リリー・フランキー主演の日英合作映画『コットンテール "Cottontail”』(公開中)の本編映像が3日、公開された。今回公開されたのは、慧(錦戸亮)が、初めて父親の兼三郎(リリー)に自分の気持ちを曝け出す重要なシーン。家族とともに妻・明子(木村多江)の遺言に残された地・イギリス北部の湖水地方にあるウィンダミア湖へ旅に出かける兼三郎だが、明子の願いを叶えたい一心とはいえ、身勝手な行動をとる兼三郎に振り回される慧。英語教師として働きながら小説を執筆する兼三郎は常に「自分の世界にいる」タイプの人間で、明子がいることでかろうじて繋がっていた父と息子の関係は、完全に破綻してしまう。当初の予定を変更して一人でウィンダミア湖に向かった兼三郎に追いつき、激しい言い争いを繰り広げた夜、慧は初めて父に本当の気持ちを打ち明ける。本作は「母の介護と死」という監督自身の経験を元にした物語で、慧が静かに涙を流しながら兼三郎に訴える「俺も、父さんの世界に入れて欲しかった」という言葉が、監督が父に伝えたかった本心だと想起させる。リリーは慧とのこのシーンについて、日本人の感覚ではなかなか出てこない、イギリス的なセリフだと評している。最愛の妻を亡くした兼三郎と、最愛の母を亡くした慧。お互いに大きな喪失感を抱きながら、心の距離を近づけられない親子のもどかしさが胸を打つシーンとなっている。(C)2023 Magnolia Mae/ Office Shirous
2024年03月03日日英合作映画『コットンテール "Cottontail”』(公開中)の公開初日舞台挨拶が1日に都内で行われ、リリー・フランキー、木村多江、高梨臨が登場した。○■映画『コットンテール "Cottontail”』公開初日舞台挨拶にリリー・フランキー登場大勢の観客で埋まった満員の客席を見渡したリリーは「こんなにもたくさんの方に来ていただいて……。本当にこの映画はもっと小さな映画館でやるんだろうなと思っていたので、こんなに大きな映画館で初日を迎えることになるとは思っていなかった」と感激した様子を見せる。「僕もいろいろと初日の舞台あいさつをしてきましたけど、今日は特に感慨深いですね。撮影してから2年半……、このパターンですとだいたいお蔵入りになってしまうことが多いんですけど(笑)。でもイギリスに先行して無事に日本で公開することができました。パトリック監督にも今日の満席の客席の様子を見せたいので、みんなで写真を撮りましょう」と客席に呼びかけた。この日は、兼三郎の息子・慧を演じた錦戸亮はスケジュールの都合により欠席となったが、リリーは「たぶん錦戸くんが演じる慧は、監督の分身だと思うんです。慧というのはいわゆるすごく常識的で、すごくいい子の役なんですけど、錦戸くんは本当に抑えた演技をしていて。お芝居をするのにとても難しい役柄だと思うんですが、そういう静かなお芝居にも何か思いを載せられる人なので、錦戸くんを見ていて、お芝居にも影響があったように思います」と語る。物語にちなんで、登壇者にとっての家族とはどのような存在なのか、という質問が投げられるひと幕も。リリーが「僕は母親とふたりでいろんなところを転々としている感じだったんですよ。その後、東京に母を呼び寄せたわけです。福岡県出身なんですけど15歳の時から福岡にいないので、母親がいるところがふるさとという感じでした」と切り出し、「だから、夕方にお父さんがいて、お母さんがいて、兄弟がいて、という友だちの家に遊びに行くと、夕飯にお呼ばれすることもあるじゃないですか。僕はあれを見るたびに『うわ、テレビみたい!』と思ってしまうんです。だからそれぞれの家族の形があるし、自分は母親がいること、ということになるんですけど。今みたいに誰もいなくなると、なかなか家族というのは……」と思案しつつ、「どうですか?」と隣の高梨に話題を投げかける。その言葉を受けた高梨は「わたしにとっては嫌われてもいいや、という存在ですね」とキッパリ。その言葉にリリーが「あなた、そんな気持ちだったら離縁を申し出られますよ!」とツッコんでみせて会場からも笑いが起こっていた。高梨は「仕事の関係者とかだったら、どこか嫌われたくないとか、そういう気持ちでどこか偽ってしまうこともあると思うんです。でも自分の親もそうですけど、夫の前だと自分を偽ることなくいられるんですよ」と説明。するとリリーが、「でもそれは難しくないですか? 旦那さんも知り合いが多いでしょうから、その人たちの前で『夫に嫌われてもいい』というと、『それはどうなの?』と思われてしまうかもしれない。だからせめて知り合いがいる時くらいは、いい嫁ぶるというのも必要なんじゃないですかね」とアドバイスを送ると、高梨は笑いながら「まずいですかね? 確かにそうかもしれないですね。もう一回考えてみます」と返していた。木村は「いろんな家族の形があると思うけど、自分の人生という物語の中で、つらいことや楽しい事の中に家族がいる。家族がいないと人生がつくられていかない。そんな存在だなと思っています。わたしは4人家族で、親戚もいますが、やはり父を失った時に、2度と戻ってこない当たり前の景色というのが、そういうものを届けてくれた存在でもあるんだなと思った」と述懐。その上で「そこからまた家族が増えて、だんだんとわたしのまわりにいる人たちも家族のようになっていく。そういう人たちを少しでも増やしたいですね」という家族観に、リリーも「なんかあそこ(木村の周辺)だけしあわせそうな感じで。俺らがカサカサな感じがしてきますよね」とツッコミを入れていた。
2024年03月02日●死後の世界を描いた『パレード』で共演2011年に舞台『クレイジーハニー』で親友役として共演して以来、親しい関係を築いてきた長澤まさみとリリー・フランキー。『海街diary』(2015)でも共演した2人が、長澤が主演を務めるNetflix映画『パレード』(2月29日より世界独占配信)で久しぶりに再共演を果たした。何でも話せる友達だという2人にインタビューし、本作で共演した感想やお互いへの思い、死後の世界を描いた本作に参加したことで芽生えた思いなど話を聞いた。『パレード』は、旅立ってしまった人の目線で、遺された人への想いを描く愛の物語。海辺で目を覚ました美奈子(長澤まさみ)は、離ればなれになった一人息子・良を捜す道中で、元小説家志望の青年・アキラ(坂口健太郎)や元ヤクザの勝利(横浜流星)、元映画プロデューサーのマイケル(リリー・フランキー)らと出会い、自分が実は亡くなったのだと知る。未練を残してこの世を去ったため、まだ“その先”に行けない美奈子は、月に一度死者たちが集い、それぞれの会いたかった人を探す“パレード”に参加したことを機に、各々の心に触れていく。もともと本作は、長澤主演『MOTHER マザー』(2020)の製作総指揮などを務めた河村光庸さんが企画したものだったが、2022年6月に河村さんが急逝。藤井道人監督が企画を再構築し、河村さんへの思いも込めた物語を作り出した。○坂口健太郎・横浜流星らと地方ロケ「合宿感がありました」――『パレード』のオファーを受け、出演を決めた思いからお聞かせください。長澤:死後の世界……自分の人生のその先の世界という設定がすごく興味深くて、自分のやり残したことや自分が気づいていない自分の思いに気づいていく美奈子の感情に惹かれるところがあり、面白そうだなと思いましたし、群像劇が久しぶりだったので惹かれました。リリー:僕が演じたマイケルはプロデューサーの河村さんがモデルになっていますが、この世の次の世界というのが面白そうで、ぜひ参加したいと思いました。まあちゃん(長澤)をはじめポスターに載っているメンバーで一緒にいる時間が長くて、朝から吹きさらしの遊園地にあのメンバーでいるんです。映画の中のように空き時間もどうでもいい話をしていて、ホテルに戻ってからも、近所のおでん屋で作品の話をして。おでんを食べていた時間も、映画の中の時間を作っていたなと思います。――撮影が終わってからも皆さんで過ごされていたんですね。リリー:撮影が始まると共演者とコミュニケーションをとる時間って意外とないんですけど、今回はこのメンバーでいるシーンがほぼほぼだったので、同時に撮影が終わり、「寒いからおでん行く!?」みたいなことができて、映画のことも話し合えるという、ちょっと合宿感がありました。長澤:久しぶりに映画の撮影だなって感じました。地方ロケってこんな感じだったなと。リリー:同じところに泊まってね。長澤:地方ロケが最近あまりなかったのですごく懐かしくて、やっぱりこういう時間って大事だなと。こういう時間がいい映画を作っていくんだなと思いました。○「希望を持たせてくれる感動的なドラマが生まれた気がしています」――河村さんが亡くなられ、藤井監督が脚本を書き直されたということですが、生まれ変わった物語をどのように感じましたか?長澤:私は本が少しずつ変わっていくのを読ませていただいていましたが、監督やカメラマン、プロデューサー陣が河村さんと育んできた時間が物語に込められていて、その人たちの思いがとても強く、結束力もあって、美しいなと思うような姿で、その気持ちを応援したいと思いました。そういう弔いの気持ちもある作品ではありますが、お客さんにとっても興味のある世界の物語であり、希望を持たせてくれる本当に感動的なドラマが生まれた気がしています。リリー:いろんな人が、愛する人と死別をしながら長く生きていかないといけない。その重みにずっと潰されている人や、なかなか向き合えない人など、いろんな人の思いに対して、1つの見え方を提案するというか、そこにいなくてもちゃんといて、常に思い出すことが大切なのだと。でも、まあちゃん(演じる美奈子)とかが(生きている人たちのところに)行くじゃない。うちの母親とかも、見られたくないところにもいるのかなとか思いました(笑)長澤:私は絶対、死んだ後に自分のものを見られたくないから、ある程度のところになってきたら全部捨てようと思っています。リリー:まあちゃんにもし何かあったら……まあちゃんも俺に何かあったらやってもらいたいんだけど、これ見られたくないだろうなというものはお互い爆破しようよ。まず携帯とかパソコンをハンマーでガンガン壊して(笑)長澤:それいい!(笑)リリー:この引き出しにまあちゃん見られたくないもの入れてそうだなと思ったら、開けた瞬間、俺が燃やすから(笑)。そういうのを始めたというか、死んだ後に見られたくないものを処分し始めました。 書きかけのポエム的なものとか。長澤:それはとっておいてほしい。リリー:死んだ後に何か出版されるの嫌じゃない!? まあちゃんも絶対、本出されるよ。長澤:それは嫌だ(笑)○亡くなった人たちが「この映画のように楽しくしていたらいいな」――リリーさんは身辺整理を始めたとのことでしたが、本作に出演したことで、生と死に関して何か意識の変化などありましたか?リリー:そういうことをより考えるようになりました。だから最近、自分の持っているものをすごい人にあげています。あと、別に信心深いわけではないですが、家族が死んでからなんとなく線香をあげて出かけるようになっていて、「行ってきます」とか話しかけている。その行為が、この作品に参加したことで映像化されていくというか、いろんな人が死んで、その人たちの写真で今けっこう仏壇が賑やかになっていて、この映画のように楽しくしていたらいいなと思います。――長澤さんもおっしゃっていたように、希望を感じさせてくれる物語ですよね。リリー:もしこの映画の風景のような中に、自分の家族や好きな人たちがいるんだとしたらいいなと。「千の風になって」も、お墓で眠っているわけではないというような歌詞で、あの歌を映像化してくれたような作品で、すごく気持ちが楽になるなと思います。――長澤さんは生と死について何か考えましたか?長澤:生きることへの執着みたいなものが自分の中にあるんだなというのを感じました。もちろん人は死に向かって生きているわけですが、生きることに挑むというか、「まだまだやるぞ!」「ますます張り切って毎日を過ごさなくちゃ!」という気持ちが湧いてきて、より前向きに生きることに向き合えるきっかけになる映画だなと思いました。リリー:そうだね。マイケルも死んでも映画の続きを撮りたいと思っているわけだから、そういう気持ちはずっと持っていたいですね。●2人の関係は「友達としか言いようがない」――遺品整理すら任せられるという絆の深いお二人ですが、リリーさんだからこそこういうマイケルになったと、長澤さんが感じていることがありましたらお聞かせください。長澤:マイケルさんはみんなのまとめ役ですが、束ねているという感じではないんですよね。みんなに楽しみを与えて、みんなが「しょうがないな、マイケルさんのためなら」と動く。マイケルさんの思いが純粋だからこそ周りが放っておけなくなるというキャラクターで、まさにリリーさんはみんなの中心にいるけど、寄り添って控えめにまとめてくれている人だから、マイケルさんと相通ずるものがあるなと。リリーさんがいるからみんなが好意的な気持ちになってオープンになる。それはリリーさんにしかできないことだし、制作陣がリリーさんにマイケルさんを演じてほしいと思った理由はそこにあるんだろうなと思います。――役者としてのリリーさんの魅力はどのように感じていますか?長澤:リリーさんは生活をするように芝居をしていて、ライフワーク的に芝居に取り組んでいる感じがいいなといつも思います。私はそういう風には向き合えないので。リリーさんに会うといい意味で自分の角が取れて、リラックスした状態で芝居に向き合えて、いい気づきを与えてくれる人だし、同じ立場になってものを考えてくれるから、すごくありがたいです。もちろん先輩として尊敬していますが、それ以前に頼れる同志みたいな気持ちを持てるので、一緒にお芝居するのがすごく楽しいです。○長澤の真面目さにリリー感嘆「だからこの人のお芝居は輝いているんだ」――リリーさんは、長澤さんだからこういう美奈子になったと感じているところはいかがでしょうか。リリー:美奈子さんはまあちゃんに似ているところがけっこうあって、不器用な真面目さとか……まあちゃんすごく自己評価が低いんですよ。どんどん成長して大女優になっていく過程を見てうれしいなという気持ちで、長澤まさみファンとしてほとんどの映画を見ていますが、「この間のあれすごくよかったね」という話をしても、「いや全然」って、自分になかなか丸をつけない。昨日撮影したシーンがうまくいかなかったということで、いまだに泣ける人なんです。「お前すごいな!」と言いましたが、その新鮮さを持っている真面目さがあるから人に伝わるんだなと。だからこの人のお芝居は輝いているんだと思い、もの作りに対する姿勢を見て俺も襟を正すというか、そうやって一緒に成長してきた感じがします。――不器用な真面目さというのは長澤さん自身もそうだなと感じますか?長澤:そうですね。あまり器用な人間ではないのでタイムロスも多いなと思いますが、それが自分のやり方になってしまっているのでしょうがないなと。その通りだなと思います。――リリーさんは、役作りにおいて河村さんに寄せる部分があったかと思いますが、どのような意識で演じられましたか?リリー:一番河村さんに近づけるところがあるとするなら、映画に対する愛情ということですかね。それをマイケルの無邪気さ、プラスいろいろな思い残しから、みんなに「映画を一緒にやろうよ」と言うのはなかなか力技な展開だと思いますが、突き動かされる何かがある。役作りというよりも、藤井監督の中にあるマイケルというものを聞きながら演じました。――ご自身がマイケルさんと重なるところはあると感じていますか?リリー:自分に近いところがあるとしたら幼稚なところ(笑)。まあちゃんとお互い、小学生感が常にある(笑)。前は小4ぐらいだと言われていましたが、今は小5ぐらいにはなったかな。長澤:ちょっとかっこつけられるように(笑)○親友役で出会い「あの時の関係が延々と続いている感じ」――お二人は2011年に共演して以来10年以上の仲ですが、お互いにとってどんな存在になっていますか?長澤:友達です。もちろん尊敬しているし、俳優としても人としても先輩ですが、本当に友達。学生時代の友達とも違いますが、自分の思っていることを何でも共有できる人であることは間違いなくて、そうすると友達という言葉が一番合っているなと思います。リリー:友達としか言いようがない。一番最初に親友の役で出会ったので、プライベートもあの時の関係が延々と続いている感じです。うちのお袋が遺書みたいなものを残していて、「いい友達に恵まれる子になってもらいたいとずっと思っていました」と。実際、まあちゃんや何人かの友達ができて、いい友達に恵まれたなと思うと、悪くない人生なんだろうなと思います。仕事に対しては貪欲にもっといいものを作りたいというのはありますが。――何でも話せる友達の存在は本当に大切ですよね。長澤:そうですね。リリー:最近はあまり会ってなかったけど、ということはまあちゃん悪い状態じゃないんだなと思います。――悪い状態になるとリリーさんに連絡を?長澤:そうですね。いろんな相談をします。――今後も素敵な関係が続いていくと思いますが、お互いどうなっていってほしいなと思っていますか?長澤:楽しく日々を過ごしてほしいです。リリー:プライベートでは今まで通り、「ご飯でも食べますか」みたいな感じで。でも、この人の映画を見るのが好きなので、たくさんいい作品に出てもらいたいですし、これからのまあちゃんの作品を楽しみにしたいです。長澤:そして、また何か節目で共演できたらうれしいです。■長澤まさみ1987年6月3日生まれ。静岡県出身。2000年、第5回「東宝シンデレラ」オーディションにてグランプリを受賞し、同年女優としてデビュー。近年の主な出演作は、『コンフィデンスマンJP』シリーズ、映画『MOTHER マザー』(20)、『すばらしき世界』『マスカレード・ナイト』(21)、『シン・ウルトラマン』『百花』(22)、『シン・仮面ライダー』『ロストケア』(23)など。また、2022年放送のドラマ『エルピス-希望、あるいは災い-』にて、第31回橋田賞、第60回ギャラクシー賞 テレビ部門個人賞、第49回放送文化基金賞 演技賞を受賞。『四月になれば彼女は』が3月22日、『スオミの話をしよう』が9月13日公開予定。■リリー・フランキー1963年11月4日生まれ。福岡県出身。武蔵野美術大学卒業後、イラスト、文筆、俳優など幅広く活躍。小説『東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~』は230万部超のベストセラーとなり、2006年本屋大賞を受賞。俳優としては、『ぐるりのこと。』(08)で第51回ブルーリボン賞新人賞、『そして父になる』(13)で第37回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞。主演を務めた『万引き家族』(18)が第71回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した。『コットンテール』が3月1日公開予定。【長澤まさみ】スタイリスト:Kayo Yoshidaヘアメイク:スズキミナコ【リリー・フランキー】ヘアメイク:Aki Kudo
2024年03月01日リリー・フランキー主演の日英合作映画『コットンテール』より予告編とポスター、場面写真が解禁。キャストコメントも到着した。学生時代にオックスフォード大学と早稲田大学で日本映画を学び、日本に非常に造詣が深いパトリック・ディキンソン監督が、自身の母親を看取った経験を基に書き上げた脚本に深く共鳴したというリリー・フランキーを主演に迎えた本作。東京からイギリス湖水地方へ、妻の最後の願いを叶えるために旅する夫の姿を描くロードムービーだ。この度、本作の予告編とポスターが解禁。明子(木村多江)の葬儀のシーンから始まる予告編では、イギリスに到着した兼三郎(リリー・フランキー)が愛おしそうに明子の遺骨に語りかける姿、慧(錦戸亮)や、さつき(高梨臨)とすれ違っていく様子、そして家族のことも自分のことも分からなくなっていくことに強い恐れを抱く明子など、現在のイギリスと過去の東京を行き来しながら、兼三郎の妻への深い愛と後悔が映し出される。今際の際の明子を思い出しながら「約束したんだけどなあ…母さんを守ってあげられなかった」と涙を流す兼三郎の、妻との秘密の約束とは一体何なのか…。さらに、本作が初の長編デビューとなるパトリック・ディキンソン監督についてのキャストコメントも解禁。監督自身の体験を基にした脚本を読んで出演を決めたという主演のリリー・フランキーは「過去に同じテーマの短編を撮っていたり、日本を舞台にした介護の問題を10年近く考えていたなど、“家族の介護”は監督にとってライフワークなのだと思います。だからこそ僕たちがどう監督に協力していくことができるかを考えていました」と語る。そして、最後の重要なシーンについて「ネタバレになってしまうのであまりお話しできないのですが、監督からは明確な演技の指示がなかったんです。『考えないでください』と。撮影の時に『本当にこれで良いのかな』と不安もありましたが、緊張感を持って欲しかったのだと思いますし、兼三郎の行動や気持ちを明確にしてしまうと、このドラマの本質が変わってしまうという意識がありました。『無』でいて欲しいと言う監督の正解に即して演じることが正解で、分からない方がいいのだと思った」と、監督への絶大な信頼を明かしている。最愛の母を亡くすという同じ喪失感を持ちながら、父と衝突してしまう息子・慧役を演じた錦戸亮は「僕自身、海外の映画監督と撮影に臨むのは初めての経験でしたが、日本語が堪能な監督で、コミュニケーションもとっていただき、優しい空間での撮影でした。イギリスでの撮影期間中、毎朝お米を炊いて、自分のお昼用におにぎりを作っていたのですが、そのおにぎりも美味しいと言って食べてくれました。日本、英国双方共に、その場所でしか見られないとても綺麗な映像で繋がれた映画です。撮影期間はコロナ禍真っ最中でしたが、少しずつ近づく心の距離や、静かに温かく進んでいく物語を是非劇場でご覧ください!」とコメント。若年性アルツハイマーに冒される明子役の木村多江は「難しい役でしたが、才能溢れるパトリック監督との時間は、繊細なリハーサルを重ねた、俳優に寄り添ったもので、このように仕事ができたことは本当に幸せなことでした。そして、映画にも間違いなく、その繊細さが紡ぎ出され、悲しくも優しい普遍的な愛が流れています。監督の人を見る優しいまなざしが、観るものの心に沁みる何かを、そっと残してくれる、そんな映画です」と語った。すれ違う兼三郎と慧に話し合うことを勧めるさつき役の高梨臨は「映画『コットンテール』がついに公開される事をとても嬉しく思っております。日英合作作品ということで、撮影でイギリスのロンドン、そして湖水地方にも行かせていただきました。夏のイギリスは、空気も景色も本当に素敵で、そこにイギリス人のパトリック監督が見る、日本の世界観も重なって、また新しい日本の景色も見ることができました。監督は役者に寄り添ってくれて、とても心の優しい監督でした。その温かさがこの映画の温かさを作り出してくれているのではないかと感じました。見てくださる方々の心にも届いてくれたら嬉しいです」と、監督とのエピソードと作品の魅力を熱く語っている。また、併せて解禁されたポスターでは、田園地帯を自転車で進む兼三郎が捉えられており、最愛の妻を亡くした主人公のもの悲しさとともに、美しい風景が心に染み入るビジュアルとなっている。『コットンテール』は3月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:コットンテール 2024年3月1日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©️2023 Magnolia Mae/ Office Shirous
2024年01月31日1月7日から新章「エッグヘッド編」がスタートした、人気アニメ『ONE PIECE』(フジテレビ系)。ところがSNSでは、“麦わらの一味”の船大工「フランキー」の声を務める声優・矢尾一樹(64)の“異変”が指摘されている。14日に放送された「第1090話 新しい島!未来島エッグヘッド」の回でも、波紋を呼んでいた。新しい冒険に出たルフィたちだったが、海上で巨大なサメに遭遇するというストーリー。仲間のジンベエから船の舵取りを頼まれたフランキーだったが……。「荒海での操縦にためらいつつも、『やるっきゃねぇか』と仲間を助けにいく見せ場のシーンがありました。しかしアニメの動きに反して、呂律が回っていない印象だったというのです。セリフが聞き取りにくく感じた視聴者もいたようでした」(アニメ誌ライター)実際にSNSでは、矢尾を心配する声が相次いでいる。《やっぱ矢尾さん(フランキー)の声違和感ある》《フランキー役の矢尾さんもう限界なのかなぁ…明らかに呂律が回ってないし…》《矢尾一樹さん声大丈夫か?? 口に何か挟まってるような喋り方だったけど》《フランキー、というか矢尾一樹さんの演技がだいぶふがふがしてて大丈夫か?って気持ちになる》同アニメでは「フランキー」以外にも、個性的なキャラクター「ジャンゴ」「Mr.2・ボン・クレー」も兼任する矢尾。代表作に『超獣機神ダンクーガ』(藤原忍役)や『機動戦士ガンダムZZ』(ジュドー・アーシタ役)、『頭文字D』(池谷浩一郎役)などがあり、アニメ黄金期を牽引してきたレジェンド声優だ。だが矢尾をめぐっては、少し前からファンの間で体調不安を懸念する声が囁かれていたようだ。「これまでフランキー役の声優交代はなく、矢尾さんが20年近く務めてきました。矢尾さんはジャンゴを演じて以来、作者の尾田栄一郎さんと親交を深めてきたそうです。『栄一郎』と下の名前で呼ぶ仲だといい、フランキーは矢尾さんをイメージして作られたキャラクターだと言われています。しかし矢尾さんの声の衰えは、’22年公開の劇場版『ONE PIECE FILM RED』でもすでに指摘されていました。今月14日にはニコニコチャンネルで、声優の平野綾さんをゲストに迎えた動画が配信されました。矢尾さんは元気そうに振舞っていましたが、数年前と比べて確かに滑舌が悪くなっている印象でした。また3年くらい前から、“激ヤセ”を心配する声も増えています。昨年12月にSNSで野沢雅子さんとの2ショットを投稿していましたが、矢尾さんについて《こんなに瘦せてた?》《大丈夫かなぁ》といった声が寄せられていました」(WEBメディア記者)声優界のレジェンドとして第一線を走り続ける矢尾だが、健康であることを願うばかりだ。
2024年01月16日日英合作映画『コットンテール』が、2024年3月1日(金)に公開される。主演はリリー・フランキー。亡き妻の散骨でウィンダミア湖に、家族の愛の物語『コットンテール』は、日本とイギリスといった2つの国を舞台に、日本人家族の物語を描く日英合作映画。家族の愛と再生、贖罪と和解が描かれる。主人公・兼三郎は、妻・明子の死を契機に疎遠になっていた一人息子・慧と再会。『ピーター・ラビット』の発祥地であるイギリス・ウィンダミア湖に散骨してほしいという明子の最後の願いを叶えるために一緒にイギリスへと向かう。尚、タイトルの“コットンテール”とは、ビアトリクス・ポターの名作「ピーター・ラビットのおはなし」に登場するキャラクターの名前である。リリー・フランキーが主演、錦戸亮・木村多江が家族役で共演主人公の兼三郎役を務めるのは、『万引き家族』『アナログ』などに出演し活躍するリリー・フランキー。共演には、木村多江、錦戸亮、高梨臨が名を連ねている。主人公・兼三郎…リリー・フランキー妻・明子の葬式で、疎遠になっていた息子の慧と再会。明子の遺言状に書かれていた最後の願いを叶えるため、慧の家族とともにイギリスへ向かう。長らく疎遠だった慧に対し長年のわだかまりが積もっており、ことあるごとに衝突してしまう。さらに、慧に言えない明子とのもう一つの約束を抱えている。慧(トシ)…錦戸亮兼三郎の一人息子。妻・さつきと子供のエミがいる。兼三郎とともにイギリスに向かうが、兼三郎と心を開き合えず言い争いに。明子…木村多江若年性アルツハイマーにかかり、辛い闘病生活の末にこの世を去ってしまった兼三郎の妻。遺言状に、“子供の頃に愛した『ピーターラビット』の発祥地であり、夫婦で行きたいと思っていたイギリスのウィンダミア湖に散骨して欲しい”といった内容を書き残していた。さつき…高梨臨慧の妻。ジョン…キアラン・ハインズ農場で、道に迷っていた兼三郎の世話をする。メアリー…イーファ・ハインズジョンの娘。監督・脚本はパトリック・ディキンソン映画『コットンテール』の監督・脚本を務めたのはパトリック・ディキンソン。早稲田大学に留学経験もあり、日本の映画や小説などに多く触れてきた中で、日本とイギリスの2つの国をまたがる話にすることを決めたという。撮影は2021年初夏、日本でスタートし、イギリス・ロンドンで敢行された。尚、映画『コットンテール』は公開に先駆け第18回ローマ国際映画祭グランドパブリック部門(GRAND PUBLIC)へ正式出品。最優秀初長編作品賞の受賞を果たしている。映画『コットンテール』あらすじ60代の作家、大島兼三郎の最愛の妻、明子が闘病生活の末に息を引き取った。埋めようのない喪失感に打ちひしがれた兼三郎は、生前の明子が寺の住職に託した一通の手紙を受け取る。そこには明子が子供の頃に訪れたイギリスのウィンダミア湖に、自分の遺灰をまいてほしいという最後の願いが記されていた。兼三郎は遺言を叶えるために、長らく疎遠だった息子の慧とその妻さつき、4歳の孫エミとともにイギリスへ旅立つ。しかし、兼三郎と慧は事あるごとに衝突し、単身ロンドンから湖水地方に向かった兼三郎は田園地帯で道に迷い、途方に暮れるはめに。やがて兼三郎は亡き妻に導かれたこの旅の果てに、人生の最も大切なことと向き合っていくのだった。【詳細】映画『コットンテール』公開日:2024年3月1日(金)出演:リリー・フランキー、錦戸亮、木村多江、高梨臨 、恒松祐里、工藤孝生、イーファ・ハインズ、キアラン・ハインズ監督・脚本:パトリック・ディキンソン製作総指揮:ガブリエル・タナ原題:COTTONTAIL
2023年11月10日リリー・フランキー主演、木村多江、錦戸亮、高梨臨が共演する日英合作『COTTONTAIL』が、邦題『コットンテール』として2024年3月1日(金)より公開決定。公開に先駆け、第18回ローマ国際映画祭グランドパブリック部門(GRANDPUBLIC)へ正式出品され、最優秀初長編作品賞を受賞した。現地時間10月26日、主演のリリーさんとパトリック・ディキンソン監督がローマ国際映画祭のレッドカーペットに登場。リリーさんは、『万引き家族』のカンヌ国際映画祭以来となる国際映画祭レッドカーペットの参加となり、ここでは地元ローマの市民、世界各国から集まった映画ファン、マスコミから止まないリリー・コールが!握手、サイン、写真を求められ、なかなか前に進めない状況までに盛り上がった。続いて、ワールドプレミアとなる公式上映では、エンドロールが始まった瞬間から握手が巻き起こり、エンドロールにリリーさんの名前が出た瞬間、観客は熱を帯び、リリーさんも立ち上がり観客に応える姿が終映まで続いた。上映後も、地元ローマの市民、映画ファン、マスコミがリリーさんの元へ集まり本作の感動を伝え、握手を求める人々が列をなし、盛り上がりを見せていた。ワールドプレミア上映を終えたリリーさんは、「パトリックというイギリス人監督が撮った、日本人家族の物語がローマの方々に熱く迎えられたこと、『コットンテール』という作品が国を超えていく瞬間を目の当たりにするという素晴らしい経験ができました」と感激の様子でコメント。また、同部門には日本から宮崎駿監督『君たちはどう生きるか』も出品されていた。監督・脚本を手掛けたパトリック・ディキンソンは、早稲田大学に留学経験があり、日本の映画や小説などに多く触れてきた。その中で、日本に素晴らしいスタッフ、キャストがいることを知ったこと、インターナショナルな作品の方が面白くなると考え、日本とイギリスの二つの国をまたがる話にすることを決めたと合作の経緯を語る。撮影は新型コロナウイルス感染拡大に伴う延期を経て、2021年初夏、日本でスタートし、イギリス・ロンドンでも行われた。併せて、主人公・兼三郎(リリー・フランキー)と一人息子の慧(錦戸亮)のツーショット写真が解禁。タイトルの「コットンテール」とは、イギリスの作家ビアトリクス・ポターの名作「ピーター・ラビットのおはなし」に登場する、ピーターの3匹の妹のうちの1匹の名前である。『コットンテール』は2024年3月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:Cottontail(原題) 2022年公開予定
2023年11月02日真木よう子、井浦新、リリー・フランキー、永山瑛太、江口のりこらが共演する『アンダーカレント』。この度、登場人物たちの衣装に込められた思いが明かされた。衣装を担当した馬場恭子と藤原千弥は、原作にできるだけ従いながら、キャストに合わせて衣装を調整していったという。かなえ役の真木さんは普段のラフなスタイルと、探偵・山崎の報告を受けるために出かけて行くときのお出かけ用ファッションでメリハリをつけたという。また、堀役の井浦さんはもともとスタイルがいいため、作業着を用意して色気が出ないようなルックを作り上げたそう。リリーさん扮する探偵の山崎に関しては、原作者の豊田徹也氏が今泉力哉監督に、原作では登場からラストに向かうに従って、服の色が白っぽい色からグレー、紺と変わり、最後には黒になると説明していたという。映画本編の季節が夏から冬になっていくというのもあるが、かなえに誠実に向き合わなければいけないという山崎の心境の変化が込められている。映画では最後は濃いグレーのスーツ姿となり、碁盤など珍妙な柄のネクタイやだらしない着こなしから、真面目なトーンに変化していくようにスタイリング。原作漫画から受け継がれた、登場人物の心情に寄り添う衣装となっている。『アンダーカレント』は10月6日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アンダーカレント 2023年10月6日より全国にて公開(C)豊田徹也/講談社(C)2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年10月09日映画『アンダーカレント』より、リリー・フランキー扮する怪しい探偵・山崎道夫の場面写真とメイキング写真が公開された。『アンダーカレント』は、「漫画界のカンヌ映画祭」と呼ばれるフランス・アングレーム国際漫画祭でオフィシャルセレクションに選出されるなど、国内外で人気を誇る豊田徹也による同名漫画の実写化作品。突然夫が失踪してしまった銭湯「月乃湯」の女主人・かなえを真木よう子、夫が失踪したかなえの前に「働きたい」と現れる謎の男・堀を井浦新が演じる。山崎は失踪したかなえの夫・悟を探すことになる探偵。カラオケボックスでの調査報告後、ショックを受けるかなえをよそに一人熱唱するなど、言動すべてが常識から外れた男。他人の厄介ごとなんて一番苦手と言いながら、かなえに対しては親身になっていく、という重要な役どころだ。本日10月1日(日) が「コーヒーの日」ということで、公開された写真では物語後半の大事な局面となる山崎がドリップコーヒーを淹れるシーンと、コーヒーを飲んでいる休憩中の姿が切り取られている。ちなみに、原作者の豊田徹也は『アンダーカレント』の次に、コーヒーにまつわる様々な人間ドラマ17編のオムニバス作品『珈琲時間』を描いており、同作にも数話、探偵・山崎が登場。豊田曰く、山崎はリリー・フランキーをモデルにしたキャラクターとのこと。<作品情報>『アンダーカレント』10月6日(金) 全国公開原作:豊田徹也『アンダーカレント』(講談社『アフタヌーン KC』刊)監督:今泉力哉脚本:澤井香織、今泉力哉音楽:細野晴臣■出演真木よう子、井浦新、リリー・フランキー、永山瑛太、江口のりこ、中村久美、康すおん、内田理央公式HP:
2023年10月01日真木よう子主演、今泉力哉監督作『アンダーカレント』より、原作漫画でリリー・フランキーがモデルだという探偵・山崎のキャスティングと撮影時のエピソードが明かされた。豊田徹也の同名長編漫画を映画化した本作。原作漫画の探偵・山崎のモデルは、映画版で同役を演じるリリー・フランキーであるという。リリー・フランキー演じる山崎道夫は、失踪したかなえの夫・悟を探すことになる探偵。カラオケボックスでの調査報告後、ショックを受けるかなえの前で一人熱唱するなど、言動全てが常識から外れている。他人の厄介ごとなんて一番苦手と言いながら、かなえに対しては親身になっていく…という役どころだ。原作者の豊田徹也氏はこのキャラクターを当時、河出書房新社から発売されている季刊文芸誌「文藝」で特集されていたリリー・フランキーの写真を見ながらイメージを膨らませて描いたそう。それから20年近く経つものの、実際にモデルである俳優リリー・フランキーが演じることになった山崎の場面写真と、原作漫画のカットを比べると、確かに雰囲気がそっくりだ。山崎役のキャスティングについて、今泉力哉監督は「豊田先生から『是非リリーさんで』というプレッシャーは全くなかった」と前置きしつつ「適当な男に見えて、実は一番の切れ者。少し色気もあるという独特の佇まいが出せる人は、やはりリリーさんしか考えられませんでした」と指摘している。豊田氏とリリー・フランキーは撮影現場で初対面。リリー・フランキーは自身がモデルであることをその場で直接豊田氏に聞いてから「緊張感が出た(笑)」と胸の内を明かし、「探偵ぽくならないといけない部分となってはいけない部分とのバランスが難しかった。山崎の中でも、かなえとの距離感が縮まっていく感じとか、探偵ではない部分の匂いができるだけ出たらいいと思って演じた」とふり返っている。『アンダーカレント』は10月6日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アンダーカレント 2023年10月6日より全国にて公開(C)豊田徹也/講談社(C)2023「アンダーカレント」製作委員会
2023年09月27日コロンビア(Columbia)と、イラストレーターのジョナス・クレアッソンとのコラボレーションTシャツ、バックパック、ハットが登場。美しい自然と動物のイラストを配したTシャツ今回登場するのは、イラストレーターとして活躍するジョナス・クレアッソンが描く、美しい自然とキャンプを楽しむ動物たちのイラストを落とし込んだアイテム。イラストは、サークル型で切り抜かれたキャンピングシーン、スノーアクティビティアイテムが集結したグラフィック、キャンプシーンとスノーグラフィックを合わせたスクエアプリントの3種を用意している。中でも注目は、フロントに手書きの「Colombia」ロゴを配したTシャツ。素材には、コットンのようなナチュラルな肌触りのポリエステルを使用し、快適な着心地を実現している。コロンビア独自の吸湿速乾機能「オムニウィック」や、日差しから肌を守るサンプロテクション機能「オムニシェイド」を搭載するなど、真夏にぴったりの機能性も兼ね備えた1着だ。また、ウィメンズ用のチュニック型や子ども用のキッズTシャツなど、幅広いサイズを取り揃えている。収納性抜群のバックパックさらに、撥水機能も備える、高密度織ナイロン製バックパックもラインナップ。バック内部にストラップ付PC対応のポケット、両サイドにスリーブポケット、フロントポケット内部に貴重品入れと使用可能なオーガナイザーポケットを取り付けるといった、収納性抜群の構造がポイント。セットとしてオリジナル総柄のベルト付きパスケースが付属するのも魅力的だ。リバーシブル仕様のバケットハット加えてポリエステルツイル素材を使用し汗止めに優れた、リバーシブル仕様のバケットハットも登場。オリジナルロゴ刺繍入りのシンプルなデザインと、オリジナル総柄をあしらった可愛らしいデザインを気分に合わせて使い分けることもできる。【詳細】コロンビア×ジョナス・クレアッソン発売日:2023年7月14日(金)アイテム例:・レイクトゥアベニューショートスリーブTシャツ 6,600円・クレストトゥバレーショートスリーブTシャツ 7,150円・ウィメンズレイクトゥーアベニューショートスリーブTシャツ 6,600円・ウィメンズレイクトゥーアベニューハーフスリーブチュニック 7,480円・レイクトゥーアドベンチャーショートスリーブTシャツ 5,280円・レイクトゥアベニュー18Lバックパック 8,910円・レイクトゥアベニューバケット 5,390円
2023年07月26日6月上旬夕方に都内の駅ビルで、いまや日本映画界に欠かせない怪優の一人となったリリー・フランキー(59)を本誌記者が目撃した。手動のドアを押して駅ビルに入ろうとしたリリーは、後ろからキャリーケースを引いた母親と小さな女の子が歩いてくるのに気づいてその場に立ち止まった。そして、親子が通り抜けられるまでドアを手で開け続けてあげていたのだ。リリーの紳士ぶりは芸能界でも有名だ。音楽番組『The Covers』(NHK)で2016年4月から2年間、リリーとともに司会を務めた仲里依紗(33)は番組の初回収録後、『WEBザテレビジョン』の取材に次のように答えている。「初MCで本当に緊張して、昨日は眠れなかったんです。でもリリーさんが本当にレディファーストで、女性をリラックスさせるのが上手なおかげで、肩の力を抜いて撮影することができました」レディファーストをさらりとやってのけるかたわら、テレビのトークやエッセイでは下ネタを連発。そのギャップにハマる女性もいるという。「下ネタを言っても下品に聞こえず、女性からも支持されているのがリリーさんのすごいところ。福山雅治さんも密かに『師匠』と慕っています。業界でも昔から人気があって、過去には長澤まさみさんとの密会が報じられたこともありました。常に自然体で聞き上手なうえにユーモアのある返しもできるので、父親のような包容力に惹かれてしまう女性も多いのでしょう」(芸能関係者)そのいっぽう5月31日に出演した『徹子の部屋』(テレビ朝日系)では独身がゆえの葛藤を語っている。「両親を亡くし、兄弟も家族もいないものですから、自分が亡くなったら財産は国のものになると言われたときに、天涯孤独ってこういう意味なんだなと。ここ何年かでお世話になった人も立て続けに亡くなりまして。叱ってくれる人がいなくなってきましたね……」女優でも一般人でも、分け隔てなく優しいモテオヤジに、“リリーファースト”な女性は現れるか――。
2023年06月15日各国で高い評価を得たシャーロット・ウェルズ監督初長編作『aftersun/アフターサン』より、父娘を演じたポール・メスカルとフランキー・コリオからメッセージが到着。併せて本編映像も解禁された。昨年のカンヌ国際映画祭批評家週間での上映で絶賛され北米配給権をA24が獲得した本作。その後、アカデミー賞をはじめ数々の映画祭で高く評価されたことと、興行的にも成功を収めたことから、現在開催中のカンヌ国際映画祭部門のオフィシャルポスターに本作のスチル写真が採用された。登場人物ふたりが強く抱きしめ合う、親子の深い愛情が丁寧に映し出されている一枚が、再びカンヌの熱い視線を浴びている。公開を間近に控え到着したメッセージ動画で、ポール・メスカルとフランキー・コリオは「ハロー、ジャパン!」と挨拶。ポールは「監督とフランキーと僕にとってすごく大切な映画です、是非楽しんでください!」とコメント、フランキーは「私がこの映画の撮影を楽しんだのと同じくらい皆さんも楽しんでください」と撮影時をチャーミングにふり返る。本作が2人にとって重要な作品であることがうかがい知れるメッセージとなっている。さらに、併せて解禁された本作の冒頭映像は、ソフィ(フランキー・コリオ)が父親カラム(ポール・メスカル)を撮影したビデオテープの映像。滞在中のホテルでじゃれ合う親子のほほえましいやり取りが残されており、間もなく誕生日を迎える父・カラムにインタビューするという設定でソフィがカメラを向ける。ここから、普段は離れて暮らしていても仲睦まじい父娘の様子が垣間見える。11歳のソフィは、2日後に31歳を迎える父カラムに、「11歳の時 将来は何をしてると思ってた?」と尋ねる。逆光の中で、何かを考え込んでいるような複雑な表情のまま、言葉を発しないカラムの顔を映し出してビデオは止まる…。ビデオテープに収められたローファイな映像にはどこか懐かしさが漂い、我々も彼らと一緒にその場にいたような感覚に陥る。心に仕舞っている愛おしい記憶が揺り起こされるような、温かな気持ちが引き起こされる冒頭映像となっている。『aftersun/アフターサン』は5月26日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:aftersun/アフターサン 2023年5月26日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿ピカデリーほか全国にて公開© Turkish Riviera Run Club Limited, British Broadcasting Corporation, The British Film Institute & Tango 2022
2023年05月25日2022年3月27日 (現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスにて「ヴァニティ・フェア」主催のオスカーパーティーが開催され、同パーティでは、ソフィー・ターナー、ジョー・ジョナスらのセレブリティがルイ・ヴィトンを着用しました。ソフィー・ターナー ©Louis Vuitton女優のソフィー・ターナーは、シルクで仕立てたカスタムメイドのロングスリーブガウンを着用。ハイジュエリーコレクションから、ホワイトゴールドにダイヤモンドをあしらったイヤリングとリングを合わせて。ジョー・ジョナス ©Louis Vuittonミュージシャン兼ダンサーのジョー・ジョナスは、クリスタルとスパンコールの刺繍が施されたスーツを着用。レナーテ・ラインスヴェ ©Louis Vuitton女優のレナーテ・ラインスヴェは、グラスビーズとスワロフスキークリスタルを散りばめた、カスタムメイドのケープガウンをまとって登場。ハイジュエリーコレクションから、ホワイトゴールドにダイヤモンドをセッティングしたブレスレットをコーディネート。シンシア・エリヴォ ©Louis Vuitton女優のシンシア・エリヴォは、カスタムメイドのボディースーツと繊細なスパンコールの刺繍をほどこしたニットスカートをコーディネート。アラナ・ハイム ©Louis Vuittonミュージシャン兼女優のアラナ・ハイムは、淡いミントグリーンが美しいカスタムメイドのシルクドレスとシルバーのサンダルを着用。ハイジュエリーコレクションから、ホワイトゴールドにダイヤモンドを組み合わせたイヤリングとリングを添えて。カトリーナ・バルフ ©Louis Vuitton女優のカトリーナ・バルフは、スパンコールを一面に刺繍したブラックのガウンをまとって。エミリア・ジョーンズ ©Louis Vuitton女優のエミリア・ジョーンズは、ゴールドとシルバーに輝くカスタムメイドのミニドレスと、ゴールドのサンダルを着用。エマ・チェンバレン ©Louis Vuittonインフルエンサーのエマ・チェンバレンは、サテンのスリップドレスを着用。キッド・カディ ©Louis Vuittonラッパー兼俳優のキッド・カディは、装飾されたボタンをあしらったウールのスーツに、ホワイトスニーカーをあわせて。【ルイ・ヴィトンについて】1854年の創業以来、ルイ・ヴィトンは、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらエレガントで実用的という、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」という精神を忠実に受け継いでいます。ルイ・ヴィトンというストーリーを作り上げたのは「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家、アーティスト、デザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ & ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ・ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。詳細は、ルイ・ヴィトン 公式サイトwww.louisvuitton.comをご覧ください。【お問合せ先】ルイ・ヴィトン クライアントサービス0120-00-1854企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2022年04月04日ソフィー・ターナーが、夫ジョー・ジョナスとの間に第2子を妊娠中であることがわかった。複数の関係者が「Us Weekly」誌に認めたという。2人は2016年から交際を始め、2017年10月に婚約、2019年5月に結婚。2020年7月に第1子ウィラちゃんの誕生を発表した。それからわずか4か月後に、「2人はすでに第2子を考えている」と同誌で報じられていた。ジョナス家に再びおめでたいニュースだ。今年1月、ジョーの弟のニックとプリヤンカー・チョープラー夫妻が、代理母出産により第1子を迎えたことを報告した。「ジョナス・ブラザーズ」の3兄弟には、長男ケヴィンに子どもが2人、次男ジョーに1人、三男ニックに1人おり、今度誕生するジョーの第2子を含めて5人になる。ツイッターでは、「よかったね!おめでとうございます!」「おめでとう!もうとっくに(「ゲーム・オブ・スローンズ」の)小さなサンサではないのね。成長って本当に早い」という祝福メッセージや、「いつの間に第1子が誕生していたの?」「え?第2子?どういうこと?」と第1子が誕生していたことを知らなかったと驚く声も多数寄せられている。(Hiromi Kaku)
2022年03月03日斎藤工が正体不明の漂着者を演じる、新金曜ナイトドラマ「漂着者」。この度新たな豪華キャスト、船越英一郎、リリー・フランキー、戸塚純貴、野間口徹、橋本じゅん、生瀬勝久の出演が明らかになった。衝撃的な展開が待ち受ける本作では、次々と不思議な事件が起こる。そして、「何か隠していそう」「この人、絶対裏の顔がある!」「過去が関係しているのかも」…と、思わず考察したくなること必至の謎めいた人物も続々登場。そんな重要人物を演じるのが、今回発表された名俳優。船越さんが演じるのは、海岸に漂着したヘミングウェイ(斎藤さん)が運び込まれる病院の精神科医で、のちに担当医となる国原栄一。リリーさんが、女児失踪事件の現場近くにある寺の住職・深見龍之介。生瀬さんと戸塚さんが、女児失踪事件と連続殺人事件の捜査をする中で、ヘミングウェイの存在を知り、犯人ではないかと疑う刑事を。野間口さんが、ヘミングウェイの身元引受人となるローゼン岸本。橋本さんが、新聞記者・新谷詠美(白石麻衣)の上司で、社会部のキャップ・橋太を演じる。船越さんは「ヘミングウェイに寄り添っていく存在になるのか、あるいはヘミングウェイの障壁として立ちはだかる存在になるのかというのも僕自身もわからない。探りながら役を作っていかなきゃいけないんだったら、わからないことをそのまま楽しもうと思っています」と心境を明かし、戸塚さんは「生瀬さんといろんな意味でかき乱していけるようなキャラクターにしたいですね。見てくださる視聴者の皆さまやスタッフ、キャストの方々もいい意味で裏切っていければと思います」と意気込む。野間口さんは「斎藤工さん主演のこのドラマ、きっとのめり込んで見ていただけると思います。皆さんの考察を、お待ちしております」と呼びかけた。リリーさんは「僕は、生瀬さんが犯人、犯人でない場合は、最終回まで命はない…そのどちらかだと」と予想し、そんな生瀬さんは「僕が演じる柴田は、設定として、そこかしこに“昭和の化石みたいな人”という要素があるので、そこを意識しています。僕自身も昭和の人間なのでイメージはしやすいですね。そんな人が、令和の時代にどうやって生活しているんだろう?という部分を付け足しながら演じています」とコメントしている。そのほか、漂着したヘミングウェイを発見し、SNSにアップして世間をにぎわせる女子高生3人組、ラぺを太田奈緒、ペリを隅田杏花、リモを吉田志織が演じることも決定した。金曜ナイトドラマ「漂着者」は7月23日より毎週金曜日23時15分~テレビ朝日系にて放送。※一部地域で放送時間が異なる(cinemacafe.net)
2021年07月02日俳優のリリー・フランキーが、日英合作映画『コットンテール "Cottontail”』(2022年公開)の主演を務めることが1日、明らかになった。同作は「英国アカデミー賞US学生映画賞」受賞監督であるパトリック・ディキンソンの新作。愛する人を失うことにより崩れかけた家族の愛の再生の物語で、主役の健三郎(リリー・フランキー)が、一人息子のトシ(錦戸亮)一家とともに、妻・明子(木村多江)の遺言に残された地・イギリス北部の湖水地方にあるウィンダミア湖へ旅に出かけ、悲しみを受け入れるまでの様々な思いを描いていく。監督・脚本のパトリック・ディキンソンは、「英国アカデミー賞US学生映画賞」とヨーロッパ人として初めて「学生エミー賞」をドラマ部門で受賞し、映画やテレビの世界で活躍している。早稲田大学に留学経験があり、多くの日本映画を観ているなか、今回の出演者を決めた。リリー・フランキーが主演を務め、演技力に定評のある錦戸亮がひとり息子・トシ、木村多江が健三郎の妻・明子、高梨臨がトシの妻・さつきを演じる。イギリスからは、キアラン・ハインズ(『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 2』)、『ワイルド・ローズ』に主演し英国内で数々の賞を受賞しているジェシー・バックリ(『ジュディ 虹の彼方に』)の出演が決まっている。また、本作プロデュースと世界セールスを担当するのは、『あなたを抱きしめる日まで』『ある公爵夫人の生涯』など、アカデミー賞や英国アカデミー賞などで数々の受賞やノミネート作品を手掛けるウエストエンドフィルムズであり、今後世界的な展開への期待も。共同プロデュースとして、英国映画協会ネットワークと英国アカデミー賞クルー2021(『Everything I Ever Wanted to Tell My Daughter About Men』『My House』)のジェイミー・ハービーJamie Harveyとサッチ・ワタナベSatch Watanabe(『TOKYO VICE(原題)』『アウトサイダー』)が参加した。コロナ禍で撮影が延期されていたが、2021年初夏に日本からスタートし、イギリス・ロンドンでの撮影を経て、2022年の日本公開を予定している。○パトリック・ディキンソン監督 コメントリリー・フランキーさんは、今を代表する素晴らしい俳優の一人です。彼が役柄にこめる繊細で人間らしい演技には、毎回驚かされますし、これこそが彼が特別な存在感を放つ理由だと思っています。今回『コットンテール』という愛の物語でリリーさんと一緒に作れる事をとても楽しみにしていると同時に、世界中の人々の心に触れる美しい映画にしていきたいと思っています。錦戸亮さんは、演じる役の感情に観客を引き込む事が非常に上手な俳優さんです。『羊の木』での亮さんのお芝居で僕は、どんどん彼の役の感情に引き込まれ、忘れられない映画体験をさせて頂きました。才能豊かな亮さんの演技の幅広さと奥深さを『コットンテール』で皆さんにも体験して頂ける事を嬉しく思っています。木村多江さんが日本アカデミー賞を受賞された『ぐるりのこと』でのお芝居を拝見して、本当に素晴らしいと感じました。多江さんは偽りのない真の感情を見事に表現していて、僕は何度も泣かされました。多江さんの、この“真に迫るもの”こそが、観客の心の奥深くまで響き、感動を与える理由だと思っています。多江さんと一緒に『コットンテール』という愛の物語で、彼女の才能を映像化できる事が楽しみです。高梨臨さんのカンヌ国際映画祭に正式招待された『ライク・サムワン・イン・ラブ』でのお芝居は本当に秀逸でした。臨さんは役柄を、希望や恐怖心などを抱え持つ人間味あふれる存在として見事に演じ、私は、彼女に特別な才能を感じました。幸運にも臨さんがキャストに加わって下さった事で、『コットンテール』をご覧になった方々は、きっと彼女の細やかな感情あふれるお芝居で胸心を動かされる事だろうと思っています。○カブリエル・タナ プロデューサー コメントパトリック監督の脚本の元に、こんなにも素晴らしい俳優さんたちが集った事を大変嬉しく思っております。この美しい物語を映画としてこれから皆さんと作れる事を、製作者一同楽しみにしております。素晴らしい監督や役者やスタッフとともに、この愛の物語は、言葉も国籍も越え、多くの方々の心に響く作品にしていきたいと思っています。○あらすじ健三郎(リリー・フランキー)は、妻・明子(木村多江)を失うまで、しばらく一人息子のトシ(錦戸亮)とは疎遠になっていた。明子の葬式で久し振りに、トシとその妻さつき(高梨臨)、孫のエミに会う。喪主であるはずの健三郎は、酒に酔い、だらしない態度をとる。トシは、そんな父親に苛立ちつつも、気にかける。そして、明子の遺言状が開封され、そこには、明子が子供の頃に好きだった『ピーターラビット』発祥地であり夫婦で行きたいと思っていた、イギリスのウィンダミア湖に散骨して欲しいという内容だった。健三郎とトシ一家は、明子の願いを叶えるため、イギリス北部の湖水地方へ旅立つ。イギリスに来ても、何かに悩みながら大人げない態度をとり続ける健三郎にトシは、苛立つ。心を開き、向き合えない健三郎とトシは、旅の途中のロンドンで言い争いとなり、健三郎は何も言わずに一人で湖に向かってしまう。道に迷い、疲れ果て、途方に暮れていると、ある農場に住むジョン(キアラン・ハインズ)とその娘メアリー(ジェシー・バックリー)に出会う。優しい二人の世話になり、しだいに心がやすらいでいった健三郎は、意を決し、トシに連絡をする。そして迎えに来たトシに打ち明けたずっと言えなかった秘密とは…。 ※Cottontailとは、作家ビアトリクス・ポターの名作「ピーター・ラビットのおはなし」に登場する、ピーターの3匹の妹のうちの1匹の名前
2021年04月01日リリー・フランキー主演、錦戸亮、木村多江、高梨臨が共演する日英合作映画『Cottontail』(コットンテール)の日本公開が決定した。健三郎は、妻・明子を失うまでしばらく一人息子のトシとは疎遠になっていた。明子の葬式で久し振りにトシとその妻さつき、孫のエミに会う。そして、明子の遺言状が開封され、そこには子どもの頃に好きだった「ピーターラビット」発祥地であり夫婦で行きたいと思っていたイギリスのウィンダミア湖に散骨して欲しい書かれており、健三郎とトシ一家は、その願いを叶えるため、イギリス北部の湖水地方へ旅立つ。しかし、心を開き向き合えない健三郎とトシは、旅の途中のロンドンで言い争いになり、健三郎は一人で湖に向かってしまう。道に迷い途方に暮れていると、ある農場に住むジョンとその娘メアリーに出会い、次第に心がやすらいでいった健三郎は、トシに連絡。迎えに来たトシに打ち明けたずっと言えなかった秘密とは…。本作は、英国アカデミー賞US学生映画賞受賞経験のあるパトリック・ディキンソン監督の新作。愛する人を失うことにより崩れかけた、家族の愛の再生の物語だ。メインキャストには、健三郎役でリリーさん、妻・明子役で木村さん、息子のトシ役で錦戸さん、トシの妻さつき役で高梨さんが出演。さらにイギリスからは、『ジャスティス・リーグ』「ROME[ローマ]」のキアラン・ハインズ(ジョン役)、『ワイルド・ローズ』『ジュディ 虹の彼方に』のジェシー・バックリー(メアリー役)の出演も決定している。ディキンソン監督は、英国アカデミー賞US学生映画賞と学生エミー賞のドラマ部門でヨーロッパ人として初めて受賞し、映画やテレビの世界で活躍中。早稲田大学に留学経験があり、多くの日本映画を観ている中、今回の出演者を決定。ディキンソン監督は「リリー・フランキーさんは、今を代表する素晴らしい俳優の一人」と称賛し、「今回『コットンテール』という愛の物語でリリーさんと一緒に作れる事をとても楽しみにしていると同時に、世界中の人々の心に触れる美しい映画にしていきたいと思っています」と意気込みを語っている。またほかのキャストについても「錦戸亮さんは、演じる役の感情に観客を引き込む事が非常に上手な俳優さん」、「木村多江さんが日本アカデミー賞を受賞された『ぐるりのこと』でのお芝居を拝見して、本当に素晴らしいと感じました。多江さんは偽りのない真の感情を見事に表現していて、僕は何度も泣かされました」、「高梨臨さんのカンヌ国際映画祭に正式招待された『ライク・サムワン・イン・ラブ』でのお芝居は本当に秀逸でした。臨さんは役柄を、希望や恐怖心などを抱え持つ人間味あふれる存在として見事に演じ、私は、彼女に特別な才能を感じました」とコメントしている。なお、昨今の状況下で撮影が延期されていたが、今年初夏、日本での撮影からスタートし、イギリスではロンドンで撮影が行われる。『Cottontail』(英題・邦題未定)は2022年日本公開予定。(cinemacafe.net)
2021年04月01日女優の石田ゆり子が、アフラックの新CMでリリー・フランキーが声を担当する新キャラクター「アヒル氏」と共演。新CM「アヒル氏とゆり子さん 登場」編、「アヒル氏とゆり子さん 充実」編、「アヒル氏とゆり子さん ムダがない」編は、15日から全国で放送される。新CMでは、石田扮する「ゆり子さん」と、顔立ちも体つきもアヒルっぽい紳士の「アヒル氏」、アヒル氏のペット「アフラックダック」による微笑ましい掛け合いが見どころとなっている。ゆり子さんにほのかな恋心を抱くも恋愛には不器用なアヒル氏だが、その紳士的な振る舞いと穏やかな語り口に信頼を寄せていくゆり子さん。公園を歩いたり、美しい海の砂浜に座ったり、ソフトクリームを手に観覧車に乗ったりと、デートのような散歩を楽しむ2人に注目だ。石田はリリーの印象を「ユーモア溢れる素晴らしい大人の男性」と語り、「私も子供の頃から『リリー』と呼ばれていた」と縁を明かす。リリーも「この前、ゆり子さんが『Lily(リリー)』というフォトエッセイを出されていて、そのタイトルを見た時、自分のことのように嬉しかった」と親近感を抱いていた様子。そんな石田と仲良くなるために、リリーならどう距離を詰めるかという質問に「ゆり子さんはすごく常識人なので、特別なことをしなくていいというか。あんまり緊張感を持っていろいろ考えると、見透かされそうですからね」と提言し、石田は「そうですね。もしリリーさんとどこかへお出かけするとしたら、ただのお散歩とか」とリリーの考えに賛同する。今回のCMテーマにかけて、ついついやってしまうムダなことを聞くと石田が「むしろ一見ムダだと思えるもののなかに真実があるような気が」と前置きしたうえで、「朝起きると、私は豆から挽いてコーヒーを淹れるんですけど、その時間だって、ムダだという人にはムダですよね。でも、私はその時間がとても好きなんです」と熱弁。また、おうち時間の過ごし方について石田が「以前から英語とギターを習っていたんですけど、楽器もネットで習えるというのは新しい発見でした。本当に私はクラシックギターの音が大好きで、上手くなりたい」と答えるとリリーが「コーヒーの匂いのする部屋で、飼っている動物たちに囲まれて、ギターを弾いてるって、それはもう、ほぼ絵の世界ですね」と驚く一幕も見られた。
2021年01月14日ジョー・ジョナスとトーマス・サドスキが『Devotion』に出演することになった。大型予算をかけた実話にもとづく戦争映画で、ほかにジョナサン・メジャーズとグレン・パウエルが出演する。舞台は朝鮮戦争。ふたりの若いパイロットは友情を築くが、そのうちひとりが敵に撃ち落とされてしまうという物語らしい。監督は『Sleight』(日本未公開)のJD・ディラード。撮影は来月、ジョージア州でスタートの予定。ジョナスの弟ニック・ジョナスは、昨年秋日本公開されたローランド・エメリッヒ監督の『ミッドウェイ』で戦争映画に初挑戦している。文=猿渡由紀
2021年01月13日山田洋次監督最新作『キネマの神様』の新たな出演者、リリー・フランキー、志尊淳、前田旺志郎の3名が発表された。揃って山田監督作品初出演となる。リリーさんが演じるのは、1950~60年代の日本映画黄金期に活躍した、助監督のゴウ(菅田将暉)が師匠とする映画監督・出水宏。多くは語らないが、映画撮影において確固たるこだわりを持ち、ゴウに監督としての在り方を背中で教える。先日最終回を迎えた「極主夫道」への出演も話題となった志尊さんは、テラシン(小林稔侍)が経営する映画館「テアトル銀幕」でアルバイトをするイマドキの青年・水川を演じる。「テアトル銀幕」を通して、現代のテラシンや淑子(宮本信子)、そしてゴウ(沢田研二)と会話を重ねる中で関係性を築いていく役どころだ。また、落ちぶれたゴウが持っていた才能を再び見出す、孫・勇太役で、先日放送終了した「猫」で連続ドラマ初主演を務めた前田さんが出演。現代のゴウにとってのキーパーソンと言える勇太。内気で部屋にこもりがちの繊細な彼だが、ゴウとはほかの誰よりも信頼関係を築いていく。過去のゴウ、現代のゴウ、とそれぞれ人生を共にする3人。リリーさんは「山田洋次監督、沢田研二さん、志村けんさん。僕の憧れのスターの方々と、同じフィルムの中に存在できたことが、幸福です」と参加を喜ぶ。志尊さんは「自分の人生において、山田洋次監督作品に出演させていただける事があるなんて思ってもいませんでした。スタジオに入った瞬間から感じる、緊張感、繊細さ、熱量。全てにおいて貴重な時間でした」と撮影をふり返り、前田さんも「正直、山田監督は厳しかったです。しかし、それは僕にだけではなく自分自身に対してもで、映画を作る事への一切妥協しないあの姿勢は映画への愛に溢れており、心の底からリスペクトしています。改めてこんな素敵な作品に出演できた事が嬉しいですし、多くの人に観ていただきたいと思います」とコメントしている。『キネマの神様』は2021年4月16日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:キネマの神様 2021年4月16日より全国にて公開©︎2021「キネマの神様」製作委員会
2020年12月22日映画『夏、至るころ』(12月4日公開)の公開初日舞台挨拶が4日に都内で行われ、池田エライザ監督、倉悠貴、リリー・フランキー、原日出子が登場した。同作は女優・モデルとして活躍する池田エライザの監督デビュー作で、原案も務めた。緑あふれる故郷の山々に抱かれながら、友情を育んできた男子高校生の翔(倉)と泰我(石内呂依)が、夏祭りを前に初めて自分の人生と向き合い、それぞれの一歩を選びとる物語。リリーは池田監督について「3年くらいずっと同じ音楽番組でMCをしてますが、22歳の女性が監督をするというつもりで行くと本当にすごく安定感のある、かっちりした的確な監督で、仕上がりを見ても22歳の女の子が撮った映画じゃない。安定感がある」と絶賛。原も「現場の監督を見てて、間違いないなという確信はありました。迷いがない」と褒め、リリーは「70歳くらいのベテランのじいさんが撮ったみたいな。一言一言、エピソードとかに、ふだん池田監督が持ってるメッセージが散りばめられてる、懐かしいような現代的なような」と評した。初主演となった倉は「あるシーンでなかなか感情がうまく入らないシーンがあった時に……あれはどういうことなんですかね。すごく寄り添ってくれる感じ」と、池田監督のやり方を魔法かのように語る。「『この人もそうなんだ』みたいな。そんな感じですごく語ってくださって、優しく。それでスッと感情が入って、うまくいった」と感謝した。そのシーンについて、池田監督は「涙するシーンがあって、涙することはできるんだけど、辻褄が合わなかったんだよね。現場の空気感も緊張感も不慣れなところもあったし、若いなりの感情の整理のつかなさで、どっちの感情をとるのかで迷ってるのかなというシーンがあったので、1回撮影を止めて」と振り返る。「ちょっと厳しくしちゃったりもしたけど、あくまで役に対して、『何が悔しかったんだい?』とか『何が嫌だったの? 何て言われたの?』ということを話しかけ続けて、すごく魅力的な絵が撮れたということはありました」と説明した。それを受けて、リリーは「確かに、1回セットから倉くんが出されて戻ってこなくて、戻ってきたとき血だらけだったから。歯もほとんどない」とジョークを飛ばす。池田監督は「真逆ですよ! そんな映画じゃない」と苦笑していた。
2020年12月04日4月からTOKYO FMでスタートした新番組『リリー・フランキー「スナック ラジオ」』。リリー・フランキーさんが、ラジオのレギュラー番組を持つのは、なんと約14年ぶり!久々にラジオの世界に不時着、いや降臨され、リリーさんファンやリスナーが歓喜している。「20代の頃にラジオの構成作家をやっていたし、長らく深夜の生放送のパーソナリティも担当していたから、ラジオには愛着がある。だから久々にラジオの話をもらった時は、率直にうれしかったです。僕は、ラジオというメディアが好きなんです。少ないスタッフで作り上げていく楽しさがあるし、リスナーとの距離も近いから。でも、土曜16時の枠だと聞いて、“うそでしょ?半年で終わるんじゃない?”とは、思いましたけどね(笑)」そう、この番組は、土曜の夕方、サタデーナイトの入り口に、ラジオの電波に乗って、1時間限定でオープンする「スナック ラジオ」。毎回ゲストが来店し、音楽をかけながら、スナックらしい、とりとめのないトークが展開される。時には、「こんな時間にこの話、大丈夫?」と聴いている方がドキドキしてしまうような、ディープな話も!そのスナックの店主を務めるのがリリーさんだ。「時間帯を考慮して、これでも下ネタは抑えているんですけどね。でも回を追うごとに、スナック感が増してきているのは感じます。番組では、アルバイトという設定で、アシスタントも出演しているのですが、ゲストに合わせて、人数や組み合わせを変えて、毎回シフトを考えているんです。そうすると、実際のスナックにもあるような、バイト同士のいがみ合いとかが発生して、場がぐしゃぐしゃと乱れてくる(笑)。すると、ゲストもラジオの収録だってことを忘れて、どうでもいいことを話し始めたり、本音を爆発させたり…。今までのラジオでは考えられなかったようなクロストークの嵐が生まれ始め、それがスナックという体に、見事ハマってきた気がします」たしかにこの番組でのリリーさんの立ち位置は、聞き上手なスナックのママといった感じが…。「そうそう、ついつい喋りすぎてしまうこともあるけれど、それよりも場を回すのが僕の仕事。だから、番組中にかける音楽も、リスナーからのメールも、その時の話の内容や雰囲気に合わせて、僕がその場で選んでいます。その方がスナックっぽいし、聴いている人たちに、店の空気感が伝わるかなと思って。この間、RADWIMPSの野田洋次郎くんがゲストで来た時に、ピアノの生演奏を披露してくれたんだけど、まさに僕がいつも飲みに行った時に経験している風景、そのものだったから。たとえばミュージシャンと飲んでいる時に、その人がそこにある楽器で急に歌い始めたりすることがあるんだけど、それってすごくレアな体験じゃない。そんな時に“あ、ここにあいつがいたらよかったのに”“あいつが聴いてたら、感動しただろうな”っていつも思うんですよ。そのあいつが、この番組の中ではリスナー。リスナーたちにお客として、この店に行ってみたいと思わせられるようなラジオにもっともっとしていきたい。今後はコーナーをいくつか作って、ネタを募集して、リスナーとの距離をもっと近づけていきたいと思っています。だってスナックもラジオも客が育てるものだから」『リリー・フランキー「スナック ラジオ」』スナック店主のリリー・フランキーが、多彩なゲストやアルバイト店員たちと、時に香ばしく、時に甘酸っぱく、時にほろ苦いトークを繰り広げる。毎週土曜16:00~16:55、TOKYO FMほかJFN38局で放送中。リリー・フランキーイラストレーター、文筆家、俳優など、幅広く活躍。『The Covers』(NHK BSプレミアム)のMCも務める。7月23日19:30~、ドラマ&ドキュメント『不要不急の銀河』(NHK総合)に出演。※『anan』2020年7月22日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・鈴木恵美(by anan編集部)
2020年07月15日映画『一度死んでみた』(3月20日公開)の公開初日ミサが20日に都内で行われ、広瀬すず、吉沢亮、堤真一、小澤征悦、木村多江、リリー・フランキー、浜崎慎治監督が登場した。同作は、ソフトバンク「ホワイト家族」シリーズなどを手がけ数々の賞を受賞、映画『ジャッジ!』で脚本も務めた澤本のオリジナル作。大学4年生の野畑七瀬(広瀬)は、製薬会社の社長である父親の計(堤真一)と二人暮らしだが、ある日「一度死んで2日後に生き返る薬」を飲み、会社乗っ取り計画の犯人を炙り出そうとする計が七瀬の前におばけとなって現れる。七瀬は計、そして計の会社の社員で、”ゴースト”と呼ばれている存在感の薄い松岡(吉沢亮)とともに事態の解決に乗り出し、思いもよらぬ展開になってしまう。作品にちなみ、「死んじゃうくらい恥ずかしかったこと」を聞かれたキャスト陣。小澤は、東海テレビで取材を受けた際に、同局のキャラクター・イッチーの大きなぬいぐるみをプレゼントされたと思い、持って帰ってしまったエピソードを披露する。それを受けて、リリーは「『めざましテレビ』でも、"めざましくん"のちっちゃいぬいぐるみを持たされるじゃない。くれんのかなと思ったら、また持ってかれるじゃない。あれ、皆が宣伝で使ってるからすごいドロドロで汚い」と暴露。「俺、もうこうやって持ってますもん」とつまむ様子を見せると、司会を務めたフジテレビ 森本さやかアナウンサーは「言っておきます」と苦笑していた。
2020年03月20日リリー・フランキーと斎藤工がW主演を務める深夜ドラマ「ペンション・恋は桃色」が、1月16日(木)より5週連続で放送されることになった。ちょっと寂れたペンション「恋は桃色」を営む、妻に逃げられたテキトー中年男・シロウ役にリリー・フランキー。そして、シロウの元にひょんなことから居着くようになったワケあり青年・ヨシオ役に斎藤工。シロウの娘で、足の不自由なハル役に伊藤沙莉。さらに、シロウの父で施設に入っているキヨシにはテレビドラマ初出演となる細野晴臣と豪華共演。東京の外れの外れ。少し寂れたペンションに集まる人々の思いが交差し、時々ハラハラするような事件も勃発。それぞれの親子関係にも事情が絡み、時代と融合できない主人公の2人を中心に、器用には生きられない人々の生活を描く“人情ドラマ”。まさに現代版『男はつらいよ』ともいえる、物語に登場する“マドンナ”たちに振り回される不器用な彼らが織り成す日常を描く。主題歌は細野晴臣による「恋は桃色」!「ペンション・恋は桃色」は、1973年に細野さんがリリースした「恋は桃色」という名曲にちなんでつけられたもの。作詞・作曲・編曲を細野さんが担当し、歌詞中の「川沿いの道」は狭山市中心部を流れる入間川とその周辺の景色からイメージされた。矢野顕子、中村一義、サニーデイ・サービスによってカヴァーされている。細野さんがテレビドラマに出演するのは今回が初めて。さらに主題歌には、昨年細野さんがデビュー50周年を機に、自身のファーストソロアルバムをセルフカバーした「HOSONO HOUSE」から、まさにドラマタイトルの元になっている「恋は桃色」が使われることが決定した。リリー・フランキー(シロウ役)コメント強烈なドラマが出来ました。新しい力、新しい視点で古き良きモノを再構築した、痛快バカドラマです!TVドラマの新たな可能性を是非ご覧下さい!斎藤 工(ヨシオ役)コメントある意味、無敵な作品が生まれてしまった気がします。こんなのアリなのか?ゴールデンでは無理でしょう。でも、だからこそ美味いのです。リリーさん、沙莉さん、細野晴臣さん…現場での化学反応が何処までイレギュラーに転がって行くのか。その奇跡の軌跡に、最終的に自分は涙が出ました伊藤沙莉(ハル役)コメントお話しいただいた時、内容も聞かずやりますと答えました。絶対に面白くなるに決まってると確信していました。たくさん笑えて、どこかほっこりくるとても素敵な作品です。この作品に携われたことが本当に幸せです。みどころがありすぎて、とにかくまず、沢山の方に見ていただきたいです!細野晴臣(キヨシ役)コメントリリー・フランキーさんに声をかけていただいて、初のテレビドラマ体験です。緊張するなあ「ペンション・恋は桃色」は1月16日より毎週木曜25時25分~(※一部25時35分~)、フジテレビにて放送(全5回)。※関東ローカル(text:cinemacafe.net)
2020年01月06日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)は、2019年秋冬テキスタイル・コレクションでアメリカ人アーティスト ジョナス・ウッドとコラボレーション。「ルイ・ヴィトン×ジョナス・ウッド(LOUIS VUITTON X JONAS WOOD)」を、2019年9月13日(金)より発売する。ジョナス・ウッドとタッグ、ポップなテキスタイル・コレクションテキスタイル分野で著名なアーティストたちとコラボレーションを重ねてきたルイ・ヴィトン。これまで、ジェームス・ローゼンクイスト、村上隆、リチャード・プリンス、草間彌生らとのテキスタイル・コレクションを発表してきた。アレックス・イスラエルとのコレクションに続いて、2019年2度目となるジョナス・ウッドとのコラボレーションでは、ジョナス・ウッドの色彩豊かなグラフィックを使用した。ジョナス・ウッドは、印象派やキュビズム、ポップアートといった様々なアート史を感じさせるユニークな作風が魅力だが、今回のルイ・ヴィトンとのコラボレーションにおいても多様性と躍動感に満ちたカラフルなアートを制作。遊び心たっぷりのすべての作品は、アイコニックなルイ・ヴィトンのモノグラム・パターンをベースとしている。ルイ・ヴィトンのアイコンを再解釈LV イニシャルは、オレンジのバスケットボールやイエローのフラワー、そして彼の妻であるアーティストのシオ・クサカの作品をベースにしたブラック×ホワイトのポット(壺)とともに描いた。手描き風のグラフィックは、ピンクの片面にシンメトリーなパターンで配した手描きの「Louis Vuitton」、ブルーのもう片面には躍動感を表現した6通りの「Louis Vuitton」の文字を配置。これら遊び心たっぷりのアートの背景にはモノグラム・パターンが重なっている。また、ジョナス・ウッドの作品集「Clippings」シリーズからの植物モチーフを用いた生命力たっぷりのデザインと、祖父の家にあった布の壁紙をベースにしたというブラック×グレーのデザインも登場する。スカーフやストールなど全11種で展開「ルイ・ヴィトン×ジョナス・ウッド」コレクションは、全11アイテムから構成され、シルクとウールのショール、シルクカレ、シルクとコットンのストールで展開される。【詳細】ルイ・ヴィトン×ジョナス・ウッド発売日:2019年9月13日(金)取扱店舗:一部のルイ・ヴィトン ストア価格:モノグラム ショール(ブルー・ピンク) 各92,000円+税モノグラム スクエア 90(ブルー・ピンク) 各52,000円+税モノグラム ストール ピンク、ウッド ストール 各84,000円+税ゴロ モノグラム ショール(ブルー・ピンク) 各92,000円+税アーティスクエア 61,000円+税アーティスクエア 70 39,000円+税グラフィック ウッド スクエア 90 61,000円+税【問い合わせ先】ルイ・ヴィトン クライアントサービスTEL:0120-00-1854
2019年09月15日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)は、アメリカ人アーティストのジョナス・ウッド(Jonas Wood)とコラボレーションした2019年秋冬テキスタイル・コレクションから全11アイテムを、9月13日より発売する。「Monogram square 90 blue」(5万2,000円)全11アイテムからなる本コレクションは、アイコニックなルイ・ヴィトンのモノグラム・パターンに遊び心溢れる再解釈を加えている。海のブルーや明るいピンクに彩られたシルクとウールのショールやシルクカレ、シルクとコットンのストールには、繊細なモノグラムがあしらわれている。その上に“LVイニシャル”と、ジョナス・ウッドが描く、オレンジのバスケットボールやイエローのフラワー、彼の妻であるアーティストのシオ・クサカの作品をベースにしたブラック×ホワイトのポット(壺)の3種類のモチーフが並ぶ。「Logo Monogram shawl pink」(9万2,000円)ジョナス・ウッドの一風変わったグラフィティ(落書き)風のハンドレタリングが際立つ2種類のシルクとウールのショールは、片面がピンクでもう片面がブルー。双方とも背景にはモノグラム・パターンをあしらい、片面にはシンメトリーなパターンで配された手描きの「Louis Vuitton」の文字が、もう片面には躍動感を表現した6通りの「Louis Vuitton」の文字が描かれている。「Artysquare」(6万1,000円)明るいブルーやレッド、グリーンといった色彩に溢れる2種類のカレは、ジョナス・ウッドの第二の故郷であるロサンゼルスを想起させ、彼の作品集「Clippings」シリーズからの植物モチーフが描かれている。もう1種類のカレは、リバーシブルでルイ・ヴィトンのシグネチャーが異なる雰囲気を漂わせる。片面の背景となっている精緻なブラック×グレーのパターンは、ジョナス・ウッドの祖父の家にあった布の壁紙をベースにしたもの。もう片面には、手描きされたピンクの「ウッドグレイン・プリント」があしらわれている。本コレクションでは、同じく手描きされたピンクの「ウッドグレイン・プリント」を配した、コットンとシルクのストールも展開。このストールの端には、ハンドレタリングの「Louis Vuitton」とジョナス・ウッドのサインがあしらわれている。本コレクションは、9月13日より日本を含む、世界各国のルイ・ヴィトン ストアにて発売予定。
2019年09月12日フランキー・ヴァリ&ザ・フォー・シーズンズが本日9月10日と11日、昭和女子大学・人見記念講堂で「フランキー・ヴァリ&ザ・フォー・シーズンズジャパン・ツアー 2019」を行う。フランキーヴァリは1960年にアメリカで結成されたザ・フォー・シーズンズのリードボーカルとして一世を風靡した。ポップ史上最も高い男性ファルセットと言われた歌声は、85歳となった今もなお色あせることがない。ヒット曲である『君の瞳に恋してる』『シェリー』『グリース』などは、アメリカのポップスの歴史そのものと言えるだろう。今回は2014年の日比谷公会堂での初来日から、約5年ぶりのライブとなる。前回は彼の歌声をはじめて目の当たりにして涙する観客が続出。また、このステージが彼のキャリアにとって最後の日本公演とアナウンスされており、熱量の高いパフォーマンスになることは間違いない。フランキーヴァリの生歌を聴けるラストチャンスをお見逃しなく。■「フランキー・ヴァリ&ザ・フォー・シーズンズ ジャパン・ツアー 2019」東京公演:9月10日(火)、11日(水)場所:昭和女子大学 人見記念講堂開場18:00/開演19:00(予定)大阪公演:9月13日(金)場所:フェスティバルホール開場18:00/開演19:00(予定)
2019年09月10日東京・白金のOUR FAVOURITE SHOP内にあるOFS galleryで、ジョナス・メカスの展覧会「DEAR JONAS MEKAS」が、5月11日から6月13日まで開催される。難民、詩人、映像作家、編集者、起業家、活動家であり、“アメリカ実験映画界のゴッドファーザー”とも称されるジョナス・メカスは、1922年12月24日にリトアニアの小さな村・セメニシュケイに生まれる。間もなくして1939年から始まった第二次大戦中にはナチスに追われ、弟のアドルファスとリトアニアを脱出。その後、ヨーロッパ各地を転々とし、49年にニューヨークへ渡る。その時16mmのボレックスカメラを購入したことをきっかけに日常の光景を撮り始め、『リトアニアへの旅の追憶 』(1972)を始めとする、映画日記と呼ばれる数々の名作を生み出し世に名を馳せた。1989年には世界の実験映画、名作を保存・公開する「アンソロジー・フィルム・アーカイヴス(Anthology Film Archives)」を設立。その施設の増設のため、2017年に主催したオークションにはヴィム・ヴェンダース、アイ・ウェイウェイらが出品をし、パティ・スミスがパフォーマンスを披露するなど、カルチャーシーンにおける広い交友関係でも知られていた。そして今年の1月23日、96歳でこの世を去った。本展では、作家のいしいしんじを招いてのイベントや、16mmフィルム『いまだ失われざる楽園、あるいはウーナ3歳の年』『セバスチャンの教育、あるいはエジプトへの回帰』の上映会などを開催し、ジョナス・メカスの魅力を紐解いていく。「9.11前日のニューヨークでの偶然の出会いから、折にふれ僕はブルックリンの自宅兼スタジオに出向いた。 一度も詩を書いたことがなかった僕のことを、ジョナスは『彼は日本から来た詩人だ』と友人たちに紹介した。 ジョナスの仕事は広く、深く、大きい。僕よりも長くつきあっている日本の友人たちもたくさんいるし、いろんな本も出ている。 ただジョナスは個人映画の創始者であり、どんな若者よりパンクで、大きなことではなく小さなことがすきな人だった。 だから僕の視点から、友人たちとつくる、プライベートな展覧会のことも歓迎してくれるはずだ。 『Go Ahead! 』突き進め、というジョナスの声が聞こえる」(岡本零)イベントの予約方法等詳細は、OUR FAVOURITE SHOPのオフィシャルサイトでチェックを。【イベント情報】DEAR JONAS MEKAS僕たちの好きなジョナス・メカス会期:5月11日〜6月13日場所:OFS gallery(OUR FAVOURITE SHOP内)住所:東京都港区白金5-12-21時間:12:00〜19:00(最終日は17:00まで)休館日:月・火(祝日を除く)<関連イベント>「いしいしんじ その場小説」日時:5月11日 17:30開場 18:00開演料金:1,500円(ワンドリンク付)『いまだ失われざる楽園、あるいはウーナ3歳の年』(1979/90分)日時:5月18日 17:30開場 18:00開演料金:1,500円(ワンドリンク付)娘のウーナとともに、故国リトアニアに母の90歳の誕生日を祝うために訪れるジョナス貴重な16mmフィルムによる映写を予定。『セバスチャンの教育、あるいはエジプトへの回帰』(1992/5時間27分)日時:6月2日 12:00開演(〜20:00)料金:1,500円(ワンドリンク付)ジョナスが息子セバスチャンに贈ったビデオ日記映画。お酒を飲んだりしゃべったりしながら、特別な時間を。※入退室・再入場自由、軽食販売あり※店舗及びギャラリーは11:30よりオープン
2019年05月01日元SMAPで俳優の香取慎吾が主演を務める映画『凪待ち』(6月公開)の完成報告会見が23日、都内で行われ、香取、恒松祐里、吉澤健、リリー・フランキー、白石和彌監督、赤城聡プロデューサーが出席。リリーが香取の演技を称賛した。2018年6月~7月に石巻市を中心に撮影された本作は、人生どん底まで墜ちきった男のバイオレンスと狂気、怒りと裏切り、不条理と悲劇、そして、切ない暴力を描いた衝撃のヒューマンサスペンス。あるきっかけをもとに墜ちる所まで堕ちきった男・郁男を香取が演じた。約20年前に香取と草なぎ剛のラジオ番組『SMAP POWER SPLASH』(現・『ShinTsuyo POWER SPLASH』)の構成作家を務めていたリリーは、「裏方としてお会いしていた香取さんに映画で接するのが本当に申し訳ないというか照れくさい」と告白。郁夫を気に掛ける製氷工場の社員・小野寺役で香取と共演し、「慎吾ちゃんが色っぽくて、一緒にやっていてドキドキしました」と感想を語った。そして、「構成をやっているときにミニドラマを草なぎ君とやってもらって、スタジオに来て台本を見て、初見でいつもやっていただいていたんですけど、そのときからすごいなって思っていたんです。役や雰囲気を瞬時にして…」と当時を振り返った上で、「20年くらい経ってまた違う形で。改めて香取慎吾の凄さを目の当たりにした。本当にびっくりして、色っぽいなと思いました」と感慨深げに話した。香取も「リリーさんと共演できて本当にうれしかった。リリーさんがお芝居をするようになって、リリーさんの作品をたくさん見させていただいて、いつか共演できたらなって思う人になっていったので」と特別な思いがあったよう。リリーが「本当ですか?」と疑うと、「本当ですよ! だから今回は本当にうれしくて」と笑顔で返した。
2019年04月23日