2020年の終わりに、2023年12月に公開予定と発表された『スター・ウォーズ』スピンオフ作品『Rogue Squadron』(以下、『ローグ・スクワドロン』)。しかし、2022年9月にディズニーの公開カレンダーから姿を消し、昨年5月には「Variety」誌が「『ローグ・スクワドロン』の製作はもう企画されていない」と報じた。ところが、数日前にポッドキャスト「Talking Pictures」に出演したパティ・ジェンキンス監督が、現在『ローグ・スクワドロン』の脚本に着手したと発言。再始動したことを明かした。ジェンキンス監督は、以前ルーカスフィルムから「『ローグ・スクワドロン』の監督(と脚本)に」とオファーを受けるも、『ワンダーウーマン3』の製作を優先した過去があった。その際に、「『ワンダーウーマン3』を撮り終わったら、『ローグ・スクワドロン』に戻ってくる」という内容の契約をルーカスフィルムと結ぶつもりで交渉していたという。そして、昨年起きたハリウッドの大規模なストライキの直前に契約を締結。自身が『ワンダーウーマン3』のメガホンを取ることはなくなったため、手が空いた現在『ローグ・スクワドロン』の脚本の草稿を執筆中だという。ジェンキンス監督は、「どうなるかわかりませんけどね。みんなが大満足というレベルの脚本にする必要がありますから」と語っている。映画ファンは、「ジェンキンス監督が戻ってきてくれたのはうれしい。でも私たちはあまりにも長く待ちすぎた。どうか早めに公開してください」「パティは『スター・ウォーズ』にユニークなヴィジョンを取り入れてくれると思う」「まだ企画が生きていたんだ!やった!」などの感想をXに寄せている。(賀来比呂美)
2024年03月15日パティ・ジェンキンス監督が、ツイッターに「ため息…私は自分のキャリアに関するプライベートなことを話す人間ではありませんが、誤った情報が流れ続けるのは容認できません」という文章から始まる長文レターを掲載。メガホンを取る予定だった『ワンダーウーマン』第3弾や『スター・ウォーズ』スピンオフ作品『Rogue Squadron』について、自身の立ち位置を改めて表明した。まずは『Rogue Squadron』について。製作のプロセスがとても長くかかる見込みであり、『ワンダーウーマン』第3弾の製作に遅れが出ることを恐れたジェンキンス監督は、一度は監督の座を退くことを決意。しかし、ルーカスフィルムから「『ワンダーウーマン』第3弾を撮り終えたらぜひ戻って来て」とラブコールを受け、新たにそのような条件のもとで、契約を結んだという。契約も現在は有効であり、『Rogue Squadron』の製作が実現するか否かは不明というものの、ジェンキンス監督は「楽しみにしている」とつづっている。数日前に、製作中止かと報じられた『ワンダーウーマン』第3弾については、「その製作中止というのが、私のせいだ、私が背を向けたからと、目を引きクリックしたくなるような誤った話が広がり始めました。これは単純に事実ではありません。私は決して立ち去ったりしません。私は頼まれたことは何でも検討するオープンな姿勢でした。現時点では、なにかを進行させるために、私ができることはなにもないというのが私の理解でした」と主張。今年10月、ジェームズ・ガン監督とピーター・サフランがDCスタジオのトップに就任した。数日前に、2人はミーティングを行い『ワンダーウーマン3』の製作中止を決めたと報じられた。その原因という報じ方をされたジェンキンス監督が反論した形だ。ガン監督はジェンキンス監督のこのツイートに「私とピーターのあなたとの交流は、楽しくプロフェッショナルなものであったと断言できます」と反応している。(賀来比呂美)■関連作品:ワンダーウーマン 2017年8月25日より全国にて公開© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLCワンダーウーマン 1984 2020年12月18日より全国公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & © DC Comics
2022年12月14日バーガーキングといえば、直火焼きのビーフ100%パティが特徴です。この香ばしい肉汁あふれるハンバーガーを食べに、店を訪れる人も少なくないでしょう。そのバーガーキングが、なんと冬の新作として『ギルティ バタコロ サンド』を発売しています。サンドされているのは名物のパティではなくコロッケです。しかも普通のコロッケではなく、『バターコロッケ』がはさまれているということで、想像するだけでよだれが出てきそうですね。では濃厚ジューシーがウリのバーガーキングが作るコロッケサンドはどのような味なのか、実食していきます。コロッケにもバンズにもバターがしみしみ『ギルティ バタコロ サンド』の中身は、特製バターコロッケ、ピクルス、オニオン、レタスというラインナップです。そこにマヨネーズと特製チーズソースがあふれ出すほどに塗られていました。マヨネーズはバンズの外までしみ出しています。豪快にかぶりついてみると、チーズの濃厚なうまみと一緒に、バターの香りが口いっぱいに広がりました。それもそのはずで、この『ギルティバターバーガー』シリーズはバンズにもこだわりがあり、なんとクラフトバンズ自体にもバターがたっぷりしみ込んでいるのです。バンズの底面を見ると、バターがじゅわりとしみ出していますね。バターコロッケも非常に濃厚で、サクサクとした食感を楽しむというよりも、とことんバターのジューシーさを味わい尽くすといった印象です。さすがバーガーキング、突き抜けています。バター×チーズ×マヨネーズのこってり感を終始楽しめるバーガーでした。ここまでバター推しのバーガーもめずらしいので、気になる人はぜひ食べてみてくださいね。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2022年02月10日ガル・ガドットが主演するクレオパトラの伝記映画の監督が、パティ・ジェンキンスからカリ・スコグランドに代わった。ジェンキンスはプロデューサーとしてかかわる。『ワンダーウーマン3』と『スター・ウォーズ』シリーズの新作もかかえている彼女は、今作を諦めることにしたようだ。スコグランドは今年、マーベルの『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』を手がけ、成功させたばかり。撮影開始日などは不明。映画はパラマウントが配給する。文=猿渡由紀
2021年12月07日2019年の『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』以来の『スター・ウォーズ』映画となる『Rogue Squadron』(原題)の製作に遅れが出ることが分かった。メガホンを取るパティ・ジェンキンス監督(『ワンダーウーマン』シリーズ)のスケジュールがほかの作品と重複してしまったためだという。「The Hollywood Reporter」などが報じた。ジェンキンス監督は同作の2022年中の製作開始を目指し、脚本家のマシュー・ロビンソン(『劇場版 ドーラといっしょに大冒険』)とともに開発を行っていた。公開日は2023年12月23日に設定されており、現在も変更は発表されていないが、2022年に製作ができないのであれば延期される可能性が高い。具体的にジェンキンス監督のどの作品と本作の製作スケジュールが重なってしまったのかは明らかになっていないが、同監督はワーナー・ブラザースの『ワンダーウーマン3』、パラマウント・ピクチャーズのクレオパトラを主人公とした作品を手掛けることが発表されている。現在、『スター・ウォーズ』関連映画は『Rogue Squadron』のほかにも複数の作品が企画されており、マーベルのケヴィン・ファイギやタイカ・ワイティティが関わる作品もある。『Rogue Squadron』より先にそれらの作品の製作が始まるかは不明だ。(Hiromi Kaku)
2021年11月09日Amazon Prime Videoにて、『ムーンライト』でアカデミー賞を受賞したバリー・ジェンキンス監督が手掛けるAmazon Original作品「地下鉄道 ~自由への旅路~」が5月14日(金)より240以上の国々と地域で独占配信されることになった。ピューリッツァー賞を受賞したコルソン・ホワイトヘッドによる小説に基づいた本作は、南北戦争以前の南部で自由を求めて必死に生きる1人の少女、コーラ・ランドル(スソ・ムベドゥ)の物語を描く。奴隷を安全な北部に逃がすという、噂の“地下鉄道”を目指してジョージアのプランテーションを脱走したコーラは、単なる例えや比喩ではなく、エンジニアと車掌でいっぱいの実際の鉄道と、南部の土壌の下にある線路とトンネルの秘密のネットワークを発見する。プランテーションから脱走したコーラは、旅の中で賞金稼ぎのリッジウェイ(ジョエル・エドガートン)に追われることに。コーラの母親であるメイベルは、リッジウェイが捕まえたことがない唯一の人間であるため、リッジウェイはコーラを連れ戻すことに固執していた。また、コーラが他の州へ移動するとき、彼女を置き去りにした母親が残したものと対面することとなり、彼女自身が不可能だと思っていた人生を実現するために苦労することになる――。ニューヨークを活動拠点とするフォトグラファーのJIMA氏が本作の撮影に6か月間参加し、撮影現地での貴重な一瞬一瞬をカメラに収めた。なお、JIMA氏が捉えた写真は、月刊「Ginza」(3月12日発売号)にて特集。貴重な写真の数々だけでなく、撮影当時の情景もレポートされている。シリーズ監督はジェンキンスが務め、ブラッド・ピットをはじめ「プランBエンターテインメント」の面々がエグゼクティブプロデューサーに名を連ねている。「地下鉄道 ~自由への旅路~』は5月14日(金)よりAmazon Prime Videoにて独占配信開始予定(全10話)。(text:cinemacafe.net)
2021年03月09日『ワンダーウーマン』シリーズ2作目となる『ワンダーウーマン1984』が、クリスマスにアメリカの一部の劇場で公開されるとともにHBO Maxで配信が始まった。それからわずか数日後に、ワーナー・ブラザースがシリーズ3作目を製作することを発表した。「(同シリーズの主人公)ダイアナ・プリンスは、世界中のファンに継続的に受け入れられているようで、『ワンダーウーマン1984』のオープニング興収は非常に好調です。彼女の物語を、現実世界のワンダーウーマン――ガル・ガドットとパティ・ジェンキンスと一緒に続けられることをとてもうれしく思います。彼女たちは長年温め続けてきた劇場三部作を完結させてくれるのです」と同社の社長トビー・エメリッヒがコメントしている。『ワンダーウーマン1984』は、コロナ禍で公開された作品の中で最高額となるオープニング興収、1670万ドル(約17億3000万円)を稼ぎ出した。2017年5月に公開された1作目は約1億300万ドル(約107億円)とは比較にならない金額であるものの、観客のほとんどがHBO Maxに流れていること、公開されている劇場も限定的であることを考えれば健闘しているといえるだろう。『ワンダーウーマン』3作目の詳細についてはまだ不明だが、「これまでのような劇場公開の形」になるということは確定。ワーナー・ブラザースは、『ワンダーウーマン 1984』や2021年公開の作品について、劇場公開とともに自社の動画配信サービスHBO Maxで配信すると発表しているが、あくまでもコロナ禍の「1年のみ」の措置であると強調している。(Hiromi Kaku)■関連作品:ワンダーウーマン 1984 2020年12月18日より全国公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & © DC Comics
2020年12月28日12月18日(金)より全国公開となる映画『ワンダーウーマン 1984』のアクション特別映像がこの度解禁となった。本作は2017年に大ヒットを記録した『ワンダーウーマン』の最新作。DCコミックスに登場するスピード・力・戦術すべてを兼ね備えた最強の戦士ワンダーウーマンと、全人類滅亡の脅威と立ち向かう体感型バトルを描いたアクション超大作だ。冒頭に映し出されたのは、砂が舞い上がる広大な砂漠地帯で敵からの銃撃に勇敢に立ち向かうワンダーウーマン。ひっくり返ったトラックを飛び越え、疾走中の車にしがみつきながら、敵をぶっ飛ばす。手に汗握るスペクタクルシーンと共に、ワンダーウーマンの勇姿が存分に堪能できるド迫力アクションとなっている。さらに、強力なガジェットヘスティアの縄に加え、選ばれし者だけが装着できるゴールドアーマーを身に纏い、黄金の翼を広げながら、滑空するワンダーウーマンの雄姿と、思わず心奪われてしまう程の胸アツ映像になっている。本作の監督を務めたパティ・ジェンキンスは、ワンダーウーマンのアクションシーンについて、「ワンダーウーマンは、史上最強のスーパーヒーローの1人であると共に、全人類のヒーローなので、壮大なスペクタクル映画にするべきだと思いました。本作は、間違いなくスリル満点の映画となっております」と本作への自信を語った。さらに、ワンダーウーマン役のガル・ガドットは「本作では、前作より新鮮で複雑、スリリングな映画をつくることに挑みました」と作品のグレードアップを語る。さらにワンダーウーマンと共に世界の危機を救い、間近にワンダーウーマンの雄姿を目撃したスティーブ役のクリス・パインは「本作でワンダーウーマンのアクションは最高です」と熱くコメント。SNS上には、12月18日より公開となった本作をいち早く鑑賞したユーザーのアクション、またストーリーに関しての熱いコメントが飛び交っている。「走馬灯のように今年を振り返るような物語なので全人類に観てほしい希望に溢れた傑作!心に刺さりすぎてマスクが崩壊するほど泣いてしまった」、「目頭が熱くなった。コロナ禍のただ中だからこそ、ラストが一段と染みてくる」、「2時間ずっとアクションもドラマも最高だった。疲れ切った今の時代に必要だよ、こういうヒーロー映画って」、「音響が脳に媚びりつく。鑑賞するならIMAXがおすすめ!!」、「やっぱりスクリーンは最高。パワフルかつダイナミック。映像も凄いけど、壮大な音楽にも圧倒された」、「IMAXで2回観た。最大級のスケールと人生最大レベルの感動の大傑作」、「年末年始の娯楽としてマジでイチオシ」と賞賛の声が寄せられている。ワンダーウーマンに立ち塞がる世界の崩壊を狙うマックスと正体不明の敵チーター。完全無欠と思われたヒーローは、破滅に向かう世界を救うことができるのか、その代償とは。前代未聞の危機に陥りながらも、たった一人で世界を救おうとするワンダーウーマンの壮絶なバトルを劇場で目撃しよう。『ワンダーウーマン 1984』12月18日(金)より公開
2020年12月23日『ワンダーウーマン』『ワンダーウーマン 1984』の主演女優ガル・ガドット&監督パティ・ジェンキンスが、新たなプロジェクトで再びタッグを組むという。エジプトの女王・クレオパトラの伝記映画を、パラマウント・ピクチャーズと製作することが明らかになった。「Deadline」が報じ、ガル自身もSNSで報告した。「新しい旅に踏み出すのが大好き。新しいプロジェクトにワクワクして、人生に新しい物語を紡ぎ出すという興奮を感じられるのも最高。『クレオパトラ』は私が長い間伝えたいと思ってきた物語です。パティ・ジェンキンス、パラマウント・ピクチャーズ、アトラス・エンターテインメント、(脚本家の)レータ・カログリディスとチームで働けることには感謝しかありません」。ガルといえば、2004年に「ミス・イスラエル」に選ばれた美貌を誇り、絶世の美女として有名なクレオパトラに適役。クレオパトラを題材とした映画は、これまでに数々製作されており、1934年の『クレオパトラ』でクローデット・コルベール、1945年の『シーザーとクレオパトラ』でヴィヴィアン・リー、1963年の『クレオパトラ』でエリザベス・テイラーがクレオパトラを演じてきた。2011年にはソニー・ピクチャーズがアンジェリーナ・ジョリーを主役に据え、クレオパトラものを製作すると報じられたが、こちらは実現に至っていない。(Hiromi Kaku)
2020年10月12日ガル・ガドット主演、パティ・ジェンキンス監督のコンビで『クレオパトラ』が制作されることになった。脚本は、『アレキサンダー』の女性ライター、レータ・カログリディスが執筆する。製作配給はパラマウント。パラマウントは、ユニバーサル、ワーナー、Netflix、Appleなどのライバルを制して、権利を獲得している。クレオパトラの物語を再映画化することは、過去にアンジェリーナ・ジョリー主演でソニー・ピクチャーズが製作する話もあった。1963年のエリザベス・テイラー主演版は、フォックスが製作配給している。この映画は当時、史上最もお金をかけたものとなり、フォックスを倒産させそうにもなった。フォックスは、所有していた土地を売って、なんとか凌いでいる。文=猿渡由紀
2020年10月12日『ライオン・キング』続編の監督が、『ムーンライト』でアカデミー賞作品賞受賞、監督賞にノミネートされたバリー・ジェンキンスに決定した。ジェンキンス監督はツイッターで「Deadline」の記事を引用し、『ライオン・キング』続編の監督に就任したことを報告。『ライオン・キング』は2019年に公開された作品の中で、アメリカ国内の興行収入が『アベンジャーズ/エンドゲーム』に次ぐ第2位にランクインした大ヒット作。続編の脚本は前作のジェフ・ナサンソンが担当し、すでにドラフトを仕上げたという。アニメ映画の『ライオン・キング』には、続編やスピンオフ作品があるが、実写版の続編は完全にオリジナルな物語となり、シンバが敬愛する父ムファサを含むキャラクターの神話について描かれる。『ゴッドファーザー PART II』のような、フラッシュバックを取り入れた作品になるようだ。ジェンキンス監督は「90年代に姉の幼い息子2人を育てる手伝いをしながら、(『ライオン・キング』の)キャラクターと一緒に成長してきました。アフリカから移民してきた人々の人生や魂の記録を続けるという自分の仕事を進めながら、友情、愛、レガシーを描く壮大な物語をディズニーと一緒に拡大していく。まさに夢が叶ったという感じです」とコメントしている。ジェンキンス監督がディズニー作品を手掛けるのは今作が2本目。昨年4月、ダンス界で伝説的な存在のアルヴィン・エイリーの伝記映画を監督することが報じられた。(Hiromi Kaku)■関連作品:ライオン・キング(2019) 2019年8月9日より全国にて公開© 2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2020年09月30日『ライオン・キング』のプレクエル映画の監督に、バリー・ジェンキンス監督が決まった。ジョン・ファヴローが監督した2019年の映画同様、フォトリアリスティックな最新の映像技術を使って製作される。ストーリーは明らかにされていないが、ムファサのオリジンストーリーになるのではないかと推測されている。『ムーンライト』でオスカーを受賞、『ビール・ストリートの恋人たち』でも脚本部門で候補入りをしたジェンキンスは、次にコレオグラファーのアルヴィン・エイリーの伝記映画を手がける予定で、製作開始がいつになるのかはわからない。ジェンキンスは最近、Amazonで配信予定のミニシリーズ『The Underground Railroad』の撮影を終えている。文=猿渡由紀
2020年09月30日ガル・ガドット主演×パティ・ジェンキンス監督の再タッグで贈るDC映画最新作『ワンダーウーマン 1984』から、激アツなバトルを予感させる場面写真が解禁された。スピード・力・戦術の能力と圧倒的パワーを備えた武器により、史上最強クラスの強さを誇るワンダーウーマン。今回解禁となった2枚の場面写真には、そんな最強ヒーローの雄姿と激アツなバトルの一端が写し出されている。注目すべきは、金色に輝くゴールドアーマーを身にまとったワンダーウーマン。地上に降臨した黄金の鷲を思わせるその姿からは“最強”オーラがビシバシと伝わってくる。クロスした腕のガントレットから超絶的な衝撃波を一気に放つ、ワンダーウーマンの必殺技“ガントレット・クラッシュ”の写真だ。さらに、ワンダーウーマンのメインウェポン、黄金に輝く“ヘスティアの縄”を自由自在に操り敵に挑む写真も。桁外れのスーパーパワーを持つ最強の戦士による比類なきバトルへの期待がさらに高まるカットだ。ワンダーウーマンを演じるのは、『ワンダーウーマン』に引き続きガル・ガドット。撮影時をふり返りながら、「壮絶なアクションを完成させるために、私たちは何ヵ月も、大変な時間を準備に費やしました。実際の撮影現場でアクションをする時には、自分が既にその道のマスターになっていることを感じていました」と、本作でのド派手なアクションを演じ切るため、多くの修練を重ねたことを明かしている。『ワンダーウーマン 1984』は10月9日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ワンダーウーマン 1984 2020年10月9日 全国公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & © DC Comics
2020年08月04日ガル・ガドット主演×パティ・ジェンキンス監督の『ワンダーウーマン 1984』の新たな公開日が10月9日(金)に決定。新ビジュアルも解禁された。新ビジュアルには、真のヒーローだけが身につけることを許された究極のゴールドアーマーをまとったワンダーウーマン(ガル・ガドット)の姿が。ワンダーウーマンは、幼いころから厳しい戦闘訓練を受けてきた最強の戦士。スピード、パワーだけでなく優れた戦術家でもあるその総合的な強さは、アメコミヒーロー界でも最強と謳われるほど。その絶対的な強さを誇る彼女が身につける、神々しい輝きを放つ“ゴールドアーマー”。真のヒーローだけが着ることを許された究極の鎧だ。まさに地上に舞い降りた黄金の鷲を思わせるビジュアルだが、特に注目なのが、体を包み込むように展開する鳥の羽のようなパーツ。そのパワーは未だ謎に満ちているが、矛にも盾にもなりそうな形状から羽を駆使したバトルに期待が高まる。本作では、人々の欲望を叶えると声高に謳う実業家マックス(ペドロ・パスカル)の巨大な陰謀と、立ちはだかる正体不明の敵チーター(クリステン・ウィグ)を前に、ワンダーウーマンに絶体絶命の危機が訪れる。彼女はたった1人で世界の崩壊を止められるのか!?世界滅亡のカウントダウンを前に、陸・海・空、壮大なスケールで繰り広げられる桁外れなアクションが繰り広げられる。自分が描いた“ワンダーウーマン”ファンアートがDC公認アートになる!?また、世界中の誰もが無料で参加できるオンラインイベント“DC史上最大のバーチャル祭り”「DC ファンドーム」が、日本時間8月23日(日)午前2時より開催。DC映画をテーマにしたDCオフィシャルのファンアート・コンテストを実施。当日の最終選考に残ったファイナリスト27人の中からファン投票と審査員によって選ばれた5人に、賞金(2000ドル)とともに優勝者のアートは今後のDC作品のキャンペーンや商品のデザインとして公式に使用される可能性があるという。自分が描いたアートが、オフィシャルな場を通して世界中の人々に目に触れるまたとない機会。世界がオンラインでひとつになれる、いまだからこそ実現した企画となっている。『ワンダーウーマン 1984』は10月9日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ワンダーウーマン 1984 2020年、全国にて公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & © DC Comics
2020年07月03日ガル・ガドット主演、パティ・ジェンキンス監督による『ワンダーウーマン』の続編で、1980年代を舞台にした『ワンダーウーマン 1984』から初映像が解禁。日本公開が2020年6月に決定した。ヒーロー映画第1作目の米国興行収入記録を保持していた『スパイダーマン』の記録を塗り替えヒーロー映画No.1の金字塔を打ち立て、女性監督作品史上No.1の全米オープニング記録、さらには女性監督作品史上No.1の全世界興収記録をも叩き出した前作『ワンダーウーマン』。胸の前で腕をクロスするワンダーウーマンのポーズをはじめ、世界中で社会現象を巻き起こした彼女が帰ってくる。前作は第一次世界大戦中の1910年代が舞台となったが、今回はタイトルが示すとおり1984年が舞台に。当時のヒット曲「ニュー・オーダー」による「ブルー・マンデー」が映像を彩っている。“欲望が溢れる狂乱”の時代。最愛の恋人スティーブを失い、悲しみや孤独と向き合うダイアナの前に亡くなったはずのスティーブが現れる本映像。それは世界の破滅の始まりだった――。「誰よりも幸せになりたいか? 私が叶えてみせよう」と大衆を扇動する男の正体は?そして、ダイアナを待ち受ける最大の敵とは...?予告編の最後では、額のティアラを外し、トレードマークの赤青コスチュームではなく、全く新しいゴールドスーツに身を包んだワンダーウーマンの姿もあり、大きな期待が膨らむ予告編となっている。ダイアナ/ワンダーウーマンを演じるのはもちろん、前作で一躍時の人となり、女優のみならずファッションアイコンとしても世界から注目を浴びているガル・ガドット。前作にも登場したスティーブ・トレバー役のクリス・パインに、ワンダーウーマンの宿敵チーター役となる『ゴーストバスターズ』(2016)『オデッセイ』のクリステン・ウィグ、「マンダロリアン」「ゲーム・オブ・スローンズ」のペドロ・パスカルらの姿も。ヨーロッパ、中東をはじめとする世界中を舞台に、アクション、スケールも格段にパワーアップした超大作が来年の夏に上陸する。『ワンダーウーマン 1984』は2020年6月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ワンダーウーマン 2017年8月25日より全国にて公開© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC
2019年12月09日パティ・ジェンキンス監督がSNSで『Wonder Woman 1984』(原題)の新キャラを公開した。タイトルの通り、80年代が舞台となる今作。ジェンキンス監督が「見ずには…いられない…」とキャプションを付けて投稿した画像は、ブラウン管の中に映るレトロな風貌のペドロ・パスカルだった。「ゲーム・オブ・スローンズ」や『キングスマン:ゴールデン・サークル』で知られる彼は、いかにも80年代風の肩回りが広く厚いブルーのスーツを着用し、いつもの漆黒の髪色を封印して茶髪に。それがペドロ・パスカルだと言われなければわからないほどの変貌を遂げている。ジェンキンス監督はペドロが誰を演じるかについては言及していないが、ファンの間ではDCコミックスのヴィラン、マックスウェル・ロードに違いないと話題になっている。マックスウェル・ロードは、テレビドラマ「SUPERGIRL/スーパーガール」ではピーター・ファシネリが演じており、他人の心を操る「マインドコントロール」の力を持っているとのことだ。ジェンキンス監督は数日前に、クリステン・ウィグ演じる変身前のチーターも初公開していた。チーターはワンダーウーマンの宿敵であり、今作のメインのヴィランだという。『Wonder Woman 1984』は2019年11月1日に全米公開予定。(Hiromi Kaku)■関連作品:ワンダーウーマン 2017年8月25日より全国にて公開© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC
2018年07月31日◼︎話題のラップミュージック映画が登場!DRESS読者のみなさん、こんにちは。今回みなさんにご紹介したいのは『パティ・ケイク$』というラップミュージック映画です。本作は米サンダンス映画祭(※)で激しい争奪戦となりました。監督のジェレミー・ジャスパーは、本作が初の長編監督作。劇中音楽もすべてオリジナルで制作し、主人公・パティの魂の叫びをライムにのせて描きます。(※)米サンダンス映画祭:アメリカで行われる自主制作映画を対象とした映画祭。数万人規模の客を招き、200本もの作品が上映される。◼︎『パティ・ケイク$』のストーリーニュージャージーで暮らす23歳の女性、パティ(ダニエル・マクドナルド)は、いつか地元を出て憧れのラップの神様O-Zのようなヒップホップスターになることを夢見ていた。だが、現実はお金もなければ、職もなく、その見た目から「ダンボ」と嘲笑されているパティ。元ロック歌手だが今は飲んだくれの母親・バーブと、車椅子の祖母・ナナと3人で暮らしながら、内なる思いをラップの歌詞にしたためる日々を送っていた。そんなパティの楽しみは、親友で音楽仲間のジェリ(シッダルダ・ダナンジェイ)とラップを歌いながら過ごすこと。今日も、ジュリの働くドラッグストアに顔を出すと、パティは通称「キラーP」として、即興でラップを口ずさむのだった。そんなある日、ひょんなことからフリースタイルラップ・バトルで因縁の相手を打ち負かしたパティは、ジュリから背中を押されスターになる夢に挑戦する決意を固める。同じく音楽に情熱を燃やすバスタード(ママドゥ・アティエ)と出会ったパティは、バスタード・おばあちゃんのナナ・ジェリと4人で、それぞれの頭文字を取ったラップグループ「PBNJ」を結成し……。◼︎ラップを歌い上げるディーバ(歌姫)から目が離せない!主人公・パティをつとめるダニエル・マクドナルドは、パティの声を見つけるために2年以上の時間を費やしたと言います。ラップを猛特訓するだけでなく、なんと東海岸に移り住み、ニュージャージーの訛りと立ち振る舞いを猛特訓したそう。そんなダニエルが演じる、鳥肌もののラップシーンは必見です!ラップシーンだけでなく、家族の問題や貧困に立ち向かうパティの葛藤を表現したダニエルの演技にも注目。「この映画は未来が見えない主人公がただ人生を前に進もうとしている話なんです。夢を追いかけて、自分の情熱と内に秘めた自身をみつけて、そして人にダメだと言われても諦めることなく前に進むという成長物語なんです」そうダニエルが語る通り、地元のニュージャージーを出ることを夢見た23歳のパティの青春物語は、音楽映画の枠を超えて、観客の心に深く届くことでしょう。◼︎全米配給を手がけたフォックス・サーチライトって?『パティ・ケイク$』の全米配給はフォックス・サーチライト・ピクチャーズが手がけました。1994年に設立された20世紀フォックスの子会社である同社は、インディペンデント色の濃い作品の製作・配給を行っています。過去には、『JUNO』『スラムドッグ$ミリオネア』『(500)日のサマー』『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』などを輩出してきました。昨年は『gifted/ギフテッド』のような小粒の良作映画だけでなく、アカデミー賞作品賞にノミネートされた『スリー・ビルボード』や、同賞を受賞した『シェイプ・オブ・ウォーター』を扱うなど、その作品選びの目は確かです。フォックス・サーチライトでの配給が決まったことについて、ギャスパー監督は以下のように語っています。「フォックス・サーチライトに選ばれたことは、私にとって夢のような話です。彼らは私の大好きな名画を公開してきた会社だからです。この映画がアメリカの小さな町の映画館で公開され、そこにいるその町のパティたちがこの映画の中に自分を見つけてくれることを期待します」2017年12月にディズニー社によって21世紀フォックスが買収されたことにより、今後どうなるの?と映画ファンの注目を集めているフォックス・サーチライト・ピクチャーズ。本作はそんな同社に選ばれたという意味でも、見逃せない作品なのです。ストリートでのフリースタイルラップ・バトル、家族への愛憎、貧困や差別、友情と恋愛、スターへのサクセスストーリーと、『パティ・ケイク$』には実にさまざまな魅力が詰まっています。音楽に詳しくないという方や、ラップミュージックはあまり聞いたことがないという方でも、心配は要りません。単なる音楽映画と敬遠するのは、あまりにももったいない『パティ・ケイク$』は、4/27(金)より全国ロードショーです。◼︎『パティ・ケイク$』公開情報『パティ・ケイク$』4月27日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー監督・脚本・オリジナル音楽:ジェレミー・ジャスパー出演:ダニエル・マクドナルド、ブリジット・エヴァレット、シッダルタ・ダナンジェイ、ママドゥ・アティエ、キャシー・モリアーティ配給・宣伝:カルチャヴィル×GEM Partners上映時間:109分公式サイト:www.patticakes.jp© 2017 Twentieth Century Fox
2018年04月27日映画『パティ・ケイク$』が2018年4月27日(金)より公開される。日本でもヒップホップミュージックのブームが再燃する中、公開となる今作は、ラップで成功を収めようとする女性の青春物語だ。女性が歌う魂のラップで成功を収めようとする青春物語舞台はアメリカ・ニュージャージー。主人公パティは、金も職もない23歳の女性。ラップで成功を収め、地元を出ることを夢見る彼女が繰り広げる青春物語。その陰には、パティの置かれた逃れられない状況ー家族への愛憎や貧困や差別ーが見え隠れし、その背景が絡み合う。ラストにつながるクライマックスは、ただの若者のサクセスストーリーとは比べ物にならないベクトルであらゆる世代の感動を呼び覚ます。主演は本作がハリウッドデビューとなる注目のオーストラリア人女優主人公パティを演じるのは、オーストラリア人女優、ダニエル・マクドナルド。今回の出演でハリウッドデビューを果たし、賞レースを沸かす話題作『レディ・バード』にも出演する注目の若手だ。また、呑んだくれの母親に『エイミー、エイミー、エイミー!こじらせシングルライフの抜け出し方』のコメディエンヌ、ブリジット・エヴァレット。そして『レイジング・ブル』でオスカーノミネート経験のある美人女優キャシー・モリアーティも出演。驚異の大変身で、パティの将来を信じる車椅子の祖母ナナを演じている。劇中音楽はすべてオリジナル曲監督と脚本は、本作が長編デビューのジェレミー・ジャスパー。劇中音楽もすべて彼のオリジナル作成だ。公開された予告編では、本作に向けてラップを猛特訓した女優 ダニエル・マクドナルドが、鳥肌モノのパンチラインをスパークさせている。ストーリー23歳のパティは掃き溜めのような地元ニュージャージーで、呑んだくれの元ロック歌手だった母と、車椅子の祖母との3人暮らし。憧れのラップの神様O-Zのように音楽界で名声を手に入れ、地元を出ることを夢みていた。金ナシ、職ナシ、その見た目からダンボ!と嘲笑されるパティにとって、ヒップホップ音楽は魂の叫びであり、観るものすべての感情を揺さぶる奇跡の秘密兵器だった。ある日、駐車場で繰り広げられていたフリースタイルラップ・バトルに参加。バトル相手を渾身のライムで打ち負かし、諦めかけていた、スターになる夢に再び挑戦する勇気を手に入れる。そんなパティのもとに、正式なオーディションに出場するチャンスが舞い込んでくるー。詳細映画『パティ・ケイク$』公開:2018年4月27日(金) HTC渋谷他 全国ロードショー監督・脚本・オリジナル音楽:ジェレミー・ジャスパー出演:ダニエル・マクドナルド、ブリジット・エヴァレット、シッダルタ・ダナンジェイ、ママドゥ・アティエ、サー・ンガウジャ、MCライト、キャシー・モリアーティ提供:フォックス・サーチライト・ピクチャーズ原題:PATTICAKE$© 2017 Twentieth Century Fox
2018年02月02日「女性の年」ともいわれた2017年、世界中で大ヒットした『ワンダーウーマン』のパティ・ジェンキンス、『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』でカンヌ監督賞に輝いたソフィア・コッポラ、『光』で日本人監督最多8度のカンヌ参加となった河瀬直美など、女性監督の活躍や躍進が際立った。大物プロデューサーや大物俳優によるセクハラ・性犯罪の相次ぐ告発で映画界が揺れに揺れている中、そんな2017年をふり返りつつ、2018年も見逃せない女性監督の映画に注目した。■2017年をふり返り!女性監督が世界各国で活躍2017年を代表する『ワンダーウーマン』は、何かが変わる試金石となるのか?『ワンダーウーマン』は、男性ヒーローばかりのコミックスの世界に1941年に初登場し、長きにわたり世界中の女性たちを鼓舞してきた女性ヒーローの初実写化映画として大成功を収めた。世界興収8億ドル超え、女性監督作品として史上最高の記録を達成しただけでなく、「女性であろうと何であろうと、あなたはあなたで、特別で大切な存在」であることをスーパーヒーロー・アクション映画の中で描き、ハマリ役となった主演ガル・ガドットとのコンビは「現代のリアル“ワンダーウーマン”」ともいわれている。ジェンキンス監督は、2019年11月1日全米公開の『ワンダーウーマン』続編では監督・脚本・製作を務め、女性監督史上最高額の報酬を手にするといわれている。期待以上の仕事をしてみせたのだから、これは当然の結果。ちなみに続編は、ダイアナ/ワンダーウーマンが1980年代のアメリカで旧ソ連と関わる、といううわさも。いまの時代に先頭を切って走る“ワンダーウーマン”は、これからも性の格差問題や男性優位社会を“美しくぶっとばして”くれることを期待したい。2017年は若手/ベテラン問わず活躍。特にフランス映画界は女性監督が台頭インディペンデント映画やヨーロッパ映画、特にフランス映画界からは今年、日本にも多くの女性監督作品が上陸。監督、脚本家、女優の顔を持つ才女レベッカ・ミラーはジュリアン・ムーア、イーサン・ホーク、グレタ・ガーウィグが出演する『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』をディレクション。フランシス・フォード・コッポラの妻で、ソフィアの母であるエレノア・コッポラは、80歳にして長編劇映画の初監督を務めた『ボンジュール、アン』でフランスを舞台に爽やかなロードムービーを届けてくれた。フランス映画界では『エル ELLE』での怪演が圧巻だったイザベル・ユペールの主演作『未来よ こんにちは』のミア・ハンセン=ラヴ(1981年生)や、喪失と再生の物語を描いた『あさがくるまえに』のカテル・キレヴェレ(1980年生まれ)といった新鋭の作品も光った。ユペールの娘ロリータ・シャマーが主演した『静かなふたり』のエリーズ・ジラールは今作が長編2作目。次回作は2018年、日本で撮影するというから大いに期待したいところ。日本でも国内外で高い評価を得た女性監督作品多数日本でも、前述の『光』河瀬監督のみならず、生田斗真がトランスジェンダーの女性になりきった『彼らが本気で編むときは、』の荻上直子は母子の愛と疑似家族の物語を丁寧に紡ぎ、ベルリン国際映画祭でテディ審査員特別賞を受賞した。また、浅野忠信、田中麗奈、宮藤官九郎、寺島しのぶという実力派キャストを揃えた三島有紀子監督『幼な子われらに生まれ』も、第41回モントリオール世界映画祭・審査員特別賞を受賞するなど、国内外で高い評価を得ている。女性監督×女性主役で、厳しい時代を生き抜いた女性たちの姿が描かれた新進女性監督の台頭が著しいなか、『ココ・アヴァン・シャネル』のアンヌ・フォンテーヌによる『夜明けの祈り』は、フランス映画祭2017で「エールフランス観客賞」を獲得。注目女優ルー・ドゥ・ラージュを迎え、第二次大戦末期にソ連兵にレイプされ妊娠してしまったポーランドの修道女たちに希望の光を照らした。さらに、実写版『ムーラン』を手がけるニキ・カーロ監督のもと、ジェシカ・チャステインが『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』に主演し、来日も果たしてくれた。フォンテーヌ監督『ボヴァリー夫人とパン屋』で注目を集めたジェマ・アータートンは、『17歳の肖像』のロネ・シェルフィグのもと、ビル・ナイやサム・クラフリンと映画愛にあふれた『人生はシネマティック!』を創りあげた。クリストファー・ノーランの『ダンケルク』などの一方で、こうした女性監督×女性が主役の戦時下の映画も重要なトピックだったといえる。なお、ポーランドといえば、マウゴジャタ・シュモフスカ監督の『君はひとりじゃない』も見逃せない。巨匠アンジェイ・ワイダや『イレブン・ミニッツ』の俊英イエジー・スコリモフスキなどを輩出するポーランド映画界において最注目を集めるシュモフスカ監督は、Facebookを通じて演技初挑戦のユスティナ・スワラをスカウト。オリジナリティにあふれた世界観はベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)を受賞、ポーランドのアカデミー賞「イーグル賞」にもノミネートされた。▼2017年日本公開の主な女性監督作品(順不同)『ワンダーウーマン』パティ・ジェンキンス(アメリカ)『最初に父が殺された』アンジェリーナ・ジョリー(アメリカ)『未来よ こんにちは』ミア・ハンセン=ラヴ(フランス)『夜明けの祈り』アンヌ・フォンテーヌ『あさがくるまえに』カテル・キレヴェレ(コートジボワール)『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』レベッカ・ミラー(アメリカ)『君はひとりじゃない』マウゴジャタ・シュモフスカ(ポーランド)『静かなふたり』エリーズ・ジラール(フランス)『ボンジュール、アン』エレノア・コッポラ(アメリカ)『人生はシネマティック!』ロネ・シェルフィグ(デンマーク)『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』ニキ・カーロ(ニュージーランド)『ダンシング・ベートーベン』アランチャ・アギーレ(スペイン)『スウィート17モンスター』ケリー・フレモン・クレイグ (アメリカ)『光』河瀬直美(日本)『彼らが本気で編むときは』荻上直子(日本)『幼な子われらに生まれ』三島有紀子(日本)『勝手にふるえてろ』大九明子(日本)■2018年も注目の女性監督作品が続々登場。しかし映画賞は波乱の兆し…第75回ゴールデン・グローブ賞「監督賞」に“女性ゼロ”年明け早々、現地時間1月7日に発表される第75回ゴールデン・グローブ賞の監督賞ノミネートには女性監督の名前はなく、数多くのメディアがその件を取り上げていた。「ノミネートされるべき」と名前が挙がったのは、『ワンダーウーマン』のパティ・ジェンキンスや、初監督作『LadyBird』(原題)(2018年公開)を手がけた『フランシス・ハ』のグレタ・ガーウィグ(脚本賞にはノミネート)、高評価を得ている『デトロイト』(2018年1月26日公開)のキャスリン・ビグロー、『The Beguiled/ビガイルド』(2018年2月23日公開)のソフィア・コッポラ、メアリー・J・ブライジが注目を集めるNetflixオリジナル映画『マッドバウンド 哀しき友情』(Netflixにて配信中)の新鋭黒人監督ディー・リースなど。同じくNetflix『最初に父が殺された』で長男マドックス・ジョリー=ピットの出身地カンボジアの大量虐殺を描いたアンジェリーナ・ジョリーは監督賞ではなく、外国語映画賞でのノミネートとなった。過去20年間で同・監督賞にノミネートされたのは、『ハートロッカー』で史上初のオスカーを獲得したキャスリン・ビグローを含めてたった3人だとか。女性監督作品が数多く出品されているカンヌでさえも、女性の監督賞はソフィアでまだ史上2人目だという…。果たして、現地時間1月23日にノミネート発表される第90回アカデミー賞では、どうなるだろうか。今後のショーレースにも注目したい。(また、女性が主役の映画として、2017年最大のヒット作『美女と野獣』のエマ・ワトソン、『ワンダーウーマン』のガル・ガドッドなどもノミネートから漏れている。)2018年も女性監督作品が観逃せないそのほか2018年は、先に挙げた『The Beguiled/ビガイルド』『デトロイト』『LadyBird』などに加え、女優でもあるギャビー・デラル監督のもと、エル・ファニングがトランスジェンダーの少年を熱演した『アバウト・レイ 16歳の決断』の日本公開がようやく決定(2018年2月3日公開)。また6月にロンドンで行われた「グラマー・ウーマン・オブ・ザ・イヤー・アワード」で、最優秀映画女優賞に選ばれたニコール・キッドマンは、18ヶ月に1回は“女性監督作品”に出演すると宣言。2018年、女性監督の草分け的存在である日系のカリン・クサマ(『ガールファイト』)の次回作、『Destroyer』(原題)にロス市警の警官役で主演を務める。日本では、河瀬監督がジュリエット・ビノシュと永瀬正敏を迎えた『Vision』も公開予定で、アメリカのインディペンデント・スピリット賞にて新人作品賞と主演女優賞(寺島しのぶ)にWノミネートされるなど、海外で大きな注目を集めている平柳敦子監督の『Oh Lucy!』がゴールデンウィークに公開予定となっている。「女性の時代」は、これからも続いていくのだ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:未来よ こんにちは 2017年3月25日よりBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2016 CG Cinéma · Arte France Cinéma · DetailFilm · Rhône-Alpes Cinémaワンダーウーマン 2017年8月25日より全国にて公開(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC彼らが本気で編むときは、 2017年2月25日より新宿ピカデリー・丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2017「彼らが本気で編むときは、」製作委員会光 2017年5月27日より新宿バルト9、丸の内TOEIほか全国にて公開(C) 2017“RADIANCE”FILMPARTNERS/KINOSHITA、COMMEDESCINEMAS、KUMIEボンジュール、アン 2017年7月7日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開(C) American Zoetrope,2016夜明けの祈り 2017年8月5日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開(C) 2015 MANDARIN CINEMA AEROPLAN FILM MARS FILMS FRANCE 2 CINÉMA SCOPE PICTURES
2017年12月30日主演女優も美しくパワフルだが、作品を手掛けた監督も美しくパワフル。そんな幸せな組み合わせにより、『ワンダーウーマン』は生み出された。しかも、映画を誰もが観た、築き上げられた作品世界、その中で活躍する主人公を愛さずにはいられない。それが『ワンダーウーマン』であり、魅惑のヒーロー、ワンダーウーマンことダイアナだ。「私自身、すっかりダイアナに惚れ込んでいるの」と、パティ・ジェンキンス監督は微笑む。「彼女は愛と思いやりに溢れていて、戦いをなくすために戦っている。間違いなく善人ね。その一方、善悪では片づけられない世の中の複雑さも十分理解している。それでも正しいことをしようと一生懸命なの。私はもともとワンダーウーマンが大好きで、ずっと憧れていた。そして、ガル(・ガドット)に出会ったとき、彼女となら思い描くワンダーウーマンが作れると思ったの。ガルは女優としてだけでなく、人として本当に素晴らしい。だから、彼女自身の善良さがにじみ出るようにしたかったし、私は彼女の素晴らしさをキャラクターに注ぎ込むだけでよかった」。女性戦士たちの暮らす島に生まれ、島の外を知らずに育ったダイアナはやがて力を覚醒させ、外の世界に目を向け始める。そんなとき彼女の前に現れるのが、男性パイロットのスティーブだ。ワンダーウーマン誕生譚に大きく関わる男性を、クリス・パインがクリス・パイン史上最もチャーミングに演じている。「現在、クリスのキャリアは興味深い段階にあると思う。(『スター・トレック』シリーズの)キャプテン・カークを演じてすごく有名になったけど、その分レッテルも貼られているわよね。温かくて、面白くて、頭がよくて、格好いいクリスにとって、スティーブを演じることは彼自身の様々な魅力を生かすチャンスだったと思うわ。もちろん、すごく難しい役でもある。スーパーヒーローであるワンダーウーマンに対し、スティーブは人類を代表するキャラクターだから。年齢を重ね、戦争や世の中に疲れたスティーブの前に、ヒーローが現れる。そのヒーローは地球を救いたいと言うけど、彼は簡単なことじゃないと諭す。人間の抱える苦悩や恐れなど、いろいろなことを象徴している役どころでもあるの」。ジェンキンス監督は撮影を通し、ガルやクリスと「世の中で一番の大親友になった」そうで、ガルとは「もう4回くらい、プライベートで旅行に出掛けているわ(笑)」とのこと。一方、クリスとも「暇を見つけては一緒に食事をし、『今度は何を作る?』と話し合っている」という。そんな絆が生まれたのだから、すでに次なるプロジェクトが動き出していても不思議はない。クリスとジェンキンス監督は、“ブラック・ダリア事件”を題材にしたTVドラマで再びタッグ予定。「これから先、ガルやクリスとは何度でも一緒に作品を作っていきたいわ」と目を輝かせる。また、シャーリーズ・セロンにオスカーをもたらした『モンスター』、シーズン1の第1話を手掛けた「THE KILLING」、ジェニファー・アニストンらと共に監督を務めた「ファイブ ある勇敢な女性たちの物語」と、これまでは女性の物語を扱うことが多かったが、「クリスと作品を撮り続ければ、そう指摘されなくなるわよね(笑)」とも。女性の物語を手掛けてきたのは、「共感できる物語が、たまたま女性の物語だっただけ」と分析する。「フェミストの映画監督と思われることもあるけど、自分ではそう思わない。男性の監督が男性を主人公に20本の映画を作ったとしても、指摘されないでしょう?もちろん私は女性だから、女性の目線で物語を捉えている部分はあるだろうけど。『ワンダーウーマン』のおかげで、女性を主人公にした作品の依頼も舞い込むと思う。でも、オープンな気持ちでいるわ。物語が面白ければ何でもいいの。例えば、歴史上の男性の偉人が描かれることは多いけど、女性の偉人は意外と描かれていない。そういうのも撮ってみたいわね」。「私自身、多くの映画に影響を受けてきた」と語るように、映画への愛はもちろん深い。ジェンキンス監督にとって、映画は「大きなもの」だそうだ。「これまで見たことのないようなものを見せてくれたり、大きなものを突きつけてくるのが映画。そんな映画との出会いを子どもの頃から繰り返し、ここまで来たの。映画って、まだまだ若い芸術でしょう?音楽や文学に比べて、歴史が浅い。けれど、映画はいわば総合芸術で、言葉があり、音楽があり、人がいる。すごく大きなものよ。映画からインスピレーションを受けるということは、そのすべてから影響を受けることでもあるの」。影響を受けた作品を1作だけ訊くと、「私の中にずっと残っている1本」と言い、1978年にクリストファー・リーヴ主演で製作された『スーパーマン』を挙げる。「7歳のときに初めて観て、興奮して、泣いたわ。スーパーマンとロイス・レーンが2人で空を飛ぶシーンが、驚くほどロマンティックだったの。もしかしたら、あのとき感じた気持ちを観客と共有するために、私は映画監督を続けているのかもしれないわね」。(text:Hikaru Watanabe/photo:Nahoko Suzuki)■関連作品:ワンダーウーマン 2017年8月25日より全国にて公開(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC
2017年08月28日彼女はやはり“最強”だった。映画『ワンダーウーマン』の世界興収はついに8億ドルを突破、パティ・ジェンキンス監督は女性監督作品史上、最高の興行収入記録をいまなお更新中で、北米では2017年『美女と野獣』に次ぐ大ヒット、スーパーヒーローの誕生を描いた映画としては『スパイダーマン』(’02)の記録も抜き去ってしまった。本作で主演を務めたのは、“リアル”ワンダーウーマンとも称され、一躍“時の人”となった女優ガル・ガドット。いま、世界中のあらゆる世代を夢中にさせているワンダーウーマンに“なるまで”を、シネマカフェに語ってくれた。『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』で鮮烈な初登場を果たすまで、その道のりは「とても長いものだったわ」と、ガルはふり返って言う。最初はどんな映画か、どんなキャラクターかも明かされず、「ワーナー・ブラザーズがテストしていた、極秘プロジェクトのオーディションを受けた」のだとか。「そのオーディションで、ザック・スナイダー(監督)とキャスティング・ディレクター2人と会った。ザックとはいろいろなことを話して、お互いの家族写真を見せ合ったりしたの。彼は素敵な父親であり、素晴らしいご主人でもあり、お互いに家族との生活を大切にしていて、すぐに意気投合したわ。オーディションはそれで終わって、私はイスラエルに帰国したの。その2、3週間後に電話があって、カメラテストにまた来てほしいと言われたわ」。「でも、いったい何のために試されるのかもわからなかった。私のエージェントから『オーディションのときに何か説明がなかったの?』と聞かれたけど、誰も何も教えてくれなかったわ」という、まさに超極秘扱いのオーディションを回想する。「それから、ザックから電話があってこう言われたの。『イスラエルにこのキャラクターはいるかどうか分らないけど、ワンダーウーマンって聞いたことある?』って。私はクールに対応したかったから『ワンダーウーマンね。あぁ、知ってるわ。クールよね。オーケー』と言ったの(笑)。涼しい顔をしようと思ってね。でも、本当は嬉しくて心の中でサンバを踊っていたのよ。でもそんな気配を気づかれないようにしたの」と、朗らかに笑ってみせるガル。「それからロスに戻ってきて、ベン(・アフレック)とカメラテストをしたわ。それは上手くいったの。でも、そこから『イエス』という返答をもらえるまで、6週間も待ったのよ。本当に長かった」と語る。その長い道程は、いまも彼女の中に深く刻まれている様子だ。「なぜ選ばれたのか自分ではわからないわ」とガルは言う。「『ワイルド・スピード』(ジゼル役)では格闘シーンもやったけれど。本当のところは、全くわからないわ。私は多分ラッキーだったのね」と謙遜してみせるが、ミス・イスラエルとしてミス・ユニバース世界大会に出場した美貌、18歳から2年間兵役につき、トレーナーをしていたという身体能力やアクションセンス、一度は弁護士も志した知性、そして自身も母親であることの愛情深さや包容力。どれをとっても、ワンダーウーマンそのものといえる奇跡のキャスティングであり、「ガルを選んでくれてありがとう!」と声をあげたくなる、これ以上ないほどのハマリ役だ。そんなガルが演じたダイアナことワンダーウーマンは、先日の米サンディエゴ・コミコンにも多くの少女たちがなりきって参加していたように、女性層、特に若い世代から熱い支持を集めている。「すごく嬉しいわ。この映画がそんなふうに受け入れられて、とてもありがたい」とガル。「私はこの映画に確信があったし、いい映画だと思っていたけど、同時に心の中では、誰もこの映画を気に入らなくて、楽しんでもらえなかったらどうなるのかしらと怖かった。だから、まさかこんなに長い間ヒットするなんて(全米では6月2日よりロングラン公開中)考えられなくて夢みたい」と明かす。さらに、「女の子にとっても男の子にとっても、映画の主役が女性というのは素晴らしいことだと思うの。私が小さいころは女性の主役なんていなかったから」とも語る。本作は、人間社会から孤立した“女性だけの島”セミッシラ島で育った主人公の王女ダイアナが、外の世界でさまざまな人間たちに触れ、最強戦士ワンダーウーマンになるまでの成長物語であることが大きな魅力。ダイアナは幼いころから、女王である母(コニー・ニールセン)が止めるのも聞かず、叔母アンティオペ(ロビン・ライト)たちの訓練をこっそりのぞき見ていたような好奇心豊かな女の子で、やがて、島に不時着したアメリカ人パイロット、スティーブ・トレバー(クリス・パイン)を通じて初めて“男性”に出会い、初めて外の世界は戦争の真っただ中にあることを知り、人々を助けたいと強く思うようになる。「ダイアナは常に、この島から出て、何かもっと大きいことをしなければいけないと思っていたの。だって、そのままだと成長しないでしょう。だから、彼女が感じた強い衝動は、いままでの何よりも大きかったと思うし、自分の信じるまま、思いのまま行動に出た。何かより大きなものが働いて、自分は島から出て、何かを成し遂げないといけないと感じたのよ」。そんなダイアナと、あなたの素顔は似ている?「ダイアナは有言実行なの。一度やると言ったら、言葉通りそれを成し遂げる人。私はダイアナみたいに好奇心はあるけど、もっと臆病ね。探検するのも、アドレナリンが出ることも、楽しいことも大好きだけど、ダイアナほど格好良くないし、勇気もないわ。クラヴ・マガ(護身術)はやるけど、それはちょっと違うのよ(笑)」と、屈託のない笑顔で語るところはむしろダイアナそのもの…?加えて、アンティオペのように真の願いを組みとり、導きと助言を与えてくれる存在は、「私にとっては母よ」とガル。「それが母親の役目ではないかしら。一番影響力があるし。母が私の“メンター”ね」。自身でも、3月に2児の母になった。「私自身が母親であるということは、人に対してシンパシーとか思いやりが持てることね」とガルは言う。「母親って、いろいろなことを同時にこなさないとならない。ワンダーウーマンも同じよね。いろいろなことを同時にやらなければならないと思う。でも、母親であることによって、もっと多くのクオリティーを自分自身に求めるから、この映画にもきっと反映されていると思うわ」とも語ってくれた。そして忘れてはならないのが、「素晴らしいキャスティング」とガルも絶賛を贈るクリス・パイン演じるパイロットのスティーブ。彼もまた、ダイアナの成長に大きな影響をもたらす重要な存在だ。「私とクリスは、ダイアナとスティーブの関係をお互いに学び合う関係にしたかったの。ただお互いに惹かれて、恋に落ちるだけではなくてね」とガル。「彼はダイアナに人生の複雑さや、現実的な本当の人間社会を教える。彼女は愛や希望を彼に気づかせて、より良い世界にするために、善を全うすることを教えるの」。スパイとして常に命の危険にさらされる孤独な任務についていたスティーブも、ダイアナと出会ったことで変化を見せていくと、ガルは力を込める。「彼は空軍パイロットとして成長していく。実は彼はもともと英雄になりたかったの。だけど、いつの間にかそれを忘れて、心がすさんで、世をすねた人になっていた。そんなときにダイアナが、何が一番大切なのかを、さわやかな風のようにスティーブに思い出させたのよ」。そんなふうにスティーブをはじめ、人々に影響を与え、そして自身も影響を与えられながらヒーローへと成長していくダイアナ。しかも、あのお馴染みの“最強”コスチュームも、ガルの意見を取り入れつつ『バットマン vs スーパーマン』からかなりの進化を遂げているという。「実は、ワンダーウーマンの衣装は14枚ぐらいあったの。1枚はキラキラしたもの、1枚はダークな色合い、柔らかいもの、軽いもの、重いもの、とかね。そういう風にあえて作ったの」。アクションシーンもよりハードにパワーアップしているだけに、「今回は、同じルックスでも、全く違う機能を持った衣装をいくつも作るという作戦にしたのよ」という。中でも一番のお気に入りは、「セミッシラ島での衣装のルックスは大好き。ゴールドの衣装ね。とても素敵」とウィンクをしながらキスを贈るガル。「ワンダーウーマンの衣装も好きよ。両方好き」。そんなチャーミングな一面もありながら、いざ、その衣装をまとえば、バットマンいわく「地球上で最強」の戦士となるのだ。本作の後には、バットマンたちと共演する『ジャスティス・リーグ』、そして2019年12月全米公開で『ワンダーウーマン』続編も控えている。最強美女戦士の快進撃は、まだ始まったばかりだ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ワンダーウーマン 2017年8月25日より全国にて公開(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC
2017年08月24日『ワンダーウーマン』を全世界で大ヒットへと導いたパティ・ジェンキンス監督が、続編にも続投とあらば莫大なギャラを手にするようだ。先月、サンディエゴの「コミコン」で、同作の続編が2019年12月13日に公開予定であることが発表された。そこでパティ監督が「続編のストーリーの舞台はアメリカになると思うわ」と話し、続編の脚本を執筆していることは明かされていたが、引き続きメガホンを取るかどうかは語られなかった。しかし、「Deadline」によると、パティ監督は「自分が男性監督であったら受け取れるべきギャラ」を希望して最終交渉に入っており、契約することになれば女性監督として史上最高額のギャラを手にすることになるという。パティ監督は『ワンダーウーマン』で、女性監督作品のオープニング興収、女性監督による実写映画の世界興収の記録を塗り替えトップを獲得。ワーナー映画の中では歴代第3位の興収を上げた。今月8月25日(金)から公開される日本の興収は含まれていないので、今後もさらに数字が伸びていくことが見込まれる。(Hiromi Kaku)
2017年08月21日メガホンをとったパティ・ジェンキンス監督が女性監督の興行収入歴代No.1を樹立、全米2017年年間興行ランキングでも『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』を超え、『美女と野獣』に次ぐ第2位となっている『ワンダーウーマン』。このたび、観る者誰もが惚れ惚れする、最強美女戦士ワンダーウーマンの“美しく、ぶっ飛ばす”アクションシーンが解禁となった。本作は、女性だけの島で育った好奇心豊かな“プリンセス”のダイアナが、世界を救うため“最強の美女戦士”ワンダーウーマンとなって立ち上がる姿を描くアクションエンターテインメント。ダイアナは、島のプリンセスとして母親に大切に育てられていたが、ある日、島に不時着したパイロットのスティーブに出会い運命が一転。外の世界で起きていることを知り、母親と二度と会えなくなったとしても“世界を救う”ために、スティーブとロンドンへ向かう――。美しく、チャーミングな一面を持つダイアナことワンダーウーマン(ガル・ガドット)。これまでの予告編映像でも描かれたように、1人で何人もの敵をぶっ飛ばすアクションシーンは、女性も惚れるカッコよさだ!そしてこのたび、彼女が美しく、セクシーに敵をぶっ飛ばしていく本編映像の一部が公開された。スティーブ(クリス・パイン)や彼の仲間チャーリー(ユエン・ブレムナー)らとともに、戦場の最前線へと向かったワンダーウーマン。銃弾を盾で防ぎながら走り抜け、驚異的なジャンプ力でガラスも打破。そこには銃を構えた敵が何人もいたが、彼女はひるむことはない。敵が撃ってくる銃弾を、ガントレットを使い、まるで虫のように弾き飛ばし、華麗によけながら、盾を巧みに使って美しく可憐にぶっ飛ばす。その圧倒的な力で戦う姿はセクシーでもあり、どんなスーパーヒーローとも違う姿!爽快な美しいアクションを披露する、ワンダーウーマンを演じたガル・ガドットは、イスラエル出身で兵役の経験を持つ超絶美女。その身体能力を活かしモデルやダンサーとして活躍した後、女優に転身。弁護士を目指すために法律の勉強もしていた頭脳明晰なガルは、まさに才色兼備のリアルワンダーウーマンなのだ。そんなガルはワンダーウーマンを演じるため、半年間に及ぶトレーニングをこなし、体重を約8キロも増量。乗馬やマーシャルアーツなど身体的な役作りにも挑んだ。ハードなアクションシーンも自らこなしたことで、ガルは「夜道に1人で歩くのも怖くはないわ」とまさしくリアルワンダーウーマンな発言も飛び出している。「撮影が始まってからスタントや肉体的なトレーニングを毎日したわ。乗馬や剣さばきを習っていかに強くなるかということを学んだの。それに軍のトレーナーだった兵役経験も役に立った」という。また、「子どものころから活発で、母は体操の先生だったから、いつも外でテニスやバスケをして遊んでいたし、12年もダンサーだったのでこういう仕事は自然に感じるわ。とても楽しかった」と語るガル。まさにワンダーウーマンは、ガルのための役柄といっても過言ではない。愛すべきスーパーヒーローである地球最強のワンダーウーマンが、スクリーンでどんな活躍を見せてくれるのか、ますます期待は高まるばかりだ。『ワンダーウーマン』は8月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ワンダーウーマン 2017年8月25日より全国にて公開(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC
2017年08月07日ガル・ガドッドが主演を務め、メガホンをとったパティ・ジェンキンス監督が女性監督興行収入歴代No.1を獲得した、この夏最強のアクションエンターテインメント『ワンダーウーマン』。本作は、好奇心豊かな“プリンセス”のダイアナが、はじめて外の世界を知り、最強のスーパーヒーローへと成長する姿を描く物語だが、その成長のきっかけとして1つの“ラブストーリー”が描かれていることが分かった。ハリウッドの歴史を塗り替え、すでに全世界で850億円を超える大ヒットを記録している本作。アメコミ映画としては珍しく、観客の半数以上を女性が占め、女性たちの支持を集めていることでも話題で、先日の米サンディエゴ・コミコンではワンダーウーマンのコスプレをした少女たちの姿が大勢見られるなど、いまや社会現象となっている。一方、女性からの絶大な支持を集めるアメコミ作品といえば、「スパイダーマン」。この2つのアメコミ作品には、恋愛を通して主人公がヒーローとして成長する姿が描かれている。例えば、トビー・マグワイア版の『スパイダーマン』では、主人公の高校生・ピーターが幼いころからずっと思いを寄せるヒロイン・MJとのラブストーリーが描かれていた。しかし、自身の活躍によって彼女に危険が及ぶことに気づき、ピーターは思いを伝えるのではなく、ヒーローとして彼女を守ることを決断。また、『アメイジング・スパイダーマン』では、仲むつまじく描かれていたピーターと同級生グウェンも同様だ。ちなみに、新シリーズ『スパイダーマン:ホームカミング』では、ピーターは高校の同じクラブのメンバー、リズに片想い中という。では、『ワンダーウーマン』はどのようなラブストーリーが描かれるのだろうか。ワンダーウーマンことダイアナ(ガル・ガドット)は、完璧な美貌と圧倒的な強さを兼ね備えた最強の美女戦士だが、女性だけの島で暮らしてきたため、外の世界で起きていることを何も知らず、男性を見たことすらなかった。そんな彼女は、あるとき島に不時着した男性パイロットのスティーブ(クリス・パイン)と出会い、世界を救うために彼と一緒に島を出る。純粋で世間知らずのワンダーウーマンと、軍隊でさまざまな経験を積んできたスティーブの2人は、いわば正反対で、とても恋愛感情が生まれる組み合わせには見えない。しかし、“世界を救う”という目的のためにお互いに協力し、戦いを乗り越える中で次第に2人は信頼し合い、惹かれ合っていく。ワンダーウーマンを演じたガルは、2人のラブストーリーに自信を見せる。「この映画には、1人の少女が大人の女性に成長していく姿が描かれているの。特にワンダーウーマンとスティーブの美しくて切ないラブストーリーは彼女を大きく成長させる。感動的なドラマにも注目してほしいと思っているわ」。彼女の語るように、ワンダーウーマンはスティーブとの初恋を経験し、人を愛することを原動力の1つにしてスーパーヒーローへと成長する。このワンダーウーマンとスティーブのカップルは、一般10代からの投票で選ばれる「ティーン・チョイス・アワード2017」で“ベストキス賞”にもノミネートされている。スティーブを演じたクリス・パインは、「ガルは僕がこれまでに会ったなかでいちばん美しい女性の1人で、ユーモア感覚や知性も抜群なんだ。そして、現場での僕は彼女を笑わせることが仕事だった。最高に楽しかったよ」と語り、撮影中もまるで恋人同士のような相性の良さを発揮していたことを明かす。アクションのみならず、そんな2人が織りなすラブストーリーにも期待大。世界に受け入れられた、潔くチャーミングなキャラクターと揺るがない芯のあるプリンセス・ダイアナ:ワンダーウーマンの成長にも注目だ。『ワンダーウーマン』は8月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ワンダーウーマン 2017年8月25日より全国にて公開(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC
2017年08月01日6月2日(現地時間)に全米で公開されるや、初週末の興収が1億50万ドル(約111億円)を記録、女性監督(パティ・ジェンキンス)が手掛けた作品として歴代1位となった『ワンダーウーマン』。すでに興収2億ドルを突破し、2週連続NO.1を獲得している本作から、ついに本予告とポスタービジュアルが完成した(※Box Office Mojo調べ)。待ち続けたファンのみならず、批評家たちも絶賛し「アメコミ史上最高傑作」との呼び声も高い本作。プリンセスだったダイアナが最強美女戦士となるまで、アメコミ史上最強のワンダーウーマン誕生に隠された物語が描かれていく。このたび完成した予告編では、美しく、しなやかなアクション、かつ銃弾も弾き飛ばすワンダーウーマンの魅力があらゆる面で炸裂している。女性だけの島で育った好奇心豊かなダイアナ(ガル・ガドット)。彼女は島の“プリンセス”として母親に大切に育てられていたが、一族最強の者しか持てないといわれている剣に憧れを抱いていた。強くなりたいと厳しい修行に耐える中、彼女は自身に秘められた知られざる能力に気づく。そんなとき、島に不時着したアメリカ人パイロットのスティーブ(クリス・パイン)に出会う。初めて見る“男性”に「これが男?」と戸惑うダイアナだが、スティーブとの出会いで運命が一転。いままで大切に育ててくれた母親と二度と会えなくなったとしても、「それでも争いを止めたいの」と世界を救う決心をし、生まれ育った島を離れ、スティーブとともに第一次世界大戦下のロンドンへ向かう。ロンドンには、島では見たことがなかったものがたくさん、ダイアナが初めて見聞きするものばかり。そのため、初めて履いたロングスカートで足を上げようとしたり、街中で剣を持ち歩いたりと戸惑うこともしばしば。だが、ひとたび戦闘シーンとなれば、銃を撃たれてもブレスレットで弾き飛ばし、金色に輝く縄や剣を巧みに操って攻撃、車すらも持ち上げるほどのパワーで、しなやかに美しく、ぶっ飛ばしていく。その最強の美女戦士ワンダーウーマンを演じたのは、「世界で最も美しい顔100人」ランキング2位に選ばれた完璧な美貌を持つガル・ガドット。兵役経験があり、“圧倒的”アクションセンスを持つスーパー美女だ。世界中から称賛の声を集める彼女は、本作のストーリーについて「ワンダーウーマンの誕生を描いているの。アメリカ人という設定ではなく、女性しかいない島の出身で、母親たちアマゾン族によって育てられた。男は一度も見たことがないのよ」とワンダーウーマンについて言及。さらに「彼女がいかに大人になっていき、世界を違った目で見るようになるかという旅路を描き、彼女の成長物語になっているの」と明かす。世界を救うため、生まれ育った島を飛び出したダイアナだが、新しい人たちと出会ったり、いままで知らなかった現実を知ったりするうちに、彼女自身が成長していく姿を我々は目にすることになる。圧倒的に強くて美しいワンダーウーマンだが、内面は成長の過程で誰もが持つ悩みや葛藤を抱えているからこそ、世界中で共感され支持されるのだろう。また、ガルは「女性なら誰もがワンダーウーマンよ。世界中のお母さんや働く女性、人々を癒す女性たちなど様々な女性たちがそうなの。本当にそう思うわ」と語り、けっして特別な存在ではなく、誰もが身近に感じられるスーパーヒーローであることに触れる。世界に受け入れられた、潔く、チャーミングなキャラクターと揺るがない信念を持つプリンセス・ダイアナ:ワンダーウーマンの美しさと勇気は、多くの人々を励まし、心を鼓舞してくれる存在になっている。いまやアメリカでは、『美女と野獣』『ラ・ラ・ランド』を超えて2017年最もTweetされた映画に躍り出た。「ワンダーウーマンがハリウッドを変えた!」「ワンダーウーマンは革命を起こした!」と連日ニュースでも取り上げられている本作。女性監督による女性スーパーヒーローの作品的、興行的大成功が、エンタメ業界を超え、いまや社会現象と化している。『ワンダーウーマン』は8月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ワンダーウーマン 2017年8月25日より全国にて公開(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC
2017年06月13日前評判も高かったパティ・ジェンキンス監督の『ワンダーウーマン』が、北米で2日(現地時間)に公開を迎え、4,165館の劇場でファンを熱狂させた。「Box Office Mojo」によると、初週末における興収は1億50万ドル(約111億円)を記録し、女性監督が手掛けた作品としては歴代で1位という結果に。『ワンダーウーマン』以前のトップは、2015年2月に公開されたサム・テイラー=ジョンソン監督の『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』で8,517万ドル(約94億円)だった。『ワンダーウーマン』は、女性が主役のコミックを原作とした実写映画という点でも、ずば抜けてトップだという。この映画の登場までは、今年3月に公開されたスカーレット・ヨハンソン主演の『ゴースト・イン・ザ・シェル』が首位に立っており、初週末興収は1868万ドル(約21億円)だった。『ワンダーウーマン』の売り上げと比較するとその差は歴然である。そのほか、『ワンダーウーマン』はコミックが原作の実写映画のオープニング興収歴代16位、6月公開の映画のオープニング興収歴代6位など栄えある記録を手にした。「CinemaScore」の調べによると、観客層は52パーセントが女性、48パーセントが男性で、18歳未満が14パーセント、35歳以上が47パーセントだったとのことだ。また、女性初のスーパーヒーロー映画のこの快挙にアカデミー賞受賞女優をはじめ、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』ジョス・ウェドン監督、『ワイルド・スピード SKY MISSION』のジェームズ・ワン監督などの映画監督らも自身のSNSに絶賛の声を上げている。『それでも夜は明ける』のルピタ・ニョンゴは「ワンダーウーマンはまさに神様からの贈り物!いままで観たことのないようなスーパーヒーロー映画。楽しいし、心をぐっと掴まれた。スタイル的にも魅力的。ウイットに富んでいて、賢い。尺も完璧。強い。センシュアル。ただすばらしい。ガル・ガドットが登場すると観客のみんなはスクリーンにくぎ付けになるし、同時に真っ先に近くのコスチュームショップに走ってワンダーウーマンになりたくなる!」とコメント。それを受け、ジェシカ・チャスティンは、ワンダーウーマンのポーズをしながら、ワンダーウーマンのTシャツを手にしたスチールを投稿しつつ、「女子のみなさん、このポーズで決めましょ。この作品にはいま、私が求めているものが全部凝縮されている。ルピタのインスタを読んで是非観に行って!!!!」と投稿し、「ジェシカの言うとおり!今週末ガル・ガドット、パティ・ジェンキンス、ワンダーウーマンのために映画を観に行こう。そしてハリウッドのみんなが自信もって,女性中心の映画作ってもいいんだって思ってもらいたいわ!」とアン・ハサウェイがコメントした。女性層の獲得、高い作品評価と、今後もまだまだ数字が伸びそうな勢いとなっている。『ワンダーウーマン』は8月25日(金)より全国にて公開される。(Hiromi Kaku)■関連作品:ワンダーウーマン 2017年8月25日より全国にて公開(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC
2017年06月05日映画『奇跡の人』のヘレン・ケラー役で知られるオスカー女優パティ・デュークさんが29日、69歳で死去した。パティさんは、腸の破裂による敗血症で亡くなり、代理人マイケル・スタブス氏は「彼女は妻であり、母親であり、祖母であり、友人であり、精神的健康の主唱者であり、文化のアイコンでもありました。彼女の死はとても惜しまれるでしょう」と伝えている。また、パティさんの家族も「今朝方、妻、母、女家長、素晴らしいアーティスト、メンタルヘルスの擁護者であった私たちの愛するアンナ・パティ・デュークは、その目を閉じ、痛みから解放され、美しい世界へと旅立ちました」と声明を発表。2004年には、パティさんは心臓バイパス手術を受けていた。パティさんは映画『奇跡の人』で子供ながらにヘレン・ケラー役を熱演し、1963年にアカデミー賞を獲得。その約20年後にはヘレン・ケラーの先生役をTV映画の中で演じ、1980年にエミー賞に輝いた。ちなみに、この作品のみならず1970年放送の『マイ・スウィート・チャーリー』、1976年放送の『キャプテンズ・アンド・ザ・キングス』でもエミー賞を受賞した。映画やTV業界だけでなく、ブロードウェイの舞台でも活躍していたパティさんは、30年間の結婚生活を送っていたマイケル・ピアースとの間に3人の子供をもうけている。(C)BANG Media International
2016年03月30日現代音楽家のフィリップ・グラスとパンクの女王パティ・スミスによる来日公演「THE POET SPEAKS ギンズバーグへのオマージュ」が2016年6月に開催されることがこのたび決定。当日朗読されるギンズバーグの詩の翻訳を、村上春樹と柴田元幸が務めることが明らかとなった。現代音楽最高の巨匠であり、ミニマル・ミュージックの旗手として知られるフィリップ・グラス。これまで、ミック・ジャガーやデヴィッド・ボウイ、「クラフトワーク」に至るまでの数多くのアーティストがグラスの楽曲を演奏し、BECKやコーネリアスらがリミックス・アルバムを製作するなど、若い世代にも熱狂的なファンを持つ比類なき音楽家としての地位を確立している。『めぐりあう時間たち』『ウディ・アレンの夢と犯罪』などの映画音楽を手がけるほか、近年は高松宮殿下記念世界文化賞(’12)や、「芸術のノーベル賞」と言われるグレン・グールド賞(’15)の受賞をはじめ、79歳を迎え、その活動は円熟の極みに達している。今回決定した来日は、2005年以来の11年ぶりとなり、「ニューヨーク・パンクの女王」とも称されるパティ・スミスとの共演を果たす。音楽家、詩人、小説家、画家など様々な顔を持つパティは、ポエトリー・リーディングからアーティストとしてのキャリアをスタートし、1975年、アルバム「ホーセス」で衝撃的なデビューを飾った。2011年の来日時には、「Fuji-san」と名付けられた楽曲を演奏し、ツアーを通じて集めた義援金を東北へ寄付するなど、被災地の復興支援に尽力した姿も記憶に新しい。今回決定した二人の共演による来日公演「THE POET SPEAKS ギンズバーグへのオマージュ」は、世界三大演劇祭のひとつエジンバラ・インターナショナル・フェスティバルなど、各国の有名フェスティバルや劇場で、限られた機会にのみ上演されてきた希少な公演。二人の共通点である、ビート文学を代表する詩人にして、カウンター・カルチャーの強力なアイコン、アレン・ギンズバーグの詩作品が、フィリップ・グラスの代表曲にのせてパティによって朗読される。さらに、このほど公演が決定した2016年はギンズバーグの生誕90周年であり、日本公演での特別コラボレーションとして、ギンズバーグの詩の翻訳を村上春樹と柴田元幸が手がけることが決定。本公演のために完全新訳され、ステージ上の大スクリーンに翻訳が投射される。尚、パティは村上氏の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」英語版刊行の際にニューヨーク・タイムズに書評を寄稿し、ギターケースに彼の小説を入れて持ち歩くほどのファンとしても知られる。ボブ・ディラン、ジョン・レノン、ジョニー・デップ、レオナルド・ディカプリオなどから敬愛され、『キル・ユア・ダーリン』で『ハリー・ポッター』シリーズのダニエル・ラドクリフが演じたことでも話題を集めたアレン・ギンズバーグの詩が、国籍を超えたコラボレーションによってどのように生まれ変わるのか、大いに期待したい。「THE POET SPEAKS ギンズバーグへのオマージュ」は、2016年6月4日(土)すみだトリフォニーホールにて開催。(text:cinemacafe.net)
2015年12月24日バーガーキング・ジャパンは4月1日、直火焼パティの香りがするオリジナルの香水「FLAME GRILLED フレグランス(フレームグリルド フレグランス)」を、1日限定・数量限定で「バーガーキング」全店で販売する。価格は、「WHOPPERR」単品とのセットで税込5,000円。同商品は、直火焼パティ特有の香ばしい香りがするという。「バーガーキングをご愛顧いただいているお客さまが大好きな直火焼パティの香りを常に身にまとうことができ、BK のお店にいなくても、まるでお店にいるかのような気分を満喫できます」と同社。数量限定商品のため、1人1点限り。なくなり次第、販売終了。電話等での予約、取り置きは不可。同社は昨年、看板メニューである「WHOPPERR(ワッパー)」の意味のひとつである"大ホラ""ウソ"にちなみ、「エイプリルフール」である4月1日を「WHOPPERRの日」として日本記念日協会に記念日登録した。そしてこのたび、バーガーキングの一番の特徴が直火焼パティであることをより多くの人に知ってもらうために、「WHOPPERRの日」1日限定で、ウソのような限定商品「FLAME GRILLED フレグランス」を発売するという。○毎日ワッパーが食べられる定期券も限定発売また、同日4月1日限定で「WHOPPERR」ポテトMセット(「WHOPPERR」「BKフレンチフライ(M)」「ソフトドリンク(M)」)を1カ月間毎日1セット食べることができる定期券「WHOPPERR PASS」(税込5,000円)が発売される。数量限定商品のため、1人1点限り。なくなり次第、販売終了。電話等での予約、取り置き不可。パスは、日本国内のバーガーキングで利用できる(「関空エアロプラザ店」を除く)。パスは、有効期間内のみ使用可能。パスに記載された本人のみ利用できる。名前の記載のないパスは利用不可。パスは、1人1日1回1セットのみ利用可能。パスの利用は、「WHOPPERR」ポテトMセットのみ利用可能、その他のメニューでは利用できない。パスの払い戻しは不可。有効期間は2015年4月1日~4月30日の1カ月。有効期間中にレジにて提示すると、「WHOPPERR」ポテトMセット(840円/「WHOPPERR」「BKフレンチフライ(M)」「ソフトドリンク(M)」)を1日1セット食べることができる。期間中毎日利用すると、通常2万5,200 円のところを5,000円で利用できるため、利用するほどお得になるという。
2015年03月18日