トランスウエアは1月8日、企業向け大容量ファイル転送・オンラインストレージ「Active! drive SS」の提供開始を発表した。Active! drive SSは、「安心のセキュリティ」と「すぐに使える」「高品質なのに低価格」をコンセプトに開発。メールでのファイル送信やUSBなどの物理媒体でのやり取りはセキュリティや機能に不安が残ることから、このサービスにより情報漏えい対策やデータの一元管理を支援していくという。セキュリティコントロール機能では、ユーザーごとに権限設定ができるだけではなく、ファイルの受渡期日の設定、ダウンロード回数制限といった設定も可能。また、ファイルの送信経路やデータの共有場所、ユーザーの利用履歴・行動履歴も一元管理できる。信頼性では、SLAによる99.9%の稼働保証を行っており、24時間365日の障害対応サービスも提供する。利用料金は1アカウント月額300円(税別)。容量追加オプションの契約で、ファイル保存期間に制限がない無制限ドライブの利用も可能となる。
2015年01月09日パイオニアは、ファイルミュージックの再生に特化した、大型タッチディスプレイ搭載ホームDJ向けマルチプレーヤー「XDJ-1000」を発売する。販売開始は1月中旬を予定。価格はオープン。同製品は、音楽ファイルの再生に特化したホームDJ向けのマルチプレーヤー。フラッシュメモリーやハードディスクなどのUSBストレージデバイス、あるいはWi-Fi接続されたMac、Windows PC、iOSデバイス、Androidデバイスに記録されている楽曲ファイルを読み込んで、家の中などでDJプレイを楽しむためのものだ。大きな特長は、クラブなどで使われているプロDJ向けのマルチプレイヤー「CDJ-2000NXS」の基本レイアウトと操作性を継承していること。直径206mmの大型ジョグダイヤルと液晶タッチディスプレイを搭載することで、楽曲タイトルやアートワークなどを表示して楽曲を直感的に探したり、曲全体および波形を視覚的に把握できるようになっている。さらにタッチディスプレイ上のQWERTY配列のキーボードから、タイピングによるキーワード検索も可能だという。また、DJプレイ前に楽曲の事前準備が行える楽曲管理ソフト「rekordbox」(Windows/Mac対応)では、曲の「WAVE ZOOM」、「KEY」、「WAVE」、「BEAT GRID」、「BPM」、「ID3 TAG」などの解析や、楽曲ごとの「ACTIVE LOOP」「CUE」「LOOP」の設定、 「PLAYLIST」の作成・編集などに加え、簡単操作でビート位置を移動させる新機能「BEAT JUMP/LOOP MOVE」が利用可能。さらに、無償でダウンロードできるiOS用/Android用アプリを使えば、外出先で楽曲の準備や管理、確認が可能とのことだ。2015年3月には、Serato社のDJソフトウェア「Serato DJ」のUSB-HIDコントロールへの対応も予定されている。そのほかの主な仕様は、外寸が幅305mm×奥行382.5mm×高さ110mm。重さは3.3kg。再生可能ファイルはMP3、AAC、WAV、AIFF(iOSはMP3、AACのみ)、USB端子はA端子×1とB端子×1、音声出力端子はAUDIO OUT (RCA)とCONTROL(φ3.5mmミニプラグ)、そのほか、LAN(100Base-TX)が装備される。付属ソフト「rekordbox」の動作システムは、Windows7以上/Mac OS X 10.6以上となっている。
2014年12月19日インフィニシスは、Mac用のファイル/データ管理ソフト「EagleFiler」の最新版となるバージョン1.6.3を同社運営のインターネット通信販売サイト「Shop Infinisys」を通じて販売開始した。価格は3,200円。11月27日まで20%オフでの販売を行う。あわせて体験版のダウンロードサービスの提供も開始した。EagleFilerはMacのファイルと情報管理マネージャーである。メール、Webページ、PDFファイル、テキストファイルなどの管理および検索が行える。WebページをEagleFilerに登録すると、すべてのリンクなどの情報が含まれるようになる。さらに、各ファイルの暗号化が可能となっている。本バージョンではOS X Yosemiteに対応したほか、システムの「共有」メニューから直接URLをインポートできる機能が追加された(OS X Yosemiteのみ対応)。また、メモリ管理の効率化が図られ、いくつかの不具合が修正されている。対応OSはMac OS X 10.6.8以上。
2014年11月22日アクロニスは11月12日、社内ファイルサーバーでクラウドストレージサービスのような機能と操作性を提供するモバイルファイル共有ソリューションの最新版「Acronis Access 7」を発表した。Acronis Accessは社内ファイルサーバー上のファイルをモバイルデバイスで利用しやすくなるソリューションで、ユーザービリティを高めた専用のモバイルアプリで直感的に操作ができる。ユーザー操作を細かく制御できるポリシー設定も特徴で、クライアント側からの編集禁止機能などはユーザーからも好評を得ているという。Active Directory統合も行っているため、シンプルなユーザー管理を実現しており、監査ログ機能やデバイス盗難時のリモートワイプ機能なども提供している。Acronis Accessはオンプレミスのファイルサーバーでファイルを管理するため、クラウドストレージサービスに不安を持つ企業であっても、導入障壁が下がるという。最新版である7では、既存の社内ファイルサーバーやNAS、SharePointにWebブラウザからアクセスできるようにしたほか、Web APIを新たに提供し、カスタムアプリの作成やWebベースの既存ソリューションと統合しやすくなる。クラウドストレージサービスでは、オンプレミスと別環境であったり、社内ファイルサーバーの活用が難しいケースが多く、Active Directoryとの統合が単体ではできないものが多いという。Acronis製品はオンプレミスベースであるため、社外利用へのセキュリティを担保しつつうまく活用できるとしている。価格は、中小企業向けのAcronis Accessが25ユーザーで19万8000円、50ユーザーで29万8000円、100ユーザーで44万8000円。エンタープライズ向けのAcronis Access Advancedでは、250ユーザーまでで1ユーザーあたり2万5000円、251~500ユーザーで1ユーザーあたり2万円、1万ユーザー以上では1ユーザーあたり8500円となる。クラウドストレージサービスとのコスト比較では、多くの企業が2年間の月額課金が行われているとのことで、1ユーザーあたりの月額費用を計算した場合、数百円レベルで提供できることから、オンプレミスとクラウドでコストは大差ないという。いずれも1年間の保守契約を含んでいる。次年度以降の保守更新費用はライセンの25%となる。1ユーザーで3デバイスまで利用できる。なお、同製品はダイワボウ情報システムとソフトバンクコマース&サービスを通じて販売される。アクロニスによると、今後クラウド市場にも本格的に参入するとしており、サービスプロバイダー向けのクラウドバックアップサービスプラットフォーム「Acronis Backup as a Service」を近日リリースする。
2014年11月12日アイ・オー・データは、Windows Server 2003 サポート終了に伴うファイルサーバー入れ替えセミナー「効率的な投資による失敗しないファイルサーバー入れ替え術」を11月5日の札幌を皮切りに、仙台(11月2日)/東京・秋葉原(11月19日)/名古屋(11月26日)/大阪(12月3日)/金沢(12月5日)/博多(12月17日)/広島(12月18日)と全国8カ所において開催。同社のネットワークハードディスク(NAS)「LAN DISK Z」を使った効率的なファイルサーバーの入れ替え方法を紹介していく。2015年の7月には、Windows Server 2003のサポートが終了する。OSのサポートが終了すると随時更新されていた修正プログラムが提供されなくなり、脆弱性が放置された状態で利用することになる。金銭や情報を狙った攻撃や多くのマルウェアがこの脆弱性を狙っており、サポート終了前に対策を立てることが求められる。9月に日経BPコンサルティングが実施したアンケート「Windows Server 2003 サポート終了への対応状況調査」では、Windows Server 2003を利用している回答者の1/3にあたる33.8%がリプレース作業の完了がサポート終了までに間に合わないとしており、4割の企業がサポート終了の直前である2015年4月から7月と回答している。リプレースが遅れているおもな理由としては、「移行作業に必要な投資を行えないから、予算がないから」が35.5%、「Windows Server 2003 の台数が多い」(24.1%)、「移行作業に手間取っている」(19.9%)などが挙げられている。また、調査では、6割強が対応の遅れが大きなリスクを呼ぶことを認識しているという結果も示している。アイ・オー・データは、このようなWindows Server 2003サポート終了に伴う状況を鑑み、「効率的な投資による失敗しないファイルサーバー入れ替え術」を開催。ファイルサーバー機能に特化した同社NAS「LAN DISK Z」を使った効率的な移行方法を全国8カ所で紹介する。「LAN DISK Z」は、NAS専用HDD「WD Red」や定期的にNASの状態を管理、承認できる「NarSuS」機能を搭載するほか、ハードディスクが万一故障した場合に、最大100万円までデータ復旧サービスを無償で利用ができる「価格シミュレーションとデータ復旧サービス特約」も展開しており、ハードウェア、ソフトウェア、サービスの3つの安心を提供している。なお、今回のセミナーでは日本マイクロソフトのセッションも予定されており、「Windows Server 2003サポート終了後も使い続ける危険性、Windows Storage Server 2012 R2導入のメリット」が解説される。企業向けサーバーOSのサポート終了では、情報漏えいをはじめとした被害の大きさも懸念されるため、早めの対策が求められる。
2014年11月07日米Boxの1次販売代理店である三井情報(MKI)は10月28日、ファイル共有サービス「box」において、複数の企業と販売パートナー契約を結んだと発表した。boxは、容量無制限の企業向けクラウド型のファイル共有サービス。シングルサインオンサービス(SSO)と連携するなど、多種多様なAPIを通じて外部サイト・システムとの連携を可能としている。販売パートナー契約を結んだのは、エヌシーアイ、ジェイエスキューブ、電算システム、Too、キヤノンマーケティングジャパン、シヤチハタ(五十音順)の6社。シヤチハタは、電子文書にも紙の書類のように捺印ができる「電子印鑑システム パソコン決裁」を提供している。今回のパートナー契約およびサービス連携により、スマートフォンやタブレット端末で決裁書や申請書を確認し、電子捺印で即座に承認が可能なソリューションを提供。サービス提供開始は2015年春からの販売を予定している。
2014年10月29日ねこじゃらしは10月24日、プロクリエイター向けファイル共有サービス「Jector」のサービス開始を発表した。Jectorは、同社がすでにリリースしているクラウドストレージサービス「MacServer」で培ったノウハウをもとに、日本のプロクリエイターや制作会社の意見・要望を受けて開発したファイル共有サービス。クリエイティブ業界では、大きなファイルや特殊なファイルを取り扱うケースが多く、社外のユーザーも参加するプロジェクトが多いため、そのような環境で安全にファイルを共有できるようにすることを目的としている。例えば、社内外のメンバーとの共有機能では「プロジェクトフォルダ」と呼ばれるメンバーを限定したフォルダの中でファイルを共有できる。共有されたプロジェクトにはメンバーの顔アイコンが表示されるため、誰とどのようなファイルを共有しているかがひと目でわかるという。また、その他機能では、ブラウザ上でPhotoshop、Illustrator、InDesignといった多くの専門的なファイルのプレビューに対応。ソフトをインストールしていない社外のメンバーで会っても、ブラウザで簡単にファイルの内容が確認できる。高解像度ディスプレーでの表示にも最適化されており、"Retina"や"5K"でも細部までファイル確認が可能となっている。もちろん、Webブラウザのみではなく、デスクトップアプリケーションをWindows(今冬リリース予定)とMacの双方で用意。社内ファイルサーバーやNASのようにマウントできるため、従来の運用体制からスムーズな移行ができる。ファイルは同期するタイプではなく、必要な時にダウンロードする仕組みを採用。容量の大きなアセットデータを多数管理する企業に最適としている。また、iOSアプリも10月下旬にリリース予定だ。ネットワーク接続については、全ての通信経路を暗号化しており、ユーザーデータはISMS認証を取得している国内のデータセンターに保存するという。ファイル操作の詳細ログも追跡可能となっている。月額料金は1ユーザーあたり2000円、容量1GBごとに20円となっており、最低5ユーザー、100GB~の利用が推奨されている。なお、初期費用は1カ月分の料金となっているが、12月31日までは初期費用無料キャンペーンを実施している。また、30日間は無料の試用期間が設定されている。
2014年10月27日従来のWinodwsはローカルデバイス全体を対象にしたフルバックアップが基本だったが、Windows 8以降はシステムファイルを初期状態にする「PCのリフレッシュ」などが加わり、フルバックアップの必要性が低下した。PCを利用する上でバックアップは不可欠だが、その際に役立つのが「ファイル履歴」だ。今回で一区切り、最後にバックアップデータの保持期間と削除方法について紹介しよう。「Windows 8.1ミニTips 第17回」より、2014年4月9日にリリースされたWindows 8.1 Updateを適用した環境を対象としています。○バックアップの保持期間はどれが適切か?ファイル履歴のバックアップデータ保持期間は、「無期限」を既定値としている。誤って破損や削除したファイルを、時をさかのぼって復元するというコンセプトを踏まえれば、間違いではない。だが、バックアップ先となるストレージの容量は有限だ。バックアップ元(ドキュメントフォルダーやデスクトップなど)によって必要な容量は異なるものの、筆者が普段から使っているPCのバックアップデータは、283GB、約17万ファイルと約5千のフォルダーが含まれている。バックアップデータの保存期間を1カ月に制限しても、だ。バックアップデータの保存期間は「詳細設定」の「保存されたバージョンを保持する期間」で設定する。最短1カ月から無期限、もしくは「保存容量が足りなくなるまで」、保存期間を選択できる。気になるのは、どれが適切な設定値なのかという点だろう。こちらも使用スタイルで異なり、他のバックアップツールを併用している場合は1カ月でも構わない。バックアップは「ファイル履歴」機能だけで済ませるという場合は、ファイル履歴専用のストレージを用意し、「無期限」や「領域が足りなくなるまで」を選択すると安全性が増すだろう。○古いバックアップデータをクリアするバックアップデータの保存容量が大きくなりすぎた場合、一時的に削除する機能も用意されている。こちらを使えば、1/3/6/9/12/24カ月以前、もしくは最新以外の全バックアップデータを削除することも可能だ。当初はバックアップ保持期間を「無期限」にし、バックアップ専用ストレージの空き容量を見据えながら、空き容量が足りなくなったらクリーンアップ機能でバックアップデータを削除する……。この方法を使うことで、使用中のストレージ容量に対して適切なバックアップデータの保持期間を見いだせるはずだ。○オフラインキャッシュとは「詳細設定」の画面をながめていると、もう1つ気になる項目が存在する。それが「オフラインキャッシュのサイズ」だ。バックアップデータの保存先として、ネットワーク上の共有フォルダーや取り外し可能な外付けドライブを選択している際に利用する、キャッシュファイルのサイズである。例えば、外付けドライブを接続していなかったり、ネットワークがオフラインだったりした場合、1度ホストドライブ(通常はCドライブ)にキャッシュファイルを作成する。バックアップデータの保存先ストレージが認識されると、キャッシュファイルをコピーしたのち、キャッシュファイルを削除する仕組みだ。仮にホストドライブ(に作成するキャッシュファイル用)の空き容量が足りないと、一部のファイルがバックアップできない問題が発生してしまう。場合にもよるが、128GBや256GBくらいのSSDを使っているなら、注意すべきポイントだ。キャッシュ容量の既定値はディスク容量の5%だが、環境に合わせて10%や20%を選択することをおすすめしたい。逆に、常に接続しているローカルドライブをバックアップ保存先にしている場合、オフラインキャッシュファイルは基本的に使用しないため、2%を選択しておくとよいだろう。阿久津良和(Cactus)
2014年10月19日従来のWinodwsはローカルデバイス全体を対象にしたフルバックアップが基本だったが、Windows 8以降はシステムファイルを初期状態にする「PCのリフレッシュ」などが加わり、フルバックアップの必要性が低下した。PCを利用する上でバックアップは不可欠だが、その際に役立つのが「ファイル履歴」だ。今回はファイル履歴機能に関する設定ポイントを紹介しよう。「Windows 8.1ミニTips 第17回」より、2014年4月9日にリリースされたWindows 8.1 Updateを適用した環境を対象としています。○バックアップから除外するフォルダーを指定するファイル履歴は、デスクトップやドキュメントフォルダー、OneDriveフォルダーなど各所に格納したファイルをバックアップ対象としている。しかし、それらの中に一時フォルダーを含んでいる場合や、バックアップデータのサイズを抑えたい場合、「除外するフォルダー」機能が役に立つ。あらかじめ任意のフォルダーを指定することで、バックアップ対象に含めないというものだ。ただし、一般的なバックアップ機能のように、ファイルの拡張子やワイルドカードを使った除外方法は選択できない。少し脱線するが、Windows 7まではファイルやフォルダーのプロパティダイアログに「以前のバージョン」タブが用意されていた。これはバックアップ時や復元ポイント作成時に作成したスナップショットを用いて、以前の状態からファイル/フォルダーを復元する機能だ。Windows 7を使っていた、または今も使っているなら、お世話になったことのある方も少なくないだろう。Windows 8 / 8.1は、ファイルやフォルダーのプロパティダイアログから「以前のバージョン」タブを取り外した。しかし、先ごろ公開された「Windows 10テクニカルプレビュー」では、「Previous Versions(以前のバージョン)」タブが復活している。もっとも、復元ポイントを作成しても、またはファイル履歴によるバックアップを作成しても、ダイアログの内容は更新されない。たまたまコードが含まれたのか、正式版で機能を復活するつもりなのか定かではない。○バックアップ実行間隔を指定するさて、ファイル履歴によるバックアップ実行間隔は「1時間」を既定値としている。「詳細設定」から開く設定項目からは、最小10分から1日1回まで変更できるが、通常であれば初期状態で問題ない。履歴を参照してバックアップを透過的に実行するのであれば、より間隔が短い10分ごとに変更すべきだろう。ファイル履歴は変更が加わっていないファイルはスキップし、ファイルサイズやタイムスタンプが異なるファイルだけをバックアップ対象としているため、初回のバックアップアップ作成時以外は、PCへの負荷もさほど高くない。上図はSSDおよびHDD上にあるユーザーデータを、ファイル履歴の機能によってHDD(バックアップ先)へコピーされたときのグラフだ。svchost.exeから呼び出されるFile History Service(fhsvc)プロセスが、数秒ほど突出していることが分かる。WordやExcelで書類を作成している程度であれば、上記の一時的な負荷も「バックアップが始まった」と分かる程度で済む。しかし、ブルーレイビデオ視聴やPCゲームなど、PCへのちょっとした負荷が悪影響をおよぼす可能性がある場面では困る。保存先として共有フォルダーを選択した場合は、ネットワークトラフィックが増大するため、ネットワークを利用するアプリケーションにも悪い影響を与えるかもしれない。そのため最初は、ファイル履歴によるバックアップ間隔として「10分ごと」を選択し、お使いのPCでバックアップ時の負荷を体感してみるとよい。ある程度分かってきたところで、許容できるタイミングを選択すると、適切なバックアップ環境を構築できるだろう。阿久津良和(Cactus)
2014年10月18日従来のWinodwsはローカルデバイス全体を対象にしたフルバックアップが基本だったが、Windows 8以降はシステムファイルを初期状態にする「PCのリフレッシュ」などが加わり、フルバックアップの必要性が低下した。PCを利用する上でバックアップは不可欠だが、その際に役立つのが「ファイル履歴」だ。今回はバックアップデータからの復元方法などを紹介しよう。「Windows 8.1ミニTips 第17回」より、2014年4月9日にリリースされたWindows 8.1 Updateを適用した環境を対象としています。○ファイルを復元するファイル履歴で作成したバックアップデータからファイルを復元するには、ナビゲーションウィンドウにある「個人用ファイルの復元」を選択し、新たに現れるウィンドウから実行する。バックアップの作成については前回を参照いただきたい。各ファイルは復元先(バックアップ元)のパスを保持しており、基本的にはバックアップ時と同じフォルダーにファイルを復元する仕組みだ。復元先に同一名のファイルやフォルダーが存在する場合、操作の選択をうながされる。その際は「ファイルごとに決定する」を選択し、「~ファイルをスキップする」をチェックオンにしてから、上書きするか否かをファイルごとに判断してほしい。○特定のファイルを復元するファイル履歴を使う上で意識しておきたいことは、世代バックアップに対応するためファイル名に変化を加えるが、基本的には単純にファイルをバックアップしている点だ。指定したドライブのルートに「FileHistory」フォルダーを作成し、サブフォルダーにはバックアップデータをそのまま格納している。そして、ファイル名にはUTC(協定世界時)ベースの日時を加えて、世代バックアップを実現する仕組みだ。さて、前述したファイル復元のウィンドウは、基本的にエクスプローラーベースで実行しているため、比較的柔軟な操作が行える。残念ながらドラッグ&ドロップによる復元はサポートしていないものの、メニューからファイル内容の確認や復元、フォルダーを指定した復元も可能だ。この仕組みと操作方法を覚えておけば、不意にファイルを上書き保存してしまった場合も、バックアップ間隔によっては以前のファイルを無事に取り出せるかもしれない。○バックアップ間隔を変更するファイル履歴のバックアップ間隔は既定値で1時間が選択されるが、この設定は詳細設定から変更可能だ。選択肢は、10分 / 15分 / 20分 / 30分 / 1時間 / 3時間 / 6時間 / 12時間 / 1日を用意している。前述した上書き保存によるデータ消失などに対応するためには、10分間隔に変更するといいだろう。ただし、10分ごとにI/O処理が発生するため、システムに対する負荷は多少なりとも高くなる。実行中のアプリケーションに悪影響をおよぼす可能性があることも承知してほしい。阿久津良和(Cactus)
2014年10月11日従来のWinodwsはローカルデバイス全体を対象にしたフルバックアップが基本だったが、Windows 8以降はシステムファイルを初期状態にする「PCのリフレッシュ」などが加わり、フルバックアップの必要性が低下した。PCを利用する上でバックアップは不可欠だが、その際に役立つのが「ファイル履歴」だ。その概要やバックアップ実行までを紹介しよう。「Windows 8.1ミニTips 第17回」より、2014年4月9日にリリースされたWindows 8.1 Updateを適用した環境を対象としています。○ファイル履歴とはWindows 7以前は「バックアップと復元」を用いて、個人用ファイルやシステムイメージのバックアップを作成していた。Windows 8.1には「PCを初期状態に戻す」「リフレッシュする」機能があるため、基本的にシステムイメージは不要だ。そして新たに加わった「ファイル履歴」は、個人用ファイルだけを対象にしたバックアップ機能である。具体的には、一定時間ごとにドキュメントフォルダーなどを対象にミラーリングバックアップを実行するというものだ。さらにディスク容量が許す限り、更新前のファイルも残すため、時間をさかのぼってファイルを復元することも可能。対象となるフォルダーは下記の通りだが、その他にも自身が作成したライブラリーも対象に加わる。■「ファイル履歴」が対象とするフォルダー・ドキュメントフォルダー・ミュージックフォルダー・ピクチャフォルダー・ビデオフォルダー・デスクトップフォルダー・お気に入りフォルダー・アドレス帳フォルダー・OneDriveフォルダーでは、システムイメージのバックアップ機能は削除されたのかと言えば、答えは否。「ファイル履歴」のナビゲーションウィンドウに、「システムイメージバックアップ」として残されているのだ。ただしUEFI環境の場合、回復パーティションの容量不足に伴うイメージ作成エラーや、システムイメージによる復元失敗といったトラブルが多数報告されている点は覚えておきたい。いずれ機会を見て再検証したいが、現時点でフルバックアップを求める場合は標準機能ではなく、他のバックアップアプリケーションを用いた方が簡単だ。○ファイル履歴の保存先ファイル履歴はローカルディスクや、NASなどの共有フォルダーを保存先として利用できる。既定値では1時間ごとにバックアップを実行するため、常に稼働しているローカルディスクがベストな選択だ。だが、バックアップデータの安全性を考えれば、物理的に異なるNASなどを用いた方がよいという見方もある。無線LANなどネットワークの速度が遅い場合は、他の作業を阻害する可能性も出てくるため、注意してほしい。ローカルディスクをバックアップ先として利用する場合、「ファイル履歴」を起動し、「オンにする」ボタンをクリック/タップするだけだ。ネットワーク上の共有フォルダーを利用する場合は、ナビゲーションウィンドウの「ドライブの選択」から「ネットワークの場所の追加」、もしくは「ネットワーク上の場所をすべて表示」をクリック/タップし、保存先を選択する。○ファイル履歴を「オン」にするファイル履歴をオンにすると、すぐに初回のファイルコピーが始まる。前述したバックアップ元の容量によって所要時間は異なるが、数分から数10分待てば実行時刻を含んだメッセージに切り替わり、作業完了だ。後はスケジュールされたタスクを元に定期的なバックアップが行われる。なお、タスクは「\タスクスケジューラライブラリ\Microsoft\Windows\FileHistory」に登録する仕組みだ。バックアップのログ情報を確認する場合は、ナビゲーションウィンドウの「詳細設定」から、「ファイル履歴イベントログを開いて最新のイベントまたはエラーを表示する」をクリック/タップする。基本的にバックアップが正しく実行できている場合、ログは残らない。下図は別PCでファイル履歴を実行した際のイベントログだが、とあるアプリケーションのログファイルがロック中でバックアップに失敗→その後成功した、という処理が加わった情報が示されている。この他にもイベントログには、「MAX_PATH」というパスの最大値を超えたファイルがバックアップ対象に含まれる場合、エラーログが残ることを確認した。もし、お使いの環境で同様のイベントログ(イベントIDは100)が記録された場合は、ファイル名やフォルダー名の付け方を見直してみるとよいだろう。阿久津良和(Cactus)
2014年10月10日ファイルメーカーは、同社のデータベースソフトウエア「FileMaker」の初中級者ユーザー向けトレーニング教材「FileMaker Drill Book - FileMaker 13プラットフォームに対応した基本と実践を学習」の販売を開始した。価格は4,000円(税別)。公式オンラインストア「FileMaker Store」や全国のFileMaker製品取扱店で購入できる。同書は、実際のビジネス現場を想定した実践的な演習と解説を通して、FileMakerに初めて触れるユーザーでもFileMakerプラットフォームを利用したデータ活用と情報共有の手法を学ぶことができるというトレーニング教材である。制作にあたっては、日本のビジネス現場を熟知したFileMaker開発パートナーが600ページに及ぶテキストの執筆と演習用サンプルの作成を担当している。実際のビジネスシーンにおける情報活用に沿った演習が可能な「基本編」と「実践編」で構成されており、FileMakerに関するスキルレベルが初級から中級のユーザーを主な対象としている。「基本編」では、主に名簿管理のサンプルソリューションをベースに、FileMakerプラットフォームの基本的な利用方法、ビジネスソリューションのカスタム作成方法、複数人数で共有するために必要な基礎知識までを学ぶことができる。「実践編」では、顧客管理、見積計算、報告書といった、ビジネス現場での使用を想定した20種類のサンプルソリューションを使った演習を収録。実践的な演習で習得したテクニックや知識をユーザー自身のソリューションに応用できる。各演習で使用されている計算式やスクリプトについて詳しく解説した基本編の参照ページが明記されており、基本編に戻って繰り返し学習しすることができる。ファイルメーカーの社長、ビル・エプリングは、本書の発売にあたり、「昨今、iOSデバイスのビジネス導入をきっかけに、FileMakerプラットフォームを採用する新しいお客様が増えています。それに伴い、FileMakerソリューション開発を新たに始められるユーザー向けの学習用コンテンツを希望されるお声を数多くお寄せいただいております。このたび、そうしたご希望にお応えするため、本書を発行する運びとなりました。日本のビジネス環境にすぐ応用できる実践的なトレーニング内容になっていますので、FileMakerプラットフォームを業務でもっと活用したいとお考えの日本のお客様に本書をお役立ていただけると幸いです」とコメントしている。
2014年10月08日JR東海は東海道新幹線開業50周年記念日となる10月1日、記念クリアファイル50万枚を東海道新幹線利用者に配布する。記念クリアファイルは、東海道新幹線をこれまでに走った0系から最新のN700Aまでの歴代車両と「ドクターイエロー」の計8種類の列車を描いたデザイン。東海道新幹線全17駅の改札口にて、各駅の営業開始以降に改札を通る新幹線利用者に駅係員が1人1枚ずつ手渡す。なくなり次第終了となる。
2014年09月29日カンミ堂は、クリアファイル専用インデックス「ココフセンインデックス」を、2月4日に発売する。○ためがちなクリアファイルの書類を15種に分類クリアファイルは、様々な書類を一時的に収納するのに便利なアイテム。収納がしやすい分、書類を未分類のままどんどん入れることを繰り返しがちで、いざその書類が必要になったとき、目的の書類が見つからなかったり、最新の書類が分からなくなるというデメリットもあった。同商品は、そんなクリアファイルの"落とし穴"を埋め、欲しい書類をすぐ出せるようにした商品。書類のタイトルがわかる「プレートふせん」をクリアファイル上部にセットすることで、書類がタイトルごとに見つけやすくなる。「プレートふせん」は、新開発の厚みがあるプラスチック製のふせんで、紙やフィルム製のふせんと比べ耐久性に優れている。また、本体は"高透明"であるため、奥のタイトルもクリアに見える。クリアファイルの前後が変わっても書類のタイトルは「重ならず」「透けて」定位置のままで一覧でき、書類ファイルが見つけやすい。「ココフセンインデックス」は、最大「15」タイトルまで設定することが可能。また、20~30代の働く女性が、自分のデスクで使いたくなるようなデザインを追求し、タイトルを書き込むラベルは「ふきだし」「くも」のかわいらしい形もそろえた。男性も使いやすいシンプルな「ライン」もラインナップしている。ラベルは、同時発売の専用タイトルラベル「ココフセンインデックス 貼り替えラベル」を使用すれば、タイトル部分だけを貼り替える(書き換える)ことが可能。「プレートふせん」本体は繰り返し使用できる。同商品は、プレートふせんと貼り換えラベルのセット。「ラインS」はプレートふせん15枚(3サイズ・各5枚)と貼り替えラベル42片(3色・各14片)、「くもS」「ふきだしS」はプレートふせん15枚(3サイズ・各5枚)と貼り替えラベル36片(3色・各12片)入り。価格は700円(税別)。貼り替えラベルは250円(税別)。2月4日より順次発売。なお、店舗により、発売日が異なる場合や、取り扱いがない場合もあり。
2014年01月27日ナカバヤシは6月中旬より、熊本県の観光PRキャラクター「くまモン」をデザインしたノートやファイルを全国で新発売する。価格はオープン。発売する商品は「くまモン5ミリ方眼ノート単品5種、5冊パック」、「くまモンクロスラインノート単品5種」、「くまモンクリアホルダー単品4種」の3アイテム15品番。くまモンを大きくあしらった表紙の「5ミリ方眼ノート」は、小学校低学年の子供にも使いやすい5ミリ方眼罫。科目分けに便利な「こくご」「さんすう」などの科目シールが付いている。「クロスラインノート」は、モダンナチュラルな色合いと風合いの表紙にくまモンをポイント的にあしらい、大人でも使いやすいデザインとなっている。本文罫を工夫しているため、文章の頭(段落)がきれいにそろい、表やグラフも記入しやすい。ページも簡単に分割できる。「クリアホルダー」は、使いやすい0.2mmの厚さ。モダンなデザインの中にさりげなくくまモンを配置している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年06月12日ランドセルにまっすぐ入る、小さめA4サイズのクリアーホルダー、A4ランドセル用「すっぽりホルダー」が発売された。 小学校では2011年から新学習指導要領が導入され、英語教育のスタートや教科書の厚みが増したのに伴い、A4サイズのプリント・ドリルなどの副教材も増加傾向にある。このため昨年夏以降、A4対応のランドセルが主流になってきている。しかし、A4用紙には対応していても、用紙サイズよりひと回り大きい一般的なクリアーホルダーには対応していないものもあるため、クリアーホルダーが入りにくいという不満の声もあった。そこでプラスから発売されたA4ランドセル用「すっぽりホルダー」は、ランドセルにも無理なく入る小さめサイズを採用。(*一部、A4非対応のランドセルには合わない場合あり)一般のA4クリアーホルダーよりも縦5mm・横7mm小さくし、A4ランドセルの内寸にちょうど収まる新サイズで発売された。 種類は「見出し付きタイプ」と「マチ・ふた付きタイプ」の2種類。「見出し付きタイプ」はランドセルを開けた時に、中身がすぐ分かるようにホルダー上部に見出しが付いている。「国語・算数」などの科目別や「提出用・宿題用」などの用途別で分けて、プリント類を簡単整理。ホルダーの色ごとに見出しの位置が異なっているので、ひと目で判別でき、忘れ物防止にもなりそうだ。収容枚数はコピー用紙で約20枚。「マチ・ふた付きタイプ」はコピー用紙約100枚分をたっぷり収納することができ、プリントと一緒に連絡帳や教科書、ノートも保管できる。ふたが付いているため、持ち運びにも便利。裏面には時間割表や当番表などが入るポケット付き。連絡袋の代替品としても使えそうだ。その他にも丸みを帯びたカドの安心設計や名前欄など、小学生に優しい機能付き!小学生のうちから書類整理が上手になれば、大人になっても困らないかも?!◆プラス A4ランドセル用「すっぽりホルダー」「見出し付きタイプ」8枚パック(4色×2枚) 420円「マチ・ふた付きタイプ」3枚パック(3色) 315円*全国の文具店、百貨店、量販店ほかで販売お問い合わせ先:TEL:0120-000-007プレスリリース提供元: 日経プレスリリース
2011年07月27日