ビワは夏の果物として、昔から多くの日本人に愛されてきました。その実は甘くおいしいので、自宅の庭に植えようか迷っている人もいるのではないでしょうか。しかし、昔からの言い伝えに「ビワの木は庭に植えるな」というのがあるのをご存じですか。本当にビワの木を植えると悪いことが起こるのか、気になりますよね。この記事では、ビワの木を庭に植えてはいけないといわれる理由を解説。併せて、他にも「庭に植えてはいけない」といわれる木の種類を紹介します。■「ビワの木は庭に植えるな」といわれる理由古くから、ビワの木は縁起が悪いとして庭に植えることを避けられてきました。その理由には諸説あります。ここでは、代表的な3つの説を見ていきましょう。◇(1)日当たりが悪くなるから1つ目の説は、ビワの木を庭に植えると日当たりが悪くなるというものです。ビワの木は、季節を問わず1年中枯れない常緑樹であり、葉も大きく密生して育つので、日差しを遮ってしまいます。そのため、特に夏場は家が日陰になって湿気が充満し、それが原因となって家族に病人が増えてしまうとされていました。また、電気がない時代には太陽光を頼りに生活していたため、日当たりが悪くなると、家の活気が失われるように感じられました。このことも、縁起が悪いとされる理由のようです。◇(2)病人が寄ってきて病気を移されるから2つ目の説は、ビワの木を庭に植えると病人が家に寄ってきて、家族に病気がうつってしまうからというもの。なぜ病人が寄ってくるかというと、ビワ葉は古くから健康に良いとされていたからです。そのため、庭にビワの木を植えておくと、その葉を求めて方々から病人が家に訪れ、家族に病気がうつってしまうとされていたのです。◇(3)お寺や医者によるネガティブキャンペーン昔は、ビワの実や葉を利用して疫病治療を行っていたお寺や医者が存在したようです。彼らにとってビワの木は大切な商売道具なので、一般家庭にビワの木を植えられると商売が成り立ちません。そのため、「ビワの木を庭に植えると縁起が悪い」といううわさをわざと広めたという説もあります。現代の言葉で言うと、自分の利益のために他を貶めるネガティブキャンペーンですね。■他にもある?庭木に適さないとされた樹木「庭木として植えるのに適さない」といわれてきた樹木は、ビワ以外にもいくつか存在します。ここでは、代表的な3種類の樹木と、そういわれていた理由を紹介していきます。◇(1)桜日本人にとって「桜」は良いイメージがありますが、庭木として植えるのは縁起が悪いとされていました。その理由は桜の花が「散る」から。桜の木を庭に植えると、桜の花と同じように家族が散り散りになり、家が廃れてしまうと信じられていたのです。また、桜があまりにきれいすぎるため、桜の木の下には死体が埋まっている、鬼が住んでいるなどと、かえってネガティブなイメージが喚起されていたのも理由の一端と思われます。◇(2)ザクロザクロは、その特徴的な実の形状から庭に植えると縁起が悪いと信じられてきました。また、ザクロは熟すと実が割れるので、「身が割れる」という連想から、家族に病人が増えるとも思われていたようです。◇(3)サルスベリ夏に美しい花を咲かせるサルスベリも、庭に植えるのは縁起が悪いとされています。サルスベリという名称から「滑る」が連想され、運気が低下したり受験に落ちたりといった悪い影響があると考えられていました。また、スベスベした幹が人肌のようで、「家族の生気を吸って育つ」と考えられていたのも理由の1つでしょう。□ビワの木を庭に植える時は自己責任でビワの木を庭に植えることは、古くから縁起が悪い行いとして避けられてきました。その木を庭に植えると、家族が病気になったり、外から病気を移されたりすると信じられ、高齢の方を中心に、現在でも抵抗を持つ方が存在しています。しかし、ビワの木を庭に植えてはいけないという科学的な根拠はありません。とはいえ、長年語り継がれてきたからには、何かスピリチュアルな理由があるとも考えられます。ビワの木を自宅の庭に植える際は、くれぐれも自己責任で行うようにしましょう。(LIB_zine)※画像はイメージです
2023年12月01日~びわ湖の夏を代表する湖魚「ウロリ」と「ビワマス」を様々なお料理で味わう ~開催日:8月26日(土)ウロリ漁見学とビワマスin沖島琵琶湖汽船株式会社(本社:滋賀県大津市浜大津、社長:川添智史)は、2023年8月26日(土)限定で、びわ湖唯一の有人島“沖島”で「ウロリ」と「ビワマス」を味わうクルーズツアーを開催します。「ウロリ」も「ビワマス」もびわ湖の夏を代表する湖魚です。ヨシノボリ(ゴリ)の稚魚である「ウロリ」は、体長1~2㎝の大きさで、水揚げ後すぐに加工しないと溶けてしまうため、佃煮などに加工されることが多い魚です。一方“びわ湖の宝石”とも呼ばれる「ビワマス」は、上質な脂がのって舌の上でとろけるような味わいで、びわ湖で一番美味しい魚とも言われています。本クルーズでは、実際に「ウロリ漁」の様子を船上からご覧いただいた後、沖島へ上陸し、「ウロリ」と「ビワマス」を食材としたお料理をお楽しみいただきます。メニューには、獲れたてウロリの釜揚げや、その場で捌いたビワマスのお刺身もご用意しております。びわ湖の漁業を学びながら、びわ湖の恵みを味わえる貴重な機会として、ぜひご家族・ご友人同士でご参加ください。クルーズツアーの詳細は、別紙の通りです。【別紙】企画名: びわ湖の恵みクルーズ【夏】ウロリ漁見学とビワマスin沖島実施日: 2023年8月26日(土)料金: 大人(中学生以上)9,500円、小学生5,500円幼児1,000円※お席が必要な方(食事なし)※乗船料・食事代含む(税込)定員: 40名様(最少催行人員15名様)行程: 大津港10:00発~(ウロリ漁/船上見学)~沖島12:00着ウロリ釜揚げ実演、ビワマス解体見学漁業会館にてウロリとビワマス料理の昼食おきしま資料館見学、島内自由散策沖島15:00発~~大津港16:30着ウロリ漁昨年はコロナの影響により、残念ながら開催することができませんでしたが、今年こそは「沖島やびわ湖の旬の魅力をお伝えしたい」との熱い思いから、開催を決定しました。皆様のご参加をお待ちしております!\昼食は漁業組合婦人部さんによる手作り!/≪お品書き≫ウロリの釜揚げウロリのかき揚げウロリの若煮エビ豆コロッケビワマスのお刺身ビワマスの煮付けビワマスのみそ汁白飯、サラダ、フルーツ、ゼリーウロリビワマス就航船: 高速船ランシング(旅客定員90名、座席数44席) ランシングご予約・お問い合せ:琵琶湖汽船㈱ 予約センターTEL 077-524-5000(9:00-17:00)イベントページ 大津港までのアクセス:京阪・びわ湖浜大津駅より徒歩約3分JR大津駅よりバス約5分(浜大津バス停下車)備考: ※最少催行人員15名様に満たない場合、催行を中止する場合があります。※お料理の提供場所は、沖島漁業会館内になります。レストランではございません。※お料理の提供方法は、「お弁当スタイル」+ご飯、味噌汁を予定しております。※当日の天候により、ウロリが獲れない場合があります。その場合は、ウロリの釜揚げに代わるお料理をご用意いたします。※天然の湖魚につき、漁獲状況によってはウロリとビワマスが充分に確保できない場合があります。その場合はお料理内容の変更、または、催行の中止で対応させていただきますので予めご了承の程お願いします。※ウロリ漁では、小エビや他の魚が混ざる場合があります。甲殻類アレルギーをお持ちの方はご参加に際し、充分ご注意ください。企画協力: 沖島漁業協同組合、滋賀県水産課【ご参考】沖島について近江八幡市から琵琶湖の沖合約1.5㎞に浮かぶ沖島は、びわ湖最大の島(周囲約6.8㎞、面積約1.53 ㎢)で、湖で人が暮らす日本唯一の島です。沖島の歴史は古く、昔は神の島として崇拝される無人島でした。その後、保元・平治の乱に敗れた源氏の落武者が島を開拓し、定住したのが島の始まりと伝えられています。現在、約300人が暮らしており、そのうち約7割の方が漁業に従事しています。沖島漁業協同組合ホームページ 沖島全景当社が属する京阪グループでは、京阪版SDGsである「BIOSTYLE」を展開しており、その実現のためにBIOSTYLE PROJECT に取り組んでいます。さらに当社では、琵琶湖版SDGsであるMLGs(マザーレイクゴールズ)にも賛同し、地域活性化活動や環境保全活動を通じて、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。SDGsを実現するライフスタイルを提案する京阪グループの「BIOSTYLE PROJECT」について健康的で美しく、クオリティの高い生活を実現しながら、SDGsの達成にも貢献していく。京阪グループでは、そんな循環型社会に寄与するライフスタイルを「BIOSTYLE(ビオスタイル)」として展開し、お客さまにご提案しています。規制や我慢だけから生まれる活動ではなく、“人にも地球にもいいものごとを、毎日の生活の中に、楽しく、無理なく、取り入れていくことができる明るい循環型社会の実現”に貢献するため、京阪グループにできうる様々な活動を推進していきます。▶ 「BIOSTYLE PROJECT」について詳しくはこちら BIOSTYLE「MLGs」についてマザーレイクゴールズ(Mother Lake Goals, MLGs)は、「琵琶湖」を切り口とした2030年の持続可能社会へ向けた目標(ゴール)です。MLGsは、琵琶湖版のSDGsとして、2030年の環境と経済・社会活動をつなぐ健全な循環の構築に向け、琵琶湖を切り口として独自に13のゴールを設定しています。▶ 「MLGs」について詳しくはこちら MLGs※画像はすべてイメージです※画像提供:(公社)びわこビジターズビューロー、滋賀県水産課以上 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年07月24日琵琶湖汽船株式会社(本社:滋賀県大津市浜大津、社長:川添智史)は、2022年8月28日(日)限定で、びわ湖唯一の有人島“沖島”で「ウロリ」と「ビワマス」を味わうクルーズツアーを開催します。「ウロリ」も「ビワマス」もびわ湖の夏を代表する湖魚です。ヨシノボリ(ゴリ)の稚魚である「ウロリ」は、体長1~2cmの大きさで、すぐに加工しないと溶けてしまうため、佃煮などに加工されることが多い魚です。一方“びわ湖の宝石”とも呼ばれる「ビワマス」は、上質な脂がのって舌の上でとろけるような味わいで、びわ湖で一番美味しい魚とも言われています。本クルーズでは、実際に「ウロリ漁」の様子を船上からご覧いただいた後、沖島へ入港し、「ウロリ」と「ビワマス」を食材としたお料理をお楽しみいただきます。メニューには、獲れたてウロリの釜揚げや、その場で捌いたビワマスのお刺身も。びわ湖の漁業を学びながら、びわ湖の恵みを味わえる貴重な機会として、ぜひご家族・ご友人同士でご参加くださいませ。クルーズツアーの詳細は、次の通りです。企画名: びわ湖の恵みクルーズ「沖島・ウロリ漁見学とビワマス」実施日: 2022年8月28日(日)料 金: 大人(中学生以上)9,500円、小学生5,500円、幼児1,000円(食事なし)※乗船料、食事代、税込定 員: 40名様(最少催行人員15名様)行 程: 大津港10:00発~~(ウロリ漁/船上見学)~~沖島12:00着…(ウロリ釜揚げ実演・ビワマス解体実演)…(漁業会館にてウロリとビワマス料理の昼食)…(西福寺、島内自由散策)…沖島15:00発~~大津港16:30着\漁業組合婦人部さんによる手作り料理/表1: 就航船: 高速船ランシング(旅客定員90名、座席数44席) ご予約・お問い合せ: 琵琶湖汽船(株) 予約センターTEL 077-524-5000(9:00-17:00)インターネット予約 大津港までのアクセス: 京阪・びわ湖浜大津駅より徒歩約3分JR大津駅よりバス約5分(浜大津バス停下車)備 考:※最少催行人員15名様に満たない場合、催行を中止する場合があります。※今後の社会情勢により、催行を中止または延期する場合があります。※お料理の提供場所は、沖島漁業会館内集会場になります。レストランではございません。※お料理の提供方法は、「お弁当スタイル」+ご飯、味噌汁を予定しております。※当日の天候により、ウロリ漁をご覧いただけない場合があります(不漁)。その場合は、ウロリの釜揚げに代わるお料理をご用意する場合がございます。※天然の湖魚につき、漁獲状況によってはウロリとビワマスが充分に確保できない場合があります。その場合はお料理内容の変更、または、催行の中止で対応させていただきますので予めご了承の程お願いします。※ウロリ漁の際、小エビや他の魚が混ざる場合があります。甲殻類アレルギーをお持ちの方はご参加に際し、充分ご注意ください。企画協力: 沖島漁業協同組合、滋賀県水産課【ご参考】沖島について近江八幡市から琵琶湖の沖合約1.5kmに浮かぶ沖島は、びわ湖最大の島(周囲約6.8km、面積約1.53 km2)で、湖で人が暮らす日本唯一の島です。沖島の歴史は古く、昔は神の島として崇拝される無人島でした。その後、保元・平治の乱に敗れた源氏の落武者が島を開拓し、定住したのが島の始まりと伝えられています。現在、約300人が暮らしており、そのうち約7割の方が漁業に従事しています。沖島漁業協同組合ホームページ ウロリ(ヨシノボリ)びわ湖の夏の味覚として珍重されてきた魚。吸盤状の腹びれを持ち、湖畔のヨシ(植物)などにくっつくため、ヨシノボリの名前が付いたと言われています。体長数1~2cmの稚魚は、ゴリ曳網と呼ばれる、蚊帳のように目が細かい沖曳網で獲ります。ビワマス「びわ湖の宝石」ともいわれる滋賀を代表する魚。びわ湖の固有種で、サケ科に属しています。大きいものでは体長50cm以上になるものも。産卵期には雨が降ると川へ遡上することから、雨の魚(アメノウオ)とも呼ばれています。当社が属する京阪グループでは、京阪版SDGsである「BIOSTYLE」を展開しており、その実現のためにBIOSTYLE PROJECT に取り組んでいます。さらに当社では、琵琶湖版SDGsであるMLGs(マザーレイクゴールズ)にも賛同し、地域活性化活動や環境保全活動を通じて、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。SDGsを実現するライフスタイルを提案する京阪グループの「BIOSTYLE PROJECT」について健康的で美しく、クオリティの高い生活を実現しながら、SDGsの達成にも貢献していく。京阪グループでは、そんな循環型社会に寄与するライフスタイルを「BIOSTYLE(ビオスタイル)」として展開し、お客さまにご提案しています。規制や我慢だけから生まれる活動ではなく、“人にも地球にもいいものごとを、毎日の生活の中に、楽しく、無理なく、取り入れていくことができる明るい循環型社会の実現”に貢献するため、京阪グループにできうる様々な活動を推進していきます。■ 「BIOSTYLE PROJECT」について詳しくはこちら 「MLGs」についてマザーレイクゴールズ(Mother Lake Goals, MLGs)は、「琵琶湖」を切り口とした2030年の持続可能社会へ向けた目標(ゴール)です。MLGsは、琵琶湖版のSDGsとして、2030年の環境と経済・社会活動をつなぐ健全な循環の構築に向け、琵琶湖を切り口として独自に13のゴールを設定しています。■ 「MLGs」について詳しくはこちら ※画像はすべてイメージです※画像提供:(公社)びわこビジターズビューロー、滋賀県水産課以 上 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月01日こんにちは、モンズースーです。去年の初夏に、果物のびわをいただき食べました。その時、種や皮を庭に捨てたのですが、しばらくしたら…。■びわの成長を楽しむことにしたのだが…!?うちは借家なので、勝手に大きく育つ植物を植えてはいけないと思うのですが、周囲は山や林のド田舎で、庭にもたくさんの木が生えていて、大家さんからも家庭菜園や庭の草木の管理は自由にしていいと言われていたので、びわの芽をとらずに少し成長を楽しんでみることにしました。高価でなかなか食べられない果物なので、次男は大きな木になればたくさん食べられるのではないかと、期待に胸をふくらませていました。(すぐに実はならないとは伝えたのですが…)びわの実や葉に悪いイメージがなかったので知らなかったのですが、びわの木を庭に植えるのは縁起が悪いという考えがあるそうです。確かに調べてみると似たような迷信がたくさんありました。実際に教えてくれた方の知り合いの方の話しでは、びわの木のある何軒ものお宅で不幸があったそうです。もちろん因果関係はわかりませんし、信じてはいないのですが、何だか気味が悪い気がしてしまいました。 ■子どもの考えはシンプルで正論だった「迷信」や「言い伝え」のような科学的根拠のない昔からのルール。私は子どもの頃からたくさん聞いていたし、周囲の人が守っているものも多かったので、なんとなく気にして避けてしまっていましたが、それらを一度も聞いたことのなかった次男からしたら、意味の分からない行動だったようです。子どもの考え方はシンプルで正論でした。考えてみると言い伝えや迷信の中には、昔の人の経験から得た知恵や教訓など、生活に役に立つものもあるかもしれません。しかし、昔と今の生活スタイルの違いや、科学的に原因が分かったことで、必要のなくなったものも多いように感じます。びわの木を植えてはいけない理由を調べてみたらいくつかあったのですが、「ビワの木は広く根を張るので家が倒れる」「ビワ葉が万病に効くので病気の人が集まる」など、わが家に関係のない理由だったので、今回はもうしばらく成長を楽しんでみることにしました。びわは温暖な地域の植物だったようで、私の住んでいる地域では小さな苗木で冬を越せず、枯れてしまいました…。次男は残念がっていましたが、私はなくなってちょっと安心たような気がします。関係ないとわかっていても、やっぱり迷信を気にしていたのかもしれません。
2021年10月06日夏が近づくとともに増えるのが、あせもや湿疹、虫刺されなどの肌トラブル。子どもはかゆいところを掻きむしったりするので、ママもお世話が大変ですよね。そんな時におすすめなのが、ビワの葉を使って手作りするスプレーです。ビワの葉にはアミグダリンという特殊な薬効成分があり、炎症や怪我に役立つと言われています。実際に私はここ数年このスプレーを常備して、子どもが肌のかゆみや痛みを訴えた時に使っています。患部にシュッとひと吹きするだけ。以前は症状に合わせて薬を塗り分けていたので、とてもラクになりました。スプレーを冷蔵庫で冷やしておくと、使用時に子どもは気持ちよくて喜んでいます。ビワの葉や種には優れた薬効があるということは古くから知られ、民間療法で大切にされてきました。庭木として植えられていることも多く、ビワの葉を意識しながら近所を歩いてみると、意外とすんなり見つけることができるはずです。もしビワの葉が手に入ったら、スプレーを作ってみましょう。天然素材&無添加なので安心ですし、お金もほとんどかかりません。スプレーは、葉っぱを煎じる「煎じ汁」と、葉を35度のホワイトリカーに漬ける「ビワの葉エキス」の2種類が作れます。「ビワの葉の煎じ汁」の作り方<材料> ※できあがり分量目安 400mlビワの葉 大きめを12~13枚水 6カップ(1200ml)<作り方>1、タワシを使って軽く葉を洗う。 2、葉の繊維を断つようにハサミで切る。3、葉を入れた鍋に水をヒタヒタに注ぎ、あればフタをして中火にかける。4、沸いてきたらフタを外して弱火で約1時間煎じ、水が1/3程度(400ml)になったら完成。煎じる時の鍋は鉄やステンレスなどの金属のものは避け、土鍋やホーロー、ガラス製を使いましょう。成分が酸化・変質したり、薬効が失われたりしません。また、沈殿物が出ますが腐ることはありません。保存期間は冷蔵庫で半年くらいが目安です。残った葉は洗濯用ネットでまとめてお風呂に入れると、お湯が柔らかくなって肌にもいいそうです。「ビワの葉エキス」の作り方<材料> ※できあがり分量目安 1800mlビワの葉 大きめを25~30枚35度のホワイトリカー 1800ml<作り方>1、煎じ汁と同じように葉を洗い、ハサミで切る。2、葉を入れた瓶にホワイトリカーを葉がかぶるまで注ぐ。3、常温で保管し、3ヶ月経ったら使用可能。 写真は仕込んでから1カ月後のもの。時間の経過とともに茶色はさらに濃くなり、薬効も高まります。葉は1年ほどで取り出しましょう。煎じ汁と違ってこちらは何年でも保存可能なので、一度にたくさん仕込んでおくと便利です。エキスは怪我や火傷につけると痛みをとり、早く治してくれると言われています。化粧水代わりにしている人もいますよ。ただしお肌に合わない場合は、ご使用を控えてください。かつては「一家に一本のビワの木があれば医者いらず」と言われていたほど、葉にも実にも種にも薬効があるビワ。昔の人から受け継いだ知恵と自然の生命力を上手に活用して、健やかに暮らしたいですね。※ご使用の前に、必ずパッチテストを行ってください。※お肌に合わない場合は、すぐにご使用をお控えください。
2018年07月01日