前回も紹介したように、Gmailは「Googleドライブにあるファイル」をメールで送信することが可能だ。この時、添付ファイルに加えて、「ファイル共有」としてファイルを送信する方法も用意されている。今回は、この方法でファイルを送信する操作手順を紹介しておこう。○ファイル共有のメールを送信Googleドライブに保存されているファイルをGmailで送信する時、ファイルをメールに添付するのではなく、「ファイルの位置を記したリンク」を本文に記して送信することも可能である。容量が大きなファイルを送信する場合などに便利な方法なので、こちらも覚えておくとよいだろう。まずは、この方法でファイルを送信する手順から紹介していこう。メールの新規作成画面を開き、「To」(宛先)、「件名」、「本文」を入力する。続いて「ドライブを使用してファイルを挿入」アイコンをクリックする。各自の「Googleドライブ」に保存されているファイルが一覧表示されるので、この中から送信するファイルを選択する。その後、画面右下で挿入方法に「ドライブのリンク」が指定されていることを確認してから「送信」ボタンをクリックする。メールの本文に「ファイルの位置を記したリンク」が挿入される。あとは「送信」ボタンをクリックしてメールを送信するだけだ。この時、以下のような画面が表示されることがある。この画面は、共有設定の変更が必要であることを示す画面だ。通常、Googleドライブに保存されているファイルは「自分だけが使用可能なファイル」に設定されている。このままでは「ファイルの位置を記したリンク」をメールに記載しても、受信者がファイルを閲覧することはできない。よって、この画面にある「共有して送信」ボタンをクリックし、ファイルの共有設定を変更しておく必要がある。以上で、一連の作業は完了。メールの送信が実行される。なお、先ほどの画面で「閲覧者 ▼」の文字をクリックし、ファイルのアクセス権を変更することも可能だ。「コメント可」や「編集者」を選択してから「共有して送信」ボタンをクリックすると、メールの受信者がコメントを投稿したり、ファイルを直接変更したりできるようになる。合わせて覚えておくとよいだろう。○「共有ファイル」の閲覧について続いては、先ほどのメールを受信した人が「どのようにファイルを受け取るか?」について紹介しておこう。この場合、メールの本文に「ファイルの位置を記したリンク」が記載される。ファイルの内容を確認する時は、このリンクをクリックすればよい。すると、ブラウザが起動し、送信したファイルの内容が表示される。このファイルをパソコンにダウンロードする時は、画面上部にある「ダウンロード」アイコンをクリックすればよい。Googleドライブが対応しているファイル形式であれば、リンクをクリックするだけでファイルを閲覧できるため、あらためて操作手順を説明しなくても問題なくファイルを閲覧してもらえるだろう。ただし、ファイルをダウンロードしてもらう必要がある場合は、メールの本文に「ダウンロード手順」を一言添えておいたほうがよいかもしれない。相手のスキルに合わせて、メールの本文を工夫する必要があることも覚えておきたい。○受信者のみ閲覧可能な場合前述した方法で「共有ファイル」を送信した場合、URLを知っている人全員がファイルを閲覧できる状態になってしまう。このURLは英数字がランダムに並ぶ予測不能なものであるが、それでも『セキュリティ面で不安が残る……』という人もいるだろう。このような場合、メールの受信者だけがファイルを閲覧できるよう設定してメールを送信するとよい。ただし、この方法が使えるのは、メールの受信者もGoogleアカウントを所有している場合に限られる。「受信者のみ閲覧可」にしてファイルを送信する時は、ファイルの共有設定を変更する画面で「その他のオプション」をクリックする(「その他のオプション」は、Googleアカウントを持つユーザーを「To」(宛先)に指定した場合のみ表示される)。すると、以下のような画面が表示され、ファイルの共有設定を「このメールの受信者」に変更することが可能となる。この方法で「共有ファイル」を設定すると、メールを受信した人(宛先に指定したGoogleユーザー)だけがファイルを閲覧できるようになる。仮に、他のユーザーがファイルのURLを知り得たとしても、以下のような画面が表示されるだけでファイルを閲覧することはできない。より安全に「共有ファイル」を送信する方法として覚えておくとよいだろう。なお、いずれの場合も、「共有ファイル」としてファイルを送信した時は、そのファイルの共有設定が変更される仕組みになっている。各ファイルの共有設定を確認したい場合は、Googleドライブにアクセスし、ファイルを選択してから以下の図に示したアイコンをクリックすればよい。万全を期すのであれば、適当なタイミングで共有設定を「オフ」に戻しておくとよいだろう。ただし、ファイル共有を中止すると、メールを送信した相手がファイルを閲覧できなくなってしまう。よって、共有設定の変更は、相手がファイルの利用を終えた後に行うのが基本だ。このように「共有ファイル」として送信する方法は、Googleドライブのファイル共有設定と密接に関わっているので、Googleドライブの仕組みも理解しておく必要があるだろう。
2016年01月12日ギミックが運営する総合医療情報サイト「ドクターズ・ファイル」は5日、「更年期症状に悩む女性のための更年期特集ページ」を公開した。同ページでは、女性なら誰しもが通る「更年期」にしっかりと向き合い、自身にあった更年期症状を緩和させる適切な対処法を身につけることが必要になってきているとして、更年期に関する基本的な情報をはじめ、様々な切り口で更年期に対する情報を紹介している。同ページによると、「更年期」は閉経を挟んだ前後10年のことであり、この時期に心身に現れるさまざまな症状を「更年期症状」と呼ぶ。その症状が現れる年齢や程度、期間には個人差があり、自分では気付かないほど軽い症状や半年程度で軽快するものもあれば、生活に支障が出てしまうほどのひどい"のぼせ"や"ほてり"などの症状もあり、対応策も人それぞれとのこと。婦人科でホルモン剤による治療を行う人や、漢方薬やサプリメントを服用する人のほか、中には我慢する、やり過ごすといった人もいるという。しかし、更年期にどういう暮らし方をするかで、その後の生活に大きな影響を与えることもあるため、「自分の体の状態を見極め、自分に合った更年期を乗り切る方法を見つけましょう」と呼びかけている。時期や症状に合わせた更年期の対策としては、「若年性の更年期症状に30代から対策(女性ホルモンの働き)の特集」と「更年期にサプリメントで補える女性の症状への対策特集」を紹介。「若年性の更年期症状に30代から対策(女性ホルモンの働き)の特集」では、心身を落ち着かせてリズミカルに酸素を取り込む「有酸素運動」の紹介、ホルモンバランスを整える栄養素の紹介とバランスよく栄養素を摂る方法、更年期の特徴的な症状の紹介とその対処方法などが解説されている。「更年期にサプリメントで補える女性の症状への対策特集」では、副作用の心配も少なく、時間や場所を選ばず手軽に摂取できるサプリメントを服用する人が増えていることを受け、特に更年期症状に効果があると言われている成分「エクオール」が紹介されている。
2016年01月06日ムード満点の「おうちカフェ」を、カラーボックスを使った簡単カウンターとヴィンテージの窓枠で実現! カッコよく、使い勝手のいいキッチンのコーディネートテクを紹介します。賃貸のお部屋でもマネできる "ワザ" が満載です。○ペイントテクでキッチンをカフェ風に変身!賃貸マンションのコンパクトなキッチンを大胆にアレンジした、RoomClipの人気ユーザーedenさんのテクを紹介します。ポイントはペイントと壁紙シート。カウンターは3段のカラーボックスを3つ並べて、上に天板を載せただけ。「カラーボックスの裏側にはネットを貼り、布をかけてカバーしました。収納力があるから、シンク側には食器やカトラリーを入れています」とedenさん。「天板はウォールナッツのオイルステインを3度塗り、上から白っぽいアクリル絵の具を筆やスポンジを使って、まばらに塗って使い古したような質感に」(edenさん)。シックで味のある天板にコーヒーがピッタリ。カウンターのサイドには海外の建具や建材、アンティーク雑貨を扱うショップ「RICHMOND ANTIQUES&SALVAGE」で購入した窓枠を配置。「海外の家で使われていた窓枠みたいですが、ショップで出会って一目ぼれ。古くて枠がもろくなっているので大事に使っています」(edenさん)。窓枠を置くことで、"カフェ感" の演出力が上がっています。もう1つカラーボックスを発見! サイドには壁に貼ってあるものと同じ壁紙を貼り、ペイントしたすのこを蝶番 (ちょうつがい) でつなぎ、扉を作りました。冷蔵庫もお部屋になじむカラーでペイント。「白い冷蔵庫が浮いてしまうので、トールペイント用のアクリル絵の具、茶とモカとカーキをミックスしてペイントしました」とのことで、edenさんは気に入った色が出せるまで、何度も色を調合したようです。扉についているのは、ビンや缶の蓋に磁石をつけて作ったハンドメイドのマグネット。キッチンの窓はホームセンターで購入した木材で枠を作成。ネットが貼ってあるところは、セリアで買ったフレームをはめています。「壁はマスキングテープを貼った上に両面テープで壁紙を貼っています。木材風の絵柄の壁紙でナチュラルな感じに」(edenさん)。シンクの扉にも同じ壁紙を貼っています。カフェ風キッチンの最後の演出はライト。明るすぎない小ぶりのペンライトの光で、優しくお部屋をともしています。ムード満点のお家カフェはいかがですか?○お伺いしたお宅は……edenさん部屋のインテリア実例共有サイト「RoomClip」の人気ユーザー。フォロワー数は6,000を超える。インテリアが好きで、今までハワイアンやアジアン、アンテーク風……と、いろいろトライしてきて、現在のプランツ&ヴィンテージ風のクールなテイストにたどりついたとか。執筆:ウチダモモコ雑誌やムック、サイトでインテリアや美容、料理など女性のライフスタイル全般について記事を執筆。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2016年01月05日今回は、Gmailを使って添付ファイルを送受信する方法を紹介しよう。Gmailは、パソコンに保存されているファイルだけでなく、Googleドライブにあるファイルを添付ファイルに指定することも可能となっている。ただし、1つだけ注意すべき点があるので、念のため操作手順を確認しておくとよいだろう。○添付ファイルの送信まずは、メールにファイルを添付する時の操作手順から紹介しよう。メールの新規作成画面を開き、「To」(宛先)、「件名」、「本文」を入力したあとに「ファイルを添付」アイコンをクリックする。パソコン内に保存されているファイルを選択する画面が表示されるので、メールに添付するファイルを選択し、「開く」ボタンをクリックする。選択したファイルのアップロードが自動的に行われ、アップロードが完了すると、メールの文面に「添付ファイル」の情報が表示される。あとは「送信」ボタンをクリックしてメール送信を実行するだけだ。そのほか、ドラッグ&ドロップにより添付ファイルを指定する方法も用意されている。この場合、添付するファイルを「メールの新規作成画面」の中へドラッグ&ドロップすればよい。なお、間違ったファイルをメールに添付してしまった時は、添付ファイルの右端にある「×」をクリックすると、メールから添付ファイルを削除することができる。ちなみに、この方法で送信できる添付ファイルの最大容量は25MBとなる。25MBより大きなファイルをメールに添付したい場合は、後述するGoogleドライブを使った方法で添付ファイルを指定しなければならない。また、セキュリティ対策の観点から、実行形式のファイル(拡張子「.exe」のファイルなど)は添付ファイルに指定できない仕組みになっている。通常、実行形式のファイルをメールで送る機会はめったにないと思われるが、念のため覚えておく必要があるだろう。○添付ファイルの受信続いては、添付ファイルのあるメールを受信した時の操作手順を紹介しておこう。この場合、本文の末尾に添付ファイルが「プレビュー画像」として表示されるのが一般的だ。この「プレビュー画像」の上へマウスを移動させると、3つのアイコンが表示される。添付ファイルをパソコンにダウンロードする時は、左端にある「ダウンロード」アイコンをクリックすればよい。ダウンロード完了後に「ダウンロード」フォルダ(※1)を開くと、添付ファイルが保存されているのを確認できる。※1このフォルダは、各ブラウザに設定されている既定の「ダウンロード」フォルダとなる。そのため、「ダウンロード」フォルダの場所は使用しているブラウザに応じて変化する。○Googleドライブのファイルを添付する場合最後に、「Googleドライブ」に保存されているファイルをメールに添付する方法を紹介しておこう。この場合は、最大15GB(有料のストレージ プランでは最大1TBまで送信可能)の添付ファイルを送信することが可能となる。「Googleドライブ」に保存しているファイルをメールに添付する場合、メールの新規作成画面で「ドライブを使用してファイルを挿入」アイコンをクリックする。すると、各自の「Googleドライブ」に保存されているファイルが一覧表示されるので、この中から添付するファイルを選択する。この時、画面右下で挿入方法に「添付ファイル」を指定しておく必要があることに注意しなければならない。「ファイルの選択」と「挿入方法の指定」が済んだら「挿入」ボタンをクリックして、操作を確定する。これで「Googleドライブ」にあるファイルを添付ファイルとして送信できるようになる。なお、ファイルの選択画面で挿入方法に「ドライブのリンク」を指定した時は、「添付ファイル」ではなく、「共有ファイル」としてファイルが送信される仕組みになっている。このため、通常の添付ファイルとは少し異なる動作になる。この点については次回に詳しく説明しよう。
2016年01月04日クラウディアンは12月22日、ソフトウェア定義(Software Defined)のオブジェクトストレージ製品「CLOUDIAN HyperStore」にファイル共有プロトコルなどをサポートする「HyperStore Connect for Files」をオプションとして追加したと発表した。提供開始は2016年初旬を予定しており、価格は個別見積もり。HyperStore Connect for FilesはSMB、NFS、FTPのファイル共有プロトコルをサポートしているので、企業内で一般的に使われるファイル共有プロトコルを容易に追加できる。サードパーティーのゲートウェイなしに直接ファイルアクセスができるほか、グローバルファイルロックで拠点ごとに分散しているファイルを管理し、グローバルネームスペースによりダウンタイムなしで複数拠点間で簡単にファイルアクセス、管理、分散配置することが可能だ。特に、CLOUDIAN HyperStoreは複数データセンター間にファイルを自動的に同期・準同期で複製できるため、サードパーティが提供するミラーリングのためのソフトウェアライセンスを購入する必要がなくなるメリットもあるという。企業における利用例としてはスケールアウト型のファイルサーバや分散拠点の統合ファイルサーバ、バックアップ・アーカイブ用ファイルサーバ、遠隔拠点にデータを分散配置する災害復旧(DR)対策、クラウドとのデータ連携(ハイブリッドクラウド)などとなる。
2015年12月22日KDDIは12月14日、法人顧客向けファイルストレージサービス「KDDI ファイルストレージ」で、アクセス方法やアクセスする端末(パソコンやスマートフォン、タブレット)の制限などを可能とする、セキュリティ機能の強化を行ったと発表した。機能強化により、管理者によって設定された端末とアクセス方法のみ「KDDI ファイルストレージ」へのアクセスを許可できるようになった。ユーザーIDごとに利用を許可する端末(パソコン、スマートフォン、タブレット)とアクセス方法やアプリ(Windows/iOS/Android)を設定できる。また、iOSアプリではユーザーやグループフォルダごとに、アプリ内へのファイル保存を許可・禁止できるほか、ほかのアプリケーションとのファイルの受け渡し制限や、ファイルの重要度によって保存可否の設定が可能になった。アプリ内へ保存したファイルは自動で暗号化されるため、端末紛失時などに保存したファイルが読み取られることも防止できる。さらに、アプリ内へ保存したファイルは、指定した日数が経過した後に自動で削除される。そのほか、iOSとAndroidアプリでは、アプリ内に保存したファイルや設定をリモートで消去、初期化できるため、端末紛失時に保存ファイルの漏えいを防止できる。なお、今回の機能強化にあたって追加の利用料金はかからない。
2015年12月15日カスペルスキーは12月7日、ランサムウェアからファイルを守るためにすべきことを、同社のブログ「Kaspersky Daily」で解説した。ランサムウェアとはトロイの木馬の一種で、端末内に侵入すると内部の文書、動画、写真などのファイルを暗号化し、持ち主が使えないようにする。その後、ファイルを暗号化したことをファイルの持ち主に通知し、持ち主に暗号化解除を引き換えとした「身代金」の支払いを要求する。この身代金の多くは数万円(数百ドル)程度で、電子マネーのBitcoinが利用されている。記事では、ランサムウェアの攻撃されないためにユーザーができる防御策、万一攻撃を受けてしまった場合の対処方法を解説している。○ランサムウェアによる被害を防ぐために必要なこと重要なファイルはバックアップし、バックアップしたファイルに対してアクセスに制限を付ける。具体的には、読み取りと書き込みだけを許可し、削除や編集はできないようにした上で、バックアップしたデータは定期的に確認する。また、一般的なセキュリティ対策と同様に、OSやブラウザ、アンチウイルスなどの更新は定期的に行おう。犯罪者はシステムをハッキングする際に、ソフトウェアの脆弱性を悪用する場合が多いが、脆弱性の問題を解消することで攻撃を防御できる可能性が高まる。アンチウイルス・ソフトは、万が一侵入された場合も重要なファイルを保護する機能を備えていることがある。ほかの対策としては、フィッシング詐欺対策用のアンチスパムを設定しよう。メールはランサムウェアの侵入経路として使われることが多く、これまで、オンラインストアや銀行が送るメール通知を模倣した偽メールを送りつけ、メール内のリンクをクリックさせてマルウェアに感染させるという手口が見つかっている。ITリテラシーの高いユーザーにとっては常識だが、「不正なファイルかどうか、見てすぐにわかるように、普段から拡張子を表示しておく」という対策も重要だ。ランサムウェアのファイルは「exe」「vbs」「scr」などの拡張子の付いている場合が多く、複数の拡張子(例:example.txt.exe)などを使って、不正なファイルを普通の動画や写真や文書のように見せかけるケースもある。メールと同様に気をつけたいのはSNS経由で送られてきた不審なリンクで、友達や同僚から送られてきたものでも、アカウントをハッキングされている可能性がある。○ランサムウェアに感染した場合の対処不正なプロセスや見慣れないプロセスをコンピュータ上で発見したら、すぐにインターネット接続を切ることが必要だ。もし、ランサムウェアに感染した場合でも、暗号鍵をコンピュータから削除する処理が実行される前であれば、ファイルを復元できる可能性がある。新種のランサムウェアだった場合は、事前に定義された鍵を使うなどの改良が施されており、復元できる可能性が低くなる。絶対にやってはいけないことは、ランサムウェアにファイルが暗号化されてしまったとしても、ファイルを取り戻すための身代金を支払うことだ。支払いを続けることが攻撃者の資金源となり、さらに攻撃の範囲を拡大する可能性が高い。感染した場合は、警察やセキュリティ・ツールの開発企業が配布するファイル復元ツールを試してみよう。ツールによって身代金を支払うことなくファイルを復号化できることもある。カスペルスキーは、ツールをWebサイトで公開している。
2015年12月09日マクニカネットワークスは11月24日、安全な企業向けファイル共有クラウドサービス「Box」をより安全に利用するためのクラウドセキュリティソリューションとして、「Skyhigh for Box」を販売開始したと発表した。Skyhighのクラウドサービス「Skyhigh for ShadowIT」のアドオンとして提供される。Skyhigh for Boxは、「Skyhigh for ShadowIT」上で、企業のクラウド利用状況を可視化・リスク分析を行い、企業として許可していないリスクの高いファイル共有サービスを検知する。「Skyhigh for Box」を利用した「Box」を企業標準のファイル共有サービスとすることで、シャドーITへの対応策として大きな効果を発揮するという。Skyhigh for Boxを経由してBoxへのアクセスを行うことで、アクティビティ監視や、アノマリ検知、DLP、共有制限の機能を提供し、クラウドサービスであるBoxのさらなるセキュリティ強化を実現する。
2015年11月24日アズジェントは11月17日、地方公共団体、教育機関を対象にメールの添付ファイルを無害化(サニタイズ)するためのソリューション「Secure Data Sanitization(SDS)」のパブリックパッケージの提供を開始すると発表した。アズジェントは、自社の考えるメールの添付ファイル無害化ソリューションとして、イスラエルのVotiro(ボティーロ)社のSDSの取り扱いを行っている。SDSは、ファイルが「マルウェアを含んでいるかもしれない可能性」を重要視し、メール添付などによって外部から入ってくるすべてのファイルを無害化する。一般的にエクスプロイトキットやマルウェアはファイルのメタデータや空ビットスペース、マクロの中に潜んでいることから、これらのデータをチェックして、ファイルに不要なデータ部分を削除、あるいは意味のない情報に書き換えることで、無害化する。海外では、セキュリティ要件の厳しい政府機関、発電所、航空宇宙産業、金融などで採用されている。メール添付ファイル無害化ソリューション「SDS」と5年間の保守がセットになったパッケージで、定価は500ユーザーで798万2000円。販売は24日から開始する。
2015年11月20日NECは11月18日、中堅・中小企業向けに人事・給与システムのセキュリティを強化する「マイナンバー安心セット」に、「機密ファイル保管サーバセット」を追加し、発売を開始した。新製品は、ファイルサーバとして「iStorage NS100Te」とファイル暗号化ソフトウェア「InfoCage ファイル暗号」、アクセス権管理ソフトウェア「NEC Information Assessment System(NIAS)」、アクセスログ管理ソフトウェア「ALog ConVerter for iStorage NS」をセットで提供するもの。これにより、検討や手配の時間を省き、マイナンバーを含む個人情報の保管先となるセキュリティ強化したファイルサーバの短期間導入を実現するとしている。価格は99万9,280円(税別)。新製品の特長として、ファイルサーバ管理ソフトウェア「NIAS」を導入することで、ファイルサーバのフォルダのアクセス権を一括で確認し、不適切なアクセス権を修正して、情報漏えいのリスクを低減する点が挙げられている。またアクセスログ監視ソフトウェア「ALog ConVerter for iStorage NS」を導入することで、ファイルサーバのアクセスログの監視、取得を可能にし、万が一、情報漏えいした場合でも迅速な原因究明を実現するという。
2015年11月18日アズジェントは11月17日、地方公共団体や教育機関を対象にメールの添付ファイルを無害化するためのソリューション「Secure Data Sanitization(SDS)」のパブリックパッケージを発表した。同ソリューションは、イスラエルVotiroが提供するセキュリティソリューション。ファイルがマルウェアを含んでいるかもしれない「可能性」を重要視し、メール添付などによって外部から入ってくるすべてのファイルを無害化(サニタイズ)する。一般的にエクスプロイトやマルウェアは偽装されたファイルのメタデータや空ビットスペース、マクロの中に潜んでいることから、これらのデータをチェック、ファイルに不要なデータ部分を削除、あるいは意味のない情報に書き換えることで、攻撃ファイルの無害化を行う。海外では、セキュリティ要件の厳しい政府機関、発電所、航空宇宙産業、金融などで採用されているという。11月24日より5年間の保守とのセットで提供される予定で、税別価格は500ユーザで798万2000円となっている。
2015年11月17日●オレを襲ったトラブル富士通製PCの秋冬モデルに搭載されている「ワンタッチプライバシー」は、ファイルを登録しておけば、一度に複数のファイルをデスクトップ画面から非表示にし、他のユーザーの目から隠してしまえる機能だが、製品紹介ページではほとんど言及されていない、ちょっとマニアックな機能だ。同機ユーザーの中には、「『LIFEBOOK SH90/W』でWindows 10のメニューを立ち上げてみたら『よく使うアプリ』に謎の機能が表示されていたがはてこれは一体何だろう」という人もいるかと思われる。というわけで、今回、モバイルモデルの「LIFRBOOK SH90/W」で「ワンタッチプライバシー」を試してみた。なお、機種の詳細は、ニュース記事、レビュー記事で確認してほしい。【レビュー】スペックや機能はどう変わった? Skylake+Windows Hello搭載、新生「LIFEBOOK SH90/W」を試す富士通、指紋認証ログインに対応した13.3型ノートPC「LIFEBOOK SH」○オレを襲ったトラブル「ワンタッチプライバシー」は、スタートメニューから起動できる「ワンタッチプライバシー」という富士通のオリジナルプログラムだ。名前の通り、ワンタッチ(もしくは1クリック)で特定のファイル、フォルダを画面上から一時的に消す(非表示にする)ことができる機能である。使い方を紹介する前に、まずはこの機能でちょっとアレな画像を隠したオレを襲ったトラブルの顛末を伝えたい。「ワンタッチプライバシー」の使用には、まず「ワンタッチプライバシー」自体のパスワードを設定する必要がある。そして、「ワンタッチプライバシー」を使って非表示にしたファイルを復活させるには、当然同プログラムから復元処理を行う必要があるのだが、一度終了させた「ワンタッチプライバシー」を起動すると、まずパスワードの入力画面が表示される。ここで正しいパスワードを入力しないと、「ワンタッチプライバシー」は起動できず、ひいてはファイルを復元することができない。初めて「ワンタッチプライバシー」を使ったとき、このパスワード入力時に、トラブルが発生した。察しのいい読者諸氏はお気づきかもしれない。なぜか、正しいパスワードを入力しても、ログインできないのだ。そんなことあんのか!? と思われただろう。オレも思った。このとき、非常にシンプルなパスワードを設定したので、間違うはずはなかったのだが、複数回パスワードを入力してもログインできず、焦ることになった。そうしているうちにあることに気がついた。アルファベットの大文字、小文字が逆転しているのでは? というわけだ。設定したときは小文字で入力している気になっていたが、もしかすると大文字で入力していたのかもしれない。かくして、アルファベットを大文字にして入力すると無事ログインできた。正直ホッとした。これがログインできないと、富士通に連絡してリセット方法を教えてもらわなければならない。ユーザー側ではリセットできずPC自体を送って処理しなければいけない可能性もあり、面倒極まりないことになるところだった。●改めてワンタッチプライバシー機能を試すいろいろあったが(主にオレだけ)、改めて、本題の「ワンタッチプライバシー」機能の話だ。この機能はスタートメニューから起動できる「ワンタッチプライバシー」という富士通のオリジナルプログラムによって実行される。このプログラムを初めて起動すると、まずはパスワードの登録を要求してくる。文字数は6文字以上、24文字以内で、文字種類を2種類以上にしなければならない。もっと厳しくしてもいいのではないか? と思うが、あまりに複雑にしすぎて、ファイルを永遠にロストしてしまう可能性もあるので、一般的なレベルでいいのかもしれない。「ワンタッチプライバシー」にファイルをドラッグ&ドロップで登録し、登録したファイルごとに表示される「隠す」スイッチをクリックすると、機能がオンになりファイルが隠される。画面上からもファイルは見えなくなり、これでプログラムを閉じると、ほかの人には隠したフォルダの存在が全くわからなくなる。この時、ファイルは単に見えなくなっているだけでなく、暗号化された上で、特定のフォルダに保存されている。つまり、隠された状態ではファイルを発見しても、見ることができないのだ。●隠す機能をどう活用するか?さて、「ワンタッチプライバシー」では複数のファイル、フォルダを管理、隠蔽できる。それはそうだ。1つしか隠蔽できないのでは実用性が低い。複数の隠蔽ファイルの登録は次々とプログラムウィンドウにファイル、フォルダをドラッグ&ドロップしていけばいいだけだ。複数のファイルを登録すると、リストに複数のアイテムが表示されていく。そして、リストは下端まで達すると、スクロールできるようになる。このリストはかなり長くなることを想定したデザインのようだ。複数のファイルを登録した場合でも、登録したファイル、フォルダごとにファイルを隠すスイッチをオン、オフできる。また、急いでファイルを隠したい場合にために、右上の「すべてを隠す」ボタンで一度にすべてのファイルを消すことができる。○隠す機能をどう活用するか?最近はタフさを強化したビジネス向けノートPCが増えているが、タフさの次に必要となるのはセキュリティ機能だろう。富士通は指紋認証などを早くからノートPCに取り入れたり、虹彩認証をスマホに搭載するなどセキュリティに積極的なメーカーなので、「ワンタッチプライバシー」のような、ファイルを隠す機能を取り入れたことは理解できる。いろいろ試したが、「ワンタッチプライバシー」は非常に面白い機能だ。提言の意味で、「ワンタッチプライバシー」がスタートメニューに表示されてしまうのが気になると記しておこう。だって、このパソコンの中のデータをチェックしたい人が、そのパソコンを触ったら、「このプログラム何?」って、起動しようとしてしまうだろう。そして、起動すると、パスワードにブロックされてしまうわけで、ユーザーへの疑惑が増してしまうかも知れない。アイコンを表示せずに、例えば複数のキーの組み合わせで起動するようになったら、使い勝手がより良くなりそうだ。「ワンタッチプライバシー」は「LIFEBOOK SH90/W」だけでなく、富士通の秋冬の新製品に搭載される機能だ。会社のデータでも個人のデータでも、複数の人が使う可能性のある環境にいる人や、手軽にセキュリティを高めたい人は、店頭などで一度試してみると良いだろう。
2015年11月15日マカフィーは11月9日、Gate.Wormファイル感染ウイルスの最新バージョンに関する情報をセキュリティブログで公開した。Gate.Wormに感染した場合、正規コードに制御を戻せなくなる仕様で、特定のアプリケーションが起動しなくなり、マルウェアコードのみが実行される。このバージョンは2013年の「Obfuscated-FBU!hb」による寄生型ウイルスの変種と類似しているが、作者は別の人物。新しいコードは以前のコードに似ているが、機能がかなり減らされているという。マルウェアの目的は、SecurityGate.ruグループがテストサンプルとして作成したものと推測している。セキュリティブログによると、マルウェアがコンピューターに侵入して感染させるまでの挙動は以下の通り。まず、IsDebuggerPresent Windows APIを呼び出して、プロセスがデバッグ中かどうかを確認する。マルウェアの作者はこの機能を使用して、デバッグによって"悪質なバイナリ"の分析を防止する。チェックの結果がtrueの場合、マルウェアは実行を終了する。次にマルウェアはコンソールウィンドウを開き、「SAFEMODE: This WORM is designed only to test…with respect SafetyGate.ru.」 というメッセージを表示する。GetCurrentDirectoryAを使用して現在のディレクトリを取得し、そこに含まれるすべてのファイルを列挙する。そのために、マルウェアはFindFirstFileA and FindNextFileAを使用してファイル名配列を作成する。現在のフォルダ内の全ファイルを配列に追加したら、マルウェアはマルウェアファイルのファイルサイズを計算し、マルウェアサンプル全体をクリーンファイルの冒頭に挿入してコンピューターに感染する。感染後は、MZ構造がマルウェア本体に置き換えられ、元のファイルは単なるオーバーレイデータとして存在するようになるため、感染したクリーンファイルを実行できなくなる。さらに、感染ファイルに以下のような形式のシグネチャを追加する。感染ルーチンは現在のフォルダ内のすべてのサンプルに対して繰り返し実行され、プロセスが終わると、マルウェアはSleep APIを呼び出して10秒間実行を停止する。その後、コンソールウィンドウを閉じてマルウェアプロセスを終了する。最後は、感染したすべてのサンプルに以下のようなアイコンが表示される。オーバーレイに複数のオリジナルサンプルが含まれた感染サンプルも存在する。感染ファイルはすでに感染していたファイルが含まれることがあるため、このような状況が発生する。新しいクリーンファイルがこのサンプルに感染すると、新たに感染したファイルには過去に感染していたファイル(複数の場合もある)とマルウェアコード、新しいシグネチャが含まれる。ポータブルな実行可能ファイルだけではなく、あらゆる種類のファイルがこのマルウェアに感染する。このようにして、ホストコンピュータの現在のフォルダ内の大半のファイルがウイルスに感染してしまう。通常、ユーザーはファイルをダウンロードフォルダ、ドキュメントフォルダ、デスクトップフォルダにダウンロードするが、フォルダによって影響度が違う。マルウェアにはネットワーク機能がなく、外付けドライブを感染させることはできない。被害者が直接ダウンロードして実行するか、感染したサンプルを外付けドライブに手動でコピーし、別なシステムで実行する以外、このマルウェアをまん延させることはできないという。
2015年11月11日Windows 10無償アップグレード開始前、Microsoftは「システムの圧縮機能によって、OS(=システムファイル)の使用領域を大幅に節約する」とアナウンスしていた。弊誌Windows 10大百科の執筆時は具体的な動作を確認できなかったが、調べてみるとコマンドラインからNTFS圧縮を実行する「Compact.exe」に気になるオプションが加わっていた。このコマンドを使ったシステム全体の圧縮手順を紹介しよう。○生まれ変わった「Compact.exe」Microsoftの開発陣は2015年3月の時点で、圧縮済みシステムファイルから直接Windowsを起動する「WIMBOOT」の肥大化を避ける仕組みを加えると、公式ブログで表明している。これらは展開時に組み込む仕組みのため、一般的なスペックを備えるPCでは恩恵を受けることはできないと思われていた。だが、システムファイルの圧縮に対しては後から適用する方法を用意している。それが「Compact.exe」だ。以前から存在するCompact.exeはNTFS上のファイルをコマンドラインから圧縮するものだが、Windows 10では新たなオプションが加わった。例えば「/EXE」は変更頻度が低い実行形式ファイルに対して、XPRESSやLZXといった圧縮アルゴリズムも適用する。この圧縮を一括実行するオプションが、「CompactOs」だ。サブオプションとしては、圧縮状態を確認する「query」、すべてのシステムファイルを圧縮する「always」、すべてのシステムファイルを圧縮解除する「never」がある。これらはWindows 10インストール後でも実行できるため、ストレージの空き容量に悩んでいる多くユーザーにとって有益だろう。ただし、圧縮は伸長(解凍)とペアの存在だ。システムファイルを圧縮するということは、伸長処理もすべてのバイナリファイルに対して加わるため、必然的にパフォーマンスが落ちる。特にCPUパワーが乏しい場合は、体感的な速度低下は小さくないだろう。この点を鑑みて本Tipsを試してほしい。○システムファイルを圧縮する操作自体は簡単だ。管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、コマンドラインから「compact /CompactOS:always」と実行するだけでよい。ただし、進捗状況を示すプログレスバーなどは現れず、作業中はI/Oの負荷が大きいため、PCをそのまま放置できるタイミングで実行することをおすすめする。圧縮が完了すると、圧縮対象となったファイル数や全体の圧縮量と圧縮率を示すメッセージが現れる。今回試した環境では圧縮率「1.7対1」で、約3.5Gバイトのストレージ容量を空けることに成功した。前述のとおり、「compact /CompactOS:query」と実行すれば、現在の圧縮状態を確認できる。圧縮はしたものの、全体のパフォーマンスが低下する場合は、「compact /CompactOS:never」で圧縮を解除すればよい。圧縮時と同等の時間を要するが、筆者の環境では問題なく元の状態になることを確認した。阿久津良和(Cactus)
2015年10月18日ニフティは10月6日、セゾン情報システムズと連携し、クラウドサービス「ニフティクラウド」のサービスとして、ファイル転送・データ連携サービス「HULFT for ニフティクラウド」を提供すると発表した。利用料金は月額1万2800円から(税別)。「HULFT for ニフティクラウド」は、セゾン情報システムズが提供するシステム間データ連携/ファイル転送ミドルウェア「HULFT」の各種機能を、「ニフティクラウド」上で月額料金にて利用できるサービス。マルチプラットフォームや豊富なファイル形式・転送方法への対応、操作ログ管理やユーザー権限設定などの機能により、オンプレミス環境と「ニフティクラウド」を組み合わせたハイブリッド環境などの複雑なシステム環境においても、シームレスでセキュアなデータ連携/ファイル転送を実現する。セキュリティ対策としては、HULFT暗号、AES暗号(オプション)、データの欠落・改竄チェック、不正アクセスの防止・操作ログ出力が行われる。
2015年10月07日つい「可愛いから」……と買ってしまう収納ケースやボックス。家に持ち帰ってみると「何を入れるのか」をイメージしていなかったがために、どのように使うのか迷ってしまい、結局お蔵入り……なんてことはありませんか? ここでは整理収納アドバイザーの岩佐弥生さんに、便利なナチュラルキッチンの「仕切り付きボックス」活用法を教えてもらいました!○シンプルにタオル入れとして使ってみましょうナチュラルキッチンで入手できる「仕切り付きボックス」(1,000円) は、作りもしっかりしていて頑丈。とても長持ちしそうです。大きさもそこそこあっていい感じなのですが、何を入れるか、どう使うかに迷ってしまいます。仕切りが良い感じで付いているので、これを利用しない手はありません! ハンドタオルを立てて収納するのにピッタリ。動線を考えると、ハンドタオルは使う場所の近くにある方が便利。洗面所にあるのがベターですよね。なので、スペースがあるお家なら、いっそのこと "見える収納" で使ってしまいましょう! タオルをクルクルッと丸めて入れるとキレイに収まりますよ。○引き出しにも早変わりする収納ボックス!タオルを "見えない収納" にしたい人は、奥行きのある棚の中に入れてもOK! 引き出しとして使うこともできます。写真を見るとわかると思いますが、仕切りの効果もあり、「前のタオルだけ使って奥の方のタオルは全然使わない」なんてことを防ぐことができます。できるだけ奥の方から使うようにしましょう。ちなみにこの方法、重ねて使うこともできますよ。このボックスが便利なところは、机の上に立てて表側には飾りとして置物などを入れつつ、裏側に「アイアンS字フック ミニアソート茶」(100円) を付けてアクセサリ掛け用にできるといった点。例えば、表側はこのようにして……裏側をこんな感じにできるんですね~。収納場所が少ないひとり暮らしの人にはオススメです。ぜひ工夫して使ってみてください。縦も横も裏も!? ナチュラルキッチンの仕切り付きボックス活用アイデア!※本稿で記載している価格はすべて税別です。○教えてくれたのは……収納コンサルタント 岩佐弥生さん株式会社アイギルド 代表。整理収納講師・整理収納アドバイザー。司会者・ナレーター・レポーターとしても活動し、テレビやラジオ、イベントへの出演多数。また、企業や認定講座での実績も豊富。自身が「片付け下手」だった経験を生かし、同じ目線での話し方が好評。最近は、ムック本やキッチンメーカーの収納監修、ファーストフードチェーンのコンディメントボックス、収納ラベルシールのデザイン提案も手掛けている。執筆:Canaフリーランスのライターです。フラを踊り、絵を描き、中学生の息子を持つガテン系の母でもあります。人生は冒険。頭の中はいつでも南国の風が吹いています。どこにいてもたくさん笑ってのんびり楽しく暮らしています。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年10月06日フランスのシャンパンブランドの「ドン ペリニヨン(Dom Perignon)」が、ホリデーシーズンに向けた限定ギフトボックス「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2006 限定ギフトボックス by ビョーク & カニン ガム」(750ml 2万2,000円)を全国主要百貨店にて10月23日より順次発売する。同ギフトボックスは、アイスランド出身の世界的アーティスト・ビョーク(Bjork)と前衛的映像作家のクリス・カニンガム(Chris Cunningham)とのコラボレーションによるもの。パッケージには、8年に渡り地下セラーで眠り、1度目の熟成のピークを迎えた「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2006」が世に放たれ、それを地球(世界)が温かく迎え入れる様子が、一筋の緑の光に見立てて表現された。瑞々しく奥深い丸みのある味わいが特徴の「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2006」は、口内で広がるにつれてより複雑で個性的な風味に変化していく。ほのかな磯のニュアンスを持ったヨード感や塩味、上品な苦みが溶け込んでいく。また、ピンクの光が印象的な「ドン ペリニヨン ロゼ ヴィンテージ 2004 ビョーク & カニンガム 限定ギフトボックス」(750ml 4万1,000円)も合わせて発売される。
2015年10月06日キッチンをすっきり片付けてスペースができたらぜひ試してほしいのがこれ。ナチュラルキッチンでも大人気のキューブボックス。1個100円というのも魅力的ですよね! さて、これがどのようなものかというと、底のないただのボックス。これをどんな風に使いこなせばいいのか、整理収納アドバイザーの岩佐弥生さんに教えてもらいました!○実は様々な用途に生かせるキューブボックスこれがナチュラルキッチンのキューブボックス。このキューブボックスには、ホワイトとブラウンの2種類がありますが、カフェ風にするなら、やはりホワイトを選びたいですね。○実際にカフェ風に "見せる収納" スペースを作ってみましょう!さて、どのように "見せる収納" を作っていくのかというと、同一カラー&サイズのキューブボックスを6つそろえました。そして、これを組み合わせて木工用ボンドで貼り合わせていけば強度もUP! このように小さな棚もカンタンにできちゃいまいした!形は自由に組んでみてください。階段風にしてみても可愛いですよね♪○ムダな動きを作らない仕組みがありますでは、キューブボックスの棚の中に何を入れていくのでしょう? 例えば、ティーセット。カップとティーバッグを入れ、コースターも入れちゃいます。お砂糖もお気に入りの瓶に移してから置いてみました。ちなみに、ここではナチュラルキッチンで販売されているカップ (「白食器マグカップ」(100円)) や、「木製コースター WECKロゴ」(100円)、「WECK Mold Shape 120ml」(300円) がピッタリサイズで入りました。このキューブボックス、実はただオシャレなだけでなく、1カ所に1つのテーマで必要なものを集めることでムダな動きがなくなるので、いざ使おうと思った時に探し回る必要もなくなるわけですね! さらに、できあがった棚の上に木のアルファベット (ナチュラルキッチンで販売されている「木製きりぬきアルファベット」(1袋100円)を貼り付けるとオシャレ度がUP!調味料を入れたり狭いキッチンを上手に生かすグッズとしても使えたりするので、ひとり暮らしにもオススメです!※本稿で記載している価格はすべて税別です。○教えてくれたのは……収納コンサルタント 岩佐弥生さん株式会社アイギルド 代表。整理収納講師・整理収納アドバイザー。司会者・ナレーター・レポーターとしても活動し、テレビやラジオ、イベントへの出演多数。また、企業や認定講座での実績も豊富。自身が「片付け下手」だった経験を生かし、同じ目線での話し方が好評。最近は、ムック本やキッチンメーカーの収納監修、ファーストフードチェーンのコンディメントボックス、収納ラベルシールのデザイン提案も手掛けている。執筆:Canaフリーランスのライターです。フラを踊り、絵を描き、中学生の息子を持つガテン系の母でもあります。人生は冒険。頭の中はいつでも南国の風が吹いています。どこにいてもたくさん笑ってのんびり楽しく暮らしています。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年10月05日インフィニシスは2日、Mac用のファイル管理ソフト「EagleFiler」の最新バージョン「EagleFiler ver 1.6.6」を発表した。同社の通販サイト「Shop Infinisys」で10月16日からダウンロード販売を行う。価格は税込3,200円。10月9日までは2,560円で販売される。Mac用のファイル管理と情報管理を行うソフト。メール / Webページ / pdf / テキスト / グラフィックなど、PC内のファイルを管理・検索可能。インタフェースは「Mail」と同じになっており、他のメールソフトからのメールもインポート可能。ファイルの暗号化にも対応する。新バージョンでは「フォント」パネルで「System Font」を選択可能になり、Xcode 7コンパイラのためのソースコードアップデータも搭載。「Transport Security」アプリもサポートしたほか、Mac OS X 10.11にも正式に対応した。このほか、データ処理の改善 / インタフェースのいくつかを改善 / 不具合の修正なども行われている。対応OSはMac OS X 10.6.8以降。
2015年10月02日日本ヒューレット・パッカードは10月1日、分析とポリシー管理技術を活用したファイル分析ソフトウェア「HP Storage Optimizer」を発表した。2015年中の販売開始を予定し、希望小売価格は5TBで185万5000円(税抜)~。同ソフトウェアは、ポリシーベースのストレージ階層化と情報の最適化を組み合わせたファイル分析ソリューション。独自の組み合わせにより、企業は効率的にストレージ量を軽減させるとともに非構造化データの管理コストと複雑性を減らし、クラウドも含めて複数のストレージレポジトリに情報を分散・格納することが可能。データがスタブ化され、格納する前にデータセットごとに詳細なポリシーの適用が可能なため、企業は非構造化データを総合的に把握できる。また、SharePointやExchangeなど幅広いレポジトリへの接続が可能でエンタープライズレベルの拡張性を備えてる。また、内蔵されたワークフローセキュリティおよびオーディオ機能を提供するほか、エンドユーザーによるシームレスなデータ検索を行うことも可能としている。企業は同ソフトウェアの活用により、企業ポリシーに沿って膨大なデータを効率的に管理することでデータの保管コストを低減し、コンプライアンス対応やインフォーメーション・ガバナンスを推進することができるという。
2015年10月01日米Googleは28日(現地時間)、Google PlayがサポートするAndroid用アプリ/ゲームのAPKファイルのサイズ制限を50MBから100MBに引き上げた。同社は2012年にAndroidアプリのサイズ制限を50MBから4GBに拡大したが、アプリが最大2GBの拡張ファイルを2つまで持てる仕様になっており、APKファイルのサイズ制限は最大50MBに設定されていた。今後は最大100MBをサポートする。ただし、Android 4.0以上(APIレベル14以上)を対象とするAPKに限られ、Android 3.2以下(APIレベル13以下)を対象とするAPKは最大50MBになる。
2015年09月29日無印良品のインテリア雑貨で人気となっている収納ボックスにそっくりなのに、値段は100均プライス。片付け上手の間で評判のグッズをご存知ですか?○活用例例えば、意外にかさばる即席ラーメン。まるでこのために作られたかのようなサイズ。ボックスを重ねられるので、崩れやすいラーメンの収納にピッタリです。バラバラになりがちな、お弁当用のおかずカップも1カ所にまとめられます。使い捨てコンタクトレンズは左右別々のボックスに入れて重ねておけば便利。ティーバッグもこうしておけば在庫が一目瞭然。同じものを買い足してしまう心配もなくなります。手持ちの大小組み合わせて自分だけのメイクボックスだって作れちゃう!半透明なので、「とりあえずしまったのはいいけれど、どこに入れたか忘れてしまう」という心配もありません。片付けが苦手な人におすすめです!執筆:カオリーヌ (imago)東京都在住、40代独身。仕事をしているので家事は「時短」「手軽」が第一。無理せず、楽しく暮らすがモットーです。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年09月27日ダイアログからコマンドを実行する「ファイル名を指定して実行」は、Windows 10でも使いたい場面がある。だが、スタートメニューを見ても機能を呼び出す項目やタイルは見当たらず、不便に感じている方もおられるだろう。今回はWindows 10における「ファイル名を指定して実行」の開き方をいくつか紹介する。○検索ボックスとどちらが便利?Windows 10は、タスクバーに加わった「クイック検索」の使用を推奨している。例えば「Microsoft Edge」を起動する際も、アプリケーション名を入力するだけで済むからだ。しかし、本記事の執筆時点では柔軟性がいまひとつで、「えっじ」と入力しても起動することはできない。他方で「フォト」は、アプリケーション名はもちろん「Photo」や「foto」でも起動できる。では「ファイル名を指定して実行」が万能かといえば、ユニバーサルWindowsアプリの起動は難しい。Microsoft Edgeの実体は「%Windir%\SystemApps\Microsoft.MicrosoftEdge_8wekyb3d8bbwe\MicrosoftEdge.exe」なのだが、Explorer.exeからShellスキームを利用して起動できるものの、現実的ではないだろう。ショートカットファイルを作れば……という見方もあるが、それなら最初からスタートメニューやタスクバーにピン留めすればよい。そのためWindows 10において「ファイル名を指定して実行」は万能ではないのだ。○「ファイル名を指定して実行」をピン留めするそれでも、筆者のようにマウス操作よりもキーを叩く頻度が高いユーザーにとって、コマンドライン型ランチャーとなる「ファイル名を指定して実行」は便利な存在。Windows 10でも従来と同じく、「Win」+「R」キーによる直接呼び出しや、「Win」+「X」キーもしくはスタートボタンの右クリックで現れるクイックアクセスメニューから、「ファイル名を指定して実行」を開ける「ファイル名を指定して実行」を割と頻繁に使う場合は、スタートメニューやタスクバーにピン留めするのが簡単だ。このような方法で「ファイル名を指定して実行」をGUIから参照できる。○「ファイル名を指定して実行」のショートカットファイルを作成するピン留めしたタイル(アイコン)をショートカットファイル化する場合は、タイルのコンテキストメニューから元となるファイルを参照し、もともとあるショートカットファイルをデスクトップなどにコピーすればよい。なお、コマンドラインとして「%windir%\explorer.exe shell:::{2559a1f3-21d7-11d4-bdaf-00c04f60b9f0}」を指定すれば、同じ動作を行うショートカットファイルを作成できる。阿久津良和(Cactus)
2015年09月25日ここで紹介するのは、100均のワイヤーラックや無印良品のダンボールファイルボックス、間仕切りをうまく活用したキッチン収納のお手本ともいえる例です。参考にしてみてください。○色使いの統一感が生み出す "スッキリ" とした印象食器は白、収納スペースの整理にはダンボールファイルボックス。たとえモノが多くても、統一感があってスッキリ見える。毎日の "仕事場" であるキッチンは、いつもそんな状態をキープしておきたいもの。カウンターキッチンの台には、使用頻度の高いアイテムをバスケットに収納しています。○お伺いしたお宅は……sally. さん部屋のインテリア実例共有サイト「RoomClip」の人気ユーザー。シンプルな北欧系のインテリアや雑貨が好き。千葉県在住。雑貨屋さんだけではなくホームセンターにもよく行きます。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年08月31日今回はファイル処理をメインに取り扱います。実際の業務で使うアプリケーションやサービスは、なんらかの形でファイルを利用する場合が多いです。たとえばCSV(カンマ区切りの表)を読み込んだり、書き出したり……。また、アプリケーションの状態(設定など)やログを残すためにファイルを利用することもあります。ファイルにはバイナリ(01)で構成される画像ファイルや、テキストで構成されるテキストファイルがあります。バイナリのファイルがどのようなものかについても軽く触れますが、初心者はあまり操作しないと思うので、テキストファイルが話の中心となります。そのため、テキストファイルを扱うために必要なテキスト処理についても扱います。なお、日本語テキストの処理などについては別途扱います。○テキストを生成する方法テキスト処理は要するに、文字列型の処理です。第5回で簡単に扱ったのですが、テキストファイルの処理では文字列型の処理が必須となるので少し発展させて復習します。まず、文字列は以下のように定義するのでした。text1 = ’hello python’text2 = ’’’helloworldpython’’’ひとつめに関しては今さらいうこともないですが、2つめに関しては複数行でテキストをプログラム中で定義する方法でしたね。記号「’」の代わりに記号「"」を使うことも可能ですが、文字列の前後で統一されている必要があります。文字列の結合に関しては「+」記号でできますが、数字などを結合するときは「文字列に変換」してから結合するのでした。ほかの型から文字列型への変換にはstr関数を使います。print(’hello ’ + ’world’)# hello worldprint(’hello ’ + str(5)) # hello 5結合の代わりに、文字列にテキストや数字を埋め込むという手法で文字列を生成することも可能です。>>> ’hello {} {}’.format(’python’, 5)’hello python 5’文字列のformat関数(メソッド)の引数に {} に対応する文字列なり数値なりを与えています。このformat関数の使い方を詳細に伝えるとそれだけで連載2~3回分になってしまいますので、詳しくはこちらのドキュメントをご参照ください。結合より埋め込みのほうがコードがきれいになる場合が多いので、積極的に活用してもらいたいです。文字列のフォーマットに関わるところでは、ほかには数値の整形をしたいことがよくあります。たとえば、1,2……というように連番でテキストを表示なり書き込みする場合、なにも配慮しないと次のように桁数が違うとガタガタになってしまいます。1: some text2: some text……9: some text10: some text11: some text……次のように0で揃えられているときれいですね。01: some text02: some text……09: some text10: some text11: some text……このような場合には以下の方法で文字列の数字に「0詰め」をすると便利です。zfillで桁数を指定したり、先のformat関数に出力の細かい指定をしたりしています。print(’5’.zfill(5)) # 00005print(str(101).zfill(5)) # 00101print(’hello {0:05d} world’.format(5)) # hello 00005 world最後に文字列で使われる特殊記号についてお話します。特殊記号はプログラム中で意味を持ってしまう特別な記号のことです。たとえば「’」という記号は文字列を作成する際に利用する特別な記号です。そのほかにはビープ音なども記号に分類されます。これらは文法的な理由やそもそもそれを表現する記号がキーボードのキーにないことから、「これは XX ですよ」という特別なルールにもとづいて文字列に表記します。そのルールに利用されるのがエスケープ記号と呼ばれるもので半角のバックスラッシュ「\」(英語キーボード)か、半角の円記号「\」(日本語キーボード)を利用します。このエスケープ記号の後に特別な文字を続けることで、それが特別な意味を持つのです。たとえば「’」とビープ音は以下の用に記載できます。print(’escape sample1 \’.’)print(’escape sample2 \a.’)ほかには改行とエスケープ記号自身あたりをよく使います。print(’escape sample1 \n.’)print(’escape sample1 \\.’)エスケープ記号一覧はこちらのページの中央付近に記載されています。なお、記事掲載時から時間が経ってリンク切れしている場合は、適当に検索するなどして調べてみてください。○テキストを加工する方法テキストの生成について取り扱ったので、次はそのテキストを加工する方法について扱います。基礎的な機能を順に紹介していきます。これ以外にも多数の機能がありますが、必要になった時点で調べて覚えていけばよいでしょう。まず、文字列中の「文字」の取得ですが、以下のように [X] で位置を指定して行います。>>> text = ’hello world python’>>> print(text[4])o>>> print(text[100])Traceback (most recent call last):File "<stdin>", line 1, in <module>IndexError: string index out of range>>> print(text[-4])tこの位置の指定はリストの要素の数え方と同じで0から始まります。先頭から0、1、2……と数えていくと4はoに対応していますね。範囲を超えてしまうとエラーになります。面白いのがこの値をマイナスにできるところです。このように指定すると後ろ側から取得してきます。この際、0からではなく-1、-2、-3……とカウントすることに注意してください。文字列から「文字列」を取得するには、以下のように行います。>>> text = ’hello world python’>>> print(text[6:11])world>>> print(text[-12:-7])worldこれは「スライシング」と呼ばれるテクニックで、[X:Y]とあるとXからYまで取得という意味になります。[X:Y] と指定する際はX < Yとなるようにしてください。先ほどと同じように、範囲指定にもマイナス値を利用できます。前と後ろを指定するのではなく、Xより前、Xより後という指定の仕方も可能です。>>> print(text[6:])world python>>> print(text[:11])hello world>>> print(text[:])hello world python見ていただくとわかるように [X:Y] の片方を省略しています。そうすると先頭から、もしくは末尾までという意味になります。あまり使いどころはありませんが、両方とも省略すると、文字列のすべてが取得されます。次に文字列の置き換えです。テキストエディタなどである特定のキーワードを別のキーワードに置き換えることがあるかと思いますが、それと同じ要領です。>>> text = ’hello world python’>>> print(text.replace(’o’, ’0’))hell0 w0rld pyth0n>>> print(text.replace(’world’, ’WORLD’))hello WORLD python>>> print(text)hello world python文字列.replace(置き換える文字列, 置き換えられる文字列)とすると、変換された文字列が返されます。例にもあるように、元の文字列自体は変化していないので注意してください。文字列の検索もそれほど難しくはありません。検索には「存在の確認」と「位置の確認」の2つの使い方があり、それぞれ次のようになります。>>> text = ’hello world python’>>> ’wor’ in textTrue>>> ’w0r’ in textFalse>>> text.find(’wor’)6>>> text.find(’w0r’)-1>>> text.find(’o’)4inについてはlistでの使い方とほぼ同じですね。find については最も左側にあるマッチした位置を返します。そのため、’o’は何個もありますが、一番左の位置となっています。マッチしない場合は-1が返ってきます。それほど使う場面は多くないのですが、前側を指定した数だけ飛ばして途中から検索したり、右側から探索をすることも可能です。>>> text.find(’o’, 10)16>>> text = ’hello world python’>>> text.rfind(’o’)16次に文字列の前後からの特定の文字の削除です。よく利用するのは、前後の空白や改行コード、タブなどを取り除く場合などでしょう。>>> text = ’ hello world \n’>>> text.strip()’hello world’>>> text.strip(’ hell’)’o world \n’strip関数に引数を指定しないと、文字列の前後の空白とタブ、改行が取り除かれます。引数に文字列を指定すると、その文字列が取り除かれます。また、特定の区切りで文字列を分割して文字列のリストにすることも可能です。「,」記号で要素が区切られたCSV(Excel出力)やログの解析あたりでよく使うテクニックです。>>> text = ’1, taro, 35, male’>>> text.split(’,’)[’1’, ’ taro’, ’ 35’, ’ male’]text = ’’’1, taro, 35, male2, jiro, 29, male3, hanako, 23, female’’’for line in text.split(’\n’):elems = line.split(’,’)print(’{} {}’.format(elems[1].strip(), elems[2].strip()))# taro 35# jiro 29# hanako 23分割の逆で文字列を「特定の文字列」で結合していくことも可能です。2次元配列(リストにリストが入っている)に格納された情報をCSV形式でファイルに書き出したりする際に便利な手法です。書式は「結合に使う文字列.join(文字列のリスト)」となります。>>> l = [’1’, ’taro’, ’35’, ’male’]>>> ’, ’.join(l)’1, taro, 35, male’○ファイル処理の概念ファイル処理については、プログラミングというよりも「OSのファイル処理の方式」をまず理解しておく必要があります。そのため、最初にファイル処理の概念について説明します。これがわかってしまえば、その利用はさほど難しくありません。なお、プログラムがどのようにファイルを扱うかは、OSの仕組みにもとづいているため、多くのプログラミング言語でさほど変わりません。ファイル処理がOSにおいてどう実現されているかを抽象化すると以下のようになります。実際はもっと複雑ですが、通常のプログラミングではそこまで意識する必要はないので詳細は割愛します。まずご存知のようにOSにはディレクトリがあり、それが階層構造を作っています。ファイルはそのディレクトリのなかに保存されています。OSはこの階層構造を管理しています。ディレクトリやファイルは、サイズなどの情報と共にポインタのようなものを持っていて、それがファイルの実体を指しています。構造についての話はこれぐらいにして、実際にファイルをどのように処理するか話をしましょう。OSにおけるファイル処理は主に以下のような流れとなります。まず絶対パス(ルートやCドライブなどからのパス)や相対パス(現在いるディレクトリから指し示すパス)を使ってファイルを指定します。それに対して読み、書き、読み書きなどのモードを指定してファイルをオープンします。そして読み書きなどの必要な処理を繰り返し、処理がすべて完了したらファイルをクローズして終わりです。クローズし忘れないようにしてくださいね。読み書きなどの具体的な処理はそれほど難しくありません。一言でいってしまえば、「テキストファイルは行ごとに処理する」「バイナリファイルは先頭から何バイトめか(位置)を指定して処理する」ことです。たとえば、テキストファイルで以下のものがあるとします。worldpythonjavaこの内容にすべて"hello "を加えて画面に表示するというプログラムを書く場合、ループ処理を利用してということを繰り返して処理するのが一般的です。「テキストファイルは行ごとに処理する」のが基本であることを覚えておいてください。次にバイナリファイルです。バイナリファイルは中身が01から構成されているファイルで、一般的には画像ファイルや音声ファイル、それに加えてアプリケーション特有のファイル(たとえば word など)があります。こちらはテキストと違うのでそもそも行という概念がありません。正直なことをいうと、テキスト処理よりもバイナリファイルの処理は骨が折れます(笑)。ただ、ファイルを読み書きできないかというと、そんなことはありません。そのバイナリファイルの構造を知ってさえいれば操作は可能です。著者はビットマップ形式の画像ファイルの合成とWAV形式の音声データの加工の経験があるので、それをベースにしてバイナリファイルの処理についてお話をします。ビットマップは以下の図のように、ピクセルから構成されている画像ファイルです。それぞれのピクセルはRGB(赤緑青)で表現されています。それぞれの色は1バイト(0~255)の容量があるので、ようするに1ピクセルは3バイトです。つまりファイルサイズは「縦のピクセル数×横のピクセル数×3」バイトになります。ここまでわかってしまえば、あとは簡単です。たとえば画像Aに画像Bをオーバーレイ(一部上書き)するとします。この際、Bの画像の黒(RGBが0, 0, 0)は透過させます。すると、以下の図のようにして合成が可能です。Bの左上は黒なのでAのものを合成画像に利用。その右隣は黒ではないのでBのものを利用。その右隣はA……といった感じでどんどん処理をしていくと、最終的に右の図のようになります。これをファイルに書き込めば、自分でバイナリファイルを作ったことになります。次にWAV音声ファイルです。これも比較的わかりやすい形式ですが、先ほどのビットファイルと違って「ヘッダ」と「データ」に分かれています。データは先程のビットマップと同じく音声のデータ(波形)を含んでいるだけなので簡単ですが、ヘッダにはデータをどのように表現するかといった情報が含まれています。後ろのデータを変えれば当然再生される音も変わりますが、その際に必要に応じてヘッダを変更する必要があります。最後にバイナリデータの処理のコツを伝えます。それは「プログラムで処理しやすい生(raw)の形式に一旦戻す」ということです。たとえばビットマップであれば編集は簡単ですが、JPEGやPNGを編集するのは非常に難しいです。そのためまずはJPEG → ビットマップに変換してやり、ビットマップで編集を行った後に再度、ビットマップ → JPEGに変換すればよいのです。音声も同じでmp3を直接編集するのではなく、mp3 → wav → 編集 → new wav → mp3とすればよいです。これらの変換には組み込みもしくは外部のライブラリを使用してかまいません。○実際にファイル処理をしてみよう長くなりましたが、実際に pythonでテキストファイルの処理をどのようにするか紹介します。先ほどの概念さえわかってしまえば非常に簡単です。worldpythonjavaと書かれたテキストファイルtext.txtの各行にhelloを加えて表示するサンプルを書いてみます。f = open(’text.txt’, ’r’)print(type(f))for line in f:print(’hello ’ + line)f.close()まずファイル ’txt.txt’ をモード ’r(読み)’ でオープンしています。オープンしたファイルオブジェクトに対してfor文を使うと1行1行取得できるので、行ごとにprintする処理をしています。これを実行すると以下のような出力となります。<type ’file’>hello worldhello pythonhello javaprint文の改行に加えて、もとのテキストの改行も表示されるので1行スペースがあいてしまっていますね。print文の改行をなくすには以下のようにprint文の後に「,」を書けばよいです。print(’hello\n’),print(’world\n’),ほかにはファイルを丸ごと読む方法もあります。f = open(’text.txt’, ’r’)text = f.read()print(text)lines = text.split(’\n’)print(lines)f.close()ファイルオブジェクトに対してread関数を使うことで、その中身をすべて文字列として取得します。それを行ごとに処理したいのであれば、文字列を先に説明した改行コードで分割することで行ごとのリストになるので、それに対して処理を行うことができます。次に書き込み方法について説明します。書き込みも読み込みと大差ありませんが、ファイルをオープンする際に書き込みモードを指定します。以下のテキストファイルtext.txtに書き込みをするとします。hello書き込みのコードは以下となります。f = open(’text.txt’, ’w’)f.write(’123’)f.write(’456’)f.close()コードを見てもらうと想像がつくとは思いますが、openの第二引数が書き込みモードの ’w’ となっています。そしてファイルオブジェクトにたいしてwriteすることで、実際にファイルに書き込み処理がされています。最後にクローズですね。するとファイル text.txt は以下のようになりました。123456見てもらうとわかるように、もともとのテキストであるhelloが消えていますね。上書きされていることがわかります。ただ、場合によっては「追記(もとの中身を残したまま後ろに加える)」しないといけないこともあります。その場合はモードを ’a’ の「追記」にすれば実現できます。モードのみ修正して以下のコードにしてみます。f = open(’text.txt’, ’a’)f.write(’123’)f.write(’456’)f.close()これを実行すると、123456123456となりました。もとの ’123456’ は残ったままで、その後ろに ’123456’ が新しく追加されていますね。ファイルのオープンごとに以前の内容が消えないので、アプリケーションのログなどを取る際に便利な手法です。なお、書き込みを「次の行」にする場合は「\n」を書き込めばいいです。最後に小ネタを話して終わりたいと思います。ファイル処理をする際に心の片隅においていただきたいのが「バッファリング」という処理です。ご存知かもしれませんが、ハードディスクへのアクセス速度はメモリへのアクセス速度に比べて何桁も遅いです。そのため、ファイルを何度も細かく書くことを繰り返しているとプログラムが非常に低速になってしまいます。この問題を防ぐために、出力があるたびに毎回ディスクに書き込むのではなく、メモリ上の高速な一時領域にデータをおいておき、まとめてそれを書き込むという処理が行われます。こうすることで低速なディスクアクセスの回数が減らせるのでプログラムが高速化されます。これがバッファリングの基本的な概念です。以下にこれを図で示します。このディスクへの書き込みは特定のタイミングで発生するようですが、それを強制的に行いたい場合はflush()関数を使います。f = open(’text.txt’, ’w’)f.write(’123’)f.flush()f.write(’456’)f.close()closeのタイミングで必ず書き込まれるので、今回のようにopenからcloseまで時間が短い場合はflushは不要です。ただ、openしっぱなしで、なかなかcloseしないようなプログラムは適切なタイミングでflush するように心がけてください。でないと、プログラムが強制終了されてしまった場合などに、ファイルに書き込みがされていない可能性があります。以上でファイルに関する基本的な話は終了です。ある特定ディレクトリ配下のすべてのファイルを調べるのに便利なglobや、リソース管理のwith文などもあるのですが今回は割愛します。便利なのである程度レベルがあがったら、ぜひ自分で調べてみてください。○「Pickle」とは最後に「Pickle」についてご紹介します。PickleはPythonのデータをファイルに保存し、それを読み取って復元する目的で使えます。あるアプリケーションで終了時に保持するデータをPicklで保存し、再度開いた際にPickelで読み取れば、前回終了した際の状態に戻すといった使い方ができます。Pickle の使い方はそれほど難しくないので、以下にサンプルを載せます。import picklea = {’hello’:1, ’world’:[1,2,3]}f1 = open(’test.dump’, ’wb’) # WRITEpickle.dump(a, f1)f1.close()f2 = open(’test.dump’, ’rb’)b = pickle.load(f2) # READf2.close()print(b) ## {’world’: [1, 2, 3], ’hello’: 1}まずPickleパッケージをインポートしています。そして書き出すファイルを書き込みモードでオープンし、pickle.dump関数でデータをファイルに書き込んでいます。Pickleで書き込まれるデータはバイナリなので’w’ではなく’wb’でバイナリとしてオープンしています。’w’でもおそらく問題はないと思います。次に Pickleのデータが書き込まれたファイルから中身をロードしてきています。これには pickle.load 関数を使っています。’wb’と同様に、こちらもバイナリの読み込みなので’rb’でファイルをオープンしています。簡単ですね。演習1以下のCSV形式のテキストデータから教科ごとの生徒の平均点を算出してください。text = ’’’lecture\students, 1, 2, 3, 4math, 80, 70, 75, 54english, 60, 80, 90, 80’’’可能なら生徒や教科が増えても対応可能なプログラムにしてください。演習2あるテキストファイルAの内容を読み取り、まったく同じ内容をファイルBに書き出すプログラムを書いてください。演習3演習2で作ったプログラムを改良し、ファイルBに行番号を書き出すようにしてください。ただし、行番号は最後の行の桁数にあるように0詰めしてください。たとえば以下のようになります。abc……ijk……z01 a02 b03 c……09 i10 j11 k……26 z演習4標準入力で入力されたテキストをpickleでファイルに保存してください。そしてそれをロードして、画面に表示してください。さまざまなデータをPickleで保存して、そのファイルを開いて中身を確認してみてください。※解答はこちらをご覧ください。次回は正規表現と日本語の扱いについて解説します。
2015年08月10日日本オラクルは8月5日、Platform as a Service(PaaS)「Oracle Cloud Platform」の製品群で、クラウド・ファイル共有サービス「Oracle Documents Cloud Service」の機能拡張を発表した。「Oracle Documents Cloud Service」はさまざまなREST APIを提供し、追加の課金なしに「Oracle Marketing Cloud」や「Oracle Service Cloud」などのOracle SaaS (Software as a Service)や他社製アプリケーションとの連係や組み込みが可能。「Oracle Documents Presenter」はiPad専用のアプリケーションとして提供され、「Oracle Documents Cloud Service」で保管されるPowerPointやPDF形式の資料、画像・動画などのリッチ・コンテンツをプレゼンテーション形式で表示。プレゼンテーションの内容にあわせた背景画像やフォルダ・アイコンのカスタマイズが可能。「Touch IDサポート」では、「Oracle Documents Cloud Service」および「Oracle Documents Presenter」を起動する際に、iPhoneやiPadに搭載されている指紋認証テクノロジーであるTouch IDによる認証を設定することができる。また、Android搭載タブレット向けOffice 365から、「Oracle Documents Cloud Service」のファイルへのアクセスが可能になった。そのほか、ロゴや各種リソースのURLなどのUIを企業ユーザーのブランディングに合わせて変更すること、アカウントを一元管理してフォルダの同期管理を複数のアカウントから選択すること、インスタンス単位でパブリック・リンク作成時の最大権限を設定することも可能になった。「Oracle Documents Cloud Service」は、1ユーザー当たり月額利用料金1630円(税別、最小25ユーザーから利用可能)で、1アカウント当たりの初期容量は500GBから提供し、アップロードするファイル単体の容量に制限はない。
2015年08月05日日本マイクロソフトは29日、Windows 10無償アップグレードの開始に合わせ、Windows 10のISOイメージファイルを提供開始した。32bit版、64bit版の2種類を用意する。Windows 10のISOイメージファイルは、メディア作成ツールをダウンロードしてインストールする。実際に作成ツールをダウンロードしexeファイルを起動すると、すぐにWindows 10のセットアップが開始する「このPCを今すぐアップグレードする」と、ISOイメージをUSBメモリやDVDドライブなどに作成できる「他のPC用にインストールメディアを作る」が選択できる。メディアを作成する場合は、4GB以上の空き領域があるUSBメモリもしくは光学メディアを用意する。また、Windowsを初めてインストールする場合は、Windows のプロダクトキー(xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxx)が必要となる。
2015年07月29日東芝情報システムは7月28日、従業員のPCに保存されているマイナンバーや個人情報、設計図面などの機密情報を含むファイルを検出し、自動で暗号化するソリューション「File Secure-Protection」の販売を9月より開始すると発表した。同製品は、あらかじめ指定したルールに従って従業員のPCに保存されている機密ファイルを定期的に検索する。検索の結果、機密ファイルを発見すると、閲覧制限(閲覧期間や回数、印刷可否等)を付与して機密情報ファイルを自動で暗号化する。これにより、機密ファイルが社外に流出した際も、ファイルの中の機密情報が流出することを防ぐ。管理者は、機密ファイルが「誰」の「PC」の「どこに」保管されているかを把握可能になる。
2015年07月29日独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は17日、IPAの名前を騙った不審メールが出回っていることを確認。不審メールおよびメールに添付されている添付ファイルを開かないよう、注意を喚起した。不審なメールは、外部組織より「IPAの名前を騙った不審メールが届いた」と情報提供があったことで発覚。不審メールには、IPAが7月15日に発信した、Microsoft製品やAdobe製品に関するセキュリティ対策情報が使用され、IPAのメールニュースを模した内容だったという。また、正式なメールニュースでは存在しない圧縮ファイルが添付されていた。添付の圧縮ファイルを展開すると、ウイルス感染を目的とするショートカットファイル(.lnk)が現れる。メールの件名や本文は、IPAの実際の公式サイトを元に作成され、添付ファイルの開封を促す文面になっている。不審なメールの特徴は、「送信元がフリーメール」「添付ファイルがある」という2点。これら特徴を備えたIPAからのメールは不審メールである可能性が高い。IPAでは、添付ファイルを安易に開かないよう呼びかけるほか、HTML形式の場合、本文内のリンクがマルウェア感染用のURLに偽装されている可能性があるとして、注意を喚起している。
2015年07月17日オレガは7月8日、Windows上で共有フォルダのアクセス記録を管理するファイル・サーバ・ログ管理ソフトウェア「VVAULT AUDIT」(ブイボルトオーディット)について、製品Webサイトでダウンロード提供を開始した。価格は、Basic版は無料、上位のProfessional版は年額5万円(税別)。新製品は、マイナンバー制度の施行により特定個人情報の保存先として多くの利用が想定される企業のファイル・サーバに対して、正しいアクセス権で運用管理しているか、特定個人情報を記載されたファイルが確実に削除しているか、また不正に持ち込まれた機器によるアクセスが無いかなどのアクセス履歴を保存し、必要に応じてユーザー操作のトレースや不正アクセスの監視を実現するもの。Windows監査ログを利用したファイルアクセス履歴の記録、専用ログ・サーバも商用データベースも不要、ログ情報を圧縮して検索と長期保存に対応、NTFSドライブ/VVAULT仮想ドライブに両対応、低価格といった特長を持つ。対応するサーバOSは、Windows Server 2008 R2/2012/R2およびWindows Storage Server 2008 R2/2012/2012 R2。通常のWindows共有フォルダに加えて、ストレージ仮想化ソフト「VVAULT」の仮想ドライブに対してもログ管理が可能であり、VVAUL」のユーザー・サポート・サイトやライセンス認証システムの流用により、従来製品に比べて大幅なコストダウンを達成したという。ログ管理期間が2週間までの制限がある「VVAULT AUDIT Basic」は無料で利用可能。またログ管理期間を無制限すると共に、長期保存用のデータ・アーカイブ機能とソフトウェア・サポートが付属する上位バージョンの「VVAULT AUDIT Professional」は年額5万円(税別)。また、NASやクラウド・サービスへの組込用に、オープン価格の「VVAULT AUDIT Professional OEM」も提供する。同社は今後、MACアドレスを利用したクライアント端末の厳密な判別機能、アクセス権違反などのアクティブなセキュリティ検知機能、時系列データとの比較による異常判定機能などについて開発を進めると共に、ハードウェア・ベンダーやクラウド・ベンダーとも提携関係を構築し、2015年度中に1,000ライセンスの提供を計画しているとのこと。
2015年07月10日