スコット・イーストウッドが『Dangerous』に主演することになった。アクションスリラーで、監督は『ソウ5』のデビッド・ハックル。イーストウッドが演じるのは、人生をやり直すべく離れ島に移り住んだ男性。だが、そこには強力なギャングがおり、自分の身を守るために戦うという物語らしい。共演はメル・ギブソン、タイリース・ギブソン、ファムケ・ヤンセン。撮影は今月、カナダで始まる。イーストウッドの次回作は、ガイ・リッチー監督の『Wrath of Man』。共演はジェイソン・ステイサムとジョシュ・ハートネット。文=猿渡由紀
2020年11月13日おじさんは孤独だ。自分が中年になって、あらためてそう思う。20代はほとんど学生時代の延長だったのが、30代あたりからそれぞれ仕事が忙しくなったり結婚したり子供ができて、深夜に誰かのワンルームマンションに集まって『ウイイレ』しながらカップ焼そば……みたいなノリが難しくなる。いわば、青春が終わり、人生が始まるわけだ。で、「ひとりの時間」が多くなる。そう言えば、映画館も若い頃は男友達同士やちょっと仲良くなりたいおネエちゃんとよく出かけていたのが、最近はひとりで劇場へ行くことが増えた。平日の夜、仕事終わり。会社もスマホも忘れて、暗闇の中でコーラ片手にスクリーンを眺める。これが案外気持ちいい。しかもチケット料金は1,000円代だ。本連載はそんなおっさんソロシネマライフにオススメの映画をお届けしていこうと思う。基本的に取り上げる作品は試写招待ではなく、日本公開中の映画を選んで自腹で観に行くつもりだ。だって、ラーメンも上司に奢ってもらうのと、ネットで下調べして自分のサイフからお金を出して行くのでは気合いが違うからね。人は自腹を切るとシビアに真剣にモノを見る。というわけで、記念すべき連載1回目はヒューマントラスト渋谷の「未体験ゾーンの映画たち2020」で上映されていた『ザ・ビースト』だ。主演の“猛獣ハンター”フランク役には、俺らのニコラス・ケイジ。ブラジルのジャングルで幻のホワイトジャガーを捕獲したフランクは、自ら捕獲した自慢の動物たちと貨物船でプエルトリコに向けて出航するが、その船内には移送中の殺人鬼ラフラー(ケビン・デュランド)が乗っていたのだ。手際よく捜査官を始末して姿を消すラフラー、さらに危険な猛獣や毒蛇たちも人間たちに牙を剥く。いったい海上の逃げ場がない密室の船内で誰が生き残るのか……ってハイもうこの時点で間違いない。まだNetflixもAmazonプライムもないあの頃、バイトから帰って深夜テレビで眺めた大雑把なアクション映画を彷彿とさせる男汁したたるプロット。しかも上映時間97分というのもポイントは高い。あらゆる面でストレスフリーだ。だって、仕事終わりにさ、やたらと長い超大作とか暗いアート系作品はちょっと重いよ。まず気楽にスカッと楽しみたい。かと言って、予定調和と思いきや、主要登場人物がどんどんおっ死んでいくのでまったく油断ができやしない。ニコラス・ケイジは、今も昔もアクションスターにしては筋肉も髪の毛も薄く見た目が弱いが、その弱さが映画にある種の緊張感をもたらしているのも事実だ。今作でも武器はマシンガンではなく、狩りで使う毒矢というチョイスも絶妙。粗暴だけど結局いい奴的な役がハマるこの男はやっぱり信用できる。だって96年に『リービング・ラスベガス』でアカデミー主演男優賞を獲った直後の出演作品が『ザ・ロック』『コン・エアー』『フェイス/オフ』だよ。さらに25年近く経って56歳でいまだに『ザ・ビースト』をやっている。ちなみに本作ヒロインの女医エレン役のファムケ・ヤンセンは55歳だ。俺らもまだまだ青い。「青春は青だよ、青いということはまだまだ伸びる要素があるということだ」なんつって唐突に春季キャンプの原辰徳コメントを思い出す一本である。お前さん、この映画を見なくていいのか?【ソロシネマイレージ 78点】※ソロシネマイレージとは、おじさんひとり映画オススメ度の判定ポイント。なおこの点数が高いほどデートムービーには向かない。(C) 2019 PRIMAL FILM PRODUCTION, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2020年02月28日20年を超えるアメコミ作品最長シリーズの最終章となる最新作『X-MEN:ダーク・フェニックス』。世界公開が迫る中、現地時間6月4日(火)、ロサンゼルスにてワールドプレミアが開催され、新旧シリーズでジーン・グレイを演じたソフィー・ターナーとファムケ・ヤンセンほか超豪華キャスト陣が大集結、さらに「X JAPAN」のYOSHIKIがスペシャル・アンバサダーとして登場した。この日、チャイニーズシアター前はハリウッド通りを全面封鎖し、Xという文字を囲むようにレッドカーペットが敷かれた。Xの文字上にはコスプレをしたファンが約150人、スクリーニングに招待されたファン900人、さらにレッドカーペットの外側には約1,000人を超えるファンが集結、シリーズのラストを飾る最終章にふさわしい大盛況のイベントとなった。ジェニファー&ジェシカ、マカヴォイ&ファス…華やかなレッドカーペット!フォトコールを終え、はじめにレッドカーペットに現れたのはタイ・シェリダン(サイクロップス)、続いてブルーのセットアップ姿が眩しいニコラス・ホルト(ビースト)や、コディ・スミット=マクフィー(ナイトクローラー)ら。続いてサイモン・キンバーグ監督、プロデューサーのハッチ・パーカーも到着。さらに白いドレスでエレガントな装いの謎の女役ジェシカ・チャステイン、シックな黒のドレスに身を包んだジェニファー・ローレンス(ミスティーク)、マイケル・ファスベンダー(マグニートー)、ジェームズ・マカヴォイ(プロフェッサーX)とメインキャストが続々と登場、大歓声で迎えられた。新旧ジーン・グレイの2ショットに会場は大盛り上がりそして旧三部作でジーン・グレイを演じたファムケ・ヤンセンも赤いドレス姿で登場し、最新作の完成を祝うと、最後に主演のソフィー・ターナーがシルバーとブラックの細身のドレスで姿を現し、シリーズ最強の“ジーン・グレイ”女優の奇跡の2ショットが実現、会場のボルテージも最高潮に達した!ソフィーの隣には先日式を挙げたジョー・ジョナスもおり、コスプレをした熱狂的なファンに笑顔でファンサービスを行った。主演を務めたソフィーは「これほど誠実で献身的なファンがいる作品に参加できてとてもうれしいわ。映画だけでなく、X-MENのコミックは何十年も、何世代もの人々に愛されている。これは人々の人生のようなもので、X-MENは自分の人とは違うところを利用するようになって、パワフルになり、スペシャルな存在になる。これは、若い人に聞かせたいすばらしいメッセージだと思うわ」とアピール。さらに旧シリーズでジーン・グレイを演じたファムケは、ソフィーにアドバイスを送ったかと問われ「最初は聞かれたけれど、彼女はもうすばらしい女優だから、アドバイスはいらないと答えたの。彼女はかわいいわ。これから新作を見るところで私はとてもワクワクしているわ」と最新作のジーンを絶賛した。本作の“ヴィラン”、ジェシカも興奮「本当の家族のよう」マグニートーを演じたファスベンダーは、「『ファースト・ジェネレーション』から始めたが、マグニートーの人生のさまざまな状態を演じることができて幸運だった。最初のエピソードでチャールズとエリックが初めて出会うところを演じ、マグニートーとプロフェッサーXというキャラクターを生みだすことができてすばらしいチャンスだった」と約10年間シリーズに携わることができた喜びに感慨深げ。また、ミスティークを演じたジェニファーは「2年ごとに同じキャラクターを繰り返すことになって、キャラクターと一緒に過ごしているようですばらしいわ。こういうシリーズを演じて気に入っているところは、キャストなの。みんなの顔を見たいと思うわ」と、シリーズを通して深まったキャストの絆をアピール。ヴィランとして初のヒーロー映画出演となったジェシカは「すばらしい気分だった。みんなはX-MENシリーズに取り組んで20年近く続いているから、本当の家族のようなの。『どうやってストーリーを伝える役に立てばいいかしら?』と思ったわ」と初挑戦への思いを述べた。YOSHIKIのお気に入りキャラは…?「強い人が好き」レッドカーペットには、L.A.在住である「X JAPAN」YOSHIKIさんも参加。Xポーズを披露しながら各国のメディアのインタビューに流暢な英語で応対した。作品を観終えたYOSHIKIさんは「もちろん音楽もすごいですけど、特殊効果や編集がすごいですよね。業界の観点から見てしまいました」とコメント、能力が気になるキャラクターについては「強い人が好きなので、ソフィー・ターナーかな」と明かした。さらに、日本のファンへのおすすめポイントについては「歴史のあるシリーズ最終章というのは結構大きいですね。X-MEN(のプレミア)については何度かオファーをもらっていたのですが、今回コンサートツアーなどと日程がぶつかっておらず、今回自分がたまたまハリウッドにいたということで初めて実現して本当に良かったなと思います」と打ち明け、「これを観ると今までの作品の繋がりもわかりますし、そういう意味ではやっぱり観なくちゃいけない作品なんじゃないかなと思います。まあ、僕が観に来たくらいですから(笑)」と、ジョークを交えて語った。なお、YOSHIKIさんは「X-MEN」の生みの親であり、マーベル・コミック発行人で昨年11月に亡くなったスタン・リー氏と長年親交があり、同氏のプロデュースにより、2011年からYOSHIKIさんを題材にしたスーパーヒーローが活躍するアメコミ「ブラッド・レッド・ドラゴン」が米国で出版されているほど。このレッドカーペットの模様は、本日6月6日の「YOSHIKI CHANNEL」と「YOSHIKI CHANNEL INTERNATIONAL」でも放送が予定されている。レッドカーペットウォーキングを終えたキャスト、監督、プロデューサーは一旦バックステージに下がり、特設ステージにて原作者のクリス・クレアモントが挨拶。そしてキンバーグ監督による一人一人の紹介でオールキャストが再登場。スター俳優勢ぞろいのX-MENメンバーがフランチャイズのレガシーを祝っていた。『X-MEN:ダーク・フェニックス』は6月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:X-MEN:ダーク・フェニックス 2019年6月21日より全国にて公開© 2019 Twentieth Century Fox Film Corporation
2019年06月06日世界的に大ヒットを記録した『ヘアスプレー』『glee/グリー』『ウォーク・トゥ・リメンバー』の名匠アダム・シャンクマン最新作『ステータス・アップデート』の公開日が11月3日(土)に決定。この度、予告編動画と場面写真が公開となった。■ストーリーカリフォルニア出身の青年カイル(ロス・リンチ)は両親の別居により、母と妹と3人で祖父のいるコネチカット州へ移り住む。自分に自信のないカイルは学校に馴染めず恋人がいないのが悩み。そんな彼が、ある日不思議な男によって“なんでも思い通りになる世界”に導かれる。男は<ユニバース>というソーシャルアプリがダウンロードされたスマホをカイルに手渡し、<ユニバース>に投稿したことは全て現実になるという。魔法のアプリを駆使して、望むものを何でも手に入れたカイルだったが、やがて重大なことに気がついていく。そして、人生最大の選択が目の前に迫っていた――。■ディズニーチャンネルのトップスターが夢の共演!主人公のカイルを演じるのは、ディズニー・チャンネルの人気青春ドラマ「オースティン&アリー」の主演を務めブレイク、バンド「R5」のボーカルとしても活躍し第2のザック・エフロンと全米で呼び声高いロス・リンチ。カイルが想いを寄せるダニー役には、ディズニー・チャンネル「やってないってば!」でヒロインを務め若手女優として話題沸騰中のオリヴィア・ホルトだ。ディズニー・チャンネル出身のトップスター2人が夢の共演を果たし、パワフルな歌声を披露している。また、映画のカギを握る同級生シャーロット役に、『マッドマックス怒りのデスロード』のコートニー・イートンが小悪魔的魅力たっぷりに演じている。そのほか、『X-MEN』シリーズのジーン・グレイ役で知られるファムケ・ヤンセン、『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』のフランクリン役で有名なロブ・リグルなどが脇を固め、物語にリアリティと笑いを与えて感動へと誘う。■2人の歌声&音楽に注目が集まる予告編ディズニー・チャンネル出身の人気若手スター、ロス・リンチとオリヴィア・ホルトがブルーノ・マーズの大ヒット曲「ロックト・アウト・オブ・ヘブン」を熱唱するシーンなどが収められている予告編動画がこの度解禁。劇中で流れるブルーノ・マーズ、レイチェル・プラッテン、トミー・ジェイムス、レナード・コーエンなど、音楽への注目も欠かせない作品になっている。場面写真でも2人のダンスシーンを捉えたカットなどが公開され、『ヘアスプレー』監督とディズニースターのコラボに期待が高まる。『ステータス・アップデート』は11月3日(土)より渋谷シネクイント、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ステータス・アップデート 2018年11月3日より渋谷シネクイント、新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C)2017 Status Update, LLC All Rights Reserved
2018年09月10日ブルース・ウィリスがアクションスリラー『First Kill』に主演することになった。その他の情報ウィリスの役は、誘拐事件を捜査する刑事。ある親子が銀行強盗を目撃するが、強盗犯はその男の子を人質に取り、自分が盗んだお金を要求するという物語らしい。監督は、ウィリスが『エクストラクション』でも組んだスティーブン・C・ミラー。撮影は8月にオハイオ州シンシナティでスタートする。ウィリスは現在、中国映画『The Bombing』を撮影中。第二次大戦中、日本の空軍と戦った中国人たちを描く戦争ドラマ。ほかに、インディーズのコメディ映画『Going Under』を撮り終えている。共演はジョン・グッドマン、ファムケ・ヤンセンら。文:猿渡由紀
2016年07月15日シリーズ累計世界興行成績6億300万ドルを記録した、主演リーアム・ニーソン、製作&脚本リュック・ベッソンのタッグで贈る『96時間』シリーズ最終章の邦題が『96時間/レクイエム』に決定、同時に衝撃的な予告編映像も解禁された。最愛の家族を救うため、驚異の特殊技能を駆使して悪党と闘う元CIA秘密工作員ブライアン・ミルズ(リーアム・ニーソン)を主人公にしたサスペンス・アクションシリーズの最新作となる本作。1作目『96時間』では、ヨーロッパで人身売買組織に誘拐された最愛の娘・キム(マギー・グレイス)を救出し、2作目『96時間/リベンジ』では、その復讐計画を企てた組織に捕われた元妻レノーア(ファムケ・ヤンセン)と追われる娘の同時救出を実現させてきた。今回、シリーズ第3弾にして最終章となる本作の予告編映像では、何者かに元妻を殺される悲劇が襲うという衝撃的な展開で幕が開ける。前作で犯罪組織を壊滅させ、幸せに暮らすはずだった家族にとって襲いかかった事件。その上“無敵の父親”は元妻殺しの“容疑者”としてFBIやCIAに追われる存在に…。リーアムが扮するブライアン・ミルズが、これまでのシリーズでは見せてこなかった極限の哀しみと怒りを爆発させる本作では、歴代シリーズで最も非情、かつ危険な“無敵の父親”の姿を目の当たりにする。愛する娘・キムを守るため、そして事件の真相を究明するために、より研ぎすまされた頭脳と肉体、変幻自在な特殊スキルを駆使したアクションシーンはもちろん、常識破りでパワーアップした“最後”の暴走劇には、一瞬たりとも目が離せなくなりそうだ。また、予告編のナレーションを担当しているのは、渋い語りが魅力の強面俳優・遠藤憲一。彼の渋い声が哀しく残酷なブライアンの運命を物語っていると同時に、“容疑者”となってしまった“無敵の父親”が、黒幕となる敵へ最後の制裁を下す覚悟をも際立たせている。伝説となるシリーズ集大成へ向かう予告編映像を、まずはここでチェックしてみて。『96時間/レクイエム』は2015年1月9日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月08日「テオ・ヤンセン展―砂丘の生命体―」が、10月9日から12月7日まで長崎県美術館で開催される。オランダ人アーティストのテオ・ヤンセンは、1990 年よりプラスチックチューブを用いた作品「ストランドビースト」の制作を開始。ストランドビーストとは、オランダ語で“砂浜”の“Strand”と“生命体”の“Beest”の2語をつなげたテオ・ヤンセン自身による造語で、日本語では“砂浜の生物”を意味する。コンピューター上の仮想生物として誕生した同作品は、生き残りを賭け様々な進化を遂げた。当初は1本の線の形であったが、現在は「胃袋(=プラスチックボトル)」「感覚器官(=感知器)」「神経細胞(=チューブと弁)」「脳(=計器)」までをも備え、砂の上をスムーズに移動したり、風に飛ばされないため、波に飲まれないための能力などを身に付けてきた。同展では、そのビーストの初期作品「アニマリス・ヴァルガリス」を始めとする全15 体や関連資料がそろい、この新種の生物の進化の過程や全貌を見せる。それに加え、新作「アニマリス・プラウデンツ・ヴェーラ 2 世」も世界初披露。この新作は400 年に及ぶ長崎とオランダの友好の歴史をオマージュし同展のためだけに作り上げたもので、当時の帆船をモチーフとし、日本語では“はためく帆”を意味する。会期中、毎日1時間ごとに作品を動かすデモンストレーションも行われる。更に関連企画として、10月12日13時30分にはヤンセン本人が来館しアーティストトークを、10月9日から13日の期間はサイン会を実施する予定だ。1948 年、オランダ・スフェベニンゲンに生まれたテオ・ヤンセン。デルフト工科大学で物理学を専攻後、1975年に画家へ転向した。2009 年にはベルギー・ブリュッセルにて開催された「第1回エコー・フェスティバル」にて、UNEP(国連環境計画)より「エコー・アワード」を授与。これまでに、東京・お台場の日本科学未来館の他、韓国、台湾、アルゼンチン、ウルグアイ、フランス、ロシアなど世界各国で個展を開催している。【イベント情報】テオ・ヤンセン展―砂丘の生命体―会場:長崎県美術館 企画展示室住所:長崎県長崎市出島町2-1期間:10月9日から12月7日時間:10:00から20:00(最終入場19:30)休館日:10月14日、27日、11月10日、25日入場料:一般1,200円70歳以上・大学生・高校生1,000円小中学生700円小学生未満無料
2014年10月08日リーアム・ニーソンが元CIA秘密工作員に扮し、父親愛を炸裂させるアクション映画『96時間/リベンジ』の特別映像が公開された。特別映像本作は、誘拐された最愛の娘を救出するために冷酷非情な男に変貌した父親ブライアンの活躍を描いた『96時間』の続編で、イスタンブールで元妻と娘を誘拐されてしまったブライアンが“最強の親父”として、凶悪で巨大なマフィア集団を相手に一歩もひるむことなく立ち向かっていく様を、前作以上にハードなアクションを交えて描く。このほど公開されたのは映画のダイジェストを中心に劇中に登場する“アクション”に迫った特別映像。キャストのニーソン、ファムケ・ヤンセン、マギー・グレイスが撮影時を振り返り、劇中に登場する悪役よりもコワモテのオリヴィエ・メガトン監督がアクション・シーンのこだわりを披露。スタントコーディネーターのマーク・ヴァンセローは小さいカメラやゴープロカメラ(アウトドア用に設計され、耐久性/携帯性に優れた小型カメラ)を駆使して撮影したカースタントについて解説している。ニーソンは『シンドラーのリスト』や『愛についてのキンゼイ・レポート』などの作品で繊細な演技を見せる一方で、190センチを超える身長とアマチュア・ボクサーだった経験を活かしたアクティブな演技も多くこなしてきた。『ダークマン』では復讐に燃える闇のヒーローに扮し、『スター・ウォーズ』サーガでジェダイ騎士として活躍したかと思えば、『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』では荒くれ者たちを率いて勢い余ったアクションを披露した。本作では、接近戦のファイト・テクニックの先駆者アラン・フィグラースをファイト・コーディネーターに迎えて、相手の攻撃を防ぐだけでなく、その力を活かしながら反撃する高度な格闘シーンを実現している。シリアスで、ときに子犬のような愛らしい表情を見せるニーソンが、笑ってしまうほどの強さを発揮し、次々に敵をなぎ倒していく“ギャップ”が本シリーズの大きな魅力のひとつだが、『96時間/リベンジ』では前作を遥かに上回るスケールと激しいアクションが用意されているようだ。『96時間/リベンジ』2013年1月11日(金) TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国ロードショー
2012年12月27日