今回の講師は、ショップを持たないアトリエスタイルの花屋「fiore soffitta(フィオーレ ソフィッタ)」の三嶋春菜さん。イタリア語で「屋根裏部屋」を意味する「soffitta」という名の通り、自分だけが知っている秘密基地のようなアトリエで、その人のためだけにアレンジメントを作ってくれます。 そんな三嶋さんの指導のもと、いざリース作りがスタート! クリスマスまではもちろん、その先も楽しめる花材をセレクト 今回用意された花材は、コニファー (ブルーアイス、ブルーバード)/リューカデンドロン(ジェイドパール) /モミ枝/シルバーブルニア/アメリカイワナンテン/ラムズテイル/ゴールデンカスケード/グレビレア/マグノリア/ベルベットリーフ/ギョリュウバイ/パラノムス。 クリスマスまで楽しめることはもちろん、その後もリボンをつけたりお花を足したりして長く楽しめるように、クリスマス感が強すぎないようセレクトされたそう。また、シンプルな花材の中に少しクセのある形のものも入れることによって、おもしろみを持たせたとのこと。 使用する道具はワイヤーと花鋏と、いたってシンプル。まずは軸となる枝(今回は針葉樹のブルーアイス)を選び、そこに好みの花材を添わせワイヤーで巻き付けて加えていきます。 今回のように生の素材で作る時は、ワイヤーでしっかりきつめにくくることがポイント!時間が経ってドライになると、しぼんで緩くなってしまうので。 植物の個性を生かし躍動感を楽しみながら組み合わせていく途中経過①途中経過②徐々に長さとボリュームが足されていきます。 葉先の向きを揃えて加えていくときれいになじみます。また質感や長さの異なるものをバランスよく組み合わせるとリズムや表情が生まれて◎。 葉っぱの動きを一つひとつ見てその動きを生かせるように、形が多少ワイルドになってもそこをおもしろがって作ると、可愛いリースができるとのこと。 完成したものがこちら! 最大のポイントは三日月型にしたこと。リースというとリング状のものが定番ですが、自由な発想で良いという指導のもと、この形に決定。 ベースとなるグリーンに、白のツブツブ・モコモコ系(リューカデンドロン、シルバーブルニア、ラムズテイル)をポイントに加え、赤とイエローの花をほんの少しだけ差し込んで、全体の色味を抑えました。ベルベットな質感がおもしろい葉(ベルベットリーフ)とマグノリアもアクセントに取り入れて。 向きや角度、掛ける壁、照明、時間帯によってだいぶ雰囲気が変わるのもおもしろい! fiore soffittaでは、だいたい毎月3週目か4週目の水曜日の夜にワークショップを開催。会場となるのは「HATONOMORI GARDEN」というカフェ(広尾駅すぐ)で、美味しい食事とドリンクが付きます。仕事帰りにお腹を空かせて行けるのが嬉しいかぎり。 普段のfiore soffittaは、大切な日のギフトからウエディングやパーティー装花まで、ひとつだけの特別なブーケやアレンジメント等を、三嶋さんが想いを込めて製作してくれます。 三嶋さん独自の抜群のセンスがうかがえるインスタグラムやHPは要チェック!オーダーは随時承り中。 fiore soffittaInstagram:@fiore_soffitta
2018年11月30日