毎年春に杉並公会堂で開催する日本フィル春休みオーケストラ探検「みる・きく・さわる オーケストラ!」も12回目。子どもたちが五感を使って楽しめるフェスティバルで、毎年完売の人気公演だ。今回は、「今こそ子どもたちに聴いていただきたい魅力あるオーケストラ・サウンド」を約60分のオーケストラ・コンサートに凝縮し、永峰大輔さん(指揮)、江原陽子さん(司会)が親しみやすくストーリー仕立てで音楽の世界へ誘う。子どもたちを飽きさせない工夫が満載だ。残念ながら今年は感染症拡大予防のため、楽器体験やバックステージツアー等の各種イベントは行われないが、代わりに、購入者にはアンサンブルの演奏やオーケストラ奏者の1日に迫った「特典映像」をプレゼント。入場は4歳以上で座席は前後左右間隔を空けるなど感染症対策を実施しているので、安心して親子で音楽を楽しんで欲しい。チケット好評発売中!【公演概要】日本フィル春休みオーケストラ探検「みる・きく・さわるオーケストラ!」2021年3月28日(日)11時開演/15時開演杉並公会堂大ホール指揮:永峰大輔司会:江原陽子管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団[プログラム]チャイコフスキー:バレエ《眠れる森の美女》より ワルツビゼー:《子どもの遊び》より「ギャロップ」ビゼー:歌劇《カルメン》より「ジプシーの踊り」ヴィヴァルディ:《四季》「冬」より第2楽章ベートーヴェン:序曲《レオノーレ》第3番マスカーニ:歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》より 間奏曲J.シュトラウスⅡ世:歌劇《こうもり》序曲入場券2,500円(全席指定)※休憩なし、約60分の公演です。※ご来場時にマスク着用必須となるため、入場は4歳以上となります。※チケットはお一人様一枚ご用意ください。※感染症対策を施し、政府や自治体等のガイドラインに従って販売いたします。以下を必ずお読みください。(座席数はホールの50%を使用し、前後左右を空けてご着席いただきます。)ご来場時の新型コロナウイルス感染症予防対策のお願い※出演者、曲目等は変更される場合がございます。あらかじめご了承ください。※今後の状況によっては開催できなくなる可能性もございます。開催の可否は当日必ずホームページにて開催をご確認の上、ご出発ください。
2021年03月18日14日(現地時間)、第63回グラミー賞授賞式が開催された。タイカ・ワイティティ監督が、『ジョジョ・ラビット』のサウンドトラックでグラミー賞の最優秀編集サウンドトラック・アルバム賞を受賞し、「爆笑。なんてこった」と心境をツイートした。受賞スピーチでは「グラミー賞って、だれにでもあげてしまうのかなと思うよ」というジョークを飛ばし、「今日はハッピーだ」とツイッターで締めくくった。最優秀編集サウンドトラック・アルバム賞は、グラミー賞の長い歴史の中で、2000年に設立された賞で、初めての受賞者はアニメ映画『ターザン』のフィル・コリンズ。今年、ワイティティ監督以外にノミネートされていたのは『幸せへのまわり道』『ビルとテッドの時空飛行 音楽で世界を救え!』『ユーロビジョン歌合戦~ファイア・サーガ物語~』『アナと雪の女王2』のプロデューサーたちだった。ワイティティ監督は『ジョジョ・ラビット』でアカデミー賞の脚色賞を受賞しており、あとはエミー賞とトニー賞を受賞すれば、世界に16人しかいないEGOT達成者となる。ファンは早速、「おめでとう!」と祝福するとともに、様々な映画を挙げ「舞台化してトニー賞を受賞して!」とEGOT達成のため、監督に発破をかけている。(Hiromi Kaku)■関連作品:ジョジョ・ラビット 2020年1月17日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox&TSG Entertainment
2021年03月16日ガトーショコラ専門店・ショコラフィル(Chocolaphil)からバレンタイン限定スイーツ「カカオ キャリコ(Cacao Calico)」が、2021年1月27日(水)よりショコラフィル 大丸心斎橋店にて発売。なお、1月22日(金)よりベイク 公式オンラインショップにて先行予約発売される。「カカオ キャリコ」は、サブレ・ガナッシュ・ブラウニーといった食感の異なる3種のチョコレート菓子を贅沢に重ねた、バレンタイン限定のチョコレートケーキだ。ベースとなるブラウニーは、卵をふんわりと泡立てることでしっとり優しい食感に。トップには、ココアパウダーを練り込みザクザクと歯ごたえのあるカカオサブレをのせた。ブラウニーとカカオサブレの間には、味の異なる2種類のガナッシュをサンド。「ビターショコラ」は、カカオ61%と70%をバランス良く配合し、濃厚なチョコレート感とフルーティーなカカオの風味をしっかりと感じられる味わいが特徴だ。一方「ソルティキャラメル」は、カカオ45%のスイートチョコレートにキャラメルをミックス。アクセントに塩を加え、チョコレートの甘さを引き立たせている。【詳細】カカオ キャリコ発売日:2021年1月27日(水)販売店舗:ショコラフィル 大丸心斎橋店、その他催事販売店舗住所:大阪府大阪市中央区心斎橋筋1丁目7−1※1月22日(金)よりベイク 公式オンラインショップにて先行予約販売。※その他催事販売店舗はHPを参照。内容:ソルティキャラメル・ビターショコラ 各2個セット賞味期限:製造日を基準として常温で45日価格:1,620円(税込)※手作業で製造しているため製品の形状や色などに差が生じる場合あり。※各日数量限定での販売。なくなり次第終了。
2021年01月23日ウォール・オブ・サウンドの巨匠、フィル・スペクターが2021年1月16日、第2級殺人罪で服役中の刑務所から搬送された病院で新型コロナウイルスによる合併症で亡くなった。81歳だった。フィル・スペクターの存在を知ったのは、やはりビートルズのレット・イット・ビーだった。1974年ビートルズを聞き始めた僕は、青版、赤版、レット・イット・ビー、リボルバーと後期中心に攻め込んでいった。当時のビートルズ本も読みあさっていた僕はレット・イット・ビーの成り立ちについて学んだ。そこで、プロデューサー、フィル・スペクターの偉大さを知った。プロデューサーがどんな仕事をするかは知らなかったけど。でもその時は特にフィル・スペクターを深追いすることはなかった。その数年後、何の気なしにAMラジオを聞き流していると「ドン、ドドン」というバスドラムのビートで始まる、ものすごくヴォーカルの音圧の強い曲が流れ、一瞬で好きになった。ザ・ロネッツのビー・マイ・ベイビーだった。『ウォール・オブ・サウンド』に初めて触れた瞬間だった。すぐにシングル盤を買い、ペラペラのジャケット裏に書かれたクレジットでフィル・スペクターがプロデューサーで作詞・作曲にも関わっていることを知り衝撃を受けた。プロデューサーが曲作りまでやるなんて……。ポール・マッカートニーは「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」のオーバープロデュースを嫌ってフィル・スペクターとは仕事をしなかったが、ジョージ・ハリスン、ジョン・レノンはソロでもフィルを起用している。ジョージ好きの僕としては「オール・シングス・マスト・パス」の共同プロデュースにより、ジョージの溢れる才能をよりゴージャスなサウンドに進化させてくれたことに感謝です。特に「マイ・スウィート・ロード」のぶ厚い12弦のイントロ、ジョージの3声以上のコーラス、曲半ばの転調から入るバスドラ、タムの深いリバーブは聴いたことがない重厚感があった。痺れました。こちらもフィル・スペクター、ジョン・レノンによる共同プロデュース作品。ヴォーカルに掛かったショートエコーが印象に残る。リンゴ・スターの淡々としてシンプルなドラムもいい。何よりもジョンの悲痛とも思える叫びが耳に残る。アルバム「ジョンの魂」に納められた「マザー」強烈な人生を送った巨人が消えました。60年代初頭のレコーディング技術の未発達な時代に、重厚なサウンド、オーケストレーション、多彩なエコー・リバーブで未体験の音を作り出したフィル・スペクター。偉大なプロデューサーのご冥福をお祈りします。
2021年01月21日エイジングサインに攻めのアプローチ株式会社ドクターフィル コスメティクスは美療ケアブランド『フイルナチュラントIC.U』の部分用集中ケア美容液「IC.Uアルジェックス」をリニューアルし、「IC.UアルジェックスEX」を2021年2月16日から発売すると発表した。『フイルナチュラント IC.U』はドクターズコスメとして本物志向を追求したスキンケアアイテムを展開しており、リニューアルされる「IC.Uアルジェックス」は、先進技術を結集し加齢により蓄積するエイジングサインにアプローチする美容液だ。全方位集中ケアで肌の弾力アップ商品のリニューアルでは、有用成分マトリキシルTM、保湿成分DNA-Na、テンニンカ果実エキスを新配合し、有用成分アルジルリンTMの配合量を増量す、目もとや額、口もとなど、表情によって深く刻み込まれる肌ダメージに集中的に働きかける。テクスチャーは軽く、肌への親和性が高いアセチルヒアルロン酸を配合することで肌馴染みの良い使用感だ。「IC.UアルジェックスEX」は公式通販サイトの他、全国の化粧品専門店、GMS(イオン)、百貨店にて購入できる。(画像はプレスリリースより)【参考】※「ドクターフィル コスメティクス」公式通販
2020年12月20日2020年は神奈川フィルが創立50周年を迎える節目の年。残念ながら新型コロナ感染症の影響により、オーケストラは約80公演の中止を余儀なくされ、ようやく対策を講じて8月から主催公演を再開した。50周年を記念し、予定していた神奈川県内巡回公演は今のところ横須賀公演の中止はあったものの、今のところ予定どおり実施されており、12月に演奏される「第九」公演もその巡回主催公演の一環だ。横浜、川崎、藤沢それぞれの地域で響く第九。この時期だからこそ生で聴きたい演奏会の一つだろう。チェリストであり、指揮者の鈴木秀美氏との「歓喜の調べ」がついに実現!年末の風物詩として、クラシック音楽の代名詞のように言われる第九。今年はコロナ禍において国内の演奏回数が例年の半分以下に落ち込み、様々な影響が懸念されるが、この「第九」は多くの人の心を揺さぶり、光を放ち続け、その音楽的魅力は増すばかり。合唱は「神奈川フィル合唱団」や「洗足学園大学合唱団」を予定していたが、感染症予防の観点からマエストロ自ら選んだ28名の「コーロ・リベロ・クラシコ・アウメンタート」の歌声が響く。ベートーヴェン作品では名作といわれる「運命」「田園」「英雄」などの交響曲を神奈川フィルと共演し、新たな魅力を引き出してきたマエストロ鈴木秀美の手腕に期待は高まるばかり。ソリストには国内外で活躍する実力派中江早希、布施奈緒子、中嶋克彦、氷見健一郎を迎え、2020年を締めくくる歓喜の歌を響かせてくれるだろう。会場となる横浜みなとみらいホールは、2021年1月から約1年10カ月におよぶ改修工事のため休館に入り神奈川フィルとしては休館前最後の演奏会。ミューザ川崎シンフォニーホールでは、来年度から新たに定期演奏会の会場として新たな神奈川フィルを川崎の聴衆に披露する場となり、藤沢市民会館ではオペラが盛んな藤沢ならではの神奈川フィルの新たな魅力を発信していくだろう。[公演情報]特別演奏会ベートーヴェン「第九」横浜みなとみらいホール:12月24日(木)19時開演ミューザ川崎シンフォニーホール:12月26日(土)14時開演藤沢市民会館:12月27日(日)14時開演チケット好評販売中。
2020年12月14日20世紀アメリカが生んだ名指揮者にして作曲家レナード・バーンスタイン(1918-1990)が、名門ウィーン・フィルと共に取り組んだベートーヴェンの全交響曲演奏会は、ニューイヤー・コンサートでも有名なウィーン楽友協会大ホールをメインに、ウィーンが誇る世界的な劇場に於いて1977年~1979年にかけて行われた。ライブ収録されたこれらのコンサートは、1980年のレコード・アカデミー大賞(音楽之友社選定)を受賞。1982年には、序曲、ミサ曲などを含めて制作されたTVシリーズが、エミー賞(1982)にノミネートされるなど、クラシック史上屈指の名演として有名だ。「ベートーヴェン生誕250年」「レナード・バーンスタイン没後30年」の節目の年となる今年12月。この歴史的なライブ映像が、スクリーンで一挙上映されることになった(9曲を5つのプログラムに編成して上映)。指揮台から飛び上がるほど情熱的でエネルギッシュなバーンスタインの指揮に応えて、燃えに燃えるウィーン・フィルの名手たちの演奏はまさに圧巻。ベートーヴェンの交響曲の魅力を余すところなく伝える至福の400分が目前だ。www.tk-telefilm.co.jp/9●開催日程(東京)12月1日(火)~ 12月18日(金)東京都写真美術館ホール※休映日12/7,12,14(札幌)12月19日(土)~ 12月25日(金)シアターキノ(福岡)12月19日(土)~ 12月25日(金)KBCシネマ(大阪)12月25日(金)~ 1月7日(木)テアトル梅田(名古屋)12月26日(土)~1月15日(金)名演小劇場※休映日12/31,1/1・その他全国主要都市にて順次開催*上映スケジュールなど詳細は、各会場のHPにて発表(c)Unitel●上映作品詳細・交響曲第1 番ハ長調Op.21(1978)・交響曲第2 番ニ長調Op.36 (1978)・交響曲第3 番変ホ長調Op.55「英雄」(1978)・交響曲第4 番変ロ長調Op.60 (1978)・交響曲第5 番ハ短調Op.67「運命」(1977※ウィーン・コンツェルトハウス・交響曲第6 番ヘ長調Op.68「田園」(1978)・交響曲第7 番イ長調Op.92 (1978)・交響曲第8 番ヘ長調Op.93 (1978)・交響曲第9 番ニ短調Op.125「合唱つき」(1979)※ウィーン国立歌劇場*独唱:ギネス・ジョーンズ(S)、ハンナ・シュヴァルツ(A)、ルネ・コロ(T)、クルト・モル (Bs)※以外はウィーン楽友協会大ホールにて収録●鑑賞料金各プログラム当日券2,800円均一 / 前売券2,500円均一(各税込)※前売券1枚につき、A~Eいずれかのプログラムを上映期間中1回のみ有効A.1番&3番「英雄」 30 分/57 分B.2番&5番「運命」 40 分/39 分C.4番&6番「田園」 39 分/49 分D.7番&8番 43 分/30 分E.9番「合唱付」 76 分
2020年10月17日リリー・コリンズが、交際中のチャーリー・マクダウェルと婚約したことをインスタグラムで発表した。自然に囲まれた場所で、チャーリーが膝をついてプロポーズする様子や、リリーがもらったばかりの婚約指輪を見せつけながら2人で熱いキスを交わす姿を収めた写真を公開。「あなたのことをずっと待っていた。人生を一緒に過ごすのが待ちきれない」と情熱的につづった。目を細め、満面の笑みを浮かべて婚約指輪を見せるリリーの写真には「これまでに感じた最も純粋な喜び」とキャプションをつけて大喜び。ジェニファー・ガーナー、リース・ウィザースプーン、リリー・ジェームズなどの業界仲間から祝福メッセージが殺到した。第1子が誕生したばかりのビリー・ロードからハートの絵文字が届くと、リリーは「素晴らしいニュースを聞きました。あなたたちにもおめでとうと伝えたい。うれしいです」と祝福した。チャーリーは『時計じかけのオレンジ』のマルコム・マクダウェルと『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』のメアリー・スティーンバージェンの息子で、リリーは歌手フィル・コリンズの娘という共に「二世セレブ」。昨年8月にインスタグラムにて交際を公にしていた。(Hiromi Kaku)
2020年09月28日新型コロナウィルス感染症拡大にともなう文化イベント自粛要請を受け、2月29日からすべての演奏活動を中止していた日本フィルハーモニー交響楽団(日本フィル)。中止公演の数はなんと50公演を越え、今年度の赤字はすでに4億円を超えていると発表された。この厳しい状況の中、7月から段階的に感染症対策を講じた上でコンサートが再開される。その内訳は、感染症拡大のリスクを軽減するため、公演プログラムを当初の予定から1曲割愛して休憩なし。しかも政府や自治体等のガイドラインに従い、ホール定員の約50%(900席)を使用し、前後左右を1席ごとに空けるという徹底ぶりだ。なんにしても久々の生演奏が心に染みること間違いなし。さらには、存続の危機にある日本フィルへの支援も求められている。詳細は以下参照。<公演概要>●第722回東京定期演奏会(7月10日、11日)2020年7月10日(金)19:00開演2020年7月11日(土)14:00開演会場:サントリーホール指揮:広上淳一【変更後公演プログラム】(休憩なし1時間)J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番ブラームス:交響曲第1番●特別演奏会2020年7月13日(月)19:00開演(休憩なし1時間)会場:サントリーホール指揮:井上道義/ヴァイオリン:前橋汀子/オルガン:石丸由佳(プログラム)J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565(オルガン独奏)J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ(オルガン独奏)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61vA席4000円B席3000円A席(寄付付き)7000円※4月29日第385回名曲コンサートのチケットではご入場いただけません。●特別演奏会2020年7月30日(木)19:00開演(休憩なし1時間)会場:サントリーホール指揮:井上道義(プログラム)ドヴォルジャーク:交響曲第9番《新世界より》A席4000円B席3000円A席(寄付付き)7000円※4月29日第385回名曲コンサートのチケットではご入場いただけません。●特別演奏会2020年8月1日(土)14:00開演(休憩なし1時間)会場:サントリーホール指揮:広上淳一(プログラム)ベートーヴェン:《エグモント》序曲ベートーヴェン:交響曲第5番《運命》A席4000円B席3000円A席(寄付付き)7000円※各公演先着900人(優先発売で完売の可能性あり)※今後の状況によっては開催できなくなる可能性もあるため、開催の可否は当日必ずホームページにて開催を確認してください。※関連公演・7月10日、11日日本フィルハーモニー交響楽団第722回東京定期演奏会・7月13日日本フィルハーモニー交響楽団特別演奏会・7月30日日本フィルハーモニー交響楽団特別演奏会・8月1日日本フィルハーモニー交響楽団特別演奏会
2020年07月07日大阪を代表するオーケストラの1つ「関西フィルハーモニー管弦楽団(関西フィル)」が、2月27日の第307回公演以来中止していた定期演奏会を復活させる。6月27日(土)にザ・シンフォニーホールで開催されるのは、第311回定期演奏会。 指揮は当初の予定通り鈴木優人が努め、プログラムには、モーツァルトの歌劇『ドン・ジョヴァンニ』序曲&交響曲第29番とシューベルトの交響曲第5番が披露される。公演に際しては、大阪府のホール収容ガイドライン人数に則り、1704席中700席を使用(すでに販売予定数終了のため当日券販売なし)。来場者への対応にも万全の対策が施される。演奏するオーケストラにおいても、隣り合うプレーヤー同士の間を広めにとった編成や、可能な限りのマスク着用などの新型コロナウィルス対策が図られる。まさに待ちに待ったコンサートであると同時に、今後の文化活動再開を目指す上において極めて重要な第1歩となるこの公演。ソーシャルディスタンスによる関西フィルの挑戦に注目したい。◆公演概要関西フィルハーモニー管弦楽団第311回定期演奏会2020年6月27日(土)ザ・シンフォニーホール指揮:鈴木優人管弦楽:関西フィルハーモニー管弦楽団※一部プログラムを変更。変更後のプログラムモーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』序曲、交響曲第29番シューベルト:交響曲第5番◆公式HP
2020年06月05日ライアン・ゴズリングが、フィル・ロード&クリス・ミラーの監督コンビと組むことになった。タイトルは『Project Hail Mary』。原作は『火星の人』(『オデッセイ』の原作)を書いたアンディ・ウィアーが来年出版する、宇宙を舞台にしたスリラーだ。ゴズリングが演じる主人公は宇宙飛行士。MGMが製作する。ロード&ミラーは、『レゴ(R)ムービー』などで知られる。アニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』は、オスカーを受賞した。『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の監督にも抜擢されたが、撮影途中にして降板させられ、ロン・ハワードが引き継いでいる。ゴズリングは、『ハーフネルソン』と『ラ・ラ・ランド』でオスカーに候補入りした。最近作はニール・アームストロングの伝記映画『ファースト・マン』。文=猿渡由紀
2020年05月18日毎年元旦に行なわれる「ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート」は、ウィーンの誇るムジークフェラインザールからTVとラジオを通じて世界90カ国以上に放送され、5億人が視聴するというビッグ・イベントだ。1939年のスタート以来80年以上の歴史を誇るこのコンサートでは、音楽の都ウィーンを象徴するシュトラウス一家のワルツやポルカが演奏され、その高額のチケットは世界一入手困難として知られている。今年は、ボストン交響楽団音楽監督、ゲヴァントハウス管弦楽団楽長を兼任する、ラトヴィア出身のアンドリス・ネルソンスが初登場。すでに80回に迫る共演を重ねてきたことで、ウィーン・フィルから厚い信頼を寄せられているネルソンスが、新たな時代のウィンナ・ワルツとポルカを華麗かつ鮮烈に紡ぎ出した。現地メディアからも、「祝祭的気分に溢れ、音楽的に優れたネルソンスのデビュー」(『クーリエ』紙)、「ネルソンスのニューイヤー・コンサートは、ピチピチ感満点。聴衆も熱狂し、スタンディング・オヴェーションで応えた」(『クローネ』紙)、「ドライヴ感がすごく、細かいところまで配慮され、爆発的な迫力にビックリ」(『スタンダード』紙)など、絶賛の嵐が寄せられている。注目のプログラムは、定番の「美しく青きドナウ」「ラデツキー行進曲」などに加えて、今年生誕250年のベートーヴェン、没後150年のヨーゼフ・シュトラウス、ザルツブルク音楽祭創設100年、ウィーン楽友協会竣工150年と、2020年のさまざまなアニヴァーサリーを織り込んだ多彩な作品で構成され、同コンサート初登場となる作品が9曲と新鮮味も十分。この話題のコンサートが、収録後わずか10日後に全曲配信。1月29日にはCDの発売も予定されるほか、2月19日にはブルーレイも発売予定。2020年のスタートを飾る話題のイベントを振り返るチャンス到来!「ニューイヤー・コンサート2020アンドリス・ネルソンス&ウィーン・フィル」2CD:SICC-2157~82020年1月29日発売¥2,900+税ブルーレイ:SIXC-292020年2月19日発売予定¥5,700円+税1.オペレッタ「放浪者」 序曲★(ツィーラー)2.ワルツ「愛の挨拶」 作品56★(ヨーゼフ・シュトラウス)3.リヒテンシュタイン行進曲 作品36★(ヨーゼフ・ストラウス)4.ポルカ「花祭り」 作品111(ヨハン・シュトラウス2世)5.ワルツ「シトロンの花咲く国」 作品364(ヨハン・シュトラウス2世)6.ポルカ・シュネル「警告なしで」 作品132★(エドゥアルト・シュトラウス)7.オペレッタ「軽騎兵」 序曲(スッペ)8.ポルカ・フランセーズ「キューピッド・ポルカ」 作品81★(ヨーゼフ・シュトラウス)9.ワルツ「もろびと手をとり」 作品443(ヨハン・シュトラウス2世)10.ポルカ・マズルカ「氷の花」 作品55★(エドゥアルト・シュトラウス)11.ガヴォット★(ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世)12.郵便馬車の御者のギャロップ 作品16の2★(ロンビー)13.12のコントルダンス WoO 14より第1・2・3・7・10・8曲★(ベートーヴェン)14.ワルツ「楽しめ人生を」 作品340(ヨハン・シュトラウス2世)15.トリッチ・トラッチ・ポルカ 作品214(ヨハン・シュトラウス2世)16.ワルツ「ディナミーデン」 作品173(ヨーゼフ・シュトラウス)[アンコール]17.ポルカ・シュネル「大空に羽ばたいて」 作品230(ヨーゼフ・シュトラウス)18.新年の挨拶19.ワルツ「美しく青きドナウ」 作品314(ヨハン・シュトラウス2世)20.ラデツキー行進曲 作品228(ヨハン・シュトラウス1世)★これら9曲はニューイヤー・コンサート初登場。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団指揮:アンドリス・ネルソンス[録音]2020年1月1日、ウィーン、ムジークフェラインザールでのライヴ・レコーディング
2020年01月18日ガトーショコラ専門店「ショコラフィル(Chocolaphil)」より、バレンタイン限定の「ガトーショコラ フランボワーズ&シャンパン」が登場。2020年1月22日(水)から2月14日(金)まで、国内のショコラフィル全店舗、および一部催事店舗にて各日数量限定で発売される。「ガトーショコラ フランボワーズ&シャンパン」は、シャンパンで上品に香りづけをした生地の中に、甘酸っぱいフランボワーズのコンフィチュールを詰め込んだガトーショコラだ。コロンビア産カカオ70%のチョコレートを使用した、ビターな味わい引きたつ1品に仕上げている。また2月1日(土)からは、「カカオニブクランチ」も登場。カカオ豆をフレーク状に砕いたカカオニブ、パリパリ食感のクレープ生地を、ミルクのコクとまろやかさを楽しめるチョコレートに合わせた。【詳細】ショコラフィル バレンタイン限定スイーツ取扱店舗:国内のショコラフィル全店舗、一部催事店舗・ガトーショコラ フランボワーズ&シャンパン 3,500円(税込)〈各日数量限定〉発売期間:2020年1月22日(水)〜2月14日(金)・カカオニブクランチ 1,080円(税込)発売期間:2020年2月1日(土)〜未定
2020年01月17日ガトーショコラ専門店「ショコラフィル(Chocolaphil)」エトモ自由が丘店では、2019年12月20日(金)より冬季限定商品のホットチョコレートを販売する。コロンビア産2種のチョコレートをバランス良くブレンドしたホットチョコレートは、カカオの味わいを引き出すため、敢えて甘みを控えめに調整。芳醇なチョコレートの味わいと香りを贅沢な口あたりと共に楽しめる、冬季限定の一杯となっている。また、エトモ自由が丘店では商品ラインナップを刷新し、これまでは大阪・大丸心斎橋のみで展開していた2種類のスイーツの販売をスタート。カカオニブを練りこんだビスケットカップにしっとり濃厚なガトーショコラを流し込んだ「ビスキュイショコラ with カカオニブ」と、2〜3名の少人数向けの「ガトーショコラ キューブ」が、エトモ自由が丘店でも楽しめる。【商品情報】「ショコラフィル」エトモ自由が丘店 冬季限定ホットチョコレート販売期間:2019年12月20日(金)〜未定価格:500円(税込)販売店舗:ショコラフィル エトモ自由が丘店
2019年12月20日ザ・プロアクティブカンパニー株式会社より新発売ザ・プロアクティブカンパニー株式会社は、10月28日(月)より、「セタフィル HAシリーズ」の販売を開始した。乾燥肌・敏感肌をハリとうるおいに満ちた肌へと導くフェイスケアシリーズだ。低分子ヒアルロン酸が角質層に浸透「セタフィル」は、肌トラブルに悩む人々のために開発されたスキンケアブランドであり、世界50ヶ国以上で信頼を集めている。「セタフィル HAシリーズ」は、水分を保持し、肌のうるおいとハリを保つ物質“ヒアルロン酸”に注目。小さく分解した“低分子ヒアルロン酸”を採用することで、角質層のすみずみに浸透させることが可能になった。健康な肌に比べ、皮膚のバリア機能が低下している乾燥肌・敏感肌にうるおいを与えることで、バリア機能をサポートし、外部刺激を受けにくい肌へと導く。今回発売された商品は2種。保湿乳液「セタフィル デイリー ハイドレーティング ローション HA」は、日中の集中保湿用。肌を乾燥から守り、化粧下地にも最適だ。価格は2,480円(税込み)となっている。夜間の集中保湿クリーム「セタフィル リッチ ハイドレーティング ナイトクリーム HA」は、肌の修復にとって重要な夜間に肌のバリア機能を整えてうるおいを与える。2,660円(税込み)での販売となる。2商品がセットになった「セタフィル ハイドレーティング デイ&ナイトセット」も、4,880円(税込み)で用意されている。(画像はセタフィル通販・販売公式サイトより)【参考】※セタフィル通販・販売公式サイト
2019年11月12日ガトーショコラ専門店の「ショコラフィル(Chocolaphil)」は2019年9月20日(金)、大阪・大丸心斎橋に関西エリア初となる新店舗をオープンする。焼きたてチーズタルト専門店「ベイクチーズタルト(BAKE CHEESE TART)」などで知られるベイク(BAKE)による新業態として、2019年2月に東京・自由が丘の1号店が誕生した「ショコラフィル」。“チョコレートよりもチョコレートを感じるガトーショコラ”をコンセプトに、コロンビア産の厳選されたチョコレート2種と、カカオのポテンシャルを最大限に引き出すバターとのバランスで、一口食べたときのインパクトと後味のまろやかさを追求したガトーショコラを提供している。関西エリア初出店となる大丸心斎橋店には、オープンに合わせて開発されたという新作メニューの「ビスキュイ ショコラ with カカオニブ」が登場。自慢の濃厚なガトーショコラと、カカオニブをふんだんに練りこんだサクサク食感のビスケットの味わいが口の中に広がる、手のひらサイズのスイーツだ。これに看板メニューの「ガトーショコラ レクタングル」と、より気軽に楽しめるハーフサイズの「ガトーショコラ キューブ」を加えた、全3種類のシンプルな商品ラインナップが用意されている。【店舗情報】「ショコラフィル(Chocolaphil)」大丸心斎橋店オープン日時:2019年9月20日(金) 13:00住所:大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-7-1 大丸心斎橋店本館B1F営業時間:10:00〜20:30TEL:06-6484-8360<商品情報>・ビスキュイショコラwithカカオニブ 1個280円(税込)/4個BOX1,080円(税込)・ガトーショコラキューブ 1個1,380円(税込)・ガトーショコラレクタングル 1本2,916円(税込)
2019年09月01日日本フィルの東京定期演奏会の新シーズンは、今年も世界を翔ける山田和樹のこだわりのプログラムからスタートする。フランス音楽と、日本フィルの創立指揮者、渡邉曉雄がはじめた「日本フィル・シリーズ」の新作初演と再演という意欲的なプログラムだ。【チケット情報はこちら】9月6日(金)・7日(木)にサントリーホールで行われる第713回東京定期演奏会<秋季>でフォーカスされているのは、酒の神バッカス。ローマ神話に登場する神でありながら、どこか人間味をも感じさせるバッカスの豪快さをフランス近現代音楽の魔法を使って導き出す。邦人作品では日本の民謡を芸術作品にまで昇華させた、当時30歳の間宮芳生のヴァイオリン協奏曲を現在90歳になった同氏の立会いのもと再演する。ソリストには、9月より日本フィルの新・コンサートマスターに就任する田野倉雅秋を迎え、新シーズンを彩る。そして世界初演となる大島ミチルの新作。映画音楽の分野で世界的に有名な大島が、あえて純粋なコンサートと向き合った作品だ。もう引き戻せないところまで来た人や自然環境・・・そしてそれを越えた先に何が待っているのか?その思いを作品にしたという、管弦楽曲『Beyond the point of no return』。大島は「後戻りできない地点を越えた先が悲観的なものではなく、人間の力によってきっと素晴らしいものであって欲しいとの願いも含めて作曲しました。私にとって純音楽は人そのものなのだと・・・音符ひとつひとつが細胞であり、全てが綿密に絡み合い・・・それらが指揮者やオーケストラによって命を吹きこまれる瞬間を楽しみにしています」と語る。日本フィルからは、「多くの人々に愛され、これからも何度も再演される作品を!」と依頼をした作品。新しい音楽が生まれる瞬間を、見逃せない。そして続く10月の第228回サンデーコンサートでのプログラムにはベートーヴェンをはじめとする超名曲がラインナップ。山田×日本フィルのベートーヴェンといえば、2倍にした管楽器、自由なボウイングなど、遊び心あふれ、躍動感に満ちた演奏の交響曲第1番が記憶に新しいが、今回は交響曲第5番「運命」に挑む。そして2020年のオリンピック・パラリンピックイヤーに向けて山田が東京混声合唱団、日本フィルとともに取り組んでいる「山田和樹アンセム・プロジェクト」にちなみ、日本フィルのテーマソングともいえるシベリウスのフィンランディアも取り上げる。日本フィルとは挑戦的なプログラムが多い山田マエストロとの古今東西で愛される名曲プログラムも、お聴き逃しなく。全公演、マエストロ・プレトークが行われるところも見逃せないポイントだ。文:山本円
2019年08月28日蓮沼執太フィルが明日8月25日に「日比谷、時が奏でる」を開催する。本公演は2部制となっており、第1部では昨夏『フルフォニー』を奏でた、総勢26人編成による蓮沼執太フルフィルが再集結。また、2ndアルバム以来の新曲を初演予定。そして、スペシャルゲストを交えたコラボレーションも行われるとのこと。環ROY×鎮座ドープネスによるKAKATO、菊地成孔&大谷能生によるヒップホップ・クルー・JAZZ DOMMUNISTERS、砂原良徳、原田郁子などが登場予定だ。さらに第2部では蓮沼執太フィルによる、1stアルバム『時が奏でる』全曲が生演奏されるとのこと。豪華編成と異色コラボレーションが生み出す化学変化と、贅沢な演奏によるアルバム完全再現が、真夏の夜の日比谷野外音楽堂で展開される。この瞬間を目撃しないのは勿体無いと思える内容だ。■公演情報蓮沼執太フィル「日比谷、時が奏でる」日時:2019年8月25日 (日)開場 16:30 / 開演 17:30場所:日比谷野外音楽堂
2019年08月24日東京の日比谷野外大音楽堂で、蓮沼執太フィルの公演「日比谷、時が奏でる」が8月25日に開催される。蓮沼執太フィルは、蓮沼執太がコンダクトする総勢16名が奏でる現代版フィルハーモニック・ポップ・オーケストラ。大谷能生や環ROYらが参加している。夏の終わりに行われる本公演は、2部構成となっており、第1部は昨夏『フルフォニー』を奏でた総勢26人編成による「蓮沼執太フルフィル」が再集結。新曲「windandwindows |ウインドアンドウインドウズ」や、野音をイメージした蓮沼執太フィルの新曲を初演予定。スペシャルゲストと蓮沼フィルの共演も行われ、環ROY×鎮座DOPENESSによるKAKATO、菊地成孔&大谷能生によるヒップホップ・クルー・JAZZ DOMMUNISTERS、中村佳穂や原田郁子とのコラボレーションに加え、砂原良徳による蓮沼フィルリミックスのパフォーマンスも。そして、第二部では、蓮沼執太フィルのファーストアルバム『時が奏でる』全曲生演奏。野音に蓮沼フィルの音楽が響きわたるイベントで2019年の夏の夜を楽しんで。【イベント情報】蓮沼執太フィル公演「日比谷、時が奏でる」会期:8月25日会場:日比谷野外大音楽堂時間:開場 16:30、開演 17:30、終演 20:00(予定)
2019年08月22日株式会社ドクターフィル コスメティクスは、美療エイジングケア「フイルナチュラントIC.U」に続く新たなスキンケアシリーズとして、「フイルナチュラントエクスバリア」を新発売。肌のバリア機能に真正面から向き合っていく皮膚科診療発想のスキンケアシリーズです。【2019年10月16日新発売】「敏感肌になっちゃったかも…」それ、肌のバリア機能が弱っているのでは?!撮影:GODMake.(タナベ皮フ科クリニック院長・田辺和美先生)近年、「自分は敏感肌である」と感じている人が増加傾向にあるようで、「『敏感肌になってしまって…』と皮膚科を訪れる方も増加している」と、タナベ皮フ科クリニック院長の田辺和美先生。この背景には、PM2.5・紫外線・空調などの外的刺激や、ストレス・睡眠不足・食生活の乱れなどの内的刺激による、環境の変化がある模様。しかしながら田辺先生は、「『敏感肌』は医学用語には存在せず、皆が思う不調(ザラつき、カサつき、化粧水がしみる、赤みが気になる…)は、肌がバリア機能不全を起こしている状態」と続けます。そしてこれは、肌質ではなく、普段は大丈夫でも、なんらかの要因で誰もがなりうる肌状態なのだそう。皮膚のバリア機能とは外的刺激から身体を守り、内部の水分蒸発を抑える役割のこと。肌の奥から順に「TJ(タイトジャンクション)バリア層」「角質バリア層」「皮脂バリア層」の3層構造からなり、どれか1つでも乱れると、バリア機能不全に。そしてその状態が悪化しすべてが乱れると、かゆみや湿疹、皮膚炎などの皮膚疾患に繋がるので、睡眠・食生活・バリア機能を整えるスキンケアで予防が必要。肌のバリア機能に真正面から向き合う皮膚科診療発想のスキンケアシリーズドクターフィル コスメティクス「フイルナチュラントエクスバリア」誕生撮影:GODMake.このような時代の流れに応え、保湿や肌への優しさのみでなく、バリア機能を立て直すことに着目した、健やかな肌を目指すスキンケアが、コーセーグループのドクターズコスメブランド『ドクターフィル コスメティクス』より誕生。クレンジング・洗顔・化粧水3種・美容液ゲル・クリーム2種の5アイテム8種で、今年10月より発売を開始します。現在発売中の美容医療発想エイジングケアブランド「フイルナチュラントIC.U」に続く新シリーズとし、皮膚科診療発想という立ち位置で、医者の処方するお薬のような安心感を届けます。現役の女性皮膚科医監修のドクターズコスメは、安全性と高効果の両立により、肌に悩む人へ救いの手を差し伸べてくれることでしょう。「フイルナチュラントエクスバリア」特長撮影:GODMake.①有効成分「サクラン(TM)」による「疑似バリア膜」の形成本スキンケアシリーズ最大の特長は、保水力に優れた「サクラン(TM)」を配合していること。本成分は肌の上で「疑似バリア膜」をつくり、外的刺激をブロックしながら、ヒアルロン酸の5倍とも言われる保水力で水分蒸散を防いで、バリア機能を強化します。この成分のパワーで、弱バリア肌をより早く健やかに立て直すことを可能に。②3つのバリアを立て直す「バリア コンプリーション システム」健やかな肌の基本である肌の3つのバリア層に、化粧水・美容液ゲル・クリームの3品がそれぞれアプローチ。各層に不足している成分をしっかり補い、強化します。化粧水・・・「TJ(タイトジャンクション)バリア層」「角質バリア層」にアプローチ。健やかなバリア形成を強力にサポート。美容液ゲル・・・「角質バリア層」にアプローチ。細胞間脂質を徹底補充し補強しながら、乾いた層をやわらかくし、うるおいで満たします。クリーム・・・「角質バリア層」「皮脂バリア層」にアプローチ。ダメージを修復しながら表面に「疑似バリア層」を作り、バリア機能を補強します。また、上記の他にも「うるおいバリア(肌あれ防止)成分」を配合し、肌あれなどの不調症状を予防・改善へ。内側から健康な状態へ導くのみでなく、外的刺激をブロックすることで、健やかな肌を目指します。「フイルナチュラントエクスバリア」」ランナップトリートメント クレンジング クリーム撮影:GODMake.うるおいを守りながら、メイク・毛穴の奥の汚れまでオフする、肌への摩擦の少ないクレンジング。メイクをなじませてから水やぬるま湯で洗い流すと、肌に必要なうるおいは逃さず、バリア機能の整ったしっとりキメ細やかな肌へ。トリートメント ウォッシング クリーム撮影:GODMake.繊細クリーミィ泡で弱バリア肌をやさしく洗う洗顔クリーム。少量の水かぬるま湯でよく泡立て、マッサージするようにやさしく洗顔するだけ。肌の汚れや大気汚染物質までしっかり落とし、刺激のもとを肌に残しません。リペア ローション(3種)撮影:GODMake.バリアの源にアプローチし、すこやかな肌の基本をつくる化粧水は、肌の乾燥度合いにあわせて選べる〈ややしっとり〉〈しっとり〉〈とてもしっとり〉の3タイプを展開。ニキビや部分的なべたつきの気になる方から、深刻な乾燥に悩む方まで、自分の肌にあった質感を選べます。リペア ゲル AL撮影:GODMake.乳液では考えられない、リッチなうるおいを密封するゲル状美容液。モイストヴェールで弱バリア肌にやさしく溶けこむこちらは、どんな肌質の方でも使用可能。リペアクリーム(2種)撮影:GODMake.強固な疑似バリア膜で外部刺激をブロックし、弱バリア肌を徹底的に守り抜くクリーム。〈しっとり〉〈とてもしっとり〉の2タイプで、ライトな使用感とリッチな使用感を実現。お肌状況やテクスチャー好みでチョイスして。ドクターフィル コスメティクス「フイルナチュラントエクスバリア」商品一覧2019年10月16日新発売フイルナチュラントエクスバリアトリートメント クレンジング クリーム130g2,800円フイルナチュラントエクスバリアトリートメント ウォッシング クリーム140g2,800円フイルナチュラントエクスバリアリペア ローション I(ややしっとり)150mL4,000円フイルナチュラントエクスバリアリペア ローション II(しっとり)150mL4,000円フイルナチュラントエクスバリアリペア ローション III(とてもしっとり)150mL4,000円フイルナチュラントエクスバリアリペア ゲル AL50g4,000円フイルナチュラントエクスバリアリペアクリームI(しっとり)44g5,000円フイルナチュラントエクスバリアリペアクリームII(とてもしっとり)44g5,000円※すべて税抜き表記です。
2019年07月21日現在、資生堂の最先端技術を応用したシート状美容液「ナビジョン HA フィルパッチ」を購入できる『NAVISION(ナビジョン)』の期間限定ストアが、都内5カ所にて随時オープン。このストアでは、医療機関か資生堂の総合美容サイト「ワタシプラス」でしか販売されていない「ナビジョン HA フィルパッチ」を、実際にトライアルした上で購入することが可能だ。「ナビジョン HA フィルパッチ」は、ヒアルロン酸を針状に固めたという注目のスキンケアアイテム。実際に自分の肌で試すことができる、この機会をお見逃し無く。美容皮膚研究から生まれたスキンケアブランド『NAVISION』美の価値観や美しくなる手段が多様化し、スキンケアのあり方も進化する中、プロフェッショナルな美容領域は益々身近な存在に。そんな流れを汲んで、女性の肌を見続けてきた資生堂が2005年からスタートした、プロフェッショナルな技術で美しくなりたい気持ちに向き合うナビゲーターが『NAVISION』だ。NAVISIONは2019年より、プロフェッショナルな体験をセルフで叶えられる未知の世界へナビゲートするべく、新たなステージへと進化。「肌で顔立ちの印象を変える」という次世代スキンケアブランドを目指している。「マイクロニードル技術」採用、ヒアルロン酸100%のシート状美容液を体験今回の期間限定ストアでは、これまで美容皮膚科を中心とした医療機関と、資生堂の総合美容サイト「ワタシプラス」のみでしか購入できなかった「ナビジョン HA フィルパッチ」を実際に試し、購入することができる。「ナビジョン HA フィルパッチ」は「マイクロニードル技術」を採用。シート1枚につき1,200本の針状に固められたヒアルロン酸の結晶が、規則正しく配列されている。このシートを肌と密着させることにより成分が溶け出し、より深く潤いを届けることが可能だ。ただ塗るだけではなく、肌の奥に直接届けることを追求して開発されたスキンケアアイテムということで、かつてない効果が期待できる。針と聞くと恐怖感を覚えるかもしれないが、筆者が実際に肌にのせてみたところ、ざらっとした感触をわずかに感じるくらいで痛いという感覚はなかった。人によっては多少チクチクとした刺激を感じる人もいるという。目元もしくはほうれい線ができる部位への貼付がおすすめだそうで、気になる肌悩みを販売員に相談しながらトライアルできるのも安心感がある。ストア内には、体験後に崩れてしまったメイクを直すことができるスペースが設けられているのもうれしい限り。近未来な世界観が体験できる期間限定ストアは都内5カ所に設置期間限定ストア内はシルバーを基調とし、次世代のスキンケアを提案するNAVISIONの世界観を体現した近未来な雰囲気。「マイクロニードル技術」を表現したアーティスティックなオブジェの展示もあり、思わず写真におさめたくなる。ストアは2019年2月1日(金)から、表参道B SPACEをはじめ、蔦屋書店 GINZA ATRIUM(銀座)、福徳の森(日本橋)、高島屋 1階JR口特設会場(新宿)、蔦屋家電 E-room(二子玉川)など、都内5カ所に順次オープン。真の素肌美へと導くブランドNAVISION。この機会に、NAVISIONの最先端技術を体験してみてはいかがだろうか。【参考】※資生堂ナビジョン
2019年02月05日焼きたてチーズタルト専門店「ベイク チーズ タルト(BAKE CHEESE TART)」などを手掛ける株式会社ベイク(BAKE)から、ガトーショコラ専門店ブランド「ショコラフィル(Chocolaphil™️)」がデビュー。1号店が自由が丘駅直結の「エトモ自由が丘」内に、2月1日オープンする。ショコラフィルは、“チョコレートよりもチョコレートを感じるガトーショコラ”をコンセプトに誕生した専門店ブランド。ブランドネームであるショコラフィルは、「チョコレート(Chocolate)」と、愛でるという意味の「フィル(Phill)」を掛け合わせており、口にした瞬間の満ち足りた気持ちが込められている。(左)焼きたてガトーショコラ ロンド 1個 税込320円、(右)ガトーショコラ レクタングル 1個 税込2,916円ガトーショコラには、鎌倉のアロマ生チョコ専門店「カカオ(ca ca o)」が手掛ける、厳選されたコロンビア産のチョコレート2種を使用。カカオに秘められたポテンシャルを最大限引き出すためチョコレートとバターのバランスを考え、一口食べたときのインパクトと後味のまろやかさを追求した。熱を入れると開花するカカオの華やかな香りと、チョコレートが口の中で溶けていく味わいを感じられる。メニューは、口どけや味わいの違いを楽しめる2種をラインアップ。ふわふわムースのような焼きたての口どけが味わえるカップタイプの「焼きたてガトーショコラ ロンド」と、おいしさをぎゅっと濃厚に閉じ込めたバータイプの「ガトーショコラ レクタングル」。カカオ豆をフレーク状に砕きキャラメリゼした「カカオニブ」が個包装で別添えされており、お好みでトッピングできる(「焼きたてガトーショコラ ロンド」はその場でトッピングして提供)。クランチ食感と、キャラメリゼした程よい甘さとカカオ本来の苦味を感じる「カカオニブ」のアクセントが加わった新食感ガトーショコラとなっている。自由が丘店の他、銀座三越でも2月4日〜2月14日の期間ポップアップストアを展開する。チョコレートの旨味を余すことなく焼きあげたガトーショコラを味わってみては。【店舗情報】ショコラフィル(Chocolaphil™️) エトモ自由が丘店住所:東京都目黒区自由が丘一丁目31-11(自由が丘駅改札外) 営業時間:11:00〜20:00 ※オープン初日は変更の可能性あり
2019年01月17日ガトーショコラ専門店「ショコラフィル(Chocolaphil)」が、2019年2月1日(金)、自由が丘にオープンする。ベイクが新たに展開するガトーショコラ専門店チーズタルト専門店「ベイクチーズタルト(BAKE CHEESE TART)」などで知られるベイク(BAKE)が新たに展開する「ショコラフィル(Chocolaphil)」は、フリッパーズ スタンドやゴンチャなどの話題スイーツ店とともに「エトモ自由が丘」内にオープンすることとなるガトーショコラの専門店。コンセプトは、“チョコレートよりもチョコレートを感じるガトーショコラ”だ。食感も楽しめる、2種類のくちどけガトーショコラ店内での展開メニューは、ふわふわムースのような焼きたてのくちどけが味わえるカップタイプ「焼きたてガトーショコラ ロンド」と、おいしさを閉じ込めた、濃厚な味わいのバータイプ「ガトーショコラ レクタングル」の2種類。バータイプは、カカオ豆をフレーク状に砕きキャラメリゼした「カカオニブ」を個包装で別添えしており、自分の好みでトッピングを変えられる。チョコレートとバターを絶妙なバランスで混ぜ合わせ、カカオに秘められたポテンシャルを最大限引き出したガトーショコラは、一口食べたときのインパクトと、余韻を残すまろやかな後味が魅力だ。あつあつの状態であれば、カカオの華やかな香りをより一層楽しめるだけでなく、チョコレートが口の中で溶けていく味わいも感じられる。出来立てはもちろん、自宅で温めて、芳醇なカカオの旨味と香りを楽しんで。【詳細】ガトーショコラ専門店「ショコラフィル」オープン日:2019年2月1日(金)住所:東京都目黒区自由が丘1丁目31番11号TEL:03-6459-5821営業時間:11:00~20:00 ※オープン初日は営業時間が変更になる場合有。価格:焼きたてガトーショコラ ロンド 1個 320円(税込)ガトーショコラ レクタングル 1個 2,916円(税込)
2018年12月23日資生堂の企業文化誌『花椿』冬号が10月15日に刊行される。資生堂関連施設および全国の書店約50ヶ所(10月11日現在)にて無料配布。『花椿』冬号のテーマは、「Light and Shadow(光と陰)」。巻頭の特集では、ガーリーカルチャーや新時代のフェミニズムを牽引する若手アーティスト、ペトラ・コリンズ(Petra Collins)が、日本の70年代のサブカルチャーに着想を得て、現代の日本の少女の陰影をとらえた「The Girls,Pure and Radical 東京少女の不敵と純真」と題したフォトストーリーを撮りおろした。他にも、資生堂グループでラグジュアリーフレグランスとメーキャップを展開するブランド「SERGE LUTENS」の創立者であるクリエイティブディレクター、セルジュ・ルタンス(Serge Lutens)のエレガンスにまつわるエッセイや、3人の新進気鋭のフォトグラファーがパリの日常の光と陰をとらえた写真を掲載する。また連載のインタビューでは、『花椿』のアートディレクターを40年以上務めた仲條正義のこれまでの作品を集めた作品集がこの秋に刊行されることに伴い、作品集の編集を担当したグラフィックデザイナー、葛西薫、服部一成と仲條正義が鼎談。Charaがバーのママに扮する対談企画「サロン・ド・バー 花椿」では、満島ひかりをゲストに迎え「光と陰」をテーマに「ひかり」の名前の由来や、事務所を独立してからの話などについて語っている。さらに、別冊付録の花椿文庫には『福原信三の美』を収録。資生堂の初代社長にして写真家でもあった、福原信三が伝えてきた「美」とはいったいどんなものだったのか、武田砂鉄が書き下ろした一冊となっている。『花椿』の配布場所の詳細は公式サイト()にて。【刊行情報】『花椿』 冬号 No.821刊行:資生堂 企業文化部A4変型/本誌64ページ/別冊付録文庫40ページ 発刊:10月15日価格:無料
2018年10月11日今度は、何を、どうやって?----9月は、今年にかぎったことではないが、これが気になる。山田和樹のふる日本フィルである。この列島で、西洋芸術音楽が生まれ育ったヨーロッパからはなれた極東の島国で、どんな「芸術音楽」が、「オーケストラ音楽」が生まれたのかを、山田和樹は掘りおこそうとする。【チケット情報はコチラ】まず三善晃《ピアノ協奏曲》。第二次世界大戦が終結し、まだ海外渡航者がわずかしかいなかった時期にフランスに留学、かの地の音楽を吸収し、書き下ろされた作品だ。いま聴いてもフレッシュで、デリケートでありながらもアグレッシヴな、簡潔な音楽。音色の美しい萩原麻未がソリストなのもうれしい。三善晃とつながりが深いフランスの作品がつづく。プーランクとデュティユー、ともに作品は「交響曲」の体裁をとりつつ、前者は軽妙さをうちだす「シンフォニエッタ=小交響曲」、後者は、「ル・ドゥーブル」、英語でいうなら「ザ・ダブル」を副題に持つ。分身・もうひとつの自分、であり、鏡やエコーといったニュアンスも。これ、指揮者の前に12人からなる小オーケストラが、その背後に通常の三管編成のオーケストラが位置する、文字どおりの「ダブル」。ふたつのオーケストラがモティーフを、音色を、リズムを投げ、投げかえし、いわば共鳴箱のよう。ひびきの点でも、視覚的にも、おもしろい。プーランクとデュティユー、作曲・初演、ともに第二次世界大戦後。いわば19世紀的な「交響曲」の解体と変容がみてとれる。ドイツ・オーストリア流の肩肘張った「交響曲」への批評になってもいよう。唯一、有名曲といえるデュカス《魔法使いの弟子》はどうか。こちらは19世紀の終わり、20世紀にもう片足いれているくらいの1897年の初演、これだけ時代的に「前」である。もしかすると、あまり馴染みのないプログラムに有名な、それも諧謔味のある楽曲をいれようという指揮者のサーヴィスだろうか?いやいや、そうではないらしい。だって、ここには「ストコフスキー編」とあるではないか。山田和樹はわざとディズニー映画『ファンタジア』の、ミッキー・マウスが箒に魔法をかけ、水を運ばせたアニメーションのヴァージョンをひびかせようとしているのだ、きっと。だとすると?そう、だとすると、『ファンタジア』は1940年だから、コンサートにならぶ楽曲たちは1940年代から1960年代にかけてのオーケストラの諸相を提示することになる。それもフランスとかかわりのある作品ばかり。ひとつはハリウッド的なメディアとのかかわりを持ち、もうひとつは留学帰りの極東の作曲家の手によって。どの楽曲も躍動感がある。端的に、ノリがいい。靴のなかであしゆびにリズムをきざませてほしい。テンポのゆっくりした部分でも、そこには緊張感が満ち、ちょっとしたアクセントが加えられるだろう。そのコントラストが、この指揮者、ピアニストの、「いま」の感覚で体感できる。ほかのプログラムでは味わえないテンションを心身に得られるコンサートになるだろう。文:小沼純一
2018年08月09日今年のNHK音楽祭の中でも特に注目されるのが、サイモン・ラトル&ロンドン交響楽団のコンビ初来日だ。ラトルは、ベルリン・フィルのポストを経験後、別の常設オーケストラの音楽監督に就任した史上初の指揮者。つまり我々は、歴史上初めて“ベルリン・フィルの先”を体験することになる。【チケット情報はこちら】英国リヴァプールに生まれたラトルは、バーミンガム市響を世界的な楽団に育て上げ、2002年から2018年にはベルリン・フィルの芸術監督として活躍。2017年9月、ロンドン響の音楽監督に就任した。彼は、常にクリエイティブな発想をもって、明晰かつ生気に溢れた音楽を創造する世界きっての名指揮者。しかし首都ロンドンの楽団を率いるのは生涯初となる。今年まだ63歳で指揮者としてはこれからが円熟期だけに、母国の雄とのコラボに熱視線が注がれている。1904年に創設されたロンドン響は、英国五大オーケストラの中でも最上位に位置する名門。世界トップクラスの高性能集団であると同時に、指揮者の持ち味に即したサウンドを奏で、『スター・ウォーズ』の華麗な響きも生み出すなど、柔軟な対応力を有している。すなわち今回は、最上の経験値をもつラトルの意図が隅々まで反映された、最高級の音楽が期待される。プログラムも実に興味深い。1908年作のラヴェルのバレエ音楽『マ・メール・ロワ』、1916年作のシマノフスキのヴァイオリン協奏曲第1番、1926年作のヤナーチェクの『シンフォニエッタ』と、20世紀初頭の名作が時系列で続く。コンセプトも明確だし、どれもラトルの才気とセンス、ロンドン響の精緻な機能性が生きる作品だ。童話を題材にした『マ・メール・ロワ』は、精妙でフランスのエスプリに富んだ佳品。当コンビならば、この上なく緻密な演奏を聴かせるに違いない。『シンフォニエッタ』は以前、村上春樹の小説『1Q84』に登場して話題を集めた小交響曲。チェコの巨匠が描いた民族的な音楽で、トランペット9本をはじめ13本の金管別動隊を用いた壮麗なサウンドが聴きものだ。そしてシマノフスキのヴァイオリン協奏曲は、ショパン以来のポーランドの大家が全盛期に残した、エキゾティックで妖艶な音楽。ここでは、モデルのような長身と美貌を誇るオランダの人気奏者、ジャニーヌ・ヤンセンがソロを弾く。艶美な音色、高度のテクニック、繊細な感性を併せ持つ彼女は、官能的でいながら難技巧を要する同曲に相応しい名手だ。しかもこの曲は、多数の管・打楽器やハープ2本を用いた、協奏曲としては異例の大編成。それゆえ強力なバックも華麗な効果を発揮する。全てが生演奏でこそ真価がわかる演目。英国史上最強コンビでそれを堪能できる絶好機を逃してはならない。公演は9月27日(木)東京・NHKホールにて。チケットは発売中。文:柴田 克彦
2018年07月18日1999年にスタートしたサントリーホールの「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン」。世界最高峰のオーケストラ、ウィーン・フィルの豊麗な響きを、ほぼ毎年、東京にいながらにして直に聴くことのできる機会がうれしい。2年ぶり16回目の開催となる今年は、「ウィーン・フィル オペラを謳う」と題した、オーケストラ・メンバーによる室内楽のスペシャル公演で開幕する(11月19日(月)・サントリーホール大ホール)。5月下旬の段階で、出演者詳細は未発表だが、曲目(編成)は次のとおり。【チケット情報はこちら】●R.シュトラウス:弦楽六重奏のためのカプリッチョ●ワーグナー:歌劇《ローエングリン》より前奏曲(ヴァイオリン・アンサンブル)●モーツァルト:ハルモニームジークによるオペラ・メドレー 《フィガロの結婚》より(木管アンサンブル)●ワーグナー:《ヴェーゼンドンク歌曲集》より〈夢〉、ジークフリート牧歌(管楽アンサンブル)●ウェーバー:歌劇《魔弾の射手》より「狩人の合唱」(ホルン四重奏)●バーンスタイン:《ウェストサイド・ストーリー》よりシンフォニック・ダンス(打楽器アンサンブル)ほかコンサート・タイトルどおり、オペラに関連した曲目によるプログラムだ。ご承知のように、ウィーン・フィルは、ウィーン国立歌劇場管弦楽団員として、毎晩のように劇場のオーケストラ・ピットで演奏している奏者たちで構成されている。団員たちに話を聞くと誰もが、オペラの大切さを、また日常的に歌とともに演奏している経験が彼らの音楽作りに大きく寄与していることを教えてくれる。いわばウィーン・フィルの基盤を聴かせましょうというプログラムなわけだ。しかも編成を見ると、弦楽六重奏曲から管楽アンサンブル、打楽器アンサンブルまで、ウィーン・フィルの名技を、パートごとに代わる代わる楽しめてしまう贅沢な内容だ。むろん、小編成の室内楽が、オーケストラのアンサンブル能力を研ぎ澄ますうえでも基盤になっていることはいうまでもない。曲目とオペラの関係について少しだけ補足しておこう。最初の弦楽六重奏は、シュトラウス最後の歌劇《カプリッチョ》の導入の音楽。モーツァルトのオペラ・メドレーの「ハルモニームジーク」は、当時流行した管楽アンサンブルのこと。録音のなかった時代、劇場外でオペラの音楽を楽しむために、この編成用の編曲は人気だった。ワーグナーの歌曲〈夢〉の旋律は、同じ時期に書かれた楽劇《トリスタンとイゾルデ》にも用いられている。《ジークフリート牧歌》は、妻コジマへの私的なプレゼントとして書かれた。「ジークフリート」は彼らの息子の名前だが、曲中の素材が、後年書かれた楽劇《ジークフリート》にも転用されている。という具合に、オペラとの関係もひとひねり効いたプログラム。なんとも粋な、ウィーン・フィルの室内楽スペシャルだ!チケットの一般発売は5月26日(土)午前10時より。なお、一般発売に先がけて、プリセールを実施。受付は5月23(水)午前10時より。文:宮本明
2018年05月21日ミュージシャンのフィル・コリンズを父にもち、『白雪姫と鏡の女王』で大きな注目を集め、『ハッピーエンドが書けるまで』などに出演する若手人気女優リリー・コリンズ。この度、彼女が主演を務める『心のカルテ』が、Netflixにて7月14日(金)より配信されることが決定した。手に負えないほど深刻な拒食症障害を持つ20歳の女性、エレン。何度も入退院を繰り返しながら克服を試みるも、回復には及ばないどころか体重は減り続ける一方。複雑な家庭環境に育ったエレンの家族が最後の望みをかけて彼女を入れた場所、それはある型破りな医師が運営する若者向けのグループホーム。エレンは常識はずれな規則に戸惑いながらも、次第に同じ症状に悩む仲間や医師に支えられていく…。本作はテレビ界のベテラン、マーティ・ノクソンが初の長編映画監督に挑戦した作品。“依存症”という精神病と真に向かい合い、ありのままの自分を受け入れることを覚えていく、1人の女性の姿が描かれている。ノクソン監督は、自尊心と向き合う辛さを誠実に描きながら、新鮮なユーモアも織り交ぜ、演出家としての才能を本作で発揮している。主演のリリーが、本作で女優としてのキャリアをさらに開花させているほか、『マトリックス』シリーズ、『ジョン・ウィック』シリーズのキアヌ・リーヴスや、キャリー・プレストン、リリ・テイラーなど豪華スターも共演している。『心のカルテ』は7月14日(金)よりNetflixにて配信開始。(cinemacafe.net)
2017年06月29日若きハン・ソロを主役とした『スター・ウォーズ』の新作スピンオフ映画から、監督のフィル・ロードとクリス・ミラーが降板した。撮影は今年2月から始まっており、監督たちとキャストの仲睦まじい集合写真がSNSに掲載されていただけに、驚きの展開だ。「The Hollywood Reporter」によると、撮影期間はまだ数週間残っており、夏の終わりには再撮影も予定されているというが、公開予定日の2018年5月25日(現地時間)に変更はないという。ルーカスフィルムの社長キャスリーン・ケネディは「フィル・ロードとクリス・ミラーは才能豊かなフィルムメーカーで、素晴らしいキャストとスタッフを集めてくれました。しかし、この映画におけるクリエイティブ面での見解が私たちとは異なることが明らかになり、別々の道へと進むことになりました。新しい監督はまもなく発表します」と声明を出した。フィル&クリスも、降板を「残念だ」とし、「僕らは通常、『クリエイティブ面での相違』というフレーズは好きではないんだけど、今回に限っては的を射た表現だね。キャストやスタッフの世界レベルの最高な仕事ぶりにはとても誇りに思っている」とコメントしている。(Hiromi Kaku)
2017年06月21日2016年、ジョナサン・ロス・ショーで熱唱するフィル・コリンズ(写真:Shutterstock/アフロ) シンガーのフィル・コリンズが8日、Facebookページで当日および翌日に予定されていたロンドン公演の延期を発表した。 コリンズは背中に受けた手術の後遺症で下垂足を発症し、歩行に障害がある。8日未明に目を覚ましたコリンズは、トイレへ向かう途中で転倒し、頭を椅子に打ちつけてしまったという。すぐに病院へ運ばれ、裂傷の縫合処置を受けたが、傷は目のすぐ近くにまで達していたとか。現在は24時間の監視下にある。 Facebookページに掲載されたメッセージは以下のとおり。 「フィルはファンの皆さんに心からの謝罪と感謝を送ります。10年ぶりの公演にあたって、彼はこの1週間素晴らしい時を過ごしてきました。皆さんの温かい励ましに感謝しきれません。戻ってこられることを楽しみにしています」 今回の公演は、11月26日、27日にそれぞれ順延されることが決定した。
2017年06月09日