カルボナーラは、人気のパスタソースの一種です。日本では、トマトソース、ミートソースに次いで第3位の人気を誇るパスタソースとのことです。カルボナーラで大切なのは何と言っても卵黄!卵が固まりすぎないとろ~り仕上がるカルボナーラのレシピをご紹介します。カルボナーラは炭焼き職人が作った?チーズと生クリーム、卵黄が絡んだ濃厚なソースに、ピリッと辛い黒コショウがたっぷりかかっていることが特徴のカルボナーラは、別名「炭焼き職人風パスタソース」と言われます。一体カルボナーラのどこが「炭焼き職人風」なのでしょうか?カルボナーラの名前の由来は、実際に炭焼き職人が考案したパスタソースだからという説もありますが、一方では「炭焼き職人が仕事の合間にパスタを作ったならば、きっと手についた炭の粉がソースの中に入ってこんな風(黒コショウがたっぷりかかった様)になるだろう」という理由で炭焼き職人(Carbonara)風パスタと呼ばれるようになったと言われています。卵が固まらないためには温度が重要カルボナーラは卵黄を入れて作りますが、カルボナーラの失敗例として一番多いのが、卵が固まってしまってボソボソとした食感になってしまうことです。卵黄が凝固する温度は65度~70度。プロは手早く調理をすることで卵を固めないようにしていますが、ご家庭でプロのように手早く調理することは難しいと思います。今回は、のんびり調理していても卵黄が固まらないでとろ~り美味しいカルボナーラの作り方をご紹介します。カルボナーラに合うパスタは?カルボナーラに合うパスタは、フェットチーネ、タリアッテッレなどの平打ち麺や、リングイネ、スパゲッティなら1.88mmの太麺のパスタがおすすめです。濃厚なクリーム系のソースには太麺が良く合いますね。ショートパスタならペンネリガーテ(表面に溝が付いているペンネ)等がよくソースが絡んで美味しいですよ。今回はフェットチーネを使います。簡単なめらか!カルボナーラの作り方。それではカルボナーラの作り方をご紹介します。カルボナーラの材料材料(一人分)卵…1個牛乳…50cc生クリーム…50ccパルメザンチーズ…大さじ1ベーコンスライス…3枚玉ねぎ…30gにんにく…1片塩…適量黒コショウ…適量パスタ(フェットチーネ)…70gパスタを茹でます。フェットチーネはカルボナーラのような濃厚なクリームソースによく合います。フェットチーネは幅広のパスタで表面積が大きいのでくっつきやすいです。茹でる時は大き目の鍋で多めのお湯で茹でるようにしましょう。引っ付かないようにこまめにかき混ぜると、パスタの表面が傷ついて舌触りが悪くなりますので、かき混ぜるのは最初に麺をまんべんなくほぐす時だけで、後は沸騰したお湯で自然と泳ぐくらいの余裕のある水量とお鍋の大きさが欲しいところです。カルボナーラソースを作りましょう。まずはフライパンにオリーブオイルを引きます。ベーコンを焼きましょう。ベーコンは焦げ目がついて表面がカリッとなるまで焼くと美味しいですよ。この肉などの表面が焼き上がり、香ばしい薫りがすることをメイラード反応と言います。メイラード反応は肉に含まれるアミノ酸と糖が高温で加熱されることで起こります。メイラード反応が顕著に起こる温度は155度ですので、強火でフライパンの温度を上げることができる鉄パンやアルミパンなどを使うことがおすすめです。ベーコンが焼けたら玉ねぎを入れて柔らかくなるまで炒めます。ベーコンと玉ねぎを炒めたらいったんお皿に上げておきましょう。にんにくを炒めます。ベーコンを焼いた時とは違い、にんにくは低温でじっくりが鉄則です。弱火でじっくり火を通して、にんにくの香りをオイルに移しましょう。にんにくがきつね色になったら牛乳と生クリームを入れます。刻んだパルメザンチーズもこのタイミングで入れましょう。パルメザンチーズは削っても良いですが、面倒な場合は包丁で刻んでもOKです。火にかけているうちに溶けますので、そこまで細かくしなくても大丈夫です。粉チーズを使っても良いですが、やはり固形のパルメザンチーズを削った方が香り高く美味しいです。弱火で加熱しながら木べらでかき混ぜ、パルメザンチーズを溶かしていきます。先に炒めておいたベーコンと玉ねぎを加えます。牛乳と生クリームの水分が飛んで、少しとろみが出てきたらOKです。茹で上がった麺をソースの中に入れましょう。ソースとパスタをざっくりと合わせて、ここで火を止めます。火を止めたところに溶いた卵黄を入れます。火が止まっているとは言え、まだフライパンの中のソースとパスタの温度は高いので卵黄を入れた後は手早くかき混ぜます。全体に卵黄が絡んだらカルボナーラパスタの出来上がりです。フェットチーネ・カルボナーラの完成です!お皿に盛り付けて、黒コショウを好きなだけ振ったら完成!炭焼き職人風と呼ばれるパスタですので、お好みでしたらたっぷりかけてもOKです。濃厚でクリーミーなソースに、黒コショウのピリッとした辛味がアクセントになりますね。まとめいかがでしたでしょうか。カルボナーラの作り方(特に卵黄を入れるタイミング)はレシピによって様々ですが、このやり方でしたらほぼ卵の仕上げで失敗することはありません。伝統的なカルボナーラのレシピは生クリームなどを使わずに卵黄だけで作るそうですが、生クリームや牛乳を入れると卵が固まりにくくなりますので、失敗しにくくなりますよ。卵だけで作る場合も温度に気を付けて作れば、なめらかで美味しいカルボナーラができますのでぜひチャレンジしてみて下さいね。グルメのアイデアをもっと見る
2017年02月28日