リドリー・スコット製作総指揮、全米の“ドーナツ王”と呼ばれたテッド・ノイの人生に迫ったドキュメンタリー『ドーナツキング』より本編映像と監督のコメントが到着した。この度、解禁となったのは軽快なはじまりの本編冒頭映像。“テッドがカンボジア系のコミュニティを作った” “生ける伝説” “ドーナツ王だ” “ドーナツ最高”…ドキュメンタリーの幕開けを告げる、人から人へ漏れ聞こえてくるうわさの声。車社会のアメリカ・ロサンゼルスの街を伝説のプロスケーター、デーウォン・ソンが軽やかにトリックを決めながら疾走し、まるでスーパーマリオブラザーズでお馴染みのブロックのようにアタックしすり抜けていくのはアメリカンドーナツの象徴“ピンクの箱”。ポップでカラフルなドーナツが私たちの手元にサプライされるまでの過程をスピーディーに切り取り、そして本ドキュメンタリーの最重要人物、≪ドーナツ王≫テッド・ノイが現れる。本作が長編初監督デビュー作となったアリス・グーは、生まれ育ったカリフォルニア州で、アメリカの象徴といえる食べ物のひとつであるドーナツのほとんどが、カンボジア人オーナーによって作られているという事実を知り、「映画にしよう」と約2か月後にはカンボジアのテッドの元へ赴きカメラを回していたという。グー監督は「テッドのストーリーを語る上で、カンボジアで起きたクメール・ルージュの歴史的な背景や歴史的なパートはとても重要でした。私自身もとより興味がありましたが、観客のことを考えると、『ヒストリーチャンネル』ばかり見ている人だけではないと思いますしね(笑)。この物語をより多くの人に興味もってもらうために、スイートとビターのバランスについてはとても考えました。スイートに比重を置きすぎるとそれもまたこの物語に失礼になってしまうから」と製作秘話を明かす 。製作総指揮に名を連ねたリドリー・スコットも「まだ味わったことのない新たな発見と驚きに満ちたとびきりのドーナツタイムをぜひとも堪能してほしい」絶賛。大胆で繊細、スイートでビター、両面を合わせ持ち多層的に語られる数奇な実話をぜひ劇場で味わっていただきたい。『ドーナツキング』は11月12日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドーナツキング 2021年11月12日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2020- TDK Documentary, LLC. All Rights Reserved.
2021年11月12日トム・ホランドとデイジー・リドリーが共演、新感覚SFエンターテインメント『カオス・ウォーキング』から、デイジー・リドリー演じるヴァイオラが<ニュー・ワールド>に不時着する本編映像が解禁となった。今回解禁となる映像は、ヴァイオラ(デイジー・リドリー)ら地球人を乗せた宇宙船が墜落するSFの醍醐味が詰まったワンシーン。ストーリー本編の導入部分にあたるシーンとなっている。地球にうり二つの新世界<ニュー・ワールド>の大気圏突入まで37秒。新世界からの反応はない。果たして地球からの入植者たちは生存しているのか?クルーたちは期待と不安を胸に無重力空間を移動し、着陸態勢を整える。大気圏突入時の温度は1649度。激しい火花と震動が機体全体を覆う。ところが、謎めいたオーブが機内に充満した途端、異常な衝撃と異常な事態が起こり、船内はカオスを極める。謎めいたオーブこそ、思考が言語となって外に漏れ聞こえる“ノイズ”だった。脱出を試みようとするヴァイオラの命運は!?そして<ニュー・ワールド>についても謎が深まる映像となっている。『カオス・ウォーキング』は11月12日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:カオス・ウォーキング 2021年11月12日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2021 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved
2021年10月23日トム・ホランド×デイジー・リドリー×マッツ・ミケルセンら豪華キャストが共演する新感覚SFエンターテインメント『カオス・ウォーキング』より、壮大なスケールの一端を垣間見ることのできる場面写真が解禁された。今回解禁されたのは、全世界のSFファンが固唾を飲んで完成を待ち望んだ本作のクオリティの高さが分かる11枚の場面写真。美しき銀河を漂う円盤型宇宙船やプレンティスタウンに墜落した宇宙船が写し出されている。美術デザインのダン・ヴェイルによる未来的なデザインと産業革命前を感じさせるデザインを念頭に置いたヴィジョン、『ワールド・ウォーZ』でも終末世界をクリエイトしたVFXスーパーバイザーのマット・ジョンソンによるイマジネーションが垣間見える。また豪華キャスト陣を写したカットにも注目。トム・ホランドとデイジー・リドリーが何らかの脅威から猛ダッシュして逃げる姿や、2人に挟まれて走る愛犬マンチー。そして、プレンティスタウンを牛耳り、唯一ノイズをコントロールできる謎の男プレンティス(マッツ・ミケルセン)は、テンガロンハットに高級感溢れる毛皮コートを纏い、頬には戦争での死闘を仄めかす大きな十字傷が浮かんでいる。傍らには「ジョナス・ブラザーズ」のリードボーカルとして知られるニック・ジョナスの姿も。さらには独創的かつ実際に宇宙のどこかにいそうな説得力を持つ佇まいの種族スパクルも初お目見え。彼らは人類の敵なのかそれとも…。かつてダグ・リーマン監督が手掛けたトム・クルーズ主演作『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のド派手アクションを彷彿とさせるショットなどもあり、<ニュー・ワールド>で巻き起こる濃厚かつ非日常的SFエンターテインメントに期待が高まる写真となっている。『カオス・ウォーキング』は11月12日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:カオス・ウォーキング 2021年11月12日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2021 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved
2021年10月20日生きること、愛することを渇望する兄弟を描いたフィリップ・リドリーの衝撃作『マーキュリー ・ファー』が、吉沢亮や北村匠海ら新キャストで再演される。この度、公演概要と先行ビジュアルが公開された。本作は、イギリスの劇作家フィリップ・リドリーが2005年に書き下ろし、日本では2015年に白井晃の演出によりシアタートラムで初めて上演した作品。これまで白井が世田谷パブリックシアターで演出を手掛けたリドリーの作品は5作に上り、いずれも斬新な劇場空間と、衝撃的な演出で高い評価と話題を呼んだ。リドリーは白井が最も触発される劇作家だと言っても過言ではない。その中でも『マーキュリー・ファー』はその他の作品と比べ、より過激な表現、より挑発的なセリフが次々と繰り出される作風で、極限状態に置かれた人間の残酷さが描かれている。暴力と略奪がはびこる荒れ果てた世界であぶりだされる人間の本質を世の中に鋭く突きつけるとともに、生きること、愛することを渇望する人間の美しさが描かれた本作。今回は劇場をシアタートラムから世田谷パブリックシアターへと移し、およそ7年ぶりに再演する。過酷な状況下で生きる兄弟役に挑む、吉沢、北村を含め魅力的な俳優陣の共演にぜひ期待してほしい。【演出家・キャストコメント】●演出:白井晃世田谷パブリックシアターのレパートリーとして、この作品が再演できることに大きな喜びを感じています。演劇作品の場合、劇作家が意図したことが、上演される場所や時期によって思いがけない広がりを見せることがあります。演劇がコンテンポラリーな表現である所以でしょう。この作品がシアタートラムで初演された時がまさにそうでした。2001年以降の不安定な世界情勢を反映して生まれたこの作品は、不安感が拡まる初演時の社会状況とシンクロして、とてつもない臨場感を呼ぶことになりました。まさに劇場で起こっていることと、劇場の外の世界の境目が無くなる感触がありました。あれから6年が経ちましたが、世界は危機感がなくなるどころか、不安は益々増幅し恐怖はいたるところで慢性化してしまったようです。それだけに、今回の再演で、作品にどのような意味が加わるのか、正直、予想がつきません。再演にあたり、すべてのキャストが変わり、新しいプロダクションがスタートします。劇場もシアタートラムからパブリックシアターに移ります。表現者や空間が変われば、自ずと作品から見えるものも変わっていくでしょう。荒れ果てた世界で、生を繋ぐために懸命に支え合う兄弟。その愛情を呑み込むほどに、この「マーキュリー・ファー」の世界は厳しいです。創作のスタートが恐ろしいほどに楽しみです。●吉沢亮今まで色々な舞台を観させていただきましたが、6年前にマーキュリー・ファーを見た時の衝撃、圧倒的興奮と疲労感は、今でも特別なものとして残ってます。それからずっとマネージャーさんに、マーキュリー・ファーのような舞台をやりたい!と言い続けていたら、まさかのご本人登場で軽くパニックです。自分が見たシアタートラムの密閉された臨場感のある空間から、パブリックシアターに劇場が変わり、キャストも変わり、見え方もまた違うものになると思いますが、椅子から立てなくなるほどのあの衝撃を、今回観に来てくださる方々にも是非体感して頂きたい。エリオットと共に僕自身もとことん追い詰められる時間になりそうですが、とても不安で、楽しみです。●北村匠海マーキュリー・ファーにて、ダレン役を演じさせて頂きます。舞台は、昔から観る事が好きで色んな劇場に足を運んでいました。でもどうしても、音楽のライブと舞台の“2つのナマモノ”を両方とも大切だからこそ、掛け持つことに勇気が出ず、挑戦する事ができずにいました。しかし、このマーキュリー・ファーと言う濃密な作品、そして信頼し合える吉沢亮くん、巨匠 白井晃さんと、ストイックに芝居だけの事を考えることの出来るチャンスを逃してはいけないと思い、初舞台に挑みます。自分の中に構築されている芝居をぶち壊して、素っ裸で戦います。僕も楽しみです。皆さんもぜひ楽しみにしていてください。【公演概要】『マーキュリー・ファー Mercury Fur』作:フィリップ・リドリー演出:白井晃翻訳:小宮山智津子出演:吉沢亮 北村匠海加治将樹 宮崎秋人 小日向星一 山崎光水橋研二 大空ゆうひ日程:2022年1月28日(金)~2月16日(水)会場:世田谷パブリックシアター<チケット料金>一般:S席(1階席・2階席)8,500円 / A席(3 階席)6,500円ほか高校生以下、U24など各種割引あり※託児サービスあり ※車椅子スペース取扱ありチケット一般発売:2021年11月28日(日)お問い合わせ:世田谷パブリックシアターチケットセンター 03-5432-1515
2021年10月15日マット・デイモンとベン・アフレックと組み、アダム・ドライバー、そしてジョディ・カマーを迎えた『最後の決闘裁判』の公開が控える名匠リドリー・スコット監督。本作以降も、アダムが参加する『ハウス・オブ・グッチ』をはじめ新たな作品に挑んでおり、鬼気迫る圧巻の映像を作り上げる稀代のヴィジュアリストはまだ留まるところを知らない。今年、ヴェネチア国際映画祭とカルティエが創設した、優れた映画製作者に敬意を表し、現代の映画業界にとりわけ独創的な貢献をした人物に贈る「Cartier Glory to the Filmmaker Award」の初代受賞者に輝いたリドリー・スコット監督。デビュー作でまさに「決闘(duel)」を題材とした『デュエリスト/決闘者』(77)でカンヌ国際映画祭新人監督賞を受賞。1979年に手掛けた『エイリアン』が世界的大ヒットとなり、『ブレードランナー』(82)、『テルマ&ルイーズ』(91)、『グラディエーター』(00)、『ブラックホーク・ダウン』『ハンニバル』(01)、『アメリカン・ギャングスター』(07)、『プロメテウス』(14)など、SFからクライム・サスペンス、歴史劇まで幅広いジャンルでのヒット作を生み出し続けてきた。さらに、来年1月公開予定の『ハウス・オブ・グッチ』、ジョディを再登用し、ホアキン・フェニックス共演でナポレオン1世を描く『Kitbag』(原題)、その後には『グラディエーター』の続編着手も囁かれている。スコット監督は、ウェストハートルプール美術大学、ロンドン王立美術大学でグラフィックデザインなどを学んだ後、BBCに入社し、退社後はCM制作会社RSAを設立してCM監督として活躍、という経歴を持つだけに、様々なジャンルの映画に挑戦し、撮影・音楽・衣装など芸術面や、美術・セットの細部にこだわり、リアリティのある映像美を追求するのも納得。その手腕は、複数のカメラを用い、360度全方向による撮影方法で知られている。アカデミー賞作品賞受賞監督でもあるベン・アフレックは、「リドリーのとても特徴的な撮影方法を間近で見られるのは、とても興奮することでした。各カメラがそれぞれの方向を向いていることによって信じられないほどのエネルギーが生じます。演じている者たちは、自分がいつカメラに捉えられているか分からない。それが素晴らしい切迫感と即時性を作り出すのです」と、その手法を絶賛。「リドリーは、光のことを実によく理解していて、どうやったら撮影ショットを非常にハイレベルに進化したフレームに出来るかを熟知しています」と語るのはマット・デイモン。続けて、「リドリーは、トレイラー上にカメラを設置していく時に、まずフロアのほうに自分で歩いて行って、そのシーンを自分でリハーサルしてからカメラを4台設置して、それに対してダリウス(『プロメテウス』で一緒に仕事をして来た経験がある撮影監督ダリウス・ウォルスキー)が照明を提供します。それから(リドリーは)トラックの中に戻って、自分でカメラを操作したら何が映るかを確認します。これは、彼が最初にこの仕事を始めた時にやっていた方法の、より手の込んだバージョンといえます。こうすれば、ショットがどう仕上がるか、どうやったら欲しいショットにたどり着けるか、方法が分かります。4台のカメラにそれぞれ着いた操作のプロが、無線機で監督からの指示を受けてショットの調整をしていくわけです」と、この独特な撮影方法がダイナミクスを生んでいると説明。いくつかのシーンでは、撮影カメラ6台が同時に回って撮影されていることもあり、さらには撮影の最中に編集を行う数少ない監督のひとりでもあるという。また、本作で監督を支えるのは、前述の撮影監督のダリウス・ウォルスキー(『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ、『プロメテウス』『オデッセイ』)ほか、プロダクション・デザイナーのアーサー・マックス(『グラディエーター』を皮切りにスコットと組んだ13作目の映画『オデッセイ』でアカデミー賞ノミネート)、編集のクレア・シンプソン(『プラトーン』でアカデミー賞受賞)、衣装デザイナーのジャンティ・イェーツ(『グラディエーター』でアカデミー賞受賞)、作曲家のハリー・グレッグソン=ウィリアムズ(『プロメテウス』『オデッセイ』)などの、突出した才能の集結により、荘厳な中世的世界観をスクリーンに再現させるのに成功したといえる。とはいえ、監督は「これまでにやっていない素材を見つけるのが好きで、新鮮でそれまでとは違うものをいつも探しています」と言う。「ミュージカルはやったことがないし、ウエスタンもやったことがない。だからそういうものを見つけようとしています。だが、この作品に関して言うと、この時代はとても親しみが持てて、十字軍の物語なんかも同じような時代のものですよね、そういったものは分かりやすいし、与しやすい。だが、最も大事なのは、コンセプトであり文脈なんです。この作品についていえば、三つの違う視点があるという点がとても興味深くてね、それがどの時代か、どの世紀かなんてことは関係はありません。私にとってはそれが一番大事なことだったんです。文脈がね」と主張する。視覚ビジュアルにおける才能とシネマティックな目利きを持つ映画監督リドリー・スコットの渾身の最新作は、それぞれが昇華して、生々しくも鮮烈なアクションと、見落とすことのできない繊細な映像表現がなされているはずだ。『最後の決闘裁判』は10月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:最後の決闘裁判 2021年10月15日より全国にて公開© 2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2021年10月08日アカデミー賞作品賞を受賞した『グラディエーター』などの名匠リドリー・スコット監督が、アカデミー賞脚本賞を受賞した『グッド・ウィル・ハンティング/旅⽴ち』のマット・デイモンとベン・アフレックが⿊澤明監督の『羅⽣⾨』から影響を受け、24年ぶりにタッグを組んで参加した脚本を映画化。マット・デイモン、アダム・ドライバー、ベン・アフレック、そして 2019年にエミー賞主演⼥優賞を受賞した注⽬の演技派⼥優ジョディ・カマーという豪華キャストを迎え、歴史を変えた世紀のスキャンダルを描く実話ミステリー『最後の決闘裁判』が⽇⽶同⽇の10⽉15⽇(⾦)に公開となる。決闘裁判とは、その名の通り、⼀向に解決を⾒ない争いの決着を、命を賭けた決闘で決定するというもの。真実を知っているのは神だけであり、その神が“正しい者”を勝利へと導くと信じられ、中世ヨーロッパで正式な法⼿続きとして広く認められていた。本作では、14世紀フランスで実際に⾏われた“最後の決闘裁判”をモデルに、スコット監督が豪華キャストと共に作り上げた歴史⼤作として注⽬を集めている。リドリー・スコットといえば、デビュー作でまさに「決闘(duel)」を題材とした『デュエリスト/決闘者』でカンヌ国際映画祭新⼈監督賞を受賞。1979 年に⼿がけた『エイリアン』が世界的⼤ヒットとなり、その名を知らしめ、『ブレード・ランナー』(82)、『テルマ・ルイーズ』(91)、『グラディエーター』(00)、『ハンニバル』(01)、『アメリカン・ギャングスター』(07)、『プロメテウス』(14)と、SFからクライム・サスペンス、歴史劇まで幅広いジャンルでのヒット作を⽣み出し続け、さらに、来年公開予定の『ハウス・オブ・グッチ』、ジョディ・カマーを再登⽤し、ホアキン・フェニックス共演のナポレオン1世を描いた『Kitbag(原題)』、そしてその後には『グラディエーター』の続編着⼿も囁かれている。御年83歳にしてなおエネルギッシュに⻤気迫る圧巻の映像を作り上げるビジュアリストとして名⾼い。本⼈の、ウェストハートルプール美術⼤学、ロンドン王⽴美術⼤学でグラフィックデザインなどを学んだ後、BBCに⼊社し、退社後は、CM 制作会社 RSA を設⽴してCM監督として活躍、という経歴からすれば、様々なジャンルの映画に挑戦し、撮影・⾳楽・⾐装など芸術⾯や、美術・セットの細部にこだわり、リアリティのある映像美を追求するのも納得。その⼿腕は、複数のカメラを⽤い、360度全⽅向による撮影⽅法で知られている。アカデミー賞(R)作品賞受賞監督でもあるベン・アフレックは「リドリーのとても特徴的な撮影⽅法を間近で⾒られるのは、とても興奮することだった。各カメラがそれぞれの⽅向を向いていることによって信じられないほどのエネルギーが⽣じる。演じている者たちは、⾃分がいつカメラに捉えられているか分からない。それが素晴らしい切迫感と即時性を作り出すんだ」と、その⼿法を絶賛。「リドリーは、光のことを実によく理解していて、どうやったら撮影ショットを⾮常にハイレベルに進化したフレームに出来るかを熟知している」と語るのはマット・デイモン。続けて、「リドリーは、トレイラー上にカメラを設置していく時に、まずフロアのほうに⾃分で歩いて⾏って、そのシーンを⾃分でリハーサルしてからカメラを4台設置して、それに対してダリウス(『プロメテウス』(14)で⼀緒に仕事をして来た経験がある、著名な撮影監督ダリウス・ウォルスキー)が照明を提供する。それから(リドリーは)トラックの中に戻って、⾃分でカメラを操作したら何が映るかを確認する。これは、彼が最初にこの仕事を始めた時にやっていた⽅法の、より⼿の込んだバージョンといえる。こうすれば、ショットがどう仕上がるか、どうやったら欲しいショットにたどり着けるか、⽅法が分かる。4台のカメラにそれぞれ着いた操作のプロが、無線機で監督からの指⽰を受けてショットの調整をしていくわけです。」と、この独特な撮影⽅法がダイナミクスを⽣んでいると説明した。いくつかのシーンでは、撮影カメラ6台が同時に回って撮影されていることもあり、さらには撮影の最中に編集を⾏う数少ない監督のひとりでもあるという。また、本作で監督を⽀えるのは、前述の撮影監督のダリウス・ウォルスキー(『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ、『プロメテウス』『オデッセイ』)ほか、プロダクション・デザイナーのアーサー・マックス(『グラディエーター』を⽪切りにスコットと組んだ13作⽬の映画、『オデッセイ』でアカデミー賞(R)ノミネート)、編集のクレア・シンプソン(『プラトーン』でアカデミー賞(R)受賞)、⾐装デザイナーのジャンティ・イェーツ(『グラディエーター』でアカデミー賞(R)受賞)、作曲家のハリー・グレッグソン=ウィリアムズ(『プロメテウス』、『オデッセイ』)などの天才的な才能であり、その集結により、荘厳な中世的世界観をスクリーンに再現させるのに成功したといえる。とはいえ、監督が重視しているのは、「私はこれまでにやっていない素材を⾒つけるのが好きで、新鮮でそれまでとは違うものをいつも探している。ミュージカルはやったことがないし、ウエスタンもやったことがない。だからそういうものを⾒つけようとしている。だが、この作品に関して⾔うと、この時代はとても親しみが持てて、⼗字軍の物語なんかも同じような時代のものだよね、そういったものは分かりやすいし、与しやすい。だが、最も⼤事なのは、コンセプトであり⽂脈なんだ。この作品についていえば、三つの違う視点があるという点がとても興味深くてね、それがどの時代か、どの世紀かなんてことは関係がない。私にとってはそれが⼀番⼤事なことだったんだ。⽂脈がね」と主張。視覚ビジュアルにおける才能とシネマティックな⽬利きを持つ映画監督、リドリー・スコットの渾⾝の最新作は、それぞれが昇華して、⽣々しくも鮮烈なアクションと、⾒落とすことのできない繊細な映像表現が為されているのは間違いない。ぜひ期待してほしい。『最後の決闘裁判』10⽉15⽇(⾦)より公開
2021年10月08日10月15日(金)に日米同時公開となる『最後の決闘裁判』。この度、巨匠リドリー・スコット監督が“極意”を語る特別映像が公開となった。アカデミー賞(R)作品賞を受賞した『グラディエーター』などのスコット監督が、アカデミー賞脚本賞(R)を受賞した『グッド・ウィル・ハンティング/旅⽴ち』のマット・デイモンとベン・アフレックが⿊澤明監督の『羅⽣⾨』から影響を受け、24年ぶりにタッグを組んで参加した脚本を映画化。マット・デイモン、アダム・ドライバー、ベン・アフレック、そして 2019年にエミー賞主演⼥優賞を受賞した注⽬の演技派⼥優ジョディ・カマーという豪華キャストを迎え、歴史を変えた世紀のスキャンダルを描く。決闘裁判とは、その名の通り、⼀向に解決を⾒ない争いの決着を、命を賭けた決闘で決定するというもの。真実を知っているのは神だけであり、その神が“正しい者”を勝利へと導くと信じられ、中世ヨーロッパで正式な法⼿続きとして広く認められていた。本作では、14世紀フランスで実際に⾏われた“最後の決闘裁判”をモデルに、スコット監督が豪華キャストと共に作り上げた歴史⼤作として注⽬を集めている。今回到着した映像では、命をかけた決闘裁判に挑む騎⼠・カルージュ(マット・デイモン)と従騎⼠ル・グリ(アダム・ドライバー)の激しい決闘シーンや、⼿書きされた決闘シーンの絵コンテが登場し、彼らが決闘裁判に挑むことになるまでの、緊迫の裁判シーンが切り取られた。スコット監督からマットに向けて「そこは憎しみを持つ瞬間だぞ」と演出を指⽰する貴重なメイキングシーンも映し出されている他、監督⾃らが、撮影の裏側をエスコートしてくれているかのような感覚を味わえる、⾒応え抜群の映像だ。あわせて、甲冑に⾝を包み、半分切り取られたヘルメットから前⽅を⾒据えるデイモン演じるカルージュの場⾯写真も到着。史実によると、本来は顔を全て覆ってしまうヘルメットだったが、スコット監督は、誰が誰に何をしているか分かるように、という部分を重視して、あえて前⾯を半分切り取ったヘルメットを映画⽤に⽤意したのだとか。デイモンとアフレックが24年ぶりにタッグを組んで⼿掛けた脚本は、⼀つの事象を登場⼈物それぞれの視点で描いた映画『羅⽣⾨』に影響を受けており、本作でも、⼥性が声を上げることのできなかった時代に、裁判で闘うことを決断した勇気ある⼥性・マルグリット(ジョディ・カマー)と、その夫であり、命をかけた決闘裁判に挑む騎⼠・カルージュ、そして、疑いをかけられながら無実を主張し、決闘裁判に臨む従騎⼠ル・グリが、それぞれの視点で物語を展開する、3部構成が採⽤されている。そんな脚本に惹かれたというスコット監督は、視覚的な映像表現に対する優れた才能を称賛される監督の筆頭格であり、複数のカメラを使用して、360度全方向を撮影する手法で知られている。本作でもスコットならではのこの特徴的な撮影方法を用い、生々しくも鮮烈なアクションと、見落とすことのできない繊細な映像表現で、息遣いや息を呑む声、響き合う甲冑の⾳、緊迫感に包まれた空気そのものを感じとれる、リアリティある圧巻の映像を作り上げた。映像内では、「ダイナミックさが肝⼼。⾺が速く⾛る時も、落ちる時も、感情の変化も、予想外の展開でも…ダイナミックさを際⽴たせると静寂になる。静寂は強さだ」と、⻤気迫る圧巻の映像を作り上げる極意を明かしている。『最後の決闘裁判』メイキング映像『最後の決闘裁判』10月15日(金)より公開
2021年10月05日リドリー・スコット監督の最新作となる、実話ミステリー『最後の決闘裁判』から、中世フランスの甲冑を纏ったマット・デイモン&アダム・ドライバー、そしてジョディ・カマー、ベン・アフレックと主要キャラクター4名が並ぶキャラクター・ポスターが解禁された。史実としていまだに真相不明なフランス最後の決闘裁判を、事件を告発した被害者(ジョディ・カマー)、被害者マルグリットの夫(マット・デイモン)、訴えられた容疑者(アダム・ドライバー)の登場人物3人の視点で描かれ、日本が誇る黒澤明監督の『羅生門』から影響を受けたマット、ベンの脚本が話題となっている本作。1386年、百年戦争さなかに実際に執り行われたフランス史上最後の“決闘裁判”は、600年以上経った現在もなお、この“決闘裁判”における判決が歴史家たちの間で物議を醸している世紀を越えたスキャンダルといわれている。この度解禁となったのは、生死を賭けた“決闘裁判”にいざ挑もうとする直前の緊迫した雰囲気を切り取ったビジュアル。左から、数々の戦地で生き抜いてきたことを物語る右頬の傷跡が生々しいカルージュ(マット)。もしも夫が負ければ自身も偽証の罪で火あぶりの刑を受ける身の上であるマルグリット(ジョディ)。かつては旧友の仲であった相手を見据え、兜から眼光の鋭さをのぞかせるル・グリ(アダム)。裁判の行く末を見守るピエール伯(ベン)。それぞれ異なる立場の異なる思惑を抱いたコピーも添えられている。このシーンに対し、スコット監督は「あれは6日間かかったかな。そのくらいかけて詳細な暴力を描いたわけです。それがとても大事だったから」と、製作秘話も明かしている。『最後の決闘裁判』は10月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:最後の決闘裁判 2021年10月15日より全国にて公開© 2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2021年09月27日『スパイダーマン』シリーズのトム・ホランドと、『スター・ウォーズ』シリーズのデイジー・リドリー、さらに人気俳優マッツ・ミケルセンも出演する新感覚SFエンターテインメント『カオス・ウォーキング』(原題:Chaos Walking)が、11月12日(金)より日本公開されることが決定した。それほど遠くない未来、人類は汚染した地球を旅立ち、新天地に辿り着いた。しかし、そこでは男性たちは頭の中の考えや心の中の想いが“ノイズ”としてさらけ出されるようになり、なぜか女性は死に絶えてしまう。その星で生まれてから女性を見たことがない青年があるとき、地球から新天地にやってきた1人の女性と出会う…。本作はガーディアン賞、カーネギー賞など、数々の名立たる文学賞を制するパトリック・ネスの傑作SF小説を映画化。監督は、『ボーン』シリーズや『オール・ユー・ニード・イズ・キル』『Mr.&Mrs.スミス』のダグ・リーマン。主演は英国からハリウッドへ進出し、世界中から愛されているトム・ホランド。トム・ホランド共演は『スター・ウォーズ』シリーズでスターダムを駆け上がったデイジー・リドリー。デイジー・リドリーアカデミー賞ノミネート作『アナザーラウンド』も日本公開される名優マッツ・ミケルセン。マッツ・ミケルセンさらに、デミアン・ビチル、シンシア・エリヴォ、ニック・ジョナス、デヴィッド・オイェロウォが名を連ねる。解禁となった場面写真には、トッド(トム・ホランド)とヴァイオラ(デイジー・リドリー)が正面を見据え、トッドからは“ノイズ”が出ている様子が可視化。また、中央に惑星がいくつか浮かんでおり、2人が宇宙を舞台に繰り広げられる壮大な物語を期待させる写真となっている。STORY西暦2257年、〈ニュー・ワールド〉。そこは、汚染した地球を旅立った人類がたどり着いた〈新天地〉のはずだった。だが、男性たちは頭の中の考えや心の中の想いが、“ノイズ”としてさらけ出されるようになり、女性は死に絶えてしまう。この星で生まれ、最も若い青年であるトッドは、一度も女性を見たことがなかったが、あるとき、地球からやって来た宇宙船が墜落し、トッドは唯一の生存者となったヴァイオラと出会い、ひと目で恋におちる。ヴァイオラを捕えて利用しようとする首長のプレンティスから、彼女を守ると決意するトッド。2人の逃避行の先々で、この星の驚愕の秘密が明らかになっていく――。『カオス・ウォーキング』は11月12日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほかにて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:カオス・ウォーキング 2021年11月12日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2021 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved
2021年08月27日映画『最後の決闘裁判』が、2021年10月15日(金)より公開される。リドリー・スコット最新作は実話をもとにしたミステリー映画『最後の決闘裁判』は、アカデミー賞作品賞を受賞した『グラディエーター』や『オデッセイ』、『ブレードランナー』など数多くの名作を世に送り出している監督リドリー・スコットの最新作。『ハウス・オブ・グッチ』の公開も控える彼が、歴史を変えた“世紀のスキャンダル”をもとに、衝撃の実話ミステリーを作り上げた。脚本は、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』でアカデミー賞脚本賞を受賞したマット・デイモンとベン・アフレックが約25年ぶりに再タッグを組む。映画『最後の決闘裁判』あらすじ物語の元となったのは、1386年、百年戦争のさなかに実際に執り行われたフランス史上最後の“決闘裁判”。騎士カルージュの妻マルグリットは、夫の旧友ル・グリに乱暴されたと訴えるが、彼は無実を主張し、目撃者もいない。そこで真実の行方は、夫と被告による生死を賭けた“決闘裁判”に委ねられる。それは、神による絶対的な裁き──勝者は正義と栄光を手に入れ、敗者はたとえ決闘で命拾いしても罪人として死刑になる。そして、もしも夫が負ければ、マルグリットまでもが偽証の罪で火あぶりの刑を受けるのだ。果たして、裁かれるべきは誰なのか?事件を告発した被害者マルグリット、被害者マルグリットの夫カルージュ、訴えられた被告ル・グリの、3⼈の視点で描く三幕構成のストーリー展開にも注目だ。マット・デイモンやアダム・ドライバーなど豪華俳優陣が集結作品を彩る豪華なキャストにも注目。女性が声を上げることのできなかった時代に立ち上がり、裁判で闘うことを決断した勇気ある女性マルグリットを「キリング・イヴ/Killing Eve」でエミー賞主演女優賞を受賞した注目の新星ジョディ・カマー、マルグリットと共に決闘裁判に挑む夫ジャン・ド・カルージュを『オデッセイ』や『オーシャンズ』シリーズのマット・デイモンが演じる。また、『スターウォーズ』シリーズや、アカデミー賞をはじめ賞レースを席巻した『マリッジ・ストーリー』、『パターソン』など話題作に多数出演している実力派俳優アダム・ドライバーは、マルグリットを襲った犯人だという疑いをかけられるが無罪を主張する従騎士のジャック・ル・グリを熱演。さらに、カルージュとル・グリの運命を揺さぶる主君ピエール伯役を、マット・デイモンの盟友ベン・アフレックが務める。<主な登場人物&キャスト>マルグリット(ジョディ・カマー)...カルージュの妻。裁判で闘うことを決断。ジャン・ド・カルージュ(マット・デイモン)...騎士でマルグリットの夫。マルグリットと共に決闘裁判に挑む。ジャック・ル・グリ(アダム・ドライバー)...マルグリットを襲った犯人だという疑いをかけられるが無罪を主張する従騎士。カルージュとは旧友。ピエール伯(ベン・アフレック)...カルージュとル・グリの運命を揺さぶる主君。壮大なスケール描かれる“決闘裁判”予告映像には、権力が全てであった時代に、国家に逆らい、自らの身に起きた悲劇を証明するため立ち上がった女性マルグリットの毅然とした姿が。そして、真実を明らかにするために地位や名誉、そして命をも賭けて決闘裁判に挑む夫カルージュや、「私は無実だ」と反論し正義を示すために裁判の申し出を受け入れるル・グリの壮絶な闘いの様子が、壮大なスケールで描かれている。スクリーンの前の“あなた”がこの裁判の証人に史実を基にした映画『最後の決闘裁判』。実際に“決闘裁判”を目撃した当時の人々は、カルージュとル・グリのどちらが裁かれるべきかをめぐり真っ二つに分かれたという。そして600年以上経った今もなお、この判決は歴史家たちの間で物議を醸している。“本当に裁かれるべきはいったい誰なのか”──豪華キャストが贈る壮大な“歴史的スキャンダル”を、その目で確認してほしい。【詳細】映画『最後の決闘裁判』公開日:2021年10月15日(金)原題:「THE LAST DUEL」監督:リドリー・スコット脚本:ニコール・ホロフセナー、マット・デイモン、ベン・アフレック出演:ジョディ・カマー、マット・デイモン、アダム・ドライバー、ベン・アフレック配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
2021年08月06日アカデミー賞(R)作品賞を受賞した『グラディエーター』のリドリー・スコット監督最新作『THE LAST DUEL』の放題が、『最後の決闘裁判』に決定。10月15日(金)より日米同日公開されることが決定した。本作はスコット監督が、マット・デイモン、アダム・ドライバー、ベン・アフレックという豪華キャストを迎え、歴史を変えた世紀のスキャンダルを描く実話ミステリー。舞台となるのは、中世フランス。騎士カルージュ(マット・デイモン)の妻マルグリット(ジョディ・カマー)が、夫の旧友ル・グリ(アダム・ドライバー)に乱暴されたと訴えていた。しかし、彼は無実を主張し、目撃者もいない。真実の行方は、夫と被告による生死を賭けた“決闘裁判”に委ねられる。それは、神による絶対的な“裁き”。勝者は正義と栄光を手に入れ、敗者はたとえ決闘で命拾いしても罪人として死罪になる。そして、もしも夫が負ければ、マルグリットまでもが偽証の罪で火あぶりの刑を受けるのだ。果たして、裁かれるべきは誰なのだろうか。この度、運命を賭けた壮絶な闘いの幕開けを予感する特報映像が公開となった。今回の特報では、権力が全てだった時代に、国家に逆らい、自らの身に起きた悲劇を証明するために立ち上がった女性マルグリットの毅然とした姿、そしてその真実を明らかにするために地位や名誉、そして命をも賭けて決闘裁判に挑む夫カルージュと、「私は無実だ」と反論し正義を示すために裁判の申し出を受け入れるル・グリの壮絶な闘いの様子が壮大なスケール感で描かれる。本作のテーマの元となったのは、1386年、百年戦争さなかに実際に執り行われたフランス史上最後の“決闘裁判”。当時の人々はカルージュとル・グリ、どちらが裁かれるべきかをめぐり真っ二つに分かれたという。そして600年以上経った今もなお、この“決闘裁判”における判決が歴史家たちの間で物議を醸している、世紀を超えたスキャンダルだ。 ぜひスクリーンで、この裁判の証人となってほしい。『最後の決闘裁判』(原題:『THE LAST DUEL』)特報『最後の決闘裁判』10月15日(金)より公開
2021年08月03日エリザベス女王(94)と74年にわたって連れ添ったエディンバラ公フィリップ殿下(享年99)が逝去。殿下は、実はこれまで7度も来日。’84年来日時の本誌が捉えた秘蔵写真をご紹介します。世界野生動物基金の総裁として来日。美智子さまとは野生動物保護のチャリティ晩餐会でご歓談されました。なにやら楽しげなご様子!なんと『徹子の部屋』(朝日テレビ系)にも出演!広報活動として着用したというパンダのネクタイに「とてもユーモアのある殿下」と黒柳徹子。イギリス君主の配偶者として史上最も長い年月を過ごしたフィリップ殿下。イギリス国民のみならず世界中から愛された――。「女性自身」2021年5月4日号 掲載
2021年04月24日4月9日、99歳で亡くなったエディンバラ公フィリップ殿下。17日にウィンザー城で執り行われる葬儀には、高位王族から退いたヘンリー王子(欧米圏での愛称はハリー)がどのような形で参列するのか、注目が集まっている。The Guardianによると、エリザベス女王は棺の後に着いて王族が行進する際、ウィリアム王子とヘンリー王子が並んで歩かぬよう指示したという。英王室メンバーは序列が厳しく定められており、葬儀の行進の際もそれは同様だ。まず先頭にフィリップ殿下の4人の子どもたち。つまり、チャールズ皇太子、アン王女、アンドルー王子、エドワード王子だ。その後ろに通例であればウィリアム王子とヘンリー王子が並ぶはずだが、女王の意向で間に従兄弟のピーター・フィリップスを挟み、3人で歩くことが決まったようだ。また、今回王族が軍服ではなく喪服を着用すると宮殿が発表したことについても様々な憶測が飛び交っている。公式行事において、王族は軍服を着用することが多く、今回もアンドルー王子が軍服着用の許可を願い出たとDaily Mailが報じた。アンドルー王子は未成年に対する性的虐待で有罪となった故ジェフリー・エプスタイン受刑者と交友関係にあり、自身にも買春疑惑が取り沙汰されたため公務から引退し、軍の名誉称号を剥奪された。ヘンリー王子も高位王族から引退した際、殿下(His Royal Highness)の称号と共に数々の軍の役職を失っている。アンドルー王子に軍服を着用を許せば、海軍関係者や国民から不満が噴出することは避けられない。また、アフガニスタンの従軍経験がありながら、もはや軍服を着ることができなくなったヘンリー王子1人が喪服では恥をかかせることになるため、王族全員が喪服を着ることにしたのだと同紙は伝えている。宮殿の広報担当者はは全ての差配に女王が署名済みであると発表。葬儀の参列者リストも予め公表済みだ。こちらに一部を抜粋する。1エリザベス女王2チャールズ皇太子3コーンウォール公カミラ夫人4ケンブリッジ公ウィリアム王子5ケンブリッジ公キャサリン妃6サセックス公ヘンリー王子7ヨーク公アンドルー王子(チャールズ皇太子の弟)8ベアトリス王女(アンドルー王子の長女)9エドアルド・マペッリ・モッツィ(ベアトリス王女の夫)10ユージェニー王女(アンドルー王子の次女)11ジャック・ブルックスバンク(ユージェニー王女の夫)12ウェセックス伯エドワード王子(チャールズ皇太子の弟)13ウェセックス伯ソフィー夫人14ルイーズ・ウィンザー(エドワード王子の長女)15セヴァーン子爵ジェームズ(エドワード王子の長男)16アン王女17ティモシー・ローレンス(アン王女の夫)18ピーター・フィリップス(アン王女の長男)19ザラ・フィリップス(アン王女の長女)20マイク・ティンドール(ザラの夫)21スノードン伯爵デイヴィッド(故マーガレット王女の長男)22サラ・チャット(故マーガレット王女の長女)
2021年04月16日9日に亡くなった英フィリップ殿下を偲び、王室の複数のアカウントが秘蔵写真を公開している。ケンジントン宮殿は、エリザベス女王、フィリップ殿下、ジョージ王子の手をつなぐウィリアム王子、シャーロット王女を抱くキャサリン妃が写っている家族写真を公開した。2015年に撮影されたものでジョージ王子はまだ小さく、シャーロット王女は赤ちゃんの頃。フィリップ殿下はカメラ目線で笑みを浮かべている。エリザベス女王と赤ちゃんのシャーロット王女が互いに見つめ合っているのが印象的な写真。また、エリザベス女王とフィリップ殿下が7人のひ孫に囲まれている写真も公開された。こちらは2018年にキャサリン妃が撮影したもので、ジョージ王子もシャーロット王女も成長し、誕生から数か月後のルイ王子がエリザベス女王の膝の上に抱えられている。中心にいるシャーロット王女が、さりげなくルイ王子の手を握っている姿が「かわいすぎる」と評判だ。「本当に素敵な写真」「キャサリン妃の撮影技術が素晴らしい」という声も。チャールズ皇太子の公邸クラレンス・ハウスのアカウントは、1966年に馬に乗ってポロをプレイする若きチャールズ皇太子とフィリップ殿下の写真などを投稿。「父と息子の美しい思い出をシェアしてくれてありがとう」「チャールズ皇太子がウィリアム王子のように見える」などのコメントが届いている。フィリップ殿下の葬儀は、17日にウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で行われる。(Hiromi Kaku)
2021年04月15日エリザベス女王の夫フィリップ殿下が、9日(現地時間)の朝にウィンザー城で亡くなった。享年99。王室がSNSアカウントなどで発表した。葬儀は17日、ウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で行われるが、新型コロナウイルス感染防止の観点から、エリザベス女王と王室メンバーのみが出席するごく小規模なものになるという。息子のチャールズ皇太子は、「私の愛するパパは、とても特別な人でした。自分に対する反応や感動的な言葉が寄せられていることに、きっとびっくりしているはずです」と語った。孫のウィリアム王子は日曜日、自身が会長を務める英国映画テレビ芸術アカデミー(BAFTA)が主催する英国アカデミー賞に出席予定だったが、祖父の訃報を受け急遽キャンセル。同じく孫のヘンリー王子はすでに単身でアメリカを発ち、約1年ぶりにイギリスに帰国。妻のメーガン妃は妊娠中のため、医師に渡航を止められたとのこと。ヘンリー王子が王室メンバーと顔を合わせるのは、オプラ・ウィンフリーとのインタビュー番組が放送されてから初めてとなる。世界各国の要人や王室ファンから追悼メッセージが寄せられるなか、「ザ・クラウン」でフィリップ殿下を演じたマット・スミスとトビアス・メンジーズも「安らかにお眠りください」とお悔やみを述べた。(Hiromi Kaku)
2021年04月12日2021年4月9日、イギリス王室はエリザベス女王の夫、エディンバラ公フィリップ殿下が99歳で亡くなったことを発表しました。フィリップ殿下は同年2月16日、体調不良で入院し心臓病の処置などを受けた後、3月に退院していました。イギリス王室は公式サイトで殿下の訃報を次のように公表しています。女王陛下は深い悲しみとともに、愛する夫エディンバラ公フィリップ殿下の死を発表しました。殿下は今朝、ウィンザー城で安らかに亡くなりました。今後、さらに発表が行われます。王室は世界中の人々とともに、殿下の冥福を祈ります。The Royal Familyーより引用(和訳)フィリップ殿下は1947年に当時王女だったエリザベス女王と結婚。エリザベス女王が1952年に父ジョージ6世の死去を受け即位して以来、配偶者として史上もっとも長い年月、女王を支えてきました。産経ニュースによると、フィリップ殿下が単独で行った公務は2万2千件以上にのぼり、日本にもたびたび訪れていたそうです。世界自然保護基金(WWF)総裁を長く務めるなどし、環境保護や科学・スポーツ振興などに尽力。高齢のため、2017年に公務から退いた。単独で行った公務は2万2000件以上にのぼる。最近は慈善活動や社会奉仕運動にも注力した。優れた技能を持つ若者を表彰して支援する「英国エディンバラ公国際アワード」を創設し、世界100カ国以上に普及させた。1975年に女王ととも初来日。89年には昭和天皇の大喪の礼にも参列していた。公務の一環でたびたび訪日し、WWFの活動のため北海道や沖縄を訪れたこともあった。産経ニュースーより引用ネット上では「お元気なイメージだったので、驚きました。ご冥福をお祈りします」「女王が気を落として体調を崩されないといいけど…。どうぞ安らかに」などお悔みの言葉が寄せられています。イギリス王室に生涯を捧げた、フィリップ殿下。その死を世界中の人が悼んでいるでしょう。ご冥福をお祈り申し上げます。[文・構成/grape編集部]
2021年04月10日リドリー・スコットが監督する『Kitbag』に、ジョディ・カマーが出演することになりそうだ。ナポレオン・ボナパルトの伝記映画で、主演にはホアキン・フェニックスが決まっている。カマーの役は、ナポレオンの最初の妻ジョセフィーヌ。カマーは、昨年末に撮影を終えたスコットの『The Last Duel』にも出演している。スコットは、この映画でのカマーの演技に感心し、早速次の役をオファーしたようだ。スコットはこの次に犯罪スリラー『House of Gucci』を撮影する予定で、『Kitbag』はその後になる。『House of Gucci』には、レディ・ガガ、アダム・ドライバー、アル・パチーノ、ジャレド・レトらが出演する。文=猿渡由紀
2021年03月03日NHK大河ドラマ「青天を衝け」が早くも話題の吉沢亮が、2022年1月から舞台「マーキュリー・ファー Mercury Fur」に出演することが決定。北村匠海と共演する。「マーキュリー・ファー」は、イギリスの劇作家フィリップ・リドリーが2005年に書き下ろし、日本では2015年に白井晃の演出によりシアタートラムで初めて上演した作品。これまで、白井さんが世田谷パブリックシアターで演出を手掛けたリドリーの作品は5作に上り、いずれも斬新な劇場空間と衝撃的な演出で高い評価と話題を呼んだ。その中でも「マーキュリー・ファー」はほかの作品と比べ、より過激な表現、より挑発的なセリフが次々と繰り出される作風で、極限状態に置かれた人間の残酷さが描かれている。暴力と略奪がはびこる荒れ果てた世界であぶりだされる人間の本質を世の中に鋭く突きつけるとともに、生きること、愛することを渇望する人間の美しさが描かれ、初演時には観客に大きな衝撃を与えた。今回は劇場をシアタートラムから世田谷パブリックシアターへと移し、およそ7年ぶりに白井さんの演出で再演。大河ドラマ「青天を衝け」で主人公・渋沢栄一を好演している吉沢さんの新たなチャレンジとなり、映画『さくら』に続き、公開待機中の『東京リベンジャーズ』でも共演する北村さんと魅力的なタッグを組む。ストーリーボロボロの部屋にエリオット(吉沢亮)とダレン(北村匠海)の兄弟がやって来る。ふたりは急いでパーティの準備にとりかかる。そこに青年がひとり偶然顔を出し、「バタフライ」が欲しいので手伝うと言う。しばらくするとローラと呼ばれる美しい人物と、パーティの首謀者らしき男が謎の婦人を連れてやって来る。彼らの関係は…?そして彼らの会話の中で語られる、バタフライの秘密とは…?やがて、きょうのパーティゲストが到着するが、用意した「パーティプレゼント」に異変が起きて、事態は思わぬ展開に…。「マーキュリー・ファー Mercury Fur」は2022年1~3月、世田谷パブリックシアターにて上演予定。*長野(松本)、新潟、兵庫(西宮)、兵庫(神戸)、愛知ほかツアー公演あり(text:cinemacafe.net)
2021年02月27日2015年に日本初演され、観客に大きな衝撃を与えたフィリップ・リドリー作×白井晃演出の舞台『マーキュリー・ファー』が、約7年の時を経て再演決定。キャストを一新し、吉沢亮と北村匠海の共演で2022年に上演される。ロンドン出身の劇作家フィリップ・リドリーは、演劇のみならず、映画、美術、小説の分野で活躍しているアーティスト。これまで白井は世田谷パブリックシアターで5作のリドリー作品の演出を手がけており、いずれも斬新な劇場空間と、衝撃的な演出で高い評価を集めた。白井は数多くの劇作家の作品を手がけているが、リドリーは彼が最も触発される劇作家のひとりと言っていいだろう。本作はリドリー作品のなかでも、より過激な表現、より挑発的なセリフが次々と繰り出される作風で、極限状態に置かれた人間の残酷さが描かれる。暴力と略奪がはびこる荒れ果てた世界であぶりだされる人間の本質を世の中に鋭く突きつけるとともに、生きること、愛することを渇望する人間の美しさが描かれた作品だ。今回は劇場をシアタートラムから、世田谷パブリックシアターに移しての再演となり、兄・エリオット役に吉沢亮、弟・ダレン役に北村匠海という新たなキャストを迎える。上演は2022年1~3月を予定。ストーリーボロボロの部屋にエリオット(吉沢亮)とダレン(北村匠海)の兄弟がやって来る。ふたりは急いでパーティの準備にとりかかる。そこに青年がひとり偶然顔を出し、「バタフライ」が欲しいので手伝うと言う。しばらくするとローラと呼ばれる美しい人物と、パーティの首謀者らしき男が謎の婦人を連れてやって来る。彼らの関係は? そして彼らの会話の中で語られる、バタフライの秘密とは? やがて、きょうのパーティゲストが到着するが、用意した「パーティプレゼント」に異変が起き、事態は思わぬ展開に……【公演概要】『マーキュリー・ファー Mercury Fur』作:フィリップ・リドリー演出:白井晃翻訳:小宮山智津子出演:吉沢亮 北村匠海 ほか日程:2022年1~3月会場:世田谷パブリックシアター主催:公益財団法人せたがや文化財団企画制作:世田谷パブリックシアター後援:世田谷区
2021年02月27日デイジー・リドリーが『The Marsh King’s Daughter』に主演することになった。2017年に出版された同名小説の映画化で、監督はニール・バーガー。主人公ヘレナは、10代の時、実の父に誘拐されて、母と一緒に人里離れたところに閉じ込められた。今では普通の生活を送っているが、父が刑務所を脱走したと聞いた時、父を探し出して自分の過去に向き合おうと決める。脚本は『レヴェナント:蘇りし者』のマーク・L・スミス。リドリーの次回作は、ダグ・リーマン監督の『Chaos Walking』。共演はトム・ホランド、マッツ・ミケルセン、ニック・ジョナスら。文=猿渡由紀
2021年02月19日トム・ホランド&デイジー・リドリー主演作『Chaos Walking』(原題)の予告編がついに公開された。監督を務めたのはダグ・リーマンで、原作はパトリック・ネス著「心のナイフ:混沌の叫び」。主演2人がキャラクターに扮した姿は2017年10月に披露済みで、2019年3月に公開予定だったが、撮り直しのシーンが出たため公開が延期となっていた。最新の全米公開予定日は2021年1月22日に設定されている。同作の公式ツイッターアカウントには、予告編について原作ファンから「かなり原作に忠実で、映画にも期待ができる」「予告編はすごくいい仕上がり。楽しみ」などのコメントが寄せられており、好評。「ついに、本当に公開が近付いているんだ」と感慨深げに公開を待ちわびる声も。あらすじは以下の通り。舞台はそう遠くはない未来で、全ての女性が姿を消し、男性だけが存在するある惑星。ここに住むトッド(トム)を含む男性たちは、自分の考えていることが露わになり相手に伝わってしまう「ノイズ」に苦しんでいた。ある日、トッドはこの惑星に不時着したヴァイオラ(デイジー)という女性を発見する。このような状況下ではヴァイオラの命が危険にさらされる可能性も…。彼女を守ることを誓ったトッド。彼は自身の内に秘められた力を見出し、惑星の秘密を解き明かさなければならないのだった。『Chaos Walking』にはトム、デイジーのほか、マッツ・ミケルセン、ニック・ジョナス、シンシア・エリヴォ、デヴィッド・オイェロウォらが出演している。(Hiromi Kaku)
2020年11月20日フランスの皇帝ナポレオン・ボナパルトをテーマとした映画『Kitbag』(原題)で、リドリー・スコット監督とホアキン・フェニックスが再タッグを組むようだ。スコット監督は『グラディエーター』『ブラックホーク・ダウン』でアカデミー監督賞ノミネート、ホアキンは今年『ジョーカー』でアカデミー主演男優賞を獲得した名監督&名優コンビ。20年前、ホアキンはスコット監督が手掛けた今作のような歴史モノの『グラディエーター』で、コモドゥス帝を演じた。『Kitbag』はナポレオンの生い立ちや、皇帝に登り詰めるまでの道のり、最初の妻ジョセフィーヌとの波乱万丈な関係についてフォーカスするという。もちろん、ナポレオン戦争についても描かれるとのこと。スコット監督は自身の制作会社「スコット・フリー」を通して製作も行う。脚本には、スコット監督が2017年にメガホンを取った『ゲティ家の身代金』のデヴィッド・スカルパを再起用した。スコット監督には来年3月にレディー・ガガが主演する『Gucci』(原題)の撮影が控えており、『Kitbag』は『Gucci』のあとに撮影開始となる。(Hiromi Kaku)
2020年10月15日リドリー・スコットが、ナポレオンの伝記映画を監督することになった。タイトルは『Kitbag』。主演にはホアキン・フェニックスが決まっている。脚本はスコットの『ゲティ家の身代金』を書いたデビッド・スカルパ。スコットは、コロナで撮影が中断されていた『The Last Duel』を撮り終えようとしているところ。出演はマット・デイモン、ベン・アフレック、アダム・ドライバーら。その次にはレディ・ガガ主演の『Gucci』が控えており、『Kitbag』の撮影はその後になる。コロナの影響で、『The Last Duel』の北米公開は、今年の年末から来年10月に延期されている。文=猿渡由紀
2020年10月15日イタリアのスニーカーブランド「フィリップモデル(PHILIPPE MODEL)」が、国内初となるショップを2020年10月2日(金)に東京・表参道ヒルズにオープンする。職人によって1点1点丁寧につくられたイタリア製スニーカーフィリップモデルは、1980年代にバッグやシューズ、帽子などで注目を集めたフランス人のアーティストであるフィリップ・モデルと、イタリアの著名な靴デザイナーのパオロ・ガンバートによって2009年にリリースされ、今やミラノやローマ、パリなどにブティックを持つスニーカーブランドだ。製品に採用されている素材はすべてイタリア製。職人が1点1点ハンドメイドで仕上げている。表参道ヒルズの1Fに国内初のショップとしてオープンする店内には、メンズとレディースのスニーカーが幅広くラインナップされる。定番シューズである「トロペX」や「パリス」の他、オープンを記念した"表参道ヒルズ限定アイテム"も数量限定で発売する。オールブラックで仕上げた高級感溢れる限定シューズ2020年秋冬の新作シューズ「ロワイヤル」は、パリジャンのソウルを表現するコンセプトで誕生した。そんな「ロワイヤル」の"表参道ヒルズ店限定モデル"として発売されるメンズシューズは、アッパーをスムースレザーとスエードのコンビネーションによってオールブラックで仕上げたシックなデザイン。ソールは、様々な形状の組み合わせによってグリップ力が高くなっている。異素材ミックスのスタイリッシュなシューズも2019年までの定番シューズ「トロペ」の系譜を継ぐモデルとして、2019年秋冬よりリリースされた「トロペX」。ホワイトをベースとするリップストップナイロンのランニングスニーカーに、メタリック調のシンボルとアニマル柄がアクセントになったデザイン性の高いレディースシューズが、"表参道ヒルズ店限定モデル"として登場。アウトソールのヒールを反り上げ、ミッドソールが5mm高くなっているので、スタイルアップ効果も期待できそうだ。【詳細】「フィリップモデル 表参道ヒルズ店」オープン日:2020年10月2日(金)所在地:東京都渋谷区神宮前 4-12-10 表参道ヒルズ 本館 1FTEL:03-6804-5099営業時間:11:00~20:00■アイテム例:・ロワイヤル 表参道ヒルズ限定モデル(メンズ) <数量限定15足>サイズ展開:39~44価格:63,000円+税・トロペX 表参道ヒルズ限定モデル(レディース)<数量限定15足>サイズ展開:36~40価格:54,000円+税■特典オープン記念として、フィリップモデルのスニーカーを購入した方に、オリジナルエコバッグをプレゼント。※先着順、なくなり次第終了
2020年10月05日ヴィンテージ・コスチュームジュエリーやムラーノガラスなどのライフスタイル アイテムを紹介するショップ・ブランド〈 chisa(チサ) 〉は、カルティエやヴァンクリ―フ・アーペールにて活躍したアルフレッド・.フィリップが戦時下に手掛けた【トリファリ社】のコスチュームジュエリー約100点を展示販売するイベント「トリファリ展 - アルフレッド・フィリップに想いを馳せて -」を、7月29日から北参道 chisa 路面店にて開催いたします。カルティエ、ヴァンクリ出身のデザイナーが宝石から解放されたとき・・・トリファリは1918年、イタリアのナポリから渡米したギュスターフ・トリファリによって設立されました。写真:ムガル帝国をイメージして作られたシリーズ。クラウンのブローチ18万5,000円(+tax)など今イベントは特に、1930年にトリファリ社のチーフデザイナーに就任したアルフレッド・フィリップが戦時下にデザインした稀少な作品に中心にご紹介します。ハイジュエリーブランドの縛りから解放され、様々な素材をもちいて自由に伸びやかにデザインされたジュエリーの魅力、そして当時の職人たちの卓越した手仕事をご堪能いただける展示販売会です。(作品はすべて購入可能)※新型コロナウイルス感染拡大防止対策とし、スタッフ以外の在店人数を最大4名様までとさせていただきますので、混雑時は入場をお待ちいただく場合がございます。(その際、カフェのお客さまは数に入れないものとします)※期間内はchisaウェブサイトにてオンラインでも販売いたします。※イベント開催以降、混雑が続く場合はchisaHP並びに各種SNSにて告知の上、予約システムを導入いたします。開催概要タイトル:トリファリ展 -アルフレッド・フィリップに想いを馳せて -英文タイトル:TRIFARI - A.Philippe Design -開催期間:2020年7月29日(水) - 8月16日(日)開催場所:chisa 151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-21-2営業時間:11:00 - 19:00(月・火は定休日、チサカフェL.O.16:30)お問い合わせ:03-6455-4546(chisa)写真:花かごのブローチ 50万円(+tax)見どころ ― 戦時下に限られた素材で作られた美しいジュエリーたち ―トリファリのコスチュームジュエリーの特徴は「リアル・ルック・ジュエリー」と称されるほどの精巧な作りとユニークかつ高級感漂うデザインです。それを実現させたのは、1930年にトリファリ社にチーフデザイナーとして就任したアルフレッド・フィリップに他なりません。彼はカルティエ、ヴァンクリ―フ・アーペールでデザイナーとして活躍し、その実力はアイゼンハワー大統領夫人が夫の就任式の為に2度に渡ってジュエリーデザインを任せたほど。またその裏には、現在では実現不可能な確かな職人の技術があったことも確かです。今回は特に、第二次世界大戦中に制作された特別な作品を中心にご紹介いたします。多くの金属が使用制限されていた当時、A・フィリップは、供出を逃れたスターリングシルバー(SUV925)をもちいた格調高いものや、クリアーガラスと見紛うジェリーベリーと呼ばれる自ら開発した樹脂を使用した作品など意欲的に制作を続けました。その稀少な作品たちは、戦争のさなかに作られたとは到底思えない程ユニークで、堂々とし、美しく輝いています。A・フィリップの情熱を感じつつ、今もなお美しく輝くコスチュームジュエリーは、トリファリ社が掲げていたキャッチコピー[ Jewels by Trifari ]というフレーズがまさにぴったりの、ファインジュエリーに劣らぬ、持つ人の一生ものの宝物になりうるのではないしょうか?関連企画◎ギャラリートークをライブ配信日本有数のコスチュームジュエリーコレクターであり研究家の小瀧千佐子によるギャラリートークを7月29日14時よりインスタライブにて配信します。配信後でも、公式インスタグラムアカウントやユーチューブにて視聴可能です。◎Nino Piacere!! ( ニーノ ピアチェーレ!! )写真:サッソ(小石)と名付けたヴェネチアンビーズ。プラチナ箔の上からガラスをかぶせて形成されている天然石より美しいガラスジュエリーを目指してヴェネチアのビーズ・マエストロたちと共にスタートしたchisaの新しいジュエリーライン[ Nino ]の2020年S/Sコレクションをはじめ、今回初公開となるA/Wコレクションを一堂にご紹介いたします。ビーズは、現在はビーズ制作をほとんどしていないアーティスト ダビデ・ペンソ氏を初め、老舗のエルコレ・モレッティなど、ヴェネチアンビーズ研究家でありコレクターの小瀧千佐子がクリエイティブディレクターだからこそ可能となる上質なヴェネチアンビーズの美しさを堪能できるデザインとなっています。◎スペシャル サマースイーツを期間、数量限定で販売A・フィリップがカルティエ時代にデザインし、トリファリでも制作した[ トゥーティ・フルーティ(全部フルーツ) ]シリーズにちなんで、イベント期間中、会場に併設するチサカフェにて、今回の為に開発された、さわのめぐみシェフによる「シャインマスカットと桃のトリファリパフェ」(¥1,800(税込))をchisaの新作ムラーノガラスのグラスにて一日4食限定で販売します。フレッシュなシャインマスカットと桃をアールグレイのゼリーと、レモン果汁をふんだんに使ったレモンカードでサンドし、パンナコッタの上にのせました。ライムと摘みたてのミントがさらに爽やかさを引き立てます。本展監修者:小瀧 千佐子 ( Kotaki Chisako)1947年東京都出身。20世紀のムラーノガラス、ヴェネチアンビーズ、コスチュームジュエリーそれら三つの研究家でありコレクター。元 北鎌倉小瀧美術館 館長。前勤務先であるエールフランス国営航空在籍時よりコレクションを開始し、コレクター歴は40年ほど。特にヨーロピアン・コスチュームジュエリーにおいては日本随一のコレクション数と知識量を誇る。2014年には自身がクリエイティブディレクターをつとめるショップ・ブランドchisa(チサ)をスタート。美しい文化とともに暮らすモダンライフスタイルを提案している。著書には「別冊太陽 ヴェネツィアン・ビーズ」(2001年 平凡社)TV出演 NHK「美の壺」などスイーツ開発:さわの めぐみ ( Sawano Megumi)1984年 神奈川県出身。フードディレクター。家族全員が料理人という家庭で育ち、物心が着く頃には同じ料理の世界に。2年間イタリアへ修行、帰国後、イタリア料理という枠から飛び出し様々な料理を楽しんでもらえるようお店を持たず、ケータリングという形で料理を提供している。「フルコースは物語に似ている」という発想から2014年[ものがたり食堂]をスタート。誰もが知るストーリーを料理で表現するそのイベントは大人気でいつも予約が取れない。近年ではトヨタ自動車など大企業からのイベントオファーも多く、今注目のフードディレクターである。レシピ監修には、『持たない暮らしの簡単つくりおきレシピ』、『こまったさんのレシピブック』などがあり、『わかったさんのこんがりレシピ』にて「料理レシピ本大賞 in Japan 2018」 絵本賞を受賞。chisa(チサ)ゆっくりと、じっくりと美しいものに触れながら過ごす毎日を提案するジュエリー&ライフスタイルアイテムのショップブランド。小瀧千佐子が総合プロデュースをつとめ2014年より東京 北参道にてスタート。ヨーロッパ各地から集められたヴィンテージ・コスチュームジュエリーをはじめ、ヴェネチア ムラーノ島からやってきたテーブルウエアやインテリアアイテムなどを扱う。Web:::企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年07月21日テレビ東京「午後のロードショー」の4月30日(木)放送回に、アカデミー賞&ゴールデングローブ賞に輝いたラッセル・クロウ主演、リドリー・スコット監督作『グラディエーター』が登場する。いまからおよそ2000年前の帝政ローマ時代中期。平民出身の将軍マキシマス(ラッセル・クロウ)はゲルマニア遠征で見事勝利を収め、年老いた皇帝マルクス・アウレリウス(リチャード・ハリス)は野心家の皇太子コモドゥス(ホアキン・フェニックス)を疎ましく思い、有能なマキシマスに絶大な信頼を置いていた。アウレリウスはマキシマスに自分の跡を継いで次期皇帝になってほしいと頼むのだが、そのことを知ったコモドゥスは父から愛されていないと嘆き、アウレリウスを暗殺。自ら後継者として皇帝に即位する。コモドゥスはアウレリウスの死の真相を追求しようとするマキシマスとその妻子の処刑を命じる。妻子を処刑され、自分だけ生き残ってしまったマキシマスは絶望のあまり倒れ込み、気がついた時には奴隷商人に捕らえられ、奴隷として剣闘士の育成を手掛ける奴隷商人プロキシモに売られることに。同じくプロキシモの元に売られた奴隷のジュバと意気投合したマキシマスは、剣闘士として頭角を現す。一方、コモドゥスはローマにコロシアムを作り全国各地から剣闘士を集めて戦わせていた。マキシマスは戦績を積み重ねて名をあげれば奴隷の身分から解放され、コモドゥスに謁見できるとプロキシモから聞き、コモドゥスへの復讐を誓い、プロキシモと共にローマへと向かうが…というストーリー。マキシマス役のラッセル・クロウは本作でアカデミー賞主演男優賞を受賞。その後も『ビューティフル・マインド』でゴールデングローブ賞主演男優賞に輝き、『ロビン・フッド』『マン・オブ・スティール』『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』など数々のヒット作に出演。またSFホラーに新たな息吹を吹き込んだ『エイリアン』や、その映像世界が後の多くの作品に影響を与えた『ブレードランナー』。アンソニー・ホプキンスの代表作の1つとなった『ハンニバル』に、火星でのサバイバルをリアルに描いた『オデッセイ』などのリドリー・スコットがメガホンを取り、アカデミー賞とゴールデングローブ賞で作品賞を受賞している。午後のロードショー『グラディエーター』は4月30日(木)13時35分~テレビ東京で放送。(笠緒)
2020年04月30日「スター・ウォーズ」42年の歴史に幕を下ろした完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』。この度、主演デイジー・リドリーのトレーニング風景を収めたボーナス映像が解禁、さらにルーク・スカイウォーカー役マーク・ハミルの40年前の姿も収められている。今回到着したのは、MovieNEXやデジタル配信(購入)に収録される2時間を超えるボーナス・コンテンツ「スカイウォーカーの遺産」の中から、主人公レイ役のデイジーによる撮影開始前のトレーニング風景に加え、ルーク・スカイウォーカー役のマークによる1979年当時のトレーニング風景を収めた貴重なボーナス映像。本作では、レイとカイロ・レン(アダム・ドライバー)の激しいバトルシーンが見どころだが、今回解禁となったボーナス映像の中で、デイジーは「健康を考えて運動を始めた」と言い、なんと週5日の筋トレと週2日のキックボクシングを行っていたことを明かしている。また、別のインタビューでも「私が重要視していたのはスタミナであり、健康でした」と語っており、大規模な撮影と長期間の撮影日数に対応するために、半年以上をかけてトレーニングを行っていたとふり返る。彼女が入念に行ったトレーニングによって表現された華麗なアクションや身のこなしは、本編にしっかり収められている。一方のマークも、ライトセーバーによるアクションに磨きをかけるため、「空手や剣道に加えて、筋トレもした」と言う。「武道の要素とフェンシングを組み合わせた動きを学んだ」という俊敏な剣さばきは、当時のアクション映画や時代劇とは一線を画すもので、キャストやスタッフも含め、「スター・ウォーズ」ならではの殺陣を模索しながら丁寧に作り上げていったことがうかがえる。さらに、スタッフに対しマイクを向ける仕草をする、若き日のおちゃめなマークのオフショットにも注目。なお、Amazon、楽天ブックス、TSUTAYAなどの各ショップでは限定グッズとセットになったMovieNEXが発売される(数量限定)。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は先行デジタル配信中。4月29日(水)よりMovieNEX(4,200円+税)と4K UHD MovieNEX(8,000円+税)、サーガ全9作品を収めたファン垂涎の『スター・ウォーズスカイウォーカー・サーガ 4K UHD コンプリートBOX(数量限定)』(50,000円+税)も発売。また、ディズニー公式動画配信サービス「ディズニーデラックス」でも配信開始1周年記念として、期間限定でレンタル配信を開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 2019年12月20日より日米同時公開©2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
2020年04月11日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿・外苑前のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介。■『CHANEL The Making of a Collection』フランスを拠点とする人気イラストレーター、ジャン=フィリップ・デローム(Jean-Philippe Delhomme)と、『madameFIGARO』のジャーナリスト、レティシア・セナック(Laetitia Senac)がシャネルのメゾンに1年間入り込んで作成したルポルタージュ風のヴィジュアルブック。コレクション発表の裏で働くスタッフ、ショーの舞台に立つマヌカン、コレクション発表のショーに至るまで一部始終をジャン=フィリップ・デロームの色彩豊かなイラストで再現している。【書籍情報】『CHANEL The Making of a Collection』出版社:Abrams言語:英語ソフトカバー/240ページ(総ページ数)/280×220mm発刊:2019年価格:5,170円■Shelfオフィシャルサイトで『CHANEL The Making of a Collection』を購入する
2020年01月11日大人気シリーズの最新作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(12月20日公開)の公開に先立って、三部作で主人公のレイを演じた女優のデイジー・リドリーが来日。マイナビニュースのインタビューに応じた。ジェダイの代名詞であるフォースが覚醒し、ファースト・オーダーの猛攻強まるなか、自身のルーツを探し続ける主人公・レイを、彼女はどう受け止め、スクリーンで表現したのか。惜しまれつつも亡くなったレイア役のキャリー・フィッシャーの“教え”も含め、いろいろ語ってくれた。――今回はスカイウォーカー家の物語の完結編ということで、どういう意気込みで臨まれましたか?特に気負いはしていなくて、その前の年が忙しかったので、撮影前に半年間オフを取ったの。家でゆっくり休憩したので、それが最高の準備だったわ。リラックスして地に足をつけることができて、特別なことはしなかったけれど、メンタル的にも肉体的にもヘルシーな状態で入れたのよ。――友情や絆みたいなセリフが予告編で強調されていましたが、そういう作品でしょうか?その通りよ。レイは本当に素晴らしい資質を持っていて、ヒーローでもあるの。でも、フィンもそうだし、ポーもそう。レイはフィンなくしてそうあることはできないし、フィンもポーがいないとダメよね。つまり、ライトサイド側にいる我々はそういう関係性を持っていて、カイロ・レンは逆にひとりよ。孤独や悲しみからくる怒りをたくさん抱えていて、レジスタンスのわたしたちはお互いに頼れるし、大義のために団結して戦うことができているから。――監督とは再タッグになりました。前回との差や違いは感じましたか?不思議なことに彼は誰よりもプレッシャーを感じていたはずなのに、撮影現場では前回に比べてリラックスしていたように思う。誰よりもね。もしかしたら、上手に隠していたのかも(笑)。前回彼がよく口にしていたことは、キャスティングが大変だったということ。でも、それが上手く作用していることがわかった今は、とてもスムーズに居心地よく仕事ができたと思う。遊び心あふれるユーモアいっぱいの撮影現場だったし、監督として素晴らしいことはもちろんのこと、『スター・ウォーズ』はほかの作品に比べて特有なところがあるけれども、それでもすごくオープンなの。フィードバックを聞いてくれたり、すごくコラボレーションしてくれる。今回改めて、それは思ったわ。――レイという大役をまっとうした今、何を感じていますか?ラッキーだったと思うわ。起用されたこと、撮影現場で素晴らしい時間を過ごせたことも。一緒に仕事をした方々が本当に素敵な方々ばっかりだったからで、もしもレイという人物を私が信じることができなければ、“こんな気持ち”にはならなかったと思うの。出演を機にほかの事柄へつながったり、いろいろな場所へ出かけたり、旅が終わることは少し不思議な感じがしているわ。6年間というものをひとつにキュッとまとめると、『スター・ウォーズ』のことと、そうじゃない自分の人生を切り離して考えることは難しいくらい。公私にわたって美しい人生だと思うわ。――いまベビーヨーダ(Disney+オリジナルドラマ「ザ・マンダロリアン」に登場する話題のキャラクター)も話題ですが、キャラクターについてはいかがですか?ポーグはそれほど好きじゃないかしらね(笑)。ベビーヨーダは私も大好きよ。ポーグは評価が高すぎるわ。半年間あれだけ撮影を頑張ったのに、取材に時にポーグのかわいさばかり聞くから!(笑)。それはともかく、いまの私たちの世界は対立が多く見られる世界でもあるから、そういう風にみんなをひとつにしてくれる存在として、ベビーヨーダに代わる今回のキャラクターは、D-Oなの。物語にとってもすごく重要な役割を果たしているけれど、本当にかわいいのよ!――キャリー・フィッシャーとの話はよく出ると思いますが、彼女から何か学びましたか? レイという役柄に応用したことはありましたか?何か具体的な言葉というよりも、そこに一緒にいることでの学びのほうが大きいと思うの。聞きたいことがあるから聞くみたいなことはしたくなかったので、クールな感じを装っていたけれど、いま振り返ってみると、キャリー、ハリソン、マークを含め、もっといろいろ聞けばよかったと思う時もあるわ。――どんなことを?『スター・ウォーズ』に関わることとかね。生活がどういう風に影響があったとか、撮影が終わったあとお互いにどうやって連絡を取り合っていたのか、撮影現場での経験も聞いてみたかった。彼女のインタビューで覚えていることは、「みんなが着なくてもいいように、私が金色のビキニを着たのよ」ということ。いろいろな意味で、彼女は先駆者だったの。『スター・ウォーズ』の世界におけるかっこいい女性キャラクターとして、その後の者たちのために道を切り開いてくれた。遊び心を持って楽しみながら聡明で、すごく謙虚でもあった。私は、そういう資質をまだ持ち合わせていないかもしれないけれども、彼女がいたおかげで、自分の行動や言葉には理由があると、そう思うことができたのよ。――今後、新たな『スター・ウォーズ』があるとして、あなたは後進の人に、自身の『スター・ウォーズ』での経験についてどのように伝えますか?みんな言っているけれど、最高の時を過ごすことができたということは、真実なのよ。『スター・ウォーズ』後の人生はまだ経験していないから、それがどういうものかはまだ言葉には落とせないけれど、少なくとも30年後に同じような友情が続いていてほしいと思うわ。■プロフィールデイジー・リドリー1992年4月10日生まれ。イギリス・ロンドン出身。2015年に『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で主人公レイ役に大抜擢され、一躍スターダムへ。世界的な女優になる。続編の『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(17)でも同役を続投したほか、スタジオ・ジブリ製作の『おもひでぽろぽろ』(16)で主人公の英語版の声を担当。そのほか『オリエント急行殺人事件』(17)、『ピーターラビット』(18)でも声の出演を果たしている。(C) 2019 and TM Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.デイジー写真:堤博之
2019年12月21日伝説の完結を描いた『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』を引っさげ、約4年ぶりの来日を果たした女優デイジー・リドリーが取材に応じ、「奇妙だし、ほろ苦い」とシリーズに別れを告げる心境を語った。“家族”との出会いで、試練に向き合えた2015年に公開された『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』以来、壮大なサーガの中心に身を置いてきたデイジーは「いまは満足した気持ち。すばらしい完結になったと自負している」と誇らしげだ。「そう思えることに、純粋に感謝したい。アイコニックな役柄だから、イメージの定着を心配してくれる声も聞くけど、レイを愛しているから気にならない。ただ、この5~6年は訓練、撮影、プロモーションとすべてが『スター・ウォーズ』を基準に動いていたから、それがなくなるのは奇妙だし、ほろ苦い気持ちもある」レイとの別れ以上に、「仲間たち…、いえ家族たちとの別れが悲しい」とも。「レイは砂漠の惑星ジャクーで孤独に生きていた。それが信じがたい冒険を通して、フィンやポー・ダメロン、ルーク・スカイウォーカーにハン・ソロ、それにレイアといった家族のような存在と出会った。だからこそ、自分を探すという試練に向き合えたんだと思う。その点は、私自身も同じだった。『スター・ウォーズ』の主人公を演じる重圧も、彼らのおかげで乗り越えることができたんだから」レイの出生にまつわる真実が「もちろん、明かされる」その上で「レイの成長が私に、そして私の変化がレイに影響を与え合った」と明かす。「レイを演じていて、すばらしいのは喜怒哀楽、すべての感情を表現できること。非常に立体的で、演じがいがあった。最終章では、より自分の内面からあふれ出る“何か”に突き動かされ、長年探し求めていた答えに歩みだす。強烈でエモーショナルな旅路だった」答えとはもちろん、レイの出生にまつわる真実であり、デイジー本人も「もちろん、明かされる」と断言する。「前作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が提示した答えに、私自身は納得していたけど、レイはフラストレーションを感じているの。演じるうえでも、その点はとても意識した」ヒロインの台頭も「戦いは続いていく」デイジーが演じたレイの存在によって、近年、女性が活躍するアクション映画が増え、クオリティも向上しているのは紛れもない事実だろう。「すべての女性を代弁することはできない」と前置きし、デイジーは「映画業界では以前から、たくさんの女性たちが働きながら、戦ってきた。私はいいタイミングで、レイというポジションに立てたんだと思う」と真摯に語る。同時に、こうしたヒロイン台頭の時代を「まだ理想的な状況ではない」と指摘。「この戦いは続いていく。新たな『スター・ウォーズ』3部作では、前作から出演しているケリー・マリー・トラン、そして今回初出演するナオミ・アッキーらの存在が、多様性の象徴している。誰もが誰かの“ヒーロー”…性別は問わずね、ヒーローになれるのは、すばらしいことだと思う」と力強く語った。銀河を駆け抜け、家族と出会い、自分自身を探求したレイ=デイジー・リドリーのまなざしは、早くも新たな未来を見つめている。(text:Ryo Uchida)■関連作品:スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 2019年12月20日より日米同時公開©2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
2019年12月20日