毎日の暮らしがサステイナブルになる仕組みづくりに、積極的に取り組んできた食材宅配「生活クラブ」。“サステイナブルな暮らし”のヒントを楽しみながら体感し、学ぶイベント「サステイナブル フェス! 2022」が今年も開催されます。先日、そのキックオフイベントとして「育休応援! パパと一緒につくるサステイナブルキッチン」が開催されました。その様子をレポートします。それぞれパパと子どもの、3組の親子が参加したこのイベント。生活クラブのミールキット「ビオサポ食材セット」を使って調理、試食し、”サステイナブルな暮らし”を体験しました。生活クラブの安心安全食材でつくられたミールキット「ビオサポ食材セット」生活クラブのミールキット「ビオサポ食材セットは」は、健康、作りやすさ、おいしさ、経済性をテーマに開発したもの。野菜が切ってあるので包丁要らず。忙しい日はもちろん、料理に慣れていない人でも、少ない手順だからすぐに作れる便利なセットです。野菜はあらかじめカット。使い切りなので、野菜を余らせてしまうこともありません。袋を閉じているバックシールを紙素材に変更し、プラごみも節減。毎週16品目カタログに掲載され、炒め物や煮物、スープ、ごはんものなど、全200品目あるのだとか。この日調理した「ビオサポ食材セット」は、『秋川牧園』の鶏肉(国産鶏種「丹精國鶏」)を使った「鶏となすのしょうゆこうじ炒」と「鶏肉とアスパラの中華炒」の2つ。「鶏となすのしょうゆこうじ炒」「鶏肉とアスパラの中華炒」調味料は国産大豆や小麦が原料の醤油、味噌など、生活クラブの提携生産者が提供しているものを使用。肉も国産の飼料用米を食べた豚肉や鶏肉なので安心して食べられます。どちらもたった3つのステップで作れて簡単! 料理がちょっと苦手なパパでもお子さんと一緒にパパっと美味しく作ることができます。普段料理はほとんどしないという吉村さん親子。小6の息子さんのリードで調理を進めます。まな板も包丁も使わず、使うのは木べらとフライパンだけ。洗いものが少ないのもうれしい。油を熱して鶏肉を焼き、野菜を追加して炒め、全体に火が通ったら添付のたれを加えて混ぜ合わせるだけ。お父さんが野菜や調味料を入れ、息子さんが炒めて、あっという間に完成。完成した「鶏となすのしょうゆこうじ炒」に、味噌汁とごはんをつけて定食に。あっという間に完成した料理を早速試食。「袋を開けて、フライパンに入れて炒めるだけ。料理で一番難しいのは味付けだと思っていますが、これは調味料を入れたら味も決まるので助かります。料理している感覚がないくらい簡単。息子は味噌汁を学校で作ったことがあるし、冷蔵庫に『ビオサポ食材セット』さえあれば夕食が完成しますね」と吉村さん。食べた後は、ロールペーパーでお皿の油を拭ってから、分解できる環境にも手にも優しい固型せっけんを使って、後片付けも体験しました。お皿洗いは普段からよくしているという畔柳さん親子。3人で協力してあっという間に完了。その後は会場を移動して、試食したビオサポ食材セットについてや「秋川牧園」の代表のお話、「サステイナブル フェス!」の各地の生活クラブの取り組みについて話を聞き、サステイナブルな暮らしを学びました。子どもたちも真剣に耳を傾けていました。約2時間のイベントを通して、パパと子どもたちも勉強になったよう。生活クラブが、SDGsの実現に取り組んでいることがよくわかりました(林さん)ビオサポ食材セットは、簡単にできておいしかったですし、使われていた鶏肉の話も聞けて盛りだくさんでした。生活クラブはおいしいとわかっていたのですが、背景やサステイナブルな活動などを知ることができ、参加できてよかったです(吉村さん)子どもたちと一緒に調理をする機会がなかなかないので、貴重な体験ができました。しかもそれが簡単にできるので、ぜひ家でもできたら嬉しいなと思います。またそれぞれのアイテムに、きちんと背景があることを子どもと一緒に学べてよかったです(畔柳さん)このイベントを皮切りに、8/31(水)までの5ヶ月間にわたって続く「サステイナブル フェス! 2022」 は今年で3年目。ひまわりの種を各自が育て、収穫した種を福島に送り、ひまわり油やひまわりせんべいに加工・販売。地域の復興支援に役立てる「ひまわりプロジェクト」(種の配布はすでに終了)、YouTube番組や講座のほか、21の都道府県に展開する生活クラブが各地でさまざまなイベントを企画。生活クラブの組合員はもちろん、そうでない人もオンラインとリアルで気軽に参加することができます。このイベントを通して、サステイナブルな暮らしのために、身近でできることやそのヒントを見つけてみませんか?「サステイナブル フェス! 2022」開催期間:2022年4月4日(月)~8月31日(水) 取材協力:生活クラブ取材・文:赤木真弓
2022年04月27日8月1日〜7日は栄養週間です。それに伴って少し自分の食べるものについて見直してみてはいかがでしょうか? 実は最近では、しっかり食べているようでかくれ栄養失調の人や添加物を取りすぎている人が増えているそうなんです。今回「生活クラブ」主催のセミナーで学んだかくれ栄養失調予防についてレポートします!こんな症状が当てはまったら ”かくれ栄養失調” かも!・貧血ぎみ・風邪をひきやすい(体調を崩しやすい)・痩せにくい・老けて見える・肌ツヤが悪い(血色が悪い)もし、みなさんがこのような症状に当てはまるなら、もしかしたらかくれ栄養失調かもしれません。かくれ栄養失調とは、現代人に多く、知らず知らずのうちに偏った食事を続けてきちんと食べているようでも、実はミネラル・ビタミンが不足していたり、タンパク質や炭水化物が不足しているなど栄養バランスの取れていない状態のことをいいます。下記のような食事をしている人は要注意ですよ。(例1)炭水化物は太るからと全て抜く。朝は食べず、昼は蕎麦、夜はサラダなどではエネルギーとなる栄養素がなくて頭がぼーっとしたり、神経組織や赤血球の再生にも害が及び、体の機能が正常に働きません。すぐにお腹も空くから間食の原因に!(例2)油は太るからとほとんど取らない。せっかくサラダなどでビタミンをとっても脂溶性ビタミン(人参やかぼちゃに含まれるビタミンA【カロテン】やアーモンドなどに含まれるビタミンE)は油と合わせて摂ると吸収力がアップするので、油を控えてしまうと上手に栄養素が体に吸収されない。(例3)朝はバターとジャムをぬったトースト1枚高カロリーだけどミネラル、ビタミンなどはまったくない低栄養でせっかく摂取した炭水化物もエネルギーになりずらく太りやすい体に。油もごはんも適度にしっかり食べましょうそこで生活クラブ「健康な食」推進課の國井咲子さんに上手な栄養摂取方法を聞きました!まずは、エネルギーや筋肉の源となる三大栄養素「たんぱく質・脂質・糖質」をしっかりとること。そしてその三大栄養素がうまくエネルギーや筋肉に変わるようにサポートする「ビタミン・ミネラル」もしっかりと一緒に取ることが大事だそうです。そんなこと言ったって、忙しい私たちには難しい! という方。一緒に食べることで栄養素が効率的に吸収でき、栄養価を高める食品の組み合わせを聞いてきました。もし上記のような症状があるかくれ栄養失調の人はこの組み合わせをちょっと意識して食べてみてください。誰でもできる健康な食べ方のポイント※旬彩料理家/管理栄養士伯母直美さん考案プレート(セミナー特別用意)・鉄(ひじき・かつお・小松菜など)×ビタミンC(ピーマン・ブロッコリー・キウイフルーツなど)ビタミンCは鉄の吸収を助けるので貧血気味や頭痛持ち、疲れやすい方におすすめです。・カルシウム(牛乳・チーズ・さば水煮缶など)×ビタミンD(鮭・うなぎのかば焼・さんまなど)ビタミンDはカルシウムの吸収を助けます。カルシウムが不足すると、ホルモンバランスが悪くなる・骨や歯が弱る原因にもなるそうです。プレート左の「具だくさんミルクスープ」はカルシウムたっぷりの牛乳と、ビタミンD・鉄が豊富に含まれるきくらげが入っています。・ビタミンE(モロヘイヤ・かぼちゃ・アーモンドなど)×ビタミンC(上と同じ)×ビタミンA(レバー・ほたるいか・モロヘイヤなど)この組み合わせは抗酸化作用があり、アンチエイジング・美容効果のある栄養素なので女性はぜひ積極的にとることをおすすめします。ビタミンCはビタミンEと協力してシミ・そばかす・シワの原因の活性酸素も除去してくれます。プレート手前にある「トマトとベーコンのピラフ」のように、トマトに含まれるカロテンとビタミンEは油と合わせてとると吸収力がアップするので、マヨネーズやドレッシング、バターやベーコンなどの食材や調味料と一緒にとることで効率的に吸収されます。また、上のサラダ「ビタミンACEサラダ」もビタミンCたっぷりのお野菜にまぐろ油漬缶をプラスすることでさらに栄養の吸収が高まります。・ごはん vs パンごはんかパンを選ぶ時はぜひごはんを! というのもパンには食塩も脂質も入っていますが、ごはんには塩分はなく、脂質も低いので余分なものをとらずにエネルギーとしての栄養素を摂取できるんです。ダイエット中の人は食物繊維をたっぷり摂って食べる時間を気をつけるダイエットが気になる人は、おから・ブロッコリー・大豆水煮缶などに含まれる食物繊維を多く摂ることがいいそうです。食後血糖値の上昇を抑制するのを抑えてくれ、脂質の排出も助けてくれます。また腸内環境がよくなることで肌ツヤもよくなり美容効果も期待できそうです。また、もし炭水化物の量が気になる方はまったく食べないのではなく、量を減らしたり、夜になるとエネルギーを燃やしずらくなるため夕方の5時や6時までに食べておくなど食べ方の工夫をすることでかくれ栄養失調予防にもつながります。このように、忙しい女性やダイエット中の方も食べ方や効率的な組み合わせを知ることで、かくれ栄養失調は防げます。忙しい人は缶詰をプラスするものいいかもしれませんね。生活クラブの「ビオサポ」のホームページでは正しい食べ方の知識やバランスのとれた食事の献立などものっているので参考にしてみて下さいね。Information■生活クラブ■ビオサポ
2017年08月03日