『JSA』『オールド・ボーイ』『渇き』『お嬢さん』など、エンターテインメント性と芸術性を兼ね備えたセンセーショナルな作品を生み出し続けているパク・チャヌク監督。6年ぶりとなる長編映画『別れる決心』も、登場人物のセリフや表情の1つ1つが見る者を翻弄する予測不能なサスペンスだ。韓国国内や海外の映画祭で絶賛された本作の日本公開を控え、来日したパク監督にお話を聞いた。こだわった瞳の演出――登山中に転落死した男の事件を追っている刑事へジュン(パク・ヘイル)が、容疑者である被害者の妻ソレ(タン・ウェイ)を監視するうちに、2人の間に特別な感情が生まれていくという物語です。視線を交わす2人がよく似た黒目がちの目をしていることが印象に残りました。瞳を映す演出にこだわりを感じたのですが、その意図は?俳優2人の黒目が大きいということは偶然なのですが、目を強調したというのは確かにおっしゃるとおりです。この映画は、「霧」という歌からインスピレーションを得て作り始めました。霧の中にいると、全てのものがぼやけて見えます。それを何とか、はっきり見ようとする人のイメージからスタートしているのです。実際、「霧」の歌詞にも、「霧の中で、しっかりと目を開けて」という意味のフレーズがあります。全ての始まりがそこだったので、劇中でヘジュンがしきりに目薬をさすなど、「しっかり前を見よう」という意志を表現した演出を入れました。後半、ソレが頭にヘッドライトをつけて、へジュンが照らされるシーンがありますが、そこはちょっと意図が違っています。どちらかというと、へジュンは普段、自分の感情を隠そうとする、気弱なところがある人間ですが、ソレという強い光を放つ女性の前では、全て丸裸にされてしまうという関係性を表そうと思ったのです。「愛してる」と言わないラブストーリーを――主役の2人はどちらも感情を抑制しているキャラクターですね。作品のトーンは脚本の段階ですでに決まっていたのでしょうか?一緒に脚本を書いたチョン・ソギョンさんと、今回の作品においては、情事や暴力的な場面をできるだけ排除しようと話し合いました。繊細で、優雅で、深みのある、そんな感情を内に秘めた映画にしたいと思ったのです。そのためにも、それ以外の刺激的な表現は避けようということになり、俳優の目の動きや揺らぎ、細かな表情、さらに編集やカメラワークといった映画的な技法で補おうと考えました。「愛してる」という言葉を一度も発しない、そんなラブストーリーを作ってみようと思ったのです。――映画のテーマが、復讐から愛に変わったことに、どのような心境の変化があったのですか?「今までもそうであったように、今回もまた新しい愛の映画を作りました」と言うと、皆さん笑います。私は決して、笑わせようと冗談を言ったわけではないのですが。復讐劇の代表作ともいえる『オールド・ボーイ』も愛情を描いていますし、『渇き』やドラマ「リトル・ドラマー・ガール 愛を演じるスパイ」など、今まで作ってきた大部分の作品に、いろいろな形の愛情を盛り込んでいます。皆さんが笑う理由をよく考えてみました。やはり暴力やエロティシズムといった肉体的な表現が強すぎて、観客は内面的な愛情やロマンスの部分を忘れてしまうようです。だから今回は、「愛の映画を作りました」と言っても笑われることのないような作品を作りたいと思ったので、暴力やセクシュアルな表現を抑えました。パク・チャヌク監督独特のセリフ回しを生んだタン・ウェイのこだわり――ソレは中国人で、演じるタン・ウェイさんは『レイトオータム』(2010年)で韓国映画への出演経験があるものの、韓国語は話せません。彼女が話す韓国語がネイティブにはどんな風に聞こえるのか日本の観客には分からないので、韓国語での演技のディレクションについて教えてください。タン・ウェイさんは韓国語が全くできない状態からのスタートでした。普通、俳優が外国語で演技をする時、まずセリフを音として覚えて、それを発することになります。でも、タン・ウェイさんには愚直すぎるぐらいのこだわりがあって、それでは納得できないと言うのです。文法から学び、それぞれの単語はどういうことを意味するのかまで理解したい、「なぜこのシーンでは、この単語ではなく、こっちを使うのか?」というところまで納得したいという人でした。自分のセリフだけではなく、相手のセリフもちゃんと理解して、覚えて、演技に臨みたいタイプ。時間もかかるし、大変な作業だったとは思いますが、それをして演じてくれました。タン・ウェイさんには韓国語の先生を2人つけました。1人は文法から教える先生、もう1人はご自身も演技ができる先生で、演じながらどう言葉を乗せればいいか教われるようにしました。さらに、私が演技指導をしたうえで、舞台俳優の女性にソレのセリフを全て録音してもらい、タン・ウェイさんに渡しました。へジュンのセリフを全部録音したものも渡しましたし、どうして必要としたのか分からないのですが、彼女が「監督の声のものも欲しい」と言うので、私もソレのセリフを録音して渡しました。彼女はずっと、それらを聞きながら練習していました。――ソレはテレビで時代劇をよく見ているという設定ですが、それがセリフにどう関係しているのですか?彼女の発する韓国語には、どうしても外国人が話すイントネーションがあり、発音もつたないので、誰が聞いても外国人だと分かるのですが、文法的には完璧にできていました。そして、ご指摘のとおり時代劇をよく見ているので、普通の韓国の人が使う言葉よりも、むしろ優雅で品のある言葉遣いをしたりします。「強い男と弱い女」から、男の愚かさが際立つ展開へ――ヘジュンは優秀な刑事で、一方のソレは外国から逃げてきた移民。韓国語のたどたどしさがへジュンの庇護欲をかき立てた可能性もあるし、さらにソレにはDVを受けていた疑いもある。最初は力のある男性が弱い者に興味を示すという構図が見えるのですが、それが次第に覆されていく。2人の関係の設定の意図を教えてください。おっしゃるとおり、一見すると「強い男と弱い女」という設定に見えるかもしれません。ソレは容疑者ではあるけれど、へジュンは彼女を哀れに思い、親切にしてあげなければという気持ちから関係が始まっていく。結局どちらが本当に強いのかは、徐々に分かっていきます。ヘジュンは内面的にとても弱い部分があり、また愚かでもあります。自分が抱いた愛情、彼女から向けられた愛情に気づく頃には“時すでに遅し”で、ラストではその愚かさが際立って見えます。この作品においては、もう1つ、越えなくてはいけない段階がありました。これは、いわゆるフィルム・ノワールと呼ばれるジャンルの映画です。そこに出てくる女性は、男性を利用する悪女、つまり“ファム・ファタール”とよく表現されます。本作のソレも、最初は観客から「彼女はファム・ファタールで、この刑事を利用しようとしている」と思われるような女性ですが、それをもう一段階、「あ、違ったんだ」というところに持っていく必要があり、そのハードルを越えなくてはいけないと思っていました。ですから前半は典型的なフィルム・ノワールのように見せて、後半は本格的なロマンスが展開する。後半でソレが見せる行動は、彼女の命懸けの愛の現れなのです。(text:新田理恵)■関連作品:別れる決心 2023年2月17日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM. ALL RIGHTS RESERVED
2023年02月17日“初恋記憶操作男子”の異名をもつパク・ジニョン(GOT7)が一人二役に挑んだ話題作『クリスマス・キャロル』(原題)が、『聖なる復讐者』の邦題で5月12日(金)より公開が決定した。凍てつくようなクリスマスの朝、屋上の貯水槽で無残な死体で発見された双子の弟ウォル(パク・ジニョン)。逃げた両親の借金返済と祖母を養うために立ち退かせ屋で稼ぐ荒っぽい兄のイル(パク・ジニョン二役)とは真逆で、優しい笑顔を絶やさず、知的障がいのあった弟を殺したのは誰なのか?殺害された夜のバイト先のコンビニの監視カメラには、不良グループに絡まれるウォルの姿が残されていた。事件の真相を探るため、そして、弟を殺した犯人への復讐のため、イルは不良グループのメンバーを追って自ら少年院に入る。少年たちのいじめや暴力、横暴な指導教官たちによる虐待が横行する地獄のような少年院でイルは壮絶な闘いに挑むが、そこには哀しく残酷な真実が待ち受けていた――。双子の兄弟イルとウォルの一人二役を演じるのは、韓国のアイドルグループ「GOT7」のメンバーであり、近年は俳優としての活躍が目覚ましいパク・ジニョン。ドラマ「花様年華~君といた季節~」で演じた青春時代のジェヒョン役が大きな話題を呼び、“初恋記憶操作男子”の称号を獲得、続くドラマ「ユミの細胞たち」でもキム・ゴウンの相手役ユ・バビを演じ、“ユバビシンドローム”を巻き起こした。本作では、天使のように愛らしい笑顔を絶やさない双子の弟ウォルと、ウォルを殺した犯人への憎悪を募らせた兄イルという、まったくキャラクターの異なる二役に挑み、激しい暴力シーンにも果敢に挑むなど体当たりの熱演を披露した。監督はパク・チャヌクなどの助監督を務めた後、クォン・サンウとユ・ジテ共演の監督デビュー作『美しき野獣』(2006)で一躍その名を轟かせ、西島秀俊主演『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』(2013)で日韓合作も成功させたキム・ソンス。サスペンス映画の名手のもと、若手筆頭として注目を浴びるパク・ジニョンが新境地に挑む韓国ノワールの新たな傑作が誕生した。『聖なる復讐者』は5月12日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:聖なる復讐者 2023年5月12日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開ⓒ2022 FINECUT Co., Ltd. & BLUE PLAN’IT Co., Ltd. ALL RIGHTS RESERVED
2023年02月17日ドラマには出演しないが、舞台や映画でその演技力が高く評価され、数々の映画賞を受賞しているイケメン俳優パク・ヘイル。彼が主演した映画『別れる決心』について、緊急インタビューを決行しました。パク・ヘイル初の刑事役!『別れる決心』で、夫殺しの被疑者、ソン・ソレ(タン・ウェイ)を取り調べる刑事でありながら、次第に彼女に惹かれていくチャン・ヘジュンを演じたパク・ヘイル。彼を一躍、有名にしたのは2003年のポン・ジュノ監督の『殺人の追憶』であった。この作品で、容疑者を演じたが、静かなたたずまいの中にも何か得体のしれないものがうずまいているようなパク・ヘイルの演技が印象に残った。2006年のポン・ジュノ監督の『グエムル-漢江の怪物-』では、ソン・ガンホやペ・ドゥナとともに兄弟を演じた。ソン・ガンホとの縁は深く、『王の願い ハングルの始まり』(2019年)では、ソン・ガンホは主人公の世宗王を、パク・ヘイルはその王を支えることになるシンミ和尚を演じた。時代劇から現代劇まで、自在に役を生きるパク・ヘイルだが、どこか独特の存在感がある。『別れる決心』でも、刑事役だが、荒々しく暴力的なタイプではない、清潔で品のある役を演じた。実は、パク・ヘイルは今まで刑事を演じたことがなく、その理由についてカンヌ映画祭の記者会見で「若手俳優にとって刑事役は登竜門のはずなんですが、僕の場合は、『殺人の追憶』の容疑者のイメージが強過ぎたからかもしれません」と自ら冗談を言うほどであった。『別れる決心』のパク・チャヌク監督とは、それまでにもプライベートでの交流はあるそうだ。また、2005年のユン・テヨン監督の『天国までの60日(原題:少年、天国へ行く)』というパク・ヘイルの主演映画にパク監督が脚本の一人として執筆に加わっていたという縁もあったが、監督と俳優という形では『別れる決心』が初めての仕事となった。監督と初めて実際に共に映画を作った感想について、パク・ヘイルはこんな風に語っている。「これまでのパク・チャヌク監督の作品は、暴力的だったりアイロニカルだったりするストーリーの中で、伝えたいメッセージを逆説的に表現してこられました。それに対して『別れる決心』は、以前の作品に比べて刺激的には見えず、恋愛感情も直接的には描かれていませんが、感情の深さと広さがさらに実感できる作品になっていると思います。そのため、タン・ウェイさんと私は、それぞれが置かれた環境の中で生きる人物の感情をどのように表現するか、毎瞬間監督と話を交わしながら撮影しました。そのように過ごした現場は、大切な記憶として残っていくことでしょう」韓国の映画公開時の記者会見でパク・ヘイルは、「個人的には本作に参加した俳優の立場ではありますが」と前置きした上で、「私自身も観客としてこの映画を一度見ただけで、監督が映画にこめた感情をすべて理解することができたのだろうかという気がしてします。もっと年齢を重ねたときに改めて鑑賞してみたら、またいい影響を与えてくれるのではないかと思っています」と語っている。それくらい、見るたびに解釈が深まったり変化するような作品である。パク・ヘイル自身は実際にシナリオを読んだとき、演じたとき、できあがった映画を見たときについての解釈や感情の変化があったのだろうか。「初めてシナリオを受け取った時は、俳優としてパク・チャヌク監督と初めて仕事をする映画であり、初めての刑事役でもあり、しかも感情の起伏が激しい人物だったので、ヘジュンの内面に集中して準備しました。完成した映画を見た時はソレとヘジュンの関係から生まれた感情が、シナリオを読んだときよりも、もっと直接的に響いてきました。ソン・ソレというキャラクターが生きてきた環境も理解できたし、彼女がヘジュンに対して『決心』したことに納得することができました。また、ヘジュンの崩壊した心と最後の海辺の場面で一人残された時に感じた苦しみと後悔など、さまざまな感情が浮かびました。どちらの視点を意識したというよりも、作品の中のすべてのキャラクターを理解してみようと思いました。それぞれ違った事情があるのだろうなと…」そんな中でも、特にパク・ヘイルが心に残ったシーンはどんなところだろうか。「忘れられない場面であり、演技しながらも長く憶えているだろうなと思えた場面は、ソン・ソレの家でヘジュンが『崩壊した』と話す場面と、エンディングシーンの海辺の場面です。俳優として感情の表現が容易ではなかった撮影であり、監督をはじめ、多くのスタッフのみなさんに助けてもらった場面なので、さらに記憶に残ると思います」何度も何度も見たくなると言われているこの作品。パク・ヘイルはこれから映画を見る日本の観客にも、こんなメッセージをくれた。「日本でも封切り後、観客の方々の反応を感じられると思いますが、この作品は、初めて見る時と2回目では、違う感覚を受けるという意見を聞きました。霧のようにかすかに見えていたものが、2回目にはより明確になるというお話を聞きました。ソン・ソレの立場から一度、チャン・ヘジュンの立場から一度。俳優にとっては、観客の方々がどう見るかということがとても重要だと思っています」パク・ヘイル1977年1月26日、ソウル市出身。児童劇団員から演技キャリアをスタートさせ、2000 年に舞台「青春礼賛」でデビュー。『ワイキキ・ブラザーズ』(01)で映画初出演。2003 年『嫉妬は私の力』で高い評価を受けて、韓国映画評論家協会賞をはじめ各賞で新人賞を受賞し、映画界注目の若手として急浮上。同年ポン・ジュノ監督作『殺人の追憶』で広く知られる存在となった。06年に再びポン監督と組んだ『グエムル-漢江の怪物-』が 1,301 万人を動員する大ヒット。『神弓 -KAMIYUMI-』(11)で青龍映画賞、大鐘賞にて主演男優賞に輝くなど、演技派俳優として数々の映画で重要なポジションを担っている。主な映画出演作に、『22 年目の記憶』(14)、『ラスト・プリンセス -大韓帝国最後の皇女-』(16)、『天命の城』(17)、『王の願い ハングルの始まり』(19)など。Information映画『別れる決心』2月17日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー監督:パク・チャヌク脚本:チョン・ソギョン、パク・チャヌク出演:パク・ヘイル、タン・ウェイ、イ・ジョンヒョン、コ・ギョンピョ提供:ハピネットファントム・スタジオ、WOWOW配給:ハピネットファントム・スタジオ2022 年韓国映画シネマスコープ上映時間:138 分© 2022 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM. ALL RIGHTS RESERVE文 西森路代
2023年02月16日『オールド・ボーイ』『イノセント・ガーデン』『お嬢さん』など数々の傑作を手がけてきたパク・チャヌク監督の最新作『別れる決心』がいよいよ今週末17日(金)から公開になる。本作は、“刑事と容疑者”として出会ったはずの男女が、少しずつ距離を縮めていく中で迷路のような状況に足を踏み入れていく様を描いた作品で、ふたつの殺人事件の行方を描くサスペンスと、男女の関係の変化が同時に描かれる。パク・チャヌク監督はこう語る。「愛の物語というのは“大きなサスペンス”を含んでいる」事件も、愛も、すべては謎に満ちていて、何が起こってもおかしくはない。岩山の頂から転落した男の事件を追う刑事ヘジュンは、被害者の妻ソレを容疑者として監視する中で、次第に彼女に特別な感情を抱き始める。捜査を続けていく中で少しずつ距離を縮めていくふたり。やがて事件解決の糸口が見つかり、事件は解決したかに思えた。しかし、それはふたりの関係を大きく変える“最初の一歩”でしかなく、別れたはずのふたりはやがて意外な場所で再会する。本作の前半は容疑者に対して“疑い”を抱いていなければならない刑事へジュンと、そんな刑事の追求を受ける容疑者ソレの駆け引きと、関係の微妙な変化が巧みな演出で描かれる。「へジュンというのは刑事という職業上、ソレのことを疑わなければならない存在です。でも彼の心の中で『彼女は犯人ではないのかもしれない』と、気持ちが傾いていきます。へジュンのもっている美徳は、相手を先入観で見ないことです。しかし、ソレを相手にしたへジュンはバランスを失ってしまって、本来であれば疑うべき存在であるはずなのに、犯人ではないのではないかと思ってしまうわけです」一方のソレも刑事の追求や疑いを晴そうと振る舞っていたはずなのに、自分の感情に疑問を抱きはじめる。「ソレは刑事の疑いを解かなければならないと考えていたと思います。ところが、ソレもまた『私がこの男性の心を盗もうとしているのは、自分の疑いを晴そうとしているのか、それとも私がこの男性に惚れてしまったからなのか?』と考えはじめるわけです」刑事と容疑者である男女は、それぞれの立場で自分の心の行きどころを失い、迷い、この感情は愛なのか? と自分に問いかける。取り調べが進み、捜査が進展する中で、次々に新事実が明らかになっていき、事件は解決へと向かっていく。でも、ふたりの感情には“出口”がない。「愛についての話をする上で、殺人事件と結びつけた理由は、愛の物語というのは“大きなサスペンス”を含んでいると思うからです。人は誰かを好きになると『私はあの人ことを想っているけど、あの人は私をどう思っているだろうか?』『私があの人にこんなことをしたら、あの人はどんな反応を見せるだろうか?』という緊張状態に置かれます。あの人はいまどこで何をしているのだろう?とか、私とあの人の未来はどうなるのだろう?といった感情は、広い意味でのサスペンスだと思うのです」パク・チャヌク監督が考える“優れた俳優”とは?少しずつ距離を縮め、心安らぐ瞬間すら生まれているのに、相手に対しても、自分に対しても“疑い”が消えない刑事と容疑者。へジュンを演じたパク・ヘイルと、ソレ役のタン・ウェイは“ひとこと”では片付けられない複雑な感情を全編に渡って表現することになった。「映画監督を始めた頃は、この仕事に対して間違ったイメージを抱いていました。まるでヒッチコックのように自分で指示を出して、俳優を思い通りに動かすことが映画を監督することだと思っていたのです。それは私がヒッチコックについて間違った学び方をしてしまったからでした。私はある時から、優れた俳優の知性を知ることになり、そのような演出は卒業しました。そこから私は創造する上での自由を得ることができるようになりました。たとえば、普通の俳優さんと仕事をすると、俳優さんから『さっきのシーンではこのように言っていたのに、なぜ、この場面ではこのようなことを言うのでしょう? 一貫性がないのでは?』と質問されます。でも、ソン・ガンホさんのような優れた俳優と仕事をすると『人間なのだから、そのようなこともありえる。あの場面ではこう言ったけれど、この場面では条件が違うのだから心が変わって違うことを言ったのだ』と受け入れてくれます。そうすると私としては創造する上での自由を得ることができるわけです。そのような知性を持ち、理解することも難しいのですが、さらに難しいのは、それを実践して身体で具現化することです。平凡な俳優であれば『さっきはあんな行動をとったのになぜ?』と思ってしまうのですが、有能な俳優はそこに矛盾がないように感じられ、その登場人物がそう行動することを信じられるような表現ができるのです。そのような優れた能力を発揮するためには、人間の心理状態を理解し、多様性や変化、複雑さを信じる必要があります。そういった素晴らしい俳優を得ると、私たちは人間を相対的で、総合的で、複雑なものとして描写することが可能になります」彼がこう語るのには理由がある。パク・チャヌク監督は常に「人間という存在を相対的に見たい」と思って作品をつくってきたからだ。人間の存在や感情は単純ではない。様々な要素が混ざり合い、時には矛盾した行動も平気でする。説明のつかない想いが芽生え、時にはそんな感情に支配されたりもする。そして、その姿は深刻であり、同時にマヌケで、時には不条理に見える。パク・チャヌク監督がキャリアの中で追求してきた“映画のつくりかた”と“世界の見方”は本作『別れる決心』でも貫かれており、本作は非常にシリアスだったり、ロマンティックなシーンが描かれたかと思えば、びっくりするタイミングで笑えたりする。深刻な状況を描いているはずなのに、急に“冷静に考えると、この状況、マヌケじゃないか?”と問いかけてくる。「私は“深刻な状態”が長く続くことに耐えることができないんですよ(笑)。また、ひとつの感情だけ、ずっと甘いとか、ずっと幸せとか、ずっと悲しいとか……が長い時間、続くこともよくないと思っています。私たちが映画をつくるのは、人間という存在を相対的に見たいと思っているからです。なのに単純な感情だけを描いてしまうと、私たちが映画をつくる目標に反してしまうことになります。人間を相対的に、そして総合的に見るためには、“距離をもって”見ることが重要になります。ある程度、客観的に見ることが必要だと思うのです。そこで人間を少し距離をとって見ると、そこにはユーモアが生まれます。特に恋をしている人、誰かを愛している人、恋愛に陥っている人は他人から見ると、少し笑える存在だと思うのです。ですから、ロマンスやラブストーリーというのは、ユーモアが生まれる可能性のあるジャンルだと思います。そのためには、私は映画は映画館で観ることが重要だと考えています。そこで私がイメージするのは、映画館に集まった人たちが一緒に笑っている光景です。同じ映画を観て一緒に笑うこと。これこそが幸せな体験だと思うのです。日本の観客の方たちは、映画を観ている時にリアクションが大きくないと聞きました。“笑い”というものは周囲に伝わるものですし、大きな声で笑っている人がいると、自分も思い切り笑うことができます。ですから、日本のみなさんにも映画館で一緒に笑っていただけるとうれしいです」監督が語る通り、『別れる決心』は思わず笑ってしまう場面がたくさん登場する。しかし、そのシーンでさえも多面的で、そこにはシリアスな状況や矛盾、愛のドラマが潜んでいるのだ。その空間は“迷宮”と呼ぶにふさわしい。美しくも残酷なラストシーンが提示するのは、迷宮の出口か? それとも?「この世の中や人間の世界は不条理な条件の中にありますから、何が起こっても驚きではありません。“どんなことでも起こり得る”という認識の下で人々を見ると、非常に日常的なことでさえもサスペンス、ひいてはホラーも発生し得ると思います。黒沢清監督の『CURE』などの作品を観ていると、日常というものがホラーであるということがよくわかりますよね」『別れる決心』2月17日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー(C)2022 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM. ALL RIGHTS RESERVED.
2023年02月14日『パラサイト 半地下の家族』のパク・ソダムが主演する『パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女』よりメイキング映像が到着した。本作は、『パラサイト 半地下の家族』の家庭教師と教え子を演じたパク・ソダムとチョン・ヒョンジュンが深い絆で結ばれるバディとして再共演したことでも話題の迫力カーアクション。この度解禁されたのは、本作の見どころである様々なアクションシーンのメイキング映像。メイキング映像の冒頭は、立体駐車場でのカーチェイスシーン。ずぶ濡れのウナ(パク・ソダム)が敵の目を晦ますために自らの上着を燃やし、駐車場のスプリンクラーを作動させ、少年・ソウォン(チョン・ヒョンジュン)を守るために奮闘する緊迫の場面だ。ずぶ濡れで全力疾走したり、階段を飛び降りるワイヤーアクションなど、駐車場を縦横無尽に駆け巡るウナの姿が捉えられている。また、血まみれになりながらもウナが女一人で男たちと素手で戦うシーンではスタントなしの見事なアクションを繰り広げる。ウナを演じたパク・ソダムは撮影に入る前に、アクションについてスタントチームと何度も話し合いを行ったという。とくに、カーチェイスシーンについては、ドリフトをしながらハンドルを思いっきり回したり、視線の配り方などのテクニックを振り付けチームに教わり撮影に臨んだ。また、パク・ソダムは監督について、「パク・デミン監督とはさまざまな意見を交わしました。監督は制作期間を通していつも心を開いて私の意見に耳を傾けてくれました。そのことにとても感謝しています」とふり返り、本映像の中でも監督と話し合う様子が映し出されている。さらに併せて、仲睦まじい共演者たちのメイキング写真も解禁。パク・ソダムは『パラサイト 半地下の家族』で共演した、少年・ソウォン役のチョン・ヒョンジュンと再会し、「久しぶりに会った彼は成長しとてもしっかりしていました。彼は本作でもすばらしい仕事をしました。彼と再び共演することができてとても嬉しかったです」と語った。緊迫したアクションシーンの多い本作だが、撮影現場は和やかな時間もたくさんあったようで、ペク社長役のキム・ウィソンは常にパク・ソダムを気にかけ声をかけてくれ、悪徳警官を演じたソン・セビョクは役とは対照的に愉快で優しい人柄で現場に明るい雰囲気をもたらしてくれたという。『パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パーフェクト・ドライバー 成功確率100%の女 2023年1月20日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & M PICTURES. All Rights Reserved.
2023年01月20日パク・チャヌク監督の最新作で、「今年最もロマンティックな作品」との呼び声も高い『別れる決心』。本作で刑事へジュン(パク・ヘイル)と惹かれ合う妖美な容疑者ソレを演じたのは中国出身のタン・ウェイ。デビュー作の『ラスト、コーション』(2007)で体当たりな演技と強烈な美しさで大きな注目を集めた彼女は、監督が起用を熱望していた女優だ。デビュー作『ラスト、コーション』で約1万人の中から大抜擢!ヒロインのソレを演じるのは、ヴェネチア国際映画祭にてグランプリの金獅子賞に輝いたアン・リー監督の『ラスト、コーション』(2007)で熱烈な映画デビューを飾ったタン・ウェイ。彼女は、中国出身でミス・ユニバースにも選ばれた経歴を持つ。約1万人の中からオーディションで『ラスト、コーション』のヒロインに大抜擢され、台湾版アカデミー賞といわれる第44回台湾金馬賞(金馬奨)で最優秀新人賞を獲得し一躍注目の存在となった。『ラスト、コーション』より同作は、日本軍占領下の上海を舞台に、スパイと政府高官の禁断の愛を描き、日本ではR-18指定での公開となり大きな話題を集めたが、彼女はトニー・レオン演じる主人公を誘惑するヒロインを演じて世界中の度肝を抜いた。その後、キム・テヨン監督の韓国・香港・アメリカ合作の映画『レイトオータム』(2010)ではヒョンビンと共演、韓国の映画賞・百想芸術大賞で外国人初の最優秀演技賞を受賞し、鮮烈な印象を残した。さらに、中国国内で5億元を超えるヒット作となった『めぐり逢いの予感/北京ロマンinシアトル』(2013)や、第34回香港電影金像奨で作品賞を獲得したアン・ホイ監督の『黄金時代』(2014)ではタン・ウェイ自身も2015年度の香港電影導演會年度頒獎禮・第2回英國倫敦國際華語電影節にて主演女優賞を受賞、ハリウッド映画『ブラックハット』(2015)への出演など、国際的女優として一躍その名を広く知らしめていった。そして、2019年には「大明皇妃 -Empress of the Ming-」にて12年ぶりのテレビドラマ出演を果たし、常に大きな注目を集め続けている。『別れる決心』で韓国国内の主要映画賞を軒並み受賞!カンヌ国際映画祭コンペティション部門で監督賞を受賞、本年度アカデミー賞では国際長編映画賞のショートリスト入りも果たした本作では、刑事のヘジュン(パク・ヘイル)が追う、ある事件の被害者の妻・ソレを演じている。刑事と容疑者という立場ながらも、互いに惹かれあっていくという役どころだが、2人の交錯する目線とプラトニックでありながらも艶やかなやりとりに世界中の観客が夢中に。本作は韓国国内で社会現象ともいえるブームを巻き起こしており、数々の映画賞を獲得しているが、タン・ウェイも青龍映画賞・釜日映画賞・韓国映画評論家賞と主演女優賞を軒並み受賞。さらにパク・ヘイルも青龍映画賞・大鐘賞・釜日映画賞にて主演男優賞を受賞するなど、男女主演賞を揃って受賞を果たしている。初のパク・チャヌク作品に言語の壁を超えての出演!パク・ヘイルの出演は脚本ができ上がる前に決定しており、彼の出演を前提に脚本作業がされたというが、その際にタン・ウェイの出演も決まっていたという。ヒロインのソレを中国人に設定したのも、彼女をキャスティングするためだというほど。パク・チャヌク監督は「『ラスト、コーション』を見た時から、彼女と映画を撮りたいと思っていました」と念願の出演であったことを明かし、「自信に満ちたソレというキャラクターは彼女なら説得力が出ると思ったんです。そして、彼女とパク・ヘイルなら、魅力的な組み合わせになると思いました」とオファーの決め手を語っている。一方、パク・チャヌク監督作品への出演は本作が初となるが、監督の作品の大ファンだというタン・ウェイはカンヌ国際映画祭にて、「彼は驚異的な考えの持ち主であり、驚異的なキャラクターを生み出します。私が演じたソレというキャラクターもそうでした。昨日、パレでの公式上映が終わった瞬間、『監督、ありがとうございます。監督のおかげで、私の人生の一部が完成しました』と言ったほどです」と喜びを語っていた。タン・ウェイが演じたソレは、夫が山で亡くなり1人残されたときに、夫の事件を担当する礼儀正しく清廉な刑事へジュンと出会う中国人女性。以前にも韓国の監督と組んだことはあるものの、これまで韓国語を話すことはなかった。本作では一から韓国語を学び、自身のセリフのみでなく相手のセリフまでを覚えていたほどの勤勉さであったという。それについて、「仕事を通して学ぶのが好きなので、大変だとは思いませんでした」と言い、「大変だったのは、撮影の最初の頃に使っていた翻訳マシンの方かもしれないです。最初は面白がっていたのですが、あまり役に立たず…。必要がなくなってしまって、結局途中から使わなくなってしまいました」と撮影時をふり返った。劇中でも、普段は韓国語で話すソレが熱弁する際に翻訳アプリを使用し、へジュンをもどかしい気持ちにさせるシーンがあり、印象的な場面となっている。パク・チャヌク監督はソレを「ファムファタール」にしたくなかった!?『ラスト、コーション』でファムファタール(男を破滅させる運命の女性)的な役柄で映画史に名を刻むほどの熱演を魅せた、タン・ウェイ。しかしパク・チャヌク監督は、この映画に従来の意味でのファムファタールは当てらず、意識的に気を配り極力避けようとしたという。女性を神話化したり、性的対象としてみたりする従来のファムファタール像は現代の価値観には通用しないかもしれないというのが監督の考えだ。ただ、本作でヘジュンを翻弄し惹きつけてやまないソレを、“どうやってへジュンを弄ぼうとするのか”と好奇の目で観ると、早合点をすることとなるだろう。監督は「ソレは愛という言葉で全てを正当化できないほど、本当に命をかけた愛をしている人物であり、そういう彼女の姿を見ながら、『私が見間違えていたのか』と作品を楽しんでもらえるといい」と意味深に語っている。タン・ウェイだからこそ魅せることができる、現代に生まれる新たな運命の女性=ファムファタール像に注目だ。『別れる決心』は2月17日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:別れる決心 2023年2月17日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM. ALL RIGHTS RESERVED
2023年01月17日アカデミー賞で韓国代表作品として国際長編映画賞ショートリスト入りを果たしたパク・チャヌク監督『別れる決心』。本作で韓国国内映画賞で主演男優賞を軒並み受賞、繊細な演技で世界中を魅了し、セリフは少なくともその存在感で“静寂のカリスマ”といわれるパク・ヘイルに注目した。2000年から俳優としての活動を始めたパク・ヘイル。2001年のファン・ジョンミン主演『ワイキキ・ブラザーズ』で映画デビューを果たし、『嫉妬は私の力』(02)で韓国映画評論家協会賞をはじめ各賞で新人賞を受賞し注目を集め、様々なジャンルの作品で多様なキャラクターを演じ分け、多くのヒット作に出演してきた。2003年には、『パラサイト 半地下の家族』でもお馴染みのポン・ジュノ監督の大ヒット作『殺人の追憶』に出演。80年代後半に実際に韓国国内で発生した未解決事件を描いた作品で、パク・ヘイルは容疑をかけられる青年を演じ、言葉少ないながらも強烈なインパクトを残し、一躍広く知られる存在に。2006年には再びポン・ジュノ監督とタッグを組んだ『グエムル-漢江の怪物-』はソン・ガンホやペ・ドゥナと兄妹役を演じ、1300万人という当時、韓国映画史上最高の観客動員数を記録する大ヒットに貢献。さらに、韓国映画史上最高動員『バトル・オーシャン』(14/1760万人)のキム・ハンミン監督が手掛けた『神弓 KAMIYUMI』(11)でも主演を務め、その年のナンバーワンヒットを獲得した。そして今年は、2月17日(金)公開のパク・チャヌク監督最新作『別れる決心』、3月17日(金)公開のキム・ハンミン監督最新作『ハンサン-龍の出現-』と話題作が相次ぎ、現在も韓国映画界を牽引し続けている。『ハンサンー龍の出現ー』より『別れる決心』で韓国国内映画賞の主演男優賞を軒並み受賞!“今年最もロマンティックな作品”との呼び名も高い『別れる決心』では、パク・ヘイルは刑事のヘジュンを演じている。ある事件を追って被害者の妻ソレ(タン・ウェイ)と出会い、刑事と容疑者という立場ながらも、互いに惹かれあっていくという役どころだ。パク・ヘイルは持ち前の繊細な演技力で、どこか刑事らしからぬ気品に溢れたヘジュンを巧みに演じて魅せ、彼の視線に込められたミステリアスな色気には観客までも魅了され、世界中が虜となっている。本作は韓国国内で社会現象ともいえるブームを巻き起こしており、数々の映画賞を獲得しているが、パク・ヘイルも青龍賞・大鐘賞・釜日映画賞と韓国国内の映画賞で主演男優賞を軒並み受賞。さらにはアジア記者協会(AJA)の「AJAアワード2022」も贈られ、先日はアジア全域版のアカデミー賞とされる「第16回アジア・フィルム・アワード」(AFA)でも主演男優賞にノミネート、国内外から熱い注目を集めている。キャリア初の刑事役に挑戦「パク・ヘイル以外に思い浮かびませんでした」と監督意外にもパク・チャヌク監督作品への出演も、刑事役も本作が初。2022年の釜山国際映画祭にて、パク・ヘイルはある日突然監督から電話がかかってきたことを明かし、驚きのあまり電話に出るなり「何か失礼なことをしてしまいましたか?」と尋ねてしまったという。それほどに監督作品への出演は意外だったというが、パク・チャヌク監督は「パク・ヘイルとは長い付き合いなので、1本か2本は一緒に撮影したと思い込んでいたのですが、ある日彼とは映画を撮ったことがないことに気づきました。映画の中のへジュンは、とびきり優しく、端正で礼儀正しく、風変わりなユーモア感覚のある人間です。そのキャラクターは、パク・ヘイル以外に思い浮かびませんでした」と語り、脚本家のチョン・ソギョンとパク・ヘイルをイメージして脚本作業を行い、キャラクターを構築していったほど。そして、パク・ヘイルが出演を決めたのも脚本が出来上がる前だったというが、最初の打ち合わせ時に監督が30分ほどかけてストーリーを全て説明してくれたそうだ。彼によれば、出演を快諾したのには3つの理由があるという。1つ目は“『パク・チャヌク映画』というジャンルへの興味”。2つ目は“初の刑事役であり、典型的な刑事像とも異なる魅力のあるキャラクターであったこと”。そして3つ目は“タン・ウェイと共演できること”があったと明かし、「こんなに素晴らしいオファーを断る理由がありませんでした」と出演を決定した際をふり返っている。初の刑事役挑戦となったことについては、「今まで演じたことのないような役だったので、僕にできるだろうか」と感じたともいう。若手俳優にとって刑事役というのは登竜門でもあるが、パク・ヘイルは『殺人の追憶』の容疑者のイメージが強すぎたのかもしれないとしながらも、「ようやく僕も刑事を演じられるようになったか、とも思いました」と明かす。「それにこれまでの刑事物とは全然違うテイストで新鮮でした。従来の映画での刑事役は、だらしなくて暴力的に描かれることも多かったけれど、へジュンはとても清潔感があって、あまり暴力を振るわず、慎重に捜査を進めていく。そういう刑事だってきっといると思いますし、今までにない新しい刑事を演じてみたいと思いました」と自身初の刑事役への挑戦についての思いも語っている。『別れる決心』は2月17日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:別れる決心 2023年2月17日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM. ALL RIGHTS RESERVED
2023年01月10日「イカゲーム」のイ・ジョンジェがあの「スター・ウォーズ」のドラマシリーズに、「梨泰院クラス」のパク・ソジュンがマーベル映画『ザ・マーベルズ』(原題)に出演することが正式発表された。2022年も韓国発の配信ドラマや劇場公開映画から話題作が相次いで登場し、コロナ禍で裾野が広がったKエンタメファンをさらに夢中にさせたが、次はどんな俳優たちが世界へと羽ばたくのか。今年、人気と注目を集め、存在感を発揮した韓国俳優たちをふり返った。佐藤健もハマった!“ウ・ヨンウ弁護士”パク・ウンビンら実力者の活躍6月よりスタートしたNetflixオリジナルシリーズ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」は初週末から20週間にわたりNetflixグローバルTOP10(非英語シリーズ)にランクイン、7週連続で1位を獲得し、日本のTOP10圏内にも長らくランクインした。「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」クジラと法律をこよなく愛する、自閉スペクトラム症の新人弁護士ウ・ヨンウを演じたのは、シム・ウンギョンやヨ・ジングらとともに子役から活躍してきたパク・ウンビン。本作のウ・ヨンウを誠実に演じるべく、オファーを受けてから1年間悩んでいたそうで、出演を決めてからは「私だけの判断で役作りしてはいけないと思い、自閉スペクトラム症の専門家である大学教授のアドバイスを受けた」と明かしている。「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」その真摯な役作りと彼女が持つ柔らかな雰囲気がマッチしたキャラクター、俳優たちの好演、ウ・ヨンウが立ち向かう今日的な訴訟の題材も相まって、本作はいわばヒーリング&痛快法廷ドラマともなり、「BTS」や佐藤健ら著名人たちがファンを公言。9月に行われた「国際放送映像マーケット」では日本やアメリカ、中国、トルコ、フィリピン、ドイツなどからリメイクオファーが殺到し、釜山国際映画祭に合わせた「第4回アジアコンテンツアワード」では主演女優賞とベストコンテンツ賞をW受賞した。「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」また、パク・ウンビンが男装の世子(王位継承者)を熱演したロマンス時代劇「恋慕」(2021)が11月、韓国ドラマとして初めて「第50回国際エミー賞」を受賞(米・国際テレビ芸術科学アカデミーが主催し、米国外で制作・放映されたテレビ番組を対象)、パク・ウンビンの名は世界に轟いている。8月より配信された「シスターズ」も、NetflixグローバルTOP10(非英語シリーズ)に11週にわたりランクインした。現代韓国に生きる三姉妹の物語で長女オ・インジュを演じたのが、「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」のキム・ゴウンだ。妹たちのため、自分を犠牲に生きてきたインジュが、ランの花が咲き開くように人生の主人公になっていく様をキム・ゴウンは確かな演技力で体現した。「シスターズ」その一方で、累積閲覧回数32億回という大人気ウェブ漫画のドラマ化「ユミの細胞たち」では、大失恋から立ち直り新たな恋に向かうキム・ユミ役に。3Dアニメによる“細胞たち”の反応を受けた機微のある演技を見せ、動画配信サービスコンテンツのみを対象に初開催された「第1回青龍シリーズアワード」にて見事、女性主演賞を獲得。今年配信されたシーズン2では、ユミが元彼ウン(アン・ボヒョン)と今彼バビ(パク・ジニョン)の間で揺れ動いたが、実は今作も自分の人生を取り戻していく物語でもある。「ユミの細胞たち」映画では、5月の第75回カンヌ国際映画祭に出品された是枝裕和監督作『ベイビー・ブローカー』で大人気アーティストIUことイ・ジウンが日本でも絶賛を集めた。是枝監督がドラマ「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」(2019)で聴覚障がいのある祖母とふたり暮らしの“ヤングケアラー”の派遣社員を演じた彼女に魅せられ、出演をオファーしたことは何度も話題に上った。『ベイビー・ブローカー』これを機に、改めて「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」に触れた方も多いのでは?同作やイ・ジウンの魅力を戸田恵梨香がTV番組で熱弁したときには、SNSが沸いた。イ・ジウンはNetflixアンソロジーシリーズ「ペルソナ-仮面の下の素顔-」でも組んだキム・ジョングァン監督の『夜明けの詩』にも出演、主演のヨン・ウジンと関わる重要な役を任されている。『夜明けの詩』「イカゲーム」でブレイクのウィ・ハジュンや「私の解放日誌」ソン・ソックも「イカゲーム」に潜入する刑事ファン・ジュノ役で世界的ブレイクを果たしたウィ・ハジュンは、作品に恵まれた。「シスターズ」でキム・ゴウン演じるインジュに関わり、敵か味方か最後まで読めないミステリアスなチェ・ドイル役が注目の的に。ちなみに彼の映画デビュー作は、キム・ゴウンとキム・ヘスが共演した『コインロッカーの女』(2015)だ。初めてコミカルな役に振り切った「バッド・アンド・クレイジー」のイ・ドンウクとのケミも外せない。今年は格闘技チャンピオンを演じた『シャーク覚醒』(2021)も日本公開。2023年にはパク・ソジュンやハン・ソヒら共演のNetflixシリーズ「京城クリーチャー」(原題)に出演、ディズニープラス「ザ・ワースト・オブ・イーヴィル」(原題)では犯罪組織のリーダー役に挑む。「バッド・アンド・クレイジー」ミステリアスといえば、「マイ・ディア・ミスター」の脚本家パク・ヘヨンによる「私の解放日誌」の寡黙で訳ありげな“ク氏”を演じたソン・ソック。日本ドラマの韓国リメイク「マザー~無償の愛~」(2018)と「最高の離婚~Sweet Love~」(2018)で綾野剛が演じた役柄を演じ、「D.P. -脱走兵追跡官-」(2021)ではチョン・ヘインの打算的な上司役だった彼が扮する“ク氏”に沼る人が続出、遅咲きのブレイクを果たした。かと思えば、マ・ドンソク主演『犯罪都市 THE ROUNDUP』では最狂&最悪の強烈なヴィラン、カン・へサン役を怪演、韓国で観客1200万人を動員するコロナ禍以降最大のヒットに貢献した。『犯罪都市 THE ROUNDUP』色気とダサさが絶妙に共存する編集者ウリ役を演じ、「ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え」トーキョー役のチョン・ジョンソとラブシーンを繰り広げた映画『恋愛の抜けたロマンス』もオススメだ。『恋愛の抜けたロマンス』12月21日(水)より新作「カジノ」がディズニープラスにて配信開始、「D.P. -脱走兵追跡官-」シーズン2、チェ・ウシク共演の「殺人者〇ナンガム」(原題)といったNetflix作品も決まっている。なお、Netflixで12月10日(土)からパート2が独占配信されるファンタジー・ロマンス時代劇「還魂」でも、俳優たちに注目が集まった。チャン・ウク役で脚光を浴び、年明けに初の日本ファンミーティングが決定したイ・ジェウク、ソ・ユル役で俳優としても魅力を発揮した 「NU’EST」「Wanna One」出身のファン・ミニョン(ミンヒョン)らが共演、魂を入れ替える禁術とそれによって翻弄されていく若者たちの運命は見逃せない。イ・ジェウク「還魂:光と影」また、Netflixシリーズ「サムバディ」で出会い系アプリを利用するシリアルキラーを演じて爽やかなイメージを覆し、豪華キャストによるアンサンブル映画『ハッピーニューイヤー』ではハン・ジミンの相手役を演じるキム・ヨングァンにも注目。彼もディズニープラスの「コール・イット・ラブ」(原題)への出演が決まっている。キム・ヨングァン「サムバディ」キム・ヘス、ソン・ガンホ、イ・ビョンホン…ベテランたちの存在感女性監督パク・チワンが2021年、第57回百想芸術大賞映画部門・脚本賞、第42回青龍映画賞・新人監督賞を受賞した『ひかり探して』が1月に日本公開されたキム・ヘス。格差と学歴、競争の社会の膿をあぶり出すかのようなNetflixシリーズ「未成年裁判」では少年部の容赦ない判事を熱演し、同作はグローバルTOP10(非英語シリーズ)で2週連続1位を獲得した。「未成年裁判」一転、約20年ぶりの時代劇に挑んだ「シュルプ」では、宮廷を舞台にした教育戦争に奔走する王妃イム・ファリョン役に。韓国の古語で「傘」を意味するタイトルのごとく、王子たちのために高潔さと包容力を持つ破れぬ傘となったキム・ヘスの存在感は圧倒的だった。今作も10月の配信開始時からグローバルTOP10にランクインしている。「シュルプ」また、イ・ジウンらと是枝監督の『ベイビー・ブローカー』に出演したソン・ガンホは、優しさと小市民的な計算高さを合わせ持つサンヒョン役で、韓国人俳優として初めて第75回カンヌ国際映画祭の主演男優賞を受賞した。その後、俳優人生の中で初めてTVドラマに挑戦、「サムシクおじさん」(原題)で『声/姿なき犯罪者』のピョン・ヨハンらと共演することが伝えられている。『ベイビー・ブローカー』人気俳優が共演したオムニバスドラマ「私たちのブルース」に参加したのはイ・ビョンホン。済州島を舞台にミン・ソナ(シン・ミナ)に思いを寄せる不器用な男ドンソクに扮したが、「イカゲーム」シーズン2で“フロントマン”を続投するほか、パク・ソジュンとの共演映画『コンクリート・ユートピア』(原題)などが待機している。「私たちのブルース」20年以上も韓国エンタメの最前線を走ってきたソン・ガンホとイ・ビョンホンは、映画『非常宣言』(1月6日公開)で共演、“上空”と“地上”から前代未聞の航空ウイルスパニックに対処していく。彼らのように挑戦を続ける信頼厚いベテラン俳優たちはもちろんのこと、絶えることのない新進俳優の台頭があるからこそ、韓国エンタメは面白いのだ。(上原礼子)■関連作品:ベイビー・ブローカー 2022年6月24日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2022 ZIP CINEMA & CJ ENM Co., Ltd., ALL RIGHTS RESERVED恋愛の抜けたロマンス 2022年7月8日よりシネマート新宿ほか全国にて公開ⓒ2021 CJ ENM Co., Ltd., TWELVE JOURNEY ALL RIGHTS RESERVED夜明けの詩 2022年11月25日よりシネマート新宿、渋谷WHITE CINE QUINTO、池袋HUMAXシネマズ、kino cinēma 立川高島屋S.C.館ほか全国にて公開©2019 Vol Media co. ltd., All Rights Reserved犯罪都市 THE ROUNDUP 2022年11月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©ABO Entertainment Co.,Ltd. & BIGPUNCH PICTURES & HONG FILM & B.A.ENTERTAINMENT CORPORATIONシャーク 覚醒 2022年8月26日よりシネマート新宿・心斎橋ほか全国にて公開ハッピーニューイヤー 2022年12月9日より新宿ピカデリーほか全国にて公開ⓒ 2021 CJ ENM CORP., HIVE MEDIA CORP. ALL RIGHTS RESERVED非常宣言 2023年1月6日より全国にて公開© 2022 showbox and MAGNUM9 ALL RIGHTS RESERVED.
2022年12月30日『パラサイト 半地下の家族』のパク・ソダム主演作『パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女』より本編映像が解禁された。本作は、トラブルにより依頼人の息子を運ぶことになってしまった凄腕ドライバーを『パラサイト 半地下の家族』のパク・ソダムが演じる痛快アクション。この度解禁となったのは、凄腕女運び屋のウナ(パク・ソダム)が悪徳警官・ギョンピル(ソン・セビョク)ら数人の男たちを手荒く素早くねじ伏せるスリリングな本編映像。なにかを決心したかのような顔つきで、ポケットからドライバーを取り出すウナ。依頼人の息子・ソウォン(チョン・ヒョンジュン)を助けるため、ギョンピル率いるヤクザたちのもとへ乗り込んでいく。ブレーカーを落として男たちの視界を遮り、次々と相手を倒していくウナ。しかし一瞬の隙をつかれて反撃され、ピンチに陥ってしまう!果たして彼女はソウォンを無事救出することができるのか…!?パク・ソダムにとって本作が初の長編映画初単独主演となるが、20代の初めに短編映画でアクションの経験を経て、「長編映画でもっと多くのアクションシーンに挑戦してみたい」と思っていたところ、本作の脚本を読み、出演を決めたという。パク・ソダムがウナを演じるにあたり求められたのは、高度なドライビング・テクニックと臨機応変な対応力が必要な「特送」のスペシャリストであるという風格を保ちつつ、アクションに関してはプロの訓練を受けていない者のリアリティある動きに見せること。撮影現場では撮影前に、アクションについてスタントチームと何度も話し合いを重ね、信頼関係を築いていき数々のアクションに挑んだ。そんなアクションに対し並々ならぬ想いのあるパク・ソダムを、パク・デミン監督は「パク・ソダムは、セリフがなくてもキャラクターのオーラを放っている」と絶賛。実際に、韓国のアカデミー賞と呼ばれる青龍映画祭では、本作で主演女優賞にノミネートされるなど、本国でも多くの人々から高く評価された。新時代のアクションヒロインとしてのパク・ソダムに注目したい本編映像となっている。『パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女』は1月20日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パーフェクト・ドライバー 成功確率100%の女 2023年1月20日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & M PICTURES. All Rights Reserved.
2022年12月29日韓国映画『THE WITCH/魔女』の続編『THE WITCH/魔⼥―増殖―』が、2023年5月26日(金)より、新宿ピカデリーほかで全国公開される。監督はパク・フンジョン。『THE WITCH/魔女』続編、“魔女ユニバース”の壮大な世界観2018年に公開された前作『THE WITCH/魔女』は、予測不能なストーリー展開で人気を博したパク・フンジョン監督による映画。主演のキム・ダミ演じるク・ジャユンが革新的な遺伝子技術による人体実験で殺人兵器と化し、次々と敵をなぎ倒していくその強さや、思わず引き込まれてしまう物語が観る者の心をつかみ、DVDレンタルと配信での推定視聴者数は異例の100万人超えを記録した。続編となる映画『THE WITCH/魔⼥―増殖―』では、『THE WITCH/魔女』をユニバース化し、より一層壮大な世界観に。前作の世界観を踏襲しつつも、最先端のVFXで飛躍的にスケールアップした“魔女ユニバース”のサイキック・アクション大作に仕上げた。並外れた超能力を持つ少女が主人公映画『THE WITCH/魔⼥―増殖―』では、〈魔⼥プロジェクト〉の実験体として生まれ、並外れた超能力を内に秘めた名もなき少女が新たな主人公として登場。⼼優しい牧場主との出会いのなかで、少しずつ⼈間らしい感情に⽬覚めていくが、それと同時に、消えた少⼥の⾏⽅を追う〈魔⼥プロジェクト〉の創始者ペク統括が送り込んだ刺客や、謎の超能⼒集団が少⼥の命を狙い、⼀堂に押し寄せる。謎が謎を呼ぶ予測不能なストーリーと、スーパーパワーがぶつかり合う、壮絶なバトルシーンに注目。劇中には、前作の主人公・ジャユンも登場している。主演はシン・シア、「ウ・ヨンウ」パク・ウンビンやキム・ダミも出演主人公を演じるのは、1,400人以上が参加するオーディションを勝ち抜き、映画初主演を飾るシン・シア。また、ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」で主演を務めたパク・ウンビンや、人気実力派俳優のイ・ジョンソク、そして『THE WITCH/魔女』やドラマ「梨泰院クラス」で圧倒的な存在感を見せたキム・ダミも出演を果たす。主人公の少女…シン・シア韓国・済州島の秘密研究所アークが何者かに襲撃された時、生き残った少女。農場を所有するギョンヒとその弟のもとに身を寄せる。〈魔女プロジェクト〉の実験体で、並外れた力を持つ。ギョンヒ…パク・ウンビン心優しい牧場主。ヨンドゥ…チン・グ地元のヤクザ。農場の権利を手に入れようと、深夜、ギョンヒらのもとに押し掛ける。チョ・ヒョン…ソ・ウンス組織本社の工作員。スーパーパワーを秘めた少女を抹殺するために、ペク総括から送り込まれる。映画『THE WITCH/魔⼥―増殖―』あらすじ韓国・済州島の秘密研究所アークが何者かに襲撃され、惨たらしい殺戮の中でひとりの少女が生き残る。その少女は、遺伝子操作によって超人的なアサシンを養成する〈魔女プロジェクト〉の実験体だった。初めて研究所の外に⾜を踏み出した少女は、ギョンヒとその弟デギルのもとに身を寄せ、少しずつ人間らしい感情に目覚めていく。しかし並外れたスーパーパワーを秘めた少女を危険視した〈魔女プロジェクト〉の創始者、ペク総括は、彼女を抹殺するためにスゴ腕の女性⼯作員チョ・ヒョンを送り込む。時同じくしてアークを壊滅させた超能力者集団“土偶”と、地元の犯罪組織も牧場に押し寄せ、ミステリアスな少女との壮絶なバトルの火ぶたが切られるのだった……。【詳細】映画『THE WITCH/魔⼥―増殖―』公開日:2023年5月26日(金)監督・脚本:パク・フンジョン出演:シン・シア、パク・ウンビン、ソ・ウンス、ソン・ユビン、チン・グ、チョ・ミンス、イ・ジョンソク、キム・ダミ配給:ツイン
2022年12月26日韓国映画界を牽引し続ける、アジアが誇る鬼才パク・チャヌク監督の最新作『別れる決心』。その5年6か月ぶりの来日を前に、監督の“すごさ”をふり返った。韓国映画界を牽引、アジアを代表する巨匠2000年、南北分断を背景に兵士たちの友情を描く『JSA』が韓国国内で封切られると、当時の観客動員記録 を塗り替える大ヒットを記録し歴代興行収入No.1を獲得。韓国国内の賞を総なめにして社会現象を巻き起こし、第51回ベルリン国際映画祭コンベティション部門にも出品され、世界中にその名を知らしめた。翌年、日本でも公開されると公開当週興行収入第1位を記録。同年に日本公開された『シュリ』の大ヒットに続き、日本国内での“韓国映画ブーム”を巻き起こすことに。さらに2003年に公開された復讐サスペンスの金字塔『オールド・ ボーイ』は日本の漫画を原作にした作品。第57回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出され、審査員特別グランプリを受賞、審査委員長のクエンティン・タランティーノから「できればパルム・ドール(最高賞)を授与したかった」と激賞されたという逸話も。『オールド・ ボーイ』は『復讐者に憐れみを』(02)、『親切なクムジャさん』(05)と並び、“復讐3部作”と称される。2009年『渇き』でも第 62回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞、2013年には『イノセント・ガーデン』で韓国監督初のハリウッド進出を果たした(同時期に、『悪魔を見た』『箪笥』キム・ジウン監督の『ラストスタンド』、続いて『パラサイト 半地下の家族』ポン・ジュノ監督の『スノーピアサー』もある)。さらに、2016年に公開された前作『お嬢さん』は第69回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品、第71回英国アカデミー賞にて非英語作品賞を獲得するなど、国内外で多数の賞を受賞した。そんなパク・チャヌク監督の最新作『別れる決心』は、5月の第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門での監督賞受賞を皮切りに、韓国の“アカデミー賞”とも称され、最も権威ある映画祭・青龍映画賞で監督賞をはじめ7冠を獲得。同じく大鐘賞では作品賞、脚本賞、主演男優賞の3冠を受賞。韓国映画制作家協会賞で6冠、韓国映画評論家協会で6冠獲得など、国内の映画賞を軒並み受賞し、社会現象ともいえるブームを巻き起こしている。本年度のアカデミー賞国際長編映画賞部門の韓国代表選出、先日発表された第80回ゴールデン・グローブ賞でも非英語映画賞(旧・外国語映画賞)ノミネ ートなど、国内外の映画界に旋風を巻き起こしている。最新作『別れる決心』はサスペンスとロマンスが溶け合うパク・チャヌク監督といえば、バイオレンスやエロスの描写に定評があるが、6年ぶりの最新作『別れる決心』は、サスペンスとロマンスが溶け合う珠玉のドラマ。監督作品で、本国においてR(18歳以上観覧可)の等級がつかないのは、12歳鑑賞可指定の『サイボーグでも大丈夫』以来、実に16 年ぶりという。ただ、これまでの作品のような過激な描写は少なくとも、パク・チャヌク監督らしさは健在だ。監督はカンヌ国際映画祭にて、「この映画にはヌードもバイオレンスも必要がないと感じた。そういった描写がないからと言って、必ずしも進化してないわけではない。ただ、大人の映画を作りたかったんです」と話し、「大人の映画というと、みんなエロティックなものやセクシーなものを期待するけれど、私は全く逆の発想だったんですよ」 とコメント。「今年最もロマンチックな映画」(IndieWire)との呼び声もあり、過激な描写はなくとも官能的なムードを漂わせる点が世界中を熱狂させているようだ。さらに、独特なカメラワークとカットもパク・チャヌク監督の持ち味の1つであり、本作でもいかんなく発揮、観客を本作の世界観へいざなっている。『別れる決心』は2023年2月17日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:別れる決心 2023年2月17日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM. ALL RIGHTS RESERVED
2022年12月20日『別れる決心』で主演を務めるパク・ヘイル、「ミスター・サンシャイン」『声/姿なき犯罪者』のピョン・ヨハン、ベテラン俳優のアン・ソンギらが豪華共演を果たし、本国で大ヒットした『ハンサンー龍の出現ー』が3月17日(金)より日本公開決定。日本版ポスタービジュアルが解禁となった。16世紀末、日本では天下統一を成し遂げた豊臣秀吉が、大陸の明国侵攻の足がかりとして朝鮮半島に出兵した文禄・慶長の役。その戦の中でも日本と朝鮮、両軍の大きな分岐点となった閑山(ハンサン)島海戦を映画化した本作。イ・スンシン(李舜臣)は朝鮮水軍の将軍として、豊臣軍から国を守り抜いた英雄。対する脇坂安治(わきざかやすはる)は秀吉に仕え、加藤清正らとともに「賤ヶ岳の七本槍」に名を連ねた武勇の持ち主。お互いの実力を認める武将たちが、自軍内の政治的な駆け引きに翻弄されながらも、ついに決戦のときを迎える――。イ・スンシンを演じるのは、パク・チャヌク監督最新作『別れる決心』主演でも注目を集めるパク・ヘイル。脇坂安治には、本作で第43回青龍映画賞と第58回大鍾賞映画祭で助演男優賞を受賞したピョン・ヨハン。さらに名優アン・ソンギ、日韓で絶大な人気を誇るアイドルグループ「2PM」のメンバーでもあるオク・テギョン、『エクストリーム・ジョブ』のコンミョンら多彩な実力派キャストが集結。『神弓-KAMIYUMI-』『バトル・オーシャン 海上決戦』のキム・ハンミン監督が熾烈な海上決戦を見事に作り上げ、第31回釜日映画賞では最優秀監督賞と美術・技術賞を受賞。韓国公開時のVIP試写会には、パク・ボゴムや「EXO」スホ、「2PM」チャンソンらが出席し大きな話題になった。今回、解禁となった日本版ポスタービジュアルでは、「義に死ぬか、不義に生きるか」というコピーとともに、壮絶な海上決戦を迎えたパク・ヘイル演じるイ・スンシンとピョン・ヨハン演じる脇坂安治、両軍の名将をとらえている。『ハンサンー龍の出現ー』は2023年3月17日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハンサン ‐龍の出現‐ 2023年3月17日よりシネマート新宿ほか全国にて公開©2022 LOTTE ENTERTAINMENT & BIGSTONE PICTURES CO.,LTD.ALL RIGHTS RESERVED.
2022年12月20日映画『別れる決心』が、2023年2月17日(金)より公開される。監督はパク・チャヌク。パク・チャヌク最新作はサスペンスロマンス映画『別れる決心』は、『オールド・ボーイ』で第57回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞、その後も『渇き』『イノセント・ガーデン』『お嬢さん』を世に送り出してきた韓国の巨匠パク・チャヌク監督の最新作。6年ぶりの最新作『別れる決心』は、サスペンスとロマンスが溶け合うスリリングなドラマ作品となっており、“喪失の物語”を繊細かつエレガントに、そしてユーモアのある表現で映し出している。“刑事と容疑者”が惹かれ合うスリリングなストーリー物語は、刑事ヘジュンが、崖から転落死した男の妻ソレの調査を開始することからスタート。“刑事と容疑者”として出会った2人だが、取り調べが進む中で、それぞれの胸に言葉にならない感情が湧き上がってきて...。二転三転する先の読めないストーリーや、相手の本心を知りたいヘジュンとソレの駆け引きから、目が離せない。■主人公チャン・ヘジュン...パク・ヘイル男が山頂から転落死した事件を追う誠実な刑事。史上最年少で警視に昇格するほどの実力者。いつも服装はきちんとしていて、清潔感にあふれ礼儀正しく親切だが、何よりも犯罪者を捕まえることに真摯に取り組む人物。すべての事件現場の状況をスマートウォッチに記録し、不眠症のため深夜勤務も日常茶飯事。取り調べをする中で、被害者の妻ソレに惹かれていく。主演を務めるのは、『殺人の追憶』『グエムル ~漢江の怪物~』など、ポン・ジュノ監督作品への出演で注目を集め、幅広いジャンルで活躍しているパク・ヘイル。■ソン・ソレ...タン・ウェイ崖から転落死した男の妻。中国人だが、母方の祖父は朝鮮半島の独立運動家であり、自分の先祖の歴史と祖父に誇りを持っている。登山好きだった夫が山で死に、一人残された時、夫の事件を担当する礼儀正しく清廉な刑事ヘジュンに出会い、自分が容疑者扱いされていることを感じながらもへジュンに向かって堂々と自分の意思をはっきりと伝える。ヘジュンに対して特別な想いを抱き始め、夫の死には落ち着いた反応を見せるもののヘジュンに対しては強い関心を示し、大胆にアプローチする。演じるのは、アン・リー監督『ラスト、コーション』でヒロインを演じ、『ブラックハット』でハリウッドにも進出しているタン・ウェイ。■アン・ジョンアン…イ・ジョンヒョンヘジュンの妻。■スワン…コ・ギョンピョヘジュンの部下。カンヌ国際映画祭コンペティション部門で監督賞映画『別れる決心』は、カンヌ国際映画祭コンペティション部門で監督賞を受賞。第80回ゴールデン・グローブ賞では非英語作品(旧外国語映画賞)にノミネート、アカデミー賞では国際長編映画賞部門の韓国代表に選出されており、今後の賞レースの動向にも注目が集まる。映画『別れる決心』あらすじ男が山頂から転落死した事件を追う刑事ヘジュンと、被害者の妻ソレは捜査中に出会った。取り調べが進む中で、お互いの視線は交差し、それぞれの胸に言葉にならない感情が湧き上がってくる。いつしか刑事ヘジュンはソレに惹かれ、彼女もまたへジュンに特別な想いを抱き始める。やがて捜査の糸口が見つかり、事件は解決したかに思えた。しかし、それは相手への想いと疑惑が渦巻く“愛の迷路”のはじまりだった……。【詳細】映画『別れる決心』公開日:2023年2月17日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー監督:パク・チャヌク脚本:チョン・ソギョン、パク・チャヌク出演:パク・ヘイル、タン・ウェイ、イ・ジョンヒョン、コ・ギョンピョ
2022年12月16日アカデミー賞韓国代表選出、カンヌ映画祭監督賞受賞作『別れる決心』のパク・チャヌク監督が映画公開に先立ち来日することが決定。12月26日(月)にプレミアイベントが開催される。監督を務めるパク・チャヌクは、『オールド・ボーイ』(03)で第57回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞。その後『渇き』(09)、『イノセント・ガーデン』(13)、『お嬢さん』(16)など唯一無二の作品で世界中の観客と批評家を唸らせ続けてきた。6年ぶりの最新作となる本作は、刑事と容疑者が互いに惹かれ合うという、サスペンスとロマンスが溶け合う珠玉のドラマだ。この度、本作の公開に先立ち『お嬢さん』以来5年10か月ぶりの監督の緊急来日が決定。12月26日(月)にはTOHOシネマズ日比谷にて監督の舞台挨拶付きジャパンプレミアイベントも予定されており、公開を楽しみにしていたファンにとって待望のイベントとなりそうだ。ジャパンプレミアの上映チケットは、12月16日(金)AM11時より発売予定。詳細は映画公式ホームページで確認を。パク・チャヌク監督は「本作は、大人のための映画です。喪失の物語を悲劇的なものとして語るのではなく、繊細さとエレガンスとユーモアをもって表現しようとしました。大人たちに語りかけるような形で・・・」とコメントしている。世界が認めた傑作を監督の貴重なトーク付きで観ることのできる、またとないチャンスとなりそうだ。さらに併せて、場面写真も一挙解禁。刑事ヘジュン(パク・ヘイル)と、崖から転落死した男の妻ソレ(タン・ウェイ)がお互いを見つめる情熱的な視線が印象的な1枚や、手錠でつながれた2人の手を切り取ったものなど、その関係性を映し出している。目に涙をたたえたソレとへジュン、旅先のような場所での2人など、その心の距離に変化も感じられる。そのほか、事件を再現しようとするへジュンが後輩を背負い事件現場の岸壁を上る様子からは刑事としての真面目な性格がうかがえる。部屋で佇むソレの姿を切り取ったものは、背景の壁紙も相まって、美しい絵画のよう。さらに、週末に妻と過ごすへジュンや、酔っ払って上司であるへジュンに絡もうとする部下のスワンなど、物語の世界観を垣間見ることができる場面写真の数々となっている。『別れる決心』は2023年2月17日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:別れる決心 2023年2月17日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM. ALL RIGHTS RESERVED
2022年12月13日カンヌ国際映画祭コンペティション部門で監督賞を受賞したパク・チャヌク監督最新作で、先日開催された韓国の青龍映画賞で監督賞をはじめ計6冠を獲得した『別れる決心』(英題:Decision to Leave)が2023年2月17日(金)に公開決定。メインビジュアルと予告映像が解禁された。今年5月のカンヌ国際映画祭以来、世界の批評家・映画サイトから絶賛を浴び、本年度アカデミー賞国際長編映画賞部門の韓国代表に選出。韓国では公開後に発売された脚本集がベストセラー1位を獲得、決めセリフがSNSで流行し、BTSのリーダー・RMも複数回鑑賞するほどハマったと自身のSNSで報告するなど、社会現象といえるブームを巻き起こしている本作。監督を務めるのはパク・チャヌク。『オールド・ボーイ』(03)で第57回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞。その後『渇き』(09)、『イノセント・ガーデン』(13)、『お嬢さん』(16)など唯一無二の作品で世界中の観客と批評家を唸らせ続けてきた監督の6年ぶりの最新作は、サスペンスとロマンスが溶け合う珠玉のドラマ。パク・チャヌク監督 Photo by Pascal Le Segretain/Getty Images物語は、刑事ヘジュン(パク・ヘイル)が、崖から転落死した男の妻ソレ(タン・ウェイ)の調査を開始することから始まる。いつしか刑事ヘジュンはソレに惹かれ、彼女もまたヘジュンに特別な想いを抱き始める…。解禁となった予告映像では、山での転落死事件をきっかけに、“刑事と容疑者”として出会った2人が、疑いを抱きつつ惹かれ合っていく様をサスペンスとロマンスが一体となった映像美で表現。「私たちのこと秘密ですよ」とささやくソレ、「どこからどこまで?」と返すヘジュンの言葉が想像をかき立てる先の読めないドラマは”美しくも残酷な結末“に向かって突き進んでいく。ビジュアルは、手錠で繋がれたヘジュンとソレをとらえたもの。控えめに触れ合う指先、交わらない視線…。「疑惑がふたりを惹き寄せ、愛がふたりを引き裂いた」というキャッチコピーと相まって、2人の行く末を想像せずにはいられないビジュアルとなっている。主演は『殺人の追憶』(03)、『グエムル~漢江の怪物~』(06)とポン・ジュノ監督作品への出演で注目を集め、ドラマ、アクション、時代劇などキャリアを通して幅広い分野で活躍しているパク・ヘイル。アン・リー監督『ラスト、コーション』(07)でヒロインを演じ一躍国際的な女優としての地位を確立、『ブラックハット』(15/マイケル・マン監督)でハリウッドにも進出しているタン・ウェイ。パク・チャヌク監督が、盟友でありNetflixシリーズ「シスターズ」も話題のチョン・ソギョンと共に手掛ける、二転三転する先の読めないストーリー、相手の本心を知りたいヘジュンとソレのスリリングな駆け引きには批評家や観客は夢中に。映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」では94%フレッシュを記録し、「『パラサイト 半地下の家族』の次はこれ!」(Variety)、「今年最もロマンティックな映画」(IndieWire)、「ミステリーとロマンスが優雅に溶け合っている」(Collider)といった絶賛評が上がっている。『別れる決心』は2023年2月17日(金)よりTOHO シネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:別れる決心 2023年2月17日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM. ALL RIGHTS RESERVED
2022年12月01日韓国エンタメが大好物のライター冨田です♡全人類が応援している(と信じている)『愛の不時着』カップルの子どもの性別が男の子とソン・イェジンの事務所が発表! 12月に出産予定というから、ヒョンビンとイェジンの最新情報はそろそろマメにチェックしたいところ。結婚報告から可愛らしさが滲み出るソン・イェジン この投稿をInstagramで見る 손예진(@yejinhand)がシェアした投稿 韓国語は読めないので、もちろんインスタの「翻訳を見る」ボタンを迷わず使うのですが、そのまま翻訳されていないにも関わらず(私は何を読み取っているのか笑)、謙虚さやファンに伝えたい気持ちがしっかり伝わってくるイェジンの文。好感度バツグンなんですよね!彼女が広告に出ていた魔女工房のコスメも、もう何回リピートしたかってくらいすっかり愛用しています(笑)妊娠報告もファンの気持ちを汲んでいる! この投稿をInstagramで見る 손예진(@yejinhand)がシェアした投稿 結婚報告後もインスタ更新をしていて、少しずつ顔もふっくら。幸せそうだな〜と微笑ましい気持ちになるイェジンの投稿。妊娠報告も、「穏やかに過ごしてね♡」と見守りたくなるような気持ちになるような、ひとつずつしっかり言葉を選んでいるのが分かるキャプションが嬉しい。ヒョンビンの最新画像は事務所アカウントでチェック! この投稿をInstagramで見る VAST엔터테인먼트(@vast.ent)がシェアした投稿 そして、パパになるヒョンビンは個人アカウントを持っていないので、所属している事務所VASTエンターテイメントのアカウントをチェック! 他の俳優陣ももちろんアップされますが、ヒョンビン多め♡ お好きな方はこちらも押さえておきましょう。イェジンのインスタには2人分だろうと思われる食事の写真が♡ この投稿をInstagramで見る 손예진(@yejinhand)がシェアした投稿 栄養たっぷりで美味しそう!卵料理が好きなのかな?なんて。とにかく、たくさん食べて、元気な赤ちゃんを出産して欲しいです♪
2022年11月18日韓国ドラマあるあるの一つ、出演者に推しを見つけてしまうと視聴が止まらなくなること。それが日中ならまだ子どものお世話や予定があって、パッとやめられるのですが、夜寝る前の一人時間に見始めたら沼(笑)。寝不足確定です。そうなってしまうドラマが、『花様年華 -人生が花になる瞬間-』。もう見ました?やっぱりアイドルグループ出身だったパク・ジニョン君 この投稿をInstagramで見る 박진영(@jinyoung_0922jy)がシェアした投稿 パク・ジニョン君は、1994年9月22日生まれの現在28歳。どこかで聞いた名前だと思ったら、あの J.Y.Parkさんと同じ名前!!しかも、ボーイズグループ「GOT7(ガットセブン)」の元メンバーなのですが、その所属事務所は、JYPでした。現在は、契約満了で他の事務所に移籍しています。ちなみに、176cmのO型です♪ドラマ内ではヒロインに一途な学生運動家 この投稿をInstagramで見る Netflix Japan | ネットフリックス(@netflixjp)がシェアした投稿 学生時代からお互い40代になり、親となり、再び恋をする!? そんな簡単にはいかない様々な事情にモヤモヤしながらも、ハラハラドキドキ。そして、子どもを持つ40代になった二人の気持ちが理解できてしまうことに、「・・・・」と複雑な気持ちになりつつ、つい見入ってしまう作品なのです。それに、BTSのアルバム『花様年華』と同じ名前なところも見るべき理由の一つに♡ 子育ての合間の息抜きに、おすすめのドラマです!あわせて読みたい🌈BTSのJINがついに入隊!他のメンバーも次々と?メンバーの年齢をおさらい
2022年10月28日『パラサイト半地下の家族』のパク・ソダム主演最新作『Special Delivery(英題)』が邦題『パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女』として、2023年1月20日(金)より全国公開することが決定。併せて、本ビジュアルが解禁された。“ワケあり”荷物を届ける特殊配送会社「特送とくそう」。天才的なドライビング・テクニックを持つウナがある日引き受けた依頼は、海外ヘの逃亡を図る賭博ブローカーと、その息子ソウォンを港まで運ぶ(逃す)こと。しかし、ウナは思わぬアクシデントにより依頼人不在のまま、ソウォンと300億ウォンが入った貸金庫の鍵を抱えて追われる羽目になる。貸金庫の鍵を狙う悪徳警官ヤクザ、冷酷非情サイコパスな殺し屋、さらには「脱北」の過去を持つウナを秘密裏に調査する国家情報院をも巻き込んだ、命がけの追走劇カーチェイスが始まる。本作は、凄腕の女運び屋が魅せる型破りでスタイリッシュなカー・アクション。韓国公開時には『ウエスト・サイド・ストーリー』、『ハウス・オブ・グッチ』を抑えて初登場1位を獲得した話題作だ。パク・ソダム Photo by Pascal Le Segretain/Getty Imagesウナを演じるのは、『パラサイト半地下の家族』で美術家庭教師役を演じ、国際的なブレイクを果たしたパク・ソダム。彼女が命がけで守り逃がそうとする少年・ソウォン役には、『パラサイト半地下の家族』でパク社長一家の息子役を演じたチョン・ヒョンジュンが抜擢されており、“元”教師と教え子がバディになる、映画ファンにはたまらない再タッグとなった。この度解禁されたビジュアルは、「私は絶対失敗しない」というコピーとともに、自信と余裕に満ちた表情が光る女運び屋・ウナの全身カット。どんな依頼も完璧にこなすクールなウナだが、思わぬアクシデントによって泣き虫の男の子が託される。また、特殊配送会社「特送」の頼れるボス・ペク(キム・ウィソン)、貸金庫の鍵を狙う悪徳警官ヤクザ・ギョンピル(ソン・セビョク)、ウナを秘密裏に調査する国家情報院職員・ミヨン(ヨム・ヘラン)、賭博ブローカーでソウォンの父・ウジン(キム・ドゥシク)らのカットも印象的に置かれており、ソウォンと貸金庫の鍵を巡り、それぞれの思惑が交差するスリリングな展開にも期待が高まるビジュアルとなっている。『パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女』は2023年1月20日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パーフェクト・ドライバー 成功確率100%の女 2023年1月20日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2022 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & M PICTURES. All Rights Reserved.
2022年10月19日パク・ソジュンに、Peakboy、チェ・ウシク、パク・ヒョンシク、BTS V。韓国ドラマ・映画を追っている方や「BTS」のファン(ARMY)なら、この名前の並びに大いにときめくことだろう。韓国では「ウガファミリー」や「ウガウガ会」としてお馴染みの、韓国エンタメ界きっての仲良し“リア友”グループ5人組。彼らが3泊4日の旅に出るトラベルリアリティショー「IN THE SOOP フレンドケーション」がディズニープラスの「スター」で配信され、大反響を呼んでいる。日頃は韓国を代表するトップ俳優やトップアーティストとして活躍する、もはや“家族”以上の5人が、まるで学生の修学旅行のような乗りで釣りやキャンプファイヤー、アイススケートなどを満喫し、素顔で笑い合う姿は、なぜかこちらまで癒される時間となっている。「IN THE SOOP」は、これまで「BTS」や「SEVENTEEN」が忙しい日常を忘れて休息旅行をしてきたリアルバラエティショー。そのスピンオフバージョンとなる本番組は、この5人の親友たちの3年ぶりの友情旅行をカメラが収めていく。大の大人たち5人がお揃いの部屋着とパジャマに身を包み、それぞれ役割分担をもって自炊したり、キャンプファイヤーを囲んだりしながら、本気で遊びに興じるのだ。そもそも彼らの友情は2018年、パク・ソジュンが青春ロマンス時代劇「花郎<ファラン>」(16-17/ディズニープラス「スター」で配信中)で共演したパク・ヒョンシクとBTS Vに、高校時代の同級生でプロデューサー兼シンガーソングライターであるPeakboy(ピークボーイ)と、過去に共演して友人だった『パラサイト 半地下の家族』「その年、私たちは」のチェ・ウシクを紹介し、意気投合したことで始まった。まずは1人1人のキャリアや交流を、彼らの言葉とともに紹介しておこう。パク・ソジュンウガファミリーのメンバーはソジュンを、精神的に頼れる、“父親”のような存在だと言う。1988年12月16日生まれ、現在33歳。「梨泰院クラス」で主演を務めて世界的にブレイク、CM出演やモデル活動なども活発で、マーベル映画『ザ・マーベルズ/The Marvels』(原題/2023年6月全米公開予定)にも出演が決まっている。演技力や身体能力の高さのみならず、人なつこい笑顔や朗らかな性格も魅力だ。映画『ミッドナイト・ランナー』ほか、「魔女の恋愛」「キルミー・ヒールミー」「彼女はキレイだった」に「サム・マイウェイ~恋の一発逆転!~」「キム秘書はいったい、なぜ?」とヒットドラマを牽引し、ロマコメ神と呼ばれるほどに。最新映画『DREAM』(原題)ではIUことイ・ジウンと共演した。食バラエティ「ユン食堂」シーズン2では料理や給仕で活躍しただけに、今回の友情旅行中も仲間のためにその腕前をいかんなく発揮する。同作の民泊Ver.の「ユン ステイ」にはチェ・ウシクも出演していた。Peakboy陽気でオープンでマイペースな、まるで“末娘”みたいな存在。1989年5月27日生まれの33歳。ラッパーでシンガーソングライター、プロデューサーでもある。番組中にソジュンが語ったところによれば、中学生のころから知り合いだという。「BTS」YouTubeチャンネル「BANGTANTV」にて2020年のクリスマスに公開されたVの「Snow Flower」をプロデュース、そのときのVは「アーティストだった。カッコよかった」とふり返っており、第3話のカラオケシーンでも披露している。また、2021年7月に発表した自身の「GYOPO HAIRSTYLE」MVにはパク・ソジュン、V、チェ・ウシク、パク・ヒョンシクとウガファミリーが特別出演した。チェ・ウシク弟たちを引っ張っていく“長男”。だけど人見知りで、若干、天然で不器用なところがある。1990年3月26日生まれ、韓国系カナダ人の32歳。世界中でヒットした『新感染 ファイナル・エクスプレス』や米アカデミー賞作品賞『パラサイト 半地下の家族』などに出演。ソジュンとはドラマ「シットコム ファミリー」(2012)で出会い、「サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~」では勝ち組人生を送るエリートの同級生役でソジュンの恋のライバルとなった。ソジュンの主演映画『ディヴァイン・フューリー/使者』でも共演し、『パラサイト』にはソジュンが友情出演した。旅行中に見られる“眠るウシクを撮るソジュン”の構図は、「ユン食堂」ナ・ヨンソクPDによるバラエティ番組「ホームバカンス」(原題:夏休み)にも登場していた。また、「サム、マイウェイ」の劇中にも「かわいい」じゃなくて「カッコいい」と言われたい、といったセリフが登場しており、最近の彼の目標であるらしい。パク・ヒョンシクウガファミリーの“お母さん”的存在。優しくて世話好きで、包容力があり、船釣りの前にはみんなの耳の下に“酔い止め薬”を貼ってあげる姿も。1991年11月16日生まれの30歳。ハン・ソヒと共演したミュージックロマンスドラマ「サウンドトラック#1」(ディズニープラス 「スター」で独占配信中)の最終話配信時には、Vが「なぜ4回(しかない)」と涙の絵文字と共にコメントし、残念がったことも。同作にはソジュンがCMしている韓国餃子もさりげなく登場していた。2010年にデビューした9人組アイドルグループ「ZE:A(ゼア)」のメインボーカルだが、現在は「相続者たち」「SUITS スーツ 運命の選択」「力の強い女ト・ボンスン」「ハピネス」(原題)といったドラマや長編映画『8番目の男』で俳優としてお馴染みだろう。今年は短編『二つの光』も日本公開された。「花郎」ではソジュン演じるソヌと王権争いの運命に巻き込まれ、三角関係を繰り広げるジディを演じていた。「ZE:A」としてのステージ2014年第3話ではその美声を初めて聴いたという方も多いのでは?Vとの贅沢なカラオケデュエットも話題となっているが、オープニングテーマにもVとヒョンシクの歌声が聞こえ、その詳細が待たれるところ。BTS Vいわずと知れたグローバルスーパースター「BTS」のテテことV(キム・テヒョン)。1995年12月30日生まれ、現在27歳。「BTS」ではジミンと“クオズ”(95年生まれのこと)として知られているが、ウガファミリーでは「聞き分けのない“末っ子”」と兄貴たちから評されている。ウガファミリーは長身揃いのため、179cmのVが小柄に見えてしまうのも末っ子感がある。「花郎」の撮影中は、初演技・初ドラマとなったVにソジュンが親身にアドバイスをしていたという。ウガファミリーという言葉も「私たち(ウリ)は家族(カジョク)なのかな?」と言った彼の言葉から取られたものだとか。本番組中でVが話したように、ウガファミリー5人揃っての旅行は3年前、ヒョンシクの入隊直前以来。今回の旅行も、除隊したばかりのヒョンシクのためとVは明かしている。Vの発案で急きょ決まったらしい3泊4日の旅。兄貴(ヒョン)たちが「Vの情けない姿を見せても大丈夫?」と心配を寄せる中でも、「僕に任せて」「とにかくベストを尽くそう」と相当思い入れがあることもわかり、それに従うしかない兄貴たちがまた愛おしい。“よろい”を脱ぎ捨てたファン必見の本音トーク5人の共通点は、トップ俳優やトップアーティストとして韓国エンタメ界の第一線で活躍していること以外に、この旅行中に発覚した“全員一重まぶた”であることくらい?仕事の上では近くなることはあってもそれほど重ならない、そんな程よい距離感もいいのだろう。それぞれのSNSでは、彼らがプライベートで共に過ごしている様子が投稿され、お互いのコメント欄でやりとりしたり、バラエティ番組中にテレビ電話したりするなど、その仲の良さは韓国、日本のみならず世界中のファンの間でもよく知られている。さらに今回、ソジュンによれば「友情の証」というお揃いの指輪についても初めて明らかにされた。“末っ子”Vが1日目の道すがら「パリの恋人」(2004)のOST「嘘」を流すと、「高校時代この歌が人気だった」「高校生のころよくカラオケで歌った」と話すPeakboyとソジュンに、「小学生だった」と話すV。高校生と小学生なら一緒に遊ぶことはないだろうが、20代後半と30代前半ともなればまた話は別。ただ、そんなに年が離れていたのか、と改めて実感する場面でもあった。靴下までお揃いで用意した部屋着のスウェットには、それぞれの生まれ年とニックネームを書くことになったが、ソジュンは「道化師」、Peakboyは「巨人」、そしてVには「ワールドスター」と記された。彼の華やかな一面は認めつつも、決して特別扱いすることなく目の前の彼自身にただ接する、そんな関係性がうかがえる場面が続く。ウシクとヒョンシクはドラマ撮影など別スケジュールがあるため、それぞれ1日目の夜からと、2日目の朝からの合流に。第2話で5人が勢揃いしてからも、思い思いに二度寝をして、寝癖もそのまま。カレイ釣りでは船の揺れに慄きながらも、「気合いを入れよう」とファイティンした途端にずっこけるなど、バラエティ感覚もばっちり!?彼らはそんなふうに久しぶりの一緒の時間を過ごして、まさしく“よろい”を脱ぎ捨てていく。それにひと役買うのが、やはりキャンプファイヤーだ。炎を見つめながら、ソジュンがヒョンシクとVを親友に紹介した理由や互いの第一印象を思い返していく5人。「気を使わない。使う必要もない」と“お父さん”ソジュンが言うとおり。賑やかに花火をしながら、Vが「BTS」のペンライトの色から生み出した「ボラヘ」(紫するよ)をチラッと入れてくるところも心憎い。その後、「ラブコメ王」と名づけられたウシクが主人公チェ・ウン役で主演していた「その年、私たちは」の放送を全員で見守るシーンも必見だ。ジョークを交えて茶化しながらも、こうしてお互いの仕事ぶりを称え合うのもそれぞれのファンを悶絶させる。特にVには、「BTS」のVという数万人もの観客をライブで魅了し、国連でスピーチをするくらいの世界的トップアーティストであることをあえて意識しないようにしているという兄貴たち。「ここでのお前はただの友達」と語る兄貴たちの優しさには多くの「ARMY」もホッとするのではないか。「ありのままでいられる気がする」「僕らはテンションが高くない」というように、穏やかにお互いを思いやる彼らはフィーリングが合い、居心地よく過ごしている様子が画面越しからも十分に伝わってくる。また、これまでの当たり前が崩れてしまったコロナ禍の影響に触れる場面や、俳優陣が演技をする理由についても真摯に語り合う場面があり、かなり貴重なエンターテイナー同士の対話ともなっている。ソジュンが話した100m走の例えが的確だ。最初はアウトコースを走っている者が誰より先に進んでいるように見えても、ゴールに向かって走り続けているという点ではみな同じ。隣を見れば、同じように各々のコースを走る仲間がいる。それが何よりの励みになり、お互いが誇らしく思え、それぞれがますます輝いてゆける。スピードを緩めたいと思った仲間の姿さえも確認できる。ウガファミリーはいわば、いま世界を席巻する韓国エンタメの代表者たち。だが、彼らが放つスターとしての輝きは5人でいるからこそのものだ。会話の中から次なる企画の可能性も生まれており、いつまでも見ていたい5人の道はまだまだ続いていく。「IN THE SOOP フレンドケーション」は毎週金曜23時~ディズニープラス「スター」にて日本最速独占配信中(全4話)。(text:cinemacafe.net)
2022年08月11日パク・ソジュン、Peakboy、チェ・ウシク、パク・ヒョンシク、そしてBTS Vという韓国芸能界を代表する“リア友”5人の3泊4日の旅を追ったトラベルリアリティショー「IN THE SOOPフレンドケーション」。第1話・2話が大反響を呼ぶ中、第3話の配信を前に場面写真が到着した。「梨泰院クラス」で主演を務め、世界的人気俳優となったパク・ソジュンが、青春ロマンス時代劇「花郎<ファラン>」(ディズニープラス「スター」で配信中)で共演した俳優のパク・ヒョンシクとBTS Vに、高校時代の同級生でプロデューサー兼シンガーソングライターでもあるPeakboyと、もともと友人であった『パラサイト 半地下の家族』「その年、私たちは」の俳優チェ・ウシクを紹介し、意気投合したことで結成された仲良し“リア友”グループ5人組。3泊4日の友情旅行では、釣り、キャンプファイヤー、アイススケート、温泉などを満喫する姿が映し出され、童心に帰ったようにはしゃいでみせ、笑顔が絶えない様子からも、5人の仲の良さが伝わってくるものに。第3話では、真夜中のバーベキューパーティーでいっそう盛り上がる5人。互いの第一印象を思い返しながら、これまでできなかった話をして旅の夜を過ごす。そんななか、ある1人が不意に涙を見せる。悲しみを分かち合い、幸せをより高めていく彼らに訪れた友情旅行の3日目は、最後のお出かけへ向かう。「IN THE SOOPフレンドケーション」は毎週金曜23時~ディズニープラス「スター」にて日本最速独占配信中(全4話)。(text:cinemacafe.net)
2022年08月05日2018年に俳優パク・ソジュンとのダブル主演で大ヒットしたラブコメディー『キム秘書はいったい、なぜ?』では、デキる美人秘書役を演じ、巷では“キム秘書コーデ”をマネする人も出没したほど女性ファンを獲得! そんなパク・ミニョンが、益々美人度をあげてきているんです!こんな美人になってみたいと思わせるインスタショットがこちら この投稿をInstagramで見る 박민영 Minyoung Park(@rachel_mypark)がシェアした投稿 ワントーンの色白肌で卵型のフェイスライン、平行アーチ眉、長めアイライン、輪郭をぼかした粘膜カラーのリップ。今流行りの韓国メイク要素が全て盛り込まれているパク・ミニョンのセルフィー♡眼福としてチェックするのももちろんおすすめですが、韓国顔に近づきたい人はぜひメイクも参考にしてみてくださいね!あわせて読みたい🌈祝!7周年を迎えたTWICEが全員JYPと再契約♪手書きのコメントにも反響!
2022年07月27日28日に閉幕した第75回カンヌ国際映画祭で、『Decision to Leave』(英題)のパク・チャヌクが監督賞を受賞した。第72回カンヌ国際映画祭ではポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』が最高賞のパルムドールを受賞、昨年はNetflixの「イカゲーム」が世界中で大ヒットを記録するなど、勢いの止まらない韓国作品について、チャヌク監督が「Variety」誌との対談で称賛した。2003年、『オールド・ボーイ』で国際的に高い評価を得て、すでに韓国を代表する映画人の一人であるチャヌク監督だが、同胞の成功はやはりうれしいようだ。「『パラサイト』は決定的に重要な節目であり、歴史的な出来事でした。『パラサイト』以前の映画、『パラサイト』以降の映画というに、カテゴライズさえできるような。韓国映画の歴史だけでなく、非英語映画の歴史においても、この映画は非常に特別なポジションを築いたと思います」と称賛した。「それにもちろん、『イカゲーム』もです。これらのコンテンツ、映画、テレビドラマを通じて、非英語作品を作る監督たちは世界中のより多くの観客たちに近付くことができるようになります」とこれらの作品が果たした大きな役割についても触れた。「イカゲーム」を大ヒットに導いたNetflixなどの動画配信サービスについて、チャヌク監督はどのように考えているのか。そういったプラットフォームが生み出した新しい製作の機会には「特に非英語作品の製作者にメリットがある」と肯定的だ。「プラットフォームについては、私は問題にしていません。それぞれのプラットフォームにふさわしい物語を見つけ、伝えていきたいです」と語った。(Hiromi Kaku)
2022年05月31日最新作が第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されることが決定したパク・チャヌク監督。日本のコミックを映画化し、第57回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した傑作復讐サスペンスの4Kリマスター化『オールド・ボーイ 4K』が5月6日(金)より全国公開される。本作でヒロインを務めるのは、妖精のような愛らしさと純粋さが演技から溢れ出し、話題を呼んだカン・ヘジョン。その魅力を改めてふり返った。カンヌでは審査委員長のクエンティン・タランティーノ監督が激賞し、国内外の映画賞で高い評価を得た本作。土屋ガロン(狩撫麻礼)作、嶺岸信明・画による同名コミックを原作に、当時『JSA』で国際的に注目を集めていたパク・チャヌク監督が映画化。ある日、突然何者かに拉致監禁され、理由も明かされぬまま15年後に突如解放されたオ・デス(チェ・ミンシク)の壮絶な復讐劇を描く。予想を超えるストーリー展開と、スタイリッシュかつ容赦なきバイオレンス描写が話題となり、ハリウッドでリメイクされるなど、いまもなお多くのファンやクリエイターに愛されている作品。パク・チャヌク監督に原作コミックを勧めたのは、『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ監督だ。復讐を誓うデスに手助けを申し出る若い女性ミドを演じたカン・ヘジョンは、1997年にモデルとして活動を開始し、1998年にTVドラマ「ウンシリ」で演技デビュー。その後、本作のオーディションで300人の中から今回のミドという役を勝ち取った。彼女は、ミドが日本料理店で板前として働く役だと聞かされていたため、オーディションに刺身包丁を持参。「日本料理店から借りてきた」とパク・チャヌク監督に語ったとか。そんなことをしたのは300人の中で彼女ひとり。監督は当初、「料理人が大事な包丁を貸すわけがない。彼女は嘘をついている」と考えたというが、後に確認すると、その料理人は「すごい気迫と真剣な表情で包丁を貸して欲しいと言われたので貸した」と語ったそう。パク・チャヌク監督は、その気迫こそ、このミドという役に必要だと感じたという。まだ演技経験は浅かったが、本作で彼女は第24回青龍映画賞、第4回大韓民国青少年映画祭、第24回韓国映画評論家協会賞、第5回釜山映画評論家協会賞などで受賞し、評価を集めた。その後、久石譲が音楽を担当した『トンマッコルへようこそ』(05)では大韓賞助演女優賞を受賞、パク・チャヌク監督の復讐三部作のラストを飾る『親切なクムジャさん』(05)、浅野忠信主演『インビジブル・ウェーブ』(06)などにも出演。プライベートでは、「BTS」にも影響を与えた韓国HIPHOP界の重要人物タブロと2009年に結婚したことで知られ、2010年に娘が誕生。2013年~14年にかけて韓国で放送されたバラエティ番組「スーパーマンが帰ってきた」に家族で出演したことをきっかけに、娘“ハルちゃん”がお茶の間の人気者に。今年の2月に邦訳版が発売されたタブロの書籍「BLONOTE(ブロノート)」には、パク・チャヌク監督の手書き文字も収録されている。現在はハルちゃんとの生活を優先し、芸能活動を控えているカン・ヘジョンだが、本作では彼女の瑞々しい魅力と熱演に触れることができる。『オールド・ボーイ 4K』は5月6日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2022年04月18日ハン・ソヒとパク・ヒョンシクが共演、K-POPに乗って綴られる、ピュアでリアルな新感覚ミュージックラブストーリー「サウンドトラック #1」がディズニープラスの「スター」にて全4話が配信中。19年来の友人を演じた2人が日本のファンにむけて、和気あいあいと語り合ったロングインタビュー映像が公開された。本作は、「マイネーム:偽りと復讐」「わかっていても」と最も注目されるハン・ソヒと、「ハピネス」「SUITS/スーツ~運命の選択~」のパク・ヒョンシクが演じるウンス、ソヌを主人公に4話を通して描かれるミュージックロマンス。“片思いの曲”を作るため、2週間一つ屋根の下で生活することになった19年来の親友の2人。友情と恋の狭間で揺れ動く気持ちを、「ヴィンチェンツォ」のキム・ヒウォン監督が“音楽”を通して描き出していく。4月13日に最終話となる第4話が配信となり、全4話分のイッキ観も可能になった。日本に向けてのロングインタビューでは、ハン・ソヒとパク・ヒョンシクが「日本のみなさん、こんにちは」と声をそろえて呼びかけるところから始まる。お互いの第一印象や、“お互いをディズニーのキャラクターに例えるなら”、撮影現場の様子から、それぞれの役についてまで、たっぷりと語る、見どころたっぷりの内容となっている。ディズニープラススターオリジナル韓国ドラマ「サウンドトラック #1」は独占配信中。(text:cinemacafe.net)
2022年04月15日国民的俳優ソル・ギョングと「イカゲーム」のパク・ヘスらが共演、Netflixにて4月8日より世界同時独占配信開始となるNetflix映画『夜叉-容赦なき工作戦-』に日本から池内博之が出演、ポスタービジュアルが公開された。『夜叉-容赦なき工作戦-』は、諜報活動が盛んなことで知られる中国の瀋陽を舞台に、"夜叉"と呼ばれる無情な男と、特別監察の任務を負ってその地を訪れる検察官の出会いから、近隣諸国のスパイも絡む危険な極秘工作に挑む、息をのむようなスパイアクション。迫力のアクションと巧みなストーリー展開で視聴者を魅了した『監獄の首領』や、実話を繊細かつ感動的に描いた『Inseparable Bros』(英題)のナ・ヒョン監督が贈る待望の新作。ソル・ギョングが、韓国国家情報院の海外スパイ集団ブラックチームの無情なリーダーで、目的のためには手段を選ばず、人を食らう醜い悪鬼を意味する"夜叉"として知られる男チ・ガンイン、「イカゲーム」で世界的スターとなったパク・ヘスは、正義を貫いたがために左遷され、瀋陽でブラックチームを追う堅物検察官ハン・ジフンを演じる。“夜叉”と敵対する日本人キャストとして出演する池内さんは、表の顔は日本の公安調査庁のロビイスト、裏の顔は冷酷でアジア最強のスパイ、オザワ役に。本作への出演に関して池内さんは、「ソル・ギョングさんやパク・ヘスさん率いる素晴らしい俳優の方々に囲まれ、お仕事できた事を大変嬉しく思っています。韓国作品は2度目になるのですが、作品に対するキャスト・スタッフ全員の想いがしっかりと反映されているはずです。是非皆様ご覧下さい!」と2度目の韓国作品への喜びを語っている。北朝鮮、中国、日本のスパイたちの情報戦、激しいアクションと予測不可能な展開で、韓国のスパイアクションに“地殻変動”をもたらす本作。このほかにも「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」のイエルや、ヤン・ドングン、ソン・ジェリム、パク・ジニョン(GOT7)らが出演する。Netflix映画『夜叉-容赦なき工作戦-』は4月8日(金)よりNetflixにて全世界独占配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2022年03月18日「わかっていても」「マイネーム:偽りと復讐」のハン・ソヒと「花郎<ファラン>」「SUITS/スーツ~運命の選択~」のパク・ヒョンシクが共演する韓国ドラマ「サウンドトラック #1」が、3月23日(水)16時より「Disney+(ディズニープラス)」の「スター」にて毎週水曜独占配信が決定。日本版予告編が解禁された。全4話で描かれるミュージックロマンスは、ソングライターのウンス(ハン・ソヒ)と、その19年来の親友である写真家のソヌ(パク・ヒョンシク)が主人公。ウンスが片思いをテーマにした曲の作詞をソヌに手伝ってもらうことになり、2週間一つ屋根の下で生活することに。友情と恋の狭間で揺れ動く気持ちを、“音楽”を通して描き出していく珠玉のラブストーリー。スタッフには、「ヴィンチェンツォ」「王になった男」「カネの花~愛を閉ざした男~」などの人気ドラマを手掛けているキム・ヒウォンが監督を務め、“ミュージックロマンス”という新たなジャンルに挑戦する。また、作品の大切なアイテムとなる音楽を奏でる豪華なOSTアーティストたちにも注目。主人公がドラマ内で作詞する歌詞がそのままOSTとなり、楽曲と主人公の心情がシンクロして物語が進行。OSTにはキュヒョン(SUPER JUNIOR)、パク・ボラム、「Davichi」、「NCT」ドヨン、そしてキム・ジェファンら豪華K-POPアーティストが参加。2人の感情の機微を彩る。ストーリー穏やかで温厚なカメラマンのソヌと、活発でストレートな作詞家のウンスは19年来の親友だった。ある日、有名な作曲家から作詞依頼を受けたウンスだったが、彼女の書いた詩には切ない片思いの感情が感じられないとダメ出しされてしまう。それをいつものように親友のウンスに愚痴るうちに、ソヌが誰かに片思いをしていることを知る。ソヌの話に夢中になったウンスは、今回の作詞オファーのチャンスを逃したくない一心で、「うちに一緒に住みながら片思いを綴る作詞作業を手伝って欲しい」とソヌに持ち掛ける。そして始まった2週間限定の2人の共同生活。同じ空間で長い時間を共に過ごし、互いの日々の思いを歌詞にしていくうちに、いつしか2人の間の友情と恋の境界線が曖昧になっていることに気づく。果たしてソヌの片思いの相手とは?そしてそれはいつから始まっていたのだろう?ディズニープラス スターオリジナル韓国ドラマ「サウンドトラック #1」は3月23日(水)16時~毎週水曜配信開始。(text:cinemacafe.net)
2022年03月08日ハン・ジミンとパク・ヒョンシク共演、ホ・ジノ監督の短編映画『二つの光』が、5月13日(金)より公開されることが決定。併せて、本ビジュアルと予告編が解禁された。徐々に視力を失っていくピアノ調律師インス(パク・ヒョンシク)は、視覚障害を持つアロマセラピストのスヨン(ハン・ジミン)と、写真同好会で出会う。何事にも前向なスヨンと悲観的なインスだったが、次第にふたりは惹かれあっていく。気持ちを率直に伝えるスヨンに対して、背を向けてしまう孤独なインス。やがて、些細な言葉がすれ違いを生んでしまう。「愛する人を初めて見る瞬間」を描いた、温かなラブストーリーである本作。監督は『8月のクリスマス』『四月の雪』など大人の恋愛をテーマにした感性豊かなストーリーと繊細な演出で評価が高い韓国恋愛映画の名匠ホ・ジノ。「まぶしくて-私たちの輝く時間-」「知ってるワイフ」などに出演しているハン・ジミンと、「力の強い女ト・ボンスン」「花郎<ファラン>」などのパク・ヒョンシクが共演し、息をのむ演技力を披露している。また韓国では国民的人気俳優たちによる共演というだけでなく、ヒョンシクが甘い歌声で主題曲を歌い、本作がサムスン電子の視覚障害者支援VRアプリを題材にしているということも大きな話題となった。なお、本作のスクリーン上映は世界初となっている。この度解禁されたポスタービジュアルは、ハン・ジミンとパク・ヒョンシクの深い眼差しを捉えた場面写真と、「消えゆく世界で、君に恋をした。」というキャッチコピーで構成されており、ふたりの恋を予感させるものとなっている。『二つの光』は5月13日(金)よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート心斎橋にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:二つの光 2022年5月13日よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート心斎橋にて公開©Ho Film Co.,Ltd
2022年02月17日「愛の不時着」で共演したソン・イェジンとヒョンビンが2月10日、結婚を発表。昨年1月1日に交際を認めていた2人が“無事に着陸した”ことに、ファンからは「こんな幸せな結末はない」「ドラマをまた観たくなった」「これはアツすぎる」など祝福の声が相次いでいる。パラグライダー中に北朝鮮側に不時着してしまった韓国財閥の女性実業家ユン・セリをソン・イェジン、北朝鮮のエリート軍人リ・ジョンヒョクをヒョンビンが演じ、周囲の人々を巻き込みながら障害物だらけの愛を深めていく様子を描いた「愛の不時着」。2020年2月にNetflixにて配信がスタートするや、コロナ禍のおこもり期間も相まって大ヒット。日本での韓国ドラマブーム再燃の火付け役となり、以来、現在でも「今日のTOP10」入りする根強い人気を博している。10日、ソン・イェジンは自身のインスタグラムにミニサイズのウエディングドレスの画像とともに、韓国語と英語によるコメントをアップ。「残りの人生を共にする人ができました。そうです…あの人です。運命のような出来事が実際に起こるなんて…。一緒にいるだけで温かく頼もしい気持ちになります。どうか私たちの未来の始まりを祝福してください」と投稿した。ヒョンビンも所属事務所「VAST Entertainment」のアカウントから直筆メッセージで「いつも僕を笑わせてくれる女性(ソン・イェジン)と、これからの日々を共に歩こうと約束をしました。ドラマの中で一緒になったジョンヒョクとセリが、共に最初の一歩を踏み出そうとしています」と報告。韓国メディアによれば、2人は3月に親族や知人のみで非公開の結婚式を挙げる予定という。「愛の不時着」を配信するNetflixも「ヒョンビン&ソン・イェジンが結婚を発表おめでとうございます!」と、2人の劇中の名場面集を改めて投稿してお祝いしている。(text:Reiko Uehara)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2022年02月11日「地獄が呼んでいる」パク・ジョンミンと、俳優としての活躍も目覚ましい「少女時代」イム・ユナ、『工作黒金星と呼ばれた男』イ・ソンミンが共演する映画『奇跡』(原題)が邦題『手紙と線路と小さな奇跡』として4月29日(金)に公開決定。日本版キーアート、予告映像が解禁となった。韓国東部に位置し、国内初の私設駅である両元(ヤンウォン)駅。道路が整備されていないため住民は隣町へ移動する際に線路を歩いて通らなければならず、住民からの請願により臨時乗降場として1988年に開業された。ホームなどの駅の設備は全て住民の負担で設置されたという実話をモチーフに描かれる本作は、観客動員数260万人を突破した映画『Be With You~いま、会いにゆきます』で観客を魅了したイ・ジャンフン監督待望の3年ぶりとなる新作。登下校だけで5時間かかるため村に駅を作ることを夢見る数学大会1位の天才高校生ジュンギョンに扮するのは、『それだけが、僕の世界』のイ・ビョンホンの弟役をはじめ、最近では『ただ悪より救いたまえ』で数々の映画賞を受賞し、ヨン・サンホ監督が手掛けたNetflixオリジナルシリーズ「地獄が呼んでいる」にも出演するなど、圧倒的な演技力を誇るパク・ジョンミン。そして、ジュンギョンをサポートするクラスメイトである自称“女神(ミューズ)”のラヒ役に『EXIT イグジット』をはじめ俳優としての目覚ましい活躍が続く「少女時代」のイム・ユナ。さらには『工作黒金星と呼ばれた男』や『KCIA 南山の部長たち』などで素朴な雰囲気から強烈なカリスマ性まで自由自在にキャラクターに染まるイ・ソンミンが、ジュンギョンの父親で機関士のテユン役を務めている。韓国で最も小さな駅作りを通して描かれる夢への挫折と希望、人と人の絆が紡ぐラストは温かな笑いと、奇跡を巻き起こす。『手紙と線路と小さな奇跡』は4月29日(金)よりシネマート新宿ほか順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:手紙と線路と小さな奇跡 2022年4月29日よりシネマート新宿ほか全国にて公開© 2021 LOTTE ENTERTAINMENT & BLOSSOM PICTURES CO., LTD. All Rights Reserved.
2022年02月09日「シグナル」キム・ヘスを主演に迎えた『ひかり探して』から、オリジナル脚本にして長編デビューを果たした女性監督パク・チワンのインタビューコメントがシネマカフェに到着した。本作はパク監督が8年の歳月をかけて書き上げたオリジナル脚本で、本作で第57回百想芸術大賞映画部門の最優秀脚本賞、第42回青龍映画賞では新人監督賞を受賞した。受賞に関してパク監督は、「賞をいただくのも本当にありがたいことですが、日本で公開され、日本の観客に会えることがとても嬉しいです」と語り、日本公開についても喜びを明かす。脚本が生まれたアイディアに関して、「何の関係もない人たちが互いに影響を与え合うという物語に昔から関心がありました。そして、与えられた人生で、セカンドチャンスを得られる人たちについての話も書きたいと思っていました。ミステリーというジャンルに関心がありましたが、見慣れた設定の推理劇から始まるけど、そこから新しいドラマに展開していく映画を作りたいと思っていました。個人的な出来事で苦悩する刑事が、事件を引き受けた後に、これまでとは違う姿勢で事件に向き合うことになる。それによって今まで気づかなかった真実に辿り着く。そして、それがその刑事の人生を変えることになる、という発想から始まりました」とふり返る。パク・チワン監督1981年生まれのパク監督は、本作で鮮烈な長編デビューを飾ったが、ここまで来るのには様々な経験をしてきたようだ。「初長編映画を撮るのに、かなり長い時間がかかりました。映画を作りたいという想いで、大学卒業後に映画会社に入りましたが、マーケティング部門で働いていました。その後、映画の専門校である韓国映画アカデミーに入学して、長編映画のスクリプターとして働きながら、短編映画を監督したり、長編映画のシナリオを書いたりしていました」と長編映画を監督するまでの道のりを語る。パク・チワン監督「シグナル」「ハイエナ-弁護士たちの生存ゲーム-」などで知られる韓国のスター俳優であるキム・ヘスが、本作では自らが信じていた人生が壊れてしまった役柄を表現するために、ノーメイクで撮影に挑み、疲弊してやつれた印象に役作りをし、渾身の演技を見せている。「キム・ヘスさんは私が幼い頃からトップスターで、独自の演技スタイルを作り上げて来た憧れの俳優です」と監督。「刑事のような専門職の演技をする時は(観客に)安心感を与えられると同時に、とても繊細な感情表現もすることができる俳優だと思ったので、ヒョンスというキャラクターがとても良く合うと思いました」とオファーをした理由を明かし、「ヒョンス役をキム・ヘスさんが演じることになったのが私にとって一番の幸運でした」と語る。キム・ヘス映画が完成した後も、パク監督は「絶望の底にいても、人生をあきらめない“ヒョンス”という人物に完全に同化していた」とキム・ヘスへの賛辞と感謝を惜しまなかったという。「これまでは強いキャラクターで出演した作品で人気を博しましたが、個人的にはキム・ヘスさんの悲しげな目元を長く見ていたいという気持ちが強かったです。ヒョンスというキャラクターに対する理解度が非常に高いため、デビュー作を演出する私にとって大きな力を与えてもらいました」と語る。キム・ヘスキム・ヘスとは意外にも本作で初共演となったイ・ジョンウンが“聾唖の女性”役に決まり、最高のキャスティングとなった。「お二人は同じ年でありながら、それぞれ異なるキャリアを築いてきました。しかし、お互いにリスペクトの気持ちが大きく、そのお二人と一緒に映画を撮れたことは監督としてとても幸せでした。二人のシーンがあまり多くなくて、惜しいほどでした。リハーサルの時もお互い相手の演技に集中されるので、二人が一緒の時は毎回とても楽しみでした」と撮影当時をふり返る。イ・ジョンウンそして最後に、「日本の観客に会えると思うとワクワクして嬉しいです。楽しい時間となることを願っています」と日本の観客に向けコメントを送った。『ひかり探して』は1月15日(土)より渋谷・ユーロスペースほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ひかり探して 2022年1月15日よりユーロスペースほか全国にて公開©2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2022年01月03日