コロンビア出身のラテン系俳優ジョン・レグイザモ(58)が、インスタグラムを更新。白人のジェームズ・フランコ(44)が、『Alina of Cuba』(原題)でキューバの革命家フィデル・カストロ役に起用されたと報じた「Deadline」の記事を引用し、「どうしてこんなことがいまだに起きているんだ?」と憤慨している。「ハリウッドは私たちを排除しておきながら、私たちの物語を盗んでいるとはどういうことだ?ハリウッドとストリーミングサービスにはもう横取りさせないぞ!ボイコットだ!うんざりだよ!」とラテン系俳優としての心境を吐露。「フランコに問題はないが、彼はラテン系ではない」と苦言を呈した。ジョンは、かつてハリウッドで仕事をもらいやすい「色白のラテン系俳優」でいるために、日光を避ける生活をしていたという話をしていた。「自分がある程度、成功したと感じられたら、お返しするのが務めだと思う」という信念の下、近年は積極的にSNSで政治的なコメントも発信している。映画ファンは、ジョンの意見に賛同し、ジェームズの代わりに「マンダロリアン」「ゲーム・オブ・スローンズ」のペドロ・パスカルを推し、「ペドロこそが適任だと思うけど、空いてなかったの?」という声を上げる人も。また、ジェームズが5人の女性から性的暴行疑惑を告発され、4年ぶりの大役をゲットしたということもあり、この点に関しても批判が噴出している。(賀来比呂美)
2022年08月08日ジャンフランコ・ロージ監督最新作・ドキュメンタリー映画『国境の夜想曲』が、2022年2月11日(金・祝)より、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー。ジャンフランコ・ロージ最新作映画『国境の夜想曲』は、第77回ヴェネチア国際映画祭で3冠に輝いた作品。『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』と『海は燃えている〜イタリア最南端の小さな島〜』で、ベルリン・ヴェネチアを“ドキュメンタリー映画で初めて”制覇し、アカデミー賞ノミネートも果たした名匠ジャンフランコ・ロージの最新作だ。3年以上の歳月を費やし、イラク、クルディスタン、シリア、レバノンの国境地帯で撮影を行った。紛争が多発する国境エリアの人々を映すこの地域は、2001年の9.11米同時多発テロ、2010年のアラブの春、2021年のアメリカのアフガニスタンからの撤退など、侵略・圧政・テロリズムにより、多くの人々が犠牲になっているエリア。いくつもの痛みに満ちたこの場所を、ジャンフランコ・ロージ監督は通訳を伴わずにひとりで旅し、そこに残された母親や子供、若者の声に耳を傾け続けた。母親たちの死を悼む哀悼歌、癒えることのない痛みを抱えた子供たち、精神病院の患者たちによる政治の無意味さについての演劇...。夜の暗闇から、一条の希望を見出し生きようとする者達の姿を映し出す。予告編は、オレンジ色の囚人服を着た男たちが、刑務所を徘徊するシーンからスタート。アメリカ国旗を掲げた装甲車が並ぶ場面を差し込みつつ、亡き息子を想う母親、心に深い傷を負った子供たちなど、戦争や侵略に翻弄され辛い状況に置かれた人々の苦境と共に、「空が綺麗だ」と笑い合う普遍的な恋人たちの姿も映し出す。どんな状況にあっても生きることを諦めない人々の力強さと希望を感じさせる内容だ。【詳細】映画『国境の夜想曲』公開日:2022年2月11日(金・祝)より、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー監督・撮影・音響:ジャンフランコ・ロージ配給:ビターズ・エンドイタリア・フランス・ドイツ/2020年/104分/アメリカンビスタ(1:185)/アラビア語・クルド語/原題:NOTTURNO
2021年12月08日「#MeToo」失業していたケビン・スペイシーが映画に復帰することになった。イタリア映画で、タイトルは『The Man Who Drew God』。監督はフランコ・ネロ。ネロの妻ヴァネッサ・レッドグレーヴも出演するらしい。「#MeToo」運動が勃発した2017年秋以来、ほかのセクハラ加害者同様、スペイシーは業界から完全に干されてきた。撮影終了していたその冬公開の『ゲティ家の身代金』は、彼のシーンをすべてクリストファー・プラマーで撮り直し。またNetflixの『ハウス・オブ・カード野望の階段』からも、主人公であるにもかかわらず、彼のキャラクターは消された。今回の彼の起用も論議を呼びそうだ。文=猿渡由紀
2021年05月24日2017年、アンソニー・ラップ(「スタートレック:ディスカバリー」)が14歳だった1986年にケヴィン・スペイシーから性的被害を受けたと告白した。ケヴィンはツイッターでアンソニーに対して謝罪を表明したものの、自身がゲイであることを公表し、「問題をすり替えた」として批判を浴びた。当時主演していた「ハウス・オブ・カード 野望の階段」もクビに。その後、アンソニーのみならず複数の被害者が名乗り出る騒動となり、俳優としてのキャリアが断たれていたが、4年ぶりに出演作が決まったという。(2018年に公開された『ビリオネア・ボーイズ・クラブ』は、2015年に撮影を終えていた作品である)。「ABC News」によると、ケヴィンはフランコ・ネロが監督・主演を務めるイタリア映画『The Man Who Drew God』(英題)に出演決定。ネロ監督は「私の作品にケヴィンが参加してくれることになり、本当にうれしいです。彼は素晴らしい俳優ですから。早く製作に取りかかりたいです」とケヴィンが出演オファーを承諾したことを喜んでいる。ケヴィンの役柄は刑事役で、カメオ出演だという。映画は「低予算のインディーズ作品」で、ネロ監督の妻ヴァネッサ・レッドグレイヴもイギリスから撮影地のイタリアまで渡航できればカメオ出演する。ケヴィンの銀幕復帰には批判が集まっており、脚本家のシオバン・トンプソンは「ケヴィン・スペイシーと仕事をしたいと望む人は、業火で焼かれてしまえばいい」「ヴァネッサ・レッドグレイヴには本当にがっかり。彼女の政治観を尊敬していたのに」とツイート。一般人からも「どこの製作スタジオがOKを出したんだ?」「ありえない。ほかの素晴らしい俳優で仕事が必要な人はたくさんいる」「どうして私たちのほうが罰を受けなくてはならないの?」など痛烈なコメントが多数寄せられている。(Hiromi Kaku)
2021年05月24日2020年7月、映画音楽の巨匠、エンニオ・モリコーネが91歳でこの世を去った。11月に迎えるはずだった彼の92歳の誕生日を記念して、デッカ・レコードとCAMシュガーがタッグを組んだアルバム『モリコーネの秘密』(Morricone Segreto)のリリースが決定した(11月6日)。没後初めてリリースされるモリコーネ作品となるこのアルバムには、実に7曲の未発表音源が収録されるというのだから楽しみだ。さらにはアルバム・トレイラーも公開され、発売に向けて期待が高まる。今回発売されるアルバムは、モリコーネが最も創作意欲高く活動していた1960年代後半から1980年代前半にかけて録音されたものの、イタリアの老舗レーベルであるCAMシュガーに長らく眠っていた数々の激レア音源が惜しみなく収録されている。まさに彼のキャリアを振り返るうえでも絶好の内容といえそうだ。今回が初商品化となる7曲の未発表音源と共に、アルバム全編にわたってミステリアスな声や歪んだギター、不穏なストリングスやシンセサイザーが当時のモダンなサウンドと交じり合い、モリコーネにしか創りえないアヴァンギャルドな音世界が繰り広げられる。中でも「彼女のために彼がいる」、「スターク・システム」、「シチリア人の一族」の出来栄えは素晴らしい。これらの貴重な音源の中から、先行配信として「黒点(シングル・ヴァージョン)」が10月16日にリリースされた。●収録曲01–来て(別テイク)–映画『愛と性の時』(QUANDO L’AMORE e SENSUALITA)–4:39–1973※初商品化02–グロテスクな幽霊(ニュー・エディット)–STARK SYSTEM–1:48–198003–人生の光と影–映画『恐るべき少女たち/報告・イタリア版転落の詩』(STORIE DI VITA E MALAVITA)–2:40–197604–乳房とアンテナ、屋根とスカート–LA SMAGLIATURA–5:10–197505–パトリツィア(別テイク)–映画『別れ』(INCONTRO)–2:01–1971※初商品化06–ダリラのために–映画『フランコ・ネロ/強奪 インサイダー』(IL BANDITO DAGLI OCCHI AZZURRI)–2:42–198007–18 Pari–映画『ザ・ビッグマン』(UN UOMO DA RISPETTARE)–3:20–197208–サイケデリック・ムード–LUI PER LEI–3:06–1971※初商品化09–逃げる– L’AUTOMOBILE–3:53–197110–サイケデリック・ジュークボックス–映画『恐怖に襲われた街』(PEUR SUR LA VILLE)–3:07–197511–作られた恐怖–映画『Weak Spot』(LA SMAGLIATURA)–1:31–197512–黙り込むエッダ–LUI PER LEI–0:11–1971※初商品化13–そんなのありえない–映画『My Dear Killer』MIO CARO ASSASSINO–1:49-197214–イート・イット(シングル・ヴァージョン)–EAT IT–3:50–196915–隠された闇–映画『愛と性の時』(QUANDO L’AMORE e SENSUALITA)–1:10–197316–私たちのドラマ–映画『略奪しろ、抵抗せよ、殺せ!』(SPOGLIATI, PROTESTA, UCCIDI )–1:36–197217–彼女のために彼がいる–SENZA SAPERE NIENTE DI LEI–3:08–196918–車輪のビート–L’AUTOMOBILE–0:50–1971※初商品化19–スターク・システム(ロック・バージョン)–STARK SYSTEM–2:13–198020–シチリア人の一族(テーマ No. 5)-映画『シシリアン』(IL CLAN DEI SICILIANI)–2:40–1969※初商品化21–ルネ・ラ・カンネ–映画『シルビア・クリステルの ピンク泥棒』(RENE LA CANNE)–2:57–197722–午後10時–SAN BABILA ORE 20:UN DELITTO INUTILE–3:01–197623–暗闇でスリップ–映画『UCCIDETE IL VITELLO GRASSO E ARROSTITELO』-5:21– 1970※日本盤限定ボーナス・トラック24–街のシンフォニー- Seq. 4–映画『コップキラー』COPKILLER–2:47–198325–割り当て–映画『ザ・ビッグマン』(UN UOMO DA RISPETTARE)–2:02–197226–不道徳(New Edit)–L’IMMORALITA–3:08–197827–致命的な追求–映画『Black Belly of the Tarantula』(LA TARANTOLA DAL VENTRE NERO)–1:27–1971※初商品化28–黒点(シングル・ヴァージョン)–映画『炎のいけにえ』(MACCHIE SOLARI)–2:37–1974●エンニオ・モリコーネリンク情報ユニバーサル・ミュージック: 本国公式HP: : : :
2020年10月23日ドイツでも屈指の刑事事件弁護士として活躍しているフェルディナント・フォン・シーラッハのベストセラー小説を映画化した『コリーニ事件』。現在、公開中の本作から、キャストのインタビューや撮影舞台裏を映したスペシャル映像が到着した。新米弁護士カスパー・ライネンが戦後ドイツの“不都合な真実”に直面していく本作は、実際に存在するドイツの法律の闇を暴く骨太なリーガル・サスペンスでありながら、カスパーが私情と正義の狭間で葛藤しながら一人前の弁護士になっていく成長物語としても楽しめる。そんなカスパー役を演じたのは、『ピエロがお前を嘲笑う』、『はじめてのおもてなし』のエリアス・ムバレク。原作者のシーラッハの大ファンだという彼は、「撮影前、2人で食事したよ。彼は撮影現場にも来たし映画も見てくれた。失望はさせない」と言い、映像ではハグをしてシーラッハが衣装を褒める様子も。また、エリアスについて監督のマルコ・クロイツパイントナーは「早くから役作りをしてくれた。裁判所に行き、弁護士に会い、調査し、刑事訴訟法も暗記してた」と役に真摯に向き合っていたと明かし、被告人コリーニを演じたフランコ・ネロも「エリアスはすごい。才能豊かで素晴らしい仲間だよ。しかも謙虚だ。馬が合った」と太鼓判を押し、2人が談笑する様子も映し出されている。『コリーニ事件』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)
2020年06月18日新米弁護士が戦後ドイツの“不都合な真実”に直面していく『コリーニ事件』。今回、本作の事件で使用された“凶器”に秘密が隠されていることが分かる本編映像が到着した。経済界の大物実業家を殺害したイタリア人労働者のコリーニ(フランコ・ネロ)。ベルリンにある高級ホテルのスイートルームで、被害者の頭に3発もの銃弾を撃ち込んで殺害したとみられる事件。被害者とコリーニに接点はなく、彼が事件について口を堅くつぐんでいるので動機も不明。このままでは死刑廃止国であるドイツでは、最高刑にあたる終身刑を科されることになる。そんなコリーニを助けようと、新米弁護士のライネン(エリアス・ムバレク)は奮闘するが、弁護側には証拠もなく裁判はうまく進んでいない。そんな最中、コリーニが殺害に使用した凶器がワルサーP38という古い銃であることが判明する。なぜ、コリーニは入手困難で扱いも難しい銃をわざわざ選んだのか?凶器に違和感を感じ、殺人につながる糸口をつかんだ様子のライネンは――?今回到着した本編映像に登場する凶器、ワルサーP38とは、第二次世界大戦中にドイツ軍によって広く使用された古い銃。映像で専門家の女性が言うように、現代では簡単に手に入れられない代物となっている。ワルサーP38といえば、モンキー・パンチ原作の「ルパン三世」でルパンが愛用する銃として知られる。第二次世界大戦、ドイツ軍で愛用されたというワードが出てくれば、おのずと答えが出てくるはず。コリーニはそのころのドイツとどのような関係があるのか?そして、そこから明らかになるドイツ中を震撼させた法律の落とし穴とは…?『コリーニ事件』は6月12日(金)より新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年06月10日“国家”を揺るがせたベストセラー小説を映画化し、2019年上半期のドイツ映画No.1ヒットとなった『コリーニ事件』。この度、名優フランコ・ネロの渋すぎる演技に惹きつけられる、緊迫感溢れる冒頭映像が解禁された。原作小説と同様に、事件の発生が冒頭で描かれる“ホワイダニット(Why done it?)”形式で物語が紡がれていく本作。犯人を見つけるためではなく、犯行に至った動機の解明を重視した良質ミステリーを期待させる推理小説ファンも唸る設定だ。最初に映し出されるのは、高級ホテルの廊下を静かに歩くコリーニ(フランコ・ネロ)の後ろ姿。目的の部屋につくと、清潔感のある人の良さそうな男が出迎える。ベルリンの街が一望できるスイートルームへと通されたところ、後ろをふり返った男は驚いた表情を見せる。一方、後に自身初となる刑事弁護を任されることになる事件がたったいま起こっているとは露知らず、新人弁護士のライネン(エリアス・ムバレク)はボクシングのトレーニングに励んでいる。やがて、血の足跡を残しながらホテルのロビーにやって来たコリーニ。異常な様子を不審に思ったフロント係が話しかけると「奴は死んだ 最上階のスイートだ」と殺人をほのめかす…。後のコリーニとライネンの2人の奇妙な運命を示唆するオープニング映像。今回の映画化は原作小説を基にしながらも、より幅広い年代の人々が解釈しやすいよう、筋立てや設定にいくつかの改変が加えられているというが、完成された映画を観た原作者のフェルディナント・フォン・シーラッハは「自分より台本作家の方が物語作りがうまい!」と大絶賛。すでに小説を読んだファンでも改めて物語を楽しめる要素が加えられており、原作、映画、どちらからでも楽しめる作りになっている。また、コリーニを演じるのは、『続・荒野の用心棒』などマカロニ・ウェスタンで大活躍し、近年では『ジャンゴ 繋がれざる者』や『ジョン・ウィック:チャプター2』などにも出演する名優フランコ・ネロ。その渋い演技が光り、重厚な雰囲気漂う冒頭映像となっている。『コリーニ事件』は6月12日(金)より新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年06月09日おとな向け映画ガイド映画館再開!新作は粒ぞろいです。ぴあ編集部 坂口英明20/6/7(日)イラストレーション:高松啓二緊急事態宣言の解除を受けて、待ちに待った新作映画の公開が、6月1日から映画館で始まりました。6日までで20本、今週末12日、13日にはさらに20本以上の作品が封切られます。各館、座席間を離すなど、鑑賞方法に気を使いながらのリスタートですが、映画館のスクリーンで作品を味わうのは、やはり格別の高揚感があります。しかも今回のロードショー内容たるや、素晴らしい!のひとこと。そのなかで、これはという4本をご紹介します。粒ぞろい! オススメです。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』オルコットの名作小説『若草物語』の4度目の映画化です。久しぶりの、オーソドックスで優雅なアメリカ映画を堪能してください。19世紀後半、ニューイングランド地方に住む四姉妹の成長と青春を描いた作品。先日、1949年版がBSで放送されていましたが、ジューン・アリソンや若き日のエリザベス・テイラーなど当時大人気のスター女優が出演する青春文芸作品でした。今回も、いま最も輝いている女優、シアーシャ・ローナンを主役の次女ジョーに、『美女と野獣』で不動の人気を得たエマ・ワトソンを長女役に起用するなど、ハリウッドの王道を行く作り。特に、シアーシャ・ローナンは観てるだけで幸せな気持ちにさせてくれます。見どころのもうひとつは、ていねいに再現されたセットデザイン、衣装やインテリア、小道具の数々。米アカデミー賞で衣装デザイン賞を受賞したのも納得です。細部にまでこころ配りのある、見事な作品です。『お名前はアドルフ?』ドイツ映画。まさにおとな向きの知的な、それでいて大笑いしてしまう、珠玉のコメディです。元はフランスのお芝居だったそうですが、ドイツで映画化すると、また意味あいが違います。舞台は、ライン川のほとりにある、現代ドイツ文学を教える大学教授のおしゃれな邸宅。妻の弟夫婦に待望の赤ちゃんが生まれるということで、お祝いの宴が始まります。ゲーム感覚で子どもの名前を当てっこしていると、とんでもない事態に。なるほど、舞台劇の映画化。すべてセリフのやりとりで進行します。名前をめぐって、哲学、歴史、文学の大論争。そのうち、それぞれの思いや秘密が吹き出して、さらに修羅場に。家の中での自粛疲れで、プチストレスに襲われていた今だからでしょうか、ここまでぶちまけられると、観終わって何故かスッキリもします。首都圏は、6/6(土)からシネスイッチ銀座他で公開。中部は、7/24(金)から名古屋・伏見ミリオン座他で公開。関西は、7/10(金)からテアトル梅田他で公開。『罪と女王』デンマークはフィンランドと並んで、世界一幸せな国といわれていますが、そんな国の、アンモラルな映画です。その辺が面白いのです。弁護士で、児童保護を専門とする女性が主人公。医者の夫、幼い双子の娘もいて、幸せな生活を送っていたのですが、やや素行の悪い、夫と前妻の間にできた17歳の少年を家にひきとったところから、ほころびが生じ始めます。彼を立ち直らせようとしているうちに、関係を持ってしまうのです。映画のすごさはここからで。過ちが発覚しそうになるや、彼女は、極めて残酷な大人の対応をし、自分の立場を守ろうとする行動にでるのです……。これまで観たことのない展開の映画です。女性監督メイ・エル・トーキーの、デンマーク・アカデミー賞(ロバート賞)作品賞など世界中で映画賞を受賞した作品です。首都圏は、6/5(金)からヒューマントラストシネマ有楽町他で公開。中部は、6/27(土)から名古屋・名演小劇場で公開。関西は、6/5(金)からシネ・リーブル梅田で公開。『コリーニ事件』大物実業家がベルリンのホテルで、銃で撃たれて死亡するシーンで始まります。犯行理由について沈黙を続ける犯人。事件の弁護をたまたま引き受けたのは新米弁護士の主人公。特に社会正義に燃え、という意識も、野心もそれほどない、普通の青年です。勝てる見込みのない裁判でしたが。調査を始めると、ある事実が浮かび上がります。それは……。ドイツのベストセラー小説を映画化した、現代のドラマですが、歴史ミステリーであり、後半は裁判劇。殺人事件が歴史を掘り起こし、戦後ドイツが隠してきた事実につきあたるこのドラマの展開はスリリングで、おとな向け一級エンタテインメントです。犯人コリーニ役は、マカロニ・ウェスタンの伝説のヒーロー、フランコ・ネロ。これがめちゃ渋いんです。
2020年06月07日日本の芥川賞にあたるドイツのクライスト賞を受賞した作家フェルディナント・フォン・シーラッハの小説を映画化した『コリーニ事件』が日本公開決定。ポスタービジュアルと予告編も到着した。新米弁護士カスパー・ライネンは、ある殺人事件の国選弁護人に任命される。30年以上もの間ドイツで模範的な市民として働いてきた67歳のイタリア人コリーニが、経済界の大物実業家をベルリンのホテルで殺したという。ライネンにとってこれが被告側弁護士として初めて手掛ける大きな事件。しかし、被害者は少年時代からの恩人だった…。殺害について一切口を閉ざすコリーニだが、ライネンは事件を深く調べるうちに自分の過去、ドイツ史上最大の司法スキャンダル、そして想像を超える衝撃の真実に向き合うこととなる――。原作は、ドイツでも屈指の刑事事件弁護士として活躍しているフェルディナントの同名小説。2009年に発表したデビュー作「犯罪」はドイツ国内外で大ベストセラーとなり、クライスト賞など複数の賞を受賞したフェルディナント。自身で取り扱った事件をベースにした社会派ミステリーを多く執筆し、初の長編作となった本作は、ドイツ国内で50万部を超えるベストセラーとなった。作中で語られた驚愕すべき“法律の落とし穴”がきっかけとなり、出版後の2012年にはドイツ連邦法務省が省内に調査委員会を立ち上げており、文字通り国家を揺るがした小説だ。2019年の上半期ドイツ映画No.1ヒットとなったこの話題作から、今回の日本公開決定と併せて予告編が到着。新米弁護士ライネンが、殺人を犯した理由を追求するもなかなか口を開かないコリーニ。そんな中、凶器やナチスのシンボルであるハーケンクロイツが映し出され、第二次世界大戦との関係をほのめかしている。また、「見つけた証拠は表に出すな」と釘をさすシーンや、「過去に何が?」という問いかけから、過去と思われる悲惨な映像も登場し、国家の巨大な陰謀を匂わせている。またポスタービジュアルには、司法・裁判の公正さを表す象徴である正義の女神の姿が写し出され、「正義に挑む」というシンプルで真っ直ぐなコピーが添えられている。主人公ライネン役は、『ゲーテなんてクソくらえ』『ピエロがお前を嘲笑う』のエリアス・ムバレク。被告人コリーニ役は『続・荒野の用心棒』『ジャンゴ 繋がれざる者』のフランコ・ネロ。監督は2008年にドイツで最もヒットした作品のひとつ『クラバート 闇の魔法学校』のマルコ・クロイツパイントナーが務めた。『コリーニ事件』は6月12日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2020年02月28日ジェームズ・フランコからセクハラ被害に遭ったと1年半前に告発した女性2人が、法的措置を取ったという。「Variety」誌などが報じた。2人はジェームズが2014年から2017年まで経営していた演劇学校の元生徒で、在校中にジェームズと彼のビジネスパートナーたちが「女性生徒たちに対し、権力を使って性的で不適切な行いの蔓延に携わった」として訴えを起こしている。生徒たちは月300ドルの授業料を支払い、それで真っ当な授業を受けられると思っていたが、ジェームズが受け持つセックスシーンを学ぶマスタークラスの受講にはさらに750ドルが必要だったという。マスタークラスを受けるためのオーディションでは、明らかに度を越えた性的な内容の演技が求められ、それを録画されたとのこと。録画に対する同意書に、強制的に署名させられたとも。2人はジェームズとビジネスパートナーたちを、性差別、セクハラ、詐欺、虚偽の広告、性的搾取で訴えている。ジェームズの弁護士は、原告たちの訴えに損害賠償を求めると語った。「彼女たちがこういったことを訴えるのは、これが初めてではありませんし、すでに話していることが偽りであることは明らかになっています」と自信をのぞかせている。2人は2018年1月、ジェームズのセクハラ被害者としてほかの3人とともに「Los Angeles Times」紙で体験を語っていた。(Hiromi Kaku)
2019年10月04日ジェームズ・フランコが主演・監督を務める、戦慄の新世紀SFアクション『フューチャーワールド』の日本公開が決定。ミラ・ジョヴォヴィッチ、ルーシー・リューら豪華キャストが出演する本作から、この度、予告編と場面写真が到着した。『スパイダーマン』シリーズで人気を博し、『127時間』ではアカデミー賞にノミネート、『The Disaster Artist』(原題)では第75回ゴールデン・グローブ賞主演男優賞を受賞した実力派俳優のジェームズ・フランコ。そんな彼が主演・監督を務めた本作は、第三次世界大戦後の荒廃した未来世界を舞台に、本能を剥き出しにした人間たちの生き残りをかけた戦いが描かれる。そんな中でジェームズが演じるのは、残された資源や土地を暴力で支配する傍若無人な侵略者、ウォーロードだ。また、薬物が蔓延した<ドラッグ・タウン>を統治する女王ドラッグロード役に、『バイオハザード』シリーズで日本でも絶大な人気を誇るミラ・ジョヴォヴィッチ。平和主義の人々が集う避難所<オアシス>のリーダー、クイーン役に、『チャーリーズ・エンジェル』シリーズのルーシー・リュー。また、本作の鍵となる美しきアンドロイド、アッシュ役をハリウッド実写版『Pokemon』にも出演する注目のモデル、スーキー・ウォーターハウスが熱演する。到着した予告編では、『マッドマックス』や『ブレードランナー』シリーズを彷彿とさせる荒廃した世界で、侵略者ウォーロードが目覚めさせた前時代の美しきアンドロイド、アッシュを巡り、ウォーロードとドラッグロードが命を懸けた戦いを繰り広げる模様が見られる。また、クイーン役を演じるルーシーや、共同監督のブルース・ティエリー・チャンがディーン・バコプーロス原作の小説を映画化した『Don’t Come Back From The Moon』(日本未公開)でジェームズと共演した新星イケメン俳優ジェフリー・ウォールバーグの姿も確認することができる。さらに、不穏な雰囲気を醸し出すウォーロードやドラッグロード、アッシュの姿が切り取られた場面写真も併せて公開された。『フューチャーワールド』は6月23日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年06月01日1月7日(現地時間)、ゴールデングローブ賞で主演男優賞に輝いたジェームズ・フランコ。その際にセクハラ撲滅キャンペーン「Time’s Up」のピンバッジをつけていたのを見たジェームズのセクハラ被害者たちが、彼の過去の悪行をこぞって告発。それに対しジェームズは完全否定したが、11日に行われたクリティクスチョイス・アワードの授賞式を欠席している。主演男優賞にノミネートされていたにもかかわらずだ。ジェームズは今シーズンの賞レースですでにゴールデングローブ賞、放送映画批評家協会賞などで主演男優賞を獲得した。しかし、昨日発表されたアカデミー賞では主演男優賞にノミネートされなかった。セクハラ事件が明らかになる前に一部の投票は済んでいたとのことだが、騒動後の投票が大きく影響したようだ。被害者の1人としてジェームズの過去の行いを非難した女優のサラ・タイサー=カプランは、「TIME」誌に「彼がオスカーにノミネートされなかったからといって、(声を上げるのを)止める気はない。彼は自分の振る舞いと女性に対する接し方を変えなければならない」と語っている。また、サラは自分やほかの被害者にジェームズからの正式な謝罪を求めているという。(Hiromi Kaku)
2018年01月24日ゴールデングローブ賞のミュージカル・コメディ部門で主演男優賞に輝いたジェームズ・フランコが、5人の女性からセクハラ行為を告発された。ジェームズはゴールデングローブ賞授賞式で、ハリウッドの多くの女優たちが支持しているセクハラ撲滅運動「Time’s Up」のピンバッチを身につけていた1人であった。このピンバッチをつけていたことがセクハラ被害者たちの感情を逆なでし、告発に至ったようだ。「The Los Angeles Times」によると、5人のうち4人はジェームズが経営し教鞭をとる演劇学校の学生だというのだから驚きである。ジェームズが監督した『The Long Home』(原題)に出演したサラ・タイサー=カプランは、フルヌードでの出演は承諾していたものの、セックスシーンでジェームズにプラスティックの前張りを取られたと憤っている。2016年にジェームズと交際していたヴァイオレット・パレイは、ツイッターに車の中でオーラルセックスを強要されたこと、ジェームズがヴァイオレットの友人で17歳の少女をホテルに呼び出そうとしたことを激白。ジェームズはもちろん全否定しており、「ねえ聞いてよ。ぼくはいままでの人生で、自分の行いすべてに責任を持ってきたし誇りに思ってる」と言い、「ツイッターに書かれてることは正しくない。でも、ぼくは何かを告白する人や声を上げることについては完全に支持するよ。だって、長い間声を上げられなかったんだからね」と語った。(Hiromi Kaku)
2018年01月12日ジェームズ・フランコが、「何らかのスーパーヒーロー映画の製作に関わっているようだ」といううわさについて事実であると認めた。「The Hollywood Reporter」によると、ジェームズは「どのくらいしゃべっていいのかはわからないけど、ぼくは製作と出演、両方受け持ってるよ。まだまだ初期段階だから、やらなきゃならないことが山積みなんだ」と語ったという。弟で俳優のデイヴとともに立ち上げた製作会社「ラモナ・フィルムズ」を通して製作を進めていることも明かした。ジェームズはどんなスーパーヒーローを演じるのかについては具体的に触れなかったが、『X-MEN』シリーズや『デッドプール』、『LOGAN/ローガン』などの脚本や製作を手掛けてきたサイモン・キンバーグと『X-MEN』関連の作品の開発段階にあるとは明言。複数メディアが報じているように、『X-MEN』ユニバースのキャラクターで自分の分身を作り出すことができる、マルチプルマンを主人公とした映画であるとみられる。FOXやサイモン、『X-MEN』に関わった人たちが、1作目から十数年をかけて『デッドプール』や『LOGAN/ローガン』のようなR指定のハードなヒーロー映画を生み出したことに感銘を受けたというジェームズ。「ぼくらも“スーパーヒーローもの”の新しいジャンルを生み出さなきゃね!」と誓った。(Hiromi Kaku)
2017年11月28日全世界で驚異的な大ヒットを記録、主演のキアヌ・リーブスが再度スターダムに返り咲いた超絶アクション映画の続編『ジョン・ウィック:チャプター2』の4K UHDとブルーレイ、DVD化を受け、主演のキアヌ本人がホットなメッセージを贈るコメント動画が解禁となった。パワーアップを遂げた今作では、最強の暗殺者を演じるキアヌが、おなじみの“ガン・フー”アクションだけでなく、“カー・フー”“ナイ・フー”といった多彩なアクションも披露! スタイリッシュなスーツ姿で、容赦なく敵を撃ち殺す過激シーンも大いに健在だ。また、キャスト陣には前作でおなじみのメンバーに加え、キアヌ扮するジョン・ウィックを追いつめる宿敵にグラミー賞ラッパーで人気俳優でもあるコモン、聾唖の殺し屋役にモデルで近年映画界でも目覚ましく活躍中のルビー・ローズ、言わずと知れた名優フランコ・ネロ、あの「マトリックス」シリーズで共演したローレンス・フィッシュバーンも出演するなど、強力な新メンバーも参戦。あらゆる面で前作を凌駕する作品として話題を集めた。このほど解禁となった動画では、キアヌ本人が「やあ、日本のみんな!この映画をブルーレイ・DVDや配信で、何度でも何度でも楽しんで欲しいな。ミ・テ・ネ!」と直々にメッセージ。パッケージ版には豪華な特典などが満載でファン垂涎のアイテムとなっている。『ジョン・ウィック:チャプター2』ブルーレイ&DVDは2018年1月10日(水)より発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョン・ウィック:チャプター2 2017年7月7日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開(C) 2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2017年10月24日先日、リドリー・スコット監督作『エイリアン:コヴェナント』にクレジットなしでの出演が明らかになったジェームズ・フランコのインタビュー映像が、シネマカフェに到着。キャサリン・ウォーターストン演じるダニエルズとの関係や、スコット監督、本シリーズについて語っている。広大な宇宙を舞台に“完璧な生命体”との遭遇を描き、映画史上に金字塔を打ち立てた『エイリアン』シリーズの最新作となる本作。ジェームズが演じるのは、キャサリン演じるヒロイン・ダニエルズの夫で、コヴェナント号の船長。映像では、「2人はとても愛し合っていて、幸運にも夫婦で一緒に同じミッションに従事している。2人には将来のための計画があるんだ」と、新たな惑星で輝かしい未来を描いていると明かす。彼ら2人だけでなく、人類の新たな移住先を目指すコヴェナント号の乗組員は皆カップルで構成されているため、ハラハラだけでなくキュンキュンするシーンもありそうな予感。だが、そんなラブラブなカップルたちに待ち受けるのは、本作で初めて登場する、“ネオモーフ”という新種のエイリアンをはじめとする生命体。ジェームズも本作で描かれる恐怖は「不思議な現実感があって、“あり得るかも…”と思ってしまう」と、そのリアルさについて分析。続けて、「シリーズのどの作品でも主人公の緊迫感が伝わってくる」と語りキャサリンの演技を絶賛し、「エイリアンと向き合う主人公があまりに真剣なので、観客も引き込まれてしまうんだ」と本作においても、圧倒的なスリルを約束する。ほかにも映像では、本作で12本目の全米NO.1を獲得した巨匠スコット監督の撮影現場についても触れている。滅びゆく地球を後にして、宇宙の楽園を発見したはずの移住船クルーたちに牙を剥く未知の新種エイリアン。観る者は、シリーズ最大のミステリーと極限のスリルを体感し、新たな伝説の目撃者となるはずだ。『エイリアン:コヴェナント』は9月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月25日ミラ・ジョヴォヴィッチが『Future World』に出演することになった。ジェームズ・フランコとブルース・ティエリー・チャンが共同監督するSF映画で、フランコは出演もする。その他の情報戦争が延々と続き、病気が蔓延する未来の世界で、裕福な生まれの少年は、死に直面している母のために、薬を求めて旅に出るという物語。途中、彼は多くの危険をくぐり抜けていくことになる。ストーリーは、フランコが考案した。ジョヴォヴィッチは麻薬ディーラーを演じることになるようだ。ジョヴォヴィッチは最近、『バイオハザード』の6作目『バイオハザードVI:ザ・ファイナル』を撮り終えた。今作でシリーズは幕を閉じる予定。北米公開は来年1月。フランコの次回公開作は、声の出演を務めるアニメ映画『Sausage Party』。北米公開は8月。文:猿渡由紀
2016年05月19日ジェームズ・フランコが、アレックス・マーウッドの小説『The Killer Next Door』を映画化することになった。近所に住む6人の人物が結束しなければいけない状況に陥るが、その中には、自分の秘密を守るためならどんなことでもする殺人犯が混じっているというミステリーだ。その他の情報フランコと共にプロデューサーを務めるアーナ・オライリーは、出演もすることになりそうだ。オライリーは、フランコが監督とプロデューサーを兼任した『In Dubious Battle』『The Sound of Fury』、また彼がプロデューサーと主演を兼任した『I Am Michael』にも出演した。ほかの出演作に『フルートベール駅で』『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』などがある。フランコは近年、インディーズ映画のプロデュースや監督業に力を入れている。最近のメジャースタジオ作品には、ソニーへのハッキング問題で注目を浴びたコメディ映画『ザ・インタビュー』がある。文:猿渡由紀
2015年07月15日ジェームズ・フランコが監督と主演を兼任する『In Dubious Battle』に、若手からベテランまで、豪華なキャストが集まった。その他の情報共演は、ロバート・デュヴァル、エド・ハリス、ジョシュ・ハッチャーソン、セレナ・ゴメス、ブライアン・クランストン、アシュレイ・グリーン、ザック・ブラフら。原作はジョン・スタインベックが1936年に出版した『疑わしき戦い』で、撮影は来週からジョージア州でスタートする。文:猿渡由紀
2015年03月20日ジェームズ・フランコと初共演で夫婦役を演じるケイト・ハドソンに、『サンバ』『最強のふたり』のオマール・シー、『フィクサー』などで知られる演技派トム・ウィルキンソンと、名優たちが一堂に会するクライム・サスペンス『パーフェクト・プラン』。いよいよ今週末2月28日(土)に劇場公開が迫った本作から、ケイトのインタビュー映像がシネマカフェに到着した。ロンドン郊外の安アパートに住む請負労働者トム(ジェームズ・フランコ)と小学校教師アナ(ケイト・ハドソン)。シカゴから再起を誓い、移住して来たこの若い夫婦は、祖母から相続した屋敷を改築し、子どもと幸せに暮らすという夢を抱いていた。だが、ある日、トムの元に“退去勧告”の通知が届く。英国政府による金融引き締め政策と外国人労働者への取り締まり強化により、ふたりは経済的に追い込まれていたのだ。途方に暮れるふたりは、突然死した階下の住人が残した3,500万円もの大金を発見する。それは麻薬密売取引にかかわる黒金。近づく退去期限。ふたりは慎ましやかな夢を叶えるため、その金に手を染めてしまう…。八方塞がりの状況の中、ごく普通の夫婦がふとした出来心から絶対に手を出してはいけない“黒金”に巻き込まれていくクライム・サスペンスとなる本作。ケイトは、ジェームズ演じる夫と、ロマンティックな時期を過ぎながらも、より強い信頼関係で結ばれた夫婦を演じ、初共演とは思えないほどの化学反応を見せている。映像では、本作での役柄やジェームズとの“夫婦の絆”、そして“モラル”について真摯に語るケイト。アカデミー賞「助演女優賞」にノミネートされた『あの頃ペニー・レインと』から15年、実生活では「ミューズ」のフロントマン、マシュー・ベラミと婚約解消したものの、本作では大人の女性として新たな魅力を放っているようだ。『パーフェクト・プラン』は2月28日(土)よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷、ユナイテッド・シネマ豊洲ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月24日バンダイの展開するフィギュアシリーズ「ROBOT魂」より、『ROBOT魂(Ka signature)<SIDE MS<ネロ・トレーナー型』の予約受付がプレミアムバンダイにてスタートしている。2015年5月発送予定で、価格は7,020円(税込)。「ネロ・トレーナー型」は、『ガンダム・センチネル』に登場する地球連邦軍の量産型モビルスーツ(MS)である「ネロ」の両肩にスラスター付のオプション・バインダーを備え付けた汎用高機動型MS。訓練用でもあるトレーナー型は、アグレッサー機(仮想的機)としてパイロットの練度を高めるには最適で、優秀なパイロットが乗り込めば、かなりの高性能を発揮するという。本編では、α任務部隊に所属するストール・マニングスが搭乗。「ROBOT魂」シリーズでは、『EWACネロ』『ネロ』(ともに予約受付終了)に続く初立体化となり、3機の「ネロ」バリエーションが出揃うことになる。『ROBOT魂(Ka signature)<SIDE MS<ネロ・トレーナー型』では、特徴的な胸部のダブル・ダクト、ムーバブル・フレーム内蔵の肩部、ランディング・デバイス用のプロペラトタンク、バックパックの姿勢制御バインダー、膝部のビーム・サーベルラックなどを忠実に再現。スラスター内蔵のバインダーは2軸可動で、前後左右に展開する。また、ボーナスパーツとしてノーマル型の肩パーツも同梱される。カラーリングは、マニングス機のオレンジを全塗装で再現し、マーキング類は付属の転写デカールで再現。股関節の可動を妨げることなく、スカートアーマーも可動するなど、『ROBOT魂(Ka signature)』が誇る高クオリティで初立体化される。セット内容は本体のほか、交換用手首左右各4種、ネロ用肩アーマー、ライフル、ビーム・サーベル×2、デカール。商品価格は7,020円(税込)で、予約締切日は後日商品ページにてアナウンス。商品の発送は、2015年5月を予定している。なお、現在「プレミアムバンダイ」では、2015年5月発送予定の『ROBOT魂<SIDE MS<Gディフェンサー』(4,860円/税込)も予約受付中。(C)創通・サンライズ
2015年01月01日ジェームズ・フランコとセス・ローゲンがオンラインの料理番組に出演、なんと焼肉(コリアン・バーベキュー)入りラザニアの作り方を紹介した。2人は25日(現地時間)に全米公開予定のコメディ映画『The Interview』(原題)に主演、インタビュー取材の機会に朝鮮人民共和国(北朝鮮)の最高指導者、キム・ジョンウンの暗殺を企てるTV司会者と番組プロデューサーを演じている。この内容が北朝鮮側の怒りを買い、先月末に映画を配給するソニー・ピクチャーズのサイトがサイバー攻撃にあったのは同国が関与したとの説もある。そんな中、2人はオンラインの料理番組「Epic Meal Time」(原題)に出演、レギュラー司会者に代わって番組を仕切り、「普通のバーベキューとコリアン・バーベキュー(焼肉)の違いは分かる?コリアン・バーベキューには…ソウルがあるんだよ!」とジェームズがコメントしながら、セスと2人でプルコギなどを調理。いい加減な説明をしては、正確な情報については「ググれ!」と言いながら、番組を進めていった。ラザニア生地にキムチ・ソースをまぶしたベーコンやフライドポテト、コチュジャン、プルコギを詰めた総熱量33,083カロリーの“コリアン・バーベキュー・ラザニア”を完成。みんなで試食し、最後に「このコリアン・バーベキュー・ラザニアが気に入ったなら、俺たちの映画『The Interview』を観に行ってくれ」と締めくくった。番組はYouTubeで見ることができる。(text:Yuki Tominaga)
2014年12月05日『127時間』でアカデミー賞など各賞にノミネートされたジェームズ・フランコが、ジャスティン・ビーバーをパロディーにしたビデオを製作して、ジャスティンを怒らせてしまったことが発覚した。ジェームズは、今月の初めに自身の公式サイト「jamesfrancotv.com」に、ジャスティンの髪型や格好を真似て、カメラ目線でジャスティンのヒット曲「Boyfriend」に口を合わせて歌っているビデオを投稿したのだ。そのビデオの中には映画『Spring Breakers』(原題)でジェームズと共演し、彼の恋人だとうわさされている女優のアシュレイ・ベンソンも登場しており、2人のはっちゃけた様が話題になっていた。すでに、問題となったこのビデオは削除されている。削除の理由について、ジェームズはサンダンス映画祭で「E!オンライン」の取材に答え、「ある人にビデオを削除しろと言われたんだ。ビーバーは僕に直接連絡をしていないけど、彼はあまりこのビデオに関してはハッピーじゃなかったようだね。でも、僕は彼をバカにするつもりはなかったんだよ」と語った。ジャスティンに近い関係者は、彼は一度もそのビデオを見ていないと主張しているが、ジャスティンを怒らせたことには変わりないようだ。ジェームズは以前にも、ジャスティンの元カノ、セレーナ・ゴメスのヒット曲「Love You Like A Love Song」を口ぱくパフォーマンスで披露したビデオを彼のサイトに投稿しており、セレーナは「面白かったわ。とてもよく出来ていたもの」とコメントしていた。もしかしたら、ジャスティンはその頃から、ジェームズをよく思っていなかったのかもしれない。今回の事件も、ジェームズには悪気はなかったようだが、ジャスティンにとっては笑えないビデオだったようだ。(text:Mieko Nakaarai)■関連作品:127時間 2011年6月18日よりTOHOシネマズシャンテ、シネクイントほか全国にて公開(C) 2010 TWENTIETH CENTURY FOXオズ はじまりの戦い 2013年3月8日より全国にて公開(C) 2012 Disney Enterprises, Inc.All rights reserved.ディス・イズ・ジ・エンド 2013年夏、全国にて公開
2013年01月22日12歳年下の女優と交際中と報じられたジェームズ・フランコがブログでこれを否定、併せて最近相次いでうわさになったハリウッドの若手女優たちとの仲も否定した。先日、TVシリーズ「プリティ・リトル・ライアーズ」のアシュレイ・ベンソンと交際中と報じられたジェームズ。今月初めにニューヨークのワシントン・スクエア・パークを散歩していた彼女とは、先週ロサンゼルスで手を繋いで歩いているのも目撃されたが、彼女は新しい恋人ではないと否定した。「The Huffington Post Entertainment」のブログでジェームズ自身が以下のように綴っている。「僕がセレーナ・ゴメス、クリステン・スチュワート、そしてアシュレイ・ベンソンとデートしているといううわさを耳にした。なんてラッキーな男なんだ、僕は。実際、トロントの劇場で13列目の座席から『On the Road』(原題)のQ&Aセッションに参加しているクリステンを見たときより、もっと彼女に近づきたかった。でも、そうはならなかった。彼女と話したこともないし、僕が彼女をデートに誘ったというソーホーの家にも行ったことはない」。ちなみにジェームズは数年前、ジョシュ・ハートネットと一緒に同作のオーディションを受けたが、2人とも落選したそうだ。ブログ上では、セレーナとアシュレイについて「(ジャスティン・)ビーバーの女の子たち」と綴ったジェームズ。セレーナは、もちろんジャスティンの恋人。そしてアシュレイはジャスティンの親友と交際していたが、『Spring Breakers』(原題)の共演をきっかけにジェームズと恋のうわさが立ったのだ。ジェームズは「彼女たちとあえて絡もうなんて思わない。彼(ジャスティン)に蹴飛ばされるよ!」と結んでいる。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO■関連作品:オズ はじまりの戦い 2013年3月8日より全国にて公開プリティ・リトル・ライアーズ [海外TVドラマ]© 2012 Warner Bros.Entertainment Inc.All rights reserved.
2012年10月26日ジェームズ・フランコがTVシリーズ「プリティ・リトル・ライアーズ」のアシュレイ・ベンソンと交際中だという。「プリティ・リトル・ライアーズ」でハンナ・マリンを演じているアシュレイとジェームズは「1か月と少し前から会うようになりました。いい感じですよ」と「New York Post」紙に関係者が語っている。ジェームズは昨年、5年間付き合った女優のアーナ・オライリーと破局した。ジェームズはコネティカット州のイェール大学で学び、アーナはロサンゼルス在住。「4、5年、付き合った。ロサンゼルスでは同棲してたよ。それから僕は大学に行くために、まずニューヨークで2年過ごした。その後、イェールに登録したんだけど、彼女はそれで(別れを)決めたみたいだ」とジェームズはアーナとの関係について語っている。シャイな性格ゆえに、昔から女の子との付き合いがなかなかうまくいかないと語るジェームズは34歳。「短期間付き合って、いつもふられるんだ。たぶん、僕が奥手なんだと思う」と言うが、今度のお相手、11歳年下のアシュレイとはうまくいくだろうか?(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO■関連作品:プリティ・リトル・ライアーズ [海外TVドラマ]© 2012 Warner Bros.Entertainment Inc.All rights reserved.
2012年10月23日『127時間』、『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』のジェームズ・フランコが、在籍していたニューヨーク大学(NYU)の元講師から訴えられていることが明らかになった。訴訟を起こしたのはNYUで昨年9月まで映画制作の授業の講師を務めたホセ・アンヘル・サンタナ氏。同氏は昨年、長年勤めた職場を不当解雇されたとして大学に訴えを起こした。訴状によると、ジェームズが氏の講義を何度も欠席したために成績を「D」と判定したことで解雇されたという。サンタナ氏は、ジェームズは全14回の授業を12回欠席し、それを反映した評価を与えたが、ほかの教授や講師たちはジェームズに対して甘かったと話している。サンタナ氏は4日(現地時間)、マンハッタンの裁判所で今度はジェームズを相手どって提訴。ジェームズは大学が訴えられた直後はリアクションをせずにいたが、今年4月に出演映画『The Broken Tower』(原題)のプロモーション活動中に受けた取材で、サンタナ氏について「ひどい」、「駄目な教師のために時間を無駄にしたくない」、「今後、彼を雇う教育機関なんてないだろう」などと語った。サンタナ氏はジェームズの一連の発言により多大なダメージを受けたとして、今回の訴訟に踏み切った。「New York Post」紙上でサンタナ氏は、ジェームズについて「彼は名声を利用して、自分を評価しない人間のことを苦しめるのです」と酷評し、大学側が彼におもねるような態度をとっていたと語る。ちなみにジェームズは、サンタナ氏が解雇された昨年9月からNYUで講師として授業を受け持った。(text:Yuki Tominaga)© Broadimage/AFLO■関連作品:オズ はじまりの戦い 2013年3月8日より全国にて公開
2012年09月06日ジェームズ・フランコ、ミラ・クニス、ケイシー・アフレックの3人が『クラッシュ』のポール・ハギス監督が手がける恋愛群像劇『Third Person』(原題)に出演することが決定した。既にオリヴィア・ワイルドとリーアム・ニーソンの共演も決まっている同作は3都市を舞台に3組のカップルを描く群像劇で、メガホンを取るハギス監督は本作について「3つの異なったストーリーラインで、それぞれ恋人関係の始まり、真ん中、そして終わりに焦点を当てます。イタリアのカップルは付き合いたてで、パリのカップルはしばらく付き合っている中堅カップル、そしてニューヨークのカップルは破局寸前、とそれぞれ異なるカップルを描き出します」と語っている。ジェームズとミラが演じるのは、ニューヨークのカップル。さらに、イタリアのカップルをケイシー・アフレックとモラン・アティアス、パリのカップルをオリヴィア・ワイルドとリーアム・ニーソンが演じる。ジェームズとミラは2013年に公開となる『オズ はじまりの戦い』でも共演している。本作は10月からローマでクランクインする予定で、製作陣は来月に開催されるトロント国際映画祭で同作の配給先を探す予定だという。■関連作品:オズ はじまりの戦い 2013年3月8日より全国にて公開
2012年08月24日ジェームズ・フランコが、自身とリンジー・ローハンの2人の人生の5つの時期を描く新作で監督を務めることになった。ジェームズの製作プロダクション「ラビット・バンディーニ・フィルム」が手がける本作は、ジェームズとリンジーという2人のハリウッドセレブの人生の13歳、21歳、30歳、45歳、60歳の5つの時期を描くという自己遡及的な作品だという。本作にジェームズとリンジー本人たちは出演しない模様で、製作側は現在、13歳、21歳、30歳、45歳、60歳の5つの年齢でそれぞれジェームズとリンジーに似ているキャストを探しているという。ジェームズは近作では、ポルノ映画『ディープ・スロート』(’72)で有名となった女優リンダ・ラブレースの人生を描いた話題作『Lovelace』(原題)でプレイボーイ誌の創始者ヒュー・へフナーを熱演。同作では主演のアマンダ・セイフライド、サラ・ジェシカ・パーカーと共演している。■関連作品:オズ はじまりの戦い 2013年3月8日より全国にて公開
2012年08月20日ジェームズ・フランコが今秋公演を予定していたニコール・キッドマン共演の舞台を降板したことを、彼のパブリシストが発表した。本作でジェームズはブロードウェイ・デビューを果たすはずだった。ジェームズが出演を予定していたのはテネシー・ウィリアムズ作の「青春の甘き小鳥」で、年齢を重ねた落ち目の女優・アレクサンドラが俳優志望の若いジゴロ・チャンスに翻弄される物語。1959年の初演ではジェラルディン・ペイジとポール・ニューマンが演じ、1962年の映画版『渇いた太陽』でも2人が主演を務めた。1975年から76年の再演ではクリストファー・ウォーケンがチャンスを演じている。35年ぶりの再演がニコールとジェームズの共演ということで、2011年〜12年のブロードウェイ上演作の中でも特に期待を集めていたが、ジェームズの降板によって今秋公演の予定は白紙となった。最新主演作『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』(写真)が全米で大ヒットを記録したジェームズは現在、サム・ライミ監督、ミラ・クニス、レイチェル・ワイズ共演の『Oz : The Great and Powerful』(原題)を撮影中、長寿TVシリーズ「General Hospital」にも出演している。さらに、イェール大学の博士課程で学ぶ身でもある。パブリシストは降板の理由を明らかにしなかったが、この忙しさでは、舞台稽古の時間をとるのもままならないはず。降板は必然だったと言えそうだ。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:猿の惑星:創世記(ジェネシス) 2011年10月7日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Fox Film Corporation■関連記事:『猿の惑星』で研究者を演じるジェームズ・フランコは4つの大学に通う高学歴男!その知能の高さに人間も唖然…『猿の惑星:創世記』特報&ポスターが到着邦題決定『猿の惑星:創世記』猿が試験管を握る衝撃の画像が解禁!
2011年09月01日