海外旅行先としても人気の高いフィンランド。行ってみたいけれど、子連れで海外旅行は難しいと考えている人は多いのではないでしょうか? 確かにヨーロッパは物価が高いですが、その分治安も悪くなく、街の人々もやさしいので過ごしやすいのが魅力です。3歳の息子を持つ筆者が、昨年フィンランドを訪れ、あらためて「子どもと行きたい!」と思った場所、おすすめのポイントなどをご紹介します!■ヨーロッパのなかで一番近い国 「フィンランド」ヨーロッパは遠いというイメージがありますが、フィンランドは日本から直行便があり、フィンエアーを使えばヘルシンキまで9時間30分と、比較的短いフライトで行くことができる、ヨーロッパのなかで、一番日本に近い国。実はハワイよりもフライト時間が短いと思うと、ぐっと身近に感じられます。 フィンランドに行くと、バリアフリーが行き届き、スーツケースを持って移動がしやすいことに驚きます。トラムはなんと、ベビーカーに乗せた子ども連れの人は、大人も運賃が無料に。公共交通機関が子育て世代にやさしいというだけで、行きたい気持ちになります。 ヘルシンキ経由のフライトで、「ストップオーバー(途中降機)」を予約すると、最大5日間までフィンランドで過ごせるので、首都のヘルシンキを拠点に、気軽に地方に足を伸ばすのもおすすめ。そこで子連れで一番行きたいのが、昨年フィンランド第3の都市・タンペレにオープンした 「ムーミン美術館」 です。■注目スポット、世界唯一の「ムーミン美術館」30年前に誕生したムーミン谷美術館が、複合アート施設であるタンペレホールに移転するのを機にリニューアル。ムーミンの作者であるトーベ・ヤンソンの作品を常設展示する施設として、新たに誕生したのがこのムーミン美術館です。 この美術館で展示されているのは、主に1986年にトーベ・ヤンソンがタンペレ市に寄贈し、ムーミン谷博物館で展示されてきた約2000点の原画やスケッチ。小説9作品、絵本3冊の原画を中心に構成された、常設展『それからどうなるの?』は、本をめくるように次の展開にわくわくしながら先に進むことができます。 ここでおすすめなのが、展示に合わせた音声ガイド。日本語も含む6ヶ国語(スウェーデン語はトーベ自身によるもの)あるので、まだ文字が読めない子どもも物語をじっくり楽しむことができます。説明書きにも日本語があり、物語を知っていたらさらに楽しめますが、知らなくても十分楽しむことができるのも嬉しいところ。日本人のガイドスタッフもいるので、安心です。 またプロジェクションマッピングにより、動くニョロニョロに触るとニョロニョロに雷が落ちたり、ムーミンがでんぐり返しをする映像など、最新テクノロジーによる体験を通して、ムーミンの世界観を堪能できるのは、子どももきっと大喜び!さらに、彼女のパートナーであり、グラフィックデザイナーのトゥーリッキ・ピエティラによる30点の立体模型を展示。最大の見どころは、ムーミンの家のジオラマです。トーベとトゥーリッキ、そして医学生でムーミンの本が大好きだったベンッティ・エイストラの3人が遊びながら作ったというもので、ムーミンパパの部屋は船だったり、裏にある電気室のドアにはニョロニョロが描かれていたりと、遊び心にあふれています。 また併設のカフェレストラン「TUHTO(トフト)」では、ムーミンのコース料理を堪能できます。そのほかタンペレホール内には、日本語も含む世界のムーミンの書籍を閲覧できるライブラリーや、『ムーミンパパ海へいく』の世界観をイメージしたフォトスポット、そしてミュージアムショップもあり、1日中楽しめそうです。 © Moomin Characters ™■子どもと楽しめる 「タンペレ」の街歩きタンペレは、2つの湖に挟まれた美しい街。19世紀に誕生した、『マリメッコ』と並ぶテキスタイルブランド『フィンレイソン』を中心に街が発展したところで、築100年以上の建物が多く、美しい街並みも見どころです。 『フィンレイソン』の工場内には病院や学校、通貨まであったといい、そのなかの厩舎の跡地はタッリピハ厩舎跡として、雑貨店やカフェ、チョコレートやキャンディなどのお店が入っています。かわいらしい小さな小屋が立ち並び、公園もあるので、子どもと出かけるのにぴったりです。またタンペレの街を一望できる、19世紀にオープンした展望塔ピューニッキ展望タワー。もうひとつの楽しみは、タワー1階のカフェで食べられるドーナツ(フィンランド語でムンッキ)です。フィンランド一美味しいと評判で、1日1000個売れるほどの人気。ドーナツと展望台チケットのセット(4.5ユーロ)もあり、わざわざ行く価値があります。 そのほか、9つの常設展と8つの企画展が見られる、「博物館センター・ヴァプリーッキ」では、郵便博物館やゲーム博物館もあり、半日たっぷり遊ぶことができます。 © Moomin Characters ™■ヘルシンキで「ムーミン」探し!ヘルシンキに戻り、とっておきのムーミングッズに出合える場所へ。まず向かったのは、一昨年にオープンして以来、フィンランド、スウェーデンに次々とオープンしているムーミンカフェの1号店。ムーミンの絵本やブランコの椅子もあり、子どもが喜ぶこと間違えなし! 内装は1950年代の床がそのまま使われていたり、古い家具が並んでいるので、大人もおしゃれなカフェとして使いたくなる雰囲気です。 メニューには、サンドイッチやサラダ、フィンランド定番のシナモンロールやリコリスのケーキのほか、ニョロニョロのメレンゲなど、ムーミンのキャラクターが登場。ムーミンマグに入った飲みものを飲みながら、大人もゆっくりと過ごせます。 絵本の読み聞かせや、ぬり絵などのワークショップも不定期に開催。ムーミンの世界観のなかで、子どもと楽しい時間を過ごせます。人とはちょっと違う、ムーミングッズを買うならこんなお店もおすすめ。2016年にオープンした、キャンディのお店「sweet story」は、砂糖、水、シロップだけをつかった、シンプルで素朴なキャンディ。ムーミン柄のキャンディもあり、お土産にも喜ばれそうです。 かわいいテキスタイルで、日本でも人気の高いファッションブランド「イヴァナ・ヘルシンキ」。ショップの地下一階には、ムーミンをモチーフにした服やバッグもたくさん。子ども服はもちろん、一見するとムーミンとはわからないデザインで、大人も一緒にムーミンファッションを楽しめます。 そのほか、蚤の市ではムーミンのお宝グッズ、スーパーではお菓子や日用品など、ムーミン関連の商品を手頃な価格で見つけることができます。 ヘルシンキ内には、ムーミンの作者、トーベ・ヤンソンのゆかりのある場所もたくさん。トーベが子どもの頃によく遊んでいた公園や、暮らしていた家などをめぐる“トーベ・ヤンソンツアー”に参加すると、ムーミンが作られた背景をより理解できるかもしれません。 駆け足で巡る、フィンランド・ヘルシンキとタンペレ。帰国してからムーミンの絵本を楽しむと、より深く楽しめるはず。 子連れで楽しめる場所が、意外とたくさんあります。今後の旅行の候補地に入れてみてはいかがでしょうか?© Moomin Characters ™取材協力: フィンエアー Visit Finland(フィンランド政府観光局)
2018年09月24日豊かな自然が息づく美しい国、フィンランド。その中でもオーロラが見られるほどの北部に位置する“ラップランド”で生まれた〔PENTIK(ペンティック)〕は、フィンランドにおける3大ライフスタイルブランドのひとつです。日本でも今やスタンダードとして受け入れられつつある、北欧テイストを取り入れた暮らし。テーブルウェアや装飾雑貨にいたるまで、おしゃれなアイテムが多数そろう〔PENTIK〕のポップアップストアが期間限定でオープンします!松屋銀座開催期間:2018年9月19日(水)~25日(火)開催場所:松屋銀座3階リタズダイアリー前写真の〔スタジオコレクションポシオ〕は、創業者兼アーティストのアヌ・ペンティックによるデザイン。こちらの会場での先行販売です。洗練された雰囲気が大人っぽいですね♡この他にも、ナチュラルな風合いのリトアニアリネンやインド綿を使用したテーブルクロス、クッションカバーなど、ファブリック製品を中心におしゃれな雑貨が集まります。日本橋髙島屋開催期間:2018年9月19日(水)~10月2日(火)※最終日は18時閉場開催場所:日本橋髙島屋7階和洋食器写真の〔テーブルコレクションイロ〕はこちらの会場で先行販売。シックでありながら差し色がきいていて、どこか遊び心を感じるデザインがステキですよね♡この他にもテーブルウェアからファブリックまで、ベーシックなアイテムがたくさん!ぜひじっくり吟味して選んでみてください。松屋銀座開催期間:2018年11月14日(水)~27日(火)※最終日は19時閉場開催場所:松屋銀座7階ダイニングプロモーションそろそろ街にもクリスマスの気配が漂い始める11月。実は〔PENTIK〕が生まれたラップランドは、サンタクロースの故郷といわれているんですよ♪まさに“本場”発のクリスマスアイテムや、ウールのブランケット、トナカイ柄のテーブルウェアなど、冬にぴったりのアイテムが多数集まります。大丸札幌開催期間:2018年12月5日(水)~12日(水)開催場所:大丸札幌12月に入り、本格的にクリスマスの準備を始める方も多いのではないでしょうか。〔PENTIK〕には飾り付け用のオーナメントやテーブルウェア、心をこめて選びたいクリスマスギフトなど、自宅でパーティーを楽しむときにあれば盛り上がるアイテムがそろいます♡オンラインストアでも♡9月から〔SCANDEX〕で取り扱い開始残念ながら近くに店舗がない……という方に朗報です!なんと2018年9月から、〔SCANDEX(スキャンデックス)〕のオンラインストアでも〔PENTIK〕の販売がスタート♡〔SCANDEX〕では他にも〔iittala(イッタラ)〕や〔ARABIA(アラビア)〕など、日本でも安定した人気を誇る北欧ブランドの食器を多数取り扱っていますよ。オンラインストア〔スキャンデックス〕をもっと見るスキャンデックス銀座松屋で開催「ケーラーの世界展」開催期間:9月5日(水)~18日(火)開催場所:銀座松屋7階スキャンデックス売り場あわせてチェックしたいのが、銀座松屋〔SCANDEX〕で行われる「ケーラーの世界展~デンマークが誇る伝統とクラフトマンシップ~」。デンマーク創業の陶磁器ブランド〔KAHLER(ケーラー)〕の“ものづくり”に欠かせない、“伝統”と“クラフトマンシップ”に焦点を当てた特別展示です。会場では商品を購入できるコーナーもありますよ♪特別取り扱い品《Ursula(ウワスラ)》シリーズイエロー〔ロイヤルコペンハーゲン〕で廃盤になったデザインを〔KAHLER〕が2014年に復刻したもの。《ハンマースホイ》《オンブリア》《カオリン》《ユニコ》フラワーベース:《オマジオ》コインバンク:《スパーデュア》この他にもステキな器ばかりです♡期間限定で開催される、フィンランド発の大人気ブランド〔PENTIK〕のポップアップストア。ぜひ足を運んで、北欧ブランドらしい洗練された色合いや、あたたかみのある素材感などを確かめてみてくださいね♡秋冬のムードにぴったりの、運命の1点が見つかるかも……?
2018年09月09日今年の夏はいつも以上に暑さに厳しい夏でしたが、ここ数日、そよ風が心地よく過ごしやすい日が続いていますね。場所や時間によっては少し肌寒く感じるときもあり、リラックスする時には何かにくるまりたい気分です。そんな時に至福の時間を感じるブランケットがこちらです。そのブランケットは、LAPUAN KANKURIT(ラプアン カンクリ)。フィンランド西部の小さな町Lapuaで1973年に創業したテキスタイルメーカーです。その名前は「Lapuaの織り手たち」を意味し、専門スタッフたちの手で、天然素材にこだわった上質なテキスタイルを送り出しています。 その「ラプアン カンクリ」から鹿児島睦氏とのコラボ商品が登場です。フィンランドで「野生の花」の意味を持つ「VILLIKUKKA」というシリーズの一品は、ほっこりとした雰囲気で心温まるモチーフが魅力的。しっかりとコシのあるコットン生地は、通気性だけでなく保温性も高く、肌触りも抜群の優れもの。 これからの時期だと朝晩と日中の気温差が大きく、夜、のんびりとソファーでくつろぐ時、また朝、のんびりとボーッとしたい時にこのブランケットにくるまれるだけで幸せに感じます。 こちらは大きいサイズ。べとつきの少ないこのブランケットはソファーカバーとしてもオススメです。また、かごの目隠しなどインテリアとしても素敵です。 こちらは小さいサイズ。ショッピングモールでお昼寝中のお子さんのブランケットに、ソファーで好きな本を読むときのひざ掛けにも活躍しますね。 大きいサイズのブランケットは、140cmあるのでソファーやベッドでのくつろぎシーンにぴったり。小さいサイズは、90cmなのでひざ掛けにちょうどいいサイズです。滑らかで柔らかいコットン素材なので、一年を通して使用できるオススメのブランケットです。カラーは、2色。ホワイトブルーとホワイトローザの優しい色合いから選べます。 【LAPUAN KANKURIT x 鹿児島睦】VILLIKUKKA コットンブランケット65×90cm 7,560円(税込) [送料無料]90×140cm 10,800円(税込) [送料無料] 自然素材で心地よい、コットンのブランケットでおうちでくるまれる幸せを感じてください。 ARIGATO GIVINGより発売中です。
2018年09月06日東京は吉祥寺にある「CINQ(サンク)」。北欧雑貨を中心に集められたセレクトは、世代を問わず、高い支持を集めています。 今回は、その人気店で取り扱いのあるたくさんのアイテムの中から、夏の夜をきっと楽しませてくれる2つのアイテムをご紹介します。 蚊からしっかりガードしてくれる、心強い味方 丸いフォルムと素朴な作りがなんとも愛らしいこれは、フィンランドのブリキ職人さんによって一つ一つ作られている、蚊取り線香入れ。 清々しいまでの爽やかな印象を抱かせるフィンランドの森や湖ですが、夏になると蚊がたくさん飛び、とてもやっかいなのだそう。え!? と、その意外さに少し驚きますが、この「フィンランド 蚊取り線香入れ」に蚊をともにする環境であることを知ることで、私たちの暮らす日本との共通点が見出すのはモノに触れる喜びでもあります。 そんな夏の敵である、蚊。フィンランドに暮らす人たちにとっても苦手なのは私たち日本人と同じ。サマーコテージに出かけるとき、渦巻き型の緑の蚊取り線香を買っては、懸命に燃やしている人もいるようです。家のベランダや庭、アウトドアなど夏に大活躍してくれるアイテムです。 冷たいミルクに混ぜたら、出来上がり!カフェインレスのカフェベース とりわけ夏に重宝する、「milk coffee conc.」。カフェベースです。愛知県は豊田市を拠点に、“長く愛用できる、シンプルで素朴な生活雑貨と洋服の店”を営む『sabot』。毎日の暮らしに色を加えてくれるようなその店の、オリジナルアイテム「ミルクコーヒーコンク」は、decaffeinatedが採用されています。東京では『CINQ』で取り扱っている、このカフェイン抜きのコーヒーは、深夜の小さな子どもや妊娠中のかたへのプレゼントとしても最適! 作り方は簡単で、5倍のミルクで割るだけ。簡単でスピーディに美味しいカフェ・オ・レが出来上がります。アイスカフェ・オ・レももちろんいいですが、いつものバニラアイスクリームにかけて変化を楽しむのもいい。涼しく感じられる日にはホットミルクで作れば、また違う味わいに触れる喜びが得られるはず。ほのかな甘みが嬉しい夏、冷蔵庫に常備しておきたい1本です。 窓を開けたら蚊取り線香をセットし、冷えたカフェ・オ・レを作ったらスタンバイOK!大人も楽しい夏の夜、今夜は何をして過ごしましょうか。 フィンランド 蚊取り線香入れ ¥3,500 CINQmilk coffee conc. 500ml ¥1,400 sabot room03-422-26-8735(CINQ):Hiroshi Nakamurastyling:Saori Ikedatext : Akira Watanabe
2018年07月31日5月マリメッコのサマーパーティーに参加。 前日の夜に急にドレスを作ろう!という気になり、夜中の1時にスタート。型紙は作らず自分の身体に布を当てながら製作。 生地を裁断したあと、ミシンの調子が悪いのに気付き、直そうと試みたもの挫折。結局手縫いで作りました。所用時間約5時間。(ミシンを直そうとした時間込み) 朝型生活はできてません。。。 6月私のイメージを覆す形の葉を発見。まんまる。 巷で話題のBites Leblonのハンバーガーを食べる。海を見ながら外で食べるとなおさらおいしいです♫Bites Leblon H&MでNASA-Tシャツを発見。これを見てピンときたあのコに。私も気になり自分用にも購入。ペアルックを夢見て・・・ 海辺でのんびり。海と空と森と光りと鳥のさえずり。。。全てが綺麗。 7月白樺の花粉症の私。この時期になるとだいぶ症状は落ち着きました。この耳栓みたいな形の部分にきっと花粉がついているのだろう。 友人宅でハンバーガー作り。ソースや野菜の好みがそれぞれなので各自で好きなものを挟んで食べる手巻き寿司方式を採用。よくできました。 そして7月6日金曜日。夏休み前の最後のお仕事日。この日中に仕上げて終わらせる事が山済みで、珍しくほとんど休憩なく集中して作業。オフィスに居られるギリギリのところで仕事終了。 ホッとしたのも束の間。 や、やられた!!! 今年初の蚊に刺され。 「今年は蚊がいないねー♫どこいったんだ?」と友達と言い合ったのは数日前。 靴下とズボンの小さな隙間から。。。さすがのテクニック。 以上、今年のフィンランドでの日常をお届けしました。 MAIOHTA DESIGNmaiohta.com
2018年07月24日北欧の温かで洗練された空間でくつろげるお店「ROBERT’S COFFEE(ロバーツコーヒー)福岡大名店」は、黒いアイアンクラフトと店名が入った看板が目印。緑色のパラソルが目を引くテラス席もおしゃれで、風を感じながらゆったり過ごすことができます。店内は木を使った北欧家具が並び、温かな雰囲気でくつろげる空間になっています。香り高いコーヒーの香りに満たされ、癒やされる空間です。創業以来、最高のコーヒーと心を込めたサービスを提供2012年12月に福岡に1号店となる「ROBERT’S COFFEE 福岡大名店」がオープンしました。本国フィンランドでは、50店舗規模のチェーン店ですが、日本では福岡の2店舗のみの希少なお店です。「ROBERT’S COFFEE」は、1987年ヘルシンキでコーヒーの焙煎所とカフェを作ったことがルーツとなり、1992年にフィンランドとスウェーデンにコーヒーショップを開店。最高のコーヒーと心を込めたサービスの提供は、創業から変わらないスタイルです。フィンランドが誇るコーヒーを美味しい淹れ方で味わう「ROBERT’S COFFEE」では、フィンランドで焙煎したコーヒー豆を空輸し、一番美味しいエアロプレスでコーヒーを淹れています。「プレスコーヒー M(580円)」は、酸味が抑えられ、まろやかでやさしい上品な味わい。「アイスブルーベリーラテ M(580円)」は、ブルーベリーと牛乳、エスプレッソの3層になった新感覚ラテ。さっぱりしながらブルーベリーの甘さが後から追いかけてくる不思議さが人気のアイスラテです。味も香りも異なるコーヒーをその日の気分で味わえます。本国のレシピで作るスイーツがコーヒーにマッチ「シナモンロール(200円)」は、本国フィンランドのレシピで地元のパン屋さんにオーダー。中はしっとり柔らかく、シナモンとカルガモ入りのスパイスの美味しさが味わえるスイーツです。コーヒーのお供にちょうどいい味は、甘すぎずコーヒーにマッチ。そのほかのスイーツもフィンランドのレシピにこだわって作られ、季節ごとにコーヒーと相性の良いスイーツを用意しています。世界一のコーヒー好きが認めるコーヒーチェーン店「ROBERT’S COFFEE」の本国フィンランドは、世界一の消費量を誇るコーヒー好きとして知られています。そんなフィンランドで愛されているコーヒーチェーン店は、日本では福岡だけに出店。フィンランドと同じような規模の福岡で、地元に愛されるコーヒー屋さんとして根付いていきたいと、オーナーが直接交渉しました。コーヒーひとつひとつにテーマがあり、多様なメニューからその日の気分に合わせたコーヒーを、北欧気分で楽しめるお店です。「ROBERT’S COFFEE 福岡大名店」は、西鉄天神大牟田線「西鉄福岡駅」から徒歩7分ほどの距離で、アペゼビルの2階にあります。天神西通りを一歩入ったアクセスの良い場所にあるので、買い物ついでや、休憩、コーヒーを飲みながらの語らいに訪れてみませんか?スポット情報スポット名:ROBERT’S COFFEE 福岡大名店住所:福岡県福岡市中央区大名1-12-5 アペゼビル2F電話番号:092-725-8818
2018年07月03日サンダルを履くにはまだ肌寒いけれど、冬中定番だったスニーカーにも飽きてきた…そんな春から初夏の装いにうってつけなのがウッドクロッグ。フィンランド生まれの伝統的なサンダルはつま先や甲の部分はレザーでしっかりと覆われていて、素足で履いてもソックスを合わせて履いても、おしゃれな一足です。春ファッションのリフレッシュはもちろん、ワンマイルウェアや旅スタイルにも便利な、履き心地抜群のサンダルをご紹介。クロッグ 各¥14,000/Tallaウッドクロッグとはフィンランドの伝統的なサンダルで、木製のソールが特徴的。国内で唯一ウッドクロッグを生産するシューズメーカー『Talla(タッラ)』のクロッグはコロンとしたフォルム、ウッドソールとレザーのコンビーネーションのあたたかみのあるデザインが魅力です。首都ヘルシンキから車で一時間ほど離れた素朴な村・ミルスキュラに工房を構え、シューズは一足一足ハンドメイド。フィンランドらしいシンプルで洗練されたスタイルは、装いをさりげなくファッショナブルに仕上げてくれます。足裏にぴったりとハマる、フィット感ウッドソールはなんだか歩きにくそう…という懸念を一掃してしまう、包み込むような履き心地で、木の凹凸が足裏に驚くほどフィットします。アッパーには厚みのあるのレザーが使用され、きちんと感も演出。トウ部分が深いのでパンツやロング丈のスカートにも合わせやすく、ちらりと見えるソックスのバランスを楽しむのも◎。旅の一足としてもオススメで、行き帰りの機内や現地でのお出かけに重宝してくれるはずです。 Quorinest:Masatomo Murakamistyling:TAMAtext : Momoko Yokomizo
2018年05月10日チエ イマイ(CHIE IMAI)は、2018-19年秋冬コレクションを、東京・内幸町の帝国ホテルで2018年4月12日(木)に発表した。フィンランドの豊かな自然から着想今季は「MOSAIQUE de CHIE Blueberry fields forever」をテーマに、フィンランドの大自然をデザインに落とし込んだコレクションを展開。自然の持つ、大らかで幻想的な雰囲気とともにショーがスタートした。ワインカラーでシックに冒頭を飾るのは、シックなワインカラーのファーをあしらったルック。袖や裾を囲むようにラインを描いたり、ワンピースにポンポンで装飾したり、重みのあるカラーリングとは対照的な、ファーの軽やかな質感がウェアを彩っていく。光を反射してまだら模様のような複雑な色彩を描き出すケープの中にはレース時のミニドレスを合わせ、上品さの中にも可憐な表情が見えるようにバランスを取っている。華やかなフェミニティダークトーンから一転、ベビーピンクのドレスは春の訪れのように明るい空気感をもたらす。淡いキャメルのファーで首元を飾り、フレッシュなフェミニンさを表現。ピンクの軽やかさに、煌くボタンのディテールをプラスすることでより華やかに。雪のように白いファーのケープにも、ラインストーンなどの装飾を施し、煌びやかに仕上げた。最高級ファーであるミンクにバラの花の刺繍をあしらったコートは、ブラックのコートに鮮やかに咲く花々が映え、思わず目を惹くような存在感を放つ。レースやレザー素材などレース地を切り替えたコートは、大きめにデザインされた丸襟、ボリューム感を持たせた袖、ウエストからふわりと広がりを見せるフレアのシルエットで、清楚なエレガンスを提示。また、高品質なスパニッシュラムなどのレザー素材も登場。ジャカード地と組み合わせたスカートは、引き締まった表情で気品と知的さを同時に見せた。モザイク・ドゥ・チエはブルーベリーの柔和な色彩にフィナーレを飾るのは、チエ イマイのアイコンであるモザイク・ドゥ・チエ。フィンランドの豊かなブルーベリー畑から着想を得た、柔らかなブルーをメインにしたモザイク・ドゥ・チエは、穏やかで優しい表情が印象的。自然の色彩を纏ったショートジャケット、コート、ケープは、繊細な造形の金ボタンや、赤いファーのアクセサリー、はたまた、ベアのぬいぐるみなどをアクセントに、ソフトなフェミニンさを表している。
2018年04月15日太宰府天満宮では、フィンランドとつながりの深い2人の日本人アーティスト、陶芸家の石本藤雄と、写真家の津田直による「太宰府、フィンランド、夏の気配。」を、5月12日から7月1日まで開催。宝物殿では「実のかたち」と題し石本藤雄の陶器作品を、そして文書館では「辺つ方(へつべ)の休息」と題して津田直の写真作品を展示する。太宰府天満宮宝物殿企画展示室では、石本藤雄の陶展「実のかたち」を開催。石本は、1970年から現在に至るまで、ヘルシンキを拠点に数々の作品を発表してきた。フィンランドのライフスタイルブランド、マリメッコ(Marimekko)においてテキスタイルデザイナーとしての才能を開花させ、当時手がけたファブリックは今なお、世界中で愛され、多くの人々に使われ続けている。1989年以降は活動の軸足を陶芸へと移し、現在はフィンランドを代表する陶器メーカー「アラビア」のアート・デパートメント部門に構えるアトリエにて、陶の表現を追求。その作品世界の魅力は、人間を取り巻く広大な自然へ向けたまなざしから導き出されるモチーフと、独自の感性で施される色彩の豊かさにある。幼少期を過ごした故郷、愛媛県・砥部町での原風景は、フィンランドでの暮らしの中で触れてきた草木、花、生き物、海、陽射し、風、あらゆる自然環境と響き合い、石本作品の表情となって現れてきた。立体作品「冬瓜」©Chikako Harada/Fujiwo Ishimoto見どころは、会場中央に“ゴロン”と展示される、冬瓜をモチーフにした新作である陶の立体作品「冬瓜」。ヘルシンキ在住の石本にとっては馴染みの少ない冬瓜だが、その個性的な形に魅力を感じ、初夏をテーマにした本展のために初めて作陶のモチーフに選んだ。形に加えて特徴的なのは、使われている土と釉薬。テラコッタの質感をそのまま活かしたものや、艶のある黄色や緑色など、写実性にとらわれない石本の豊かな陶表現を間近で感じることが出来る。冬瓜モチーフは壁面に展示されるウォールレリーフと大皿にも登場する。ガラスケースに仕切られた壁面では、太宰府天満宮のシンボルである梅をモチーフにしたウォールレリーフを展示。石本の記憶に刻まれた梅の実のイメージを掘り起こし、かたどられた作品は、枝に実をつけたばかりの様子から熟して自然に落ちる光景まで、さまざまな姿を想起させる。ここにも、実物の梅にとらわれた写実的な表現に興味はない、という石本の作品世界が凝縮されている。会場の一角には、ヘルシンキでの制作風景やアトリエの様子を写真で見せるとともに、新作の角皿と丸皿を展示するためにアトリエに設置してある棚を再現。梅や冬瓜に加えて、南天やブドウ、ヤマモモの実が描かれた大皿を発表する。本展のために作陶された果実のオブジェも、太宰府天満宮宝物殿にて23点のみ限定販売する。© Nao Tsuda, Courtesy of Taka Ishii Gallery Photography / Film太宰府天満宮文書館では、津田直の写真展「辺つ方の休息」を開催。津田直は、日本だけでなく世界中を旅しながら、人間と自然の関わりを見つめ続けている写真家。行く先々で目の前に広がる風景に全身で向き合い、自然を切り取る、その独特なアプローチによって数々のランドスケープ作品を発表してきた。近年では、土着の信仰に支えられた聖域や独自の民族的文化を守り続ける集落での撮影、古代文明をたどるフィールドワークに基づく作品づくりにも取り組んでいる。2017年5月、冬から夏へと季節が移り変わる瞬間を追い求めたフィンランドでは、群島の岩場や岸辺から見つめた草木がいち早く夏の到来を察知して新芽を開く様や、人々が世代を超えて大切にしているという、短い夏を満喫するための小屋とそれを取り巻く自然の姿に、北欧の初夏を見出した。植物の息吹、氷が解けた湖面、陽の光や風、といった被写体に目を凝らして写し取った一瞬に、津田作品の世界観が感じられる。本展タイトルである「辺つ方の休息」の辺つ方(へつべ)とは、岸に近い方または岸辺を意味する古語。北欧の夏の始まりを撮影したのが、フィンランド南西部に位置するヴァーノ(Vänö)島の岸辺だったことから、この言葉を津田自身がノートに記していた。そしてもう一ヶ所、撮影のために滞在したユヴァスキュラ(Jyväskylä)にあるサマーコテージは、フィンランド人が夏の間の休息を楽しむ小屋であることから、「辺つ方の休息」というタイトルが生まれた。また、石本藤雄が手掛けたテキスタイルデザインの代表作「レポ(Lepo)」は、フィンランド語で「休息」という意味。今回のフィンランドでの撮影時には、現地の家庭で日常的に愛用されている「レポ」との出会いがあったという。「辺つ方の休息」というタイトルにはその記憶も込められており、本展会場の一部分に「レポ」の実物テキスタイルを用いた特製の座布団を並べ、くつろぎながら作品を鑑賞できるようにした。会場となる太宰府天満宮文書館は通常、一般公開されない施設で、本展期間中は特別公開。畳敷きの空間を活かして、大広間には津田の作品に合わせた特別な展示台を設計した。畳のサイズにぴったりとはまる展示台は、低くて平らなものもあれば、高さと角度のあるものもあり、岩場の多いヴァーノ島とユヴァスキュラの自然の中を歩くような気持ちにさせる仕掛けが。文書館の玉座にあたる空間に展示するのは、北欧の初夏の夕暮れをおさめた2作品。昼間の時間が徐々に長くなる夏のはじまりの一瞬だ。オープニングイベントとして、アーティストによるトークイベントを開催。本展会期初日である5月12日の13時から14時半には、本展のために来日する石本藤雄が、デザインジャーナリストの高橋美礼を聞き手に迎え、ヘルシンキで作陶を続ける日常と本展のために手掛けた新作について語る。5月13日の13時から14時半には津田直が、同じく高橋美礼を聞き手に、ヴァーノ島とユヴァスキュラの湖畔での撮影秘話や、石本との不思議な縁について、展示作品以外のスライド画像を交えながら語るスライドショー&トークイベントを実施する。どちらも宝仏殿・地下1階の講座室にて開催、申し込み方法など詳細は特設サイト()にて。それぞれの作家が向けるまなざしを通して、自然が息づく夏のはじまりが体感出来る展覧会をぜひ楽しんで。【展覧会情報】太宰府、フィンランド、夏の気配。石本 藤雄「実のかたち」展 / 津田 直「辺つ方の休息」展会期:5月12日〜7月1日会場:太宰府天満宮 宝物殿企画展示室・文書館住所:福岡県太宰府市宰府 4-7-1時間:9:00~16:30(入館は16:00まで)料金:宝物殿・文書館共通チケット 一般700円(600円) 高大生300円(200円) 小中生150円(100円)、宝物殿・文書館 それぞれ 一般400円(300円) 高大生200円(100円) 小中生100円(50円)※( )内は30名以上の団体料金、障害者手帳提示により付添者1名まで半額料金休館日:毎週月曜(6月25日は開館)
2018年04月11日6月末までの期間限定開催フィンランドのテキスタイルブランド「FINLAYSON(フィンレイソン)」の日本総代理店を務める、株式会社アンドフィーカは、六本木ヒルズにあるレストラン「Finland Kitchen Talo(フィンランドキッチン タロ)」において、コラボレーションフェアを開催します。「フィンレイソン」とは1820年創業の「フィンレイソン」は、古くから北欧フィンランドの家庭で愛用される商品を提供し続けている、テキスタイルブランド。寝装品をはじめとする上質なアイテムは、2014年の上陸以来、日本国内でも広く浸透しています。フェアの概要ウィンドウには花をデザインした「TAIMI(タイミ)」、壁紙には象柄の「ELEFANTTI(エレファンティ)」が施され、店内はフィンレイソンの雰囲気に満ちています。その他、来店特典のオリジナルステッカーの配布や、スタッフ着用エプロンの販売など、楽しみな企画が満載です。(画像はプレスリリースより)【参考】※フィンレイソン 公式サイト
2018年03月04日日本でもファンの多いテキスタイルブランドmarimekko(マリメッコ)。本社はフィンランドの首都・ヘルシンキ市内にあります。実はオフィスの隣にプリント工場があり、本社で働くデザイナーさんたちは、実際にプリントされる様子を間近で確認しながら作業しているんですって!今回、特別に工場の中を見ることができたので、その様子をお届けします。鮮やかなテキスタイルに世界中がラブコール!魅惑のプリント工場に潜入マリメッコは、フィンランドを代表するテキスタイルブランドとして、国内をはじめ世界中で愛されています。1951年の創業当時は今とは違うところに本社とプリント工場があり、お互いも離れた場所にありました。その後1970年代に現在の場所に工場を移転、80年代には隣に本社機能も移り、全ての印刷工程を本社の隣で行っています。マリメッコの本社には一般の人でも入れるショップやアウトレットが併設されているので、観光客からも人気の場所として知られています。でも、本社の隣でプリントを行っているという事実は、あまり知られていないかもしれません。プリント職人さんとデザイナーさん同士が、色やデザインについてよく話し合って進めることができるし、何よりも働いている人たちがお互いのことをよく知っている。そんな理想的な環境だからこそ、間違いが発生しても、すぐに解決できるのだとか。「“間違いはハッピーミステイク”。つまり、次に繋がることとして捉えています。工場と本社が近くにあることは、すごくいいことね!」と、案内してくれたスタッフの方が話してくれました。そんな、ポジティブオーラが溢れた工場を、特別に見せていただきました!2種類のプリント方法で、ドリーミーなテキスタイルが完成マリメッコのプリントは「ローリングスクリーン」と「フラットベッド」という2つの方法で行われています。「ローリングスクリーン」とはローラー型の印刷機で、近代化された技術。「フラットベッド」は板状の型を使うやり方で、伝統的な手法だそうです。それぞれに特徴があるので、柄によって使い分けています。どちらの場合も、ベースはコットンやリネンの白い生地。これに様々な色を乗せていきます。こちらは「ローリングスクリーン」のプリント工程。マリメッコで使われている全ての色は、「カラーキッチン」と呼ばれる場所で、基本の10色から混ぜ合わせてつくられています。これまで作られた色は全て記録してあり、アーカイブとして保管されているのだとか。例えば「青」と言っても、いろんな「青」がありますよね。もしもデザイナーさんがアーカイブの中で使いたい色が見つからなかった場合は、新たな色が作られるというわけです。こちらは「フラットベッド」の型。見ての通り、型には枠があるので、この手法で染めたものは境目がわかることも。でも、伝統的な手染め風のニュアンスが残るというメリットもあります。マリメッコでは、「フラットベッド」はパターンの大きい柄、「ローリングスクリーン」はウニッコなどの細かい柄をプリントしているそうです。プリントされたものは色を定着させるためにスチームをあて、洗って乾かします。最後にシワを伸ばしたら完成です。デザインした通りにきちんと仕上がっているかどうかは、人の目で検品されます。仮に少し違う部分が見つかったとしても、それらは決して捨てられることなく、シルバーグレード(B級品)としてショップやアウトレットで販売するのだとか。できたてホヤホヤのものを見せてもらいました。ここから様々な商品に加工されて、世界中のファンの元へ届けられます。本社にはショップやアウトレット、社員食堂も!マリメッコ本社の1階には「Maritori」という社員食堂があり、一般の人も利用OK!社員さんたちに囲まれてランチ、なんていう、なかなか体験できないひとときを過ごすことができます。楽しそうに食事をする社員さんを見ていると、素敵なテキスタイルが生みだされる理由が、なんとなくわかる気がします。そして冒頭にも書いたとおり、ショップやアウトレットも併設されています。ショップには新作をはじめ日本未入荷のものもあるので、マリメッコファンならぜひ一度足を運んで欲しい場所です。アウトレットにはかなりの品数がそろっていて時間を忘れてしまいそう!お財布のひもが緩みっぱなしになるので、そこは要注意です。40ユーロ以上お買い物をしたら、免税の手続きをお忘れなく。まとめいかがでしたか?マリメッコの商品に触れることがあったら、ぜひハッピーオーラが溢れるプリント工場と本社のことを、思い浮かべてみてくださいね。マリメッコのオフィシャルサイトはこちら!マリメッコ本社の社員食堂の詳細はこちら!取材協力:マリメッコ本社フィンエアー●ライター河辺さや香
2018年02月20日フィンランドで長く愛され続けるマリヤッタ・クレンニエミの児童文学を原作に、『星の見える家で』のサーラ・カンテル監督が映画化した『Onneli ja Anneli』(原題)が、『オンネリとアンネリのおうち』の邦題で6月に日本公開されることが決定した。オンネリとアンネリはとっても仲良し。ある日2人は、バラ通りで「正直者にあげます」と書かれた手紙とお金の入った封筒を拾い、そのお金で、バラの木夫人というおばあさんから夢のように素敵な水色のお家を買うことに。オンネリは9人きょうだいのまん中で、アンネリは離婚したお父さんとお母さんの間を行ったり来たり。2人の両親は忙しすぎて、自分たちがいなくても気づかない。「わたしたち、2人の家に住んでいい?」気難しそうなお隣さんや、魔法が使える陽気なおばさん姉妹、ちょっぴり変わったご近所さんと交流しながら、2人だけの楽しい生活が始まる。しかし、ある日お隣さんに泥棒が…。小さな女の子オンネリとアンネリ、2人に起こる事件を描いた本作は、本国フィンランドでは3週連続1位に輝き、その後シリーズ化された3作品はのべ100万人を動員、国民の5人に1人が観る大ヒットを記録。また、フィンランド・アカデミー賞 衣裳デザイン賞を受賞しており、フィンランドの家具やインテリア、食器や小物、ふたりおそろいの服…、何から何までとびっきりキュートな世界が広がっている。なお本作は、「トーキョー ノーザンライツフェスティバル2018」にて2月12日(月・祝)に先行上映も決定している。『オンネリとアンネリのおうち』は6月、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開予定。(cinemacafe.net)
2018年02月06日北欧フィンランドから東京都千代田区のフィスカース ジャパン株式会社は、フィンランドのインテリアブランドである「Iittala(イッタラ)」の公式オンラインショップを開設しました。「Iittala(イッタラ)」とは「Iittala(イッタラ)」のルーツは、フィンランド南部のイッタラ村で生まれたガラス工房です。流行に左右されないデザインは、個々の良さを生かしつつ、組み合わせることによりさらに魅力が増し、用途が広がることで有名。古くから支持される製品を作り続け、今では、生活を豊かにするブランドとして認知されています。充実したサイトへ公式オンラインショップでは、テーブルウェアやインテリアなど、様々なアイテムを扱っています。ポイントプログラムや、北欧インテリアに関する情報など、有意義なコンテンツ満載です。(画像はプレスリリースより)【参考】※イッタラ公式オンラインショップ
2018年01月15日2017年はフィンランド独立100周年。本国はもちろんのこと、日本でもさまざまな関連イベントが催されていたので、きっとご存知の方も多いことでしょう。そんなおめでたい年を祝して、フィンランドの人気ブランドでは100周年記念グッズを販売しています。ですが、それぞれのプロダクトにどんな思いが込められているかは、意外と知られていないかもしれません。そこで今回は、実際にヘルシンキのお店を訪ねてお話を聞かせていただきました。デザインの変遷がわかる、歴代アラビアの人気マグコレクションフィンランドを代表するテーブルウエアブランドの〔アラビア〕は、1880年代に陶磁器メーカーとして創業した歴史ある会社。老舗ガラスメーカーの〔イッタラ〕社の傘下に入ったことで、現在は1つのブランドとして世界中の人々から愛用されています。〔アラビア〕の“フィンランド独立100周年記念グッズ”は、〔アラビア〕社の歴史とデザインの変遷がわかる、歴代の人気マグコレクション。1910年代〜1950年代、1960年代〜2010年代(2000年代はナシ)の2種類があり、それぞれ5つのマグカップがセットになったスペシャルボックスとして販売されています。見比べると、時代を追うごとにデザインが変化していくのがよくわかります。例えば、60年代(右から3つめ)のものは線が細く、70年代(右)は線が太い。これは当時のデザインの流行が反映されているのだそうです。また、80年代(左)はアメリカ出身のデザイナーがエジプト文字にインスパイヤーされて描いたもの、90年代(右から2つめ)はフィンランドの有名デザイナーであるヘイッキ・オルボラ氏が手がけたポストモダンスタイル。このように、デザイナーによってもガラリと変わります。「現代では食洗機や電子レンジを使ったりするでしょう。だからデザインはそのままに、現代のライフスタイルに合うようにアレンジして、全てこの形になりました。このマグの形に合わせて歴代のデザインをもう一度ひき直したんですよ」(イッタラ・ストア・エスプラナーディストアマネージャーJouniさん)それぞれのマグは2017年が終わっても販売するそうですが、ボックスセットでの販売と底面の100周年の表記は2017年末まで。フィンランドでは、在庫がなくなり次第販売を終了するとのことです。世界的な建築家・デザイナーのアルヴァ・アアルトが1930年代に手がけた〔イッタラ〕の《ベース(花瓶)》は、フィンランドの美しい湖をイメージしたとも言われています。このように、フィンランドを象徴するプロダクトを2017年の限定色「ウルトラマリンブルー」で展開したのが、〔イッタラ〕の“フィンランド独立100周年記念グッズ”です。他にもタンブラーの《カルティオ》やプレート《カステヘルミ》など全9種類10点がありますが、取材した店舗ではキャンドルホルダーの《カステヘルミ》はすでに売り切れていました。フィンランド国内では、2018年1月末をめどに販売を終了するそうです。イッタラ・ストア・エスプラナーディフィンランドを深く知るきっかけになる、フィンレイソンのストーリーフィンランド最古の歴史を持つテキスタイルブランド〔フィンレイソン〕。2017年用に特別に作られたテキスタイルには、《ケスティット》(右)と《ピンッカ・プンッカ》(左)の2種があります。約100年前、〔フィンレイソン〕は病院のブランケットを手がけていたそうで、《ケスティット》は当時のジャガード織ブランケットの柄を元にデザインされたものです。また、《ピンッカ・プンッカ》は兵役時代へのオマージュ。実際にこの柄が現場で取り入れられていたかは不明ですが、規則的なチェック柄にわざと不規則なズレを施したのは、「フィンランド人は几帳面すぎるから、たまには少しだけルールから外れてみるのもいいのでは?」というデザイナーの遊び心が込められているのだとか。このデザインは以前から存在していましたが、2017年の特別バージョンとして発売されたのがブルー。いずれもフィンランド国内では、在庫がなくなり次第販売を終了するそうです。こちらはフィンランドらしいサウナグッズコレクション《タンミニエミ》。リネンやコットンが使われたシックな色合いは、現在のフィンレイソンのイメージと少し違う、と思う方がいるかもしれません。「もともとは落ち着いたトーンのものが多かったのよ。そういう意味で、“フィンランド独立100周年記念グッズ”はフィンレイソンの原点に戻った、とも言えるわね」と、スタッフのMilkaさんが教えてくれました。ちなみに商品のタグには、サウナをこよなく愛するフィンランドの前大統領、ウルホ・ケッコネン氏の写真が使われています。なお、こちらのコレクションは2018年以降も販売予定なのでご安心を。フィンレイソンエスプラナーディ店年秋に発売された新色も!やっぱり目が離せないマリメッコテキスタイルブランドのマリメッコは、《ルーツウニッコ》(上)、《ヴェルイェクセトゥ》(下)という新たな2種類のテキスタイルを“フィンランド独立100周年記念グッズ”のメインとして発表しています。《ルーツウニッコ》は、おなじみの《ウニッコ》柄をベースにしたもの。チェックのアレンジが施されたのは、《ウニッコ》誕生50周年の2014年ですが、2017年バージョンとして、新たにブルーが起用されました。また、兄弟を意味する《ヴェルイェクセトゥ》は、フィンランドの自然や人々の生き方をイメージされたもの。「人々が語り継ぐ神話やおとぎ話の世界観を表現したデザインです。フィンランドにとって森はとっても大切な存在。だから、そこに暮らす動物たちはみんな、兄弟や姉妹同然だと思っているんです」(PRスペシャリストLilaさん)《ヴェルイェクセトゥ》は各色ありますが、《ピンク×ブラック×ブラウン》は夕焼けの森をイメージしたものだとか。2017年秋に発売された新色です。定番のコレクションとして今後も続投するそうなので、展開が楽しみですね。マリメッコ本社なお、これまで紹介した100周年記念グッズの一部は、フィンランドの航空会社〔フィンエアー〕のホームページからオーダーが可能。日本まで届けてもらうこともできます。フィンランド100周年グッズを購入する限定グッズといえば、〔フィンエアー〕の機内でも〔フィンレイソン〕や〔マリメッコ〕のオリジナルデザイン商品を買うことができます。これらは“フィンランド独立100周年記念グッズ”ではありませんが、搭乗しないと手に入れることができない超レアアイテム!(上の2点)。なお、ホームページから購入できるオリジナル商品もあるので(下)ぜひチェックしてみてください。●ライター河辺さや香フィンエアー「まねしたい」がいっぱい。おしゃれで楽しいフィンランドの冬暮らし大自然のワンダーランド!家族で楽しむ冬のフィンランド
2017年12月21日北欧の国・フィンランドといえば、ほっこりかわいい雑貨や、デザイン家具、鮮やかなテキスタイルなど、センスの良いホームプロダクトが多いことで知られています。実は、日本に比べて冬の日照時間が短く、家で過ごす時間が必然的に長くなるという背景があるのです。そこでヘルシンキに住む女性に、家での過ごし方について教えていただきました。まさに“おうち時間を充実させるエキスパート”、まねしたい暮らしのセンスや工夫が満載です!“温かくて快適”な自宅こそが、冬に過ごしたい場所フィンランドの航空会社〔フィンエアー〕に勤めるMariさんは、首都ヘルシンキ郊外で2人の息子さんと旦那さんの4人、それに愛犬(写真)と暮らしています。国内外への出張が多いMariさんにとって、自宅は疲れを癒やし、心からくつろぐための大切な場所。特に冬は自宅のサウナ(※1)に入るのが、かけがえのない時間だそうです。「サウナに入ることは、冷えた身体をゆっくり温めるだけではなく、一人になって自分を見つめる大事な時間でもあるんです。普段は子どもたちと一緒に過ごすのですが、サウナだけは一人でと決めています。冬は特に気持ちがよくて好きだわ」(Mariさん)他にも、冬ならではの楽しみ方をたくさん教えてくれました。「フィンランドの冬は日が短いから、あっという間に暗くなっちゃう。だから、家の中でキャンドルを灯したり、暖炉をつけたり、インテリアとしてライティングを楽しんでいます。我が家にあるのは『ウインターライト』(写真)。小さなライトが連なってロープ状になったものをこう呼ぶんですが、単に部屋の中を明るくするという目的だけでなく、太陽が出ているような気分になれたり、賑やかな雰囲気になったりと、いろんな効果があるんです」(Mariさん)また、自宅にお友達を呼んで夕食を囲んだり、子どもたちとお菓子を焼いたり、温めた赤ワインやお茶をゆっくり飲んだりと、食卓周りでのお楽しみも多いそうです。「夕食を手作りして友人たちと小さなパーティーをするのが、ホリデーシーズンの定番。冬は肉やポテト料理など、比較的どっしりしたメニューを作りますね。テーブルウエアは〔マリメッコ〕(※2)がお気に入り(写真)」(Mariさん)Mariさんいわく、フィンランド人にとって〔マリメッコ〕は幼い頃から慣れ親しんできたもので、いつも人々に喜びを与えてくれる存在なのだそう。鮮やかなコントラストで部屋の雰囲気を明るくしてくれたり、ときにはシックな色使いが気分を落ち着かせてくれたりと、色柄の違いによって様々な効果があるそうです。Mariさんの食卓はとってもカラフルで、見ているだけで楽しそうな様子が浮かんできます。「今フィンランドでは、欧米でも流行している『hygge(ヒュッゲ)』がキーワードになっています。デンマーク語が由来の言葉で、『気楽にくつろぐ』という意味です。どうやったらヒュッゲを実現できるか、いかに居心地のいい場所にできるか、自分の家に対してもまさにそんな風に考えています」(Mariさん)夏はアクティブに、冬はゆっくりリラックス。こんなメリハリのある生活が好きマリメッコ本社に勤めるLilaさんも、冬暮らしを楽しんでいる女性の一人。「冬の楽しみにしていること、たくさんあります。例えばジュースとスパイスと一緒に煮込んだホットドリンク『グロッギ』を大きなマグで飲んだり、週末にパンを焼いたり、水彩画を描いてみたり……。ゆっくり本を読むのも好き。家の中にいる時間が長いから、居心地のいい雰囲気になるようにインテリアにも気を遣っています」(Lilaさん)インテリアで特にLilaさんがこだわっているのは家具選び。長く使えて生活の質が上がるようなものをじっくり厳選します。そのほとんどが木材だそうです。「だから家具はめったに買い替えないけれど、ファブリックで季節感を出すようにしています。ときには〔マリメッコ〕で好きな生地を買って(写真)、クッションカバーやカーテン、テーブルクロスを手作りすることもあるの。それ自体も私流の冬の楽しみ方ね。フィンランドの冬ってとにかく暗いの(笑)。だから、みんな比較的明るい色を好むんだと思う。自分が着たりインテリアに取り入れたり、きれいな色に囲まれて過ごすといい気分になるわよね」(Lilaさん)「夏は日が長いから、外へ出かけていってアクティブに過ごすのが向いている。反対に冬は、家でリラックスしてゆっくり過ごす。私はフィンランドの1年って、生活にバラエティがあっていいなって思っているの。自分にとっても変化があるから、楽しいわ」(Lilaさん)季節の違いを楽しむことで、生活が豊かになる今回お話を聞いたお2人は、自宅に長く居る時間を満喫している様子がとても印象的でした。日本でもまねできそうなことがいくつかあったのではないでしょうか。ぜひお2人のようにとっておきを見つけて、冬の“おうち時間”を楽しんでみてください。※1寒冷なフィンランドでは、多くの一般家庭でサウナを備えています。※2フィンランドを代表するテキスタイルブランド●ライター河辺さや香フィンエアーマリメッコ本社終了間近!フィンランド独立100周年記念のかわいすぎる限定グッズ大自然のワンダーランド!家族で楽しむ冬のフィンランド
2017年12月21日先日、コオロギをふんだんに使ったパンがフィンランドで発売された。「虫が入ったパンなんて絶対に食べたくない」と嘆く人もいるかもしれない。なかには、見たくもないとか、思わず拒絶反応を示してしまう人は多いだろう。そもそも「虫を食べる文化」がない人々にとっては、まず虫を食べようという発想すら浮かばないものである。でもそれ以前に今、なぜ虫を食べる必要があるのだろう?そのストーリーを知れば、あなたの固定観念が少しだけ揺らぐかもしれない。「虫は有益な食材になり得る」と国連機関が決めたワケ実は「虫を食べる」という行為は各国で古くからある慣習。今後それが私たちの日常食になるとして、近年世界的に注目されている。2050年、地球で暮らす人口は90億人を超えるとされ、人類は食糧危機を迎えるといわれている。食糧危機を引き起こす数多くの要因のうち、人口増加、気候変動がもたらす異常気象による農作物の不作などがあるが、その解決策の一つとして国連食糧農業機関(FAO)が2013年に昆虫食を「有益な食材になり得る」と推奨したことをきっかけに、世界的に見直されることになった。今年5月スイスでは法律が改正され、特定の虫を食用として販売することが認められたほか、2018年1月よりEUでは昆虫の取引が自由化されるという。その一方で、ここ日本で実際に試してみようと思う人は、まだ多くはなさそうだ。それでは、虫の気配を感じさせない、こんなお洒落なパンだったらどう思われるだろうか。フィンランドの朝ごはんの新定番は「コオロギ・トースト」?実際にいまでも世界では、1900種以上の昆虫を摂取する人が、すでに20億人存在するという。つまり、その20億人にとっては、虫を食べるという行為は「常識」なのだ。自分にとっての「普通」は、必ずしも他者にとってそうではないばかりでなく、時代や状況、経験などとともに少しずつ変化していく。なにより、そんな私たちの意思とは関係のないところで、現在多くの人間たちに忌み嫌われている虫たちが、将来私たちの救世主となる時代がやってくる。とはいえ、ゴキブリや蛆、カブトムシの幼虫、シロアリの卵を口に入れる場面を想像するだけで、筆者はやはり身の毛がよだつ。しかしそれはおそらく、ステレオタイプな昆虫食のイメージが強く染み付いているからで、その実体験がないからかもしれない。現在は日本国内でも様々な昆虫料理が考案され、料理店もでき始めている。たとえば以前「TOKYO GOOD FOOD」で紹介した新宿区高田馬場にある「米とサーカス」。このような虫を使った食品や料理がどんどん生み出されていけば、きっと虫を食べるという行為自体が、新たな価値観やライフスタイルとして、今後私たちの生活に取り入れられていくかもしれない。少しでも興味を持った方は、一度試してみてはどうだろうか。***FazerWebsite | Facebook | TwitterAll photos by FazerText by Sara SugiokaーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!「未来のごちそうは、虫ごはん」。スイスから学ぶ、人類が「肉」を「虫」と入れ替えなきゃいけない理由。 スイスの大手スーパーに並ぶのはなんと…“虫”バーガーに“虫”団子。「気持ち悪い」が多くの人の素直な感想なのではないだろうか。しかし、私たちの意思に関係なく、日本の...
2017年12月15日今年、民主主義の独立国として100周年を迎えるフィンランド。このアニバーサリーイヤーを記念し、フィンランドブランドが一堂に会して独立100周年を祝うポップアップイベント「FIN/100」が、東京ミッドタウンの21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3にて、独立記念日である12月6日から25日まで開催される。本イベントは、フィンランドデザインのプロダクトを展示、販売するショップだけでなく、訪れる人々がフィンランドの価値観や情報を交換し、相互に理解できるようなカンバセーションが生まれるニュートラルな場所を作り上げた。 これまでフィンランドブランドを牽引してきたブランドから、新進のフレッシュなブランドまで参加し、「SININEN HETKI/BLUE MOMENT」をコンセプトとして、キュレーションされた空間に8ブランドの商品が並ぶ他、本イベントに共感するデザイナー、アーティストとともに3つの特別商品が展開される。「FIN/100 BLOCKS」(6,500円)フィンランドのアーティストやデザイナーの作品を広く紹介することを目的としたアート、デザイン、クラフトに特化したコンセプトストアのロカル(LOKAL)から、グラフィックデザイナーのハンナ・コノラ(Hanna Konola)による、インテリアのアクセントとしても印象的なブロックの特別版「FIN/100 BLOCKS」(6,500円)を100個限定で発売。模様の中に平仮名の文字が取り入れられ、並び変えれば「ふぃん/100」の文字が出現する。「SEKAMETSÄHUIVI(FINNISH FOREST SCARF)」(2,500円)アーティストのカンパニー(Company)は、本イベントのために描きおろした、オリジナルドローイングによるスカーフ「SEKAMETSÄHUIVI(FINNISH FOREST SCARF)」(2,500円)を300枚限定で販売。こちらはギフトラッピングとしても使用できる。「HAPPY FIN/100 POSTER」(5,000円)デザイナーデュオのロナン&エルワン・ブルレックは、デザインをする上で大切にしているプロセス、ハンドドローイングのスケッチを厳選し、彼らの直筆サイン入りシールつき限定のポスター「HAPPY FIN/100 POSTER」(5,000円)を販売。こちらは全5種類、各20枚限定発売。また、イベント会期中は、フィンランドセンターが招待するアーティストによるワークショップ、新作デザインやプロジェクトの発表など、大小さまざまなフィンランドにまつわる「100のできごと」を実施。12月7日は、ミナ・ペルホネン(minä perhonen)の皆川明によるトークイベントを開催。アルテックとのコラボレーションや、アルテックヘルシンキストアでのポップアップトア、そしてフィンランドと日本の暮らしと文化など、皆川明が考えるフィンランドを語る。その他、9日はヘルシンキで誕生したテキスタイルブランドのカウニステによるワークショップ、11日は「ヨハンナ・グリクセン DAY」と題したワークショップとトークイベント、15日はデザイナーのダニエル・リーバッケンによるトークイベント、16日は書籍『カイ・フランクへの旅 ”フィンランド・デザインの良心”の軌跡をめぐる』の発売記念トークイベント、20日には無印良品とエル・デコのトークイベント、22日はフィンランドの豊かな自然をたっぷりと含んだボタニカルな味わいが魅力のジン「キュロ ナプエ(Kyrö Napue) 」を、イッタラのグラスで楽しむワークショップを行う。他にも、Company、Daniel Rybakken、Johanna Gullichsen、Laura Väinölä、MUSUTA、Riitta Ikonen、Sami Tallberg、Timo Wright、今村玲子、岩井謙介、岩間洋介、IMA、上原かなえ、カウニステ、川合将人、小西亜希子、島塚絵里、関本竜太、高橋正明、中林友紀、野村空人、萩原健太郎、深澤直人、福田利之、堀 綾子、前村達也、森 百合子、山口太郎、横尾香央留、a fleur、和田菜穂子など、様々なクリエイターやブランドが参加。なお、「100のできごと」の詳細、参加募集情報は特設サイト()にて公開。フィンランドが100年の年月で積み重ね、築き上げてきた暮らしや文化、これからのフィンランドが垣間見られるはずだ。【イベント情報】FIN/100会期 : 12月6日〜12月25日会場 : 21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3住所 : 東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン内時間 : 10:00〜19:00会期中無休
2017年12月06日松屋銀座で12月12日まで株式会社松屋は、松屋銀座において「ライフ イン フィンランド」を開催中です。2017年12月12日(火)まで全館にわたり実施します。フィンランド大使館との共催イベント長年、北欧のインテリアコーナーの充実などに尽力してきた同社が、フィンランドのライフスタイルに注目して、その魅力を紹介するイベントを開催します。今年はフィンランド独立100周年にも当たり、同国大使館商務部との共催です。イベントの概要各フロアには、日本でもなじみ深いブランドの記念アイテムや期間限定販売の雑貨など、関連商品が揃っています。また、8階MGテラスに特設スペースが設けられ、フィンランド式薪式テントサウナの展示などから、フィンランド人の生活を身近に感じることができます。(画像はプレスリリースより)【参考】※ライフ イン フィンランド 紹介ページ松屋銀座 ホームページ
2017年12月01日「フィンランドの朝ごはん」(1,500円)“朝ごはんを通して世界を知る”がコンセプトの、東京・外苑前にあるカフェレストラン、ワールド・ブレックファスト・オールデイ(WORLD BREAKFAST ALLDAY)は、「フィンランドの朝ごはん」(1,500円)を12月5日から2018年2月4日まで提供する。クリスマスシーズンに合わせてスタートする、ワールド・ブレックファスト・オールデイの「フィンランドの朝ごはん」。フィンランドでは、寒くて小麦がよく育たないため、寒さに強いライ麦を育てており、朝ごはんにはライ麦で作ったパンを数種類食べる。中でもフィンランドの国民的な料理として人気なのが「カルヤラン・ピーラッカ」。ミルク粥をライ麦の生地で包んだパイに、卵とバターで作るムナボイをのせていただく。今回はクリスマスシーズンによく食べられるビーツと根菜のサラダの「ロソッリ」に、サーモンの塩漬けやチーズと合わせてワンプレートにした。期間中はクランベリージュースにスパイスを入れたホットドリンク「グロッギ」といった、フィンランドの国民的なドリンクやデザートも。また、ワールド・ブレックファスト・オールデイではフィンランドにまつわるイベントも開催予定。
2017年11月29日ディノス・セシールが、北欧を代表するテキスタイルブランド「Finlayson(フィンレイソン)」とディノスとのコラボレーションによって、日本では初めてとなる、同ブランドの収納ボックスやランチョンマットなど全5シリーズを、9月30日より、ディノスオンラインショップ内のフィンレイソン特集サイトおよび、インテリアカタログ「ディノスウィズ2017冬号」にて、発売中です。フィンレイソン 樹脂製前開き収納ボックス(写真上)税抜価格:4,800円(2個組)、6,800円(お得な3個組)柄:ムート(100周年)、エレファンティ(象)フィンランド独立100周年を記念して作られた日本限定の特別なテキスタイル「ムート」と、半世紀ほど前にデザインされた「エレファンティ」が、出し入れしやすい前開きタイプの収納ボックスにプリント。リビングや子供部屋のサブ収納、キッチンのストック収納におすすめです。4段階で開閉ができ、蓋を開けたまま固定することも可能です。フィンレイソン 樹脂製ランチョンマット税抜価格:4,800円(同色4枚組小)、5,000円(同色4枚組大)柄:コロナ(レッド)、コロナ(グレー)、アヤトス(パンダ)“思考するパンダ”を大胆にパターン化した「アヤトス」と幾何学的でスタイリッシュな「コロナ」の2柄をラインナップ。このランチョンマット一枚で食卓のお洒落度がアップします。ポリプロピレンなので、水滴や汚れもさっと拭くだけできれいになり、お手入れも簡単です。フィンレイソン 水に強い樹脂製多段チェスト税抜価格:5,100円(4段スリム)、6,000円(5段ワイド)、7,900円(4段ワイド)、9,250円(5段ワイド)柄:コロナ(ブルー)、コロナ(グレー)、コロナ(ベージュ)スタイリッシュで飽きのこないデザインのコロナ柄で、水に強い樹脂製多段チェスト。お部屋にあわせてサイズを選べる、幅34cmのスリムタイプと幅54cmのワイドタイプと、さらに引き出しも4杯と5杯がラインナップしました。フィンレイソン 樹脂製ファイルケース4 個組税抜価格:4,900円(スリム)、5,400円(ワイド)柄:タイミ(ピンク)、タイミ(グレー)、ヴィザルス(鳥)明るいトロピカルフラワーに囲まれた小さなハチドリがモチーフの「ヴィザルス」とフィンレイソンのクラシックなパターンで小さな花という意味の「タイミ」を、2柄3色展開する樹脂製ファイルケース。4つ並べると1枚の絵になり、インテリアのアクセントにもなります。フィンレイソン アクリル製水はねガード税抜価格:8,900円(幅76cm)、9,900円(幅92cm)柄:タイミ(ホワイト)高級感のある、すりガラス調のアクリル素材に、「タイミ」柄をあしらった、アクリル製の水はねガード。対面キッチンの気になる手元をさり気なく隠すのと同時に、リビング側の水はねを防ぎ、北欧デザインがさり気なく生活感もカバーします。問い合わせ先ディノスTel:020-343-774(9時~21時、携帯・PHS可)
2017年10月05日フィンランドの“育児パッケージ”を知っていますか? 福祉大国のフィンランドでは、出産を控えた妊婦さんに、赤ちゃんに必要なベビー服や小物、ケア用品などのベビーグッズ1年分が無料で贈られるうれしいシステムがあります。※こちらは「FINNISH BABY BOX」のオリジナル版以前にフィンランド大使館で育児パッケージのお披露目会があり、実物を見てきました。やさしいパステルカラーの北欧デザインのおしゃれなベビー服とグッズがぎっしりと詰まったボックスをもらえるなんて、「うらやましい!」と思ったのを覚えています。妊婦さん、そして家族も嬉しい育児パッケージが日本で買える唯一のオンラインショップが「FINNISH BABY BOX」。育児中のパパ3人がはじめたという「FINNISH BABY BOX」のCEOヘイッキ・ティーッタネンさんと、PR兼通訳のミッコ・コイヴマーさんが来日した際に、話を聞いてきました。※写真左がミッコさん、右がヘイッキさん 育児パッケージが届いたときの感動。親になる実感、育児の楽しみを伝えたいヘイッキさんは、6歳、4歳、2歳の子どものお父さん。初めての出産を控えたときに育児パッケージが届き、その中身に感動。自分がパパになることを改めて実感したと言います。ヘイッキさん自身は3人のお子さんが産まれた後に、それぞれ育児休暇を取得。3人合わせて、合計14カ月間育児休暇を取ったそうです。「育児休暇中は、奥さんは仕事に復帰していて、私が子どもの世話をしていました。育児は大変なことも多いけれど、すてきなこと、楽しいこともたくさんある。それを育児パッケージで伝えていきたい」ヘイッキさんと同じように子どもがいる3人のパパが集まり、2014年夏に「FINNISH BABY BOX」がスタートしました。初めはアメリカ、カナダ、中国など11カ国から注文を受けました。日本での販売が始まったのは、2015年の夏から。今では注文の約4割が日本からという人気ぶりで、世界81カ国から注文を受けているそうです。※こちらは「FINNISH BABY BOX」のムーミン版「FINNISH BABY BOX」は、その国の気候や気温、月齢に合わせて中身をセレクト気になるのが、その中身。フィンランドと日本の気候やライフスタイルは大きく異なるので、どういうふうに中身をセレクトしているのかが気になります。「その国の気候や気温、赤ちゃんが冬を迎える時期に生後何カ月になるか、注文を受けるときに確認して、中身を選んでいます。最初は、フィンランド政府が作ったパッケージをまねていましたが、それではいろいろな国の人のニーズに対応できない。たとえば、冬が寒いフィンランドのアウターは、東京で使うには厚手すぎる。またお客さんからのフィードバックも大事にしています。フィンランドでは、新生児でも上からかぶるタイプの服が多いですが、日本はラップタイプが主流です。またフィンランドでは、足付きロンパースやサスペンダー付きのパンツが一般的ですが、日本ではつま先がないもの、普通のパンツが多い。お客さんのニーズに合わせて、中身もバージョンアップさせています」一番の魅力は、北欧らしいおしゃれでカラフルなテキスタイル。トップスやパンツは、1枚で2〜3通りの組み合わせができるよう、柄物と無地のものがバランス良くセットされています。このとき見せてもらった柄は、スイカと鳥の羽根。他にはない個性的な柄、またビビッドからスモーキーなカラーまで、色のセンスも抜群です。ちなみに、男女両方の赤ちゃんに使えるよう色も偏りなく入っています。オリジナル版に加え、ここでしか買えないアイテムが揃うムーミン版も「FINNISH BABY BOX」では、オリジナル版(5万4000円)に加え、ムーミン版(6万9000円)も販売しています。オリジナル版には、日本にまだ上陸していないブランド「reima」(レイマ)社のアイテムが数多く入っているそう。「reima」は、高品質でプレミアムなブランドとして、フィンランドで人気のブランドです。ムーミン版のアイテムは、ほとんどがオリジナルで、「FINNISH BABY BOX」でしか購入できないものばかり。日本でよく見るムーミンとひと味違い、珍しい柄や個性的な表情のムーミンがなんとも魅力的です。お値段は少々高めですが、46、7点ものグッズが入っていること、質の高いベビーウェアやグッズを厳選している、日本未入荷の服やアイテムが手に入るプレミアム感を考えると、決して高くないように思います。また、育児パッケージ一式が入った箱は、ベビーベッドとして使えます。中にマットレスがついていて、付属のベッドシーツをかければ、そのままベッドに。箱は頑丈な紙でできているので、ベビーベッドとしての役目を終えたら、おもちゃ入れや道具入れ、また処分するのが簡単なのもうれしいポイントです。今後については、「0歳から1歳までのものだけでなく、幼児(1歳~2歳くらい)のボックスも作りたい。また個人の方以外にも、自治体や企業にも出産のギフトとしてぜひ採用してほしい」と話してくれました。出産を控えている人はもちろん、友人同士で合同の出産祝いを考えている人、おじいちゃんおばあちゃんからのギフトとしてもぴったりな育児パッケージ「FINNISH BABY BOX」をぜひチェックしてみてください。「FINNISH BABY BOX」<写真・文:フリーランス記者武田由紀子>
2017年09月25日映画『希望のかなた』が2017年12月2日(土)より公開される。「難民問題」に向き合うヒューマンドラマ『希望のかなた』は北欧フィンランドの首都・ヘルシンキが舞台。生き別れの妹を探すシリア難民の青年カーリドは、“いい人のいい国”だと聞いていていたフィンランドで、無常にも難民申請を却下され、ネオナチからのいわれのない暴力にさらされる。そんな中、レストランオーナーのヴィクストロムをはじめとする市井の人々が救いの手を差しのべ、彼らの小さな善意に救われるという物語だ。世界が忘れかけている“当たり前”の人間性を、辛辣なユーモアと無償の優しさをもって描いたヒューマンドラマとなっている。なお本作は、2017年のベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞した。フィンランドの名匠がメガホンを握る監督は“フィンランドの名匠”と呼ばれる、アキ・カウリスマキ監督。社会への深い洞察を得意とする彼は、前作『ル・アーブルの靴みがき』で“港町三部作”と名付けたシリーズ名を“難民三部作”に変え、今回の『希望のかなた』で全世界の課題となった「難民問題」に向き合う。シリア人のキャストを起用カーリドを演じるのは、シリア人俳優シェルワン・ハジ。映画初主演ながら、ダブリン国際映画祭にて最優秀男優賞を受賞した注目の俳優だ。そして、サカリ・クオスマネン役のヴィクストロムを始めとする、個性的なカウリスマキ組の常連役者と監督の愛犬・ヴァルブも出演している。ストーリー内戦が激化する故郷シリアを逃れた青年カーリドは、生き別れた妹を探して、偶然にも北欧フィンランドの首都ヘルシンキに流れつく。空爆で全てを失くした今、彼の唯一の望みは妹を見つけだすこと。ヨーロッパを悩ます難民危機のあおりか、この街でも差別や暴力にさらされるカーリドだったが、レストランのオーナーのヴィクストロムは彼に救いの手を差しのべ、自身のレストランに雇い入れる。そんなヴィクストロムもまた行きづまった過去を捨て、人生をやり直そうとしていた。それぞれの未来を探す2人はやがて“家族”となり、彼らの人生には希望の光がさし始める…。【作品詳細】『希望のかなた』公開日:2017年12月2日(土)監督・脚本:アキ・カウリスマキ出演:シェルワン・ハジ、サカリ・クオスマネン原題:TOIVON TUOLLA PUOLEN / 英語題:THE OTHER SIDE OF HOPE配給:ユーロスペース© SPUTNIK OY, 2017
2017年09月23日コロンと可愛いシルエット、鮮やかな発色が目を引くフィンランド発のバッグブランド「LUMI」(ルミ)。フィンランド語で「雪」を意味するLUMIは、ラルフローレンのバッグデザイナーを経験したフィンランド出身のサンナ・カントラと、ティファニーの時計アートディレクターを経験したフランス人デザイナーのブルーノ・ボーグランによるブランド。2000年に誕生したLUMIは雪の結晶を象徴に、いつまでも色褪せることのないレザーバッグブランドとして人気を博しました。現在ヨーロッパを中心に世界 25 カ国以上で展開されています。カラフルでそんなスタイルにも合わせやすい LUMI のアイコンバッグである「スーパーマーケットバッグ」や、LUMI のものづくりの原点である“サスティナブル”なコンセプトを持つユニセックスな「ナチュラルライン」など、一貫して北欧らしいシンプルで控え目ながらも美しいデザインとその機能性で愛されています。6月に渋谷のセレクトショップDESPERADOで開催されたポップアップでもその人気が伺えました。日本での正式販売は今シーズンから。いよいよ9月13日より、大阪からポップアップが始まります。実物を見ることができる機会を見逃さないで!大阪場所:大丸心斎橋店 北館 B1F アンテナプラス u大阪市中央区心斎橋筋 1-7-1日程:2017年9月13日(水)〜19日(火)展開アイテム:レディースコレクション東京フィンランド大使館主催 『Lifestyle Finland/Pop-up Shop @aoyama』展示&ポップアップショップ日程:9月21日(木)〜22日(金)場所:青山クリスタルビル B1,B2 Lounge by T&G内東京都港区北青山3丁目5-12アイテム:レディース&メンズコレクション東急百貨店本店日程:10月5日(木)〜11日(水)場所:東急百貨店本店 2階 特設スペース東京都渋谷区道玄坂 2-24-1アイテム:レディース&メンズコレクションLUMI 2017 AW イメージヴィジュアル
2017年09月12日フィンランド語で「雪」を意味する「LUMI(ルミ)」は、フィンランド発のバッグブランド。雪が連想させる「白」という色のように、誠実で平等、無垢をテーマとしたバッグを製作し続けています。フィンランドで愛され続けるLUMIのアイテムが、2017年秋冬コレクションより、日本でも正式に販売されることが決定。それに先駆けて、渋谷のセレクトショップDESPERADOではLUMIの最新アイテムを手に入れることができるポップアップストアが開催中です。会期は6月25日(日)までと短いので、気になった方は渋谷へ急いで!個性を出すカラフルレザー2000年にスタートし、ヨーロッパを中心に世界20ヶ国以上で取り扱われるLUMI。そんなLUMIのバッグは、豊富なカラーリングと北欧らしいミニマルなデザインが人気です。その多様な個性は一つとして同じものはない、雪の結晶を象徴としています。会場ではLUMIの哲学を十分に感じられる、2017年春夏コレクションがいち早くお披露目中。LUMIの代表的とも言えるバッグ「SUPERMARKET BAG」は、名前の通りスーパーのビニール袋をモチーフにデザインされたバッグ。レザーのツヤ感とポップな色合いが相性抜群です。写真は定番の3色。サイズは、写真右端のX-Small(¥21,000+tax)から写真左端のX-Large(¥40,000+tax)まで幅広い5サイズ展開です。手触りの良い柔らかな「シープスキンナッパ 」を使用した、VIVID LINEは手のひらに収まるサイズ感がキュートなLUMIの革小物ライン。ガマ口のようなデザインの「AURORA JEWELRY PURSE(¥3,200+tax)」 はジュエリーポーチや小銭入れに幅広く使えます。フィンランドのオーロラをイメージしたという、カラフルな色合いが目にも鮮やか。その数なんと30色!二つのカラーを取り合わせた花びらのようなお財布は、男女問わず使い勝手が良いアイテム。キャンディのようにヴィヴィットなカラーリングから、落ち着いたネイビーやブラックのものまで、こちらも色とりどりです。ロングウォレット「SYLVI MAXI TRIFOLD WALLET(¥2,2000+tax)」や、コロンとした形がキュートな三つ折りタイプの「VIVI TRIFOLD WALLET(¥18,000+tax)」など種類も様々。好みが分かれやすいお財布も、このバリエーションなら毎日使いたい一品が見つかるかも!カード入れが豊富で収納性も文句無し。より上質を目指した限定ライン「LIMITED EDITION 」は手触りが柔らかくより高品質なレザーと複雑な加工技術でデザイン性を追求した、バッグと小物の限定ラインです。トートバッグ「BUBBLES LINDA Small(¥3,6000+tax)」と、ショルダーバッグ「BUBBLES ROSITA Micro Bag(¥16,000+tax)」は、レザーのゴツゴツとした肌触りがやみつき。その特殊な質感はコンクリートの建物をイメージして作り出したそう。「FLOATER LINDA Large Reversible Tote(¥5,4000+tax)」はリバーシブルデザイン。シンプルなブラックと、退廃的でモードなシルバーをお好みで使い分けられます。シンプルなデザインで引き立つレザーの良さ「NATURAL LINE 」は、レザーが持つ自然な風合いを活かしたベーシックなデザイン。他のラインとはがらりと印象が変わってくる落ち着きのある色味です。「OIVA Backpack (¥4,2000+tax)」はスクエアデザインがボーイッシュなリュック。ヌーディな色味が素材の持つ暖かな印象を引き立てます。素材には自然由来の成分のみでなめされた「ベジタブルタンレザー」を使用。土に埋めると15日程で自然に還るというエシカルな面も見逃せません。「RAWTUS LINE」は、厚さ0.6mmのレザーを使用したライン。ふんわりと肌に吸い付く柔らかさは、少し触れただけでは革素材でできていると分からないほど。素材が薄い分、バッグ自体の軽さもお墨付き。ビッグサイズのトートバッグ「RAWTUS EAST-WEST Tote(¥36,000 +tax)」は容量の大きさからは考えられないほど軽量で、肩に負担をかけずに使用できそう。くるりとまとめて持ち運べば、短い出張や旅行にもぴったりです。実際に手に取ることができるポップアップショップは6月25日(日)までの短期間。気になる方はLUMIの虹色の世界を覗きに行ってみて。LUMI OFFICIAL LAUNCH POP UP SHOP会期:6月20日(火) 〜 6月25日(日)営業時間:12:00 〜 20:00会場:DESPERADO住所:東京都渋谷区桜丘4-23Tel:03-5459-5505
2017年09月12日540万人の人口に対して330万のサウナがあるという、サウナ好きのフィンランド人。そもそもサウナの発祥は1500年ほど前のフィンランドにあるといわれ、国民の多くが自宅にプライベートサウナを持つ一方で、町にもさまざまな公共施設があります。本場のフィンランド式サウナを体験するべく、今、ヘルシンキで大人気の新サウナ施設に訪れることにしました。フィンランド湾に面する海岸沿いのエリア、ヘルネサーリ地区に2016年5月にオープンしたロウリュ(LÖYLY)は、公共サウナとレストランバーを併設したスポット。オープン以来、地元市民はもちろん観光客にも人気を博し、ヘルシンキの新名所となっています。まず目を惹くのがそのアーティスティックな建築。熱処理加工したマツを建築材に採用する、都市にいながらも木に囲まれるリラックス空間です。海風が吹くテラスも抜群に気持ちがいい!フィンランドでは男女混浴、全裸がサウナ入浴の基本ですが、この施設では水着の着用が必須。男女別の更衣室とシャワーもあるので、日本人も抵抗なく利用できるはずです。アルコールを提供するラウンジスペースにはストーブも完備されていて、飲んだり入ったりと自由に時間を過ごすことができます。 施設内にあるスモークサウナと薪ストーブ式サウナは、いずれも一度に20人程度が入室できる広さ。黙ってじっと汗を流している人もいれば、世間話を楽しむグループもいたりとさまざま。頃合いを見て、利用者同士コミュニケーションを取り合いながら、室内にある焼き石に水を掛けていくのですが…。室内に一気に充満する蒸気に、これが本場のサウナか!と感激を覚えながらも、サウナ慣れしていない体には度が過ぎる場合が。そんな時は我慢せずに退出し、ウォーターフロントのウッドデッキテラスで体を冷します。望めばそのまま海に飛び込むことも可能です。フィンランドの人達は、サウナで温めた体を海水に投じる行為を真冬(平均気温-5℃)もやるんだとか!取材に訪れた日もコートが必要なほどの冷え込みでしたが、サウナと海を往復する人の姿も多かったです。施設のレストランは、サウナ利用者以外も気軽に入ることができます。フィンランドの伝統的なサーモンスープや国内産ビーフを使用したハンバーガーを、海を眺めながら味わえますよ。とてもカジュアルで、ドリンク1杯から利用OK。サウナの利用金はタオル、マット、シャワールームに備え付けのシャンプーとボディソープを含めて2時間19ユーロ。また、別料金で10人まで入室可能なプライベートサウナも完備しています。建築、設備、ロケーションはもちろんですが、老若男女問わずさまざまな人達が利用しているのもこの場所の魅力。サウナで国際交流を深めてみてはいかがでしょうか?ロウリュ(LÖYLY)【連載】Fashion in Finland を見る
2017年09月06日フィンランド出身の画家トーベ・ヤンソンが生み出した『ムーミン』シリーズ。小説・絵本・コミック・アニメーションと展開し、今ではそのアート性の高さから、食器をはじめとする雑貨が一大ブームとなっています。今回は、そんな『ムーミン』についてのインタビューを2部構成でお届け。長年『ムーミン』書籍の編集に携わってきた講談社の横川浩子さんと、2019年春オープン予定の『ムーミンバレーパーク』広報担当の杉山賢祐さんに取材しました。北欧ならではのゆったりとした時間が流れる、ムーミンの世界をのぞいてみましょう。■ムーミン誕生のきっかけと歴史『ムーミン』は、好奇心旺盛な主人公・ムーミントロールと、その家族や仲間達が繰り広げる物語。国際アンデルセン賞を受賞するなど、フィンランドを代表する児童文学として知られる『ムーミン』ですが、そこには知られざる歴史がありました。──はじめに、『ムーミン』誕生の経緯について教えてください。横川「トーベ・ヤンソンの母国フィンランドは、昔からスウェーデンやロシアに支配されてきた国。第二次世界大戦中にはドイツの脅威にもさらされました。彼女は若いころ、ヒトラーなどを揶揄(やゆ)する風刺漫画を雑誌に連載していて、そのとき自分のサインに添えて描いた小さな生き物がムーミントロールの原型だったんですよ」──ふんわりと優しいイメージのあるムーミンが、風刺誌に登場していたなんて驚きです。横川「トーベは、子どもの頃から本が好きでした。戦争でアトリエの窓が割れるほどの空襲がある中で、現実逃避として書いたのがムーミンの物語なのです。1945年に出版された『小さなトロールと大きな洪水』と、2作目の『ムーミン谷の彗星』(46年)は、どちらもムーミントロールたちが自然の脅威を乗り越えるという危機感のあるストーリーでした。その後、時代的に落ち着いてきたこともあり、3作目の『たのしいムーミン一家』(48年)からは冒険があったり、魔法があったりと、児童文学感の漂う作品になっていったんです。さらに、1954年からイギリスの夕刊紙「イブニング・ニューズ」にコミックを連載したことで、ムーミン人気は世界に広がりました。一方、トーベは締め切りに追われる日々に疲弊していきます。6作目の『ムーミン谷の冬』(57年)は、そんなトーベにとって大きな転機といえる作品でした。そのきっかけのひとつは、生涯のパートナーとなったトゥーリッキ・ピエティラというグラフィックアーティストとの出会いです。それまでは義務感や忙しさから、自分が本当に書きたいものがわからなくなっていたトーベ。でも、トゥーリッキの“今、あなた自身が辛いことをムーミンに反映させてみたら?”という言葉を機に、疲弊したトーベの気持ちが解放されていきました。そして、ムーミンが危機を乗り越えていく作品を書くことで、自分自身も吹っ切れていったんです。トゥーリッキは女性のグラフィックアーティストで、実はその少し前まで同性愛は犯罪とされていた時代でした。交際も難しかったようです。でもトーベは自分の気持ちに正直に生きることを貫きました」──そのような流れがあることを、知らない人が多いかもしれませんね。横川「そうですね。でも、そういう物語だからこそ芯がしっかりしているのかもしれません。子どもの頃に読んだ時はちょっと怖かったけれど、大人になって読み返すと“そういう深さがあったんだ”という気付きがあるのが『ムーミン』の大きな魅力だと思いますね。自然の脅威という点もそうですし、『ムーミン谷の冬』ではムーミントロールが冬にひとり目が覚めてしまうのですが、パパやママが冬眠しているので、自分でなんとかしなくてはいけないという状況を乗り越えていく。そういったところも、子どもの成長と共通するところがありますよね」■“声の小さな人”たちへの暖かなまなざし──作者が『ムーミン』を通じて子どもに伝えたいメッセージはあったのでしょうか?横川「子どもに特定したメッセージではないと思います。もちろん子どもが読みやすいように工夫はしているけれど、本音を隠さずシビアな局面やキャラクターも出てきますし。ただ、子どもが楽しんでくれることはトーベ自身にも非常に喜びがあって、子どもからのファンレターには全部手書きで返事を書いていたそうですよ。トーベは子どもが好きというよりは、居場所のない声の小さな人たちへのまなざしが温かかった。トーベは国内人口の約6%と言われるスウェーデン語系フィンランド人だったために、一般的なフィンランド人とはちょっと違う立場だった、という背景もあるでしょうね」物語に登場するモランは、みんなから怖がられ、避けられているキャラクター。本人が冷気を帯びているだけで、何も悪いことはしていないのに嫌われる…そんなモランは、シリーズの後期ではムーミントロールと心を通わせる存在にもなっています。トーベは、弱者も一人の存在として認める。それは子どもに対しても同じことで、姪のソフィア・ヤンソンが島に遊びにきても、何かをしてあげるのではなくて、容赦なく対等に遊んだと聞いています」■ムーミンの原点にある、フィンランド流の子育て──トーベの人を尊重するという考え方の原点は、どこにあるのでしょうか?横川「トーベは子どもの頃、夏になると家族で島暮らしをしていました。たとえば嵐がきたら、危ないからといって隠れるのではなく、“みんなで嵐を見に行こう!”という生活をしていたんです。そんな両親に育てられたトーベは、独立心旺盛な子どもでした。森をプチ探検したり、島で泳いだり、大人の本もどんどん読んでいたそうです。『ムーミンパパ海へいく』(65年)では、突然パパの提案で小さな島に行くことになる。島でもパパは自分勝手だし、ママはいなくなっちゃうし、どうしよう…という状況で、ムーミンは巣のような居所を手に入れます。ある日、ママがムーミンを見つけるのですが、“帰ってきなさい”ではなく“ママもここでちょっと過ごそうかしら”と声をかけるんです。それは、ムーミンにとってすごく幸せなこと。ママも自分のさびしさをわかってくれている、自分はひとりでここに居てもいいんだと思えますよね。ママは、しばらくして“じゃあ気をつけてね”と帰って行く。これがムーミン的、あるいはフィンランド的に、子どもにも独立心を持たせるというひとつの現れだと思います」──なるほど。私だったら「早く帰ってきなさい」と言ってしまいそうです…。横川「そうですよね(笑)。“どうしたの?”と聞かずに受け入れてくれるママの温かさや、ムーミン谷が持っている許容の広さっていうのは、すべてフィンランドならではの子育てからくるもの。資源がない国だから人も資源ということで、小さな子どもへの支援を手厚くしようっていうのが国の政策であり、一般市民にもちゃんと定着しているんです」──では、日本の忙しい子育て中のママにおすすめの作品はありますか?横川「『ムーミン谷の仲間たち』(62年)という短編集にある『目に見えない子』ですね。ニンニという子の顔が見えなくなっちゃうのですが、それはつまり自分をなくすということ。ここでもやっぱりムーミンママが受け入れてくれて、ニンニはママについて回るんです。あるときパパが、ママを驚かせようと後ろから忍び寄っているのを見て、“私の大事なムーミンママに何をするの”とニンニが怒ってパパを海に突き落としてしまう。すると、ニンニの顔が元に戻るんです。要するに、自分の気持ちを率直に表現することで、顔を取り戻した。これは子どもにも大人にも、響くところがあると思います!もちろん思っていることをすべて言えばいいわけじゃないけれど、自分の本当の想いをあらためて見つめなおすことができる。短編なので読みやすいですし、おすすめです」■日本でのムーミン──日本のムーミン人気は、やはり1969年に放送がスタートしたアニメーションの影響が大きいのでしょうか?横川「アニメを制作した方達は、『本物を子どもたちに見せたい』という情熱に満ちた素晴らしい人たちだったようです。スタッフの中に宮崎駿さんもいらした時期があったそうですよ。アニメが放送されたのは高度成長期が落ち着いてきた頃で、少し生活を見直そうよという流れがあった。ムーミンファミリーの温かさや自然、そういうものが時代の流れにマッチしていたのかもしれませんね。一方で現在の人気は、個人を尊重する生き方やデザインなども含めた北欧ブームの影響も大きいのではないでしょうか」──日本ではムーミンのグッズが大人気ですが、フィンランドではどうですか?横川「本国でもARABIA(アラビア)のムーミンマグは1家にひとつあると言われているし、存在は大きいですね。機能性とデザイン性を兼ね備えていて、お高めですが人気があります。大人が持っていても、決して子どもっぽくならない色使いとデザインですしね。そして、流行っているから欲しいというのでなく、好きなものをずっと大切にという感じです。お好きな方には、北欧食器の王様といわれる「TEEMA(ティーマ)」シリーズと「ムーミン」のコラボレーションの魅力をまとめた『ムーミンマグ物語』という一冊もおすすめです」──これからのムーミンについて、望むことはありますか?横川「キャラクターグッズはたくさんありますが、原作を読むとさらにムーミンの良さがわかります。『ムーミン』は、読むときの自分の状態によって、心に響く言葉が違うことがよくあるんです。“この言葉が響くってことは、今、私はこんなところが疲れているのかな? 気持ちが楽になったぞ”って、心の処方箋とでも言えるみたいな…。子どもたちはムーミンの物語を読むことで、これでいいんだっていう安心や自己肯定が生まれるかもしれない。ムーミンママやパパの行動には、大人でもハッとすることがあります。読書を通して会話も生まれますし、ぜひお子さんと一緒に原作童話を読んでほしいと思います」■2019年春、『ムーミンバレーパーク』が埼玉県飯能市に誕生!ここからは、2019年春オープン予定の『ムーミンバレーパーク』PR担当の杉山賢祐さんに伺います。日本でのムーミン人気が高まる中、埼玉県飯能市に『メッツァ』のオープンが決定。『メッツァ』は2つのゾーンに分かれており、2018年秋には北欧のライフスタイルを体験できる『メッツァビレッジ』、2019年春にはムーミンの物語を主題とした『ムーミンバレーパーク』が開園予定です。──まず、『ムーミンバレーパーク』を作ることになったきっかけを教えてください。杉山「アニメーションの放送終了もあり、一時ムーミンの関連売上は下降気味でした。そんな中、2008年にムーミン全般の版権を持つムーミンキャラクターズ社が、原作の文学性やアート性を重視した展開をしようと戦略を変えたんです。それ以降、いわゆるキャラクターショップではなく雑貨店にグッズが数多く置かれるようになり、従来のムーミンファンから若い女性までキャラクター人気が復活しました。2015年にはムーミンの全世界売上に占める日本のシェアは43%となっています。このような人気を受けて、ムーミンの物語を追体験してもらえるようなパークを作り、さらなる物語の理解促進や、新たなファンの獲得につながればと考えています」──どのようなテーマパークになる予定ですか?杉山「“小さな発見が導く心の豊かさ”が『メッツァ』全体のコンセプトです。毎年発表される『世界幸福度ランキング』で北欧の国々はいつも上位に入っているけれど、その幸福度はどこから来るのかという話になったんです。ムーミンの物語を構成する要素のひとつに“自然との共生”があり、これは北欧の人たちにも言えること。フィンランドの人は、休日に4時間かけてお気に入りの森へ行き、ただ家族と森の中で過ごして、4時間かけて帰ってくるという話も聞いたことがあります。そのような生活がベースにあって、幸せを常に感じているんですよね。行った先で大きなことがあるわけじゃないけれど、そこに居るだけで気持ちが落ち着いてハッピーになる。そんな心の豊かさを『メッツァ』で感じてもらい、それぞれの小さな発見を日常生活に持ち帰ってほしいと思います」──たしかに心の豊かさはムーミンへの憧れと通ずるものがあるし、今の日本にないものだからこそ惹かれますね。杉山「ムーミンのお話を読んでいると、それぞれのキャラクターは意思がしっかりしています。ある意味自己中心的だったりするけれど、自分の気持ちをはっきり言えるし、自分らしく生きている。そういうところにも、もしかしたら日本の人たちは憧れがあるのかな? という気はしますね」■“その空間にいること”に価値を見いだせる場所へ──では、『ムーミンバレーパーク』ならではの特長はありますか?杉山「もともと従来のテーマパークとは位置づけが異なり、『ムーミンバレーパーク』はアトラクションに乗って楽しむという受動的なものではなく、みんなで一緒に作りあげていくようなイメージです。『メッツァ』全体でも、想像・挑戦・創造・共有・解放・探究という6つの体験に価値を置いていて、特に自分の心を“解放”できるというのは、他のテーマパークにはない特長かもしれません。ムーミン屋敷での生活を“想像”したり、湖を渡るジップラインに“挑戦”したり、ワークショップで “創造”したり…。まだ企画を考えている段階で具体的には決まっていませんが、それぞれの施設やアクティビティで6つの体験のうち何かを感じていただけるよう開発を進めています。よく、テーマパークはお母さんと子どもは楽しいけれど、お父さんは並ぶだけなんて話も聞きますが、男性は自然に行くことが好きな人も多いので、家族みんなで楽しめる場所になるのではないかと思います。あとは、シーズナルイベントも見どころです。クリスマスやハロウィンなど定番のイベントだけでなく、たとえば『夏至祭』など、北欧で実際に親しまれている季節のイベントも紹介できればと考えています」──北欧ならではの季節イベントは、従来のテーマパークではできない体験ですね。なぜ、飯能という場所を選んだのですか?杉山「飯能市には北欧童話の世界観が楽しめる『あけぼの子どもの森公園』があり、もともと北欧と親和性がある場所でした。実際、宮沢湖に視察へ行ったとき、湖と森を見て“ここにムーミン谷があるのは想像できる”ということになったんです。飯能の自然は豊かで、蛍やムササビ、フクロウもいるような場所なんですよね。初めは屋内型の施設も検討していましたが、やっぱりムーミンらしく本物の自然がある場所にしようと方向性を変えたんです」──すごく大きな方向転換ですね。でも、親の立場からするとリアルな自然を通して子どもが楽しめるというのは、とても魅力的です。杉山「自然とキャラクターの世界観が融合するという点は、オリジナリティが高いと思いますね。ちなみに、フィンランドにあるムーミンワールドを参考にしている部分もありますが、基本的に『ムーミンバレーパーク』は完全オリジナルで作っています。ムーミンワールドは年間で約2ヶ月間しかあいてないので、通年営業という点では世界初のムーミンパークと言えます」──特にこだわっているところはありますか?杉山「できるだけ自然を残して開発するということと、ムーミンの世界に登場しないものを表現するようなアトラクション等は作らないというところです。パークにあるのは物語に出てくる水浴び小屋や灯台などで、ファンの方々がしっかりと追体験できる場所にしたいと考えています。せわしなく過ごすのではなくて、ベンチに座ってムーミン屋敷を見て空想してもらうとか、ゆっくりとした時間の流れが感じられる空間にしていきたいですね」──テーマパークということで、食事メニューも気になるところです。杉山「現在計画中ですが、『ムーミンバレーパーク』では、キャラクターをイメージしたものだったり、物語に出てくる料理を表現したりできると、食事が楽しくなりそうですね。北欧文化を食事でも感じていただきたいです」──パークを作る上で、課題に感じていることはありますか?杉山「パークとして持続性のある場所になっていくためにも、今の子ども達にムーミンを好きになってもらい、子ども自身が行きたいと言うような場所にしたいと思っています。今までファンではなかった人に、ムーミンの世界観や魅力を伝えていきたいっていうのもありますね。アクセス面では飯能の認知度がまだまだ低く、“すごく遠そう”というイメージがあるようなんです。実際は池袋から特急で40分なので、都内からそれほど遠くない。圏央道もほぼ開通し、『メッツァ』は狭山日高インターチェンジから約6kmなので、決して不便な場所ではないということも知っていただきたいです」──最後に、開園を待つ読者のみなさんにメッセージをお願いします。杉山「『メッツァ』は“小さな発見が導く心の豊かさ”を体験できる施設。『ムーミンバレーパーク』はムーミンの世界観や物語、キャラクターを通じていろいろと気付いてもらえる場所にしていく予定です。お子さんが五感を使って自然の中で楽しめるパークですので、ぜひご家族の皆さんでムーミンとその仲間達に会いに来てもらえればと思います。グランドオープンまであと2年、楽しみにお待ちください」<取材協力>・ムーミン公式サイト ・ムーミン公式Facebook ・ムーミン公式Twitter @moomin_jp ・講談社絵本通信 ムーミンの本 ・講談社ムーミンの本Facebook ・metsa(メッツァ) ・iittala ARABIA
2017年03月27日今年、独立100周年目とアニバーサリーイヤーのフィンランド。フィンランドといえば、サウナを生み出した美容大国ですが、この春は、フィンランドのベリー「シーバックソーン」が大注目を集めそうです!フィンランドでは、美容に”ベリー”が欠かせない?!水と空気の綺麗さは世界一とも言われるフィンランド。その森で育まれるベリーは、フィンランド女性にとって欠かせないものだといいます。フィンランドの市場には、カラフルな絨毯のように、色とりどりの様々なベリーが並びます。フィンランドでは、むくみや生理痛が気になる時はリンゴンベリー、疲れ目やストレスが気になる時は、ビルベリーなど、健康のお悩みに合わせて、ベリーを食べ分けているといいます。そんな中、この春、日本でもブームになるのでは?とされているのが、今、若返りとして最も注目されている、「シーバックソーン」なんです!スーパーフード協会も大注目★「シーバックソーン」スーパーフード協会の「2017年に来る、スーパーフードのトレンド予測」にもランクインした、フィンランドのベリー「シーバックソーン」。現代人が不足しがちなオメガ3系やオメガ6系の必須脂肪酸、さらにビタミンCや鉄分、ポリフェノールが豊富に含まれているため、欧米では「奇跡のフルーツ」と呼ばれているそうです。紫外線が気になりだす春から、シーバックソーンで美肌ケアしてみませんか?シーバックソーン、どこで手に入れればいいの?JUICEPOWDER出典:Amazonよりシーバックソーンは、成城石井のスーパーフードコーナーやAmazon、楽天などの大手通販、「biokia」の公式通販などで買う事ができます。ジュースタイプとパウダータイプがあり、ジュースタイプはそのままでも良いですが、独特の香りと強い酸味があるので、オレンジジュースで割って飲むのがおすすめです。パウダータイプは様々料理に混ぜて使う事ができるので、気軽にシーバックソーンを取り入れられます。早くも都内ホテルの新メニューに登場!!浅草にある「THE GATE HOTEL雷門」では、3月27日~4月5日までフィンランドフェアを開催。ランチメニューで、シーバックソーンを使ったジュレやお肉料理が楽しめます。筆者は先日、試食会があり伺ったのですが、酸味の強いシーバックソーンが、味のアクセントになり、美味しく美肌を手に入れることができるなと思いました。ジュレお肉料理紫外線が気になる季節が到来!フィンランドの最強ベリーで、内からも美肌ケアをしてみてはいかがでしょう?
2017年03月23日マリメッコ(marimekko)は、2017-18年秋冬コレクションをパリ・ファッション・ウィーク期間中の2017年3月5日(日)に発表した。フィンランド独立100周年のアニバーサリーイヤーとなる2017年。マリメッコはそれを祝し、フィンランドアート、建築、そして母国の自然が文化全体へ与える影響について改めて見直し、クリエーションに取り組んだ。今季は、モデルプレゼンテーションに加え、スウェーデンのファッションシーンで活躍する写真家のKacper Kasprzykによるムービーを交えて展開。このムービーは、ヘルシンキの各所で撮影されたもので、スカンディナヴィアの雄大な自然も捉えられている。新作のプリントも豊かな自然に呼応するように、表情豊かで多種多様だ。モノトーンで描かれた幾何学的なモチーフやフラワープリント、深みのある色合いのウニッコも登場している。シックなプリントにシンクロして、装いそのものも落ち着いた印象だ。アイコンとなるシャツは、スリット入りのロングドレスや、チュニックとワンピースの狭間くらいの丈感と量感のロングトップスなど、フォルム違いでバリエーション豊かなラインナップだ。また、コットンシリーズに加えてファブリックそのものも種類豊富に。膝下で切り替えフレアに仕立てたクロップドパンツや、タック入りのワイドパンツはレザーで製作。ボアコートや、ボリューミーなロングダウンも揃っている。スタイルはロングシルエットがムードで、ロングシャツ×ロングパンツの組み合わせが繰り返される。インナーにハイネックトップス、足元はブーツをチョイスすれば、より一層細く長いシルエットが完成する。
2017年03月09日「フィンランド・デザイン展」を阪急うめだ本店にて開催。会期は、2016年12月14日(水)から26日(月)まで。夏は白夜、そして冬は厳しい寒さに見舞われるフィンランド。そんな特殊な環境のもと、家の中で過ごす時間が長いからこそ、暮らしをより良くするアイデアが生まれる。そこで作られた雑貨やインテリアは、シンプルながらも、ぬくもりがあり、まるで外に広がる北欧の豊かな緑を思わせるような自然の力が宿る。クリーンで鮮やかな色彩感覚もその魅力だろう。本展では、そんなフィンランドのデザインを紹介。2017年に100年を迎えるフィンランドの歴史を「礎」「完成」「異才たち」「飛躍」「いま」の5つのセクションに分け、各時代の要デザイナーとデザイナーを支え育ててきた企業に焦点を当て、彼らの作品である食器や家具を展示する。紹介される作品には、 「イッタラ(Iittala)」や「マリメッコ(marimekko)」といった日本でも人気のブランドも登場。また、20世紀を代表するデザイナー、アルヴァ・アアルトによる椅子に実際に座ることができる「椅子体験コーナー」も用意した。普遍的なデザインの中に見事な機能美を融合した大巨匠の作品は、実際に座ってみることでより、その心地よさやぬくもりを実感出来るだろう。さらに会場では、展示だけでなく、アイテムの販売も行っている。まだ日本でもあまり知られていないものも含め、フィンランドの注目ブランドが一同に集まり、照明やボウルなどを展開する。お気に入りの1つを見つければ、これからの寒い季節、家の中での暮らしをさらに楽しくしてくれるだろう。【詳細】2017年度フィンランド独立100周年記念「フィンランド・デザイン展」会期:2016年12月14日(水)〜26日(月)会場:阪急うめだ 9階 阪急うめだギャラリー住所:大阪府大阪市北区角田町8-7開催時間:日〜木 10:00〜20:00 / 金・土 ・12月18日(日)〜24日(土) 10:00〜21:00 (イベント最終日、12月26日(月)は18時閉場)※入場は閉場の30分前まで入場料:一般 800円 / 大学・高校・中学生 600円 ※小学生以下無料※阪急阪神お得意様カード 、ペルソナカード 、ペルソナSTACIAカード、ペルソナSTACIAアメリカン・エキスプレス ・カード、エメラルドSTACIカードの呈示で 、本人に限り、入 場 料から100円割
2016年12月16日いよいよクリスマス。子どもたちへのプレゼントをなににしようか?欲しいモノを探るために今年も「サンタさん」に助けてもらった人も多いのでは?ちびっこたちはその存在を信じ、真剣にお手紙をしたためたのではないでしょうか。そんな子どもたちのスーパーヒーロー、サンタクロースに年中会える場所、それはフィンランドのロヴァニエミ。サンタクロース村には子どもも大人も大興奮のアクティビティがいっぱいです。やっぱりサンタさんは子どもたちのスーパーヒーロー!※撮影許可を得て撮影していますサンタさんのお住まいは?いよいよクリスマスも間近にせまり、イルミネーションに彩られた街はキラキラとわくわくでいっぱいになっています。クリスマスって本当に心躍りますよね。それはもちろん子どもたちだって同じ。サンタさんにお願いしたプレゼントがちゃんと届くまで、うきうきしながら過ごします。ところで、子どもたちにサンタさんへの手紙を書いてもらった際、「サンタさんってどこに住んでいるの?」と聞かれたことはありませんか?トナカイの引くそりに乗っているし、おそらく多くの人が北極と答えるのでは。そう、サンタさんは北極圏のロヴァニエミという村に住んでいます。フィンランド北部の町、ロヴァニエミは人口6万人ちょっとという小さな町ですが、年を通じて観光客が続々と訪れるフィンランドの中でも1,2を争う観光地。お目当てはもちろんサンタクロース。シティセンターから車でほんの15分ほどの町はずれにサンタクロース村があり、いつでもサンタさんに会うことができる大人気のアトラクションです。真冬にこそ訪れたい北極圏!真夏に行ってもサンタさんに会うことができるのですが、やはり訪れるなら冬のシーズンがおすすめ。ロヴァニエミでは12月にもなると日照時間がぐんと短くなり、町も森も一面の雪景色に。一日中薄暗いものの、その分きらびやかなイルミネーションが暖かな光を雪に映しこのうえなくロマンチックなのです。また、雪が深くなってくると、風を切って豪快に走る犬ぞりやトナカイのひくそりに乗って樹氷の森の中をのんびり散策といったアクティビティも可能になるほか、凍った湖の上をスノーモービルで移動したり、氷に穴をあけてアークティックチャー(北極イワナ)を釣るなんていうワイルドな遊びが目白押し。外で思い切り遊んだあと、暖炉の炎で焼いたマシュマロをはふはふ言いながら食べるのもまた、至福の時間です。ちなみに、ロヴァニエミでは8月の終わりごろからオーロラ観測ができるようになります。夜の7時ごろからと、比較的早い時間から出現することもあるので、小さな子どもでもまだ起きていられる時間帯なのもうれしいところです。夜7時ごろ、北極圏内の小さな町の上空に現れたオーロラ。三脚なしだったので手ぶれしているものの、自分でもオーロラが撮れた!と感動トナカイの引くそりでお散歩のあとはえさやりも。トナカイってかわいいな~サンタさんに会いに!というわけで真冬に訪れたサンタクロース村。ここでのお楽しみは、入村するところからはじまります。サンタクロース村がある場所はちょうど北緯66度33分の位置。つまりこれより北は北極圏ということになります。村の入り口上部に、青く光るロープが渡されており、それをくぐればもうそこは北極圏!まずはここで記念撮影をしましょう。次はいよいよメインイベント、サンタさんに会いに。「Santa is Here!(サンタさんはここにいます!)」と書かれたメインビルディングに入ります。またも「Santa is Here!」と書かれた扉からサンタさんのお部屋に行くのですが、入場料はないので扉を開けてどんどん奥へと進んでいきましょう。その途中にある巨大な振り子は、“時間をコントロールするマシン”で、クリスマスの夜、このマシンで時間の流れをものすごくゆっくりにすることでサンタさんは一晩で世界中を駆け巡ることができるのだそう。なるほど!とちびっこたちも納得ですね。長い廊下はそうしたデコレーションがされているので、ここを通るだけでもウキウキ感が増してきます。サンタさんのお部屋にはそれぞれのグループが個別に入室します。個人的にお話をすることができるので、サンタさんへの質問なども考えておくといいでしょう。室内での写真撮影は禁止されているため撮影は“エルフ(スタッフ)”にまかせ、出口で料金を支払って写真を買い取るシステム。1枚の大きい写真や、小さいポストカードサイズが数枚など、サイズによって料金が異なります。実はビデオも録画されていて、こちらも購入が可能。サンタさんとの会話ややさしくハグしてもらった体験を何度でも自宅で再生することができます。朝の9時過ぎでもこの暗さ。さすが北極圏!門の上あたりにある青い線が”北極圏との境目”サンタさんと記念撮影をしたら、今度は村の郵便局へ。こちらはホンモノの郵便局で、ポストカードを購入したらそこから郵便物を出すことができます。おもしろいのは、訪れた日の日付で出すか、クリスマスごろに届くように出すかを選べること。今日の日付は黄色いポスト、クリスマスごろに届くのは赤いポストと、別々のポストに投函するようになっているので間違わないようにしましょう。切手もカウンターで購入しますが、切手に押されるスタンプがトナカイの絵柄でかわいらしいので自分へもカードを送りたくなってしまいます。郵便事故などが心配な場合は、スタンプを押してもらった状態でそのまま投函せず持ち帰ることも可能です。ポストカードを書くためのテーブルも用意されていますが、その奥もついでに見て行ってください。サンタさんへの手紙が毎年50万通も送られてくるというこの郵便局。すべての郵便物を国別に仕分けてあり、日本語で書かれているものも多数です。中には400m以上もある長い紙に願いを書き綴った“超大作”の手紙もあって、地味ながらなかなか見ごたえがあります。郵便局ではトンットゥと呼ばれるエルフたちがせっせとお仕事寒さを楽しむアトラクションこのほかに、氷室の中に設置されたかのようなアイス・バーやチューブライドができる丘など、別料金で遊べるアトラクションもあります。こちらは寒さを楽しむためのもの、というべきか、屋内でも冷凍庫ばりの寒さ。アイス・バーには氷でできた滑り台もあるので、子どもも楽しむことができるでしょう。さらに、外に出ればトナカイの引くそりで小さな牧場を一周したり、雪の中のプレイグラウンドがあったりと寒い中でもとにかく遊ぶ!のがフィンランド流。売店ではそりも売られているので、とことん雪遊びをすることができます。身体を動かしてさえいればそれほど寒さを感じないので、ここは童心に帰って子どもたちと遊びまくりましょう。……と、ここまでは子ども向けのアクティビティの数々でしたが、実はこの村には大人も喜ぶアトラクションが。フィンランドデザインのアウトレットショップがあり、マリメッコやイッタラといった上質でスタイリッシュなデザインの雑貨がちょっとお安く手に入るのです。40ユーロ以上お買い物をした場合は免税の手続きもしてもらえますから、うっかり買い物をしまくってしまっても安心(?)ですね。免税の手続きにはパスポートが必要ですから、忘れずに持っていきましょう。パスポートといえば、村のインフォメーションセンターでは「北極圏到達証明書」を発行してくれますが、実はパスポートにスタンプを押してくれるサービスもあります。証明書の発行は4.50ユーロ、スタンプのみでは50セントですので、寒い中をがんばって外で遊んだ記念に、いかがですか。1日中でも遊べるサンタクロース村。子ども向けのアトラクションに見えて、大人もかなり楽しめます。シティセンターから路線バスでも行けるので、パッケージツアーでなくたっぷり自分のペースで遊ぶプランを立てるのがよさそうです。パスポートへのスタンプは50セント。おもしろ~い!お土産屋さんで見つけたおもしろいサイン。「サンタさん、どうぞウチにも来てください。僕は今年、悪い子でした(でも理由があるんです)」だって(笑)裏を返せば「今年はいい子でした」となっています取材協力:フィンランド政府観光局<文・写真:トラベルライター岩佐 史絵>
2016年12月13日