヤーともいえる今年。ファンには見逃せない注目作たちを紹介しよう。■『ガンジスに還る』不器用な父と子のヒューマンドラマ10月27日(土)公開2016年、ヴェネチア国際映画祭で「ビエンナーレ・カレッジ・シネマ部門」エンリコ・フルキニョーニ賞を受賞し、映画批評家サイト「ロッテン・トマト」では好評価100%を打ち出した本作。『マダム・イン・ニューヨーク』などインド内外で活躍する名優アディル・フセインが主演を務める、“歌って踊らない”インド映画。世界中の旅行者を魅了する、ガンジス河のふもとにある聖地・バラナシを舞台に、死期を悟った父と仕事人間の息子が緩やかに流れる時の中で、誰もに、いつか訪れる“死”と向き合っていく。送る側、送られる側、それぞれの立場から描かれる、笑って泣ける心温まる物語。メガホンをとったのは、現在27歳、撮影時は24歳という若さで、奥深い人間物語を映し出したシュバシシュ・ブティアニ監督。ヴェネチア国際映画祭では10分間のスタンディングオベーションが鳴り響き、「人生、死、そして絆についての心温まる宝石のような一品」(GlamSham)、「あなたが今年目にする中で最高の1本!」(Mid-day)と、世界中から称賛が寄せられている。世界を驚かせたこの若き俊英は、いまのインド映画界の状況を「インドといえばボリウッドでしたが、最近はインディペンデントでヒューマン的な作品が出ていることも確かです。大作とアート系の作品が共存していますね」と語っている。■『マガディーラ 勇者転生』伝説の原点にして“創造神”公開中『バーフバリ』のS.S.ラージャマウリ監督が2009年に製作した本作は、ファンの間では“創造神”と崇められている。王国の姫と伝説の戦士を巡る愛と陰謀、唯一無二の圧倒的な世界観に、贅沢すぎる規模の重厚な映像…全てが『バーフバリ』に続くファン必見の1本!これを見ずして『バーフバリ』を語るべからず!?初心者にも入門編としてオススメ。■『バーフバリ 伝説誕生 <完全版>』ミュージカルシーンを追加!10月26日(金)公開昨今の熱狂的なインド映画ブームの火付け役『バーフバリ』の第1作目『伝説誕生』の完全版が日本上陸!“絶叫上映”は新たな映画体験をもたらし、各メディアにひっぱりだこ、社会現象ともなった。従来のインターナショナル版(138分)に、ミュージカルシーンを含む約21分間の映像を追加した“完全版”で再降臨。さらに、10月19日(金)からは2作目『バーフバリ 王の凱旋 <完全版>』が全国のIMAX対応劇場で公開決定。ラージャマウリ監督からは、「IMAXで『バーフバリ 王の凱旋』が上映されることに興奮しています。バーフバリの持つ壮大さと特殊効果は、大きな画面でこそ、よりいかされ、まるで現実かのような体験を味わえることでしょう。作品を最高の状態で楽しめるIMAXは、私たち映画製作人にとっても、自身の技術を高め、より素晴らしい映画体験を提供しようと思わせてくれる最高の技術です」とのコメントが到着。ファンの歓喜の声が、いまにも聞こえてきそう…!■『あまねき旋律』国内外で絶賛の音楽ドキュメンタリー10月6日(土)公開インド山間部の村々で古くから伝承されてきた“歌”をめぐる音楽ドキュメンタリー。インド東北部、ミャンマー国境付近に位置するナガランド州。田畑も、恋も、友情も、苦い記憶も、全てが歌とともにある土地。そこには、知られざる音楽の物語があった。山形国際ドキュメンタリー映画祭「アジア千波万波部門」で日本映画監督協会賞と奨励賞のW受賞をはじめ、世界各国の映画祭で人々を静かに深く魅了した1作が公開となる。■『ムトゥ 踊るマハラジャ』4K&5.1chデジタルリマスター版が登場!11月23日(祝・金)公開華やかに“歌って踊る”、これぞ元祖インド映画の代名詞。1998年の公開当時、ミニシアター興行成績第1位を記録、口コミが口コミを呼び、老若男女を巻き込んで空前のインド映画ブームを起こした奇跡の大娯楽マサラ映画ムービー!日本での公開から20周年を記念し、堂々の4K、5.1chデジタル・リミックスというまたとない贅沢な環境で鑑賞できるという、ファン待望のリバイバル上映。観れば、誰もが幸せになる1本。■『パッドマン 5億人の女性を救った男』奇跡の実話が映画化!12月7日(金)公開「愛する妻を救いたい」――。貧しくて生理用品が買えず、不衛生な布で処置をしている妻のため、主人公は清潔かつ安価なナプキンを手作りすることを思いつく。最愛の人への強い想いは、やがてインド国内の女性を救うことに。今作のモデルとなったムルガナンダム氏は、その活動を高く評価され、2014年の「TIME」誌が選ぶ「世界で最も影響力のある100人」に名を連ねた。奇跡の実話にインド国内外が騒然となった、涙なしには観られない感動作。第31回東京国際映画祭の特別招待作品としてジャパンプレミア上映。伝説的作品から音楽ドキュメンタリーに、ヒューマンドラマまで、どれもこれも見逃せない作品ばかり!家族や友人を誘って、極上のインド映画を体験してみては?(text:cinemacafe.net)
2018年09月30日公開から6か月、異例のロングランヒットを続ける『バーフバリ 王の凱旋』はこれまでにもラージャマウリ監督とプロデューサーのヤーララガッダ氏の来日、そして日本での上映は難しいと思われていた『バーフバリ 王の凱旋<完全版>』(オリジナル・テルグ語版)の公開決定など、さまざまな夢を叶えてきました。そして今回、ファンにとっては願ってもない奇跡が起きました。クマラ・ヴァルマを演じたスッバラージュ氏が、日本での人気を受けて緊急来日!舞台挨拶に登壇する前日、急きょインタビューに答えていただきました!クマラ・ヴァルマ、ジャイホー!写真・角戸菜摘 文・尹秀姫監督から日本でのクマラ人気を聞いた時は、「オーマイガッ!」と叫びました--クマラが日本で人気だと聞いた時、どう思いましたか?スッバラージュ氏 まずは信じられないという思いでいっぱいでした。インドでならいざ知らず、なぜ日本で? WHY? という思いがありました。実は当時、私は日本で『バーフバリ』が上映されたということも知らなかったんですね。ところが、自分のツイッターに日本人のフォロワーが増えていき、『バーフバリ』が日本で公開されたことを知りました。それで日本人のフォロワーが増えたのかと納得はしたんですけど、1日に200人、300人、400人とどんどんフォロワーが増えていく状態が続いていたので、とにかく驚きました。ちょうどその頃、日本に行っていた監督とプロデューサーが帰国したんですが、日本でクマラが一番人気があるようだぞという話を聞いて、思わず「オーマイガッ!」と叫びました(笑)。インドでも単独で取材を受けたことはないんですよ。それが今、私ひとりで日本で取材を受けているということがとても不思議です。--ラージャマウリ監督とプロデューサーのヤーララガッダ氏が舞台挨拶に登壇された時、壇上から『バーフバリ』の登場人物の中で誰が一番好きかを問いかけたのですが、客席からは「クマラ!」という声が一番大きく聞こえました。その映像はご覧になりましたか?スッバラージュ氏 はい、監督に見せていただきました。客席から「クマラ!」「クマラ!」という声がたくさん挙がっていたのはわかったんですが、実は発音が少し違って聞こえたもので、最初は本当にこれは私が演じたクマラのことなのかと半信半疑だったんですよ。その後、監督が確認の意味で「クマラ・ヴァルマ?」と問いかけた時に大歓声が挙がったのを見て、やっと確信を持てました(笑)。--当日、監督は日本でのクマラ人気を受けて『バーフバリ』のスピンオフとしてクマラが主役の作品を作ると宣言したのですが、もし本当にこの話が実現するならば、どんなストーリーがいいですか?スッバラージュ氏 『バーフバリ』でクマラが行き来するのはクンタラ王国とマヒシュマティ王国でしたが、もしクマラ主演のスピンオフが実現するならば、クンタラ王国から日本にやってくる話がいいですね。もちろん、白鳥のボートに乗ってね! その時は、空飛ぶ白鳥の船ではなく、9時間かけて僕自身がボートを漕いで来ます(笑)。白鳥のボートを漕ぎながら、「これが富士山だよ」と、インドの人に日本を案内してあげたいですね。--白鳥のボートといえば、スッバラージュさんが日本にやってくる直前、「白鳥のボートに乗って日本に行くよ」とツイートされていたのがとてもキュートでした。普段のスッバラージュさんはどんな人ですか?スッバラージュ氏 バーフバリとクマラのどちらに似ているかで言えば、断然クマラですね。私は肉体派でもないですし、あえて危険に踏み込むタイプでもないので。この肖像画(下画像/スッバラージュさんが持っているスマホの画像参照)みたいに、人を持ち上げたりもしません(笑)。まあ、この肖像画は嘘ですけど。とはいえ、クマラと実際の私も、実はあまり似ていないんですよ。私自身は、大学を卒業するまで女の子と話をするだけで緊張するタイプでした。性格的にすごく臆病なところがありますね。--逆に言うと、クマラは女性慣れしているということですか?スッバラージュ氏 クマラの女性関係で言えば、彼は最初、ひそかにデーヴァセーナに想いを寄せていたんですよ。クマラとデーヴァセーナは、実は血縁ではないんです。クマラは王妃の弟で、デーヴァセーナは王の娘ではなく、妹なので。だから法的にも問題なく結婚できるし、恋の相手にもなりえるんです。クマラはデーヴァセーナに好意を持っているから、彼女にいいところを見せたい。でも実際には強くはないことをデーヴァセーナは知っていて、部屋で丸太を斬ってみせてとせがむのも、クマラをからかっているだけなんですよね(笑)。その後、使用人からデーヴァセーナがバーフバリを好きかもしれないと告げられたクマラは激しく嫉妬するんですが、それもデーヴァセーナが好きだからです。--その場面はおそらく完全版でしか観られないと思うのですが、私も実はクマラはデーヴァセーナが好きなのではないかと思ってました!スッバラージュ氏 クマラはデーヴァセーナが好きだったし、デーヴァセーナはバーフバリと恋に落ちて、バラーラデーヴァもデーヴァセーナを愛していたので、デーヴァセーナという女性は実に3人もの男の心を射止めたということになりますね。--クマラが登場するシーンの中で、一番のお気に入りシーンとセリフは何ですか?スッバラージュ氏 俳優としての醍醐味で言うなら、クマラが殺されるシーンですね。あそこは自分でも一番、気に入っています。『バーフバリ』という作品のなかで、クマラは素朴だけど臆病なところのある男だったのが、最期は勇敢に戦って散っていきます。『バーフバリ』に登場するほかの人物は話の中で変化することがないんですが、クマラだけは成長する過程が描かれているんです。そこがクマラという役の奥深さかなと思いますね。そういう変化のある役を演じられるというのは、俳優にとって得難い経験でした。--クマラの最期はスッバラージュさんにとってどういう意味を持つシーンでしたか?スッバラージュ氏 映画は時系列に撮影しないことも多く、『バーフバリ 王の凱旋』全体の撮影としては、バーフバリとデーヴァセーナがマヒシュマティ王国を追放されるシーンからスタートしました。私が一番最初に撮影することになったのは、その殺されるシーンからだったんですよ(笑)。2013年のことですね。今まで数多くの映画に出演してきましたが、あのシーンは自分の俳優人生を大きく変えることになるだろう思いながら撮影したことを覚えています。そしてその時に感じたことは間違っていませんでした。白鳥のボートに乗って、こうしてニホンにやってくることになりましたから(笑)。インタビューを終えてスッバラージュさんは、DELLの会社員から映画監督のスカウトで俳優への道に進むことになったという異色の経歴の持ち主。もともと芸術表現に興味があったそうで、「第1作目の撮影をしている最中に、すでに自分の決断は間違っていなかったと確信した」と語ってくれました。それほど映画を愛してやまないスッバラージュさんですが、こうして日本にやってきて、『バーフバリ 王の凱旋』完全版の絶叫上映と舞台挨拶でのファンの熱狂ぶりを肌で感じ、感極まって涙ぐんでいるのが印象的でした。日本滞在中は浅草や箱根など観光にも出かけ、日本を堪能していたご様子。食べることが大好きだというスッバラージュさん、実は甘い物に目がないらしく、日本でも甘味に興味津々だったそう。そこで今回は特別企画として、スッバラージュさんに和風アイスを召し上がっていただきました! いよいよ暑くなってきたこの季節、アイスを食すスッバラージュさんの写真が癒やしになれば幸いです!そしてまだまだ上映が続く『バーフバリ 王の凱旋』(オリジナル・テルグ語版)の応援もさらに熱く、燃え上がって参りましょう!Information『バーフバリ 王の凱旋』(オリジナル・テルグ語版)新宿ピカデリーほか、全国映画館で絶賛上映中!バーフバリLINEスタンプ第2弾も好評発売中!
2018年07月04日2017年12月29日の公開から異例のロングランヒットとなったインド映画『バーフバリ 王の凱旋』。その勢いはとどまるところを知らず、声出し・鳴り物持ち込み可能な絶叫上映が全国各地で開催されては、チケットが瞬時に完売するという人気ぶりを見せています。写真・角戸菜摘(S.S.ラージャマウリ監督) 文・尹秀姫日本での熱狂ぶりはSNSを通して本国インドにも伝わり、登場人物のコスプレをした写真やファンアートの投稿に監督やプロデューサーから「いいね」がつくなど、海を超えた交流も盛んに。こうして日本でのバーフバリ熱は衰えるどころかますます勢いを増し、ついには今まで上映されていたものより26分長い『バーフバリ 王の凱旋』(オリジナル・テルグ語版)が6月1日より全国公開されるに至ったのです。そして4月26日、創造神が日本に降臨! 新宿ピカデリーの絶叫上映にS.S.ラージャマウリ監督とプロデューサーのショーブ・ヤーララガッタ氏が登壇。この一連の奇跡としか言いようのない出来事の翌日、幸運にも単独インタビューをさせていただくことに。『バーフバリ』のアイディアの源から監督の次回作の構想まで、様々な話をうかがいました!奇抜なアイディアも個性的なキャラクターも、まずはストーリーありきS.S.ラージャマウリ監督。--まずは『バーフバリ』という素晴らしい作品を作ってくださってありがとうございます!監督 こちらこそありがとうございます(笑)。--昨日は初めて日本の絶叫上映をご覧になったと思うのですが、日本の観客の盛り上がり直に見てみて、いかがでしたか?監督 映画の作り手、ストーリーの語り部として、私にも欲があります。ひとりでも多くの人に自分の話を楽しんでいただきたい、届いてほしいという想いがあったのですが、昨日はまさにそれを目の当たりにしました。私が作ったものに対する見返りというには十分すぎるほどのものをいただいたと感じています。昨日は私の家族、そしてプロデューサーであるショーブ・ヤーララガッタと彼の家族も同席していたのですが、みんな感動で涙目になっていました。ありがとうという言葉だけでは伝えきれない思いでいっぱいです。私が作ったものに比べて、みなさんが寄せてくれた愛情の大きさは比較にならないほど大きいと感じました。--『バーフバリ』はどのシーンにおいても素晴らしいアイディアが発揮され、しかもその物量が半端ないところが稀有な作品だと思います。こういった奇想天外なアイディアはどこから生まれるのでしょう?監督 私のアイディアの源は幼い頃から読んできた『マハーバーラタ』です。なかでも、子どもの頃はアマル・チットラ・カター社から出版されている子ども向けのインド神話のコミックに夢中になっていました。『バーフバリ』のストーリーに関しては、こういったインドの神話や歴史が土台になっています。--椰子の木を使って城壁を飛び越えるシーンは神話には出てこないと思うのですが、そういったアイディアはどうやって思いつくのですか?監督 そうですね(笑)。それは各々のキャラクターの立場の視点で考えて、自然に生まれてきたものだと思います。椰子の木のシーンで言うと、父アマレンドラは幼い頃から王になるための教育を受けて育ちますが、シヴドゥは普通の村人として育ちますよね。父アマレンドラは非常に思慮深くて頭脳明晰な人なのですが、息子のシヴドゥはあまり後先を考えないタイプ(笑)。でも、素晴らしい行動力と身体能力を持っています。そしてあの場面でカッタッパはシヴドゥにこう告げます。「ただ感情に任せて動くのではなく、父のように頭を使いなさい」と。あの場面はまさに父親の頭脳的戦略と、シヴドゥの身体能力が融合されるシーンであり、シヴドゥが父アマレンドラのようになっていくということを示すのに必要なシーンだったのです。--『バーフバリ』に登場する女性はみんな強くてカッコよく、観ていて爽快でした! 守られるだけでなく自ら戦う女性というのはまさに今の時代に求められているヒロイン像だと思うのですが、監督が描く女性はなぜみんな強いのでしょう?監督 この作品の主人公は2人のバーフバリですが、バーフバリが立派な人になれたのは周りの人の影響や育ち方のおかげだと思うのです。たとえばアマレンドラにはシヴァガミという非常に優れた母親がいて、だからこそああいう人物になったと思うのですが、そう考えた時、そんな彼が選ぶ人生の伴侶も当然彼に見合った女性でなくてはいけないでしょう。物語の中で当初、バーフバリはデーヴァセーナを捕虜として連れていかなくてはいけないことになりますが、そこでデーヴァセーナは彼にこう告げます。「私はあなたを愛しているから、あなたのために死ぬことはできる。でも、あなたのために生きることはしない」と。この台詞は彼女が強い主体性を持った人間だということを物語っています。そんな彼女だからこそバーフバリはひれ伏すわけです。バーフバリにとってデーヴァセーナは敬意を持って接すべき相手であり、自分より人間として上だとも見ているわけですね。バーフバリは自分と同等、もしくは自分より上のレベルの女性でないと伴侶に選ばないだろうという、非常に理にかなった流れでデーヴァセーナのこういったキャラクターが決まりました。なので、最初から強い女性を描こうと考えて強いヒロインが誕生したわけではなく、ドラマとして成立するかどうかが重要でした。--デーヴァセーナに出会ったアマレンドラが「私はあなたのもの」と言う台詞が非常に印象的でした。彼女を自分のものにするのではなく、自分が彼女のものになるという考え方は目からウロコでした。監督 本当の愛というものは男女問わず相手のために自分を犠牲にできること、自分よりも相手を優先できることだと思います。デーヴァセーナの場合はアマレンドラのために王宮での暮らしを捨てて村人のように生きることも厭わないわけですよね。ただ、彼女は自分の信念を曲げることはしません。そのことを強く打ち出しているのがこの台詞です。--次回作についてもおうかがいしたいのですが、監督の代表作といえば『バーフバリ』以前に『マッキー』がありますが、こちらの続編の予定はありますか?監督 実は『マッキー』に関しては以前から続編の構想を考えているんですよ。後のストーリーが膨らませられる話なので、続編を作りたいという気持ちはずっとあります。うまくいけばシリーズ化したいという思いもあって、ここ半年くらいずっと考えていたんですけど、『バーフバリ』の成功のおかげでちょっと怠けてしまいまして(笑)。というのは冗談で、なかなかアイディアを練る時間を割くことができなくて、宙に浮いているというのが現状ですね。--アーミル・カーンの『Mahabharata マハーバーラタ』を監督するという噂もありますが、これは本当ですか?監督 たしかにアーミル・カーンからそのような話を依頼されたのは事実です。ただ、私にはもうすでに撮ることが決まっている作品があるので、まずはそちらを優先しなくてはいけないという状態なんです。ですが、アーミルの話も僕は断ったつもりはないので、可能性があるかないかで言ったら、今の段階ではあるとお答えしたいと思います。--『バーフバリ』以降、日本でもインド映画に出たいと熱望している俳優がいます。今後、日本の俳優を起用してみたいという考えはありますか?監督 僕はストーリーありきですべてを考えるタイプなので、僕が作る作品に日本の俳優が出演する必然性があるかどうかが肝要ですね。個人的には『ラストサムライ』といった作品も好きなので、サムライ映画には興味があります(笑)。--今後の作品で言うと、『バーフバリ』のスピンオフについても期待したいところです。昨日の舞台挨拶では日本でのカッタッパ、クマラ人気を実感し、この2人で続編を作ろうという話もありましたが、実際に実現する可能性はありますか? 個人的には『バーフバリ』の前日譚とも言うべきシヴァガミの少女期を描いた小説の映像化を期待しています。監督 実は『バーフバリ』に登場するすべてのキャラクターについては、彼らの人生を映画に出てこないところまで詳細に考えてあるんですよ。映画にはおさまりきらないので、もちろん全部は反映していないのですが、時には省略してしまった部分のほうがおもしろいと思うキャラクターもいます。たとえば今おっしゃったシヴァガミの少女期を描いた『THE RISE OF SIVAGAMI』という小説もそのひとつです。『バーフバリ』には彼女の人生の3分の1程度しか描かれていませんが、この小説を、僕がプロデューサーという立場で映像化することが、実はすでに決まっています。日本のバーフバリ・ファンの方にもご覧いただけるような形で発表になるのではないかと思いますので、どうぞ期待していてください。『バーフバリ』の世界はまだまだ終わらない! そんな強い希望が持てたところで、最後に監督からとんでもない話が飛び出しました。監督 ひとつ、秘密を教えましょう。16歳の少女シヴァガミの野望は、マヒシュマティ王国を滅ぼすことだったのです。それはいったいどういう意味ですか、監督!? と問いただそうとしたところで、インタビュー時間は終了。最後に映画会社ツインの方も、前日から取材に帯同している通訳さんすらも驚くような話をうかがうことができました。監督の意味深発言は気になりますが、今後もまだまだ『バーフバリ』の世界が続くというのは、マヒシュマティの民にとっては朗報ですよね。でもその前に、まずは6月1日より全国公開の『バーフバリ 王の凱旋』(オリジナル・テルグ語版)を盛り上げようではありませんか。ジャイ、マヒシュマティ! バーフバリ、ジャイホー!Information願いは叶う。待望の完全版、ついに公開! 2017年末の公開以来、異例のロングラン・ヒットを記録中の『バーフバリ 王の凱旋』141分のインターナショナル版から、さらに26分の初公開シーンを加えたオリジナル・テルグ語完全版(上映時間167分)が、ついに日本に上陸! ヒロイン・デーヴァセーナが歌い踊る「かわいいクリシュナ神よ」など、ファンなら見逃せないシーンが満載。完全版もお見逃しなく!『バーフバリ 王の凱旋』(オリジナル・テルグ語版)6月1日より新宿ピカデリーほか、全国順次“熱狂”ロードショー
2018年05月18日「映画は“音”で、もっと楽しめる!」のコンセプトをもとに贈る「爆音映画祭」。このたび、2回目の開催となる「新宿ピカデリー爆音映画祭」が決定、『バーフバリ王の凱旋』<完全版>や『グレイテスト・ショーマン』などに加え、この夏に続編が公開されるミュージカル映画『マンマ・ミーア!』が爆音に初登場する。「爆音映画祭」は、映画館にライブ・コンサート向けの大規模かつ高品質な音響機器をセッティングし、作品の持つ“音”の世界や可能性を極限まで探求、高品質な“音”を大音量で表現する映画祭。これまで各地で開催され、大好評を博してきた。新宿ピカデリーでの「爆音映画祭」は、2月10日(土)~3月2日(金)まで2週間開催された前回に続いて、今回で2回目。総合的にプロデュースするのは、2004年から東京・吉祥寺バウスシアター、そして日本全国各地にて音楽用のライヴ音響システムを使用しての数々の爆音上映を企画・上映し、まさに“爆音”という「新しい映画の楽しみ方」を創出した樋口泰人氏(株式会社boid代表)。映画愛に溢れ、繊細かつアーティスティックなプロデュースで定評のある樋口氏が、これぞ“爆音”で堪能してほしいと考える新作・旧作9本の名作を選出、それぞれに適した音響調整を実施した。■“爆音”初登場『マンマ・ミーア!』『バーフバリ』完全版など豪華9作品を上映『マンマ・ミーア!』“爆音”初上映エーゲ海を舞台に「ダンシング・クイーン」をはじめとする「ABBA」の大ヒットナンバーが彩った大ヒット作が“爆音”に初登場。8月には10年ぶりの続編『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』が公開される。『グレイテスト・ショーマン』鳥肌立ちっぱなし!2018年前半、大ヒットをなおも更新中。冒頭の、リズムを刻む無数の足音で一気に物語に引き込まれ、最後まで“爆音”が包み込む、夢のような世界に鳥肌が立ちっぱなし!『バーフバリ』前編・後編を連続上映いま日本中で空前絶後な人気を博し、観る者全ての想像を遥かに超える圧倒的な熱量で人々魅了してやまない『バーフバリ』前編・後編を連続上映。さらに後編『バーフバリ王の凱旋』は6月から全国公開となる<完全版>でお届け。『キングスマン』2作は“爆音”の定番にもはや爆音映画祭の定番作品といっても過言ではない『キングスマン』と、その続編『キングスマン:ゴールデン・サークル』も登場!大人気シリーズを、2作立て続けに大スクリーン、しかも“爆音”で楽しめるのはファン垂涎のチャンス。迫力のあるシーンは、よりダイナミックに、緊張感のあるシーンは、よりきめ細やかになるよう、作品、シーンそれぞれに合わせ、繊細に音量・音圧が調整されているのが“爆音”の魅力。これまでにはない新たな感動体験を楽しみにしていて。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グレイテスト・ショーマン 2018年2月16日より全国にて公開© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporationマンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー 2018年8月24日より全国にて公開ⓒ Universal Pictures
2018年04月27日異例のロングランヒット中である『バーフバリ王の凱旋』。新たに公開が決定しているオリジナル・テルグ語の完全・フルバージョン『バーフバリ王の凱旋<完全版>』から、26分に渡る初公開シーンの場面写真が解禁となった。この度公開されたのは、初公開の楽曲「かわいいクリシュナ神よ」のシーン。ヒロイン・デーヴァセーナが、女中たちとともに歌い踊る場面が写し出されている。ファンの中でも人気の高いデーヴァセーナ。“絶世の美女にして、最強のヒロイン“とも謳われた彼女の魅力が最大限に引き出されたシーンであることは間違いない。現在日本で公開されているインターナショナル版は141分。<完全版>ではさらに26分の初公開シーンが加えられ、上映時間167分もの超大作となる。ファンの興奮と感動を掻き立てる “バーフバリ旋風”の勢いが止まらない!『バーフバリ王の凱旋<完全版>』は、6月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年04月20日映画『バーフバリ 王の凱旋』の<完全版【オリジナル・テルグ語版】>が日本公開されることが6日、明らかになった。完全版は6月1日より公開となる。同作は、現在上映中のインド映画で、同国で歴代最高興収を達成した大ヒット作。2015年に上映された『バーフバリ 伝説誕生』と二部作となっており、古代インドを舞台に、数奇な運命に導かれた伝説の戦士・バーフバリが、三代にわたり愛と復讐の物語を繰り広げる。昨年末12月29日の公開以来、全米初登場第3位、世界興収300億円突破、映画評価サイト「ロッテントマト」で「100%フレッシュ!!」を取得し、Googleの2017年検索ワードランキングで7位に輝くなど、話題が話題を呼んできた同作。日本でも現在興収1億3,000万円を突破し、観客動員も10万人に到達しようとしている。現在上映中されているのは、141分のインターナショナル版だが、本国インドで公開された「オリジナル完全版も観たい!」という声が高まったために、167分の完全版公開が決定した。ネット上ででは完全版は「171分」と言われているが、インド国内審査前のデータをもとにしたもので、実際は167分だという。ヒロイン、デーヴァセーナが歌い踊る楽曲「かわいいクリシュナ神よ」を始めとした26分の初公開シーンで、バーフバリ伝説が真のクライマックスを迎える。
2018年04月06日爆音映画祭も開催され話題となり、異例のロングラン・ヒットを記録している『バーフバリ王の凱旋』。この度、完全フル・バージョン、『バーフバリ王の凱旋』完全版【オリジナル・テルグ語版】の日本公開が決定し、新たな本ビジュアルも公開された。全米初登場第3位、世界興収300億円突破、ロッテントマト100%フレッシュなどなど世界でも話題となっている本作。日本では昨年12月29日に公開され、現在も日本各地でロングランを続け、2月のDVD・ブルーレイリリースおよびレンタル開始後もさらに勢いを増し、すでに興収1億3千万円を突破した。また本作は、多くのファンが現在上映中の141分インターナショナル版を絶賛しリピートするなか、本国インドで公開された「オリジナル完全版も観たい!」という声が多く寄せられており、その声に応えるべく、長期間の交渉の末、ついに“完全フル・バージョン”の日本公開が決定。製作会社ARKAメディアワークスおよびS.S.ラージャマウリ監督が認定しているオリジナル・テルグ語完全版の上映時間は167分。ヒロインのデーヴァセーナが歌い踊る楽曲「かわいいクリシュナ神よ」をはじめ、26分の初公開シーンがさらなる興奮と深い感動を呼ぶ。『バーフバリ王の凱旋』完全版【オリジナル・テルグ語版】は6月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2018年04月06日全国的に展開中の“爆音映画祭”を手掛ける樋口泰人が総合プロデュースする「バーフバリ爆音映画祭」が、4月5日(木)~8日(日)の4日間限定でMOVIX堺にて開催されることが決定した。ライブ用の音響システムを使い、大音量の中で映画を観・聴くという試みの爆音上映。2008年から映画祭として始動し、現在では全国で爆音上映&爆音映画祭を展開している。今回上映されるのは、S.S.ラージャマウリ監督が手掛けたインド映画。赤ん坊の頃村人に拾われ、シヴドゥ(プラバース)と名付けられ勇ましい青年へと成長した彼が、王国へと乗り込んで行くのだが、そこで25年間幽閉されている実の母の存在と、自分がこの国の王子バーフバリであることを知り…というあらすじの『バーフバリ 伝説誕生』(R15+指定)と、その続編にして完結編『バーフバリ 王の凱旋』。インドをはじめ、アメリカなど全世界で人気を博し、“バーフバリ旋風”を巻き起こした。そんな話題作2本を、4日間の期間限定で上映が決定。初日となる5日(木)は、“爆音絶叫上映”を開催。なお、チケット販売は、3月24日(土)より開始。詳しい上映スケジュールなどはぜひ公式Webサイトで確認して欲しい。「バーフバリ爆音映画祭」は4月5日(木)~8日(日)4日間限定でMOVIX堺にて開催。(cinemacafe.net)
2018年03月20日映画『バーフバリ 王の凱旋』の「大ヒット御礼予告映像」が28日、公開された。同作は、現在上映中のインド映画で、同国で歴代最高興収を達成した大ヒット作。2015年に上映された『バーフバリ 伝説誕生』と二部作となっており、古代インドを舞台に、数奇な運命に導かれた伝説の戦士・バーフバリが、三代にわたり愛と復讐の物語を繰り広げる。昨年12月29日の公開初日以降、SNS等には観た人の熱量があふれ、宣伝も驚く「V字回復」「奇跡的興行」を展開、NEXT STAGE突入=【日々、これ祭り】状態の圧倒的ヒット街道驀進が続いているという。21日にブルーレイ&DVDが発売されたにも関わらず、25日に興行収入1億円を突破した。宣伝担当の熱いリリースによると、まず公開にかけて、"「エンタテインメントの究極にして臨界点だと思っていた前作が設定した高いハードルを『バーフバリ王の凱旋』は超えてきた」的マスコミの絶賛"が続き、コアな観客の口コミにより「噴火前の活火山の如、既に異様な熱量の声援=マグマ蓄積開始!」だったという。さらに「作品に"痺れまくった"全てのオーディエンス(マスコミ&観客)の巨大なエネルギーが爆発=噴火前のマグマの如くさらにエネルギーが蓄積される」状態を経て、「絶叫上映(サイリウム等を振りながら観客が主人公の名前等を絶叫する上映)」や「マサラ上映(絶叫上映に+αクラッカーや鳴り物/紙吹雪の使用もOKな究極のお祭り上映」の実施により、興行成績も上昇し始めた。それに加え「一般観客から熱烈にして常軌を逸したSNS等への書き込み殺到」したことで、「噴火&爆発‼ 配給会社さえ予想しなかった強力な自転運動」が開始する。糸井重里、品川祐(品川庄司)、歌広場淳(ゴールデンボンバー)、なだぎ武など、劇場観賞した著名人が続々SNSへ"激賞コメント"を投稿。「劇場で想像を絶する興奮と感動、祝祭的空間を共有&満喫した全てのオーディエンスの作品への熱狂と想いが結実し遂に著名人達さえ動かし始め」、異例の大ヒット御礼予告映像公開に至った。
2018年02月28日フィギュアスケート男子代表の羽生結弦選手が17日、平昌オリンピックで金メダルを獲得。Twitterでは一部の映画ファンが、映画『バーフバリ 王の凱旋』を連想したことで話題となっている。映画『バーフバリ 王の凱旋』は、現在上映中のインド映画で、同国で歴代最高興収を達成した大ヒット作。2015年に上映された『バーフバリ 伝説誕生』と二部作となっており、21日には『王の凱旋』のブルーレイ&DVDも発売される。古代インドを舞台に、数奇な運命に導かれた伝説の戦士・バーフバリが、三代にわたり愛と復讐の物語を繰り広げる同作は日本でもSNSを中心に熱狂的に受け入れられた。映画を観た人がバーフバリ(父親&息子)のカリスマ性に感化され、「バーフバリ! バーフバリ!」としかつぶやかなくなることでもおなじみとなっている。前回のソチオリンピックで金メダルを獲得した後、怪我に悩まされていたが、平昌オリンピックで見事にそのカリスマ性を見せた羽生。16日に羽生がショートプログラムで1位に輝いたことで、Twitterでは「ソチが『伝説誕生』、平昌が『王の凱旋』」と話題になり、「バーフバリ」と検索すると「羽生」という単語がサジェストされる結果となっていた。さらに17日、フリープログラムを終えて金メダル決定となった羽生に、王の気配を感じた映画ファンたちが「羽生くんがバーフバリに見えてきた」「バーフバリのような絶対王者感」「実質バーフバリ」「フィギュア界のバーフバリ」「氷上のバーフバリ」と話題に。同作のキャッチコピーにかけて「王を称えよ!」と羽生に興奮する人が続出している。
2018年02月17日今『バーフバリ』の勢いがとにかくヤバイ!『バーフバリ』は前後編からなるインド映画で、現地ではまるで暴動のように盛り上がったというのもうなずけるほどハチャメチャにおもしろくて血湧き肉躍る、壮大なスケールの王道エンターテインメント作品。一度観たらやみつきになり、何度も劇場に足を運ぶ中毒者が続出。さらには『バーフバリ』を観て健康になったという報告が相次ぐなど、映画の感想とは思えない様子のおかしさは『バーフバリ』未体験者の興味をかきたて、さらに中毒者を増やし続けているのです。写真・文 尹秀姫『バーフバリ』旋風が日本にも!そんな熱に浮かされた人々が「バーフバリ」を唱え続けるなか、現地の映画館と同じような環境で上映される “マサラ上映会” が続々開催。私語厳禁な通常の上映と違って、マサラシステムは声出しOK、鳴り物・紙吹雪などを使ってみんなで映画を楽しもう! というもの。これが『バーフバリ』との相性バツグン! というわけで今回は、マサラ上映の東の聖地・キネカ大森で2月3日に開催された「『バーフバリ 伝説誕生』&『バーフバリ 王の凱旋』2作連続絶叫爆裂マサラ上映~宣誓!マヒシュマティ三代のWooooow!!(王)篇~」をレポートします!コスプレ、鳴り物、ツッコミ何でもアリの上映会当日は開演1時間前にキネカ大森に到着。この日はクラッカーと鈴、お掃除セットを用意しました。時間が足りなくて紙吹雪を作れなかったのが心残りではあるものの、クラッカーは自分なりに想定していた倍の数を用意。しかし24個では全然足りなかった…。自前のお掃除セットとクラッカー、鈴。しばらくすると、さっそくコスプレした方々を発見! 敵役バラーラデーヴァの武器は本物と同じく伸びる仕様だったり、女性陣のサリーは劇中登場する衣装を模して作られていたりと、みなさん愛の火力が高すぎです!バラーラデーヴァの武器、鉄のモーニングスターは伸縮自在。3本の矢を使った弓射シーンを再現。うるわしい女性陣のサリーは、映画を観ればアレ!とわかる。手作りうちわがまるでアイドル現場のよう。かっこよすぎるバーフバリ2名は王の貫禄たっぷり。バーフバリがモチーフになっているサリーはこのために誂えたそう。バーフバリが治める国・マヒシュマティ国民お手製の小物が飾られたスペースもあり、映画への期待を盛り上げてくれます。なかには手作りハンコで王国のモチーフを彫った方も! 入場前、手に押していただきました。ファンが作ったグッズの数々が奉納され、祭壇化。手作りとは思えないほどクオリティの高いハンコ。何も用意してない、という人もご安心を! キネカ大森のスタッフが作った紙吹雪とクラッカーがもらえます。鳴り物の貸出もあり。紙吹雪を作るキネカ大森スタッフ。声を出すのはちょっと…という人には鳴り物が〇。インドビールも冷えてます!上映に先立って、まずはマサラ3原則に関する説明が。マサラ3原則とは、「壊さず、盗まず、喧嘩せず」。この3つを守れば、あとは大声で笑おうが泣こうが、一緒に歌い叫ぼうがかまわないというのがマサラシステムのいいところです。予行演習も済ませ、いよいよレッツ・バーフバリ!マサラ3原則を説明するスウィーティーせんきちさん。上映前、コスプレ勢のみなさんで記念写真をパチリ。上映中はいたる場面でクラッカーが飛び散り、タンバリンや鈴が打ち鳴らされ、紙吹雪が舞い、ペンライトが光り、「バーフバリ」「私だ!」の声がこだまする楽しい上映会でした。アヴァンティカが初めて登場するシーンでは彼女にまとわりつく蝶と同じ青の紙吹雪が舞ったり、敵役ビッジャラデーヴァがお酒を飲むたびに「また酒を飲んで!」と叱咤する声が聞こえたり、自由な雰囲気の中にもバーフバリを心底楽しみたい、さらにおもしろくしたいという愛と工夫がてんこもり。約5時間にも渡る2本連続上映を楽しみ尽くしたみなさんの笑顔が、イベントの楽しさを物語っていますよね!終演後も興奮冷めやらず、紙吹雪が舞い散る!そして終演後、ありえないほど積もった紙吹雪は、みんなできれいにお片付け。片付けまでがマサラです!マサラ上映としてもありえない量の紙吹雪。今回『バーフバリ』☓マサラ上映に参加してみて、この楽しみを味わってしまったらもう普通の上映には戻れないのではないか、と心配になるほど楽しみました。通常上映で観た時は、漏れそうになる心の声を我慢するのに必死だったのですが、声を出してもOKなマサラシステムはとてもストレスフリー。すでに10回以上劇場で観ているというマサラの達人から、今日が初めてという初心者まで、一緒に楽しめるのもいいところ。興味を持ったら、ぜひマサラ上映に参加してみてください!そして今回、取材させていただくにあたってご協力いただいた映画会社ツインさま、キネカ大森さま、そして何より「王のためなら!」と快く撮影にご協力いただいたマヒシュマティ国民のみなさまに感謝します! なかにはこの後、チネチッタ川崎ので “追いバーフバリ” する強者もいたようです(笑)。ちょうどこの原稿を書いている最中、映画会社ツインのTさんより「バーフバリの曲をBGMにするとはかどりますよ」と言われたのでやってみたところ、本当に原稿の進みが早かったことを報告して、レポートを終えたいと思います。バーフバリ! ジャイホー!Informationまだまだ上映中! 『バーフバリ 王の凱旋』前編最後に明かされる最大の謎に対する答えが今、明らかに! インド映画史上、最高興行収入達成。インドの神話「マハーバーラタ」を元に、数奇な運命に翻弄される伝説の王バーフバリの物語。上映館については公式サイトをご確認ください。DVD&Blu-ray発売中 『バーフバリ 伝説誕生』王の伝説はこうして生まれた--。これを観ずには語れない、『バーフバリ』シリーズ前編。インドでは前編から後編上映までに2年もかかったそうで、この衝撃のラストから2年も待ったインドの人は本当によく耐えたと思います。価格:4,700円+税発売・販売元 ツイン©ARKA MEDIAWORKS PROPERTY, ALL RIGHTS RESERVED.キネカ大森『バーフバリ 王の凱旋』のほか、『バーフバリ 伝説誕生』もアンコール上映中!東京都品川区南大井 6-27-25 西友大森店 5FSNSではこちらの#でチェック!#バーフバリ #バーフバリ王の凱旋 #Baahubali #Baahubali2 #バーフバリ連続絶爆マサラ #マサラ上映 #マヒシュマティ
2018年02月07日