「ブランクが長くなるにつれて、働くことに臆病になってしまう」。特に、出産育児で退職した主婦の場合「そろそろ働きたいけど、自分ができる仕事ってあるのかな?」とためらってしまう人、多いのではないでしょうか?育児や家事との両立、子供の急病のときなど考えはじめると、一歩を踏み出すのには勇気がいりますよね。そんな一歩を踏み出すために知っておきたいのが「主婦が働きやすい職場」に出会うためのチェックポイント。今回は、パート・アルバイト情報を見る際に知っておきたいポイントについて解説します。「働きやすい条件」としてチェックしておきたいポイント6つではまず、押さえておきたい「働きやすい条件」とはなんでしょうか。あくまで一般論ですが、「主婦が働きやすい条件」をチェックするときに、見ておきたいポイントを下記に上げてみました。●土日の勤務、年末年始・夏季休暇の有無はどうか家族と予定を合わせたい主婦に人気なのは「土日休める」「長期休暇がある」求人。飲食店や小売業ではちょっと難しいですが、土日休みの一般企業、コールセンター、工場勤務などの場合、職場自体が稼働していませんのでスムーズに休みを取ることができます。また、飲食店などでも、学生アルバイトがたくさんいる場合は土日必須ではないところも。●子供の予定や緊急のとき勤務の調整ができるかどれだけ仕事に対する意欲があっても、お子さんがいると学校行事や急な体調不良でのお休みがどうしても発生しがち。学校行事など事前にわかっているものでシフトの調整ができるか、そして体調不良などによる急な当日欠勤がどの程度許容されるのか、は確認しておきたいポイントです。●実際に主婦・ママさんが働いているか現在働いている人の中に、主婦やママさんがいるかどうかも知っておきたいポイント。すでに多くの主婦が活躍している場合は制度が整っていたり周囲の理解があったりする場合が多く、働きやすい傾向にあります。●同じポジションのスタッフがいるか「自分の代わりがいない職場」では、休みが取りにくく、勤務の調整がしづらくなりがち。例えば同じ仕事内容の事務職でも、事務職が1人の職場と、事務職が3人いる職場とでは責任や勤怠の調整のしやすさが変わってきます。あくまで「家庭と両立しやすい」を重視するなら、自分と同じポジションのスタッフがいる仕事の方が働きやすい確率は高いです。●自宅から近く、通いやすいか通勤は毎日のことですから、「通いやすい」「何かあった場合にすぐ帰れる」立地の良さは大切です。通勤時間が「ドアtoドア」でどのくらいかかるかは要チェックです。●未経験OK、もしくは、活かせる経験があるか十分に慣れた仕事内容であっても「仕事と家庭の両立」はまた違った苦労があります。あくまで「無理なくスタートしたいのであれば」ですが、自分がすでに経験のある仕事か、もしくは未経験者OKの職場がトライしやすいでしょう。条件のチェックはどうやってするべき?さて、チェックしておきたいポイントをご紹介しましたが、小さな求人広告欄では実際のところなかなか条件面について読み取れないところも多いですよね。スペースの問題という場合もありますが、企業によっては「あえて詳しく出していない」というところも……。おすすめのチェック方法は、自分の譲れない条件についてあらかじめピックアップしておき、できれば最初の(電話などでの)問い合わせときに、それが難しければ面接の機会にストレートに聞いてみること。採用が決まっていない段階で条件面について詳しく聞くのは気が引ける方も多いと思いますが、「職場になるべく迷惑をかけたくないので、あらかじめ必須の勤務条件を聞かせてください」といった形で切りだしてみると、快く教えてくれるはずですよ。複数の勤務先を同時進行で選んでもいい家事や育児とのバランスなども考慮しながら、さまざまの求人を比較検討して同時進行で複数の面接を受けてみること。就職活動のとき、同時進行でいくつもの会社にエントリーした経験ってありませんか?それと同じイメージで、主婦がパート・アルバイト求人に応募する場合でも、併願で複数の企業を受けるのはOKです。もちろん、決めた時点できちんと断りを入れる、音信不通にならないなど、当たり前の礼儀や配慮は必要ですよ。複数の求人を比較して、わからない条件については質問して……ということを繰り返しやっていると、自然と自分が求める条件が精査されていきます。これによって自分に合った仕事に辿り着きやすく、満足度の高い就職ができるのではないでしょうか。ぜひ、しっかり比較検討をして、自分に合った仕事を見つけてくださいね!
2018年03月23日